JP2000513062A - 構成部分を揺動可能に支持するヒンジ - Google Patents

構成部分を揺動可能に支持するヒンジ

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Abstract

(57)【要約】 揺動可能に支持された構成部分が、操作力の作用を受けて自動的であるが、制動され、減衰され、したがって低下した速度及び運動エネルギーで、動かされることを達成するために、次のことが提案されている。すなわち構成部分を支持するヒンジに揺動ブレーキを装備し、この揺動ブレーキの揺動行程にわたって加えられるブレーキ力が、操作力より小さく、かつ揺動行程にわたって操作力の経過に整合されている。選ばれた範囲において、揺動ブレーキの操作力は、この範囲において構成部分を保持するために、操作力よりも大きい。揺動ブレーキによって加えられるブレーキ作業は、操作力によって加えられる操作作業の20%ないし25%を吸収するように決められていると有利である。

Description

【発明の詳細な説明】 構成部分を揺動可能に支持するヒンジ 本発明は、構成部分にその揺動を求める操作力が作用し、かつヒンジピンと少 なくとも1つのヒンジ板における共同動作するシリンダくさび面の形のこの揺動 を抑制する揺動ブレーキを有する、構成部分を揺動可能に支持するヒンジに関す る。 本出願の意図においてヒンジとは、ヒンジピンの形の軸と揺動可能なヒンジ板 の形のボスとを有する少なくとも1つの軸線を有する関節状の結合部のことであ る。このような関節状の結合部の別の名称は、例えば(ドア)ヒンジ又はピアノ バンドである。ヒンジは、2つの平行な軸線も有し、これらの軸線の間にヒンジ ブリッジが配置されている。ヒンジは、構成部分を揺動可能に支持するために使 われる。それによりヒンジの支持要素が揺動しないように配置されていることが 推測される。しかしこのことは、この支持要素が他方において別の関節結合部内 において揺動可能に支持されており、例えば前記のヒンジブリッジが前記の第2 の軸線の回りに支持されていることを排除しない。 揺動ブレーキとは、操作力の作用を受けて揺動可能に支持された構成部分の揺 動に所定の抵抗を、換言すれば通常操作力よりも小さな反力を対立させる抑制装 置のことである。操作力が反力よりも小さいかぎり、抑制力は揺動ストッパとし て作用し、かつ操作力の作用を受けた構成部分の揺動を阻止する。 揺動可能に支持された構成部分に作用する操作力は、任意の様式であることが できる。これば、例えば跳ね上げ蓋又は折畳み椅子のように例えば水平軸線の回 りで揺動可能な構成部分において重力によって形成することができ;これは、ば ねのような力蓄積器に加えることができ、又はこれは、自発的に作用することが あり、例えばドアにおける突風によって作用することがある。 シリンダくさび面とは、ヒンジの軸線に対して同軸的な互いに向き合ったヒン ジピンとヒンジ板の面において、それぞれ仮想のシリンダ面から徐々にくさび状 に持ち上がりかつその後再びシリンダ面に降下するカムのことであり、その際、 一方の構成部分におけるカムは内面に、かつ他方の構成部分におけるものは外面 に配置されており、かつカムの上昇方向は、互いに反対向きであり、かつその際 、接合位置においてシリンダくさび面の間に接合ギャップが存在し、この接合ギ ャップは、そのそれぞれの基準シリンダ面を越えるカムの高さより小さい。 ドイツ連邦共和国特許第4406824号明細書において、揺動ストッパを有 するヒンジが記載されており、このヒンジは、揺動を引起こさないようにする操 作力の作用によってヒンジピン内に支持された部分の揺動を阻止する。それによ り例えばドアが、その開き角範囲のすべての揺動位置において自己保持を有する ことが達成されるようにする。したがってこの場合、揺動ブレーキのブレーキ力 は、揺動が行なわれないようにする操作力を常に上回る。 しかし技術は、ここに作用する操作力によって構成部分が互いに揺動可能であ るようにするが、この揺動可能性が多かれ少なかれ強力にかつ/又は揺動範囲の 一部だけにわたって抑制され、制動され又は減衰されるようにする多くの用途を 認めている。その上さらに揺動が閾値より下にある操作力によって阻止されてい るように、ブレーキ作用が決めることができると、多くの場合に有利である。そ のための例は、人間が手で開き又は閉じなければならないが、重力の作用を受け て開き位置から閉まらず、かつ開き位置からの低下の後に制動されずに閉まるこ とがないような機関フード又はトランク蓋である。別の例は、その位置に応じて かつ車両の傾斜に応じて、少なくともドアが開いた位置に維持されかつ/又はこ の位置から意図に反し制動されずに加速されて揺動しないところまで解体される ようにする種々のモーメントを重力又は突風が作用する、自動車ドアである。 別の例は、公共交通手段における又は固定的に組込まれた椅子設備における折 畳み椅子であり、これらの折畳み椅子は、ほとんどの場合、ばね力によって跳ね 上げられた位置に導かれる。しばしば短い立ち上がりの際にすでに跳ね上げられ ないようにするため、折り畳まれた位置に保持されることは望ましい。さらにこ のような座席は、その上にある装置に当たらないようにするために、ばね力の作 用を受けて強力に加速されないようにする。それ故にその跳ね上げは、少なくと も揺動運動の端部範囲において制動されて行なわれるようにする。 それにより本発明の課題は、シリンダくさび面を有する揺動ブレーキを有する ヒンジのために、ブレーキ作用のためのブレーキ制御、及びこの要求をもっとも 良好に満たすことができる構成を示すことにある。本発明は、この課題を次のよ うにして解決する。すなわち揺動ブレーキのブレーキモーメントの経過が、方向 において構成部分に揺動角を介して作用する操作力の経過に整合され、操作力に 、少なくとも揺動角の主要部分にわたって操作力より小さいブレーキ力が対立す る。 それにより構成部分に操作力とブレーキ力との間の差だけが作用することが達 成される。したがって構成部分は、操作力によってその揺動角の主要部分におい て揺動することができるが、制動され、抑制され、ゆっくりとしか揺動できない 。したがって仮定された初期値及び最終値の万の揺動ブレーキのブレーキモーメ ントの多かれ少なかれ任意の経過が選択されるのではなく、揺動可能な構成部分 に作用する操作力の経過に整合され、かつ揺動可能な構成部分の質量、構成部分 の重心の揺動アーム、揺動角、空間内の揺動軸線の傾斜及びその他のもののよう なパラメータによって決まる経過が選択される。これらのパラメータは、場合ご とにおおいに異なっていてもよいので、操作力の経過及び揺動運動の求められる 経過の検出は、ブレーキモーメントの経過の確定を前提としなければならない。 構成部分の揺動角の1つ又は複数の狭い範囲において、請求の範囲第 2項によれば、揺動ブレーキのブレーキ力は、操作力を上回ることができるので 、構成部分は、これらの範囲において操作力によって揺動するのではなく、ロッ クされている。これらの範囲においてあらゆる場合に、揺動角の初期又は最終範 囲が問題になり、又は一般的に表現して、構成部分が自動的に保持されるように する位置が問題になる。 いくつかの場合に、請求の範囲第3項によれば、揺動ブレーキが、揺動角の範 囲において操作力にブレーキ力を対立させないことも有利である。このことは、 とくに操作力によって確実に達成されかつ維持されるようにする揺動角の始点又 は終点の前の範囲に該当する。 このことは、くさび面の相応する寸法又は整合された角度位置によって達成す ることができる。そのために請求の範囲第5ないし9項によれば、揺動ブレーキ は、揺動角の異なった範囲において作用する複数のくさび面を備えることができ 、これらのくさび面は、望まれる機能様式に応じて同じ又は反対の上昇方向を装 備することができる。第1の場合、くさび面対は、順に作用し、かつ揺動ブレー キは、全揺動範囲にわたってブレーキ力を及びす。第2の場合、くさび面対は、 揺動方向に応じて作用し、それにより揺動ブレーキは、両方の揺動方向において 増加するブレーキ力を及ぼす。くさび面は、同じ又は異なった上昇を備えること ができるので、揺動ブレーキに、揺動方向に応じて異なった又は揺動角とともに 累進的に又は減少するように増加するブレーキ作用を当たることができる。 それぞれの揺動制動される構成部分の運動の十分なブレーキを達成するために 、揺動ブレーキが操作力によって加えられる操作作業の、したがって操作力と揺 動行程の積の少なくとも20%がブレーキ作業によって、したがってブレーキ力 と揺動行程の積によって消滅され、すなわち熱エネルギーに変換されると、ほと んどの場合に十分であるとわかった。 適正な揺動角において揺動ブレーキのブレーキ作用を開始しかつ上昇させるた めに、ほぼ常にくさび面の角度の正確な調節が必要である。こ のことは、請求の範囲第10ないし12項の構成により可能になる。 図面の図に本発明の実施例が概略的に示されている。ここでは 図1及び2は、くさびプロファイルの基本方式を2つの異なった位置において 揺動ブレーキの横断面において示し; 図3及び4は、グローブボックス蓋を有する自動車のグローブボックスの長手 断面図をこの対象物の力揺動角線図とともに示し; 図5及び6は、自動車の揺動可能な機関フード及び揺動可能なトランク蓋の図 をこの対象物の力揺動角線図とともに示し; 図7及び8は、詰込み箱蓋を有する自動車の詰込み箱の横断面とこの詰込み箱 蓋の力揺動角線図を示し; 図9及び10は、折畳み椅子の図及びこの折畳み椅子の力揺動角線図を示し; 図11及び12は、図9の対象に対するくさびプロファイルの構成及びこの構 成の力揺動角線図を示し; 図13及び14は、とくに大きな揺動角のためのくさびプロファイルの構成及 びこの構成の力揺動角線図を示し; 図15及び16は、例えば自動車における折畳み可能な寝椅子ベッドの図及び この寝椅子ベッドの力揺動角線図を示し; 図17及び18は、切断された支持ユニットを有する例えば自動車における保 持ハンドル及びこの保持ハンドルの力揺動角線図を示し、 図19は、揺動ブレーキを有する部分的に切り欠かれた自動車外部ミラーの平 面図を示し; 図20及び21は、揺動ブレーキを有するヒンジの部分的に切り欠かれた2つ の図を示している。 本発明の主要構成要素は、くさびプロファイルであり、その構成及び機能をま ず説明する。 図1から明らかなように、ヒンジ1は、ボスとして作用するヒンジ板2を有し 、このヒンジ板は、その内面に、それぞれ180°だけ互いに ずらされ仮想のシリンダ面3から時計方向に内方に線4まで徐々にくさび状に上 昇しかつそれから再び急にシリンダ面に降下する複数の、図示した実施例におい て2つのカム5を有する。相応して軸として作用するヒンジピン6は、それぞれ 180°だけ互いにずらされ仮想のシリンダ面7から反時計方向に徐々にくさび 状に線8まで上昇しかつ再び急にシリンダ面に降下する2つのカム9を有する。 接合位置においてカム5及び9の背面は、接合ギャップ10を有し、それにより ヒンジ板2及びヒンジピン5は、互いに差込むことができる。ボス2のカム5及 び軸6のカム9のそれぞれ1つの背面は、互いに同調されたくさび面対を形成す る。回転ギャップにおいてこのような同期作用する複数のくさび面対が配置でき 、−これらは、以下においてくさび面対11と称する。したがってくさび面対1 1は、少なくとも1つのくさび面対からなるが、これを多数有することができ、 図1/2によればその内2つ、しかし3つ及び技術的に意味がある6つまでのく さび面対を有することもできる。 くさび面対11は、これを支持する部分、ヒンジ板2及びヒンジピン6との結 合部において揺動ブレーキ12を形成している。 図1及び2の両方のくさび面対11は、ほぼ120°の動作範囲を有する。こ れらは、ほぼ10°ないし15°の回転角を通った後に接合ギャップ10を閉じ 、かつそれから互いに摩擦結合する。摩擦結合は、したがってブレーキ作用は、 それ以上の回転の際に面圧の増加とともに最大値に高まる。その際、カム5及び 9の背中の接触面は一層短いので、この時に増大する面圧にもかかわらずブレー キ力は再び低下し、したがってブレーキ作用のためにほぼ120°の角度範囲が 利用できる。 負荷の生じる際、このようなヒンジの部分は、あらゆる場合に鋼からなる。高 い面圧により乾燥摩擦の消耗にさらされる部分を避けるために、少なくとも摩擦 面は硬化されていると有利である。消耗を伴うくさび面対11の純粋な線接触は 、くさび面の上昇が対数渦巻に追従することによって、回避できる。 すでに述べたように接合ギャップ10の回りに2つより多くのくさび面対11 を分散して配置することができ、これらのくさび面対は、同期作用し、かつこの 時に相応して小さな動作範囲を有する。同様に少なくとも2つのくさび面対11 を互いに前後に接続することができ、これらのくさび面対のうちまず一方が有効 になり、かつこれがその最大のブレーキ作用を越えた後に、第2のものが有効に なる。 相応して大きな接合ギャップ10によってくさびプロファイル対11は、初期 の無負荷範囲を備えることもでき、この無負荷範囲の通過後にこれは、第1に摩 擦結合し、かつブレーキ作用を展開する。 図1及び2においてカム5、9の高さは、わかりやすくするために大幅に誇張 して示されている。カムの上昇は、とりわけそれにより意図したブレーキ作用及 びその数に依存し、かつほとんどの用途において1:10と1:100の間にあ る。カム5、9は、接合ギャップ10の周の回りに等間隔に分散されている。前 後に作用する2つのくさび面対11は、とくに180°までの大きな揺動角を達 成しようとするときに使われる。さもなければ自動的に心出しするという利点を 有するので、3つのくさび面対が有利である。 図1においてくさび面対11は、その接合位置において示されており、ここに おいてこれらのくさび面対は、互いに押込むことができる。図2は、これらが作 業位置を占める位置を示しており:ヒンジピン6は、ヒンジ1によって支持する 構成部分を揺動する際に、時計方向にほぼ90°だけ回転する。その際、カム5 及び9の背面は、互いに近付き、それから接触し、かつその後、面圧を増大しな がら互いに摺動する。その際、これらは、摩擦力を増大してヒンジピン6の回転 運動に抗し、かつ変形動作も引起こし、かつそれにより揺動運動をますます抑制 し、又はこの揺動運動の速度を減少し、かつこれを制動する。 操作力に関するブレーキ力のこれらのブレーキ、抑制又は制動作用は、図面の 図においてそれぞれ右側にある直線の図4ないし18にそれぞれ 示されている。これらの図は、力揺動角線図を示しており、その縦軸において操 作又はブレーキ力が、かつその横軸において揺動角が記入されている。操作力の 経過は、それぞれ実線で示され、ブレーキ力の経過は、破線で示されている。 図3は、自動車のグローブボックス14の蓋13におけるこのような揺動ブレ ーキ12を有するヒンジ1の簡単な用途を示している。蓋13は、1つの長い又 は2つの間隔を置いたヒンジ1に支持されており、かつ破線で示した位置に下方 に開けることができる。このような蓋に対して慣用のかつそれ故にここには図示 しない蓋13のロックを解除した後に、この蓋は、この場合操作力をなす重力の 作用によって、ほぼ90°の揺動角だけ下方に降下し、かつここにおいて図示し ないストッパ上に載る。揺動角にわたる操作力の基本的な経過は、図4において 特性曲線15に示されている。 蓋13のあまりに急速な低下及びストッパへの激しい衝突を避けるために、ヒ ンジ1又は複数のものの少なくとも1つは、本発明による揺動ブレーキ12を装 備している。この揺動ブレーキは、そのくさびプロファイルの構成によって、そ のブレーキ力の経過が揺動角にわたって基本的に図4の特性曲線16に相当する ように構成することができる。ブレーキ力のこの特性曲線16は、0°からの揺 動行程の初期範囲において操作力の特性曲線15を上回ることができるので、蓋 は、この範囲においてそのロックにより確保されるだけでなく、揺動ブレーキの 追加的な保持により蓋のばたつきも阻止される。開くために蓋13は、操作力1 5がブレーキ力16を上回りかつ蓋が自ら下方に動くまで、短い断片を引き出さ なければならない。揺動ブレーキのブレーキ力の経過を、揺動行程の初期範囲に おいても操作力を受けているままなので、蓋がそのロックを外した後にすぐに運 動するように選択することは、明らかに可能である。この時これは、特性曲線1 6’の経過に相当する。 操作力がブレーキ力を上回る範囲において、蓋13は、操作力、した がって重力の作用を受けて下方に低下する。しかしその際、操作力は、その全高 さにおいて蓋に作用するのではなく、操作力15とブレーキ力16との間の差に よってのみ作用するので、蓋の下方運動は制動されかつゆっくりと行なわれる。 図5に、自動車の機関フード17又はトランク蓋18における本発明による揺 動ブレーキ12の用途が示されている。ここに図示しないヒンジにおいて支持さ れるこれらの蓋の重量は、あらゆる場合にガス又は鋼ばねによって少なくともほ ぼ補償されている。蓋17又は18になお図6に特性曲線19によって再現され た操作力がほぼ45°の揺動範囲にわたって作用することを仮定する。この操作 力の作用を受けて蓋17又は18の低下を避けるために、これに蓋のヒンジ1内 に組込まれる揺動ブレーキ12によってブレーキ力が対立し、このブレーキ力は 、特性曲線20に暗示されたその経過により揺動範囲にわたる操作力をほぼ補償 する。ここでもブレーキ力は、蓋の開いた位置においてこの蓋を開いた位置に維 持するために、操作力を上回ることが考慮されている。 図7は、しばしばバスの床下に組込まれるような詰込み空間22における閉鎖 蓋21を示している。この閉鎖蓋21もヒンジ1によって支持されており、これ らのヒンジは、揺動ブレーキ12を装備している。ほぼ180°だけ揺動可能な 蓋21に、図8において特性曲線23に同様に再現された操作力によって揺動力 が作用する。 この操作力が、蓋21の開いた(0°位置)及び閉じた(180°位置)にお いてブレーキ力によって完全にかつその間の範囲において部分的に補償されるよ うにする場合、図8に鎖線の特性曲線24及び2点鎖線の特性曲線25によって 暗示されるように、少なくともヒンジ1内に、そのブレーキ力の逆方向のかつ角 度ずれを有する経過を備えた1つの揺動ブレーキ12を組込むことができる。こ のブレーキ力の作用は、破線で示したブレーキ特性曲線26によるブレーキ力に なるように加算され、このブレーキ特性曲線は、蓋21の揺動角の初期範囲27 及び最終範囲 28における操作力を上回っており、かつこれにその中間の範囲において十分な 程度に対立している。 ブレーキ力の逆方向の経過を有するくさびプロファイルは、図9の折畳み椅子 29においても利用される。折畳み椅子29は、折畳み軸線31のヒンジ1内に 組込まれた図示しないほぼ直線的なトルクを有するばねの図10に特性曲線30 によって暗示される操作力によって、上方に背もたれ32に向かって押される。 これを下げられた位置に保持し、かつ上げられた位置において折畳みを阻止する ために、破線の特性曲線33によるブレーキ力の経過は、ほぼ95°にわたって 延びた揺動範囲の初期及び最終範囲27、28における操作力を上回るように選 定される。ブレーキ力のこの経過は、2つのブレーキ力経過33’及び33”の 重畳によって達成され、これらのブレーキ力経過は、逆向きの上昇方向及び上側 の最終範囲28において有効な揺動ブレーキのブレーキ力33”の急な上昇を有 する2つの揺動ブレーキによって表示できる。 逆向きの上昇方向を有するくさび面対は、例えばヒンジの軸線の方向に互いに ずらして配置することができる。しかし揺動角が、ほぼ90°でしかない場合、 両方のくさび面対を周方向にずらして配置することも可能である。図11にこの ことが詳細に示されている。 二重の、すなわちそれぞれ2つのカム5又は9を有するくさび面対11’及び 11”の横断面は、これを接合位置において示しており、したがって図9の折畳 み椅子29の揺動角の中間範囲において示している。 軸平行の線34又は34’から、2つのくさび面対が時計方向に上昇し、かつ2 つのくさび面対が反時計方向に、それぞれほぼ90°にわたって上昇している。 それぞれ2つのくさび面対の頂上4、8は一致する。それに続く楕円形の形は明 らかであるが、この形は、すでに前に述べた理由により対数渦巻の対になった逆 向きの4つの区間からなる。接合位置から出発してほぼ45°の範囲において、 このくさび面対11’及び11”は、時計方向又は反時計方向における回転の際 に、図12に再現さ れたブレーキモーメントの上昇35又は36に至る。この上昇が、例えばくさび 面対の異なった上昇及び/又は長さによって異なるように構成できることは明ら かである。 図9/10の折畳み椅子29の場合における適用において、図11/12の構 成のブレーキモーメント35及び36が、その揺動行程の初期及び最終範囲27 、28における折畳み椅子のトルク30を上回るようにわけなく構成できること は明らかである。 図13は、180°又はそれ以上の揺動行程にわたってくさび面対のブレーキ 力の上昇が達成できる構成を示している。そのため軸線方向に互いにずれたそれ ぞれ2つのくさび面対を有する2つのくさび面対11^及び11°が設けられて おり、これらのくさび面対のうち視線方向において後側にある破線で示したくさ び面対11°は、わかりやすくするために大きな直径を有するように示されてい るが、これば、前側にあるくさび面対11^と同じ直径を有することができる。 図示した接合位置から出発して、くさび面対11°は、それぞれほぼ90°の“ 無負荷範囲”37を有し、この無負荷範囲においてまだボス2のカム5の上昇は 存在しない。反時計方向の軸6の回転の際に、まずくさび面対11^の背面だけ が摩擦接続し、この摩擦接続は、図14に破線で示したブレーキ力38の上昇を 生じる。このくさび面対11^は、ほぼ90°の回転角の通過後に、そのブレー キ力の最大値に達し、かつこれが降下し始めたとき、くさび面対11°の背面が 摩擦結合し、このくさび面対は、それ自体図14に鎖線で示したブレーキ力38 ’を発生するように考慮されている。両方のくさび面対11^及び11°のブレ ーキ力38及び38’は、図14の線図において実線で示された和曲線39にな るように加算される。 次に作用するくさび面対11°によって発生されるブレーキ力38’の上昇は 、くさび面のさらに急な上昇によってさらに急になるので、図14から認識可能 な全体として上昇する総合ブレーキ力39の経過が生 じる。 図9の折畳み椅子は、ばねによって加えられる操作力によって上方に押される が、一方しばしばトラックに組込まれるような図15の折畳みベッド40におい て、図16の特性曲線41に沿った操作力として重力は、そのロックを解除した 後に上方に折畳まれた位置から下方に破線で示す眠り位置に降下させるようにし 、この位置においてベルト40’によって保持される。そのあまりに急速な制動 されない降下を避けるために、折畳みベッド40のヒンジ1に組込まれた特性曲 線42による揺動ブレーキ12のブレーキ力の経過は、再び揺動作業がブレーキ 作業によって部分的に加熱されるように選択されている。ブレーキ力が、ここで はほぼ90°の揺動行程の初期範囲43における操作力を再び上回ることは、上 方に揺動されかつロックされる折畳みベッドがそのロックにおいて車両運動の影 響を受けてばたつかないという利点を有する。 図17に、しばしば乗用車の内部における屋根縁に配置されるような保持ハン ドル44の例について揺動ブレーキの構成が、例としてあらゆる詳細について示 されている。保持ハンドルは、揺動可能に支持されているので、この保持ハンド ルは、車両天蓋に接触する不動作位置から必要な場合に下方に折畳むことができ る。組込まれたばねの力によって、これらは、離した際に再び不動作位置に上方 揺動し、かつこの不動作位置に保持される。 図17から明らかなように、保持ハンドル44は、その両方の端部において2 つのヒンジ1及び1’によって支持されている。これらのヒンジは、保持ハンド ル44に回らないように結合された支持ピン45及び46の形の軸、及びそれぞ れ2つの支持穴47又は48の形のボスを含み、これらの支持穴は、それぞれ支 持板49に着座し、それにより保持ハンドルは、自動車の車体に取付け可能であ る。支持ピン45、46は、一方の端部に多角形50を有し、それによりこれら の支持ピンは、保持ハンドルの相応する切り欠き内に噛み合い、かつこのように してこれに 回らないように結合されている。支持ピン45、46は、保持ハンドルの取付け の際に開口を通してこの中に差込まれ、この開口は、それから相応する栓51に よって閉じられる。 図17において右側のヒンジ1において、支持ピン45の回りにねじりばね5 2があり、このねじりばねは、その一方の端部により支持穴47内に、かつその 他方の端部により支持ピン45内に噛み合っている。ねじりばね52は、保持ハ ンドル44を図示した位置に上方に押すように初応力を与えられている。 図17において左側のヒンジ1’において、その支持穴48内に管53が取付 けられており、この管内において支持ピン46が回転可能である。この管53は 、なるべく注型法において行なわれる支持板49の製造の際、支持穴48内に注 型することができる。支持穴48内における管53の角度位置は、くさび面対の 適正機能の作用のために重要なので、管53は溝54を有し、この溝によって所 定の角度位置において注型型内に挿入することができ、かつここにおいて確保さ れ、かつ注型される。 ヒンジ1’の管53及び支持ピン46は、1つの範囲55において互いに同調 されたくさび面対11を有する。その作用は、図18の力/回転角線図において 、110°の保持ハンドル44の揺動角にわたって示されている。ばね52の操 作力は、特性曲線56の経過に相当し、揺動ブレーキのブレーキ力のものは、特 性曲線57に相当する。保持ハンドルの仮定された揺動範囲において、ばね52 の操作力は、値Aから値Bに低下している。くさび面対11は、まず保持ハンド ル44に例えば35°の揺動角にわたる抑制されない揺動運動をさせるように決 められ、かつ位置決めされていると有利である。それから特性曲線57にしたが ってくさび面対11の増大する摩擦力が始まり、この特性曲線は、ばねの力に抗 し、保持ハンドルに特性曲線58に暗示した両方の力の差だけを引起こすことが できる。この差は急速に減少するので、保持ハンドルはますますゆっくりと揺動 し、かつなおわずかな最終力だけでその接触 に力衝撃なしに、0°におけるその不動作位置に復帰する。 くさび面対11の摩擦又はブレーキ力は、ばね52の力を上回らないように、 それにより常に保持ハンドルを確実に不動作位置に押し戻すばね力が加わるよう に決めるようにすることが認識できる。それ故にくさび面対のブレーキ力は、値 Bの下にある値Cを越えて上昇しないようにする。不動作位置においてくさび面 対のブレーキ力も、保持ハンドルをこの不動作位置に維持する作用を有する。ブ レーキ力Cによるばね力Bの超過は、保持ハンドルを例えば揺動した位置におい て離し、かつ振動とともに不動作位置に戻り揺動するときに害はない。 くさび面対によって加えるべきかつこのブレーキ力の特性曲線57の下にある 作業のために、ばね52によって加えられかつばねの特性曲線56の下にある作 業の20%ないし25%の割合で、通常求められる減衰度を達成するために十分 である。 図19は、2つの共同動作するヒンジのそれぞれにおいて2つの揺動ブレーキ が使用される用途を示している。自動車の外部ミラー59が問題になっており、 この外部ミラーは、相応して大きな力を加えた際に、損傷を避けるために退避で きるようにする。 そのためにミラー60を保持するハウジング61は、ヒンジ62に支持されて おり、このヒンジは、連結部材63を介して他方において車両の車体64に固定 的に配置された別のヒンジ65において揺動可能である。ハウジング61は、こ れに及び車体64に関節結合されたばね66によって支持面67に向かって引か れる。 ハウジング61が、例えば前から作用する操作力を加えられ、この操作力がば ね66によって加えられるモーメントを上回るとき、ハウジングは、後方へのヒ ンジ62の回りの揺動によってこの力を回避する。相応してハウジング61及び 連結部材63は、後からハウジングに作用する操作力によって、前方へのヒンジ 65の回りの揺動によって回避する。操作力の廃止の後に、ハウジング61は、 ばね66の作用により再びそ の初期位置に跳ね戻る。 ハウジング61と一方の支持面67との間の急速かつ強力に閉じるギャップに 挟まれることがあるこの跳ね戻りを避けるために、両方のヒンジ62及び65は 、揺動ブレーキ12を備え、これらの揺動ブレーキによってこの跳ね戻りをゆっ くりし、減速しかつ減衰する。ハウジングが確実に設定された初期位置に戻るよ うにするために、揺動ブレーキのブレーキ力は、揺動角のどの範囲においてもば ね66によって加えられるモーメントを上回らないようにする。 前の説明から明らかなように、本発明による揺動ブレーキのブレーキ力の経過 の適正な選択のために、くさび面の上昇及び弧の長さの他に、揺動範囲に関する くさび面対の適正な角度位置も決定的な役割を演じる。弧の角度位置を正確かつ 簡単に調節できるようにするために、図20及び21により次に説明する装置が 設けられている。 ヒンジ1は、第1のヒンジ板68及び第2のヒンジ板69を有し、これらのヒ ンジ板は、ヒンジピン70によって互いに結合されている。ヒンジ板68及び6 9に、穴71を通ってはまるねじによって、一方においてヒンジ1が固定の構成 部分に、かつ他方において揺動可能な構成部分が取付けられている。ヒンジピン 70は、第1の軸線方向範囲72においてヒンジ板68又は69内において回転 し、かつ第2の軸線方向範囲73においてそれぞれ他方のヒンジ板69又は68 内に取付けられている。 ヒンジピン70の第1の軸線方向範囲72、及びこれに付属のヒンジ板69、 69の支持穴は、すでに述べたくさび面対11を有する。ねじとして形成された ヒンジピン70の端部範囲にねじ込み可能であるナット74、又はクランプリン グ75は、カラー76との共同動作においてヒンジ板内にヒンジピンを確保する 。 図20による本発明の第1の構成において、ヒンジピン70の第2の軸線方向 範囲73のプロファイル、及びヒンジ板69の支持穴は、円錐 形に形成されている。くさび面は、取付けねじ77によって互いに押込まれるの で、ヒンジピン70とヒンジ板69は、互いに力結合して回らないように結合さ れている。図面においてわかりやすくするために大幅に強調して示された円錐角 は小さくともよいので、大きな面圧を受けて回転を防止する大きな保持力が達成 可能である。 可動の構成部分の揺動の際に、ヒンジ板68内においてヒンジピン70が回転 する。その際、くさび面対11のくさび面が互いに摺動し、かつますます部分の 間の摩擦結合を高める。それにより揺動運動がますます抑制される。この抑制の 程度は、別の初期位置へのヒンジ板69におけるヒンジピン70の回転によって 変化することができ、かつ消耗の際に後からの調節を可能にする。 そのために軸線方向範囲73における円錐座が、ねじ77を緩めることによっ て外され、かつヒンジピン70は、カラー76の周におけるレンチ面78に作用 する工具によって、意図した抑制作用が得られるまで回転される。ヒンジピン7 0のこの新しい位置を確保するために、取付けねじ77の締付けによってくさび 座は、新しい相互位置において再び互いに押込まれる。 図21の構成においてヒンジピン70は、ヒンジピン70の上側端部における ねじにねじ込み可能なナット79によって、ヒンジ板68において確保される。 ここにおいてヒンジ板68とヒンジピン70との間の角度位置を確保するために 、ヒンジピンの第2の軸線方向範囲73におけるかつヒンジ板の穴内における歯 部80の形のプロファイルが使われる。互いに噛み合ったこの歯部80は、ノッ チ歯部として形成することができる。 ヒンジ板68におけるヒンジピン70の回転位置を変更するために、ナット7 9を取り外した後に、ヒンジ板はヒンジピンから引出され、すなわちヒンジ1に よって支持される構成部分が外される。この時、ヒンジピン70は、スパナ面7 8に作用する工具によって回転することがで きる。これが行なわれたとき、ヒンジ板68は、再びヒンジピン70上に差込ま れ、その際、歯部80は、別の位置において互いに摺動してはまる。最後にヒン ジ板68は、ナット79によって再びヒンジピン70に取付けられる。 歯部80は接合遊びを持たなければならないので、ヒンジピン70とヒンジ板 68の穴は、少なくとも一方の側に円錐形の突起81を備え、それにより部分は 、ナット79の締付けの際に互いに締付けられ、かつばたつきが避けられている 。反対の側において、ナット79は円錐形の突起81を有することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.構成部分にその揺動を求める操作力が作用し、かつヒンジピンと少なくと も1つのヒンジ板における共同動作するシリンダくさび面の形のこの揺動を抑制 する揺動ブレーキを有する、構成部分を揺動可能に支持するヒンジにおいて、揺 動ブレーキ(12)のブレーキ力の経過が、方向において構成部分に揺動角を介 して作用する操作力の経過に整合されており、操作力に抗するブレーキ力が、少 なくとも揺動角の主要部分にわたって操作力より小さいことを特徴とする、構成 部分を揺動可能に支持するヒンジ。 2.揺動ブレーキ(12)のブレーキ力が、少なくとも構成部分の揺動角の初 め(27,43)及び/又は最後(28)にある範囲において、構成部分(13 ,17,18,21,29,40,53,54)に作用する操作力を上回る(図 10,16)ことを特徴とする、請求項1に記載のヒンジ。 3.揺動ブレーキ(12)が、少なくとも揺動角の部分範囲において構成部分 (61)に作用する操作力に、反力を対立させない(図18)ことを特徴とする 、請求項1に記載のヒンジ。 4.揺動ブレーキ(12)によって、ブレーキ作業(ブレーキ力×揺動行程) として操作作業(操作力×揺動行程)の少なくとも20%が吸収され、かつ熱エ ネルギーに変換されることを特徴とする、請求項1に記載のヒンジ。 5.揺動ブレーキ(12)が、順に作用する2つのくさび面対(11’,11 ”,11^,11°)を有することを特徴とする、請求項1に記載のヒンジ。 6.くさび面対(11’,11”)が、ヒンジ(1)の回転ギャップ内に配置 されている(図11,13)ことを特徴とする、請求項5に記載のヒンジ。 7.両方のくさび面対(11’,11”)が、接合位置から出発して反対方向 にかつ反対の上昇方向を有するように上昇している(図11)ことを特徴とする 、請求項5に記載のヒンジ。 8.両方のくさび面対(11^,11°)が、接合位置から出発して同じ上昇 方向に連続して上昇している(図13)ことを特徴とする、請求項5に記載のヒ ンジ。 9.揺動ブレーキ(12)が、少なくとも1つのくさび面対、なるベく2つな いし6つのくさび面対(11,11’,11”,11^,11°)を有すること を特徴とする、前記請求項の1つ又は複数に記載のヒンジ。 10.ヒンジピン(68)が、その角度位置を調節可能な手段を有することを 特徴とする、前記請求項の1つ又は複数に記載のヒンジ。 11.第2の軸線方向範囲(73)におけるヒンジピン(70)、及びヒンジピ ンを保持するヒンジ板(68)が、円錐形の互いに押込み可能な座面を有する( 図20)ことを特徴とする、請求項10に記載のヒンン。 12.第2の軸線方向範囲(73)におけるヒンジピン(70)、及びヒンジピ ンを保持するヒンジ板(68)が、互いに噛み合った歯部(80)を有すること を特徴とする、請求項10に記載のヒンジ。
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