JP2000503941A - 部品キャリヤテープ - Google Patents

部品キャリヤテープ

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エル. シェンツ,ジェイムス
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Abstract

(57)【要約】 部品(44)の輸送時にこれを保護するために使用される可撓性キャリアテープであって、該キャリアテープは、部品実装面と、第1ならびに第2の長手方向エッジ面とを有するストリップ部を具備している。内側ならびに外側主要面を有する少なくとも2つの側壁は、長手方向エッジ面間の部品実装面から上方向に突出して、少なくとも1つの部品実装領域を形成する。少なくとも1つの側壁の内側主要面は、部品実装領域に向かって内側に傾斜し、0゜より大きいが90゜未満の角度をキャリアテープの部品実装面となす。部品実装領域に部品が載置されると、傾斜した内側主要面は部品実装領域内で部品が動いたり部品が落ちたりするのを妨げる力を、部品に有利に作用させる。これにより、所定位置に部品を保持するための接着剤またはカバーテープの必要がなくなり、接着剤残留物による汚染およびカバーテープ剥離または部品取り出しによって生じる静電気による部品の損傷の可能性が最小限となる。

Description

【発明の詳細な説明】 部品キャリヤテープ 技術分野 本発明は、全般的には或る部品メーカーから、別の部品メーカーまたは部品を 新品製品に組立てる組立業者に部品を輸送する際に利用されるキャリアテープに 関するものである。更に具体的に述べると、本発明は表面実装型の電子部品を格 納し、これらの部品を機械に連続的に供給するための可撓性キャリアテープに関 するものである。本キャリアテープは、好都合なことに、接着剤またはカバーテ ープを利用して所定の場所に部品を固定する必要を無くすものである。 関連技術の説明 電子回路組立分野では、抵抗器、コンデンサ、集積回路といった電子部品を供 給源から移動して回路板上の特定位置に載置するのに実装ロボットを利用するこ とが一般的である。実装後、回路板は更に例えばコンピュータなど電子装置に組 み込まれる。実装ロボットは通常、毎回の工程において正確な動作順序を繰り返 すようにプログラムされる。ロボット装置は、例えば、電子部品を把持して、そ れを回路板上の特定位置に特定の向きで実装するようにプログラムされることが ある。部品をつまみ上げて回路板上に実装してく順序は、回路板上の特定位置に 部品を要する回路板ごとに実施されてもよい。従って、各工程においてロボット がつまみ上げる部品を連続的に供給できれば実装ロボットが効率的に作動し、ま た、各工程において実装ロボットが部品を容易に把持できるように部品が正確 に配置されていれば、更に効率的に作動する。 多くの場合、実装ロボットに供給される部品は壊れやすく、些細な物理的接 触によってさえ損傷(例えば、スクラッチや破砕)しやすい。実際、一部の部品 の繊細さは、部品に不必要に接触することによって部品が使用不可能になること があるほどである。このような損傷を防止するため、部品メーカーからの輸送時 や部品保管時は随時、および、実装ロボットが部品を把持する迄の組立プロセス の間中、部品を物理的接触から保護することが好ましい。 実装ロボットに部品を供給する一般的方法は、部品を保護しつつ収容するサイズ に構成された一連のポケットを備えたキャリアテープによるものである。部品メ ーカーは一般に、キャリアテープを利用して、キャリアテープの長手方向に正確 な間隔をあけて配置した一連のボケットに部品を積載し、カバーテープで部品を 覆って部品が落ちるのを防止し、積載済みのキャリアテープをロール状に巻くま たはリールに巻き取る。積載済みキャリアテープは組立業者に輸送されて、ロー ルまたはリールが巻き戻されて実装ロボットに送られる。キャリアテープの前進 に伴って、実装ロボットはカバーテープを剥離し、キャリアテープの各連続ポケ ットから部品を摘み上げて所望位置に実装することを繰り返す。 穿孔キャリアテープとして、米国特許第4,702,788号明細書(オクイ )および同第5,203,143号明細書(Gutentag)に記載されてい る或る種のキャリアテープが知られている。穿孔キャリアテープのポケットは一 般に、形成しようとするポケットの深さに合った厚みを有する材料(紙など)の ストリップに金型で一連の穴を打ち抜くことによって形成される。ポケットの内 側に接着剤の一部が露出するようにストリップの下側に接着テープが被着され、 それによってポケット内の所定位置に部品を固定する ための接着面ができる。穿孔キャリアテープを利用するために、各部品は通常は 各ポケットの接着面上に載置され、その上にカバーストリップが貼りつけられる こともある。 穿孔テープの欠点の1つは、材料ストリップに孔をあける工程の際に、ポケッ ト内またはキャリアテープ表面に残るおそれのある残留微塵が生じることが多い ことである。これらの粒子はポケット内に載置された部品を汚染する可能性があ り、一部の実装ロボットの小径真空オリフィスを閉塞することもあり、あるいは 実装ロボットの部品認識把持能力を妨害する可能性がある。 穿孔キャリアテープの別の欠点は、湿度の変動によって幅および厚みが変化す ることが多いことである。これにより、実装ロボットの送り機構に位置合わせの 問題が生じる可能性がある。 型押しキャリアテープとして知られる別のタイプのキャリアテープも使用さ れることもある。米国特許第4,736,841号明細書(カネコ他)ならびに 5,089,314号明細書(マスジマ他)に、そのようなキャリアテープの一 例が記載されている。一般に、これらのテープは、キャリアテープの長手方向に 所定均一間隔に同一ポケットが提供されるように材料(ポリマー材料など)を型 押しすることによって作製される。キャリアテープのポケットに部品が積載され ると、キャリアテープから部品が落ちるのを防止するためにポケットの上にカバ ーストリップが貼りつけられることがある。あるいは、ポケット内に部品を固定 するために欠くポケットに接着剤をセットすることもある。各ポケットに接着剤 を塗布するには、キャリアテープを適正に割り送り、各ポケット内に正確に接着 剤を付けられるほどに高度な装置を使用する必要がある。しかも、接着剤残留物 が部品を汚染する場合がある。 前述の内容は、従来のキャリアテープは一般にテープのポケット 内の部品が動いたり落ちたりしないように接着剤またはカバーテープを使用する 必要があることを示すものである。前述の欠点に加え、このような項目は積載済 みキャリアテープの全体価格に対して更にコスト(例えば、原材料費および追加 処理工程関連費用)を増すものである。また、キャリヤテープからカバーテープ を剥離する工程により、部品を損傷するほどの静電気が発生する可能性がある。 従って、キャリアに積載したら所定位置に部品を保持するのに接着剤もカバーテ ープも要らないキャリアテープを提供することが望ましい。また、そのようなキ ャリアテープは湿度変化によって寸法変化しにくく、粒子を生じない方法を用い て製造できることが好ましい。 発明の概要 一実施例において、本発明は、部品輸送時に部品を固定および保護するために 使用される可撓性キャリアテープに関するものである。該キャリアテープは、部 品実装面と、第1ならびに第2の長手方向エッジ面とを有するストリップ部とを 具備する。第1ならびに第2の長手方向エッジ面間の部品実装面から少なくとも 2つの側壁が上方に突出するとともに、キャリアテープの長手方向に延在する。 部品実装面は、少なくとも2つの側壁に隣接するストリップ部領域を含む。該2 つの側壁のうちの少なくとも一方は、部品実装面領域に向かって内側に傾斜し、 キャリアテープの部品実装面に対して0゜を越えて90°未満の角度をなす。両 方の側壁が部品実装領域に向かって内側に傾斜して、キャリアテープの部品実装 面と0゜を越えて90゜未満の角度をなすことが好ましい。 部品は種々の方法で本発明のキャリアテープに積載できる。積載を行う場合、 一般に、部品実装領域に部品を挿入できる程度に2つの側壁が開離した状態まで 少なくとも一方の傾斜側壁を動かすこと が必要である。部品実装領域に部品が挿入されると、動かされていた側壁は部品 固定位置に戻り、部品は少なくとも一方の傾斜側壁部の下に収まる。部品は2つ の傾斜側壁の部分の下に収まることが好ましい。2つの傾斜側壁の各々は、接触 して部品を損傷せずに部品を所定位置に保持する程度の下向きの力を部品上部に かけることが更に好ましい。本実施例では、部品実装領域内に部品が移動しえな いように部品を固定することができる。 このように本発明は、キャリアテープに部品を固定するための接着剤またはカ バーテープの必要性を無くし、接着剤残留物による汚染ならびにカバーテープ剥 離または部品移動によって生じる静電気による部品の損傷の可能性を最小限にす るものである。 部品は、部品の挿入に利用されるものと同様の技術を利用して本発明のキャリ アテープから取り外される。これらの技術は一般に、部品実装領域から部品を取 り外せる程度に2つの壁が開離した状態になるまで少なくとも1つの傾斜側壁を 動かすことを含む。あるいは、機械的押上装置(ポークアップニードルなど)ま たは真空吸引装置を単独もしくは組み合わせて使用して、部品実装領域から部品 を持ち上げてもよい。 本発明の別の実施例において、部品実装領域は、少なくとも2つの側壁に加え 、端面壁に隣接するストリップ部の領域を含む。端面壁は、キャリアテープの横 断方向に配置され、通常はキャリアテープの長手方向エッジ面と45乃至135 度の範囲の角度をなす。各端面壁の外側主要面は、長手方向エッジ面に対して略 垂直である(すなわち、それと85〜95゜の間の角度をなす)ことが好ましい 。 端面壁は、部品実装領域に対して内側または外側傾斜させてもよい。あるいは 、あるいは端面壁は長手方向エッジ面に対して略垂直(すなわち、それと85〜 95°の間の角度をなす)でもよい。末 端壁は、部品の移動、特にキャリアテープ長手方向への移動に対して安全度を高 めるために適宜に利用してもよい。 本発明の更に別の実施例は、カバーテープまたは接着剤を必要とすることなく 少なくとも1個の部品をキャリアテープに固定する方法を提供するものである。 当該方法は、本発明のキャリアテープを供給するステップと、傾斜側壁を部品実 装位置に動かすステップと、少なくとも1個の部品をその中に積載するステップ とを含む。本発明の別の実施例は、本発明の積層済みキャリアテープから部品を 取り外す方法を提供する。当該方法は、本発明の積載済みキャリアテープを供給 するステップと、少なくとも1つの傾斜側壁を、部品を取り外せる程度に開離し た状態になるまで動かすステップと、部品と取り外すステップとを含む。 本発明のキャリアテープは、その輸送時および実装ロボットの使用時に部品を 保護するのに特に適している。前述の長所に加え、本発明のキャリアテープは湿 度変化に起因する寸法変化が起こりにくく、また、粒子を生じない方法を用いて 製造することができる。 本発明のキャリアテープは、その後の保管および輸送のために芯にまわりに適 宜に巻き付けてもよい。キャリアテープを芯に巻きつける場合、それぞれの側壁 の外側主要面が、テープの長手方向エッジ面と45゜未満または135゜を越え る角度をなすことが好ましい。この場合、内側に傾斜した側壁内側主要面は、キ ャリアテープの巻くこと由来する力のために更に内側に曲がる傾向が多少ある。 これによって部品はキャリアテープから動いたり落ちたりせずに部品実装領域に きちんと格納されて有利である。 図面の簡単な説明 本発明は、同様参照番号が一貫して同様参照番号が同様もしくな類 似の部品を示す以下の図面を参照することによって更に十分に理解されるであろ う。 図1は、本発明によるキャリアテープの一実施例の部分平面図である。 図2は、図1の線2−2にについての断面図である。 図3は、図2と同様な断面図であるが、部品を挿入(または取り外し)できる 程度に側壁が開離した状態になるまで側壁を動かしてある。 図4は、図3と同様な断面図であり、ローダーによる部品実装領域への部品挿 入を示すものである。 図5は、図4と同様な断面図であり、部品実装領域に存置する部品を示すもの である。 図6a−図6cは、図4と同様な断面図であり、傾斜側壁のうちの1つだけの 移動による部品実装領域への部品挿入を示すものである。 図7は、図5と同様な断面図であり、側壁は、アンローダーによる部品のアン ローディングができる程度に側壁が開離した状態になるまで動かされている。 図8は、図1の線8−8についての断面図である。 図9は、図8と同様な断面図であるが、側壁は変形台形形状である。 図10は、本発明のキャリアテープの別の実施例の部分平面図であり、それぞ れの側壁は長手方向エッジ面に略平行である(すなわち、それと10°未満また は170°以上の角度をなす)。 図11は、本発明のキャリアテープの更に別の実施例の部分平面図であり、そ れぞれの側壁は三角構成で存在している。 図12は、側壁に加えて端面壁を備える本発明のキャリアテープ の更に別の実施例の部分平面図である。 図13は、側壁に加えて端面壁を備える本発明のキャリアテープの更に別の実 施例の部分平面図であり、端面壁は部品実装領域によって共有されている。 図14は、本発明によるキャリアテープの更に別の実施例の部分平面図であり 、2列の部品格納領域が設けられている。 発明の詳細な説明 ここで図面を参照するが、まず、図1を参照すると、本発明によあるキャリア テープ10の第1の実施例が示されている。キャリアテープ10は、部品メーカ ーから、部品(例えば、抵抗、メモリチップ、集積回路、コンデンサ等を含むが それだけに限らない表面実装用部品などの電子部品)をキャリアテープから外し て新たな製品に組付ける別の製造業者に輸送する際に使用される。キャリアテー プは一般に自動組立機器と組み合わせて使用され、実装ロボットがキャリアテー プから部品を順次に取り外して回路板上の特定の位置などの別の場所に載置でき るように前進機構によってキャリアテープが自動送りされる。 キャリアテープ10は自動化プロセスで使用するのに一部適しているが、自動 機器によって積載済みのキャリアテープを前進させるとともに、(ロボットでは なく)オペレータがキャリアテープから部品を取り外す半自動工程で利用される こともある。また、キャリアテープが完全手動システムで利用されることも考え られ、その場合、積載済みのキャリアテープはいずれか自動機器と組み合わせて 使用されることはない。オペレータが部品を手作業でキャリアテープから取り出 して、次にキャリアテープを手作業で前進させて次の部品を取り出す。 好適実施例によれば、キャリアテープ10は、部品実装面14を画定する細長 いストリップ部12を含む。部品実装面14はキャリアテープ10の表面であり 、その上に部品が積載および格納される。ストリップ部12は、ストリップ部1 2の対向側面に長手方向エッジ面16と18を有し、該エッジ面16と18は互 いに平行であることが好ましい。ストリップ部12は、ストリップ部12に形成 されて長手方向エッジ面18から内側方向に間隔をあけて延在する任意列の送り 孔20を備えてもよい。任意の第2の列の送り孔(不図示)は、他方の長手方向 エッジ面16から内側方向に間隔をおいて設けられている。送り孔20は一般に 、特定の送り機構(不図示)と係合するように寸法調整されて間隔をあけて配置 されている。前進機構は、例えば、各列の送り孔20に合った1個のスプロケッ トを具備し、各スプロケットの歯は送り孔20と係合して、実装ロボットが部品 をキャリアテープ上に載置するか、キャリアテープから部品を取り外すように、 所定位置方向にキャリアテープ10を前進する。 少なくとも2つの側壁21と22は、キャリアテープ10のストリップ部12 の部品実装面14から上方向に突出している。側壁21と22は、対向する長手 方向エッジ面16と18からそれぞれ内側方向に間隔をあけて配置されている。 側壁21は、内側主要面21aと外側主要面21bとを備えている。また、側壁 22は、内側主要面22aと外側主要面22bとを備えている。 部品実装領域40aは、少なくとも2つの側壁21と22に隣接するストリッ プ部12の領域から成る。少なくとも1つの内側主要面21a、22aは、部品 実装領域40aに向かって内側に傾斜している。両方の内側主要面21aと22 aが部品実装領域40aに向かって内側に傾斜し、0゜を越えて90゜未満の角 度をキャリア テープ10の部品実装面14となすことが好ましい。 本発明のキャリアテープ10上には、複数対の側壁21と22が存在すること が好ましい。また、これらの側壁対は図1のように一様な繰り返すパターンで存 在することが好ましい。この一様な繰り返しパターンにおいて、それぞれの壁対 21と22は、隣接する壁対121と122から等距離に間隔をおいて配置され ている。また、第1の側壁対(21と22)の一方の壁21の内側ならびに外側 主要面21aと21bは、第2の側壁対(121と122)の隣接する側の壁1 21の内側ならびに外側主要面121aと121bと平行である。 図1の各部品実装領域40aには2つの側壁21と22しかないが、特定の側 壁の端縁は隣接する部品実装領域の保持面として機能してもよいことに留意され たい。例えば、側壁121の端縁壁121cは、部品実装領域40aの保持面と して機能できる。同様に、側壁221の端縁壁221cは、部品実装領域40b の保持面として機能できる。 図2は、本発明の好適実施例を示す図1の線2−2についての断面図であり、 各側壁21と22の内側主要面21aと22aは部品実装領域40aの中心に向 かって内側に傾斜し、キャリアテープ10の部品実装面14と、それぞれ、角度 αおよび角度βをなす。αならびにベータの値は、0°を越えて90°未満であ り、更に好ましくは45゜を越えて90゜未満であり、より更に好ましくは60 °を越えて90゜未満であり、最も好ましくは80゜を越えて90゜未満である 。αおよびβの値は同じであっても異なつていてもよいが、同じであることが好 ましい。 部品は種々の法法でキャリアテープに積載できる。一般に、積載には、部品実 装領域に部品を挿入できる程度に側壁が開離した状態 になるまで少なくとも一方の傾斜側壁を動かすことが必要である。部品実装領域 に部品が挿入されると、動かされていた側壁は部品固定位置に戻り、部品は少な くとも一方の傾斜側壁部の下に収まる。部品は2つの傾斜側壁部の下に収まるこ とが好ましい。2つの傾斜側壁の各々は、接触して部品を損傷せずに部品を所定 位置に保持する程度の下向きの力を部品上部にかけることが更に好ましい。本実 施例では、部品実装領域内に部品が移動しえないように部品を固定することが可 能である。 図3は、図2と同様な図であるが、側壁21と22は部品を挿入できる程度に 側壁が開離した状態になるまで動かされている。図3において、側壁21と22 は、各長手方向エッジ面18と17にそれぞれ下向きの力F1とF2を作用させる ことによって動かされ、側壁21と22が広がる。下向きの力F1とF2は部材7 0aと70bによってかけられる。下向きの力F1とF2によって長手方向エッジ 面18と16のそれぞれが初めの姿勢から下方向に移動する。各長手方向エッジ 面18と16の下方向移動量は図3のP1とP2によってそれぞれ示される。一般 に、部品実装領域40aは、側壁21と22が撓んでいるときに支持面75に載 る。α′ならびにβ′は、部品実装領域40aに部品を挿入できる程度の大きさ を有する。一般にα′およびβ′の値は、部品実装姿勢のときに90゜である。 図3の支持面75は、部品実装領域を上方向に反らせる径を含む面に換えるこ とも可能である。これにより、下向きの力F1とF2を必要とすることなく側壁を 曲げ広げることができる。 図3aは図3と同様な図であるが、側壁22と21を動かすのに2本のアーム 71aと71bが使用されている。2本のアーム71aと71bは、内面22a と21aにそれぞれ係合して、側壁を曲 げ広げる力F1とF2をかける。 図4は、ローダー204を使った部品実装領域40aへの部品202の挿入を 示す、図3と同様な断面図であるが、側壁21と22は部品実装姿勢をとってい る。部品が部品実装位置に入ると、力F1とF2が解除され、それと同時に側壁2 1と22は部品固定姿勢に戻る。 図5は図4と同様な断面図であるが、部品が部品実装領域40a積載されて、 側壁21と22が部品固定姿勢に戻った後の部品202を示す。この姿勢におい て、部品202は、傾斜したそれぞれの内側主要面22aと21aの一部の下に 存し、それによって、部品自訴す領域40aからの落下ば防止される。内側主要 面22aと21aは、部品実装面14とそれぞれ角度α″および角度β″をなす 。図5の(部品がある場合の)α″およびβ″の値は、図2の(部品が入ってい ない場合の)αおよびβの値と同じであってもよいし、異なっていてもよい。α ″およびβ″の値は、αおよびベータの値よりも僅かに大きいことが好ましい。 この場合、傾斜した位置側主要面21aと22aは、部品202の上部と接触し て下向きの力を作用させる。本実施例では、接着剤またはカバーテープの必要無 く部品202が移動できないように部品実装領域40a内に部品を固定すること が可能である。 部品は、一方(両方ではなく)の側壁だけを動かして部品実装領域に部品を積 層することもできる。これを図6a〜図6cに示す。図6aでは、側壁22は、 長手方向エッジ面18に下向きに力F1をかけることによって曲げ広げられてい る。次に部品202は側壁21に対して所定の角度で与えられる。 図6bは、部品202が部品実装領域40a内の最終固定位置に到達する前の 移行姿勢を示す。 図6cは、部品実装領域40a内で固定位置にある部品202を示す。下向き の力F1が無くなったことにより、側壁22は部品固定姿勢に戻る。 部品202は、部品挿入に用いたものと同様の技術を利用して本発明のキャリ アテープ10から取り外すことができる。これらの技術は一般に、部品実装領域 から部品を取り外せる程度に側壁が開離する姿勢に少なくとも1つの傾斜側壁を 動かすことを含む。 キャリアテープ10に部品202を積載する前述方法と同様な、部品実装領域 40aから部品202を取り外す方法の1つを図7に示す。側壁21と22は、 各長手方向エッジ面18と17にそれぞれ下向きの力F1とF2をかけることによ って動かされる。下向きの力F1とF2によって長手方向エッジ面18と16のそ れぞれが初めの姿勢から下方向に移動する。各長手方向エッジ面18と16の下 方向移動量は図のP1とP2によってそれぞれ示される。一般に、部品実装領域4 0aは、側壁21と22が撓んでいるときに支持面75に載る。α′ならびにβ ′の値は、部品実装領域40aに部品を挿入できる程度の大きさを有する。一般 にα′およびβ′の値は、部品実装姿勢のときに90゜である。 図7の支持面75は、部品実装領域を上方向に反らせる径を含む面に換えるこ とも可能である。これにより、下向きの力F1とF2を必要とすることなく側壁を 曲げ広げることができる。 2本のアーム71aと71bで側壁22と21を動かして側壁を曲げ広げる図 3記載のものと同様な方法を利用して部品202を取り外すことも可能である。 あるいは、ポークアップニードルなどの機械的押上げ装置を利用して各部品を 取り外しやすくするために、各部品実装領域40aの底に穴25を設けてもよい 。 あるいは、部品実装領域40aから部品202を持ち上げるのに真空吸引装置 を使用してもよい。 前述のいずれか技術の組み合わせを採用することもできる。例えば、真空吸引 装置は一般に機械的押上げ装置と一緒に用いられる。 一般に「0805」チップと呼ばれる2.0mm(長さ)×1.27mm(幅 )×0.5mm(高さ)の部品に適したキャリアテープ10の一特定実施例につ いて、図1、図2、図4を参照しながら具体的に説明する。このサイズの部品の 場合、国際電気標準会議(IEC)、米国電子工業会(EIA)、日本工業規格 (JIS)ならびに他の同様工業規格団体の定める規格に適合させるためには、 ストリップ部12の幅は8mm+3,−1mmであることが好ましい。それ以外 の標準帯幅として、12mm、16mm、24mm、32mm、56mmなどが ある。各側壁21と22の高さは0.5mm以上、壁の長さは好ましくは1.3 5mm、αおよびβの値は70゜を越えて80°未満の同じ角度であることが好 ましい。それぞれの側壁21と22は、各隣接壁121と122からそれぞれ間 隔をあけて配置されていることが好ましく、この間隔はストリップ部12の厚さ 以上であることが好ましく、また、1つの部品実装領域の中央から別のそれまで の距離は、4.0mmであることが好ましい。壁とストリップ部とが出会う個所 の各側壁21と22の厚さは、ストリップ部12の厚さ未満であることが好まし い。穴20は4mm間隔で設けられていることが好ましい。部品は、図4記載の ように長手方向エッジ面18と16に下向きの力F1とF2をそれぞれかけること によってキャリアテープに積載したりキャリアテープから取り外したりすること ができ、その場合、値P1およびP2は約15°である。 図1の線8−8について見たとき、図8と図9に記載されている ように、側壁21と22には種々の形状を採用できる。図8に台形の側壁形状を 示す。図9に台形の一部を取り除いた変形台形形状を示す。例えば、取り除いた 台形部分に嵌まる隆起部を有する部品を固定する場合には、図9記載のような複 雑な形状が一部有用であると考えられる。そのような構成により、部品を特定の 向きで部品実装領域40aに配置することができる。 部品実装領域40aは、実装しようとする部品の形状に合わせて設計すること ができる。そのような形状の例は、円形、四角形、楕円形、三角形、五画形なで がある。例えば、図10に四角い部品実装領域40aを含む好適実施例を示す。 この好適実施例において、側壁21と22は、長手方向エッジ面16と18に実 質的に平行であり、すなわち、各側壁の外側主要面は長手方向エッジ面と0゜〜 10°の角度をなす。好ましくは、内側主要面22a対して垂直にひかれた直線 L1が内側主要面21aと交差するようにまっすぐに延長されるように側壁21 と22を配置する。更に好ましくは、内側主要面22a対して垂直にひかれた全 部の可能直線L1、L2、...Ln が内側主要面21aと交差し、その場合に2つ の側壁は互いに「正対している」と説明できることが好ましい。 図12に、3つの側壁21、22、23を具備する三角形の部品実装領域40 を示す。この構成は、特殊な多角形状を有する部品を輸送するのに特に有用であ る。 図12に、側壁21と22に加えて、端面壁28と29を武技摺る本初s名の 別の実施例を示す。端面壁28と29は、キャリアテープの交差方向に間隔をお いて配置されている。一般に、端面壁28と29は、図8記載のように側壁21 と22の外側に配置されているが、側壁21と22によって形成される領域内に 間隔をおいて配置してもよい。端面壁28は、内側主要面28aと外側主要面2 8bとを具備する。外側主要面28bは、 長手方向端縁18と所定の角度δ1 をなす。δ1の値は一般的には45°乃至135゜の範囲である。同様に、端面 壁29は内側主要面29aと外側主要面29bとを具備する。外側主要面29b 9は、長手方向端縁18と所定の角度δ2をなす。繰り返しになるが、δ2の値も 一般的には45゜乃至135゜の範囲である。δ1およびδ2の値は同じであるこ とが好ましい。一般的には45゜乃至135゜である。δ1およびδ2の値は85 ゜乃至90゜の範囲であることが更に好ましく、その場合は端面壁は長手方向エ ッジ面に対して実質的に垂直であると言うことができる。端面壁28と29の内 側主要面28aと29aはそれぞれ、部品実装領域の中心に向かって内側または 部品実装領域の中心から外側に傾斜してもよい。例えば、内側主要面28aと2 9aは、キャリアテープの部品実装面14と0゜を越えて90゜未満の角度をな してもよい。端面壁28と29の内側主要面28aと29aは、キャリアテープ の部品実装面14と実質的に垂直であってもよい(すなわち、それと85°〜9 5°の角度をなす)。側壁について上に述べたように、端面壁28と29も横か ら見たときに種々の形状を有することができる。また、端面壁28と29の高さ は、側壁21と22のものと同じであってもよいし、違っていてもよい。例えば 、端面壁28と29は、側壁21と22より低くすることも高くすることもでき る。端面壁28と29は、部品の移動、特にテープの長手方向の移動に対して付 加的な安全性を与えるために適宜に利用してもよい。 側壁21と22の他に端面壁28と29を具備する本発明のキャリアテープの 更に別の実施例を図13に示す。この実施例において、端面壁28と29は、部 品実装領域に共有される。例えば、端面壁28は、部品実装領域40bと49c の両方の端面壁として利用さ れる。同様に、端面壁29は、部品自訴す領域40aと40bの両方の端面壁とし て利用される。この構成により、キャリアテープ10の長さ方向に最大数の部品 を効率的に格納できる。 キャリアテープ10の長手方向に複数列の部品実装領域40形成して、図14 のように複数列の部品の輸送を容易にすることもできる。これは、第1の部品実 装領域列の隣に間隔をおいて別の部品実装領域列を配置することによって実現で きる。1本のキャリアテープに複数列の部品実装領域が設ける場合、複数列は、 成る列中の一連の壁が別の列中の一連の壁と平行でしかも正対した状態で互いに 平行に配列されることが好ましい。 ストリップ部12は、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリプロピレン、衝 撃調整ポリスチレン(impact modified polystyren e)、高密度ポリエチレンを含むが、それだけに限らず種々の適切なポリマー材 料から作製されることが好ましい。そのような材料は、一般に、紙製の支持体と 比較して、湿度の変動に起因する寸法変化に対して優れた耐性がある。ストリッ プ部12は、当初の姿勢に完全に戻った状態で適度な半径方向の変位に耐えられ る材料から作製されることが好ましい。これにより、クラックが入ったり永久変 形することなく(例えば、部品を取り出すために)撓ませられる側壁を提供でき る。本発明のキャリアテープを作製するための好適材料は、ポリプロピレンと無 充填ボリカーボネートを含む。このポリマー材料は、導電性のある材料を用いる ことによって、電気的散逸性のものにしてもよい。導電性材料(例えば、カーボ ンブラック)はボリマー材料中に分散させてもよいし、あるいは、ポリマー材料 の上にコーティングしてもよい。そのような導電性材料を含有することによって 静電気拡散をして、キャリアテープに収容されている部品の損傷を防止してもよ い。 キャリアテープ10は一体構成のもので、熱成形によって壁21と22を作製 してもよい。熱成形技術を利用したキャリアテープの製造は、一般に打抜きキャ リアテープにつきものの粒子の生成が避けられるので好都合である。熱成形は、 熱と圧力の両方を利用してポリマーウェブなどの熱可塑性材料を変形することに よるプロセスである。熱は、モールド、プレヒーター、または押出機で与えるこ とができる。いずれにせよ、ポリマーのガラス転移温度以上の温度で生じる熱成 形が起こる温度までポリマーウェブを加熱する。ポリマーウェブを加熱しなけれ ばならない実際の温度は、熱成形を施す材料のゲージとタイプならびに製造ライ ンの速度に応じて広範囲にわたって(約200〜370°F)変動する。このと きに加えられる圧力は、モールドまたは型パターンが高品質に複製されるに足る 圧力であって、例えば、モールドが閉じるときにモールドがウェブに及ぼす力や 、雄型の上へのウェブの変形を促したり、雌型の中にウェブを延伸させるように 真空をかけること(すなわち、真空熱成形)によって与えてもよい。 ウェブは 、一般に熱成形後は冷却されるが、冷却は、空気冷却、ファン、水槽、またはク ーリングオーブンによって熱可塑性ポリマーが硬化するまで行われる。 一般に、熱成形は、当業者によく知られたプロセスであって、種々の熱成形プ ロセスならびにロール送り、シート送り、インライン押出、連続ウェブ送りシス テムの利用について論じたJohn Wiley & Sons 共著「Enc yclopedia ofPolymer Science and Engi neering」第16巻、第2版、1989年発行などの種々の参考文献で説 明されている。前記はいずれも、マッチドモールドフォーミング、プラグアシス ト成形、基本的な真空成形、および圧力成形などの種々の熱成形技術と組み合わ せて利用するための利用可能装置であるフ ラットフォーミング装置および回転装置など、技術文献に記載されている種々の 熱成形ツールと同様に、ホン発明のキャリアテープの製造に採用できる。熱成形 によって得られたキャリアテープには、テープの少なくとも一方のエッジ面に沿 って送り穴20をあけるなど、他の処理ステップを施してもよい。 あるいは、キャリアテープ10は、面14に取り付けられる別個の壁構造体を 含むテープであってもよい。該壁は、接着剤を利用したり超音波ボンディングプ ロセスによるなど、いずれか周知の取付方法によってキャリアテープに取り付け られる。 要求事項ではないが、部品移動に対して更に安全性を高めるために、ホン発明 のキャリアテープの部品実装領域に接着剤層を塗布してもよい。好適な接着剤組 成物は、軽く圧力を加えた後に広範囲な支持体に十分に積極的な粘着性を示すタ イプの感圧接着剤 (PSA)組成物である。PSAの例として、アクリル接着 剤、ゴムを基剤にした接着剤、および粘着付与ブロックコポリマーなどがある。 接着剤は、キャリアテープから部品を取り出した後に部品に接着剤残留物が残ら ないことが好ましい。また、接着剤は、部品を汚染しないものであると同時に部 品を腐食しないものであることも好ましい。キャリアテープに使用される接着剤 の量は広い範囲にわたって変動することがあり、また、部品実装領域に固定する 部品の大きさならびに重量によって影響されることもある。 本発明のキャリアテープ10は、その御の保管と輸送のためにリールの芯のま わりに適宜に巻きつけてもよい。キャリアテープ を芯のまらいに巻き付けると き、各側壁21と22の外側主要面21bまたは22bはそれぞれ、45゜未満 または135゜を越える角度Φ1またはΦ2をテープの長手方向エッジ面となす。 この場合、側壁21と22の内側に傾斜した内側主要面21aと22aは、キ ャリアテープを巻きつけたことに起因する力のために僅かながら更に内側に曲が る傾向がある。これにより、キャリアテープからずれたり落ちたりすることなく 部品を部品実装領域にきちんと格納することができて有利である。 本発明によるキャリアテープは、電子産業において(メモリチップ、集積回路 チップ、抵抗器、コネクタ、マイクロプロセッサ、コンデンサ、テートアレイ等 といった)表面実装電子部品を輸送および配送するのに特に有用であるが、本キ ャリアテープは、時計用スプリング、小ネジ、表面実装電子部品シールド等とい った他の部品の輸送に使用することもできる。 以上、いくつかの実施例を参照しながら本発明を説明してきた。本発明の適用 範囲から逸脱せずに前述実施例に多くの変更を施せることは当業者に明白である ことを理解されたい。それ故、本発明の適用範囲は、本明細書中に記載の構造に 限定されるものではなく、クレームの文言によって説明される構造およびそれら 構造と等価なものによってのみ限定されるものとする。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 独占的所有権もしくは特権の請求対象である実施例は、以下の通りに定義され る。 1.少なくとも1個の部品を輸送するための細長い可撓性キャリアテープであ って、一定の長さを有し、 部品実装面および第1ならびに第2の長手方向エッジ面を具備するストリップ 部と、 キャリアテープの長さ方向に沿って長手方向に配設されるとともに、該第1な らびに第2の長手方向エッジ面間の該部品実装面から上方向に突出する少なくと も2つの側壁と、 前記少なくとも2つの側壁と隣接するストリップ部の領域を含む少なくとも1 つの部品実装領域とを具備し、 前記側壁の少なくとも1つは、前記少なくとも1つの部品実装領域に向かって 内側に傾斜し、0゜を越えて90゜未満の角度をキャリアテープの部品実装面と なし、 前記少なくとも1つの傾斜側壁は、前記少なくとも1つの部品実装領域に部品 を挿入できる位置まで動くことができ、その後で部品固定位置まで戻ることがで き、 前記少なくとも1つの傾斜側壁は、前記少なくとも1つの部品実装領域から部 品を取り出せる位置まで前記部品固定位置から動くことができる、細長い可撓性 キャリアテープ。 2.前記少なくとも2つの側壁のそれぞれは、部品実装領域に向かって内側に 傾斜し、0゜を越えて90°未満の角度をキャリアテープの部品実装面となす、 請求項1に記載の細長い可撓性キャリアテープ。 3.前記少なくとも2つの側壁のそれぞれは、部品実装領域に向かって内側に 傾斜し、45°を越えて90゜未満の角度をキャリアテープの部品実装面となす 、請求項1に記載の細長い可撓性キャリアテープ。 4.前記少なくとも2つの側壁のそれぞれは、内側ならびに外側主要面を具備 し、それぞれの外側主要面は45゜未満だが135゜を越える角度を長手方向エ ッジ面となす、請求項1に記載の細長い可撓性キャリアテープ。 5.前記少なくとも2つの側壁は互いに正対している、請求項1に記載の細長 い可撓性キャリアテープ。 6.前記部品実装領域は、前記少なくとも2つの側壁の他に少なくとも1つの 端面壁とも隣接するストリップ部の領域を具備する、請求項1に記載の細長い可 撓性キャリアテープ。 7.前記少なくとも1つの端面壁はキャリアテープの部品実装面と略垂直であ る、請求項6に記載の細長い可撓性キャリアテープ。 8.ストリップ部を貫通する穴を前記部品実装領域内に更に具備した請求項1 に記載の細長い可撓性キャリアテープ。 9.前記少なくとも1つの部品実装領域は部品を収容する、請求項1に記載の 細長い可撓性キャリアテープ。 10.前記ストリップ部は、送り機構によってキャリアテープを前進させる手 段を更に具備する、請求項1に記載の細長い可撓性キャリアテープ。 11.前記可撓性キャリアテープは一体構成のテープである、請求項1に記載 の細長い可撓性キャリアテープ。 12.複数対の側壁を具備し該各対が部品実装領域を形成する、請求項1に記 載の細長い可撓性キャリアテープ。 13.前記キャリアテープはリールの芯のまわりに巻き付けられ る、請求項1に記載の可撓性キャリアテープ。 14.カバーテープまたは接着剤を必要とせずに少なくとも1個の部品をキャ リアテープに固定する方法であって、 (a)所定の長さを有し、 部品実装面および第1ならびに第2の長手方向エッジ面を具備するストリップ 部と、 キャリアテープの長さ方向に沿って長手方向に配設されるとともに、該第1な らびに第2の長手方向エッジ面間の該部品実装面から上方向に突出する少なくと も2つの側壁と、 前記少なくとも2つの側壁と隣接するストリップ部の領域を含む少なくとも1 つの部品実装領域とを具備し、 前記側壁の少なくとも1つは、前記少なくとも1つの部品実装領域に向かって 内側に傾斜し、0゜を越えて90゜未満の角度をキャリアテープの部品実装面と なすキャリアテープを用意するステップと、 (b)前記少なくとも1つの傾斜側壁を、前記少なくとも1つの部品実装領域 に部品を挿入できる位置まで動かすステップと、 (c)少なくとも1個の部品を前記少なくとも1つの部品実装領域に載置する ステップと、 (d)動かした側壁を部品固定位置まで戻すステップとを具備する方法。 15.積載済みキャリアテープから少なくとも1個の部品を取り外す方法であ って、 (a)所定の長さを有し、 部品実装面および第1ならびに第2の長手方向エッジ面を具備するストリップ 部と、 キャリアテープの長さ方向に沿って長手方向に配設されるととも に、該第1ならびに第2の長手方向エッジ面間の該部品実装面から上方向に突出 する少なくとも2つの側壁と、 前記少なくとも2つの側壁と隣接するストリップ部の領域を含む少なくとも1 つの部品実装領域と、 前記少なくとも1つの部品実装領域内の部品とを具備し、 前記少なくとも2つの側壁のうちの少なくとも1つは、前記部品実装領域に向 かって内側に傾斜し、0゜を越えて90゜未満の角度をキャリアテープの部品実 装面となすキャリアテープを用意するステップと、 (b)前記少なくとも1つの傾斜側壁を、前記少なくとも1つの部品実装領域 から部品を取り外せる位置まで動かすステップと、 (c)前記少なくとも1つの部品実装領域から部品を取り外すステップとを具 備する方法。
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