JP2000298702A - 画像処理装置及びその方法、コンピュータ可読メモリ - Google Patents

画像処理装置及びその方法、コンピュータ可読メモリ

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JP2000298702A
JP2000298702A JP11108412A JP10841299A JP2000298702A JP 2000298702 A JP2000298702 A JP 2000298702A JP 11108412 A JP11108412 A JP 11108412A JP 10841299 A JP10841299 A JP 10841299A JP 2000298702 A JP2000298702 A JP 2000298702A
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永和 本田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 文字認識を高速かつ精度良く認識することが
できる画像処理装置及びその方法、コンピュータ可読メ
モリを提供する。 【解決手段】 入力された画像中の画素毎に、該画素が
文字画像の一部であるか否かを像域分離部119で判定
する。入力された画像の少なくとも第1の2値化画像及
び第2の2値化画像を2値化部120で生成する。画像
認識部4000は、判定結果に基づいて、第1の2値化
画像中の文字行を決定する。決定された文字行から文字
を切り出す。切り出された文字を認識する。認識された
文字を対応するフォントデータに変換する。そして、画
像編集部107は、変換されたフォントデータと、認識
不能の文字に対応する第2の2値化画像を合成して出力
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力された画像を
処理する画像処理装置及びその方法、コンピュータ可読
メモリに関するものである。
【0002】
【従来の技術】文字認識技術は、近年のCPU及び半導
体の高速化によって低速複写機の複写速度程度において
は、略リアルタイムでの処理が可能である。また、近
年、複写原稿が殆どワードプロセッサ等で作成されるた
め、その認識精度も高まり、実用レベルに到達した。
【0003】また、原稿中の文字サイズの認識及び文字
の認識技術に関して、例えば、特開昭61−10787
6等で開示される原稿の文字イメージ情報を認識したフ
ォントイメージ情報に変換して像再生する技術を用いれ
ば、原理的に繰り返される複写による画像劣化はなくな
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の文字認識技術では、2値化した原稿画像全体から直
行する2方向の射影像を求め、平均的文字サイズを予測
し、該サイズで原稿全体を文字サイズに相当するメッシ
ュに分割する。そして、この分割され、切り出された文
字に対して文字認識を実行するために、原稿画像中に中
間調画画像が混在している場合、文字列を示す射影像が
この中間調画像によって乱されるため、メッシュが精度
良く認識することができないという問題点があった。
【0005】本発明は上記の問題点に鑑みてなされたも
のであり、文字認識を高速かつ精度良く認識することが
できる画像処理装置及びその方法、コンピュータ可読メ
モリを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明による画像処理装置は以下の構成を備える。
即ち、また、好ましくは、入力された画像を処理する画
像処理装置であって、前記入力された画像中の画素毎
に、該画素が文字画像の一部であるか否かを判定する判
定手段と、前記入力された画像の少なくとも第1の2値
化画像及び第2の2値化画像を生成する生成手段と、前
記判定手段による判定結果に基づいて、前記第1の2値
化画像中の文字行を決定する決定手段と、前記決定手段
で決定された文字行から文字を切り出す切出手段と、前
記切出手段で切り出された文字を認識する認識手段と、
前記認識手段で認識された文字を対応するフォントデー
タに変換する変換手段と、前記変換手段で変換されたフ
ォントデータと、前記認識手段で認識不能の文字に対応
する前記第2の2値化画像を合成して出力する出力手段
とを備える。
【0007】また、好ましくは、前記生成手段は、単純
2値化を行う第1の2値化手段と、擬似中間調表現可能
な2値化を行う第2の2値化手段とを備え、前記第1の
2値化画像は、前記第1の2値化手段によって生成さ
れ、前記第2の2値化画像は、前記第2の2値化手段に
よって生成される。
【0008】また、好ましくは、前記第2の2値化手段
は、誤差拡散法によって処理対象画像を2値化する。
【0009】また、好ましくは、前記判定手段は、前記
入力された画像を像域分離する像域分離手段とを備え
る。
【0010】また、好ましくは、前記決定手段は、前記
入力された画像中の画素を第1方向及び第2方向へ射影
して得られるヒストグラムを生成するヒストグラム生成
手段と、前記ヒストグラム生成手段で生成されたヒスト
グラムに基づいて、前記入力された画像中の平均文字高
さ及び平均行間隔を算出する算出手段と、前記算出手段
で算出された平均行間隔で、前記入力された画像を分割
する分割手段と、前記分割手段で分割された各画像の画
素分布に基づいて、前記入力された画像中の文字行を決
定する。
【0011】上記の目的を達成するための本発明による
画像処理方法は以下の構成を備える。即ち、入力された
画像を処理する画像処理方法であって、前記入力された
画像中の画素毎に、該画素が文字画像の一部であるか否
かを判定する判定工程と、前記入力された画像の少なく
とも第1の2値化画像及び第2の2値化画像を生成する
生成工程と、前記判定工程による判定結果に基づいて、
前記第1の2値化画像中の文字行を決定する決定工程
と、前記決定工程で決定された文字行から文字を切り出
す切出工程と、前記切出工程で切り出された文字を認識
する認識工程と、前記認識工程で認識された文字を対応
するフォントデータに変換する変換工程と、前記変換工
程で変換されたフォントデータと、前記認識工程で認識
不能の文字に対応する前記第2の2値化画像を合成して
出力する出力工程とを備える。
【0012】上記の目的を達成するための本発明による
コンピュータ可読メモリは以下の構成を備える。即ち、
入力された画像を処理する画像処理のプログラムコード
が格納されたコンピュータ可読メモリであって、前記入
力された画像中の画素毎に、該画素が文字画像の一部で
あるか否かを判定する判定工程のプログラムコードと、
前記入力された画像の少なくとも第1の2値化画像及び
第2の2値化画像を生成する生成工程のプログラムコー
ドと、前記判定工程による判定結果に基づいて、前記第
1の2値化画像中の文字行を決定する決定工程のプログ
ラムコードと、前記決定工程で決定された文字行から文
字を切り出す切出工程のプログラムコードと、前記切出
工程で切り出された文字を認識する認識工程のプログラ
ムコードと、前記認識工程で認識された文字を対応する
フォントデータに変換する変換工程のプログラムコード
と、前記変換工程で変換されたフォントデータと、前記
認識工程で認識不能の文字に対応する前記第2の2値化
画像を合成して出力する出力工程のプログラムコードと
を備える。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施形態を詳細に説明する。
【0014】図1は実施形態1の画像処理装置の機能構
成を示すブロック図である。
【0015】原稿1001は、画像読取部1002のレ
ンズ101よりイメージセンサ102を通して画像信号
となる。次に、この画像信号がA/Dコンバータ103
に入力されてA/D変換された後、画像処理部1003
に入力される。画像処理部1003では、入力された画
像信号に対しシェーディング補正回路104でシェーデ
ィング補正を行った後、モード切替回路105へ入力す
る。
【0016】モード切替回路105では、操作部116
による操作者の設定、つまり、認識複写モードであるか
通常複写モードであるかに基づいて出力先を切り替え
る。通常複写モードが設定された場合、光濃度変換回路
106で輝度データを記録濃度データに変換する。次
に、2値化部120で記録濃度データを2値化した後、
画像編集部107に出力する。画像編集部107では、
CPU113内のRAM115に記憶されている画像処
理の設定内容に基づき、記録濃度データに対し編集処理
を行う。そして、その編集された記録濃度データを画像
記録部1004に出力する。
【0017】画像記録部1004は、転写紙等の搬送を
行うモータ等の制御回路、画像処理部1003より入力
されたビデオ信号を感光ドラムに書き込むレーザ記録回
路部、及び現像を行う現像制御回路で構成される記録部
117を有し、記録部117によって記録紙等の記録媒
体上に画像を記録する。
【0018】一方、モード切替回路105で、認識複写
モードが設定された場合、モード切替回路105の出力
先は画像認識部4000へと切り替えられる。画像認識
部4000では、画像バッファメモリ118を使って、
原稿中の文字を認識し、認識結果である文字コードをフ
ォントデータに変換する。尚、画像認識部4の詳細につ
いては、後述する。
【0019】また、操作部116は、画像処理部100
3に対する画像編集内容、コピー枚数、変倍率等の画像
複写動作等を指示する各種キー群、各種LED群と、操
作時の内容を表示する表示部などを有している。
【0020】次に、実施形態1の画像処理装置のハード
ウェア構成について、図2を用いて説明する。
【0021】図2は実施形態1の画像処理装置のハード
ウェア構成を示す断面図である。
【0022】図2において、1は原稿給送手段となる原
稿給送装置であり、載置された原稿を1枚ずつ或いは2
枚連続に原稿台ガラス面2上の所定位置に給送する。4
はランプ3、走査ミラー5等で構成されるスキャナであ
り、原稿給送装置1により原稿台ガラス面2に載置され
る。そして、操作部116から例えば複写指示や文字認
識指示を与えると、スキャナ4が所定方向(図示の左右
方向)に走査して原稿反射光を走査ミラー5〜7を介し
てレンズ8を通過させ、イメージセンサ部9に結像させ
る。
【0023】100は、図1に示した各種回路を搭載し
た制御部である。10は露光部であり、制御部100内
の画像編集部107からの画像データに基づいて画像信
号を発生する画像信号制御部(不図示)より画像信号を
受け、その画像信号に応じた光ビームを感光体11に照
射する。12、13は現像器であり、感光体11に形成
された静電潜像を所定色の現像剤(トナー)で可視化す
る。14、15は被転写紙積載部であり、定形サイズの
記録媒体を積載収納する。記録媒体は、給送ローラの駆
動によりレジストローラ配設位置まで給送され、感光体
11に形成される画像との画像先端合わせタイミングを
とられた状態で再給紙される。
【0024】16は転写分離帯電器であり、感光体11
に現像されたトナー像を記録媒体に転写した後、感光体
11より分離して搬送ベルトを介して定着部17で定着
させる。18は排紙ローラであり、画像形成が終了した
記録媒体をトレー20に積載排紙する。19は方向フラ
ッパであり、画像形成の終了した被転写紙の搬送方向を
排紙口と内部搬送方向に切り替え、多重/両面画像形成
プロセスに備える。
【0025】次に、実施形態1の操作部116の外観に
ついて、図3を用いて説明する。
【0026】図3は実施形態1の操作部の外観を示す図
である。
【0027】5001は装置本体への通電を制御する電
源スイッチである。5002はリセットキーであり、ス
タンバイ中は、標準モードに復帰させるキーとして動作
する。5003はコピースタートキーである。5004
はクリアキーであり、複写枚数等の数値をクリアすると
きに使用する。
【0028】5005はIDキーであり、このIDキー
5005により特定の操作者に対して複写動作を可能に
し、特定の操作者以外の操作者に対しては、IDキー5
005によりIDを入力しない限り複写動作を禁止する
ことが可能となる。5006はストップキーであり、コ
ピーを中断したり、中止したりするときに用いるキーで
ある。5007はガイドキーであり、各機能を知りたい
ときに使用するキーである。
【0029】5008は上カーソルキーであり、各機能
設定画面においてポインタを上に移動させるキーであ
る。5009は下カーソルキーであり、各機能設定画面
においてポインタを下に移動させるキーである。501
0は右カーソルキーであり、各機能設定画面においてポ
インタを右に移動させるキーである。5011は左カー
ソルキーであり、各機能設定画面においてポインタを左
に移動させるキーである。5012はOKキーであり、
各機能設定画面において、処理の確定を指示するキーで
ある。
【0030】5013は指示キーであり、各機能設定画
面において画面5052の右下に出力された画像の内容
の実行を指示するキーである。5014は定形縮小キー
であり、定形サイズを他の定形サイズに縮小するときに
使用する。5015は等倍コピーキーであり、等倍コピ
ーを選択するときに使用する。5016は定形拡大キー
であり、定形サイズを他の定形サイズに拡大するときに
使用する。5017はカセット選択キーであり、コピー
するカセット段を選択するときに使用する。
【0031】5018はコピー濃度調整キーであり、コ
ピー濃度を薄くするときに使用する。5019はAEキ
ーであり、原稿の濃度に対しコピー濃度を自動的に調整
するときに使用する。5020はコピー濃度調整キーで
あり、コピー濃度を濃くする。5021はソータの動作
を指定するキーである。5022は予熱キーであり、予
熱モードのON/OFFに使用する。5023は割り込
みキーであり、コピー中に割り込みしてコピーを行いた
いときに使用する。5024はテンキーであり、数値の
入力を行うときに使用する。
【0032】5025はマーカー処理キーであり、トリ
ミング,マスキング,部分処理(輪郭処理,網処理,影
付け処理,ネガポジ処理)を設定する。5026はパタ
ーン可処理キーであり、色をパターン化して表現した
り、色を濃度差で表現したりするときに使用する。50
27は色消去キーであり、特定色を消去したいときに使
用する。5028は画質キーであり、画質の設定を行い
たいときに使用する。5029はネガポジキーであり、
ネガポジ処理を行うときに使用する。5030はイメー
ジクリエイトキーであり、輪郭処理,影付け処理,網処
理,斜体,ミラー処理,リピート処理を行うときに使用
する。
【0033】5031はトリミングキーであり、エリア
を指定し、トリミングをするときに使用する。5032
はマスキングキーであり、エリアを指定し、マスキング
を行うときに使用する。5033は部分処理キーであ
り、エリアを指定し、その後、部分処理(輪郭処理,網
処理,影付け処理,ネガポジ処理)を行うときに使用す
る。5034は枠消しキーであり、モードに合わせて枠
消しを行うときに使用する。モードには、シート枠消し
(シートサイズに対して枠を作成する)、原稿枠消し
(原稿サイズに合わせて枠を作成する。原稿サイズ指定
有り)、ブック枠消し(ブックの見開きサイズに合わせ
て枠と中央に空白を作成する。ブック見開きサイズ指定
有り)がある。5035は綴じ代キーであり、用紙の一
端に綴じ代を作成したいときに使用する。
【0034】5036は所望とする領域の画像を移動さ
せる移動キーであり、移動を行いたいときに使用する。
移動には、平行移動(上下左右),センター移動,コー
ナー移動,指定移動(ポイント指定)がある。5037
はズームキーであり、複写倍率を25%〜400%ま
で、1%刻みで設定できる。また、主走査,副走査を独
立に設定できる。尚、画像の変倍は、原稿の副走査方向
に関しては、スキャナ4の移動速度を制御することで行
ない、原稿の主走査方向に関しては、スキャナ4より読
出した画像データの間引き、或は補間処理で行う。
【0035】5038はオート変倍キーであり、複写紙
のサイズに合わせて自動的に拡大縮小する。また、主走
査,副走査を独立にオート変倍できる。5039は拡大
連写キーであり、1枚の原稿を複数枚に拡大して複写を
行うときに使用する。5040は縮小レイアウトキーで
あり、複数の原稿を1枚に拡大縮小して複写を行うとき
に使用する。5043は連写キーであり、原稿台ガラス
面の複写領域を左右に2分割し、自動的に2枚のコピー
をする連続複写(ページ連写,両面連写)を行いたいと
きに使用する。5044は両面キーであり、両面(片面
両面,ページ連写両面,両面両面)の出力を行いたいと
きに使用する。
【0036】5045は多重キーであり、多重(多重,
ページ連写多重)を行いたいときに使用する。5046
はメモリキーであり、メモリを使用したモード(メモリ
合成,エリア合成,すかし合成)を行いたいときに使用
する。5047はプロジェクタキーであり、プロジェク
タを使用するときに使用する。5048はプリンタキー
であり、プリンタ時の設定を行うときに使用する。50
50は、原稿混載キーであり、フィーダを使用してコピ
ーを取るとき原稿サイズが混載しているときに使用す
る。5051はモードメモリキーであり、複写設定され
た複写モードを登録するため、登録された複写モードを
呼び出すときに使用する。
【0037】5052はタッチパネル付きの液晶表示器
であり、装置の状態,複写枚数,複写倍率,複写用紙サ
イズを表示し、認識複写モード或いは通常複写モードの
モード設定及び設定された複写モードの内容を表示す
る。
【0038】次に、実施形態1の画像認識部4000の
詳細構成について、図1を用いて説明する。
【0039】まず、認識複写モード時では、2値化部1
20は誤差拡散法による2値化処理部と一定閾値を用い
た単純2値化処理部を備え、両処理部を用いて光濃度変
換回路106からの記録濃度データをそれぞれ2値化
し、それらの2値化信号は画像バッファメモリ118に
蓄積される。一方、モード切替回路105からの輝度デ
ータは、像域分離部119に入力され、入力された輝度
データを画素毎に、注目画素が文字を構成する画素か否
かを判定し、その判定結果を示す属性判定信号(1ビッ
ト)を生成する。この属性判定信号も、画像バッファメ
モリ118に蓄積される。特に、像域分離部119で
は、一般に文字のエッジ部画素を文字部画素として検出
するため、例えば、8ポイント以下の小さい文字は濃度
に関わらずその文字を構成する全画素に対して文字部画
素を示す属性判定信号“1”を生成する。また、線幅が
太い大きな文字や線分に対しては、その輪郭部を構成す
る画素のみが文字部画素を示す属性判定信号として
“1”が生成される。
【0040】ここで、像域分離部119は、例えば、特
開昭62−107570等で開示される周知の像域分離
手法を用いることが可能である。具体的には、注目多値
画素信号をその周辺画素信号から得られる平均値で2値
化し、その2値化された2値化信号の2次元的連続性と
2値化時に得られる平均値と注目画素信号とのレベル差
から文字部を、他の網点中間調画像あるいは銀塩写真等
の連続中間調画像から識別分離する。
【0041】画像バッファメモリ118に格納された画
像信号は、像域分離結果である属性判定信号に基づい
て、文字切出部108で、画像信号中の黒画素を直交す
る2方向へ射影し、そのヒストグラムから画像信号中の
行或いは列の存在を検出する。そして、検出された行或
いは列の方向により、画像信号全域を一定幅の行或いは
列に分割し、各行毎にその行内の各文字を切り出し、各
切り出された文字に対して順次その特徴量をベクトル算
出部109で算出する。認識制御部111に切り出され
た文字の特徴量が入力されると、認識制御部111が有
する認識辞書を用いて、その文字を認識する。尚、この
認識制御部111の処理の詳細については、後述する。
そして、出力された認識文字は、イメージデータ変換部
110に渡され、認識文字に対応するフォントデータに
変換される。
【0042】次に、画像認識部4000の処理フローに
ついて、図4を用いて説明する。
【0043】図4は実施形態1の画像認識部の処理フロ
ーを示すフローチャートである。
【0044】まず、ステップS109で、像域分離部1
19は、入力された輝度データに対し、像域分離処理を
施し、その処理結果である属性判定信号を画像バッファ
メモリ118に蓄積する。尚、文字以外の画像部分で
は、属性判定信号“0”が各画素で得られるが、中間調
画像中のエッジ部等では、文字との誤判定画素が孤立し
て存在する。従って、ステップS110で、この文字と
孤立判定された誤判定画素を除去する。これにより、略
全ての画像に対して、その文字部のみの画素に対して属
性判定信号“1”が得られる。
【0045】ステップS100で、ステップS110の
処理によって得られる1ページ分の画像(単純2値化処
理部で2値化された画像)を画像バッファメモリ118
に格納する。次に、ステップS101で、画像バッファ
メモリ118に格納された画像に対し、属性判定信号に
基づいて、X,Y方向の黒画素の射影を求めてヒストグ
ラムを作成する。
【0046】例えば、図5に示すような画像が画像バッ
ファメモリ118に格納されている場合、つまり、画像
の構成として、右上部、右中部、右下部に絵があり、そ
の左及びその下に横書き文書が存在する画像に対して、
属性判定信号に基づいてヒストグラムを作成すると、紙
面縦方向のヒストグラムからは行/列に相当する分離部
分は存在しないが、紙面横方向のヒストグラムからは紙
面下部に横方向に行の存在が検出でき、図6に示すよう
な検出結果を得ることができる。即ち、両方向の黒画素
のヒストグラムを所定閾値で2値化し、一定周期の規則
性が検出できれば、紙面に対して行/列の存在が判定で
きる。また、図6の文字行の部分をより詳細に示すと、
図7のようになる。
【0047】次に、ステップS103で、判定した行/
列に対し、平均行高さG/平均文字高さVを決定する。
つまり、図7に示すように、横方向の黒画素ヒストグラ
ムからその平均周期Gが得られ、これが行間空白部を含
めた行高さとなる。また、平均文字高さVも同様に得ら
れる。そして、ステップS104で、得られた平均行高
さGを用いて、画像全体を帯状に分割する。図6の例で
は、L1からL27の27本の行に分割できる。
【0048】次に、ステップS105で、分割された各
行が文字認識可能な認識行であるか否かを判定する。例
えば、図6の例では、行L1、行L2、行L13及び行
L27の行の場合、明らかに各行内には黒画素が存在し
ないので、文字以外の画像領域と判定する。一方、行L
16は隣接する行L15及び行L17との境界に黒画素
が存在しないので、これらの行は認識行であると判定で
きる。即ち、分割された帯状の領域が認識行であるか否
かは、その境界線上の黒画素の有無から容易に判定でき
る。ここで、行L14,行L15は平均的なサイズの文
字行とは異なる認識行であるが、この場合は認識対象か
ら外す。また、行L1,行L13,行L27は空白領域
であることも判定でき、この場合、白い画像領域として
扱っても良いし、あるいは空白文字の集合として扱うこ
とも可能である。
【0049】以上の処理によって、図6の例の場合、部
分Iはイメージデータとなり、それ以外の行は認識行と
なる。
【0050】次に、ステップS106で、各認識行から
切り出される文字に対して文字認識を行う。次に、ステ
ップS107で、認識文字をフォントデータに変換す
る。次に、ステップS108で、フォントデータと認識
行以外のイメージデータ(誤差拡散法による2値化処理
部で2値化された画像)とを合成する。従って、図1に
おいてイメージデータ変換部110は、対象行が認識行
の場合、認識制御部111で得られた認識文字からフォ
ントデータを展開すると共に、対象行がイメージデータ
の場合は、画像バッファメモリ118より誤差拡散法に
よる2値化処理部で2値化された画像信号を、夫々切り
替えて画像編集部107に出力する。
【0051】次に、ステップS106の処理の詳細につ
いて、図8を用いて説明する。
【0052】図8は実施形態1のステップS106の処
理の詳細を示すフローチャートである。
【0053】尚、図8の具体例として、図9を参照して
説明する。図9は、特に、図6の先頭行を更に拡大した
認識行を示している。
【0054】まず、ステップS200で、紙面縦(Y)
方向に黒画素を射影してヒストグラム550を作成す
る。次に、ステップS201で、作成したヒストグラム
550より、認識行の先頭文字の左先端部を検出する。
この場合、認識行の左端から所定数以上黒画素が存在す
る画素列551が検出される。
【0055】ステップS202で、文字Cnの先端から
平均文字幅Hの列に黒画素があるか否かを判定する。黒
画素がある場合(ステップS202でYES)、ステッ
プS204で、文字Cnは半角であると判定する。一
方、黒画素がない場合(ステップS202でNO)、文
字Cnは全角であると判定する。そして、ステップS2
05で、認識された文字のサイズに応じて、文字Cnの
認識を行う。ステップS206で、文字Cnが認識可能
であるか否かを判定する。認識可能である場合(ステッ
プS206でYES)、ステップS208で、認識され
た文字をフォントデータに展開して、新たなイメージデ
ータとして置き換える。一方、認識不可能である場合
(ステップS206でNO)、ステップS208に進
む。
【0056】ステップS202で、文字Cnの先端から
平均文字幅Hの列に黒画素があるか否かを判定する。黒
画素がある場合(ステップS202でYES)、ステッ
プS204で、文字Cnは半角であると判定する。一
方、黒画素がない場合(ステップS202でNO)、文
字Cnは全角であると判定する。そして、ステップS2
05で、認識された文字のサイズに応じて、文字Cnの
認識を行う。ステップS206で、文字Cnが認識可能
であるか否かを判定する。認識可能である場合(ステッ
プS206でYES)、ステップS208で、認識され
た文字をフォントデータに展開して、新たなイメージデ
ータとして置き換える。一方、認識不可能である場合
(ステップS206でNO)、ステップS208に進
む。
【0057】尚、ステップS202の判定は、以下のよ
うに行う。即ち、通常漢字は縦横の比が略1:1である
ため、平均文字高さVを使って、平均全角文字幅H(=
V+α αは定数)を定義する。画素列551から平均
全角文字幅H右に位置する列552上の黒画素数553
を評価する。即ち、文字C1が全角文字であるなら、列
552上は次の文字との隙間に位置しているため、黒画
素は存在しない。従って、認識行内の文字をその左端か
ら夫々平均全角文字幅H毎右に位置する列の黒画素数を
評価して、その文字が全角文字か否かを判定する。列5
52では、黒画素が存在しないため、文字C1は全角と
判定される。従って、文字C1の認識は、全角文字とし
てその領域内(V*H)の画像データを正規化し、認識
辞書との比較に依って行う。
【0058】認識方法の一例について、図10を用いて
説明する。
【0059】図10は実施形態1の認識方法の一例を説
明するための図である。
【0060】図10では、切出された文字[王]を認識
する場合の木構造の認識辞書を用いた例である。
【0061】ここで、木構造の認識辞書における1つの
段のi番目のグループの標準パターンベクトル(特徴
量)を*vi、切出された文字の入力ベクトルを*uと
すると、ベクトル*viとベクトル*uとの距離は、r
をベクトルの次元数として、
【0062】
【数1】 で表される。そして、この木構造に沿い、前後の類似し
た標準パターン同士でグループ分けすることにより次段
が構成される複数段の各段において、各グループの標準
パターンと切出された文字との最短距離を求める。この
ようにして、最小距離を与えるグループを結ぶパスを形
成しながら、下り検索を行い、最終段で得られた最小距
離の文字候補(標準パターン)を認識文字として出力す
る。このようにして、各段において距離が最小となるグ
ループが選択されて、図10に示す最終段の文字[王]
に至るパスが形成される。
【0063】尚、得られた文字候補である標準パターン
ベクトルと切出された文字の入力ベクトルとの距離が一
定値を超える場合には、その文字候補を採用せず、認識
不能と判断して、切出された文字をイメージデータとし
て扱う。認識できた場合、後述する手順に従って、切出
された文字に対応するフォントデータを新たな画像信号
として切出された文字と置き換えると共に、認識行内の
次の文字の左端をヒストグラム550より検出する。
【0064】図9において、次の文字C2も先述同様に
その左端から平均全角文字幅H右に位置する列554上
の黒画素数を評価する。この場合、明らかに黒画素が存
在するため、文字C2は全角文字でないと判断できる。
実施形態1では、文字を全角と半角のどちらかに識別す
るため、文字C2は半角と判断する。従って、文字C2
に対し、その切出された文字に対応する領域V*H/2
のイメージデータと半角文字用の認識辞書を用いて上記
同様の認識処理を行う。このように、実施形態1では、
認識行中に存在する半角文字が認識できるため、半角文
字と全角文字が混在する認識行でも、より高速で精度の
高い文字認識が可能となる。
【0065】次に、認識された文字のフォントデータへ
の変換方法について、図11を用いて説明する。
【0066】図11は実施形態1のフォントデータへの
変換方法を説明するための図である。
【0067】図11中、上は認識行のイメージデータ
(2値画像信号)であり、下は認識行から切出された文
字から変換されたフォントデータであり、特に、切出さ
れた文字C1から文字C10を文字B1から文字B10
として変換した例である。説明のため、フォントは字体
を丸ゴシックとし、サイズも少し小さめで表している。
フォントデータの展開は、各切出された文字の左上端の
点560,561を基準に対応するフォントデータを展
開して配置する。従って、原稿の文字サイズより大きな
サイズで展開すれば、隣接する文字間が縮まり、更に大
きい場合は重なることになる。
【0068】尚、被認識文字C6は認識不能であったと
想定した例であり、この場合、先に説明したように、切
出された文字C6がイメージデータとして扱われ、フォ
ントデータに展開された文字B1から文字B10と共に
合成されることになる。このように認識行中の切出され
た文字の端部に、展開したフォントデータの端部を合わ
せることにより、認識不能文字をイメージデータとして
そのまま用いてフォントデータ中に合成しても、自然な
文書として品位の高い画像信号を出力することができ
る。
【0069】以上説明したように、実施形態1によれ
ば、像域分離部119によって画像中の文字画像とそれ
以外の中間調画像を判定した後に、認識行を特定して、
認識行内の各文字を認識する。このように、文字画像と
中間調画像が混在した画像でも、的確に文字画像中の文
字を精度良く認識することができる。
【0070】また、平均全角文字幅Hに基づいて、認識
行内の文字が全角であるか半角であるかを判定し、その
判定結果に基づいて各文字を認識するので、認識行に全
角と半角が混在していも精度良く各文字を認識すること
ができる。
【0071】また、入力した画像中の文字画像はフォン
トデータとして出力し、中間調画像は中間調表現を維持
したまま出力することができるので、両者の出力時の画
品位の劣化を防止することができる。 (実施形態2)実施形態1では、ステップS202〜ス
テップS204の処理において、平均文字高さVに基づ
く平均全角文字幅Hを用いて、認識対象文字が全角文字
であるか半角文字であるかを判定したが、例えば、平均
文字高さVに基づく平均半角文字幅H1(=V/2+
α)と、平均文字高さVに基づく平均2倍角文字幅H2
(=2*V+α)を定義して、夫々の位置におけるヒス
トグラムから得られる黒画素HY(H),HY(H
1),HY(H2)から認識対象文字を全角、半角、二
倍角文字のいずれかに識別することができる。この文字
のサイズを識別する識別処理について、図12を用いて
説明する。また、図12に示す処理は、図8のステップ
S202〜ステップS203の処理を置き換えた処理に
相当する。
【0072】図12は実施形態2の識別処理を示すフロ
ーチャートである。
【0073】まず、ステップS302で、文字Cnの先
端から文字幅HY(H)の列に黒画素があるか否かを判
定する。黒画素がない場合(ステップS302でN
O)、ステップS305で、文字Cnは全角であると判
断する。一方、黒画素がある場合(ステップS302で
YES)、ステップS303に進み、文字Cnの先端か
ら文字幅HY(H1)の列に黒画素があるか否かを判定
する。黒画素がない場合(ステップS303でNO)、
ステップS307で、文字Cnは半角であると判断す
る。一方、黒画素がある場合(ステップS303でYE
S)、ステップS304に進み、文字Cnの先端から文
字幅HY(H2)の列に黒画素があるか否かを判定す
る。黒画素がない場合(ステップS304でNO)、ス
テップS306で、文字Cnは2倍角であると判断す
る。一方、黒画素がある場合(ステップS304でYE
S)、ステップS303に進み、文字Cnは、例えば、
分離文字と半角文字の連続、特殊記号等が想定され、認
識不可能と判断し、イメージデータであると判断する。
【0074】尚、実施形態2では、各文字のサイズの判
定を、予想される文字間の黒画素の有無で判定している
が、一般に下地部の汚れ等で多少の黒画素が存在するこ
とを考慮した閾値を設定して、各文字のサイズの判定を
行っても良い。また、同様にすれば、上付き/下付き文
字等も切り出し、認識することも可能である。
【0075】上記実施形態1、2における像域分離部1
19における像域分離処理は、例えば、2値化ドット
数、濃度勾配、濃度ヒストグラム等を用いた他の像域分
離処理方法を用いても良い。
【0076】また、白黒画像を前提に説明したが、カラ
ー画像に対しても適用することができる。この場合、カ
ラー画像を色分解した画像信号から、例えば、輝度信号
を生成し、この輝度信号に対して上述した処理を適用す
れば良い。
【0077】また、画像を分割した各行の黒画素の存在
有無に基づいて、各行が認識行であるか否かを判定した
が、属性判定信号に基づいて、認識行を決定するように
しても良い。これにより、より高速に認識処理を実行す
ることができる。
【0078】また、文字画像と中間調画像のそれぞれの
画品位を良好に出力するために、2値化部120では、
2値化方法として誤差拡散法を用いたが、両者を良好に
出力できる2値化方法であれば、これに限定されない。
【0079】尚、本発明は、複数の機器(例えばホスト
コンピュータ、インタフェース機器、リーダ、プリンタ
など)から構成されるシステムに適用しても、一つの機
器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置な
ど)に適用してもよい。
【0080】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0081】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0082】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMな
どを用いることができる。
【0083】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0084】更に、記憶媒体から読出されたプログラム
コードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードや
コンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメ
モリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基
づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わる
CPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その
処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合
も含まれることは言うまでもない。
【0085】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明した図4、図8、図12に示
すフローチャートに対応するプログラムコードが格納さ
れることになる。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
文字認識を高速かつ精度良く認識することができる画像
処理装置及びその方法、コンピュータ可読メモリを提供
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の画像処理装置の機能構成を示すブ
ロック図である。
【図2】実施形態1の画像処理装置のハードウェア構成
を示す断面図である。
【図3】実施形態1の操作部の外観を示す図である。
【図4】実施形態1の画像認識部の処理フローを示すフ
ローチャートである。
【図5】実施形態1の画像及びヒストグラム作成結果の
一例を示す図である。
【図6】実施形態1の認識行の判定結果の一例を示す図
である。
【図7】実施形態1のヒストグラム作成結果の詳細を示
す図である。
【図8】実施形態1のステップS106の処理の詳細を
示すフローチャートである。
【図9】実施形態1の認識行に施す処理を説明するため
の図である。
【図10】実施形態1の認識方法の一例を説明するため
の図である。
【図11】実施形態1のフォントデータへの変換方法を
説明するための図である。
【図12】実施形態2の識別処理を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
101 レンズ 102 イメージセンサ 103 ADコンバータ 104 シェーディング補正回路 105 モード切替回路 106 光濃度変換回路 107 画像編集部 108 文字切出部 109 ベクトル算出部 110 イメージデータ変換部 111 認識制御部 113 CPU 114 ROM 115 RAM 116 操作部 117 記録部 118 画像バッファメモリ 119 像域分離部 120 2値化部 1001 原稿 1002 画像読取部 1003 画像処理部 1004 画像記録部 4000 画像認識部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本田 永和 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 小林 誠 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 片岡 淳之介 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 5B029 AA01 BB02 CC23 CC28 CC29 DD03 DD04 EE11 EE15 5B064 AA01 BA01 CA03 CA08 CA09 CA11 DA05 DA13 DA16 DA35 FA15

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された画像を処理する画像処理装置
    であって、 前記入力された画像中の画素毎に、該画素が文字画像の
    一部であるか否かを判定する判定手段と、 前記入力された画像の少なくとも第1の2値化画像及び
    第2の2値化画像を生成する生成手段と、 前記判定手段による判定結果に基づいて、前記第1の2
    値化画像中の文字行を決定する決定手段と、 前記決定手段で決定された文字行から文字を切り出す切
    出手段と、 前記切出手段で切り出された文字を認識する認識手段
    と、 前記認識手段で認識された文字を対応するフォントデー
    タに変換する変換手段と、 前記変換手段で変換されたフォントデータと、前記認識
    手段で認識不能の文字に対応する前記第2の2値化画像
    を合成して出力する出力手段とを備えることを特徴とす
    る画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記生成手段は、単純2値化を行う第1
    の2値化手段と、 擬似中間調表現可能な2値化を行う第2の2値化手段と
    を備え、 前記第1の2値化画像は、前記第1の2値化手段によっ
    て生成され、前記第2の2値化画像は、前記第2の2値
    化手段によって生成されることを特徴とする請求項1に
    記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の2値化手段は、誤差拡散法に
    よって処理対象画像を2値化することを特徴とする請求
    項2に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記判定手段は、前記入力された画像を
    像域分離する像域分離手段とを備えることを特徴とする
    請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記決定手段は、前記入力された画像中
    の画素を第1方向及び第2方向へ射影して得られるヒス
    トグラムを生成するヒストグラム生成手段と、 前記ヒストグラム生成手段で生成されたヒストグラムに
    基づいて、前記入力された画像中の平均文字高さ及び平
    均行間隔を算出する算出手段と、 前記算出手段で算出された平均行間隔で、前記入力され
    た画像を分割する分割手段と、 前記分割手段で分割された各画像の画素分布に基づい
    て、前記入力された画像中の文字行を決定することを特
    徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 入力された画像を処理する画像処理方法
    であって、 前記入力された画像中の画素毎に、該画素が文字画像の
    一部であるか否かを判定する判定工程と、 前記入力された画像の少なくとも第1の2値化画像及び
    第2の2値化画像を生成する生成工程と、 前記判定工程による判定結果に基づいて、前記第1の2
    値化画像中の文字行を決定する決定工程と、 前記決定工程で決定された文字行から文字を切り出す切
    出工程と、 前記切出工程で切り出された文字を認識する認識工程
    と、 前記認識工程で認識された文字を対応するフォントデー
    タに変換する変換工程と、 前記変換工程で変換されたフォントデータと、前記認識
    工程で認識不能の文字に対応する前記第2の2値化画像
    を合成して出力する出力工程とを備えることを特徴とす
    る画像処理方法。
  7. 【請求項7】 前記生成工程は、単純2値化を行う第1
    の2値化工程と、 擬似中間調表現可能な2値化を行う第2の2値化工程と
    を備え、 前記第1の2値化画像は、前記第1の2値化工程によっ
    て生成され、前記第2の2値化画像は、前記第2の2値
    化工程によって生成されることを特徴とする請求項6に
    記載の画像処理方法。
  8. 【請求項8】 前記第2の2値化工程は、誤差拡散法に
    よって処理対象画像を2値化することを特徴とする請求
    項7に記載の画像処理方法。
  9. 【請求項9】 前記判定工程は、前記入力された画像を
    像域分離する像域分離工程とを備えることを特徴とする
    請求項6に記載の画像処理方法。
  10. 【請求項10】 前記決定工程は、前記入力された画像
    中の画素を第1方向及び第2方向へ射影して得られるヒ
    ストグラムを生成するヒストグラム生成工程と、 前記ヒストグラム生成工程で生成されたヒストグラムに
    基づいて、前記入力された画像中の平均文字高さ及び平
    均行間隔を算出する算出工程と、 前記算出工程で算出された平均行間隔で、前記入力され
    た画像を分割する分割工程と、 前記分割工程で分割された各画像の画素分布に基づい
    て、前記入力された画像中の文字行を決定することを特
    徴とする請求項6に記載の画像処理方法。
  11. 【請求項11】 入力された画像を処理する画像処理の
    プログラムコードが格納されたコンピュータ可読メモリ
    であって、 前記入力された画像中の画素毎に、該画素が文字画像の
    一部であるか否かを判定する判定工程のプログラムコー
    ドと、 前記入力された画像の少なくとも第1の2値化画像及び
    第2の2値化画像を生成する生成工程のプログラムコー
    ドと、 前記判定工程による判定結果に基づいて、前記第1の2
    値化画像中の文字行を決定する決定工程のプログラムコ
    ードと、 前記決定工程で決定された文字行から文字を切り出す切
    出工程のプログラムコードと、 前記切出工程で切り出された文字を認識する認識工程の
    プログラムコードと、 前記認識工程で認識された文字を対応するフォントデー
    タに変換する変換工程のプログラムコードと、 前記変換工程で変換されたフォントデータと、前記認識
    工程で認識不能の文字に対応する前記第2の2値化画像
    を合成して出力する出力工程のプログラムコードとを備
    えることを特徴とするコンピュータ可読メモリ。
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