JP2000350336A - 圧接端子 - Google Patents

圧接端子

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JP2000350336A
JP2000350336A JP11158344A JP15834499A JP2000350336A JP 2000350336 A JP2000350336 A JP 2000350336A JP 11158344 A JP11158344 A JP 11158344A JP 15834499 A JP15834499 A JP 15834499A JP 2000350336 A JP2000350336 A JP 2000350336A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧接端子に対して被覆電線を高い精度で接続
可能な圧接端子を提供すること。 【解決手段】 圧接端子29は、挟持片32、スロット
33、案内部34、直線部39等を備える。一対の挟持
片32は、導電性金属製基板30の端部に対向形成され
る。スロット33は両挟持片32間に位置する。案内部
34は、スロット33内に挿入される被覆電線55をガ
イドするため、両挟持片32の先端部内側に形成され
る。直線部39は案内部34よりも基端側に形成され、
被覆電線55の芯線57と接触する。両挟持片32の外
端部側を屈曲させることで一対の補強部35を形成す
る。両補強部35間の距離を被覆電線55の外径とほぼ
等しく設定する。両補強部32上部に一対の被覆剥離部
37を延出する。そして、芯線57を所定高さに保持す
る位置決め部41を直線部39に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車に搭
載される電気接続箱内において使用可能な圧接端子に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電気接続箱の場合、はんだ付けを
行わずに部材間の電気的な接続を図るため、多くの圧接
端子が用いられている。
【0003】図7に示されるように、従来の一般的な圧
接端子59は、導電性金属からなる基板60を用いて形
成されている。基板60の端部には、一対の挟持片62
が対向形成されている。両挟持片62間には被覆電線5
5が挿入可能なスロット63が位置している。スロット
63内に挿入される被覆電線55をガイドするために、
両挟持片62の先端部内側には、案内部としてのテーパ
部64が形成されている。テーパ部64よりも基端側と
なる位置には、被覆電線55の芯線57と接触する直線
部65が形成されている。
【0004】このような圧接端子59の挿入作業は、図
示しない専用の治具を用いて行われる。挿入の際には、
まずテーパ部64により被覆電線55の絶縁被覆56が
剥離された後、露出した芯線57が一対の直線部65に
挟持される。その結果、圧接端子59と被覆電線55と
の電気的な接続が図られるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来技術の
場合、挟持状態における被覆電線55の高さ位置は、治
具の設定のみによって決定される。このため、電線径の
誤差、挿入速度の変化、圧接条件等により、高さ位置に
ばらつきが生じる可能性があった。従って、圧接端子5
9に対して被覆電線55を高い精度で接続することが難
しかった。
【0006】本発明は上記の課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、圧接端子に対して被覆電線を高い
精度で接続することが可能な圧接端子を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、導電性金属からなる基
板の端部に対向形成された一対の挟持片と、両挟持片間
に位置するスロット内に挿入される被覆電線をガイドす
べく、前記両挟持片の先端部内側に形成された案内部
と、前記案内部よりも基端側に形成されるとともに前記
被覆電線の芯線と接触する直線部とを備える圧接端子に
おいて、前記芯線を所定高さに保持するための位置決め
部を前記直線部に形成したことを特徴とする圧接端子を
その要旨とする。
【0008】請求項2に記載の発明は、導電性金属から
なる基板の端部に対向形成された一対の挟持片と、両挟
持片間に位置するスロット内に挿入される被覆電線をガ
イドすべく、前記両挟持片の先端部内側に形成された案
内部と、前記案内部よりも基端側に形成されるとともに
前記被覆電線の芯線と接触する直線部とを備える圧接端
子において、接触圧力を付与するための一対の補強部
を、前記両挟持片の外端部側を屈曲させることにより形
成し、前記両補強部間の距離を前記被覆電線の外径とほ
ぼ等しく設定し、前記両補強部の上部に一対の被覆剥離
部を延出し、かつ前記芯線を所定高さに保持するための
位置決め部を前記直線部に形成したことを特徴とする圧
接端子をその要旨とする。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2において、前記位置決め部は、前記両直線部において
互いに対向するように形成された一対の位置決め凹部で
あるとした。
【0010】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3
のいずれか1項において、前記位置決め凹部は円弧状で
あって、その曲率半径は前記芯線の曲率半径にほぼ等し
いとした。
【0011】以下、本発明の「作用」について説明す
る。請求項1〜4に記載の発明によると、一対の挟持片
間に位置するスロット内に被覆電線を挿入した場合、直
線部に形成された位置決め部により、その被覆電線の芯
線が所定高さに保持される。このため、電線径の誤差、
挿入速度の変化、圧接条件等の如何を問わず、圧接端子
に対して被覆電線を高い精度で接続することが可能とな
る。
【0012】請求項2に記載の発明によると、一対の被
覆剥離部によって絶縁被覆が剥離されるため、一対の挟
持片と芯線との間での良好な電気的接続を得ることがで
きる。また、一対の補強部があることから、全体を小さ
く形成したときでも、必要とされる接触圧力が得られ
る。よって、圧接端子の配置ピッチを狭くすることがで
き、電気接続箱の小型化に好適な構造となる。
【0013】請求項3に記載の発明によると、位置決め
凹部に芯線が嵌まり込むことにより、被覆電線が上下動
不能状態に保持される。前記位置決め凹部は両直線部に
おいて互いに対向するように一対形成されているため、
芯線はいわばその両側から把持される。従って、圧接端
子に対して被覆電線をより高い精度で接続することがで
きる。
【0014】請求項4に記載の発明によると、位置決め
凹部は円弧状であってその曲率半径は芯線の曲率半径に
ほぼ等しいため、形状的にいって芯線が収まりやすく、
しかも芯線を不用意に傷付けにくい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態の自動車搭載用の電気接続箱11を図1〜図5に基
づき詳細に説明する。
【0016】図3,図4に示す本実施形態の電気接続箱
11は、自動車のエンジンルーム内に収容された状態で
使用される。この電気接続箱11は、ロアケース12と
アッパケース13と回路組立体14とからなる。ロアケ
ース12及びアッパケース13は合成樹脂によって形成
されている。そして、これら12,13によって、ボッ
クス本体が構成されている。ロアケース12及びアッパ
ケース13は、互いに嵌合した状態で図示しない係合部
によって係止保持される。
【0017】アッパケース13には、有底四角筒状のコ
ネクタホルダ15が一体的に形成されている。コネクタ
ホルダ15には、外部回路の図示しないコネクタが嵌着
される。コネクタホルダ15の底部には、複数の貫通孔
16が所定ピッチで形成されている。
【0018】回路組立体14は、複数の絶縁板17,1
8,19を積層することにより構成されている。絶縁板
17,18上には、所定の回路パターンを有するバスバ
ー20が配索されている。両絶縁板17,18には、各
貫通孔16に対応する位置に挿通孔22,23が形成さ
れている。これらの挿通孔22,23は、互いに連通し
ている。
【0019】絶縁板19上には、回路の一部を構成する
複数の被覆電線55が配線されている。絶縁板19に
は、前記挿通孔22,23に対応するように複数の保持
部28が形成されている。各保持部28間には、圧接端
子29が配置されている。各圧接端子29には、被覆電
線55の芯線57が接続されている。圧接端子29のタ
ブ部31は、前記挿通孔22,23を介して回路組立体
14の外部に突出している。従って、回路組立体14を
ロアケース12及びアッパケース13内に収容して両ケ
ース12,13を嵌合すると、圧接端子29のタブ部3
1が貫通孔16を介してコネクタホルダ15内に突出す
る。
【0020】図1に示すように、これらの圧接端子29
は、導電性金属からなる基板30を出発材料として形成
される。図2にはそれを展開したものが示されている。
この基板30は、所定パターン状に打ち抜かれた後(図
2参照)、同図にて一点鎖線で示される各ラインRL
1,RL2,RL3において直角に折り曲げられる。基
板30における一方の端部(基端部)からは、幅狭のタ
ブ部31が延びている。タブ部31は、一対の形成片3
1A,31Bを折り畳んで互いに密着させることにより
形成されている。
【0021】基板30の他方の端部(先端部)には、挟
持片32が設けられている。本実施形態の挟持片32は
2つであって、互いに対向する位置関係にある。一対の
挟持片32は、ともにタブ部31の反対方向に向かって
延びている。そして、両挟持片32間には、被覆電線5
5を挟み込むためのスロット33が形成されている。両
挟持片32の先端部内側には、案内部としての斜状案内
部34がそれぞれ形成されている。テーパ状をなす一対
の斜状案内部34が存在していると把握してもよい。こ
のような斜状案内部34は、被覆電線55の絶縁被覆5
6を剥離しつつ芯線57をスロット33内にガイドする
役割を果たす。
【0022】また、斜状案内部34よりも基端側の位置
には、被覆電線55の芯線57と接触する直線部39が
互いに平行に形成されている。直線部39は斜状案内部
34と連続して形成されている。
【0023】両挟持片32の外側端部には、一対の補強
部35が屈曲形成されている。前記一対の補強部35
は、挟持片32に対してほぼ垂直な位置関係にある。従
って、この圧接端子29の断面形状は略コ字状になって
いる。
【0024】図1(b)に示すように、両補強部35は
段差状に形成されていて、大別すると段差部上部の幅広
部35Aと段差部下部の幅狭部35Bとからなる。主と
して幅広部35Aは、両挟持片32を補強する役割を果
たす。また、同幅広部35Aは、両挟持片32間に接続
された被覆電線55に所定の接触圧力を付与する役割を
果たす。また、図1(a)に示すように、両補強部35
間の距離は、被覆電線55の外径とほぼ等しく(詳細に
はやや小さめに)設定されている。
【0025】幅広部35Aの上端部には、一対の被覆剥
離部37が延出されている。これらの被覆剥離部37
は、両挟持片32の上端部よりもいくぶん突出してい
る。幅広部35Aと被覆剥離部37との間には、湾曲防
止用の矩形状の切欠き38が設けられている。なお、両
被覆剥離部37の内側面間の間隔は、被覆電線55の外
径よりも小さく、かつ、芯線57の外径以上に設定され
ている。スロット33の幅は、芯線57の外径よりも小
さく設定されている。
【0026】図1(a),図2に示されるように、この
圧接端子29は位置決め部を備えている。本実施形態で
は、位置決め部として凹状のもの(つまり位置決め凹部
41)を採用している。この圧接端子29には複数(具
体的には一対)の位置決め凹部41が形成されている。
前記一対の位置決め凹部41は、両直線部39において
互いに対向するように形成されている。両位置決め凹部
41は、直線部39における奥寄りの位置に存在してい
る。両位置決め凹部41は、ともに等しい形状(円弧
状)かつ等しい大きさとなっている。また、両位置決め
凹部41の曲率半径は、芯線57の曲率半径にほぼ等し
くなるように設定されている。
【0027】そして、スロット33内に被覆電線55を
挿入した場合、一対の位置決め凹部41に芯線57が嵌
まり込む結果、被覆電線55が上下動不能状態に保持さ
れるようになっている。つまり、一対の位置決め凹部4
1は、芯線57を所定高さに保持する役割を果たしてい
る。
【0028】次に、上記のように構成された圧接端子2
9と被覆電線55とを接続する方法を、図5に従って説
明する。まず、図5(a)に示すように、両被覆剥離部
37間に被覆電線55を配置した状態で、図示しない治
具を用いて被覆電線55をスロット33に向けて押圧す
る。すると、被覆剥離部37の内側にあるエッジによっ
て絶縁被覆56が破られる。即ち、絶縁被覆56の剥離
が開始される。
【0029】次に、図5(b)に示すように、被覆電線
55が被覆剥離部37間を進入するのに伴い、絶縁被覆
56の周面の一部が徐々に剥離される。絶縁被覆56が
斜状案内部34にまで達すると、絶縁被覆56がより多
く剥離されるようになる。即ち、絶縁被覆56下にある
芯線57が露出する状態となる。
【0030】さらに、図5(c)に示すように、被覆電
線55がスロット33の入り口に到ると、斜状案内部3
4の内端部との摺接によって、芯線57の周面が僅かに
切削されるようになる。そして、被覆電線55はこの状
態を維持しつつスロット33の奥へと進行する。
【0031】そして、図5(d)に示すように、被覆電
線55が一対の位置決め凹部41がある箇所に達する
と、一対の位置決め凹部41に芯線57が嵌まり込む。
前記位置決め凹部41は上記のごとく対向形成されてい
るため、芯線57はいわばその両側から把持されて上下
動不能な状態となる。
【0032】従って、本実施形態によれば以下のような
効果を得ることができる。 (1)この電気接続箱11では、一対の挟持片32間に
位置するスロット33内に被覆電線55を挿入した場
合、直線部39に形成された位置決め凹部41により、
被覆電線55の芯線57が所定高さに保持される。この
ため、電線径の誤差、挿入速度の変化、圧接条件等の如
何を問わず、圧接端子29に対して被覆電線55を高い
位置精度で接続することが可能となる。
【0033】(2)この電気接続箱11では、両直線部
39において互いに対向するように形成された一対の位
置決め凹部41を、位置決め部として採用している。従
って、位置決め凹部41に芯線57が嵌まり込むことに
より、被覆電線55が上下動不能状態に保持される。こ
の場合、芯線57はいわばその両側から把持された状態
となるため、圧接端子29に対して被覆電線55をより
高い位置精度で接続することができる。
【0034】(3)この電気接続箱11では、位置決め
凹部41は円弧状であって、その曲率半径は芯線57の
曲率半径にほぼ等しくなっている。そのため、形状的に
いって、芯線57が収まりやすいというメリットがあ
る。しかも、この構造であると、芯線57を不用意に傷
付けにくいというメリットもある。
【0035】(4)本実施形態の圧接端子29の場合、
一対の被覆剥離部37によって絶縁被覆56が剥離され
るため、一対の挟持片32と芯線57との間での良好な
電気的接続を得ることができる。
【0036】(5)この圧接端子29の場合、一対の補
強部35があることから、全体を小さく形成することが
できる。具体的には、圧接端子29の幅を被覆電線55
の外径にほぼ等しくすることができる。そして、このよ
うに全体を小型に構成した場合であっても、必要とされ
る接触圧力を確実に得ることができる。よって、圧接端
子29の配置ピッチを狭くすることができる。ゆえに、
回路組立体14の小型化に好適な構造となり、ひいては
電気接続箱11の小型化に好適な構造となる。
【0037】また、一対の補強部35同士の間隔を被覆
電線55の外径にほぼ等しく形成しているので、圧接端
子29の幅を被覆電線55の外径にほぼ等しくすること
ができる。そのため、圧接端子29の配置ピッチを狭く
することができる。よって、回路組立体14の小型化、
ひいては回路組立体14を収容した電気接続箱11の小
型化を図ることができる。
【0038】(6)本実施形態の圧接端子29では、両
補強部35に両挟持片32の上端部よりも突出する一対
の被覆剥離部37を延出させている。このため、圧接端
子29と被覆電線55との接続時において、絶縁被覆5
6を被覆剥離部37によって容易に剥離することができ
る。
【0039】(7)本実施形態の圧接端子29では、両
補強部35と被覆剥離部37との間に切欠き38を設け
ている。従って、補強部35を屈曲する際、被覆剥離部
37の端部に湾曲部が発生しにくく、両被覆剥離部37
の上端縁を平行な直線状にすることができる。ゆえに、
絶縁被覆56を均一にかつ確実に剥離することができ
る。
【0040】(8)本実施形態の圧接端子29では、両
挟持片32の上端部に、テーパ状をなす一対の斜状案内
部34を設けている。従って、これらの斜状案内部34
によって絶縁被覆56が剥離されることにより、絶縁被
覆56下にある芯線57を確実に露出させることができ
る。
【0041】(9)本実施形態の圧接端子29の場合、
一対の形成片31A,31Bを折り畳んで密着させるこ
とにより、タブ部31を形成している。そのため、肉薄
の基板30を用いたときでも、タブ部31に十分な機械
的強度を確保することができる。よって、圧接端子29
の軽量化・低コスト化を図ることができる。
【0042】なお、本発明の実施形態は以下のように変
更してもよい。 ・ 位置決め凹部の形状は、実施形態のような円弧状の
みに限定されない。例えば、図6(a)に示される別例
の圧接端子29のように、曲線的ではなくて角ばった形
状(開口部の広い略V字状)の位置決め凹部41Aを対
向形成してもよい。また、図6(b)に示される別例の
圧接端子29のように、矩形状の位置決め凹部41Bを
対向形成してもよい。
【0043】・ 図6(c)に示される別例の圧接端子
29のように、下縁に突部を有するような形状の位置決
め凹部41Cを形成しても構わない。このような構造で
あると、被覆電線55を所定高さに、より確実に保持す
ることができる。
【0044】・ 位置決め凹部41は必ずしも対向して
形成されていなくてもよく、例えば図6(d)に示され
る別例の圧接端子29のように、片方の直線部39につ
いてのみ形成されていてもよい。従って、図6(a),
(b),(c)において、片方の位置決め凹部41A,
41B,41Cを省略した構成を採用することが許容さ
れうる。
【0045】・ 位置決め部として凹部以外のものを採
用しても構わない。 ・ 接触圧力を付与するための一対の補強部35を、実
施形態とは異なる形状・構造にしてもよいほか、場合に
よってはこれを省略しても構わない。即ち、補強部35
の省略によって、さらに単純な構造の圧接端子29を構
成することができる。また、両補強部35の上部に延出
される一対の被覆剥離部37を省略することも許容され
る。
【0046】次に、特許請求の範囲に記載された技術的
思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技
術的思想をその効果とともに以下に列挙する。 (1) 請求項2乃至4のいずれか1つにおいて、前記
補強部と前記被覆剥離部との間には切欠きが設けられて
いること。従って、この技術的思想1に記載の発明によ
れば、屈曲時における被覆剥離部の湾曲発生が防止され
る。
【0047】(2) 請求項2乃至4、技術的思想1の
いずれか1つに記載の複数の圧接端子を、前記補強部が
互いに対向するように所定のピッチでボックス本体に装
着し、これら複数の圧接端子を、前記ボックス本体内に
配線した複数の被覆電線に接続した電気接続箱。従っ
て、この技術的思想2に記載の発明によれば、小型化に
適した構造の電気接続箱を提供することができる。
【0048】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜4に記
載の発明によれば、圧接端子に対して被覆電線を高い精
度で接続することが可能な圧接端子を提供することがで
きる。
【0049】請求項2に記載の発明によれば、挟持片−
芯線間での良好な電気的接続を得ることができるととも
に、圧接端子の狭ピッチ化を図ることができる。請求項
3に記載の発明によれば、圧接端子に対して被覆電線を
より高い精度で接続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明を具体化した一実施形態の圧接
端子の正面図、(b)は同じく圧接端子の側面図。
【図2】実施形態の圧接端子の展開図。
【図3】実施形態の圧接端子を用いた電気接続箱の部分
断面図。
【図4】実施形態の圧接端子を用いた電気接続箱の部分
断面図。
【図5】(a)〜(d)は実施形態の圧接端子の部分拡
大図。
【図6】(a)〜(d)は別例の圧接端子の部分拡大
図。
【図7】従来の圧接端子の部分拡大図。
【符号の説明】
29…圧接端子、30…基板、32…挟持片、33…ス
ロット、34…案内部としての斜状案内部、35…補強
部、37…被覆剥離部、39…直線部、41,41A,
41B,41C…位置決め部としての位置決め凹部、5
5…被覆電線、57…芯線。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電性金属からなる基板の端部に対向形成
    された一対の挟持片と、両挟持片間に位置するスロット
    内に挿入される被覆電線をガイドすべく、前記両挟持片
    の先端部内側に形成された案内部と、前記案内部よりも
    基端側に形成されるとともに前記被覆電線の芯線と接触
    する直線部とを備える圧接端子において、 前記芯線を所定高さに保持するための位置決め部を前記
    直線部に形成したことを特徴とする圧接端子。
  2. 【請求項2】導電性金属からなる基板の端部に対向形成
    された一対の挟持片と、両挟持片間に位置するスロット
    内に挿入される被覆電線をガイドすべく、前記両挟持片
    の先端部内側に形成された案内部と、前記案内部よりも
    基端側に形成されるとともに前記被覆電線の芯線と接触
    する直線部とを備える圧接端子において、 接触圧力を付与するための一対の補強部を、前記両挟持
    片の外端部側を屈曲させることにより形成し、前記両補
    強部間の距離を前記被覆電線の外径とほぼ等しく設定
    し、前記両補強部の上部に一対の被覆剥離部を延出し、
    かつ前記芯線を所定高さに保持するための位置決め部を
    前記直線部に形成したことを特徴とする圧接端子。
  3. 【請求項3】前記位置決め部は、前記両直線部において
    互いに対向するように形成された一対の位置決め凹部で
    あることを特徴とする請求項1または2に記載の圧接端
    子。
  4. 【請求項4】前記位置決め凹部は円弧状であって、その
    曲率半径は前記芯線の曲率半径にほぼ等しいことを特徴
    とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の圧接端
    子。
JP15834499A 1999-06-04 1999-06-04 圧接端子 Expired - Fee Related JP3367468B2 (ja)

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