JP2000352894A - 印刷装置における定着装置の離型剤塗布方法 - Google Patents

印刷装置における定着装置の離型剤塗布方法

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JP2000352894A
JP2000352894A JP11164558A JP16455899A JP2000352894A JP 2000352894 A JP2000352894 A JP 2000352894A JP 11164558 A JP11164558 A JP 11164558A JP 16455899 A JP16455899 A JP 16455899A JP 2000352894 A JP2000352894 A JP 2000352894A
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JP
Japan
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state
release agent
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heat roller
fixing device
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JP11164558A
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English (en)
Inventor
Akira Sawahata
昌 澤畑
Hideho Yokogawa
秀穂 横川
Hiroshi Ueno
浩 上野
Masahiro Mizuno
雅弘 水野
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Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】長時間のアクテイベイト状態が続いた場合で
も、熱ローラ表面のトナー離型性を低下させることな
く、また、熱ローラの耐久性を長期間にわたって確保す
ることが可能な印刷装置における定着装置の離型剤塗布
方法を提供する。 【解決手段】離型剤の塗布周期を、印刷待機状態である
第1状態と、印刷装置が印刷可能状態であって且つコン
トローラからの印刷命令を待っている状態である第2状
態と、印刷状態である第3状態とで切り替えるととも
に、前記第2状態における熱ローラへの離型剤供給量
を、前記第1状態よりも多く、第3状態よりも少ない量
に規制して供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷装置における
定着装置の離型剤塗布方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真プロセスを用いて画像を印刷す
る印刷装置の定着装置は、用紙上に形成されたトナー像
を熱ローラと該熱ローラに圧接した加圧ローラとで加熱
加圧して用紙上に定着するが、熱ローラとトナー像との
離型性を向上するために熱ローラ表面に離型剤を塗布さ
れるのが一般的である。また、一般的に熱ローラの表面
被覆層はフッ素樹脂やシリコーンゴムで構成される。印
刷の高画質化を実現するにはトナーを平らに押し潰すこ
となく、さらに用紙の凹凸に追従する必要があるが、熱
ローラの素管上にフッ素樹脂層を設けてなる熱ローラ
(以下、「ハードローラ」と呼ぶ。)の場合には表面が
比較的硬いため上述の様な高画質化を得るには適当では
ない。従って、この場合には素管上にシリコーンゴム層
を設けた熱ローラ(以下、「ソフトローラ」と呼ぶ。)
を採用することが好ましい。
【0003】しかし、ソフトローラは離型性が経時的に
低下してしまうため、塗布ローラの不織布中に離型剤を
含浸させ、また経時的に離経剤を供給してゆく必要があ
る。図3に定着装置に用いる離型剤の塗布機構の概略構
成を示す。離型剤1はタンク2よりポンプ3によって供
給される。ポンプ3で押し出された離型剤1は多数の穴
を有する離型剤吐出部4の穴から吐出される。吐出した
離型剤1は塗布ローラ5により掻き取られ、熱ローラ6
表面へ塗布される。
【0004】図2に印刷装置の定着装置に用いる離型剤
の供給量と印刷装置の状態との関係を示す。離型剤1
は、熱ローラ6表面へのトナー付着を防止するために印
刷時は多く供給されている。また、非印刷時は離型剤1
の供給をなくしてしまうと次の印刷時に熱ローラ6の表
面にトナーが付着してしまう。逆に多く供給すると熱ロ
ーラ6表面に離型剤1が含浸して行き、熱ローラ1の表
面被覆層の機械的強度を極端に低下させてしまい劣化を
進行させてしまうため離型剤が垂れない程度に極微量を
供給している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】印刷装置が印刷可能状
態で且つコントローラからの印刷命令を待っている状態
(以下、「アクテイベイト状態」と称する。)はコント
ローラからの信号により印刷状態と印刷待機状態(以
下、「ドーマント状態」と称する。)とに切り替わる。
アクテイベイト状態は長時間継続することもある。そこ
で、従来の定着装置の離型剤供給装置の離型剤塗布周期
は、印刷状態とドーマント状態との2段階で切り替えて
おり、アクテイベイト状態では離型剤の熱ローラへの供
給は行なわれていなかった。このため、間欠印刷を行っ
た場合は熱ローラ表面が乾いた状態で長時間続いてしま
うため、熱ローラのトナー離型性および耐久性が極端に
落ちてしまい用紙が熱ローラ表面へ巻き付いてしまう等
の問題が発生していた。
【0006】本発明の目的は、長時間のアクテイベイト
状態が続いた場合でも、熱ローラ表面のトナー離型性を
低下させることなく、また、熱ローラの耐久性を長期間
にわたって確保することが可能な印刷装置における定着
装置の離型剤塗布方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、離型剤を
塗布しながら用いる熱ローラを備えた印刷装置における
定着装置の離型剤塗布方法において、前記離型剤の塗布
周期を、印刷待機状態である第1状態と、印刷装置が印
刷可能状態であって且つコントローラからの印刷命令を
待っている状態である第2状態と、印刷状態である第3
状態とで切り替えるとともに、前記第2状態における熱
ローラへの離型剤供給量を、前記第1状態よりも多く、
第3状態よりも少ない量に規制して供給することにより
達成される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面を
用いて説明する。なお、定着装置の構成は図3に示した
ものと同等であるからその説明は省略する。図1に本発
明における離型剤の供給量と印刷装置の状態との関係を
示す。本発明の離型剤塗布周期は、アクテイベイト状態
でも離型剤1の熱ローラ6への供給を行ない、離型剤1
の塗布周期を非印刷状態で離型剤が垂れない様なぎりぎ
りの値に設定し、ドーマント状態の塗布周期よりも短く
し(吐出量を多くする)、印刷状態の塗布周期より長く
する(吐出量を少なくする)。
【0009】
【発明の効果】以上述べた様に本発明によれば、アクテ
イベイト状態でも独立した離型剤塗布周期が設定されて
いるため、長時間のアクテイベイト状態が続いた場合で
も熱ローラ表面のトナー離型性を低下されることなく、
また、熱ローラの耐久性を長期間にわたって確保するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における離型剤供給量と印刷装置の状態
との関係を示す説明図。
【図2】従来技術における離型剤供給量と印刷装置の状
態との関係を示す説明図。
【図3】定着装置の概略構成図。
【符号の説明】
1…離型剤、2…タンク、3…ポンプ、4…離型剤吐出
部、5…塗布ローラ、6…熱ローラ、7…加圧ローラ、
8…用紙。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水野 雅弘 茨城県ひたちなか市武田1060番地 日立工 機株式会社内 Fターム(参考) 2H027 DA32 DA34 DA35 ED25 EF06 EF09 EF13 2H033 AA32 BA46 CA04 CA05 CA26

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】離型剤を塗布しながら用いる熱ローラを備
    えた印刷装置における定着装置の離型剤塗布方法におい
    て、前記離型剤の塗布周期を、印刷待機状態である第1
    状態と、印刷装置が印刷可能状態であって且つコントロ
    ーラからの印刷命令を待っている状態である第2状態
    と、印刷状態である第3状態とで切り替えるとともに、
    前記第2状態における熱ローラへの離型剤供給量を、前
    記第1状態よりも多く、第3状態よりも少ない量に規制
    して供給することを特徴とした印刷装置における定着装
    置の離型剤塗布方法。
JP11164558A 1999-06-11 1999-06-11 印刷装置における定着装置の離型剤塗布方法 Pending JP2000352894A (ja)

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