JP2000353116A - データ処理システム、記録媒体 - Google Patents

データ処理システム、記録媒体

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JP2000353116A
JP2000353116A JP2000093872A JP2000093872A JP2000353116A JP 2000353116 A JP2000353116 A JP 2000353116A JP 2000093872 A JP2000093872 A JP 2000093872A JP 2000093872 A JP2000093872 A JP 2000093872A JP 2000353116 A JP2000353116 A JP 2000353116A
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JP2000093872A
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Chiyoko Matsumi
松見知代子
Masazumi Yamada
山田  正純
Junji Yoshida
順二 吉田
Yukio Kurano
幸生 倉野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 DVはPCのファイルシステムに対応せず、PCか
らDVの内容をファイルとして扱えない。 【解決手段】 リアルタイム性が要求されるI/Fを有す
るデバイス23のデータを処理するドライバ24と、リ
アルタイム性が要求されないI/Fを有するデバイス20
のデータを処理するドライバ22と、ファイルシステム
に関する処理命令を振り分けるマネジャー16と、デバ
イス23に格納された第1媒体のデータに関する第1フ
ァイル管理情報を利用して、マネジャー16からの処理
命令を、第1媒体用命令に変換し、ドライバ24へ送信
する第1制御手段30,31と、デバイス20に格納さ
れた第2媒体のデータに関する第2ファイル管理情報を
利用して、マネジャー16からの処理命令に応じて、第
2媒体上のファイルへのアクセスのための処理を行い、
ドライバ22へ送信する第2制御手段21とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録メディアにど
のようにファイルが記録されているかを示す情報である
ファイル管理情報を表示する、あるいはそのファイル管
理情報に指定されるファイルを処理するファイル処理シ
ステム、ファイル処理方法及びプログラム記録媒体に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、パーソナルコンピュータ(以下PC)
のデータを記録する記録装置として、フロッピディスク
ドライブ(以下FDD)、ハードディスクドライブ(以下FD
D)、CD-ROM機などがある。これら記録装置は、IDEやSCS
Iと呼ばれるインターフェースによってPCと接続され
る。
【0003】このようなPCと接続する記録装置や、PC内
のハードウエアは、Windows(登録商標)、MacOS、UNIX
(登録商標)で代表されるOperating system(以下OS)と
呼ばれるソフトウエアにより動作が制御される。このOS
には、FDD、CD-ROM機などの記録装置それぞれの媒体に
記録されたデータを、ファイルとして扱うために、ファ
イルシステムという概念が導入されている。ファイルシ
ステムは、データをファイルとして扱うためには、ファ
イルとして区切られたデータ毎に、ファイル名、ファイ
ルデータが記録されている位置、ファイル長、ファイル
記録日時等の情報を持たせて、統括管理するためのシス
テムである。
【0004】例えば、Windows系のPCは、ハードウェ
ア、OSであるカーネルモードのソフトウェア、アプリケ
ーションであるユーザーモードのソフトウェアで構成さ
れる。Windows98というOSでは、FDDやHDDにはFAT(File
Allocation Table)と呼ばれるファイルシステム、CD-RO
M機にはCDFS(CD File System)と呼ばれるファイルシス
テムを使用している。ファイルシステムを司るソフトウ
エアがファイルシステムドライバ(以下FSD)であり、FSD
はOSに含まれている。FSDを通してのみ、記録装置の媒
体へのデータ(ファイル)のREADや、記録されているデー
タ(ファイル)のWRITEなどのファイルへのアクセスを行
なうことが可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、IEEE
1394規格などの新しい規格に基づいたディジタルインタ
ーフェースがPCに導入され、PCと、映像や音声を記録再
生するVCR(例えばDV(Digital Video Cassette))などの
機器を接続できるようになった。
【0006】しかしながら、DVはファイルシステムに対
応しておらず、DVとPCを接続しても、PCからDVの記録内
容をファイルとして扱うことができないという問題点を
有しており、DV用のファイルシステム(DV File system,
DVFSと略す)と、PCでDVFSを扱うファイルシステムドラ
イバが必要である。
【0007】また、DVにファイルシステムを導入できた
としても、アプリケーションからのFSDを通してのファ
イルへのデータの書込みは、 1) File OPEN命令−File名を指定 2) オープンしたFileへのWRITE命令−書込み開始位置、
書込みデータサイズ、書込みデータを指定 3) File CLOSE命令 もしくはこの繰り返しにより行なわれる。書込む順序、
書込みサイズ、書込みのタイミングはアプリケーション
とOSにより決まり、DVから見れば、非同期・ランダムな
要求である。同様に、アプリケーションからのFSDを通
してのファイルからのデータの読出しは、 1) File OPEN命令−File名を指定 2) オープンしたFileへのREAD命令−読出し開始位置、
読出しデータサイズを指定 3) File CLOSE命令 もしくはこの繰り返しにより行なわれる。データの読出
し順序、読出しサイズ、読出しのタイミングはアプリケ
ーションとOSにより決まり、DVから見れば、非同期・ラ
ンダムな要求である。
【0008】DVはストリームデータを送受信しているの
で、上記した非同期・ランダムなアクセスに応じられな
いという問題点を有しており、このようなアクセスに応
じる仕組みが必要である。
【0009】そして、DVのようなシーケンシャルな磁気
テープ記録機器は動作を小刻みに切り替えるような操作
を前提としていないため、細かくメカニズムを動作させ
てこのようなランダムなアクセスに対応できるようにし
たとしても、処理時間が非常にかかる、メカニズムの動
作モード変更の回数の増加によるメカニズム・テープが
傷むことになる。また、編集などの特殊な処理を行なう
ためにはこのようなランダムアクセスは必要であるが、
AVデータのリアルタイム再生表示やコピーをしたいだけ
であれば、ストリームデータを一気に扱う方が効率がよ
い。そこで、このような非同期・ランダムなアクセスを
行なうアプリケーションと、ストリームデータを一気に
扱うアプリケーションに対し、それぞれに適切に対応さ
せることも必要となる。
【0010】本発明は、従来、DVはストリームデータを
送受信しているので、上記した非同期・ランダムなアク
セスに応じられないという問題点を有しており、このよ
うなアクセスに応じる仕組みが必要であるという課題を
解消することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1に対
応)は、ファイルシステムドライバおよびデバイスドラ
イバを含むオペレーティングシステムを有するデータ処
理システムにおいて、記録及び/又は再生の際リアルタ
イム性が要求されるインターフェースを有するデバイス
のデータを処理するためのリアルタイムインタフェース
用ドライバと、記録及び/又は再生の際リアルタイム性
が要求されないインターフェースを有するデバイスのデ
ータを処理するための非リアルタイムインターフェース
用ドライバと、ファイルシステムに関する所定の処理の
命令を、それを扱う各制御手段に振り分けるIFSマネ
ジャーと、前記リアルタイム性が要求されるインターフ
ェースを有するデバイスに格納された第1媒体における
データに関する第1ファイル管理情報を利用して、前記
IFSマネジャーから入力された前記所定の処理命令
を、前記第1媒体上のデータ処理用命令に変換し、前記
リアルタイムインタフェース用ドライバへ送信する第1
制御手段と、前記リアルタイム性が要求されないインタ
ーフェースを有するデバイスに格納された第2媒体にお
けるデータに関する第2ファイル管理情報を利用して、
前記IFSマネジャーから入力された前記所定の処理命
令に応じて、前記第2媒体上のファイルへのアクセスの
ための処理を行い、I/Oサブシステムを介して、前記
所定の処理命令を前記非リアルタイムインタフェース用
ドライバへ送信する第2制御手段と、を備えたことを特
徴とするデータ処理システムである。
【0012】本発明(請求項8に対応)は、ファイルシ
ステムドライバおよびデバイスドライバを含むオペレー
ティングシステムを有するデータ処理システムにおい
て、ファイルシステムで扱えるファイルを表示し、表示
されたファイルから所望のファイルを選択し、前記選択
したファイルに関連づけられた処理を起動する表示アプ
リケーション手段と、記録及び/又は再生の際リアルタ
イム性が要求されるインターフェースを有するデバイス
のデータを格納する第1媒体に対して処理を行う第1処
理部と、記録及び/又は再生の際リアルタイム性が要求
されないインターフェースを有するデバイスのデータを
格納する第2媒体に対して処理を行う第2処理部と、前
記選択されたファイルの存在するデバイスを識別するデ
バイス識別手段と、前記デバイス識別手段の識別結果に
応じて、前記第1処理部又は第2処理部を駆動させるフ
ァイル起動部と、を備えたことを特徴とするデータ処理
システムである。また、本発明(請求項9に対応)は、
ファイルシステムドライバおよびデバイスドライバを含
むオペレーティングシステムを有するデータ処理システ
ムにおいて、記録及び/又は再生の際リアルタイム性が
要求されるインターフェースを有するデバイスのデータ
を処理するためのリアルタイムインタフェース用ドライ
バと、記録及び/又は再生の際リアルタイム性が要求さ
れないインターフェースを有するデバイスのデータを処
理するための非リアルタイムインターフェース用ドライ
バと、ファイルシステムに関する所定の処理の命令を、
それを扱う各制御手段に振り分けるIFSマネジャー
と、前記リアルタイム性が要求されるインターフェース
を有するデバイスのデータを格納した第1媒体における
そのデータに関する第1ファイル管理情報を利用して、
前記IFSマネジャーから入力された前記所定の処理命
令を、前記第1媒体上のデータ処理用命令に変換し、前
記リアルタイムインタフェース用ドライバへ送信する第
1制御手段と、前記リアルタイム性が要求されないイン
ターフェースを有するデバイスのデータを格納した第2
媒体におけるそのデータに関する第2ファイル管理情報
を利用して、前記IFSマネジャーから入力された前記
所定の処理命令に応じて、前記第2媒体上のファイルへ
のアクセスのための処理を行い、I/Oサブシステムを
介して、前記所定の処理命令を前記非リアルタイムイン
タフェース用ドライバへ送信する第2制御手段と、ファ
イルシステムで扱えるファイルを表示し、表示されたフ
ァイルから所望のファイルを選択し、前記選択したファ
イルに関連づけられた処理を起動する表示アプリケーシ
ョン手段と、記録及び/又は再生の際リアルタイム性が
要求されるインターフェースを有するデバイスのデータ
を格納する第1媒体に対して処理を行う第1処理部と、
記録及び/又は再生の際リアルタイム性が要求されない
インターフェースを有するデバイスのデータを格納する
第2媒体に対して処理を行う第2処理部と、前記選択さ
れたファイルの存在するドライブを識別するドライブ識
別手段と、前記ドライブ識別手段の識別結果に応じて、
前記第1処理部又は第2処理部を駆動させるファイル起
動部と、を備えたことを特徴とするデータ処理システム
である。
【0013】また、本発明は、上記いずれかの本発明の
全部又は一部の構成要素の全部又は一部の機能をコンピ
ュータにより実行させるためのプログラム及び/又はデ
ータを担持した媒体であって、コンピュータにより処理
可能なことを特徴とする媒体である。
【0014】さらに、本発明は、上記いずれかの本発明
の全部又は一部の構成要素の全部又は一部の機能をコン
ピュータにより実行させるためのプログラム及び/又は
データであることを特徴とする情報集合体である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。 (実施の形態1)先ず、本発明の実施の形態1のファイル
処理システムの構成を、図1を用いて説明する。図1
は、本発明の実施の形態1のファイル処理システムのブ
ロック図である。ファイル処理システムをWindowsPCで
実現するとして、以下に説明する。図1において、10は
PC(ファイル処理システム)、11はFS表示アプリケーショ
ン、12はFileコピーアプリケーション、13はFile再生ア
プリケーション、14はシステムサービス、15はI/Oマネ
ージャサブセット、16はIFSマネージャ、17はI/Oサブシ
ステム、18は表示デバイス、19は表示デバイス用ドライ
バ、20はWDM非対応デバイス(本実施例ではHDDを例とし
て説明する)、21はHDD用ファイルシステムドライバ(HDD
用FSD)、22はHDD用ドライバ、23はWDM対応デバイス(本
実施例ではDVを例として説明する)、24はDV用ドライバ
であり、ここまでは従来のPCで既に存在している要素で
ある。30はDVFS処理サポートアプリケーション、31はIF
Sモニタ、32はDV用ファイルシステムドライバ(DV用FSD)
を示す。
【0016】ファイル処理システム10は、DVFS処理サポ
ートアプリケーション30、IFSモニタ31、DV用FSD 32の
ない状態では、HDD 20に記録されているファイルにのみ
対応可能なシステムである。HDD 20は、記録されている
ファイルやディレクトリ構成は、FAT(File Allocation
Table)に基づき、HDD用FSD 21により管理されている。
【0017】DV 23には磁気テープが収納されており、
磁気テープにはデータをファイル形式で記録できるもの
とする。記録されているファイルやディレクトリ構成を
管理するために必要なファイル管理情報が記録されてい
るものとする。ファイル管理情報は、テープID、Volume
名のようなテープに関する情報、各ファイル毎に設定さ
れるファイルエントリ、各ディレクトリ毎に設定される
ディレクトリエントリ等から構成できる。各エントリ
は、ファイル名、作成日時等の情報から構成され、さら
にファイルエントリはファイルサイズ、テープ上の記録
位置等の情報も持つ。ファイルサイズは、フレーム数で
もバイト数でも良い(両方の値で管理しても良い)。
【0018】上記の構成において、まず、DV 23内の磁
気テープの記録内容を、そのファイル管理情報に基づい
て、表示する場合の動作を説明する。
【0019】PC 10で、HDD 20、FDD、CD-ROMなどに記録
されたファイルの内容を表示するために使用するFS表示
アプリケーション11により、DV 23内の磁気テープに記
録した内容を表示するものとする。
【0020】FS表示アプリケーション11は、所望のファ
イルの情報を得るために、まず、そのファイルのOPEN要
求をシステムサービス14、IFSマネージャ16を通してDV
用FSD32に送る。DV用FSD 32が、ファイル管理情報にア
クセスして、ファイルの存在を確認してリターンした後
に、FS表示アプリケーション11は、ファイルサイズ、フ
ァイル更新日時などの情報の取得要求をシステムサービ
ス14、IFSマネージャ16を通してDV用FSD 32に送り、DV
用FSD 32はファイル管理情報にアクセスし、要求された
情報を抽出して 、その情報をリターンする。FS表示ア
プリケーション11は、所望の情報を得た後、そのファイ
ルのCLOSE要求をシステムサービス14、IFSマネージャ16
を通してDV用FSD 32に送り、DV用FSD 32はそのファイル
に関して保持していた情報を破棄してリターンする。
【0021】上記の処理を繰り返すことにより、例え
ば、Microsoft社のWindowsにおけるExplorerのような、
FS表示アプリケーション11で、記録されているファイル
を一覧表示できる。
【0022】次に、DV 23にあるファイルをHDD 20にCop
yする場合の動作を説明する。まず、ユーザは、FS表示
アプリケーション11により表示された一覧から、DV 23
にあるCOPYしたいファイルを選択し、HDD 20上の任意の
DirectoryをCopy先として指示する。Fileコピー処理部1
2は、選択されたファイルの情報と、HDD 20へのCopyの
要求を、システムサービス14を介してIFSマネージャ16
に送る。
【0023】この場合、IFSマネージャ16に送られる要
求は、具体的にはファイル(DV 23やHDD 20上にある)の
処理を開始する通知(以下OPEN-Request)、ファイルのデ
ータを読込む処理の要求(以下READ-Request)、ファイル
へデータを書出す処理の要求(以下WRITE-Request)、フ
ァイルを処理を終了する通知(以下CLOSE-Request)であ
る。
【0024】OPEN-Requestは、ファイル名、デバイス番
号、ファイルIDといった指定するファイルの情報と共に
送られる。READ-RequestやWRITE-Requestは、ファイルI
D、要求するデータのファイル内での位置やサイズとい
った情報と共に送られる。CLOSE-Requestは、ファイルI
Dと共に送られる。
【0025】IFSマネージャ16は、コピー元として選択
されたDV 23上にあるファイルに関して、DV用FSD 32
に、OPEN-Requestを送り、次にデータのREAD-Requestを
送り、全てのデータの読出し後にCLOSE-Requestを送
る。また、IFSマネージャ16は、コピー先として選択さ
れたHDD 20に関して、HDD用FSD 22に、OPEN-Requestを
送り、次にデータのWRITE-Requestを送り、全てのデー
タの書込み後にCLOSE-Requestを送る。ここで、コピー
元のファイル名とコピー先のファイル名は、フルパス名
としては異なるが、Directory部分を外したファイル名
としては同じである。
【0026】IFSモニタ31は、IFSマネージャ16からの出
力を監視して、DVFS処理サポートアプリケーション30に
送る機能を持つものである。(DVFS処理サポートアプリ
ケーション30では必要としない情報を捨てる機能を持つ
ことも可能である。)従って、上記したDV 23へのOPEN-R
equest、READ-Request、CLOSE-Request、HDD 20へのOPE
N-Request、WRITE-Request、CLOSE-Requestは、IFSモニ
タ31により取得され、DVFS処理サポートアプリケーショ
ン30に送られる。
【0027】DV用FSD 32は、OPEN-Requestと共に送られ
てきたファイル名から、対応するファイル管理情報を抽
出し、各Requestと共に抽出したファイル管理情報をDVF
S処理サポートアプリケーション30に送る。
【0028】DVFS処理サポートアプリケーション30は、
IFSモニタ31から送られる要求を調べて、DV 23上のファ
イルに対するデータ読出し要求に対応するHDD 20上のフ
ァイルに対する書込み要求があれば、DV 23上のファイ
ルをHDD 20にCOPYすることが要求されていると判断し、
DV 23からDV用ドライバ24を通して得られるDVのストリ
ームデータを、ファイルの先頭として指定されている部
分からファイルの終端として指定されている部分まで
を、リアルタイムでHDD 20にCaptureする処理を行な
う。
【0029】また、HDD 20にあるファイルをDV 23にCop
yする場合の動作は、上記とは逆に、IFSマネージャ16
は、DV用FSD 32にはWRITE-Request、HDD用FSD 22にはRE
AD-Requestを送り、その結果、DVFS処理サポートアプリ
ケーション30は、HDD 20上のファイルをDV 23に送信
し、DV 23内の磁気テープに記録開始位置として指定さ
れた部分から記録する処理を行なう。
【0030】上記の処理により、ストリームデータしか
入出力できないDV 23であっても、非同期・ランダムな
要求に基づいたファイルを単位としてのDV 23からHDD 2
0へのCopy処理、及びHDD 20からDV 23へのCopy処理が可
能になる。 (実施の形態2)次に、本発明の実施の形態2のファイル
処理システムの構成を、図2を用いて説明する。図2
は、本発明の実施の形態2のファイル処理システムのブ
ロック図であり、システムをWindowsPCで実現するの
は、実施の形態1と同じである。図2において、殆どの
構成は、図1と同じであり、40はFile再生起動アプリケ
ーション、41はドライブ識別部、42はHDD File起動部、
43はDV File起動部である。
【0031】上記の構成において、まず、DV 23内の磁
気テープに記録されているファイルを、そのファイル管
理情報に基づいて、再生表示する場合の動作を説明す
る。
【0032】FS表示アプリケーション11のファイル一覧
からファイルを選択してダブルクリックすると、ファイ
ルの種類によって指定されるアプリケーションを選択及
び起動し、起動されたアプリケーションは選択したファ
イルを「開く」動作を行なう仕組みになっている。AVデ
ータのファイルであれば、一般にはFile再生アプリケー
ション13が起動されるようになっている。HDD 20上のフ
ァイルであれば、このFile再生アプリケーション13によ
り、リアルタイム再生が可能である(映像信号はコマ落
ちしている可能性あり)。HDD 20上のファイルと同様にD
V 23上のファイルを「開く」動作を行なおうとすると、
DV 23に記録されているAVデータのリアルタイム再生表
示は非常に困難であり、専用のアプリケーションが必要
である。
【0033】AVデータのファイルについて指定されるア
プリケーションは、File再生アプリケーション13ではな
く、File再生起動アプリケーション40とする。File再生
起動アプリケーション40は起動されると、まずドライブ
識別部41で、選択されたファイルがどのドライブ上にあ
るかを判断する。ドライブ識別部41で、DV以外のドライ
ブにあると判断された時には、HDD File起動部42を通し
て、選択されたファイルの情報をFile再生アプリケーシ
ョン13に通知してこれを起動し、選択したファイルを
「開く」動作を行なわせる。ドライブ識別部41で、DVの
ファイルと判断された時には、DV File起動部43を通し
て、選択されたファイルの情報をDVFS処理サポートアプ
リケーション30に通知し、DVFS処理サポートアプリケー
ション30は、DV 23から、DV用ドライバ24を通して得ら
れるDVのストリームデータをリアルタイムで再生表示す
る処理を行なう。
【0034】上記の処理により、ストリームデータしか
出力できないDV 23であっても、非同期・ランダムな要
求に基づいたファイルを単位としてのDV 23にあるデー
タの再生表示処理が可能になる。
【0035】なお、本発明は、データが映像・音声デー
タであるとして、アプリケーションは映像・音声データ
を再生表示するものとして記述したが、それ以外の種類
のデータであってもそれに対応するアプリケーションを
用いて、同様の効果を得ることができる。 (実施の形態3)本発明の実施の形態1及び2で使用され
るDV用FSD 32の構成を、図3を用いて説明する。図3
は、DV用FSD 32のブロック図であり、50はRequest識別/
Return送出部、51はファイルエントリ抽出部、52はファ
イル管理情報保持部、53はアクセスファイルエントリ保
持部、54は第1のファイル情報抽出部、55は第2のファイ
ル情報抽出部である。
【0036】このように構成されたDV用FSDは、次のよ
うな動作を行なう。Request識別/Return送出部50は、IF
Sマネージャ16とのI/Fであり、Requestを受取り、Reque
stが要求する情報/データとReturn codeを返す。また、
Request識別/Return送出部50は、複数種類のRequestの
識別も行なう。
【0037】RequestがOPENであった場合は、ファイル
エントリ抽出部51は、Requestと一緒に渡されたファイ
ル名を元にファイル管理情報保持部52からファイル名に
対応するファイルエントリを抽出し、アクセスファイル
エントリ保持部53に登録し、OPEN-RequestをDVFS処理サ
ポートアプリケーション31に送る。OPEN-Requestは、当
該のファイルの処理を開始するという通知である。通常
は、システムはファイルをファイルIDのみで扱ってお
り、OPEN-Requestのみ、ファイルIDとファイル名を対応
させているので、アクセスファイルエントリ保持部53に
よりファイルIDとファイルエントリの対応付けを行なう
必要がある。ファイル管理情報保持部52が持っている情
報からは、指定されたファイル名に相当するファイルが
存在しない場合は、Request識別/Return送出部50から失
敗を意味するReturn codeを返すようにする。
【0038】Requestが、READまたはWRITEである時に
は、第2のファイル情報抽出部55は、Requestと一緒に渡
されたファイルIDを元にアクセスファイルエントリ保持
部53から指定されたファイルに関する情報を抽出し、Re
questにそれらの情報も付け加えてDVFS処理サポートア
プリケーション30に送る。DVFS処理サポートアプリケー
ション30が、DV 23にあるファイルのHDD 20へのCopyも
しくはHDD 20にあるファイルのDV 23へのCopyと判断し
た場合には、READ-RequestやWRITE-Requestに対し、デ
ータの処理を行なわないが、Request識別/Return送出部
50から成功を意味するReturn codeを返すようにする。
【0039】Requestが、Closeである時には、第2のフ
ァイル情報抽出部55は、Requestと一緒に渡されたファ
イルIDを元に、アクセスファイルエントリ保持部53か
ら、指定されたファイルのに関する情報を抽出し、Requ
estをDVFS処理サポートアプリケーション30に送り、Req
uest識別/Return送出部50から成功のReturn codeを返す
ようにする。
【0040】上記したRequest以外は、RequestをDVFS処
理サポートアプリケーション30に送る必要はなく、第1
のファイル情報抽出部54は、Requestと一緒に渡された
ファイルIDを元にアクセスファイルエントリ保持部53か
ら指定されたファイルに関する情報を抽出し、成功のRe
turn codeと一緒に、Request識別/Return送出部50からI
FSマネージャ16に送出する。
【0041】上記した構成のDV用FSD 32により、ストリ
ームデータしか入出力できないDV 23であっても、非同
期・ランダムな要求に基づいたファイルを単位としての
処理を行なわせることが可能になる。 (実施の形態4)本発明の実施の形態1及び2で使用され
るDVFS処理サポートアプリケーション30の構成を、図4
を用いて説明する。図4は、DVFS処理サポートアプリケ
ーション30のブロック図であり、60はサポート処理判断
部、61は再生表示処理部、62はDV→HDD Copy処理部、63
はHDD→DV Copy処理部、64はファイル管理情報更新・取
得部でる。
【0042】このように構成されたDVFS処理サポートア
プリケーションは、次のような動作を行なう。サポート
処理判断部60はDV用FSD 32からのRequest、IFSモニタ31
からの情報をもとに、DV 23に関する処理を判断し、適
切な処理を行なうように指示する。
【0043】再生表示処理部61は、File再生起動アプリ
ケーション40から、DV 23内にあるテープに記録された
ファイルの再生を指示された場合に、起動され、DV用ド
ライバ24と連係して再生表示処理を行なう。具体的に
は、 1) ファイルの先頭部分をサーチする動作の指示をDV用
ドライバ24を通してDV 23に送り、 2) 再生指示をDV用ドライバ24を通してDV 23に送り、 3) DV 23で再生され、DV 23からDV用ドライバ24を通し
て送られるデータを表示し、 4) ファイルの最終部分に達したら、停止指示をDV用ド
ライバ24を通してDV 23に送る というような一連の操作を行なうものである。
【0044】DV→HDD Copy処理部62は、サポート処理判
断部60の判断に従い、DV 23内にあるテープに記録され
たファイルのHDD 20へのCopyを指示された場合に、起動
され、DV用ドライバ24と連係してCopy処理を行なう。具
体的には、 1) ファイルの先頭部分をサーチする動作の指示をDV用
ドライバ24を通してDV 23に送り、 2) 再生指示をDV用ドライバ24を通してDV 23に送り、 3) DV 23で再生され、DV 23からDV用ドライバ24を通し
て送られるデータをHDD 20に書込み、 4) ファイルの最終部分に達したら、停止指示をDV用ド
ライバ24を通してDV 23に送る というような一連の操作を行なうものである。
【0045】HDD→DV Copy処理部63は、サポート処理判
断部60の判断に従い、HDD 20にあるファイルのDV 23内
にあるテープへのCopyを指示された場合に、起動され、
DV用ドライバ24と連係してCopy処理を行なう。具体的に
は、 1) テープの現在までのファイル記録終了位置をサーチ
する動作の指示をDV用ドライバ24を通してDV 23に送
り、 2) HDD 20から読出すデータを、DV用ドライバ24を通し
てDV 23からに送り、 3) 記録指示をDV用ドライバ24を通してDV 23に送り、 4) ファイルの最終部分に達したら、停止指示をDV用ド
ライバ24を通してDV 23に送る というような一連の操作を行なうものである。
【0046】サポート処理判断部60からDV→HDD Copy処
理部62やHDD→DV Copy処理部63には、ファイル単位とし
た動作を指示しているので、少なくともファイルに関す
る情報であるファイルの記録位置、ファイルサイズも、
動作指示に伴って渡される必要がある。その他に、例え
ば処理中であるメッセージを画面に出画する時にファイ
ル名も表示しようとするのであれば、ファイル名に関す
る情報も渡す必要がある。
【0047】ファイル管理情報にある情報をIFSマネー
ジャ16その他の部分から要求された場合、その都度テー
プ上にアクセスしていたのでは、処理に非常に時間が掛
かる上に、DV 23のメカニズムへの負担、テープそのも
のへの負担が非常に大きくなるため、あらかじめこれら
の情報をファイル処理システム10内のファイル管理情報
保持部52に保持しておき、通常はファイル管理情報保持
部52にアクセスした方が良い。
【0048】そのために、ファイル管理情報更新・取得
部64は、ファイル管理情報保持部52に保持されているフ
ァイル管理情報をテープ上に記録する、もしくは、テー
プ上に記録されているファイル管理情報をファイル管理
情報保持部52に取得するという操作を行なう。
【0049】なお、テープ上に記録しているファイル
と、テープ上に記録しているファイル管理情報と、ファ
イル管理情報保持部52に保持されているファイル管理情
報の間に食い違いが出ないようにするためには、少なく
とも、テープ上にファイルを記録した直後には、ファイ
ル管理情報もテープに記録する必要がある。(複数のフ
ァイルを続けて記録することが予めわかる場合は、その
最後のファイルをテープに記録した直後にまとめてファ
イル管理情報をテープに記録しても良い。)ファイル処
理システム10の起動時には、ファイル管理情報を取得す
る必要がある。さらに、DVの場合は、メディアが交換さ
れても、DV用ドライバ24はその情報をファイル処理シス
テム10に伝える仕組みになっていないので、ファイル管
理情報更新・取得部64は、メディアが交換されたかどう
かをチェックできる機能を持った方がよい。
【0050】メディアIDをファイル管理情報に持たせて
おけば、ファイル管理情報保持部52にあるファイル管理
情報と、ファイル管理情報更新・取得部64が取得したフ
ァイル管理情報が、同一のメディアのものかどうかは、
メディアIDにより識別できるので、メディアが交換され
たかどうかを判断できる。
【0051】また、最終更新日時情報を、ファイル管理
情報に持たせておけば、ファイル管理情報保持部52にあ
るファイル管理情報と、ファイル管理情報更新・取得部
64が取得したファイル管理情報のどちらが最新のファイ
ル管理情報であるかがわかるので、双方のファイル管理
情報に食い違いがあっても、対応可能である。
【0052】ファイル処理システム10の起動時以外に、
ファイル管理情報を取得するタイミングは、例えばFS表
示アプリケーション11から特定の指示があった場合(か
つCopyや再生などのDV用ドライバ24がデータを扱ってい
ない時)をあげることができる。あるいは、定期的(かつ
Copyや再生などのDV用ドライバ24がデータを扱っていな
い時)に、取得しても良い。
【0053】上記した構成のDV用FSD 32と連係して動作
するDVFS処理サポートアプリケーション30により、スト
リームデータしか入出力できないDV 23であっても、非
同期・ランダムな要求に基づいたファイルを単位として
の処理を行なわせることが可能になる。
【0054】上記の説明では、最終更新日時情報やメデ
ィアIDはファイル管理情報の一部であるとしたが、メデ
ィアIDはテープに取り付けられた補助記憶メモリに記憶
させても良い。また、メディアIDは、一旦そのテープに
関して特定の値が設定されてしまえば、その値が変更さ
れることはないので、パッケージのラベルなどに記録さ
れていてもよいし、テープに形成されるトラックの補助
データ記録領域などに記録すれば、ファイル管理情報を
サーチしなくても、素早くその値を取得することができ
る。
【0055】要するに、メディアIDは、テープ、補助記
憶メモリまたはそのパッケージのいずれかの場所に記録
されており、DV用ドライバ24によって取得できるもので
あればよい。
【0056】なお、第3の実施例と第4の実施例におい
ては、サポート処理判断部60をDVFS処理サポートアプリ
ケーション30に含めて記述したが、この機能をDV用FSD
32に持たせても(かつIFSモニタ31からの出力をDV用FSD
32に入力する)、同様の効果を得ることができる。
【0057】なお、上記の説明では、処理が成功する流
れを記述しているが、途中の処理で何らかのエラーが発
生した場合には、各手段はエラーに対応した動作を行な
う。
【0058】FSDが参照するDVFSのファイル管理情報が
存在する場所は、HDD、メモリ、テープのどこであろう
と本特許は適用可能である。同じPCで複数のテープに対
応するだけのシステムであれば、テープとファイル管理
情報を対応づけるメディアIDをファイル管理情報に登録
しておくことにより、テープに管理情報を記録しなくて
も良い。
【0059】また、ファイル管理情報をテープに記録す
るとしても、それをHDDもしくはメモリにアップロード
しておいて、実際にはHDDもしくはメモリにアクセスす
るシステムであっても良い。
【0060】なお、映像や音声のデータだけでなく、一
般のデータも同様に扱うことが可能である。
【0061】各動作の処理は一例であり、サーチ→再生
→停止といった通常の再生動作だけでなく、±早送りや
±スローなどの機能があっても良い。
【0062】(実施の形態5)本発明の実施の形態1及び
2で使用されるDVFS処理サポートアプリケーションの第
2の構成例を、図5を用いて説明する。図5は、DVFS処
理サポートアプリケーション30aのブロック図であり、6
5はサポート処理判断部、61は再生表示処理部、62はDV
→HDD Copy処理部、63はHDD→DV Copy処理部、64はファ
イル管理情報更新・取得部、66はランダムアクセス処理
部、70はRequest解析部、71はバッファ管理部、72はバ
ッファ、73はDV制御部である。再生表示処理部61、DV→
HDD Copy処理部62、HDD→DV Copy処理部63、ファイル管
理情報更新・取得部64は、実施の形態4と同じものであ
る。サポート処理判断部65は、実施の形態4におけるサ
ポート処理判断部60の持つ機能に、ランダムアクセスに
対応する機能を追加したものである。
【0063】サポート処理判断部65は、DV 23からHDD 2
0へのCopy処理と判断されるRequest、HDD 20からDV 23
へのCopy処理と判断されるRequest以外の、DV 23へのOP
EN-Request、READ-Request、WRITE-Request、CLOSE-Req
uestを、ランダムアクセス処理部66に渡す。OPEN-Reque
st、CLOSE-Requestを渡す場合、指定されたファイルに
関する情報もRequestに伴って渡す。READ-Requestを渡
す場合は、指定されたファイルのテープ上の記録位置、
ファイルサイズに関する情報の他に、ファイルのどの部
分がRequestされたのかを指定する情報をRequestデータ
の返し方の指定と共に渡す。
【0064】WRITE-Requestを渡す場合は、指定された
ファイルのテープ上の記録位置、ファイルサイズに関す
る情報の他に、ファイルのどの部分がRequestされたの
かを指定する情報をRequestデータと共に渡す。Request
されるデータは、READの場合もWRITEの場合も、ファイ
ルの先頭からのOffsetバイト数と要求するデータのバイ
トサイズにより指定されるものとする。
【0065】ランダムアクセス処理部66では、まず、Re
quest解析部70でRequestを識別する。
【0066】要求がREAD-Requestである時は、Request
解析部70は、ファイルのテープ上の記録位置とファイル
の先頭からのOffsetバイト数から、要求されているデー
タがテープのどの部分に記録されているかを確認する。
バッファ管理部71は要求されているデータがバッファ72
にあるかどうかを確認する。要求されているデータがバ
ッファ72にない場合は、DV制御部73は、要求されている
データが記録されている部分をサーチする動作の指示を
DV用ドライバ24を通してDV 23に送り、再生指示をDV用
ドライバ24を通してDV 23に送り、DV 23で再生されDV用
ドライバ24を通して送られるデータをバッファ72に書込
む。
【0067】また、バッファ管理部71はバッファ72から
要求されているデータを、Request解析部70を経由し
て、サポート処理判断部65に渡す。
【0068】要求がWRITE-Requestである時は、Request
解析部70は、ファイルのテープ上の記録位置とファイル
の先頭からのOffsetバイト数から、要求されているデー
タがテープのどの部分に記録されるべきであるか、具体
的には何フレームの何バイト目から何バイト分書込むか
を確認する。バッファ管理部71は要求されているデータ
がバッファ72にあるかどうかを確認する。
【0069】要求されているデータがバッファ72にない
場合は、DV制御部73は、要求されているデータを記録す
るべき部分をサーチする動作の指示をDV用ドライバ24を
通してDV 23に送り、再生指示をDV用ドライバ24を通し
てDV 23に送り、DV 23で再生されDV用ドライバ24を通し
て送られるデータをバッファ72に書込む。バッファ管理
部71は、WRITE-Requestされたデータをバッファ72にあ
るデータに上書きし、少なくともバッファ72上の書き換
えられたフレームのデータをDV用ドライバ24を通してDV
23に送り、DV 23にあるテープ上の指定された部分に上
書きする。
【0070】DV 23への記録はフレームを単位として行
なわれるが、WRITE-Requestの指定はバイト単位であ
り、フレームの途中からの指定されるため上記の手順が
必要である。但し、バッファ管理部71により、既にそれ
までの処理により、必要なデータがバッファ72に存在し
ていると判断される場合には、DV 23からデータを再生
する必要はない。
【0071】上記した構成により、ストリームデータし
か入出力できないDV 23であっても、特定のアプリケー
ション(リアルタイム再生表示やコピー)だけでなく、一
般のアプリケーションにも対応することができるように
なり、特定のアプリケーションと一般のアプリケーショ
ンのそれぞれに適切に対応させることが可能になる。
【0072】テープはシーケンシャルなメディアである
から、例えば映像・音声データのファイルをリアルタイ
ム再生するためには、1個のファイルはテープ上の連続
した領域に記録されていなければならない。ファイルを
上書きする場合に、メディア上で上書きを行なうと、上
書き前のファイルよりサイズが大きい場合には記録でき
なくなってしまうので、ファイルの新規保存時だけでな
く上書き保存時にもアペンド記録を行なう必要卯があ
る。
【0073】予めフォーマットされたテープであれば、
上記したWRITE-Requestの処理と同様の処理でよい。フ
ォーマットされていないテープで、記録しようとするフ
レームより手前のフレームが未記録である時には、ダミ
ーのフレームを記録する必要がある。逆に、WRITE-Requ
est動作が、ファイルの先頭のデータから順番に指示さ
れることが前提となっていれば、最初にバッファ72にDV
23からデータを再生する処理は不要である。
【0074】また、伝送されるデータは、DVのデータと
したが、他のデータでも構わない。
【0075】また、I/FはIEEE1394としたが、別のI/Fで
あっても構わない。
【0076】また、受信装置はソフトウェア及び/また
はハードウェアで構成されていても構わない。
【0077】ここで、データとは、データ構造、データ
フォーマット、データの種類などを含む。
【0078】媒体とは、ROM等の記録媒体、インター
ネット等の伝送媒体、光・電波・音波等の伝送媒体を含
む。
【0079】担持した媒体とは、例えば、プログラム及
び/又はデータを記録した記録媒体、やプログラム及び
/又はデータを伝送する伝送媒体等をふくむ。
【0080】コンピュータにより処理可能とは、例え
ば、ROMなどの記録媒体の場合であれば、コンピュー
タにより読みとり可能であることであり、伝送媒体の場
合であれば、伝送対象となるプログラム及び/又はデー
タが伝送の結果として、コンピュータにより取り扱える
ことであることを含む。
【0081】本発明は、上記実施の形態の何れかに記載
の構成要素の全部又は一部の手段の全部又は一部の機能
をコンピュータにより実行させるためのプログラム及び
/又はデータを記録したプログラム記録媒体であり、コ
ンピュータにより読み取り可能であり、読み取られた前
記プログラム及び/又はデータが前記コンピュータと協
動して前記機能を実行するプログラム記録媒体であって
も良い。
【0082】また、情報集合体とは、例えば、プログラ
ム及び/又はデータ等のソフトウエアを含むものであ
る。
【0083】
【発明の効果】以上説明したところから明らかなよう
に、本発明は、従来、DVはストリームデータを送受信し
ているので、上記した非同期・ランダムなアクセスに応
じられないという問題点を有しており、このようなアク
セスに応じる仕組みが必要であるという課題を解消する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のファイル処理システム
のブロック図。
【図2】本発明の実施の形態2のファイル処理システム
のブロック図。
【図3】本発明の実施の形態3であるDV用FSD(本発明の
実施の形態1及び2で使用される)のブロック図。
【図4】本発明の実施の形態4であるDVFS処理サポート
アプリケーション(本発明の実施の形態1及び2で使用
される)の第1の構成例のブロック図。
【図5】本発明の実施の形態5であるDVFS処理サポート
アプリケーション(本発明の実施の形態1及び2で使用
される)の第2の構成例のブロック図。
【符号の説明】
10 ファイル処理システム 11 FS表示アプリケーション 12 ファイルコピー処理部 13 ファイル再生アプリケーション 14 システムサービス 16 IFSマネジャー 20 HDD 21 HDD用FSD 22 HDD用ドライバ 23 DV 24 DV用ドライバ 30 DVFS処理サポートアプリケーション 31 IFSモニタ 32 DV用FSD
フロントページの続き (72)発明者 吉田 順二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 倉野 幸生 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファイルシステムドライバおよびデバイ
    スドライバを含むオペレーティングシステムを有するデ
    ータ処理システムにおいて、記録及び/又は再生の際リ
    アルタイム性が要求されるインターフェースを有するデ
    バイスのデータを処理するためのリアルタイムインタフ
    ェース用ドライバと、記録及び/又は再生の際リアルタ
    イム性が要求されないインターフェースを有するデバイ
    スのデータを処理するための非リアルタイムインターフ
    ェース用ドライバと、ファイルシステムに関する所定の
    処理の命令を、それを扱う各制御手段に振り分けるIF
    Sマネジャーと、前記リアルタイム性が要求されるイン
    ターフェースを有するデバイスに格納された第1媒体に
    おけるデータに関する第1ファイル管理情報を利用し
    て、前記IFSマネジャーから入力された前記所定の処
    理命令を、前記第1媒体上のデータ処理用命令に変換
    し、前記リアルタイムインタフェース用ドライバへ送信
    する第1制御手段と、前記リアルタイム性が要求されな
    いインターフェースを有するデバイスに格納された第2
    媒体におけるデータに関する第2ファイル管理情報を利
    用して、前記IFSマネジャーから入力された前記所定
    の処理命令に応じて、前記第2媒体上のファイルへのア
    クセスのための処理を行い、I/Oサブシステムを介し
    て、前記所定の処理命令を前記非リアルタイムインタフ
    ェース用ドライバへ送信する第2制御手段と、を備えた
    ことを特徴とするデータ処理システム。
  2. 【請求項2】 前記第1制御手段は、 前記IFSマネジャーから入力された前記所定の処理命
    令と、前記第1ファイル管理情報とに基づいて、前記第
    1媒体上のファイルへのアクセスが必要かどうか判断す
    る第1媒体用ファイルシステムドライバと、 前記第1媒体用ファイルシステムドライバの判断に従っ
    て、アクセスが必要な場合は、前記第1媒体上のデータ
    処理用命令を生成するファイルシステム処理サポートア
    プリケーション手段とを有し、 前記ファイルシステム処理サポートアプリケーション手
    段は、前記リアルタイムインタフェースドライバの駆動
    を行うことを特徴とする請求項1記載のデータ処理シス
    テム。
  3. 【請求項3】 前記ファイルシステム処理サポートアプ
    リケーション手段は、前記IFSマネジャーで扱われる
    所定の処理命令の状態をモニタするIFSモニタからの
    情報を利用して、前記第1媒体上のデータ処理用命令を
    生成することを特徴とする請求項2記載のデータ処理シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 前記第1媒体用ファイルシステムドライ
    バは、前記第1ファイル管理情報を格納するファイル管
    理情報保持部と、前記IFSマネジャーから命令を受け
    取り、それを識別する識別部と、 前記命令がOPENの場合、前記ファイル管理情報保持部か
    らファイル名に対応するファイルエントリを抽出し、ア
    クセスファイルエントリ保持部へ登録し、前記ファイル
    システム処理サポートアプリケーション手段へその命令
    を送るファイルエントリ抽出部と、前記命令がREAD、WR
    ITE又はCLOSEの場合、前記命令とともに渡されたファイ
    ルIDに基づいて、前記アクセスファイルエントリ保持
    部から指定されたファイルに関する情報を取り出し、前
    記命令にその情報を追加して、前記ファイルシステム処
    理サポートアプリケーション手段へ送る第2のファイル
    情報抽出部と、前記命令がOPEN、READ、WRITE又はCLOSE
    以外の命令の場合、前記命令とともに渡された前記ファ
    イルIDに基づいて、前記アクセスファイルエントリ保
    持部から指定されたファイルに関する情報を取り出し、
    前記識別部を介して、前記IFSマネジャーへ送り出す
    第1のファイル情報抽出部とを有することを特徴とする
    請求項2記載のデータ処理システム。
  5. 【請求項5】 前記ファイルシステム処理サポートアプ
    リケーション手段は、前記第1媒体用ファイルシステム
    ドライバからの情報と、前記IFSモニタからの情報に
    基づいて、処理内容を決定し、指示を行うサポート処理
    判断部と、前記サポート処理判断部の判断に従って、CO
    PY処理を行うCOPY処理部と、を有することを特徴とする
    請求項3記載のデータ処理システム。
  6. 【請求項6】 前記第1のフィル管理情報が前記第1の
    媒体に記録されており、前記ファイルシステム処理サポ
    ートアプリケーション手段は、前記サポート処理判断部
    の判断に従って、前記第1のファイル管理情報を前記第
    1の媒体から読み出し、若しくは前記第1の媒体へ書き
    込みを行うためのファイル管理情報更新・取得部を有す
    ることを特徴とする請求項3記載のデータ処理システ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記ファイルシステム処理サポートアプ
    リケーション手段は、さらに、COPY処理に関連した命令
    以外のOPEN,CLOSE,READ,WRITE命令を受け取り、 その命令が、OPEN又は,CLOSE命令の場合は、前記命令
    と、指定されたファイルに関する情報とを受け取り、 前記命令が、READ又は,WRITE命令の場合は、前記命令
    と、指定されたファイルに関する情報以外に、ファイル
    のどの部分が命令の対象となったかの情報をも受け取
    り、処理する、ランダムアクセス処理部を有することを
    特徴とする請求項5又は6記載のデータ処理システム。
  8. 【請求項8】ファイルシステムドライバおよびデバイス
    ドライバを含むオペレーティングシステムを有するデー
    タ処理システムにおいて、 ファイルシステムで扱えるファイルを表示し、表示され
    たファイルから所望のファイルを選択し、前記選択した
    ファイルに関連づけられた処理を起動する表示アプリケ
    ーション手段と、 記録及び/又は再生の際リアルタイム性が要求されるイ
    ンターフェースを有するデバイスのデータを格納する第
    1媒体に対して処理を行う第1処理部と、記録及び/又
    は再生の際リアルタイム性が要求されないインターフェ
    ースを有するデバイスのデータを格納する第2媒体に対
    して処理を行う第2処理部と、前記選択されたファイル
    の存在するデバイスを識別するデバイス識別手段と、前
    記デバイス識別手段の識別結果に応じて、前記第1処理
    部又は第2処理部を駆動させるファイル起動部と、を備
    えたことを特徴とするデータ処理システム。
  9. 【請求項9】 ファイルシステムドライバおよびデバイ
    スドライバを含むオペレーティングシステムを有するデ
    ータ処理システムにおいて、記録及び/又は再生の際リ
    アルタイム性が要求されるインターフェースを有するデ
    バイスのデータを処理するためのリアルタイムインタフ
    ェース用ドライバと、記録及び/又は再生の際リアルタ
    イム性が要求されないインターフェースを有するデバイ
    スのデータを処理するための非リアルタイムインターフ
    ェース用ドライバと、ファイルシステムに関する所定の
    処理の命令を、それを扱う各制御手段に振り分けるIF
    Sマネジャーと、前記リアルタイム性が要求されるイン
    ターフェースを有するデバイスのデータを格納した第1
    媒体におけるそのデータに関する第1ファイル管理情報
    を利用して、前記IFSマネジャーから入力された前記
    所定の処理命令を、前記第1媒体上のデータ処理用命令
    に変換し、前記リアルタイムインタフェース用ドライバ
    へ送信する第1制御手段と、前記リアルタイム性が要求
    されないインターフェースを有するデバイスのデータを
    格納した第2媒体におけるそのデータに関する第2ファ
    イル管理情報を利用して、前記IFSマネジャーから入
    力された前記所定の処理命令に応じて、前記第2媒体上
    のファイルへのアクセスのための処理を行い、I/Oサ
    ブシステムを介して、前記所定の処理命令を前記非リア
    ルタイムインタフェース用ドライバへ送信する第2制御
    手段と、 ファイルシステムで扱えるファイルを表示し、表示され
    たファイルから所望のファイルを選択し、前記選択した
    ファイルに関連づけられた処理を起動する表示アプリケ
    ーション手段と、 記録及び/又は再生の際リアルタイム性が要求されるイ
    ンターフェースを有するデバイスのデータを格納する第
    1媒体に対して処理を行う第1処理部と、記録及び/又
    は再生の際リアルタイム性が要求されないインターフェ
    ースを有するデバイスのデータを格納する第2媒体に対
    して処理を行う第2処理部と、前記選択されたファイル
    の存在するドライブを識別するドライブ識別手段と、前
    記ドライブ識別手段の識別結果に応じて、前記第1処理
    部又は第2処理部を駆動させるファイル起動部と、を備
    えたことを特徴とするデータ処理システム。
  10. 【請求項10】 前記リアルタイムデータは映像データ
    であることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載
    のデータ処理システム。
  11. 【請求項11】請求項1〜10の何れかに記載の本発明
    の全部又は一部の手段や部の全部又は一部の機能をコン
    ピュータにより実行させるためのプログラム及び/又は
    データを担持した媒体であって、コンピュータにより処
    理可能なことを特徴とする媒体。
  12. 【請求項12】 請求項1〜10の何れかに記載の本発
    明の全部又は一部の手段や部の全部又は一部の機能をコ
    ンピュータにより実行させるためのプログラム及び/又
    はデータであることを特徴とする情報集合体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003100016A (ja) * 2001-09-26 2003-04-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd ディスク媒体の記録再生装置及び記録再生方法
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