JPH09159975A - コンタクトレンズ用水性溶液 - Google Patents

コンタクトレンズ用水性溶液

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JPH09159975A
JPH09159975A JP31390495A JP31390495A JPH09159975A JP H09159975 A JPH09159975 A JP H09159975A JP 31390495 A JP31390495 A JP 31390495A JP 31390495 A JP31390495 A JP 31390495A JP H09159975 A JPH09159975 A JP H09159975A
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JP
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contact lens
aqueous solution
gum arabic
solution
lens
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JP31390495A
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Kaoru Kamiya
薫 神谷
Shinji Tanaka
進二 田中
Kenji Narishima
謙司 成島
Junji Niwa
純二 丹羽
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Tomey Technology Corp
Original Assignee
Tomey Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 疎水性の高いコンタクトレンズ表面に対する
優れた親水性化処理を安全に且つ簡便に行ない得ると共
に、洗浄剤として用いた場合に、コンタクトレンズに付
着した脂質汚れに対する優れた洗浄性を発揮し得て、長
時間に亘る快適なレンズの装用を有利に図り得るコンタ
クトレンズ用水性溶液を提供する。 【解決手段】 親水性化成分としてアラビアゴムを含有
せしめ、更に、添加成分として、その添加濃度における
単独の水溶液が、常温で、50dyn/cm以上の表面
張力値を与える、増粘剤を含有せしめて水性溶液とし、
且つかかる水性溶液に、添加濃度における単独の水溶液
が、常温で、50dyn/cmより低い表面張力値を与
える他の添加成分が含有されないようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、コンタクトレンズ用水性溶液に
係り、特にハードコンタクトレンズや非含水性ソフトコ
ンタクトレンズ等の非含水性コンタクトレンズの如き、
強い疎水性を有するコンタクトレンズ表面を親水性化す
るための表面親水性化剤として有効であり、更には、洗
浄剤、保存剤、或いはコンタクトレンズを装着する際の
装着液等としても有効に利用し得るコンタクトレンズ用
水性溶液に関するものである。
【0002】
【背景技術】従来より使用されている非含水性のコンタ
クトレンズには、メチルメタクリレートを主成分とする
ハードコンタクトレンズや、シロキサニルメタクリレー
ト、フルオロアルキルメタクリレート等を主成分とする
高酸素透過性ハードコンタクトレンズ、及びポリジメチ
ルシロキサンを主成分とするシリコーンラバーやアクリ
ル酸ブチルを主成分とするブチルラバー等からなる非含
水性ソフトコンタクトレンズがある。
【0003】ところで、これらのコンタクトレンズは、
非含水性であるところから、その表面が疎水性を帯びて
おり、中でも、近年注目されている高酸素透過性コンタ
クトレンズは、特に強い疎水性を有しているのである。
何故なら、これらのレンズにおいては、その酸素透過性
を高めるために、一般に、レンズの形成材料中のシリコ
ーン成分やフッ素成分が増大せしめられる傾向があり、
換言すれば酸素透過性の高いレンズ程、シリコーン成分
やフッ素成分の含有率が高くなっており、その結果とし
て、レンズ表面が強い疎水性を有することとなってしま
うからである。そして、このようなレンズ表面の疎水性
に起因して、非含水性コンタクトレンズを装用した場合
には、しばしば、脂質がレンズ表面に付着して脂質汚れ
となり、レンズに曇りの症状が現れて、視界が良好でな
くなってしまうという問題があった。
【0004】このため、そのようなコンタクトレンズの
疎水性表面を親水性化する方法として、プラズマ表面処
理や、酸、アルカリによる化学処理等が考えられている
が、それらの方法では、親水性の耐久性に問題があり、
また再び処理を施すには、かなりの手間が必要となるも
のである。
【0005】これに対して、親水性のポリマーを含有す
る溶液中にコンタクトレンズを浸漬して、該ポリマーを
コンタクトレンズの表面に付着せしめることにより、コ
ンタクトレンズの表面の改質を行なう、ウェッティング
・ソリューションを用いる方法がある。この方法によれ
ば、必要に応じて、比較的簡便に、繰り返して親水性化
処理を行なうことが出来るところから、レンズ表面の親
水性を持続せしめることが出来るのである。
【0006】例えば、特公昭48−37910号公報に
は、ポリビニルアルコール、ヒドロキシエチルセルロー
ス、ポリビニルピロリドン等の水溶性ポリマーを含有す
るコンタクトレンズ用溶液が明らかにされている。しか
しながら、そのような処理溶液は、メチルメタクリレー
トからなるハードコンタクトレンズやメチルメタクリレ
ートを主成分とした低酸素透過性ハードコンタクトレン
ズ等の比較的弱い疎水性のレンズに対しては有効である
ものの、シリコーン成分やフッ素成分を多く含有する非
含水性コンタクトレンズに対しては、該レンズの表面が
強い疎水性であるために、溶液中に含有される水溶性ポ
リマーがレンズ表面に付着し難く、有効でなくなってし
まうという欠点がある。
【0007】また、特開昭63−246718号公報に
は、イオン電荷を有する重合体物質からなるコンタクト
レンズの表面処理用レンズ溶液が明らかにされている。
しかしながら、この溶液を用いる場合には、コンタクト
レンズ表面が、その溶液中の重合体物質のイオン電荷と
は逆のイオン電荷を有している必要があると共に、イオ
ン電荷密度がある程度の大きさを有していることが必要
であるところから、親水性化処理に先立って、コンタク
トレンズ表面の電荷密度を高めるための余分な処理を行
なう必要があり、処理が煩雑となる等の問題がある。更
にまた、そこで明らかにされているイオン性基を含有す
る重合体溶液を、シリコーン成分やフッ素成分を多く含
有する非含水性コンタクトレンズに用いた場合、親水性
化効果は極めて悪いという欠点をも有している。
【0008】そこで、特開平3−235914号公報に
は、親水性化成分としてアラビアゴムを含有し、界面活
性剤を含有していないコンタクトレンズ用溶液が、明ら
かにされている。このコンタクトレンズ用溶液にあって
は、親水性化成分としてアラビアゴムが添加されている
ところから、それは優れた親水性化作用を有している。
従って、このコンタクトレンズ用溶液を用いて親水性化
処理が施されたコンタクトレンズには、優れた親水性が
付与せしめられることにより、良好な装着性を発揮し得
るのである。しかしながら、アラビアゴムの親水性化作
用は、一般的な界面活性剤や増粘剤を含有せしめると、
著しく低下することが知られており、それ故に、かかる
コンタクトレンズ用溶液にあっても、界面活性剤や増粘
剤が添加されておらず、親水性化作用においては優れて
いるものの、脂質の洗浄性に劣る等という問題を有して
いたのである。
【0009】そして、このような状況下にあって、より
安全に且つ簡便に、コンタクトレンズを処理し得ると共
に、高酸素透過性の非含水性コンタクトレンズの如き疎
水性の高いコンタクトレンズの表面に対する脂質の付着
を効果的に抑制して、コンタクトレンズを長時間に亘っ
て、快適に装用し得るコンタクトレンズ用溶液が望まれ
ていたのであり、そのためにも、増粘剤や界面活性剤等
の成分が、前記の如きアラビアゴムを含有してなるコン
タクトレンズ用溶液に、アラビアゴムの有する親水性化
作用が阻害されることがないように、添加されることが
切望されていたのである。
【解決課題】
【0010】ここにおいて、本発明は、かかる事情を背
景として為されたものであって、その解決課題とすると
ころは、疎水性の高いコンタクトレンズ表面に対する優
れた親水性化処理が、安全に且つ簡便に行なわれ得ると
共に、洗浄剤として用いる場合に、レンズに付着した脂
質汚れに対する洗浄性を有利に発揮し得て、以て長時間
に亘る快適なレンズの装用が図られ得るコンタクトレン
ズ用水性溶液を提供することにある。
【0011】
【解決手段】そこで、本発明者等が、上記の課題を解決
すべく、鋭意研究を重ねた結果、コンタクトレンズ用水
性溶液に、添加濃度における単独の水溶液が、常温で、
アラビアゴムの最低表面張力値である50dyn/cm
以上の表面張力値を与える添加成分(以下、高表面張力
値成分という)が含有せしめられる場合には、アラビア
ゴムの有する親水性化作用が阻害されず、一方、コンタ
クトレンズ用水性溶液に、添加濃度における単独の水溶
液が、常温で、アラビアゴムの最低表面張力値である5
0dyn/cmよりも低い表面張力値を与える添加成分
(以下、低表面張力値成分という)が含有せしめられる
場合には、アラビアゴムの有する親水性化作用が阻害さ
れるという事実を見出し、前記高表面張力値成分であれ
ば、アラビアゴムの有する親水性化作用を阻害すること
なく、添加することが出来るということを知見して、本
発明を完成するに至ったのである。
【0012】すなわち、本発明は、かかる知見に基づい
て完成されたものであり、親水性化成分としてアラビア
ゴムを含有し、更に、添加成分として、その添加濃度に
おける単独の水溶液が、常温で、50dyn/cm以上
の表面張力値を与える増粘剤を含有する水性溶液からな
り、且つかかる水性溶液が、添加濃度におけるの水溶液
が、常温で、50dyn/cmより低い表面張力値を与
える他の添加成分を含有していないことを特徴とするコ
ンタクトレンズ用水性溶液を、その要旨とするものであ
る。
【0013】このような本発明に従うコンタクトレンズ
用水性溶液にあっては、親水性化成分として、アラビア
ゴムが含有せしめられているところから、そのコンタク
トレンズ用水性溶液を用いてコンタクトレンズを処理す
る場合には、アラビアゴムが、疎水性を帯びたコンタク
トレンズの表面に、有利に吸着されることにより、疎水
性のコンタクトレンズ表面の親水性化が効果的に図られ
得ることとなるのである。そして、そのように、疎水性
のコンタクトレンズ表面が親水性化されることにより、
装着時における、コンタクトレンズへの脂質の付着が抑
制され、延いてはレンズの曇りの発生が有利に抑制され
るのである。
【0014】それに加えて、本発明に従うコンタクトレ
ンズ用水性溶液には、適当な粘性を付与する増粘剤が添
加されているところから、このコンタクトレンズ用水性
溶液が洗浄に用いられる場合には、触感が向上せしめら
れ得て、その結果、脂質汚れに対する洗浄性が効果的に
向上せしめられ得る特徴を発揮するのである。
【0015】なお、本発明に従うコンタクトレンズ用水
性溶液の好ましい態様によれば、前記増粘剤は、ポリビ
ニルピロリドン、メトキシエチレン−無水マレイン酸共
重合体、キサンタンガム及びヒドロキシエチルセルロー
スのうちから選ばれる。これらの増粘剤は、高表面張力
値成分であるために、アラビアゴムの親水性化作用を阻
害することがなく、水性溶液の粘性を適当な値とするこ
とが出来る。
【0016】さらに、本発明に従うコンタクトレンズ用
水性溶液の別の好ましい態様によれば、該水性溶液に
は、更に、防腐剤、緩衝剤、等張化剤及びキレート剤の
うちの少なくとも1種が含有せしめられるのである。
【0017】
【発明の実施の形態】ところで、本発明に従うコンタク
トレンズ用水性溶液において、親水性化成分として含有
せしめられるアラビアゴムは、日本薬局方第1版より収
載されているものであって、アカシア・セネガル(Acac
ia senegal )又はその同属植物の幹及び枝から得られる
分泌物であり、安全性の高い天然ポリマーとして知られ
ているものである。
【0018】それ故、かかるアラビアゴムは、従来よ
り、化粧品や医薬品等の各種分野において、乳化安定
剤、懸濁剤、増粘剤等として広く使用されており、一
方、コンタクトレンズ用溶液にも、溶液に適当な粘性を
付与せしめて、コンタクトレンズの洗浄し易さを改善す
るために用いられたり、或いは、酵素錠剤の賦形剤や結
合剤として用いられている。
【0019】例えば、特開昭62−70812号公報に
提案されている、イソブチレン・無水マレイン酸共重合
体を加えたことを特徴とするコンタクトレンズ用剤で
は、洗浄時の感触を良好なものとし、また洗浄時或いは
保存時にコンタクトレンズを外部からの物理的な力から
守る働きを呈するための成分として、アラビアゴムなど
の粘性基剤が使用されている。しかし、該コンタクトレ
ンズ用剤は、コンタクトレンズの洗浄液及び洗浄保存液
に関するものであり、界面活性剤を含有するものである
ところから、そこに含まれるアラビアゴムは、単に粘性
基剤として有用なだけで、疎水性レンズ表面に吸着され
得ず、従って、疎水性レンズ表面を親水性化することは
出来なかったのである。
【0020】また、その他に、特開昭63−13112
4号公報や特開昭63−142322号公報において
も、増粘剤の具体例として、アラビアゴムが挙げられて
おり、更に、特開昭60−196722号公報、特開昭
60−196724号公報、特開昭60−254114
号公報、特開昭61−51121号公報、特開昭62−
913号公報等においては、コンタクトレンズ用洗浄剤
について、該洗浄剤を粉状、固体状の製品とするための
潤滑剤、結合剤、或いは賦形剤の一例として、アラビア
ゴムが記載されているが、それらの何れにおいても、ア
ラビアゴムが疎水性レンズ表面に良好に吸着される性質
を有する事実は、見出されていなかったのである。
【0021】しかしながら、本発明では、アラビアゴム
をコンタクトレンズの親水性化成分として用いるもので
あり、アラビアゴムのレンズ表面への吸着が阻害される
ことがないように、調製されるコンタクトレンズ用水性
溶液には、前記の低表面張力値成分が含まれないように
されるのである。なお、アラビアゴムの含有割合は、
0.1〜10.0重量%とするのが好ましく、より好ま
しくは0.3〜5.0重量%程度である。その含有割合
が0.1重量%より少ないと、親水性化の効果が劣るよ
うになるからであり、一方、かかる含有割合が10.0
重量%を越える場合には、コンタクトレンズ用水性溶液
の流動性が低下する傾向があり、また、アラビアゴムに
由来する不溶物が増加して、コンタクトレンズ用水性溶
液の取扱いが困難となるからである。
【0022】また、本発明に従うコンタクトレンズ用水
性溶液に、更に添加される増粘剤としては、その添加濃
度における単独の水溶液が、常温で、50dyn/cm
以上の表面張力値を与える高表面張力値成分であるなら
ば、従来から公知の各種増粘剤が採用され得るものであ
るが、中でも、ポリビニルピロリドン、メトキシエチレ
ン−無水マレイン酸共重合体、キサンタンガム、または
ヒドロキシエチルセルロースが用いられるのが好まし
い。けだし、増粘剤として、その添加濃度における単独
の水溶液が、常温で、50dyn/cm未満の表面張力
値を与える低表面張力値成分が用いられる場合には、そ
のような低表面張力値成分は、一般に、その疎水性が強
く、処理するコンタクトレンズの疎水性表面と相互作用
し易くなるために、前記アラビアゴムが処理レンズに作
用するのを妨害することとなり、その結果、アラビアゴ
ムの有する親水性化作用が阻害されるからである。
【0023】なお、ここで用いられるポリビニルピロリ
ドンは日本薬局方に記載されているものであって、従来
から化粧品や医薬品の分野において、安定化剤、可溶化
剤、基剤、結合剤、懸濁化剤、コーティング剤、糖衣
剤、粘稠剤、賦形剤、崩壊剤、溶解補助剤等として使用
されているものである。また、メトキシエチレン−無水
マレイン酸共重合体は、化粧品原料基準にも記載されて
いるもので、従来から、化粧品や医薬品の分野におい
て、安定化剤、粘着剤、粘稠剤等として使用されている
ものである。更に、キサンタンガムは、医薬品添加物規
格に記載されているもので、従来より、化粧品や医薬品
の分野において、安定化剤、基剤、粘着増強剤、粘稠剤
等として使用されているものである。更にまた、ヒドロ
キシエチルセルロースは、医薬品添加物規格、化粧品原
料基準に記載されているものであって、従来から、化粧
品や医薬品の分野において、結合剤、粘着増強剤、粘稠
剤等として使用されているものである。
【0024】そして、何れにしても、これら増粘剤は、
コンタクトレンズ用水性溶液に適当な粘性を付与するた
めに添加されるものであり、単独で添加されるのみなら
ず、複数の増粘剤を組み合せて添加されていても、何等
差支えない。なお、このような増粘剤の添加割合は、単
独添加若しくは複数添加の何れの場合においても、合計
量において、0.01〜10.0w/v%とされるのが
好ましく、より好ましくは0.1〜5.0w/v%とさ
れる。けだし、かかる添加割合が0.01w/v%より
少ない場合には、粘性増加作用が不充分となるからであ
り、また、かかる添加割合が10.0w/v%より多い
場合には、コンタクトレンズ用水性溶液の流動性が低下
する傾向があり、取り扱いが困難となるからである。
【0025】そして、かかる親水性化成分としてのアラ
ビアゴムと前述の如き増粘剤とを、例えば蒸留水や精製
水などの溶媒に溶解せしめることによって、本発明に従
うコンタクトレンズ用水性溶液を得ることが出来るので
ある。
【0026】ところで、本発明に従うコンタクトレンズ
用水性溶液には、その添加濃度における単独の水溶液
が、常温で、50dyn/cm以上の表面張力値を与え
る高表面張力値成分である限りにおいて、その具体的用
途に応じて、更に、種々の添加物を適宜に含有せしめて
も何等差支えない。例えば、緩衝基剤、等張化剤、防腐
剤、キレート剤等を必要に応じて含有させることが出
来、コンタクトレンズ保存液、コンタクトレンズ装着
液、点眼液等として調製されることとなる。けだし、こ
れらの添加物が、その添加濃度における単独の水溶液
が、常温で、50dyn/cm未満の表面張力値を与え
る低表面張力値成分である場合には、コンタクトレンズ
の疎水性表面と相互作用し易くなるため、レンズ表面へ
のアラビアゴムの親水性化作用を妨害するところから、
アラビアゴムの有する親水性化作用が充分に発揮されな
くなるからである。
【0027】より具体的には、前記緩衝基剤は、得られ
るコンタクトレンズ用水性溶液のpHを涙液に近い範囲
で一定と為し、また、外的要因によるpHの変化を抑
え、保存中におけるコンタクトレンズの形状を保護する
ための成分であり、その具体例としては、ホウ酸とホウ
酸ナトリウム、酢酸と酢酸ナトリウム、リン酸とリン酸
ナトリウム、クエン酸とクエン酸ナトリウム、乳酸と乳
酸ナトリウム、或いは、グリシンやグルタミン酸などの
アミノ酸とそのナトリウム塩などの組合せからなる、眼
科生理学的に許容し得る緩衝基剤を挙げることが出来
る。そして、その使用量は、コンタクトレンズ用水性溶
液中に、約0.01〜0.5mol/Lの割合が好まし
く、より好ましくは0.05〜0.15mol/L程度
となるように調整される。その使用量が0.01mol
/L未満の場合には、緩衝効果が低くなり、一方、0.
5mol/Lを越える場合には、それ以上の緩衝効果が
上がらないばかりか、浸透圧を高めるなど、コンタクト
レンズの形状に悪影響を及ぼすことがあるからである。
【0028】また、前記等張化剤は、眼に対する刺激を
なくすため、得られるコンタクトレンズ用水性溶液の浸
透圧を涙液の浸透圧(280〜300mOsm/kg)
に近づけるための成分であり、該コンタクトレンズ用水
性溶液をコンタクトレンズの装着液として用いる場合な
どに使用される。かかる等張化剤の具体例としては、塩
化ナトリウム、塩化カリウムなどの眼科生理学的に許容
し得る無機塩及び前記緩衝基剤を挙げることが出来、そ
してその使用量は、得られるコンタクトレンズ用水性溶
液中に、約0.01〜0.5mol/Lの割合で含まれ
るようにすることが好ましく、より好ましくは0.05
〜0.15mol/L程度となるように調整される。
0.01mol/L未満である場合には、浸透圧は低く
なり、また、0.5mol/Lを越える量で使用する
と、浸透圧が高くなって、コンタクトレンズの装着液と
して用いる場合に、眼に対して刺激を与えるため、好ま
しくないからである。
【0029】さらに、前記防腐剤は、コンタクトレンズ
用水性溶液が細菌に汚染されるのを防ぎ、且つ保存時に
コンタクトレンズが細菌で汚染されるのを防止するため
の成分であり、その具体例としては、硝酸フェニル水
銀、酢酸フェニル水銀などのフェニル水銀系防腐剤、塩
化ベンザルコニウム、臭化ピリジニウム、クロルヘキシ
ジン、ポリヘキサメチレンビグアニドなどの四級アンモ
ニウム塩系防腐剤、クロロブタノール等のアルコール系
防腐剤、チメロサール、メチルパラベンなどを挙げるこ
とが出来る。また、その使用量は、種類によっても異な
るが、通常、得られるコンタクトレンズ用水性溶液中
に、0.0001〜0.5重量%程度となるように調整
される。
【0030】更にまた、前記キレート剤は、コンタクト
レンズを保存する際に、コンタクトレンズに付着した涙
液中のカルシウムなどがコンタクトレンズに沈着するの
を防止するための成分であり、例えば、エチレンジアミ
ン四酢酸及びそのナトリウム塩などを、好ましい例とし
て挙げることが出来る。かかるキレート剤は、少な過ぎ
ては効果が充分でなく、また多過ぎてもそれ以上の効果
が得られなくなるために、得られるコンタクトレンズ用
水性溶液中に0.001〜0.1mol/L程度の量で
含有されるように調整されるのが好ましい。
【0031】そして、このように調製されたコンタクト
レンズ用水性溶液を用いて、コンタクトレンズ表面を親
水性化するためには、単に、該コンタクトレンズ用水性
溶液中にコンタクトレンズを浸漬し、その後、水で濯ぐ
だけでよく、それにより、コンタクトレンズの表面に
は、アラビアゴム吸着層が形成されて、親水性の吸着層
が、その吸着層によりレンズ表面が親水性化されるので
ある。しかも、かかるアラビアゴム吸着層は、それがレ
ンズ表面に形成された後は、水で濯いでも、簡単には除
去されないため、簡単な操作で非常に良好にコンタクト
レンズ表面の親水性化が為され得るのであり、また、必
要に応じて、かかる親水性化処理を繰り返すことによ
り、コンタクトレンズの親水性を持続することが出来る
のである。
【0032】
【実施例】以下に、本発明を更に具体的に明らかにする
ために、本発明の幾つかの実施例を示すこととするが、
本発明が、そのような実施例の記載によって、何等の制
約をも受けるものでないことは、言うまでもないところ
である。また、本発明には、以下の実施例の他にも、更
には上記の具体的記述以外にも、本発明の趣旨を逸脱し
ない限りにおいて、当業者の知識に基づいて種々なる変
更、修正、改良等を加え得るものであることが、理解さ
れるべきである。
【0033】先ず、本発明例のコンタクトレンズ用水性
溶液及び比較例のコンタクトレンズ用水性溶液に添加し
た各種増粘剤について、それぞれ単独の水溶液の表面張
力値を、表面張力計(協和界面科学株式会社製)を用い
て測定し、その結果を、下記表1に示した。なお、ここ
で用いられたアラビアゴムまたは増粘剤は、それぞれ、
アラビアゴム(五協産業株式会社製)、ポリビニルピロ
リドン(五協産業株式会社製)、メトキシエチレン−無
水マレイン酸共重合体(商品名 GANTREZ: ISP
TECHNOLOGIES 社製;米国)、ヒドロキシエチルセルロ
ース(商品名CF−W:フジケミカル株式会社製)、キ
サンタンガム(商品名 ネオソフト:興人社製)、ヒド
ロキシプロピルメチルセルロース(商品名 メトロース
60SH:信越化学株式会社製)、高粘度ヒドロキシプ
ロピルセルロース(商品名 MF−G:信越化学株式会
社製)、低粘度ヒドロキシプロピルセルロース(商品名
LE−G:信越化学株式会社製)であった。
【0034】
【表1】 A:ポリビニルピロリドン B:メトキシエチレン−無水マレイン酸共重合体 C:ヒドロキシエチルセルロース D:キサンタンガム E:ヒドロキシプロピルメチルセルロース F:高粘度ヒドロキシプロピルセルロース G:低粘度ヒドロキシプロピルセルロース
【0035】次いで、下記表2に示される如く、アラビ
アゴム及び増粘剤を含有する各種コンタクトレンズ用水
性溶液を調製し、本発明例1〜8及び比較例1〜16の
コンタクトレンズ用水性溶液を用意した。なお、それぞ
れのコンタクトレンズ用水性溶液における増粘剤の添加
割合は、全て0.5w/v%であった。
【0036】
【表2】 増粘剤A〜Gは、前記表1に示されたものと同様であ
る。
【0037】また、処理対象のコンタクトレンズとし
て、トリス(トリメチルシロキシ)シリルプロピルメタ
クリレートと1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ
−2−プロピルメタクリレートを主成分とする共重合体
からなるコンタクトレンズを用意した。
【0038】そして、前記用意したコンタクトレンズを
ハードコンタクトレンズ保存用ホルダーに挿入し、得ら
れた各コンタクトレンズ用水性溶液をそれぞれ満たした
ハードコンタクトレンズ用保存ケース中に、ホルダーご
と1時間浸漬した後、ホルダーごと取り出して、水道水
で充分に濯ぐことにより、コンタクトレンズの親水性化
処理を行なった。
【0039】しかる後、エアーコンプレッサーで各コン
タクトレンズ表面の水滴を吹き飛ばし、次いで、エルマ
光学株式会社製のゴニオメーター式接触角測定器を用い
て、液滴法による接触角を測定した。そして、その結果
を、下記表3に示した。
【0040】
【表3】
【0041】そして、この表3に示される結果から明ら
かなように、本発明例のコンタクトレンズ用水性溶液を
用いて、コンタクトレンズを親水性化処理した場合に
は、かかる処理後のコンタクトレンズにおける接触角が
小さな値となり、有利にレンズ表面の親水性化が図られ
ているのに対して、比較例のコンタクトレンズ用水性溶
液を用いて、コンタクトレンズを親水性化処理した場合
には、接触角の低下が不充分であり、レンズ表面の親水
性化が不充分であった。
【0042】また、本発明例のコンタクトレンズ用水性
溶液を用いて親水性化処理を施したコンタクトレンズで
は、コンタクトレンズ用水性溶液に含有されるアラビア
ゴムの濃度が高いもの程、処理後のレンズにおける接触
角が低減しており、接触角低減に対するアラビアゴムの
濃度依存性が確認され、増粘剤の添加により、アラビア
ゴムの有する親水性化作用は阻害されておらず、一方、
比較例のコンタクトレンズ用水性溶液では、そのアラビ
アゴムの含有割合の増加により、親水性化作用が増加し
ておらず、増粘剤の添加によって、アラビアゴムの有す
る親水性化作用が阻害されていることが確認された。
【0043】次に、陰イオン性界面活性剤であるα−オ
レフィンスルホン酸ナトリウム(OS−14:日光ケミ
カル社製)の単独の水溶液を、下記表4に示される如き
濃度において調製した。そして、この得られた水溶液の
それぞれの表面張力値を、前記と同様にして、表面張力
計(協和界面科学株式会社製)を用いて測定し、その結
果を、下記表4に示した。
【0044】そして、更に、上記で得られた各種濃度の
界面活性剤の水溶液に、それぞれ、1.0w/v%の割
合において、アラビアゴムを添加して、各種コンタクト
レンズ用水性溶液を調製した。この得られた各種コンタ
クトレンズ用水性溶液を用いて、前記と同様にして、コ
ンタクトレンズの親水性化処理を行ない、液滴法による
接触角を測定した。そして、その結果を下記表4に併せ
示した。
【0045】
【表4】
【0046】かかる表4の結果から明らかなように、界
面活性剤の添加濃度が高い場合には、接触角が大きくな
り、アラビアゴムの親水性化作用が阻害されているが、
他方、界面活性剤の添加濃度が非常に少ない場合には、
接触角は小さくなり、親水性化作用は阻害されていない
ことが理解される。より具体的には、界面活性剤が、そ
の単独の水溶液が、常温で、アラビアゴムの最低表面張
力値である50dyn/cm未満の表面張力値を与える
濃度において、添加されている場合には、アラビアゴム
の有する親水性化作用が阻害されるのであり、他方、界
面活性剤が、その単独水溶液が、常温で、アラビアゴム
の最低表面張力値である50dyn/cm以上の表面張
力値を与える濃度において、添加されている場合には、
アラビアゴムの有する親水性化作用が阻害されないので
ある。尤も、この界面活性剤にあっては、その実用的な
濃度における単独の水溶液の表面張力値は、50dyn
/cm未満となるところから、実質的には添加できない
こととなる。
【0047】また、本発明に従うコンタクトレンズ用水
性溶液を用いて、コンタクトレンズを擦り洗いして、そ
の際の触感を官能試験にて評価した。
【0048】より詳細には、先ず、下記表5に示される
如き組成の各種コンタクトレンズ用水性溶液を、前記と
同様にして調製した。次いで、15人の被験者によっ
て、前記親水性化処理で用いたコンタクトレンズと同様
のレンズに、前記各種コンタクトレンズ用水性溶液を数
滴、滴下して、レンズを擦り洗いすることにより、その
際の、触感の優れているものから順位を付けて評価し
た。なお、評価は、触感が1番目に良かったものを3点
とし、2番目に良かったものを2点とし、3番目に良か
った1点として、得点を付与し、その得点を平均するこ
とによって行なった。そして、その結果を、下記表5に
併せ示した。
【0049】
【表5】
【0050】かかる表5に示される結果から明らかなよ
うに、ポリビニルピロリドンにより粘性を調整した、本
発明例9、10のコンタクトレンズ用水性溶液を用いて
コンタクトレンズを洗浄した場合には、触感が良好であ
り、洗浄性が優れているのに対して、アラビアゴムの添
加割合を増加することにより粘性を調整した、比較例1
4のコンタクトレンズ用水性溶液を用いてコンタクトレ
ンズを洗浄した場合には、触感が不充分で、洗浄性が劣
っていた。また、これら本発明例及び比較例のコンタク
トレンズ用水性溶液の何れのものを用いて、コンタクト
レンズを処理しても、処理後のレンズ表面の接触角は、
同程度の値であったところから、前記各コンタクトレン
ズ用水性溶液の親水性化作用は同程度であることが理解
され、従って、本発明に従うコンタクトレンズ用水性溶
液にあっては、アラビアゴムの有する親水性化作用を阻
害することなく、増粘剤が有利に添加され得ることが理
解されるのである。このように、本発明に従うコンタク
トレンズ用水性溶液にあっては、増粘剤を添加すること
により、触感が向上せしめられているのであり、それに
よって優れた洗浄性を発揮することが理解されるのであ
る。
【0051】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に従うコンタクトレンズ用水性溶液を用いれば、アラビ
アゴムの吸着に基づいて、高酸素透過性非含水性コンタ
クトレンズの如き、強い疎水性を帯びたコンタクトレン
ズの表面を良好に親水性化することが出来るのであり、
該コンタクトレンズの脂質汚れが良好に防止され、長時
間の装用が可能となるのである。
【0052】しかも、かかるコンタクトレンズ用水性溶
液を用いた親水性化処理方法は、該溶液中にコンタクト
レンズを浸漬するだけで良いため、必要に応じて再処理
を簡便に行なうことが出来、疎水性コンタクトレンズの
親水性化の効果を持続することが容易である。
【0053】また、親水性化成分として使用されるアラ
ビアゴムが安全性の高い天然ポリマーであるところか
ら、該コンタクトレンズ用水性溶液は安全性が高く、表
面親水性化保存液の他にも、コンタクトレンズを装着す
る際の装着液、コンタクトレンズ装用時の乾燥感を軽減
するための点眼液としても用いられ得る利点もある。
【0054】さらに、本発明に従うコンタクトレンズ用
水性溶液には、適当な粘性を付与せしめる目的で、増粘
剤が添加されているところから、かかるコンタクトレン
ズ用水性溶液を用いて、コンタクトレンズを洗浄する場
合には、その触感が良好となり、優れた洗浄効果が得ら
れるのである。しかも、そのような増粘剤は、高表面張
力値成分であるところから、前記アラビアゴムの親水性
化作用を阻害することがなく、アラビアゴムによる優れ
た親水性化作用を保ちながら、有利に洗浄性能を向上せ
しめ得るのである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 成島 謙司 愛知県名古屋市西区則武新町二丁目11番33 号 トーメーテクノロジー株式会社内 (72)発明者 丹羽 純二 愛知県名古屋市西区則武新町二丁目11番33 号 トーメーテクノロジー株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 親水性化成分としてアラビアゴムを含有
    し、更に、添加成分として、その添加濃度における単独
    の水溶液が、常温で、50dyn/cm以上の表面張力
    値を与える増粘剤を含有する水性溶液からなり、且つか
    かる水性溶液が、添加濃度における単独の水溶液が、常
    温で、50dyn/cmより低い表面張力値を与える他
    の添加成分を含有していないことを特徴とするコンタク
    トレンズ用水性溶液。
  2. 【請求項2】 前記増粘剤が、ポリビニルピロリドン、
    メトキシエチレン−無水マレイン酸共重合体、キサンタ
    ンガム及びヒドロキシエチルセルロースからなる群より
    選ばれた少なくとも1種である請求項1に記載のコンタ
    クトレンズ用水性溶液。
  3. 【請求項3】 前記水性溶液が、更に、防腐剤、緩衝
    剤、等張化剤及びキレート剤のうちの少なくとも1種を
    含有している請求項1又は請求項2に記載のコンタクト
    レンズ用水性溶液。
JP31390495A 1995-12-01 1995-12-01 コンタクトレンズ用水性溶液 Pending JPH09159975A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001125052A (ja) * 1999-10-25 2001-05-11 Lion Corp コンタクトレンズ装着液
WO2005089772A3 (en) * 2004-03-12 2006-01-05 Bausch & Lomb Prevention of loss of tight cell junctions using carbohydrate-containing compositions

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JP2001125052A (ja) * 1999-10-25 2001-05-11 Lion Corp コンタクトレンズ装着液
WO2005089772A3 (en) * 2004-03-12 2006-01-05 Bausch & Lomb Prevention of loss of tight cell junctions using carbohydrate-containing compositions

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