JP3277923B2 - データ記録再生装置とその方法 - Google Patents

データ記録再生装置とその方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はハードディスク等の
ランダムアクセス可能な記録媒体に音声・映像データを
記録し、記録したデータを再生するデータ記録再生装置
およびデータ記録再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、大容量のハードディスク装置を多
数接続し、全体として数十〜数百ギガバイト(GB)の
記録容量を有し、ランダムアクセス可能なハードディス
クアレイ装置が実用化されている。このハードディスク
アレイ装置は、音声データおよび映像データまたはこれ
らのいずれか(音声・映像データ)等のデータ量が非常
に大きいデータの記録に適しており、特に、任意の音声
・映像データを短いアクセスタイムで再生できる特性か
ら、編集装置用の記録・再生装置として優れている。そ
して、そのようなハードディスク装置における、記録さ
れたファイルの管理方法、すなわちファイルシステムの
代表的なものとしては、FAT(File Allocation Tabl
e )と呼ばれるテーブルを用いる方法がある。このファ
イルシステムでは、記録領域を所定の領域ごとに区切っ
てセクタ化し、各ファイルについてデータの記録されて
いるセクタの先頭位置を順に記憶することによりファイ
ルを管理している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、そのよ
うなFATを用いたファイルシステムでは、1つのファ
イルに対して、そのデータの記録されているセクタ数分
の先頭位置情報が必要となるため、データ量の大きいフ
ァイルを記録した場合には、そのFAT情報が膨大にな
るという問題があった。特に、映像データや音声データ
を扱うハードディスク装置においては、ファイルのデー
タ量が総じて大きいため、比較的連続した領域にデータ
が記録されるにも係わらず、各セクタごとにいちいちそ
の先頭位置情報が記録されることになり、管理情報の効
率が悪かった。
【0004】また、FATを参照するたびにハードディ
スクは待機状態となるため、FAT情報を参照するため
のオーバーヘッドが大きく、データのアクセス速度が遅
くなるという問題もある。そしてそのため、大量のデー
タを高速に処理する必要がある映像データや音声データ
のリアルタイム処理が、適切に行なえなくなるという問
題もあった。
【0005】本発明は上述した従来技術の問題点に鑑み
てなされたものであり、ハードディスクおよび光磁気デ
ィスク(MOディスク;Magnetic-Optical Disc )等の
ランダムアクセス可能な記録媒体に、音声・映像データ
などの大量のデータを、効率よい管理情報を用いて、高
速にアクセス可能な状態で記録しまた再生するデータ記
録再生装置およびデータ記録再生方法を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の観点によ
れば、映像データおよび音声データの両方またはいずれ
か一方を含む素材データをランダムアクセス可能な記録
媒体に記録し、該記録媒体から前記素材データを再生す
る記録再生手段と、前記記録媒体に記録された前記素材
データごとの、前記記録媒体における記録領域の先頭位
置を示す先頭位置データと、当該先頭位置からの前記記
録領域の記録長を示す記録長データを有するレコードエ
ントリ情報を記憶する記憶手段とを有し、前記記憶手段
は、前記記録媒体上の不連続な記録領域に前記素材デー
タが記録されているとき、前記記録媒体上の連続した領
域ごとに前記レコードエントリ情報を記憶し、前記記録
再生手段は、前記記憶手段に記憶された前記レコードエ
ントリ情報に基づいて、前記記録媒体に記録された前記
素材データを再生することを特徴とするデータ記録再生
装置が提供される。
【0007】本発明の第2の観点によれば、映像データ
および音声データの両方またはいずれか一方を含む素材
データをランダムアクセス可能な記録媒体に記録再生す
る記録再生手段と、前記素材データに対する編集結果で
ある編集結果データに用いられる部分の記録されている
記録媒体上における記録領域の先頭位置を示す先頭位置
データと前記先頭位置からの当該記録領域の記録長を示
す記録長データを有する再生エントリ情報を記憶する記
憶手段とを有し、前記記憶手段は、前記記録媒体上の不
連続な記録領域に前記素材データが記録されていると
き、前記記録媒体上の連続した領域ごとに再生エントリ
情報を記憶し、前記記録再生手段は、前記再生エントリ
情報に基づいて、前記素材データのうち前記部分に対応
する部分データのみを前記記録領域から再生し、編集結
果と同じ内容の編集結果データを再生することを特徴と
するデータ記録再生装置が提供される。
【0008】本発明の第3の観点によれば、映像データ
および音声データの両方またはいずれか一方を含む素材
データをランダムアクセス可能な記録媒体に記録再生す
る記録再生手段と、前記ランダムアクセス可能な記録媒
体上における空き記録領域の先頭位置を示す先頭位置デ
ータと前記先頭位置からの当該記録領域の記録長を示す
記録長データを有するフリースペース情報を記憶する記
憶手段とを有し、前記記憶手段は、前記記録媒体上の不
連続な記録領域に前記空き記録領域が記録されていると
き、前記記録媒体上の連続した領域ごとに前記フリース
ペース情報を記憶することを特徴とするデータ記録再生
装置が提供される。本発明によれば、上記第1〜第3観
点の発明に関連する方法発明が提供される。
【0009】
【発明の実施の形態】第1実施形態 以下、本発明の第1の実施形態を説明する。図1は、本
発明に係るデータ記録・再生装置1の構成を示す図であ
る。図1に示すように、データ記録・再生装置1は、制
御系10、記録系20、ハードディスクアレイ装置(H
DD)30および再生系40から構成される。
【0010】データ記録・再生装置1は、複数の音声デ
ータおよび映像データまたはこれらのいずれか(音声・
映像データ)を記録し、データ記録・再生装置1に接続
されている編集装置50からの要求に応じて編集装置5
0に対して編集処理の対象となる音声・映像データを提
供する。さらに、データ記録・再生装置1は、編集処理
の結果として得られた音声・映像データ(編集結果デー
タ)において、素材データのいずれの部分が用いられて
いるかを示すデータ(編集データ)を編集装置50から
受け、この編集データに基づいて、編集結果データと同
じ内容の音声・映像データを再生する。
【0011】図2は、図1に示した制御系10の構成を
示す図である。図2に示すように、制御系10は、外部
インターフェース回路(外部IF回路)100、マイク
ロプロセッサ回路(CPU)102、ROM回路10
4、RAM回路106、バス108および制御インター
フェース回路(制御IF回路)110,112から構成
される。
【0012】制御系10は、これらの構成部分により制
御用のコンピュータを構成し、編集装置50(図1)か
ら入力された編集データに基づいてデータ記録・再生装
置1の各構成部分を制御するとともに、ハードディスク
アレイ装置30に記録されている音声・映像データそれ
ぞれの記録領域を管理する。制御系10において、外部
IF回路100は、編集装置50から入力された編集デ
ータを受け入れてバス108を介してマイクロプロセッ
サ回路102に対して出力する。また、外部IF回路1
00は、マイクロプロセッサ回路102が編集装置50
に対して返す応答データを再生系40を介して受け入
れ、編集装置50に対して出力する。
【0013】マイクロプロセッサ回路102は、例えば
汎用のマイクロプロセッサあるいはRISC(Reduced I
nstruction Set Computer)マイクロプロセッサ、およ
び、その周辺回路から構成される。マイクロプロセッサ
回路102は、RAM回路106を用いてROM回路1
04に記憶されているプログラムを実行し、編集装置5
0との間で編集データおよび応答データを送信および受
信(送受信)する。
【0014】また、マイクロプロセッサ回路102は、
放送局のハウスクロック等の同期信号に同期して、制御
IF回路110,112を介してデータ記録・再生装置
1の各部分を制御し、編集装置50その他の外部機器か
らの要求に応じてハードディスクアレイ装置30に音声
・映像データを記録させ、記録した音声・映像データを
編集装置50その他の外部機器に提供する。また、マイ
クロプロセッサ回路102は、ハードディスクアレイ装
置30に記録されている音声・映像データそれぞれがハ
ードディスクアレイ装置30の記録媒体(ハードディス
ク;図示せず)において占める記録領域を示す記録領域
データを生成する。また、マイクロプロセッサ回路10
2は、編集結果データに含まれる音声・映像データ(素
材データ)の部分(部分データ)それぞれがハードディ
スクアレイ装置30の記録媒体において占める記録領域
を示す部分データの記録領域データを生成する。さら
に、マイクロプロセッサ回路102は、生成したこれら
の記録領域データをRAM回路106に記憶し、記録系
20を介してハードディスクアレイ装置30に記録す
る。
【0015】マイクロプロセッサ回路102により生成
される記録領域データの内容を、具体例を挙げて説明す
る。図3は、第1の実施形態において、音声・映像デー
タA,Bが、図1に示したハードディスクアレイ装置3
0の記録媒体において占める記録領域および記録領域デ
ータ(第1の記録領域データ)を例示する図である。図
4は、第1の実施形態において、図2に示したマイクロ
プロセッサ回路102がRAM回路106に記憶する記
録領域データの内容を例示する図である。
【0016】例えば、図3(A)に示すように、ハード
ディスクアレイ装置30の記録媒体には音声・映像デー
タA,Bが記録されており、音声・映像データAは記録
媒体の先頭から170ブロック〜229ブロック(1ブ
ロックは例えば1ギガバイト(GB))に記録され、音
声・映像データBは記録媒体の先頭から80ブロック〜
129ブロックおよび230ブロック〜329ブロック
に記録され、他の記録領域は空き記録領域になってい
る。
【0017】図3(A)に示すように音声・映像データ
A,Bが記録される事態は、例えば、音声・映像データ
Aを記録する際には、記録媒体の80ブロック以降が最
も記録領域の先頭に近い空き記録領域として存在し、音
声・映像データAの全部が170ブロック〜229ブロ
ックに記録され、その後、80ブロック〜129ブロッ
クに記録されていた音声・映像データが削除され、この
記録領域が解放されて空き記録領域となり、この部分に
音声・映像データBの先の方の部分が記録され、後の方
の部分が230ブロック以降に記録された場合に生じう
る。
【0018】このように、1つの音声・映像データが複
数の記録領域に分割されて記録される場合があるので、
マイクロプロセッサ回路102は、音声・映像データ
A,Bそれぞれの記録領域データを、図3(B),
(C)に示すリンクト・リスト(linked list) の形式の
リスト(レコードエントリ)として作成する。また、マ
イクロプロセッサ回路102は、音声・映像データA,
Bそれぞれについて、図4(A)に示すように、ファイ
ル名、および、最初のレコードエントリを示すリンクデ
ータ(ファイルエントリ)をRAM回路106に記憶す
る。レコードエントリそれぞれは、図4(B)に示すよ
うに、次のレコードエントリを示すリンクデータ、記録
領域の先頭位置を示す先頭位置データ、および、記録領
域の長さを示す記録長データから構成される。なお、リ
ンクデータが終了値(END) である場合には、次のレコー
ドエントリが存在せず、そのレコードエントリが示す記
録領域には音声・映像データの最後の部分が記録されて
いる。
【0019】また、マイクロプロセッサ回路102は、
ハードディスクアレイ装置30の空き記録領域(フリー
スペース)を示す空き記録領域データを、図3(D)に
示すように、リンクト・リストの形式のリスト(フリー
スペースリスト)として生成する。フリースペースリス
トは、図4(C)に示すように、次の空き記録領域のリ
ンクデータ、空き記録領域の先頭位置を示す先頭位置デ
ータ、および、空き記録領域の長さを示す記録長データ
から構成される。
【0020】なお、マイクロプロセッサ回路102は上
記各データを、データ記録・再生装置1の立ち上げ時に
再生系40を制御してハードディスクアレイ装置30の
所定の記録領域から記録位置データを再生させ、再生さ
せた記録位置データ、編集装置50その他の外部機器か
ら受けたファイル名、および、音声・映像データのデー
タ長に係るデータに基づいて生成する。
【0021】図5および図6は、第1の実施形態におい
て、図1に示した編集装置50が制御系10に対して出
力する編集データの内容を例示する図である。編集装置
50(図1)がデータ記録・再生装置1の制御系10に
対して出力する編集データは、例えば図5に示すよう
に、編集結果データに用いる部分を有する音声・映像デ
ータ(素材データ)のファイル名、素材データの内、編
集結果データに含まれることになる部分(部分データ)
の素材データにおける先頭位置を示す再生開始位置デー
タ、および、部分データの素材データにおける最後の位
置を示す再生終了位置データから構成される。
【0022】例えば、音声・映像データ(素材データ)
Aの先頭から10ブロック〜50ブロックを部分データ
として用い、素材データBの先頭から20ブロック〜4
0ブロックを部分データとして用いる場合には、編集デ
ータの内容は、図6に示す通りとなる。制御系10が再
生系40を制御し、編集データのファイル名およびレコ
ードエントリが示す素材データの内、再生開始位置デー
タおよび再生終了位置(再生範囲データ)の間の範囲に
ある部分データを、編集データが示す順番通りに組み合
わせて再生させることにより、編集装置50において編
集者が編集作業の結果、決定した編集結果データと同じ
内容の音声・映像データを再生することができる。図3
および図6に示す場合を例にすると、制御系10は再生
系40に、ハードディスクアレイ装置30の180ブロ
ック〜229ブロックを再生し、次に、100ブロック
〜129ブロックおよび170ブロック〜189ブロッ
クを再生することにより、編集結果データと同じ内容の
音声・映像データが再生される。
【0023】図7は、図1に示した記録系20の構成を
示す図である。図7に示すように、記録系20は、入力
インターフェース回路(入力IF回路)200、エンコ
ーダ回路(ENC) 202、バッファ回路(Buff)204およ
びハードディスクインターフェース回路(HDDIF回
路)206から構成される。記録系20の各構成部分
は、制御系10からの制御信号C201 〜C204 を介
した制御に従って動作し、通信回線あるいはビデオテー
プレコーダ(VTR装置)等の外部機器から入力された
アナログ形式あるいはディジタル形式の音声・映像信号
を圧縮符号化し、ハードディスクアレイ装置30に記録
する。
【0024】記録系20において、入力IF回路200
は、アナログ形式の音声・映像信号を外部機器から受け
入れてディジタル形式の音声・映像データに変換し、エ
ンコーダ回路202に対して出力する。なお、ディジタ
ル形式の音声・映像データが入力される場合には、入力
IF回路200は、音声・映像データを受け入れて、そ
のままエンコーダ回路202に対して出力する。エンコ
ーダ回路202は、例えはMPEG方式等により、入力
IF回路200から入力された音声・映像データを圧縮
符号化し、バッファ回路204に対して出力する。な
お、入力IF回路200から入力された音声・映像デー
タが既に圧縮符号化されている場合には、図7中に点線
で示すように、エンコーダ回路202を省略することが
できる。
【0025】バッファ回路204は、圧縮符号化された
音声・映像データをバッファリングしてHDDIF回路
206に対して出力する。このように、バッファ回路2
04は、エンコーダ回路202とHDDIF回路206
との間のデータの入出力のタイミングを調整する。HD
DIF回路206は、例えばSCSI(Small Computer
System Interface) プロトコルに従って音声・映像デー
タ(S20)をハードディスクアレイ装置30に対して
出力し、制御系10から入力されるフリースペースリス
ト(図3(D),図4(C))が示す空き記録領域をハ
ードディスクアレイ装置30に指定し、バッファ回路2
04から入力された音声・映像データを指定した空き記
録領域に先詰めに記録させる。
【0026】ハードディスクアレイ装置30(図1)
は、例えば、多数の大容量のハードディスク装置から構
成され、上記多数のハードディスク装置が有するハード
ディスク(図示せず)を全体として400GBの記録容
量を有する1つのランダムアクセス可能な記録媒体とし
て用い、SCSIプロトコルに従って記録系20のバッ
ファ回路204から入力された音声・映像データを指定
された記録媒体の記録領域に記録し、指定された記録領
域から素材データを再生し、再生系40のHDDIF回
路400(図8)に対して出力する。
【0027】図8は、図1に示した再生系40の構成を
示す図である。図8に示すように、再生系40は、HD
DIF回路400、バッファ回路402、デコーダ回路
(DEC) 406および出力インターフェース回路(出力I
F回路)408から構成される。再生系40の各構成部
分は、制御信号C401 〜C404 を介した制御系10
の制御に従って動作し、ハードディスクアレイ装置30
から制御系10により指定された音声・映像データ(素
材データ)、あるいは、素材データの一部(部分デー
タ)を再生し、伸長復号して外部機器に対して出力す
る。
【0028】再生系40において、HDDIF回路40
0は、ハードディスクアレイ装置30に制御系10が指
定した記録領域から音声・映像データを再生させ、例え
ばSCSIプロトコルに従って再生させた音声・映像デ
ータを受け入れてバッファ回路402に対して出力す
る。バッファ回路402は、HDDIF回路400から
入力された音声・映像データをバッファリングし、デー
タの入出力タイミングを調整してデコーダ回路406に
対して出力する。
【0029】デコーダ回路406は、バッファ回路40
2から入力された音声・映像データを伸長復号し、出力
IF回路408に対して出力する。なお、図8中に点線
で示すように、バッファ回路402から非圧縮の音声・
映像データが入力される場合には、デコーダ回路404
は不要である。出力IF回路408は、デコーダ回路4
06から入力されたディジタル形式の音声・映像データ
をアナログ形式の音声・映像信号に変換し、外部機器に
対して出力する。なお、出力IF回路408に接続され
ている外部機器がディジタル形式の音声・映像データを
扱う場合には、出力IF回路408は音声・映像データ
をアナログ形式に変換せずに、そのまま外部機器に対し
て出力する。
【0030】以下、第1の実施例におけるデータ記録・
再生装置1の動作を説明する。まず、データ記録・再生
装置1が外部から入力された音声・映像信号をハードデ
ィスクアレイ装置30に記録する動作を説明する。入力
IF回路200(図7)は、入力された音声・映像信号
をディジタル形式に変換する。エンコーダ回路202
は、入力された音声・映像データを圧縮符号化する。バ
ッファ回路204は、エンコーダ回路202とHDDI
F回路206との間のデータの入出力のタイミングを調
整する。
【0031】HDDIF回路206は、制御系10から
入力されるフリースペースリスト(図3(D),図4
(C))が示す空き記録領域に音声・映像データ(素材
データ)を記録させる。この際、制御系10のマイクロ
プロセッサ回路102は、図3(B),(C)および図
4(B)に示したレコードエントリを生成し、図3
(D)に示したフリースペースリストを更新してRAM
回路106(図2)に記憶し、ハードディスクアレイ装
置30の所定の記録領域に記録する。
【0032】次に、編集装置50による編集処理の際の
データ記録・再生装置1の動作を説明する。制御系10
は再生系40を制御して、編集装置50により指定され
た素材データを再生させ、再生させた素材データのレコ
ードエントリを編集装置50に応答データとして返す。
編集装置50は、編集者に対してデータ記録・再生装置
1から送られてきた素材データの音声・映像を表示す
る。表示された音声・映像を見ながら、編集者は番組用
の音声・映像データに含める音声・映像を決定する。
【0033】編集者は、編集装置50に対して採用する
音声・映像を示すデータを入力する。編集装置50は、
制御系10から受けたレコードエントリ、および編集者
が入力したデータに従って、番組用の音声・映像データ
(編集結果データ)に用いられる部分データおよびその
順番を示す編集データ(図5)を生成し、制御系10に
対して出力する。制御系10のマイクロプロセッサ回路
102(図2)は受信した編集データをRAM回路10
6に記憶し、記録系20を制御して編集データをハード
ディスクアレイ装置30の所定の記録領域に記録させ
る。
【0034】次に、データ記録・再生装置1がRAM回
路106に記憶した編集データ(図5)に基づいて、編
集結果データと同じ内容の音声・映像データを再生する
動作を説明する。制御系10のマイクロプロセッサ回路
102(図2)は、RAM回路106に記憶した編集デ
ータおよび記録位置データ(図3(B),(C)および
図4(B))とに基づいて、編集結果データに含まれる
部分データが記録されているハードディスクアレイ装置
30の記録媒体の記録領域を算出し、再生系40のHD
DIF回路400(図8)に対して出力する。
【0035】HDDIF回路400は、制御系10から
入力された部分データの記録領域から音声・映像データ
(部分データ)を、編集データが示す順番に再生する。
バッファ回路402は、HDDIF回路400とデコー
ダ回路406との間のデータ入出力のタイミングを調整
する。デコーダ回路406は、入力された音声・映像デ
ータを伸張復号する。出力IF回路408は、音声・映
像データをアナログ形式の音声・映像信号に変換し、外
部機器に対して出力する。
【0036】以上のようにデータ記録・再生装置1を構
成することにより、ハードディスクアレイ装置30に記
録されている各素材データの部分(部分データ)から構
成される編集結果データを、素材データと重複してさら
にハードディスクアレイ装置30に記録することなく、
編集結果と同じ音声・映像データを再生することができ
る。従って、ハードディスクアレイ装置30の記録容量
が無駄にならず、編集装置50による長時間の音声・映
像データの編集が可能になる。
【0037】なお、ハードディスクアレイ装置30は、
例えば多数のMOディスク装置を用いて、同等の記録容
量を実現した他の記録・再生装置に置換することが可能
である。また、データ記録・再生装置1を映像データま
たは音声データの一方に特化させてもよい。また、同一
の機能および性能を実現可能である限り、データ記録・
再生装置1の各構成部分はソフトウェア的に構成される
か、ハードウェア的に構成されるかを問わない。また、
データ記録・再生装置1の各構成部分は、同等の機能お
よび性能を有する他の手段に置換することが可能であ
る。
【0038】第2実施形態 以下、本発明の第2の実施形態を説明する。第1の実施
形態に示したデータ記録・再生装置1の制御系10にお
ける記録領域管理の方法によると、ハードディスクアレ
イ装置30の記録容量の有効利用という所定の効果を達
成することができるが、編集データをRAM回路106
(図2)に、編集装置50から受信したままの形で記録
し、再生時に部分データの記録領域を示すデータに変換
するため、処理時間がかかるという問題がある。また、
編集データの内容を見るまで、ハードディスクアレイ装
置30に記録されている素材データの内、どのデータが
素材データとして使用されているかが分からず、素材デ
ータとして使用されているにもかかわらず削除されてし
まう事態が生じ得るという問題がある。
【0039】第2の実施形態においては、かかる問題点
を解決するために制御系10におけるファイル管理方法
を改善したものである。第2の実施形態の制御系10に
おいては、予め、レコードエントリと編集データとに基
づいて、同一の編集結果データに含まれる部分データの
記録領域を示すリンクト・リスト形式の再生エントリを
生成して、この再生エントリに基づいて部分データを再
生させるようにし、さらに、制御系10におけるレコー
ドエントリおよび上記再生エントリに識別フラグ(削除
可能フラグ)を付して、この削除可能フラグをチェック
することにより素材データが不用意に削除されないよう
にしたものである。なお、第2の実施形態におけるデー
タ記録・再生装置1の記録系20、ハードディスクアレ
イ装置30および再生系40の動作と、第1の実施形態
におけるデータ記録・再生装置1の記録系20、ハード
ディスクアレイ装置30および再生系40の動作は同一
であり、制御系10の素材データおよび部分データの管
理に係る処理内容のみが異なっている。
【0040】図9は、第1の実施形態における図3に対
応し、第2の実施形態において、素材データA,Bが、
図1に示したハードディスクアレイ装置30の記録媒体
において占める記録領域および素材データの記録領域デ
ータ(第1の記録領域データ)を例示する図である。図
10は、第1の実施形態における図4に対応し、第2の
実施形態において、図2に示したマイクロプロセッサ回
路102がRAM回路106に記憶する素材データの記
録領域データの内容を例示する図である。なお、図9
(A),(D)および図10(A),(C)は、それぞ
れ図3(A),(D)および図4(A),(C)と同一
である。
【0041】制御系10の素材データおよび部分データ
の管理に係る処理内容を、具体的に第1の実施形態と同
じ例を挙げて説明する。図9(A)に示すように、ハー
ドディスクアレイ装置30の記録媒体には素材データ
A,Bが記録されており、素材データAは記録媒体の先
頭から170ブロック〜229ブロックに記録され、素
材データBは記録媒体の先頭から80ブロック〜129
ブロックおよび230ブロック〜329ブロックに記録
され、他の記録領域は空き記録領域になっている。
【0042】マイクロプロセッサ回路102は、素材デ
ータA,Bそれぞれの記録領域データを、第1の実施形
態における制御系10と同様に、図9(B),(C)に
示すレコードエントリとして作成し、素材データA,B
それぞれについて、図10(A)に示すように、ファイ
ル名、および、最初のレコードエントリを示すリンクデ
ータ(ファイルエントリ)をRAM回路106に記憶す
る。第2の実施形態においては、第1の実施形態と異な
り、図10(B)に示すように、レコードエントリに
は、図4(B)に示した各データに加え、対応する素材
データを削除してもよいか否かを示す識別フラグ(削除
可能フラグ;ON,OFF)が付加される。この削除可能フラ
グの値OFFは、対応する音声・映像データが削除不可
能であることを示し、削除可能フラグの値ONは、対応
する音声・映像データが削除可能であることを示す。
【0043】また、マイクロプロセッサ回路102は、
第1の実施形態における制御系10と同様に、図9
(D)および図10(C)に示すフリースペースリスト
を生成する。フリースペースリストは、マイクロプロセ
ッサ回路102の処理において明確に他のリストとは区
別され、フリースペースリストは例え素材データが1つ
もハードディスクアレイ装置30に記録されていない場
合にも必要とされ、削除されることはないので、削除可
能フラグは付加されない。
【0044】図11は、第2の実施形態において、図1
に示した編集装置50がデータ記録・再生装置1の制御
系10に対して出力する編集データと、図9(B),
(C)に示したレコードエントリと編集データとに基づ
いて生成される再生エントリを例示する図である。編集
装置50(図1)は、第1の実施形態においてと同様
に、第2の実施形態においても、例えば図11(A)に
示す編集データを制御系10の外部IF回路100に対
して出力する。この編集データは、素材データAの10
ブロック目から50ブロックの範囲に含まれる部分(部
分データ)、および、素材データBの20ブロック目か
ら60ブロックの範囲に含まれる部分データが、この順
番に編集結果データXに含まれることを示している。
【0045】制御系10のマイクロプロセッサ回路10
2は、編集装置50から受けた編集データ(図11
(A))とレコードエントリ(図9(A),(B))と
に基づいて、図11(B)に示すファイル名Xと、最初
の再生エントリを示すリンクデータ(ファイルエント
リ)をRAM回路106に記憶する。さらに、マイクロ
プロセッサ回路102は、それぞれハードディスクアレ
イ装置30の記録媒体の記録領域の先頭の180ブロッ
ク目から50ブロック、100ブロック目から30ブロ
ックおよび230ブロック目から30ブロックに、素材
データA,Bに含まれる部分データが記録されているこ
とを示す記録領域データ(再生エントリ)を生成し、削
除可能フラグの値をOFFにして付加してRAM回路1
06に記憶する。再生エントリを生成したマイクロプロ
セッサ回路102は、再生エントリにより参照されてい
る音声・映像データ(素材データ)のレコードエントリ
の値をONにして、これらの記録領域データをハードデ
ィスクアレイ装置30の記録媒体の所定の記録領域に記
録する。
【0046】第1の実施形態に示したように、編集デー
タをそのままRAM回路106に記憶しておき、再生時
に部分データの記録領域を算出するのに比べて、第2の
実施形態で示したように、予め図11(B)に示したリ
ンクト・リストの形式で再生エントリを生成し、RAM
回路106に記憶しておくと、再生時の部分データの記
録領域の算出が不要になり、迅速に編集結果データと同
じ内容の音声・映像データを再生することができる。
【0047】図11(B)に例示したように、部分デー
タが3つのブロックに分かれる程度の場合には、再生時
の部分データの記録領域の算出処理時間は特に再生の妨
げにはならないが、部分データの分割数が多くなればな
るほど算出処理時間は増大し、再生の妨げとなる可能性
が大きくなる。従って、多くの部分データを含む編集結
果データの編集データが編集装置50から制御系10に
入力された場合に、予め再生エントリを生成しておくメ
リットが大きくなる。
【0048】以下、第2の実施形態におけるデータ記録
・再生装置1の動作を、レコードエントリおよび再生エ
ントリの生成処理を中心に説明する。なお、上述のよう
に、第2の実施形態における記録系20、ハードディス
クアレイ装置30、再生系40および編集装置50の動
作は第1の実施形態で説明した通りであり、第2の実施
形態における制御系10の処理内容(具体的にはROM
回路104の記憶内容)のみが第1の実施形態と異なっ
ている。
【0049】まず、データ記録・再生装置1 まず、デ
ータ記録・再生装置1が外部から入力された音声・映像
信号をハードディスクアレイ装置30に記録する動作
を、図9(A)に示した音声・映像データAを記録する
場合を例に説明する。図12は、第2の実施形態におい
て、図2に示した制御系10のマイクロプロセッサ回路
102が外部から入力された音声・映像データをハード
ディスクアレイ装置30に記録する際の処理を示すフロ
ーチャートである。図13は、第2の実施形態におい
て、図2に示した制御系10のマイクロプロセッサ回路
102が外部から入力された音声・映像データをハード
ディスクアレイ装置30に記録する際の編集装置50と
制御系10との間の信号シーケンス図である。
【0050】図12および図13に示すように、ステッ
プ102(ST102)において、編集装置50(図
1)は制御系10(図2)に対して、ファイル名(A)
およびデータ長(60ブロック)等の所定のデータを含
み、音声・映像データのレコードエントリ等を作成させ
る命令(OPEN_RECコマンド)を制御系10に対
して出力する。制御系10は、このOPEN_RECコ
マンドを受信する。
【0051】ステップ104(ST104)において、
制御系10のマイクロプロセッサ回路102は、ファイ
ルエントリ(File Entry)(図9(B),(C)および図
10(B))およびその他のデータ(図10(A))を
生成し、RAM回路106に記憶し、さらに、ハードデ
ィスクアレイ装置30の記録媒体の所定の記録領域に記
録する。ステップ106(ST106)において、制御
系10のマイクロプロセッサ回路102は、RAM回路
106に記憶されているフリースペースリストを解析
し、記録のための領域を確保する。
【0052】ステップ108(ST108)において、
制御系10のマイクロプロセッサ回路102は、OPE
N_RECコマンドに含まれるファイル名等のデータに
基づいて、レコードエントリ(図9(B))を生成し、
RAM回路106に記録し、ハードディスクアレイ装置
30に記録する。ステップ110(ST110)におい
て、制御系10のマイクロプロセッサ回路102は、フ
ァイルハンドル(図10(A);File Handle )を生成
し、RAM回路106に記憶し、ハードディスクアレイ
装置30に記録する。
【0053】ステップ112(ST112)において、
編集装置50は制御系10に対して、音声・映像データ
Aの記録を開始させる命令(RECコマンド)を出力す
る。制御系10のマイクロプロセッサ回路102は、こ
のRECコマンドを受信する。ステップ114(ST1
14)において、RECコマンドを受けた制御系10の
マイクロプロセッサ回路102は、記録系20を制御
し、外部機器から入力される音声・映像データをハード
ディスクアレイ装置30に記録させる。
【0054】ステップ116(ST116)において、
編集装置50は制御系10に対して、音声・映像データ
Aの記録を終了させる命令(STOPコマンド)を出力
する。制御系10は、このSTOPコマンドを受信す
る。ステップ118(ST118)において、STOP
コマンドを受けた制御系10のマイクロプロセッサ回路
102は、記録系20を制御し、音声・映像データAの
記録を中止する。
【0055】ステップ120(ST120)において、
編集装置50は制御系10に対して、レコードエントリ
およびフリースペースリストを修正(更新)させる命令
(CLOSEコマンド)を出力する。制御系10のマイ
クロプロセッサ回路102は、このCLOSEコマンド
を受信する。ステップ122(ST122)およびステ
ップ124(ST124)において、制御系10のマイ
クロプロセッサ回路102は、レコードエントリおよび
フリースペースリストを更新する。
【0056】次に、データ記録・再生装置1がハードデ
ィスクアレイ装置30に記録されている音声・映像信号
を再生して出力する動作を、図9(A)に示した音声・
映像データAを記録する場合を例に説明する。図14
は、第2の実施形態において、図2に示した制御系10
のマイクロプロセッサ回路102が音声・映像データを
再生する際の処理を示すフローチャートである。図15
は、第2の実施形態において、図2に示した制御系10
のマイクロプロセッサ回路102が音声・映像データを
再生する際の処理を示す信号シーケンス図である。
【0057】ステップ202(ST202)において、
編集装置50は、ファイル名(A)のデータ等を含む音
声・映像データの再生の準備をさせる命令(OPEN_
PLAYコマンド)を制御系10に対して出力する。制
御系10のマイクロプロセッサ回路102は、このOP
EN_PLAYコマンドを受信する。
【0058】ステップ204(ST204)およびステ
ップ206(ST206)において、制御系10のマイ
クロプロセッサ回路102は、RAM回路106(図
2)に記憶されているファイルエントリを検索し、検索
結果に基づいて音声・映像データAのレコードエントリ
を獲得する。ステップ208(ST208)において、
制御系10はファイルハンドルを生成し、RAM回路1
06に記録する。ステップ210(ST210)におい
て、編集装置50は制御系10に対して音声・映像デー
タAの再生を開始させる命令(PLAYコマンド)を出
力する。制御系10のマイクロプロセッサ回路102
は、このPLAYコマンドを受信する。
【0059】ステップ212(ST212)において、
制御系10のマイクロプロセッサ回路102は、再生系
40を制御し、ハードディスクアレイ装置30に記録さ
れている音声・映像データAを再生して編集装置50に
対して出力し、さらに、音声・映像データAのレコード
エントリを編集装置50に対して出力する。ステップ2
14(ST214)において、編集装置50は、音声・
映像データAの再生を中止させる命令(STOPコマン
ド)を制御系10に対して出力する。制御系10は、こ
のSTOPコマンドを受信する。
【0060】ステップ216(ST216)において、
制御系10は記録系20を制御して音声・映像データA
の再生を中止させる。ステップ218(ST218)に
おいて、編集装置50は制御系10に対して、レコード
エントリおよびフリースペースリストを修正(更新)さ
せる命令(CLOSEコマンド)を出力する。制御系1
0は、このCLOSEコマンドを受信し、再生していた
音声・映像データAのファイルを閉じる。
【0061】以下、編集データ(VFL;Virtual File
List )に基づいて、素材データの中から部分データの
みを組み合わせて再生し、編集結果データと同じ内容の
音声・映像データを再生するために用いられる再生エン
トリを生成する際のデータ記録・再生装置1の動作を、
編集結果データX(図11(B)に示した再生エント
リ)の場合を例に説明する。図16は、第2の実施形態
において、図2に示した制御系10のマイクロプロセッ
サ回路102が再生エントリ(図11(B))に基づい
て、音声・映像データを再生する際の処理を示すフロー
チャートである。
【0062】図16に示すように、ステップ402(S
T402)において、編集装置50は、編集データを含
み、編集データを制御系10に受信させる命令(VFL
_DOWNLOADコマンド)を制御系10に対して出
力する。制御系10は、このVFL_DOWNLOAD
コマンドを受信する。ステップ404(ST404)お
よびステップ406(ST406)において、制御系1
0は受信した編集データおよび音声・映像データA,B
のレコードエントリ(図9(B),(C))を解析し、
編集結果データXの再生エントリおよびそのファイルエ
ントリ(図11(B))を生成し、RAM回路106に
記憶し、さらに、ハードディスクアレイ装置30の所定
の記録領域に記録する。
【0063】ステップ408(ST408)において、
編集装置50は、再生エントリに基づいて部分データを
組み合わせ、編集結果データと同内容の音声・映像デー
タを再生する準備を行わせる命令(VFL_OPENコ
マンド)を制御系10に対して出力する。制御系10
は、このVFL_OPENコマンドを受信する。ステッ
プ410(ST410)において、制御系10のマイク
ロプロセッサ回路102は、RAM回路106に記憶さ
れている編集結果データXの再生エントリを検索する。
なお、この際、編集結果データXの再生エントリは、音
声・映像データA,Bと全く同等に取り扱われる。
【0064】ステップ412(ST412)において、
制御系10のマイクロプロセッサ回路102は、ファイ
ルハンドルを生成する。ステップ414(ST414)
において、編集装置50は制御系10に対して上述した
PLAYコマンドを出力する。制御系10は、このPL
AYコマンドを受信する。ステップ416(ST41
6)において、制御系10のマイクロプロセッサ回路1
02は、再生系40を制御し、再生エントリに基づいて
部分データをハードディスクアレイ装置30から再生さ
せる。
【0065】ステップ418(ST418)において、
編集装置50は制御系10に対して上述したSTOPコ
マンドを出力する。制御系10は、このSTOPコマン
ドを受信する。ステップ420(ST420)におい
て、制御系10のマイクロプロセッサ回路102は、再
生系40を制御して部分データの再生を中止させる。ス
テップ424(ST424)において、編集装置50は
制御系10に対して上述したCLOSEコマンドを出力
する。制御系10は、このCLOSEコマンドを受信す
る。
【0066】次に、制御系10のマイクロプロセッサ回
路102(図2)が編集データから再生エントリを生成
する処理(図16中のST404)をさらに詳細に説明
する。図17は、第2の実施形態において、制御系10
のマイクロプロセッサ回路102(図2)が編集データ
から再生エントリを生成する処理を示すフローチャート
である。図18は、編集データ、レコードエントリおよ
び再生エントリを例示する図である。
【0067】図17に示すように、ステップ504(S
T504)において、マイクロプロセッサ回路102は
変数n,jの値を1にする。なお、変数nは素材データ
のレコードエントリのファイル名データ(図18
(B))の検索に用いられ、変数jは再生エントリ(図
18(C))に含まれる部分データの検索に用いられ
る。
【0068】ステップ550(ST550)において、
編集データ(図18(A))のファイル名データ(FILE
(n)) 、再生開始位置データ(START(n))および再生終了
位置データ(END(n))から、再生エントリを生成する。詳
細は、ステップ552(ST562)に示す通りであ
る。ステップ552(ST552)において、制御系1
0のマイクロプロセッサ回路102は、再生開始位置デ
ータ(START(n))が存在する素材データのレコードエント
リ(RE(n)) を検索して求める。ステップ554(ST5
54)において、制御系10のマイクロプロセッサ回路
102は、再生終了位置データ(END(n))が存在する素材
データのレコードエントリ(RE(n)) を検索して求める。
【0069】ステップ556(ST556)において、
制御系10のマイクロプロセッサ回路102は、変数i
を数値isとする。なお、変数iは、レコードエントリ
に含まれるデータの検索に用いられる。ステップ558
(ST558)において、制御系10のマイクロプロセ
ッサ回路102は、編集結果データXの再生エントリ(R
E(j)) を生成する。
【0070】ステップ560(ST560)において、
制御系10のマイクロプロセッサ回路102は、変数i
の値が数値ieであるか否かを判断する。なお、数値i
eは再生エントリ(RE(j)) の数を示す。変数iの値が数
値ieである場合にはST562の処理に進み、数値i
eでない場合にはST564の処理に進む。ステップ5
62(ST562)において、制御系10のマイクロプ
ロセッサ回路102は、変数jに数値1を加算し(イン
クリメントし)、ST506の処理に進む。
【0071】ステップ564(ST564)において、
制御系10のマイクロプロセッサ回路102は、変数
i,jをインクリメントし、ST558の処理に進む。
ステップ506(ST506)において、制御系10の
マイクロプロセッサ回路102は、変数nの値が数値e
ndであるか否かを判断する。なお、数値endは素材
データの数を示す。変数nが数値endである場合には
処理を終了し、数値endでない場合にはST508の
処理に進む。ステップ508(ST508)において、
制御系10のマイクロプロセッサ回路102は、変数n
をインクリメントしてST550(ST552)の処理
に進む。
【0072】以下、音声・映像データ(素材データ)の
レコードエントリおよび編集結果データの再生エントリ
の削除、および、フリースペーリストの更新の際の制御
系10の処理を説明する。編集装置50から音声・映像
データの削除をさせる命令を受けた制御系10のマイク
ロプロセッサ回路102は、レコードエントリを検索
し、削除可能フラグの値がONのもののみを削除し、削
除したレコードエントリが示すハードディスクアレイ装
置30の記録領域をフリースペースリストに加える。マ
イクロプロセッサ回路102は、削除可能フラグの値が
OFFであるレコードエントリを削除しない。
【0073】なお、編集装置50から再生エントリの削
除をさせる命令を受けた制御系10のマイクロプロセッ
サ回路102は、再生エントリを検索し、削除可能フラ
グの値がONであることを確認して削除する。再生エン
トリの削除可能フラグの値は、上述のようにOFFであ
るため、再生エントリが参照する素材データ(部分デー
タ)は通常、編集装置50からの削除命令により削除さ
れない。
【0074】以上第2の実施形態において述べたように
制御系10の処理内容を変更することにより、編集結果
データをハードディスクアレイ装置30に記録する必要
なく、編集結果データと同じ内容の音声・映像データを
再生することができる。しかも、予め再生エントリを生
成し、この再生エントリに基づい上記再生を行うた
め、第1の実施形態に示した部分データの記録領域算出
のための処理時間が不要となる。従って、この記録領域
算出のための処理時間が再生の妨げとなることはない。
【0075】しかも、第2の実施形態に示した再生エン
トリの生成処理は、RAM回路106の記憶内容を書き
換えるだけで、第1の実施形態に示したデータ記録・再
生装置1のハードウェアに何らの変更も加える必要がな
い。また、記録領域データの削除処理に、削除可能フラ
グによる制限を加えているので、再生エントリにより参
照されている素材データを不用意に削除してしまう不具
合が発生しない。
【0076】なお、発明に係るデータ記録・再生装置1
は、2つの素材データから再生エントリを生成するだけ
でなく、例えば、図19に示すように、3つ以上の素材
データ(図19(A))の部分データ(図19(B))
を組み合わせて、編集結果データと同じ内容の音声・映
像データを再生するための再生エントリを生成すること
ができることは言うまでもない。
【0077】また、第2の実施形態に示した制御系10
のアルゴリズムおよび編集装置50と制御系との間の信
号シーケンスは例示であり、同一の機能および性能を実
現可能である限り、他のアルゴリズムおよび信号シーケ
ンスを採用することができる。また、第2の実施形態に
示したデータ記録・再生装置1も、第1の実施形態と同
様の変形を加えることが可能である。
【0078】第3実施形態 以下、本発明の第3の実施形態を説明する。図20は、
素材データA〜Dに対する編集処理の結果、生成される
音声・映像データ(編集結果データ)を例示する図であ
る。ただし、第3の実施形態においては、ハードディス
クアレイ装置30の記録媒体の1ブロックの記録容量
は、例えば1メガバイト(MB)である。図21は、第
2の実施形態に示した制御系10(図1)が編集装置5
0から受信した編集データに基づいて生成する、素材デ
ータA〜D(図20)のレコードエントリ、および、編
集結果データの再生エントリを示す図である。
【0079】例えば、編集装置50が、図20(A)に
示す素材データA〜Dそれぞれに含まれるデータ長40
ブロック、5ブロック、40ブロックおよび5ブロック
の部分データを編集処理し、図20(B)に示す編集結
果データを得た場合、データ記録・再生装置1の制御系
10には、図21(B)に示す編集データが編集装置5
0から入力される。この編集データ(図21(B))、
および、図21(A)に示す素材データA〜Dのレコー
ドエントリに基づいて、第2の実施形態に示したデータ
記録・再生装置1の制御系10が処理を行うと、図21
(C)に示す編集結果データXの再生エントリが得られ
る。
【0080】しかしながら、素材データB,Dの部分デ
ータ(部分データB,D)は5ブロックとデータ長が短
くなっている。このような編集結果データと同じ内容の
音声・映像データを再生する際には、部分データA,C
それぞれの最後の部分と、部分データB,Dそれぞれの
開始部分とが、ハードディスクアレイ装置30の記録媒
体上の離れた記録領域に記録されているため、部分デー
タB,Dの再生終了時にハードディスクアレイ装置30
の記録媒の離れた記録領域へのアクセスおよび回転待ち
が必要になる。一方、部分データB,Dは、それぞれ5
MBとデータ長が小さいため、アクセスおよび回転待ち
に要する時間内に、再生系40のバッファ回路402
(図8)がアンダーフローを起こす可能性がある。バッ
ファ回路402にアンダーフローが生じると、連続的な
再生が不可能になる。第3の実施形態におけるデータ記
録・再生装置1は、かかる問題を解決することを目的と
する。
【0081】図22は、第3の実施形態におけるデータ
記録・再生装置1の制御系10(図2)の処理内容を示
す図である。なお、図22(A)は図20(A)と同じ
である。データ長が、バッファ回路402のアンダーフ
ローを生じさせかねないほどに短い部分データを連続的
に再生するためには、第3の実施形態における制御系1
0は、編集装置50から受信した編集データ(図21
(B))を解析して、予め、短い部分データと、この短
い部分データをハードディスクアレイ装置30の記録媒
体の所定の記録領域に連続して記録しておき、バッファ
回路402にアンダーフローが生じないデータ長として
上述した不具合を回避している。
【0082】なお、第3の実施形態におけるデータ記録
・再生装置1の制御系10、記録系20、ハードディス
クアレイ装置30および再生系40の動作と、第2の実
施形態におけるデータ記録・再生装置1の記録系20、
ハードディスクアレイ装置30および再生系40の動
作、および、制御系10の素材データおよび部分データ
の管理以外の処理内容は同一である。
【0083】以下、具体例を挙げて、第3の実施形態に
おける制御系10の処理の概要を説明する。図20
(A)および図22(A)に示した、それぞれハードデ
ィスクアレイ装置30の記録媒体の100ブロック〜1
89ブロック、200ブロック〜269ブロック、30
0ブロック〜379ブロックおよび400ブロック〜4
69ブロックに記録されている素材データA〜Dの内、
図20(B)に示したように、それぞれ110ブロック
〜149ブロック(データ長40ブロック)、220ブ
ロック〜224ブロック(データ長5ブロック)、33
0ブロック〜369ブロック(データ長40ブロック)
および420ブロック〜424ブロック(データ長5ブ
ロック)が部分データA〜Dとして編集結果データに含
まれる。
【0084】例えば、バッファ回路402(図2)が、
データ長10ブロック以下の場合に、アンダーフローを
生じる可能性がある場合、部分データB,Dを再生する
際に連続再生ができなくなる可能性が生じる。一方、図
22(B)に示すように、部分データA,Cをデータ長
35ブロックの部分データA’,C’とデータ長5ブロ
ックの部分データa,cに分割しても、部分データA’
を再生する際には、支障なく連続再生が可能である。
【0085】この点を利用し、第3の実施形態における
制御系10は、記録系20を制御し、図22(C)に示
すように短い部分データB,Dに部分データa,cを前
置してデータ長10ブロックの部分データab,cdと
し、予め、ハードディスクアレイ装置30の記録媒体の
所定の記録領域(例えば1000ブロック〜2000ブ
ロック;コンパイル記録領域)に記録する。
【0086】さらに、図22(D)に示すように、部分
データA’,ab,C’,cdについて、第2の実施形
態と同じ再生エントリを生成し、RAM回路106に記
憶しておく。編集結果データ(図20(B))と同内容
の音声・映像データを再生する場合には、図22(D)
に示した再生エントリに基づいてハードディスクアレイ
装置30から部分データA’,ab,C’,cdを再生
することにより、第2の実施形態に示したデータ記録・
再生装置1の迅速な再生という効果の他に、連続的な再
生を保証するという効果を得ることができる。ただし、
図22(D)に示したように、コンパイル記録領域に記
録されている部分データの削除可能フラグの値をONと
し、その他の部分データの削除可能フラグの値をOFF
とする。削除可能フラグの値をこのようにする理由は、
コンパイル記録領域に記録されたデータを削除しても、
元の素材データはハードディスクアレイ装置30に記録
されているので、失われるないからである。
【0087】なお、部分データA,Cのデータ長が15
ブロック未満の場合には、部分データA,Cに部分デー
タB,Dを付加してコンパイル記録領域に記録し、再生
エントリを生成することにより、連続的な再生を保証す
ることができる。また、部分データA,Cと部分データ
B,Dとを加えても、それぞれ10ブロックに満たない
場合には、さらに部分データAの前の部分データ(図示
せず)を部分データA,Bに付加し、部分データDの後
の部分データ(図示せず)を部分データC,Dに付加
し、あるいは、部分データA〜Dの全てをコンパイル記
録領域に連続して記録する等により、連続的な再生を保
証することができる。
【0088】また、直前の部分データではなく、直後の
部分データの一部を短い部分データに付加しても同じ効
果を得ることができる。また、以上説明した短い部分デ
ータを、直前の部分データの一部または全部とコンパイ
ル記録領域に予め記録しておく処理を、第3の実施形態
においてはコンパイル処理と称する。
【0089】以下、第3の実施形態における制御系10
によるコンパイル処理の内容を詳細に説明する。図23
は、第3の実施形態においてデータ記録・再生装置1の
制御系10が行うコンパイル処理の内容を示すフローチ
ャートである。図24は、第3の実施形態においてデー
タ記録・再生装置1の制御系10が行うコンパイル処理
の内容をさらに詳細に示したフローチャートである。図
23(A)に示すように、ステップ602(ST60
2)において、編集装置50は、編集データを含み、編
集データを制御系10に受信させる命令(VFL_DO
WNLOADコマンド)を制御系10に対して出力す
る。制御系10は、このVFL_DOWNLOADコマ
ンドを受信する。ステップ604(ST604)および
ステップ606(ST606)において、制御系10の
マイクロプロセッサ回路102(図2)は、受信した編
集データおよび音声・映像データA,Bのレコードエン
トリ(図9(B),(C))を解析し、編集結果データ
Xの再生エントリ(図21(C))およびそのファイル
エントリ(図11(B))を生成し、RAM回路106
に記憶し、さらに、ハードディスクアレイ装置30の所
定の記録領域に記録する。
【0090】ステップ610(ST610)において、
制御系10のマイクロプロセッサ回路102は、図22
(B),(C)に示したコンパイル処理を行う。コンパ
イル処理の内容は、図23(B)に示すST612〜S
T618の通りである。ステップ612(ST612)
およびステップ614(ST614)(図24における
ST702〜ST708)において、制御系10のマイ
クロプロセッサ回路102は、再生エントリを検索し、
データ長が所定の値T(図22に示した例においては1
0ブロック)以下である部分データ、つまり、連続再生
不可能な部分データを検出する。データ長が所定の値T
以下の部分データが1つでもあり、コンパイル処理が必
要である場合にはST616の処理に進み、必要ない場
合には処理を終了する。
【0091】ステップ616(ST616)(図24に
おけるST714)において、制御系10のマイクロプ
ロセッサ回路102は、コンパイル処理に必要なハード
ディスクアレイ装置30の記録媒体の記録領域(コンパ
イル記録領域に(図22(C)))を確保する。なお、
コンパイル記録領域が固定的にハードディスクアレイ装
置30の記録媒体に設けられている場合には、ST61
6の処理は不要である。また、コンパイル記録領域が不
足した場合には、さらにコンパイル記録領域を拡大する
必要がある。
【0092】ステップ618(ST618)(図24に
おけるST716〜ST764)において、制御系10
のマイクロプロセッサ回路102は、図22(C)に示
したように、連続再生不可能な部分データの前後の部分
データの一部をコンパイル記録領域に連続的に記録して
データを上記T以上とする。さらに、制御系10のマ
イクロプロセッサ回路102は、コンパイル後の部分デ
ータに基づいて、再生エントリ(図22(D))を改め
て作成し、RAM回路106に記憶し、ハードディスク
アレイ装置30の記録媒体の所定の記録領域に記録す
る。なお、制御系10のマイクロプロセッサ回路102
は、コンパイル記録領域についても、フリースペースリ
スト(図9(D))を用いた空き記録領域の管理、およ
び、記録領域の獲得処理を行う。
【0093】なお、図24に示したフローチャートにお
いては、再生エントリR(k)内のデータb(k),s
(j)は図25に示すように定義され、変数Z,s
(k)は、図26に示すように定義される。つまり、図
24内のST740における変数Zは、図26(A)に
示すように、短い部分データ(図20(B))に加えて
データ長T以上のデータとするために、短い部分データ
の直前の部分データから取り去られるデータのデータ長
を示す。また、図24内のST756における数値s
(k)−T−Xは、図26(B)に示すように、短い部
分データ(図20(B))に加えてデータ長T以上のデ
ータとするために、短い部分データの直後の部分データ
から取り去られるデータのデータ長を示す。
【0094】以上のように生成された再生エントリに基
づいて、第2の実施形態において図16に示した処理を
行うことにより、第3の実施形態に示したデータ記録・
再生装置1は、第2の実施形態に示したデータ記録・再
生装置1と同様に迅速に、しかも、確実に編集結果デー
タと同じ音声・映像データを連続的に再生することがで
きる。
【0095】以上説明したように、第3の実施形態に示
したデータ記録・再生装置1によれば、いかなる長さの
部分データを組み合わせて編集結果データと同じ内容の
音声・映像データを再生する場合も、再生した音声・映
像データの連続性が損なわれることがない。しかも、第
3の実施形態に示したデータ記録・再生装置1を実現す
るためには、第1の実施形態および第2の実施形態に示
したデータ記録・再生装置1の制御系10のROM回路
104の記憶内容を変更すればよく、ハードウェア的な
変更は全く必要ない。なお、第3の実施形態に示したデ
ータ記録・再生装置1に対しても、第1の実施形態およ
び第2の実施形態に示したデータ記録・再生装置1に対
してと同様な変形が可能である。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ハードディスクおよび光磁気ディスク(MOディスク;
Magnetic-Optical Disc )等のランダムアクセス可能な
記録媒体に、音声・映像データなどの大量のデータを、
効率よい管理情報を用いて、高速にアクセス可能な状態
で記録しまた再生するデータ記録再生装置およびデータ
記録再生方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデータ記録・再生装置の構成を示
す図である。
【図2】図1に示した制御系の構成を示す図である。
【図3】(A)〜(D)は、第1の実施形態において、
音声・映像データA,Bが、図1に示したハードディス
クアレイ装置の記録媒体において占める記録領域および
記録領域データ(第1の記録領域データ)を例示する図
である。
【図4】(A)〜(C)は、第1の実施形態において、
図2に示したマイクロプロセッサ回路がRAM回路に記
憶する記録領域データの内容を例示する図である。
【図5】第1の実施形態において、図1に示した編集装
置が制御系に対して出力する編集データの内容を例示す
る図である。
【図6】第1の実施形態において、図1に示した編集装
置が制御系に対して出力する編集データの内容を例示す
る図である。
【図7】図1に示した記録系の構成を示す図である。
【図8】図1に示した再生系の構成を示す図である。
【図9】(A)〜(D)は、第2の実施形態において、
素材データA,Bが、図1に示したハードディスクアレ
イ装置の記録媒体において占める記録領域および素材デ
ータの記録領域データ(第1の記録領域データ)を例示
する図である。
【図10】(A)〜(C)は、第2の実施形態におい
て、図2に示したマイクロプロセッサ回路がRAM回路
に記憶する素材データの記録領域データの内容を例示す
る図である。
【図11】(A),(B)は、第2の実施形態におい
て、図1に示した編集装置がデータ記録・再生装置の制
御系10に対して出力する編集データと、図9に示した
レコードエントリと編集データとに基づいて生成される
再生エントリを例示する図である。
【図12】第2の実施形態において、図2に示した制御
系のマイクロプロセッサ回路が外部から入力された音声
・映像データをハードディスクアレイ装置に記録する際
の処理を示すフローチャートである。
【図13】第2の実施形態において、図2に示した制御
系のマイクロプロセッサ回路が外部から入力された音声
・映像データをハードディスクアレイ装置に記録する際
の編集装置と制御系との間の信号シーケンス図である。
【図14】第2の実施形態において、図2に示した制御
系のマイクロプロセッサ回路が音声・映像データを再生
する際の処理を示すフローチャートである。
【図15】第2の実施形態において、図2に示した制御
系のマイクロプロセッサ回路が音声・映像データを再生
する際の処理を示す信号シーケンス図である。
【図16】第2の実施形態において、図2に示した制御
系のマイクロプロセッサ回路が再生エントリ(図11
(B))に基づいて、音声・映像データを再生する際の
処理を示すフローチャートである。
【図17】(A),(B)は、第2の実施形態におい
て、図2に示した制御系のマイクロプロセッサ回路が編
集データから再生エントリを生成する処理を示すフロー
チャートである。
【図18】(A)〜(C)は、編集データ、レコードエ
ントリおよび再生エントリを例示する図である。
【図19】(A),(B)は、図1に示したデータ記録
・再生装置が、3つ以上の素材データの部分データを組
み合わせて、編集結果データと同じ内容の音声・映像デ
ータを再生する処理を示す図である。
【図20】(A),(B)は、素材データA〜Dに対す
る編集処理の結果、生成される音声・映像データを例示
する図である。
【図21】(A)〜(C)は、第2の実施形態に示した
制御系が編集装置から受信した編集データに基づいて生
成する、素材データA〜Dのレコードエントリ、およ
び、編集結果データの再生エントリを示す図である。
【図22】(A)〜(D)は、第3の実施形態における
データ記録・再生装置の制御系(図2)の処理内容を示
す図である。
【図23】第3の実施形態においてデータ記録・再生装
置の制御系が行うコンパイル処理の内容を示すフローチ
ャートである。
【図24】第3の実施形態においてデータ記録・再生装
置の制御系が行うコンパイル処理の内容をさらに詳細に
示したフローチャートである。
【図25】図24に示したフローチャートにおいて、再
生エントリR(k)内のデータb(k),s(j)を定
義する図である。
【図26】(A),(B)は、図24に示したST74
0の処理における変数Zと、図24に示したST756
の処理における数値s(k)−T−Xを定義する図であ
る。
【符号の説明】 1…データ記録・再生装置、10…制御系、100…外
部IF回路、102…マイクロプロセッサ回路、104
…ROM回路、106…RAM回路、108…バス、1
10,112…制御IF回路、20…記録系、200…
入力IF回路、202…エンコーダ回路、204…バッ
ファ回路、206…HDDIF回路、30…ハードディ
スクアレイ装置、40…再生系、400…HDDIF回
路、402…バッファ回路、406…デコーダ回路、4
08…出力IF回路、50…編集装置

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】映像データおよび音声データの両方または
    いずれか一方を含む素材データをランダムアクセス可能
    な記録媒体に記録し、該記録媒体から前記素材データを
    再生する記録再生手段と、 前記記録媒体に記録された前記素材データごとの、前記
    記録媒体における記録領域の先頭位置を示す先頭位置デ
    ータと、当該先頭位置からの前記記録領域の記録長を示
    す記録長データを有するレコードエントリ情報を記憶す
    る記憶手段とを有し、前記記憶手段は、前記記録媒体上の不連続な記録領域に
    前記素材データが記録されているとき、前記記録媒体上
    の連続した領域ごとに前記レコードエントリ情報を記憶
    し、 前記記録再生手段は、前記記憶手段に記憶された前記レ
    コードエントリ情報に基づいて、前記記録媒体に記録さ
    れた前記素材データを再生することを特徴とするデータ
    記録再生装置。
  2. 【請求項2】映像データおよび音声データの両方または
    いずれか一方を含む素材データをランダムアクセス可能
    な記録媒体に記録再生する記録再生手段と、 前記素材データに対する編集結果である編集結果データ
    に用いられる部分の記録されている記録媒体上における
    記録領域の先頭位置を示す先頭位置データと前記先頭位
    置からの当該記録領域の記録長を示す記録長データを有
    する再生エントリ情報を記憶する記憶手段とを有し、 前記記憶手段は、前記記録媒体上の不連続な記録領域に
    前記素材データが記録されているとき、前記記録媒体上
    の連続した領域ごとに再生エントリ情報を記憶し、前記
    記録再生手段は、前記再生エントリ情報に基づいて、前
    記素材データのうち前記部分に対応する部分データのみ
    を前記記録領域から再生し、編集結果と同じ内容の編集
    結果データを再生することを特徴とするデータ記録再生
    装置。
  3. 【請求項3】映像データおよび音声データの両方または
    いずれか一方を含む素材データをランダムアクセス可能
    な記録媒体に記録再生する記録再生手段と、 前記ランダムアクセス可能な記録媒体上における空き記
    録領域の先頭位置を示す先頭位置データと前記先頭位置
    からの当該記録領域の記録長を示す記録長データを有す
    るフリースペース情報を記憶する記憶手段とを有し、 前記記憶手段は、前記記録媒体上の不連続な記録領域に
    前記空き記録領域が記録されているとき、前記記録媒体
    上の連続した領域ごとに前記フリースペース情報を記憶
    することを特徴とするデータ記録再生装置。
  4. 【請求項4】前記記憶手段は、不連続な記録領域に対応
    する複数の前記情報であって関連するものをリンクリス
    ト形式で記録することを特徴とする請求項1〜3のいず
    れかに記載のデータ記録再生装置。
  5. 【請求項5】前記エントリ情報は、対応する部分の素材
    データの削除が可能なことを第1の値により表し、か
    つ、対応する部分の素材データの削除が可能でないこと
    を第2の値により表す識別フラグを更に有することを特
    徴とする請求項1又は2に記載のデータ記録再生装置。
  6. 【請求項6】映像データおよび音声データの両方または
    いずれか一方を含む素材データを、ランダムアクセス可
    能な記録媒体に記録する第1のステップと、前記素材データ ごとの、前記記録媒体における記録領域
    先頭位置を示す先頭位置データと前記先頭位置からの
    当該記録領域の記録長を示す記録長データとを有するレ
    コードエントリ情報を記憶手段に記憶する第2のステッ
    プと、前記記憶手段に記憶された上記レコードエントリ情報に
    基づいて、 前記記録媒体に記録された前記素材データ
    再生する第3のステップとを有し、前記第2のステップにおいて、前記記録媒体上の不連続
    な記録領域に前記素材データが記録されているとき、前
    記記録媒体上の連続した領域ごとに前記レコードエント
    リ情報を記憶する ことを特徴とする データ記録再生方
    法。
  7. 【請求項7】映像データおよび音声データの両方または
    いずれか一方を含む素材データをランダムアクセス可能
    な記録媒体に記録する第1のステップと、 前記素材データに対する編集結果である編集結果データ
    に用いられる部分の記録されている記録媒体上における
    記録領域の先頭位置を示す先頭位置データと前記先頭位
    置からの当該記録領域の記録長を示す記録長データを有
    する再生エントリ情報を記憶手段に記憶する第2のステ
    ップと、 前記記憶手段に記憶された前記再生エントリ情報に基づ
    いて、前記素材データのうち前記部分に対応する部分デ
    ータのみを前記記録領域から再生し、編集結果と同じ内
    容の編集結果データを再生する第3のステップとを有
    し、 前記第2のステップにおいて、前記記録媒体上の不連続
    な記録領域に前記素材データが記録されているとき、前
    記記録媒体上の連続した領域ごとに前記再生エントリ情
    報を記憶することを特徴とするデータ記録再生方法。
  8. 【請求項8】映像データおよび音声データの両方または
    いずれか一方を含む素材データをランダムアクセス可能
    な記録媒体に記録する第1のステップと、 前記ランダムアクセス可能な記録媒体上における空き記
    録領域の先頭位置を示す先頭位置データと前記先頭位置
    からの当該記録領域の記録長を示す記録長データを有す
    るフリースペース情報を記憶手段に記憶する第2のステ
    ップとを有し、 前記第2のステップは、前記記録媒体上の不連続な記録
    領域に前記空き記録領域が記録されているとき、前記記
    録媒体上の連続した領域ごとに前記フリースペース情報
    を記憶することを特徴とするデータ記録再生方法。
  9. 【請求項9】前記第2のステップにおいて、不連続な記
    録領域に対応する複数の前記情報であって関連するもの
    をリンクリスト形式で記録することを特徴とする請求項
    6〜8のいずれかに記載のデータ記録再生方法。
  10. 【請求項10】前記エントリ情報は、対応する部分の素
    材データの削除が可能なことを第1の値により表し、か
    つ、対応する部分の素材データの削除が可能でないこと
    を第2の値により表す識別フラグを更に有することを特
    徴とする請求項6又は7に記載のデータ記録再生方法。
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