JP2000350359A - 電源回路 - Google Patents

電源回路

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JP2000350359A
JP2000350359A JP11152064A JP15206499A JP2000350359A JP 2000350359 A JP2000350359 A JP 2000350359A JP 11152064 A JP11152064 A JP 11152064A JP 15206499 A JP15206499 A JP 15206499A JP 2000350359 A JP2000350359 A JP 2000350359A
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JP
Japan
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main wiring
power supply
wiring
load
supply circuit
Prior art date
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JP11152064A
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English (en)
Inventor
Kazunari Sakura
一成 佐倉
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness System Technologies Research Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/80Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
    • Y02T10/92Energy efficient charging or discharging systems for batteries, ultracapacitors, supercapacitors or double-layer capacitors specially adapted for vehicles

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源と負荷との間に接続される配線が通電不
能な状態になったときでも継続して負荷に電力を供給可
能にする。 【解決手段】 バッテリ14、バッテリ14と負荷20
との間に選択的に接続可能な主配線22及び予備配線2
6、及び、これら両配線22,26と負荷20との間に
接続され、主配線22が通電可能状態にあるときは主配
線22を負荷20に接続し、主配線22が通電不能状態
になったときには主配線22に代えて予備配線26を負
荷20に接続するリレー28とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両等に搭載され
ている種々の負荷に電力を供給するための電源回路に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等の車両における種々の負
荷に電力を供給するための電源回路は、バッテリと負荷
との間に過電流ヒューズを介して1系統の配線が接続さ
れて構成されている。このような電源回路では、配線が
通電可能な状態にあるときは該配線を介してバッテリか
ら負荷に電力が供給される一方、配線に短絡が生じて過
電流が流れたときには過電流ヒューズが溶断されて負荷
への電力供給が遮断されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の電源回路で
は、配線が短絡して過電流ヒューズが溶断したときは、
配設されているワイヤーハーネス中の短絡箇所を見つけ
て修復した後に過電流ヒューズを交換することにより再
稼動可能な状態とされる。ところが、電源回路が自動車
等の車両に適用されるものであり、負荷がヘッドランプ
やエアバッグ等の安全走行に必要な電装品である場合、
走行途中で配線に短絡等が生じて通電不能な状態になっ
たときには安全走行を維持するために直ぐに修復する必
要があるにもかかわらず、故障現場で修復作業を行うの
はきわめて困難を伴うことになる。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
ので、電源と負荷との間に接続される配線が通電不能な
状態になったときでも継続して負荷に電力を供給可能に
する電源回路を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、電源と、該電源と負荷との間に
選択的に接続可能な主配線及び予備配線と、前記両配線
と前記負荷との間に接続され、主配線が通電可能状態に
あるときは該主配線を前記負荷に接続し、主配線が通電
不能状態になったときには該主配線に代えて前記予備配
線を前記負荷に接続する切替スイッチ手段とを備えたこ
とを特徴としている。
【0006】この構成によれば、主配線が通電可能な状
態にあるときには主配線が負荷に接続され、その主配線
を介して電源から負荷に電力が供給される。一方、主配
線に短絡や断線が生じて主配線が通電不能な状態になっ
たときには主配線に代えて予備配線が負荷に接続され、
その予備配線を介して電源から負荷に電力が供給され
る。これにより、主配線が通電不能な状態になったとき
でも負荷には継続して電力が供給され、この電源回路が
自動車等の車両に適用されるときは車両の継続した安全
走行が可能になる。
【0007】また、請求項2の発明は、請求項1に係る
ものにおいて、前記切替スイッチ手段は、主配線が通電
可能状態にあるか否かを検出する検出部と、前記両配線
と前記負荷との間に接続され、前記検出部の検出結果に
応じて負荷に対する主配線と予備配線との接続を切り替
えるスイッチ部とを備えたことを特徴としている。
【0008】この構成によれば、検出部により主配線が
通電可能な状態にあるか否かが検出され、主配線が通電
可能な状態にあるときにはスイッチ部により主配線が負
荷に接続され、主配線が通電不能な状態になったときに
はスイッチ部により主配線に代えて予備配線が負荷に接
続される。これにより、主配線が通電不能な状態になっ
たときでも負荷には確実に電力が供給され、この電源回
路が自動車等の車両に適用されるときは車両の確実な安
全走行が可能になる。
【0009】また、請求項3の発明は、請求項2に係る
ものにおいて、前記切替スイッチ手段は、電磁コイルと
該電磁コイルにより作動される切替接点機構とを備えた
リレーからなり、前記電磁コイルが前記検出部を構成
し、前記切替接点機構が前記スイッチ部を構成すること
を特徴としている。
【0010】この構成によれば、主配線が通電可能な状
態にあるときには電磁コイルの励磁による磁気吸着作用
により切替接点機構が作動して主配線が負荷に接続さ
れ、主配線が通電不能な状態になったときには電磁コイ
ルの励磁が解除されることによる磁気吸着作用の消滅に
より切替接点機構が作動して主配線に代えて予備配線が
負荷に接続される。これにより、主配線が通電不能な状
態になったときでも負荷には確実に電力が供給され、こ
の電源回路が自動車等の車両に適用されるときは車両の
確実な安全走行が可能になる。
【0011】また、請求項4の発明は、請求項3に係る
ものにおいて、前記電磁コイルは前記主配線とアース電
位との間に接続され、前記切替接点は常開接点、常閉接
点及び共通接点を備え、前記常開接点は前記主配線に接
続され、前記常閉接点は前記予備配線に接続され、前記
共通接点は前記負荷に接続されたことを特徴としてい
る。
【0012】この構成によれば、主配線が通電可能な状
態にあるときには電磁コイルの励磁による磁気吸着作用
により常開接点と共通接点とが短絡されて主配線が負荷
に接続される。一方、主配線が通電不能な状態になった
ときには電磁コイルの励磁の解除による磁気吸着作用の
消滅により常閉接点と共通接点とが短絡され、主配線に
代えて予備配線が負荷に接続される。これにより、主配
線が通電不能な状態になったときでも負荷には確実に電
力が供給され、この電源回路が自動車等の車両に適用さ
れるときは車両の確実な安全走行が可能になる。
【0013】また、請求項5の発明は、請求項1乃至4
のいずれかに係るものにおいて、前記主配線が通電不能
状態にあることを報知する報知手段を備えたことを特徴
としている。
【0014】この構成によれば、主配線が短絡により通
電不能な状態になると、報知手段が作動して主配線が通
電不能な状態にあることを報知する。これにより、ドラ
イバ等に対して主配線の修繕の必要性を認識させること
が可能となる。
【0015】また、請求項6の発明は、請求項5に係る
ものにおいて、前記報知手段は所定の印加電圧により発
光する発光体を備え、該発光体を前記主配線が通電不能
状態にあるときにのみ発光体が発光可能な電位差が生じ
る2点間に接続したものであることを特徴としている。
【0016】この構成によれば、主配線が通電可能な状
態にあるときは発光体が発光することはないが、主配線
が通電不能な状態になったときには発光体の両端が発光
可能な電位差を有する状態となることから発光体が確実
に発光し、主配線が通電不能な状態にあることが正確に
報知される。
【0017】また、請求項7の発明は、請求項6に係る
ものにおいて、前記発光体は、前記電源と前記主配線に
おける切替スイッチ手段の近傍位置との間に接続されて
いることを特徴としている。
【0018】この構成によれば、主配線が電源と切替ス
イッチ手段の近傍位置との間における発光体の接続され
ている区間で主配線に短絡が生じたとき、発光体の両端
が発光体の発光可能な電位差を有する状態となることか
ら発光体が確実に発光し、主配線が通電不能な状態にあ
ることが正確に報知される。
【0019】また、請求項8の発明は、請求項1乃至7
のいずれかに係るものにおいて、前記主配線及び予備配
線は、互いに異なる配置経路を介して前記負荷に接続さ
れていることを特徴としている。
【0020】この構成によれば、車両の衝突等により外
力が作用して配線に短絡が生じるような事態が生じて
も、主配線と予備配線が互いに異なる配置経路にあるこ
とから両方が短絡して同時に通電不能な状態になること
が効果的に阻止される。これにより、主配線が通電不能
な状態になったときでも負荷には確実に電力が供給さ
れ、この電源回路が自動車等の車両に適用されるときは
車両の確実な安全走行が可能になる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態に係
る電源回路の配置構成を示す図である。この図におい
て、電源回路10は、自動車等の車両に適用されるもの
で、エンジンルーム12内に配設され、ヘッドランプや
エアバッグの駆動回路等の負荷に電力を供給するための
電源であるバッテリ14と、バッテリ14からキャビン
16内の左方前端に配設された第1のジョイントボック
ス18を介して負荷20に電力を供給するための主配線
22と、主配線22が通電不能な状態になったときにバ
ッテリ14からキャビン16内の右方前端に配設された
第2のジョイントボックス24を介して負荷20に電力
を供給するための予備配線26と、主配線22が通電可
能な状態にあるときに主配線22を負荷20に接続する
一方、主配線22が短絡や断線等により通電不能な状態
になったときに主配線22に代えて予備配線26を負荷
20に接続するための切替スイッチ手段としてのリレー
28とを備えている。
【0022】なお、主配線22と予備配線26とは、ワ
イヤーハーネスにより構成され、互いに異なる配置経路
を介して配設されるようになっている。これらの主配線
22と予備配線26は、例えば、キャビン16内の左右
に分離して配置したり、前後に分離して配置したり、上
下に分離して配置したりすることにより経路を異ならせ
ることが可能である。
【0023】図2は、図1に示す電源回路10の具体的
な回路構成を示す図である。この回路構成について説明
すると、切替スイッチ手段としてのリレー28は、一端
が第1端子30に接続され、他端が第2端子32に接続
された電磁コイル34と、第3端子36に接続された常
開接点38、第4端子40に接続された常閉接点42、
第5端子44に接続された共通接点46、及び、常開接
点38と共通接点46間又は常閉接点42と共通接点4
6間を選択的に短絡する可動鉄片48からなる切替接点
機構50とを備えている。
【0024】なお、電磁コイル34は、図略の鉄心に巻
回されて構成され、通電時の励磁による鉄心の磁気吸着
作用により可動鉄片48を作動させるものである。この
電磁コイル34は、主配線22が通電可能状態にあるか
否かを検出する検出部を構成し、切替接点機構50は、
その検出部の検出結果(すなわち、電磁コイル34の励
磁の有無)に応じて負荷20に対する主配線22と予備
配線26との接続を切り替えるスイッチ部を構成する。
【0025】主配線22は、第1のジョイントボックス
18内に配設されている過電流ヒューズ52を介してバ
ッテリ14の+極とリレー28の第1端子30に接続さ
れる一方、リレー28の近傍位置で分岐された主配線2
2の分岐線54がリレー28の第3端子36に接続され
ている。予備配線26は、第2のジョイントボックス2
4内に配設されている過電流ヒューズ56を介してバッ
テリ14の+極とリレー28の第4端子40に接続され
ている。バッテリ14の−極及びリレー28の第2端子
32はアースに接続されている。リレー28の第5端子
44は負荷20の一端に接続され、負荷20の他端はア
ースに接続されている。
【0026】また、電源回路10は、主配線22が短絡
により通電不能な状態になったときにその旨をドライバ
等に報知する報知手段としての警報回路60を備えてい
る。この警報回路60は、所定の印加電圧により発光す
る警告灯としてのフォトダイオード62を備え、そのア
ノードが第1のジョイントボックス18内に配設されて
いる過電流ヒューズ64を介してバッテリ14の+極に
接続され、そのカソードが保護抵抗(分圧抵抗)66を
介して主配線22におけるリレー28の近傍位置に接続
されている。
【0027】なお、図示を省略しているが、例えば、バ
ッテリ14と第1,第2のジョイントボックス18,2
4との間にエンジン始動キー等により操作されるメイン
スイッチが介在しており、エンジンが稼動したとき等に
電源回路10が駆動可能となるように構成されている。
【0028】このように構成された電源回路10では、
エンジン始動キー等により図略のメインスイッチがON
にされると、主配線22が通電可能な状態にあるときに
は電磁コイル34が通電により励磁されて常閉接点42
と共通接点46間を短絡していた可動鉄片48が鉄心に
磁気吸着され、これにより常閉接点42と共通接点46
間が開放されると共に、常開接点38と共通接点46間
が短絡される。この結果、負荷20は、主配線22を介
してバッテリ14から電力が供給されることになり所定
の動作が可能となる。
【0029】一方、主配線22が短絡して過電流が流れ
ると、過電流ヒューズ52が溶断される。これにより、
負荷20への電力供給が停止されて電磁コイル34の励
磁が解除され、鉄心の磁気吸着作用が消滅する結果、可
動鉄片48が元の位置に復帰することにより常開接点3
8と共通接点46間が開放され、常閉接点42と共通接
点46間が短絡される。
【0030】このため、負荷20は、予備配線26を介
してバッテリ14から電力が供給されることになり、主
配線22から電力が供給されていた場合と同様にその動
作を継続して行うことになる。すなわち、主配線22が
通電不能な状態になっても、負荷20が例えばヘッドラ
ンプである場合は夜間等における安全走行が可能にな
り、例えばエアバッグである場合はエアバッグの作動可
能な状態での安全走行が可能になる。
【0031】また、警報回路60は、主配線22が通電
可能な状態にあるときにはフォトダイオード62のアノ
ードとカソード間が実質的に同電位になるため、フォト
ダイオード62が非発光状態に維持されているが、主配
線22が短絡したときにはカソードが主配線22の短絡
箇所を介してアースに接続されることになるため、アノ
ードとカソード間にフォトダイオード62の発光可能な
電位差が生じ、これによりフォトダイオード62が発光
して主配線22が通電不能な状態にあることを報知す
る。この結果、ドライバ等は、主配線22が通電不能な
状態にあって修繕が必要なことを認識できることにな
る。
【0032】本発明に係る電源回路10は、上記のよう
に、バッテリ14と、バッテリ14と負荷20との間に
選択的に接続可能な主配線22及び予備配線26と、両
配線22,26と負荷20との間に接続され、主配線2
2が通電可能な状態にあるときには該主配線22を負荷
20に接続し、主配線22が通電不能な状態になったと
きには主配線22に代えて予備配線26を負荷20に接
続するリレー28とを備えているので、バッテリ14と
負荷20との間に接続される主配線22が通電不能な状
態になったときでも継続して負荷20に電力を供給する
ことができ、主配線22を直ぐに修復しなくても自動車
等の車両の安全状態での継続走行が可能になる。
【0033】なお、本発明の電源回路10は、上記実施
形態に係る構成のものに限定されるものではなく、以下
に述べるような種々の変形態様を採用することができ
る。
【0034】すなわち、上記実施形態では、主配線22
と予備配線26とを切り替える切替スイッチ手段として
接点切替機構50等を有する機械式のリレー28を採用
しているが、このリレー28に代えて、フォトダイオー
ド、MOSFET等からなるフォトMOSリレーや、フ
ォトカプラ、サイリスタ等からなるSSR(Solid-Stat
e Relay)等の半導体リレーを採用することも可能であ
る。これらの半導体リレーは、電源回路10で消費され
る電力の大小に応じて適宜のものを選択して用いればよ
い。
【0035】フォトMOSリレーを用いる場合は、例え
ば、MOSFETを主配線22と負荷20間及び予備配
線26と負荷20間にそれぞれ接続し、フォトダイオー
ドを主配線22におけるMOSFETの近傍位置とアー
ス間に接続しておき、主配線22が通電可能な状態にあ
るときのフォトダイオードからの発光出力により主配線
22側のMOSFETをONさせ、予備配線26のMO
SFETをOFFさせる一方、主配線22が通電不能な
状態にあるときのフォトダイオードからの非発光出力に
より主配線22側のMOSFETをOFFさせ、予備配
線26のMOSFETをONさせるようにすればよい。
この場合、フォトダイオードは主配線22が通電可能な
状態にあるか否かを検出する検出部を構成し、各MOS
FETは検出部の検出結果(すなわち、フォトダイオー
ドの発光出力又は非発光出力)に応じて負荷20に対す
る主配線22と予備配線26との接続を切り替えるスイ
ッチ部を構成する。
【0036】また、SSRを用いる場合は、例えば、サ
イリスタを主配線22と負荷20間及び予備配線26と
負荷20間にそれぞれ接続し、フォトカプラのフォトダ
イオードを主配線22におけるサイリスタの近傍位置と
アース間に接続しておき、主配線22が通電可能な状態
にあるときのフォトダイオードからの発光出力により主
配線22側のサイリスタをONさせ、予備配線26のサ
イリスタをOFFさせる一方、主配線22が通電不能な
状態にあるときのフォトダイオードからの非発光出力に
より主配線22側のサイリスタをOFFさせ、予備配線
26のサイリスタをONさせるようにすればよい。
【0037】この場合、フォトカプラは主配線22が通
電可能な状態にあるか否かを検出する検出部を構成し、
各サイリスタは検出部の検出結果(すなわち、フォトダ
イオードの発光出力又は非発光出力)に応じて負荷20
に対する主配線22と予備配線26との接続を切り替え
るスイッチ部を構成する。
【0038】また、リレー28に代えて、図3に示すよ
うに、主配線22と負荷20との間に接続したMOSF
ET等からなる半導体スイッチ回路70、予備配線26
と負荷20との間に接続したMOSFET等からなる半
導体スイッチ回路72、主配線22とアース間に接続し
た分圧抵抗器等からなる電圧検出器74等で構成した電
子スイッチ回路を採用することも可能である。
【0039】この電子スイッチ回路では、主配線22が
通電可能な状態にあるときに電圧検出器74から出力さ
れるハイ信号を各半導体スイッチ回路70,72に入力
することにより半導体スイッチ回路70をONにしてそ
の入力端及び出力端間が短絡状態になるようにすると共
に、半導体スイッチ回路72をOFFにしてその入力端
及び出力端間が開放状態になるようにすることにより主
配線22を負荷20に接続する一方、主配線22が通電
不能な状態にあるときに電圧検出器74から出力される
ロー信号を各半導体スイッチ回路70,72に入力する
ことにより半導体スイッチ回路72をONにしてその入
力端及び出力端間が短絡状態になるようにすると共に、
半導体スイッチ回路70をOFFにしてその入力端及び
出力端間が開放状態になるようにすることにより主配線
22に代えて予備配線26を負荷20に接続する。
【0040】この場合、電圧検出器74は主配線22が
通電可能な状態にあるか否かを検出する検出部を構成
し、各半導体スイッチ回路70,72は検出部の検出結
果(すなわち、電圧検出器74のハイ信号又はロー信
号)に応じて負荷20に対する主配線22と予備配線2
6との接続を切り替えるスイッチ部を構成する。なお、
半導体スイッチ回路70,72は、それぞれ半導体素子
のみで構成することも可能である。
【0041】また、上記実施形態では、警報回路60
は、発光体としてのフォトダイオード62のアノード側
がバッテリ14の+極に接続され、カソード側が主配線
22におけるリレー28の近傍位置に接続されている
が、要はアノード側とカソード側とを主配線22が通電
可能な状態にあるときに実質的に同電位となり、主配線
22が通電不能な状態になったときにフォトダイオード
62の発光可能な電位差が生じる所定の2点間(すなわ
ち、主配線22が通電不能な状態にあるときにのみフォ
トダイオード62の発光可能な電位差が生じる所定の2
点間)に接続するようにすればよい。また、発光体とし
て、フォトダイオード62に代えて、ネオンランプやフ
ィラメント電球等を用いることも可能である。さらに、
警報回路60は、主配線22が通電不能な状態になった
ことを検出してブザーや音声等の光以外の手段で報知す
るように構成したものでもよい。
【0042】また、上記実施形態では、主配線22と予
備配線26とは2つの別のジョイントボックス18,2
4を介して負荷20に接続されるようになっているが、
1つの共通のジョイントボックスを介して負荷20に接
続するようにすることもできる。また、主配線22と予
備配線26とは、互いに異なる配置経路を介して負荷2
0に接続されるようになっているが、同一の配置経路を
介して負荷20に接続することも可能である。なお、主
配線22と予備配線26とを互いに異なる配置経路を介
して負荷20に接続するようにしておくと、車両の衝突
等により主配線22や予備配線26に外力が作用して短
絡や断線により通電不能な状態となる場合、両配線2
2,26に同じように外力が作用する確立が低くなるこ
とから両配線22,26が同時に通電不能な状態となる
のを効果的に阻止することができるという利点がある。
【0043】また、上記実施形態では、主配線22が短
絡して通電不能な状態になったときに主配線22に代え
て予備配線26が負荷20に接続されるものとして説明
しているが、主配線22が断線して通電不能な状態にな
ったときにもリレー28が同様に作動することから主配
線22に代えて予備配線26が負荷20に接続されるこ
とになる。この場合、図2に示す構成では保護抵抗(分
圧抵抗)66の設定値によっては警報回路60が作動し
ない場合もあり得るので、例えば、切替スイッチ手段と
してリレー28を使用するときは、図4に示すように、
リレー28として切替接点機構50に加えて同様の構成
になる別の切替接点機構50´を備えたものを使用し、
警報回路60を切替接点機構50´を利用して構成する
とよい。
【0044】この切替接点機構50´は、第6端子36
´に接続された常開接点38´、第7端子40´に接続
された常閉接点42´、第8端子44´に接続された共
通接点46´、及び、常開接点38´と共通接点46´
間又は常閉接点42´と共通接点46´間を選択的に短
絡する可動鉄片48´からなっている。このリレー28
において、警報回路60を構成するフォトダイオード6
2のカソードを保護抵抗(分圧抵抗)66を介して第8
端子44´に接続すると共に、第6端子36´を主配線
22に接続し、第7端子40´をアースに接続する。
【0045】この構成によれば、主配線22が通電可能
な状態にあって電磁コイル34が励磁されているときは
可動鉄片48´が常開接点38´と共通接点46´間を
短絡する結果、フォトダイオード62の両端が実質的に
同電位となってフォトダイオード62は非発光状態に維
持される。また、主配線22が通電不能な状態になると
電磁コイル34の励磁が解除されて可動鉄片48´が常
閉接点42´と共通接点46´間を短絡することになる
結果、フォトダイオード62の両端にはフォトダイオー
ド62が発光可能な電位差が生じてフォトダイオード6
2が発光することになる。
【0046】この構成では、主配線22が断線したとき
だけでなく短絡したときもフォトダイオード62は同様
に作用する。勿論、2つの切替接点機構50,50´を
有するリレー28に代えて上述の半導体リレーや電子ス
イッチ回路等を使用して構成することが可能であること
はいうまでもない。なお、警報回路60は、主配線22
が短絡した場合にのみ、あるいは断線した場合にのみ報
知するように構成したものであってもよい。
【0047】また、上記実施形態では、電源回路10
は、自動車等の車両に適用するものとして説明している
が、機械設備等の車両以外の用途にも適用可能であるこ
とはいうまでもない。従って、電源回路10を適用する
用途によっては、電源としてのバッテリ14に代えて商
用電源を用いることも可能である。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、電源と、電源と負荷との間に選択的に接続可能
な主配線及び予備配線と、両配線と負荷との間に接続さ
れ、主配線が通電可能状態にあるときは該主配線を負荷
に接続し、主配線が通電不能状態になったときには該主
配線に代えて予備配線を負荷に接続する切替スイッチ手
段とを備えているので、電源と負荷との間に接続される
配線が通電不能状態になったときでも継続して負荷に電
力を供給することができる。
【0049】また、請求項2の発明によれば、切替スイ
ッチ手段は,主配線が通電可能状態にあるか否かを検出
する検出部と、両配線と負荷との間に接続され、検出部
の検出結果に応じて負荷に対する主配線と予備配線との
接続を切り替えるスイッチ部とを備えているので、主配
線が通電不能な状態になったときでも負荷に確実に電力
を供給することができる。
【0050】また、請求項3の発明によれば、切替スイ
ッチ手段は、電磁コイルと電磁コイルにより作動される
切替接点機構とを備えたリレーからなり、電磁コイルが
検出部を構成し、切替接点機構がスイッチ部を構成する
ので、主配線が通電不能な状態になったときでも簡単な
構成で継続して負荷に電力を供給することができる。
【0051】また、請求項4の発明によれば、電磁コイ
ルは主配線とアースとの間に接続され、切替接点機構は
常開接点、常閉接点及び共通接点を備え、常開接点は主
配線に接続され、常閉接点は予備配線に接続され、共通
接点は負荷に接続されるようになっているので、主配線
が通電不能な状態になったときでも簡単な構成で継続し
て確実に負荷に電力を供給することができる。
【0052】また、請求項5の発明によれば、主配線が
通電不能状態にあることを報知する報知手段を備えてい
るので、ドライバ等に主配線が通電不能な状態になった
ことを効果的に報知することができる。
【0053】また、請求項6の発明によれば、報知手段
は所定の印加電圧により発光する発光体を備え、該発光
体を主配線が通電不能状態にあるときにのみ発光体の発
光可能な電位差が生じる2点間に接続するようにしてい
るので、発光体が確実に発光して主配線が通電不能状態
にあることを正確に報知することができる。
【0054】また、請求項7の発明によれば、発光体は
電源と主配線における切替スイッチ手段の近傍位置との
間に接続されているので、主配線が通電不能状態にある
ことを正確に検出して発光体が確実に発光して主配線が
通電不能状態にあることを正確に報知することができ
る。
【0055】また、請求項8の発明によれば、主配線及
び予備配線は互いに異なる配置経路を介して負荷に接続
されているので、両配線が同時に通電不能な状態になる
危険性が効果的に阻止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る電源回路の配置構成
を示す図である。
【図2】図1に示す電源回路の具体的な回路構成を示す
図である。
【図3】図2に示す電源回路における切替スイッチ手段
の変形例を示す図である。
【図4】図2に示す電源回路の具体的な回路構成の変形
例を示す図である。
【符号の説明】
10 電源回路 14 バッテリ(電源) 20 負荷 22 主配線 26 予備配線 28 リレー(切替スイッチ手段) 34 電磁コイル(検出部) 38 常開接点 42 常閉接点 46 共通接点 50 切替接点機構(スイッチ部) 60 警告回路(報知手段) 62 フォトダイオード(発光体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐倉 一成 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 Fターム(参考) 5G015 FA10 GB05 HA13 JA05 JA34 JA52 KA12 5G065 AA00 DA02 EA02 GA09 JA04 KA02 KA05 LA01 MA10 NA10 PA05

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源と、該電源と負荷との間に選択的に
    接続可能な主配線及び予備配線と、前記両配線と前記負
    荷との間に接続され、主配線が通電可能状態にあるとき
    は該主配線を前記負荷に接続し、主配線が通電不能状態
    になったときには該主配線に代えて前記予備配線を前記
    負荷に接続する切替スイッチ手段とを備えたことを特徴
    とする電源回路。
  2. 【請求項2】 前記切替スイッチ手段は、主配線が通電
    可能状態にあるか否かを検出する検出部と、前記両配線
    と前記負荷との間に接続され、前記検出部の検出結果に
    応じて負荷に対する主配線と予備配線との接続を切り替
    えるスイッチ部とを備えたことを特徴とする請求項1記
    載の電源回路。
  3. 【請求項3】 前記切替スイッチ手段は、電磁コイルと
    該電磁コイルにより作動される切替接点機構とを備えた
    リレーからなり、前記電磁コイルが前記検出部を構成
    し、前記切替接点機構が前記スイッチ部を構成すること
    を特徴とする請求項2記載の電源回路。
  4. 【請求項4】 前記電磁コイルは前記主配線とアースと
    の間に接続され、前記切替接点機構は常開接点、常閉接
    点及び共通接点を備え、前記常開接点は前記主配線に接
    続され、前記常閉接点は前記予備配線に接続され、前記
    共通接点は前記負荷に接続されたことを特徴とする請求
    項3記載の電源回路。
  5. 【請求項5】 前記主配線が通電不能状態にあることを
    報知する報知手段を備えたことを特徴とする請求項1乃
    至4のいずれかに記載の電源回路。
  6. 【請求項6】 前記報知手段は所定の印加電圧により発
    光する発光体を備え、該発光体を前記主配線が通電不能
    状態にあるときにのみ発光体の発光可能な電位差が生じ
    る2点間に接続したものであることを特徴とする請求項
    5記載の電源回路。
  7. 【請求項7】 前記発光体は、前記電源と前記主配線に
    おける切替スイッチ手段の近傍位置との間に接続されて
    いることを特徴とする請求項6記載の電源回路。
  8. 【請求項8】 前記主配線及び予備配線は、互いに異な
    る配置経路を介して前記負荷に接続されていることを特
    徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の電源回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008536291A (ja) * 2005-04-14 2008-09-04 コンティ テミック マイクロエレクトロニック ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング リレーに接続される負荷の確認方法及び装置
JP2010141984A (ja) * 2008-12-10 2010-06-24 Denso Corp 車載充電装置

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