JP2001013804A - 加熱定着装置 - Google Patents

加熱定着装置

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JP2001013804A
JP2001013804A JP11181275A JP18127599A JP2001013804A JP 2001013804 A JP2001013804 A JP 2001013804A JP 11181275 A JP11181275 A JP 11181275A JP 18127599 A JP18127599 A JP 18127599A JP 2001013804 A JP2001013804 A JP 2001013804A
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Masaomi Inoue
雅臣 井上
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウォームアップ時間が短く、オイル塗布機構
やクリーニング機構の不要な加熱定着装置を得ることを
目的とする。 【解決手段】 トナー2を転写材1へ溶融定着させて画
像形成を行う加熱定着装置であって、所定温度の熱を発
生する発熱ユニット3と、発熱ユニット3で発生した熱
を搬送ガイ40ドに沿って搬送される転写材1へと送る
送風手段10と、送風手段10からの空気を発熱ユニッ
ト3を通って転写材1の表面に案内する第1の流路20
と、第1の流路20から連続して形成され、転写材1の
表面に至った温風をこの転写材1に沿って流す第2の流
路30と、第2の流路30から連続して形成され、転写
材1に沿って流れた温風を送風手段10へと還流する第
3の流路60とを有する加熱定着装置とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式など
を利用して画像情報を転写材上に形成する画像形成装置
に取り付けられた加熱定着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真プロセスを利用した複写機やフ
ァクシミリ装置等の画像形成装置では、定着装置を用い
て、転写材上に形成されたトナー像を溶融定着して永久
画像にしている。そして、定着手段としては、溶剤を使
用する溶剤定着法、圧力ローラを使用する圧力定着法、
ヒートローラを使用する接触式の加熱定着法、赤外線ラ
ンプやオーブン等を使用した非接触式の加熱定着法など
が知られている。
【0003】一般的に、溶剤定着法では溶剤蒸気発散に
よる臭気や環境衛生上の問題から、圧力定着法では他の
定着法と比べ定着性が悪く、また圧力感応性トナーが高
価であることから、加熱定着法が広く用いられている。
【0004】ここで、従来の加熱定着装置について説明
する。図11は従来の加熱定着装置の一例を示す説明
図、図12は従来の加熱定着装置の他の一例を示す説明
図、図13は従来の加熱定着装置のさらに他の一例を示
す説明図である。
【0005】図11に示す加熱定着装置は、相互に圧接
されて回転する定着ローラ102と加圧ローラ105と
の間に転写材108を通すことにより転写材108上に
形成されたトナー像を溶融定着する接触式の加熱定着装
置である。
【0006】定着ローラ102にはたとえばハロゲンラ
ンプなどの熱源101が内蔵されており、熱源101を
包囲する芯金として伝熱特性に優れた円筒部材103が
配置され、さらにその外周に熱容量の高い弾性部材から
なる表層104が形成された構成となっている。また、
加圧ローラ105は、円筒状芯金106の外周に耐熱弾
性体層107が形成された構成となっている。
【0007】定着ローラ102の表層104は、トナー
109が溶融定着された転写材108を定着ローラ10
2からスムーズに分離させるため、たとえば、フッ素系
耐熱樹脂、シリコーンゴムやフッ素ゴム等の材料が使用
されている。また、定着ローラ102に圧接して、定着
ローラ102の表面に付着したトナー109を除去して
表層104の改質を図るためのクリーニング機構11
2、および表層104上に例えばシリコーンオイル等の
離型剤を供給するオイル塗布機構113が、定着ローラ
102の回転方向に沿って順次配置されている。
【0008】このような加熱定着装置によれば、前述の
ように、定着ローラ102および加圧ローラ105との
間にトナー像が形成された転写材108を挿通させるこ
とで、熱と圧力とでトナー像の定着が行われる。そし
て、オイル塗布機構113から供給された離型剤によ
り、転写材上のトナー109が定着ローラ102の表面
に付着するいわゆるオフセット現象が防止される。
【0009】図12および図13に示す加熱定着装置
は、熱源101からの輻射熱により転写材108上に形
成されたトナー像を溶融定着する非接触式の加熱定着装
置である。そして、加熱定着装置は、図12に示すよう
に、熱源101に面状ヒータを用い、熱源101の熱を
放熱部材110を介して転写材108に伝導する対流加
熱方式や、図13に示すように、熱源101に赤外線ラ
ンプを用い、熱源101の熱を反射板111を介して転
写材108に伝導する輻射加熱方式がある。
【0010】なお、図12に示す対流加熱方式において
は、熱伝達率を向上させるために、熱源101および放
熱部材110は転写材108からわずかに離れた位置に
設置されている。そのため、転写材108のカールや曲
げ等によるジャムが発生したときを考慮して、転写材1
08が放熱部材110と接しないような機構を設けた
り、放熱部材110の温度を転写材108が燃えない程
度に抑制しておく必要があるる。また、図13に示す輻
射加熱方式においては、熱源101である赤外線ランプ
自体が高温となるため、熱源101と転写材108との
間隔を十分にとっておく必要がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の加熱
定着装置においては、接触式の場合、定着ローラの表面
に熱容量が高い弾性部材からなる表層が設けられている
ため、速やかに定着ローラの表面がトナー溶融定着温度
まで上昇せず、ウォームアップタイムが長く(例えば1
分以上)なってしまう。
【0012】また、接触式であるために、剥離性を向上
させるためのオイル塗布機構やクリーニング機構が必要
であり、コスト高になる。
【0013】さらに、定着処理の高速化を図るためには
定着ローラと加圧ローラの押圧によって形成されるニッ
プ幅を稼ぐために大きなローラ径が必要となり、そのた
めに装置のサイズが大きくなる。
【0014】一方、非接触式の場合、接触式とは異な
り、直接転写材に触れず転写材上のトナーを加熱し溶融
させて定着を行っているので、転写材と定着ローラとの
分離不良やオフセット現象等の不具合は発生しないとい
うメリットがある。
【0015】しかしながら、熱伝導率が非常に低い空気
を媒体とするために熱効率が悪く、良好な定着性を得る
ために必要な熱量をトナー付与するには熱源の温度を高
温にする必要があるので、紙詰まりが発生したとき、転
写材が高温になるおそれがある。
【0016】そこで、本発明は、ウォームアップ時間の
短い加熱定着装置を提供することを目的とする。
【0017】また、本発明は、オイル塗布機構やクリー
ニング機構の不要な加熱定着装置を提供することを目的
とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明の加熱定着装置は、トナー像を転写材へ溶融
定着させて画像形成を行う加熱定着装置であって、所定
温度の熱を発生する発熱ユニットと、発熱ユニットで発
生した熱を搬送ガイドに沿って搬送される転写材へと送
る送風手段と、送風手段からの空気を発熱ユニットを通
って転写材の表面に案内する第1の流路と、第1の流路
から連続して形成され、転写材の表面に至った温風をこ
の転写材に沿って流す第2の流路と、第2の流路から連
続して形成され、転写材に沿って流れた温風を送風手段
へと還流する第3の流路とを有する構成としたものであ
る。
【0019】これにより、発熱ユニットで発生した熱を
送風手段により転写材に沿って流しているので、熱容量
の大きい部材を使うことなく転写材上に速やかに熱を供
給することができ、ウォームアップ時間の短縮化を図る
ことが可能になる。
【0020】また、トナー像に対して非接触で熱を供給
しているので、オイル塗布機構やクリーニング機構が不
要になり、装置の低コスト化を図ることが可能になる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、トナー像を転写材へ溶融定着させて画像形成を行う
加熱定着装置であって、所定温度の熱を発生する発熱ユ
ニットと、発熱ユニットで発生した熱を搬送ガイドに沿
って搬送される転写材へと送る送風手段と、送風手段か
らの空気を発熱ユニットを通って転写材の表面に案内す
る第1の流路と、第1の流路から連続して形成され、転
写材の表面に至った温風をこの転写材に沿って流す第2
の流路と、第2の流路から連続して形成され、転写材に
沿って流れた温風を送風手段へと還流する第3の流路と
を有する加熱定着装置であり、発熱ユニットで発生した
熱を送風手段により転写材に沿って流しているので、熱
容量の大きい部材を使うことなく転写材上に速やかに熱
を供給することができ、ウォームアップ時間の短縮化を
図ることが可能になるという作用を有する。また、トナ
ー像に対して非接触で熱を供給しているので、オイル塗
布機構やクリーニング機構が不要になり、装置の低コス
ト化を図ることが可能になるという作用を有する。
【0022】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1記載の発明において、第1の通路から転写材の表面に
吹き付けられる温風の吹き付け角度は、転写材の搬送方
向と反対側から測定して略45°とされている加熱定着
装置であり、効率良く熱供給が行われてトナー像を加熱
することが可能になるという作用を有する。
【0023】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
1または2記載の発明において、発熱ユニットは、熱源
と、転写材の搬送方向に対して傾斜して配置されて熱源
の熱を放出する放熱部とを備えている加熱定着装置であ
り、送風手段からの空気を速やかに加熱することが可能
になるという作用を有する。
【0024】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
1〜3の何れか一項に記載の発明において、第1の流路
からの温風を転写材と搬送ガイドとの間に案内する第4
の流路が形成されている加熱定着装置であり、転写材を
両側から効率良く加熱することが可能になるという作用
を有する。
【0025】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
1〜4の何れか一項に記載の発明において、第2の流路
における転写材の搬送方向下流側には、相互に圧接して
回転され、摩擦あるいは圧力により転写材を挟持搬送す
るとともに表面温度がトナーの溶融温度以下に保持され
る一対の回転体が配置されている加熱定着装置であり、
ウォームアップ時間の短縮化を図ることが可能になり、
トナー像に対して非接触で熱を供給しているので、オイ
ル塗布機構やクリーニング機構が不要になるという作用
を有する。
【0026】本発明の請求項6に記載の発明は、請求項
1〜5の何れか一項に記載の発明において、送風手段の
表面には親水処理が施されている加熱定着装置であり、
空気中の水分を除去することが可能になるという作用を
有する。
【0027】本発明の請求項7に記載の発明は、請求項
1〜6の何れか一項に記載の発明において、送風手段
は、加熱定着装置以外の装置を回転駆動する駆動源によ
り回転駆動されている加熱定着装置であり、部品の共用
化により装置のコストダウンを図ることが可能になると
いう作用を有する。
【0028】本発明の請求項8に記載の発明は、請求項
1〜7の何れか一項に記載の発明において、第3の流路
には、防塵機能を備え、送風手段に還流される空気に含
まれた水分を除去する除湿装置が配置されている加熱定
着装置であり、空気中の水分を除去することが可能にな
るという作用を有する。
【0029】本発明の請求項9に記載の発明は、請求項
1〜8の何れか一項に記載の発明において、第3の流路
には、この第3の流路を外部に対して開閉する開閉扉が
設置されている加熱定着装置であり、開閉扉を開放して
湿った空気を装置外へ排出することが可能になるという
作用を有する。
【0030】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図10を用いて説明する。なお、これらの図面にお
いて同一の部材には同一の符号を付しており、また、重
複した説明は省略されている。
【0031】図1は本発明の一実施の形態である加熱定
着装置の全体構成を示す概略図、図2は図1の加熱定着
装置における発熱ユニットを示す説明図、図3は図2の
発熱ユニットの平面図、図4は図2の発熱ユニットの正
面図、図5は図1の加熱定着装置における転写材近傍の
第1の流路を示す説明図、図6は図1の加熱定着装置に
おける第1の流路と第2の流路とのつながり部を示す説
明図、図7は図1の加熱定着装置における変形例を示す
説明図、図8は図1の加熱定着装置における回転体の周
辺を示す説明図、図9は転写材が吸収する熱量と転写材
の搬送速度との関係を示すグラフ、図10は転写材の表
面温度と転写材に対する温風の吹き出し角度との関係を
示すグラフである。
【0032】図1に示すように、本実施の形態の加熱定
着装置はトナー2を転写材1へ溶融定着させて画像形成
を行うものであり、発熱ユニット3と、この発熱ユニッ
ト3で発生した熱を搬送ガイド40に沿って搬送される
転写材1へと送る送風手段10と、送風手段10からの
空気を発熱ユニット3を通って転写材1の表面に案内す
る第1の流路20と、第1の流路20から連続して形成
されて転写材1の表面に至った空気をこの転写材1に沿
って流す第2の流路30と、第2の流路30から連続し
て形成されて転写材1に沿って流れた空気を送風手段1
0へと還流する第3の流路60とを有している。そし
て、第1の流路20における転写材1側の近傍には、転
写材1に吹き付けられる温風の温度を検知する温度検知
手段23が設けられている。
【0033】また、第2の流路30における転写材1の
搬送方向下流側には、相互に圧接して回転されて、摩擦
あるいは圧力により転写材1を挟持搬送する一対の回転
体50a,50bが配置されている。
【0034】ここで、発熱ユニット3は、例えばハロゲ
ンランプのような高出力の熱源4が転写材1の搬送方向
に対して垂直で、且つ転写材1のトナー付着面と平行に
配置されている。そして、図2に詳しく示すように、熱
源4の周囲には、例えばアルミニウムのように熱容量が
小さい材料から構成された円筒部材5が、熱源4から内
面までの距離が一定に保たれるようにして設けられてい
る。また、図3および図4に詳しく示すように、円筒部
材5の外周には、円筒部材5との接触長さが円筒部材5
の外径より大きくなるように転写材1の搬送方向に対し
て傾斜して設けられた複数のフィンからなる放熱部6が
設けられている。これにより、表面積が増加して、送風
手段10からの空気が速やかに加熱される。なお、フィ
ンは1枚であってもよい。
【0035】なお、円筒部材5の内面および外面には、
熱源4から供給された熱を効率良く吸収および放射する
ためにコーティングを施してもよい。同様に、放熱部6
の表面にも、円筒部材5から伝導された熱を効率良く吸
収および放射するためにコーティングを施してもよい。
【0036】送風手段10は、例えば転写材1の搬送方
向に対する幅方向における風量および風速を均一にする
のに有利なファンが用いられている。そして、送風手段
10の表面には、空気中の水分を除去するために親水処
理が施されている。
【0037】なお、送風手段10を回転駆動する駆動源
は、加熱定着装置以外の装置を回転駆動する駆動源と共
用するようにしてもよい。このようにすれば、部品の共
用化により装置のコストダウンを図ることが可能にな
る。
【0038】ここで、転写材1が吸収する熱量と転写材
1の搬送速度との関係を図9に示す。本実施の形態にお
いては、転写材1の搬送速度は15mm/s以下とされ
て、送風手段10から出力されて発熱ユニット3を通過
することで熱された空気が転写材1へ伝熱されて転写材
1が吸収する熱量が、例えば0.1cal/cm2以上
となっている。
【0039】図5に示すように、第1の通路20から転
写材1の表面に吹き付けられる温風の吹き付け角度θ1
は、転写材1の搬送方向と反対側から計って5〜85
°、望ましくは略45°とされている。
【0040】ここで、転写材1の表面温度と転写材1に
対する温風の吹き出し角度との関係を図10に示す。図
示するように、吹き返しによる風力損失および風圧の関
係から吹き出し角度45°が最も効率良く熱供給できる
ことになる。
【0041】第1の流路30は、転写材1上のトナー2
が溶融定着するのに充分な熱量が供給できるだけの長さ
を有しており、図6に示すように、第2の流路30は転
写材1の搬送方向に沿って転写材1に接近する方向に次
第に狭くなるように形成されている。
【0042】なお、図7に示すように、第1の流路20
からの温風を転写材1と搬送ガイド40との間に案内す
る第4の流路41を形成し、転写材1を両側から効率良
く加熱するようにしてもよい。
【0043】転写材1を挟持搬送する回転体50a,5
0bは、その表面温度がトナー2の溶融温度以下になる
ように熱容量の大きい材質から構成されている。そし
て、回転体50aの表面温度を測定する温度検知手段5
1が設けられており、発熱ユニット3や送風手段10に
よって回転体50aの表面温度がトナー2の溶融温度以
上になった場合には、トナー付着面側の回転体50aが
相対する回転体50bから離反するようになっている。
【0044】また、搬送ガイド40は、その表面温度を
定着温度以下に保持するために高熱容量部材から構成さ
れている。但し、送風手段10の出力を制御して搬送ガ
イド40の表面温度を制御するようにしてもよい。
【0045】第3の流路60には、この第3の流路60
を外部に対して開閉する開閉扉63が設置されている。
また、第3の流路60には、防塵機能を備え、送風手段
10に還流される空気に含まれた水分を除去する除湿装
置61が配置されている。そして、除湿装置61と送風
手段10との間には、湿度検知手段62が配置されてい
る。
【0046】このような構成により、湿度検出手段62
および温度検知手段23によって結露が発生する湿度お
よび温度であることが検知されると、開閉扉63が開放
されて湿った空気が装置外へ排出される。なお、この動
作はプリント待機中に行われる。連続プリント中におい
てはトナー溶融時に発生する気化作用によって湿度が上
昇するが、空気が循環流動して除湿されることにより湿
度が抑制される。
【0047】このように、本実施の形態の加熱定着装置
によれば、発熱ユニット3で発生した熱を送風手段10
により転写材1に沿って流しているので、熱容量の大き
い部材を使うことなく転写材1上に速やかに熱を供給す
ることができ、ウォームアップ時間の短縮化を図ること
が可能になる。
【0048】これに伴い、待機中の消費電力を低減する
ことができ、低消費電力化を計ることが可能になる。
【0049】また、トナー2に対して非接触で熱を供給
しているので、オイル塗布機構やクリーニング機構が不
要になり、装置の低コスト化を図ることが可能になる。
【0050】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、発熱ユ
ニットで発生した熱を送風手段により転写材に沿って流
しているので、熱容量の大きい部材を使うことなく転写
材上に速やかに熱を供給することができ、ウォームアッ
プ時間の短縮化を図ることが可能になるという有効な効
果が得られる。
【0051】これにより、待機中の消費電力を低減する
ことができ、低消費電力化を計ることが可能になるとい
う有効な効果が得られる。
【0052】また、本発明によれば、トナーに対して非
接触で熱を供給しているので、オイル塗布機構やクリー
ニング機構が不要になり、装置の低コスト化を図ること
が可能になるという有効な効果が得られる。
【0053】第1の通路から転写材の表面に吹き付けら
れる温風の吹き付け角度を、転写材の搬送方向と反対側
から測定して略45°とすれば、効率良く熱供給が行わ
れてトナー像を加熱することが可能になるという有効な
効果が得られる。
【0054】発熱ユニットに、転写材の搬送方向に対し
て傾斜して配置された放熱部を備えれば、送風手段から
の空気を速やかに加熱することが可能になるという有効
な効果が得られる。
【0055】第1の流路からの温風を転写材と搬送ガイ
ドとの間に案内する第4の流路を形成すれば、転写材を
両側から効率良く加熱することが可能になるという有効
な効果が得られる。
【0056】第2の流路における転写材の搬送方向下流
側に一対の回転体を配置すれば、ウォームアップ時間の
短縮化を図ることが可能になり、トナー像に対して非接
触で熱を供給しているので、オイル塗布機構やクリーニ
ング機構が不要になるという有効な効果が得られる。
【0057】送風手段の表面に親水処理を施せば、空気
中の水分を除去することが可能になるという有効な効果
が得られる。
【0058】加熱定着装置以外の装置を回転駆動する駆
動源により送風手段を回転駆動するようにすれば、部品
の共用化により装置のコストダウンを図ることが可能に
なるという有効な効果が得られる。
【0059】第3の流路には除湿装置を配置すれば、空
気中の水分を除去することが可能になるという有効な効
果が得られる。
【0060】第3の流路に開閉扉を設置すれば、開閉扉
を開放して湿った空気を装置外へ排出することが可能に
なるという有効な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である加熱定着装置の全
体構成を示す概略図
【図2】図1の加熱定着装置における発熱ユニットを示
す説明図
【図3】図2の発熱ユニットの平面図
【図4】図2の発熱ユニットの正面図
【図5】図1の加熱定着装置における転写材近傍の第1
の流路を示す説明図
【図6】図1の加熱定着装置における第1の流路と第2
の流路とのつながり部を示す説明図
【図7】図1の加熱定着装置における変形例を示す説明
【図8】図1の加熱定着装置における回転体の周辺を示
す説明図
【図9】転写材が吸収する熱量と転写材の搬送速度との
関係を示すグラフ
【図10】転写材の表面温度と転写材に対する温風の吹
き出し角度との関係を示すグラフ
【図11】従来の加熱定着装置の一例を示す説明図
【図12】従来の加熱定着装置の他の一例を示す説明図
【図13】従来の加熱定着装置のさらに他の一例を示す
説明図
【符号の説明】
1 転写材 2 トナー 3 発熱ユニット 4 熱源 6 放熱部 10 送風手段 20 第1の流路 30 第2の流路 40 搬送ガイド 41 第4の流路 50a 回転体 50b 回転体 60 第3の流路 61 除湿装置 63 開閉扉

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トナー像を転写材へ溶融定着させて画像形
    成を行う加熱定着装置であって、 所定温度の熱を発生する発熱ユニットと、 前記発熱ユニットで発生した熱を搬送ガイドに沿って搬
    送される前記転写材へと送る送風手段と、 前記送風手段からの空気を前記発熱ユニットを通って前
    記転写材の表面に案内する第1の流路と、 前記第1の流路から連続して形成され、前記転写材の表
    面に至った温風をこの転写材に沿って流す第2の流路
    と、 前記第2の流路から連続して形成され、前記転写材に沿
    って流れた温風を送風手段へと還流する第3の流路とを
    有することを特徴とする加熱定着装置。
  2. 【請求項2】前記第1の通路から前記転写材の表面に吹
    き付けられる温風の吹き付け角度は、前記転写材の搬送
    方向と反対側から測定して略45°とされていることを
    特徴とする請求項1記載の加熱定着装置。
  3. 【請求項3】前記発熱ユニットは、熱源と、前記転写材
    の搬送方向に対して傾斜して配置されて前記熱源の熱を
    放出する放熱部とを備えていることを特徴とする請求項
    1または2記載の加熱定着装置。
  4. 【請求項4】前記第1の流路からの温風を前記転写材と
    前記搬送ガイドとの間に案内する第4の流路が形成され
    ていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記
    載の加熱定着装置。
  5. 【請求項5】前記第2の流路における前記転写材の搬送
    方向下流側には、相互に圧接して回転され、摩擦あるい
    は圧力により前記転写材を挟持搬送するとともに表面温
    度がトナーの溶融温度以下に保持される一対の回転体が
    配置されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか
    一項に記載の加熱定着装置。
  6. 【請求項6】前記送風手段の表面には親水処理が施され
    ていることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記
    載の加熱定着装置。
  7. 【請求項7】前記送風手段は、加熱定着装置以外の装置
    を回転駆動する駆動源により回転駆動されていることを
    特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の加熱定着
    装置。
  8. 【請求項8】前記第3の流路には、防塵機能を備え、前
    記送風手段に還流される空気に含まれた水分を除去する
    除湿装置が配置されていることを特徴とする請求項1〜
    7の何れか一項に記載の加熱定着装置。
  9. 【請求項9】前記第3の流路には、この第3の流路を外
    部に対して開閉する開閉扉が設置されていることを特徴
    とする請求項1〜8の何れか一項に記載の加熱定着装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013109324A (ja) * 2011-10-27 2013-06-06 Canon Inc 画像加熱装置

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