JP2000509935A - 電気音響変換器 - Google Patents

電気音響変換器

Info

Publication number
JP2000509935A
JP2000509935A JP10529240A JP52924098A JP2000509935A JP 2000509935 A JP2000509935 A JP 2000509935A JP 10529240 A JP10529240 A JP 10529240A JP 52924098 A JP52924098 A JP 52924098A JP 2000509935 A JP2000509935 A JP 2000509935A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transducer
annular
acoustic
axis
ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10529240A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4126620B2 (ja
JP2000509935A5 (ja
Inventor
ペーター ブレイム
エヴァルト フラスル
エリッヒ クレイン
アーンスト リュベール
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Philips Electronics NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Philips Electronics NV filed Critical Philips Electronics NV
Priority claimed from PCT/IB1998/000149 external-priority patent/WO1998038834A1/en
Publication of JP2000509935A publication Critical patent/JP2000509935A/ja
Publication of JP2000509935A5 publication Critical patent/JP2000509935A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4126620B2 publication Critical patent/JP4126620B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R1/00Details of transducers, loudspeakers or microphones
    • H04R1/06Arranging circuit leads; Relieving strain on circuit leads
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R9/00Transducers of moving-coil, moving-strip, or moving-wire type
    • H04R9/06Loudspeakers

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)

Abstract

(57)【要約】 ダイアフラムと背部ボリューム(HV)の区域で前記ダイアフラムに接続されたボイスコイルと磁石系と共働し、背部ボリューム(HV)を封止するほぼ環状の封止部材(30)を具える電気音響変換器(1)において、封止部材(30)は環状体(38)と、前記環状体(38)からその全周に沿って斜めに突出するリング状突部(39)と、封止部材(30)の少なくとも1つの経路とを具え、該経路は背部ボリューム(HV)と変換器(1)を環状体(38)の環状接点面(32)で終了する音響自由空間との間に音響摩擦を得るようにし、この接点面を変換器軸(2)に垂直に延在させる。

Description

【発明の詳細な説明】 電気音響変換器発明の技術分野 本発明は変換器軸に対してほぼ中心対称的に配設され、変換器軸の方向に振動 し得るダイアフラムと;前記変換器の背部ボリュームの区域で前記ダイアフラム に接続されたボイスコイルと;前記変換器軸に対してほぼ中心対称的に配設され た磁石系とを具え;該磁石系は変換器のハウジング内に収容され、且つ磁石、こ の磁石に隣接されたカバーディスクおよびほぼポット状のヨークを具え、このポ ット状のヨークはこれも前記磁石に隣接するコアディスクおよび前記変換器軸に 平行な方向に前記コアディスクから突出するとともに前記カバーディスクとの間 に前記ボイスコイルが配列される環状空隙が形成される中空円筒形ヨーク部分を 具え;他に前記背部ボリュームに近接して適合され、前記変換器軸と同心をなす 円に平行に延在し変換器の前記背部ボリュームをも囲む一部の接点部分と対向す る接点面を有するほぼ環状の閉成部材を具え、該閉成部材はそお接点面で終了し 、前記背部ボリュームとこれを囲む音響自由空間との間に音響摩擦を達成する少 なくとも1つの経路を有する電気音響変換器に関するものである。発明の背景 上述した型の電気音響変換器は商品名WD00917として出願人から市販されてお り、これから既知である。この既知の電気音響変換器はほぼ円筒状の磁石系を具 え、この磁石系は円形カバーディスク、円み付きディスク状磁石およびポット状 ヨークを具え、このポット状ヨークは円み付きディスク状基体を具え、この基体 から中空円筒形ヨーク部分をその周縁位置に突出させ、このヨーク部分が変換器 軸に垂直に延在する周辺ポット壁部に変化するようにしている。この既知の変換 器では、この磁石系をプラスチック変換器ハウジングないに収容している。既知 の変換器では、既知の変換器の背部ボリュームを閉成する閉成部材をリング状閉 成カップにより形成し、この閉成カップもプラスチックで形成するとともに変換 器軸に平行に延在する中空円筒形閉成壁部と、この閉成壁部に接続され円形開口 を有する環状閉成ディスクとを具える。閉成部材として設けられたこのリング状 閉成カップは変換器ハウジングの中空円筒形閉成壁部、即ち、この壁部の周面に 超音波溶接により機械的に剛固に、且つ音響的に密封状態に連結する。環状閉成 ディスクはその作動に当たり磁石系のポット状ヨークに、即ち、中空円筒形ヨー ク部分に摺動し、従って、閉成カップの接点面を形成し、この接点面は、前記開 口の境界面によって形成し、既知の変換器の変換器軸に平行に延在し、且つ磁石 系の、変換器軸に平行に延在する中空円筒形ヨーク部分の接点部分と係合する。 これがため、この既知の変換器では、閉成部材、即ち、閉成カップを変換器ハウ ジングに機械的に剛固に、且つ音響的に密封状態で連結する必要があるとともに 閉成カップの環状閉成ディスクの内径とヨーク系の中空円筒形ヨーク部分の外径 とを互いに正確に適合させる必要がある。変換器のハウジングへの音響的に密封 状態で連結することおよび前記内径および外径を適合させることは、変換器を一 層高価とし、従って、回避する必要がある追加の作業を構成することになる。発明の概要 本発明の目的は、上述した問題を解決し、簡単に且つ簡単な手段で改良された 電気音響変換器を提供せんとするものである。 この目的のため、本発明は、変換器軸に対してほぼ中心対称的に配設され、変 換器軸の方向に振動し得るダイアフラムと;前記変換器の背部ボリュームの区域 で前記ダイアフラムに接続されたボイスコイルと;前記変換器軸に対してほぼ中 心対称的に配設された磁石系とを具え;該磁石系は変換器のハウジング内に収容 され、且つ磁石、この磁石に隣接されたカバーディスクおよびほぼポット状のヨ ークを具え、このポット状ヨークはこれも前記磁石に隣接するコアディスクおよ び前記変換器軸に平行な方向に前記コアディスクから突出するとともに前記カバ ーディスクとの間に前記ボイスコイルが配列される環状空隙が形成される中空円 筒形ヨーク部分を具え;他に前記背部ボリュームに近接して適合され、前記変換 器軸と同心をなす円に平行に延在し変換器の前記背部ボリュームをも囲む一部の 接点部分と対向する接点面を有するほぼ環状の閉成部材を具え、該閉成部材はそ お接点面で終了し、前記背部ボリュームとこれを囲む音響自由空間との間に音響 摩擦を達成する少なくとも1つの経路を有する電気音響変換器において、前記磁 石系はほぼ中空円筒形とするとともに環状磁石、環状カバーディスクおよび中空 円筒形ヨークを具え、該中空円筒形ヨークはこれから内径の区域に突出する環状 コアディスクを有し;前記閉成部材は前記変換器軸に垂直に延在する環状接点面 を有し、これにより前記環状接点面が前記変換器の前記背部ボリュームをも囲む 一部の接点部分と対向し、この接点部分も前記変換器軸に垂直に延在する環状体 と;他に全周に沿って前記環状体から斜めに突出するとともにバネ機能に抗して 移動自在のリング状突部とを具え、このリング状突部によって衝合面での音響的 封止を達成し、且つ、前記少なくとも1つの音響経路を前記環状体の前記変換器 軸に垂直に延在する環状接点面で終端させるようにしたことを特徴とする。 斯様に、閉成部材は、まず最初その環状体およびこの環状体と共働する変換器 部分間を音響的に密封状態で連結することなく変換器に連結し、且つ変換器が電 気音響変換器に装着するまで、リング状突部および衝合面間の音響的に密封状態 での連結と、閉成部材の環状体の環状接点面および環状体と共働させる変換器部 分の環状接点部分間の音響的密封連結とを行わず、次いで、閉成部材のリング状 突部を電気音響変換器の衝合面に対して弾性的に衝合し、一方、これと同時に、 変換器の背部ボリュームおよび変換器を囲む音響自由空間間の音響インピーダン スを少なくとも1つの経路によって形成し、この音響インピーダンスは変換器の 所望の音響特性を得るのに必要である。 さらに、本発明電気音響変換器の閉成部材は位置決め機能および固定機能の双方 を有する。その理由は変換器がこの電気音響変換器内に装着された後、この閉成 部材によって、変換器を電気音響変換器の所望動作位置に安定に保持するからで ある。本発明電気音響変換器の閉成部材の他の追加の機能は閉成部材によって、 即ち、閉成部材のリング状突部によって高さの装着公差を補償し得ることである 。 本発明変換器では、リング状突部を環状体から変換器軸に向かって斜めに突出 させることができる。前記閉成部材の前記リング状突部を前記変換器軸から離れ る方向に前記閉成部材の前記環状体から突出するようにすれば、特に有利である 。これがため、比較的大きな直径のリング状突部を得ることができ、これは有利 である。その理由は斯様にして、リング状突部によって穏やかなバネ作用を達成 することができるからである。 本発明変換器では、互いに等しい角度離間された複数の安定化突部を前記リン グ状突部の方向とは逆の前記変換器軸に対する方向に前記閉成部材の環状体から 斜めに突出させるようにすれば、さらに有利である。これによって、変換器の組 込み条件において、閉成部材の環状体の環状接点面が常時環状体と共働せしめる 変換器部分の接点部分と密に衝合し、これにより接点面および接点部分間の適宜 の音響的密封連結を保証する。 上記変換器では、前記安定化突部を前記リング状突部とほぼ同一角度前記閉成 部材の環状体から斜めに突出させるようにすれば、極めて有利である。これによ って、リング状突部および安定化突部によって供給されるバネ力ができるだけ均 一に分布するようにすることができる。 上記変換器では、前記閉成部材が所定数の安定化突部および等しい数の経路と を具え、各安定化突部および各経路を半径方向に関して対称的に配設するように すれば、特に有利である。これがため、閉成部材の環状体の接点面と環状体と共 働せしめる変換器部分の接点部分との密で比較的大面積の係合を得ることができ る。 本発明変換器の上述した全変形例では、前記変換器軸の方向にほぼ延在する複 数の角度的に等間隔に離間された突部を前記閉成部材の環状体に接続し、これら 突部によって閉成部材を変換器の一部分に接続して閉成部材を保持し得るように すれば、有利である。かかる構成は閉成部材を変換器部分に簡単に接続するに有 利である。 本発明変換器の上述した全変形例では、前記閉成部材をプラスチック、好適に はポリアセタールで形成すれば、極めて有利である。実際上、かかる構成は特に 有効である。その理由は特にポリアセタールが満足なバネ特性を有するとともに 高温での安定性を有するからである。 本発明変換器の上述した全変形例では、さらに、変換器には前記音響摩擦を達 成するために設けられた経路の実現に対し互いに異なる構成の閉成部材を設け、 その結果、変換器の異なる音響特性を得るようにすれば、特に有利である。これ がため、その音響特性に関して互いに異なる本発明電気音響変換器複数の変形例 を簡単に且つほぼ費用を追加することなく達成することができる。図面の簡単な説明 図1は本発明の第1例に従って電気音響変換器の、封止部材を連結し得る基本 ユニットを示す図2の矢Iの方向に見た底面図である。 図2は図1の矢II-IIの方向に見た位置部断面側面図である。 図3は図2の矢IIIの方向に見た図1および2の基本ユニットである。 図4は図2と同様な本発明の第1例の電気音響変換器の基本ユニットおよび変 換器の封止部材を互いに連結する状態を示す平面図である。 図5は図4の封止部材を示す図6のII-II線上の断面図である。 図6は図5の封止部材を示すず5の矢IVの方向に見た平面図である。 図7は図5および6の封止部材の一部分を示す図6に比較し拡大された図6の VII-VII線上の断面図である。 図8は本発明の第2例の電気音響変換器を具える携帯電話の一部分を示す側面 図である。発明を実施するための最良の形態 図1乃至3は本発明の第1例の変換器軸2を有する電気音響変換器1の基本ユ ニットBを示し、この基本ユニットは図4に全体図として示す。変換器1の個別 の部分を収納し且つ保持するために、変換器1はプラスチックハウジング3を具 える。このハウジング3は本質的には中空円筒形周壁4を具え、この周壁は頂部 で幅狭環状境界壁5に変化するとともに底部に3つの装着突部6、7、および8 を有し、これら装着突部は互いに等しい角度で離間されている。変換器1の組立 て前は、装着突部6、7、および8は前記周壁4から軸線方向に突出するととも に変換器1のすべての部分がハウジング3内に装着された後、これら突部を超音 波処理によって湾曲する。 変換器1はほぼ中空円筒形磁石系9を具え、この磁石系は変換器軸2に関して ほぼ中心対称的とし、且つその構成は図2から明らかである。磁石系9はハウジ ング3内に収納するとともにこれはリング磁石10とも称される環状磁石9を具 え、この磁石を上側で環状カバーディスク11に隣接させるとともに下側で中空 円筒形ヨーク13の環状コアディスク12に隣接させるようにする。中空円筒形 ヨーク13は環状コアディスク12および中空円筒形ヨーク部分14を具え、中 空円筒形ヨーク部分は環状コアディスクから変換器軸2に平行な方向に突出させ るとともにその環状コアディスク12とは反対側の端部を環状カバーディスク1 1の区域内に延長させて、カバーディスク11およびヨーク部分14間に環状空 隙15が形成されるようにする。コイル線から巻装されたボイスコイル16はこ の空隙15内に配列するとともにこれを図2に線図的にのみ示す。その理由はコ イル線から巻装されたコイルのかかる構成は一般に既知であるからである。既知 のように、ボイスコイル16は接着剤結合によりダイアフラム17に固着するし 、このダイアフラムは変換器軸2に関して中心対称的とするとともに変換器軸2 の方向に往復運動させることができる。ボイスコイル16は変換器1の背部ボリ ュームHVに配置する。ダイアフラム17は湾曲中心部分18および環状周辺部 分19を具え、環状周辺部分19は接着剤によりカバーディスク11の縁部区域 8に接続し、この縁部区域はハウジングの幅狭環状境界壁5およびカバーディス ク11間に位置させる。図1乃至3に示す変換器1では、カバーディスク11、 リング磁石10、ヨーク13のカバーディスク12およびダイアフラム17はす べて同一の外径とし、この外径をハウジング3の周壁4の内径に正確に適合させ て、ヨーク13のカバーディスク12、リング磁石10およびカバーディスク1 1従ってダイアフラム17がハウジング3の周壁4によって変換器軸2に対して 正確に位置決めされるようにする。この結果、空隙15のボリューム16も正確 に位置決めされ従ってボイスコイル16の振動が確実に妨げられなくなる。 コイル線より成るボイスコイル16は2つのコイルリード線20を有し、その うちの1つのリード線20のみを図2に示す。さらに、変換器1は2つの接点端 子を有し、これら端子は図1には双方とも示すが、図1にはそのうちの1つのみ を示す。両接点端子の各々は1つのこれらリード接点に好適には半田付けによっ て電気的に接続するが、これをクランピングによって行うこともできる。変換器 軸の方向に見て、2つのコイル端子はほぼ中空状円筒形磁石系9の内側に配設す る。 図2から明らかなように、図1乃至3に示す変換器の接点端子はリム23およ び24を有するほぼU字状バネ接点21および22によって形成するのが好適で あり、これらリムは変換器軸2に垂直に延在させるとともに第1リム23を変換 器1の一部分に機械的に結合し、第2リム24は衝合接点と共働する接点面25 を有し、この接点面25を変換器軸2にほぼ平行に移動自在とする。この接点面 25は各々を第2リム24から離れるように湾曲されたバネ接点部分によって形 成する。好適には、2つのバネ接点21および22の2つの接点面25は、図1 に明瞭に示すように、変換器軸2から異なる距離の箇所に位置させるようにする 。 前述したように、2つのバネ接点21および22の各々の第1リム23は変換 器1の一部分に機械的に接続する。2つのバネ接点21および22を装着する変 換器1のこの部分はほぼポット状接点ホルダ26によって形成する。2つのU字 状バネ接点21および22の第1リム23はポット状接点ホルダ26の底壁27 に機械的に連結する。その中空円筒形周壁28によって、ポット状接点ホルダ2 6は磁石系9のヨーク13の中空円筒形ヨーク部分14の装着する。 U字状バネ接点21および22の各々の第1リム23はその遊端に端子ラグ2 9を有し、この端子ラグは第1リムに対して傾斜させるとともにポット状接点ホ ルダ26の底壁27を貫通して個別のコイルリード接点部分0に接続する。斯様 にして、2つの端子ラグ29によって一方ではコイルリード線20およびボイス コイル26間、他方ではU字状バネ接点21および22間の電気接続を行う。 また、前述したようにU字状バネ接点21および22は変換器軸2の方向に見 て、ほぼ中空円筒形磁石系9の内側に位置させる。図2から明らかなように、図 1乃至3に示す変換器1の2のU字状バネ接点21および22はその大部分を変 換器軸2に垂直な方向に見てほぼ中空状の磁石系9の内側に配設する。変換器軸 2に垂直な方向に見て、2つのU字状バネ接点21および22の接点面25のみ はほぼ中空状の円筒形磁石系9の内側に位置させる。 図1乃至3の電気音響変換器1に関しては、この変換器1が拡大して、即ち、 実寸法のほぼ5倍に拡大して示されている。変換器1の実寸法では、図3に示す 変換器1の外径の値は公称値13.2mmである。これがため、変換器1は特にコン パクトであり、従って携帯用電話等のような遠隔通信装置に用いるに極めて好適 である。 図1に示し得るような変換器1はさらに背部ボリュームHVを封止するほぼ環 状の封止部材30を具える。この封止部材30を図5、6および7に個別に示す 。 図5乃至7に示すような封止部材30はプラスチック、好適にはポリアセター ルで造る。その理由はこの合成材料が好適なバネ特性および高温安定性を有する からである。変換器軸2に同心的な円31に平行に延在する接点面32によって 、図1に1点鎖線で線図的に示す変換器1の部分の接点部分33に対して位置さ せ、変換器1のこの部分を本例では磁石系9のヨーク13によって、即ち、磁石 系9のヨーク13の環状コアディスク12によって形成する。本例では、封止部 材30は接点面32に開口する4つの経路34、35、36および37の総合で あり、これら経路は変換器1の背部ボリュームHVと、変換器1を囲む音響自由 空間との間の音響的に摩擦を得るために作用する。音響的摩擦を得るために、か かる経路を設けることによって、電気音響変換器の音響的特性は既知のように影 響を受け、規定される。 図5乃至7に示すように、封止部材30は環状体38を具え、本例では変換器 軸2に垂直に延在するその環状接点面32は変換器1のこの部分の接点部分接点 部分33、即ち、これも変換器軸2に垂直に延在するヨーク13の接点部分33 に対向し、さらに封止部材30は、環状体38からその周辺に沿って斜めに突出 するとともにバネ作用に抗して移動自在のリング状突部39を具える。本例では 、このバネ作用を主として環状体38およびリング状突部39間の環状肉薄部分 Zによって構成する。リング状突部39を有する音響的密封は衝合面40によっ て達成することかできる。かかる衝合面40は図4に線図的に示す。この衝合面 40は図4には示さない電気音響変換器の、図4に1点鎖線で示される支持壁4 1に設けることができる。これがため、図4に示される本発明変換器1において は、支持壁41は変換器1の背部ボリュームHVを封止するように作用する。 図5乃至7に示す封止部材30では、経路34、35、36および37の各々 は環状体38の、変換器軸2に垂直に延在する環状接点面32で終端する。 図5乃至7に示す封止部材30では、リング状突部39は変換器軸2から離れ る方向に環状体38から突出させるのが有利である。本例では、封止部材30は 互いに角度的に等間隔に離間された4つの安定化突部42、43、44および4 5を有する。4つの経路34、35、36および37は変換器軸2に対しリング 状突部39とは反対方向に封止部材30の環状体38から斜めに突出する。本例 では、4つの安定化突部42、43、44および45は変換器軸2に向かって指 向されるようになる。 図7の安定化突部43に示す所から明らかなように、封止部材30の4つの安 定化突部42、43、44および45はリング状突部39とほぼ同一角度で封止 部材30の環状体38から突出する。 これがため、図4に示す変換器1は所定数の安定化突部、即ち、4つの安定化 突部42、43、44および45を有する封止部材30と、これに等しい数の経 路、即ち、4つの経路34、35、36および37を具える。安定化突部42、 43、44および45の各々および経路34、35、36および37の各々はそ れぞれ半径方向46、47、48および49に対して対称的に配設される。 封止部材30に関しては、この封止部材30において変換器軸2の方向にほぼ 延在する4つの角度的に等間隔な突部50、51、52および53はこの変換器 の環状体38に連結され、この突部によって封止部材30を変換器1のヨーク1 3に連結し得るようにして封止部材30を保持する。突部50、51、52およ び53は各々がスロット54、55、56および57を有し、従ってこれら突部 はその断面U字状リム部分となり、これらリム部分はヨーク13にあけられた孔 58、59、60および61内にこれら突部50、51、52および53が挿入 、即ち、導入される際に、互いに向かって弾性的に移動自在となるようにする。 これがため、封止部材は上記突部50、51、52および53の弾性作用によっ て変換器1のヨーク13に固着されるようになる。 図4に示す変換器1には図5乃至7に示す封止部材30を設け、この封止部材 はほぼ矩形断面の経路34、35、36および37を有する。変換器1の基本ユ ニットBは他の異なる構成の封止部材に接続することができる。即ち、変換器に は異なる構成の封止部材30を設けることができ、これら封止部材は、音響摩擦 を得るために設けられた経路の形状に対して互いに異なり、従って変換器の異な る音響特性をはっせいする。例えば、その構成が図5乃至7に示す封止部材30 の構成とは相違する封止部材はその辺が一層長いかまたは一層短い断面矩形状経 路とするか、または断面半円形あるいは楔状経路とすることができる。これがた め、異なる構成の封止部材を用いることによって、すべての変換器の変形に共通 の基本ユニットにより本発明変換器の、その音響特性が互いに相違する多数の変 形を得ることができ、従って異なる種々の音響装着に最適の変換器を常時簡単に 得ることができる。 図1乃至7につき説明した変換器1によれば、封止部材30はその環状体38 および変換器1の磁石系9の、環状体38と共働させるヨーク13間に音響密封 連結を行うことなく、変換器に連結することができ、且つリング状突部39およ び衝合面40間の音響的密封連結と、封止部材30の環状体38の環状接点面3 2および変換器1の磁石系9の環状体38と共働させるヨーク13の環状接点部 分33間の音響的密封連結とは、電気音響装着に変換器1が装着されるまで行わ ず、封止部材30のリング状突部39は電気音響装着の衝合面40に弾性的に当 接し、これと同時に変換器1の背部ボリュームHVおよび変換器1を囲む音響自 由空間間の音響インピーダンスは4つの経路34、35、36および37によっ て形成し、この音響インピーダンスは変換器の所望の音響特性を得るために必要 である。さらに変換器1の封止部材30は位置決め機能および固定機能を有する 。その理由は封止部材30によって、変換器1がこの電気音響装着に装着された 後に、変換器1を電気音響装着の作動位置に好適に保持するからであり、この保 持は封止部材30のリング状突部39の弾性作用により主として達成される。封 止部材30の他の利点は、封止部材によって、即ち、封止部材30のリング状突 部39によって、装着高さの公差を補償することができる。リング状突部39が リング状突部38から外方に突出するため、このリング状突部によって穏やかな バネ作用を得ることができる。安定化突部42、43、44および45を設ける ことによって、可能なスペースにより環状体38を比較的幅狭とし、従って寸法 的に安定でない場合でも、環状体38の接点面32をヨーク13の接点部分33 に対して常時確実に音響的に密封することができる。 図8はプリント回路板65を支持する支持体64を収容するハウジング63を 有する携帯電話62の一部分を示す。 この携帯電話62は本発明の第2例による電気音響変換器1を含む。この電気 音響変換器1はその幅狭環状境界壁5によって環状位置決め円筒66に載せて、 変換器1がリング状突部39の弾性作用により位置決め円筒66に当接させて、 変換器1が確実に位置決めされ、作動位置に保持されるようにする。図8に示す 変換器1の封止部材30は何等安定化突部を具えない。斯様に安定化突部が設け られていないにもかかわらず、環状体38の接点面32および変換器1の図8に 示さない部分の接点部分33は常時互いに信頼性をもって係合されるようにする ためには、図1に示す変換器1の環状体38を好適な寸法的安定性が得られるよ うに構成する。図8において、封止部材30の2つの形成する34および36は 破線で示す。 本発明は上述した2例にのみ限定されるものではない。例えば、封止部材のリ ング状突部は肉薄部分を有することなく、環状体に連結することができ、且つそ れ自体全体として弾性的に変形し得えないようにし、従ってバネ作用に抗して移 動自在とすることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クレイン エリッヒ オランダ国 5656 アーアー アインドー フェン プロフ ホルストラーン 6 (72)発明者 リュベール アーンスト オランダ国 5656 アーアー アインドー フェン プロフ ホルストラーン 6

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.変換器軸に対してほぼ中心対称的に配設され、変換器軸の方向に振動し得る ダイアフラムと;前記変換器の背部ボリュームの区域で前記ダイアフラムに接 続されたボイスコイルと;前記変換器軸に対してほぼ中心対称的に配設された 磁石系とを具え;該磁石系は変換器のハウジング内に収容され、且つ磁石、こ の磁石に隣接されたカバーディスクおよびほぼポット状のヨークを具え、この ポット状ヨークはこれも前記磁石に隣接するコアディスクおよび前記変換器軸 に平行な方向に前記コアディスクから突出するとともに前記カバーディスクと の間に前記ボイスコイルが配列される環状空隙が形成される中空円筒形ヨーク 部分を具え;他に前記背部ボリュームに近接して適合され、前記変換器軸と同 心をなす円に平行に延在し変換器の前記背部ボリュームをも囲む一部の接点部 分と対向する接点面を有するほぼ環状の閉成部材を具え、該閉成部材はそお接 点面で終了し、前記背部ボリュームとこれを囲む音響自由空間との間に音響摩 擦を達成する少なくとも1つの経路を有する電気音響変換器において、前記磁 石系はほぼ中空円筒形とするとともに環状磁石、環状カバーディスクおよび中 空円筒形ヨークを具え、該中空円筒形ヨークはこれから内径の区域に突出する 環状コアディスクを有し;前記閉成部材は前記変換器軸に垂直に延在する環状 接点面を有し、これにより前記環状接点面が前記変換器の前記背部ボリューム をも囲む一部の接点部分と対向し、この接点部分も前記変換器軸に垂直に延在 する環状体と;他に全周に沿って前記環状体から斜めに突出するとともにバネ 機能に抗して移動自在のリング状突部とを具え、このリング状突部によって衝 合面での音響的封止を達成し、且つ、前記少なくとも1つの音響経路を前記環 状体の前記変換器軸に垂直に延在する環状接点面で終端させるようにしたこと を特徴とする電気音響変換器。 2.前記閉成部材の前記リング状突部は前記変換器軸から離れる方向に前記閉成 部材の前記環状体から突出するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の 電気音響変換器。 3.互いに等しい角度離間された複数の安定化突部は前記リング状突部の方向と は逆の前記変換器軸に対する方向に前記閉成部材の環状体から斜めに突出させ るようにしたことを特徴とする請求項1に記載の電気音響変換器。 4.前記安定化突部は前記リング状突部とほぼ同一角度前記閉成部材の環状体か ら斜めに突出させるようにしたことを特徴とする請求項3に記載の電気音響変 換器。 5.前記閉成部材は所定数の安定化突部および等しい数の経路とを具え、各安定 化突部および各経路は半径方向に対して対称的に配設するようにしたことを特 徴とする請求項3または4に記載の電気音響変換器。 6.前記変換器軸の方向にほぼ延在する複数の角度的に等間隔に離間された突部 を前記閉成部材の環状体に接続し、これら突部によって閉成部材を変換器の一 部分に接続して閉成部材を保持し得るようにしたことを特徴とする請求項1〜 5の何れかの項に記載の電気音響変換器。 7.前記閉成部材はプラスチック、好適にはポリアセタールで形成することを特 徴とする請求項1〜6の何れかの項に記載の電気音響変換器。 8.変換器には前記音響摩擦を達成するために設けられた経路の実現に対し互い に異なる構成の閉成部材を設け、その結果、変換器の異なる音響特性を得るよ うにしたことを特徴とする請求項1〜7の何れかの項に記載の電気音響変換器 。
JP52924098A 1997-02-28 1998-02-05 電気音響変換器 Expired - Fee Related JP4126620B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP97890036.3 1997-02-28
EP97890036 1997-02-28
PCT/IB1998/000149 WO1998038834A1 (en) 1997-02-28 1998-02-05 Electroacoustic transducer comprising a closing member for closing the rear volume of the transducer

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2000509935A true JP2000509935A (ja) 2000-08-02
JP2000509935A5 JP2000509935A5 (ja) 2005-09-08
JP4126620B2 JP4126620B2 (ja) 2008-07-30

Family

ID=26148325

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP52924098A Expired - Fee Related JP4126620B2 (ja) 1997-02-28 1998-02-05 電気音響変換器

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP0945043B1 (ja)
JP (1) JP4126620B2 (ja)
AT (1) ATE244495T1 (ja)
DE (1) DE69816028T2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002263573A (ja) * 2001-03-07 2002-09-17 Namiki Precision Jewel Co Ltd 電磁誘導型アクチュエータ装置並びに携帯電話等を含む携帯用情報機器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002263573A (ja) * 2001-03-07 2002-09-17 Namiki Precision Jewel Co Ltd 電磁誘導型アクチュエータ装置並びに携帯電話等を含む携帯用情報機器
JP4665089B2 (ja) * 2001-03-07 2011-04-06 並木精密宝石株式会社 電磁誘導型アクチュエータ装置並びに携帯電話等を含む携帯用情報機器

Also Published As

Publication number Publication date
ATE244495T1 (de) 2003-07-15
JP4126620B2 (ja) 2008-07-30
DE69816028D1 (de) 2003-08-07
EP0945043A1 (en) 1999-09-29
DE69816028T2 (de) 2004-04-22
EP0945043B1 (en) 2003-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100613813B1 (ko) 음향ㆍ진동 발생 장치
JPS58133100A (ja) トランスジユ−サ支持接続手段
EP1755358B1 (en) Multi-function type oscillation actuator and mobile terminal device
JP4876292B2 (ja) 可動コイル及び可動コイルの接続リード線用の弾性保持要素を有する電気音響変換器
JP4630958B2 (ja) 多機能型アクチュエータ及び携帯端末機器
JP2001242871A (ja) 電磁音響変換器
JP4198888B2 (ja) トランスデューサ軸方向に延在する端子接点を有する電気音響トランスデューサとメイティング接点を有するプリント回路板とを含む装置
JP3291468B2 (ja) 音響・振動発生装置
JP3363792B2 (ja) 音響・振動発生装置
US6038327A (en) Electroacoustic transducer comprising a closing member for closing the rear volume of the transducer
JP2000509935A (ja) 電気音響変換器
US5953437A (en) Electroacoustic transducer
JPH09219740A (ja) 電気音響的な変換器の接触機構
KR100427101B1 (ko) 다기능형 발음체와 휴대 단말기
US6072886A (en) Electroacoustic transducer comprising spring contacts formed with at least one bend
WO1998038832A1 (en) Electroacoustic transducer comprising spring contacts formed with at least one bend
JP4514270B2 (ja) 多機能型発音体
JP2000023438A (ja) 音響・振動発生装置
JP4011630B2 (ja) 少なくとも1つの屈曲部を有するばね接点を具える電気音響変換器
WO1998038834A1 (en) Electroacoustic transducer comprising a closing member for closing the rear volume of the transducer
JP2568081Y2 (ja) 電磁型レシーバ
JPH1165570A (ja) 発音体
JP2003236466A (ja) 電磁型アクチュエータ
JPH1155794A (ja) 電磁型レシーバ
JPH0686393A (ja) 圧電音響装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050202

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050202

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080401

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080501

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20080416

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110523

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120523

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120523

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120523

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130523

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees