JP2000507691A - 有機物質を燃焼させるための装置及び方法 - Google Patents

有機物質を燃焼させるための装置及び方法

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Abstract

(57)【要約】 農場の敷きわら廃棄物を含む有機物質を燃焼させるための装置及び方法。この装置は、火室(14)と、その内部に配置された空気噴射器(22)を有する。火室(14)内には、空気噴射器(22)の上方に熱交換器(20)も配置されている。燃焼させるべき燃料(18)、例えば、有機質の農場敷きわら廃棄物は、火室(14)内に空気噴射器(22)及び熱交換器(20)を囲繞するようにして堆積される。この燃料の堆積体内へ空気を噴射することによって、燃料は、その内部から外側へ燃焼し、その燃焼する燃料が熱交換器(20)を囲繞する。未燃焼の燃料は、燃焼する燃料を火室(14)の壁から隔絶する働きをする。この装置は、焼却炉、建物を暖房するための炉として、又は、熱の発生を必要とする他の任意の用途に用いることができる。

Description

【発明の詳細な説明】 有機物質を燃焼させるための装置及び方法技術分野 本発明は、有機物質の処分に関し、特に、農場の敷きわら廃棄物を含む有機物 質を燃焼させるための装置及び方法に関する。従来技術の問題 家畜農場には動物の厩肥及び敷きわらの除去及び処分に関して深刻な問題が存 在する。例えば、家畜飼育者や馬の調教師は、通常、畜舎の床に厚さ6〜8in (15〜20cm)の敷きわら材を定期的に敷くことによって家畜の畜舎に寝わ らを敷く。従って、敷きわらや動物の排泄物(糞尿等)を畜舎(家畜小屋)から 定期的に除去して小屋の外に堆積しなければならない。例えば、米国オハイオ州 コロンブスで3週間に亘って開催される全米クオーターホース大会では毎年ほぼ 2700万ft3の厩肥を除去し処分しなければならない。その廃棄物処分に要 するコストは、毎年$200,000以上にのぼる。小規模の操業であれ、大規 模の操業であれ、廃棄物の除去及び処分に関しては同じ問題を抱えている。 動物の廃棄物即ち厩肥(糞尿等の排泄物及び敷きわら)(以下、単に「動物廃 棄物」とも称する)を処分する最も一般的な方法は、厩肥(糞尿と敷きわらとの 混合物)を農場にまき広げることである。しかしながら、厩肥を農場にまき広げ ることには、幾つかの欠点がある。 第1に、運搬コストが高くつき、所要時間も長くなることである。又、厩肥は、 農場の土壌の酸性度を増大する。厩肥中の雑草の種からも、農場にその他のいろ いろな問題が生じる。例えば、厩肥には動物の敷きわら又は飼料からの雑草の種 が存在し、そのような雑草の種は、農場に望ましくない雑草を蔓延させる。更に 、厩肥は、家畜に害を及ぼし、例えば眠り病等の病気を起こさせるおそれのある 多くの望ましくない寄生体や病原保持バクテリアを繁殖させる。 動物廃棄物を各地の埋め立て地で処理することも益々一般的になってきており 、埋め立て地もすでに満杯になりつつある。 有機質の動物廃棄物を処分する方法としてそれを燃焼させるシステムがある。 その最も一般的なものは、単純に廃棄物の堆積体を燃焼させる方法である。動物 の敷きわら有機廃棄物は貯蔵生牧草のように燃焼するので、厩肥の堆積体は、ゆ っくり燃焼し、何ヶ月にも亘ってくすぶる。又、動物廃棄物の堆積体は、比較的 低い熱で燃焼するので、不快な臭気を発生する。又、動物廃棄物をファイアプレ ースや炉で燃焼させるのも、望ましくない結果をもたらす。第1に、動物廃棄物 をファイアプレース又は炉で燃焼させるには、その前に乾燥させなければならな い。第2に、動物廃棄物をファイアプレースや炉で燃焼させた場合、燃焼速度が 遅く、非効率である。 家畜農場にみられるもう1つの問題は、馬小屋や馬の 調教に使用される室内アリーナ等の農場建物を暖房するためのコストが高いこと である。慣用の炉や暖房方法を用いて農場建物を暖房しなければならないとする と、その暖房コストは非常に高くなる。更に、このような炉暖房方法は、通常、 化石燃料を用いるか、あるいは、主として化石燃料を用いて創生される電気を用 いる。化石燃料を燃焼させるのは、コストが高くつくばかりでなく、空気を汚染 する。例えば、15区画のストール(馬房)を有する米国中西部の典型的な馬小 屋を暖房するには、1年当たり$1,500以上かかる。 又、農場建物を暖房するための在来の典型的な木材炊き又は石炭炊きの炉は、 高価であり、構造が複雑である。典型的な木材炊き炉は、燃焼させるべき燃料を 収容する火室を有している。木材炊き炉の壁は燃焼する燃料に直接露呈されるの で、炉の構造体は、このような高熱に耐えることができるものでなければならな い。又、炉の壁は非常な高温になるので、炉の近傍で仕事をしている、又は炉の 近傍にいる人間や動物、特に子供にとって危険な状況を造り出すことになる。 従って、有機質の農場敷きわら廃棄物(厩肥)を処分するための効率的な方法 、及び、農場建物を暖房するためのより効率的で経済的な方法を求める要望があ る。発明の目的 本発明の目的は、従来技術にみられる欠点を克服する、有機質の農場敷きわら 廃棄物を処分するための装置及び 方法を提供することである。 本発明の他の目的は、従来技術にみられる欠点を克服する、有機物質を燃焼さ せための装置及び方法を提供することである。 本発明の更に他の目的は、廃棄物内へ空気を噴射して廃棄物をその内部から外 側へ燃焼させ、その廃棄物内に熱交換器を実質的に囲繞するチャンバーを創生す ることを特徴とする効率的な装置及び方法を提供することである。 本発明のその他の目的及び利点は下記の通りである。 有機質の農場敷きわら廃棄物をその内部から外側へ燃焼させ、それによって未 燃焼の廃棄物が炉壁を火炎から隔絶する有機質農場敷きわら廃棄物燃焼装置及び 方法。 有機質の農場敷きわら廃棄物の効率的な処分方法を提供し、かつ、建物を暖房 するための手段を提供することを特徴とする有機質農場敷きわら廃棄物燃焼装置 及び方法。 使用者自身が濡れた有機質農場敷きわら廃棄物をそのまま装置内へ投入するこ とを可能にする有機質農場敷きわら廃棄物燃焼装置及び方法。 化石燃料の消費量を少なくし、汚染を減少させる有機質農場敷きわら廃棄物燃 焼装置及び方法。 本発明の上記及びその他の目的並びに特徴、及びそれらを達成する態様は、以 下に添付図を参照して述べる本発明の実施形態の説明から一層明かになろう。発明の概要 本発明は、有機質農場敷きわら廃棄物を燃焼させるための装置及び方法に関す る。本発明によれば、燃焼空間の底部近傍に空気噴射器を配置し、その空気噴射 器の近傍に熱交換器を配置する。燃焼すべき燃料混合物(以下、単に「燃料」と も称する)を熱交換器及び空気噴射器を覆って堆積させる。次いで、燃料の堆積 体内へ酸素を噴射して燃料を内部から外側へ燃焼させて、その燃焼する燃料によ って熱交換器を実質的に囲繞させる。 本発明は、随意選択として、建物の暖房に適用することもできる。図面の簡単な説明 図1は、建物の暖房に使用されている本発明の一実施形態の透視図である。 図2は、図1の線2−2に沿ってみた拡大断面図である。 図3は、図2の線3−3に沿ってみた断面図である。 図4は、図2の線4−4に沿ってみた断面図である。 図5は、図2の線5−5に沿ってみた拡大部分断面図である。 図6〜13は、図3及び4と同様の断面図であり、本発明を用いた燃焼過程の 各段階を示す。 図14は、本発明の別の実施形態の透視図である。 図15は、図14の線15−15に沿ってみた断面図である。 図16は、図15の線16−16に沿ってみた断面図である。 図17は、図15及び16に示された排気マニホールドの拡大部分断面図であ る。好ましい実施形態の詳細な説明 以下に、本発明の好ましい実施形態を説明するが、本発明は、ここに例示する 実施形態に限定されるものではなく、本発明の精神及び範囲内に包含される全て の変型、改変及び均等物をカバーするものであることを理解されたい。 図1は、本発明の有機質の農場敷きわら廃棄物を燃焼させるための装置を示す 。この装置は、農場建物12に近接して地面内に一部埋設された炉10を備えて いる。炉10は、図2〜5に詳細に示されている。炉10は、両端を有する円筒 形の火室14を含む。火室14は、厚肉の鉄で形成するのが好ましい。火室14 の頂部にドア16が設けられており、ドア16は、ヒンジ16Aを中心として開 閉する。火室14内には、熱交換器20が配置されている。熱交換器20は火室 14内に配置するのが有利である。ドア16を開放した状態で、所定量の燃料1 8を熱交換器20、空気噴射パイプ22及び冷気パイプ24を囲繞するように火 室14内に投下することができる。冷気パイプ24は、冷気戻しパイプ26に接 続され、冷気戻しパイプ26は、建物12内に設置された冷気戻し入口30に接 続されている。熱交換器20は、 熱気空気パイプ28に接続されており、熱気空気パイプ28は、熱交換器20か ら熱気(高温空気)を建物12内に設置されたレジスター32へ搬送する。レジ スター32は、空気を熱交換器20から建物12内を通して循環し、冷気戻し入 口30を通して熱交換器20へ戻すためのファンを備えている。かくして、建物 12内の冷気(低温空気)は、冷気戻し入口30に流入し、熱交換器20によっ て加熱され、レジスター32を通して建物12内へ戻される。 本発明は、有機質の農場敷きわら廃棄物を燃焼させるために用いられる。廃棄 物は、いろいろな適当な物質から成るものであってよい。一例として、農場敷き わら廃棄物は、動物の畜舎に敷きわらを敷くのに用いられるおがくずと混合した 動物廃棄物から成るものであってよい。このような混合物は、単純に、畜舎内を 歩き回る動物によって畜舎内で混合されることによって生成される。あるいは、 そのような混合物は、別の場所で、又は、炉10内で混合することによって生成 してもよい。ある種の有機質廃棄物は、所定の条件下で燃焼させると、非常に異 常な予想外の態様で燃焼することが分かった。又、くすぶり燃焼している廃棄物 の堆積体内へ酸素を注入すると、その燃料(廃棄物)を異常な予想外の態様で燃 焼することが分かった。 図6〜13は、本発明に使用される燃料の燃焼過程の各段階を示す。図6〜1 3は、いずれも、燃料の燃焼過 程全体を通して火室14の内部をみた場合の様子を想定した断面図である。これ らの図において、熱交換器20と冷気パイプ24は破線で示されている。 図6は、火室14に燃料混合物18(動物廃棄物とおがくず)を充填した後燃 焼過程の開始サイクルを示す。火室14に燃料混合物(以下、単に「燃料」とも 称する)18を充填する前に、厚さ約6in(15cm)の燃料層に点火する。 これは、キャンプファイア着火用石炭等を用いて行うことができる。あるいは、 炉10内に点火器を装備しておいてもよく、その他のいろいろな方法が可能であ る。次いで、燃料18を火室14内に図6に示されるように堆積させる。空気噴 射パイプ22を通しその側壁の多数の空気噴射孔23を通して燃料18内へ酸素 (空気)を噴射すると、噴射孔23の近傍の燃料が燃焼し始める。噴射孔23は 、噴射空気を火室14内へ図6に矢印で示される方向に案内するように空気噴射 パイプ22の側壁に配設されている。ただし、噴射孔を備えた空気噴射パイプ以 外の他の構成も可能である。 図6は、燃焼過程の開始段階を示す。図6の斜線陰影部分40は、空気噴射孔 23の近傍で燃焼し始めた燃料18を示す。図6の矢印66は、燃料18内を通 って排出する排ガスの流れを示す。 燃料18が燃焼し始めると、異常な現象が起こる。即ち、図7に示されるよう に、燃焼が継続するにつれて、図7に囲み線46で示されるような1対の円筒状 燃焼パ ターンを形成するブリッジング(架橋)現象が生じる。この段階では、燃料18 は、崩落せず、ブリッジング現象を起こして空気噴射パイプ22の周りの燃料内 に1対の円筒状空洞(トンネル状空間)を形成する。その結果、空気噴射パイプ 22の周りの燃料から発する火炎を伴って非常に集中された燃焼体を創生する。 燃料18の均一度及びその他の要因にもよるが、このブリッジング現象は、空気 噴射パイプ22の長手に沿って各部位で生じる副次的ブリッジング現象から始ま る。換言すれば、燃焼過程の開始段階では空気噴射パイプ22の長手に沿って各 部位にポケット(空洞)が生じた後、図7に示されるような上記1対の円筒状空 洞が形成される。 図8は、熱交換器20の周りに囲み線46によって示されるような円筒状の燃 焼が確立され始める段階を示す。この段階では、燃料40の層が燃焼し、囲み線 46(円筒状燃焼パターン)から内方へ発出する火炎を創生し、熱交換器20の 周りに1対の腎臓形の燃焼体を形成する。この段階でもやはり、線46によって 囲まれた領域には、事実上、燃料も、その他の物質も存在しない。図8に示され るように、線46によって示されるほぼ円筒状(1対の腎臓形)の燃焼体は、熱 交換器20の全周の大部分を囲繞し、冷気パイプ24の全周の一部分を囲繞する 。この円筒状の燃焼体は、より多くの燃料が焼尽されるにつれて増大する。 図9は、燃焼過程の次の段階を示す。この段階では、 1対の腎臓形の燃焼体を形成する、囲み線46から内方へ発出する火炎は、冷気 パイプ24の全周の大部分を囲繞しており、完全な円筒状の燃焼体がほぼ確立さ れる。 図10は、燃焼過程の更に次の段階を示す。この段階では、囲み線46によっ て示されるようにほぼ真円筒状の燃焼体が確立される。燃料40の層は燃焼し続 け、囲み線46から内方へ発出する火炎は、熱交換器20及び冷気パイプ24を 完全に囲繞する。この段階中、火炎40から排ガスを放出させるための小さい空 気通路42も形成される。これらの空気通路42は、燃料18に形成される排ガ ス出口穴44に終端している。排ガス出口穴44は、囲み線46で示される火炎 に比べて比較的小さい。排ガス出口穴44のサイズは、燃料18の組成や孔23 から噴射される空気の量等を含むいろいろな要因によって異なる。 図10は、本発明による燃焼過程の最適段階を示す(ただし、図8及び9も最 適段階であると考えることもできる)。図10に示されるように、燃焼する燃料 40によって創出されるほぼ全部の熱が熱交換器20及び冷気パイプ24に露呈 される。未燃焼の残りの燃料18は、火炎によって生じる熱を火室14の外壁か ら隔絶する断熱機能を果たす。燃料18は、その組成故に、非常に良好な断熱体 である。その結果として、火炎40によって創出される熱のほぼ全部が熱交換器 20を囲繞する円筒状の空間内に封じ込められ、火室14の外部は比較的低 温に保たれる。火室14には、排ガス出口穴44が形成される部位に対応する僅 か数個の箇所に小さなホットスポットができるだけである。例えば、図10にお いては、排ガス出口穴44の真上に小さなホットスポットができるだけで、火室 14の壁は比較的低温に保たれる。 図11は、燃焼過程の更に次の段階を示す。図11に示されるように、燃料1 8のブリッジングは、この時点で崩落し始める。燃焼する燃料40は、依然とし て、囲み線46から内方へ火炎を発出しており、熱交換器20及び冷気パイプ2 4を囲繞するほぼ円筒状の燃焼体を創生しているが、燃料18によって形成され る円筒体の頂部(上部側壁)は、薄く、弱くなり始めている。 図12は、円筒形空洞の崩落の開始を示す。図12に示されるように、燃焼中 の燃料40は、依然として燃焼して囲み線46から内方へ火炎を発出しており、 熱交換器20及び冷気パイプ24を囲繞するほぼ円筒状の燃焼体を創生している が、燃料18の円筒体の頂部が崩落し開口48が形成される。 この崩落後、図13に示されるように、燃料18が燃焼する。図13は、未燃 焼燃料18が、依然として火室14内に火炎を発生している燃焼中の燃料40の 下にあることを示しているが、その火炎はもはや熱交換器20を完全には囲繞し ていない。 図6〜13は、炉10を用いて燃料18を燃焼させた場合の燃焼過程の各段階 を示すが、図10又は9に示さ れる最適段階を維持することが好ましい。火室14に徐々に燃料を加えていくこ とによって、最大限のもう率を発揮する図10又は9に示される最適段階を維持 することができる。 図7〜12に示されるブリッジング現象は、燃料18が一定のコンシステンシ ー(粘稠度)を有することにより生じる。この燃料18のコンシステンシーは、 燃料18をその内部から燃焼させることにより、燃料が燃焼するにつれて単純に 崩落せず、ブリッジング現象を起こすように規定されている。他の燃料は、この ようには燃焼しない。即ち、従来技術では、燃料をその内部から外側へ燃焼させ ない。本発明によれば、その燃料混合物は、例えば、おがくず、細断紙、木材チ ップ等の可燃成分を混合したものであってもよい。燃料18の一例としては、5 0%未満の馬の厩肥と、50%以上のおがくずとの混合物を用いることができる 。ただし、厩肥とおがくずとの混合比はその他の比率としてもよく、あるいは又 、他の種類の敷きわら又は廃棄物であっても、同様なブリッジング現象を起こす 。例えば、豚又は鶏の排泄物とその他の物質とのある種の組成のものは、ブリッ ジング現象を起こすのに適当なコンシステンシーを有すると考えられる。どのよ うな種類の動物からの排泄物でも、本発明の炉内で燃焼させることが可能である 。又、動物廃棄物に混合させる可燃物質も、任意の種類の可燃物質であってよい 。本発明の炉内に用いられる可燃物質の組成は、 本来的にブリッジング現象を起こすものであってよく、動物の副産物から成るも のであってもよい。本発明の構成は、敷きわらを含まず厩肥だけを含むあらゆる 種類の物質を燃焼させるのに有用であるが、動物廃棄物と可燃物質との混合物が 燃料として用いられたとき最大限の利点が得られる。 本発明は他の種類の燃料にも適用することができるが、くすぶらない種類の燃 料もあり、その場合は点火器を必要とする。可燃物質、例えば動物廃棄物中に含 まれるおがくずは、ブリッジング現象を起こすことの他に、燃料18の燃焼を助 成する働きをもする。燃料18によって創出される熱は、動物の排泄物の燃焼、 敷きわらの燃焼、及び、メタン、及び有機質の動物排泄物から生じるアンモニア 、窒素酸化物等のその他のガスの燃焼から来ると考えられる。 図2〜5は、炉10の詳細を示す。図2は、炉10の断面図であり、砂54の 層に一部埋設された火室14を示す。砂54は、ファイアプレースの耐火煉瓦に 類似した機能を果たし、かつ、炉の据付けを容易にする。空気噴射パイプ22を 通して火室14内に噴射される空気は、篭形ファン58に接続された空気チュー ブ56を通して供給される。ファン58はハウジング62内に収容されたモータ 60に連結されている。ファン58が付勢されると、空気は、空気チューブ56 及び空気噴射パイプ22を通して圧送され、空気噴射孔23を通して火室14 内へ噴射される。それによって、空気は、図に矢印66で総体的に示される方向 に流れる。この方向に吹き込まれた空気は、図6〜13を参照して上述したよう に所望の燃焼を起こさせる。 熱交換器20は、空気を熱交換器20を通して図2及び5に点線によって示さ れるように移動させるための複数のじゃま板68(図3参照)を有している。そ れによって熱交換器20の効率を高めるが、じゃま板68は必須の要件ではない 。熱交換器20のサイズはいろいろに代えることができるが、適当なブリッジン グ現象が起こらなくするほど火室14に対して大きすぎないようにすべきである 。 燃焼する燃料から生じた排ガスは、空気通路42を通って流出し、最終的に煙 突70を通って流出する。炉10には、図2及び3に示されるように、煙突70 の長手に対して垂直に煙突70内へ水を扇状にスプレーするノズル74を設ける ことができ、水供給源72に接続することができる。この扇状のスプレー水の目 的は、煙突70を通って上昇する灰又はくずが火室14内へ落下させて戻すこと である。その結果、燃焼炉を比較的清浄に保ち、周りの物体に着火する危険性を 少なくする。炉10が厳格な汚染規制を要求する地域で使用される場合は、慣用 のスクラバー又はその他の汚染物処理装置を設置することができる。 変型例として、煙突70に、図3に破線によって示さ れるように火室14内へ下方に延長する煙突入口管70Aを接続することができ る。煙突入口管70Aを備えた煙突70は、燃料18をより効率的に燃焼させる ことができる。煙突入口管70Aは、排ガスを火室14内の円筒状燃焼体の近傍 から排出させるので、排ガスは燃料18を貫通して流出する必要がない。従って 、空気通路42及び排ガス出口穴44の必要性を少なくするか、その必要性をな くすので、火室14の壁にホットスポットが生じるのを回避し、炉10の効率を 高める。煙突入口管70Aは、又、ブリッジング現象を助成することによって多 量の水分を含んだ燃料の燃焼を改善することができる。煙突入口管70Aは、例 えば金属管又はのワイヤメッシュで形成することができる。煙突入口管70Aは 、又、煙突70から取外し自在としてもよく、長さを調節自在としてもよい。 図4は、ドア16が閉じた位置を実線で示し、開放した位置を破線で示す。ド ア16は、上向きに枢動する1対のドア支持アーム76に連結されている。ドア 支持アーム76が上方へ持ち上げられると、それと一緒にドア16も持ち上げら れる。ドア16には、追加の燃料18を火室14内へ装入する間ドア16を開放 位置に保持するための1組の釣合錘78を付設することができる。所要熱量が低 い用途の場合には、釣合錘78の代わりに1組のドアばねを用いてもよい。 燃料18は、空気噴射孔23を通して燃料18に酸素 が供給されないときは、休止、休眠状態となり、貯蔵生牧草(サイレージ)のよ うにゆっくりとくすぶる性質のものであることが好ましい。例えば、火室14内 に装入された燃料18は、火室14内に追加の酸素が注入されなけれれば、完全 に燃え尽きることなく何ヶ月もくすぶり続ける性質のものであることが好ましい 。本発明は、この特性を利用して炉10の熱出力量を制御する。より高い熱が必 要とされないときは、ファン58を停止して空気噴射孔23を通しての酸素の供 給を停止し、燃料18を休止くすぶり状態にする。反対に、より高い熱が必要と されるときは、ファン58を作動させて空気噴射孔23を通しての酸素の供給を 再開し、燃料18の燃焼をほとんど瞬間的に開始させることができる。この特性 の結果として、熱が必要とされるのに応じて、図9に示される燃焼段階(あるい は他の任意の段階)においても燃料の燃焼を開始させたり、休止させたりするこ とができる。空気を冷気戻しパイプ26及び熱気空気パイプ28を通して循環さ せるためのファンは、常時作動させておくことが好ましいが、ファン58は、追 加の熱が必要とされるときにのみ、作動させることができる。例えば、建物12 内に設置されたサーモスタットにより、温度が使用者が設定した閾値より低下し たときファン58を作動させるようにすることができる。温度が閾値より上昇し たときは、ファン58が停止、燃料18を休止状態に戻す。 随意選択の安全手段として、1対の上限制御器84A,84Bを設けることが できる。第1上限制御器84Aは、図2に熱気空気パイプ28内に配置されたも のとして示されるように、熱交換器20の下流に配置する。第1上限制御器84 Aが熱気空気パイプ28内の温度が所定の温度(例えば200°F(93℃)) を越えたことを示すと、ファン58が停止され、サーモスタットに関係なく、創 出熱量を減少させる。それによって、ダクト網及び暖房レジスターを過熱から防 護する。同様にして、第2上限制御器84Bは、火室14内の温度を検出し、火 室14内の温度が所定の温度(例えば800°F(427℃))を越えると、フ ァン58を停止させる。第1上限制御器84Aは、建物12内を含め、他の場所 に配置してもよい。 随意選択の別の安全器として、図2に示されるようにドアキルスイッチ86を 設けることができる。ドア16を開けると、キルスイッチ86が作動されてファ ン58を停止させる。それによって、火室14内の熱を減少させ、火室14への ドア16を開ける使用者を火傷等の被害から守る。 図2には、又、火室14への燃料の充填作業を自動化するために本発明の随意 選択の特徴として設けることができるオーガー88を示す。オーガー88は、ス テンレス鋼製の管と羽根とで構成することが好ましく、火室14の全長に亘って 延長させる。オーガー88の他端(図 示せず)は、燃料18の供給源に接続し、燃料供給源から燃料を火室14内へ搬 入させるようにする。オーガー88の管壁には多数の穴90が形成されており、 オーガー88の羽根が回転すると、燃料はそれらの穴を通して落下する。 本発明の随意選択の更に別の特徴は、長期廃棄物保管場所からメタンガスを収 集するための手段を設けることである。収集されたメタンガスは、空気噴射パイ プ22を通して空気と共に炉10内へ噴射させることができる。この構成により 、発生熱量を増大させるとともに、大気へ放出されるメタン及びその他のガスの 量を減少させることができる。 本発明は多くの応用例を有するが、炉10の好ましい用途は、馬小屋又は家畜 小屋又は室内アリーナを暖房することである。典型的な15ストール馬小屋は、 通常の冬季をカバーする約4ヶ月間その馬小屋を暖房するのに十分な燃料を提供 すると考えられる。それによって、農家に厩肥処分のコストを節約させるととも に、馬小屋を暖房するコストを節約させることもできる。 本明細書でいう「熱交換器」は、1つの場所から他の場所へ熱を抽出するため の任意の機器を意味する。例えば、熱交換器20は、ボイラー又は熱を機械的エ ネルギーに変換するための機器であってよい。例えば、炉10は、電力を創生す るためのスチームタービン等を駆動するように構成することができる。又、炉1 0は、エアコ ンを駆動するように構成することもできる。 本発明はいろいろな寸法の機器及び部品を用いて有効に作動させることができ るが、以下にその例を記載する。火室14は直径8ft(2.4m)、長さほぼ 10ft(3m)とすることができる。熱交換器20は、直径24in(61c m)とし、冷気パイプ24は、直径18in(46cm)とすることができる。 パイプ22,28の直径は、15in(38cm)とすることができる。 火室14及びその中の各機器は、重鋼で形成することが好ましいが、比較的軽 量の、又は、堅固な、又は、耐熱性の良好な複合材等の他の材料で形成すること もできる。火室14及び各機器は、比較的軽い鉄材で形成し、鉄材の内表面又は 外表面に耐熱コーチングをライナとして被覆してもよい。耐熱コーチングを用い ることにより、炉10の重量を約2分の1に減少させるとともに、最高4,00 0°F(2,204°C)の温度にたえるこでるようにすることができる。パイ プ28は、火室14に近接する位置に配置される部分は鋼で形成することが好ま しいが、火室14の下流に配置される部分は比較的軽い鋼で形成してもよい。 好ましい排ガス系統は、煙突70として示されているが、炉10の効率を向上 させるために排ガスを再循環させる排ガス系統を設けることもできる。 処分すべき動物廃棄物に例えば敷きわらが含まれていない場合は、動物廃棄物 におがくず又はその他の物質を 混合することによって好ましい燃料とすることができる。 本発明の炉10は、汚染物の放出の少ないクリーンな燃焼をする。家畜小屋又 は他の建物を慣用のヒーター(化石燃料を燃焼させるヒーター)で暖房すると一 酸化炭素等の形で多量の空気汚染物を発生するのに対して、有機質の農場の敷き わら廃棄物から成る燃料を燃焼させた場合、主として二酸化炭素と水蒸気を発生 する。二酸化炭素の発生は望ましくないと思われるかもしれないが、自然に分解 する有機質廃棄物からも、それを燃焼させたときに放出されるのと同量の二酸化 炭素が、放出速度は異なるが、放出されるのである。従って、有機質の農場の敷 きわら廃棄物を燃焼させる炉10によって惹起される正味汚染量は、名目だけに すぎない。しかも、炉10は非常に高い温度で燃焼させるので、燃焼する燃料か ら生じる臭気はほとんど又は全くない。 図14〜17は、本発明の別の実施形態を示す。図14は、図1に示された炉 10の場合と同様に、建物12に近接して地面内に一部埋設された炉110を示 す。図15〜17は、炉110を詳細に示す。炉110は、以下に述べる特徴を 除いて、図1〜5に示された炉10と実質的に同様である。 炉110は、空気チューブ56の代わりに長方形のチャンバー124を備えて いる。チャンバー124は、空気チューブ56の直径にほぼ等しい深さを有し、 空気噴射パイプ22(図5)と連通している空気チューブ56 と同様にして空気噴射パイプ122と連通している。又、チャンバー124は、 その頂部において、図2に示されるハウジング62、ファン58及びモータ60 と同じ態様でファン158及びその駆動モータ160を収容したハウジング16 2に連通している。空気チューブ56に代えて長方形のチャンバー124を設け ることによって幾つかの利点が得られる。第1に、チャンバー124は火室11 4を強化する。更に、火室114の端壁に存在する熱が、空気を空気噴射パイプ 122及び空気噴射孔123を通して火室114内へ噴射される前に予備加熱す る。それによって、炉110の効率を高める。 図14〜16に示されるもう1つの随意選択の特徴は、メタンパージパイプ1 26である。図16に示されるように、メタンパージパイプ126は、一端を空 気噴射パイプ122内に有し、火室114の頂部近くに有する。図16に明示さ れるように、メタンパージパイプ126は、火室114の一端から火室114及 び空気噴射パイプ122を貫通して延設され、火室114の他端近くに終端して いる。メタンパージパイプ126の、空気噴射パイプ122内に配置された部分 は、熱交換器120にホットスポットが生じるのを防止するために火室114内 にメタンを均一に分配させるために形成された数個のオリフィス又は孔(図示せ ず)を有する。メタンパージパイプ126の目的は、火室114の頂部に集まっ た、燃料18から発生したメタンを火室114の底部へ再循 環させて底部で燃焼させる。これによって、メタンガスの大気への放出を減少さ せるとともに、炉110のBTU出力を増大させる。 メタンパージパイプ126には、随意選択として空気及びメタンを火室114 の頂部から火室114の底部へより完全に循環させるためのファン(図示せず) を設けることができる。燃料18の燃焼によって惹起される自然の通風がガスを 火室114の頂部からメタンパージパイプ126を通して火室114の底部へ吸 引するので、ファンの使用は、必須ではなく随意選択である。メタンパージパイ プ126も、火室114の全長の大部分に沿って配設された三角形の下向きに開 放したチャンネル130に連通させることができる。チャンネル130は、メタ ンガスを収集し、メタンパージパイプ126へ差し向ける働きをする。更に、チ ャンネル130は底部が開放しているので、粒状物で詰まることがない。図15 に示されるように、チャンネル130は、火室114の頂部の中央に配置されて いる。チャンネル130は断面三角形であるから、ドア116を開放させれば、 燃料をチャンネル130の周りから火室114内へ充填することができる。メタ ンパージパイプ126は、図示の位置に配置するのが好ましいが、火室114の 両端のどちらに配置してもよい。 炉110は、又、改良された熱交換器120を備えている。図14〜16に示 されるように、熱交換器120 は、内部に螺旋状の羽根134を有する単一の円筒形ハウジング132から成る 。螺旋状の羽根134は、円筒形ハウジング132内にぴったり摩擦嵌合させる ことが好ましい。螺旋状の羽根134は、円筒形ハウジング132をその楕円形 の端部を除いてほぼ全長に沿って2つに分割する。かくして、熱交換器120内 にその長手に沿って冷気通路136及び熱気通路138として用いられる2つの 空気通路が画定される。図16に示された矢印は、冷気通路136を通り、次い で、熱気通路138に流入する空気の流路を示す。このように、冷気と熱気とが 、螺旋状の羽根134の表面によって分割され、冷気を熱気で加熱するのを助成 する。又、冷気と熱気の両方ともハウジング132に露呈される。 熱交換器120は、又、熱交換器120を通る空気の流れを屈曲させる。空気 流の屈曲動作は、又、乱流を惹起し、熱交換器の内壁に近接する熱の層流状の層 をより効率的に破壊する。図14及び16に示されるように、熱交換器120の エルボー継手のところに、空気を冷気通路136を通して駆動し、次いで、熱気 通路138を通して駆動するためのファン140が配設されている。図14に示 されるように、熱交換器120から第2熱交換器142を延長させることが好ま しい。第2熱交換器142は、熱交換器120と類似したものであり、外側円筒 形ハウジングと、その内部に配置された螺旋状の羽根から成り、螺旋状の羽根は 、それぞれ熱交換器120 の冷気通路136及び熱気通路138の延長である冷気通路と熱気通路を画定す る。第2熱交換器142の外端において、その冷気通路は冷気戻しパイプ26に 連通し、熱気通路は熱気空気パイプ28に連通している。 本発明にしよう可能なたのタイプの熱交換器としては、コイル型又はボイラー 型熱交換器等がある。例えば、熱交換器の外側に1螺旋巻き管を巻装し、その直 ぐ内側に1螺旋巻き管を巻装し、熱交換器の中央部近くに1螺旋巻き管を巻装し た合計3つの螺旋巻き管から成るコイル型熱交換器を用いることができる。ある いは、液体型熱交換器を用いることもできる。その場合、グリコールは沸騰しな いので、熱交換媒体としてグリコールを用いるタイプのものが有利である。熱交 換媒体として加圧水を用いることもできる。 炉110は、又、熱交換器120及び空気噴射パイプ122を垂直方向(上下 )に調節することを可能にする構造を備えている。熱交換器120の一端は、互 いに枢動自在に連結された2本のアームから成る調節自在の支持体144によっ て支持されている。これらの2本のアームを互いに回動することによって、熱交 換器120の高さを昇降させることができる。その際、熱交換器120は、火室 114の一側壁に形成された、図16に示される細長開口146に沿って上下に 摺動させることができる。詳述すれば、熱交換器120には火室114に対して 摺動する平坦な板148が付設されており、熱交換 器120が昇降されると、平坦な板148が熱交換器120と共に細長開口14 6を密封したまま火室114に対して上下に摺動する。同様にして、空気噴射パ イプ122も、図16に示されるように上下に調節することができる。このよう に高さ調節自在の熱交換器120及び空気噴射パイプ122を用いることにより 、それらの高さを、燃料の種類等によって異なる最適燃焼を達成するように調節 することができる。 炉110は、又、随意選択の排ガスマニホールド150を備えている。排ガス マニホールド150は、細長く、火室114の全長の大部分に亘って延長してい る(図16)。排ガスマニホールド150は、図15及び17に明示されるよう に三角形の下向きに開放したチャンネル152を有する。この下向き開放チャン ネル152は、図16及び17に明示されるように両端に端部キャップ154を 有し、複数の下方じゃま板156と上方じゃま板157を有する。これらのじゃ ま板156,157は、排ガスを図16及び17に矢印によって示される方向に 導き、煙突170を通って排出する粒状物を少なくする働きをする。チャンネル 152は、好ましくは排ガスマニホールド150の両端間の中間近くで煙突17 0に連通させる。 排ガスマニホールド150は、図2に示される煙突70のように排ガスを排出 させるのに燃料18内を通すのではなく、排ガスを燃料18内を通さずに直接マ ニホー ルド150及び煙突170を通して排出させることを可能にする。この構成は、 上述した円筒形の燃焼体の創生を助成する。この構成は、又、熱い空気(熱気) を燃料18の頂部にではなく、燃料18の中心部に保持することによって燃料1 8の内部に熱を封じ込めるのを助成する。排ガスマニホールド150の発想(コ ンセプト)は、上述したように熱交換器の直ぐ上に吸入口を有する煙突入口管7 0Aに関連し手先に述べた発想と類似している。燃焼する燃料からの排ガスは排 ガスマニホールド150及び煙突170を通って流出するので、図9に示される ような空気通路42や出口穴44を不要にすることができる。それによって、火 室114にホットスポットが生じるのを回避するとともに、炉110の効率を向 上させる。チャンネル152の断面三角形の形状は、チャンネル130に関連し て先に述べたのと同様にして、燃料を火室114内へ充填する際燃料の均一な分 配を助成する。排ガスマニホールド150は、又、燃料のブリッジング現象の持 続時間(燃料のブリッジが形成されてから崩落するまでの時間)を長くする働き をもする。 図14〜16は、又、変型ドア116を示す。ドア116は、細長穴又はスロ ット165内に嵌合されたピン164から成るヒンジ116Aによって火室11 4に枢動自在に取付けられている。ドア116の開閉は、ヒンジ116Aに枢動 自在に連結された1対の液圧シリンダ166を用いて行われる。ドア116を補 強するために ヒンジ116Aとドア116のヒンジ116Aとは反対側の端部との間に4つの ターンバックル168が付設されている。 火室114とドア116の間に十分なシールを設定するために、火室114の 、ドア116によって閉じられる開口部の全周に亘って断面三角形の突起172 が形成されている。これに対応して、ドア116には、ドア116が閉じられた とき火室114の開口部の周りの三角形の突起172にぴったり嵌合する三角形 の凹部174が形成されている。かくして、互いに嵌合する三角形の凹部174 と三角形の突起172とが、ドア116と火室114との間にシールを設定する 。火室114から空気を逃出させないようにドア116と火室114との間に良 好なシールを設定するのが有利である。ドア116と火室114の間のすき間か ら空気が逃出することができると、そのような空気は、燃料18を貫通して上昇 し、燃料に出口穴44を形成し、従って、ホットスポットを生じる原因となる。 ドア116を開放するために液圧シリンダ166を作動させると、ピン164 が細長スロット165を通して上方へ押上げられ、ドア116全体が枢動し、図 15に破線で示された開放位置へ開放し始める。その際、ピン164が細長スロ ット165内を上方に摺動すると、最初にドア116の、ヒンジ116Aに近い 側が開放する。それによって突起172と凹部174との間のシールを 破り、ドア116を突起172による干渉を受けることなく開放することができ る。このように、確実なシールが維持され、しかも、ドア116を容易に開放す ることができる。ドア116は、実際には図15に破線で示された位置より相当 広く開放することができる。図15に破線で示されたドア116の位置は、単に 、ドア116が半開きにされて状態を示す。 随意選択として、炉110の強度を高めるために、ドア116の端部と、火室 114の開口部の各ヒンジ点にガセットを設けることができる。 本発明の更に別の随意選択の特徴として、火室14又は114から廃物又は灰 、砂等の不燃性残留物を除去するためのオーガー(図示せず)を用いることがで きる。例えば、開放型オーガーを空気噴射パイプ22又は122の両側にその全 長に沿って延設することができる。その場合、火室から廃物を押し出して除去す るためのオーガーの羽根を支持する表面を提供するために、アーチ形の壁を火室 の底部及び空気噴射パイプに当接させて配置することができる。随意選択として 、廃物は、廃物貯留所へ移送することができる。 本発明には、いろいろな種類の燃料を用いることができる。本発明は、ブリッ ジング現象を起こすことができるものであれば、事実上あらゆる種類のバイオマ ス(熱資源としての植物体及び動物廃棄物)に適用することができる。例えば、 細切り物質、製材くず、薄切りくず、 粉砕物質又は繊維質物質等は、動物廃棄物と混合しなくても用いることが可能で ある。鉄道の枕木、建物の解体木材等の多量の廃棄物は、薄切り又は粉砕すれば 、十分に用いることができる。 又、本発明を用いれば、有利な冷却(消火)効果が起こることも認められた。 炉及びその関連機器の表面が低温であるため可燃ガスをそれらの着火温度以下に 抑えるることができる。この現象は、「クエンチング」(冷却又は消火)と称さ れる。本発明の炉においては、例えば排ガスマニホールド150より上方の燃料 は低温であるため、炉及びその他の素材の鋼を冷却し、低温に維持する。従って 、各機器及び部品の製造に用いられる素材金属は、高温に露呈される場合ほど高 い耐久性を要求されない。 本発明によって得られるもう1つの利点は、火室内に画定されるいろいろな空 洞に基因するものである。例えば、熱交換器を空気噴射パイプの上方に配置する ことにより熱交換器は、その内部の底部の全長に沿ってポケット(空洞)を形成 し、空気噴射孔23を開放状態に維持するのを容易にする。同様にして、排ガス マニホールド150も、その内部に全長に沿って空洞を形成するので、排ガスマ ニホールドを開放状態に維持する。メタンパージパイプ126のチャンネル13 0も、内部に同様な空洞を画定する。これらの空洞は、又、熱電対(又はリミッ トスイッチ)を設置するための空間を提供する。 本発明の炉の作動において使用される燃料18は幾つかの利点を有することが 認められた。第1に、上述したように、この燃料は、火室の中心部をほぼ完璧に 断熱する。例えば、炉10を非常に寒い日に稼働している場合、火室14内の温 度は、2200°F(1204°C)にも上ることがあるが、それでも火室14 の外壁に着氷することがある。更に、燃料中の水分は従来技術のシステムでは有 害であったが、本発明にとっては一定の利点でさえある。即ち、炉10の作動中 、燃料中の水分は、蒸発して火室14の低温壁上で凝縮し、火室を低温に維持す るのを助成するからである。 又、炉10の作動中に生じる最高温度は、上述したように、空気噴射パイプ2 2からの空気噴射が遮断された直後に起こることが判明した。空気噴射パイプ2 2から低温空気が吹き込まれなくなったにも拘わらず、燃料の石炭からの輻射熱 が熱交換器を加熱し続けるからである。 以上、本発明を実施形態に関連して説明したが、本発明は、ここに例示した実 施形態の構造及び形態に限定されるものではなく、本発明の精神及び範囲から逸 脱することなく、いろいろな実施形態が可能であり、いろいろな変更及び改変を 加えることができることを理解されたい。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年11月5日(1997.11.5) 【補正内容】 請求の範囲 1.有機物質を燃焼させるための方法であって、 前記有機物質を収集し、底部を有する堆積体として堆積し、 該堆積体内に熱交換器を配置し、 前記廃棄物に該堆積体内の1つ又は複数の部位で点火し、 前記点火された部位又はその近傍で前記堆積体を通して前記熱交換器の方に向 けて空気を噴射して前記有機物質を該熱交換器の周りで燃焼させ、 前記堆積体内の前記点火された部位又はその近傍から熱を抽出することから成 る有機物質燃焼方法。 2.前記堆積体を容器内に装入することを含むことを特徴とする請求の範囲 第1項に記載の有機物質燃焼方法。 3.前記堆積体は、動物厩肥と可燃物との混合物から成り、該混合物をその 内部から外側へ燃焼させることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の有機物質 燃焼方法。 4.所望量の熱を発生させるために空気を前記堆積体を通して選択的に噴射 する操作を含むことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の有機物質燃焼方法。 5.有機物質を燃焼させるための装置であって、 内部に燃焼空間を画定する底壁及び側壁を有する容器と、 空気噴射器と、 前記空気噴射器の上方に配置された熱交換器とから成り、 前記空気噴射器及び熱交換器は、燃料を前記容器内へ装入するのを可能にし、 該装入された燃料が該空気噴射器及び熱交換器を囲繞し、該空気噴射器から該熱 交換器に向けて空気が噴射されたとき該燃料を該熱交換器のところでその実質的 に全周を囲繞するようにして燃焼させるように、前記燃焼空間内をほぼ横方向に 横切って配置されていることを特徴とする有機物質燃焼装置。 6.前記熱交換器は円筒形ハウジングと、前記空気を前記容器内の熱によっ て加熱させることができるように該ハウジング内に冷気流路と熱気流路を画定す るように該ハウジング内に配置された螺旋状の板とから成ることを特徴とする請 求の範囲第5項に記載の有機物質燃焼装置。 7.排ガスを前記容器内に装入された燃料を貫通して流動させることなく該 容器から排出させるために火室内に前記熱交換器の僅かに上方に配置された排ガ スマニホールドを有することを特徴とする請求の範囲第5項に記載の有機物質燃 焼装置。 8.有機物質を含む燃料を燃焼させるための強制通風炉であって、 複数の壁を有する火室と、 該火室内へ空気を噴射するために該火室の内部に配置された空気噴射器と、 前記火室内に前記空気噴射器の上方に配置された熱交換器とから成り、 前記空気噴射器を通して空気が噴射されたとき前記燃焼させるべき燃料がその 内部から外側へ燃焼するように、該燃料が前記空気噴射器及び熱交換器を覆って 堆積されることを特徴とする有機物質燃焼用強制通風炉。 9.前記熱交換器は円筒形ハウジングと、流体を該ハウジングの一端から他 端へ通流させ、該他端から該一端へ戻すための通路を画定するように該ハウジン グ内に配置された螺旋状の板から成ることを特徴とする請求の範囲第8項に記載 の有機物質燃焼用強制通風炉。 10.前記火室内に前記熱交換器の僅かに上方に配置された排ガスマニホー ルドを有し、該排ガスマニホールドは、前記燃焼させるべき燃料が該排ガスマニ ホールドを覆って堆積されるように配置されていることを特徴とする請求の範囲 第8項に記載の有機物質燃焼用強制通風炉。 11.前記有機物質の堆積体から排ガスを排出させる操作を含むことを特徴 とする請求の範囲第1項に記載の有機物質燃焼方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU ,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH, CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,G B,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE,KG ,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT, LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,N O,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG ,SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG, US,UZ,VN,YU

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.有機物質を燃焼させるための方法であって、 前記有機物質を収集し、底部を有する堆積体として堆積し、 該堆積体内に熱交換器を配置し、 前記廃棄物に該堆積体内の1つ又は複数の部位で点火し、 前記点火された部位又はその近傍で前記堆積体を通して前記熱交換器の方に向 けて空気を噴射して前記有機物質を該熱交換器の周りで燃焼させ、 前記堆積体内の前記点火された部位又はその近傍から熱を抽出することから成 る有機物質燃焼方法。 2.前記堆積体を容器内に装入することを含むことを特徴とする請求の範囲 第1項に記載の有機物質燃焼方法。 3.前記堆積体は、動物厩肥と可燃物との混合物から成り、該混合物をその 内部から外側へ燃焼させることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の有機物質 燃焼方法。 4.所望量の熱を発生させるために空気を前記堆積体を通して選択的に噴射 する操作を含むことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の有機物質燃焼方法。 5.有機物質を燃焼させるための装置であって、 内部に燃焼空間を画定する底壁及び側壁を有する容器と、 空気噴射器と、 前記空気噴射器の上方に配置された熱交換器とから成り、 前記空気噴射器及び熱交換器は、燃料を前記容器内へ装入するのを可能にし、 該装入された燃料が該空気噴射器及び熱交換器を囲繞し、該空気噴射器から該熱 交換器に向けて空気が噴射されたとき該燃料を該熱交換器のところでその実質的 に全周を囲繞するようにして燃焼させるように、前記燃焼空間内をほぼ横方向に 横切って配置されていることを特徴とする有機物質燃焼装置。 6.前記熱交換器は円筒形ハウジングと、前記空気を前記容器内の熱によっ て加熱させることができるように該ハウジング内に冷気流路と熱気流路を画定す るように該ハウジング内に配置された螺旋状の板とから成ることを特徴とする請 求の範囲第5項に記載の有機物質燃焼装置。 7.排ガスを前記容器内に装入された燃料を貫通して流動させることなく該 容器から排出させるために火室内に前記熱交換器の僅かに上方に配置された排ガ スマニホールドを有することを特徴とする請求の範囲第5項に記載の有機物質燃 焼装置。 8.有機物質を含む燃料を燃焼させるための強制通風炉であって、 複数の壁を有する火室と、 該火室内へ空気を噴射するために該火室の内部に配置 された空気噴射器と、 前記火室内に前記空気噴射器の上方に配置された熱交換器とから成り、 前記空気噴射器を通して空気が噴射されたとき前記燃焼させるべき燃料がその 内部から外側へ燃焼するように、該燃料が前記空気噴射器及び熱交換器を覆って 堆積されることを特徴とする有機物質燃焼用強制通風炉。 9.前記熱交換器は円筒形ハウジングと、流体を該ハウジングの一端から他 端へ通流させ、該他端から該一端へ戻すための通路を画定するように該ハウジン グ内に配置された螺旋状の板とから成ることを特徴とする請求の範囲第8項に記 載の有機物質燃焼用強制通風炉。 10.前記火室内に前記熱交換器の僅かに上方に配置された排ガスマニホー ルドを有し、該排ガスマニホールドは、前記燃焼させるべき燃料が該排ガスマニ ホールドを覆って堆積されるように配置されていることを特徴とする請求の範囲 第8項に記載の有機物質燃焼用強制通風炉。
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