JP2000354910A - 切断加工装置 - Google Patents
切断加工装置Info
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Abstract
製品に関して搬出処理時間を短縮すると共にベルトコン
ベア内面への進入を防止し、且つ自動ライン全長を短く
することにある。 【解決手段】 L刃40を構成する下刃42の近傍に、
伸張時には下刃42に接近し収縮時には下刃42から離
反する伸縮ベルトコンベア4を設置し、該伸縮ベルトコ
ンベア4を伸張状態でワークWを切断し、該ワークWか
らスクラップK又は極小製品Sが切断された場合には、
該伸縮ベルトコンベア4を収縮させてスクラップK又は
極小製品Sを下刃42直下のボックス32、33内に落
下させる。
Description
伸縮ベルトコンベアを設置した切断加工装置に関する。
キングシャーにおいては、スクラップや製品を搬出する
場合に、ベルトコンベアが使用されている。
に示すように、上刃41と下刃42から成るL刃40を
有し、ワークWを上刃41と下刃42間に位置決めしラ
ム43を(図2)介して上刃41を降下し該ワークWの
角部の切断を行うようになっている。
2の近傍には、ベルトコンべア60が設置され、該ベル
トコンべア60に直列にベルトコンべア61と仕分け装
置62がそれぞれ配置されている。
W1が(図8(A))切断された場合には、該通常の製
品W1をベルトコンべア60と61を介して搬送し、仕
分け装置62側に搬出する。
製品Sが(図8(B))切断された場合には、上下シリ
ンダ63を作動してベルトコンべア61の後端を上昇さ
せ、仕分けフラッパ64を所定の角度に調整することに
より、スクラップKはスクラップ用ボックス65へ、極
小製品Sは極小製品用ボックス66へそれぞれ落下させ
る。
ークWからスクラップK又は極小製品Sが(図8
(B))切断された場合に、次のような課題がある。
製品Sが(図8(B))切断された場合には、既述した
ように、先ず、上下シリンダ63を作動してベルトコン
べア61の後端を上昇させ、この状態で、ベルトコンべ
ア60を前方に循環させてその上のスクラップK又は極
小製品Sを搬送する。
処理には、ベルトコンべア61の上昇時間とベルトコン
べア60の循環時間を合わせた時間を必要とし、そのた
め処理時間が長くなり、加工効率が低下する。
の切断加工は中断したままであり、全体としての加工時
間も長くなる。
Kや極小製品Sが、ベルトコンべア60により搬送さ
れ、このため、搬送中のスクラップKや極小製品Sがベ
ルトコンべア60と下刃42の間から該ベルトコンべア
60の内面に進入することがある。
どの事故が発生し、加工を中断せざるを得ない。
0、61が2台必要であって、自動ラインの全長が長く
なる。
スクラップ又は極小製品に関して搬出処理時間を短縮す
ると共にベルトコンベア内面への進入を防止し、且つ自
動ライン全長を短くすることにある。
め、本発明によれば、(A)上刃41と下刃42から成
るL刃40を有し、ワークWを上刃41と下刃42間に
位置決めしラム43を介して上刃41を降下し該ワーク
Wの角部の切断を行う切断加工装置において、(B)上
記L刃40を構成する下刃42の近傍に、伸張時には下
刃42に接近し収縮時には下刃42から離反する伸縮ベ
ルトコンベア4を設置し、該伸縮ベルトコンベア4を伸
張状態でワークWを切断し、該ワークWからスクラップ
K又は極小製品Sが切断された場合には、該伸縮ベルト
コンベア4を収縮させてスクラップK又は極小製品Sを
下刃42直下のボックス32、33内に落下させること
を特徴とする切断加工装置が提供される。
から切断されたスクラップK又は極小製品Sは(図7
(C))、伸縮ベルトコンベア4とは無関係に、下刃4
2直下のボックス32、33内に直接落下させるので、
該スクラップK又は極小製品Sについては、搬出処理時
間が短縮されると共にベルトコンベア内面への進入が防
止される。
済むので、自動ライン全長を短くすることが可能であ
る。
り添付図面を参照して、説明する。図1は本発明の実施
形態を示す図であり、図示する切断加工装置は、例えば
ブランキングシャーである。
2から成るL刃40を有している。
れ、該ラム43は、上部フレーム1に(図3)設けられ
たラムシリンダ44に結合され、下刃42は、下部フレ
ーム2に(図2、図3)固定されている。
させると、ラム43が支軸45の(図2)回りで回転す
るので、上刃41は上下動し、下刃42と協働してワー
クWを切断加工するようになっている。
とY上刃41Yにより(図5(A))、下刃42は、互
いに直交するX下刃42XとY下刃42Yによりそれぞ
れ構成されている。
(図5(A))、Y上刃41Yは、レーキ角θ2をそれ
ぞれ有し、レーキ角θ1の方がレーキ角θ2より大き
い。
下刃42Xの長さよりも(図5(A))X軸方向の長さ
X1の方が大きい通常の製品W1を切断加工する場合に
は、先ず、上刃41を(図5(B)の上図)途中まで降
下させることにより、1ストローク目の切断加工を行
う。
の上図)、未だワークWに到達していず、X軸方向のみ
が切断される(切断線S1)。
(B)の中図)、2ストローク目の切断線S2が該上刃
41の直下に来るように、ワークWを前進させる。
5(B)の下図)、2ストローク目の切断線S2の長さ
を1ストローク目の切断線S1の長さより大きくとるこ
とにより(図5(A))、Y上刃41YはワークWに到
達し、2ストローク目の切断加工が行われる。
X軸方向の長さがX1(図5(A))、Y軸方向の長さ
がY1の通常の製品W1が、ワークWから切断される。
そのままの状態でしかも上刃41を途中で停止させずに
1ストローク目の切断加工と、2ストローク目の切断加
工を連続して行えば、例えばX軸方向の長さがX1より
短く、Y軸方向の長さがY1の極小製品Sが切断加工さ
れる(図7(C))。
ワークWから切断した後は、X軸方向とY軸方向の長さ
が規格に合わないスクラップKが切断加工される(図7
(C)。
ャリッジべース11とキャリッジ12を有し、キャリッ
ジべース11には、キャリッジ12を介してクランプ1
3が取り付けられワークWが把持されるようになってい
る。
上でX軸ガイド18に(図3、図4)滑り結合し、X軸
モータMxの(図2、図4)ボールねじ15に螺合して
いる。
ド17に(図3)滑り結合し、Y軸モータMyのボール
ねじ14に螺合している。
たワークWは加工テーブル3上(図1、図2)において
上刃41と下刃42の間に位置決めされ、前記ラム43
を(図2)介して上刃41を降下することにより、該ワ
ークWから通常の製品W1や(図7(B))極小製品S
や(図7(C))スクラップKが切断加工される。
刃42の近傍には(図1)、伸縮ベルトコンベア4が設
置されている。
ース5とプーリスライダ6を有し、伸張時には下刃42
に接近し(図7(A)、図7(B))、収縮時には下刃
42から離反するようになっている(図7(C))。
介して床上に設置され、該コンベアベース5のX軸枠3
8上には、LMガイドレール7が敷設され、該LMガイ
ドレール7には、プーリスライダ6が滑り結合され後述
するピニオン・ラック機構によりX軸方向に移動可能に
取り付けられている。
(図1)、ラック9が設けられ、該ラック9は、コンベ
アベース5側のピニオン8と噛み合っており、該ピニオ
ン8は、コンベアベース5のX軸枠38にブラケット1
0を介して取り付けられたX軸モータmxで回転駆動す
る。
2Y側には、右上プーリ19が、また該X軸枠46の下
面中央部には、右折り返しプーリ20がそれぞれ回転自
在に取り付けられている。
下刃42Y側には、右下プーリ21が、該X軸枠38の
仕分け装置34側には、左下プーリ22と左中間プーリ
23と駆動プーリ24がそれぞれ回転自在に取り付けら
れている。
アベース5のY軸枠39上に設置されたモータmにより
回転駆動するようになっている。
ンベアベース5の駆動プーリ24、プーリスライダ6の
右上プーリ19と右折り返しプーリ20、コンベアベー
ス5の右下プーリ21と左下プーリ22と左中間プーリ
23の順に巻回されている。
K又は極小製品Sが切断加工された場合には(図7
(C))、上記X軸モータmxを駆動すると、プーリス
ライダ6がコンベアベース5上でX軸方向に移動して下
刃42から離れる。
リ19と右折り返しプーリ20を伴って収縮し、下刃4
2から離反する。
は全く空になり(図7(C))、仕分けフラッパ35を
調整することにより、上記スクラップK又は極小製品S
を下刃42直下のスクラップ用ボックス33又は極小製
品用ボックス32内に落下させることができる。
加工された場合には(図7(B))、上記伸縮ベルトコ
ンベア4を伸張状態のままでモータmを駆動すると、駆
動プーリ24が反時計方向に回転して該伸縮ベルトコン
ベア4が循環し、その上の通常の製品W1が仕分け装置
34側へ搬出される。
昇降機構が設けられ、ワークWを切断する場合には(図
7(A))、伸縮ベルトコンベア4をパスラインPLま
で上昇させ、加工途中の通常の製品W1や極小製品Sが
ワークWから垂れ下がるのを防止している。
47には、水平シリンダ25が設けられ、該水平シリン
ダ25のピストンロッド26は、連結部材27の下端に
結合している。
枠46側の回転軸28に取り付けられ、該連結部材27
の上端には、縦断ロッド29の左端が結合している。
X軸方向に縦断し、ほぼ中央部と右端においてそれぞれ
連結棒36が結合し、該連結棒36には、Y軸方向に延
びていてその両端においてレバー30が取り付けられ、
該レバー30はX軸枠46に対して回転自在に取り付け
られている。
しピストンロッド26を突出させると(図1、図7
(A))、連結部材27が回転軸28を支軸として反時
計方向に回転して縦断ロッド29が水平シリンダ25側
に引っ張られるので(図1、図7(A))、レバー30
が時計方向に回転することにより、アイドラプーリ31
を上昇させる。
1、図7(A))、パスラインPLまで上昇し、既述し
たように、加工途中の通常の製品W1や極小製品Sがワ
ークWから垂れ下がるのが防止される。
(図7(A))反対の動作をさせることにより、前記水
平シリンダ25等のベルト昇降機構により伸縮ベルトコ
ンベア4をパスラインPLより降下させる(図7
(B)、図7(C))。
コンベア4を伸張状態のままで循環させその上の通常の
製品W1を仕分け装置34側へ搬出したり(図7
(B))、伸縮ベルトコンベア4を収縮して下刃42か
ら離反させてその直下のボックス33、32内にスクラ
ップK、極小製品Sを直接落下させたりする。
あり、本発明を構成する伸縮ベルトコンベア4をブラン
キングシャーとタレットパンチプレスの複合機に適用し
た場合である。
は、前記図1〜図5と同様に、伸縮ベルトコンベア4が
設置され、更に、反対側には、上部タレット48と下部
タレット49が設置されている。
が、下部タレット49にはダイDがそれぞれ配置され、
ラム50によりパンチPを殴打することにより、ダイD
と協働でワークWに所定のパンチ加工を施した後、該ワ
ークWを右側に変位して前記上刃41と下刃42の間に
位置決めすることにより、所定の切断加工を施す。
(C))、例えばワークWからスクラップK又は極小製
品Sが切断加工された場合には、伸縮ベルトコンベア4
を(図6)収縮して下刃42から離反させその直下のス
クラップ用ボックス33又は極小製品用ボックス32内
に上記スクラップK又は極小製品Sを直接落下させる。
7に基づいて説明する。
駆動してピニオン・ラック機構を介して伸縮ベルトコン
ベア4を(図7(A))伸張させ下刃42側へ接近させ
ておく。
を作動しピストンロッド26を突出させ連結部材27を
介して縦断ロッド29を引っ張ることにより、レバー3
0とアイドラプーリ31を介して伸縮ベルトコンベア4
をパスラインPLまで上昇させる。
ークWを、前記上昇した伸縮ベルトコンベア4で支持し
たまま上刃41と下刃42の間に位置決めし、ラム43
を介して上刃41を降下させ下刃42と協働してワーク
Wに切断加工を施す。
を再度作動させ、反対の動作により伸縮ベルトコンベア
4をパスラインPLより下降させておく(図7(A)、
図7(B))。
合の動作。
工された場合には(図7(B))、上記パスラインPL
より降下した伸縮ベルトコンベア4を伸張状態のままで
循環させ、その上の通常の製品W1を仕分け装置34側
へ搬出する。
(B))駆動すると、駆動プーリ24が反時計方向に回
転して伸縮ベルトコンベア4が循環し、その上の通常の
製品W1が左方へ移動することにより、該通常の製品W
1は、仕分け装置34側へ搬出される。
ダ6はコンベアベース5上で停止しており、前記したよ
うに、伸縮ベルトコンベア4は伸張状態のまま駆動プー
リ24により右上プーリ19などに沿って循環するだけ
である。
加工された場合の動作。
品Sが切断加工された場合には(図7(C))、パスラ
インPLより降下した伸縮ベルトコンベア4を収縮させ
て該スクラップK又は極小製品Sを下刃直下のボックス
33又は32内に落下させる。
1)駆動すると、ピニオン8が(図7(C))回転し、
それに噛み合っているラック9を介して、プーリスライ
ダ6がコンベアベース5上をX軸方向に移動して下刃4
2から離れる。
7(C))、右上プーリ19と右折り返しプーリ20を
伴って収縮し、下刃42から離反する。
けフラッパ35を介して、スクラップK又は極小製品S
がスクラップ用ボックス33又は極小製品用ボックス3
2内に直接落下する。
いては、伸縮ベルトコンベア4とは無関係に、下刃42
の直下のボックス33や32内に直接に落下するので、
搬出処理時間が短縮すると共にベルトコンベア内面への
進入が防止されるようになる。
置すればよいので、自動ライン全長を短くすることがで
きる。
から切断されたスクラップ又は極小製品は、伸縮ベルト
コンベアとは無関係に下刃直下のボックス内に直接落下
させるので、該スクラップ又は極小製品については、搬
出処理時間が短縮されると共にベルトコンベア内面への
進入が防止され、また、伸縮ベルトコンベアは1台で済
むので、自動ライン全長を短くするという技術的効果を
奏することとなった。
Claims (6)
- 【請求項1】 上刃と下刃から成るL刃を有し、ワーク
を上刃と下刃間に位置決めしラムを介して上刃を降下し
該ワークの角部の切断を行う切断加工装置において、 上記L刃を構成する下刃の近傍に、伸張時には下刃に接
近し収縮時には下刃から離反する伸縮ベルトコンベアを
設置し、該伸縮ベルトコンベアを伸張状態でワークを切
断し、該ワークからスクラップ又は極小製品が切断され
た場合には、該伸縮ベルトコンベアを収縮させてスクラ
ップ又は極小製品を下刃直下のボックス内に落下させる
ことを特徴とする切断加工装置。 - 【請求項2】 上記伸縮ベルトコンベアがコンベアベー
スとプーリスライダを有し、該プーリスライダはコンベ
アベースに滑り結合されて長手方向に移動可能に取り付
けられている請求項1記載の切断加工装置。 - 【請求項3】 上記プーリスライダに設けられたラック
が、コンベアベースに取り付けられたモータで回転する
ピニオンに噛み合っている請求項2記載の切断加工装
置。 - 【請求項4】 上記プーリスライダには右上プーリと右
折り返しプーリが、コンベアベースには右下プーリと左
下プーリと左中間プーリと駆動プーリがそれぞれ回転自
在に取り付けられ、各プーリには伸縮ベルトコンベアが
巻回されている請求項2記載の切断加工装置。 - 【請求項5】 上記プーリスライダにベルト昇降機構が
設けられ、ワークを切断する場合には伸縮ベルトコンベ
アをパスラインまで上昇させ、ワークの切断加工終了後
は伸縮ベルトコンベアをパスラインより降下させる請求
項2記載の切断加工装置。 - 【請求項6】 ワークから通常の製品が切断された場合
には、上記伸縮ベルトコンベアを伸張状態のまま循環さ
せてその上の通常の製品を搬出する請求項1記載の切断
加工装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16628099A JP4371279B2 (ja) | 1999-06-14 | 1999-06-14 | 切断加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16628099A JP4371279B2 (ja) | 1999-06-14 | 1999-06-14 | 切断加工装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000354910A true JP2000354910A (ja) | 2000-12-26 |
JP4371279B2 JP4371279B2 (ja) | 2009-11-25 |
Family
ID=15828455
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16628099A Expired - Fee Related JP4371279B2 (ja) | 1999-06-14 | 1999-06-14 | 切断加工装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4371279B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114029543A (zh) * | 2022-01-11 | 2022-02-11 | 海门市佳博铸造有限公司 | 一种方便收料的机械加工用剪断机 |
-
1999
- 1999-06-14 JP JP16628099A patent/JP4371279B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114029543A (zh) * | 2022-01-11 | 2022-02-11 | 海门市佳博铸造有限公司 | 一种方便收料的机械加工用剪断机 |
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JP4371279B2 (ja) | 2009-11-25 |
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