JP2000349413A - プリント配線板の製造方法 - Google Patents

プリント配線板の製造方法

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JP2000349413A
JP2000349413A JP16245299A JP16245299A JP2000349413A JP 2000349413 A JP2000349413 A JP 2000349413A JP 16245299 A JP16245299 A JP 16245299A JP 16245299 A JP16245299 A JP 16245299A JP 2000349413 A JP2000349413 A JP 2000349413A
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Michimasa Takahashi
通昌 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ノンハロゲンプリント配線板に設けられる穴の
内壁面の平滑性を向上させることのできるプリント配線
板の製造方法を提供する。 【解決手段】プリント配線板11は、3枚の絶縁基板I
P1〜IP3が積み重ねられた積層板をなしている。各
絶縁基板IP1〜IP3は、例えばガラスエポキシ樹脂
からなり、材料として臭素などのハロゲン化物が混入さ
れずに形成されている。プリント配線板11の穴あけ加
工時には、アルミニウム板21の表面に樹脂材料22か
らなる樹脂層として形成された当て板23が用いられ
る。この当て板23は、樹脂材料22のある側が上面と
なるようにプリント配線板11の上面に密着される。そ
して、当て板23の上方からドリル24によって穴あけ
が行われる。このとき、ドリル24の回転数は高速回転
(100k[rpm]以上)、同ドリル24の送り速度は低速
送り(55[inch/min]以下)に設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハロゲン化物を含
まない絶縁基板に対してドリル加工による穴あけを行っ
た後、その穴内にめっきを施すことによりめっきスルー
ホールを形成するプリント配線板の製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、プリント配線板の絶縁基板に
は、難燃性を得るために、臭素化合物などのハロゲン化
物が混入されている。しかしながら、こうしたハロゲン
化物を絶縁基板に混入すると、プリント配線板を焼却し
て廃棄する際に、ダイオキシン等の有害物質が発生して
しまう。このため、最近では環境問題の観点から、ハロ
ゲン化物が混入されていない絶縁基板(以下「ノンハロ
ゲン材」という)を用いたプリント配線板(以下「ノン
ハロゲンプリント配線板」という)を使用することが好
ましいと考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このノンハ
ロゲンプリント配線板においては、ドリル等によって穴
あけを行うと、穴の内壁面の平滑性が著しく低下すると
いう問題点があった。このように、穴の内壁面の平滑性
が低下すると、スルーホールめっきが析出しにくくな
り、部分的にめっき厚が薄くなってしまう。そして、こ
の部分に熱衝撃が加わると、めっき厚の薄い部分からめ
っきクラックが発生し、層間導通が損なわれやすくな
る。このため、めっきスルーホールを有する多層プリン
ト配線板においては、スルーホールめっきの定着性が悪
化してしまい、信頼性の低下を招く要因となる。特にこ
の傾向は、プリント配線板が多層、すなわち、厚くなる
ほど顕著であることが本発明者によって確認されてい
る。
【0004】本発明はこうした実情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、ノンハロゲンプリント配線板に
設けられる穴の内壁面の平滑性を向上させることのでき
るプリント配線板の製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、ハロゲン化物を含ま
ない絶縁基板に対してドリル加工による穴あけを行った
後、その穴内にめっきを施すことによりめっきスルーホ
ールを形成するプリント配線板の製造方法であって、前
記絶縁基板に金属材料からなる当て板を密着させるとと
もに、ドリルを高速回転かつ低速送りにして前記当て板
側から導入することにより、前記絶縁基板の穴あけを行
うことをその要旨としている。
【0006】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載のプリント配線板の製造方法において、樹脂材料から
なる層を有する当て板を用いて前記絶縁基板の穴あけを
行うことをその要旨としている。
【0007】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載のプリント配線板の製造方法において、前記ドリルの
回転数を100k[rpm]以上かつ同ドリルの送り速度を5
5[inch/min]以下に設定して前記絶縁基板の穴あけを行
うことをその要旨としている。
【0008】以下、本発明の「作用」を説明する。請求
項1に記載の発明によると、絶縁基板に金属材料からな
る当て板を密着させるとともに、ドリルを高速回転かつ
低速送りにして前記当て板側から導入することで前記絶
縁基板の穴あけを行うことにより、ノンハロゲンプリン
ト配線板に設けられる穴の内壁面の平滑性を向上させる
ことができるようになる。
【0009】請求項2に記載の発明によると、樹脂材料
からなる層を有する当て板を用いることにより、ノンハ
ロゲンプリント配線板に設けられる穴の内壁面の平滑性
をより向上させることができるようになる。
【0010】請求項3に記載の発明によると、ドリルの
回転数を100k[rpm]以上、同ドリルの送り速度を55
[inch/min]以下に設定して穴あけを行うようにしてい
る。種々の実験の結果、ドリルの回転数及び送り速度を
こうした各値に設定することにより、ノンハロゲンプリ
ント配線板に設けられる穴の内壁面の平滑性が確実に向
上することが明らかとなっている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図1及び図2に基づき詳細に説明する。
【0012】図1に示すように、プリント配線板11
は、3枚の絶縁基板IP1〜IP3が積み重ねられた積
層板をなしている。各絶縁基板IP1〜IP3は、例え
ばガラスエポキシ樹脂からなり、材料として臭素化合物
などのハロゲン化物が混入されずに形成されている。す
なわち、プリント配線板11は、ノンハロゲンプリント
配線板である。なお、本実施形態のプリント配線板11
においては、その厚さが約5.8[mm]となっている。
【0013】絶縁基板IP1の上面には、所定の導体パ
ターン12が形成されている。絶縁基板IP2の表裏面
には、所定の導体パターン13,14が形成されてい
る。また、絶縁基板IP3の裏面には、所定の導体パタ
ーン15が形成されている。なお、各導体パターン12
〜15は、もともと各絶縁基板IP1〜IP3に形成さ
れた金属箔(主に銅箔)である。そして、それら各金属
箔をそれぞれ所定のエッチングレジストによって被覆し
てエッチングを施すことにより、各金属箔はそれぞれ所
定の導体パターン12〜15として形成されることとな
る。
【0014】こうした各絶縁基板IP1〜IP3間に
は、それぞれプリプレグ16が介在されている。このプ
リプレグ16は、加熱されるとその樹脂成分が粘性のあ
る液体になり、時間経過とともに漸次硬化する。すなわ
ち、各基板IP1〜IP3は、このプリプレグ16によ
って接着されている。
【0015】一方、プリント配線板11の所定箇所に
は、めっきスルーホール17が形成されている。そし
て、このめっきスルーホール17によって各導体パター
ン12〜15間の導通がなされている。
【0016】このように構成されたプリント配線板11
は、以下の[1]〜[4]の手順で製造される。 [1]内層パターン形成工程 この工程では、絶縁基板IP2の表裏面に所定の導体パ
ターンが、主にサブトラクティブ法と呼ばれる方法によ
って形成される。すなわち、この工程においては、前記
導体パターン13,14が形成される。なお、この内層
パターン形成工程において、導体パターン12,15
は、絶縁基板IP1の表面及び絶縁基板IP3の裏面に
形成された金属箔の状態にあり、導体パターンとしての
形状をなしていない。
【0017】[2]積層工程 この工程では、各層絶縁基板IP1〜IP3を接着し
て、積層板としてのプリント配線板11が形成される。
ここでは、ピンラミネーション法またはマスラミネーシ
ョン法と呼ばれる方法が主に用いられる。
【0018】[3]スルーホール工程 この工程では、NCドリルマシンなどによって、プリン
ト配線板11の所定箇所に穴があけられる。そして、そ
の穴の内壁面にスルーホールめっきがなされ、所定の導
体パターン12〜14間の導通がなされる。
【0019】本実施形態において、プリント配線板11
の穴あけ加工時には、図2(a)に示すように、アルミ
ニウム板21の表面に樹脂材料(水溶性樹脂)22から
なる樹脂層が形成された当て板23が用いられる。この
当て板23は、図2(b)に示すように、樹脂材料22
のある側が上面となるようにプリント配線板11の上面
に密着される。そして、当て板23の上方からドリル2
4によって穴あけが行われる。すなわち、図3(a)に
示すように、穴あけが終了した時点において、当て板2
3及びプリント配線板11には穴としての貫通孔25が
形成される。なお、本実施形態において、ドリル24
は、その径φが0.35[φ]のものを用いている(具体
例:PDM…東芝タンガロイ社製、TWS−L…住友イ
ゲタロイ社製)。また、ドリル24の回転数は高速回
転、同ドリル24の送り速度は低速送りに設定されてい
る(詳細は後記する「実施例及び比較例」に示す)。
【0020】続いて、当て板23が取り除かれ、前記貫
通孔25にはスルーホールめっきがなされる。これによ
り、図3(b)に示すように、貫通孔25には前記めっ
きスルーホール17が形成され、導体パターン12,1
3,15が導通される。
【0021】[4]外層パターン形成工程 この工程では、導体パターン12及び導体パターン15
の形成、文字・ソルダレジスト印刷、外形仕上げ、検査
等がなされる。
【0022】
【実施例及び比較例】本実施形態においては、ドリル2
4の回転数、同ドリル24の送り速度、及び当て板23
の種類に応じて、以下の表1に示すように穴の内壁面の
粗さが変化した。
【0023】
【表1】 表1に示すように、「実施例1」においては、ドリル2
4の回転数を120k(キロ)[rpm]、同ドリル24の送
り速度を45[inch/min]、アルミニウム板21の片面に
樹脂材料22を樹脂層として形成した当て板23を用い
た条件下で穴あけを行った。その結果、貫通孔25の内
壁面の最大粗さは約16[μm] となった。また、図4の
ヒストグラムに示すように、粗さの分布は約7.5〜約
16[μm] となり、その標準偏差は2.28、平均粗さ
は約11.35[μm] となった。
【0024】同表1に示すように、「実施例2〜5」に
おいては、前記当て板23を用いるとともに、ドリル2
4の回転数を100k[rpm]以上、同ドリル24の送り速
度を55[inch/min]以下となる各条件下で穴あけを行っ
た。その結果、貫通孔25の内壁面の最大粗さは約15
〜20[μm]となった。
【0025】また、「実施例6」においては、アルミニ
ウム板21のみを当て板として用いた。そして、ドリル
24の回転数を120k[rpm]、同ドリル24の送り速度
を45[inch/min]となる条件下で穴あけを行った。その
結果、貫通孔25の内壁面の最大粗さが約27[μm]と
なった。
【0026】ちなみに、比較例においては、ドリル24
の回転数を75k[rpm]、同ドリル24の送り速度を60
[inch/min]、アルミニウム板21のみを当て板として用
いた条件下で穴あけを行った。その結果、貫通孔25の
内壁面の最大粗さが約30[μm] に達した。また、図5
のヒストグラムに示すように、粗さの分布は約16〜約
30[μm] となり、その標準偏差は4.81、平均粗さ
は約22.35[μm] となった。
【0027】これらの結果、前記「実施例1〜6」にお
いては、ドリル24の回転数及び送り速度を高速回転及
び低速送りとすること、及び前記当て板23を用いるこ
との各条件を組み合わせることで、貫通孔25の内壁面
の最大粗さが低減されている。すなわち、貫通孔25の
内壁面の平滑性が向上している。しかも、「実施例1」
と「比較例」とを比較すると、粗さのバラツキも小さく
なっている。
【0028】なお、本実施形態においては、表1に示し
た「実施例1」と「実施例3」とを比較しても判るよう
に、ドリル24の回転数をあまり高回転化させても、最
大粗さを低減する効果はそれほど向上しない。また、
「実施例1」と「実施例5」とを比較しても判るよう
に、ドリル24の送り速度をあまり低速化させても、同
様に最大粗さを低減する効果はそれほど向上しない。一
方、ドリル24の回転数及び送り速度を高速回転化及び
低速化させるほど、プリント配線板11とドリル24と
の間に発生する摩擦熱の熱量が増す。このため、必要以
上にドリル24を高回転及び低速送りさせることは望ま
しいものとは言えない。したがって、前記各実施例1〜
6の結果から、ドリル24の回転数を120k[rpm]、同
ドリル24の送り速度を45[inch/min]に設定すること
が最適であると判断できる。また、アルミニウム板21
の片側面に樹脂材料22を形成した当て板23を用いる
ことで、貫通孔25の最大粗さをかなり低減させること
ができる。すなわち、本実施形態のプリント配線板11
においては、前記「実施例1」の設定条件が最も最適な
ものとなっている。
【0029】したがって、本実施形態によれば以下のよ
うな効果を得ることができる。 (1)ドリル24を高速回転及び低速送りさせて、プリ
ント配線板11の穴あけを行うとともに、当て板23を
介して穴あけを行うことにより、貫通孔25の内壁面の
平滑性を向上させることができる。すなわち、ハロゲン
化物が混入されていない絶縁基板IP1〜IP3を用い
たノンハロゲンプリント配線板11であっても、スルー
ホールとなる貫通孔25の内壁面の平滑性を向上させる
ことができる。
【0030】(2)アルミニウム板21に樹脂材料22
からなる樹脂層を有する当て板23を用いることによ
り、めっきスルーホール17となる貫通孔25の内壁面
の平滑性をより向上させることができる。
【0031】(3)ドリル24の回転数を100k[rpm]
以上、同ドリル24の送り速度を55[inch/min]以下の
範囲内に設定して穴あけを行うことにより、スルーホー
ルとなる貫通孔25の内壁面の平滑性を確実に向上させ
ることができる。
【0032】なお、ドリル24の回転数を120k[rp
m]、同ドリル24の送り速度を45[inch/min]に設定し
て穴あけを行うことが特に望ましい。 (4)当て板23としてアルミニウム板21を用いるこ
とにより、貫通孔25の穴あけ時に発生するドリル24
とプリント配線板11との間の摩擦熱を、迅速に放熱さ
せることができる。このため、ドリル24を高速回転及
び低速送りさせて穴あけを行っても、こうした摩擦熱に
起因してプリント配線板11が熱変形してしまうなどの
不都合を防止することができる。
【0033】なお、本発明の実施形態は以下のように変
更してもよい。 ・ 当て板23を用いず、アルミニウム板21のみを当
て板として用いてもよい。
【0034】・ アルミニウム板21に代えて、他の金
属からなる金属板を当て板として用いてもよい。 ・ 前記実施形態では、プリント配線板11が3枚の絶
縁基板IP1〜IP3を積層した積層板から構成されて
いる。これを、2枚の絶縁基板を積層したプリント配線
板や、4枚以上の絶縁基板を積層したプリント配線板に
具体化してもよい。また、1枚のみの絶縁基板を用いた
プリント配線板に具体化してもよい。
【0035】・ 前記実施形態では、ドリル24の径φ
を0.35[φ]に設定したが、この径φに限定するもの
ではない。 ・ 前記実施形態では、スルーホールめっきが施される
穴としての貫通孔25の形成に具体化しているが、スル
ーホールめっきが施されない穴の形成に適用してもよ
い。
【0036】・ 前記実施形態では、当て板23をドリ
ル24の導入方向側のみに密着させたが、これに加え
て、プリント配線板11の裏面側にも当て板を密着させ
てもよい。この場合当て板は、前記当て板23に限ら
ず、アルミニウム板などからなる金属板単体のものを用
いてもよい。
【0037】次に、特許請求の範囲に記載された技術的
思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技
術的思想をその効果とともに以下に列挙する。 (1) 請求項1〜3のいずれか1項に記載のプリント
配線板の製造方法において、前記当て板としてアルミニ
ウム板を用い、そのアルミニウム板を介してプリント配
線板の穴あけを行うことを特徴とするプリント配線板の
製造方法。
【0038】このようにすれば、当て板としてアルミニ
ウム板を用いることにより、ドリルを高速回転、低速送
りさせて穴あけを行う際に発生する摩擦熱を放熱させや
すくすることができる。したがって、該摩擦熱に起因し
てプリント配線板が熱変形してしまうなどの不都合を防
止することができる。
【0039】(2) 請求項1〜3、技術的思想(1)
のいずれか1項に記載のプリント配線板の製造方法にお
いて、前記ドリルの回転数を120k[rpm]、同ドリルの
送り速度を45[inch/min]に設定して前記絶縁基板の穴
あけを行うことを特徴とするプリント配線板の製造方
法。
【0040】このようにすれば、プリント配線板におけ
るスルーホール箇所の内壁面の平滑性を確実に向上させ
ることができる。すなわち、ハロゲン化物が混入されて
いない絶縁基板を用いたノンハロゲンプリント配線板で
あっても、スルーホール箇所の内壁面の平滑性を確実に
向上させることができる。
【0041】(3) ハロゲン化物を含まない基材に対
してドリル加工による穴あけを行う基材の穴あけ方法で
あって、前記基材に金属材料からなる当て板を密着させ
るとともに、ドリルを高速回転かつ低速送りにして前記
当て板側から導入することにより、前記基材の穴あけを
行うことを特徴とする基材の穴あけ方法。
【0042】このようにすれば、穴の内壁面の平滑性を
向上させることができ、精密な穴の形成を要する場合に
有意である。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
発明によれば、絶縁基板に金属材料からなる当て板を密
着させるとともに、ドリルを高速回転かつ低速送りにし
て前記当て板側から導入することで前記絶縁基板の穴あ
けを行うことにより、ノンハロゲンプリント配線板に設
けられる穴の内壁面の平滑性を向上させることができ
る。
【0044】請求項2に記載の発明によれば、樹脂材料
からなる層を形成した当て板を用いることにより、ノン
ハロゲンプリント配線板に設けられる穴の内壁面の平滑
性をより向上させることができる。
【0045】請求項3に記載の発明によれば、ドリルの
回転数を100k[rpm]以上、同ドリルの送り速度を55
[inch/min]以下に設定して穴あけを行うようにしてい
る。これにより、ノンハロゲンプリント配線板に設けら
れる穴の内壁面の平滑性を確実に向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態のプリント配線板を示
す斜視図。
【図2】同実施形態のプリント配線板の穴あけ態様を示
す断面図。
【図3】同実施形態のプリント配線板の穴あけ態様を示
す断面図。
【図4】同実施形態のプリント配線板の穴あけ態様の一
例により形成された貫通孔の内壁面の粗さを示すヒスト
グラム。
【図5】同実施形態のプリント配線板の穴あけ態様の比
較例により形成された貫通孔の内壁面の粗さを示すヒス
トグラム。
【符号の説明】
11…プリント配線板(ノンハロゲンプリント配線
板)、12〜15…導体パターン、17…めっきスルー
ホール、21…アルミニウム板、22…樹脂材料、23
…当て板、24…ドリル、25…貫通孔、IP1〜IP
3…絶縁基板(ノンハロゲン材)。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハロゲン化物を含まない絶縁基板に対し
    てドリル加工による穴あけを行った後、その穴内にめっ
    きを施すことによりめっきスルーホールを形成するプリ
    ント配線板の製造方法であって、 前記絶縁基板に金属材料からなる当て板を密着させると
    ともに、ドリルを高速回転かつ低速送りにして前記当て
    板側から導入することにより、前記絶縁基板の穴あけを
    行うことを特徴とするプリント配線板の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のプリント配線板の製造
    方法において、 樹脂材料からなる層を有する当て板を用いて前記絶縁基
    板の穴あけを行うことを特徴とするプリント配線板の製
    造方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のプリント配線板の製造
    方法において、 前記ドリルの回転数を100k[rpm]以上かつ同ドリルの
    送り速度を55[inch/min]以下に設定して前記絶縁基板
    の穴あけを行うことを特徴とするプリント配線板の製造
    方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002314254A (ja) * 2001-04-11 2002-10-25 Toppan Printing Co Ltd 多層プリント配線板及びその製造方法
CN108770244A (zh) * 2018-08-06 2018-11-06 重庆科技学院 一种复合pcb板的制作方法
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