JP2000351574A - 液圧発生装置 - Google Patents

液圧発生装置

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JP2000351574A
JP2000351574A JP16721899A JP16721899A JP2000351574A JP 2000351574 A JP2000351574 A JP 2000351574A JP 16721899 A JP16721899 A JP 16721899A JP 16721899 A JP16721899 A JP 16721899A JP 2000351574 A JP2000351574 A JP 2000351574A
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Japan
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reel
hydraulic
rope
hydraulic pump
communicating
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JP16721899A
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Isao Miyazawa
勲 宮澤
Hiroshi Asano
寛 浅野
Kunio Noi
國雄 能井
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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  • Supply Devices, Intensifiers, Converters, And Telemotors (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)
  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部電力を得ないで作動可能な液圧発生装置
を提供する。 【解決手段】 ヘッドブロック85に枢支したリール5
8と、リール58に巻き付けた駆動用ロープ65と、リ
ール58をロープ巻き取り方向へ回動させ得るように常
時付勢するロープ巻き取り手段59と、駆動用ロープ6
5が繰り出される際のリール58の回転をヘッドブロッ
ク85に搭載した油圧ポンプ40に伝達する一方向クラ
ッチ61と、上流端が作動油タンク41に連通し且つ下
流端が油圧ポンプ40の吸引口に連通する管路69と、
上流端が油圧ポンプ40の吐出口に連通し且つ下流端が
アキュムレータ62に連通する管路72とを備え、駆動
用ロープ65の繰り出し端をトロリ80に係止し、アキ
ュムレータ62をスプレッダに付帯する油圧アクチュエ
ータ30,32,37への管路74に接続している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンテナクレーンな
どの荷役設備に用いる液圧発生装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図7乃至図10はコンテナクレーンの一
例を示すもので、このコンテナクレーンは、港湾Sに面
した岸壁Gに敷設された陸側レールR1及び海側レール
R2と、これら両レールR1,R2上を走行する脚部1
a,1bを有する走行体2と、該走行体2の上部に略水
平に設けたガーダ3と、該ガーダ3の先端部に上方へ跳
ね上げ回動可能に枢支されたブーム4と、ガーダ3及び
ブーム4に沿って横行するトロリ5と、該トロリ5より
吊り下げられ且つトロリ5に対して昇降可能なヘッドブ
ロック6と、該ヘッドブロック6に装着され且つコンテ
ナCを係止可能なスプレッダ7とを備えており、前記の
トロリ5には、ガーダ3及びブーム4の左右に付帯する
レール8上を転動可能な車輪9が枢支されている。
【0003】ガーダ3の上方に位置する機械室10に
は、ブーム起伏用ロープ11の巻き取り、あるいは繰り
出しによって、ブーム4を起伏させるブーム起伏用ドラ
ム12と、ヘッドブロック昇降用ロープ13の巻き取
り、あるいは繰り出しによって、ヘッドブロック6を昇
降させるヘッドブロック昇降用ドラム14と、トロリ横
行用ロープ15の巻き取り、あるいは繰り出しによっ
て、トロリ5を横行させるトロリ横行用ドラム16とが
配置されており、前記のヘッドブロック昇降用ロープ1
3は、トロリ5に枢支されたシーブ17及びヘッドブロ
ック6に枢支されたシーブ18に巻き掛けられている。
【0004】また、ヘッドブロック6には、その四隅か
ら下方へ突出し且つ周方向に90°回動可能なスプレッ
ダ係合用のツイストロックピン19と、上面中央部に位
置するケーブルバスケット20とが装備されており、機
械室10からトロリ5を経てヘッドブロック6へ垂下す
る給電用ケーブル21が、トロリ5に対してヘッドブロ
ック6が上昇する際に順次ケーブルバスケット20に収
容され且つトロリ5に対してヘッドブロック6が下降す
る際に順次ケーブルバスケット20から送出されるよう
になっている。
【0005】スプレッダ7は、トロリ5の横行方向に対
して直交する方向へ水平に延びる前後一対の案内梁22
を有する固定フレーム23と、該固定フレーム23の上
面に固着され且つヘッドブロック6に付帯するツイスト
ロックピン19が係合可能な連結部材24と、各案内梁
22の一端側に位置する一対の移動梁25を有し且つ固
定フレーム23の一端寄り部分に対して走行体2の移動
方向へ往復動可能に嵌合する伸縮フレーム26と、各案
内梁22の他端側に位置する一対の移動梁27を有し且
つ固定フレーム23の他端寄り端部に対して走行体2の
移動方向へ往復動可能に嵌合する伸縮フレーム28と、
各伸縮フレーム26,28の先端部に下方へ突出するよ
うに2箇ずつ設けられ且つ周方向に90°回動可能なコ
ンテナ係合用のツイストロックピン29と、該ツイスト
ロックピン29を回動させる油圧シリンダ30と、各伸
縮フレーム26,28の先端部に2箇ずつ設けられ且つ
下方へ突出してコンテナCの角部に当接可能な位置と上
方に突出する位置との間を回動可能なガイドフリッパ3
1と、該ガイドフリッパ31を回動させる油圧ロータリ
ベーンモータ32と、固定フレーム23の一端寄り部分
に枢支したスプロケット33及び他端寄り部分に枢支し
たスプロケット34に巻き掛けた無端状のチェーン35
と、該チェーン35に噛合するスプロケット33を正回
転及び逆回転させ得る油圧モータ37と、固定フレーム
23に搭載した油圧ユニット38とを備えている。
【0006】油圧ユニット38は、給電用ケーブル21
から電力を得る電動機39と、該電動機39によって駆
動される油圧ポンプ40と、作動油タンク41とで構成
されている。
【0007】油圧ポンプ40の吸引口には、作動油タン
ク41に連通する管路42が接続され、油圧ポンプ40
の吐出口には、リリーフ弁43の設定圧に応じて作動油
タンク41へ作動油を戻す管路44が連通している。
【0008】油圧モータ37、油圧ロータリベーンモー
タ32、油圧シリンダ30と、油圧ポンプ40及び作動
油タンク41との間には、切換弁45,46,47が介
在している。
【0009】切換弁45は、電磁切換方式の3位置4ポ
ート弁であり、切換弁45のポンプポートには、油圧ポ
ンプ40の吐出口に連通する管路48が接続され、タン
クポートには、作動油タンク41に連通する管路49が
接続されている。
【0010】切換弁45の各切換ポートには、油圧モー
タ37の給排油ポートに連通する管路50,51が接続
されている。
【0011】切換弁46,47は、電磁切換方式の2位
置4ポート弁であり、切換弁46,47のポンプポート
には、油圧ポンプ40の吐出口に連通する管路52が接
続され、タンクポートには、作動油タンク41に連通す
る管路53が接続されている。
【0012】切換弁46の各切換ポートには、油圧ロー
タリベーンモータ32の給排油ポートに連通する管路5
4,55が接続されている。
【0013】切換弁47の一方の切換ポートには、油圧
シリンダ30のヘッド側流体室に連通する管路56が接
続され、切換弁47の他方の切換ポートには、油圧シリ
ンダ30のロッド側流体室に連通する管路57が接続さ
れている。
【0014】このスプレッダ7は、連結部材24にツイ
ストロックピン19が係合することにより、ヘッドブロ
ック6の下側に装着される。
【0015】また、チェーン35の所定箇所は、各伸縮
フレーム26,28の連結点26a,28aに係止され
ており、油圧モータ37を正方向または逆方向へ周回さ
せると、固定フレーム23を中心として、両伸縮フレー
ム26,28が互いに離反する方向、あるいは近接する
方向へ移動し、一方の伸縮フレーム26のツイストロッ
クピン29と他方の伸縮フレーム28のツイストロック
ピン29との間隔を、20ftコンテナ、40ftコン
テナ、45ftコンテナに応じて調整することができ
る。
【0016】図7乃至図10に示すコンテナクレーンで
は、岸壁Gに対する走行体2の移動、ガーダ3及びブー
ム4に対するトロリ5の横行、トロリ5に対するヘッド
ブロック6の昇降、スプレッダ7によるコンテナCの係
止の各動作を組み合わせて、船舶Vから岸壁Gへのコン
テナCの荷揚げ作業、あるいは、岸壁Gから船舶Vへの
コンテナCの積込み作業を行なう。
【0017】更に、近年の船舶Vの大型化に伴って、ト
ロリ5の横行距離を長くし且つヘッドブロック6の揚程
を大きくすることや、ヘッドブロック6の昇降速度の向
上を図ることが検討されている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ヘッド
ブロック6の揚程を大きくすると、油圧ユニット38の
電動機39へ電力を供給するための給電用ケーブル21
が長大化して、該給電用ケーブル21の保守点検が困難
となる。
【0019】また、ヘッドブロック6の昇降速度を向上
させると、ケーブルバスケット20への給電用ケーブル
21の収納や、ケーブルバスケット20からの給電用ケ
ーブル21の送出がヘッドブロック6の昇降に追従でき
なくなり、給電用ケーブル21に屈曲、破断などの損傷
が生じることが懸念される。
【0020】本発明は上述した実情に鑑みてなしたもの
で、外部電力を得ないで作動可能な液圧発生装置を提供
することを目的とするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1に記載の液圧発生装置では、荷役
設備の吊具に枢支したリールと、該リールに巻き付けた
駆動用ロープと、リールをロープ巻き取り方向へ回動さ
せ得るように常時付勢するロープ巻き取り手段と、リー
ルがロープ繰り出し方向へ回動する際に当該リールの回
転を吊具に搭載した液圧ポンプに伝達する一方向クラッ
チと、上流端が作動液タンクに連通し且つ下流端が液圧
ポンプの吸引口に連通する吸引管路と、上流端が液圧ポ
ンプの吐出口に連通し且つ下流端がアキュムレータに連
通する吐出管路とを備え、駆動用ロープの繰り出し端を
荷役設備のトロリに係止し、アキュムレータを吊具に付
帯する液圧アクチュエータへの作動液送給管路に接続し
ている。
【0022】本発明の請求項2に記載の液圧発生装置で
は、荷役設備の吊具に枢支したリールと、該リールに巻
き付けた駆動用ロープと、リールをロープ巻き取り方向
へ回動させ得るように常時付勢するロープ巻き取り手段
と、リールがロープ繰り出し方向へ回動する際に当該リ
ールの回転を吊具に搭載した液圧ポンプ及び発電機に伝
達する一方向クラッチと、上流端が作動液タンクに連通
し且つ下流端が液圧ポンプの吸引口に連通する吸引管路
と、上流端が液圧ポンプの吐出口に連通し且つ下流端が
アキュムレータに連通する吐出管路と、発電機に接続し
た蓄電池とを備え、駆動用ロープの繰り出し端を荷役設
備のトロリに係止し、アキュムレータを吊具に付帯する
液圧アクチュエータへの作動液送給管路に接続してい
る。
【0023】本発明の請求項1あるいは請求項2に記載
の液圧発生装置のいずれにおいても、トロリに対して吊
具が下降する際に、ロープ巻き取り手段の付勢力に抗し
て駆動用ロープを繰り出すリールの回転が、一方向クラ
ッチを介して液圧ポンプに伝達され、該液圧ポンプが作
動液タンクの作動液を吸引し且つアキュムレータへ吐出
する。
【0024】また、トロリに対して吊具が上昇する際
に、ロープ巻き取り手段がリールを回転させて駆動用ロ
ープを巻き取る。
【0025】本発明の請求項2に記載の液圧発生装置に
おいては、トロリに対して吊具が下降する際に、ロープ
巻き取り手段の付勢力に抗して駆動用ロープを繰り出す
リールの回転が、一方向クラッチを介して発電機に伝達
され、該発電機から出力される電力を蓄電池に充電す
る。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。
【0027】図1乃至図6は本発明の液圧発生装置の実
施の形態の一例を示すものであり、図中、図7乃至図1
0と同一の符号を付したものは同一物を表している。
【0028】この液圧発生装置は、リール58、ロープ
巻き取り手段59、油圧ポンプ40、発電機60、一方
向クラッチ61、アキュムレータ62、及び該アキュム
レータ62と先に述べた切換弁45,46,47との間
に介在する開閉弁63,64を備えている。
【0029】リール58は、回転中心軸が略水平になる
ように、ヘッドブロック85に枢支されている。
【0030】また、リール58には、トロリ80に対す
るヘッドブロック85の揚程に応じた長さの駆動用ロー
プ65が巻き付けられており、該駆動用ロープ65の繰
り出し端は、トロリ80に係止されている。
【0031】更に、リール58の外周面には、駆動用ロ
ープ65が確実に巻き付けられるように、周方向に延び
る溝が形成されている。
【0032】ロープ巻き取り手段59は、リール58の
側方に位置するように、ヘッドブロック85上に配置さ
れている。
【0033】このロープ巻き取り手段59には、リール
58がロープ巻き取り方向へ回動するように常時付勢す
るための複数段のばね機構66が内装されている。
【0034】また、ばね機構66は、駆動用ロープ65
が略全長にわたってリール58に巻き取られた状態にお
いても、当該リール58をロープ巻き取り方向へ付勢し
得るように設定されている。
【0035】リール58とロープ巻き取り手段59との
間には、リール58の回転をばね機構66に伝達し且つ
該ばね機構66の復元力をリール58に伝達するための
歯車伝達機構67が設けられている。
【0036】油圧ポンプ40並びに発電機60は、リー
ル58の近傍に位置するように、ヘッドブロック85に
搭載されている。
【0037】一方向クラッチ61は、リール58と油圧
ポンプ40並びに発電機60との間に位置するように、
ヘッドブロック85に取り付けられている。
【0038】一方向クラッチ61と油圧ポンプ40並び
に発電機60との間には、歯車増速機構68が設けられ
ており、一方向クラッチ61によりリール58が駆動用
ロープ65を繰り出す際の回転が選択的に取り出され、
また、その回転が歯車増速機構68で増速されたうえ、
油圧ポンプ40並びに発電機60に伝達されるようにな
っている。
【0039】更に、発電機60から出力される電力は、
ヘッドブロック85に搭載されている蓄電池84に充電
されるようになっている。
【0040】油圧ポンプ40の吸引口には、作動油タン
ク41に連通する管路69が接続されており、該管路6
9は、作動油タンク41から油圧ポンプ40側への作動
油の流通を許容し且つその逆方向への流通を阻止する逆
止弁70を有している。
【0041】油圧ポンプ40の吐出口には、手動開閉弁
71を介してアキュムレータ62に連通する管路72が
接続されており、該管路72は、油圧ポンプ40からア
キュムレータ62への作動油の流通を許容し且つその逆
方向への作動油の流通を阻止する逆止弁73を有してい
る。
【0042】開閉弁63,64は、電磁弁切換方式の2
位置2ポート弁であり、両開閉弁63,64の入側ポー
トには、前記の手動開閉弁71を介してアキュムレータ
62に連通する管路74が接続されており、該管路74
は、アキュムレータ62から開閉弁63,64への作動
油の流通を許容し且つその逆方向への作動油の流通を阻
止する逆止弁75を有している。
【0043】一方の開閉弁63の出側ポートには、切換
弁45のポンプポートに連通する管路76が接続され、
他方の開閉弁64の出側ポートには、切換弁46のポン
プポート、並びに切換弁47のポンプポートのそれぞれ
に連通する管路77が接続されている。
【0044】これにより、アキュムレータ62に貯えら
れた作動油圧が、管路74、開閉弁63,64、管路7
6,77、切換弁45,46,47、管路50,54,
56を経て、油圧モータ37、油圧ロータリベーンモー
タ32、油圧シリンダ30のそれぞれに付与されるよう
になっている。
【0045】また、アキュムレータ62には、リリーフ
弁78の設定値に応じて作動油タンク41へ作動油を戻
す管路79が接続されている。
【0046】更に、ヘッドブロック85には、コンテナ
クレーンの運転室から送信される無線信号に基づき、前
記の蓄電池84から切換弁45,46,47及び開閉弁
63,64のソレノイドに対して励磁電流を出力する給
電装置(図示せず)が搭載されている。
【0047】ヘッドブロック85の一端部及び他端部の
それぞれには、第1のアーム86と第2のアーム87と
が枢支されている。
【0048】これら両アーム86,87の上端部には、
トロリ80に設置したドラム81から垂下するヘッドブ
ロック昇降用ロープ83の繰り出し端が係止されてお
り、各ドラム81は、駆動源82によって回転するよう
になっている。
【0049】図1乃至図6に示す液圧発生装置では、ト
ロリ80に設置されているドラム81を駆動源82によ
って回転させると、ヘッドブロック昇降用ロープ83が
ドラム81に巻き取られ、あるいはドラム81から繰り
出されることにより、ヘッドブロック6及びスプレッダ
7が昇降する。
【0050】トロリ80に対してヘッドブロック6が下
降する際には、ロープ巻き取り手段59に内装したばね
機構66の付勢力に抗して駆動用ロープ65を繰り出す
リール58の回転が、一方向クラッチ61及び歯車増速
機構68を介して油圧ポンプ40及び発電機60に伝達
される。
【0051】これにより、作動油タンク41の作動油が
管路69を経て油圧ポンプ40に吸引され、該油圧ポン
プ40から吐出される作動油が管路72を経てアキュム
レータ62へ流入する。
【0052】また、同時に発電機60から出力される電
力が、蓄電池84に充電される。
【0053】トロリ80に対してヘッドブロック6が上
昇する際には、ロープ巻き取り手段59に内装したばね
機構66の付勢力が、歯車伝達機構67を介してリール
58を回転させて駆動用ロープ65を巻き取る。
【0054】更に、開閉弁63,64、切換弁45,4
6,47のそれぞれのソレノイドを、蓄電池84に充電
した電力により励磁すると、アキュムレータ62に蓄え
られた作動油圧が、油圧モータ37、油圧ロータリベー
ンモータ32、油圧シリンダ30へ付与される。
【0055】このように、図1乃至図6に示す液圧発生
装置においては、トロリ80に対してヘッドブロック6
が下降する際に、ロープ巻き取り手段59の付勢力に抗
して駆動用ロープ65を繰り出すリール58の回転が、
一方向クラッチ61及び歯車増速機構68を介して油圧
ポンプ40へ伝達され、該油圧ポンプ40が作動油タン
ク41の作動油を吸引し且つアキュムレータ62へ吐出
するので、外部電力を得ずに作動油タンク41からアキ
ュムレータ62に対して作動油を送出することができ
る。
【0056】また、リール58の回転が、一方向クラッ
チ61及び歯車増速機構68を介して発電機60に伝達
され、該発電機60が蓄電池84に電力を充電するの
で、開閉弁63,64、切換弁45,46,47のソレ
ノイドを励磁するための電力を、ヘッドブロック85上
で発生させることができる。
【0057】更に、ロープ巻き取り手段59によって、
リール58を常時ロープ巻き取り方向へ付勢しているの
で、トロリ80に対してヘッドブロック85が上昇する
際に、駆動用ロープ65に弛みが発生せず、リール58
に対する駆動用ロープ65の巻き取りが確実に行われ
る。
【0058】よって、ヘッドブロック6の揚程を大きく
することや、ヘッドブロック6の昇降速度の向上を図る
ことが可能になる。
【0059】なお、本発明の液圧発生装置は上述した実
施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨
を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは
勿論である。
【0060】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の液圧発生装
置によれば、下記のような種々の優れた効果を奏し得
る。
【0061】(1)本発明の請求項1あるいは請求項2
に記載の液圧発生装置のいずれにおいても、トロリに対
して吊具が下降する際に、ロープ巻き取り手段の付勢力
に抗して駆動用ロープを繰り出すリールの回転が、一方
向クラッチを介して液圧ポンプに伝達され、該液圧ポン
プが作動液タンクの作動液を吸引し且つアキュムレータ
へ吐出するので、アキュムレータに蓄えられた作動液圧
によって液圧アクチュエータを、外部電力を得ないで作
動させることができる。
【0062】(2)また、ロープ巻き取り手段によっ
て、リールを常時ロープ巻き取り方向へ付勢しているの
で、トロリに対してヘッドブロックが上昇する際に、駆
動用ロープに弛みが発生せず、リールに対する駆動用ロ
ープの巻き取りが確実に行われる。
【0063】(3)本発明の請求項2に記載の液圧発生
装置においては、トロリに対して吊具が下降する際に、
ロープ巻き取り手段の付勢力に抗して駆動用ロープを繰
り出すリールの回転が、一方向クラッチを介して発電機
に伝達され、該発電機が蓄電池に出力を充電するので、
この充電された電力によって液圧アクチュエータへの管
路に付帯している電磁弁の切替を、外部電力を得ないで
作動させることが可能となる。
【0064】(4)よって、本発明の請求項1あるいは
請求項2に記載の液圧発生装置のいずれにおいても、吊
具の揚程を大きくすることや、吊具の昇降速度の向上を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液圧発生装置の実施の形態の一例を示
す概念図である。
【図2】本発明の液圧発生装置の実施の形態の一例を装
備したコンテナクレーンのヘッドブロックを示す正面図
である。
【図3】図2のIII−III矢視図である。
【図4】図2のIV−IV矢視図である。
【図5】本発明の液圧発生装置の実施の形態の一例を装
備したコンテナクレーンのトロリを示す側面図である。
【図6】図5のVI−VI矢視図である。
【図7】コンテナクレーンの一例を示す側面図である。
【図8】図7に関連するスプレッダの正面図である。
【図9】図8のIX−IX矢視図である。
【図10】図7に関連するスプレッダの油圧アクチュエ
ータの作動油供給回路を示す概念図である。
【符号の説明】
30 油圧シリンダ(液圧アクチュエータ) 32 油圧ロータリベーンモータ(液圧アクチ
ュエータ) 37 油圧モータ(液圧アクチュエータ) 40 油圧ポンプ(液圧ポンプ) 41 作動油タンク(作動液タンク) 58 リール 59 ロープ巻き取り手段 60 発電機 61 一方向クラッチ 62 アキュムレータ 65 駆動用ロープ 69 管路(吸引管路) 72 管路(吐出管路) 74 管路(作動液供給管路) 80 トロリ 84 蓄電池 85 ヘッドブロック(吊具)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 能井 國雄 東京都江東区毛利一丁目19番10号 石川島 播磨重工業株式会社江東事務所内 Fターム(参考) 3F004 EA24 KB01 3F077 AA02 BA01 BA02 EA25 3H086 AA29 AC12 AD01 AD07 AD58 AF03 AF06 3H089 AA02 BB04 CC01 CC11 DA03 DA04 DA14 DB33 DB44 DB46 DB48 DB49 DB54 JJ08

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷役設備の吊具に枢支したリールと、該
    リールに巻き付けた駆動用ロープと、リールをロープ巻
    き取り方向へ回動させ得るように常時付勢するロープ巻
    き取り手段と、リールがロープ繰り出し方向へ回動する
    際に当該リールの回転を吊具に搭載した液圧ポンプに伝
    達する一方向クラッチと、上流端が作動液タンクに連通
    し且つ下流端が液圧ポンプの吸引口に連通する吸引管路
    と、上流端が液圧ポンプの吐出口に連通し且つ下流端が
    アキュムレータに連通する吐出管路とを備え、駆動用ロ
    ープの繰り出し端を荷役設備のトロリに係止し、アキュ
    ムレータを吊具に付帯する液圧アクチュエータへの作動
    液送給管路に接続したことを特徴とする液圧発生装置。
  2. 【請求項2】 荷役設備の吊具に枢支したリールと、該
    リールに巻き付けた駆動用ロープと、リールをロープ巻
    き取り方向へ回動させ得るように常時付勢するロープ巻
    き取り手段と、リールがロープ繰り出し方向へ回動する
    際に当該リールの回転を吊具に搭載した液圧ポンプ及び
    発電機に伝達する一方向クラッチと、上流端が作動液タ
    ンクに連通し且つ下流端が液圧ポンプの吸引口に連通す
    る吸引管路と、上流端が液圧ポンプの吐出口に連通し且
    つ下流端がアキュムレータに連通する吐出管路と、発電
    機に接続した蓄電池とを備え、駆動用ロープの繰り出し
    端を荷役設備のトロリに係止し、アキュムレータを吊具
    に付帯する液圧アクチュエータへの作動液送給管路に接
    続したことを特徴とする液圧発生装置。
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