JP2000347079A - 光ファイバケーブル布設方法及びその装置 - Google Patents

光ファイバケーブル布設方法及びその装置

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JP2000347079A
JP2000347079A JP15632999A JP15632999A JP2000347079A JP 2000347079 A JP2000347079 A JP 2000347079A JP 15632999 A JP15632999 A JP 15632999A JP 15632999 A JP15632999 A JP 15632999A JP 2000347079 A JP2000347079 A JP 2000347079A
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optical fiber
fiber cable
winding
cable
laying
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Tetsuya Ujie
哲也 氏江
Eiji Saito
英二 斉藤
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Daiden Co Inc
Kyushu Electric Power Co Inc
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Daiden Co Inc
Kyushu Electric Power Co Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラッシングワイヤを布設することなく簡易且
つ確実に光ファイバケーブルを布設することができる光
ファイバケーブル布設方法及びその装置を提供する。 【解決手段】 光ファイバケーブル100を既設の電線
200に所定回数巻回させ、この巻回した光ファイバケ
ーブル100の端部を既設の電線200に沿って移動さ
せて光ファイバケーブル100を布設することにより光
ファイバケーブル100を支持するメッセンジャワイヤ
等の支持線を別途布設する必要がなくなり、また光ファ
イバケーブルの端部を布設最終地点へ単に引き延ばすだ
けで簡単に布設作業を実行できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバケーブ
ルを布設する光ファイバケーブル布設方法及びその装置
に関し、特に既設の電線又はケーブルに沿って光ファイ
バケーブルを布設する光ファイバケーブル布設方法及び
その装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の光ファイバケーブル布設
方法として図6及び図7に示すような方法が採られてい
た。この図6は従来の光ファイバケーブル布設方法によ
る光ファイバケーブルの布設方法を示す動作説明図、図
7は従来の光ファイバケーブル布設方法により布設され
た光ファイバケーブルの布設態様図を示す。
【0003】同図において従来の光ファイバケーブル布
設方法は、ラッシングマシン500を用いて光ファイバ
ケーブル100をメッセンジャワイヤ110にラッシン
グワイヤ500aで固定して布設する構成である。この
ラッシングマシン500は、架渉車510の支持アーム
511の先端に固着され、架渉車510に搭載されたケ
ーブルドラム512から繰出して供給される光ファイバ
ケーブル100をラッシングワイヤ500aでメッセン
ジャワイヤ110に沿って固定して布設する構成であ
る。
【0004】この従来の光ファイバケーブル布設方法
は、架渉車510の進行速度とケーブルドラム512の
回転(図6中の矢印方向へ回転)速度とのバランスをと
り、さらにラッシングマシン500による結束速度をも
各々調整制御を行うことにより、光ファイバケーブル1
00をラッシングワイヤ500aで所定間隔に結束して
固定することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の光ファイバケー
ブル布設方法は以上のように構成されていたことから、
光ファイバケーブル100の他にメッセンジャワイヤ1
10を予め布設しなければならず、既設の電線・ケーブ
ルと同一のルートで光ファイバケーブルを布設する場合
にも電線・ケーブルに沿ってメッセンジャワイヤ110
を並設しなければならないという課題を有する。このメ
ッセンジャワイヤ110を別途布設しない場合において
も光ファイバにメッセンジャワイヤが一体化した光ファ
イバケーブルを使用しなければならず、光ファイバケー
ブルの価格が高価となる。
【0006】また、ラッシングマシン500でメッセン
ジャワイヤ110にラッシングワイヤ500aで結束し
て一体化する場合には、このラッシングマシン500を
架渉車510の支持アーム511に固着して実行される
ことから、装置自体が大型化すると共に、その布設作業
に繁雑な駆動制御動作が必要となるという課題を有す
る。
【0007】特に、電柱から家屋へ引込みを行う場合
で、その布設距離が短く、またその布設間の地上に障害
物が存在する等の理由により架渉車510の通行ができ
ないときには、前記ラッシングマシン500による光フ
ァイバケーブル100の布設が不可能となる。本発明
は、前記課題を解消するためになされたもので、メッセ
ンジャワイヤを布設することなく簡易且つ確実に光ファ
イバケーブルを布設することができる光ファイバケーブ
ル布設方法及びその装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光ファイバ
ケーブル布設方法は、既設の電線又はケーブルに沿って
光ファイバケーブルを布設する光ファイバケーブル布設
方法において、前記既設の電線又はケーブルに光ファイ
バケーブルを所定回数巻回させ、前記巻回した光ファイ
バケーブルの端部を既設の電線又はケーブルに沿って移
動させて光ファイバケーブルを既設の電線又はケーブル
に沿って螺旋状に布設するものである。このように本発
明においては、光ファイバケーブルを既設の電線又はケ
ーブルに所定回数巻回させ、この巻回した光ファイバケ
ーブルの端部を既設の電線又はケーブルに沿って移動さ
せて光ファイバケーブルを螺旋状に布設することにより
光ファイバケーブルを支持するメッセンジャワイヤ等の
支持線を別途布設する必要がなくなり、また光ファイバ
ケーブルの端部を布設最終地点へ単に引き延ばすだけで
簡単に布設作業を実行できる。
【0009】本発明に係る光ファイバケーブル布設方法
は必要に応じて、光ファイバケーブルを既設の電線又は
ケーブルに巻回す巻取径を光ファイバケーブルの剛性に
基づいて設定するものである。このように本発明におい
ては、布設する光ファイバケーブルの剛性により既設の
電線又はケーブルに巻回す巻取径の大きさを設定するこ
とにより、既設の電線又はケーブルに沿って巻回した光
ファイバケーブルを移動させる際に巻回した光ファイバ
ケーブル相互が絡み合って混線することなく確実且つ容
易に引き出せることとなる。
【0010】本発明に係る光ファイバケーブル布設装置
は必要に応じて、係合手段を中間に位置させて光ファイ
バケーブルを環状に巻取る巻取手段と、前記巻取手段に
より巻取られる光ファイバケーブルを巻回して保持する
巻回保持手段とを備え、前記巻回保持手段により保持さ
れた光ファイバケーブルの一端を持って引き延ばし、前
記既設の電線又はケーブルに沿って光ファイバケーブル
を螺旋状に布設するものである。このように本発明にお
いては、既設の電線又はケーブルに係合手段を係合させ
て巻取手段で保持し、この環状の光ファイバケーブルの
一端を持って既設の電線又はケーブルに沿って引き延ば
して螺旋状に布設することにより、光ファイバケーブル
を支持するメッセンジャワイヤ等の支持線を別途布設す
る必要がなくなり、また光ファイバケーブルの端部を布
設最終地点へ単に引き延ばすだけで簡単に布設作業を実
行できると共に、布設する装置を小型化且つ簡略化でき
る。即ち、布設地点の中間において障害物が存在する場
合にも、このような障害物上空であっても光ファイバケ
ーブルを確実且つ簡易に布設できる。
【0011】本発明に係る光ファイバケーブル装置は、
巻回保持手段が前記係合手段の両側に略平行に延出する
二つの保持部で形成され、前記巻取手段が前記二つの保
持部に回動自在に支持される二つの巻取輪を備え、当該
二つの巻取輪に巻取ベルトが巻架され、当該巻取ベルト
に固定部が取付けられて当該固定部に光ファイバケーブ
ルの一端を固定するように形成され、前記巻取輪を回動
させて固定部の固定された光ファイバケーブルを前記二
つの保持部に略円環状に巻回して保持するものである。
このように本発明においては、巻取ベルトが二つの巻取
輪に巻架され、この二つの巻取輪に各々二つの保持部が
取付けられ、前記巻取ベルトに固定された固定部に光フ
ァイバケーブルの一端を固着して回動させることによ
り、光ファイバケーブルを略円環状に巻回して二つの保
持部に保持されることとなり、簡略な構成で光ファイバ
ケーブル相互間での絡み付きを確実に防止して布設動作
を実行できる。
【0012】本発明に係る光ファイバケーブル布設装置
は必要に応じて、巻取手段が巻取られる光ファイバケー
ブルの巻取径を光ファイバケーブルの剛性に基づいて任
意に変更して設定するものである。このように本発明に
おいては、布設する光ファイバケーブルの剛性により既
設の電線又はケーブルに巻回す巻取径の大きさを設定す
ることにより、既設の電線又はケーブルに沿って巻回し
た光ファイバケーブルを移動させる際に巻回した光ファ
イバケーブル相互が絡み合って混線することなく確実且
つ容易に引き出せることとなる。
【0013】本発明に係る光ファイバケーブル布設装置
は必要に応じて、巻取手段により巻取られる光ファイバ
ケーブルの巻取回数を少なくとも巻取る円環状の一周分
の長さ、布設する距離及び螺旋状に巻回すことによる冗
長度に基づいて算出し、当該算出結果により巻取り動作
を行うものである。このように本発明においては、巻取
る円環状の一周分の長さ、布設する距離、螺旋状に巻回
すことによる冗長度に基づいて巻取回数を算出すること
から、予め光ファイバケーブルを巻取る回数を知ること
ができることとなり、光ファイバケーブルの正確な布設
が可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】(本発明の第1の実施形態)以
下、本発明の第1の実施形態に係る光ファイバケーブル
布設装置をその方法と共に、図1ないし図4を参照して
説明する。この図1は本実施形態に係る光ファイバケー
ブル布設装置の側面図、図2は本実施形態に係る光ファ
イバケーブル布設装置の正面図、図3は図1及び図2に
記載の光ファイバケーブル布設装置における動作説明
図、図4は図1及び図2に記載の光ファイバケーブル布
設装置における布設動作説明図である。
【0015】前記各図において本実施形態に係る光ファ
イバケーブル布設装置は、既設の電線又はケーブル(以
下、電線と称す。)200に係合する係合手段1と、前
記係合手段1を中間に位置させて光ファイバケーブル1
00を環状に巻取る巻取手段3と、この巻取手段3によ
り巻取られる光ファイバケーブル100を巻回して保持
する巻回保持手段2とを備え、この巻回保持手段2によ
り保持された光ファイバケーブル100の一端を持って
引き延ばし、前記電線200に沿って光ファイバケーブ
ル100を螺旋状に絡ませて布設する構成である。
【0016】前記係合手段1、巻回保持手段2及び巻取
手段3は、支持構造体4により一体的に各々が支持固定
される構成である。この支持構造体4は、第1の支持部
41及び第2の支持部43を所定間隔隔てて第3の支持
部42で支持し、この第3の支持部42に固着されて取
付時に装置自体を操作者が持って支持する把手部44を
備える構成である。
【0017】前記係合手段1は、下方に向けて開放した
断面略U字形状が長手方向に形成される部材により構成
され、この断面略U字形状の凹溝部に電線200を収納
して装置自体を電線200に固定支持する構成である。
この断面略U字形状の他に、電線200に係合して固定
支持する形態であればその他の挟持する形態、鉤状の形
態等各種の形態を採ることができる。
【0018】前記巻取手段3は、前記支持構造体4の第
1及び第2の支持部41、43に各々回動自在に支持さ
れる駆動輪31及び従動輪32と、この駆動輪31及び
従動輪32に巻架され、駆動輪31の回動を従動輪32
に伝達する円環状に形成された巻取ベルト33と、この
巻取ベルト33の円環状中間に配設され、円環を切離自
在に形成される接着布34と、この接着布34に取付け
られ光ファイバケーブル100の端末部分を固定保持す
る固定部35とを備える構成である。
【0019】前記巻回保持手段2は、巻取手段3の駆動
輪31及び従動輪32に各々固着され、各々が略平行に
突出する二つの筒体で形成される第1及び第2の保持部
21、22を備える構成である。なお、この第1及び第
2の保持部21、22は、二つの筒体で形成される他
に、略円筒体を長手方向に分割して断面半円形状の突出
体で形成することもできる。
【0020】前記支持構造体4の第1の支持部41には
回動自在に駆動軸51が支持され、この駆動軸51の一
端に歯車52が固着されると共に他端に駆動ハンドル5
4が固着される構成である。この歯車52は前記巻取手
段3の駆動輪31に固着される歯車36と共に、伝達ベ
ルト53を介して歯車36を駆動させる構成である。前
記支持構造体4の第2の支持部43は、第3の支持部4
2に支持ピン45により回動自在に支持され、この支持
ピン45を中心として第2の支持部43の取付角度を調
整できる構成である。この取付角度の固定は支持ピン4
5をナットの締め付けにより行うことができる。また、
この第2の支持部43は、第3の支持部42との間にバ
ネ46が接続されて離反 (開放)方向に付勢されてい
る。
【0021】次に、前記構成に基づく本実施形態に係る
光ファイバケーブル布設装置による光ファイバケーブル
の布設動作について説明する。まず、巻取手段3の巻取
ベルト33を接着布34を剥離することにより開放状態
とすると共に、間隔支持部23を取り外し、前記支持構
造体4の第2の支持部43の取付角度を支持ピン45を
支点として図2に示す破線位置まで回動させて角度を大
きくする。この第2の支持部43の取付角度を大きくす
ることにより、駆動輪31及び第1の保持部21と従動
輪32及び第2の保持部22とを所定間隔だけ離隔した
状態とする。
【0022】このように離隔した状態で、この間隔の間
から既設の電線200を挿通して図4に示すように係合
手段1に電線200を係合させて装置本体を固定する。
この電線200に装置本体を固定した後に、前記第2の
支持部43の取付角度を小さくすることにより、駆動輪
31及び第1の保持部21と従動輪32及び第2の保持
部22とを当初の間隔に接近させる。この当初の間隔に
接近させた状態で巻取ベルト33を駆動輪31及び従動
輪32に巻架すると共に、この巻取ベルト33を接着布
34により円環状に固定する。また、間隔支持部23を
第1及び第2の保持部21、22に装着して相互の間隔
を所定間隔に維持させる。
【0023】さらに、前記巻取ベルト33の固定部35
に布設しようとする光ファイバケーブル100の端末部
分を固定する。この状態で駆動ハンドル54を回転させ
ると、駆動軸51−歯車52−伝達ベルト53−歯車3
6を介して駆動輪31を回転させることとなる。この駆
動輪31の回転に伴って巻取ベルト33を回転させるこ
とにより光ファイバケーブル100を第1及び第2の保
持部21、22相互間に円環状に巻取ることができる。
【0024】この光ファイバケーブル100の円環状に
巻取る回数は、布設する長さにより所定回数を予め算出
することができる。この予め求められた巻取回数に達す
ると光ファイバケーブル100を切断し、この切断した
端末部分を図4(A)に示すように矢印方向へ引き延ば
す。このように引き延ばして図4(B)に示すように既
設の電線200に螺旋状に光ファイバケーブル100を
絡み付けて布設することができることとなる。
【0025】(本発明の他の実施形態)図5は他の実施
形態に係る光ファイバケーブル布設方法の布設動作説明
図である。同図において他の実施形態に係る光ファイバ
ケーブル布設方法は、前記実施形態と同様に既設の電線
200を中心として円環状に光ファイバケーブル100
を巻取り、この巻取られた光ファイバケーブル100の
端末部を牽引部7に固着し、この牽引部7から垂下され
る牽引紐71を地上から作業者が布設終端部に向かって
牽引することにより布設する構成である。
【0026】前記牽引部7は、既設の電線200を跨ぐ
ように滑車72が掛けられ、この滑車の軸支部分に光フ
ァイバケーブル100の端末部分が固着される構成であ
る。このように牽引部7による布設経路間の移動を行う
ことにより、地上からの牽引作業により確実且つ安全な
布設作業が実行できることとなる。また、前記各実施形
態に係る光ファイバケーブル布設方法においては、光フ
ァイバケーブル100を巻取る円環径を一定の大きさと
する構成としたが、光ファイバケーブル100の剛性に
より前記円環径を任意に調整することもできる。この場
合には図2において第2の支持部43を支持ピン45を
支点として回動させ、この第2の支持部43の回動角度
により第1及び第2の保持部21、22の間隔を調整す
ることにより、光ファイバケーブル100の円環状の大
きさを任意に設定することができる。
【0027】このように光ファイバケーブル100の巻
取り円環径を光ファイバケーブル100の剛性に基づい
て設定することにより、既設の電線200へ螺旋状に絡
み付ける引き延ばし作業をより円滑且つ確実に実行でき
ることとなる。また、他の実施形態における光ファイバ
ケーブル布設装置は、係合手段1により巻取回数を演算
する演算部を設け、この演算部の演算結果である巻取回
数を表示部に表示する構成とすることもできる。この演
算部は、巻取る円環状に一周分の長さ、布設する距離及
び螺旋状に巻回すことによる冗長度を考慮して巻取回数
を算出することができる。
【0028】
【発明の効果】本発明においては、光ファイバケーブル
を既設の電線又はケーブルに所定回数巻回させ、この巻
回した光ファイバケーブルの端部を既設の電線又はケー
ブルに沿って移動させて光ファイバケーブルを螺旋状に
布設することにより光ファイバケーブルを支持するメッ
センジャワイヤ等の支持線を別途布設する必要がなくな
り、また光ファイバケーブルの端部を布設最終地点へ単
に引き延ばすだけで簡単に布設作業を実行できるという
効果を奏する。
【0029】また、本発明においては、布設する光ファ
イバケーブルの剛性により既設の電線又はケーブルに巻
回す巻取径の大きさを設定することにより、既設の電線
又はケーブルに沿って巻回した光ファイバケーブルを移
動させる際に巻回した光ファイバケーブル相互が絡み合
って混線することなく確実且つ容易に引き出せることと
なるという効果を有する。
【0030】また、本発明においては、既設の電線又は
ケーブルに係合手段を係合させて巻取手段で保持し、こ
の環状の光ファイバケーブルの一端を持って既設の電線
又はケーブルに沿って引き延ばして螺旋状に布設するこ
とにより、光ファイバケーブルを支持するメッセンジャ
ワイヤ等の支持線を別途布設する必要がなくなり、また
光ファイバケーブルの端部を布設最終地点へ単に引き延
ばすだけで簡単に布設作業を実行できると共に、布設す
る装置を小型化且つ簡略化できる。即ち、布設地点の中
間において障害物が存在する場合にも、このような障害
物上空であっても光ファイバケーブルを確実且つ簡易に
布設できるという効果を有する。
【0031】また、本発明においては、巻取ベルトが二
つの巻取輪に巻架され、この二つの巻取輪に各々二つの
保持部が取付けられ、前記巻取ベルトに固定された固定
部に光ファイバケーブルの一端を固着して回動させるこ
とにより、光ファイバケーブルを略円環状に巻回して二
つの保持部に保持されることとなり、簡略な構成で光フ
ァイバケーブル相互間での絡み付きを確実に防止して布
設動作を実行できるという効果を有する。
【0032】また、本発明においては、布設する光ファ
イバケーブルの剛性により既設の電線又はケーブルに巻
回す巻取径の大きさを設定することにより、既設の電線
又はケーブルに沿って巻回した光ファイバケーブルを移
動させる際に巻回した光ファイバケーブル相互が絡み合
って混線することなく確実且つ容易に引き出せることと
なるという効果を有する。
【0033】さらに、本発明においては、巻取る円環状
の一周分の長さ、布設する距離、螺旋状に巻回すことに
よる冗長度に基づいて巻取回数を算出することから、予
め光ファイバケーブルを巻取る回数を知ることができる
こととなり、光ファイバケーブルの正確な布設が可能と
なるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るの光ファイバケーブル布設装
置の側面図である。
【図2】本実施形態に係るの光ファイバケーブル布設装
置の正面図である。
【図3】図1及び図2記載の光ファイバケーブル布設装
置における動作説明図である。
【図4】図1及び図2記載の光ファイバケーブル布設装
置における布設動作説明図である。
【図5】他の実施形態に係る光ファイバケーブル布設方
法の布設動作説明図である。
【図6】従来の光ファイバケーブル布設方法による光フ
ァイバケーブルの布設方法を示す動作説明図である。
【図7】従来の光ファイバケーブル布設方法により布設
された光ファイバケーブルの布設態様図である。
【符号の説明】
1 係合手段 2 巻回保持手段 3 巻取手段 4 支持構造体 7 牽引部 21 第1の保持部 22 第2の保持部 23 間隔支持部 31 駆動輪 32 従動輪 33 巻取ベルト 34 接着布 35 固定部 36、52 歯車 41 第1の支持部 42 第3の支持部 43 第2の支持部 44 把手部 45 支持ピン 51 駆動軸 53 伝達ベルト 54 駆動ハンドル 71 牽引紐 72 滑車 100 光ファイバケーブル 110 メッセンジャワイヤ 200 電線 500 ラッシングマシン 500a ラッシングワイヤ 510 架渉車 511 支持アーム 512 ケーブルドラム

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既設の電線又はケーブルに沿って光ファ
    イバケーブルを布設する光ファイバケーブル布設方法に
    おいて、 前記既設の電線又はケーブルに光ファイバケーブルを所
    定回数巻回させ、 前記巻回した光ファイバケーブルの端部を既設の電線又
    はケーブルに沿って移動させて光ファイバケーブルを既
    設の電線又はケーブルに沿って螺旋状に布設することを
    特徴とする光ファイバケーブル布設方法。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の光ファイバケーブ
    ル布設方法において、 前記光ファイバケーブルを既設の電線又はケーブルに巻
    回す巻取径を光ファイバケーブルの剛性に基づいて設定
    することを特徴とする光ファイバケーブル布設方法。
  3. 【請求項3】 既設の電線又はケーブルに係合する係合
    手段と、 前記係合手段を中間に位置させて光ファイバケーブルを
    環状に巻取る巻取手段と、 前記巻取手段により巻取られる光ファイバケーブルを巻
    回して保持する巻回保持手段とを備え、 前記巻回保持手段により保持された光ファイバケーブル
    の一端を持って引き延ばし、前記既設の電線又はケーブ
    ルに沿って光ファイバケーブルを螺旋状に布設すること
    を特徴とする光ファイバケーブル布設装置。
  4. 【請求項4】 前記請求項3に記載の光ファイバケーブ
    ル布設装置において、 前記巻回保持手段が前記係合手段の両側に略平行に延出
    する二つの保持部で形成され、 前記巻取手段が前記二つの保持部に回動自在に支持され
    る二つの巻取輪を備え、当該二つの巻取輪に巻取ベルト
    が巻架され、当該巻取ベルトに固定部が取付けられて当
    該固定部に光ファイバケーブルの一端を固定するように
    形成され、 前記巻取輪を回動させて固定部の固定された光ファイバ
    ケーブルを前記二つの保持部に略円環状に巻回して保持
    することを特徴とする光ファイバケーブル布設装置。
  5. 【請求項5】 前記請求項3又は4に記載の光ファイバ
    ケーブル布設装置において、 前記巻取手段が巻取られる光ファイバケーブルの巻取径
    を光ファイバケーブルの剛性に基づいて任意に変更して
    巻取ることを特徴とする光ファイバケーブル布設装置。
  6. 【請求項6】 前記請求項3ないし5のいづれかに記載
    の光ファイバケーブル布設装置において、 前記巻取手段により巻取られる光ファイバケーブルの巻
    取回数を少なくとも巻取る円環状の一周分の長さ、布設
    する距離及び螺旋状に巻回すことによる冗長度に基づい
    て算出し、当該算出結果により巻取り動作を行うことを
    特徴とする光ファイバケーブル布設装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014121178A (ja) * 2012-12-17 2014-06-30 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 架空光ケーブル布設方法

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JP2014121178A (ja) * 2012-12-17 2014-06-30 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 架空光ケーブル布設方法

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