JPH05147296A - インクリボン式記録装置 - Google Patents

インクリボン式記録装置

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JPH05147296A
JPH05147296A JP3342246A JP34224691A JPH05147296A JP H05147296 A JPH05147296 A JP H05147296A JP 3342246 A JP3342246 A JP 3342246A JP 34224691 A JP34224691 A JP 34224691A JP H05147296 A JPH05147296 A JP H05147296A
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JP
Japan
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printing
ribbon
ink ribbon
ratio
recording apparatus
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Pending
Application number
JP3342246A
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English (en)
Inventor
Yoshitaka Nose
佳孝 能勢
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マルチパスインクリボンを使用する場合、前
回印字までの累積黒率が一定割合を超えると、次回の印
字画質の低下が著しくなるという課題を解決する画質保
証機能を有した記録装置を実現する。 【構成】 マルチパスインクリボンを用いる記録装置に
おいて、リボン面に対する前回印字までの累積黒率をR
AM5の蓄積二値デ−タに基づいて演算し、当該リボン
面の累積黒率が一定の割合を超える場合は、次回の印字
動作を、インクリボンの未使用領域等に例示される累積
黒率が一定の割合以下のリボン面から行わせる印字制御
手段10を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマルチパスインクリボン
を用いるインクリボン式記録装置に関する。
【0002】
【従来技術とその課題】インクリボンを用いる現状の熱
転写型記録装置の問題点として、一般に普及しているシ
ングルパスのインクリボンを利用した場合、インクリボ
ンが一回の熱転写により使い捨てで消費されるため、ラ
ンニングコストが非常に割高につくことがある。
【0003】そこで、熱転写型ファクシミリ装置等に使
用するインクリボンとして、同一面を複数回反復して印
字可能なマルチパスインクリボンを利用することが提案
される。
【0004】その場合、解決すべき問題点として、1回
目と2回目以降との印字で印字濃度にバラツキを生じ、
特に2回目以降の印字で印字ムラや画質低下を生じやす
いことが指摘される。この原因については、マルチパス
インクリボンの特性として、熱転写条件が一様でも1回
目の印字と2回目以降との印字で印字濃度が変動するこ
とに加えて、リボン面に対する前回印字までの累積黒率
の大小が次回の印字濃度に影響を及ぼすことが考えられ
る。すなわち、同一リボン面に対する印字の累積黒率が
既に或る臨界的な割合を超えている場合は、マルチパス
インクリボンの許容印字回数の範囲内でも、インクの消
耗が激しく、次回印字での画質低下が著しくなり、画質
優先の用途には不都合を来たすことがある。
【0005】この現象は、例えばファクシミリ装置にお
いて、1回目の印字として黒率の高いハーフトーンモー
ドの受信原稿を記録した場合、2回目以降にマルチパス
印字された受信原稿等の画質低下が顕著に現われること
が、1つの典型例として挙げられる。
【0006】本発明は、マルチパスインクリボンを使用
する場合における上述した新たな課題を解決するため、
リボン面に対する前回印字までの累積黒率が一定割合を
超えると、同一リボン面に対するそれ以上のマルチパス
を自動的に回避する画質保証機能を有した記録装置を提
供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記の目的
を達成するための手段として、マルチパスインクリボン
を用いる記録装置において、リボン面に対する前回印字
までの累積黒率を演算し、当該リボン面の累積黒率が一
定の割合を超える場合は、次回の印字動作を、インクリ
ボンの未使用領域等に例示される累積黒率が一定の割合
以下のリボン面から行わせる印字制御手段を設けてい
る。
【0008】
【作用】この印字制御手段を設けたものであれば、リボ
ン面に対する前回印字までの累積黒率が逐次演算され
て、当該リボン面の累積黒率が一定割合を超えないとき
は所定の許容印字回数分だけ同一リボン面を反復して印
字に供する一方、累積黒率が既に一定割合を超えている
ときには、当該リボン面でのそれ以上の反復印字を回避
し、次回の印字動作を、未使用領域等の累積黒率が未だ
一定割合以下のリボン面から開始することになる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0010】まず、本発明が対象としているインクリボ
ン式記録装置の概要について説明する。図3は、一例と
してファクシミリ装置に搭載される熱転写型記録装置の
要部構造を図示し、プラテンローラ11とその上に圧接
されるサーマルヘッド(T/H)12との間に、リボン
パッケージ13から繰り出されるインクリボンRと記録
紙(普通紙)Pとが重ね合わせて図示矢印の方向に導通
され、サーマルヘッド12で記録紙Pに熱転写されたイ
ンクリボンRが、記録紙Pと分離されて巻取パッケージ
14に巻き取られるようになっている。
【0011】リボンパッケージ13と巻取パッケージ1
4とは、共に紙管15の上に捲回され、紙管15の両端
部をそれぞれ回転軸(図示せず)に取り付けて記録装置
にセットされる。記録装置は、プラテンローラ11、巻
取パッケージ14及びリボンパッケージ13の共通の駆
動源としてステッピングモータ20を備え、印字動作を
行う記録紙PとインクリボンRの繰出し時にはプラテン
ローラ11と巻取パッケージ14が正転方向(図示実線
矢印)に同調回転され、また後述するインクリボンRの
引戻し時にはリボンパッケージ13が逆転方向(図示点
線矢印)に回転される。
【0012】図4は、参考として、マルチパスインクリ
ボンを使用した場合の印字状況を図示している。ここに
おいて、マルチパスインクリボンはベースBの転写面に
インク(ワックス)Wを厚手に塗着し両面を耐熱層S、
Sで被覆したリボン構造を具備し、図示の一回目の印字
では、サーマルヘッド12の熱画像に対応して記録紙P
にインクWonが熱転写される一方、耐熱層Sが欠損した
インクリボンRの熱転写部Wout には、再度の印字に耐
えるインク層Wsが残存している。但し、一度熱転写さ
れた熱転写部Wout は、表面の耐熱層Sが欠損している
ため、二回目以降は印字条件が同じでも印字濃度は変動
し、濃くなる傾向にある。そのため、前回印字までの累
積黒率が高い領域では、サーマルヘッド12の熱転写条
件が一様であると、次回の印字でインクの消耗が激しく
なり、相対的に早期に印字ムラや画質不良を生じやすく
なる。
【0013】しかして、本発明に係るインクリボン式の
記録装置では、マルチパスインクリボンを使用する場合
での前述した既印字の黒率超過による2回目以降の画質
低下の問題を解決するため、リボン面に対する前回印字
までの累積黒率を演算し、当該リボン面の累積黒率が既
に予め設定される一定割合(例えば50%)を超えてい
る場合は、次回の印字動作を累積黒率が一定の割合以下
のリボン面から行わせる印字制御手段を設けている。
【0014】図1は、熱転写型ファクシミリ装置を例
に、記録装置に装置される印字制御手段10の実施例を
示している。同図において、1は装置の通信制御等を行
う主制御部(CPU)で、本発明に係る制御手段を兼ね
ている。主制御部1は、モデム2及びNCU3を介して
通信回線Lと接続されると共に、記憶装置として、適数
個のROM4及びRAM5を、また必要な制御出力装置
として、前記サーマルヘッド12と前記ステッピングモ
ータ20とを具備して構成されている。
【0015】図2は主制御部1により実行される印字制
御動作のフローチャートを示している。但し、この制御
例は、説明の便宜上、マルチパスインクリボンRとして
2回印字が可能なものを使用する場合を例示している。
また、この実施例では、インクリボンRをサーマルヘッ
ド12に対してマルチパスさせるためのリボン巻き戻し
手段として、リボンパッケージ13と巻取パッケージ1
4とを相互に入れ替えるインクリボンRの逆セットを行
うのではなく、1回目の印字終了後2回目の印字開始前
に、前記ステッピングモータ20を1回目の正転ステッ
プパルス数だけ逆転して、インクリボンRを1回目の印
字開始位置まで引き戻すリボン走行動作を行うことを前
提としている。
【0016】このフローによると、まずRAM5のカウ
ンターに記憶されているインクリボンRの走行位置情報
に基づいて、当該リボン面の印字回数が判別される(ス
テップ)。ステップで1回目の印字であることが判
別されると、ステップに進み、ROM4に記憶されて
いる1回目印字用の温度テーブルに基づいてサーマルヘ
ッド12の熱転写条件を制御しつつ印字動作を実行し、
処理を終了する。
【0017】一方、ステップで2回目の印字であるこ
とが判別されたときには、ステップへ進む。ステップ
では、当該リボン面の1回目の印字の黒率が演算さ
れ、1回目の印字黒率が予め設定されている或る臨界的
な割合A%(例えば50%)を超えているかどうか判別
される。この黒率の判定は、具体的には、例えばRAM
5に蓄積されている前回の印字画像のデータ(二値デー
タ)を抽出し、その比率を取ることにより簡単に演算さ
れる。
【0018】そして、ステップで1回目の印字黒率が
一定割合A%未満であることが判別されると、ステップ
へ進む。ステップでは、前述のように、インクリボ
ンRを1回目の印字開始位置まで引き戻した後、ROM
4に格納されている2回目印字用の温度テーブルに基づ
いてサーマルヘッド12の熱転写条件を制御しつつ印字
動作を実行して、処理を終了する。この際、ROM4に
黒率別に作成された複数の温度テーブルを用意してお
き、ステップで演算された1回目の印字黒率の割合に
応じて、サーマルヘッド12の熱転写条件を規定する温
度テーブルを個別に選択するようにすることもできる。
【0019】これに対し、ステップで1回目の印字黒
率が一定割合A%を超えることが判別されたときには、
ステップに進み、この場合には、2回目の印字動作を
1回目で使用したリボン面を回避して行わせる。具体的
には、上記の引戻し制御によるマルチパスを採用する場
合であれば、1回目の印字終了後、インクリボンRの引
戻し動作を行わず、1回目の印字終了位置からそのまま
2回目の印字動作が開始される。なお、このマルチパス
カット時の印字は、インクリボンRの未使用領域で行わ
れるため実質的には1回目の印字に相当し、印字条件の
設定や印字回数のカウント等については、1回目の印字
と見做して処理されることになる。
【0020】このように、本発明に係る印字制御手段1
0を設けたものであれば、リボン面に対する1回目の印
字黒率が逐次演算されて、当該リボン面の1回目の印字
黒率が一定割合A%を超えないときは、本来の2回パス
だけ同一リボン面を反復して印字に供する一方、1回目
の印字黒率が一定割合A%を超えているときには、当該
リボン面での2回目の印字を回避し、2回目(実質的に
は1回目)の印字動作をインクリボンRの未使用領域か
ら開始する、マルチパスとシングルパスとの選択切替が
自動的に行われるものとなる。そして、このような制御
を行うことにより、記録装置全体として、マルチパスイ
ンクリボンを使用することによるランニングコストの節
約を図りつつ、2回目印字に際しての画質低下の問題を
個別的に解消する画質保証機能を付与することができる
ものとなる。
【0021】なお、マルチパスによる画質低下を左程問
題としない用途や、ランニングコスト重視のユーザー向
けには、図1に示すように、上述したマルチパス回避の
制御動作を解除指令する解除ボタン6を追加して、当該
ボタン6の入力操作で画質保証機能をON・OFF切替
できるようにしてもよい。
【0022】ところで、上記実施例の場合では、マルチ
パスとして最も簡単な2回パスの場合について説明した
が、本発明は3回以上使用可能なマルチパスインクリボ
ンを用いる場合についても、同様に適用し得る。その場
合、当該リボン面の前回印字までの累積黒率を演算し
て、2回目以降の印字をするインクリボンRのマルチパ
ス回避の要非が判別されることになる。そして、その場
合には、マルチパス回避を行う際の印字開始位置として
は、必ずしもインクリボンRのバージン領域を使う場合
に限定されず、コストパフォーマンスの見地からは、要
は前回印字までの累積黒率が一定割合を超えない領域で
行われるようにすればよい。
【0023】また、実施例では主にファクシミリ装置の
場合を想定して説明したが、本発明は熱転写型のインク
リボン式記録装置には一般的に適用可能である。
【0024】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、マルチパ
スインクリボンを用いる場合、リボン面に対する前回印
字までの累積黒率が或る臨界的な割合を超えていると、
次回印字の画質低下が著しくなるという問題点を解消
し、マルチパスインクリボンを使用することによるラン
ニングコストの節約を図りつつ、2回目以降の印字に際
しての画質低下の問題を個別的に解消することができる
画質保証機能を有した記録装置を実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクリボン式記録装置の実施例を示すファク
シミリ装置における制御部のブロック図である。
【図2】実施例の制御動作を示すフローチャートであ
る。
【図3】インクリボン式記録装置の要部機構を示す斜視
図である。
【図4】マルチパスインクリボンを使用した場合での1
回目の印字状況の概要を示す断面図である。
【符号の説明】
1 主制御部 4 ROM 5 RAM 6 解除ボタン 10 印字制御手段 11 プラテンローラ 12 サーマルヘッド 13 リボンパッケージ 14 巻取パッケージ 20 ステッピングモータ P 記録紙 R インクリボン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マルチパスインクリボンを用いる記録装
    置において、リボン面に対する前回印字までの累積黒率
    を演算し、当該リボン面の累積黒率が一定の割合を超え
    る場合は、次回の印字動作を累積黒率が一定の割合以下
    のリボン面から行わせる印字制御手段を設けたことを特
    徴とするインクリボン式記録装置。
JP3342246A 1991-11-30 1991-11-30 インクリボン式記録装置 Pending JPH05147296A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3342246A JPH05147296A (ja) 1991-11-30 1991-11-30 インクリボン式記録装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP3342246A JPH05147296A (ja) 1991-11-30 1991-11-30 インクリボン式記録装置

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JPH05147296A true JPH05147296A (ja) 1993-06-15

Family

ID=18352241

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JP3342246A Pending JPH05147296A (ja) 1991-11-30 1991-11-30 インクリボン式記録装置

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JP (1) JPH05147296A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6437814B1 (en) 2000-10-20 2002-08-20 Sharp Kabushiki Kaisha Ink sheet type-printing apparatus
CN114179525A (zh) * 2020-09-14 2022-03-15 卡西欧计算机株式会社 印刷装置、印刷控制方法及记录介质

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