JP2000352886A - 加熱定着装置 - Google Patents

加熱定着装置

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JP2000352886A
JP2000352886A JP11166403A JP16640399A JP2000352886A JP 2000352886 A JP2000352886 A JP 2000352886A JP 11166403 A JP11166403 A JP 11166403A JP 16640399 A JP16640399 A JP 16640399A JP 2000352886 A JP2000352886 A JP 2000352886A
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JP
Japan
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heat
transfer material
duct
fixing device
air
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Pending
Application number
JP11166403A
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English (en)
Inventor
Masaomi Inoue
雅臣 井上
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンピュータ等の出力機器として使用される
画像形成装置の加熱定着装置であって、待機中の消費電
力を低減し、立ち上がり時間を短縮できるオンデマンド
出力が可能な加熱定着装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 転写材1上にトナー像2を形成し、この
トナー像2を熱風により転写材1へ溶着定着させる加熱
定着装置であって、高出力の熱源4と、これを内包する
円筒部材5と、その外周面に設けた放熱部6で発熱ユニ
ット3を構成し、送風手段10から発熱ユニット3を介
して転写材搬送上流方向に向かって転写材1まで直線状
に構成された第1のダクト20と、転写材搬送方向とほ
ぼ平行で転写材1上のトナーが溶融定着するのに充分な
熱量を供給する分の長さを有する第2のダクト30と、
送風手段10から流動した空気を再び送風手段10の吸
風口まで循環させる第3のダクト40を設けた構成とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式など
を利用して転写材上に画像を形成する画像形成装置にお
ける非接触式の加熱定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真プロセスを利用した複写
機やファクシミリ装置等の画像形成を行う画像形成装置
における加熱定着装置では、転写材上に形成されたトナ
ーを溶融定着して永久画像にする必要がある。またこの
ような定着手段としては、溶剤を使用する溶剤定着法や
圧力ローラを使用する圧力定着法、さらにはヒートロー
ラを使った接触式の加熱定着法や赤外線ランプ、オーブ
ン等を使っての非接触式の加熱定着法などが知られてい
る。
【0003】一般的に、溶剤定着法では溶剤蒸気発散に
よる臭気や環境衛生上の問題があり、圧力定着法では他
の定着法と比べ定着性が悪く、さらには圧力感応性トナ
ーが高価であることから、図3に示すようなヒートロー
ラを用いた接触式の加熱定着装置や、図4および図5に
示すような面状ヒータや赤外線ランプ等を用いた非接触
式の加熱定着装置が使用されている。前者はヒートロー
ラ102,105と転写材108が接触加熱することで
転写材108上のトナー像109が溶融定着する接触式
加熱定着であり、後者は転写材108とは接触せず赤外
線による輻射熱によって転写材108上のトナー像10
9が溶融定着する非接触式加熱定着である。
【0004】さらに詳しく説明すると、前記図3のヒー
トローラ102,105を用いた接触式加熱定着装置の
定着ローラ102は、主に熱源101にハロゲンランプ
を搭載し、伝熱特性に優れた円筒部材103を芯金に採
用し、その外周面に形成された表層104とで主要部が
構成されている。また、加圧ローラ105は、円筒状芯
金106の外周面に耐熱弾性体層107を形成した構成
となっており、定着ローラ102および加圧ローラ10
5との間にトナー像が形成された転写材108を挿通さ
せることで、熱と圧力でトナー像の定着を行うようにな
っている。前記の定着ローラ102の表層104は、定
着ローラ102からトナー像109が溶融定着された転
写材108を分離させるために形成されるものであり、
たとえば、フッ素系耐熱樹脂、シリコーンゴムやフッ素
ゴム等の材料が多く使用されている。
【0005】また、トナー像109を定着するときに
は、転写材108上のトナー像109が定着ローラ10
2の表面に付着するいわゆるオフセット現象が発生しや
すい。この不具合の対策として定着ローラ表層の改質や
クリーニング機構112の設置、定着ローラ102の離
型性を向上させるために表層上に離型剤、たとえばシリ
コーンオイル等を供給するオイル塗布機構113の設置
等がなされている。
【0006】一方、非接触式加熱定着装置においては、
図4に示すように熱源101に面状ヒータを用いての対
流加熱方式や、図5に示すように熱源101に赤外線ラ
ンプを用いての輻射加熱方式がある。前記図4に示すよ
うな対流加熱方式においては、熱伝達率を向上させるた
めに放熱部材110を転写材108からわずかに離れた
位置に設置する。そのため、転写材108のカールや曲
げ等によるジャムが発生しても、転写材108が面状ヒ
ータと圧着している放熱部材110と接しないための安
全部材および機構を設ける必要があるが、基本的に放熱
部材110は転写材108が燃えない程度の温度まで抑
制させる。また、前記図5に示すような輻射加熱装置に
おいては、熱反射板111を備え、熱源101である赤
外線ランプ自体が転写材108を容易に燃えさせる高温
となるため、転写材108から必要以上の間隔を設けて
おく構成としている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の加熱定着装置に
おいては、接触式の場合、前述したようにローラ表面に
は熱容量が高い弾性部材が用いられているため、急速に
ローラ表面がトナー溶融定着温度まで上昇せず、ウォー
ムアップタイムが1分以上に長くなっている。また接触
式であるために剥離性を向上させるためのオイル塗布機
構やクリーニング機構が必要であり、コスト高である。
さらに高速化を図るためには、定着ローラと加圧ローラ
の押圧によって形成されるニップを稼ぐためにローラ径
が必要となり、そのため定着器サイズ大になっていた。
【0008】一方、非接触式の場合、直接転写材に触れ
ず転写材上のトナーを加熱し溶融させて定着を行うもの
で、転写材と定着ローラの分離不良やオフセット現象等
の不具合は発生しないというメリットがあるが、反面、
熱伝導率が非常に低い空気を媒体とするため効率が悪
く、トナーに良好な定着性を得るため必要な熱量を付与
するには熱源の温度を高温にする必要があり、定着部で
紙詰まりが発生したときに火災が発生しやすい等、安全
性の問題がある。
【0009】本発明は前記従来の問題に留意し、急速熱
供給を可能とし、消費電力を低減でき、しかもオイル塗
布機構やクリーニング機構を不必要とした加熱定着装置
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、ハロゲンランプのような高出力の熱源を内
包する円筒部材の外周面に放熱部を設けて発熱ユニット
を構成し、送風手段から発熱ユニットを介して転写材搬
送上流方向に向かって転写材まで直線状に構成された第
1のダクトと、転写材搬送方向とほぼ平行で転写材上の
トナーが溶融定着するのに充分な熱量を供給する分の長
さを有する第2のダクトと、前記送風手段から流動した
空気を再び送風手段の吸風口まで循環させる第3のダク
トを設けた加熱定着装置とする。
【0011】本発明によれば、転写材面上へ急速に熱を
供給することが可能で立ち上がり時間の短縮ができ、待
機中の消費電力を低減することができるとともに、従来
では必要であったオイル塗布機構やクリーニング機構を
不必要とした非接触式の加熱定着装置とすることができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、現像転写手段により転写材上にトナー像を形成し、
トナー像を熱風により転写材へ溶着定着させて画像形成
する加熱定着装置であって、熱源と前記熱源を内包する
円筒部材と前記円筒部材の外周面に設けた放熱部よりな
る発熱ユニットと、送風手段と、前記送風手段から発熱
ユニットを介して転写材搬送上流方向に向かって転写材
まで直線状に構成された第1のダクトと、転写材搬送方
向とほぼ平行で転写材上のトナーが溶融定着するのに充
分な熱量を供給する分の長さを有する第2のダクトと、
前記送風手段から流動した空気を再び送風手段の吸風口
まで循環させる第3のダクトを設けた加熱定着装置であ
り、転写材面上へ急速に熱を供給することが可能であ
り、消費電力を低減することができるとともに、オイル
塗布機構やクリーニング機構を不必要として、低コスト
化できるという作用を有する。
【0013】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照して説明する。
【0014】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1の加熱定着装置の構成を示す断面図、図2は、同
加熱定着装置における発熱ユニットを転写材厚み方向か
ら示した図である。
【0015】図1に示すように、この加熱定着装置は現
像転写手段により転写材1上にトナー像2を形成し、こ
のトナー像2を熱風により転写材1へ溶着定着させて画
像形成する構成であって、ハロゲンランプのような高出
力の熱源4が転写材1の搬送方向に対し垂直、かつ、転
写材1のトナー付着面と平行になるように配置されてい
る。また、図2に示すように前記熱源4の長手方向を内
包する、たとえばアルミニウムのような熱容量が小さい
材料から構成された円筒部材5が、熱源4から円筒部材
5の内面までの距離が一定に保たれるように配置されて
いる。なお、前記円筒部材5の内面および外面側には、
熱源4から供給された熱を効率良く吸収および放射する
ためのコーティングを施す場合もある。そして、前記円
筒部材5の外周面には放熱部6を設けてあり、前記熱源
4と円筒部材5と放熱部6で発熱ユニット3を構成して
いる。この発熱ユニット3は、放熱部6の両側が転写材
面に対しほぼ垂直方向へ広がる各々の相対角度が0〜
6.5°の範囲で構成される面よりなっている。なお、
発熱ユニット3における放熱部6の表面には、円筒部材
5と同様に熱源4から供給された熱を効率良く吸収およ
び放射するためのコーティングを施す場合もある。
【0016】前記発熱ユニット3の転写材1側とは反対
側の位置には、送風手段10が配置されている。この送
風手段10としては、たとえば転写材1の搬送方向に対
する幅方向における風量および風速を均一にするのに有
利なファンを用いる。また、送風手段10および発熱ユ
ニット3は、ファンから出力され発熱ユニット3を通過
することで熱された空気が転写材1へ当たって伝熱さ
れ、転写材1が吸収する熱量は0.1cal/cm2
上となるようにする。さらに、送風手段10としては、
そのファンの羽部11の表面に親水処理を施す場合もあ
る。また、送風手段10としては、そのファンの羽部1
1を回転駆動する駆動源を、加熱定着装置以外の他ユニ
ットに備えた駆動源と共有する場合もある。
【0017】前記送風手段10から発熱ユニット3を介
して転写材搬送上流方向に向かって転写材1までの間に
は、第1のダクト20を配置している。この第1のダク
ト20は、直線状に断熱部材の材料から構成され、ダク
トの長手方向における断面が転写材1のトナー付着面に
対して5〜85°(θ1)の範囲で傾いており、あるい
はダクトの長手方向における2つの断面21,22の相
対角度が0〜6.5°(θ2)の範囲で構成されてい
る。そして第1のダクト20の長手方向における2つの
断面21,22を有する各々の壁面は、送風手段10お
よび発熱ユニット3を挟み込む形態となっている。ま
た、第1のダクト20の転写材側の先端近くには温度検
知手段23が設けられている。
【0018】さらに、第1のダクト20の転写材側の先
端部の近くから前記転写材搬送方向とほぼ平行で、か
つ、転写材搬送上流方向に向かう壁31によって第2の
ダクト30を構成している。この第2のダクト30は、
転写材上のトナーが溶融定着するのに充分な熱量を供給
する分の長さを有している。
【0019】さらに、第2のダクト30の先端部から送
風手段10の吸風口に至る熱容量の大きい部材を使用し
た第3のダクト40を構成している。この第3のダクト
40により、送風手段10から流動した空気が再び送風
手段10の吸風口まで循環するようになっている。そし
て、転写材裏面側には搬送ガイド41を配置している。
【0020】上記実施の形態1の加熱定着装置の構成に
おいて、ハロゲンランプのような高出力の熱源4から発
せられた熱は、円筒部材5の外周面から放熱部6を有す
る発熱ユニット3に導びかれる。ここで送風手段10を
駆動することにより、その送風は発熱ユニット3を通る
間に、両側が転写材面に対しほぼ垂直方向へ広がる各々
の相対角度が0〜6.5°の範囲の放熱部6の構成によ
り急速に熱を帯び、第1のダクト20により転写材1に
吹きつけられる。そして、この熱風は転写材1上のトナ
ーが溶融定着するのに充分な熱量を供給する分の長さを
有する第2のダクト30を通るので、転写材1上のトナ
ーは確実に溶融定着する。前記送風手段10より発熱ユ
ニット3通り転写材1に当たった空気は、熱容量の大き
い部材を使用した第3のダクト40を通って再び送風手
段10の吸風口まで循環し、したがって装置全体の熱効
率を高くすることができる。
【0021】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によればトナー像を熱風により転写材へ溶着定着させ画
像形成する加熱定着装置において、転写材面上へ急速に
熱を供給することが可能となり、立ち上がり時間の短縮
ができる。また、そのため待機中の消費電力を低減する
ことができ、装置の低消費電力化にもなる。さらに、非
接触にて熱を供給するので、従来のヒートローラ方式で
は必要であったオイル塗布機構やクリーニング機構は不
必要となり、低コスト化にされた画像形成用の加熱定着
装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の加熱定着装置の構成を
示す断面図
【図2】同加熱定着装置における発熱ユニットを転写材
厚み方向から示した図
【図3】従来のヒートローラを用いた接触式の加熱定着
装置の要部構成図
【図4】従来の面状ヒータを用いた非接触式の加熱定着
装置の要部構成図
【図5】従来の赤外線ランプを用いた非接触式の加熱定
着装置の要部構成図
【符号の説明】
1 転写材 2 トナー像 3 発熱ユニット 4 熱源 5 円筒部材 6 放熱部 10 送風手段 11 羽部 20 第1のダクト 21 同ダクトにおける壁部 22 同ダクトにおける壁部 23 温度検知手段 30 第2のダクト 31 導ダクトにおける壁部 40 第3のダクト 41 搬送ガイド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】現像転写手段により転写材上にトナー像を
    形成し、トナー像を熱風により転写材へ溶着定着させて
    画像形成する加熱定着装置であって、熱源と前記熱源を
    内包する円筒部材と前記円筒部材の外周面に設けた放熱
    部よりなる発熱ユニットと、送風手段と、前記送風手段
    から発熱ユニットを介して転写材搬送上流方向に向かっ
    て転写材まで直線状に構成された第1のダクトと、転写
    材搬送方向とほぼ平行で転写材上のトナーが溶融定着す
    るのに充分な熱量を供給する分の長さを有する第2のダ
    クトと、前記送風手段から流動した空気を再び送風手段
    の吸風口まで循環させる第3のダクトを設けたことを特
    徴とする加熱定着装置。
JP11166403A 1999-06-14 1999-06-14 加熱定着装置 Pending JP2000352886A (ja)

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