JP2000353958A - サンプルホールド回路 - Google Patents

サンプルホールド回路

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JP2000353958A
JP2000353958A JP11163928A JP16392899A JP2000353958A JP 2000353958 A JP2000353958 A JP 2000353958A JP 11163928 A JP11163928 A JP 11163928A JP 16392899 A JP16392899 A JP 16392899A JP 2000353958 A JP2000353958 A JP 2000353958A
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    • G11C27/024Sample-and-hold arrangements using a capacitive memory element
    • G11C27/026Sample-and-hold arrangements using a capacitive memory element associated with an amplifier

Abstract

(57)【要約】 【課題】 MOSスイッチによるアナログ入力信号のサ
ンプリング時、入力信号電位に依存してオン抵抗値Rが
変化し、スイッチ出力信号に歪みが生じ、A/Dコンバ
ータのS/N比が劣化するという課題があった。 【解決手段】 複数の異なる参照電圧VrefNを設定
し、アナログ入力信号(1)の電圧が、各参照電圧を越
えたら対応する単位スイッチ(11e)をオンさせるこ
とで、アナログ入力信号(1)の電圧値に応じて、各比
較回路(13e)からの比較結果を基にして、対応する
単位スイッチ(11e)をオンさせ、オン抵抗値に対す
るアナログ入力信号の電圧の依存性を緩和する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、アナログ入力信
号が入力されるスイッチのオン抵抗Rを変化させること
で、出力信号の歪みを低減可能な低歪みスイッチを用い
たサンプルホールド回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図12は、従来のサンプルホールド回路
を示す回路図であり、図において、121はMOSスイ
ッチ、122はサンプルホールド処理部である。このよ
うに、従来のサンプルホールド回路は、アナログ入力を
サンプリングするMOSスイッチ121とそれ以外のサ
ンプルホールド処理部122から構成される。
【0003】次に動作について説明する。従来のサンプ
ルホールド回路において、アナログ入力をサンプリング
する際に、MOSスイッチ121のオン抵抗値Rは、M
OSスイッチ121のゲート端子Gとソース端子Sとの
間の電位差VGSから、スイッチのしきい値電圧Vthを引
いた値の逆数に比例しており、例えば、以下の式(1)
で表される。
【0004】 R= 1/{β(VGS−Vth)} (1) ここで、β= μ0 W/L、μ0 :ゲイン係数、W:チ
ャネル幅、L:チャネル長である。
【0005】従って、入力信号であるアナログ入力信号
を、MOSスイッチ121を介してサンプリングすると
き、入力信号の入力電位に依存してMOSスイッチ12
1のオン抵抗値Rが変化する。従って、ホールドされる
MOSスイッチ121の出力信号に歪みが生じ、A/D
コンバータの性能指標であるS/N比が劣化してしまう
という課題があった。
【0006】MOSスイッチ121の出力波形の歪みを
改善する方策として、従来では、以下に示す対策が行わ
れていた。第一の方法は、MOSスイッチ121のゲー
ト端子Gに入力されるクロックCLKの電圧振幅Vdd
を大きく設定する方法である。これにより、MOSスイ
ッチ121のオン抵抗値Rの入力電圧依存性は、クロッ
クCLKの電圧振幅Vddの2乗値、即ちVdd2 の逆
数に比例する。従って、出力波形の歪みは小さくなる。
【0007】第二の方法は、MOSスイッチ121のゲ
ート端子Gとソース端子Sの電位差VGSが一定になる
ように、MOSスイッチ121のゲート端子Gに供給す
るクロック信号CLKに、入力信号を重畳させる回路を
用いる方法である。
【0008】第三の方法は、MOSスイッチ121のサ
イズを大きくする方法であり、上記した式(1)におい
て、βが大きくなることに対応する。スイッチのオン抵
抗値Rの入力電圧依存性はβに反比例するので出力波形
の歪みは小さくなる。第四の方法はスイッチのしきい値
電圧Vthを小さくする方法である。
【0009】従来では、上記の第1〜第4の方法を単
独、又は組み合わせることにより、サンプルホールド回
路内のMOSスイッチの出力波形の歪みが低減されてい
た。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来のサンプルホール
ド回路は以上のように構成されているので、MOSトラ
ンジスタの微細化に伴い、ゲートの耐電圧特性の点か
ら、0.5μmプロセスでは電源電圧が5V、0.35
μmプロセスでは電源電圧が3V程度であったが、0.
2μmプロセス以下では、電源電圧がさらに2V以下へ
と低下し、即ち、電源電圧が低電源電圧化する傾向があ
る。
【0011】このとき、サンプルホールド回路内のMO
Sスイッチのオン抵抗による出力信号の歪みの影響はさ
らに増加し、ADコンバータで許容される歪みの入力電
圧範囲が大幅に減少するといった課題があった。上記し
た様な低電源電圧化の状況では、ゲートの耐電圧特性で
は、上記した従来技術における第1の方法および第2の
方法による歪み改善方策を実行することが不可能とな
る。さらに、第3および第4の方法においても、低電源
電圧を用いて、サンプルホールド回路内のスイッチを動
作させた場合、サンプルホールド回路内におけるMOS
スイッチの出力波形の歪みの影響は無視できなくなると
いった課題があった。
【0012】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、電源電圧を低減化した場合におい
ても、出力信号の歪みを十分に低減可能なスイッチを用
いたサンプルホールド回路を得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に係るサンプル
ホールド回路は、アナログ入力信号と所定の電位値を持
つ参照信号とを比較する入力電圧判定部と、前記アナロ
グ入力信号を入力するスイッチのオン抵抗値が、前記入
力電圧判定部の判定結果に応じて、前記アナログ入力信
号の電位に依存しない一定の値を持つように処理する抵
抗値一定スイッチとを有する低歪みアナログスイッチ部
と、前記低歪みアナログスイッチ部から出力された前記
アナログ入力信号をサンプリングするサンプルホールド
処理部とを備えたことを特徴とするものである。
【0014】この発明に係るサンプルホールド回路で
は、入力電圧判定部は、それぞれが所定の電圧値を持つ
複数の参照電圧を供給する参照電圧系と、前記複数の参
照電圧に対応して設けられ、アナログ入力信号と前記複
数の参照電圧の各々とを比較する複数の比較回路から構
成される比較ブロックと、前記複数の比較回路に対応し
て設けられた複数のブロックからなるスイッチオフブロ
ックとを有する。また、抵抗値一定スイッチは、1個の
ベーススイッチと前記複数の比較回路に対応して設けら
れた複数の単位スイッチとを有する単位スイッチ系とか
ら構成され、前記複数の参照電圧の各々には重み付けが
なされており、前記抵抗値一定スイッチがオン状態であ
る場合、前記アナログ入力信号の入力電圧と前記複数の
参照電圧のそれぞれとを、前記複数の比較回路で比較
し、前記アナログ入力信号の入力電位に応じて、前記ベ
ーススイッチのオン抵抗と前記複数の単位スイッチとの
オン抵抗の合成オン抵抗が一定になるように、前記複数
の比較回路から出力される比較結果と低歪みアナログス
イッチ部に供給されるクロック信号との間の論理積で得
られる出力信号を、前記複数の単位スイッチの各々のゲ
ート端子に入力して、前記複数の単位スイッチを選択的
にオンさせることを特徴とするものである。
【0015】この発明に係るサンプルホールド回路で
は、入力電圧判定部は、それぞれが所定の電圧値を持つ
複数の参照電圧を供給する参照電圧系と、前記複数の参
照電圧に対応して設けられ、アナログ入力信号と前記複
数の参照電圧の各々とを比較する複数の比較回路から構
成される比較ブロックと、前記複数の比較回路に対応し
て設けられた複数のブロックからなるスイッチオフブロ
ックとを有する。また、抵抗値一定スイッチは、1個の
ベーススイッチと前記複数の比較回路に対応して設けら
れた複数の単位スイッチとを有する単位スイッチ系とか
ら構成され、前記単位スイッチの各々は重み付けがなさ
れており、前記抵抗値一定スイッチがオン状態である場
合、前記アナログ入力信号の入力電位と前記複数の参照
電圧とを、前記複数の比較回路で比較し、前記アナログ
入力信号の入力電圧に応じて、前記ベーススイッチのオ
ン抵抗と前記複数の単位スイッチとのオン抵抗の合成オ
ン抵抗が一定になるように、前記複数の比較回路から出
力される比較結果と低歪みアナログスイッチ部に供給さ
れるクロック信号との間の論理積で得られる出力信号
を、前記複数の単位スイッチの各々のゲート端子に入力
して、前記複数の単位スイッチを選択的にオンさせるこ
とを特徴とするものである。
【0016】この発明に係るサンプルホールド回路で
は、スイッチオフブロックを構成する各ブロックはMO
Sトランジスタからなる選択回路で構成され、抵抗値一
定スイッチを構成する複数の単位スイッチのオンオフ
を、前記選択回路からの出力信号に基づいて行うことを
特徴とするものである。
【0017】この発明に係るサンプルホールド回路で
は、入力電圧判定部内の比較ブロックとスイッチオフブ
ロックとは、差動アンプ又はチョッパ型比較回路を用い
た複数の比較回路から構成され、抵抗値一定スイッチを
構成する複数の単位スイッチのオンオフは、前記複数の
比較回路の各々から出力される信号に基づいて実行され
ることを特徴とするものである。
【0018】この発明に係るサンプルホールド回路で
は、単位スイッチ系を構成する単位スイッチの各々は、
nチャネルMOSトランジスタ、pチャネルMOSトラ
ンジスタ、およびCMOSトランジスタのいずれかで構
成されていることを特徴とするものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1は、この発明回路の実施の形態1に
よるサンプルホールド回路を含むアナログ/デジタル
(A/D)コンバータを示すブロック図であり、図にお
いて、6はサンプルホールド回路、4は低歪みアナログ
スイッチ部、5はサンプルホールド処理部である。低歪
みアナログスイッチ部4は、入力電圧判定部3,および
抵抗値一定スイッチ2から構成されている。サンプルホ
ールド処理部5は、低歪みアナログスイッチ4内の抵抗
値一定スイッチ2からの出力を受けて、サンプルホール
ド処理を行う。
【0020】サンプルホールド回路6は、低歪みアナロ
グスイッチ部4およびサンプルホールド処理部5から構
成されている。A/Dコンバータ7は、サンプルホール
ド回路6を備えている。
【0021】図2は、図1に示したA/Dコンバータ7
を構成するサンプルホールド回路6の詳細な構成を示す
回路図である。図2に示すように、図1に示したサンプ
ルホールド回路6内の入力電圧判定部3は、ラダー抵抗
等で構成された参照電圧系9、比較ブロック部13、ス
イッチオフブロック14から構成される。参照電圧系9
は、所定値数の複数の参照電圧VrefN(Nは正の整
数)を比較ブロック13へ供給する。参照電圧Vref
Nの数は、使用プロセスに依存する。参照電圧Vref
Nの数を決定する際には、許容されるスイッチの歪みに
より、スイッチに対してどの程度のオン抵抗の変化が許
容されるかで決定される。この許容値を満足させるよう
に、スイッチのサイズや参照電圧VrefNの数(即
ち、比較回路13eの数、単位スイッチ11eの数)が
決定される。
【0022】比較ブロック13を構成する比較回路13
eのそれぞれは、各参照電圧VrefNに対応して設け
られている。スイッチオフブロック14は、比較回路1
3eの各々に対応して設けられ、比較結果とクロック信
号CLKとのAND演算を実行して、演算結果を抵抗値
一定スイッチ2へ出力する。
【0023】抵抗値一定スイッチ2は、1個のnチャネ
ルベーススイッチ10と、多数個のnチャネル単位スイ
ッチ11eで構成される単位スイッチ系11で構成され
る。サンプルホールド処理部5は、ホールドキャパシタ
51とバッファ回路52で構成されている。
【0024】次に動作について説明する。先ず、外部か
らA/Dコンバータ7へ入力されたアナログ入力信号1
は、低歪みアナログスイッチ部4内の入力電圧判定部3
において、所定の基準信号の参照電位レベルVrefN
とが比較され、比較結果をAND回路14eへ出力す
る。
【0025】即ち、ラダー抵抗等で構成された参照電圧
系9から供給される各参照電位レベルVrefN(N
は、正の整数)を基にして、アナログ入力信号1の入力
電位レベルは、参照電位レベルVrefNのそれぞれに
対応して設けられた比較回路13eにより構成された比
較ブロック13内で比較される。
【0026】比較ブロック13での比較結果は、複数の
AND回路から構成されるAND回路14eにより、ク
ロック信号CLK12との間でAND演算を実行され、
演算結果は、抵抗値一定スイッチ2へ出力される。
【0027】比較ブロック13で得られた比較結果は、
抵抗値一定スイッチ2を構成する単位スイッチ系11の
各単位スイッチ11eのゲート端子Gへ入力されるた
め、アナログ入力信号1の入力電位レベルに応じて、単
位スイッチ系11の各単位スイッチ11eがオン状態と
なる個数は異なる。
【0028】抵抗値一定スイッチ2をオフ状態にする場
合、即ち、ベーススイッチ10と他の全ての単位スイッ
チ11eとをオフするためには、比較ブロック13内の
比較回路13eのそれぞれの出力と、クロック信号(C
LK)12との間のAND演算(論理積)を実行する。
【0029】抵抗値一定スイッチ2は、スイッチオフブ
ロック14内のAND回路14eのそれぞれから供給さ
れる演算結果に応じて、各単位スイッチ11eのオン抵
抗値Rが、アナログ入力信号1の電位に依存しない一定
の値をとるように処理し、アナログ入力信号1の処理結
果をサンプルホールド処理部5へ出力する。
【0030】上記した抵抗値一定スイッチ2での処理に
より、サンプルホールド処理部5がアナログ入力信号1
をサンプルホールド処理するときの出力信号の歪みが低
減される。
【0031】図8は、低歪みアナログスイッチ部4へ供
給され使用されるクロック信号(CLK)12を示す説
明図である。クロック信号(CLK)12がハイレベル
(以下、Hレベルと略称する)の時は、低歪みアナログ
スイッチ部4はオンする。一方、クロック信号(CL
K)12がロウレベル(以下、Lレベルと略称する)の
時は、低歪みアナログスイッチ部4はオフする。
【0032】クロック信号(CLK)12がLレベルで
あり、即ち、低歪みアナログスイッチ部4がオフしてい
る時、抵抗値一定スイッチ2内のベーススイッチ10お
よび各単位スイッチ11eの全てはオフしている。
【0033】図3は、抵抗値一定スイッチ2内のベース
スイッチ10と各単位スイッチ11eで構成されたサイ
ズ可変スイッチのオン抵抗値Rの入力電圧依存性を示す
説明図である。以下では、クロック信号(CLK)12
がHレベルで、即ち、低歪みアナログスイッチ部4がオ
ンしている時の動作について、図3を参照しながら説明
する。
【0034】ここで、ベーススイッチ10および各単位
スイッチ11eを構成する各MOSトランジスタのゲー
ト端子Gへ供給されるクロック信号CLKがHレベルの
時の電圧はVddである。各ベーススイッチ10および
各単位スイッチ11eを構成するMOSトランジスタの
しきい値は電圧Vth、βを決めるμ,ε,tox,W,
L等の値はすベて同一であるとする。尚、これらの特性
値および変数値β,μ,ε,tox,W,L等は、MO
SトランジスタのI−V特性を示す式で使用されるもの
と同じものであり、一般的であるのでここでは詳細な説
明を省略する。
【0035】ベーススイッチ10に加えて単位スイッチ
系11を構成する単位スイッチ11eが、1個毎に増加
してオンしたと仮定した場合における合成オン抵抗値の
入力電圧依存性が、図3の曲線〜に示されている。
【0036】各MOSスイッチ10,11eの合成オン
抵抗値Rを一定にするため、アナログ入力信号1の入力
電圧と参照電圧系9の各参照電圧VrefNとの比較に
おいて、以下のように各参照電圧間隔毎に重み付けを行
う。
【0037】例えば、アナログ入力信号1の電圧Vin
の電位レベルが、参照電圧Vref1とVref3との
間にある場合では、ベーススイッチ10と単位スイッチ
系11内の1個のみの単位スイッチ11eがオンして、
スイッチのオン抵抗値は図3に示す曲線に従う。
【0038】また、アナログ入力信号1の電圧Vinの
電位レベルが、参照電圧Vref2とVref3との間
にある場合では、ベーススイッチ10と単位スイッチ系
11内の2個の単位スイッチ11eがオンして、スイッ
チのオン抵抗値は図3に示す曲線に従う。
【0039】同様にして、アナログ入力信号1の電圧V
inの電位レベルが、参照電圧Vref1からVref
5まで変化した場合では、スイッチのオン抵抗値の変化
は曲線Aに従う。
【0040】一方、従来のA/Dコンバータはベースス
イッチ1個のみで構成されており、アナログ入力信号1
の電圧Vinの電位レベルが、参照電圧Vref1から
Vref5まで変化した場合、スイッチのオン抵抗値の
変化は曲線Bに従う。
【0041】図3で明らかなように、本発明の場合を示
す曲線Aでは入力電圧依存性が小さくなっており、従来
例を示す曲線Bと比較して、抵抗値一定スイッチ2を構
成するサイズ可変スイッチのオン抵抗値の入力電圧依存
性による変化を小さくできることが分かる。
【0042】尚、図2では、サンプルホールド処理部5
の構成は、ホールドキャパシタ51とバッファ回路52
で構成された場合を示したが、例えば、アナログ入力信
号1に対して、直列にホールドキャパシタを組み込み
(キャパシタ直列接続)サンプリングするような構成を
持つサンプルホールド処理部を用いてもよい。
【0043】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、複数の異なる参照電圧VrefNを設定し、アナロ
グ入力信号1の電圧値が、各参照電圧を越える毎にオン
されるところの、各参照電圧対応して設けられた単位ス
イッチ11eの数を増加させて構成したので、アナログ
入力信号1の電圧値に応じて、各比較回路13eからの
比較結果を基にして、対応する単位スイッチ11eをオ
ンさせるので、オン抵抗値に対するアナログ入力信号1
の電圧の依存性を緩和させることができるという効果が
ある。
【0044】実施の形態2.実施の形態2におけるA/
Dコンバータの構成は、図1および図2に示した実施の
形態1のものと同じなので、同一の参照符号を用いて説
明する。
【0045】次に動作について説明する。実施の形態1
のサンプルホールド回路における参照電圧系9を構成す
る参照電圧VrefNの電圧レベルは、重み付けが為さ
れており、各参照電圧VrefN間の電位差は同じでは
なかった。
【0046】一方、実施の形態2のサンプルホールド回
路6では、図2に示す参照電圧系9内の各参照電圧Vr
enN間の電位差が等間隔に設定されている。また、単
位スイッチ11eのそれぞれを構成するトランジスタは
異なるβ値を有している。
【0047】図4は、この発明の実施の形態2によるサ
ンプルホールド回路6内のベーススイッチ10と単位ス
イッチ系11で構成された抵抗値一定スイッチ2、即
ち、サイズ可変スイッチのオン抵抗値の入力電圧依存性
を示す説明図である。
【0048】実施の形態2では、単位スイッチ系11を
構成する各単位スイッチ11eのMOSトランジスタの
βに対して、抵抗値一定スイッチ2であるサイズ可変ス
イッチのオン抵抗値Rの入力電圧依存性が小さくなるよ
うに、それぞれ重み付けが行われている。また、上記し
たように、参照電圧Vref1〜VrefNは電圧値が
等間隔に設定されている。
【0049】例えば、アナログ入力信号1の電圧Vin
の電位レベルが、参照電圧Vref1とVref2との
間にある場合、ベーススイッチ10と他とβの異なる単
位スイッチ11eの1個がオンして、スイッチのオン抵
抗値は曲線に従う。
【0050】また、アナログ入力信号1の電圧Vinの
電位レベルが、参照電圧Vref2とVref3との間
にある場合、ベーススイッチ10とβの異なる単位スイ
ッチ11eの2個がオンして、スイッチのオン抵抗値は
曲線に従う。
【0051】同様に、アナログ入力信号1の電圧Vin
の電位レベルが、参照電圧Vref1からVref7ま
で変化した場合、スイッチのオン抵抗値の変化は曲線C
に従う。
【0052】一方、従来例の場合では、ベーススイッチ
10のみで抵抗値一定スイッチが構成されているので、
アナログ入力信号1の電圧Vinの電位レベルが、参照
電圧Vref1からVref7まで変化した場合、スイ
ッチのオン抵抗値の変化は曲線Dに従う。
【0053】曲線Cで示される実施の形態2の場合と、
曲線Dで示される従来例の場合とを比較すると、従来例
を示す曲線Dに比ベて、実施の形態2を示す曲線Cの入
力電圧依存性は小さくなっている。従って、ベーススイ
ッチ10のみの構成である従来例と比較して、実施の形
態2のサンプルホールド回路6内の抵抗値一定スイッチ
2(即ち、サイズ可変スイッチ)のオン抵抗値の、アナ
ログ入力信号1の電圧依存性による変化を低減して小さ
くすることができる。
【0054】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、実施の形態1のサンプルホールド回路の場合と同様
の効果を得ることができ、また、実施の形態1および実
施の形態2のサンプルホールド回路の構成を適宜組み合
わせて用いれば、サイズ可変スイッチのオン抵抗値の入
力電圧依存性による変化をより小さくすることができ
る。
【0055】実施の形態3.図5は、この発明の実施の
形態3によるサンプルホールド回路を示す図であり、図
において、50は実施の形態3のサンプルホールド回
路、54は低歪みアナログスイッチ部、53はスイッチ
オフブロックである。
【0056】スイッチオフブロック53は、低歪みアナ
ログスイッチ部54の動作をオフするものである。実施
の形態1および2のスイッチオフブロック14は論理積
回路(AND回路14e)から構成されている。そし
て、実施の形態1および2におけるスイッチオフブロッ
ク14を、NAND回路及びインバータ回路で構成した
場合は、6個のMOSトランジスタで構成することがで
きる。
【0057】一方、実施の形態3のサンプルホールド回
路50内の低歪みアナログスイッチ部54では、低歪み
アナログスイッチ部54のサイズをさらに小サイズ化す
るため、図5に示す様に、スイッチオフブロック53を
構成する各ブロック53eを3個のMOSトランジスタ
(選択回路)で構成している。尚、その他の構成要素
は、実施の形態1および2の場合と同じなので、同一の
参照符号を用いてそれらの説明を省略する。
【0058】次に動作について説明する。スイッチオフ
ブロック53内の各ブロック53eは、クロック信号C
LKとこのクロック信号CLKの反転信号であるクロッ
ク信号/CLKに従って、動作する。尚、スイッチオフ
ブロック53内の各ブロック回路53eへ供給されるク
ロック制御信号CLKおよびその反転信号/CLKは、
図8に示したクロック制御信号CLKおよびその反転信
号/CLKと同一である。また、/CLKは図中ではバ
ーCLKで示している。
【0059】クロック信号CLKがHレベルの時、各比
較回路13eでの比較結果である出力信号が、各単位ス
イッチ11eのトランジスタのゲート端子Gに与えら
れ、クロック信号CLKがLレベルの時は、接地電圧の
電位0Vが、各単位スイッチ11eのトランジスタのゲ
ート端子Gへ与えられる。その後の動作は、実施の形態
1および2の場合と同様である。
【0060】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、低歪みアナログスイッチ部54内のスイッチオフブ
ロック53を構成する各ブロック53eを3個のMOS
トランジスタで構成したので、低歪みアナログスイッチ
部54のサイズを減少することができ、サンプルホール
ド回路のサイズをさらに削減できるという効果がある。
【0061】実施の形態4.図6は、この発明の実施の
形態4によるサンプルホールド回路を示す図であり、図
において、60は実施の形態3のサンプルホールド回
路、64は低歪みアナログスイッチ部、63は比較ブロ
ックである。この比較ブロック63内の各ブロックであ
る比較回路63eは、実施の形態1〜3におけるスイッ
チオフブロック14、53の機能を、比較ブロック63
内に組み込んだ構成を有してる。
【0062】比較ブロック63を構成する各比較回路6
3eは、差動アンプで構成されている。図7は、比較回
路63eを示す回路図であり、(a)は差動アンプを示
しており、(b)はチョッパ型比較回路を示している。
このチョッパ型比較器については実施の形態5で詳細に
説明する。
【0063】次に動作について説明する。実施の形態4
のサンプルホールド回路60では、低歪みアナログスイ
ッチ部64のサイズを、実施の形態1〜3のサンプルホ
ールド回路よりさらに小サイズ化・低消費電力化するた
め、スイッチオフブロックの機能を比較ブロック63内
に組み込んでいる。
【0064】実施の形態4のサンプルホールド回路60
は、実施の形態1〜3のサンプルホールド回路よりさら
にサイズを削減している。比較ブロック63を構成する
各比較ブロック63eは、図7の(a)に示されている
差動アンプで構成されている。差動アンプの定電流源6
3a1に直列にトランジスタ63a2を配置している。
【0065】比較ブロック63内の各比較回路63eを
構成する差動アンプは、クロック信号CLK12がLレ
ベルで、低歪みアナログスイッチ部64がオフしている
期間において、比較回路63eである差動アンプ内の定
電流源63a1に直列に配置されたトランジスタ63a
2のゲート端子Gに供給されるクロック信号CLK12
はLレベルなので、定電流源63a1に電流が流れず、
この期間における各比較回路63eの消費電力を削減す
ることができる。
【0066】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、低歪みアナログスイッチ部64内の比較ブロック6
3を構成する各比較回路63e内に、実施の形態1〜3
におけるスイッチオフブロックの機能を組み込んだの
で、スイッチオフブロック分のレイアウト面積を削減す
ることができ、サンプルホールド回路の小サイズ化を図
ることができるという効果がある。また、比較回路63
eを差動アンプで構成することで、低歪みアナログスイ
ッチ部64がオフしている期間における差動アン内の定
電流電流をカットし、その分の消費電力を削減すること
ができるという効果がある。
【0067】実施の形態5.図6は、この発明の実施の
形態5によるサンプルホールド回路を示す図であり、実
施の形態4の場合と同じ構成を有する。実施の形態5の
サンプルホールド回路60において、比較ブロック63
を構成する各比較回路63eは、図7の(b)に示すチ
ョッパ型比較回路で構成されている。尚、その他の構成
は実施の形態4と同じなので、同一の参照符号を用い
て、ここではそれらの説明を省略する。
【0068】次に動作について説明する。実施の形態5
のサンプルホールド回路60では、低歪みアナログスイ
ッチ部64のサイズを、実施の形態1〜3のサンプルホ
ールド回路よりさらに小サイズ化・低消費電力化するた
め、スイッチオフブロックの機能を比較ブロック63内
に組み込んでいる。従って、実施の形態5のサンプルホ
ールド回路60は、実施の形態1〜3のサンプルホール
ド回路よりさらにサイズが削減されている。
【0069】図9は、実施の形態5のサンプルホールド
回路60内の比較ブロック63を構成する各比較回路6
3e、即ち、チョッパ型比較器の動作を制御する制御ク
ロック信号CLK,CLK1,CLK2,CLK3を示
す説明図である。
【0070】図9に示されるように、低歪みアナログス
イッチ部64がオフしている期間に、オートゼロ動作す
るインバータ63b1のオートゼロ期間を短縮するよう
に、つまり、オートゼロ用クロックCLK1がHレベル
である期間を短くするように、チョッパ型比較器を動作
させる。
【0071】以上のように、この実施の形態5によれ
ば、低歪みアナログスイッチ部64内の比較ブロック6
3を構成する各比較回路63e内に、実施の形態1〜3
におけるスイッチオフブロックの機能を組み込んだの
で、スイッチオフブロック分のレイアウト面積を削減す
ることができ、サンプルホールド回路の小サイズ化を図
ることができるという効果がある。また、比較回路63
eをチョッパ型比較回路で構成することで、低歪みアナ
ログスイッチ部64がオンしている期間における消費電
力を削除でき、さらに低歪みアナログスイッチ部64が
オフしている期間における、チョッパ型比較器内のイン
バータ63b1の貫通電流が流れている期間を短くする
ことで、その分の消費電力を削減することができるとい
う効果がある。
【0072】実施の形態6.この発明の実施の形態1〜
5によるサンプルホールド回路のそれぞれでは、単位ス
イッチ系11を構成する各単位スイッチ11eは、nチ
ャネルMOSトランジスタを使用し、このMOSトラン
ジスタに適合するように、比較回路やスイッチオフブロ
ックを構成していた。
【0073】図10は、この発明の実施の形態6による
サンプルホールド回路内の単位スイッチ系を示すブロッ
ク図であり、図において、100は単位スイッチ系、1
00eは単位スイッチ系を構成する単位スイッチとして
のpチャネルMOSトランジスタである。尚、図10に
は図示していないが、ベーススイッチも同様にpチャネ
ルMOSトランジスタで構成する。
【0074】また、図11は、この発明の実施の形態6
によるサンプルホールド回路内の単位スイッチ系を示す
ブロック図であり、図において、110は単位スイッチ
系、110eは単位スイッチ系を構成する単位スイッチ
としてのCMOSトランジスタである。尚、図11には
図示していないが、ベーススイッチも同様にCMOSト
ランジスタで構成する。
【0075】図10および図11に示すように、実施の
形態6のサンプルホールド回路は、単位スイッチ系10
0を構成する各単位スイッチ100eとして、pチャネ
ルMOSトランジスタまたはCMOSトランジスタを使
用し、それに適合するように比較回路やスイッチオフブ
ロックを構成している。尚、その他の構成要素、例え
ば、参照電圧系、比較ブロック、スイッチオフブロック
等の構成は、実施の形態1〜5のものと同じなので、同
一の参照符号を用いて、それらの説明を省略する。
【0076】次に動作について説明する。ベーススイッ
チ10や単位スイッチ系100,110を構成する各ト
ランジスタがpチャネルMOSトランジスタの場合に
は、pチャネルMOSトランジスタのベース端子にイン
バータを接続する。ただし、pチャネルMOSトランジ
スタとnチャネルMOSトランジスタのしきい値電圧V
thの大きさと、その入力電圧依存性を比較し、しきい
値電圧Vthの絶対値が小さく入力電圧依存性の小さい
ものを単位スイッチ系の単位スイッチとして使用する方
が効果がある。
【0077】また、単位スイッチとして図10に示すp
チャネルトランジスタを使用した場合、pチャネルMO
Sスイッチのオン抵抗値Rが小さくなる領域、すなわち
オン状態にあるスイッチのゲート端子Gに入力するクロ
ック信号(CLK)の電位に対して入力信号の電位が近
い領域にある入力信号を使用する方が効果がある。
【0078】以上のように、この実施の形態6によれ
ば、サンプルホールド回路において、ベーススイッチや
単位スイッチ系を構成する単位スイッチをpチャネルM
OSトランジスタ、あるいはCMOSトランジスタで構
成し、実施の形態1〜5の構成と組み合わせた場合であ
っても実施の形態1〜5の場合と同様の効果を得ること
ができる。
【0079】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、複数
の異なる参照電圧VrefNを設定し、アナログ入力信
号の電圧値が、各参照電圧を越える毎にオンされるとこ
ろの、各参照電圧に対応して設けられた単位スイッチの
数を増加させるようにサンプルホールド回路を構成した
ので、アナログ入力信号の電圧値に応じて、各比較回路
からの比較結果を基にして、対応する単位スイッチをオ
ンさせることができ、オン抵抗値に対するアナログ入力
信号の電圧の依存性を緩和させることができるという効
果がある。
【0080】また、この発明によれば、低歪みアナログ
スイッチ部のスイッチオフブロックを構成する各ブロッ
クをMOSトランジスタ(選択回路)で構成したので、
低歪みアナログスイッチ部のサイズを減少し、結果とし
て、サンプルホールド回路のサイズをさらに削減できる
という効果がある。
【0081】また、この発明によれば、低歪みアナログ
スイッチ部内の比較ブロックを構成する各比較回路内
に、スイッチオフブロックの機能を組み込んだので、ス
イッチオフブロック分のレイアウト面積を削減すること
ができ、サンプルホールド回路の小サイズ化を図ること
ができるという効果がある。また、比較回路を差動アン
プまたはチョッパ型比較回路を用いて構成することで、
低歪みアナログスイッチ部がオフしている期間における
差動アンプ内の定電流電流をカットし、あるいは、低歪
みアナログスイッチ部がオンしている期間及びオフして
いる期間におけるチョッパ型比較器内のインバータの貫
通電流による消費電力を低減し、その分の消費電力を削
減することができるという効果がある。
【0082】また、この発明によれば、サンプルホール
ド回路において、ベーススイッチや単位スイッチ系を構
成する単位スイッチをpチャネルMOSトランジスタ、
あるいはCMOSトランジスタで構成した場合であって
も、上記したこの発明の効果と同様の効果を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1〜6のサンプルホー
ルド回路を組み込んだA/Dコンバータを示すブロック
図である。
【図2】 この発明の実施の形態1によるサンプルホー
ルド回路を示す回路図である。
【図3】 この発明の実施の形態1における抵抗値一定
スイッチ内のベーススイッチと単位スイッチ系で構成さ
れたサイズ可変スイッチのオン抵抗値の入力電圧依存性
を示す説明図である。
【図4】 この発明の実施の形態2によるサンプルホー
ルド回路内のベーススイッチと単位スイッチ系で構成さ
れた抵抗値一定スイッチ、即ち、サイズ可変スイッチの
オン抵抗値の入力電圧依存性を示す説明図である。
【図5】 この発明の実施の形態3によるサンプルホー
ルド回路を示す回路図である。
【図6】 この発明の実施の形態4および5によるサン
プルホールド回路を示す回路図である。
【図7】 比較ブロック内の各比較回路を示す回路図で
あり、(a)は差動アンプ、(b)はチョッパ型比較回
路を示す回路図である。
【図8】 低歪みアナログスイッチ部へ供給されるクロ
ック信号(CLK)を示す説明図である。
【図9】 チョッパ型比較器の動作を制御する制御信号
を示す説明図である。
【図10】 この発明の実施の形態6によるサンプルホ
ールド回路内の単位スイッチを示すブロック図である。
【図11】 この発明の実施の形態6によるサンプルホ
ールド回路内の単位スイッチを示すブロック図である。
【図12】 従来のサンプルホールド回路を示す回路図
である。
【符号の説明】
1 アナログ入力信号、2 抵抗値一定スイッチ、3
入力電圧判定部、4,54,64 低歪みアナログスイ
ッチ部、5 サンプルホールド処理部、6,50,60
サンプルホールド回路、9 参照電圧系、11,10
0,110 単位スイッチ系、11e 単位スイッチ、
13 比較ブロック、13e 比較回路、14,53
スイッチオフブロック、14e アンド回路、53e
MOSトランジスタ(選択回路)、63e 比較回路
(差動アンプ、チョッパ型比較回路)、100e pチ
ャネルMOSトランジスタ、110e CMOSトラン
ジスタ、VrefN 参照電圧。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 熊本 敏雄 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5J022 BA01 CA10 CB02 CF01 CF02 CF07 5J039 DA10 DA12 DD03 KK28 KK29 MM01 MM08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログ入力信号と所定の電位値を持つ
    参照信号とを比較する入力電圧判定部と、前記アナログ
    入力信号を入力するスイッチのオン抵抗値が、前記入力
    電圧判定部の判定結果に応じて前記アナログ入力信号の
    電位に依存しない一定の値を持つように処理する抵抗値
    一定スイッチとを有する低歪みアナログスイッチ部と、 前記低歪みアナログスイッチ部から出力された前記アナ
    ログ入力信号をサンプリングするサンプルホールド処理
    部とを備えたことを特徴とするサンプルホールド回路。
  2. 【請求項2】 入力電圧判定部は、それぞれが所定の電
    圧値を持つ複数の参照電圧を供給する参照電圧系と、前
    記複数の参照電圧に対応して設けられ、アナログ入力信
    号と前記複数の参照電圧の各々とを比較する複数の比較
    回路から構成される比較ブロックと、前記複数の比較回
    路に対応して設けられた複数のブロックからなるスイッ
    チオフブロックとを有し、 抵抗値一定スイッチは、1個のベーススイッチと前記複
    数の比較回路に対応して設けられた複数の単位スイッチ
    とを有する単位スイッチ系とから構成され、 前記複数の参照電圧の各々には重み付けがなされてお
    り、 前記抵抗値一定スイッチがオン状態である場合、前記ア
    ナログ入力信号の入力電圧と前記複数の参照電圧のそれ
    ぞれとを、前記複数の比較回路で比較し、 前記アナログ入力信号の入力電位に応じて、前記ベース
    スイッチのオン抵抗と前記複数の単位スイッチとのオン
    抵抗の合成オン抵抗が一定になるように、前記複数の比
    較回路から出力される比較結果と低歪みアナログスイッ
    チ部に供給されるクロック信号との間の論理積で得られ
    る出力信号を、前記複数の単位スイッチの各々のゲート
    端子に入力して、前記複数の単位スイッチを選択的にオ
    ンさせることを特徴とする請求項1記載のサンプルホー
    ルド回路。
  3. 【請求項3】 入力電圧判定部は、それぞれが所定の電
    圧値を持つ複数の参照電圧を供給する参照電圧系と、前
    記複数の参照電圧に対応して設けられ、前記アナログ入
    力信号と前記複数の参照電圧の各々とを比較する複数の
    比較回路から構成される比較ブロックと、前記複数の比
    較回路に対応して設けられた複数のブロックからなるス
    イッチオフブロックとを有し、 抵抗値一定スイッチは、1個のベーススイッチと前記複
    数の比較回路に対応して設けられた複数の単位スイッチ
    とを有する単位スイッチ系とから構成され、 前記単位スイッチの各々は重み付けがなされており、 前記抵抗値一定スイッチがオン状態である場合、前記ア
    ナログ入力信号の入力電位と前記複数の参照電圧とを、
    前記複数の比較回路で比較し、 前記アナログ入力信号の入力電圧に応じて、前記ベース
    スイッチのオン抵抗と前記複数の単位スイッチとのオン
    抵抗の合成オン抵抗が一定になるように、前記複数の比
    較回路から出力される比較結果と低歪みアナログスイッ
    チ部に供給されるクロック信号との間の論理積で得られ
    る出力信号を、前記複数の単位スイッチの各々のゲート
    端子に入力して、前記複数の単位スイッチを選択的にオ
    ンさせることを特徴とする請求項1記載のサンプルホー
    ルド回路。
  4. 【請求項4】 スイッチオフブロックを構成する各ブロ
    ックはMOSトランジスタからなる選択回路で構成さ
    れ、抵抗値一定スイッチを構成する複数の単位スイッチ
    のオンオフを、前記選択回路からの出力信号に基づいて
    行うことを特徴とする請求項2又は請求項3記載のサン
    プルホールド回路。
  5. 【請求項5】 入力電圧判定部内の比較ブロックとスイ
    ッチオフブロックとは、差動アンプ又はチョッパ型比較
    回路を用いた複数の比較回路から構成され、抵抗値一定
    スイッチを構成する複数の単位スイッチのオンオフは、
    前記複数の比較回路の各々から出力される信号に基づい
    て実行されることを特徴とする請求項2又は請求項3記
    載のサンプルホールド回路。
  6. 【請求項6】 単位スイッチ系を構成する単位スイッチ
    の各々は、nチャネルMOSトランジスタ、pチャネル
    MOSトランジスタ、およびCMOSトランジスタのい
    ずれかで構成されていることを特徴とする請求項1から
    請求項5のうちのいずれか1項記載のサンプルホールド
    回路。
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