JP2647760B2 - 印字装置 - Google Patents
印字装置Info
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- JP2647760B2 JP2647760B2 JP18078291A JP18078291A JP2647760B2 JP 2647760 B2 JP2647760 B2 JP 2647760B2 JP 18078291 A JP18078291 A JP 18078291A JP 18078291 A JP18078291 A JP 18078291A JP 2647760 B2 JP2647760 B2 JP 2647760B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インク含浸体と転写ロ
ーラとの協働によりインクリボンへインクを転写補給す
るインクリボン装置を備えた印字装置に関する。
ーラとの協働によりインクリボンへインクを転写補給す
るインクリボン装置を備えた印字装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6に印字装置に使用される従来のイン
クリボン装置の概略構成を示す。同図において、1は装
置本体である。装置本体1には、インク含浸体2,転写
ローラ3およびインクリボン5等が収容されている。
クリボン装置の概略構成を示す。同図において、1は装
置本体である。装置本体1には、インク含浸体2,転写
ローラ3およびインクリボン5等が収容されている。
【0003】インク含浸体2には、インクが含浸されて
いる。また、転写ローラ3は、インク含浸体2にスプリ
ング等によって圧接されている。一方、インクリボン5
は、装置本体1より引き出されて印字部(所定個数のピ
ンを有する印字ヘッド17,プラテン6)に供給され、
印字ヘッド17の各ピンとの協働によりプラテン6に送
られてきた用紙に文字等が印字される。
いる。また、転写ローラ3は、インク含浸体2にスプリ
ング等によって圧接されている。一方、インクリボン5
は、装置本体1より引き出されて印字部(所定個数のピ
ンを有する印字ヘッド17,プラテン6)に供給され、
印字ヘッド17の各ピンとの協働によりプラテン6に送
られてきた用紙に文字等が印字される。
【0004】印字済みのインクリボン5部分は、巻取手
段を形成する駆動ギヤ8および従動ギヤ9により装置本
体1内に引き込まれ、転写ローラ3と接触しつつ所定方
向に走行されて、インク含浸体2からのインクが転写補
給される。かくして、インクリボン5は、継ぎ目の無い
無端状のいわゆるシームレスリボンとされ、インク転写
補給しないファブリックリボンに対して、その長さは1
/10程度と短い(例えば、1.2m,1.8m)。
段を形成する駆動ギヤ8および従動ギヤ9により装置本
体1内に引き込まれ、転写ローラ3と接触しつつ所定方
向に走行されて、インク含浸体2からのインクが転写補
給される。かくして、インクリボン5は、継ぎ目の無い
無端状のいわゆるシームレスリボンとされ、インク転写
補給しないファブリックリボンに対して、その長さは1
/10程度と短い(例えば、1.2m,1.8m)。
【0005】ところで、印字数が増すほどに、インクリ
ボン5に転写補給されるインク量は、図7に示す如く、
減少する。これを放置すれば印字濃度が淡れ、限界濃度
DNG以下となれば印字不鮮明となる。かかる場合に、
その都度、インク含浸体2にインクを補充することは面
倒であり、また、衣類等を汚し取扱不便である。
ボン5に転写補給されるインク量は、図7に示す如く、
減少する。これを放置すれば印字濃度が淡れ、限界濃度
DNG以下となれば印字不鮮明となる。かかる場合に、
その都度、インク含浸体2にインクを補充することは面
倒であり、また、衣類等を汚し取扱不便である。
【0006】この解決策の一つとして、転写ローラ3の
インク含浸体2への圧接量を例えばバネ部材によって大
きくし、インクの転写補給量を増大するように構成した
インクリボン装置(例えば、特公昭63−40676号
公報)が提案されている。これによれば、図7に示す如
く、印字濃度が限界濃度DNGに接近する印字数Niに
おいて転写補給量を増大すればよい。
インク含浸体2への圧接量を例えばバネ部材によって大
きくし、インクの転写補給量を増大するように構成した
インクリボン装置(例えば、特公昭63−40676号
公報)が提案されている。これによれば、図7に示す如
く、印字濃度が限界濃度DNGに接近する印字数Niに
おいて転写補給量を増大すればよい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、同図の
2点鎖線aに示す如く、高密度印字したインクリボン5
の一部分のインク消費量は、他の部分に比較して多量と
なる。このために、圧接量が高められたインク含浸体2
と転写ローラ3との間を1回通過させても、当該一部分
に転写補給されるインク量は十分とはいえない。したが
って、当該一部分を用いる印字は他の部分を用いて印字
したものより淡く、印字解明度のバラツキとして現われ
る。
2点鎖線aに示す如く、高密度印字したインクリボン5
の一部分のインク消費量は、他の部分に比較して多量と
なる。このために、圧接量が高められたインク含浸体2
と転写ローラ3との間を1回通過させても、当該一部分
に転写補給されるインク量は十分とはいえない。したが
って、当該一部分を用いる印字は他の部分を用いて印字
したものより淡く、印字解明度のバラツキとして現われ
る。
【0008】さらに、同図に2点鎖線bで示すように、
インクリボン5に含まれるインク量が少ない場合に高密
度印字された場合には、限界濃度DNG以下となり不鮮
明印字となってしまう。
インクリボン5に含まれるインク量が少ない場合に高密
度印字された場合には、限界濃度DNG以下となり不鮮
明印字となってしまう。
【0009】一方、インク含浸体2と転写ローラ3との
接圧量を増大させる構造だと、巻取手段(8,9)の負
荷が増大するので消費電力が大きくなる不利を招く。し
かも、巻取手段(8)の動力源がキャリア往復駆動用の
動力源(例えば、ステッピングモータ)と共用されてい
る場合には、キャリア自体の往復動に変化が生じ、新た
な印字鮮明度低下の要因となっている。
接圧量を増大させる構造だと、巻取手段(8,9)の負
荷が増大するので消費電力が大きくなる不利を招く。し
かも、巻取手段(8)の動力源がキャリア往復駆動用の
動力源(例えば、ステッピングモータ)と共用されてい
る場合には、キャリア自体の往復動に変化が生じ、新た
な印字鮮明度低下の要因となっている。
【0010】ここに、本発明の目的は、常に良好な印字
鮮明度を維持できる印字装置を提供することにある。
鮮明度を維持できる印字装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、常時印字動作
しているとは限らないとの印字装置の実際運用状態に着
目し、印字停止中にインクリボンを強制的に走行させる
ように構成し、前記目的を達成するものである。
しているとは限らないとの印字装置の実際運用状態に着
目し、印字停止中にインクリボンを強制的に走行させる
ように構成し、前記目的を達成するものである。
【0012】すなわち、本発明は、インク含浸体と転写
ローラとの協働によりインクリボンへインクを転写補給
するインクリボン装置を備えた印字装置において、強制
走行指令信号発生手段と、強制走行時間設定手段と、前
記インクリボンを強制的に走行させる強制走行手段と、
強制走行指令信号が入力されかつ印字動作中でないこと
を条件に該強制走行時間設定手段にセットされた設定時
間だけ該強制走行手段を駆動して前記インクリボンを強
制走行させる強制走行制御手段と、を設けたことを特徴
とする。
ローラとの協働によりインクリボンへインクを転写補給
するインクリボン装置を備えた印字装置において、強制
走行指令信号発生手段と、強制走行時間設定手段と、前
記インクリボンを強制的に走行させる強制走行手段と、
強制走行指令信号が入力されかつ印字動作中でないこと
を条件に該強制走行時間設定手段にセットされた設定時
間だけ該強制走行手段を駆動して前記インクリボンを強
制走行させる強制走行制御手段と、を設けたことを特徴
とする。
【0013】
【作用】かかる構成の本発明では、強制走行時間設定手
段に、例えばインクリボンが少なくとも1周するに要す
る時間を予めセットしておく。強制走行制御手段は、強
制走行指令信号発生手段から手動的あるいは自動的に発
生された強制走行指令信号が入力されかつ印字動作中で
ないことを確認すると、強制走行手段を設定時間だけ駆
動する。したがって、印字停止中にインクリボンへ常に
新たなインクが転写補給されるので、印字鮮明度を常に
一定かつ良好に維持できる。
段に、例えばインクリボンが少なくとも1周するに要す
る時間を予めセットしておく。強制走行制御手段は、強
制走行指令信号発生手段から手動的あるいは自動的に発
生された強制走行指令信号が入力されかつ印字動作中で
ないことを確認すると、強制走行手段を設定時間だけ駆
動する。したがって、印字停止中にインクリボンへ常に
新たなインクが転写補給されるので、印字鮮明度を常に
一定かつ良好に維持できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。 (第1実施例)本印字装置は、従来例(図6)と同じイ
ンクリボン装置1等を備え、かつ図1に示すように強制
走行指令信号発生手段(20)と強制走行時間設定手段
(13)と強制走行手段(8,9,19)と強制走行制
御手段(11,12)とを設け、印字停止中に強制走行
手段(19)を駆動してインクリボン5にインクを自動
的に転写補給するように構成されている。
する。 (第1実施例)本印字装置は、従来例(図6)と同じイ
ンクリボン装置1等を備え、かつ図1に示すように強制
走行指令信号発生手段(20)と強制走行時間設定手段
(13)と強制走行手段(8,9,19)と強制走行制
御手段(11,12)とを設け、印字停止中に強制走行
手段(19)を駆動してインクリボン5にインクを自動
的に転写補給するように構成されている。
【0015】ここに、強制走行時間設定手段,強制走行
手段,強制走行制御手段は、印字装置全体を駆動制御す
る図1に示す制御部10の構成要素とそれぞれの持つ機
能を兼用して構築したので、まず制御部10について説
明する。
手段,強制走行制御手段は、印字装置全体を駆動制御す
る図1に示す制御部10の構成要素とそれぞれの持つ機
能を兼用して構築したので、まず制御部10について説
明する。
【0016】図1において、制御部10は、演算,判
断,命令,実行等を司るCPU11、各種プログラムや
固定データを格納したROM12、各種データを一時記
憶するRAM13、キャラクタージェネレータとしての
EEPROM14、エンジン(17,18,19等)と
の接続をとるインターフェース16および印字データを
送信するホストコンピュータとの通信部15等を含み形
成されている。なお、リボンモータ19は、上記巻取手
段を形成する駆動ギヤ8を回転する動力源である。
断,命令,実行等を司るCPU11、各種プログラムや
固定データを格納したROM12、各種データを一時記
憶するRAM13、キャラクタージェネレータとしての
EEPROM14、エンジン(17,18,19等)と
の接続をとるインターフェース16および印字データを
送信するホストコンピュータとの通信部15等を含み形
成されている。なお、リボンモータ19は、上記巻取手
段を形成する駆動ギヤ8を回転する動力源である。
【0017】さて、強制走行指令信号発生手段は、強制
走行指令信号(図1に示す信号ROS)を発生する手段
で、この実施例ではボタンスイッチ20から形成されて
いる。
走行指令信号(図1に示す信号ROS)を発生する手段
で、この実施例ではボタンスイッチ20から形成されて
いる。
【0018】また、強制走行時間設定手段は、インクリ
ボン5を強制走行させる時間を設定する手段である。こ
の強制走行時間設定手段は、デジタルスイッチ等から形
成してもよいが、この実施例ではRAM13より形成し
ている。この設定時間(Ts)は、設定変更できるが、
インクリボン5が少なくとも1周できる時間(以上)と
すべきである。つまり、インクリボン5のいずれの部分
もインク含浸体2と転写ローラ3との間を1回は通過す
ることができるように設定する。
ボン5を強制走行させる時間を設定する手段である。こ
の強制走行時間設定手段は、デジタルスイッチ等から形
成してもよいが、この実施例ではRAM13より形成し
ている。この設定時間(Ts)は、設定変更できるが、
インクリボン5が少なくとも1周できる時間(以上)と
すべきである。つまり、インクリボン5のいずれの部分
もインク含浸体2と転写ローラ3との間を1回は通過す
ることができるように設定する。
【0019】したがって、インクリボン5の一部分が高
密度印字されインクが淡くなっていた場合でも、両者
2,3を通過させることにより他の部分と同様に適宜な
インク量を保有させられる。また、その一部分の両隣か
ら廻り込み当該一部分にインクを迅速に供給でき、かつ
インクリボン5の全長に亘って含有インク量をバラツキ
のない一定適量とすることができるわけである。
密度印字されインクが淡くなっていた場合でも、両者
2,3を通過させることにより他の部分と同様に適宜な
インク量を保有させられる。また、その一部分の両隣か
ら廻り込み当該一部分にインクを迅速に供給でき、かつ
インクリボン5の全長に亘って含有インク量をバラツキ
のない一定適量とすることができるわけである。
【0020】また、強制走行手段は、インクリボン5を
強制走行させる手段で、この実施例では、上記リボンモ
ータ19を含む巻取手段(8,9)を兼用した構成とさ
れている。つまり、リボンモータ19を回転させること
により、インクリボン5を強制的に走行できる。
強制走行させる手段で、この実施例では、上記リボンモ
ータ19を含む巻取手段(8,9)を兼用した構成とさ
れている。つまり、リボンモータ19を回転させること
により、インクリボン5を強制的に走行できる。
【0021】次に、強制走行制御手段は、強制走行指令
信号ROSが入力され、かつ印字動作中でないことを条
件に、設定時間(Ts)だけインクリボン5を強制走行
するように、強制走行手段(19)を駆動制御する手段
であり、図2,図3に示すプログラムを格納したROM
12とこれを実行させるCPU11とから形成されてい
る。
信号ROSが入力され、かつ印字動作中でないことを条
件に、設定時間(Ts)だけインクリボン5を強制走行
するように、強制走行手段(19)を駆動制御する手段
であり、図2,図3に示すプログラムを格納したROM
12とこれを実行させるCPU11とから形成されてい
る。
【0022】この実施例では、不鮮明印字の完全防止の
観点から、強制走行指令信号発生手段(20)を操作す
れば、何時でもインクリボン5を強制走行できるように
形成している。すなわち、強制走行指令信号ROSが入
力された場合に、印字装置を積極的にオフライン(図2
のST15)として、リボンモータ19を強制回転(S
T16)するように構成している。
観点から、強制走行指令信号発生手段(20)を操作す
れば、何時でもインクリボン5を強制走行できるように
形成している。すなわち、強制走行指令信号ROSが入
力された場合に、印字装置を積極的にオフライン(図2
のST15)として、リボンモータ19を強制回転(S
T16)するように構成している。
【0023】したがって、印字動作中に強制走行指令信
号ROSが入力されると、残りの印字データはRAM1
3に保存し、強制走行終了後にオンライン(図3のST
20)として、印字続行する(ST21)ものと形成さ
れている。
号ROSが入力されると、残りの印字データはRAM1
3に保存し、強制走行終了後にオンライン(図3のST
20)として、印字続行する(ST21)ものと形成さ
れている。
【0024】次に、第1実施例の作用を主に図2,図3
を参照して説明する。通常は、図2のST10,ST1
1で、ホストコンピュータからの印字データに基づく通
常印字をしている。
を参照して説明する。通常は、図2のST10,ST1
1で、ホストコンピュータからの印字データに基づく通
常印字をしている。
【0025】ここに、印字が淡くなって来るだろうと予
測する作業者が、例えば図4に示す印字数がN1となっ
た場合に、強制走行時間設定手段を形成するボタンスイ
ッチ20をON操作すると、強制走行指令信号ROSが
発生される(ST10のYES)。
測する作業者が、例えば図4に示す印字数がN1となっ
た場合に、強制走行時間設定手段を形成するボタンスイ
ッチ20をON操作すると、強制走行指令信号ROSが
発生される(ST10のYES)。
【0026】すると強制走行制御手段としてのCPU1
1は、RAM13に記憶されていたつまり強制走行時間
設定手段でセットされた設定時間Tsを読取る(ST1
2)。引続き、制御部10としてのCPU11は印字デ
ータの有無を判断する(ST13)。印字データ有と判
断すると、現在が印字動作中であるか否かを判断する
(ST14)。そして、印字動作中と判断すると、印字
データの残りを保存したままオフラインとする(ST1
5)。
1は、RAM13に記憶されていたつまり強制走行時間
設定手段でセットされた設定時間Tsを読取る(ST1
2)。引続き、制御部10としてのCPU11は印字デ
ータの有無を判断する(ST13)。印字データ有と判
断すると、現在が印字動作中であるか否かを判断する
(ST14)。そして、印字動作中と判断すると、印字
データの残りを保存したままオフラインとする(ST1
5)。
【0027】かくして、CPU11(強制走行制御手
段)は、強制走行指令信号ROSが入力されかつ印字動
作中でない(CPU11が印字動作停止…オフラインと
している。)ことを条件に、強制走行手段を形成するリ
ボンモータ19を先に読取った設定時間Tsだけ強制回
転させる(ST16,17)。なお、ST13またはS
T14でNO判断された場合は直ちに強制回転される。
段)は、強制走行指令信号ROSが入力されかつ印字動
作中でない(CPU11が印字動作停止…オフラインと
している。)ことを条件に、強制走行手段を形成するリ
ボンモータ19を先に読取った設定時間Tsだけ強制回
転させる(ST16,17)。なお、ST13またはS
T14でNO判断された場合は直ちに強制回転される。
【0028】ここに、設定時間Tsを、例えばインクリ
ボン5が2周(各部がインク含浸体2と転写ローラ3と
の間を2回通過)に要する時間としておけば、図4に点
線で示すようにインクリボン5の各部分に均一的にイン
クを含有増加させることができる。そして、設定時間T
sが経過する(ST17のYES)と、リボンモータ1
9を停止する(ST18)。
ボン5が2周(各部がインク含浸体2と転写ローラ3と
の間を2回通過)に要する時間としておけば、図4に点
線で示すようにインクリボン5の各部分に均一的にイン
クを含有増加させることができる。そして、設定時間T
sが経過する(ST17のYES)と、リボンモータ1
9を停止する(ST18)。
【0029】引続き、制御部10(CPU11)は、オ
ンラインに戻し、先に保存した印字データに基づき、印
字続行させる(ST19,20,21)。もっとも、印
字データの保存がないときは、印字動作は実行されな
い。いずれの場合にも、ST10に戻る。
ンラインに戻し、先に保存した印字データに基づき、印
字続行させる(ST19,20,21)。もっとも、印
字データの保存がないときは、印字動作は実行されな
い。いずれの場合にも、ST10に戻る。
【0030】しかして、この第1実施例によれば、イン
クリボン装置(1,2,3,5等)を備えた印字装置に
おいて、強制走行指令信号発生手段(20)と強制走行
時間設定手段(13)と強制走行手段(19,8,9)
と強制走行制御手段(11,12)とを設け、印字停止
中であれば何時でも設定時間Tsだけインクリボン5を
強制走行できる構成とされているので、インクリボン5
に常に適量のインクを含有できるから鮮明度を一定に保
持できる。
クリボン装置(1,2,3,5等)を備えた印字装置に
おいて、強制走行指令信号発生手段(20)と強制走行
時間設定手段(13)と強制走行手段(19,8,9)
と強制走行制御手段(11,12)とを設け、印字停止
中であれば何時でも設定時間Tsだけインクリボン5を
強制走行できる構成とされているので、インクリボン5
に常に適量のインクを含有できるから鮮明度を一定に保
持できる。
【0031】また、印字停止中にインクリボン5へイン
クを転写補給する構成であるから、印字作業にいささか
の支障を来たすことがないことはもとより、前出図7の
(2点鎖線部a,b)に示した高密度印字による部分的
淡れによる不鮮明印字という従来欠点を一掃できる。し
かも、巻取手段(8,9,19)の負荷を変動させる心
配がない。
クを転写補給する構成であるから、印字作業にいささか
の支障を来たすことがないことはもとより、前出図7の
(2点鎖線部a,b)に示した高密度印字による部分的
淡れによる不鮮明印字という従来欠点を一掃できる。し
かも、巻取手段(8,9,19)の負荷を変動させる心
配がない。
【0032】また、強制走行指令信号発生手段はボタン
スイッチ20から形成され、かつ制御部10(CPU1
1)が強制走行指令信号ROSが発生された場合にオフ
ラインとする構成とされているので、印字結果に不鮮明
度の劣悪化傾向が見られるとき等において、何時でも強
制走行できる。
スイッチ20から形成され、かつ制御部10(CPU1
1)が強制走行指令信号ROSが発生された場合にオフ
ラインとする構成とされているので、印字結果に不鮮明
度の劣悪化傾向が見られるとき等において、何時でも強
制走行できる。
【0033】(第2実施例)この第2実施例は、強制走
行指令信号発生手段をCPU11とROM12とから構
成し、印字動作中でないと判断した場合(図5のST3
0)に、作業者の手を煩わせることなく強制走行指令信
号(ROS)を発生し、強制走行制御手段(19)を自
動駆動するように形成している。したがって、この第2
実施例の構成は、図1からボタンスイッチ20を取除い
たものと同様に構築されている。
行指令信号発生手段をCPU11とROM12とから構
成し、印字動作中でないと判断した場合(図5のST3
0)に、作業者の手を煩わせることなく強制走行指令信
号(ROS)を発生し、強制走行制御手段(19)を自
動駆動するように形成している。したがって、この第2
実施例の構成は、図1からボタンスイッチ20を取除い
たものと同様に構築されている。
【0034】したがって、この実施例では、強制走行指
令信号発生手段を形成するCPU11が、印字停止中で
あることを確認する(図5のST30)と強制走行指令
信号(ROS)を発生し、続いて設定時間Tsを読取
り、この設定時間Tsだけリボンモータ19を強制回転
する(ST31,32,33)。そして、設定時間Ts
経過後に停止する(ST34)。
令信号発生手段を形成するCPU11が、印字停止中で
あることを確認する(図5のST30)と強制走行指令
信号(ROS)を発生し、続いて設定時間Tsを読取
り、この設定時間Tsだけリボンモータ19を強制回転
する(ST31,32,33)。そして、設定時間Ts
経過後に停止する(ST34)。
【0035】しかして、この第2実施例によれば、常に
所定の鮮明度を維持できる等の第1実施例の場合と同じ
作用効果を奏する他、さらに印字停止中に自動的に強制
走行させる構成であるから、比較的長時間に亘って連続
印字する場合や高密度印字の多い場合に好適である。
所定の鮮明度を維持できる等の第1実施例の場合と同じ
作用効果を奏する他、さらに印字停止中に自動的に強制
走行させる構成であるから、比較的長時間に亘って連続
印字する場合や高密度印字の多い場合に好適である。
【0036】なお、以上の第1および第2実施例では、
強制走行手段を駆動ギヤ8,従動ギヤ9,リボンモータ
19を含む巻取手段を兼用するものと構成されていた
が、この巻取手段(8,9)と別個としてもよい。ま
た、巻取手段(8,9)を兼用する場合において、駆動
ギヤ8の動力源はリボンモータ19でなくキャリアを往
復動させるキャリアモータ18を利用するものと形成し
ても実施できる。
強制走行手段を駆動ギヤ8,従動ギヤ9,リボンモータ
19を含む巻取手段を兼用するものと構成されていた
が、この巻取手段(8,9)と別個としてもよい。ま
た、巻取手段(8,9)を兼用する場合において、駆動
ギヤ8の動力源はリボンモータ19でなくキャリアを往
復動させるキャリアモータ18を利用するものと形成し
ても実施できる。
【0037】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、インク含
浸体,転写ローラ,インクリボンを含むインクリボン装
置を備えた印字装置において、強制走行指令信号発生手
段と強制走行時間設定手段と強制走行手段と強制走行制
御手段とを設け、印字動作していないことおよび強制走
行指令信号が入力されたことを条件としてインクリボン
を設定時間だけ強制走行させる構成であるから、高密度
印字部分のインク濃度低下による鮮明度バラツキ、限界
濃度以下の不良印字、巻取手段の負荷増大等の従来欠点
を一掃でき、常に鮮明で均一な高品質印字を行える。
浸体,転写ローラ,インクリボンを含むインクリボン装
置を備えた印字装置において、強制走行指令信号発生手
段と強制走行時間設定手段と強制走行手段と強制走行制
御手段とを設け、印字動作していないことおよび強制走
行指令信号が入力されたことを条件としてインクリボン
を設定時間だけ強制走行させる構成であるから、高密度
印字部分のインク濃度低下による鮮明度バラツキ、限界
濃度以下の不良印字、巻取手段の負荷増大等の従来欠点
を一掃でき、常に鮮明で均一な高品質印字を行える。
【図1】本発明の第1実施例を示す全体構成図である。
【図2】同じく、動作を説明するためのフローチャート
(1)である。
(1)である。
【図3】同じく、動作を説明するためのフローチャート
(2)である。
(2)である。
【図4】同じく、動作を説明するための図である。
【図5】第2実施例の動作を説明するためのフローチャ
ートである。
ートである。
【図6】インクリボン装置を説明するための図である。
【図7】従来例の問題点を説明するための図である。
1 装置本体 2 インク含浸体 3 転写ローラ 5 インクリボン 6 プラテン 8 駆動ギヤ(強制走行手段) 9 従動ギヤ(強制走行手段) 10 制御部 11 CPU(強制走行制御手段,強制走行指令信号発
生手段) 12 ROM(強制走行制御手段,強制走行指令信号発
生手段) 13 ROM(強制走行時間設定手段) 16 インターフェース 17 印字ヘッド 18 キャリアモータ 19 リボンモータ(強制走行手段) 20 ボタンスイッチ(強制走行指令信号発生手段) Ts 設定時間 ROS 強制走行指令信号
生手段) 12 ROM(強制走行制御手段,強制走行指令信号発
生手段) 13 ROM(強制走行時間設定手段) 16 インターフェース 17 印字ヘッド 18 キャリアモータ 19 リボンモータ(強制走行手段) 20 ボタンスイッチ(強制走行指令信号発生手段) Ts 設定時間 ROS 強制走行指令信号
Claims (1)
- 【請求項1】 インク含浸体と転写ローラとの協働によ
りインクリボンへインクを転写補給するインクリボン装
置を備えた印字装置において、 強制走行指令信号発生手段と、 強制走行時間設定手段と、 前記インクリボンを強制的に走行させる強制走行手段
と、 強制走行指令信号が入力されかつ印字動作中でないこと
を条件に該強制走行時間設定手段にセットされた設定時
間だけ該強制走行手段を駆動して前記インクリボンを強
制走行させる強制走行制御手段と、 を設けたことを特徴とする印字装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18078291A JP2647760B2 (ja) | 1991-07-22 | 1991-07-22 | 印字装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18078291A JP2647760B2 (ja) | 1991-07-22 | 1991-07-22 | 印字装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0524326A JPH0524326A (ja) | 1993-02-02 |
JP2647760B2 true JP2647760B2 (ja) | 1997-08-27 |
Family
ID=16089238
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18078291A Expired - Lifetime JP2647760B2 (ja) | 1991-07-22 | 1991-07-22 | 印字装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2647760B2 (ja) |
-
1991
- 1991-07-22 JP JP18078291A patent/JP2647760B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0524326A (ja) | 1993-02-02 |
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