JP2000350536A - たも網の網枠着脱装置 - Google Patents
たも網の網枠着脱装置Info
- Publication number
- JP2000350536A JP2000350536A JP11164018A JP16401899A JP2000350536A JP 2000350536 A JP2000350536 A JP 2000350536A JP 11164018 A JP11164018 A JP 11164018A JP 16401899 A JP16401899 A JP 16401899A JP 2000350536 A JP2000350536 A JP 2000350536A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- net
- cylindrical
- handle
- net frame
- attached
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【課題】 網枠の柄への着脱を容易にし、筒状操作部材
の内部への砂や塵埃の浸入を回避することができるたも
網の網枠着脱装置を提供する。 【解決手段】 柄7の先端に取り付けられて内外周に貫
通形成したロック体収納部1c内にロック体2を収納し
た筒状内部部材1と、これに柄7の元方向にバネ力を付
勢してスライド自在に外装されると共に、内周に柄7の
元方向に向けて押え面P2と係合解除用凹部3aとを設
けた筒状操作部材3と、網枠4に取り付けられて、筒状
内部部材1の内周孔に挿入可能に形成されると共に、外
周面にロック体2を係脱する環状係合溝5axを有する
雄ジョイント5とからなっている。
の内部への砂や塵埃の浸入を回避することができるたも
網の網枠着脱装置を提供する。 【解決手段】 柄7の先端に取り付けられて内外周に貫
通形成したロック体収納部1c内にロック体2を収納し
た筒状内部部材1と、これに柄7の元方向にバネ力を付
勢してスライド自在に外装されると共に、内周に柄7の
元方向に向けて押え面P2と係合解除用凹部3aとを設
けた筒状操作部材3と、網枠4に取り付けられて、筒状
内部部材1の内周孔に挿入可能に形成されると共に、外
周面にロック体2を係脱する環状係合溝5axを有する
雄ジョイント5とからなっている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たも網の網枠着脱
装置に関する。
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、たも網は、釣り場の移動時な
ど、たも網を使用しない場合や、保管時にコンパクトに
収納できるように、柄の先端に雌ネジを穿設した継手を
取り付け、この雌ネジに網枠に設けた雄ネジを螺合する
ことによって柄と網枠とを着脱自在に取り付けている。
ど、たも網を使用しない場合や、保管時にコンパクトに
収納できるように、柄の先端に雌ネジを穿設した継手を
取り付け、この雌ネジに網枠に設けた雄ネジを螺合する
ことによって柄と網枠とを着脱自在に取り付けている。
【0003】しかし、この網枠着脱装置は、一方に対し
て他方を回転させることによって、両ネジ部を螺進退さ
せるものであるために、組立・分離に手間がかかり、釣
り場に到着して直ちに釣りを開始したい釣り人、又は、
釣果があがらず、直ちに移動したい釣り人にとっては、
迅速性において課題が残されている。
て他方を回転させることによって、両ネジ部を螺進退さ
せるものであるために、組立・分離に手間がかかり、釣
り場に到着して直ちに釣りを開始したい釣り人、又は、
釣果があがらず、直ちに移動したい釣り人にとっては、
迅速性において課題が残されている。
【0004】又、組立時に柄の雌ネジと網枠の雄ネジと
の軸芯が一致していない場合には、これらを螺合できな
いばかりでなく、それぞれのネジ山を損壊するという問
題があった。
の軸芯が一致していない場合には、これらを螺合できな
いばかりでなく、それぞれのネジ山を損壊するという問
題があった。
【0005】上述した問題を解決するために、特開平1
1−46624号公報には、筒状内部部材と、筒状操作
部材と、雄継手とからなる網枠着脱装置が開示されてい
る。筒状内部部材は、柄の先端に取り付けられて、内外
周に貫通形成したロック片収納部内にロック片を収納す
る。筒状操作部は、筒状内部部材の外側にスライド自在
に取り付けられている。この筒状操作部は、柄の先端に
向けて押え面と係合解除用凹部とを有している。雄継手
は、網枠に取り付けられ、上記筒状内部部材の内周孔に
挿入可能に構成されている。この雄継手は、外周面にロ
ック片を係脱するための環状係合溝を有している。
1−46624号公報には、筒状内部部材と、筒状操作
部材と、雄継手とからなる網枠着脱装置が開示されてい
る。筒状内部部材は、柄の先端に取り付けられて、内外
周に貫通形成したロック片収納部内にロック片を収納す
る。筒状操作部は、筒状内部部材の外側にスライド自在
に取り付けられている。この筒状操作部は、柄の先端に
向けて押え面と係合解除用凹部とを有している。雄継手
は、網枠に取り付けられ、上記筒状内部部材の内周孔に
挿入可能に構成されている。この雄継手は、外周面にロ
ック片を係脱するための環状係合溝を有している。
【0006】この網枠着脱装置によれば、押え面によっ
てロック片の外方への移動を拘束して、網枠の装着状態
が確保される。一方、操作部材をバネ力に抗して柄の方
向にスライドさせることによって、ロック片の外方への
移動を可能にし、網枠が離脱可能な状態に置かれる。
てロック片の外方への移動を拘束して、網枠の装着状態
が確保される。一方、操作部材をバネ力に抗して柄の方
向にスライドさせることによって、ロック片の外方への
移動を可能にし、網枠が離脱可能な状態に置かれる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た先行技術の網枠着脱装置においては、網枠を柄に装着
する際に、操作部材を柄の方向にスライドさせながら網
枠の雄継手を筒状内部部材に挿入しなければならず、釣
り場における釣りの準備における手の動きが逆になり、
取り扱い難いという問題があった。
た先行技術の網枠着脱装置においては、網枠を柄に装着
する際に、操作部材を柄の方向にスライドさせながら網
枠の雄継手を筒状内部部材に挿入しなければならず、釣
り場における釣りの準備における手の動きが逆になり、
取り扱い難いという問題があった。
【0008】又、筒状操作部材には、押え面と係合解除
用凹部とが前方側に向けて設けられているので、筒状操
作部材を操作した際に、その内部に砂や塵埃が入り易
く、これらが、ロック片、係合解除用凹部、押え面等に
付着して、ロック片の作動不良を生じる虞がある。
用凹部とが前方側に向けて設けられているので、筒状操
作部材を操作した際に、その内部に砂や塵埃が入り易
く、これらが、ロック片、係合解除用凹部、押え面等に
付着して、ロック片の作動不良を生じる虞がある。
【0009】本発明の目的は、網枠の柄への着脱を容易
にし、筒状操作部材の内部への砂や塵埃の浸入を回避す
ることができるたも網の網枠着脱装置を提供することに
ある。
にし、筒状操作部材の内部への砂や塵埃の浸入を回避す
ることができるたも網の網枠着脱装置を提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の本発明は、網を装着した網枠(4)
を柄(7)の先端に着脱自在に取り付けるたも網の網枠
着脱装置において、柄(7)の先端に取り付けられて内
外周に貫通形成したロック体収納部(1c)内にロック
体(2)を収納した筒状内部部材(1)と、前記筒状内
部部材(1)に前記柄(7)の元方向にバネ力を付勢し
てスライド自在に外装されると共に、内周に柄(7)の
元方向に向けて押え面(P2)と係合解除用凹部(3
a)とを設けた筒状操作部材(3)と、前記網枠(4)
に取り付けられて、前記筒状内部部材(1)の内周孔に
挿入可能に形成されると共に、外周面に前記ロック体
(2)を係脱する環状係合溝(5ax)を有する雄ジョ
イント(5)とからなることを特徴とする。
ために、請求項1の本発明は、網を装着した網枠(4)
を柄(7)の先端に着脱自在に取り付けるたも網の網枠
着脱装置において、柄(7)の先端に取り付けられて内
外周に貫通形成したロック体収納部(1c)内にロック
体(2)を収納した筒状内部部材(1)と、前記筒状内
部部材(1)に前記柄(7)の元方向にバネ力を付勢し
てスライド自在に外装されると共に、内周に柄(7)の
元方向に向けて押え面(P2)と係合解除用凹部(3
a)とを設けた筒状操作部材(3)と、前記網枠(4)
に取り付けられて、前記筒状内部部材(1)の内周孔に
挿入可能に形成されると共に、外周面に前記ロック体
(2)を係脱する環状係合溝(5ax)を有する雄ジョ
イント(5)とからなることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態に係るた
も網の網枠着脱装置を、図1乃至図7を参照して以下に
詳細に説明する。
も網の網枠着脱装置を、図1乃至図7を参照して以下に
詳細に説明する。
【0012】本発明のたも網の網枠着脱装置は、筒状内
部部材1と、ロック体としての複数個のボール2と、筒
状操作部材3と、網枠4を装着するための雄ジョイント
5及び雌ジョイント6と、たも網の柄7側に設けられる
口金9とからなる基本構成を有している。
部部材1と、ロック体としての複数個のボール2と、筒
状操作部材3と、網枠4を装着するための雄ジョイント
5及び雌ジョイント6と、たも網の柄7側に設けられる
口金9とからなる基本構成を有している。
【0013】筒状内部部材1は、一端に雄ネジ部1aを
有しており、他端内部にボア1bが形成されている。こ
のボア1bは六角柱状に形成されており、筒状内部部材
1の他端に開放されている。この筒状内部部材1は、周
方向に間隔をあけて形成されたロック体収納部としての
複数個のボール孔1cを有している。これらボール孔1
cは上述したボア1bと連通している。尚、筒状内部部
材1の外周において、その一端とボール孔1cとの間に
は、スプリング受け1eが設けられている。
有しており、他端内部にボア1bが形成されている。こ
のボア1bは六角柱状に形成されており、筒状内部部材
1の他端に開放されている。この筒状内部部材1は、周
方向に間隔をあけて形成されたロック体収納部としての
複数個のボール孔1cを有している。これらボール孔1
cは上述したボア1bと連通している。尚、筒状内部部
材1の外周において、その一端とボール孔1cとの間に
は、スプリング受け1eが設けられている。
【0014】複数個のボール2は、筒状内部部材1の複
数個のボール孔1c内にそれぞれ配置されている。尚、
このボール2は、図1に示すように、筒状内部部材1の
ボール孔1c内に収められるが、ボール孔1cの内径
は、筒状内部部材1の外周面側から内周面側に向かって
順次縮径している。従って、ボール孔1c内にボール2
を収めた状態において、ボール2が筒状内部部材1のボ
ア1b内に落下することはない。
数個のボール孔1c内にそれぞれ配置されている。尚、
このボール2は、図1に示すように、筒状内部部材1の
ボール孔1c内に収められるが、ボール孔1cの内径
は、筒状内部部材1の外周面側から内周面側に向かって
順次縮径している。従って、ボール孔1c内にボール2
を収めた状態において、ボール2が筒状内部部材1のボ
ア1b内に落下することはない。
【0015】筒状操作部材3は、上述した筒状内部部材
1の一端側部分の外周に、軸線方向に沿ってスライド可
能に嵌合されている。この筒状操作部材3は、内側に環
状に突出した突起Pを備えている。この突起Pは、図5
から明らかなように、筒状操作部材3の内周面に対して
実質的に直交する方向に向けられたスプリング受け面P
1と、これとほぼ直角に連続する押え面P2と、これと
連続する湾曲面P3と、これと連続する傾斜面P4とか
ら構成される。筒状操作部材3において、このように突
起Pが形成されている結果、図1において、この突起P
よりも下方の位置には、係合解除用凹部3aが形成され
る。
1の一端側部分の外周に、軸線方向に沿ってスライド可
能に嵌合されている。この筒状操作部材3は、内側に環
状に突出した突起Pを備えている。この突起Pは、図5
から明らかなように、筒状操作部材3の内周面に対して
実質的に直交する方向に向けられたスプリング受け面P
1と、これとほぼ直角に連続する押え面P2と、これと
連続する湾曲面P3と、これと連続する傾斜面P4とか
ら構成される。筒状操作部材3において、このように突
起Pが形成されている結果、図1において、この突起P
よりも下方の位置には、係合解除用凹部3aが形成され
る。
【0016】上記筒状操作部材3のスプリング受け面P
1と、筒状内部部材1にスプリング受け1eとの間に
は、圧縮コイルバネ12が配置されている。圧縮コイル
バネ12は、筒状操作部材3を、図1において、下方に
押圧するが、筒状操作部材3の下方におけるスライド限
界位置は、筒状内部部材1と筒状操作部材3との間に設
けられたストップリング13によって規制される。即
ち、ストップリング13によって筒状操作部材3が下方
限界位置に置かれて状態において、ボール2は突起Pの
押え面P2と当接する。この状態では、ボール2はボー
ル孔1cの内側部分に押し付けられる。このストップリ
ング13はバネ材からなり、図3に示すように、一部が
切断されC形の形状を有している。勿論、このストップ
リング13は、筒状操作部材3の下方スライド位置を規
制する機能を有するものであれば、その形態は任意であ
り、例えば、Eリング等を用いてもよい。
1と、筒状内部部材1にスプリング受け1eとの間に
は、圧縮コイルバネ12が配置されている。圧縮コイル
バネ12は、筒状操作部材3を、図1において、下方に
押圧するが、筒状操作部材3の下方におけるスライド限
界位置は、筒状内部部材1と筒状操作部材3との間に設
けられたストップリング13によって規制される。即
ち、ストップリング13によって筒状操作部材3が下方
限界位置に置かれて状態において、ボール2は突起Pの
押え面P2と当接する。この状態では、ボール2はボー
ル孔1cの内側部分に押し付けられる。このストップリ
ング13はバネ材からなり、図3に示すように、一部が
切断されC形の形状を有している。勿論、このストップ
リング13は、筒状操作部材3の下方スライド位置を規
制する機能を有するものであれば、その形態は任意であ
り、例えば、Eリング等を用いてもよい。
【0017】上述したストップリング13は、着脱可能
であるため、筒状操作部材3の取り外し、ボール2や圧
縮コイルバネ12の交換等の作業を容易に行なうことが
できる。
であるため、筒状操作部材3の取り外し、ボール2や圧
縮コイルバネ12の交換等の作業を容易に行なうことが
できる。
【0018】雄ジョイント5は、図2に示すように、網
枠4の一端に取り付けられており、挿入軸5aを有して
いる。この挿入軸5aの一端側外周には、上述したボー
ル2を収めるための環状係合溝5axが形成されてい
る。挿入軸5aの他端には雌ネジ部5ayが形成されて
いる。この挿入軸5aはその雌ネジ部5ayに螺合さ
れ、頭部に六角穴5bxを有するネジ5bによって、雄
ジョイント5に固定される。このように固定される挿入
軸5aは、網枠4に対してほぼ直交する方向に突出す
る。
枠4の一端に取り付けられており、挿入軸5aを有して
いる。この挿入軸5aの一端側外周には、上述したボー
ル2を収めるための環状係合溝5axが形成されてい
る。挿入軸5aの他端には雌ネジ部5ayが形成されて
いる。この挿入軸5aはその雌ネジ部5ayに螺合さ
れ、頭部に六角穴5bxを有するネジ5bによって、雄
ジョイント5に固定される。このように固定される挿入
軸5aは、網枠4に対してほぼ直交する方向に突出す
る。
【0019】雌ジョイント6は、図2に示すように、網
枠4の他端に取り付けられており、雄ジョイント5を受
け入れる凹部6a、及び、雄ジョイント5の挿入軸5a
を通すための貫通孔6bを有している。即ち、雄ジョイ
ント5の挿入軸5aを雌ジョイント6の貫通孔6b内に
通すようにして、雄ジョイント5を雌ジョイント6内に
填め込むことによって、網枠4は略円形を呈する。ここ
で、挿入軸5aは、このように円形状に形成された網枠
4の直径方向に外側に向かって伸びている。
枠4の他端に取り付けられており、雄ジョイント5を受
け入れる凹部6a、及び、雄ジョイント5の挿入軸5a
を通すための貫通孔6bを有している。即ち、雄ジョイ
ント5の挿入軸5aを雌ジョイント6の貫通孔6b内に
通すようにして、雄ジョイント5を雌ジョイント6内に
填め込むことによって、網枠4は略円形を呈する。ここ
で、挿入軸5aは、このように円形状に形成された網枠
4の直径方向に外側に向かって伸びている。
【0020】柄7は、小径管7a、中径管7b、大径管
7cから振出型に構成されており、これら管のうちの最
も内側に配置された小径管7aの先端に口金9が取り付
けられている。この口金9の先端には雌ネジ部9aが形
成されている。この雌ネジ部9aには管状のネジスペー
サ10が螺合されている。このネジスペーサ10の外周
には、口金9の雌ネジ部9aに螺合可能な雄ネジ部10
aが形成されており、一方、その内周には、筒状内部部
材1の雄ネジ部1aが螺合可能な雌ネジ部10bが形成
されている。
7cから振出型に構成されており、これら管のうちの最
も内側に配置された小径管7aの先端に口金9が取り付
けられている。この口金9の先端には雌ネジ部9aが形
成されている。この雌ネジ部9aには管状のネジスペー
サ10が螺合されている。このネジスペーサ10の外周
には、口金9の雌ネジ部9aに螺合可能な雄ネジ部10
aが形成されており、一方、その内周には、筒状内部部
材1の雄ネジ部1aが螺合可能な雌ネジ部10bが形成
されている。
【0021】上記口金9の先端にはゴム製の上栓8が取
り付けられている。この上栓8は、柄7の大径管7cの
先端に嵌合可能である。中径管7bは、小径管7aと大
径管7cとの間に配置されている。
り付けられている。この上栓8は、柄7の大径管7cの
先端に嵌合可能である。中径管7bは、小径管7aと大
径管7cとの間に配置されている。
【0022】次に、本発明のたも網の網枠着脱装置の使
用方法を説明する。本発明の網枠着脱装置は、上述した
ようにネジスペーサ10を備えており、その使用は選択
的であるが、ここでは、ネジスペーサ10が使用されて
いる。即ち、口金9には予めネジスペーサ10がねじ込
まれており、このネジスペーサ10に筒状内部部材1の
雄ネジ部1aが螺合されている。勿論、この筒状内部部
材1、ボール2、圧縮コイルバネ12、筒状操作部材3
及びストップリング13は、予め組み立てられたユニッ
トとして構成されている。
用方法を説明する。本発明の網枠着脱装置は、上述した
ようにネジスペーサ10を備えており、その使用は選択
的であるが、ここでは、ネジスペーサ10が使用されて
いる。即ち、口金9には予めネジスペーサ10がねじ込
まれており、このネジスペーサ10に筒状内部部材1の
雄ネジ部1aが螺合されている。勿論、この筒状内部部
材1、ボール2、圧縮コイルバネ12、筒状操作部材3
及びストップリング13は、予め組み立てられたユニッ
トとして構成されている。
【0023】次いで、雄ジョイント5の挿入軸5aを雌
ジョイント6の貫通孔6b内に通すようにして、雄ジョ
イント5を雌ジョイント6内に填め込み、雌ジョイント
6から突出した雄ジョイント5の挿入軸5aを筒状内部
部材1のボア1b内に挿入する。ボア1b内に挿入され
た挿入軸5aの先端がボール2と当接すると、挿入軸5
aの挿入が不可能な状態に置かれる。ここで、筒状操作
部材3を圧縮コイルバネ12に抗して、図1において上
方に引き上げることにより、ボール2が筒状操作部材3
の係合解除用凹部3a内に位置して、筒状内部部材1に
対する半径方向外側への移動が可能になり、その結果、
挿入軸5aの更なる挿入が可能になる。図5から明らか
なように、筒状操作部材3の突起Pにおける押え面P
2、湾曲面P3及び傾斜面P4と、圧縮コイルバネ12
との作用により、ボール2には、これを内側に弾性的に
押圧する力が付勢される。従って、挿入軸5aを更に挿
入し、所定の位置に到達すると、ボール2が挿入軸5a
のボール孔1c内に係合し、網枠4が柄7に確実に取り
付けられる。
ジョイント6の貫通孔6b内に通すようにして、雄ジョ
イント5を雌ジョイント6内に填め込み、雌ジョイント
6から突出した雄ジョイント5の挿入軸5aを筒状内部
部材1のボア1b内に挿入する。ボア1b内に挿入され
た挿入軸5aの先端がボール2と当接すると、挿入軸5
aの挿入が不可能な状態に置かれる。ここで、筒状操作
部材3を圧縮コイルバネ12に抗して、図1において上
方に引き上げることにより、ボール2が筒状操作部材3
の係合解除用凹部3a内に位置して、筒状内部部材1に
対する半径方向外側への移動が可能になり、その結果、
挿入軸5aの更なる挿入が可能になる。図5から明らか
なように、筒状操作部材3の突起Pにおける押え面P
2、湾曲面P3及び傾斜面P4と、圧縮コイルバネ12
との作用により、ボール2には、これを内側に弾性的に
押圧する力が付勢される。従って、挿入軸5aを更に挿
入し、所定の位置に到達すると、ボール2が挿入軸5a
のボール孔1c内に係合し、網枠4が柄7に確実に取り
付けられる。
【0024】一方、網枠を柄7から取り外す場合には、
筒状操作部材3を圧縮コイルバネ12に抗して、図1に
おいて上方に引き上げ、この状態で、挿入軸5aを筒状
内部部材1から引き抜けばよい。
筒状操作部材3を圧縮コイルバネ12に抗して、図1に
おいて上方に引き上げ、この状態で、挿入軸5aを筒状
内部部材1から引き抜けばよい。
【0025】図8は、変形された雄ジョイント15を示
している。この雄ジョイント15は、六角形状部分15
aと、これと同軸心的に連続する円柱状部分15bとを
備えている。この円柱状部分15bには、管状係合溝1
5bxが形成されている。
している。この雄ジョイント15は、六角形状部分15
aと、これと同軸心的に連続する円柱状部分15bとを
備えている。この円柱状部分15bには、管状係合溝1
5bxが形成されている。
【0026】一方、図9は、上記雄ジョイント15と組
み合わせて使用される筒状内部部材11を示している。
この筒状内部部材11は、一端に雄ネジ部11aを有し
ており、他端内部にボア11bが形成されている。この
ボア11bは円柱状に形成されており、このボア11b
は、筒状内部部材1の他端に開放された六角形状部分1
1dを有している。この筒状内部部材11は、周方向に
間隔をあけて形成されたロック体収納部としての複数個
のボール孔11cを有している。これらボール孔11c
は上述したボア11bと連通している。
み合わせて使用される筒状内部部材11を示している。
この筒状内部部材11は、一端に雄ネジ部11aを有し
ており、他端内部にボア11bが形成されている。この
ボア11bは円柱状に形成されており、このボア11b
は、筒状内部部材1の他端に開放された六角形状部分1
1dを有している。この筒状内部部材11は、周方向に
間隔をあけて形成されたロック体収納部としての複数個
のボール孔11cを有している。これらボール孔11c
は上述したボア11bと連通している。
【0027】このように変形された雄ジョイント15と
筒状内部部材11との組合せによれば、雄ジョイント1
5の六角形状部分15aが筒状内部部材11の六角形状
部分11dに嵌合されない限り、筒状内部部材11の円
柱状ボア11b内において、雄ジョイント15の円柱状
部分15bの周方向の回転が許容される。従って、雄ジ
ョイントの円柱状部分15bを筒状内部部材11の円柱
状ボア11b内に浅く挿入しておき、この状態で、雄ジ
ョイント15を、その円柱状部分15bの中心軸線を中
心として周方向に僅かに回転させて、位置合わせを行
い、その後、雄ジョイント15の六角形状部分15a及
び円柱状部分15bを、筒状内部部材11の六角形状部
分11d及び円柱状ボア11bにそれぞれ押し込むこと
により、雄ジョイント15を筒状内部部材11に容易に
取り付けることができる。
筒状内部部材11との組合せによれば、雄ジョイント1
5の六角形状部分15aが筒状内部部材11の六角形状
部分11dに嵌合されない限り、筒状内部部材11の円
柱状ボア11b内において、雄ジョイント15の円柱状
部分15bの周方向の回転が許容される。従って、雄ジ
ョイントの円柱状部分15bを筒状内部部材11の円柱
状ボア11b内に浅く挿入しておき、この状態で、雄ジ
ョイント15を、その円柱状部分15bの中心軸線を中
心として周方向に僅かに回転させて、位置合わせを行
い、その後、雄ジョイント15の六角形状部分15a及
び円柱状部分15bを、筒状内部部材11の六角形状部
分11d及び円柱状ボア11bにそれぞれ押し込むこと
により、雄ジョイント15を筒状内部部材11に容易に
取り付けることができる。
【0028】上述した実施形態においては、ロック体
(2)としてボールを用いたが、筒状操作部材(3)の
操作によって雄ジョイント5との係脱を可能ならしめる
ものであれば、その形態は任意であり、例えば、ロック
爪片等を用いてもよい。
(2)としてボールを用いたが、筒状操作部材(3)の
操作によって雄ジョイント5との係脱を可能ならしめる
ものであれば、その形態は任意であり、例えば、ロック
爪片等を用いてもよい。
【0029】又、雄ジョイント5、15の挿入軸5a、
15aは六角形状に形成されたものとして説明したが、
非円形の横断面形状を有していればよく、例えば、4、
6、8角形等の多角形状、小判型形状、D型形状等であ
ってもよい。
15aは六角形状に形成されたものとして説明したが、
非円形の横断面形状を有していればよく、例えば、4、
6、8角形等の多角形状、小判型形状、D型形状等であ
ってもよい。
【0030】本発明において、網枠4の形状は、円形、
逆三角形等の、魚を掬うために適した形状であれば任意
である。網枠4は、一体成形された構成部材で構成し、
その一箇所に挿入軸5aと同様の突起を外向けに突設し
てもよく、また、網枠4を複数の構成部材から組立て式
に構成してもよい。
逆三角形等の、魚を掬うために適した形状であれば任意
である。網枠4は、一体成形された構成部材で構成し、
その一箇所に挿入軸5aと同様の突起を外向けに突設し
てもよく、また、網枠4を複数の構成部材から組立て式
に構成してもよい。
【0031】尚、挿入軸5aにステンレス等の補強バー
や補強パイプを埋設すれば、挿入軸5aの強度を向上さ
せることができる。補強パイプを使用した際、この中に
小型発光ダイオード等の発行体を挿入すれば、暗い場所
においても、たも網の位置を確実に認識することができ
る。
や補強パイプを埋設すれば、挿入軸5aの強度を向上さ
せることができる。補強パイプを使用した際、この中に
小型発光ダイオード等の発行体を挿入すれば、暗い場所
においても、たも網の位置を確実に認識することができ
る。
【0032】又、網枠4をカーボン樹脂等の軽量素材を
用いれば、軽量で強度を持たせることが可能となる。
用いれば、軽量で強度を持たせることが可能となる。
【0033】
【発明の効果】請求項1の本発明のたも網の網枠着脱装
置によれば、筒状内部部材に対して内周に柄の元方向に
向けて押え面と係合解除用凹部とを設けた筒状操作部材
を柄の元方向にばね力を付勢してスライド自在に外装さ
せているため、柄への網枠の装着時には、柄の先方向に
操作部材をスライドさせつつ、網枠の雄継手を筒状内部
部材に挿入すればよく、釣り場に着き、釣りの準備に当
たって、操作部材を把持して網枠の雄継手を筒状内部部
材に挿入すれば、この挿入動作によって筒状内部部材上
を操作部材が柄の先端方向にスライドして雄継手を連結
できる。又、筒状操作部材には、押え面と係合解除用凹
部とが柄の元側に向けて設けられているので、筒状操作
部材の内部に砂や塵埃が浸入することが回避される。
置によれば、筒状内部部材に対して内周に柄の元方向に
向けて押え面と係合解除用凹部とを設けた筒状操作部材
を柄の元方向にばね力を付勢してスライド自在に外装さ
せているため、柄への網枠の装着時には、柄の先方向に
操作部材をスライドさせつつ、網枠の雄継手を筒状内部
部材に挿入すればよく、釣り場に着き、釣りの準備に当
たって、操作部材を把持して網枠の雄継手を筒状内部部
材に挿入すれば、この挿入動作によって筒状内部部材上
を操作部材が柄の先端方向にスライドして雄継手を連結
できる。又、筒状操作部材には、押え面と係合解除用凹
部とが柄の元側に向けて設けられているので、筒状操作
部材の内部に砂や塵埃が浸入することが回避される。
【図1】本発明の装置を示す縦断面図
【図2】本発明の装置の構成要素の一部を示す分解斜視
図
図
【図3】本発明の装置に使用されたストップリングを示
す斜視図
す斜視図
【図4】本発明の装置に使用された筒状操作部材を示す
一部を切り欠いた斜視図
一部を切り欠いた斜視図
【図5】本発明の装置の要部拡大断面図
【図6】本発明の装置に使用された口金を示す一部を切
り欠いた斜視図
り欠いた斜視図
【図7】本発明の装置に使用された上栓を示す一部を切
り欠いた斜視図
り欠いた斜視図
【図8】本発明の装置における雄ジョイントの変形例を
示す斜視図
示す斜視図
【図9】本発明の装置における筒状内部部材の変形例を
示す縦断面図
示す縦断面図
1 筒状内部部材 1c ロック体収納部 2 ロック体 3 筒状操作部材 3a 係合解除用凹部 4 網枠 5 雄ジョイント 5ax 環状係合溝 7 柄 P2 押え面
Claims (1)
- 【請求項1】 網を装着した網枠を柄の先端に着脱自在
に取り付けるたも網の網枠着脱装置において、 柄の先端に取り付けられて内外周に貫通形成したロック
体収納部内にロック体を収納した筒状内部部材と、 前記筒状内部部材に前記柄の元方向にバネ力を付勢して
スライド自在に外装されると共に、内周に柄の元方向に
向けて押さえ面と係合解除用凹部とを設けた筒状操作部
材と、 前記網枠に取り付けられて、前記筒状内部部材の内周孔
に挿入可能に形成されると共に、外周面に前記ロック体
を係脱する環状係合溝を有する雄継手とからなることを
特徴とするたも網の網枠着脱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11164018A JP2000350536A (ja) | 1999-06-10 | 1999-06-10 | たも網の網枠着脱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11164018A JP2000350536A (ja) | 1999-06-10 | 1999-06-10 | たも網の網枠着脱装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000350536A true JP2000350536A (ja) | 2000-12-19 |
Family
ID=15785234
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11164018A Pending JP2000350536A (ja) | 1999-06-10 | 1999-06-10 | たも網の網枠着脱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000350536A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2403120A (en) * | 2003-06-24 | 2004-12-29 | Svendsen Sports | Connecting device for angling equipment |
WO2006048590A1 (en) * | 2004-11-03 | 2006-05-11 | Svendsen Sports (Uk) Limited | Angling equipment |
CN115430249A (zh) * | 2022-09-21 | 2022-12-06 | 广东骏丰频谱股份有限公司 | 一种气体过滤组件 |
-
1999
- 1999-06-10 JP JP11164018A patent/JP2000350536A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2403120A (en) * | 2003-06-24 | 2004-12-29 | Svendsen Sports | Connecting device for angling equipment |
WO2006048590A1 (en) * | 2004-11-03 | 2006-05-11 | Svendsen Sports (Uk) Limited | Angling equipment |
CN115430249A (zh) * | 2022-09-21 | 2022-12-06 | 广东骏丰频谱股份有限公司 | 一种气体过滤组件 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3217420U (ja) | ロック機能及び解除機能を備えるトルクスリーブ | |
AU2011274390B2 (en) | Insertion tool for tangless spiral coil insert | |
US8413366B2 (en) | Adjustable butt and reel seat for a fishing rod | |
EP1676676A1 (en) | Selectively rotatable tool connector | |
US20150239108A1 (en) | Shaft Securing Mechanism For A Tool | |
KR101959350B1 (ko) | 치과용 핸드피스 | |
JP2000350536A (ja) | たも網の網枠着脱装置 | |
US20170347637A1 (en) | Fishing Gaff | |
JP4240479B2 (ja) | ネジ式クランプ | |
JP2000125721A (ja) | 部品着脱構造及び釣り用リールの部品着脱構造 | |
JP3464364B2 (ja) | 魚釣用リール | |
JP2603123Y2 (ja) | スピニングリール | |
JP2007029053A (ja) | 釣竿 | |
JPH1175629A (ja) | 釣糸係止具及びこれを備えた釣竿 | |
JP4436167B2 (ja) | 釣具用グリップ構造及びこれを備えた釣具 | |
JPH0410817B2 (ja) | ||
JP2019146536A (ja) | リールシート及びサポートグリップ | |
JPH08170627A (ja) | 連結具 | |
JP2002171873A (ja) | リールシート | |
JP4110100B2 (ja) | 振出竿 | |
JP3136334U (ja) | 電動回転工具用継手 | |
JP2004216509A (ja) | ねじ付け桿 | |
JP3029060U (ja) | ねじ用チャック | |
JP2008161058A (ja) | 刈払機 | |
JP2561750Y2 (ja) | チャック |