JP2000347146A - コンタクトレンズ用洗浄剤 - Google Patents
コンタクトレンズ用洗浄剤Info
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Abstract
た汚れを洗浄し、さらにコンタクトレンズ表面に親水性
を付与することにより、汚れの再付着を防止し、コンタ
クトレンズの装用感を向上させるコンタクトレンズ用洗
浄剤を提供する。 【解決手段】本発明のコンタクトレンズ用洗浄剤は、水
溶性カチオン化ポリマーと研磨剤と界面活性剤を組み合
わせて用いることによって、短時間の洗浄時間で、コン
タクトレンズに付着した汚れを洗浄すると同時に、さら
にコンタクトレンズ表面に親水性を付与することが可能
であり、これにより汚れの再付着を防止し、コンタクト
レンズの装用感を向上させる。
Description
表面に付着した汚れを除去し、さらにコンタクトレンズ
表面に親水性を付与することにより、汚れの再付着を防
止し、コンタクトレンズの装用感を向上させるのに有用
であるコンタクトレンズ用洗浄剤に関するものである。
メタクリレートから成るハードコンタクトレンズと、主
成分が2−ヒドロキシエチルメタクリレートから成るソ
フトコンタクトレンズが広く利用されている。またハー
ドコンタクトレンズでは有機シラン化合物やフッ素含有
化合物を一成分とする、酸素透過性のハ−ドコンタクト
レンズが主流に成りつつある。ソフトコンタクトレンズ
においても同様に酸素透過性を高め、眼に対する安全性
を高めたソフトコンタクトレンズが広く利用されてい
る。しかし酸素透過性のコンタクトレンズは表面の水濡
れ性が悪く、脂質、タンパク質等の生体成分、及び化粧
品、塵等がコンタクトレンズの表面に付着しやすい。汚
れの付着したコンタクトレンズは視界の曇りや装用感の
低下を引き起こし、さらには角膜潰瘍などの眼の障害に
至る場合もある。
活性剤を主成分とする洗浄剤でコンタクトレンズを擦り
洗浄する方法、研磨剤と界面活性剤を主成分とする洗浄
剤でコンタクトレンズを擦り洗浄する方法、さらに酵素
と界面活性剤を主成分とする溶液にコンタクトレンズを
数時間浸漬し洗浄する方法がある。これらの洗浄剤・洗
浄保存剤はいずれも、コンタクトレンズの汚れ除去には
有用であり、これらを用いることで適正なコンタクトレ
ンズの管理を行うことが期待できる。
性のコンタクトレンズは素材自身が高い疎水性を示すた
めに、脂質等の汚れが付着しやすい。体質的にコンタク
トレンズに汚れが付着しやすい人の場合は、コンタクト
レンズを装用しても、すぐに汚れが付着し、視界の曇り
や装用感の低下を引き起こす。その為に1日に何度もコ
ンタクトレンズの洗浄をしなければならない。この場合
界面活性剤を含有した洗浄剤、あるいはさらに研磨剤を
含有した洗浄剤でコンタクトレンズを擦り洗浄する方法
が、洗浄時間が短い為に用いられる。洗浄剤でコンタク
トレンズを擦り洗浄する方法の場合、コンタクトレンズ
の表面が洗浄されてはいるものの、素材自体が高い疎水
性を示すため、汚れが再付着しやすい。さらに研磨剤を
含む洗浄剤で擦り洗浄した場合は、コンタクトレンズの
表面が薄く削られて、新しい表面が出るため、素材本来
の高い疎水性を示し、さらに脂質等の汚れが付着しやす
い。このように、洗浄することにより汚れの付着しやす
い状態を作り出しているため、一時的には視界の曇りや
装用感の低下が改善されるが、すぐに汚れが付着し、ま
た元の状態に戻ってしまう。
浄保存剤にコンタクトレンズに親水性を付与する働きを
有する親水性化成分を配合し、コンタクトレンズ表面を
親水性化する方法が従来用いられている。親水性化の付
与は、親水性化成分である高分子物質の疎水性基が、疎
水性であるコンタクトレンズ表面に疎水結合等によって
薄膜状に吸着し、親水性化成分の側鎖であるヒドロキシ
基やカルボキシル基等の親水性基が外側に配向すること
によって生じる。親水性化成分としては、ヒドロキシエ
チルセルロ−ス、カルボキシメチルセルロースなどの多
糖類や、コンディショニング作用のある界面活性剤が用
いられることが多い。しかし、多糖類の場合は少量では
効果が非常に低く、また量を多くすると親水性化効果は
認められるが粘性が増加して扱いにくくなり、さらには
コンタクトレンズの形状を変化させるなどの問題が起き
る。また短時間の洗浄の場合、親水性を向上させる効果
は低く、効果を発揮させるためには、コンタクトレンズ
を溶液に長時間浸漬しておく必要がある。また長時間浸
漬した場合でも、コンタクトレンズを装用する前のすす
ぎを充分行うと、親水性化成分が洗い流され、効果が減
少してしまう。また溶液のなかに親水性化成分と同時に
界面活性剤、さらには研磨剤を含有する場合は、表面に
付着する親水性化成分を洗い流してしまうため、効果は
さらに減少してしまう。
溶性カチオン化ポリマーを用いたコンタクトレンズの洗
浄保存剤が示されているが、水溶性カチオン化ポリマー
単独では、コンタクトレンズ表面へ親水性を付与する効
果はあるものの、洗浄効果は低く不充分である。また界
面活性剤を添加することにより、洗浄力の若干の向上は
見られるものの不充分である。
ることを課題として鋭意研究を行い到達したものであ
る。即ち本発明の目的は短時間の洗浄時間で、コンタク
トレンズに付着した汚れを洗浄し、さらにコンタクトレ
ンズ表面に親水性を付与することにより、汚れの再付着
を防止し、コンタクトレンズの装用感を向上させるコン
タクトレンズ用洗浄剤を提供することである。
ン化ポリマーと研磨剤と界面活性剤を組み合わせて用い
ることで本目的が達成されることを見いだした。つまり
水溶性カチオン化ポリマーと研磨剤、界面活性剤を用い
ることによって、短時間の洗浄時間でコンタクトレンズ
に付着した汚れを洗浄し、さらにコンタクトレンズ表面
に親水性を付与することが可能である。洗浄されたコン
タクトレンズの表面は、親水性化されることにより汚れ
の再付着が防止され、コンタクトレンズの良好な装用感
は持続される。また逆に研磨剤と界面活性剤のみの組み
合わせでは、充分な洗浄力は得られるものの、コンタク
トレンズ表面の親水性は向上されない。この場合親水性
を向上するために、従来用いられてる多糖類やコンディ
ショニング作用のある界面活性剤を添加しても、研磨剤
と界面活性剤の洗浄力により、親水性化成分が洗い流さ
れ、効果が減少し、コンタクトレンズ表面の親水性は向
上されない。しかしながら親水性化成分に水溶性カチオ
ン化ポリマーを用いた場合は、洗浄と同時にコンタクト
レンズ表面の親水性も向上され、なおかつ水道水やコン
タクトレンズ用すすぎ液などで充分すすいだ後において
も、親水性の効果は持続し、良好なコンタクトレンズの
水濡れ性が保持されている。
はカチオン化セルロース、カチオン化ポリビニルピロリ
ドン、カチオン化澱粉、カチオン化グアガム、カチオン
化タマリンド、カチオン化ポリアクリル酸などの水溶性
カチオン化ポリマーが使用できるが、その中でもカチオ
ン化セルロースが好ましく、カチオン化セルロースを用
いた場合に最も良好なコンタクトレンズの水濡れ性が保
持される。水溶性カチオン化ポリマーの含有量について
は、0.01〜20W/V%が好ましく、0.01W/
V%以下では親水性化効果が充分ではなく、20W/V
%以上では洗浄剤の粘性が高くなり、扱いが困難で好ま
しくない。
子、無機系固体粒子があげられるが、有機系固体粒子の
場合は粒子径が0.5〜12μmのものが好ましい。
0.5μm以下では洗浄力が低下し、12μm以上では
コンタクトレンズに傷を与えることがあり好ましくな
い。同様に無機系固体粒子の場合は粒子径が0.05〜
2.0μmのものが好ましい。0.05μm以下では洗
浄力が低下し、2.0μm以上ではコンタクトレンズに
傷を与えることがあり好ましくない。研磨剤はこれらの
中から、単独あるいは複数の研磨剤を組み合わせて使用
することが可能である。
レンズの洗浄性と眼に対する安全性を考慮し、陰イオン
性界面活性剤、両性界面活性剤及び非イオン性界面活性
剤の中から、単独あるいは複数の界面活性剤を組み合わ
せて使用することが可能である。
来公知の成分を含むことができる。即ち、コンタクトレ
ンズ上に付着した汚れを固着させているカルシウムイオ
ンや鉄イオン等の金属イオンを、キレート作用により取
り除くEDTA−2Naやクエン酸等の金属キレート
剤。涙液と同じ液性を保つためのリン酸、リン酸塩、ホ
ウ酸、ホウ酸塩等のpH緩衝剤。涙液と同じ浸透圧を保
つための塩化ナトリウムや塩化カリウム等の無機塩。ヒ
ドロキシエチルセルロースやアルギン酸等の増粘剤。酸
素や紫外線による酸化劣化を防ぐための酢酸トコフェロ
ールやアスコルビン酸ナトリウム等の抗酸化剤。微生物
汚染を防ぐための塩化ベンザルコニウムやソルビン酸等
の防腐・殺菌剤。などの従来公知の成分を含むことがで
きる。
時間の洗浄時間でコンタクトレンズに付着した汚れを洗
浄し、さらにコンタクトレンズ表面に親水性を付与する
ことにより、汚れの再付着を防止し、コンタクトレンズ
の装用感を向上させるコンタクトレンズ用洗浄剤である
ため、使用時はコンタクトレンズに本発明の洗浄剤を
2、3滴つけ、コンタクトレンズを手のひらにおき、コ
ンタクトレンズの表面を30秒程擦り洗いする。洗浄後
はすすぎ液、保存液等のコンタクトレンズ用溶液あるい
は水道水で、ぬるぬる感がなくなるまでコンタクトレン
ズをよくすすぎ、装用する。
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。
製水を約70ml加えて、70℃で30分加温溶解後、
全量を精製水で100mlとしコンタクトレンズ用洗浄
剤を得た。得られた洗浄剤について、下記コンタクトレ
ンズの親水性試験と洗浄力試験を行い評価した。結果も
表1に示す。
クトレンズ(セイコ−ハ−ドEX1、セイコ−コンタク
トレンズ株式会社製)につけ、コンタクトレンズを手の
ひらにおき、コンタクトレンズの表面を30秒間擦り洗
いする。水道水で、60秒間コンタクトレンズをよくす
すいだ後、ドライエアーでブロー乾燥させ、コンタクト
レンズ表面の接触角を、市販の接触角計を用い液滴法で
測定した。
を付着させたコンタクトレンズにつけ、コンタクトレン
ズを手のひらにおき、コンタクトレンズの表面を30秒
間擦り洗いする。水道水で、60秒間コンタクトレンズ
をよくすすいだ後、ドライエアーでブロー乾燥させ、目
視でコンタクトレンズに残留した汚れを観察し評価し
た。なお本試験に使用した汚れ付着コンタクトレンズの
作成方法と、目視による洗浄力の評価は以下の方法で実
施した。また実験にはハ−ドコンタクトレンズ(セイコ
−ハ−ドEX1、セイコ−コンタクトレンズ株式会社
製)を用いた。
牛血清アルブミン0.4g、牛血清γグロブリン0.2
g、卵製リゾチーム0.2g、豚胃由来ムチン0.05
gを生理食塩水100ml懸濁溶解させ、不溶物を濾紙
(TOYO No.1)にて濾過した。この汚れ液(タンパク質
汚れ液)をコンタクトレンズ1枚につき2mlづつガラ
スバイアル瓶に入れ、コンタクトレンズを浸漬して、8
0℃にて30分間放置し、タンパク質汚れを変性付着さ
せた。その後コンタクトレンズを取り出し、50℃にて
30分間乾燥させた。さらにトリパルミチン0.05
g、パルミチン酸0.05g、セチルアルコ−ル0.0
5g、コレステロ−ル0.05g、レシチン0.05
g、オレイン酸0.1g、リノ−ル酸0.1gをエタノ
−ル30mlに入れ加温して溶解させ、この汚れ液(脂
質汚れ液)にコンタクトレンズを1秒間浸漬させて取り
出し、コンタクトレンズ表面に脂質汚れを塗布した。そ
の後50℃にて30分間乾燥させた。この一連の操作を
3回繰り返し行い、コンタクトレンズ全面にタンパク質
と脂質が付着した、汚れ付着コンタクトレンズを作成し
た。
マ−、研磨剤及び界面活性剤を組み合わせて使用した場
合に、短時間の洗浄時間においてもコンタクトレンズに
付着した汚れを洗浄し、さらに充分すすいだにもかかわ
らず、コンタクトレンズ表面に親水性を付与しコンタク
トレンズの水濡れ性を改善する効果が認められる。また
実施例2〜3よりカチオン化セルロ−スの親水性効果が
良好であることが認められる。
示される成分に精製水を約70ml加えて、70℃で3
0分加温溶解後、全量を精製水で100mlとしコンタ
クトレンズ用洗浄剤を得た。得られた洗浄剤について、
上記コンタクトレンズの親水性試験と洗浄力試験を行い
評価した。結果も表2に示す。
ン化ポリマ−の代わりに親水性化成分として多糖類を使
用しても、短時間の洗浄では充分な親水性化効果は認め
られない。さらに比較例1から研磨剤を含有する場合
は、コンタクトレンズ表面の接触角は95度以上にな
り、水濡れ性が悪化している状態が認められる。また比
較例2および比較例4から研磨剤を含まない場合は充分
な洗浄効果が認められない。さらに比較例5から研磨剤
を含有していても界面活性剤がない場合は、充分な洗浄
効果が認められない。また比較例3からは水溶性カチオ
ン化ポリマ−の濃度が0.005%では充分な効果が認
められないことが考察される。
レンズ用洗浄剤を、実際に1ヶ月間使用した。使用した
コンタクトレンズはハ−ドコンタクトレンズ(セイコ−
ハ−ドEX1、セイコ−コンタクトレンズ株式会社製)
を用いた。被験者には体質的にコンタクトレンズに汚れ
が付着しやすく、通常のコンタクトレンズのケア方法で
は視界の曇りや装用感の低下を引き起こし、その為に1
日に何度もコンタクトレンズの洗浄をしなければなら
ず、長期間の装用が困難な被験者3名を選択した。その
結果、いずれの被験者においても、視界の曇りや装用感
の低下を引き起こすことなく、良好な結果であった。
は、短時間の洗浄時間でコンタクトレンズに付着した汚
れを洗浄し、さらにコンタクトレンズ表面に親水性を付
与することにより、汚れの再付着を防止し、コンタクト
レンズの装用感を向上させる効果がある。
Claims (5)
- 【請求項1】水溶性カチオン化ポリマー、研磨剤及び界
面活性剤を含有することを特徴とするコンタクトレンズ
用洗浄剤。 - 【請求項2】請求項1に記載のコンタクトレンズ用洗浄
剤において、水溶性カチオン化ポリマーがカチオン化セ
ルロースであることを特徴とするコンタクトレンズ用洗
浄剤。 - 【請求項3】請求項1または2に記載のコンタクトレン
ズ用洗浄剤において、研磨剤が粒子径0.5〜12μm
の有機系固体粒子、及び粒子径が0.05〜2.0μm
の無機系固体粒子から選ばれる少なくとも1種以上であ
ることを特徴とするコンタクトレンズ用洗浄剤。 - 【請求項4】請求項1から3のいずれか1項に記載のコ
ンタクトレンズ用洗浄剤において、界面活性剤が陰イオ
ン性界面活性剤、両性界面活性剤及び非イオン性界面活
性剤から選ばれる少なくとも1種以上であることを特徴
とするコンタクトレンズ用洗浄剤。 - 【請求項5】請求項1から4のいずれか1項に記載のコ
ンタクトレンズ用洗浄剤において、水溶性カチオン化ポ
リマーの含有量が0.01〜20W/V%であることを
特徴とするコンタクトレンズ用洗浄剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11161299A JP2000347146A (ja) | 1999-06-08 | 1999-06-08 | コンタクトレンズ用洗浄剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11161299A JP2000347146A (ja) | 1999-06-08 | 1999-06-08 | コンタクトレンズ用洗浄剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000347146A true JP2000347146A (ja) | 2000-12-15 |
Family
ID=15732482
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11161299A Pending JP2000347146A (ja) | 1999-06-08 | 1999-06-08 | コンタクトレンズ用洗浄剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000347146A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009113161A1 (ja) | 2008-03-12 | 2009-09-17 | 株式会社メニコン | コンタクトレンズ用液剤組成物 |
US10267952B2 (en) | 2005-02-14 | 2019-04-23 | Johnson & Johnson Vision Care, Inc. | Comfortable ophthalmic device and methods of its production |
-
1999
- 1999-06-08 JP JP11161299A patent/JP2000347146A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10267952B2 (en) | 2005-02-14 | 2019-04-23 | Johnson & Johnson Vision Care, Inc. | Comfortable ophthalmic device and methods of its production |
US11150383B2 (en) | 2005-02-14 | 2021-10-19 | Johnson & Johnson Vision Care, Inc. | Comfortable ophthalmic device and methods of its production |
US11953651B2 (en) | 2005-02-14 | 2024-04-09 | Johnson & Johnson Vision Care, Inc. | Comfortable ophthalmic device and methods of its production |
WO2009113161A1 (ja) | 2008-03-12 | 2009-09-17 | 株式会社メニコン | コンタクトレンズ用液剤組成物 |
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A521 | Written amendment |
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A02 | Decision of refusal |
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