JP2576564B2 - 熱転写プリント方法 - Google Patents

熱転写プリント方法

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JP2576564B2 JP2871888A JP2871888A JP2576564B2 JP 2576564 B2 JP2576564 B2 JP 2576564B2 JP 2871888 A JP2871888 A JP 2871888A JP 2871888 A JP2871888 A JP 2871888A JP 2576564 B2 JP2576564 B2 JP 2576564B2
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順二 河野
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は熱転写プリンタのリボンに発生するシワ防止
対策に関するものである。
[従来の技術] 第5図は熱転写プリンタの基本構造を示すものであ
り、予め転写リボン供給部でコア1に巻かれている転写
リボン2は、図の右側の供給側コアホルダ13にセットさ
れ、繰り出された先端は巻き取り側のコアホルダー13′
にセットされ巻き取りモータ(図示せず)により駆動さ
れて巻き取られる。
転写リボン2は印刷紙(図示せず)と共にプラテンロ
ーラ5の表面に沿って送られる。
供給側のコアホルダー13と巻き取り側のコアホルダー
13′の間には複数個のガイドローラ4があり、転写リボ
ン2を円滑に送るように案内したりバックテンションを
かける機能を有する。
サーマルヘッド12はソレノイドのON/OFFにより転写終
了後にプラテン(又はホイール)5に直接接触していた
印刷済みの紙7′はその上層に置かれているリボン2′
と分離され矢印Bの方向に送られるが、必要に応じカッ
タ9′によりB5、A4、B4などの規格サイズや任意のサイ
ズに切断される。
上記の説明は熱転写プリンタの基本的構成を示すため
に、黒白単色(モノクロ)の熱転写プリンタについて説
明したが、カラープリンタではその構造が幾分複雑にな
る。
第3図は第6図の減色混色法によりカラー印刷を行う
熱転写プリンタの1例であり、Y(黄色)、M(マゼン
タ色)、C(シアン色)の順に一定の巾に反復して塗布
された熱溶融インクを印刷指令信号に応じて混色させる
ため、それぞれの色を3回に分けてプリントする関係
上、転写リボンは逆転させないが、被印刷用紙は各色を
印刷するに際し逆転させる機構が付加して設けられてい
る。
なお、この第3図は本発明の実施例の説明図と共通で
ある。
図中の参照符号5はプラテンローラであり、このプラ
テンローラ5の外周円の軸方向両端部にはスプロケット
ピン6−1〜6−nおよび6′−1〜6′−nが各々設
けられ、これらのスプロケットピン6−1〜6−n、
6′−1〜6′−nに用紙(連続紙)7の両側部の各フ
イードホール(パーフォレーション)が係合するように
なっている。またこのプラテンローラ5の右方(図にお
ける右方)にはリターンローラ8a、8bが設けられてい
る。リターンローラ8a、8bはこのリターンローラ8a、8b
の更に右方にある連続紙供給部9から引き出され前記プ
ラテンローラ5に張設される用紙7にバックテンション
を与えるものである。またこの連続紙供給部9からプラ
テンローラ5側に寄った下方には転写リボン供給用のリ
ール11が設けられ、このリール11から引き出された転写
リボン2(この転写リボン2の幅は前記用紙7の幅より
若干狭くなっている)は、前記プラテンローラ5に張設
された後に、プラテンローラ5の図において左方に設け
られた転写リボン巻き取り用のリール18に巻き取られ
る。また前記プランテローラ5の左側近傍にはサールマ
ヘッド12が前記用紙7、転写リボン2を介在させて同プ
ラテンローラ5と接するようにして設けられている。ま
たこのサーマルヘッド12の左側近傍には前記転写リボン
2の境界マーク2a、2b……(図示せず)を検出し、正し
い位置にある場合にはサーマルヘッドを移動し転写リボ
ン2と被印刷用紙7を介在させてプランテローラに圧接
させるマークセンサ14が配置されている。
[発明が解決しようとする課題] このような熱転写プリンタは設計上は一応シワは発生
しないように考慮され製作されているが、それでもシワ
の発生が避けられない。
このようなシワの原因は次のように考えられるが、こ
れらの発生原因を探究しシワの発生を防止することが本
発明の目的である。
[課題を解決するための手段] 要因1.プリントスタート時に、リボンがたるんでいる場
合、 要因2.プリント中にリボンがたるんだ場合、(リボンに
適正なテンションが加わっていない)、 要因3.使用済みリボンの巻き上げが緩く、リボンに適正
テンションが作用しない場合、 本考案は上記要因をなくし、シワの発生を防止するこ
とにある。
上記1〜3の原因に対する処置としては、それぞれに
1対1の対応をするように画然とは区別できず、2つの
原因にまたがるものもあるが次のようにして解決するこ
とができる。
リボン巻き取り装置はリボンに所定値以上のトルクが
伝達されないようにするため、スベリクラッチが設けら
れている。
必要な伝達トルクは、ナットによってスプリングの押
圧度を変えることにより設定が可能な構造となってい
る。
供給リボン側には電磁ブレーキ(図示せず)がついて
おり、電気信号にてON/OFFすることにより、ブレーキ動
作をコントロールできる。プリント中には、この電磁ブ
レーキをONすることにより、リボンにブレーキをかけバ
ックテンションを働かせリボンが緩まないようにする。
[作用] (1)前項で述べたように巻き取りモータ側にスベリク
ラッチを設け、リボン供給側に電磁ブレーキを装着した
熱転写式プリンタでは、前項でのシワ発生要因(1)と
(3)に対し、プリント指令を受けた後サーマルヘッド
をプラテンローラに圧接し用紙とリボンを挟持して巻き
取りモータを始動しリボン巻き上げ動作を行う。この一
連の動作はタイマーにより所定の時間だけ行い、リボン
の巻き締めを行う。この間プリントは行わず、またプラ
テンローラは回転せず停止したままである。これにより
サーマルヘッドと巻き取り装置間のリボンのゆるみは解
消される。
(2)カラープリントの場合は、要因(1)と(3)に
対してこの動作をY、M、Cの3原色プリント直前に反
復することで同様にリボンのゆるみが解消される。
(3)発生要因(2)に対してはモノクロならびにカラ
ープリントの場合も共に、プリント指令受後リボン供給
側の電磁ブレーキをONしてプリントを開始し、プリント
終了後に電磁ブレーキをOFFすることによりリボンにバ
ックテンションが加えられるので要因(2)によるゆる
みは解消される。
[実施例] 第1図はリボン巻き取りフレーム組立体(以下組立体
はAssyで示す)であり、図面中の参照符号10はフレーム
Assyを、3はクラッチAssyである。13と13′転写リボン
のコア1を保持するコアホルダであり、15はコアを駆動
するモータである。
第2図はすべりクラッチAssyであり、3がクラッチ部
分、15はモータ、13′はコアホルダである。
このすべりクラッチ3はリボン2′にモータ15から必
要以上のトルクが伝達されないようにするためであり、
スプリング21で押圧され、必要以上のトルクがかかると
すべり始める。所要の伝達トルクは、ナットによってス
プリングの押圧度を変更することにより調整可能であ
る。
供給リボン側(図示せず)には電磁ブレーキが設けら
れ、電気信号によりブレーキ動作を開始することにより
リボンにバックテンションを与えるようにしてリボンが
緩まないようにする。
転写リボン用の電磁ブレーキは出願人の別出願に記載
されているので構造の細部については説明しない。
次に前記のスベリクラッチと電磁ブレーキを備えるこ
とにより熱転写プリンタのリボンに発生するシワ防止の
ための作動について説明する。
動作A この動作はモノクロ(黒白)プリンタ時において前述
のシワ発生要因(1)と(3)に就ての対策であり、下
記左側の流れ工程に従って行われる。
動作B(カラープリント時において、前述のシワ発生要
因(1)と(3)に就いての対策) この動作は、前記の動作Aを反復することにより行わ
れる。
即ち、Yプリント指令がくると、動作Aを実施する。
次にMプリント指令、Cプリント指令にもとづき、各々
動作Aを反復実施する。
動作C この動作は、前述のシワ発生要因(2)に就ての対策
であり、カラー又はモノクロプリントの何れにも共通に
適用可能である。
上記の動作A〜動作Cのリボンテンションの状態を第
3図を参照して説明する。
第3図において、転写リボン巻き取りリール18の回転
軸心をX、プラテンローラの軸心をY、転写リボン供給
ローラの軸心をZとする。
XとYの間では、リボン巻き取りモータの力によっ
て、リボンにテンション力が働く。
リボン巻き取りスピードは、プラテンの送り速度より
速くなっているため、その速度差分のテンション力が発
生する。
YとZの間では、プラテンの駆動力と電磁ブレーキに
よる負荷によりリボンに強いテンションが働く。もちろ
ん、リボンテンション力はリボンが破れないようにその
負荷は、電磁ブレーキによって調整される。
このときの負荷として、電磁ブレーキを用いたが、ス
プリング負荷等他の手段を用いてもよい。
第4図は本発明の方法によりカラープリントを行う場
合のプリント操作とシワ発生防止操作のタイミングを示
す図であり、操作は左端の用紙セットからスタートし右
方に進行する。
図の説明中、「X dot逆転」は用紙のトップマージン
を適正な巾に設定するためのドット数だけの逆転を示
し、「リボンハギ取り」はY、M、Cの各色のプリント
が終了した都度転写リボンを被印刷紙との接触から離
し、カラーリボンは送り駆動せずそのままの位置に止
め、被印刷紙だけを用紙の送り長さだけ逆転させY、
M、Cの一連のプリントを行う操作である。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の実施のために使用するリボン巻き取り
フレーム組立体の側面図、第2図はすべりクラッチ組立
体の側面図、第3図は本発明のカラープリント装置の概
略側面図で、第4図は本発明のシワ発生防止動作を組み
入れたカラープリントの操作タイミングを示す流れ図
で、第5図は従来技術の熱転写プリント装置の基本構成
図であり第6図は減法混色法の基本原理図である。 図面中の符号 1:コア、2:プリント用リボン、2′:使用済みリボン、
3:すべりクラッチ組立体(Assy)、4:ガイドローラ、5:
プラテンローラ、7:用紙、7′:印刷済みの用紙、8a、
8b:リターンローラ、9:印刷紙供給部、9′:カッタ、1
0:リボン巻き取りフレーム組立体、11:供給用リール、1
2:サーマルヘッド、13、13′:コアホルダ、14:マーク
センサ、15:巻き取り駆動モータ、18:巻き取り用リー
ル、21:スプリング。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱転写リボン供給部の供給リールから供給
    され巻き取りリールに巻き取られる熱転写リボンと、印
    刷紙供給部から供給される被印刷紙とが重ねられてサー
    マルヘッドとプラテンローラとの間に介在され、印刷指
    令信号により熱パターンを熱転写リボンから被印刷紙上
    に転写する熱転写プリント方法に於て: 前記の、熱転写リボン巻き取り側にすべりクラッチとタ
    イマーを設け、プリント指令を受けて前記サーマルヘッ
    ドの圧接ソレノイドをONとし、リボン巻き取りモータを
    ONとしてタイマーにより所定の時間プリントせずにリボ
    ンに張力を与え、前記タイマーの設定時間経過後は張力
    を与えながらプリントして、プリントスタート時と、転
    写済みリボンの巻き上げ張力の不足とによる転写リボン
    のゆるみを防止しシワ発生を解消することを特徴とする
    熱転写プリント方法。
  2. 【請求項2】前記の熱転写リボンの供給側に電磁ブレー
    キを設け、プリント指令受けと共に前記電磁ブレーキを
    ONにしてプリントを開始し、プリント終了と共に電磁ブ
    レーキをOFFし、転写リボンにバックテンションを加え
    てプリント開始から終了に至るプリント中の転写リボン
    のゆるみを防止しシワの発生を解消することを特徴とす
    る請求項1記載のカラーおよびモノクロ熱転写プリント
    方法。
  3. 【請求項3】前記熱転写プリント方法が減法混色法によ
    るカラープリント方法であり、プリント指令受後のサー
    マルヘッドとリボン巻き取りモータをONする動作と、タ
    イマーによりリボンに対し所定の時間張力を与える動作
    とをY、M、Cの三色プリント毎に繰返して反復するこ
    とを特徴とする請求項1記載の熱転写プリント方法。
  4. 【請求項4】前記熱転写プリント方法がモノクロプリン
    ト方法である請求項1記載の熱転写プリント方法。
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