JP2000509550A - ブラウン管のシャドウマスクフレーム、その製造工程、およびシャドウマスクフレームの懸架要素 - Google Patents

ブラウン管のシャドウマスクフレーム、その製造工程、およびシャドウマスクフレームの懸架要素

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Abstract

(57)【要約】 フレーム30は、直方体の側方面に沿って配置された平坦な側部30a、30b、30c、30dを備えている。フレーム30の側部30a、30b、30c、30dは、外側パネル31および内側パネル32を有している。これらのパネルは、互いに組み合わされ且つ取り付けられる。また、パネルのそれぞれは、望ましくはリブによって補強された、薄い金属製のストリップの一部から構成される。フレーム30をブラウン管のガラスケース内に懸架するための装置34は、クリップまたは溶接により、フレーム30のコーナー部分33に取り付けられることができる。

Description

【発明の詳細な説明】 ブラウン管のシャドウマスクフレーム、その製造工程、 およびシャドウマスクフレームの懸架要素 本発明は、ブラウン管、特にカラーテレビ用ブラウン管のシャドウマスクフレ ームに関する。 シャドウマスクを有するカラーテレビ用ブラウン管は、ガラスケースを有する 。ガラスケース内には、取り付けられた金属部品がある。金属部品の一つは、フ レームに連結されたシャドウスクリーンによって形成され、金属部品のもう一つ は、ガラスケースの内側に配置された磁気シールドによって形成されている。 ガラスケースは、二つの部品から構成されている。一つはスクリーンを備える スラブ(slab)であり、もう一つはファンネル(漏斗状部材)である。スク リーン上には像(イメージ)が形成される。ファンネルには、電子銃と、ブラウ ン管の電子ビームを偏向するコイルとが取り付けられる。 シャドウマスクは、薄い金属ストリップから製造される。該金属ストリップは 、所定の適合形状にされ、小さな寸法の開口を形成される。これらの加工は、化 学的切削加工によって行うことができる。使用される金属ストリップは、一般的 に、低カーボン鋼またはインバー(Invar)のような鉄−ニッケル合金によ って構成される。シャドウマスクは、熱間または冷間プレス成形により、周縁フ ランジを有するように形作られる。該周縁フランジに沿って、金属フレームが溶 接される。 フレームおよびマスクによって形成されたユニットは、フレームに取り付けら れた懸架装置と、スラブのガラス内に封止された係合ピンとによって、ガラス製 のスラブの内側に取り付けられる。ブラウン管の内側シールドは、シャドウマス クのフレームに取り付けてもよいし、スラブのガラス内に封止された取り付け用 ピンに取り付けてもよい。 別のタイプのブラウン管も知られている。そのブラウン管が特に違うところは 、シャドウマスクのタイプまたは使用されるフレームのタイプであったり、ブラ ウン管のガラスケースの内側にフレームを引っかける方法であったりする。 使用されるフレームの異なるそれぞれのタイプについて言えば、薄くて軽量の フレーム(例えば厚さは0.2mmのオーダー)と、厚くて剛性が高く、重量の あるフレームとがある。 ガラスケースの内側にフレームを掛ける方法に関して言えば、スクリーンのコ ーナーの近傍にフレームを懸架する方法と、フレームの側部の外側表面に取り付 けたバイメタル補償装置(bimetal compensating dev ice)によってスラブの周縁エッジの中間部分にフレームを懸架する方法とが ある。 ブラウン管のガラスケースの内側にシャドウマスクをそのフレームによって懸 架する方法は、いくつかの機能が行われることを可能にするものでなければなら ない。第1には、その懸架方法は、ガラススクリーンとシャドウマスクとの相対 移動の制御を可能とするものでなければならない。この相対移動は、典型的には シャドウマスクの膨張によって生じる。シャドウマスクは、電子ビームの衝撃に より加熱され、それにより膨張が生じる。上記相対移動の制御を可能にすること により、スクリーン上に形成される像の色の純度を維持することができる。 第2に、懸架装置は、ブラウン管が衝撃を受けたときでも、ガラスケースの内 側の適所にシャドウマスクを維持できなければならない。また、懸架装置は、外 部の機械的な力からシャドウマスクを保護しなければならない。 最後に、懸架システムは、ブラウン管を製造する際に、シャドウマスクを取り 外したり移動したりすることを可能とするものでなければならない。また、懸架 システムは、必要に応じて何回でも、ガラスケースの内側の適所にシャドウマス クを戻すことを可能とするものでなくてはならない。 シャドウマスクと、フレームと、該フレームの懸架装置とを有するユニットは 、典型的には、以下の特性を有していなければならない。すなわち、 一方では、組立体の全体が加熱されることにより生じる寸法の変化に対応でき ること、および、 他方では、優れた機械的安定性を有すること、である。 当業界で知られているユニットの多くは、剛性の高い、重くて厚い鋼製のフレ ームを使用している。該フレームは、ガラス製スラブの周縁の中間部分に封止さ れたピンに係合する3つまたは4つのバイメタルスプリングによって引っかけら れている。かかる公知のユニットの欠点は、フレームが高い熱慣性(therm al inertia)を有しており、また、熱が原因の寸法変化に対する補償 の態様が完全には対称ではない、ということである。 4つの懸架システムによってスラブのコーナー上に掛けられる、剛性の高い、 重くて厚い鋼製のフレームを使用することも知られている。この構成は、対称で あり、熱を自己補償する(thermal self−compensatio n)という利点を有している。しかしながら、フレームは依然として度を超した 熱慣性を有している。 さらに、従来技術の厚いフレームは、過剰な重量を有することが多い。「緊張 マスク(taut mask)」技術と呼ばれるものの場合は、例えば2kgの オーダーまたはそれ以上に重くなる。緊張マスクの場合、シャドウマスクがフレ ーム上で張力をかけられた状態にあり、該フレームの剛性は、マスクを張力下に おくことにより生じる応力に十分抵抗できる程度でなければならない。 例えば厚さが200μmのオーダーの薄いフレームを使用することも知られて いる。かかる軽量のフレームは、スラブのコーナーにて掛けられる。 軽量のフレームは、熱慣性が小さい(低い)という利点を有している反面、そ の薄さから、非常に壊れやすいという欠点を有している。かかるフレームは、剛 性が十分でないという面をもっているのである。結局、フレームが掛けられない という事態を避けるためには、取り付け用ピンに懸架装置を溶接する必要があろ う。となると、ブラウン管の製造は、より複雑なものとなってしまう。 したがって、本発明の目的は、ブラウン管、特にカラーテレビ用ブラウン管の シャドウマスクフレームであって、正角柱面の側方面にほぼ沿って配置された平 坦な側部と、シャドウマスクをフレームに取り付けるための強化用エッジ部分と を備え、スクリーンを有するスラブおよびファンネルを備えたブラウン管のガラ スケースの内側の適所にシャドウマスクを位置付けることができ、さらに、良好 な機械的剛性と、所望の剛性に対して可能なかぎり軽い重量と、低い熱慣性と、 その他の利点を有する、シャドウマスクフレームを提供することである。上記そ の他の利点の例としては、例えば100ないし400Hzの振動数の範囲で繰り 返される外部の力に対する感受性が抑制されている点などがある。 この目的のため、フレームの平坦な側部は、外側パネルおよび内側パネルを備 え、これらのパネルは一緒にされて一方が他方に接するようにして相互に取り付 けられるようにする。これらのパネルのそれぞれは、薄い金属ストリップの一部 から作られる。 望ましくは、フレームの機械的剛性を増すため、外側パネルおよび内側パネル のうちの少なくとも一方は、該パネルに形成された少なくとも一つのプレス成形 部分によって補強されるものとする。 望ましい実施例によれば、外側パネルおよび内側パネルのうちの一方または双 方がリブで補強されるものとする。 本発明を理解してもらうため、添付図面を参照しながら、本発明によるシャド ウマスクのいくつかの実施例について説明する。ただし、本発明がこれらの実施 例に限定されるわけではない。 図1は、シャドウマスクを有するブラウン管の分解斜示図。 図2Aおよび図2Bは、本発明の第1実施例によるシャドウマスクフレームの 外側パネルおよび内側パネルをそれぞれ構成するための、切り出された金属スト リップ(形成前のもの)の平面図。 図3Aおよび図3Bは、本発明の第2の実施例によるシャドウマスクフレーム の外側パネルおよび内側パネルをそれぞれ構成するよう、切り出して(打ち抜い て)形成した、金属ストリップの平面図。 図4は、本発明の第1実施例によるシャドウマスクフレームを製造する際に、 図2Aおよび図2Bに示すような二つの金属ストリップを折り畳み且つ組み合わ せることで、形を作ってゆく状況を示す分解斜示図。 図5は、図4に示した金属ストリップを組み立てた状態(溶接前)を示す平面 図。 図6は、図5と同様の図であるが、図3Aおよび図3Bで示したような金属ス トリップを組み立てた状態(溶接前)を示す平面図。 図7A、7B、7Cおよび7Dは、図5または図6における線7−7に沿った 断面図であり、本発明によるシャドウマスクフレームの外側パネルおよび内側パ ネルを互いに組み立てられた状態で示すとともに、フレームに組付けられる状態 のマスクの一部も示している。 図8A、8Bおよび8Cは、本発明によるシャドウマスクフレームの内側パネ ルおよび外側パネルを溶接する領域を示す平面図であり、内側パネルおよび外側 パネルは、互いに組付けられ、一方が他方に対して固定される。 図9Aは、組み立てられた状態の、本発明によるシャドウマスクフレームの斜 示図。 図9Bは、図9Aに示したフレームのコーナー領域の平面図。 図9Cは、図9Aに示したフレームのコーナー領域の立面図。 図10は、本発明によるシャドウマスクフレームの外側パネルおよび内側パネ ルの平面図であり、本発明によるフレームの別の製造方法を示している。 図11は、本発明によるシャドウマスクフレームの斜示図であり、「緊張マス ク(taut mask)」技術を利用することができる例を示している。 図12Aは、本発明の別の実施例によるシャドウマスクフレームの側部の一部 の斜示図。 図12Bは、図12における線A−Aに沿った断面図。 図12Cは、図12における線B−Bに沿った断面図。 図13A、13Bおよび14は、フレームのコーナー部分にクリップ止めする ことにより固定された懸架要素を示す図。 図1には、カラーテレビのブラウン管として具現化された、シャドウマスクを 有するブラウン管を作り上げるための種々の部品が示されている。全体を符号1 で示したブラウン管は、ファンネル(漏斗状部材)2およびスラブ(slab) 3からなるガラスケースと、二つの金属部品4および9とを備える。金属部品4 および9は、ブラウン管のガラスケースの内側に取り付けられる。 部品4は、あらかじめ組み立てられるユニットである。該ユニット4は、複数 の開口6が横切っている金属シートにより形成されたシャドウマスク5と、該シ ャドウマスク5のためのフレーム7と、ガラスケースのスラブ3の内側にユニッ ト4を懸架するための装置8とを備えている。 部品9は、内側磁気シールドを構成するように形状づけられた金属壁である。 この内側磁気シールドは、ガラスケースのファンネル2内に係合し、多くの場合 、 フレームに取り付けられる。 ガラスケースのファンネル2は、丸められたコーナーを有する矩形のベースと 、曲面壁とを備える。曲面壁の形は、円錐に近く、ブラウン管1の後端に向かう につれて断面積が小さくなる。ブラウン管1の後端の領域においては、該ブラウ ン管1の電子銃および偏向コイルがファンネル2に取り付けられている。 スラブ3は、わずかに曲面をつけられた壁3aを有している。該壁3aは、ブ ラウン管のスクリーン(画面)を構成している。スラブ3はまた、フランジ3b を有している。該フランジ3bの矩形のベースは、丸められたコーナーを有して いる。このフランジ3bのベースは、ファンネル2のベース上に完全に重なり合 うようにしてもよい。スラブ3のフランジ3bの内面には、ピン10のような、 内方に延びるピンが取り付けられている。該ピンは、フレーム7のエッジ部分に 連結された懸架装置8を介してユニット4(シャドウマスク5およびフレーム7 を備えている)を引っかけるためのものである。図1に示したブラウン管1は、 シャドウマスク5のフレーム7の側部上の中間位置に取り付けられた懸架装置8 と協働するようになされた、スラブのフランジの中間部分に取り付けられた取り 付け用ピン10を備えるタイプのものである。 図1において、ブラウン管1の構成部品は、該ブラウン管を構成すべく組み立 てられる前の状態で示されている。 ブラウン管を組み立て製造するためには、ガラスケースの構成部品2および3 、ユニット4および磁気シールド9を別々に作る。それから、これらの部品を次 に説明するように組み立てる。 シャドウマスク5は、薄いストリップから作られる。このストリップには、化 学的加工(chemical machining)により開口6が形成されて いる。このように開口を設けられたシートを、熱間または冷間プレス工程により 、マスク5を構成するように形作る。該マスク5は、周縁に組み付け用フランジ を有している。該組み付け用フランジは、実質的に矩形をしており、丸められた コーナーを有している。フレーム7は、シャドウマスク5の組み付け用フランジ に、溶接によって取り付けられる。それから、取り付け用の懸架装置8がフレー ムのエッジ部分に溶接される。このようにして作られたユニット4は、さまざま な熱 処理の後、スラブ3の内側に取り付けられる。 それから磁気シールド9が、例えばクリップ止めなどの手段により、フレーム 7に連結される。いくつかの実施例においては、スラブの内壁に封止されたピン にシールドを取り付ける必要がある。 それからガラスケースを組み立てることができる。 従来技術のシャドウマスクを有するブラウン管の場合において前述したように 、非常に大きな機械的剛性を有し、軽量で、しかも熱慣性の小さいシャドウマス クであって、ある周波数範囲での周期的な応力に対して感受性が抑制されている シャドウマスクは、これまでに製造されていなかった。 これから説明する本発明によるシャドウマスクのためのフレームは、従来技術 の装置の欠点を克服するものである。 図2Aおよび図2Bには、本発明によるシャドウマスクフレームの外側パネル 11および内側パネル12がそれぞれ示されている。 パネル11および12は、鋼、鉄−ニッケル合金または他のいくつかの合金の ような金属材料からなる薄いシートストリップまたはバンド(帯状部材)で作ら れる。 薄いシート金属のストリップが、ある輪郭に沿って切り出され、または打ち抜 かれる。該輪郭は、ストリップの長さ方向に沿った4つの領域11a、11b、 11cおよび11d、または領域12a、12b、12cまたは12dを画成し ている。これらの領域は、ストリップ11および12がシャドウマスクフレーム の形状に組み立てられるとき、該フレームの各側部の外側パネルおよび内側パネ ルをそれぞれ構成する。フレームの平坦な側部は、直方体の側方面に沿って配置 される。 ストリップ11および12の一方における領域11aおよび11c、ならびに 他方における領域12aおよび12cは、それぞれ、同一の形状をしており、フ レームの大きい方の側部のパネルを構成するようになされている。 ストリップ11および12の一方における領域11bおよび11d、ならびに 他方における領域12bおよび12dも、それぞれ、同一の形状をしており、こ れらはフレームの小さい方の側部のパネルを構成するようになされている。 フレームの側部のパネルを構成するようになされた二つの連続する領域間、お よび、ストリップ11または12の端部の一方には、コーナーとなる部分が設け られている。この部分は、すなわち、ストリップ11のための連結領域11e、 11f、11gおよび11hであり、また、ストリップ12のための連結領域1 2e、12f、12gおよび12hである。 フレームの側部の一つの内側パネルまたは外側パネルを構成するようになされ た領域のそれぞれにおいて、金属ストリップは、例えばプレス工程によって、あ るいはローリングホイールによって、補強リブを有するように形作られてもよい 。これらの補強リブは、互いに平行に延びる。 フレームの外側パネルを構成するようになされた、ストリップ11の連続する 領域は、ストリップの長手方向エッジに平行なリブ13を備えている。 フレームの側部の内側パネルを構成するようになされた、ストリップ12の領 域は、ストリップの長手方向エッジに垂直なリブ14を備えている。 フレームの大きな方の側部または小さな方の側部のパネルを構成するようにな された領域において、ストリップの長手方向エッジに平行な補強リブを設けるよ うにし、フレームの他方の側部(上述の例では、小さな方の側部または大きな方 の側部)のパネルを構成するようになされた領域において、ストリップの長手方 向エッジに垂直な補強リブを設けるようにしてもよい。このようにして、同じス トリップが、連続する領域の中に、長手方向に延びるリブと長手方向に垂直に延 びるリブとを含むようにしてもよい。 さらに、コーナー領域および連結領域は、フレームの側部のパネルを構成する ようになされた領域のリブ13または14に垂直なリブ15(ストリップ11の 場合)またはリブ16(ストリップ12の場合)を備えるようにしてもよい。 シート11または12は、リブ13、15、14、16のそれぞれの領域にお いて、開口17または18を有している。該開口17または18は、ストリップ の厚さ分を貫通して延びている。それによって、パネルが後述するように一緒に 組み合わされて溶接される際に、フレームの側部の内側パネルと外側パネルとの 間にガスが捕捉されるのを回避している。 さらに、二つのストリップのうちの少なくともひとつ(図2Aおよび2Bに示 す実施例の場合では外側ストリップ11)が、そのエッジのひとつに沿ってタブ 19を備えていてもよい。該タブ19は、フレームの一つの壁のパネルを構成す る、連続する領域のおのおのと、コーナー領域および連結領域とにおいて設けら れる。 図7Bに見られるように、フレームを構成するようストリップを折り曲げたと き、タブ19はストリップ11の平面に対して内方に90度折り曲げられる。 これまた図7Bに見られるように、下側のタブ19よりも幅の狭い、ストリッ プ11の上側のエッジ部分20も内方に90度折り曲げられる。これにより、フ レームの剛性が高まる。シャドウマスク5は、フレームの上側エッジ部分すなわ ちフランジ20に沿って装架され且つ溶接される。 図7Bにおいて、シャドウマスク5は組み立て位置にある。マスク5のフラン ジ5aは、フレームの内方に折り曲げられた部分20に沿うようにして該フレー ムの外側パネルの上側部分に接して配置される。マスクは、矢印51で示すよう に、フレームの外側から溶接される。 図7Cには、フレームの他の実施例と、シャドウマスクを取り付ける他の方法 とが示されている。フレームの外側パネルのエッジ部分20は、フレームに対し て外方に折り曲げられており、マスク5のフランジ5aは、エッジ部分20に沿 ってフレームの内側パネルに接するように配置される。溶接は、フレームの外側 から行ってもよいし(矢印51)、フレームの内側から行うようにしてもよい( 矢印51’)。別の実施例においては、強化用のエッジ部分20は、内側パネル の上側エッジ部分を、外側パネルを越えてこれに重なるように折り曲げることに より形成し、マスク5のフランジ5aを内側パネルに溶接するようにすることが できる。 図7Dには、緊張マスクフレーム(taut mask frame)の場合 が示されている。この場合、エッジ部分20およびマスク5は、円柱の円形部分 の形状をしている。マスク5は、エッジ部分20に接するように配置され、溶接 によって該エッジ部分20に取り付けられる。「緊張マスク」技術の場合におけ る、本発明による、フレームへのマスクの取り付けについては、図11を参照し ながら後述する。 図7Aに示すように、ある場合においては、フレームの内側パネルにも内方に 90度折り曲げられたフランジ19’を設け、これを外側パネルのタブ19上に 重ねるようにしてもよい。 ストリップ11および12を打ち抜き(blank out)、形成加工し、 必要な開口を設けた後、フレームは組み立てられ、所望の形状とされる。 図4および5に示した、処理方法の第1の例においては、フレームの外側パネ ルおよび内側パネルは、該パネルを構成するストリップ11および12が折り曲 げられた後に、溶接によって組み付けられる。 図10を参照して後述する別の実施例においては、フレームの外側および内側 パネルを、これらのパネルを折り曲げる前に、重ね合わせた位置にして溶接する ようにすることができる。 処理方法の第1の例の場合、タブ19とは反対側に位置付けられた、外側パネ ルを構成するストリップ11のエッジ部分は、折り曲げられて強化用フランジ2 0を構成する。シャドウマスクは、この強化用フランジ20に沿って取り付けら れる。ある場合には、内側パネルを構成するストリップ12の、対応するエッジ 部分も折り曲げてフランジとし、外側パネルおよび内側パネルのフランジを重ね 合わせることにより、強化用フランジを形成するようにしてもよく、シャドウマ スクはこの強化用フランジに沿って取り付けられることになる。 それからストリップ11のタブ19が、図7Aおよび7Bに示すように、内方 に折り曲げられる。 内側パネル12を構成するストリップに、対応するタブ19’を設けてもよく 、これらのタブ19’も内方に90度折り曲げられる。 外側パネルを構成するストリップ11は、図4に示すように、コーナー領域1 1e、11f,11gおよび連結領域11hを画成する、ストリップの長手方向 エッジに垂直な折り曲げ線に沿って折り曲げられる。折り曲げられた後、ストリ ップ11はジグに配置され、それにより、図5に示すように、直方体の側方面に 沿って、ストリップの領域を二つのコーナー領域の間に維持することができる。 外側ストリップ11は、ストリップの折り曲げられたエッジ部分の一方を構成す るタブ19の各々を互いに溶接することにより、ジグによって与えられた形状に 維持される。それから、図4および5に示すように、あらかじめ折り曲げられて 外側パネルとして組み立てられたストリップ11の内側に、折り曲げられた後の ストリップ12が挿入される。 折り曲げられたストリップ12が、あらかじめ折り曲げられて組み立てられた 状態のストリップ11の内側に、図5のように挿入される場合において、ストリ ップ11の領域11bは、ストリップ12の領域12dと対面する関係となる。 このようにして、ストリップ11および12の連結領域11hおよび12hは、 それぞれ、フレームの対角位置にあるコーナーに配置されることになる。 折り曲げられたストリップ11および12が図5に示す位置に配置された後、 矢印24で示すように、特に連結領域11hおよび12hをこれらに対面するコ ーナー領域に取り付けるために、重ねられたストリップどうしが溶接される。 溶接は、電気溶接でもよいし、レーザーまたはプラズマによる溶接でもよい。 ブラウン管に期待される真空下での挙動やエレクトロニックパフォーマンスの要 求に適合するのであれば、鑞付けも使用可能である。 図4および5を参照して説明されたフレームの実施例は、図2Aおよび2Bに 示したような2枚のストリップ11および12を使用している。 第2の実施例においては、打ち抜いて形成した4枚のストリップを用いてフレ ームを作ることもできる。そのうちの2枚のストリップはフレームの外側パネル を構成し、残りの2枚のストリップは内側パネルを構成する。 図3Aおよび3Bは、それぞれ、本発明によるシャドウマスクフレームの外側 パネルの一部を構成するストリップ21と、本発明の第2の実施例によるシャド ウマスクフレームの内側パネルの一部を構成する、打ち抜かれたストリップ22 とを示している。 フレームを作るため、ストリップ21のような2枚のストリップと、ストリッ プ22のような2枚のストリップとが使用され、これらのストリップは、図6に 示すように、折り曲げられた後、組み付けられる。 ストリップ21は、二つの連続する領域21aおよび21bを有しており、こ れらの領域は、シャドウマスクフレームの大きな方の側部の外側パネルと小さな 方の側部の外側パネルとをそれぞれ構成するようになされている。 同様にして、ストリップ22は、二つの連続する領域22aおよび22bを有 しており、これらの領域は、シャドウマスクフレームの大きな方の側部の内側パ ネルと小さな方の側部の内側パネルとをそれぞれ構成するようになされている。 図2Aおよび図2Bに示したストリップ11および12と同じように、ストリッ プ21および22は、フレームの側部のパネルを構成するようになされた領域間 に配置されるコーナー領域と、フレームの端部の一方において配置される連結領 域とを有している。ストリップ11および12と同じようにして作られ、且つ、 該ストリップ11および12を長手方向に関して半分にしたものに対応する、ス トリップ21および22については、詳細に説明する必要はないであろう。 図6に示したシャドウマスクフレームを作るため、フレームの外側パネルを構 成するようになされた2枚のストリップ21および21’と、内側パネルを構成 するようになされた2枚のストリップ22および22’とが使用される。 外側ストリップ21および21’は折り曲げられてジグ内に配置され、領域2 1aおよび21bのようなストリップの領域が直方体の側方面に沿って配置され るようになされる。画成された直方体の輪郭に沿って、ストリップ21および2 1’から、あらかじめ構成される組立体が作られるが、このとき、ストリップ2 1の長手方向に沿って設けられ且つ内方に90度折り曲げられたタブすなわち舌 状部分23どうしを溶接することにより組立体を作る。 ストリップ22および22’は、折り曲げられ、且つ、ストリップ21および 21’によって形成されたフレームの内側に挿入される。ストリップ21および 21’は、既に折り曲げられ、直方体の輪郭に沿ってあらかじめ組み立てられて おり、ジグ内に維持されている。 折り曲げられた後、ストリップ22および22’は、ストリップ21および2 1’によって構成された外側フレームの内側に挿入されるが、このとき、ストリ ップ22および22’のそれぞれの端部連結領域22hおよび22’hは、スト リップ21および21’の二つのコーナー領域にそれぞれ対面する位置とされ、 且つ、あらかじめ組み立てられたストリップ21および21’により画成された 輪郭の対角線上で互いに整列する位置とされる。この対角線は、ストリップ21 および21’のそれぞれの連結領域21hおよび21’hがその上で互いに整列 するところの対角線とは異なる対角線である。 それからストリップ21、21’、22および22’を溶接し、図6に示すよ うに、一方が他方に接するように配置する。典型的には、ストリップの連結領域 の溶接は、矢印25で示すように、フレームの4つのコーナーに沿って行われる 。 フレームの外側パネルおよび内側パネルをそれぞれ構成するストリップの簡略 した断面図である図7Aおよび7Bを参照する。これらのストリップをともに溶 接する際、その組立位置において、外側ストリップ11(または21)のリブ1 3は外方を向いて膨らんでおり、内側ストリップ12(または22)のリブ14 は内方を向いて膨らんでいる。そして、溶接される位置において、外側および内 側ストリップの平坦な領域どうしが、一方が他方に接するようになっている。溶 接は、矢印26および26’で示すように、フレームの内方または外方から近づ いて一方が他方に接するようになった上記平坦な領域にて行われる。 外側および内側ストリップは、同じ幅や同じ厚さを有する必要はない。なぜな ら、これらの寸法は、シャドウマスクフレームの所望の特性に適合するものとさ れるからである。 しかしながら、内側パネルは、シャドウマスクを取り付けるための上側エッジ 部分と舌状部分の形に切り出されて内方に折り曲げられたエッジ部分との間にお いては、外側パネル上のできるかぎり大きな面積にわたって重なるように、すな わちライニングされるようにされなければならない。 内側パネルは、内方に折り曲げられて外側パネルのフランジ19(または23 )に重ねられるフランジ19’を備えていてもよいし、備えていなくともよい。 図8A、8Bおよび8Cは、外側パネル11に接するようにされて該外側パネ ル11に溶接される内側パネル12を示している。これらの溶接されるパネルは 、本発明によるシャドウマスクのためのフレームの側部を構成する。 図8A、8Bおよび8Cに示す実施例は、互いに重ねられた関係にある2つの パネルを相互に連結するための溶接のタイプにおいて相違する。 パネル11および12は、互いに垂直方向に延びる強化用リブ13および14 をそれぞれ有している。パネル11および12は、リブ13および14のそれぞ れの領域に開口17および18を有している。それにより、内方または外方に突 出している一方のパネルのひとつのリブと他方のパネルの表面との間の空間は外 部に連通している。このようにして、フレームの壁内にガスが捕捉されないこと を確実にしている。閉じ込められたガスはブラウン管の作用に影響を与えがちで ある。 図8Aに示す実施例の場合、パネル11および12はスポット溶接27によっ て溶接されている。 スポット溶接27は、パネル11および12の二つの長手方向エッジに沿って 整列しており、リブ13および14間に配置されている。 図8Bに示したパネル11および12の組立体の実施例においては、二つのパ ネルがシーム(seam)溶接ライン28によって相互に連結されている。典型 的には、パネル11および12の長手方向エッジに沿った2本のシーム溶接ライ ン28と、強化用リブ13および14を取り囲むシーム溶接ラインと、強化用リ ブ13および14間のほぼ閉じたシーム溶接ラインとが設けられる。 図8Cに示した実施例の場合において、パネル11および12は、該パネル1 1および12間に位置付けられたある領域29に鑞付け用のペーストを分布させ 、あらかじめ組み立てられたフレームを炉内にて鑞付けの温度まで加熱すること により、相互に連結される。二つのパネル11および12は、このようにして領 域29にて一緒に鑞付けされる。 望ましくは、領域29は、パネル11および12の長手方向エッジに沿って配 置されるとともに、強化用リブ13および14間に配置される。 パネル11および12がシーム溶接ラインによって相互連結される、図8Bに 示した処理方法は、一方が他方に接するように配置される、パネル11および1 2の相互連結方法として最も確実な良い方法である。 シャドウマスクフレーム30は、組み付けられ且つ溶接された状態で図9Aに 示されている。 図9Aに示したフレーム30は、直方体の4つの側方面に沿って配置された4 つの平坦な形状の側部30a、30b、30cおよび30dを備えている。フレ ーム30の平坦な側部のそれぞれは、外側パネル31および内側パネル32によ って形成されている。外側パネル31および内側パネル32は、一方が他方に接 して溶接されている。 フレームの4つの側部の外側パネルおよび内側パネルのそれぞれは、1枚の又 は複数枚の金属ストリップから作るようにしてもよい。内側パネルおよび外側パ ネルは、互いに垂直な方向に延びるリブによって強化されている。 二つの連続する平坦な側部間において、フレームは平坦なコーナー領域33を 有している。該コーナー領域33上には、ブラウン管のガラスケースの内側にフ レームを懸架するための懸架装置34を取り付けることができる。 フレームのコーナー領域33は貫通開口を有していてもよい。該貫通開口の存 在により、懸架装置34をクリップ装置によって取り付けることが可能になる。 このようにして、溶接作業に頼ることなく、懸架装置の効果的な取り付けを行う ことができる。フレームのフランジの一つ(後に上側フランジ35と呼ぶ)は、 図9に示す配置により、構造の剛性を高めるために使用される。フレーム30の 上側フランジ35は、パネル31および32のうちの一方の長手方向エッジのひ とつ、望ましくは外側パネル31の長手方向エッジのひとつを、内方または外方 に折り曲げることにより、あるいは、可能であれば、外側パネル31および内側 パネル32の相対応する長手方向エッジ部分を折り曲げることにより、作られる 。前述したように、シャドウマスクは、フレーム30の上側フランジに沿ってフ レームに取り付けられる。 エッジ35から離れている外側パネルのエッジ部分(下側エッジ部分と名付け る)もまた、内方に折り曲げられて舌状部分36を構成し、典型的には、フレー ム30の予組立体(あらかじめ組み立てられた組立体)を作るのに利用される。 外側パネル31および内側パネル32の双方に関して言えば、フレームの側部の それぞれの領域にて、折り曲げ可能な舌状部分を設けるようにしてもよい。この 場合、フレーム30の、折り曲げられた下側エッジ部分は、外側パネル31およ び内側パネル32の重ねられた舌状部分によって形成される。重ねられた舌状部 分は、互いに溶接されている。 フレームの内方に折り曲げられた舌状部分は、補強用リブ37を有していても よい。パネルは、補強用リブ37のそれぞれの領域に貫通開口を備えていてもよ い。 この場合、リブによって補強され、内方に折り曲げられ、一緒に溶接された舌 状部分36は、高い剛性を有するユニットを構成することができる。該ユニット には、例えばクリップ装置によるなどして、ブラウン管の磁気シールドを取り付 けることができる。 図9Bおよび9Cに見られるように、フレーム30の二つの連続する側部(例 えば側部30bおよび30c)の二つの舌状部分36は、舌状部分36’によっ て互いに取り付けられる。舌状部分36’は、例えば外側パネルの下側部分から 切り出され(打ち抜かれ)、コーナー領域33に対して垂直方向に沿って整列し ている。 舌状部分36’は、その内方に90度折り曲げられた状態で、舌状部分36の 端部分に重なり、スポット溶接39によって該端部分に取り付けられる。この作 業は、フレームに形状を付与するジグ内でフレームをあらかじめ組み立てる際に 行われる。 それから内側パネル32は、ジグ内であらかじめ組み立てられて維持されたフ レームの内側の適所に配置され、あらかじめ組み立てられた外側パネルに接して これに溶接されることができる。 図10は、二つの金属ストリップ41および42を示す。該ストリップ41お よび42は、打ち抜かれてから、それぞれ本発明によるシャドウマスクのための フレームの外側パネルおよび内側パネルを構成するよう形作られる。 パネル41および42は、それぞれ図2Aおよび2Bに示したパネル11およ び12と実質的に同じようにして構成される。典型的には、ストリップ41およ び42は、フレームの平坦な側部の外側パネルおよび内側パネルを構成するよう になされた、ストリップの長さ方向に沿って分布された領域を有するように打ち 抜かれる。パネルは、直方体の側方面に沿って配置される。これらの領域は、コ ーナー領域によって分離されている。フレームを作るときのパネル41および4 2の折り曲げ線は、フレームの側部を構成するようになされた領域からコーナー 領域を分離する、対応ストリップの長手方向に垂直な線である。 外側パネル41は、下側エッジと名付けるエッジを有しており、該エッジに沿 って舌状部分43が打ち抜かれる。舌状部分43は、フレームが折り曲げられて 形作られる前に、フレームの内方へと90度折り曲げられる。 パネル41の、反対側の長手方向エッジ部分は、内方または外方へと90度折 り曲げられる。 パネルのエッジ部分の切り出し(打ち抜き)および内方への折り曲げは、外側 パネルだけに行ってもよいし、外側パネルおよび内側パネルの双方に行ってもよ い。 パネル41および42を構成する金属ストリップは、それぞれ、打ち抜かれた 各端部の一方において連結領域44または45を形成する。これらの連結領域は 、一方が他方に接するようになされ、フレームの組立時にストリップ41および 42を折り曲げた後に溶接される。 図10に示すような金属ストリップ41および42によって形成されるフレー ムの組立ておよび溶接は、前述した第1の実施例の場合と異なる別の方法によっ て行われる。 金属ストリップから作られるパネル41および42は、第1の実施例の場合と 同様にして製造される。典型的には、フレームの側部の外側パネルおよび内側パ ネルを構成するようになされた、ストリップ41および42の領域41aおよび 42aのそれぞれには、補強用リブが設けられる。該補強用リブは、例えばプレ ス工程またはローリングホイールなどによって形成される。 第1の実施例の場合、ストリップの折り曲げおよび溶接による組立ては、連続 して行われた。 別の処理方法の場合、折り曲げられる前に、重ねられたストリップどうしが溶 接され、それにより得られた、二重になったストリップを次いで折り曲げ、最後 に連結領域を溶接する。これらのことが第1ステージで行われる。 望ましくは、ストリップどうしを重ね合わせた状態で溶接する工程は、鑞付け により行うものとする。 鑞付けを行うために、鑞付け用ペーストを、ストリップの一方(例えば外側パ ネルを構成するようになされたストリップ41)の異なる複数の領域に塗り広げ る。 鑞付け用ペーストは、図8Cに示すように、フレームの側部の一方のパネルを 構成するようになされた領域のそれぞれに分布させるようにしてもよい。 鑞付け用ペーストは、ストリップ41の、補強用リブが突出しているところの 側部とは反対側の側部に配置される。 鑞付け用ペーストで覆われたストリップ41上にはストリップ42が重ねられ 、リブが突出しているところの面とは反対側の面によって、ストリップ42がス トリップ41上に着座するようにする。 ストリップ42がストリップ41上の適所に位置付けられるとき、矢印40で 示すように、領域42aが領域41a上に位置付けられる。このようにして、ス トリップ41およびストリップ42を重ね合わせることにより得られた、二重に なったストリップは、その両端に二つの連結領域44および45を有することに なる。 ストリップ41および42の、鑞付けによる連結は、重ね合わせたストリップ 41および42を炉内に配置することにより行われる。炉内の温度で、二つのス トリップ41および42は、互いに重ね合わされた状態で、鑞付け用ペーストで 鑞付けされる。 二重にされたストリップは、それから、フレームの側部のパネルを構成するよ うになされた領域からコーナー領域を分離する横断線に沿って折り曲げられる。 それから、ストリップ41の下側エッジから切り出され又は打ち抜かれて内方に 折り曲げられていた舌状部分43どうしを溶接することによって、フレームの予 組立体が作られる。 フレームは、互いに接するように位置付けられた連結領域44および45どう しを溶接することにより、閉じられた形状となる。 第1および第2の実施例の場合におけるように、折り曲げることにより得られ るフレームの形状は、直方体の形をしたジグによって与えられ且つ維持される。 しかしながら、図4、5および6を参照して前述した方法によりフレームを製 造することが、より望ましい。 図11は、二つの互いに反対側にある側部47aおよび47bを備える、本発 明によるフレーム46を示す。側部47aおよび47bの長手方向エッジの一方 は、円弧の形状となるように切り出され、内方に折り曲げられることによって、 円柱形のフランジ48aまたは48bを構成する。フレーム46の側部47aの フランジ48aおよび側部47bのフランジ48bは、軸ZZ’を有する共通の 円柱面内の含まれる。フランジ48aおよび48bの存在により、溶接によるフ レーム46上へのシャドウマスクの取り付けが可能となる。故に、シャドウマス クは、軸ZZ’を有する円柱面に沿って配置され且つ維持されることになる。 フレーム46は、「緊張マスク」タイプのシャドウマスクの装架を容易にする ことができる。 この目的のため、また、矢印49および49’によって示したように、側部4 7aおよび47bには、該側部47aおよび47bをフレームの内方へと曲げよ うとする力Fが加えられ、側部47cおよび47dには、フランジ48aおよび 48bの変形が平行移動されるような力F’が加えられる。 シャドウマスクはフランジ48aおよび48bに溶接されるが、この間、フレ ームの側部47aおよび47bの曲げを確実とするような力が維持される。 シャドウマスクが溶接された後、曲げ力FおよびF’は解放され、フレームの 側部47aおよび47bは、弾性の影響で外方に復帰し、シャドウマスクは張力 を受けた状態とされる。 このようにして、本発明によるフレーム46は、大きく、重く且つ剛性の高い フレームを使用することなく、非常に簡単に且つ迅速に緊張マスク技術を実現す ることができる。 フレーム46は、フランジ48aおよび48bとは反対側の側部に沿って、タ ブ50の形をした、打ち抜かれたフランジを有するようにしてもよい。該打ち抜 かれたフランジは、フレームの内方に90度折り曲げられたリブによって補強さ れている。この場合において、ブラウン管の磁気シールドは、補強された舌状部 分50に取り付けることができる。この取り付けは、互いに溶接することによっ て行うことができる。 図12は、本発明の別の実施例によるフレームの側部51を示す。 フレームの側部(側部51のような)は、外側パネル51aおよび内側パネル 51bを備える。これらのパネルは互いに組み合わされ且つ取り付けられる。前 述した実施例とは対照的に、パネルにリブは設けられず、該パネルは、折り曲げ られおよび/またはプレス成形された薄い金属ストリップによって形成されてい る。該折り曲げおよび/またはプレス成形により、平坦な接合部分が画成される 。該接合部分は、互いに接触するようになされ、パネルの溶接は該接合部分に沿 って行われる。図12Bおよび12Cに見られるように、パネル51aおよび5 1bは、上側エッジ部分52および下側端部分53に沿って互いに溶接される。 さらに、パネルは、実質的に正方形をしたプレス成形領域54を備えている。該 領域54は、フレームの側部の内方に延びて互いに接触し、パネルを組み立てる 際に対にして溶接される(図12A参照。プレス成形された部分は符号54aお よび54bで示される)。 図12Aに見られるように、パネル51aの少なくとも一方には、または、可 能であれば双方には、貫通開口55が設けられる。該開口55の存在により、フ レームの壁の内部空間にガスが捕捉されるのを避けることができる。 さらに、外側パネル51aは、フランジを構成すべく、上側部分および下側部 分において折り曲げられる。該フランジは、剛性を高めるため、また、シャドウ マスクを組みつけるために用いられる。 図12A、12Bおよび12Cに示されるようにして構成され、リブをもたな いパネルを有するフレームは、ねじれおよびたわみに関する全体の剛性が、前述 したリブ付きの金属ストリップから作られるフレームの全体の剛性よりも、わず かに小さい。フレームの構造のある振動モードの大きさの変化が見られた。 リブ無しのパネルから作られるフレームの場合、これらのパネルは、図8A、 8Bまたは8Cに示した組立てモード(態様)のいずれかひとつによって溶接す ることにより、互いに組み付けられる。例えば図8Cにおける領域20、22に 見られるように、二つのパネルの接触表面が、パネルどうしが互いに分離される ところのプレス成形されたパネル表面よりも非常に小さい場合、フレームの構造 の良好な剛性が得られる。 プレス成形された金属ストリップおよびプレス成形されていない完全に平坦な 金属ストリップからフレームを構成することもできる。このような場合でもフレ ームの十分な剛性を得ることができるが、この構造の振動モードは変化したもの となる。 一般に、構造の剛性は、パネル上に形成されたリブの数および幅によって理想 的なものとすることができる。典型的には、面積が許す限りはリブの数を増やす ことができ、また、リブの数を制限して該リブの面積を大きくすることもできる 。リブどうしを互いにつなげて単一物のリブを構成してもよい。 二つのパネルを一緒に溶接することにより形成される平坦な側部を有する、本 発明によるシャドウマスクフレームは、パネルがリブを有する典型的な例では、 静的な力を受けた場合に、たわみ、ねじれ、引っ張りおよび圧縮に関して、非常 に優れた機械的剛性を呈する。さらに、薄い金属ストリップから構成されている ために、シャドウマスクを使用するブラウン管を製造する場合に必要な剛性を得 るための重量は非常に軽くてすむ。 さらに、本発明によるフレームは、100ないし400Hzの振動数範囲内で の繰り返し外力に対する感受性が制限ないし抑制されている。 本発明によるフレームはまた、ブラウン管のガラスケースの内側にシャドウマ スクを装架しやすい構造を有している。例えば、クリップによりフレームに取り 付けられる懸架要素を使用することによって、装架しやすくすることができる。 また、本発明によるフレームは、ブラウン管の磁気シールドの取り付けを容易に する構造も有している。 図13A、13Bおよび14には、新しいタイプの懸架要素が示されている。 該懸架要素は、本発明によるフレームまたは従来技術のフレームのコーナー部分 にてクリップにより取り付けることができる。図13Aおよび13Bに示すよう に、懸架要素55は、直立部分56を有している。該直立部分56にはスプリン グ57が形成または取り付けられ、該スプリング57は直立部分56の内側部か ら突出している。懸架要素55はまた、直立部分56の上側エッジに連結され且 つ該直立部分に対して傾斜して配置されたフックプレート58を有している。さ らに懸架要素55は、直立部分56の下側エッジに連結された二つの取り付け用 舌状部分59aおよび59bを有している。該舌状部分は、直立部分に対して実 質的に垂直であり、その端部にそれぞれラグ59’aおよび59’bを有してい る。 さらに、直立部分は、その上側エッジに沿って、二つのフックタブ60aおよ び60bを有している。懸架要素55は、図13に示すように、マスクのコーナ ー領域を構成するマスクフレーム61の壁62にクリップで取り付けられるよう にしてもよい。 図13Aに示すマスクフレームは、垂直側部と、その上側部分に設けられた、 シャドウマスク用の取り付けフランジとを有している。 フックタブ60aおよび60bは、マスクのコーナー壁62の上側エッジ上に 係合され、そのとき、直立部分56がスプリング57を介してコーナー壁62に 押し当てられるようにする。舌状部分59aおよび59bは、シャドウマスクが 取り付けられるフランジから遠い方のフレーム61の下側フランジ63の下に滑 り込む。直立部分56に圧力を加えることにより、スプリングは圧縮され、舌状 部分59aおよび59bは、フランジ63の所望の位置に設けられた貫通開口に ラグ59’aおよび59’bが係合するまで、マスクの下側フランジ63の下方 を移動する。舌状部分59aおよび59bのラグ59’aおよび59’bは、別 の実施例においては、フランジ63の内方エッジの下方の、懸架要素55を取り 付けるための位置に係合するようにしてもよい。懸架要素55は、クリップによ ってフレーム61上に取り付けられる。スプリング57は、フレームのコーナー 壁62に押し付けられるように圧縮され、舌状部分59aおよび59bに張力を 与える。舌状部分のラグ59’aおよび59’bは、開口内に係合するか、また は、フランジ63の内方エッジに当接する。 さらにタブ60および60bによってフレームの上側エッジに引っかけられた 懸架要素は、フレームに完全に取り付けられたことになる。所望であれば、懸架 要素の取り付けは、レーザースポット溶接または電気溶接をすることによって完 成させるようにしてもよい。 フックプレート58は貫通開口64を有しており、該貫通開口64は、ブラウ ン管のスラブのコーナーの近傍にてスラブの内方部分内にシールされたフックピ ン65と係合する。 懸架要素55は、図14に示すように、薄い金属ストリップを切り出し且つ折 り曲げることにより作るようにすると都合がよい。図14では、金属ストリップ の切断線が実線で、折り曲げ線が破線で示されている。 懸架要素55は、それぞれを組立て且つ溶接される複数の部分から作るように してもよい。 懸架要素は、高い降伏点を有する鋼または合金で作られる必要がある。例を挙 げれば、 18パーセントのニッケル、9パーセントのコバルト、ならびにモリブデンお よびチタンを含むような、マルエージング鋼。 25パーセントのニッケル、15パーセントのクローム、ならびにチタンおよ びアルミニウムを含む硬化鋼(hardened steel)。 カーバイドによって硬化された鉄−ニッケル合金であって、37パーセントの ニッケル、2パーセントのモリブデン、0.8パーセントのクロームおよび0. 25パーセントのカーボンを含み、高度に加工硬化(work hardene d)された状態の鉄−ニッケル合金。この合金は、2.10-6/°Kのオーダー の小さい膨張率を有する点で有利である。 合金718のような構造硬化を有する、ニッケルベースの超合金。 あるマルテンサイト系ステンレス合金。 すべてのこれらの鋼および合金は、高い降伏点を有すること、および、カラー テレビ用ブラウン管の製造の際に必要な熱処理を受けた後にも弾性を保持するこ とという事実により、選択されたものである。 使用される合金は、望ましくは非磁性体とする。 図13Aおよび13Bに示した要素55のような懸架要素は、抵抗溶接による 連結をする必要なしに、シャドウマスクフレームに取り付け得るという利点を有 する。結局、懸架要素は、可能な場合には取り外すことができる。そのような場 合は、例えば、フレームの製造過程においての品質検査でフレームが適合品でな いとされ、フレームおよび/または懸架要素を元の状態の戻す場合などである。 さらに、溶接することなく、剛性が高く軽量なフレームに懸架要素を取り付ける ことができることにより、該懸架要素を取り付ける際のフレームの変形を避ける ことができる。 さらに、前述したような懸架要素は、低いコストで作られる単純なものであり 、簡単且つ迅速な方法で適所に配置されてマスクフレームに取り付けられる。 本発明によりシャドウマスクフレームの側部を構成するパネルを製造するため に使用される金属ストリップは、スチールAKのような低カーボン鋼、鉄ベース の合金、Invar(インバー)のような低い熱膨張率を有する鉄−ニッケル合 金、鉄−クローム合金、ニッケルベースの合金、構造硬化性(structur al hardening)またはマルテンサイトタイプの硬化性を有する合金 などから作ることができる。これらの合金は、フレームの構造の剛性をかなり高 めることができる。また上記金属ストリップは、磁性合金、非磁性合金または振 動を減衰させる合金から作ることもできる。 二つのパネルは、前述した材料の中から選択された同じ金属材料で作ることが できる。 外側パネルおよび内側パネルは、異なる材料で作ってもよい。パネルの材料の 少なくとも一方は、前述した材料の中から選択される。 二つの異なる合金を使用することにより、次のようなことが可能になる。 a)パネルの一方に磁性合金を使用し、他方のパネルに低カーボン鋼を使用す る(例えば一方のパネルに鋼を使用し、他方のパネルにmu金属(mumeta l)を使用する、または、一方のパネルに鋼を使用し、他方のパネルにInva rを使用する)ことにより、磁性特性を改善することができる。 b)パネルの一方の材料として、100ないし400Hzの振動数範囲内で振 動を減衰させる合金を使用することにより、フレームの振動特性を改善すること ができる。 c)異なる合金を使用した異成分構造に固有のバイメタル効果を利用すること ができる。 本発明によるフレームのパネルを製造するのに使用される金属ストリップは、 厚さが0.1mm以下であるが、従来公知のものは0.2mmのオーダーの厚さ である。二つの重ねられたパネルから本発明によるフレームを作ると、従来の薄 いフレームと比べると、重量を20パーセント節約しながら10倍の剛性を与え ることができる。 フレームは、シャドウマスクの取り付けを容易にするように構成される。典型 的には、フレームの側部のパネルの補強用リブの位置は、シャドウマスクの位置 付けおよび取り付けが困難にならないように選択される。このシャドウマスクの 取り付けは、公知の方法のように、フレームのフランジを電気溶接することによ って行ってもよい。 「緊張マスク」タイプのシャドウマスクは、円柱対称(cylindrica l symmetry)を有する取り付け用フランジを備えたフレームを用いて 製造される。この場合、前述したように、フレームの二つの側部をたわませるこ とにより、マスクに張力を与えることができる。 高い降伏応力を有する合金を適当に選択することにより、本発明による緊張マ スク用のフレームは、従来技術の緊張マスクのためのフレームよりも、剛性に優 れ且つ非常に軽いものとすることができる。 本発明の範囲は、これまで述べて来た実施例に限定されるものではない。 したがって、あらかじめ打ち抜かれ且つあらかじめ形状づけられた金属ストリ ップの二つまたは4つの部分を用いてフレームを製造してもよい。または、スト リップを組立てる方法および溶接する方法ならびにフレームの断面の形状いかん によっては、4つ以上の多数のストリップを使用してフレームを製造してもよい 。もちろん、輪郭が矩形でないフレームの製造を考えてもよい。打ち抜かれたス トリップの部分が、フレームの平坦な側部の形状を有する領域のほかに、コーナ ー領域または連結領域を含むものであってもよいし、含まないものであってもよ い。 パネルの補強用リブは、図示したものと異なる形状および配列のものであって もよい。 本発明による懸架要素は、シャドウマスクフレームに引っかけるための単一の タブまたは単一の舌状部分を有していてもよいが、2つ以上のタブまたは2つ以 上の舌状部分を有するものとしてもよい。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ブラウン管、特にカラーテレビ用ブラウン管のシャドウマスクフレームで あって、直角柱面の側方面に沿って配置された平坦な側部と、ファンネルとスク リーンを有するスラブとを備えたブラウン管のガラスケースの内側の適所にシャ ドウマスクを配置するためのフレームにシャドウマスクを取り付けるための強化 用エッジ部分と、を備えるフレームにおいて、 フレームの側部が、外側パネルおよび内側パネルを備え、 該外側パネルおよび内側パネルは、互いに合わせられて取り付けられ、且つ、 それぞれが薄い金属ストリップ部分により構成されている、フレーム。 2.請求項1のフレームにおいて、前記外側および内側パネルの少なくとも一 つが、該パネルの、少なくとも一つのプレス成形部分により補強されている、フ レーム。 3.請求項2のフレームにおいて、少なくとも一つのパネルが、リブによって 補強されている、フレーム。 4.請求項3のフレームにおいて、外側パネルおよび内側パネルがリブによっ て補強されており、外側パネルにおけるリブが、内側パネルにおけるリブと垂直 方向に延びている、フレーム。 5.請求項3のフレームにおいて、少なくとも一つのパネルが、互いに垂直な 二つの方向に延びるように配置されたリブを含む、フレーム。 6.請求項2,3および4のいづれかのフレームにおいて、内側および外側パ ネルには、補強用のプレス成形部分またはリブのそれぞれの領域にて少なくとも 一つの貫通開口が設けられている、フレーム。 7.請求項1ないし6のいづれかのフレームにおいて、外側パネルおよび内側 パネルは、スポット溶接により互いに取り付けられている、フレーム。 8.請求項1ないし6のいづれかのフレームにおいて、外側パネルおよび内側 パネルは、シーム溶接ラインによって互いに取り付けられている、フレーム。 9.請求項1ないし6のいづれかのフレームにおいて、外側パネルおよび内側 パネルは、該パネル間の領域に分布された鑞付け用材料によって相互に連結され ている、フレーム。 10.請求項1ないし9のいづれかのフレームにおいて、外側パネルおよび内側 パネルは、同じ材料で作られている、フレーム。 11.請求項10のフレームにおいて、材料の金属が、次の中から一つ選択され る、フレーム: 低カーボン鋼、鉄ベースの合金、鉄ーニッケル合金、鉄ークローム合金、ニッ ケルベースの合金、構造硬化性を有する合金、マルテンサイトタイプの硬化性を 有する合金、磁性合金、非磁性合金、および、振動を減衰させる合金。 12.請求項1ないし9のいづれかのフレームにおいて、外側パネルおよび内側 パネルは、互いに異なる材料で構成されている、フレーム。 13.請求項12のフレームにおいて、外側パネルおよび内側パネルを構成する 材料のうちの少なくとも一つが、以下の中から選択される、フレーム: 低カーボン鋼、鉄ベースの合金、鉄ーニッケル合金、鉄ークローム合金、ニッ ケルベースの合金、構造硬化性を有する合金、マルテンサイトタイプの硬化性を 有する合金、磁性合金、非磁性合金、および、振動を減衰させる合金。 14.請求項1ないし13のいづれかのフレームにおいて、フレームの、連続す る側部間に、実質的に平坦なコーナー領域を備える、フレーム。 15.請求項14のフレームにおいて、ブラウン管のガラスケース内にフレーム を懸架するための装置が、コーナー領域のそれぞれにおける少なくとも一つの開 口内にクリップ止めされることにより取り付けられる、フレーム。 16.請求項1ないし15のいづれかのフレームにおいて、該フレームがエッジ 部分を備え、該エッジ部分が、シャドウマスクがそれに沿って取り付けられると ころの強化用エッジ部分から遠い方のエッジ部分であり、該遠い方のエッジ部分 は、フレームの側部の外側および内側パネルの少なくとも一つの部分によって構 成されており、該部分は、フレームの内方に90度折り曲げられており、且つ、 クリップ止めすることによりブラウン管の磁気シールドの取付けを確実にできる ようにする補強用リブを備えている、フレーム。 17.請求項1ないし16のいづれかのフレームにおいて、該フレームが、二つ の互いに反対側に配置され且つ平行な側部を備えており、該側部のそれぞれが、 シャドウマスクを取り付けるためのエッジ部分を有しており、該エッジ部分は、 フレームの、前記二つの互いに反対側に配置され且つ平行な側部の少なくとも一 つのパネルの部分により構成されており、該部分は、フレームの内方に折り曲げ られており、それによって、シャドウマスクを取り付けるための前記エッジ部分 は、同じ円柱面上に位置づけられるようになされている、フレーム。 18.請求項1ないし17のいづれかのフレームにおいて、該フレームの側部が 、直方体の側方面に沿って配置されている、フレーム。 19.カラーテレビ用ブラウン管のようなブラウン管のシャドウマスクフレーム を製造する工程にして、直方体の側方面にほぼ沿って配置された平坦な側部を有 するフレームを製造する工程であって、 少なくとも一つの薄い金属ストリップから、製造されるべきフレームの側部の それぞれのために、互いに重ねることのできる、少なくとも一つの第1のパネル および少なくとも一つの第2のパネルにして、製造されるべきフレームの平坦な 側部の形状を有する少なくとも一つの領域を該ストリップの長さ方向に沿って有 している、少なくとも一つの第1のパネルおよび少なくとも一つの第2のパネル を切り出す工程と、 前記第1および第2のパネルの前記領域のそれぞれにて、対応する部分の金属 ストリップを変形させることにより、プレス成形された補強用部分またはリブを 作る工程と、 前記パネルどうしを、一方を他方に接するような配置で溶接することにより、 フレームを組み立てる工程と、 を備えるフレーム製造工程。 20.請求項19の工程において、第1および第2のパネルが、さらに、フレー ムの平坦な側部の形状を有する領域に隣接した、少なくとも一つのコーナー領域 または連結領域を備えている、工程。 21.請求項19または20の工程において、製造されるべきフレームの形状に したがって第1および第2のパネルを折り曲げ且つ互いに接するように位置づけ る工程と、 製造されるべきフレームの形状にしたがって、一方が他方に接するようにされ た第1および第2のパネルを溶接し、且つ、維持する工程と、 を備える、工程。 22.請求項19または20の工程において、 第1および第2のパネルを重ね合わせ、フレームの同じ側部に対応する前記領 域が重なり合うようにする工程と、 互いに重なり合う状態のパネルの相互連結を確実にする工程と、 フレームを製造するため、重ね合わされ且つ相互連結されたパネルを折り曲げ 且つ組み立てる工程と、 を備える工程。 23.請求項22の工程において、 第1のパネルの表面に鑞付け用物質の層を塗り広げ、該鑞付け用物質が配置さ れた第1のパネルの表面上に第2のパネルを重ね合わせ、最後に、互いに重ね合 わされたパネルを鑞付け用の温度にまですることにより、パネルを重なり合った 状態で相互に連結することを確実にする工程を備える、工程。 24.請求項19ないし23のいづれかの工程において、直方体の側方面に沿っ て配置された平坦な側部を有するフレームを製造するための工程にして、第1の パネルおよび第2のパネルが、その長さ方向に沿って、直方体の形状をしたフレ ームの4つの側部の形状を有する4つの領域と、フレームの二つの側部に対応す る二つの領域間にそれぞれが挿置された3つのコーナー領域と、パネルの端部の 一方に設けられた連結領域と、を備えている、工程。 25.請求項19ないし23のいづれかの工程において、直方体の側方面に沿っ て配置された平坦な側部を有するフレームを製造するための工程にして、二つの 第1のパネルと二つの第2のパネルとを切り出す工程を備え、パネルのそれぞれ が、フレームの第1の側部に対応する第1の領域と、フレームの第2の側部に対 応する第2の領域と、第1および第2の領域間に配置されるコーナー領域と、パ ネルの端部の一方に配置される連結領域と、を有している、工程。 26.ブラウン管のスラブの内側にシャドウフレームマスクを懸架するための懸 架要素にして、 ブラウン管のスラブに連結されたピン上の懸架要素と係合するための貫通開口 を有しているプレートと、 フレームの壁に懸架要素を取り付けるための手段と、 を備える懸架要素において、 フレームの壁に懸架要素を取り付けるための手段が、 前記プレートに連結された直立部分にして、フレームの壁のエッジに引っかけ るための少なくとも一つのタブを有している直立部分と、 該直立部分の内方面から突出するスプリングにして、フレームの壁に接触可能 となるスプリングと、 前記直立部分にほぼ垂直な、少なくとも一つの舌状部分にして、フレームの内 方に延びている舌状部分と、 を備え、 該舌状部分が、その内端にてフック用ラグを有しており、一緒にクリップする ことにより、該フック用ラグによるフレーム上の懸架要素の取付けが行われるよ うになされており、舌状部分のフック用ラグは、フレームの保持要素に係合する ようになされており、スプリングは、直立部分とフレームの壁との間で圧縮され るようになされている、 懸架要素。 27.請求項26の懸架要素において、切り出されて折り曲げられた薄い金属バ ンドによって形成されている、懸架要素。 28.請求項26または27の懸架要素において、 下記の中から選択された、高い降伏点を有する金属材料から作られる、懸架要 素: マルエージング鋼、 25パーセントのニッケルと、15パーセントのクロームと、チタンおよびア ルミニウムとを含む鋼、 チタンおよびアルミニウム、 鉄ーニッケル合金、 ニッケルベースの超合金、 マルテンサイト系ステンレス合金。
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