JP2000356228A - 電磁クラッチ - Google Patents
電磁クラッチInfo
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- JP2000356228A JP2000356228A JP11170738A JP17073899A JP2000356228A JP 2000356228 A JP2000356228 A JP 2000356228A JP 11170738 A JP11170738 A JP 11170738A JP 17073899 A JP17073899 A JP 17073899A JP 2000356228 A JP2000356228 A JP 2000356228A
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- JP
- Japan
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- armature
- rotor
- rotating shaft
- hub
- electromagnetic clutch
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 回転軸が水平方向となるように使用した場合
でも確実に作動する電磁クラッチを提供することを課題
とする。 【解決手段】 電磁コイル3の通電を遮断して非作動状
態にすると、アーマチャ6はコイルスプリング7の付勢
力と永久磁石8の吸引力によりロータ2から切離されて
アーマチャハブ5側に移動させられる。このとき永久磁
石8の吸引力がアーマチャ6の全面に作用し、アーマチ
ャ6が傾いてアーマチャ6の凸部61とロータの円弧状
溝21とが引掛るのを防止する。
でも確実に作動する電磁クラッチを提供することを課題
とする。 【解決手段】 電磁コイル3の通電を遮断して非作動状
態にすると、アーマチャ6はコイルスプリング7の付勢
力と永久磁石8の吸引力によりロータ2から切離されて
アーマチャハブ5側に移動させられる。このとき永久磁
石8の吸引力がアーマチャ6の全面に作用し、アーマチ
ャ6が傾いてアーマチャ6の凸部61とロータの円弧状
溝21とが引掛るのを防止する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はロータの回転をアー
マチャを介してアーマチャハブに伝達する電磁クラッチ
に関する。
マチャを介してアーマチャハブに伝達する電磁クラッチ
に関する。
【0002】
【従来の技術】電磁クラッチとしては特開平10−47
382号公報に開示されたものがある。この電磁クラッ
チは図4〜図6に示すように、回転軸1と、この回転軸
1に固嵌されたロータ2と、電磁コイル3が収納される
とともに、ロータ2に回転可能に支持されたフィールド
コア4と、回転軸1に回転可能に支持されたアーマチャ
ハブ5と、ロータ2とアーマチャハブ5間において回転
軸1に遊嵌されたアーマチャ6と、ロータ2とアーマチ
ャ6間において回転軸1に嵌装されたコイルスプリング
7とを備えている。
382号公報に開示されたものがある。この電磁クラッ
チは図4〜図6に示すように、回転軸1と、この回転軸
1に固嵌されたロータ2と、電磁コイル3が収納される
とともに、ロータ2に回転可能に支持されたフィールド
コア4と、回転軸1に回転可能に支持されたアーマチャ
ハブ5と、ロータ2とアーマチャハブ5間において回転
軸1に遊嵌されたアーマチャ6と、ロータ2とアーマチ
ャ6間において回転軸1に嵌装されたコイルスプリング
7とを備えている。
【0003】アーマチャ6とロータ2の対向面のうちア
ーマチャ6側には複数の凸部61が設けられ、ロータ2
側にはアーマチャ6がロータ2側に移動した際凸部61
が嵌合可能な複数の凹部21が設けられている。またア
ーマチャ6の外周には複数の切欠き62が形成され、ア
ーマチャハブ5にはアーマチャ6の切欠き62に回転軸
方向に摺動可能に嵌合してアーマチャハブ5とアーマチ
ャ6との相対回転を規制するガイド突起51が設けられ
ている。
ーマチャ6側には複数の凸部61が設けられ、ロータ2
側にはアーマチャ6がロータ2側に移動した際凸部61
が嵌合可能な複数の凹部21が設けられている。またア
ーマチャ6の外周には複数の切欠き62が形成され、ア
ーマチャハブ5にはアーマチャ6の切欠き62に回転軸
方向に摺動可能に嵌合してアーマチャハブ5とアーマチ
ャ6との相対回転を規制するガイド突起51が設けられ
ている。
【0004】そして電磁コイル3への通電が遮断された
非作動状態では、図4に示すようにコイルスプリング7
の付勢力によりアーマチャ6がロータ2から離されてア
ーマチャ6の凸部61がロータ2の凹部21から離脱し
た状態となっており、ロータ2の回転はアーマチャハブ
5へは伝達されない。電磁コイル3に通電して作動状態
にすると、図5に示すように電磁コイル3の吸引力によ
りアーマチャ6がロータ2側に吸引されてアーマチャ6
の凸部61がロータ2の凹部21に嵌合し、ロータ2の
回転がアーマチャ6を介してアーマチャハブ5に伝達さ
れるようになる。
非作動状態では、図4に示すようにコイルスプリング7
の付勢力によりアーマチャ6がロータ2から離されてア
ーマチャ6の凸部61がロータ2の凹部21から離脱し
た状態となっており、ロータ2の回転はアーマチャハブ
5へは伝達されない。電磁コイル3に通電して作動状態
にすると、図5に示すように電磁コイル3の吸引力によ
りアーマチャ6がロータ2側に吸引されてアーマチャ6
の凸部61がロータ2の凹部21に嵌合し、ロータ2の
回転がアーマチャ6を介してアーマチャハブ5に伝達さ
れるようになる。
【0005】なお、このような電磁クラッチは伝達する
回転力の回転軸の向きに応じてさまざまな向きで使用さ
れる。
回転力の回転軸の向きに応じてさまざまな向きで使用さ
れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記構造
の電磁クラッチでは、作動性を良くするために回転軸1
とアーマチャ6間、およびロータ2の凹部21とアーマ
チャ6の凸部61間に若干の隙間が形成されている。し
たがって電磁コイル3への通電が遮断されアーマチャ6
がコイルスプリング7に付勢されてロータ2から離され
る際、回転軸1の軸方向が垂直方向となるように使用さ
れている場合は、アーマチャ6には自重がその移動方向
に作用するためスムーズに移動するが、回転軸1の軸方
向が水平方向となるように使用される場合には、コイル
スプリング7のアーマチャ6に対する当接部の傾きや、
回転軸1とアーマチャ6間の摩擦などの影響を受けてア
ーマチャ6が傾き、アーマチャ6の凸部61とロータ2
の凹部21とが引掛ってしまうという問題があった。本
発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、回転軸が水
平方向となるように使用した場合でも確実に作動する電
磁クラッチを提供することを課題とする。
の電磁クラッチでは、作動性を良くするために回転軸1
とアーマチャ6間、およびロータ2の凹部21とアーマ
チャ6の凸部61間に若干の隙間が形成されている。し
たがって電磁コイル3への通電が遮断されアーマチャ6
がコイルスプリング7に付勢されてロータ2から離され
る際、回転軸1の軸方向が垂直方向となるように使用さ
れている場合は、アーマチャ6には自重がその移動方向
に作用するためスムーズに移動するが、回転軸1の軸方
向が水平方向となるように使用される場合には、コイル
スプリング7のアーマチャ6に対する当接部の傾きや、
回転軸1とアーマチャ6間の摩擦などの影響を受けてア
ーマチャ6が傾き、アーマチャ6の凸部61とロータ2
の凹部21とが引掛ってしまうという問題があった。本
発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、回転軸が水
平方向となるように使用した場合でも確実に作動する電
磁クラッチを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで本発明の電磁クラ
ッチは回転軸(1)と、該回転軸(1)に固定的または
回転可能に支持されたロータ(2)と、電磁コイル
(3)が収納されるとともに、前記ロータ(2)に回転
可能に支持されたフィールドコア(4)と、前記回転軸
(1)にロータ(2)に対して相対回転可能に支持され
たアーマチャハブ(5)と、前記アーマチャハブ(5)
と一体に回転可能に支持され、前記電磁コイル(3)へ
の通電により前記回転軸(1)上を移動して前記ロータ
(2)側に吸引されるアーマチャ(6)と、前記回転軸
(1)に嵌装され、前記アーマチャ(6)を前記ロータ
(2)から切離する方向に付勢するコイルスプリング
(7)とを備え、前記アーマチャ(6)とロータ(2)
の互いの対向面のいずれか一方に複数の凸部(61)が
設けられ、他方にアーマチャ(6)がロータ(2)側に
吸引された際前記凸部(61)が嵌合する複数の凹部
(21)が設けられ、前記凸部(61)と前記凹部(2
1)の嵌合により回転力を伝達する電磁クラッチにおい
て、前記アーマチャハブ(5)の前記アーマチャ(6)
との対向面に、前記アーマチャ(6)を前記ロータ
(2)から切離する方向に吸引する板状の永久磁石
(8)を設けたことを特徴とする。なお凹部とは、部品
を貫通する孔や溝を含む。
ッチは回転軸(1)と、該回転軸(1)に固定的または
回転可能に支持されたロータ(2)と、電磁コイル
(3)が収納されるとともに、前記ロータ(2)に回転
可能に支持されたフィールドコア(4)と、前記回転軸
(1)にロータ(2)に対して相対回転可能に支持され
たアーマチャハブ(5)と、前記アーマチャハブ(5)
と一体に回転可能に支持され、前記電磁コイル(3)へ
の通電により前記回転軸(1)上を移動して前記ロータ
(2)側に吸引されるアーマチャ(6)と、前記回転軸
(1)に嵌装され、前記アーマチャ(6)を前記ロータ
(2)から切離する方向に付勢するコイルスプリング
(7)とを備え、前記アーマチャ(6)とロータ(2)
の互いの対向面のいずれか一方に複数の凸部(61)が
設けられ、他方にアーマチャ(6)がロータ(2)側に
吸引された際前記凸部(61)が嵌合する複数の凹部
(21)が設けられ、前記凸部(61)と前記凹部(2
1)の嵌合により回転力を伝達する電磁クラッチにおい
て、前記アーマチャハブ(5)の前記アーマチャ(6)
との対向面に、前記アーマチャ(6)を前記ロータ
(2)から切離する方向に吸引する板状の永久磁石
(8)を設けたことを特徴とする。なお凹部とは、部品
を貫通する孔や溝を含む。
【0008】本発明によれば、回転軸の軸方向が水平方
向となるように使用されている場合であっても、電磁コ
イルへの通電が遮断されたとき、永久磁石の吸引力がア
ーマチャに対し作用するため、アーマチャが傾いてアー
マチャの凸部とロータの凹部とが引掛ってしまうことが
ない。
向となるように使用されている場合であっても、電磁コ
イルへの通電が遮断されたとき、永久磁石の吸引力がア
ーマチャに対し作用するため、アーマチャが傾いてアー
マチャの凸部とロータの凹部とが引掛ってしまうことが
ない。
【0009】
【発明の実施の形態】本実施の形態の電磁クラッチは図
1〜図3に示すように、回転軸1と、この回転軸1に固
嵌されたロータ2と、電磁コイル3が収納されるととも
に、ロータ2に回転可能に支持されたフィールドコア4
と、回転軸1に回転可能に支持されたアーマチャハブ5
と、ロータ2とアーマチャハブ5間において回転軸1に
遊嵌されたアーマチャ6と、ロータ2とアーマチャ6間
において回転軸1に嵌装されたコイルスプリング7と、
アーマチャハブ5の前記アーマチャ6との対向面に接着
された永久磁石8とを備えている。
1〜図3に示すように、回転軸1と、この回転軸1に固
嵌されたロータ2と、電磁コイル3が収納されるととも
に、ロータ2に回転可能に支持されたフィールドコア4
と、回転軸1に回転可能に支持されたアーマチャハブ5
と、ロータ2とアーマチャハブ5間において回転軸1に
遊嵌されたアーマチャ6と、ロータ2とアーマチャ6間
において回転軸1に嵌装されたコイルスプリング7と、
アーマチャハブ5の前記アーマチャ6との対向面に接着
された永久磁石8とを備えている。
【0010】ロータ2は、円柱部22と、この円柱部2
2を中心に配置する円盤部23と、円盤部23の外周に
固嵌されたプーリー24とで構成されている。円柱部2
2と円盤部23には回転軸1が固嵌される貫通孔25が
設けられている。また円盤部23には回転軸1を中心と
する4つの円弧状溝21が等間隔に穿設されている。
2を中心に配置する円盤部23と、円盤部23の外周に
固嵌されたプーリー24とで構成されている。円柱部2
2と円盤部23には回転軸1が固嵌される貫通孔25が
設けられている。また円盤部23には回転軸1を中心と
する4つの円弧状溝21が等間隔に穿設されている。
【0011】フィールドコア4は全体がリング状、断面
が軸方向に開放するコ字状で、内部には電磁コイル3が
収納されている。そしてフィールドコア4はボールベア
リング41を介してロータ2の円柱部22に嵌装されて
いる。
が軸方向に開放するコ字状で、内部には電磁コイル3が
収納されている。そしてフィールドコア4はボールベア
リング41を介してロータ2の円柱部22に嵌装されて
いる。
【0012】アーマチャハブ5は円盤部52と円盤部5
2に一体に設けられた歯付プーリー53とで構成されて
いる。円盤部52と歯付プーリー53には回転軸1が貫
通する貫通孔54が設けられており、貫通孔54の内周
壁と回転軸1間にはボールベアリング55が介在してい
る。円盤部52のアーマチャ6との対向面には回転軸1
を中心に4つのガイド突起51が等間隔に配設されてい
る。
2に一体に設けられた歯付プーリー53とで構成されて
いる。円盤部52と歯付プーリー53には回転軸1が貫
通する貫通孔54が設けられており、貫通孔54の内周
壁と回転軸1間にはボールベアリング55が介在してい
る。円盤部52のアーマチャ6との対向面には回転軸1
を中心に4つのガイド突起51が等間隔に配設されてい
る。
【0013】アーマチャ6は全体が円板状で中心に回転
軸1が貫通する貫通孔63が形成されている。また外周
には回転軸1を中心に4つの切欠き62が等間隔に配設
されており、この切欠き62がアーマチャハブ5のガイ
ド突起51に対して回転軸方向に摺動可能に嵌合してア
ーマチャハブ5とアーマチャ6との相対回転を規制して
いる。またアーマチャ6のロータ2との対向面には回転
軸1を中心に4つの凸部61が等間隔に設けられてお
り、この凸部61が、アーマチャ6がロータ2側に移動
した際ロータ2の円弧状溝21に嵌合する。
軸1が貫通する貫通孔63が形成されている。また外周
には回転軸1を中心に4つの切欠き62が等間隔に配設
されており、この切欠き62がアーマチャハブ5のガイ
ド突起51に対して回転軸方向に摺動可能に嵌合してア
ーマチャハブ5とアーマチャ6との相対回転を規制して
いる。またアーマチャ6のロータ2との対向面には回転
軸1を中心に4つの凸部61が等間隔に設けられてお
り、この凸部61が、アーマチャ6がロータ2側に移動
した際ロータ2の円弧状溝21に嵌合する。
【0014】永久磁石8は外形がアーマチャ6とほぼ同
形状の板状で、回転軸1が貫通する貫通孔81が形成さ
れるとともに、アーマチャハブ5のガイド突起51に嵌
合する切欠き82が形成されている。また永久磁石8の
アーマチャ6に対する吸引力とコイルスプリング7のア
ーマチャ6に対する付勢力との和が、電磁コイル3のア
ーマチャ6に対する吸引力より小さくなるように、永久
磁石8の磁力とコイルスプリング7のバネ力が設定され
ている。
形状の板状で、回転軸1が貫通する貫通孔81が形成さ
れるとともに、アーマチャハブ5のガイド突起51に嵌
合する切欠き82が形成されている。また永久磁石8の
アーマチャ6に対する吸引力とコイルスプリング7のア
ーマチャ6に対する付勢力との和が、電磁コイル3のア
ーマチャ6に対する吸引力より小さくなるように、永久
磁石8の磁力とコイルスプリング7のバネ力が設定され
ている。
【0015】そして回転軸1が水平方向となるように設
置され、例えばロータ2のプーリ24と図略の駆動モー
タ間にベルトが掛け回され、アーマチャハブ5のプーリ
52とさらに下流の駆動系間にベルトが掛け回されて使
用される。
置され、例えばロータ2のプーリ24と図略の駆動モー
タ間にベルトが掛け回され、アーマチャハブ5のプーリ
52とさらに下流の駆動系間にベルトが掛け回されて使
用される。
【0016】上記構成よりなる電磁クラッチの作用を説
明する。電磁コイル3に通電していない非作動状態で
は、コイルスプリング7のばね力と磁石板8の磁力によ
りアーマチャ6がロータ2から離されてアーマチャハブ
5側に移動している。電磁コイル3に通電して作動状態
にすると、電磁コイル3の磁力によりアーマチャ6はロ
ータ2側に吸引される。アーマチャ6がロータ2に圧着
するとアーマチャ6の凸部61がロータ2の円弧状溝2
1に嵌合する。これにより、駆動モータを回転させた
際、ロータ2の回転がアーマチャ6を介してアーマチャ
ハブ5に伝達され、さらに下流の駆動系が回転駆動す
る。
明する。電磁コイル3に通電していない非作動状態で
は、コイルスプリング7のばね力と磁石板8の磁力によ
りアーマチャ6がロータ2から離されてアーマチャハブ
5側に移動している。電磁コイル3に通電して作動状態
にすると、電磁コイル3の磁力によりアーマチャ6はロ
ータ2側に吸引される。アーマチャ6がロータ2に圧着
するとアーマチャ6の凸部61がロータ2の円弧状溝2
1に嵌合する。これにより、駆動モータを回転させた
際、ロータ2の回転がアーマチャ6を介してアーマチャ
ハブ5に伝達され、さらに下流の駆動系が回転駆動す
る。
【0017】また電磁コイル3の通電を遮断して非作動
状態にすると、電磁コイル3のアーマチャ6に対する吸
引力はなくなるからアーマチャ6は永久磁石8の吸引力
とコイルスプリング7の付勢力によりロータ2から切離
されてアーマチャハブ5側に移動させられる。このとき
永久磁石8の吸引力がアーマチャ6の全面に作用するた
め、アーマチャ6が傾いてアーマチャ6の凸部61とロ
ータの円弧状溝21とが引掛ってしまうことはない。ア
ーマチャ6が永久磁石8に圧着するとアーマチャ6の凸
部61がロータ2の円弧状溝21から離脱し、ロータ2
の回転がアーマチャハブ5に伝達されなくなる。
状態にすると、電磁コイル3のアーマチャ6に対する吸
引力はなくなるからアーマチャ6は永久磁石8の吸引力
とコイルスプリング7の付勢力によりロータ2から切離
されてアーマチャハブ5側に移動させられる。このとき
永久磁石8の吸引力がアーマチャ6の全面に作用するた
め、アーマチャ6が傾いてアーマチャ6の凸部61とロ
ータの円弧状溝21とが引掛ってしまうことはない。ア
ーマチャ6が永久磁石8に圧着するとアーマチャ6の凸
部61がロータ2の円弧状溝21から離脱し、ロータ2
の回転がアーマチャハブ5に伝達されなくなる。
【0018】
【発明の効果】本発明の電磁クラッチによれば、回転軸
が水平方向となるように使用した場合でも確実に作動す
る。
が水平方向となるように使用した場合でも確実に作動す
る。
【図1】本発明の電磁クラッチの非作動状態を示す断面
図である。
図である。
【図2】本発明の電磁クラッチの作動状態を示す断面図
である。
である。
【図3】本発明の電磁クラッチの要部分解図である。
【図4】従来の電磁クラッチの非作動状態を示す断面図
である。
である。
【図5】従来の電磁クラッチの作動状態を示す断面図で
ある。
ある。
【図6】従来の電磁クラッチの要部分解図である。
1...回転軸 2...ロータ 3...電磁コイル 4...フィールドコア 5...アーマチャハブ 6...アーマチャ 8...永久磁石 21...凹部 61...凸部
Claims (1)
- 【請求項1】 回転軸と、該回転軸に固定的に支持され
たロータと、電磁コイルが収納されるとともに、前記ロ
ータに回転可能に支持されたフィールドコアと、前記回
転軸にロータに対して相対回転可能に支持されたアーマ
チャハブと、前記アーマチャハブと一体に回転可能に支
持され、前記電磁コイルへの通電により前記回転軸上を
移動して前記ロータ側に吸引されるアーマチャと、前記
回転軸に嵌装され、前記アーマチャを前記ロータから切
離する方向に付勢するコイルスプリングとを備え、前記
アーマチャとロータの互いの対向面のいずれか一方に複
数の凸部が設けられ、他方にアーマチャがロータ側に吸
引された際前記凸部が嵌合する複数の凹部が設けられ、
前記凸部と前記凹部の嵌合により回転力を伝達する電磁
クラッチにおいて、前記アーマチャハブの前記アーマチ
ャとの対向面に、前記アーマチャを前記ロータから切離
する方向に吸引する板状の永久磁石を設けたことを特徴
とする電磁クラッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11170738A JP2000356228A (ja) | 1999-06-17 | 1999-06-17 | 電磁クラッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11170738A JP2000356228A (ja) | 1999-06-17 | 1999-06-17 | 電磁クラッチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000356228A true JP2000356228A (ja) | 2000-12-26 |
Family
ID=15910479
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11170738A Pending JP2000356228A (ja) | 1999-06-17 | 1999-06-17 | 電磁クラッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000356228A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008509366A (ja) * | 2004-08-13 | 2008-03-27 | ヴァレオ ジヒャーハイツズュステーメ ゲーエムベーハー | 電磁摩擦係合クラッチ、このクラッチを作動させる方法、およびこのクラッチの自動車のドアまたはフラップを自動的に作動させるためのドライブトレインにおける使用 |
JP2014009741A (ja) * | 2012-06-29 | 2014-01-20 | Sinfonia Technology Co Ltd | 電磁クラッチ |
JP2016056863A (ja) * | 2014-09-09 | 2016-04-21 | 国立大学法人信州大学 | ゲルアクチュエータを用いたクラッチ機構 |
WO2016165648A1 (zh) * | 2015-04-17 | 2016-10-20 | 盖茨胜地汽车水泵产品(烟台)有限责任公司 | 电磁离合器 |
CN111668342A (zh) * | 2020-06-19 | 2020-09-15 | 新昌县平海汽车配件有限公司 | 一种光伏电池板加工防弓形装框机 |
CN111810555A (zh) * | 2019-04-12 | 2020-10-23 | 贵州振华群英电器有限公司(国营第八九一厂) | 一种电磁离合器 |
CN114151463A (zh) * | 2021-12-07 | 2022-03-08 | 南京立思辰智能设备有限公司 | 电磁离合器总成 |
-
1999
- 1999-06-17 JP JP11170738A patent/JP2000356228A/ja active Pending
Cited By (8)
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