JP2000356407A - 空調装置 - Google Patents

空調装置

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JP2000356407A
JP2000356407A JP11170560A JP17056099A JP2000356407A JP 2000356407 A JP2000356407 A JP 2000356407A JP 11170560 A JP11170560 A JP 11170560A JP 17056099 A JP17056099 A JP 17056099A JP 2000356407 A JP2000356407 A JP 2000356407A
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heating
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Shinichi Hagiwara
伸一 萩原
Hiroshi Mano
寛 真野
Shigeaki Yasui
繁明 安井
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Osaka Gas Co Ltd
Rinnai Corp
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
Rinnai Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 広い部屋用の空調装置を狭い部屋で使用する
場合に、送風ファンから発生する騒音が過大となること
を防止できる空調装置を提供する。 【解決手段】 ケーシング内に配設された送風ファン14
を運転することによりケーシングに形成した空気取入口
から空気を取り入れ、ケーシングに形成した空気吹出口
からケーシング外に吹出すようにした空調装置におい
て、空調装置の運転レベルを決定する決定手段33と、前
記空調装置が置かれた室内の大きさを判別する判別手段
32と、前記決定手段33により決定された運転レベルで決
まる空調処理量を前記判別手段32で判別した室の広さに
応じて修正する手段42と、前記修正手段42により修正さ
れた空調処理量に対応して前記送風ファン14を制御する
制御手段43とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は室内の空調を行う
空調装置に関する。特に、送風量の制御技術に関する。
【0002】
【従来の技術】室内の空調装置として、例えば図13に示
すものが知られている(特開平4-208356号や特開平11-9
4364号公報等)。図13は室内空気を加熱するという空調
処理をおこなう温風暖房機(ファンヒータ)の一例を示
している。この温風暖房機はケーシング10を備えてお
り、ケーシング10の背面には室内空気の取入口16が形成
され、ケーシング10の前面には空調処理された空気の吹
出口15が形成されている。ケーシング10の内部には空調
処理するための加熱器11(この場合ガスバーナ)と送風
ファン14とが収容されている。そして送風ファン14が回
転すると、室内空気が取入口16からケーシング10内に取
り入れられ、この取り入れられた空気は加熱器11によっ
て加熱されて空調処理され、空調処理された温風が吹出
口15から吹出される。
【0003】このような空調装置においては、目標室内
温度と実際の室内温度の偏差等に基づいて運転レベル
(例えば、強・中・弱、あるいはレベル1,2,3……
等)が決定される。そしてその運転レベルごとにあらか
じめ空調処理量(この場合には加熱器11による加熱量)
と送風ファン14による送風量が定められている。空調運
転時には、決定された運転レベルに対応して予め定めら
れている空調処理量と送風量が得られるように、加熱器
11に送りこむガス量と送風ファン14の回転数が制御され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の空調装置はあら
かじめ定められた大きさの室で使用することを前提とし
ているため、運転レベルに対応してあらかじめ定められ
ている空調処理量と送風量は固定されている。すなわち
8畳用の空調装置であれば各運転レベルごとに設定され
ている空調処理量と送風量が8畳の室用に固定されてお
り、15畳用の空調装置であれば各運転レベルごとに設定
されている空調処理量と送風量が15畳の室用に固定され
ている。このため、15畳用の空調装置を8畳の室で使用
する場合のように、大きい室用の空調装置を小さい室で
使用すると、室内の空調処理が急速に進行する反面、大
きい室で使用する際には気にならなかった送風ファンの
作動音が小さい室で使用したがために気になってしまう
という問題があった。
【0005】本発明は、上述した問題点を解決するため
に開発されたものであり、その目的は、大きい室用の空
調装置を小さい室で使用する場合においても、送風ファ
ンから発生する作動音を気にならない程度に抑制するこ
とができる空調装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、請求項1に
記載の空調装置により達成される。請求項1に記載の空
調装置では、空調装置が置かれている室の大きさに応じ
て送風量が修正され、小さい室で使用される場合には送
風量が減量側に修正されて抑制される。ここで、相対的
に増量・減量するとは、標準を大きい室において小さい
室のときに減量する方式、標準を小さい室において大き
い室のときに増量する方式、標準を中間サイズの室にお
いて大きい室のときに増量して小さい室のときに減量す
る方式のいずれであってもよい。請求項1に記載の発明
の場合、小さな室で用いられる場合には、空調装置の能
力を使い切ることよりも、送風に伴って発生する騒音を
抑制することを優先して制御する。この結果、空調装置
の能力を使い切ったときに比して、冷えた室を暖房し、
過熱された室を冷房し、汚れた空気を清浄するのに長時
間を要する。それでも、小さな室で使用する場合には送
風量を減量側に修正して騒音を抑制するほうが結局は快
適な空調装置となることが確認されたために、この発明
が開発された。
【0007】先に説明したところから明らかに、この発
明では空調装置が大空調処理能力を有していてもそれが
小さい室で使用される場合には、その能力を使い切るこ
とよりも作動音の問題を重視して送風量を抑制する。こ
の結果、その大能力を使い切ったときに得られる空調の
進行速度よりも遅い進行速度となる。例えば、15畳用の
暖房機を8畳の室で使う場合に15畳の室で使っているの
と同じ送風量の制御態様で運転すれば寒い室が急速に暖
房されるのに、あえて送風量を抑制する結果、それほど
急速には暖房されない。しかしながら、送風量が抑制さ
れても室が小さいために、大きい室を暖房するのと同等
の暖房スピードが得られるために特に不都合はない。室
の広狭によらず、作動音が気にならない程度で運転しよ
うとする結果は、室の広狭によらずほぼ一様に空調処理
が進行するように空調処理量と送風量を制御することに
よっても得られる。小さい室で運転されるときに大きい
室で運転したのと同等の速度で空調処理が進行するよう
にすると、おのずと、小さい室で運転されるときの送風
量が抑制される。この結果、大きい室では大風量で運転
され、小さい室ではそれよりも抑制された風量で運転さ
れ、ともに作動音が気にならない範囲で運転が制御され
る。請求項1に記載の発明は、送風量が室の大きさに応
じて結果として修正される技術を包含するのである。
【0008】この明細書でいう空調処理量とは単位時間
あたりに処理される量を言い、暖房の場合であれば単位
時間あたりの加熱量(カロリ/時間)で計量され、冷房
の場合であれば単位時間あたりの冷却量(カロリ/時
間)で計量され、清浄の場合であれば単位時間あたりに
空気清浄フィルタを通過する空気量を言う。この場合、
送風量と同じ次元で計量される。また特に断らない限
り、加熱量は単位時間あたりの熱量を意味している。
【0009】室が小さいときに、空調処理量を落として
まで送風量を減量側に修正する技術は、特に空気清浄機
の場合に有用な結果をもたらす。空気清浄機の場合、空
気の清浄度を応答性良く高精度で検出することが難し
く、清浄度に基づいて送風量ないし清浄量を制御するこ
とが難しい。これに代わって見込みに基づいた制御が実
用的であることが多い。例えば、一旦ひどい汚れが検出
されれば、その後はその汚れが清浄化されるであろうと
想定されるだけ清浄機を運転し、その後に清浄度を測定
し、見込み通りに清浄化されたか否かをセンスする方式
がしばしば用いられる。
【0010】この技術が初期の目的を達成するために
は、見込み運転が正しい見込みに立脚したものでなけれ
ばならない。しかるに、通常の清浄機は、あらかじめ想
定された大きさの室で使用されるとした上でその送風量
が制御されるようにしており、これが想定したよりも小
さな室で使用されると、その見込み制御が合理的なもの
でなくなってしまう。このような理由で、特に空気清浄
機の場合には、単位時間あたりに空気清浄フィルタを通
過する空気量(ここでいう清浄量ないし送風量)を室の
大きさに適合させて運転することが重要であり、これが
実現されてはじめて合理的な送風量制御が可能となる。
【0011】このために、請求項2の発明が優れた有用
性を有する。この発明の空気清浄機は、送風量が運転レ
ベル(例えば、強・中・弱)によって段階的に調整され
る。そして、強なら強という運転レベルに対応する送風
量が室の大きさによって修正される。ここで、運転レベ
ルを決定する手段としては、例えば、空気清浄機に目標
清浄度の設定手段と実際の清浄度の検知手段を設け、目
標清浄度と実際清浄度との偏差に基づいて運転レベルを
決定するようなものであっても良い。また、他の手段と
しては、空気清浄機に運転レベルを設定するためのスイ
ッチを設け、このスイッチを人が操作することで運転レ
ベルを決定するようなものであっても良い。この場合、
人が例えば「強」のスイッチを選択したときに、それが
15畳の室で使用されていれば「強」に本来的に対応する
送風量で運転される一方、8畳の室で使用されていれば
同じ「強」のスイッチが選択されていても、小さめに修
正された送風量で運転されることから、小さい室で使用
しても送風ファンの作動音が気にならない程度に抑制さ
れる。
【0012】このように清浄のための送風量が室の大き
さに応じて修正されていくために、小さな室で使用した
ときに送風ファンの作動音が気にならない程度に抑制さ
れるというだけでなく、清浄度の変化に合わせて運転状
態を合理的に切り替えていくことが難しい空気清浄機の
場合に、清浄度の進行に合わせて運転状態を適切に切り
替えていく制御手順を設計することが可能となる。
【0013】空気清浄機に本発明の技術思想を適用する
にあたって、その空気清浄機にファンヒータが併設され
ており、そのファンヒータの加熱量もまた運転レベルに
よって段階的に切り替えられるものである場合に、特に
有効である。このために、請求項3の発明が有用性を有
する。この空気清浄機付ファンヒータの場合、室の大き
さに応じて操作者が操作するスイッチが設けられてお
り、この一つのスイッチを切り替えるだけで、空気清浄
用の送風量と加熱器の加熱量と暖房用の送風量の全部が
室の大きさに応じて切り替えられるために、非常に操作
性がよい。
【0014】また空調装置が置かれている室の大きさを
判別する手段は、請求項3の発明のように、室の大きさ
に応じて操作者が操作するスイッチを設けることで、空
調装置が置かれている室の大きさを空調装置側で判別す
るものであっても良いが、人が操作するスイッチがな
く、空調装置側にその空調装置が置かれている室の大き
さを判別するプログラムが組み込まれていることが好ま
しい。請求項4の発明はこの要求に応えるものである。
請求項4の空調装置によると、人がスイッチを操作する
必要がなく、空調装置が移動されればその移動された室
の大きさが空調装置によって判別され、その判別結果に
基づいて送風量が修正される。したがって人が操作を怠
った結果、新たに移動された室には適当でない風量で運
転されることを防止できる。
【0015】ここで、室の大きさを判別するとは、大小
2種類のいずれであるかを判別するものであっても良い
し、置かれている室の大きさを値として判別するもので
あっても良い。また請求項1と4に記載の発明は、送風
量が段階的に調整されるもののみならず、無段階ないし
連続的に調整されるものに適用することもできる。例え
ば、目標温度からの偏差が大きく、送風量を大きくして
急速に偏差を小さくするような場合に、「強」の運転レ
ベルを決定し、その運転レベルに相当する送風量を修正
するようにしても良い。この場合には送風量が段階的に
調整される。あるいは、偏差から送風量を直接的に決定
するにあたって、大きい室であれば大風量とする一方、
小さい室で用いられている場合には、大きい室で用いら
れる場合よりも小さな送風量としても良い。この場合に
は送風量が無段階的に調整される。いずれの方式による
場合であれ、小さい室の場合には送風量が小さく修正さ
れるが、室が小さいことから問題は生じない。請求項1
と4に記載の発明は、冷房機能を有する空調装置、暖房
機能を有する空調装置、湿度調整機能を有する空調装
置、空気清浄機能を有する空調装置、及びこれらの機能
を組み合わせた複合空調装置等のいずれにも適用するこ
とができる。
【0016】請求項5に記載の発明は、本発明の技術思
想を空気清浄機付ファンヒータに応用したものである。
請求項5に記載の発明によると、暖房中の単位時間あた
りの室内温度の上昇巾を指標とするために、単位時間あ
たりの清浄度の変化巾を指標とする場合に比して正確に
室の大きさが判別でき、これによって暖房用の送風量の
みならず清浄用の送風量も修正されるために、制御精度
が向上する。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の第1例とし
て、図1乃至図4に示される温風暖房機(ファンヒー
タ)について説明する。ここで、図1は本実施の形態に
係る温風暖房機の概略構成を示す構成図であり、図2は
図1に示す温風暖房機の制御部の機能ブロック図であ
り、図3は従来の温風暖房機の運転レベルと加熱量と送
風量の関係を示す図面であり、図4は図1に示す温風暖
房機の運転レベルと加熱量と送風量の関係を示す図面で
ある。図1に示す温風暖房機では、金属板及び樹脂板等
の幾つかの部材から外側ケーシング10が形成されてい
る。外側ケーシング10の背面上部には室内の空気を取り
入れるための取入口16が設けられ、またケーシング10の
前面下部には空調処理された温風を吹出すための吹出口
15が設けられている。なお、取入口16には、空気フィル
タ18が取り付けられ、さらに空気フィルタ18の内側に空
気清浄フィルタ19が取り付けられている。空気清浄フィ
ルタ19は、臭いを吸着する活性炭等からなる脱臭部と、
ほこり粒子を取るための帯電部からなっている。またケ
ーシング10の上面には操作パネル30が設けられ、操作パ
ネル30には運転スイッチ31(図1では図示省略、図2に
示されている)と、室の大きさ設定スイッチ32(先に同
じ)と、運転レベル設定スイッチ33(先に同じ)が配設
されている。運転スイッチ31は温風暖房機の運転の開始
と停止を行うためのスイッチであり、温風暖房機が停止
しているときに押すと温風暖房機は運転を開始し、温風
暖房機が運転しているときに押すと温風暖房機が運転を
停止するようになっている。室の大きさ設定スイッチ32
は、温風暖房機が置かれている室の大きさを設定するた
めのスイッチであり、本実施の形態では8畳と6畳の2段
階に切り替えができるようになっている。また、運転レ
ベル設定スイッチ33は、温風暖房機の運転レベルを設定
するためのスイッチであり、本実施の形態の温風暖房機
では最も加熱量と送風量の大きいレベル4から最も加熱
量と送風量の小さいレベル1の間で選択できるようにな
っている。
【0018】ケーシング10内には、取入口16及び吹出口
15をそれぞれ上流端及び下流端とする対流ダクト17が設
けられ、対流ダクト17内の吹出口15付近には送風ファン
14が配設されている。対流ダクト17は送風ファン14の送
風ケーシングを兼用している。対流ダクト17内の送風フ
ァン14の上流側には燃焼室12が形成され、燃焼室12内に
バーナ11(加熱器)が配設されている。バーナ11では、
図示省略した燃料配管から供給された燃料ガスが燃焼
し、高温の燃焼排ガスは送風ファン14の作動に伴って取
入口16から取り入れられた空気と混合されて温風とな
り、吹出口15から室内に吹出され、これにより室内の暖
房が行われる。なお、バーナ11に供給される燃料ガスの
流量(正確には単位時間あたりのガス量)は、燃料配管
に配設した比例弁(図1では図示省略、ただし図2に示
されている)により制御される。
【0019】以上のように構成される温風暖房機は、図
2に示す制御装置40により制御される。制御装置40は、
各種入力回路を備えたマイクロコンピュータ(以下、マ
イコンという)と、マイコンによって各部を駆動するた
めの駆動回路とからなり、これらによって運転制御部4
1、運転量決定部42、送風ファン制御部43、加熱量制御
部44等が形成されている。運転制御部41は、運転スイッ
チ31の操作信号に応じて、運転開始時には所定のシーケ
ンスで運転開始制御を行ってバーナ11の点火制御を行う
とともに、運転停止時には所定のシーケンスで運転停止
制御を行ってバーナ11の消火制御を行う。
【0020】運転量決定部42は、バーナ11による加熱量
(これが空調処理量となる)と送風ファン14による送風
量を決める際の基準となる運転量を決定する。この運転
量の決定は、室の大きさ設定スイッチ32と運転レベル設
定スイッチ33からの情報によって決定される。具体的に
説明すると、本実施の形態に係る温風暖房機では、図4
に示すように、運転レベル設定スイッチ33で設定される
レベル1からレベル4の各レベルに応じて、運転量(バ
ーナ11による単位時間あたりの加熱量と送風ファン14に
よって単位時間あたりに送り出される空気量、即ち送風
量に直接対応する)が予め定められている。この運転量
は、室の大きさにより8畳の場合と6畳の場合とで2段階
に切り替え可能に設定されている。従来の温風暖房機で
は、図3に示すように8畳用の温風暖房機であれば室の大
きさが8畳の場合に最適となるように各レベルに対応す
る運転量が固定的に定められていた。したがって、この
温風暖房機を6畳の室で使用する場合には、運転量が大
きすぎてバーナ11の燃焼音や送風ファン14の作動音が大
きくなりすぎてしまう。本実施の形態の温風暖房機で
は、室の大きさ設定スイッチ32で室の大きさを設定する
ことにより、運転量(バーナ11による加熱量と送風ファ
ン14による送風量)を設定された室の大きさに適した運
転量に切り替える。すなわち、温風暖房機を6畳の室で
使用する場合には、室の大きさ設定スイッチ32で室の大
きさが6畳であることを設定することによって、運転量
決定部42は、各レベル毎の運転量を6畳用の値に切り替
える。このことは運転量が室の大きさに応じて修正され
ることを意味し、運転量が修正されることで、空調処理
量と送風量が連動して修正される。
【0021】運転量決定部42で運転量が決められると、
この運転量の値に基づいて、送風ファン制御部43は送風
ファン14の送風量を制御し、加熱量制御部44は燃料配管
に配した比例弁を制御することによってバーナ11による
加熱量を制御する。このように本実施の形態の温風暖房
機では、8畳用の温風暖房機を6畳の室で使用する場合に
は、各運転レベルに対応する運転量を6畳の室用の運転
量に修正するので、バーナ11の燃焼音や送風ファン14の
作動音が大きくなりすぎることはない。したがって、6
畳の室で使用する場合においても、騒音が抑えられ快適
な暖房が行われる。
【0022】次に、図1に示す温風暖房機を改良した実
施の形態に係る温風暖房機について図5乃至図8に基づ
いて説明する。図5は温風暖房機の概略構成を示す図面
であり、図6は図5に示す温風暖房機の制御装置の機能ブ
ロック図であり、図7は時間と温度変化の関係を示す図
面であり、図8は温風暖房機の運転レベルを決定するた
めの特性線図である。なお、図1に示す温風暖房機と同
一部分には同一の符号を付すことによりその説明を省略
し、異なる部分について詳細に説明する。
【0023】図5に示す温風暖房機においても、ケーシ
ング10内に送風ファン14とバーナ11を配設し、送風ファ
ン14を作動させることにより取入口16から空気を取り入
れ、取り入れた空気とバーナ11で燃焼した燃焼排ガスと
混合し、温風として吹出口15から室内に吹出すようにし
た点については同一である。しかしながら、図5に示す
温風暖房機では、操作パネル30に室内の目標温度を設定
するための目標温度設定スイッチ34(図5では図示省
略、ただし図6に示されている)を設け、取入口16の近
傍に室温用サーミスタ22を設け、室温用サーミスタ22で
検知した室内温度に基づいて、室内温度が設定した目標
温度となるように運転量(バーナ11による加熱量及び送
風ファン14による送風量)を制御するようにした点で異
なる。
【0024】具体的に説明すると、図5に示す温風暖房
機は、図6に示す制御装置40により制御される。図6に示
す制御装置40も、マイコンと、マイコンによって各部を
駆動するための駆動回路とからなり、これらによって運
転制御部41、運転量決定部42、送風ファン制御部43、加
熱量制御部44が形成される。図6に示す制御装置40で
は、図2に示すものと異なり、室の大きさ判別部45及び
運転レベル決定部46が形成されている。
【0025】室の大きさ判別部45は、所定の加熱量で暖
房運転中に室温用サーミスタ22で検知される温度の単位
時間あたりの上昇巾(即ち温度上昇率)に基づいて温風
暖房機が置かれている室の大きさを判定する。すなわ
ち、図7に示すように、一般的に同一の加熱量で暖房を
行う場合、室が小さいと目標温度に到達するまでの時間
が短く(単位時間あたりの温度上昇巾、即ち温度上昇率
が大)、室が大きいと目標温度に到達するまでの時間が
長くなる(温度上昇率が小)。したがって、温度上昇率
の大小を比較することによって室の大きさを判別するこ
とができる。すなわち8畳用の温風暖房機であれば、制
御装置40内には、その温風暖房機を8畳の室で使用した
場合の温度上昇率の範囲が予め記憶されている。そし
て、この温度上昇率の範囲と室温用サーミスタ22で検知
される室温の上昇率を比較し、後者が前者以上のとき
に、8畳よりも小さい室で温風暖房機が運転されている
と判別する。なお、温度上昇率から置かれている室の大
きさを判別する技術は特許第2732443号特許公報に記載
されている。
【0026】運転レベル決定部46は、図8に示すように
室温用サーミスタ22で検知した検知温度tと目標温度設
定スイッチ34で設定された目標温度tとの差により運
転レベルを4段階に切り替える。例えば、検知した室内
温度がtの場合には、最も加熱量と送風量が大きいレ
ベル4で運転し、検知した室内温度がtの場合には、
最も加熱量と送風量が低いレベル1で運転するように設
定されている。なお、レベル1の加熱量で運転していて
も、室内温度が目標温度を超えて上昇するような場合に
は、温風暖房機の運転を停止するような制御を行うよう
にしても良い。本実施の形態の温風暖房機では、目標温
度設定スイッチ34で具体的な数値を入力することにより
目標温度を設定するようにしているが、これとは異な
り、予め特定の値(例えば、10℃、16℃、20℃、24℃
等)を設けておき、この中から選択できるようにしても
良い。
【0027】運転レベル決定部46で運転レベルが決ま
り、また室の大きさ判別部45で室の大きさが判別される
と、運転量決定部42は、これらの値を基にバーナ11によ
る加熱量と送風ファン14による送風量を決める際の基準
となる運転量を決定する。すなわち、先に述べた実施の
形態と同様に、図5に示す温風暖房機では、図4に示した
ように、運転レベル決定部46で決定された運転レベル
(レベル1〜レベル4)の各レベルに応じて、6畳用及び
8畳用の2段階の運転量が予め定められている。そして、
室の大きさ判別部45で判別した室の大きさに基づいて運
転量が切り替えられる。運転量決定部42で運転量が決定
されると、この運転量の値に基づいて、送風ファン制御
部43は送風ファン14による送風量を制御し、加熱量制御
部44はバーナ11による加熱量を制御する。
【0028】このように、上述した温風暖房機では、目
標温度を設定するだけで制御装置40が室の大きさを判別
し、室の大きさに応じて加熱量と送風量を切り替えるこ
とができる。また、室の大きさに適した加熱量と送風量
で暖房運転されるため、大きい室用の暖房装置を小さい
室で使用する場合においても、送風ファンの作動音が大
きくなりすぎず、騒音を抑えながら暖房することができ
る。さらに、室内温度を検知し、この値と目標温度との
偏差を基準にして加熱量と送風量を調整し、この調整制
御を通して室内温度を目標温度に一致させる制御をおこ
なう従来の暖房装置を、設計段階で想定した室よりも小
さい室で使用すると、偏差に対する加熱量の設定が適切
でないために室内温度が目標温度を超えて更に上昇する
ような場合が発生した。しかしながら、本実施の形態の
温風暖房機では、加熱量と送風量が室の大きさに応じて
切り替えられて適切となるため、このような問題を防止
することができる。
【0029】なお、上述した実施の形態の暖房装置にお
いては、室の大きさを8畳又は6畳のどちらかというよう
に2段階で判別したが、このような判別方法ではなく、
より細かな分解能できめ細かく室の大きさを判断するよ
うにしても良い。このためには、あらかじめ実験して、
室の大きさとバーナによる加熱量と室内温度の単位時間
あたりの上昇率の関係をデータベース化し、このデータ
ベースを利用して室の大きさを決めても良いし、また
は、簡便に、8畳と6畳の二つの室を暖房したときの室内
温度の単位時間あたりの上昇率を予め求めて室内温度の
単位時間あたりの上昇率と室の大きさの関係を直線近似
しておき、実際に暖房したときの室内温度の単位時間あ
たりの上昇率と前記した近似式から室の大きさを求める
ようにしても良い。また、上述した実施の形態の暖房装
置においては、運転レベルを室内温度と目標温度との差
に基づき4段階で決定したが、このような形態ではな
く、例えば図9に示すように運転レベルが連続的に変化
するようにしても良い。この場合には、運転レベルと運
転量の関係を図10に示すような比例関係におき、その比
例関係を室の大きさに応じて複数種設けておく。あるい
は図9、図10の方式に替えて、室内温度と目標温度との
偏差から送風量と加熱量を直接的に決定しても良い。
【0030】以上の説明は、本発明を温風暖房機に適用
した例について説明したが、以下に説明する実施の形態
では、本発明を空気清浄機付温風暖房機に適用した例に
ついて説明する。
【0031】図11に空気清浄機付温風暖房機の概略構成
図を示す。この空気清浄機付温風暖房機では、ケーシン
グ10内に、温風を発生させる温風暖房部Aと、室内の空
気の清浄を行う空気清浄部Bとが設けられている。温風
暖房部Aの構造は、既述した実施の形態の温風暖房機と
略同一であるのでその説明を省略する。図11に示すよう
に空気清浄機付温風暖房機の上部に形成される空気清浄
部Bは、ケーシング10の前面上部に清浄用空気の取入口
16bが設けられ、ケーシング10の上面に清浄済み空気の
吹出口15bが設けられ、清浄用空気の取入口16bには空
気清浄フィルタ23が取り付けられている。また、取入口
16bと吹出口15bは対流ダクト27で連結され、対流ダク
ト27内には空気清浄用送風ファン25が配設される。そし
て、空気清浄用送風ファン25を運転すると、取入口16b
から室内空気を取り入れ、清浄吹出口15bから吹出すよ
うになっている。室内の空気は、取入口16bに取り付け
られた空気清浄フィルタ23を通過することにより臭いや
ほこりが取り除かれる。
【0032】以上のように構成される空気清浄機付温風
暖房機は、図12に示す制御装置40により制御される。図
12は、制御装置40の機能ブロック図である。ここで、温
風暖房部Aを制御する温風暖房用制御部40aの構造は、
図2に示したものと略同一であるのでここではその説明
を省略し、空気清浄部Bを制御する空気清浄用制御部40
bについて説明する。空気清浄用制御部40bは、空気清
浄用運転量決定部47と、空気清浄用送風ファン制御部48
とから形成される。空気清浄用運転量決定部47は、空気
清浄部運転スイッチ31bがONにされると、空気清浄用
送風ファン25による送風量を室の大きさ設定スイッチ32
及び運転レベル設定スイッチ33からの情報をもとに決定
する。
【0033】具体的に説明すると、本実施の形態では、
図4に示す場合と同様に、運転レベル設定スイッチ33で
設定されるレベル1からレベル4の各レベルに、8畳用及
び6畳用の2種類の空気清浄用の運転量(清浄用送風ファ
ン25による送風量に直接対応する)が予め定められてい
る。そして、室の大きさ設定スイッチ32で室の大きさ
(8畳又は6畳)が設定されると、室の大きさに応じた空
気清浄用運転量に切り替えられる。すなわち、図12に示
す空気清浄機付温風暖房機を6畳の室で使用する場合に
は、室の大きさ設定スイッチ32で室の大きさが6畳であ
ることを入力すると、空気清浄用運転量決定部47は、各
運転レベルに応じた空気清浄用運転量を6畳用の値に切
り替える。そして清浄用送風ファン制御部48は、空気清
浄用運転量決定部47で決定された値に基づいて清浄用送
風ファン25による送風量を制御する。
【0034】このように本実施の形態の空気清浄機付温
風暖房機では、温風暖房部Aだけではなく空気清浄部B
も室の大きさに基づいてその清浄能力が切り替えられる
ので、二つの送風ファンが室の大きさに適した能力で運
転され騒音が低減される。しかも操作者は一つのスイッ
チを操作すればよく、操作性がよい。
【0035】なお、本実施の形態では、運転レベル設定
スイッチ33を温風暖房部Aと空気清浄部Bで共通化する
ことにより、空気清浄部Bと温風暖房部Aを同一運転レ
ベルとなるように制御しており、操作性が良い。これと
は異なり別途空気清浄部用の運転レベル設定スイッチを
設け、空気清浄部Bと温風暖房部Aを別個の運転レベル
で運転するようにしても良い。また、上述した実施の形
態では、室の大きさが変わればそれに併せて各レベルに
おける暖房用送風量と清浄用送風量を夫々変更した。例
えば、室の大きさが8畳から6畳になった場合に、レベル
4に対応する暖房用送風量と清浄用送風量を最大能力時
の100%から80%とし、レベル1に対応する暖房用
送風量と清浄用送風量を50%から30%とするように
である。しかしながら、常にこのように設定する必要は
なく、例えば、室の大きさが8畳から6畳になった場合
に、レベル4に対応する暖房用送風量と清浄用送風量の
みを共に100%から80%と切り替え、レベル1から
レベル3に対応する暖房用送風量と清浄用送風量につい
ては室のサイズが相違しても切り替えないように設定す
ることもできる。これはレベル4の運転時に最も騒音が
うるさく、それ以外の場合(レベル1〜レベル3)に
は、暖房用送風量と清浄用送風量を室の大きさに応じて
切り替えなくてももともと騒音が低く抑えられる場合が
あるからである。このほか、レベル1からレベル3までの
暖房用送風量については室が小さい場合に切り替える一
方、清浄用送風量については室が大きい場合の清浄用送
風量のままとしたり、または、清浄用送風量については
室が小さい場合に切り替え、暖房用送風量については室
が大きい場合のままとすることもできる。
【0036】このように、上述した実施の形態の空気清
浄機付温風暖房機では、温風暖房部A及び空気清浄部B
を別々に制御することができるので、温風暖房部A及び
空気清浄部Bの各運転レベルにおける空調処理量と送風
量を適切に設定にすることにより、送風ファンによる騒
音を防止しつつ、より快適な暖房と空気清浄性能を得る
ことができる。
【0037】この実施の形態に係わる空気清浄機付温風
暖房機は、ケーシング内に加熱器と暖房用送風ファンと
空気清浄フィルタと清浄用送風ファンが収容され、加熱
器による加熱量と暖房用送風ファンによる送風量と空気
清浄フィルタによる清浄量と清浄用送風ファンによる送
風量のそれぞれが、室の大きさに応じて修正されること
を特徴とする。ここで修正されるということは、常時修
正されることに限定されるものでなく、最大の運転量の
みが修正されたり、最小の運転量のみが修正されること
をも包含するものである。最大の運転量が修正されれば
作動音が最も大きいときにその作動音が室の大きさに応
じて修正され、最小の運転量が修正されれば目標とする
温度等に調整された後にその状態を維持するための運転
時の作動音が室の大きさに応じて修正される。
【0038】なお、図11に示す空気清浄機付温風暖房機
においても、空気清浄フィルタ23の近傍に室内の空気の
ちり濃度を検知するセンサーを設けて、この値と目標ち
り濃度との偏差により空気清浄部Bを自動運転するよう
にしても良いことは当然である。この場合にも同一の偏
差に対して、大きい室で用いる場合には大運転量を採用
し、小さい室で用いる場合にはそれよりも抑制した運転
量を採用することで、小さい室で用いたときに作動音が
過大とならない範囲で空気清浄機の運転量を制御するこ
とができる。
【0039】上記では、温度や清浄度に関する目標値と
実際値の偏差が大きいときに大加熱量ないし大清浄量で
運転し、その偏差が小さくなってきたときに運転量を減
少させていく方式において、偏差に対する運転量の関係
を室の大きさに応じて修正することで小さい室で作動音
が過大にならないように制御できることを示したが、ほ
ぼ同一の結果を別の方法で実現することもできる。この
ためには、例えば暖房機の場合、単位時間あたりの温度
上昇率があらかじめ定められた値となるように加熱量と
送風量を制御する。このようにしても、大きい室で用い
る場合には大加熱量と大送風量で運転され、小さい室で
用いる場合には加熱量と送風量が抑制されることにな
り、小さい室で用いたときに作動音が過大となることを
防止することができる。
【0040】即ち、この発明の目的は、ケーシング内に
収容された送風ファンで室内空気をケーシング内に取り
入れ、空調処理された空気をケーシング外に吹出す形式
の空調装置において、室内空気の空調進行速度が室の広
狭によらないように空調処理量と送風量を制御するプロ
グラムが内蔵されている空調装置によっても実現するこ
ともできる。
【0041】図11に示した空気清浄機付ファンヒータの
場合、図5に示したファンヒータと同様に、所定加熱量
で暖房している間の室温の上昇率から室の大きさを判別
し、この判別結果を使って清浄用の送風量と加熱量と暖
房用の送風量を室の大きさに応じて修正しても良い。こ
の方式によると、室の大きさが比較的に正確に判別で
き、清浄用の送風量が室の大きさに正確に応じて修正さ
れる。あるいは所定の清浄用の送風量で清浄していると
きの単位時間あたりの清浄度の改善巾から清浄のしやす
さから評価した室の大きさを判別し、その判別結果によ
って清浄用の送風量を室の大きさに応じて修正しても良
い。この方式によると、暖房機能を有しない清浄機の場
合にも、室の大きさを自動判別することが可能となる。
この発明でいう室の大きさとは室の容積または室の平
面積のいずれかを意味し、狭くて大きな室もありえる。
【0042】
【発明の効果】本発明の空調装置によれば、大きい室用
の空調装置を小さい室で使用する場合には、室の大きさ
に応じて送風量が減量修正されるので、小さい室で用い
ても作動音が過大となることを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る温風暖房機の概略
構成を示す図面である。
【図2】図1に示す温風暖房機の制御部の機能ブロック
図である。
【図3】従来の温風暖房機の運転レベルと運転量の関係
を示す図面である。
【図4】図1に示す温風暖房機における運転レベルと運
転量の関係を示す図面である。
【図5】本発明の他の実施の形態に係る温風暖房機の概
略構成を示す図面である。
【図6】図5に示す温風暖房機の制御部の機能ブロック
図である。
【図7】時間経過による室内温度の変化をグラフ化した
ものである。
【図8】温風暖房機の運転レベルを決定するための特性
線図である。
【図9】温風暖房機の運転レベルを決定するための他の
特性線図である。
【図10】運転レベルと運転量の関係を示す図面であ
る。
【図11】本発明の一実施の形態に係る空気清浄機付温
風暖房機の概略構成を示す図面である。
【図12】図11に示す温風暖房機の制御部の機能ブロ
ック図である。
【図13】従来の温風暖房機の概略構成を説明するため
の図面である。
【符号の説明】
10・・ケーシング 11・・バーナ 15・・吹出口 16・・取入口 19・・空気清浄フィルタ 30・・操作パネル 32・・室の大きさ設定スイッチ 33・・運転レベル設定スイッチ 40・・制御部 45・・室の大きさ判別部 46・・運転レベル決定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 真野 寛 愛知県名古屋市中川区福住町2番26号 リ ンナイ株式会社内 (72)発明者 安井 繁明 愛知県名古屋市中川区福住町2番26号 リ ンナイ株式会社内 Fターム(参考) 3L028 EA01 EB01 EB04 EC03 FA04 FB01 FC04 3L061 BE03 BF02 BF08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング内に収容された送風ファンに
    よって、室内空気をケーシング内に取り入れ、ケーシン
    グ内で空調処理された空気をケーシング外に吹出す形式
    の空調装置において、 前記送風ファンの送風量を決定するにあたって、室が大
    きいときに相対的に増量し、小さいときに相対的に減量
    する修正プログラムが内蔵されている空調装置。
  2. 【請求項2】 前記空調装置は、ケーシング内に収容さ
    れた空気清浄フィルタと空気清浄用の送風ファンとその
    空気清浄用の送風ファンの運転レベルを決定する手段と
    を有し、前記修正プログラムは、前記決定手段で決定さ
    れた運転レベルによって決まる空気清浄用の送風ファン
    の送風量を室の大きさに応じて修正することを特徴とす
    る請求項1に記載の空調装置。
  3. 【請求項3】 前記空調装置は、室の大きさに応じて操
    作者が操作するスイッチと、ケーシング内に収容された
    加熱器とその加熱器に送風する暖房用の送風ファンをさ
    らに有し、前記修正プログラムは、前記決定手段で決定
    された運転レベルによって決まる空気清浄用の送風量と
    前記加熱器の加熱量と暖房用の送風量を、前記スイッチ
    の状態によって修正することを特徴とする請求項2に記
    載の空調装置。
  4. 【請求項4】 前記空調装置は、室の大きさを判別する
    プログラムを内蔵しており、室の大きさに応じて操作者
    が操作するスイッチを有しないことを特徴とする請求項
    1に記載の空調装置。
  5. 【請求項5】 前記空調装置は、ケーシング内に収容さ
    れた空気清浄フィルタと空気清浄用の送風ファンと加熱
    器とその加熱器に送風する暖房用の送風ファンを有し、
    前記の室の大きさを判別するプログラムは、所定加熱量
    で暖房中の単位時間あたりの室内温度の上昇巾から室の
    大きさを判別する処理を有し、前記修正プログラムは、
    空気清浄用の送風量と前記加熱器の加熱量と暖房用の送
    風量を、前記判別プログラムの判別結果によって修正す
    ることを特徴とする請求項4に記載の空調装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013139921A (ja) * 2011-12-28 2013-07-18 Daikin Industries Ltd 温度および湿度の調整を行う空調システム
JP2016540182A (ja) * 2014-10-29 2016-12-22 シャオミ・インコーポレイテッド 空気の清浄を制御する方法及び装置
CN107238132A (zh) * 2017-06-13 2017-10-10 青岛海尔空调器有限总公司 带有净化功能的空调器及其控制方法
US9908074B2 (en) 2014-10-29 2018-03-06 Xiaomi Inc. Method and device for controlling purification of air

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