JP2000508343A - 安定化されたカルバペネム抗生物質組成物及びその製造方法 - Google Patents

安定化されたカルバペネム抗生物質組成物及びその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 ピロリジニルアミノを二酸化炭素源を用いてカルボキシル化することによりカルバペネム抗生物質を安定化する方法を開示する。得られた化合物及びその医薬組成物は、グラム陽性及び陰性の好気性及び嫌気性菌による感染性疾患を含めた感染性疾患の治療に使用され得る。本化合物は有利な医薬特性及びβ−ラクマターゼに対する安定性を有し、有利な作用持続時間を有する。

Description

【発明の詳細な説明】 安定化されたカルバペネム抗生物質組成物及びその製造方法 発明の背景 本発明は新規な安定化された形態のカルバペネム抗生物質、その組成物及び方 法に関する。本化合物は、グラム陽性及び陰性の好気性及び嫌気性菌を含めた感 染性疾患の治療に使用され得る。本発明化合物はβ−ラクマターゼに対して良好 な安定性と有利な作用持続時間を有する。発明の要旨 本発明は、式Iの新規な安定化された化合物、またはその医薬的に許容され得 る塩、プロドラッグまたは水和物に関する。 上記式中、 Bは、H、−CN、−C(=O)−NR2021、置換もしくは未置換の直鎖ま たは分枝鎖の2価C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C3-6シクロアルキル及び C1-6アルキル−X− C1-6アルキル{ここで、XはO、S、NHまたはN(C1-6アルキル)である} からなる群から選択され、前記アルキル、アルケニル及びアルケニルは任意に− C(=X)−R3及びR2から選択される1〜3個の基で置換されていてもよく、 Xは、O及びNHからなる群から選択され、 R3は、未置換であるかまたは−CH(R4)(R5)、未置換もしくは置換ヘ テロ環式基、C1-6アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヒドロキシ(C1-6) アルキルまたはカルバモイルオキシ(C1-6)アルキルで置換され得る、アミノ基 及びヘテロ環式アミン基からなる群から選択され、 R4及びR5は独立して、H、ヒドロキシ(C1-6)アルキル、CN、アミノ、 カルバモイル、カルバモイル(C1-6)アルキル、シアノ(C1-6)アルキル、モ ノ−もしくはジ−(C1-6)アルキルカルバモイル、カルバモイルオキシ、ウレ イド、アミノ(C1-6)アルキル、カルバモイルオキシ(C1-6)アルキル、モノ −もしくはジ−(C1-6)アルキルカルバモイル−(C1-6れた、別にヘテロ原子を含み得る3〜6員ヘテロ環である}か らなる群から選択され、ただしR4及びR5の両方が同時に水素であり得ず、 R2は、ヒドロキシ(C1-6)アルキル、カルバモイルオキシ、OH、NR6S O26及びN(R62からなる群から選択され、 R6は、水素及びC1-6アルキルからなる群から選択され、 R20及びR21は独 立して、H、C1-5アルキル、C3-5アルケニル、アルキル部分に1〜3個の炭素 原子を有するアルアルキル、置換C1-5アルキルまたはピリジルであり、或いは R20及ひR21は一緒になってアルキレン鎖またはアルキレン鎖、酸素原子、硫 黄原子、または隣接窒素原子と一緒になって、その環中に二重結合を含んでいて もよい置換もしくは未置換の3〜7損環式アミノ基または式 を有する置換もしくは未置換グアニジル基を形成する(C2-3)アルキル置換 窒素原子を表し、 R7は、水素、C1-6アルキル、保護もしくは非保護OH基、C1-6アルコキシ 、未置換もしくは(C1-3)アルキル置換さ れたヒドラジノ基、及び式−NHOR8{ここで、R8は水素、ヒドロキシ基の保 護基またはC1-6アルキルである}の基からなる群から選択され、 R1は、H及びC1-6アルキルからなる群から選択される。 本発明化合物は、分子内ダイマー化分解に関してメロペネムのようなカルバペ ネム化合物よりも明らかに安定である(メロペネム分解物に関して、Takeu chiら、Chem.Pharm.Bull.43(4),689−692(1 995)参照)。DA−1131に関してKim,SHら、Res.Com.M ol.Path. & Pharm.,90(3),347−362(1995 );B0−2727に関してInoueK.ら、Antimicro.Agts & Chemo.,39(10),2331−2336(1995);及びL ee H.W.ら、J.Antibiotics,48(9),1046−10 48(1995)も参照されたい。本発明化合物は、グラム陽性及び陰性の好気 性及び嫌気性菌を含めた感染性疾患の治療に使用され得る。本発明化合物はβ− ラクマターゼに対して良好な安定性と有利な作用持続時間を有する。化合物Iは 静注及び筋肉内投与に特に使用されるカルバペネム抗生物質である。図面の説明 図1は、凍結乾燥前の、炭酸ナトリウムの存在下(三角)及び炭酸塩の非存在 下でpH7.5の溶液中での化合物Aのダイマー形成%対時間(時)を示す。発明の詳細な説明 本明細書中、「安定化された形態」は、式Iの化合物で示すようにピロリジン 窒素原子で形成されたカルバメート基を有する化合物を指す。このカルバメート は、式IIの化合物、またはその塩、プロドラッグまたは水和物を二酸化炭素源、 例えば炭酸ナトリウムまたは重炭酸ナトリウムと合わせることにより得られ得る 。例を式I及びI−a〜I−cに示す。 「プロドラッグ」は、除去可能な基かヒドロキシエチル側鎖(カルバペネム核 の6位)のヒドロキシ、カルバペネム核の3位のカルホン酸または側鎖のフェニ ル環上のメタカルボン酸基に結合している化合物を指す。プロドラッグを形成す るのに使用される基は、本明細書の記載から当業者には自明である。例えば、ア リル、アセチル、ベンジルオキシカルボニル、メトキシメチル、t−ブトキシカ ルボニル、トリメチルシリル等である。 「水和物」は通常の意味で使用され、水と物理的に結合してなる式I及びIIの 化合物が含まれる。 本明細書中、「アルキル」は指定数の炭素原子を有する直鎖、環状または分枝 鎖アルキルを指す。「ハロ」は塩素、臭素、フッ素またはヨウ素を指す。アリー ルは芳香族環(例えば、フェニル、置換フェニル等)及び縮合環(例えば、ナフ チル等)を指す。好ましいアリール基はフェニル及びナフチルである。「アルコ キシ」は指定の長さを有する直鎖もしくは分枝鎖の基を指し、鎖中に2個以上の 炭素原子が存在する場合には二重結合または三重結合を含んでいてもよい。前記 アルコキシには、例えばメトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブ トキシ、イソブトキシ、t−ブトキシ、ペントキシ、イソペントキシ、ヘキソキ シ、イソヘキソキシ、アリルオキシ、プロパルギルオキシ等が含まれる。カルバ モイル(C1-6)アルキルには、例えばカルバモイルメチル、カルバモイルエチ ル、カルバモイルプロピル、カルバモイルブチル、1−(カルバモイルメチル) エチル、1−カルバモイル−1−メチルエチル、1,1−ジメチル−2−カルバ モイルエチル、カルバモイルペンチル、カルバモイルヘキシル等か含まれ得、好 ましくはカルバモイル (C1-4)アルキルである。アルキレンには、例えばメチレン、エチレン、トリ メチレン、テトラメチレン、ペンタメチレン、ヘキサメチレン、メチルメチレン 、エチルエチレン、プロピレン等が含まれ、好ましくはC1-4アルキレンである 。 好ましくは窒素を含んでいてもよい3〜6員のヘテロ環式基を指す。その例は、 置換もしくは未置換のアジリジニル、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニ ルまたはピペラジニルであり、この場合の好ましい置換基はカルバモイル、C1- 6 アルキル、ヒドロキシC1-6アルキル、シアノC1-6アルキル、アミノC1-6アル キル、カルバモイルオキシC1-6アルキルまたはアミノであり得る。 置換もしくは未置換のヘテロ環式基は、好ましくはN−含有ヘテロ環式基、特 にアジリジニル、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニルまたはピペラジニ ルであり、この場合の置換基はカルバモイル、C1-6アルキル、ヒドロキシC1-6 アルキル、シアノC1-6アルキル、アミノC1-6アルキル、カルバモイルオキシC1-6 アルキル、ウレイドC1-6アルキル、カルバモイルC1-6アルキル、またはモ ノ−もしくはジ−C1-6アル キルカルバモイルC1-6アルキルであり得る。 カルボキシ保護基は、C1-6アルキルエステル(例えば、メチルエステル、エ チルエステル、プロピルエステル等)、C1-6アルカノイルオキシC1-6アルキル エステル(例えば、アセトキシメチルエステル、プロピオニルオキシメチルエス テル、ブチリルオキシメチルエステル、バレリルオキシメチルエステル、ピバロ イルオキシメチルエステル等)のようなエステル化カルボキシを形成し得る基で あり得る。 イミノ保護基は、カルボン酸、炭酸、スルホン酸またはカルバミド酸から誘導 される芳香族またはヘテロ環式基で置換された脂肪族アシル、すなわちカルバモ イル、脂肪族アシル、芳香族アシルまたはヘテロ環式アシルのようなアシル基で あり得る。適当な脂肪族アシル基には、ホルミル、アセチル、プロピオニル、ブ チリル等が含まれる。 本発明化合物の1つのサブクラスは、式I(式中、Bは、‐C(=O)−NR2021、置換もしくは未置換の直鎖または分枝鎖の2価C1-6アルキル、C2-6ア ルケニル、C3-6シクロアルキル及びC1-6アルキル−X−C1-6アルキル{ここ で、XはO、SまたはNHである}からなる群から選択され、前記 アルキル、アルケニル及びアルケニルは任意に−C(=X)−R3{ここで、X はOである}及びR2から選択される1〜3個の基で置換されている)の化合物 である。このサブクラスにおいて他の変数は全て前記と同義である。 本発明化合物の別のサブクラスは、式I(式中、R3は、−NHCH(R4)( R5){ここで、R4及びR5は独立して、H、ヒドロキシ(C1-4)アルキル、C N、カルバモイル(C1-4)アルキル、シアノ(C1-4)アルキル、ウレイド(C1-4 )アルキル、及びカルバモイル、C1-6アルキル、ヒドロキシ(C1-4)アル キル、CN、カルバモイル(C1-4)アルキル、シアノ(C1-4)アルキル、ウレ イド(C1-4)アルキル、アミノ(C1-4)アルキル、カルバモイルオキシ(C1- 4 )アルキル、またはモノ−もしくはジ−(C1-4)アルキルアルキルカルバモイ ル(C1-4)アルキルでモノ置換されたピペラジニルからなる群から選択され、 ただしR4及びR5の両方が同時に水素であり得ない}であり、 R2は、ヒドロキシ(C1-6)アルキル、カルバモイルオキシ、OH、NR6S O26及びN(R62からなる群から選択される)の化合物である。このサブク ラスにおいて他の変数は 全て前記と同義である。 本発明化合物の好ましいサブクラスは、式Iの化合物である。 また、本発明は、式I: [式中、 Bは、−C(=O)−N(R62、H、−OH、−CN、置換もしくは未置換 の直鎖または分枝鎖の2価C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C3-6シクロアル キル及びC1-6アルキル−X−C1-6アルキル{ここで、XはO、S、NHまたは N(C1-6アルキル)である}からなる群から選択され、前記アルキル、アルケ ニル及びアルケニルは任意に−C(=X)−R3及びR2から選択される1〜3個 の基で置換されていてもよく、 Xは、O及びNHからなる群から選択され、 R3は、未置換であるかまたは−CH(R4)(R5)、未置換もしくは置換ヘ テロ環式基、C1-6アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヒドロキシ(C1-6) アルキルまたはカルバモイルオキシ(C1-6)アルキルで置換され得る、アミノ 基及びヘテロ環式アミン基からなる群から選択され、 R4及びR5は独立して、H、ヒドロキシ(C1-6)アルキル、CN、アミノ、 カルバモイル、カルバモイル(C1-6)アルキル、シアノ(C1-6)アルキル、モ ノ−もしくはジ−(C1-6)アルキルカルバモイル、カルバモイルオキシ、ウレ イド、アミノ(C1-6)アルキル、カルバモイルオキシ(C1-6)アルキル、モノ −もしくはジ−(C1-6)アルキルカルバモイル−(C1-6れた、別にヘテロ原子を含み得る3〜6員ヘテロ環である}からなる群から選択 され、ただしR4及びR5の両方が同時に水素であり得ず、 R2は、ヒドロキシ(C1-6)アルキル、カルバモイルオキシ、OH、NR6S O26及びN(R62からなる群から選択され、 R6は、水素及びC1-6アルキルからなる群から選択され、 R20及びR21は独立して、H、C1-5アルキル、C3-5アルケニル、アルキル部 分に1 〜3個の炭素原子を有するアルアルキル、置換C1−5アルキルまたはピリ ジルであり、或いはR20及びR21は一緒になってアルキレン鎖またはアルキレン 鎖、酸素原子、硫黄原子、または隣接窒素原子と一緒になつて、その環中に二重 結合を含んでいてもよい置換もしくは未置換の3〜7員環式アミノ基または式 を有する置換もしくは未置換グアニジル基を形成する(C2-3)アルキル置換 窒素原子を表し、 R7は、水素、C1-6アルキル、保護もしくは非保護OH基、C1-6アルコキシ 、未置換もしくは(C1-3)アルキル置換されたヒドラジノ基、及び式−NHO R8{ここで、R8は水素、ヒドロキシ基の保護基またはC1-6アルキルである} の基からなる群から選択され、 R1は、H及びC1-6アルキルからなる群から選択される]のカルバペネム抗生 物質化合物、またはその医薬的に許容され得る塩、プロドラッグまたは水和物を 医薬的に許容され得る担体と共に含む医薬組成物に関する。 更に、本発明は、式II: [式中、 Bは、H、−CN,−C(=O)−NR2021、置換もしくは未置換の直鎖ま たは分枝鎖の2価C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C3-6シクロアルキル及び C1-6アルキル−X−C1-6アルキル{ここで、XはO、S、NHまたはN(C1- 6 アルキル)である}からなる群から選択され、前記アルキル、アルケニル及び アルケニルは任意に−C(=X)−R3及びR2から選択される1〜3個の基で置 換されていてもよく、 Xは、O及びNHからなる群から選択され、 R3は、未置換であるかまたは−CH(R4)(R5)、未置換もしくは置換ヘ テロ環式基、C1-6アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヒドロキシ(C1-6) アルキルまたはカルバモイルオキシ(C1-6)アルキルで置換され得る、アミノ 基及びヘテロ環式アミン基からなる群から選択され、 R4及びR5は独立して、H、ヒドロキシ(C1-6)アルキル、 CN、アミノ、カルバモイル、カルバモイル(C1-6)アルキル、シアノ(C1-6 )アルキル、モノ−もしくはジ−(C1-6)アルキルカルバモイル、カルバモイ ルオキシ、ウレイド、アミノ(C1-6)アルキル、カルバモイルオキシ(C1-6) アルキル、モノ−もしくはジ−(C1-6)アルキルカルバモイル−(C1-6れた、別にヘテロ原子を含み得る3〜6員ヘテロ環である}からなる群から選択 され、ただしR4及びR5の両方が同時に水素ではあり得ず、 R2は、ヒドロキシ(C1-6)アルキル、カルバモイルオキシ、OH、NR6S O2R6及びN(R62からなる群から選択され、 R6は、水素及びC1-6アルキルからなる群から選択され、 R20及びR21は独立して、H、C1-5アルキル、C3-5アルケニル、アルキル部 分に1〜3個の炭素原子を有するアルアルキル、置換C1-5アルキルまたはビリ ジルであり、或いはR20及びR21は一緒になってアルキレン鎖またはアルキレン 鎖、酸素原子、硫黄原子、または隣接窒素原子と一緒になって、 その環中に二重結合を含んでいてもよい置換もしくは未置換の3〜7員環式アミ ノ基または式 を有する置換もしくは未置換グアニジル基を形成する(C2-3)アルキル置換 窒素原子を表し、 R7は、水素、C1-6アルキル、保護もしくは非保護1-3H基、C1-6アルコキシ 、未置換もしくは(C1-3)アルキル置換されたヒドラジノ基、及び式−NHO R8{ここで、R8は水素、ヒドロキシ基の保護基またはC1-6アルキルである} の基からなる群から選択され、 R1は、H及びC1-6アルキルからなる群から選択される] の化合物、またはその医薬的に許容され得る塩、プロドラッグまたは水和物を二 酸化炭素源と合わせることにより製造される、構造式Iの化合物に関する。 本発明の別の態様は、前記二酸化炭素源が二酸化炭素、並びにカリウム、マグ ネシウム、カルシウム及びナトリウムの炭酸塩/重炭酸塩から選択される前記化 合物に関する。 更に、本発明は、式II: [式中、 Bは、H、−CN、−C(=O)−NR2021、置換もしくは未置換の直鎖ま たは分枝鎖の2価C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C3-6シクロアルキル及び C1-6アルキル−X−C1-6アルキル{ここで、XはO、S、NHまたはN(C1- 6 アルキル)である}からなる群から選択され、前記アルキル、アルケニル及び アルケニルは任意に−C(=X)−R3及びR2から選択される1〜3個の基で置 換されていてもよく、 Xは、O及びNHからなる群から選択され、 R3は、未置換であるかまたは−CH(R4)(R5)、未置換もしくは置換ヘ テロ環式基、C1-6アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヒドロキシ(C1-6) アルキルまたはカルバモイルオキシ(C1-6)アルキルで置換され得る、アミノ 基及びヘテロ環式アミン基からなる群から選択され、前記アルキル、アリール及 びヘテロアリールは任意にH、COOR6、ハロ、 CF3、C1-6アルキル、OH及びN(R62から選択される1〜3個の基で置換 されていてもよく、 R4及びR5は独立して、H、ヒドロキシ(C1-6)アルキル、CN、アミノ、 カルバモイル、カルバモイル(C1-6)アルキル、シアノ(C1-6)アルキル、モ ノ−もしくはジ−(C1-6)アルキルカルバモイル、カルバモイルオキシ、ウレ イド、アミノ(C1-6)アルキル、カルバモイルオキシ(C1-6)アルキル、モノ −もしくはジ−(C1-6)アルキルカルバモイル−(C1-6れた、別にヘテロ原子を含み得る3〜6員ヘテロ環である}からなる群から選択 され、ただしR4及びR5の両方が同時に水素ではあり得ず、 R2は、ヒドロキシ(C1-6)アルキル、カルバモイルオキシ、OH、NR6S O26及びN(R62からなる群から選択され、 R6は、水素及びC1-6アルキルからなる群から選択され、 R20及びR21は独立して、H、C1-5アルキル、C3-5アルケニル、アルキル部 分に1〜3個の炭素原子を有するアルア ルキル、置換C1-5アルキルまたはピリジルであり、或いはR20及びR21は一緒 になってアルキレン鎖またはアルキレン鎖、酸素原子、硫黄原子、または隣接窒 素原子と一緒になって、その環中に二重結合を含んでいてもよい置換もしくは未 置換の3〜7撞環式アミノ基または式 を有する置換もしくは未置換グアニジル基を形成する(C2-3)アルキル置換 窒素原子を表し、 R7は、水素、C1-6アルキル、保護もしくは非保護OH基、C1-6アルコキシ 、未置換もしくは(C1-3)アルキル置換されたヒドラジノ基、及び式−NHO R8{ここで、R8は水素、ヒドロキシ基の保護基またはC1-6アルキルである} からなる群から選択され、 R1は、H及びC1-6アルキルからなる群から選択される] のカルバペネム化合物、またはその医薬的に許容され得る塩、プロドラッグまた は水和物を安定化させる方法に関し、該方法は式IIの化合物及び十分量の二酸化 炭素源を溶媒に溶解させて、式I: (式中、Bは上記と同義である) の化合物、またはその医薬的に許容され得る塩、プロドラッグまたは水和物を含 む溶液を調製することを含む。前記方法において、二酸化炭素源は二酸化炭素、 並びにカリウム、マグネシウム、カルシウム及ひナトリウムの炭酸塩/重炭酸塩 からなる群から選択され、溶媒は水及びサリンから選択される。 前記方法は、凍結乾燥して式Iの化合物、またはその塩、プロドラッグまたは 水和物を含む組成物を与える溶液に関する。 本発明はまた、式II: で表される化合物、またはその医薬的に許容され得る塩、安定化された形態、プ ロドラッグまたは水和物と二酸化炭素源から構成される医薬組成物にも関する。 化合物Iは、静注及び筋肉内投与に特に有用なカルバペネム 抗生物質である。 医薬組成物は、溶解時に約6.0〜約9.0のpHを与える医薬的に許容され 得る緩衝液を用いて製剤化され得る。例えば、重炭酸ナトリウムが好ましい医薬 的に許容され得る緩衝液である。溶解時の組成物のpHか約6.2〜約8.5で あるのが好ましい。 本発明の医薬組成物は、通常二酸化炭素源を用いて製剤化される。溶解時に適 切なpH、例えば約6.2〜8.5が得られるように組成物に配合され得る好ま しい二酸化炭素源は、二酸化炭素(気体、液体または固体)、炭酸塩及び重炭酸 塩、例えばカリウム、マグネシウム、カルシウムおよびナトリウムの炭酸塩およ び重炭酸塩であり、より好ましくは炭酸ナトリウムおよび重炭酸ナトリウムであ る。 式IIの化合物は、その教示内容が援用により本明細書に含められるとする19 90年7月24日にSunagawa,M.に付与された米国特許第4,843 ,569号明細書に従って合成され得る。援用により本明細書に含められるとす る米国特許第4,888,344号明細書を参照されたい。別の出発化合物は、 援用により本明細書に含められるとする国際特許出願 公開WO94/14811号明細書に記載されており、当業界で公知の方法また は下記する非限定実施例に従って合成され得る。 以下のスキーム1は本発明化合物を製造するための1方法を示す。 スキーム1 式2cのカルバペネム誘導体、またはそのオキソ基における反性誘導体(2a )またはその塩を式3のメルカプトピロリジン誘導体またはその塩と反応させて 、式4の化合物またはその塩を生成する。前記反応性誘導体は、式2cの化合物 をアシル化剤R8と反応させることにより製造され得る。このアシル化剤には、 有機スルホン酸、有機リン酸、またはその反応性誘導体、例えばベンゼンスルホ ニルクロリド、p−ブロモベンゼンスルホニルクロリド、ジフェニルホスホロク ロリデート、ジエチルホスホロクロリデート等の酸ハロゲン化物または酸無水物 のような慣用のアシル化剤が含まれ得る。R7はカルボキシ保護基であり、R10 はイミノ保護基である。 アシル化を溶媒の存在下で実施するのが好ましく、慣用の有機溶媒、例えばア セトン、ジオキサン、アセトニトリル、クロロホルム、ジクロロメタン、ベンゼ ン、ピリジン、酢酸エチル等、好ましくはベンゼンまたはアセトニトリルが使用 される。遊離酸またはその塩の形態のアシル化剤を使用するときには、反応は通 常縮合剤の存在下で実施される。適当な縮合剤は、N,N−ジエチルカルボジイ ミド、N,N−ジイソプロピルカルボジイミド等、イミダゾール化合物(例えば 、N,N−カル ボニルイミダゾール)、ケテンイミン化合物(例えば、ペンタメチレンケテン− N−シクロヘキシルイミン)である。更に、アシル化を無機塩基もしくは有機塩 基、例えばアルカリ金属(例えば、リチウム、ナトリウム、カリウム等)の水酸 化物、炭酸塩、重炭酸塩またはアルカノエート、トリ−C1-6アルキルアミン( 例えばトリエチルアミン、N,N−ジイソプロピル−N−エチルアミン等)、好 ましくはN,N−ジイソプロピル−N−エチルアミンの存在下で実施してもよい 。 アシル化反応は通常、冷却ないし加温下、例えば−40℃〜50℃、好ましく は−20℃〜20℃の温度で実施される。反応時間は通常約0.5〜3時間であ る。この反応において、式2cの化合物1モル当たり1〜3モルの塩基および1 〜3モルのアシル化剤を使用する。 次いで、式2cの化合物またはその塩を式3の化合物またはその塩と反応させ て、式4の化合物またはその塩を製造する。この反応に際し、式2cの化合物は 単離してもしなくてもよいが、単離しない方が好ましい。この反応は、反応不活 性溶媒、例えばアシル化反応に関して記載した溶媒、好ましくはアセトニトリル またはDMF中で実施され得る。反応温度は実質的に広範囲で変更可能である。 式4の化合物またはその塩をカルボキシ保護基R7の除去反応およびイミノ保 護基の除去反応にかけて、式Ia(式中、R11は水素またはアニオンである)の 化合物またはその塩を製造する。カルボキシ保護基およびイミノ保護基の除去は 、当業界で公知の慣用方法、例えば加水分解、還元等を用いて実施され得る。所 要により、カルボキシ保護基およびイミノ保護基の両方の除去を、中間体化合物 を単離することなく同じ反応容器中で実施することもできる。 式3のメルカプトピロリジンの製造方法を以下のスキーム2に示す。スキーム2 上記反応において、R12はメルカプト保護基であり、mは1〜6の整数であり 、R10およびBは前記した通りである。メルカプト保護基は、イミノ保護基に関 連して上記したアシル基、アリールC1-6アルキル(例えば、ベンジル、フェネ チル、ベ ンズヒドリル、トリチル等のようなモノ−、ジ−もしくはトリ−フェニルC1-6 アルキル、好ましくはC1-4アルカノイル、アロイル及びトリフェニルC1-4アル キル)であり得る。 式Vの化合物、またはそのヒドロキシ基における反応性誘導体またはその塩を 式VIのメルカプタン誘導体またはその塩と反応させて、式3aaの化合物また はその塩を製造することができる。式15の化合物のヒドロキシ基における適当 な反応性誘導体は、塩化物、臭化物、ヨウ化物等のようなハロゲン化物、メタン スルホネート、ベンゼンスルホネート、トルエンスルホネート等のようなスルホ ネートであり得る。化合物15がメタンスルホネート誘導体の場合、反応は、例 えばジクロロメタンのようなハロゲン化アルカン溶媒中で1当量の式VIの化合物 を1〜2当量、好ましくは1.2当量の式Vのメタンスルホネート化合物及び1 〜2当量、好ましくは1.2当量の有機もしくは無機塩基と−10〜40℃、好 ましくは−5〜0℃の温度で1〜3時間反応させることにより実施され得る。式 VIのメルカプタン誘導体は、アリール(低級)アルカンチオール、例えばフェニ ルメタンチオール、ジフェニルメタンチオール、トリフェニルメタンチオール等 のようなモノ−、ジ−もしくはトリ−フェニル(低級)アルカンチオール、チオ 酢酸、チオ安息香 酸であり、好ましくはチオ酢酸またはそのカリウム塩である。 次いで、式3aaの化合物またはその塩のメルカプト保護基を除去して、式3 の化合物またはその塩を得る。この除去反応は、慣用の方法を用いて実施され、 除去されるべくメルカプト保護基の種類に応じて適切に選択され得る。例えば、 保護基がアリール(C1−C6)アルキル基の場合には、銀化合物、例えば硝酸銀 または炭酸銀で処理することにより除去が行われ得る。銀との除去反応は、好ま しくは有機塩基、例えばピリジン等の存在下で実施される。生じた式3の化合物 の銀塩は、所要によりアルカリ金属ハロゲン化物、例えばヨウ化ナトリウム、ヨ ウ化カリウム等を用いて処理することによりそのアルカリ金属塩に変換され得る 。 式4a、2c、2a、3、3aa、4の化合物及びその塩は、慣用方法、例え ば抽出、沈殿、分別結晶、再結晶、カラムクロマトグラフィー等を用いて単離、 精製され得る。 出発物質及び反応物質として使用されるかまたは反応生成物として得られる式 2c、2a、3、4及び4aの化合物の適当な塩は、式Iの化合物の塩に関連し て具体的に例示したものと同じであり得る。 式IIの化合物の例を以下に記載する。式Iの化合物を以下の 非限定実施例により合成する。 実施例1 (1R,5S,6S)−[(2S,4S)−2−((カルバモイルエチル)メル カプトメチル)ピロリジン−4−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエ チル]−1−メチルメルカプト−2−エム−3−カルボン酸 エノールホスフェート(5)を新たに製造したチオール化合物(6)で処理す ると、2−置換カルバペネム(7)が生ずる。この化合物を3−モルホリノプロ パンスルホン酸(MOPS)緩衝液(0.1M,pH=7.0)の存在下で10 %Pd−Cを用いて水素化分解して脱保護して、(1a)を得る。(1a) をジアニオンHP−20を用いるカラムクロマトグラフィーにより精製した。1 H NMR(D2O)g1.26(3H,d,J=8Hz)、1.33(3H, d,J=8Hz)、2.17−2.50(4H,m)、2.65−2.95(2 H,m) 実施例2 化合物(8)をアセトニトリル中でグリシンアミドで置換すると、カルバモイ ルメチルカルバモイルアルキルピロリジン化合物(9)が生ずる。化合物(9) をメタノール中、6N−HClで脱シリル化すると、ヒドロキシメチルカルバモ イルピロリジン化合物(10)が生ずる。化合物(10)をメシル化後、メシル 化カルバモイルピロリジン化合物をDMF中チオ酢酸カリウムを用いてアセチル チオカルバモイルメチルカルバモイルピロリジン化合物(11)に変換する。こ の化合物のアセチルチオ基は4N−NaOHを用いて容易に加水分解され、チオ ール化合物(12)が生ずる。化合物(12)を化合物(5)と反応させると、 化合物(13)が得られる。 凍結乾燥されたかされていない形態の式IIの化合物を二酸化炭素を生ずる化合 物、例えば炭酸ナトリウムまたは重炭酸ナトリウムと合わせると、式Iの化合物 に変換される。 通常、式Iの化合物は、式IIの化合物を二酸化炭素源と合わせた後ブレンドを 適切な溶媒に溶解させることにより合成され得る。 多くの場合、式IIの化合物を二酸化炭素生成化合物と一緒に水性溶媒に溶解し 、生じた組成物を凍結乾燥して式Iの化合物 を含む混合物を得ることが好ましい。 溶解させると、式I(I及びI−a〜II−c)の化合物は自然に式II(II及び II−a)に変換する。 式IIの化合物は、溶解または復元させたときに式Iの化合物、またはその塩、 プロドラッグまたは水和物が生ずるように二酸化炭素生成化合物と粉末混合され 得る。 或いは、式IIの化合物と二酸化炭素生成化合物を溶液中で合せて式Iの化合物 を生成し、その後組成物を凍結乾燥して式Iの化合物、またはその塩、プロドラ ッグまたは水和物を含有する組成物を得ることもできる。 前記方法において使用される炭酸塩または重炭酸塩の量は広範囲で変更可能で ある。例えば、炭酸ナトリウムの量は、薬物1g当たり約0.025gの低量か ら薬物1g当たり約0.5gの高量の範囲で変更可能である。同様に、組成物中 の重炭酸ナトリウムの量は薬物1g当たり約0.025gの低量から薬物1g当 たり約0.7gの高量の範囲で変更可能である。希釈または復元時の組成物のp Hを調節するために他の化合物を配合することができる。前記化合物として、水 酸化カリウム、水酸化ナトリウム、N−メチルグルカミン等が例示される。 特に興味深い1つの組成物は、約3〜6重量部、好ましくは約4.5重量部の 式IIの化合物、またはその医薬的に許容され得る塩、安定化された形態、プロド ラッグまたは水和物及び1重量部の重炭酸ナトリウムで構成される。この組成物 を溶解したときのpHは約6.5である。このように薬物を製剤化すると、溶液 中の生成物の安定性を高めることができる。 特に興味深い別の組成物は、約4〜10重量部、好ましくは約6.7重量部の 式IIの化合物、またはその医薬的に許容され得る塩、安定化された形態、プロド ラッグまたは水和物及び1重量部の炭酸ナトリウムで構成される。この組成物を 溶解したときのpHは約7.5である。このように薬物を製剤化すると、溶液中 の生成物の安定性を高めることができる。 上記したように、式IまたはIIの化合物は凍結乾燥形態または非凍結乾燥形態 で使用され得る。凍結乾燥形態は、標準の凍結乾燥方法により調製される。 追加の成分を本発明組成物に配合することができる。組成物を注射により投与 することが好ましいので、各種希釈剤、緩衝液、局所麻酔剤、張度調整剤、他の 成分を配合することができる。 希釈剤の代表例には、滅菌注射用蒸留水、標準サリン、5%デキストロース溶 液(D5W)、乳酸化リンゲル液等が含まれる。好ましい希釈剤は標準サリン及 び減菌注射用蒸留水である。 緩衝液の代表例には、リン酸塩緩衝液(例えば、リン酸二水素ナトリウム)、 クエン酸塩緩衝液(例えば、クエン酸ナトリウム)、メグルミン及びトリ(ヒド ロキシメチル)アミノメタンが含まれる。 保存剤の代表例には、ブチルヒドロキシアセトン(BHA)、ブチルヒドロキ シトルエン(BHT)及び塩化べンザルコニウムが含まれる。 局所麻酔剤の代表例には、ベンゾカイン、リドカイン、ノバカイン、ポントカ イン等が含まれる。 張度調整剤の代表例には、塩化ナトリウム、マンニトール、デキストロース、 グルコース、ラクトース及びスクロースが含まれる。 医薬用賦形剤の代表例には、水、マンニトール、ソルビトール、デキストロー ス、ラクトース、グルコース、デキストラン、スクロース、マルトース、ゼラチ ン、ウシ血清アルブミン(BSA)、グリシン、マンノース、リボース、ポリビ ニルピロリ ドン(PVP)、セロルース誘導体、グルタミン、イノシトール、グルタミン酸 カリウム、エリスリトール、セリン及び他のアミノ酸が含まれる。 式IIの化合物を適当量の炭酸塩または重炭酸塩と一緒に医薬組成物中に処方す る場合、本明細書に記載の化合物はいずれも希釈または復元により処方物中に含 まれ得る。化合物IIは遊離酸の非安定形態を指す。従って、式II−aを含めた式 IIの各種塩が本発明に含まれる。 +は、電荷のバランスを保つカチオンを表し、このカチオンは所要により全 電荷の中性を維持するために必要により化合物と一緒に存在する。通常、荷電カ チオン種は医薬的に許容され得る塩形成イオン、例えばナトリウム、カリウム、 マグネシウム等である。例えば式II−aのように2つのカルボキシレートアニオ ンが化合物中に含まれる場合にはCa2+のような2価イオンが存在し得る。対イ オンがビスカチオン種、例えばCa2+ を含んでいる場合には、通常全電荷が中性であるようにカルバペネム部分に対し て適切量を存在させる。よって、全電荷の中性が維持されるように0.5モル当 量のCa2+をモノカルボキレートと一緒に含めることかできる。前記した態様の 全てが本発明に包含される。 多数の塩形成イオンが、その教示内容が援用により本明細書に含まれるとする Berge,S.M.ら、J.Pharm.Sci.,66(1):1−16( 1977)に詳記されている。 X+で表される塩形成カチオンは、好ましくはナトリウム、カリウム、カルシ ウム及びマグネシウムからなる群から選択される。 より好ましくは、X+はNa+、Ca2+及びK+からなる群から選択される。 適当量の二酸化炭素生成化合物、好ましくは重炭酸ナトリウムまたは炭酸ナト リウムを配合することにより、下記する安定化構造の1つ以上が形成される。 上記した化合物I(式中、Bは上記と同義である)を、安定化化合物の遊離酸 形態と呼称する。化合物I−a〜8I−cが安定化化合物の塩形態の例である。 上記式中、Bはである。 組成物中に配合する二酸化炭素生成化合物、例えば重炭酸ナトリウムまたは炭 酸ナトリウムの量は、式I〜I−cの化合物を形成するのに十分であり、溶解ま たは復元させたとき所望の組成物pHを任意に与える量である。 電子バランス及び全電荷の中和を与えるために、0〜3個の正に荷電した対イ オンが存在する。組成物中に異なる対イオンを含めることができる。例えば、全 電荷の中和を与えるために医薬組成物中にカルシウム及びナトリウムを一緒に含 めること ができる。このように、対イオンは広範囲で変更可能である。一般に1個もしく はそれ以上の対イオンは医薬的に許容され得るカチオン種である。 本発明のカルバペネム化合物は、動物及びヒト被検者において細菌感染の治療 に有用である。用語「医薬的に許容され得る塩」は、製薬業者に自明の塩形態、 すなわち実質的に非毒性であり、所望の薬物動力学的諸特性、嗜好、吸収、分布 、代謝または排泄を与える塩形態を指す。選択する際に重要であり事実上より実 際的な他の因子は、原料のコスト、生じたバルク薬物の結晶化し易さ、収量、安 定性、吸湿性及び流動性である。医薬組成物は、活性成分と医薬的に許容され得 る担体を組み合わせて製造され得る。よって、本発明は、カルバペネム化合物を 使用する医薬組成物及び細菌感染の治療方法に関する。 カルバペネムは各種医薬製剤に使用され得る。好ましい送達経路である注射用 組成物は、単位投与形態または複数回投与形態容器で調製され得る。組成物は油 性もしくは水性の懸濁液剤、液剤または乳剤の形態をとり得、各種製剤化物質、 例えば希釈剤、緩衝液、保存剤等を含み得る。よって、化合物は前記医薬的に許 容され得る担体と組み合わせて存在する。 また、活性成分は粉末の形態で存在し得、投与時に滅菌水、標準サリン等のよ うな液体を用いて復元され得る。粉末は凍結乾燥形態であっても非凍結乾燥形態 であってもよい。 代表的な経口組成物は、通常錠剤、カプセル剤、液剤または懸濁剤の形態であ る。前記組成物も1回投与または複数回投与容器に封入され得る。これらの経口 組成物における医薬的に許容され得る担体は、希釈剤、錠剤化助剤、顆粒化助剤 、滑沢剤、崩壊剤、緩衝液、甘味剤、保存剤等からなり得る。 局所組成物は、疎水性もしくは親水性軟膏、クリーム、ローション、液剤、塗 布剤または粉末の形態で医薬的に許容され得る担体と一緒に製剤化され得る。 投与量は、治療される哺乳動物患者の状態及びサイズ、並びに投与経路及び回 数に大きく依存する。非経口経路(注射による)が好ましい。 1回投与でヒトに投与するための液体または固体組成物は、約0.01%から 99%、好ましくは約10〜60%の活性物質を含み得る。組成物は通常約10 mg〜約3000mgの活性成分を含むが、通常約100mg〜約1000mg の範囲の投与量を使用することが好ましい。非経口投与では、単位投与 形態は通常滅菌水もしくはサリン溶液中の化合物、または溶液もしくは復元され る粉末の形態である。 式Iの化合物の好ましい投与方法は、静注(i.v.)による非経口投与であ る。或いは、この化合物は筋肉内注射(i.m.)により投与され得る。 成人の場合、体重1kg当たり約5〜約50mgの式Iの抗菌性化合物が1日 1〜6回投与される。好ましい投与量は約100mg〜約1000mgであり、 1日に1〜4回、好ましくは1〜2回、最も好ましくは1回投与される。 より具体的には、軽度の感染の場合には、約100mg〜約1000mgを1 日1〜4回投与するのが好ましく、最も好ましくは1日1回投与する。中程度の 感染の場合には、約500mg〜約1000mgを1日1〜4回投与するのが好 ましい。重度で生命の危険のある感染症の場合には、約1000mg〜2000 mgを1日1〜6回投与するのが好ましい。 子供の場合、体重1kg当たり5〜25mgを1日1〜4回投与するのが好ま しい。10mg/kgを1日1〜4回投与するのが好ましい。 式Iの化合物はカルバペネムとして公知の広範囲化合物の範 疇に入る。天然に存在するカルバペネムはデヒドロペプチダーゼ(DHP)とし て公知の腎性酵素の攻撃を受けやすい。攻撃または分解を受けると、カルバペネ ム抗生物質の有効性が低下する。本発明で使用される化合物は前記攻撃を受けに くいので、DHP阻害剤を使用する必要がない。しかしながら、本発明ではDH P阻害剤を使用してもよく、この態様も本発明に包含されると見なす。DHP阻 害剤及びカルバペネム抗生物質とのその併用については、1979年7月24日 に出願された欧州特許出願第79102616.4号明細書(特許番号0,00 7,614号)及び1982年8月9日に出願された欧州特許出願第82107 174.3号明細書(公開番号0,072,014号)に記載されている。 DHPの阻害が所望または必要とされる場合、本発明化合物は、上記特許明細 書及び公開明細書に記載されている適切なDHP阻害剤と併用される。引用され る欧州特許出願はカルバペネムのDHP感受性を測定する方法に関し、適当な阻 害剤、配合組成物及び治療方法を開示している。 組合わせ組成物中の式Iの化合物:DHPの好ましい重量比は約1:1である 。好ましいDHP阻害剤は、シラスタチンと して公知の7−(L−2−アミノ−2−カルボキシエチルチオ)−2−(2,2 −ジメチルシクロプロパンカルボキサミド)−2−ヘプテン酸またはその塩であ る。 カネバペネムは、各種グラム陽性菌に対して活性であり、やや劣るが各種グラ ム陰性菌に対しても活性であり、従ってヒト及び動物用医薬品として使用される 。 本発明の化合物は、非限定実施例3に示すように明らかに安定なカルバペネム 化合物である。 実施例3 下図のプロットは、高薬物濃度での分解に対する付加組成物の影響を示す。条 件下で(水中200mg/mlの(4R,5S,6S,8R,2’S,4’S) −3−[[2−[[(3−カルボキシフェニル)アミノ]カルボニル]N−カル ボキシピロリジン−4−イル]チオ]−4−メチル−6−(1−ヒドロキシエチ ル)−7−オキソ−1−アザビシクロ[3.2.0]ヘプタ−2−エン−2−カ ルボン酸三ナトリウム塩[化合物A])、分解は主にダイマーの形成を介して起 こる。ダイマー化は、非イオン化ピロリジン環窒素を有する二ナトリウム塩とし て遊離薬物が存在することによる。CO2と安定化形態が形成 されると、遊離薬物のナトリウム塩の濃度が減少する。この影響を、pH7.5 における炭酸ナトリウムの存在下でのダイマー%対時間のプロット(三角)によ り示す。ダイマー分解物の量は5℃8時間で約8%に抑制されている。反対に、 炭酸塩の非存在下で同じpHおよび温度でのダイマー%対時間のプロット(黒丸 )から、ダイマーは6時間で5%を越えて直線的に増加することが分かる。 図1 5℃での化合物Aの安定性 固体状態条件下で、炭酸塩緩衝化合物Aの25℃の安定性は12週間以上に亘 ってほぼ一定である。 反応ステップを実施例4に例示する。本発明の新規方法の生 成物は、グラム陽性及び陰性の、好気性及び嫌気性菌を含めた感染性疾患の治療 に使用される。化合物はβ−ラクマターゼに対して十分な安定性及び有利な作用 持続時間を有する。 実施例4 メロペネム(Merrem(登録商標)1000,Zenec a S.P. A.より入手、34.2mg、無水メロペネム25mgに相当)をプラスチック 製ナルゲン管に入れ、D2O1.0mlを添加した(25mg/ml溶液が生じ た)。溶液を数分間混合し、2つに分けた。一方を200MHz装置のマグネッ トに置いた5mmチューブでプロトンNMRにより分析した。他方(0.5ml )はD2O中NaH13CO3(15.8mg/ml)溶液0.5mlで希釈して、 総メロペネム濃度を12.5mg/mlとし、上記装置において5mmチューブ で13CNMRにより分析した(炭素につき50MHzで操作)。CO2とのメル ペネム付加物は、プロトンスペクトルの4.5ppmにおいて(残留水シグナル の上方フィールドにおいて)、炭素スペクトルの164ppmにおいて(161 ppmの重炭酸シグナルの下方フィールド)3重項共鳴として認められた。実施例5 メロペネム(340mg=無水メロペネムとして250mg)を5mlのUS P H2O(=50mg/mlメロペネム)に、かなり振盪しながら約5分間溶 解させた。溶液を2mlのリオバイアル5本に1mlずつ分け、凍結乾燥チャン バーにおいて−45℃で2時間凍結した。真空(約50mtorr)を加え、乾 燥のために次のサイクルを使用した。0.5℃/5分で−20℃に漸増し、12 時間保持(第1乾燥);0.5℃/分で+10℃に漸増し、12時間保持(第2 乾燥);0.5℃/分で+40℃に漸増し、24時間保持。最後に、真空下でバ イアルに栓をしてから、凍結乾燥装置から取り出した。固体状態15N NMR試 験により、復元及び凍結乾燥した生成物の約90%が二酸化炭素付加物として存 在することが判明した(グリシンに対して約8.5ppmにおいて)。固体状態15 N NMR試験は、Bruker DMX−300NMRスペクトロメーター を用いて実施した。試験は、磁気角度スピンニング、干渉偏波及びプロトン脱カ ップリングを含んだ。化学シフトはグリシンに対して示した。 本発明の特定の好ましい実施態様について詳細に記載してき たが、各種代替態様も請求の範囲の範囲内に包含されると解される。従って、本 発明は特定実施態様に限定されない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AU ,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CN, CU,CZ,EE,GE,HU,ID,IL,IS,J P,KG,KR,KZ,LC,LK,LR,LT,LV ,MD,MG,MK,MN,MX,NO,NZ,PL, RO,RU,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,T R,TT,UA,US,UZ,VN,YU (72)発明者 カウフマン,マイケル・ジエイ アメリカ合衆国、ニユー・ジヤージー・ 07065、ローウエイ、イースト・リンカー ン・アベニユー・126 (72)発明者 ストング,ジヨン・デイ アメリカ合衆国、ニユー・ジヤージー・ 07065、ローウエイ、イースト・リンカー ン・アベニユー・126 (72)発明者 ウイリアムズ,ジヨン・エム アメリカ合衆国、ニユー・ジヤージー・ 07065、ローウエイ、イースト・リンカー ン・アベニユー・126

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 式I: [式中、 Bは、H、−CN、−C(=O)−NR2021、置換もしくは未置換の直鎖ま たは分枝鎖の2価C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C3-6シクロアルキル及び C1-6アルキル−X−C1-6アルキル{ここで、XはO、S、NHまたはN(C1- 6 アルキル)である}からなる群から選択され、前記アルキル、アルケニル及び アルケニルは任意に−C(=X)−R3及びR2から選択される1〜3個の基で置 換されていてもよく、 Xは、O及びNHからなる群から選択され、 R3は、未置換であるかまたは−CH(R4)(R5)、未置換もしくは置換ヘ テロ環式基、C1-6アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヒドロキシ(C1-6) アルキルまたはカルバモイルオキシ(C1-6)アルキルで置換され得る、アミノ 基及び ヘテロ環式アミン基からなる群から選択され、 R4及びR5は独立して、H、ヒドロキシ(C1-6)アルキル、CN、アミノ、 カルバモイル、カルバモイル(C1-6)アルキル、シアノ(C1-6)アルキル、モ ノ−もしくはジ−(C1-6)アルキルカルバモイル、カルバモイルオキシ、ウレ イド、アミノ(C1-6)アルキル、カルバモイルオキシ(C1-6)アルキル、モノ −もしくはジ−(C1-6)アルキルカルバモイル−(C1-6れた、別にヘテロ原子を含み得る3〜6員ヘテロ環である}からなる群から選択 され、ただしR4及びR5の両方が同時に水素であり得ず、 R2は、ヒドロキシ(C1-6)アルキル、カルバモイルオキシ、OH、NR6S O26及びN(R62からなる群から選択され、 R6は、水素及びC1-6アルキルからなる群から選択され、 R20及びR21は独立して、H、C1-5アルキル、C3-5アルケニル、アルキル部 分に1〜3個の炭素原子を有するアルアルキル、置換C1-5アルキルまたはピリ ジルであり、或いはR20 及びR21は一緒になってアルキレン鎖またはアルキレン鎖、酸素原子、硫黄原 子、または隣接窒素原子と一緒になって、その環中に二重結合を含んでいてもよ い置換もしくは未置換の3〜7員環式アミノ基または式 を有する置換もしくは未置換グアニジル基を形成する(C2-3)アルキル置換 窒素原子を表し、 R7は、水素、C1-6アルキル、保護もしくは非保護OH基、C1-6アルコキシ 、未置換もしくは(C1-3)アルキル置換されたヒドラジノ基、及び式−NHO R8{ここで、R8は水素、ヒドロキシ基の保護基またはC1-6アルキルである} の基からなる群から選択され、 R1は、H及びC1-6アルキルからなる群から選択される] で表される化合物、またはその医薬的に許容され得る塩、プロドラッグまたは水 和物。 2. Bは、−C(=O)−NR2021、置換もしくは未置換の直鎖または分枝 鎖の2価C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C3-6シクロアルキル及びC1-6アル キル−X−C1-6ア ルキル{ここで、XはO、SまたはNHである}からなる群から選択され、前記 アルキル、アルケニル及びアルケニルは任意に−C(=X)−R3{ここで、X はOである}及びR2から選択される1〜3個の基で置換されている請求の範囲 第1項に記載の化合物。 3. R3は、−NHCH(R4)(R5){ここで、R4及びR5は独立して、H 、ヒドロキシ(C1-4)アルキル、CN、カルバモイル(C1-4)アルキル、シア ノ(C1-4)アルキル、ウレイド(C1-4)アルキル、及びカルバモイル、C1-6 アルキル、ヒドロキシ(C1-4)アルキル、CN、カルバモイル(C1-4)アルキ ル、シアノ(C1-4)アルキル、ウレイド(C1-4)アルキル、アミノ(C1-4) アルキル、カルバモイルオキシ(C1-4)アルキル、またはモノ−もしくはジ− (C1-4)アルキルアルキルカルバモイル(C1-4)アルキルでモノ置換されたピ ペラジニルからなる群から選択され、ただしR4及びR5の両方が同時に水素であ り得ない}であり、 R2は、ヒドロキシ(C1-6)アルキル、カルバモイルオキシ、OH、NR6S O26及びN(R62からなる群から選択される請求の範囲第1項に記載の化合 物。 4. 前記医薬的に許容され得る塩が、(式中、X+は医薬的に許容され得るカチオン性基を表し、Bが )からなる群から選択される請求の範囲第1項に記載の化合物。 5. である請求の範囲第1項に記載の化合物。 6. 式I: [式中、 Bは、H、−CN、−C(=O)−NR2021、置換もしくは未置換の直鎖ま たは分枝鎖の2価C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C3-6シクロアルキル及び C1-6アルキル−X−C1-6アルキル{ここで、XはO、S、NHまたはN(C1- 6 アルキル)である}からなる群から選択され、前記アルキル、アルケニル及び アルケニルは任意に−C(=X)−R3及びR2から選択される1〜3個の基で置 換されていてもよく、 Xは、O及びNHからなる群から選択され、 R3は、未置換であるかまたは−CH(R4)(R5)、未置換もしくは置換ヘ テロ環式基、C1-6アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヒドロキシ(C1-6) アルキルまたはカルバモイルオキシ(C1-6)アルキルで置換され得る、アミノ 基及び ヘテロ環式アミン基からなる群から選択され、前記アルキル、アリール及びヘテ ロアリールは任意にH、COOR6、ハロ、CF3、C1-6アルキル、OH及びN (R62から選択される1〜3個の基で置換されていてもよく、 R4及びR5は独立して、H、ヒドロキシ(C1-6)アルキル、CN、アミノ、 カルバモイル、カルバモイル(C1-6)アルキル、シアノ(C1-6)アルキル、モ ノ−もしくはジ−(C1-6)アルキルカルバモイル、カルバモイルオキシ、ウレ イド、アミノ(C1-6)アルキル、カルバモイルオキシ(C1-6)アルキル、モノ −もしくはジ−(C1-6)アルキルカルバモイル−(C1-6れた、別にヘテロ原子を含み得る3〜6員ヘテロ環である}からなる群から選択 され、ただしR4及びR5の両方が同時に水素ではあり得ず、 R2は、ヒドロキシ(C1-6)アルキル、カルバモイルオキシ、OH、NR6S O26及びN(R62からなる群から選択され、 R6は、水素及びC1-6アルキルからなる群から選択され、 R20及びR21は独立して、H、C1-5アルキル、C3-5アルケニル、アルキル部 分に1〜3個の炭素原子を有するアルアルキル、置換C1-5アルキルまたはピリ ジルであり、或いはR20及びR21は一緒になってアルキレン鎖またはアルキレン 鎖、酸素原子、硫黄原子、または隣接窒素原子と一緒になって、その環中に二重 結合を含んでいてもよい置換もしくは未置換の3〜7員環式アミノ基または式 を有する置換もしくは未置換グアニジル基を形成する(C2-3)アルキル置換 窒素原子を表し、 R7は、水素、C1-6アルキル、保護もしくは非保護OH基、C1-6アルコキシ 、未置換もしくは(C1-3)アルキル置換されたヒドラジノ基、及び式−NHO R8{ここで、R8は水素、ヒドロキシ基の保護基またはC1-6アルキルである} の基からなる群から選択され、 R1は、H及びC1-6アルキルからなる群から選択される] で表される化合物、またはその医薬的に許容され得る塩、プロドラッグまたは水 和物を医薬的に許容され得る担体と共に含む 医薬組成物。 7. 式I: [式中、 Bは、H、−CN、−C(=O)−NR2021、置換もしくは未置換の直鎖ま たは分枝鎖の2価C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C3-6シクロアルキル及び C1-6アルキル−X−C1-6アルキル{ここで、XはO、S、NHまたはN(C1- 6 アルキル)である}からなる群から選択され、前記アルキル、アルケニル及び アルケニルは任意に−C(=X)−R3及びR2から選択される1〜3個の基で置 換されていてもよく、 Xは、O及びNHからなる群から選択され、 R3は、未置換であるかまたは−CH(R4)(R5)、未置換もしくは置換ヘ テロ環式基、C1-6アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヒドロキシ(C1-6) アルキルまたはカルバモイルオキシ(C1-6)アルキルで置換され得る、アミノ 基及び ヘテロ環式アミン基からなる群から選択され、前記アルキル、アリール及びヘテ ロアリールは任意にH、COOR6、ハロ、CF3、C1-6アルキル、OH及びN (R62から選択される1〜3個の基で置換されていてもよく、 R4及びR5は独立して、H、ヒドロキシ(C1-6)アルキル、CN、アミノ、 カルバモイル、カルバモイル(C1-6)アルキル、シアノ(C1-6)アルキル、モ ノ−もしくはジ−(C1-6)アルキルカルバモイル、カルバモイルオキシ、ウレ イド、アミノ(C1-6)アルキル、カルバモイルオキシ(C1-6)アルキル、モノ −もしくはジ−(C1-6)アルキルカルバモイル−(C1-6れた、別にヘテロ原子を含み得る3〜6員ヘテロ環である}からなる群から選択 され、ただしR4及びR5の両方が同時に水素ではあり得ず、 R2は、ヒドロキシ(C1-6)アルキル、カルバモイルオキシ、OH、NR6S O26及びN(R62からなる群から選択され、 R6は、水素及びC1-6アルキルからなる群から選択され、 R20及びR21は独立して、H、C1-5アルキル、C3-5アルケニル、アルキル部 分に1〜3個の炭素原子を有するアルアルキル、置換C1-5アルキルまたはピリ ジルであり、或いはR20及びR21は一緒になってアルキレン鎖またはアルキレン 鎖、酸素原子、硫黄原子、または隣接窒素原子と一緒になって、その環中に二重 結合を含んでいてもよい置換もしくは未置換の3〜7員環式アミノ基または式 を有する置換もしくは未置換グアニジル基を形成する(C2-3)アルキル置換 窒素原子を表し、 R7は、水素、C1-6アルキル、保護もしくは非保護OH基、C1-6アルコキシ 、未置換もしくは(C1-3)アルキル置換されたヒドロジノ基、及び式−NHO R8{ここで、R8は水素、ヒドロキシ基の保護基またはC1-6アルキルである} の基からなる群から選択され、 R1は、H及びC1-6アルキルからなる群から選択される] で表される化合物、またはその医薬的に許容され得る塩、プロドラッグまたは水 和物を二酸化炭素源と共に含む医薬的組成物。 8. 前記二酸化炭素源が二酸化炭素、並びにカリウム、マグネシウム、カルシ ウム及びナトリウムの炭酸塩/重炭酸塩から選択される請求の範囲第7項に記載 の医薬組成物。 9. 前記二酸化炭素源が炭酸ナトリウムまたは重炭酸ナトリウムである請求の 範囲第8項に記載の医薬組成物。 10. 約3〜10重量部の化合物IIまたはその医薬的に許容され得る塩、安定 化された形態、プロドラッグまたは水和物及び約1重量部の重炭酸ナトリウムを 含む請求の範囲第7項に記載の医薬組成物。 11. 約3〜10重量部の化合物IIまたはその医薬的に許容され得る塩、安定 化された形態、プロドラッグまたは水和物及び約1重量部の炭酸ナトリウムを含 む請求の範囲第8項に記載の医薬組成物。 12. 約6.7重量部の式Iの化合物またはその医薬的に許容され得る塩、安 定化された形態、プロドラッグまたは水和物を約1重量部の炭酸ナトリウムと組 み合わせてなる請求の範囲第7項に記載の医薬組成物。 13. 約6.7重量部の式Iの化合物またはその医薬的に許容され得る塩、安 定化された形態、プロドラッグまたは水和物 を約1重量部の重炭酸ナトリウムと組み合わせてなる請求の範囲第8項に記載の 医薬組成物。 14. 更にデヒドロペプチダーゼ阻害剤を含む請求の範囲第7項に記載の組成 物。 15. 前記デヒドロペプチダーゼ阻害剤がシラスタチンである請求の範囲第1 4項に記載の組成物。 16. 式II: [式中、 Bは、H、−CN、−C(=O)−NR2021、置換もしくは未置換の直鎖ま たは分枝鎖の2価C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C3-6シクロアルキル及び C1-6アルキル−X−C1-6アルキル{ここで、XはO、S、NHまたはN(C1- 6 アルキル)である}からなる群から選択され、前記アルキル、アルケニル及び アルケニルは任意に−C(=X)−R3及びR2から選択される1〜3個の基で置 換されていてもよく、 Xは、O及びNHからなる群から選択され、 R3は、未置換であるかまたは−CH(R4)(R5)、未置換もしくは置換ヘ テロ環式基、C1-6アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヒドロキシ(C1-6) アルキルまたはカルバモイルオキシ(C1-6)アルキルで置換され得る、アミノ 基及びヘテロ環式アミン基からなる群から選択され、前記アルキル、アリール及 びヘテロアリールは任意にH、COOR6、ハロ、CF3、C1-6アルキル、OH 及びN(R62から選択される1〜3個の基で置換されていてもよく、 R4及びR5は独立して、H、ヒドロキシ(C1-6)アルキル、CN、アミノ、 カルバモイル、カルバモイル(C1-6)アルキル、シアノ(C1-6)アルキル、モ ノ−もしくはジ−(C1-6)アルキルカルバモイル、カルバモイルオキシ、ウレ イド、アミノ(C1-6)アルキル、カルバモイルオキシ(C1-6)アルキル、モノ −もしくはジ−(C1-6)アルキルカルバモイル−(C1-6れた、別にヘテロ原子を含み得る3〜6員ヘテロ環である}からなる群から選択 され、ただしR4及びR5の両方が同時に水素ではあり得ず、 R2は、ヒドロキシ(C1-6)アルキル、カルバモイルオキシ、OH、NR6S O26及びN(R62からなる群から選択され、 R6は、水素及びC1-6アルキルからなる群から選択され、 R20及びR21は独立して、H、C1-5アルキル、C3-5アルケニル、アルキル部 分に1〜3個の炭素原子を有するアルアルキル、置換C1-5アルキルまたはピリ ジルであり、或いはR20及びR21は一緒になってアルキレン鎖またはアルキレン 鎖、酸素原子、硫黄原子、または隣接窒素原子と一緒になって、その環中に二重 結合を含んでいてもよい置換もしくは未置換の3〜7員環式アミノ基または式 を有する置換もしくは未置換グアニジル基を形成する(C2-3)アルキル置換 窒素原子を表し、 R7は、水素、C1-6アルキル、保護もしくは非保護OH基、C1-6アルコキシ 、未置換もしくは(C1-3)アルキル置換されたヒドラジノ基、及び式−NHO R8{ここで、R8は水素、ヒドロキシ基の保護基またはC1-6アルキルである} の基からなる群から選択され、 R1は、H及びC1-6アルキルからなる群から選択される] の化合物、またはその医薬的に許容され得る塩、プロドラッグまたは水和物を二 酸化炭素源と合わせることにより製造される、構造式I: の化合物。 17. 前記二酸化炭素源が二酸化炭素、並びにカリウム、マグネシウム、カル シウム及びナトリウムの炭酸塩/重炭酸塩から選択される請求の範囲第16項に 記載の化合物。 18. 前記二酸化炭素源が炭酸ナトリウムまたは重炭酸ナトリウムである請求 の範囲第17項に記載の医薬組成物。 19. 式II: [式中、 Bは、H、−CN、−C(=O)−NR2021、置換もしくは未置換の直鎖ま たは分枝鎖の2価C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C3-6シクロアルキル及び C1-6アルキル−X−C1-6アルキル{ここで、XはO、S、NHまたはN(C1- 6 アルキル)である}からなる群から選択され、前記アルキル、アルケニル及び アルケニルは任意に−C(=X)−R3及びR2から選択される1〜3個の基で置 換されていてもよく、 Xは、O及びNHからなる群から選択され、 R3は、未置換であるかまたは−CH(R4)(R5)、未置換もしくは置換ヘ テロ環式基、C1-6アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヒドロキシ(C1-6) アルキルまたはカルバモイルオキシ(C1-6)アルキルで置換され得る、アミノ 基及びヘテロ環式アミン基からなる群から選択され、前記アルキル、アリール及 びヘテロアリールは任意にH、COOR6、ハロ、CF3、C1-6アルキル、OH 及びN(R62から選択される1〜3個の基で置換されていてもよく、 R4及びR5は独立して、H、ヒドロキシ(C1-6)アルキル、CN、アミノ、 カルバモイル、カルバモイル(C1-6)アルキ ル、シアノ(C1-6)アルキル、モノ−もしくはジ−(C1-6)アルキルカルバモ イル、カルバモイルオキシ、ウレイド、アミノ(C1-6)アルキル、カルバモイ ルオキシ(C1-6)アルキル、モノ−もしくはジ−(C1-6)アルキルカルバモイ ル−(C1-6れた、別にヘテロ原子を含み得る3〜6員ヘテロ環である}からなる群から選択 され、ただしR4及びR5の両方が同時に水素ではあり得ず、 R2は、ヒドロキシ(C1-6)アルキル、カルバモイルオキシ、OH、NR6S O26及びN(R62からなる群から選択され、 R6は、水素及びC1-6アルキルからなる群から選択され、 R20及びR21は独立して、H、C1-5アルキル、C3-5アルケニル、アルキル部 分に1〜3個の炭素原子を有するアルアルキル、置換C1-5アルキルまたはピリ ジルであり、或いはR20及びR21は一緒になってアルキレン鎖またはアルキレン 鎖、酸素原子、硫黄原子、または隣接窒素原子と一緒になって、その環中に二重 結合を含んでいてもよい置換もしくは未置換の 3〜7員環式アミノ基または式を有する置換もしくは未置換グアニジル基を形成する(C2-3)アルキル置換 窒素原子を表し、 R7は、水素、C1-6アルキル、保護もしくは非保護OH基、C1-6アルコキシ 、未置換もしくは(C1-3)アルキル置換されたヒドラジノ基、及び式−NHO R8{ここで、R8は水素、ヒドロキシ基の保護基またはC1-6アルキルである} からなる群から選択され、 R1は、H及びC1-6アルキルからなる群から選択される] のカルバペネム化合物、またはその医薬的に許容され得る塩、プロドラッグまた は水和物を安定化させる方法であって、式IIの化合物及び十分量の二酸化炭素源 を溶媒に溶解させて、式I: (式中、Bは上記と同義である) の化合物、またはその医薬的に許容され得る塩、プロドラッグまたは水和物を含 む溶液を調製することを含む前記方法。 20. 前記二酸化炭素源が二酸化炭素、並びにカリウム、マグネシウム、カル シウム及びナトリウムの炭酸塩/重炭酸塩から選択される請求の範囲第19項に 記載の方法。 21. 前記二酸化炭素源が炭酸ナトリウムまたは重炭酸ナトリウムである請求 の範囲第20項に記載の方法。 22. 前記溶媒が水及びサリンからなる群から選択される請求の範囲第19項 に記載の方法。 23. 前記溶液を凍結乾燥して、式Iの化合物、またはその塩、プロドラッグ または水和物を含む組成物を得る請求の範囲第19項に記載の方法。
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