JP2002057979A - データ記録装置、データ記録方法、データ再生装置およびデータ再生方法 - Google Patents

データ記録装置、データ記録方法、データ再生装置およびデータ再生方法

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JP2002057979A
JP2002057979A JP2000239971A JP2000239971A JP2002057979A JP 2002057979 A JP2002057979 A JP 2002057979A JP 2000239971 A JP2000239971 A JP 2000239971A JP 2000239971 A JP2000239971 A JP 2000239971A JP 2002057979 A JP2002057979 A JP 2002057979A
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Jun Hikita
純 引田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録し終えないとファイルサイズが確定しな
いデータを、汎用的なファイル形式に準拠した形で記録
する。 【解決手段】 記録し終えないとファイルサイズが確定
しないデータである旨を定義するよう組み立てたヘッダ
HDに続いてMPEGデータを媒体記録し始め、MPE
Gデータの記録後に設けられるトレーラTRでc_fi
lesz[11]の先頭バイトに特定文字をセットして
ファイルサイズが16進表示される旨を定義し、実際に
書き込んだデータ容量を積算して得たファイルサイズ
を、c_filesz[11]の残り10バイトで16
進数表現するので、記録し終えないとファイルサイズが
確定しないデータを、汎用的なファイル形式に準拠した
形で媒体記録できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録し終えないと
ファイルサイズが確定しないデータを、汎用的なファイ
ル形式に準拠した形で媒体記録し、それを再生するデー
タ記録装置、データ記録方法、データ再生装置およびデ
ータ再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、磁気テープ装置などのリ
ニア記録媒体にデータをファイルとして記録するには、
ファイル名やファイルサイズ等のファイル属性を表すヘ
ッダを備えた汎用的なファイル形式を用いてファイル管
理可能な形態にする場合が多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
動画像データをMPEGエンコード(圧縮処理)しつ
つ、このMPEGエンコードで生成されるMPEGデー
タを磁気テープ装置に記録する場合には、エンコードが
完了するまで全体のデータ容量、つまり、ファイルサイ
ズが決らない為、汎用的なファイル形式で記録すること
ができないという問題がある。加えて、汎用的なファイ
ル形式を用いることができず、必然的に特殊なファイル
形式で記録することになる結果、汎用のアプリケーショ
ンで再生することができないという問題も生じる。本発
明は、このような事情に鑑みてなされたもので、記録し
終えないとファイルサイズが確定しないデータを、汎用
的なファイル形式に準拠した形で媒体記録し、かつ再生
することができるデータ記録装置、データ記録方法、デ
ータ再生装置およびデータ再生方法を提供することを目
的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、記録し終えないと総容量
が確定しないデータである旨を表す第1の属性を生成し
て媒体記録する一方、この第1の属性に続いて記録すべ
きデータを媒体記録する第1の記録手段と、この第1の
記録手段によって媒体記録されつつある記録すべきデー
タの容量を積算する容量積算手段と、前記第1の記録手
段が記録すべきデータを全て記録し終えた時、前記容量
積算手段によって積算された記録すべきデータの総容量
を第2の属性として前記記録すべきデータに続けて媒体
記録する第2の記録手段とを具備することを特徴とす
る。
【0005】請求項2に記載の発明は、記録し終えない
と総容量が確定しないデータである旨を表す第1の属性
を生成して媒体記録する一方、この第1の属性に続いて
記録すべきデータを媒体記録する第1の記録過程と、こ
の第1の記録過程にて媒体記録されつつある記録すべき
データの容量を積算する容量積算過程と、前記第1の記
録過程にて記録すべきデータを全て記録し終えた時、前
記容量積算過程によって積算された記録すべきデータの
総容量を第2の属性として、記録すべきデータに続けて
媒体記録する第2の記録過程とを具備することを特徴と
する。
【0006】請求項3に記載の発明は、請求項1記載の
データ記録装置によって媒体記録され、記録し終えない
と総容量が確定しないデータである旨を表す第1の属性
と、記録すべきデータと、記録すべきデータの総容量を
表す第2の属性とから構成される記録情報の内、前記第
1の属性以降から前記第2の属性が表す総容量分を読み
出して前記記録すべきデータを再生する再生手段を具備
することを特徴とするデータ再生装置。
【0007】請求項4に記載の発明は、請求項2記載の
データ記録方法によって媒体記録され、記録し終えない
と総容量が確定しないデータである旨を表す第1の属性
と、記録すべきデータと、記録すべきデータの総容量を
表す第2の属性とから構成される記録情報の内、前記第
1の属性以降から前記第2の属性が表す総容量分を読み
出して前記記録すべきデータを再生する再生過程を具備
することを特徴とするデータ再生方法。
【0008】請求項5に記載の発明は、請求項1記載の
データ記録装置によって媒体記録され、記録し終えない
と総容量が確定しないデータである旨を表す第1の属性
と、記録すべきデータと、記録すべきデータの総容量を
表す第2の属性とから構成される記録情報を再生する装
置であって、前記第1の属性を検出した場合、記録媒体
中から前記第2の属性を検索する検索手段と、この検索
手段により検索された前記第2の属性に従い、前記第1
の属性以降から当該第2の属性が表す総容量分を読み出
して前記記録すべきデータを再生する再生手段とを具備
することを特徴とする。
【0009】請求項6に記載の発明は、請求項2記載の
データ記録方法によって媒体記録され、記録し終えない
と総容量が確定しないデータである旨を表す第1の属性
と、記録すべきデータと、記録すべきデータの総容量を
表す第2の属性とから構成される記録情報を再生する方
法であって、前記第1の属性を検出した場合、記録媒体
中から前記第2の属性を検索する検索過程と、この検索
過程により検索された前記第2の属性に従い、前記第1
の属性以降から当該第2の属性が表す総容量分を読み出
して前記記録すべきデータを再生する再生過程とを具備
することを特徴とする。
【0010】第1の発明では、記録し終えないと総容量
が確定しないデータである旨を表す第1の属性に続いて
記録すべきデータを媒体記録しながら、この記録すべき
データの容量を積算して行き、記録すべきデータを全て
記録し終えた時点で、積算された記録すべきデータの総
容量を第2の属性として、記録すべきデータに続けて媒
体記録するので、記録し終えないとファイルサイズが確
定しないデータを、汎用的なファイル形式に準拠した形
で媒体記録することが可能になる。
【0011】第2の発明では、記録し終えないと総容量
が確定しないデータである旨を表す第1の属性と、記録
すべきデータと、記録すべきデータの総容量を表す第2
の属性とから構成される記録情報の内、第2の属性に従
い、第1の属性以降に媒体記録された記録すべきデータ
の総容量を再生するので、記録し終えないとファイルサ
イズが確定しないデータであっても再生できるようにな
る。
【0012】第3の発明では、記録し終えないと総容量
が確定しないデータである旨を表す第1の属性と、記録
すべきデータと、記録すべきデータの総容量を表す第2
の属性とから構成される記録情報から第1の属性を検出
した場合、記録媒体中から前記第2の属性を検索し、検
索された第2の属性に従い、第1の属性以降から当該第
2の属性が表す総容量分を読み出して記録すべきデータ
を再生するので、記録し終えないとファイルサイズが確
定しないデータであっても再生できるようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の一形態について説明する。 (1)構成 図1は、実施の一形態によるデータ記録再生装置の概略
構成を示すブロック図である。この図において、入力手
段1はキーボード操作に応じたコマンド入力あるいはマ
ウス操作に応じたイベント入力を発生する。主記憶装置
2はシステムプログラム群を記憶するシステム領域と、
CPU3のワークエリアとして用いられるワーク領域と
を備える。CPU3は、主記憶装置2のシステム領域に
記憶されるシステムプログラム群のいずれかを入力手段
1からのコマンド入力(あるいはイベント入力)に応じ
て実行し、装置各部を制御する。
【0014】入出力チャネル4は、CPU3からの指示
に従って磁気ディスク装置5、磁気テープ装置6および
MPEGエンコーダ7に対して入出力制御する。磁気デ
ィスク装置5および磁気テープ装置6は、入出力チャネ
ル4を介して入力されるデータをCPU3からの記録指
示に応じて媒体記録したり、媒体記録された所定のデー
タをCPU3からの再生指示に応じて読み出して入出力
チャネル4に出力する。MPEGエンコーダ7は、画像
再生装置8から再生出力される画像ストリームデータ
(動画像データ)を圧縮符号化してMPEGデータを出
力する。
【0015】本発明は、このような構成において、画像
再生装置8が再生する画像ストリームデータ(動画像デ
ータ)をMPEGエンコーダ7にてMPEGデータに変
換しながら、このMPEGデータを入出力チャネル4を
介して磁気テープ装置6に記録する際に、汎用的なファ
イル形式に準拠した形で記録/再生可能にすることにあ
る。汎用的なファイル形式としては、異なるプラットフ
ォーム間でファイルを移行させる際などに多用されるも
のとして、例えばUNIX(登録商標)システムの標準
形式であるCPIO(CoPy Input/Output)フォーマッ
トを用いる。
【0016】ここで、図2および図3を参照してCPI
Oフォーマットについて概説する。まず、図2はCPI
OフォーマットによるアーカイブファイルAFの構成を
示す図である。この図には、複数のファイルを一つのア
ーカイブ(書庫)ファイルAFにまとめた形態を図示し
ている。アーカイブファイルAFは、各ファイルデータ
DATAの前後にヘッダHDおよびトレーラTRを付加
して各ファイル内容を管理すると共に、アーカイブファ
イルAF自身の終端にもアーカイブトレーラATRを付
加してファイル内容を管理するようになっている。した
がって、一つのファイルをアーカイブファイルAFとし
た場合には、ヘッダHD、ファイルデータDATA、ト
レーラTRおよびアーカイブトレーラATRから構成さ
れることになる。
【0017】これらヘッダHD、トレーラTRおよびア
ーカイブトレーラATRは、全て同一構造であり、具体
的には図3に図示する形式にてファイル名やファイルサ
イズ等のファイル管理項目が定義されている。図3にお
いて、c_filesz[11]が対応するファイルデ
ータDATAのファイルサイズを定義しており、通常、
8進数11バイトで表現し得る、最大8,589,92
3,591バイト(8G−1)までのファイルサイズを
管理するようになっている。
【0018】画像ストリームデータ(動画像データ)を
MPEGエンコーダ7にてMPEGデータに変換しなが
ら、このMPEGデータを磁気テープ装置6に記録する
場合、ヘッダHD書き込みに際してデータサイズを特定
することができない。そこで、本発明ではヘッダHD書
き込み時に、上述したc_filesz[11]の先頭
バイトに「0」〜「7」を除く特定の文字(例えば
「X」)をセットし、残り10バイトをフリースペース
としておく。
【0019】そして、MPEGデータ(ファイルデータ
DATA)の書き込み終了後、トレーラTR書き込み時
に、上述したc_filesz[11]の先頭バイトに
「0」〜「7」を除く特定の文字(例えば「X」)をセ
ットすると共に、MPEGデータの書き込みに応じて積
算して得たファイルサイズを、残り10バイトで表す。
この時、16進数で表現すれば、最大1,099,51
1,627,775バイト(1T−1)までのファイルサ
イズを管理できる。
【0020】つまり、ヘッダHDにおけるc_file
sz[11]の先頭バイトに特定文字をセットすること
により、記録し終えないとファイルサイズが確定しない
データである旨を定義しておき、MPEGデータの書き
込み終了後に行われるトレーラTR書き込み時に、c_
filesz[11]の先頭バイトに特定文字をセット
してファイルサイズが16進表示される旨を定義し、実
際に書き込んだデータ容量を積算して求めたファイルサ
イズを、c_filesz[11]の残り10バイトに
よって16進数表現することで、記録し終えないとファ
イルサイズが確定しないデータを、汎用的なファイル形
式に準拠した形でリニア記録媒体に記録可能にしてい
る。
【0021】(2)動作 次に、図4〜図6を参照し、こうした記録処理の動作
と、この記録処理により磁気テープ装置6に記録された
MPEGデータを再生する再生処理の動作とについて説
明する。 記録処理の動作 記録処理プログラムを起動するよう入力手段1からコマ
ンド入力(あるいはイベント入力)されると、CPU3
は図4に図示する記録処理を実行し、ステップSA1に
処理を進め、図3に図示した構造によるヘッダHDを主
記憶装置2のワーク領域で組み立てる。この際、上述し
たように、記録し終えないとファイルサイズが確定しな
いデータである旨を定義する為、c_filesz[1
1]の先頭バイトに「0」〜「7」を除く特定文字(例
えば「X」)をセットする。続いて、ステップSA2で
は、このようにして組み立てられたヘッダHDを主記憶
装置2のワーク領域から読み出し、入出力チャネル4を
介して磁気テープ装置6に出力すると共に、磁気テープ
装置6に対して記録指示を与えてヘッダHDをテープ記
録媒体に書き込む。
【0022】ヘッダHDの書き込みが完了すると、CP
U3はステップSA3に処理を進め、MPEGエンコー
ダ7から出力されるMPEGデータを入出力チャネル4
を介して主記憶装置2のワーク領域に設けられたバッフ
ァ(図示略)に取り込む。次いで、ステップSA4で
は、バッファに格納したMPEGデータにデータ終端を
表すデータendが含まれているか否かを判断する。そ
して、データendが含まれていない場合には、判断結
果が「NO」となり、ステップSA5に処理を進め、バ
ッファに取り込んだMPEGデータを入出力チャネル4
を介して磁気テープ装置6に出力すると共に、記録指示
を与える。これにより磁気テープ装置6はヘッダHDに
続いてMPEGデータをテープ記録媒体に書き込む。
【0023】MPEGデータがテープ記録媒体に書込ま
れると、CPU3はその書込まれたMPEGデータのデ
ータ容量、つまり、バッファから磁気テープ装置6側に
転送したMPEGデータの書込みサイズを積算する。以
後、CPU3はMPEGデータの終端に達する迄、ステ
ップSA3〜SA6を繰り返し、MPEGデータをテー
プ記録媒体に書き込みながら、その書き込んだデータ容
量を積算して行く。そして、バッファに格納したMPE
Gデータにデータ終端を表すデータendが含まると、
上記ステップSA4の判断結果が「YES」となり、ス
テップSA7に進む。
【0024】ステップSA7では、トレーラTRを主記
憶装置2のワーク領域で組み立てる。この際、上述した
ように、c_filesz[11]の先頭バイトに
「0」〜「7」を除く特定文字(例えば「X」)をセッ
トしてファイルサイズが16進表示される旨を定義し、
実際に書き込んだデータ容量を積算して求めたファイル
サイズを、c_filesz[11]の残り10バイト
によって16進数表現する。続いて、ステップSA8で
は、組み立てたトレーラTRを主記憶装置2のワーク領
域から読み出し、入出力チャネル4を介して磁気テープ
装置6に出力すると共に、磁気テープ装置6に対して記
録指示を与えてトレーラTRをテープ記録媒体に書き込
む。
【0025】このように、記録処理では、記録し終えな
いとファイルサイズが確定しないデータである旨を定義
するように組み立てたヘッダHDに続いてMPEGデー
タを媒体記録し、MPEGデータの書き込み終了後に行
われるトレーラTRについてはc_filesz[1
1]の先頭バイトに特定文字をセットしてファイルサイ
ズが16進表示される旨を定義し、実際に書き込んだデ
ータ容量を積算して求めたファイルサイズを、c_fi
lesz[11]の残り10バイトによって16進数表
現するので、記録し終えないとファイルサイズが確定し
ないデータを、汎用的なファイル形式に準拠した形で媒
体記録することができる。
【0026】再生処理 次に、図5および図6を参照して再生処理の動作につい
て説明する。なお、この再生処理では、上述した記録処
理によって磁気テープ装置6のテープ記録媒体に記録さ
れたMPEGデータを再生し、その再生出力を入出力チ
ャネル4を介して磁気ディスク装置5にリストアする動
作について述べる。再生処理プログラムを起動するよう
入力手段1からコマンド入力(あるいはイベント入力)
されると、CPU3は図5に図示する再生処理を実行
し、ステップSB1に処理を進め、読み込むデータサイ
ズ(あるいはファイルサイズ)が与えられているかどう
かを判断する。
【0027】ここで、例えば入力手段1を介して読み込
むデータサイズが入力されていれば、判断結果が「YE
S」となり、後述するステップSB3に処理を進める
が、読み込むデータサイズが入力されない場合には、判
断結果が「NO」となり、ステップSB2を介して図6
に示すファイルサイズ設定処理を実行する。ファイルサ
イズ設定処理が実行されると、CPU3は図6に示すス
テップSC1〜SC2を経て、トレーラTRが検索され
るまで磁気テープ装置6からMPEGデータを再生す
る。そして、トレーラTRが検索されると、ステップS
C2の判断結果が「YES」となり、ステップSC3に
処理を進め、トレーラTR中のc_filesz[1
1]に基づき再生対象ファイルのファイルサイズを設定
する。
【0028】その際、c_filesz[11]の先頭
バイトに特定文字がセットされている場合には、後続す
る10バイトによってファイルサイズが16進数で表現
されていると判断し、一方、先頭バイトに特定文字がセ
ットされていない場合には、後続する10バイトによっ
てファイルサイズが8進数で表現されていると判断す
る。こうして、トレーラTRを参照してファイルサイズ
設定が完了したら、CPU3は磁気テープ装置6に対し
てテープ読み出し位置をヘッダHDに戻すように巻戻し
を指示してファイルサイズ設定処理を完了する。
【0029】ファイルサイズ設定処理が完了すると、図
5に示すステップSB1に処理を戻し、この場合、ファ
イルサイズ設定処理にてファイルサイズが設定されるか
ら、判断結果が「YES」となり、ステップSB3に処
理を進める。ステップSB3では、磁気テープ装置6に
対して再生指示を与え、これに応じて磁気テープ装置6
が再生するMPEGデータを主記憶装置2のワーク領域
に設けられたバッファ(図示略)に取り込む。次いで、
ステップSB4では、バッファに格納したMPEGデー
タにデータ終端を表すデータendが含まれているか、
または設定されたファイルサイズ分のMPEGデータを
磁気ディスク装置5側に書き込んだか否かを判断する。
【0030】そして、データendが含まれていない場
合、もしくは設定されたファイルサイズ分のMPEGデ
ータを磁気ディスク装置5側に書き込んでいない場合に
は、ここでの判断結果が「NO」となり、ステップSB
5に処理を進め、バッファに取り込んだMPEGデータ
を入出力チャネル4を介して磁気デイスク装置5に出力
すると共に、記録指示を与える。これにより磁気ディス
ク装置5では磁気テープ装置6が再生出力するMPEG
データを順次記録する。
【0031】以後、CPU3はMPEGデータの終端に
達する迄、もしくは設定されたファイルサイズ分のMP
EGデータが磁気ディスク装置5側に書き込まれる迄、
ステップSB3〜SB5を繰り返す。そして、MPEG
データの終端に達するか、あるは設定されたファイルサ
イズ分のMPEGデータが磁気ディスク装置5側に書き
込まれると、ステップSB4の判断結果が「YES」と
なり、再生処理を完了させる。
【0032】このように、再生処理では、テープ記録媒
体に記録されたヘッダHDのファイルサイズを無視し、
トレーラTRに定義されたファイルサイズに従ってテー
プ記録媒体に記録されたMPEGデータを順次読み出す
ので、記録し終えないとファイルサイズが確定しないデ
ータであっても再生することが可能になる。
【0033】なお、上述した再生処理では、テープ記録
媒体に記録されたヘッダHDのファイルサイズを無視す
るようにしたが、これに替えて、例えばヘッダHDのc
_filesz[11]の先頭バイトに特定文字がセッ
トされていることを検出したら、記録し終えないとファ
イルサイズが確定しないデータであると判断し、その場
合、自動的にトレーラTRを検索し、検索したトレーラ
TRからファイルサイズを読み出し、そのファイルサイ
ズ分を自動的に再生する態様にすることもできる。ま
た、本実施例では、汎用的なファイル形式としてCPI
Oフォーマットを用いる一例について言及したが、本発
明の要旨は当該CPIOフォーマットに限定されず、フ
ァイルデータDATAの前後に、少なくともファイルサ
イズを表す属性情報が付加されるフォーマットであれ
ば、どのようなものでも適用することができる。
【0034】
【発明の効果】請求項1,2に記載の発明によれば、記
録し終えないと総容量が確定しないデータである旨を表
す第1の属性に続いて記録すべきデータを媒体記録しな
がら、この記録すべきデータの容量を積算して行き、記
録すべきデータを全て記録し終えた時点で、積算された
記録すべきデータの総容量を第2の属性として、記録す
べきデータに続けて媒体記録するので、記録し終えない
とファイルサイズが確定しないデータを、汎用的なファ
イル形式に準拠した形で媒体記録することができる。請
求項3,4に記載の発明によれば、記録し終えないと総
容量が確定しないデータである旨を表す第1の属性と、
記録すべきデータと、記録すべきデータの総容量を表す
第2の属性とから構成される記録情報の内、第2の属性
に従い、第1の属性以降に媒体記録された記録すべきデ
ータの総容量を再生するので、記録し終えないとファイ
ルサイズが確定しないデータであっても再生することが
できる。請求項5,6に記載の発明によれば、記録し終
えないと総容量が確定しないデータである旨を表す第1
の属性と、記録すべきデータと、記録すべきデータの総
容量を表す第2の属性とから構成される記録情報から第
1の属性を検出した場合、記録媒体中から前記第2の属
性を検索し、検索された第2の属性に従い、第1の属性
以降から当該第2の属性が表す総容量分を読み出して記
録すべきデータを再生するので、記録し終えないとファ
イルサイズが確定しないデータであっても再生すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の一形態の構成を示すブロック図である。
【図2】アーカイブファイルAFの構成を示す図であ
る。
【図3】ヘッダHDの構造を示す図である。
【図4】記録処理の動作を示すフローチャートである。
【図5】再生処理の動作を示すフローチャートである。
【図6】ファイルサイズ設定処理の動作を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1…入力手段、2…主記憶装置、3…CPU、4…入出
力チャネル、5…磁気ディスク装置、6…磁気テープ装
置、7…MPEGエンコーダ、8…画像再生装置。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録し終えないと総容量が確定しないデ
    ータである旨を表す第1の属性を生成して媒体記録する
    一方、この第1の属性に続いて記録すべきデータを媒体
    記録する第1の記録手段と、 この第1の記録手段によって媒体記録されつつある記録
    すべきデータの容量を積算する容量積算手段と、 前記第1の記録手段が記録すべきデータを全て記録し終
    えた時、前記容量積算手段によって積算された記録すべ
    きデータの総容量を第2の属性として前記記録すべきデ
    ータに続けて媒体記録する第2の記録手段とを具備する
    ことを特徴とするデータ記録装置。
  2. 【請求項2】 記録し終えないと総容量が確定しないデ
    ータである旨を表す第1の属性を生成して媒体記録する
    一方、この第1の属性に続いて記録すべきデータを媒体
    記録する第1の記録過程と、 この第1の記録過程にて媒体記録されつつある記録すべ
    きデータの容量を積算する容量積算過程と、 前記第1の記録過程にて記録すべきデータを全て記録し
    終えた時、前記容量積算過程によって積算された記録す
    べきデータの総容量を第2の属性として、記録すべきデ
    ータに続けて媒体記録する第2の記録過程とを具備する
    ことを特徴とするデータ記録方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のデータ記録装置によって
    媒体記録され、記録し終えないと総容量が確定しないデ
    ータである旨を表す第1の属性と、記録すべきデータ
    と、記録すべきデータの総容量を表す第2の属性とから
    構成される記録情報の内、前記第1の属性以降から前記
    第2の属性が表す総容量分を読み出して前記記録すべき
    データを再生する再生手段を具備することを特徴とする
    データ再生装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のデータ記録方法によって
    媒体記録され、記録し終えないと総容量が確定しないデ
    ータである旨を表す第1の属性と、記録すべきデータ
    と、記録すべきデータの総容量を表す第2の属性とから
    構成される記録情報の内、前記第1の属性以降から前記
    第2の属性が表す総容量分を読み出して前記記録すべき
    データを再生する再生過程を具備することを特徴とする
    データ再生方法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のデータ記録装置によって
    媒体記録され、記録し終えないと総容量が確定しないデ
    ータである旨を表す第1の属性と、記録すべきデータ
    と、記録すべきデータの総容量を表す第2の属性とから
    構成される記録情報を再生する装置であって、 前記第1の属性を検出した場合、記録媒体中から前記第
    2の属性を検索する検索手段と、 この検索手段により検索された前記第2の属性に従い、
    前記第1の属性以降から当該第2の属性が表す総容量分
    を読み出して前記記録すべきデータを再生する再生手段
    とを具備することを特徴とするデータ再生装置。
  6. 【請求項6】 請求項2記載のデータ記録方法によって
    媒体記録され、記録し終えないと総容量が確定しないデ
    ータである旨を表す第1の属性と、記録すべきデータ
    と、記録すべきデータの総容量を表す第2の属性とから
    構成される記録情報を再生する方法であって、 前記第1の属性を検出した場合、記録媒体中から前記第
    2の属性を検索する検索過程と、 この検索過程により検索された前記第2の属性に従い、
    前記第1の属性以降から当該第2の属性が表す総容量分
    を読み出して前記記録すべきデータを再生する再生過程
    とを具備することを特徴とするデータ再生方法。
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