JP2000351880A - 成型体用組成物及び成型体 - Google Patents

成型体用組成物及び成型体

Info

Publication number
JP2000351880A
JP2000351880A JP11163946A JP16394699A JP2000351880A JP 2000351880 A JP2000351880 A JP 2000351880A JP 11163946 A JP11163946 A JP 11163946A JP 16394699 A JP16394699 A JP 16394699A JP 2000351880 A JP2000351880 A JP 2000351880A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vinyl acetate
molded article
cap
thermoplastic resin
composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11163946A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4207312B2 (ja
Inventor
Tomonori Goto
友紀 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tosoh Corp
Original Assignee
Tosoh Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tosoh Corp filed Critical Tosoh Corp
Priority to JP16394699A priority Critical patent/JP4207312B2/ja
Publication of JP2000351880A publication Critical patent/JP2000351880A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4207312B2 publication Critical patent/JP4207312B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Packages (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】二酸化炭素の透過性が低いため、食料・飲料品
等の包装用途等に使用することが有効である。特に成型
体用組成物及び成型体を提供する。 【解決手段】デュロメータA(JIS K6760−8
1)が50〜95である熱可塑性樹脂(イ)10〜99
重量%及び酢酸ビニル含量20wt%以上のエチレン−
酢酸ビニル共重合体の酢酸ビニル基ケン化度が30〜1
00%であるケン化エチレン−酢酸ビニル共重合体
(ロ)90〜1重量%からなる成型体用組成物を用い
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャップライナー
を含む成型体用組成物及びそれよりなる成型体に関する
もので、二酸化炭素の透過性が低いため、食料・飲料品
等の包装用途等に使用することが有効である。特に成型
体がキャップライナーである場合、炭酸飲料水等の二酸
化炭素が添加されている内容物のボトルのキャップとし
て使用されるとき、二酸化炭素の漏洩を防止し、内容物
の風味を長時間、持続させることが可能である。
【0002】また、二酸化炭素の透過性は、酸素のもの
とほぼ比例関係にあり、酸素に対しても、低透過性であ
るため、酸素がボトル内部に透過し、内容物を酸化さ
せ、風味を損なわせることも防止する。
【0003】
【従来の技術】成型体用組成物として、通常、一般的に
公知な熱可塑性樹脂を用いている。キャップライナーの
場合、一般的に容器キャップのキャップライナーに用い
られている組成物として、ポリプロピレン系樹脂に水素
添加スチレン−共役ジエンブロック共重合体ゴム及び流
動パラフィン等の組成物(特公平6−88608号公
報)が好適に用いられていた。
【0004】大型の炭酸飲料水PETボトル(2.0l
タイプや1.5lタイプ)のようなものであれば、キャ
ップ部分からの二酸化炭素の漏洩は、表面積の大きいボ
トル部分の二酸化炭素の漏洩に比べると、非常に小さな
割合であり、あまり気にする問題ではなかった。
【0005】しかし、最近、市場に投入され、数量が劇
的に増加している小型の炭酸飲料水PETボトル(50
0mlタイプや350mlタイプ)の場合は、キャップ
部分の二酸化炭素の漏洩は、表面積の小さくなったボト
ル部分の漏洩に比べ、無視できる割合でなくなり、二酸
化炭素の漏洩による風味阻害は、キャップ部分からの二
酸化炭素の漏洩も1つの大きな原因となり、問題となり
つつある状況になってきた。
【0006】また、これは、酸素の流入で、内容物が酸
化され、風味阻害を起こすのと同じ状況にある。
【0007】二酸化炭素低透過性の特性を持つケン化エ
チレン−酢酸ビニル共重合体を用いることが有効である
かと考えられたが、高剛性であるため、キャップライナ
ーが持つ本来の性能(開栓トルク調整、密栓性、耐衝撃
性等)に劣り、キャップライナーには、使用できなかっ
たのが現状である。
【0008】そこで、キャップライナー性能を保持した
ボトル内容物の風味阻害を防止するキャップライナーが
要望されていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
従来技術課題を背景になされたもので、二酸化炭素低透
過性の性能を持たせたキャップライナーを含む成型体を
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らが鋭意
検討した結果、特定のケン化エチレン−酢酸ビニル共重
合体と特定の低表面硬度を有する熱可塑性樹脂からなる
コンパウンドが柔軟性と二酸化炭素低透過性の性能を有
し、その組成物から構成される成型体を用いた包装容器
は、その内容物の風味を長期に渡り、持続させるという
ことが解り、発明を完成するに至った。
【0011】すなわち本発明は、デュロメータA(JI
S K6760−81)が50〜95である熱可塑性樹
脂(イ)10〜99重量%及び酢酸ビニル含量20wt
%以上のエチレン−酢酸ビニル共重合体の酢酸ビニル基
ケン化度が30〜100%であるケン化エチレン−酢酸
ビニル共重合体(ロ)90〜1重量%からなる成型体用
組成物からなる成型体用組成物である。
【0012】本発明に用いられる熱可塑性系樹脂(イ)
としては、例えば、ポリオレフィン系樹脂、ポリオレフ
ィン系エラストマー、ポリエステル系樹脂、ABS樹
脂、スチレン系樹脂、スチレン系エラストマー等が挙げ
られる。
【0013】成型体の用途がキャップライナーの場合に
は、一般的に現在、公知であるキャップライナー材用組
成物を用いることができる。具体的には、ポリオレフィ
ン系樹脂、ポリオレフィン系エラストマー及びスチレン
系エラストマーからなる群より選ばれた少なくとも1種
類以上の樹脂であり、詳しくは、ポリプロピレン、高密
度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、分岐状低
密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エ
チレン−プロピレン共重合体ゴム、エチレン−ブテン共
重合体ゴム、スチレン−ブタジエンブロック共重合体ゴ
ム、スチレン−エチレン−ブチレンブロック共重合体ゴ
ム、スチレン−エチレン−プロピレンブロック共重合体
ゴム、スチレン−イソプレンブロック共重合体ゴム等が
ある。
【0014】特にポリオレフィン系樹脂の中で、ゲル・
パーミエイション・クロマトグラフィー測定における単
分散性(重量平均分子量/数平均分子量)が1.5〜
3.0の範囲であることを特徴とするポリオレフィン系
樹脂を使用することが内容物への香味阻害が少なく、よ
り好ましい。
【0015】熱可塑性樹脂(イ)のデュロメータA(J
IS K6760−81)は、50〜95であり、50
未満では、成型体の耐熱性に劣り、95を越えると柔軟
性付与の効果が無く、硬くなってしまう。
【0016】本発明に用いられるケン化エチレン−酢酸
ビニル共重合体(ロ)は、エチレン−酢酸ビニル共重合
体を公知な方法によりケン化したものであり、市販品と
して、東ソー株式会社製メルセンH等がある。
【0017】ケン化エチレン−酢酸ビニル共重合体
(ロ)のケン化前エチレン−酢酸ビニル共重合体の酢酸
ビニル含量は、20wt%以上であり、20wt%未満
では、ケン化しても、二酸化炭素気体透過性が大きく、
効果が無い。尚、50wt%を越えるエチレン−酢酸ビ
ニル共重合体は、製造上困難を有するため入手し難い。
【0018】ケン化エチレン−酢酸ビニル共重合体
(ロ)の酢酸ビニル基のケン化度は、30〜100%で
あり、30%未満では、二酸化炭素気体透過性が大き
く、効果が無い。
【0019】本発明の成型体用組成物は、前記の熱可塑
性樹脂(イ)が10〜99重量%、好ましくは、30〜
90重量%、ケン化エチレン−酢酸ビニル共重合体
(ロ)が90〜1重量%、好ましくは、70〜10重量
%から構成されている。
【0020】熱可塑性樹脂(イ)が10重量%未満で
は、柔軟性付与の効果が少なく、成型体が硬くなり劣
り、99重量%を越えると、二酸化炭素低透過性を発揮
させることが困難となる。
【0021】本発明の成型体用組成物を得るには、前記
の熱可塑性樹脂(イ)及びケン化エチレン−酢酸ビニル
共重合体(ロ)を前記の範囲で公知な種々の方法でブレ
ンドすればよく、その成型体用組成物を用いた成型体
は、フィルム、シート、プレス、ブロー、インジェクシ
ョン等の成形方法で作製されたフィルム、シート、トレ
ー、カップ、ボトル、キャップ、ガスケット等がある。
【0022】特にキャップライナーを得るには、例え
ば、ヘンシェルミキサー、V−ブレンダー、リボンブレ
ンダー、タンブラーブレンダー等で混合後、一軸押出
機、二軸押出機、ニーダー及びバンバリーミキサー等で
溶融混練し、造粒あるいは粉砕する方法か、もしくは事
前に溶融混練せずにドライブレンド品、もしくはオート
フィーダーによる方法を用い、シート成形機等で任意の
厚みのシートを作成し、それを任意の形状に打ち抜き、
キャップ内側天面に接着剤を用い貼り付けるか、打ち抜
いたものを溶融/半溶融させキャップ内側天面に接着さ
せるというシート打ち抜き法、もしくは押出機等にて溶
融混練りした後、一定量を溶融状態のまま、キャップ内
側天面に切り出し、この切り出した組成物をすぐさま型
押し、冷却して、キャップライナー形状に成形を行うと
いうインシェルモールド法によりキャップライナー及び
そのキャップライナーを備え付けたキャップを得るとい
う方法が好適に用いられる。
【0023】本発明の成型体用組成物には必要に応じて
耐熱安定剤、耐候安定剤、帯電防止剤、アンチブロッキ
ング剤、スリップ剤、界面活性剤、可塑剤、防曇剤、流
滴剤、架橋剤、核剤、顔料、染料、シリカ、タルク、マ
イカ、カーボン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、
金属ステアレート、木粉、コルク粉末、セルロースパウ
ダー等の無機あるいは有機の添加剤、充填剤を本発明の
目的を損なわない範囲で配合しても良い。その中で、キ
ャップライナーには、キャップ開栓トルクを調整するた
めにスリップ剤を用いる場合が多く、とりわけ高級脂肪
酸アマイド、高級脂肪酸、グリセリン脂肪酸エステル、
ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪
酸エステル、高級アルコール脂肪酸エステル及びエチレ
ンビス高級脂肪酸アマイド等が用いられ、好適には、高
級脂肪酸アマイドが用いられる。具体的に示すと、カプ
リル酸アマイド、カプリン酸アマイド、ラウリン酸アマ
イド、ミリスチン酸アマイド、パルミチン酸アマイド、
ステアリン酸アマイド、アラキド酸アマイド、ベヘン酸
アマイド、オレイン酸アマイド、エルカ酸アマイド、リ
ノール酸アマイド、リノレン酸アマイドが挙げられ、ス
テアリン酸アマイド、オレイン酸アマイド及びエルカ酸
アマイドが好ましい。
【0024】本発明の成型体は、そのモルフォロジーに
おいて、ケン化エチレン−酢酸ビニル共重合体(ロ)が
熱可塑性樹脂(イ)に対し、マトリックス構造を採るこ
とが二酸化炭素低透過性の面でより好ましい。
【0025】そのためには、熱可塑性樹脂(イ)に対す
るケン化エチレン−酢酸ビニル共重合体(ロ)の溶融粘
度比(ケン化エチレン−酢酸ビニル共重合体(ロ)の溶
融粘度/熱可塑性樹脂(イ)の溶融粘度)を大きくする
ことが有効であり、好ましくは、溶融粘度比(ケン化エ
チレン−酢酸ビニル共重合体(ロ)のメルトフローレー
ト(JIS K7210−76;190℃、2.16k
g荷重)/熱可塑性樹脂メルトフローレート(JIS
K7210−76;190℃、2.16kg荷重))が
2以上、好ましくは2〜500とすることが有効であ
る。
【0026】本発明の成型体用組成物の特徴は、熱可塑
性樹脂とケン化エチレン−酢酸ビニル共重合体との混合
系であり、二酸化炭素低透過性の機能を有し、例えば、
フィルム、シート、プレス、ブロー、インジェクション
成形等により作製された成型体の二酸化炭素透過性を低
く抑え、特にキャップライナーであるとき、従来のキャ
ップライナーにはない、容器内容物の風味阻害を防止
し、長期保存性において優れる点にある。
【0027】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を更に具体的に説
明するが、本発明は、その要旨を越えない限り、これら
の実施例に制約されるものではない。
【0028】本発明で用いた試験測定方法は次の通りで
ある。
【0029】<サンプルキャップ作製方法>下記の試験
用サンプルキャップの作製方法として、一般的にキャッ
プ成形に用いられるインシェルモールド法を採用した。
具体的には、材料を押出機により樹脂温度200℃で溶
融押出し、一定量(約300mg)をホットカットし
て、28mmφポリプロピレン製キャップのシェル内に
落下させた。すぐさま、押型で加圧冷却させ、ライナー
形状に整え、サンプルキャップを作製した。
【0030】<テスト用ボトル作製方法>500ml用
PET製ボトル(東洋製罐製)に二酸化炭素濃度が50
0mlに対し、4.2volumeとなる炭酸ガス水を
5℃の条件下で500ml充填し、作製したサンプル樹
脂キャップを用い、キャップ巻き締めを15kg−cm
のトルクで行い、テスト用ボトルを作製した。
【0031】<水ボトルの落下試験>キャップライナー
材用組成物の耐衝撃性を比較する試験として、下記の試
験方法を実施した。
【0032】500ml用PET製ボトルに5℃の冷水
を500ml充填し、作製したサンプルキャップキャッ
プを用い、キャップ巻き締めを15kg−cmのトルク
で行った。その後、5℃で48時間、冷却してテストP
ET製ボトルを得た。
【0033】1箱24本入り(4本×6段)の段ボール
製カートンケースにダミーボトル(テストPET製ボト
ルと同様のものに500mlの水を単に入れ、キャップ
を巻き締めたもの)を20本入れ、上段4本のみキャッ
プを巻き締めたテストPET製ボトルを入れた。
【0034】テストPET製ボトル4本が上段となるよ
うカートンケースを置き、キャップ天面側が衝撃面にな
るように徐々にカートンケースを自重で倒れるよう傾
け、落下させた。
【0035】尚、試験は、5℃の状況下で行い、液漏れ
するまで落下を繰り返し、漏れたテストPET製ボトル
はそれまでの落下回数を落下回数値とし、カートンケー
スから抜き出しダミーボトルと入れ換え、テストPET
製ボトル全数漏れるまで繰り返した。(但し、最大落下
回数を30回とした。) <キャップ開栓トルク測定>テスト用ボトルを5℃で1
週間保管した後、すぐさま、キャップ開栓トルク測定器
(シンポ工業株式会社製TNK−60B)により、テス
ト用ボトルに巻締められたキャップの開栓トルクの測定
を行った。尚、キャップの開栓トルクの測定値は、10
本のテスト用ボトルを用い、その平均値である。
【0036】また、キャップ開栓トルクの適正値は、8
〜15kg−cmである。
【0037】<マトリックス成分の確認>サンプルキャ
ップを縦方向にウルトラミクロトームで約0.1μmの
厚さに凍結(液体窒素により−120℃)切削する。切
削したサンプルを四酸化ルテニウムにて染色し、マトリ
ックス成分観察用のサンプルとした。サンプルを透過型
電子顕微鏡(加速電圧200kV)により、マトリック
ス成分の確認を行った。
【0038】<二酸化炭素透過性試験>JIS K71
26−87(A法)に準じ、試験を行った。試験片の形
状は、プレスにより、150×150×0.4mmの平
板を成形し、中央部を直径70mmの円状に切り取り、
試験片とした。現在、汎用的に炭酸飲料用として使用さ
れている比較例1に用いた組成物により作製された試験
片の二酸化炭素透過係数を100とし、他のキャップラ
イナー材との比較を行った。
【0039】実施例1 熱可塑性樹脂(東ソー株式会社製超直鎖状低密度ポリエ
チレン:ルミタック22−1;メルトフローレート(J
IS K7210−76;190℃、2.16kg荷
重)2g/10min、密度(JIS K6760−8
1)0.900g/cm3、デュロメータA(JIS
K6760−81)92、単分散性4.2、以下PE−
1という)を60重量%、ケン化エチレン−酢酸ビニル
共重合体(東ソー株式会社製:メルセンH H696
0;ケン化前酢酸ビニル含量42wt%,ケン化度90
%、メルトフローレート(JIS K7210−76;
190℃、2.16kg荷重)40g/10min、以
下ケン化EVA−1という)が40重量%及び、上記1
00重量部に対し、エルカ酸アマイドを0.5重量部添
加し、タンブラーブレンダーで15分混合後、L/D=
36mm、57mmφの東芝機械株式会社製二軸押出機
により樹脂温度160℃で溶融混練、造粒した。そし
て、キャップライナー成形し、得られたキャップを用
い、水ボトルの落下試験、キャップ開栓トルク測定、マ
トリックス成分の確認及び二酸化炭素透過性試験を行
い、試験結果を表1に示す。
【0040】実施例2 実施例1において、PE−1を熱可塑性樹脂(JSR株
式会社製エチレン−プロピレン共重合体ゴム:EP02
P;メルトフローレート(JIS K7210−76;
190℃、2.16kg荷重)1g/10min、デュ
ロメータA(JIS K6760−81)59、単分散
性8.8、以下EPR−1という)に変更し、実施例1
の要領で各種試験を行った。試験結果を表1に示す。
【0041】実施例3 実施例1において、PE−1を熱可塑性樹脂(東ソー株
式会社製分岐状低密度ポリエチレン:ペトロセン20
3;メルトフローレート(JIS K7210−76;
190℃、2.16kg荷重)8g/10min、デュ
ロメータA(JIS K6760−81)97、以下P
E−2という)を30重量%、EPR−1を30重量%
のブレンド体(メルトフローレート(JIS K721
0−76;190℃、2.16kg荷重)3g/10m
in、デュロメータA(JIS K6760−81)8
6))に変更し、実施例1の要領で各種試験を行った。
試験結果を表1に示す。
【0042】実施例4 実施例1において、PE−1を熱可塑性樹脂(シェルジ
ャパン製スチレン系エラストマー:クレイトンG165
7;メルトフローレート(JIS K7210−76;
190℃、2.16kg荷重)3g/10min、デュ
ロメータA(JIS K6760−81)68、以下S
EBS−1という)に変更し、実施例1の要領で各種試
験を行った。試験結果を表1に示す。
【0043】実施例5 実施例1において、PE−1を熱可塑性樹脂(直鎖状低
密度ポリエチレン(ダウ・ケミカル製:アフィニティP
T1450;メルトフローレート(JIS K7210
−76;190℃、2.16kg荷重)7.5g/10
min、密度(JIS K6760−81)0.902
g/cm3、デュロメータA(JISK6760−8
1)90、単分散性1.9、以下PE−3という)に変
更し、実施例1の要領で各種試験を行った。試験結果を
表1に示す。
【0044】実施例6 実施例1において、熱可塑性樹脂をエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体(東ソー株式会社製:ウルトラセン634;
メルトフローレート(JIS K7210−76;19
0℃、2.16kg荷重)4g/10min、デュロメ
ータA(JISK6760−81)86、以下EVA−
1という)に変更し、実施例1の要領で各種試験を行っ
た。試験結果を表1に示す。
【0045】実施例7 実施例1において、ケン化EVA−1をケン化エチレン
−酢酸ビニル共重合体(東ソー株式会社製:メルセンH
H6410M;ケン化前酢酸ビニル含量28wt%,
ケン化度40%、メルトフローレート(JIS K72
10−76;190℃、2.16kg荷重)16g/1
0min、以下ケン化EVA−2という)に変更し、実
施例1の要領で各種試験を行った。試験結果を表1に示
す。
【0046】実施例8 実施例1において、PE−1を30重量%、ケン化EV
A−1を70重量%に変更し、実施例1の要領で各種試
験を行った。試験結果を表1に示す。
【0047】比較例1 実施例1において、PE−1を100重量%に変更し、
実施例1の要領で各種試験を行った。試験結果を表1に
示す。
【0048】比較例2 実施例1において、PE−1をPE−2に変更し、実施
例1の要領で各種試験を行った。試験結果を表1に示
す。
【0049】比較例3 実施例1において、PE−1を5重量%、ケン化EVA
−1を95重量%に変更し、実施例1の要領で各種試験
を行った。試験結果を表1に示す。
【0050】
【表1】
【0051】
【発明の効果】本発明の成型体は、従来公知の成型体に
は無い、柔軟性を有し、二酸化炭素低透過性という特性
を持っており、包装容器内容物の風味を長期に渡って損
なうことがなく、有用である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 101/12 C08L 101/12 // B29K 21:00 23:00 101:12 B29L 31:56 Fターム(参考) 3E067 AA03 AA11 AB01 AB26 BA03A BB14A BB15A BB16A BB22A BC07A CA04 EA35 EE32 GD02 3E084 AA04 AA12 AB01 BA02 DB12 FA09 FB01 GA01 GB01 HA02 HC07 4F071 AA02 AA12X AA15 AA20 AA21X AA22 AA75 AA78 AA80 AF25Y AF53 AH05 BB05 BB06 BC01 BC07 4F204 AA00C AA03A AA03C AA19 AA45 AA45C FB01 FB11 FF01 FF05 4J002 AA01W BB03W BB05W BB06W BB12W BB15W BB22X BP01W BP02W GG01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デュロメータA(JIS K6760−
    81)が50〜95である熱可塑性樹脂(イ)10〜9
    9重量%及び酢酸ビニル含量20wt%以上のエチレン
    −酢酸ビニル共重合体の酢酸ビニル基ケン化度が30〜
    100%であるケン化エチレン−酢酸ビニル共重合体
    (ロ)90〜1重量%からなる成型体用組成物。
  2. 【請求項2】 熱可塑性樹脂(イ)がポリオレフィン系
    樹脂、ポリオレフィン系エラストマー及びスチレン系エ
    ラストマーからなる群より選ばれた少なくとも1種類以
    上の熱可塑性樹脂であることを特徴とする請求項1に記
    載の成型体用組成物。
  3. 【請求項3】熱可塑性樹脂(イ)のゲル・パーミエイシ
    ョン・クロマトグラフィー測定における単分散性(重量
    平均分子量/数平均分子量)が1.5〜3.0の範囲を
    有するポリオレフィン系樹脂であることを特徴とする請
    求項1又は2のいずれかに記載の成型体用組成物。
  4. 【請求項4】熱可塑性樹脂(イ)とケン化エチレン−酢
    酸ビニル共重合体(ロ)のメルトフローレート(JIS
    K7210−76;190℃、2.16kg荷重)の
    比(ケン化エチレン−酢酸ビニル共重合体メルトフロー
    レート/熱可塑性樹脂メルトフローレート)が2以上で
    あることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の
    成型体用組成物。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかに記載の成型体用
    組成物からなることを特徴とする成型体。
  6. 【請求項6】成型体のマトリックス成分がケン化エチレ
    ン−酢酸ビニル共重合体(ロ)となることを特徴とする
    請求項5に記載の成型体。
  7. 【請求項7】成型体の用途がキャップライナーであるこ
    とを特徴とする請求項5又は6のいずれかに記載の成型
    体。
  8. 【請求項8】請求項7に記載のキャップライナーを有す
    ることを特徴とするキャップ。
  9. 【請求項9】インシェルモールド法によりキャップライ
    ナー成形されることを特徴とする請求項8に記載のキャ
    ップ。
  10. 【請求項10】請求項5〜9のいずれかに記載の成型体
    もしくはキャップを有することを特徴とする包装容器。
JP16394699A 1999-06-10 1999-06-10 成型体用組成物及び成型体 Expired - Fee Related JP4207312B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16394699A JP4207312B2 (ja) 1999-06-10 1999-06-10 成型体用組成物及び成型体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16394699A JP4207312B2 (ja) 1999-06-10 1999-06-10 成型体用組成物及び成型体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000351880A true JP2000351880A (ja) 2000-12-19
JP4207312B2 JP4207312B2 (ja) 2009-01-14

Family

ID=15783833

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16394699A Expired - Fee Related JP4207312B2 (ja) 1999-06-10 1999-06-10 成型体用組成物及び成型体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4207312B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012126785A (ja) * 2010-12-14 2012-07-05 Tosoh Corp フィルム及び包装袋

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012126785A (ja) * 2010-12-14 2012-07-05 Tosoh Corp フィルム及び包装袋

Also Published As

Publication number Publication date
JP4207312B2 (ja) 2009-01-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2352301C (en) Polymer composition for bottle screw caps
JP4382350B2 (ja) Co2放出用の導通チャネル形態の組成物
JP2000351880A (ja) 成型体用組成物及び成型体
JPS58134863A (ja) 容器用栓
JP2002265709A (ja) キャップライナー材用組成物及びキャップ
JPH02258852A (ja) ポリプロピレンフイルム
JP2000355352A (ja) 成型体
JP4863183B2 (ja) キャップライナー材用組成物及びキャップ
JP4376499B2 (ja) キャップライナー、キャップ、閉止装置、および飲料製品
JP2000168824A (ja) キャップライナー材用樹脂組成物及びキャップ
JPH11349753A (ja) キャップライナー材用組成物及びキャップ
JPH11130910A (ja) キャップライナー材用組成物及びキャップ
JP3870513B2 (ja) キャップライナー材用組成物及びキャップ
EP1189984A1 (en) Blends of polyester copolymer and ethylene vinyl acetate with improved gas barrier properties
JPH11157568A (ja) キャップライナー材用組成物及びキャップ
JPH05163389A (ja) キャップライナー用組成物
JP2004224975A (ja) キャップライナー材用組成物及びキャップ
JP4815629B2 (ja) キャップライナー材用組成物及びキャップ並びに包装容器
JP3670093B2 (ja) 樹脂添加剤の配合方法
JP2003205962A (ja) キャップライナー材用組成物及びキャップ
JPH10298357A (ja) キャップライナー材組成物
JP4077040B2 (ja) 改良された封止ライナを有する容器クロージャ
JPH10152587A (ja) 熱成形用樹脂組成物及びシート
JPH1170965A (ja) キャップライナー材用組成物およびキャップ成形品
JP2004250528A (ja) キャップライナー材用組成物及びキャップ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060425

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080626

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080715

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080828

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080930

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20080901

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081013

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111031

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111031

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121031

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131031

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees