JP2000348137A - 画像出力装置、画像出力方法及び記憶媒体 - Google Patents

画像出力装置、画像出力方法及び記憶媒体

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JP2000348137A
JP2000348137A JP11157952A JP15795299A JP2000348137A JP 2000348137 A JP2000348137 A JP 2000348137A JP 11157952 A JP11157952 A JP 11157952A JP 15795299 A JP15795299 A JP 15795299A JP 2000348137 A JP2000348137 A JP 2000348137A
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JP11157952A
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English (en)
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Junnosuke Kataoka
淳之介 片岡
Makoto Kobayashi
誠 小林
Nagakazu Honda
永和 本田
Hiroshi Tanioka
宏 谷岡
Izuru Horiuchi
出 堀内
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 読み取った原稿画像を煩雑な操作を要するこ
となく出力先の装置の状況に応じた適切な画像として出
力することができる画像出力装置、画像出力方法及び記
憶媒体を提供する。 【解決手段】 ファクシミリモードで文字認識モードの
場合は最高解像度で原稿を読み取り、文字認識されコー
ドデータに変換されたデータはコードデータとして生成
し、認識、変換されなかった画像データはイメージデー
タとして生成する。送信先のファクシミリ装置(相手
機)がミクストモードでの受信に対応している場合は、
上記コードデータ及びイメージデータを併せてミクスト
モードでファクシミリ送信する一方、ミクストモードで
の受信に対応していない場合は、認識されたコードデー
タをフォントに展開したフォントデータと、認識、変換
されなかった画像データとを合成して通常のファクシミ
リ送信を行う(ステップS509〜S511)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、原稿画像を読み
取り原稿画像中の文字を認識してコードデータに変換す
る文字認識機能を備え、データを出力乃至送信するファ
クシミリ装置等の画像出力装置、画像出力方法及び記憶
媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、原稿画像中の文字を認識してコー
ドデータに変換する文字認識機能を備えたファクシミリ
装置等の画像出力装置が知られている。
【0003】この装置では一般に、文字認識機能を用い
る場合は、原稿画像の読み取り、入力、読み取った画像
の画像処理、文字認識及び確定処理を行って画像データ
または文字コードデータを得る。また、ファクシミリ送
信機能を用いる場合は、原稿画像の読み取り、入力、読
み取った画像の画像処理のほか、さらに文字認識機能を
併用する場合(ミクストモード)は、文字認識及び確定
処理等を行い文字コードデータ及び画像データを生成し
た上で送信のための処理操作を行う。また、コピー出力
機能を備えた装置では、原稿画像の読み取り、入力、読
み取った画像の画像処理のほか、文字認識機能を併用す
る場合は文字認識及び確定処理等をも行った上で、画像
印刷のための処理操作を行う。これらの操作は、多岐に
亘るため、コンピュータインターフェイスによりキーボ
ード等で操作を行うように構成された装置もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の画像出力装置では、出力先のファクシミリ装置(あ
るいは当該装置が備えたコピー出力等の出力機能)に応
じた最適な画像を出力するためには、例えば出力先の装
置が画像データだけでなくコードデータの受信が可能か
否かをその都度調べて文字認識処理の可否を指示した
り、出力先の装置が処理可能な解像度等に合わせた処理
を指示したりする必要が生じ、ユーザにとっては、最適
な画像を出力したいがその操作が煩雑で容易でないとい
う問題があった。
【0005】本発明は上記従来技術の問題を解決するた
めになされたものであり、その目的は、読み取った原稿
画像を煩雑な操作を要することなく出力先の装置の状況
に応じた適切な画像として出力することができる画像出
力装置、画像出力方法及び記憶媒体を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1の画像出力装置は、原稿画像を読み
取る画像読取手段と、該画像読取手段により読み取られ
た原稿画像中の文字を認識してコードデータに変換する
認識変換手段と、前記画像読取手段により読み取られた
原稿画像のうち、前記認識変換手段により文字として認
識された部分をコードデータとして出力すると共に、前
記認識変換手段により文字として認識されなかった部分
を画像データのまま出力することが可能な出力制御手段
と、該出力制御手段の出力先の装置が該出力制御手段に
より出力される前記コードデータ及び前記画像データを
併せて入力可能か否かを判別する判別手段とを備え、前
記出力制御手段は、前記出力先の装置が前記コードデー
タ及び前記画像データを併せて入力可能である場合は、
前記コードデータ及び前記画像データを併せて出力する
一方、前記出力先の装置が前記コードデータを入力不能
である場合は、前記コードデータをフォントに展開した
フォントデータ及び前記画像データを併せて出力するこ
とを特徴とする。
【0007】同じ目的を達成するために本発明の請求項
2の画像出力装置は、上記請求項1記載の構成におい
て、前記画像読取手段による原稿画像の読み取り解像度
を設定する解像度設定手段を備え、前記出力先の装置が
前記コードデータを入力不能である場合は、前記出力制
御手段は、前記解像度設定手段により設定された解像度
及び前記認識変換手段により認識された文字のサイズに
基づいて、前記コードデータを展開するフォントの種類
を設定することを特徴とする。
【0008】同じ目的を達成するために本発明の請求項
3の画像出力装置は、上記請求項2記載の構成におい
て、前記出力制御手段は、前記解像度設定手段により設
定された解像度が所定値以下で且つ前記認識変換手段に
より認識された文字のサイズが所定サイズ以下である場
合は、前記コードデータを展開するフォントの種類を所
定のフォントに設定することを特徴とする。
【0009】同じ目的を達成するために本発明の請求項
4の画像出力装置は、上記請求項1〜3のいずれか1項
に記載の構成において、前記出力先の装置は、ファクシ
ミリ装置であり、前記出力制御手段による出力はファク
シミリ送信であることを特徴とする。
【0010】同じ目的を達成するために本発明の請求項
5の画像出力装置は、上記請求項1記載の構成におい
て、文字認識モードを設定する文字認識モード設定手段
と、該文字認識モード設定手段により前記文字認識モー
ドが設定された場合は、前記文字認識モードが設定され
ていない場合に比し、前記画像読取手段による原稿画像
の読み取り解像度をより高い解像度に設定する解像度設
定手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】同じ目的を達成するために本発明の請求項
6の画像出力装置は、原稿画像を読み取る画像読取手段
と、該画像読取手段により読み取られた原稿画像中の文
字を認識してコードデータに変換する認識変換手段と、
該認識変換手段により変換されたコードデータをフォン
トに展開してフォントデータを得るフォント展開手段
と、該フォント展開手段により得られたフォントデータ
及び前記認識変換手段により文字として認識されなかっ
た画像データを併せて出力可能な出力制御手段と、該出
力制御手段の出力先の装置が処理可能な解像度及び前記
認識変換手段により認識された文字のサイズに基づい
て、前記フォント展開手段により前記コードデータを展
開するフォントの種類を設定するフォント設定手段とを
備えたことを特徴とする。
【0012】同じ目的を達成するために本発明の請求項
7の画像出力装置は、上記請求項6記載の構成におい
て、前記出力制御手段は、前記出力先の装置が処理可能
な解像度が所定値以下で且つ前記認識変換手段により認
識された文字のサイズが所定サイズ以下である場合は、
前記フォント展開手段により前記コードデータを展開す
るフォントの種類を所定のフォントに設定することを特
徴とする。
【0013】同じ目的を達成するために本発明の請求項
8の画像出力装置は、上記請求項6または7記載の構成
において、前記出力先の装置は、印刷装置及び画像表示
装置の少なくとも一方であることを特徴とする。
【0014】同じ目的を達成するために本発明の請求項
9の画像出力方法は、原稿画像を取る画像読取工程と、
該画像読取工程により読み取られた原稿画像中の文字を
認識してコードデータに変換する認識変換工程と、前記
画像読取工程により読み取られた原稿画像のうち、前記
認識変換工程により文字として認識された部分をコード
データとして出力すると共に、前記認識変換工程により
文字として認識されなかった部分を画像データのまま出
力することが可能な出力制御工程と、該出力制御工程の
出力先の装置が該出力制御工程により出力される前記コ
ードデータ及び前記画像データを併せて入力可能か否か
を判別する判別工程とを含み、前記出力制御工程は、前
記出力先の装置が前記コードデータ及び前記画像データ
を併せて入力可能である場合は、前記コードデータ及び
前記画像データを併せて出力する一方、前記出力先の装
置が前記コードデータを入力不能である場合は、前記コ
ードデータをフォントに展開したフォントデータ及び前
記画像データを併せて出力することを特徴とする。
【0015】同じ目的を達成するために本発明の請求項
10の画像出力方法は、上記請求項9記載の構成におい
て、前記画像読取工程による原稿画像の読み取り解像度
を設定する解像度設定工程を含み、前記出力先の装置が
前記コードデータを入力不能である場合は、前記出力制
御工程は、前記解像度設定工程により設定された解像度
及び前記認識変換工程により認識された文字のサイズに
基づいて、前記コードデータを展開するフォントの種類
を設定することを特徴とする。
【0016】同じ目的を達成するために本発明の請求項
11の画像出力方法は、上記請求項10記載の構成にお
いて、前記出力制御工程は、前記解像度設定工程により
設定された解像度が所定値以下で且つ前記認識変換工程
により認識された文字のサイズが所定サイズ以下である
場合は、前記コードデータを展開するフォントの種類を
所定のフォントに設定することを特徴とする。
【0017】同じ目的を達成するために本発明の請求項
12の画像出力方法は、上記請求項9〜11のいずれか
1項に記載の構成において、前記出力先の装置は、ファ
クシミリ装置であり、前記出力制御工程による出力はフ
ァクシミリ送信であることを特徴とする。
【0018】同じ目的を達成するために本発明の請求項
13の画像出力方法は、上記請求項9記載の構成におい
て、文字認識モードを設定する文字認識モード設定工程
と、該文字認識モード設定工程により前記文字認識モー
ドが設定された場合は、前記文字認識モードが設定され
ていない場合に比し、前記画像読取工程による原稿画像
の読み取り解像度をより高い解像度に設定する解像度設
定工程とを含むことを特徴とする。
【0019】同じ目的を達成するために本発明の請求項
14の画像出力方法は、原稿画像を読み取る画像読取工
程と、該画像読取工程により読み取られた原稿画像中の
文字を認識してコードデータに変換する認識変換工程
と、該認識変換工程により変換されたコードデータをフ
ォントに展開してフォントデータを得るフォント展開工
程と、該フォント展開工程により得られたフォントデー
タ及び前記認識変換工程により文字として認識されなか
った画像データを併せて出力可能な出力制御工程と、該
出力制御工程の出力先の装置が処理可能な解像度及び前
記認識変換工程により認識された文字のサイズに基づい
て、前記フォント展開工程により前記コードデータを展
開するフォントの種類を設定するフォント設定工程とを
含むことを特徴とする。
【0020】同じ目的を達成するために本発明の請求項
15の画像出力方法は、上記請求項14記載の構成にお
いて、前記出力制御工程は、前記出力先の装置が処理可
能な解像度が所定値以下で且つ前記認識変換工程により
認識された文字のサイズが所定サイズ以下である場合
は、前記フォント展開工程により前記コードデータを展
開するフォントの種類を所定のフォントに設定すること
を特徴とする。
【0021】同じ目的を達成するために本発明の請求項
16の画像出力方法は、上記請求項14または15記載
の構成において、前記出力先の装置は、印刷装置及び画
像表示装置の少なくとも一方であることを特徴とする。
【0022】同じ目的を達成するために本発明の請求項
17の記憶媒体は、原稿画像を取る画像読取工程のコー
ドと、該画像読取工程のコードにより読み取られた原稿
画像中の文字を認識してコードデータに変換する認識変
換工程のコードと、前記画像読取工程のコードにより読
み取られた原稿画像のうち、前記認識変換工程のコード
により文字として認識された部分をコードデータとして
出力すると共に、前記認識変換工程のコードにより文字
として認識されなかった部分を画像データのまま出力す
ることが可能な出力制御工程のコードと、該出力制御工
程のコードの出力先の装置が該出力制御工程のコードに
より出力される前記コードデータ及び前記画像データを
併せて入力可能か否かを判別する判別工程のコードとを
記憶した記憶媒体であって、前記出力制御工程のコード
は、前記出力先の装置が前記コードデータ及び前記画像
データを併せて入力可能である場合は、前記コードデー
タ及び前記画像データを併せて出力する一方、前記出力
先の装置が前記コードデータを入力不能である場合は、
前記コードデータをフォントに展開したフォントデータ
及び前記画像データを併せて出力することを特徴とす
る。
【0023】同じ目的を達成するために本発明の請求項
18の記憶媒体は、原稿画像を読み取る画像読取工程の
コードと、該画像読取工程のコードにより読み取られた
原稿画像中の文字を認識してコードデータに変換する認
識変換工程のコードと、該認識変換工程のコードにより
変換されたコードデータをフォントに展開してフォント
データを得るフォント展開工程のコードと、文字認識モ
ードを設定する文字認識モード設定工程のコードと、該
文字認識モード設定工程のコードにより前記文字認識モ
ードが設定された場合は、前記フォント展開工程のコー
ドにより得られたフォントデータ及び前記認識変換工程
のコードにより文字として認識されなかった画像データ
を併せて出力可能な出力制御工程のコードと、該出力制
御工程のコードの出力先の装置が処理可能な解像度及び
前記認識変換工程のコードにより認識された文字のサイ
ズに基づいて、前記フォント展開工程のコードにより前
記コードデータを展開するフォントの種類を設定するフ
ォント設定工程のコードとを記憶したことを特徴とす
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0025】(第1の実施の形態)図1は、本発明の第
1の実施の形態に係る画像処理装置の制御構成を示すブ
ロック図である。
【0026】本画像処理装置は、原稿1001の原稿画
像の読取動作を行なう画像読取部1002(画像読取手
段)と、該画像読取部1002で読み取られた画像デー
タに対し所定の画像処理を施す画像処理部1003と、
該画像処理部1003で処理された画像データを記録す
る画像記録部117と、認識複写モードに設定されたと
きに上記画像データに対し認識処理を施す画像認識部4
000(認識変換手段)と、該画像認識部4000の認
識結果を一時的に記憶する画像バッファ118と、モー
ド切換の指令等を行なう操作部116と、設定された所
定のデータ処理を行うデータ処理部112と、上記各構
成要素に接続されて装置全体を制御するCPU113
(出力制御手段、判別手段)とから構成されている。
【0027】CPU113には、モデム121、NCU
122及び符号化/復号化部120が接続される。
【0028】画像読取部1002は、具体的には、原稿
1001からの光信号が入光するレンズ101と、該レ
ンズ101を透過した光信号を結像して該光信号を電気
信号に変換するCCDで構成されたイメージセンサ10
2と、該イメージセンサ102から出力されるアナログ
電気信号をデジタル電気信号に変換するA/Dコンバー
タ103とを備えている。
【0029】画像処理部1003は、A/Dコンバータ
103から出力された電気信号に対してシェーディング
補正を行なうシェーディング補正部104と、シェーデ
ィング補正部104から出力された電気信号に対しモー
ド切換を行なうモード切換部105と、モード切換部1
05から転送される画像データに2値化処理を行う2値
化処理部119と、輝度データを記録データに変換する
光濃度変換部106と、該光濃度変換部106、データ
処理部112または後述する画像合成部111からの出
力信号に対しCPU113からの指令に基づいて画像デ
ータの編集を行なう画像編集部107とを備えている。
【0030】画像記録部117は、転写紙等の搬送を行
うモータ等を制御する制御回路、画像処理部1003か
ら入力されるビデオ信号を感光ドラムに書き込むレーザ
記録回路部、及び現像を行う現像制御回路で構成され
(いずれも図示せず)、記録紙に画像をプリントアウト
する。
【0031】画像認識部4000は、画像データ中の文
字パターンの認識を行なうパターン認識部108と、パ
ターン認識部108で認識された文字パターンに基づい
て文字コードの生成等を行なう文字認識部109と、文
字認識部109の認識結果に基づいて文字コードをイメ
ージデータに変換するイメージデータ変換部110と、
画像を合成する画像合成部111とを備えている。
【0032】CPU113には、認識複写処理プログラ
ム等の制御プログラムが格納されたROM114と、演
算結果を一時的に記憶するほかワークエリアとして使用
されるRAM115とを内蔵している。
【0033】操作部116は、後述するように、画像編
集内容、コピー枚数、変倍率等の画像複写動作に関する
画像処理部1003に対する指示を行う各種キー群、各
種LED群、操作内容を表示する各種表示器群を備え
る。
【0034】このように構成された画像処理装置におい
ては、原稿1001の原稿画像はレンズ101を介して
イメージセンサ102で結像され、該イメージセンサ1
02で電気信号に光電変換される。そして、光電変換さ
れた画像信号(電気信号)はA/Dコンバータ103で
デジタル信号に変換された後、シェーディング補正部1
04でシェーディング補正され、モード切換部105に
入力される。
【0035】モード切換部105では操作部116の入
力結果に応じ、必要に応じて通常の複写モード、通常の
ファクシミリモード、デジタル複写モード、(文字)認
識複写モード、後述するミクストモード等のモード切換
を行なう。
【0036】そして、通常複写モードに設定されている
場合は、シェーディング補正部104からの輝度データ
が光濃度変換部106で記録データに変換された後、画
像編集部107に出力される。そして、RAM115に
記憶されている画像処理の処理内容に従ってデータ処理
部112により処理されたデータに基づいて、画像編集
部107で編集処理が行われ、編集処理された画像デー
タが画像記録部117に出力され、次いで該画像記録部
117で感光・露光・定着等の一連の記録動作が実行さ
れ、記録紙に画像データが出力される。
【0037】通常のファクシミリモードに設定されてい
る場合は、画像データはモード切換部105から2値化
処理部119に転送されて2値化処理がなされ、画像バ
ッファ118に記憶される。その後、2値化された画像
データが符号化/復号化部120へ転送され符号化され
た後、再び画像バッファ118に記憶され、それからモ
デム121及びNCU122を介して電話回線に出力さ
れる。
【0038】デジタル複写モードに設定されている場合
は、画像データはモード切換部105から2値化処理部
119に転送されて2値化処理がなされ、画像バッファ
118に記憶される。その後、画像合成部111及び画
像編集部107を介して画像記録部117に出力され、
記録紙に出力される。
【0039】文字認識を行ってコピー出力を行うモー
ド、すなわち認識複写モードに設定されている場合は、
モード切換部105の出力先が2値化処理部119、画
像認識部4000へと切り替えられる。画像認識部40
00では、パターン認識部108によりパターン認識が
行なわれる。すなわち、認識不能文字の再入力用のパタ
ーン、複数候補の選択肢パターン及び複数候補表示要求
のマーキング等のエリアが認識される。
【0040】ここで、文字認識部109には文字認識の
ための辞書が格納されており、該文字認識部109では
入力された文字データについて1文字宛のイメージ(文
字パターン)を切り出して文字認識を行なう。該文字認
識部109で認識された認識結果は、画像バッファ11
8のコードデータ記憶部(図示せず)に格納されると共
にイメージデータ変換部110に供給され、そして文字
コードが出力画像に変換され、さらに該出力画像が画像
バッファ118の画像データ記憶部(図示せず)に格納
される。この場合画像バッファ118は、認識不能文字
については、イメージ情報をそのまま記憶し、複数候補
が存在する文字については複数の文字コード情報を認識
率の高い順番で記憶する。
【0041】そして、文字以外の画像データは画像デー
タのまま記憶され、認識された文字コードと文字以外の
画像データは、画像合成部111によって合成され、画
像編集部107を介して画像記録部117に出力され、
記録紙に出力される。
【0042】文字認識を行ってファクシミリ送信するモ
ード(以下、「ミクストモード」と称する)がされてい
る場合は、認識複写モード時と同様に、モード切換部1
05の出力先が2値化処理部119、画像認識部400
0へと切り替えられる。画像認識部4000では、パタ
ーン認識部108によりパターン認識が行なわれる。す
なわち、認識不能文字の再入力用のパターン、複数候補
の選択肢パターン及び複数候補表示要求のマーキング等
のエリアが認識される。
【0043】文字認識部109では上記のように文字認
識を行なう。該文字認識部109で認識された認識結果
は、画像バッファ118の上記コードデータ記憶部に格
納されると共に、文字認識されなかった画像領域の画像
データは、画像データのまま画像バッファ118の上記
画像データ記憶部に格納される。その後、画像バッファ
118に格納された文字コードデータ及びイメージデー
タである画像データが電送用のモデム121へ転送さ
れ、両データが併せてミクストモードでNCU122か
ら電話回線へ出力される。
【0044】図2は、本実施の形態に係る画像処理装置
の構成の概略を示す断面図である。
【0045】図1に示す各種構成要素は、制御部100
に備えられる。原稿給送装置1に載置された原稿(図2
には図示せず)は、1枚ずつあるいは複数枚連続して原
稿台ガラス2面上に給送される。操作部116による複
写指示や文字認識指示に基づき、スキャナ3のランプが
点灯し、スキャナユニット4が移動することにより、原
稿が照射される。照射された光の反射による原稿の反射
光は、ミラー5、6、7を介してレンズ8を通過し、イ
メージセンサ部9に結像する。
【0046】イメージセンサ部9により光電変換された
画像信号は、制御部100内の画像編集部107からの
画像データに基づいて画像信号を発生する画像信号制御
部(図示せず)で信号処理されて露光制御部10に入力
され、光信号に変換され、変調されて、光ビームが感光
体11に照射される。この照射によって、感光体11上
には静電潜像が形成され、現像器12、13によって現
像、すなわち所定色の現像剤(トナー)で可視化され
る。
【0047】被転写紙積載部14、15には、定形サイ
ズの記録媒体(被転写紙乃至記録紙)が積載収容され
る。この被転写紙は、給送ローラ27、28の駆動によ
りレジストローラ29の配設位置まで給送され、レジス
トローラ29により、感光体11に形成される画像と被
転写紙の両先端位置が合致する(タイミングが合う)よ
うに給紙される。
【0048】現像器12、13によって現像された画像
は、転写分離帯電器16により被転写紙に転写されてト
ナー像となり、被転写紙が感光体11から分離され搬送
ベルト31による搬送を介して定着部17にて被転写紙
に定着された後、排紙ローラ18によって記録紙として
装置外部へ排紙される。
【0049】方向フラッパ19は、画像形成の終了した
被転写紙の搬送方向を排紙口と内部搬送方向に切り替
え、多重/両面印刷を可能にしている。両面印刷される
場合には、被転写紙はフラッパ20により両面搬送部2
2、23、24へと搬送される。
【0050】図3は、本実施の形態に係る画像処理装置
における操作部106の詳細な構成を示す正面図であ
る。
【0051】電源スイッチ5001は、本画像処理装置
への通電を制御するのに用いられる。リセットキー50
02は、スタンバイ状態から標準モードに復帰させると
きに用いられる。コピースタートキー5003は、複写
動作を開始するときに用いられる。クリアキー5004
は、設定,算出された数値をクリアするときに用いられ
る。
【0052】IDキー5005は、特定の操作者以外の
者による複写動作を禁止するためのキーであり、所定の
IDを入力しない限り複写動作ができないように構成さ
れている。ストップキー5006は、コピー動作の中断
・中止をするときに用いられる。ガイドキー5007
は、各機能に関する情報を知りたいときに用いられる。
【0053】上カーソルキー5008は、各機能設定画
面において、ポインタを上側に移動させるときに用いら
れる。下カーソルキー5009は、各機能設定画面にお
いて、ポインタを下側に移動させるときに用いられる。
これと同様に、ポインタの左右移動のための右カーソル
キー5010及び左カーソルキー5011が設けられて
いる。
【0054】OKキー5012は、各機能設定画面にお
いて、機能の設定を確定させるときに用いられる。キー
5013は、各機能設定画面において、画面5052内
の右下部に出力表示された事項の実行を指示するときに
用いられる。定形縮小キー5014は、複写の際におい
て、定形サイズを他の定形サイズに縮小するときに用い
られる。キー5015は、等倍コピーを設定するときに
用いられる。定形拡大キー5016は、複写の際におい
て、定形サイズを他の定形サイズに拡大するときに用い
られる。カセット選択キー5017は、複写に用いられ
るカセット段を選択するときに用いられる。コピー濃度
調整キー5018及びコピー濃度5020は、複写濃度
の調整に用いられる。AEキー5019は、原稿の濃度
に対して複写濃度を自動的に調整するときに用いられ
る。キー5021は、ソータの動作を指定し、ソート、
ステイプルソート、グループ等を設定するときに用いら
れる。予熱キー5022は、予熱モードをON/OFF
するときに用いられる。割り込みキー5023は、複写
中に割り込みして複写したいときに用いられる。テンキ
ー5024は、種々の数値を入力するときに用いられ
る。
【0055】マーカー処理キー5025は、トリミン
グ、マスキング、部分処理(輪郭処理、網処理、影つけ
処理、ネガポジ処理)を設定するときに用いられる。パ
ターン化処理キー5026は、色をパターン化して表現
したり、濃度差で表現したりするときに用いられる。色
消去キー5027は、特定色を消去するときに用いられ
る。画質キー5028は、画質の設定を行うときに用い
られる。例えば、ファクシミリ送信の場合は、画質キー
5028により、文字モード、写真モード、文字写真混
在モードのいずれかを設定する。
【0056】解像度キー5029(解像度設定手段)
は、解像度を設定するときに用いられる。例えば、ファ
クシミリ送信の場合は、解像度キー5029により、標
準モード、ファインモード、スーパーファインモードの
いずれかを設定する。イメージクリエイトキー5030
は、輪郭処理、影つけ処理、網処理、斜体処理、ミラー
処理、リピート処理を行うときに用いられる。トリミン
グキー5031は、エリアを指定し、トリミングをする
ときに用いられる。マスキングキー5032は、エリア
を指定し、マスキングをするときに用いられる。部分処
理キー5033は、エリアを指定し、その後、上記部分
処理を設定するときに用いられる。枠消しキー5034
は、モードに合わせて枠消しを行うときに用いられる。
モードには、シート枠消し(シートサイズに対して枠を
作成する)、原稿枠消し(原稿サイズに合わせて枠を作
成する)、ブック枠消し(ブックの見開きサイズに合わ
せて枠と中央に空白を作成する。なお、ブック見開きサ
イズ指定有り)、パンチ穴消し(穴消し幅設定有り)等
がある。
【0057】とじ代キー5035は、記録紙の一端(上
下左右のいずれか一辺)にとじ代を設けるように画像を
出力させるときに用いられる。移動キー5036は、画
像を移動したいときに用いられる。移動には、平行移動
(上下左右)センタ移動、コーナ移動、指定移動(ポイ
ント移動)がある。
【0058】ズームキー5037は、複写倍率設定する
ときに用いられ、25%〜400%まで、1%刻みで設
定でき、また、主走査方向と副走査方向とで独立に設定
できる。なお、画像の変倍は、原稿の副走査方向に関し
ては、スキャナ3の移動速度を制御することで行い、原
稿の主走査方向に関しては、スキャナ3から読み出した
画像データの間引き、補間処理により行う。
【0059】オート変倍キー5038は、記録紙のサイ
ズに合わせて出力画像を自動的に拡大・縮小するときに
用いられる。また、主走査方向と副走査方向とを独立に
自動変倍できる。拡大連写キー5039は、1枚の画像
を拡大すると共に、複数枚の記録面への複写を行うとき
に用いられる。
【0060】縮小レイアウトキー5040は、複数の画
像を拡大縮小して1つの記録面へ収めるように複写を行
うときに用いられる。連写キー5043は、原稿台ガラ
ス面1上の複写領域を左右に2分割し、自動的に2枚の
複写をする連続複写を行いたいときに用いられる(ペー
ジ連写、両面連写等)。両面キー5044は、両面の内
容を出力するときに用いられる(片面両面、ページ連写
両面、両面両面等)。多重キー5045は、多重を行う
ときに用いられる(多重、ページ連写多重等)。メモリ
ーキー5046は、メモリを使用したモードにより複写
動作を行うときに用いられる(メモリ合成、エリア合
成、透かし合成等)。プロジェクターキー5047は、
プロジェクタを利用するときに用いられる。プリンター
キー5048は、出力に関する設定を行うときに用いら
れる。原稿混載キー5050は、フィーダを使用して複
写を行う際に、異なるサイズの原稿が混載されていると
きに用いられる。モードメモリキー5051は、設定さ
れた複写モードを登録するため、登録された複写モード
を呼び出すときに用いられる。表示画面5052は、タ
ッチパネル付きの液晶表示器であり、本装置の状態、複
写枚数、複写倍率、複写用紙サイズなどを表示すると共
に、複写モード設定中において、設定される内容を表示
するときに用いられる。
【0061】モード切替キー5053は、複写モード
(コピーモード)かファクシミリモードかを切り替える
ときに用いられる。モード切替キー5053は、押下す
る度にトグル方式で複写モードまたはファクシミリモー
ドに切り替わるものであり、その状態はRAM115の
レジスタ(図示せず)に記憶される。複写モード時にコ
ピースタートキー5003が押下されるとコピー動作が
開始され、ファクシミリモード時にコピースタートキー
5003が押下されるとファクシミリ送信動作または送
信のための原稿読み取り動作が開始される。
【0062】画像処理モードキー5054(文字認識モ
ード設定手段)は、文字認識モードを設定するとき用い
られる。文字認識モードは、複写処理やファクシミリ送
信処理において文字認識を行い、文字コードデータはコ
ードデータのまま生成、蓄積する一方、それ以外のデー
タは画像データ(イメージデータ)として生成、蓄積す
るモードである。また、非文字認識モードは、読み取っ
た画像データを文字認識を行うことなくそのまま画像デ
ータとして生成、蓄積するモードである。
【0063】画像処理モードキー5054は、押下する
度にトグル方式で文字認識モードまたは非文字認識モー
ドに切り替わるものであり、その状態はRAM115の
レジスタ(図示せず)に記憶される。例えば、モード切
替キー5053により複写モードが設定されている場合
では、画像処理モードキー5054により文字認識モー
ドが設定されたときは上記認識複写モードとなり、文字
認識モードが設定されていないときは通常複写モードと
なる。また、モード切替キー5053によりファクシミ
リモード時が設定されている場合では、画像処理モード
キー5054により文字認識モードが設定されたときは
上記ミクストモードとなり得るが、文字認識モードが設
定されていないときは通常のファクシミリモードとな
る。ただし、上記ミクストモードは、送信先のファクシ
ミリ装置(通信の相手機)がミクストモードに対応して
いる場合にのみ設定され、送信先装置がミクストモード
に対応していない場合は、認識、変換した文字コードデ
ータをフォントデータに変換して通常のファクシミリ送
信を行う。
【0064】図4は、本実施の形態における認識複写処
理のフローチャートを示す図である。本処理は、画像認
識部4000で実行される。
【0065】なお、本処理では縦書きの文書画像につい
て説明するが、認識対象となる文章が横書きの文書画像
の場合は「文字幅」を「文字高さ」とすることにより同
様に適用可能である。
【0066】まず、ステップS401では垂直方向のイ
メージの有無(例えば、ヒストグラム)により入力され
た文字データから文書の文字方向を判定し、文字行の行
幅hを算出する。
【0067】次に、ステップS402では、算出された
文字行の行毎に水平方向のイメージの有無(例えば、ヒ
ストグラム)により文字パターンを切り出していき、各
文字パターンの文字幅W(i)及び文字の位置座標x
(i)をRAM115に記憶する。
【0068】次いで、ステップS403では文字幅W
(i)及び行幅h等に基づいて標準文字幅Wを算出す
る。すなわち、下記数式1を充足するような文字幅W
(i)を算出し、該文字幅W(i)を単純平均して標準
文字幅Wを算出する。
【0069】
【数1】h−Δa≦W(i)≦h+Δa ここで、Δaは行幅hに対する所定許容値である。
【0070】次に、ステップS404では文字幅W
(i)を有する文字パターンが下記数式2を充足するか
否かを判断する。
【0071】
【数2】W+Δb<W(i) ここで、Δbは標準文字幅Wの所定許容値である。
【0072】そして、ステップS404の答が肯定(Y
es)のとき、すなわち、上記数式2を充足する文字幅
W(i)を有する文字パターンが存在すると判断された
ときはステップS405に進み、当該文字パターンより
前後に標準文字幅Wを有する文字パターンに至るまで、
すなわち上記数式2を満足する文字パターンを含み、且
つこれに最も近くに位置する標準文字幅Wの文字パター
ンの間に挟まれた文字パターンについてX軸方向(水平
方向)に射影をとり、ヒストグラムを作成する。
【0073】次に、ステップS406では、横軸の座標
位置をx、縦軸のドット数をyとし、ドット数yに対し
て閾値zを設け、文字パターン番号iの最小位置を基準
にし(x=0)、標準文字幅W近傍であって且つ閾値z
よりも小さい座標位置xを求めていく。具体的には、座
標位置の間隔をΔxとした場合、(Δx(i)=W)∩
(y<z)が成立するか否かを判別する。
【0074】そして、座標位置xを求める途中が略標準
文字幅Wで切れ、しかも最後の切れ幅が略標準文字幅W
のときはステップS406の答が肯定(Yes)とな
り、ステップS407に進んで、求めた座標位置xにお
いて文字切り処理を実行し、ステップS408に進んで
文字認識処理を実行し、文字コードを発生させる。その
後、本処理を終了する。
【0075】一方、ステップS406の答えがNO(否
定)であって充足する座標位置xがないと判断された場
合、すなわち、座標位置xを求める途中に標準文字幅W
近傍で切れ目を見いだすことができなかった場合や、最
後まで切れたとしても最後の文字パターンを有する文字
幅w(i)が上記数式2を満足しない場合は、いずれも
前記ステップS408に進んで直ちに文字認識処理を実
行する。
【0076】図5は、本実施の形態における画像出力処
理のフローチャートを示す図である。本処理は、コピー
スタートキー5003の押下により開始される。
【0077】まず、操作部106のモード切替キー50
53によりファクシミリモードが設定されているか否か
を判別し(ステップS501)、その判別の結果、ファ
クシミリモードが設定されていない場合は、複写モード
(コピーモード)が設定されていると判断してステップ
S502に進み、その他のコピー条件に則した処理を実
行する。この処理は、具体的には、画質の設定や読み取
り記録範囲の設定等の処理である。
【0078】次いで、操作部106の画像処理モードキ
ー5054により文字認識モードが設定されているか否
かを判別し(ステップS504)、その判別の結果、文
字認識モードが設定されていない場合(非文字認識モー
ド)は、前記通常複写モードに該当するので、読み取っ
た画像データを全てそのまま記録紙に出力して(ステッ
プS506)、本処理を終了する。この場合の画像デー
タの流れとしては、上述した光濃度変換部106、画像
編集部107及び画像記録部117という流れでもよい
が、2値化処理部119から画像バッファ118に一旦
転送、蓄積してから画像合成部111を介して画像記録
部117で記録するようにしてもよい。
【0079】一方、前記ステップS504の判別の結
果、文字認識モードが設定されている場合は、前記認識
複写モードに該当するので、読み取った画像データのう
ち、文字認識されコードデータに変換されたデータはコ
ードデータとして出力してフォントデータへの変換を経
て記録紙に出力すると共に、認識、変換されなかった画
像データはイメージデータとして画像データのまま記録
紙に出力して(ステップS507)、本処理を終了す
る。これにより、高品位の出力画像を得ることができ
る。この場合のデータの流れとしては、認識された文字
データは、2値化処理部119から画像バッファ118
に一旦転送、蓄積されてからパターン認識部108、文
字認識部109、イメージデータ変換部110を介して
フォントデータに変換され、画像合成部111に転送さ
れる。それ以外の認識されなかった画像データは、画像
バッファ118から画像合成部111に転送される。そ
して、画像合成部111で両データが合成され、画像編
集部107を介して画像記録部117で記録される。
【0080】前記ステップS501の判別の結果、ファ
クシミリモードが設定されている場合は、ステップS5
03に進み、その他のファクシミリの条件に則した処理
を実行する。この処理は、画質の設定、解像度の設定、
原稿サイズの設定等の処理である。次いで、操作部10
6の画像処理モードキー5054により文字認識モード
が設定されているか否かを判別し(ステップS50
5)、その判別の結果、文字認識モードが設定されてい
ない場合(非文字認識モード)は、前記通常のファクシ
ミリモードに該当するので、読み取った画像データをそ
のまま画像データとしてファクシミリ送信して(ステッ
プS508)、本処理を終了する。この場合のデータの
流れとしては、上述したように、画像データが2値化処
理部119から画像バッファ118に一旦転送、蓄積さ
れてから、符号化/復号化部120で符号化され再び画
像バッファ118に蓄積され、その後モデム121で変
調されて、NCU122を介して電話回線に出力され
る。
【0081】一方、前記ステップS505の判別の結
果、文字認識モードが設定されている場合は、前記ミク
ストモードに該当し得るので、ステップS509に進
み、読み取った画像データのうち、文字認識されコード
データに変換されたデータはコードデータとして生成す
ると共に、認識、変換されなかった画像データはイメー
ジデータとして生成して、さらに送信先のファクシミリ
装置(相手機)がミクストモードでの受信に対応してい
るか否かを判別する。この判別は、通信の前手順におけ
る通信プロトコルにおいて行うことができる(判別手
段)。
【0082】なお、ファクシミリモードで且つ文字認識
モードが設定された場合(前記ステップS505で「Y
ES」と判別された場合)は、ファクシミリ送信の解像
度の指定にかかわらず、原稿読み取り解像度を最高の解
像度に設定する。例えば、送信の解像度が3.75lp
mであったとしても、原稿読み取り解像度は15.4l
pmの高解像度で行う。これにより、文字の認識率を高
めることができる。
【0083】前記ステップS509の判別の結果、送信
先のファクシミリ装置(相手機)がミクストモードでの
受信に対応している場合は、ミクストモードでファクシ
ミリ送信する(ステップS510)。これにより、送信
先の装置の状況に応じて高品位の送信画像を得ることが
できる。この場合のデータの流れとしては、認識された
文字データは、2値化処理部119から画像バッファ1
18に一旦転送、蓄積されてからパターン認識部10
8、文字認識部109を介して符号化/復号化部120
に転送される。認識、変換されなかった画像データは、
画像データのまま画像バッファ118から符号化/復号
化部120に転送される。そして、両データが符号化/
復号化部120で符号化され再び画像バッファ118に
蓄積され、その後モデム121で変調されて、NCU1
22を介して電話回線に出力される。
【0084】前記ステップS509の判別の結果、送信
先のファクシミリ装置(相手機)がミクストモードでの
受信に対応していない場合は、ステップS511に進
み、展開、送信処理、すなわち認識された文字コードデ
ータをフォントに展開したフォントデータを得て、認
識、変換されなかった画像データ及び前記フォントデー
タを合成して通常のファクシミリ送信を行う。これによ
り、ミクストモードに対応していないファクシミリ装置
に対しても、適切な画像を送信することができる。ステ
ップS510、S511の処理後はいずれも本処理を終
了する。
【0085】本実施の形態によれば、複数のモードをモ
ード切替キー5053、5054による設定によって簡
単に設定でき、文字認識、コピー出力、ファクシミリ送
信の処理を必要に応じて自動的に行わせることができ
る。特にファクシミリ送信では、煩わしい操作をするこ
となく、送信先のファクシミリ装置(相手機)がミクス
トモードでの受信に対応しているか否かに応じて適切な
画像をファクシミリ送信することができる。また、ミク
ストモードでは原稿読み取り解像度を一律に高解像度に
設定することで、煩わしい操作をすることなく文字の認
識率を高めることができる。よって、読み取った原稿画
像を煩雑な操作を要することなく送信先の装置の状況に
応じた適切な画像として送信することができる。
【0086】なお、前記ステップS506またはステッ
プS508では、読み取った画像データを図4の文字認
識処理を実行することなく出力、送信するようにした
が、図4の文字認識処理を一律に実行した上で、出力、
送信するデータは同処理を介しないもの(画像データの
まま)としてもよい。
【0087】(第2の実施の形態)第1の実施の形態で
は、図5のステップS511において、文字コードデー
タを一律に通常のフォントに展開するようにしたが、本
実施の形態では、設定した解像度及び認識した文字サイ
ズに応じて展開するフォントの種類を設定する。従っ
て、本実施の形態では、画像出力処理として図5と同様
の処理を実行するが、図5のステップS511の展開、
送信処理が第1の実施の形態と異なる。本実施の形態で
は、図3に示す操作部116の解像度キー5029は、
標準(3.75lpm)、ファイン(7.7pm)、ス
ーパーファイン(15.4pm)の通信の解像度を設定
可能に構成されている。その他の構成は第1の実施の形
態と同様である。
【0088】図6は、本実施の形態における図5のステ
ップS511で実行される展開、送信処理のフローチャ
ートを示す図である。
【0089】まず、解像度キー5029により設定され
た解像度が標準(所定値)であるか否かを判別し(ステ
ップS601)、その判別の結果、設定された解像度が
標準である場合は、認識した文字サイズが12ポイント
(所定値)以上であるか否かを判別する(ステップS6
03)。その判別の結果、認識した文字サイズが12ポ
イント以上である場合は、展開するフォントとして通常
のフォントを使用し(ステップS607)、本処理を終
了する一方、認識した文字サイズが12ポイント未満で
ある場合は、展開するフォントとして略字体フォント
(所定のフォント)を使用して(ステップS606)、
本処理を終了する。略字体フォントは、画数を削減等し
てなおかつその文字であることが認識できるものであれ
ばよく、例えば「露」の文字でいえば、雨冠内の左右の
2本線をそれぞれ1本線で表示したものである。通常の
フォントを一律に使用すると、展開後の画像の文字サイ
ズが元の原稿の文字サイズより大きくなったり、あるい
はサイズを合致させるためにドットの間引きを行うと文
字が潰れて読みづらくなったりするという不具合があ
る。しかし、上記のように略字体フォントを使用するこ
とで、文字が潰れて読みづらくなることを回避しつつ、
展開後の画像の文字サイズと元の原稿の文字サイズとを
合致させることができ、上記不具合を解消することがで
きる。
【0090】前記ステップS601の判別の結果、設定
された解像度が標準でない場合は、解像度キー5029
により設定された解像度がファインであるか否かを判別
し(ステップS602)、その判別の結果、設定された
解像度がファインである場合は、認識した文字サイズが
10ポイント以上であるか否かを判別する(ステップS
604)。その判別の結果、認識した文字サイズが10
ポイント以上である場合は、展開するフォントとして通
常のフォントを使用し(ステップS609)、本処理を
終了する一方、認識した文字サイズが10ポイント未満
である場合は、展開するフォントとして略字体フォント
を使用して(ステップS608)、本処理を終了する。
【0091】前記ステップS602の判別の結果、設定
された解像度がファインでない場合は、解像度がスーパ
ーファインであると判断されるので、認識した文字サイ
ズが8ポイント以上であるか否かを判別する(ステップ
S605)。その判別の結果、認識した文字サイズが8
ポイント以上である場合は、展開するフォントとして通
常のフォントを使用し(ステップS611)、本処理を
終了する一方、認識した文字サイズが8ポイント未満で
ある場合は、展開するフォントとして略字体フォントを
使用して(ステップS610)、本処理を終了する。
【0092】本実施の形態によれば、読み取った原稿画
像を煩雑な操作を要することなく送信先の装置の状況に
応じた適切な画像として送信することができる点、及び
文字の認識率を高めることができる点で、第1の実施の
形態と同様の効果を奏することができる。加えて、設定
した解像度及び認識した文字サイズに応じて展開するフ
ォントの種類を設定し、特に低解像度ほど略字体フォン
トを選定する際の文字サイズの閾値を高い値にする(略
字体フォントが選定されやすくする)ことにより、サイ
ズの不一致や文字の潰れを抑制して読みやすい文字画像
を送信することができる。
【0093】なお、本実施の形態では、文字の画数をも
フォント種類の設定のパラメータに加えてもよい。
【0094】なお、本実施の形態では、図6の処理を出
力先がファクシミリ装置であるとして説明したが、これ
に限るものでなく、外部の印刷装置(プリンタ)やCR
T、LCD等の画像表示装置等でもよい。これらの場合
は、印刷装置や画像表示装置等の出力先の外部装置が処
理可能な解像度と認識した文字サイズとに応じて、展開
するフォントの種類を設定するようにすればよい。これ
により、出力先の印刷装置または画像表示装置にとって
読みやすい画像を送信することができる。
【0095】なお、上述した各実施形態の機能を実現す
るソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体
を画像処理装置に供給し、その画像処理装置のコンピュ
ータ(あるいはCPU)が記憶媒体に格納されたプログ
ラムコードを読み出し実行することによっても、本発明
の目的が達成されることはいうまでもない。
【0096】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0097】プログラムコードを供給する為の記憶媒体
としては、ROMのほか、例えばフロッピーディスク、
ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−
ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカー
ド等を用いることができる。
【0098】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより上述した各実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づいて、コンピュータ上で稼動しているOS等が
実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって
前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれるこ
とはいうまでもない。
【0099】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づいて、その機能拡張ボードや機能拡張ユニット
に備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現さ
れる場合も含まれることはいうまでもない。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係る画像出力装置、請求項9に係る画像出力方法また
は請求項17に係る記憶媒体によれば、読み取った原稿
画像を煩雑な操作を要することなく出力先の装置の状況
に応じた適切な画像として出力することができる。
【0101】本発明の請求項2に係る画像出力装置また
は請求項10に係る画像出力方法によれば、一律に通常
のフォントを使用する場合に比し、より読みやすい文字
画像を出力することができる。
【0102】本発明の請求項3に係る画像出力装置また
は請求項11に係る画像出力方法によれば、サイズの不
一致や文字の潰れを抑制して読みやすい文字画像を出力
することができる。
【0103】本発明の請求項4に係る画像出力装置また
は請求項12に係る画像出力方法によれば、送信先のフ
ァクシミリ装置にとって読みやすい画像を送信すること
ができる。
【0104】本発明の請求項5に係る画像出力装置また
は請求項13に係る画像出力方法によれば、文字の認識
率を高めることができる。
【0105】本発明の請求項6に係る画像出力装置、請
求項14に係る画像出力方法または請求項18に係る記
憶媒体によれば、一律に通常のフォントを使用する場合
に比し、より読みやすい文字画像を出力することができ
る。
【0106】本発明の請求項7に係る画像出力装置また
は請求項15に係る画像出力方法によれば、サイズの不
一致や文字の潰れを抑制して読みやすい文字画像を出力
することができる。
【0107】本発明の請求項8に係る画像出力装置また
は請求項16に係る画像出力方法によれば、出力先の印
刷装置または画像表示装置にとって読みやすい画像を送
信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装置
の制御構成を示すブロック図である。
【図2】同形態に係る画像処理装置の構成の概略を示す
断面図である。
【図3】同形態に係る画像処理装置における操作部の詳
細な構成を示す正面図である。
【図4】同形態における認識複写処理のフローチャート
を示す図である。
【図5】同形態における画像出力処理のフローチャート
を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態における図5のステ
ップS511で実行される展開、送信処理のフローチャ
ートを示す図である。
【符号の説明】
105 モード切替部 107 画像編集部 108 パターン認識部 109 文字認識部 110 イメージデータ変換部 111 画像合成部 112 データ処理部 113 CPU(出力制御手段、判別手段) 115 RAM 116 操作部 117 画像記録部 118 画像バッファ 120 符号化/復号化部 121 モデム 122 NCU 1002 画像読取部(画像読取手段) 4000 画像認識部(認識変換手段) 5029 解像度キー(解像度設定手段) 5053 モード切替キー 5054 画像処理モードキー(文字認識モード設定手
段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本田 永和 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 谷岡 宏 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 堀内 出 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 5B064 AA08 BA01 CA08 FA02 5C062 AA17 AB38 AC41 AE08 5C082 AA27 AA31 AA32 BA02 BA12 BB01 BB32 CA55 CB01 CB06 DA06 DA87 MM09

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像を読み取る画像読取手段と、 該画像読取手段により読み取られた原稿画像中の文字を
    認識してコードデータに変換する認識変換手段と、 前記画像読取手段により読み取られた原稿画像のうち、
    前記認識変換手段により文字として認識された部分をコ
    ードデータとして出力すると共に、前記認識変換手段に
    より文字として認識されなかった部分を画像データのま
    ま出力することが可能な出力制御手段と、 該出力制御手段の出力先の装置が該出力制御手段により
    出力される前記コードデータ及び前記画像データを併せ
    て入力可能か否かを判別する判別手段とを備え、 前記出力制御手段は、前記出力先の装置が前記コードデ
    ータ及び前記画像データを併せて入力可能である場合
    は、前記コードデータ及び前記画像データを併せて出力
    する一方、前記出力先の装置が前記コードデータを入力
    不能である場合は、前記コードデータをフォントに展開
    したフォントデータ及び前記画像データを併せて出力す
    ることを特徴とする画像出力装置。
  2. 【請求項2】 前記画像読取手段による原稿画像の読み
    取り解像度を設定する解像度設定手段を備え、前記出力
    先の装置が前記コードデータを入力不能である場合は、
    前記出力制御手段は、前記解像度設定手段により設定さ
    れた解像度及び前記認識変換手段により認識された文字
    のサイズに基づいて、前記コードデータを展開するフォ
    ントの種類を設定することを特徴とする請求項1記載の
    画像出力装置。
  3. 【請求項3】 前記出力制御手段は、前記解像度設定手
    段により設定された解像度が所定値以下で且つ前記認識
    変換手段により認識された文字のサイズが所定サイズ以
    下である場合は、前記コードデータを展開するフォント
    の種類を所定のフォントに設定することを特徴とする請
    求項2記載の画像出力装置。
  4. 【請求項4】 前記出力先の装置は、ファクシミリ装置
    であり、前記出力制御手段による出力はファクシミリ送
    信であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項
    に記載の画像出力装置。
  5. 【請求項5】 文字認識モードを設定する文字認識モー
    ド設定手段と、該文字認識モード設定手段により前記文
    字認識モードが設定された場合は、前記文字認識モード
    が設定されていない場合に比し、前記画像読取手段によ
    る原稿画像の読み取り解像度をより高い解像度に設定す
    る解像度設定手段とを備えたことを特徴とする請求項1
    記載の画像出力装置。
  6. 【請求項6】 原稿画像を読み取る画像読取手段と、 該画像読取手段により読み取られた原稿画像中の文字を
    認識してコードデータに変換する認識変換手段と、 該認識変換手段により変換されたコードデータをフォン
    トに展開してフォントデータを得るフォント展開手段
    と、 該フォント展開手段により得られたフォントデータ及び
    前記認識変換手段により文字として認識されなかった画
    像データを併せて出力可能な出力制御手段と、 該出力制御手段の出力先の装置が処理可能な解像度及び
    前記認識変換手段により認識された文字のサイズに基づ
    いて、前記フォント展開手段により前記コードデータを
    展開するフォントの種類を設定するフォント設定手段と
    を備えたことを特徴とする画像出力装置。
  7. 【請求項7】 前記出力制御手段は、前記出力先の装置
    が処理可能な解像度が所定値以下で且つ前記認識変換手
    段により認識された文字のサイズが所定サイズ以下であ
    る場合は、前記フォント展開手段により前記コードデー
    タを展開するフォントの種類を所定のフォントに設定す
    ることを特徴とする請求項6記載の画像出力装置。
  8. 【請求項8】 前記出力先の装置は、印刷装置及び画像
    表示装置の少なくとも一方であることを特徴とする請求
    項6または7記載の画像出力装置。
  9. 【請求項9】 原稿画像を取る画像読取工程と、 該画像読取工程により読み取られた原稿画像中の文字を
    認識してコードデータに変換する認識変換工程と、 前記画像読取工程により読み取られた原稿画像のうち、
    前記認識変換工程により文字として認識された部分をコ
    ードデータとして出力すると共に、前記認識変換工程に
    より文字として認識されなかった部分を画像データのま
    ま出力することが可能な出力制御工程と、 該出力制御工程の出力先の装置が該出力制御工程により
    出力される前記コードデータ及び前記画像データを併せ
    て入力可能か否かを判別する判別工程とを含み、 前記出力制御工程は、前記出力先の装置が前記コードデ
    ータ及び前記画像データを併せて入力可能である場合
    は、前記コードデータ及び前記画像データを併せて出力
    する一方、前記出力先の装置が前記コードデータを入力
    不能である場合は、前記コードデータをフォントに展開
    したフォントデータ及び前記画像データを併せて出力す
    ることを特徴とする画像出力方法。
  10. 【請求項10】 前記画像読取工程による原稿画像の読
    み取り解像度を設定する解像度設定工程を含み、前記出
    力先の装置が前記コードデータを入力不能である場合
    は、前記出力制御工程は、前記解像度設定工程により設
    定された解像度及び前記認識変換工程により認識された
    文字のサイズに基づいて、前記コードデータを展開する
    フォントの種類を設定することを特徴とする請求項9記
    載の画像出力方法。
  11. 【請求項11】 前記出力制御工程は、前記解像度設定
    工程により設定された解像度が所定値以下で且つ前記認
    識変換工程により認識された文字のサイズが所定サイズ
    以下である場合は、前記コードデータを展開するフォン
    トの種類を所定のフォントに設定することを特徴とする
    請求項10記載の画像出力方法。
  12. 【請求項12】 前記出力先の装置は、ファクシミリ装
    置であり、前記出力制御工程による出力はファクシミリ
    送信であることを特徴とする請求項9〜11のいずれか
    1項に記載の画像出力方法。
  13. 【請求項13】 文字認識モードを設定する文字認識モ
    ード設定工程と、該文字認識モード設定工程により前記
    文字認識モードが設定された場合は、前記文字認識モー
    ドが設定されていない場合に比し、前記画像読取工程に
    よる原稿画像の読み取り解像度をより高い解像度に設定
    する解像度設定工程とを含むことを特徴とする請求項9
    記載の画像出力方法。
  14. 【請求項14】 原稿画像を読み取る画像読取工程と、 該画像読取工程により読み取られた原稿画像中の文字を
    認識してコードデータに変換する認識変換工程と、 該認識変換工程により変換されたコードデータをフォン
    トに展開してフォントデータを得るフォント展開工程
    と、 該フォント展開工程により得られたフォントデータ及び
    前記認識変換工程により文字として認識されなかった画
    像データを併せて出力可能な出力制御工程と、 該出力制御工程の出力先の装置が処理可能な解像度及び
    前記認識変換工程により認識された文字のサイズに基づ
    いて、前記フォント展開工程により前記コードデータを
    展開するフォントの種類を設定するフォント設定工程と
    を含むことを特徴とする画像出力方法。
  15. 【請求項15】 前記出力制御工程は、前記出力先の装
    置が処理可能な解像度が所定値以下で且つ前記認識変換
    工程により認識された文字のサイズが所定サイズ以下で
    ある場合は、前記フォント展開工程により前記コードデ
    ータを展開するフォントの種類を所定のフォントに設定
    することを特徴とする請求項14記載の画像出力方法。
  16. 【請求項16】 前記出力先の装置は、印刷装置及び画
    像表示装置の少なくとも一方であることを特徴とする請
    求項14または15記載の画像出力方法。
  17. 【請求項17】 原稿画像を取る画像読取工程のコード
    と、 該画像読取工程のコードにより読み取られた原稿画像中
    の文字を認識してコードデータに変換する認識変換工程
    のコードと、 前記画像読取工程のコードにより読み取られた原稿画像
    のうち、前記認識変換工程のコードにより文字として認
    識された部分をコードデータとして出力すると共に、前
    記認識変換工程のコードにより文字として認識されなか
    った部分を画像データのまま出力することが可能な出力
    制御工程のコードと、 該出力制御工程のコードの出力先の装置が該出力制御工
    程のコードにより出力される前記コードデータ及び前記
    画像データを併せて入力可能か否かを判別する判別工程
    のコードとを記憶した記憶媒体であって、 前記出力制御工程のコードは、前記出力先の装置が前記
    コードデータ及び前記画像データを併せて入力可能であ
    る場合は、前記コードデータ及び前記画像データを併せ
    て出力する一方、前記出力先の装置が前記コードデータ
    を入力不能である場合は、前記コードデータをフォント
    に展開したフォントデータ及び前記画像データを併せて
    出力することを特徴とする記憶媒体。
  18. 【請求項18】 原稿画像を読み取る画像読取工程のコ
    ードと、 該画像読取工程のコードにより読み取られた原稿画像中
    の文字を認識してコードデータに変換する認識変換工程
    のコードと、 該認識変換工程のコードにより変換されたコードデータ
    をフォントに展開してフォントデータを得るフォント展
    開工程のコードと、 文字認識モードを設定する文字認識モード設定工程のコ
    ードと、 該文字認識モード設定工程のコードにより前記文字認識
    モードが設定された場合は、前記フォント展開工程のコ
    ードにより得られたフォントデータ及び前記認識変換工
    程のコードにより文字として認識されなかった画像デー
    タを併せて出力可能な出力制御工程のコードと、 該出力制御工程のコードの出力先の装置が処理可能な解
    像度及び前記認識変換工程のコードにより認識された文
    字のサイズに基づいて、前記フォント展開工程のコード
    により前記コードデータを展開するフォントの種類を設
    定するフォント設定工程のコードとを記憶したことを特
    徴とする記憶媒体。
JP11157952A 1999-06-04 1999-06-04 画像出力装置、画像出力方法及び記憶媒体 Withdrawn JP2000348137A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007079979A (ja) * 2005-09-14 2007-03-29 Fuji Xerox Co Ltd 文書管理装置、文書管理システムおよび文書管理方法

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