JP2000346870A - 回転角速度検出装置 - Google Patents

回転角速度検出装置

Info

Publication number
JP2000346870A
JP2000346870A JP15563899A JP15563899A JP2000346870A JP 2000346870 A JP2000346870 A JP 2000346870A JP 15563899 A JP15563899 A JP 15563899A JP 15563899 A JP15563899 A JP 15563899A JP 2000346870 A JP2000346870 A JP 2000346870A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
angular velocity
value
turned
reference signal
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP15563899A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4503113B2 (ja
Inventor
Hiroyuki Sato
裕幸 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Faurecia Clarion Electronics Co Ltd
Original Assignee
Xanavi Informatics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Xanavi Informatics Corp filed Critical Xanavi Informatics Corp
Priority to JP15563899A priority Critical patent/JP4503113B2/ja
Publication of JP2000346870A publication Critical patent/JP2000346870A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4503113B2 publication Critical patent/JP4503113B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Navigation (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Indicating Or Recording The Presence, Absence, Or Direction Of Movement (AREA)
  • Gyroscopes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えば車両のイグニッションキーのオン直後
においても、精度の高い中点値(基準値)を取得する回
転角速度検出装置を提供すること。 【解決手段】車両に振動ジャイロセンサ11を取り付
け、車両の停止時の振動ジャイロセンサの出力値を取得
して中点値として不揮発メモリ14に格納しておき、次
に、イグニッションキーをオンしてすぐに発進する場合
に、過去に格納した中点値を使用して、車両の回転角速
度を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振動ジャイロセン
サなどを使用した回転角速度検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両位置周辺の道路地図を表示する機
能、出発地から目的地までの推奨経路を演算する機能、
演算された推奨経路に基づいて経路誘導を行う機能など
を兼ね備えたカーナビゲーション装置が知られている。
このカーナビゲーション装置では、車両の現在地を検出
する必要がある。そのために、例えば、車両の進行方位
を検出する方位センサや車速を検出する車速センサやG
PS(Global PositioningSystem)衛星からのGPS信
号を検出するGPSセンサ等を備えている。
【0003】方位センサとして現在各種のセンサが市場
に提供されている。しかし、光ファイバージャイロセン
サなどは性能は高いが価格も高いという問題を有し、一
般のカーナビゲーション装置での使用には不向きであ
る。価格が安く、しかもカーナビゲーション装置での使
用に耐え得る性能を有するものとして振動ジャイロセン
サがあり、現在、カーナビゲーション装置における方位
センサとして最もよく使用されている。
【0004】振動ジャイロセンサは、内部に例えば音叉
型の振動子などを有し、振動ジャイロセンサがある角速
度で回転するときに、その回転角速度を検出するセンサ
である。この振動ジャイロセンサを車両に取り付けるこ
とにより、車両がカーブした道路を走行するときに、そ
の車両の回転角速度を検出する。この検出された回転角
速度を演算することにより、車両の方位の変位を取得す
ることができる。
【0005】振動ジャイロセンサは、回転角速度がゼロ
のとき一定の基準電圧を出力し、この点を中点と言う。
すなわち、この中点を基準にして、回転角速度に応じた
電圧が出力される。例えば、車両が右回りにカーブして
いるときは、中点を基準にプラス方向の電圧が出力さ
れ、車両が左回りにカーブしているときは、中点を基準
にマイナス方向の電圧が出力される。従って、この中点
からの電圧差により車両の回転角速度が検出できる。こ
の中点の値は、車両が一定時間以上停止しているときの
振動ジャイロセンサの出力を取得して常に更新し、その
時々の正確な中点の値を基準にして正確な回転角速度の
検出が行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、振動ジャイロ
センサは電源がオンされた後出力が安定するまで一定時
間(約1秒)を要する。従って、車両のイグニッション
キーをオンして1秒以内に車両を発進するような場合に
は、中点の値が取得できないという問題が生じる。ま
た、中点の値を取得するには、車両が確実に停止してい
る必要があり、車速センサなどから一定時間以上パルス
が来ないことを確認する必要がある。従って、車両のイ
グニッションオン後1秒以上であってもすぐに発進する
ような場合には、振動ジャイロセンサの中点の値が取得
できないという問題が生じる。このような場合に、中点
の値として振動ジャイロセンサのカタログ仕様の値を使
用せざるを得ず、実際の中点の値とは誤差を生じ車両の
正確な回転角速度が検出できないという問題が生じる。
その結果、車両の正確な方位検出ができないという問題
につながる。
【0007】本発明の目的は、例えば車両のイグニッシ
ョンキーのオン直後において、精度の高い中点値(基準
値)を取得する回転角速度検出装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】実施の形態を示す図2を
使用して、括弧内にその対応する要素の符号をつけて本
発明を以下に説明する。請求項1の発明の回転角速度検
出装置は、被測定物に取り付けられ、被測定物が回転し
ているとき回転角速度に応じた信号を出力する回転角速
度計(11)と、被測定物の停止状態を検出する停止状
態検出装置(12、2)と、停止状態検出装置(12、
2)により被測定物が停止状態であると検出されたとき
に回転角速度計(11)より出力された信号を第1の基
準信号として格納する第1の基準信号格納装置(4)
と、第1の基準信号格納装置(4)に第1の基準信号と
して格納される信号を第2の基準信号として格納し、電
源をオフしても格納した信号を消滅させない第2の基準
信号格納装置(14)と、電源をオンした後一度でも停
止状態検出装置(12、2)により停止状態が検出され
たときは、回転角速度計(11)から出力される信号と
第1の基準信号格納装置(4)に格納された第1の基準
信号との差を演算して被対象物の回転角速度を演算し、
電源をオンした後一度も停止状態検出装置(12、2)
により停止状態が検出されないときは、回転角速度計
(11)から出力される信号と第2の基準信号格納装置
(14)に格納された第2の基準信号との差を演算して
被対象物の回転角速度を演算する演算装置(2)とを備
えるものである。請求項2の発明は、請求項1記載の回
転角速度検出装置において、第2の基準信号格納装置
(14)が第2の基準信号を複数格納するようにし、演
算装置(2)を、電源をオンした後一度も停止状態検出
装置(12、2)により停止状態が検出されないとき
は、回転角速度計(11)から出力される信号と複数の
第2の基準信号の平均値との差を演算して被対象物の回
転角速度を演算するようにしたものである。請求項3の
発明は、請求項1または2記載の回転角速度検出装置に
おいて、第2の基準信号格納装置(14)が、電源がオ
ンされた後第1の所定時間内に第1の基準信号として格
納された信号のみを、第2の基準信号として格納するよ
うにしたものである。請求項4の発明は、請求項3記載
の回転角速度検出装置において、第2の基準信号格納装
置(14)が、電源がオフされ第2の所定時間経過した
後に電源がオンされたときのみ、第2の基準信号を格納
するようにしたものである。請求項5の発明は、請求項
1記載の回転角速度検出装置において、演算装置(2)
が、電源がオンされ第1の所定時間経過した後に電源が
オフされ、電源がオフされた後第2の所定時間内に電源
がオンされたときは、第1の所定時間経過後でかつ電源
がオフされる直前に格納された第2の基準信号を使用す
るようにしたものである。請求項6の発明は、請求項1
〜5のいずれか1項に記載の回転角速度検出装置におい
て、第2の基準信号格納装置(14、101)が、第2
の基準信号の取得時の時間帯に基づき所定の複数の時間
帯に分類して格納し、演算装置(2)が、演算をしよう
とする時間帯に対応した時間帯に格納された第2の基準
信号を使用するようにしたものである。請求項7の発明
は、所定の条件で取得した環境温度によって影響を受け
る信号を基準値として所定の演算に使用する装置におけ
る基準値格納・使用方法に適用され、1日の所定時間を
所定の複数の時間帯に分類し、複数の時間帯に対応した
複数の基準値格納領域を設け、該基準値として格納すべ
き信号を時間帯情報とともに取得し、取得した信号を取
得時の時間帯に対応する基準値格納領域に格納し、所定
の演算に該基準値を使用するとき、使用時の時間帯に対
応した基準値格納領域に格納された信号を使用するよう
にしたものである。
【0009】なお、上記課題を解決するための手段およ
び作用の項では、分かりやすく説明するため実施の形態
の図と対応づけたが、これにより本発明が実施の形態に
限定されるものではない。
【0010】
【発明の実施の形態】−第1の実施形態− 図1は、本発明の回転角速度検出装置を使用したカーナ
ビゲーション装置のブロック図である。このカーナビゲ
ーション装置は車両に搭載されて使用される。図1にお
いて、1は車両の現在地を検出する現在地検出装置であ
り、例えば車両の進行方位を検出する方位センサや車速
を検出する車速センサやGPS(GlobalPositioning Sy
stem)衛星からのGPS信号を検出するGPSセンサ等
から成る。
【0011】2は装置全体を制御する制御回路であり、
マイクロプロセッサおよびその周辺回路から成る。3は
車両の目的地等を入力する入力装置、4は現在地検出装
置1によって検出された車両位置情報等を格納するDR
AM、5は表示装置6に表示するための画像データを格
納する画像メモリであり、画像メモリ5に格納された画
像データは適宜読み出されて表示装置6に表示される。
7は制御回路2が演算した推奨経路上のノード情報やリ
ンク情報等を格納するSRAMである。
【0012】8は、道路地図表示、経路探索、経路誘導
等を行うための種々のデータを格納する地図データベー
ス装置であり、例えばCD−ROM装置やDVD装置な
どで構成される。地図データベース装置8には、道路形
状や道路種別に関する情報などから成る地図表示用デー
タと、交差点の名称などから成る経路誘導データと、道
路形状とは直接関係しない分岐情報などから成る経路探
索用データとが格納されている。地図表示用データは主
に表示装置6に道路地図を表示する際に用いられ、経路
探索用データは主に推奨経路を演算する際に用いられ、
経路誘導データは演算された推奨経路に基づき運転者等
に推奨経路を誘導する際に用いられる。
【0013】図2は、図1のカーナビゲーション装置か
ら本願発明の回転角速度検出装置の部分を抜き出したブ
ロック図である。11は方位センサとして働く振動ジャ
イロセンサであり、車両の所定の位置にしっかりと固定
して取り付けられる。振動ジャイロセンサ11は、車両
が旋回走行するときの回転角速度を検出し、対応する電
圧信号を出力する。12は車速センサであり、例えば、
車両のトランスミッション出力軸に取り付けられ、車速
に応じてパルスが出力される。例えば、タイヤ1回転あ
たりに2パルスを出力する2パルス系の車速センサや、
8パルスを出力する8パルス系の車速センサがある。車
速センサ12から所定時間パルスが来ない場合を車両が
停止していると判断する。この所定時間は、車速センサ
12の種類や車両の種類によって幅があるが、本実施の
形態では例えば3秒とする。
【0014】13は、GPSセンサであり、GPS衛星
からGPS信号を受信し、制御回路2に送信する。14
は、電源をオフしても内容が消えない不揮発メモリであ
り(図1では不図示)、後述する基準信号値(中点の
値)を記憶する。不揮発メモリ14は、カーナビゲーシ
ョン装置にハードディスク装置がある場合には、このハ
ードディスク装置としてもよい。15はバッテリーバッ
クアップされたタイマーであり(図1では不図示)、時
刻(カレンダー)の算出、経過時間のカウント等に使用
される。DRAM4は、後述する中点値などの格納に使
用されるが、電源がオフされるとその内容は消去され
る。制御回路2は、カーナビゲーション装置全体の制御
を行うとともに、回転角速度検出装置としての各種の演
算および制御を行う。
【0015】第1の実施の形態では、車両のイグニッシ
ョンキーがオンされると、上述の振動ジャイロセンサ1
1、車速センサ12、GPSセンサ13、不揮発メモリ
14、制御回路2等に電源が供給されそれらの作動を開
始し、イグニッションキーがオフされると電源の供給が
オフされ作動を終了する。
【0016】図3は、振動ジャイロ11の特性を表した
図である。振動ジャイロ11が所定の方向に取り付けら
れた状態で回転運動をした場合の出力特性図である。回
転角速度0°/secの場合Vref電圧を出力する。
このVref電圧を出力するポイントを振動ジャイロセ
ンサ11の中点と言う。右回りに回転する場合には、こ
の中点の値(Vref)よりも大きな値が回転角速度に
比例して出力され、左回りに回転する場合には、中点の
値(Vref)よりも小さな値が回転角速度に比例して
出力される。この中点のVref値は、振動ジャイロ1
1の使用環境温度の変化、あるいは自己の発熱による温
度変化などにより変動するという特性を有する。
【0017】従って、カーナビゲーション装置の使用中
は、例えば、車両が信号機で3秒以上停止したときなど
において、振動ジャイロセンサ11の出力を取得して、
その値を中点の値(Vref)とみなして格納し、常に
最新の使用環境に合った中点の値を取得し保持してい
る。しかし、車両のイグニッションキーをオンしてすぐ
に発進する場合などに問題が生じる。振動ジャイロセン
サ11は、電源が供給された後出力が安定するまで約1
秒かかる。従って、イグニッションキーをオンした後約
1秒間は振動ジャイロセンサ11の出力を取得すること
ができない。この1秒間の間に車両を発進させる場合も
想定できる。そうすると、その後は車両の停止を確認す
るために少なくとも3秒間必要となる。従って、車両の
イグニッションキーのオン後3秒以内に発進するような
場合には、振動ジャイロセンサ11の正確な中点の値が
取得できず、精度の高い回転角速度を検出することがで
きない。その結果、正確な車両の方位が取得できなくな
る。第1の実施の形態は、この問題を以下のように解決
している。
【0018】図4は、振動ジャイロセンサ11を使用し
て回転角速度を検出し、検出した回転角速度に基づき車
両の方位を検出する制御フローチャートである。本ルー
チンは制御回路2において実行される。本ルーチンはマ
ルチタスクにより処理され、イグニッションキーのオン
により電源が供給された後、例えば100msごとに起
動される。すなわち、100ms毎に振動ジャイロセン
サ11から回転角速度を取得して現在の方位に加算し新
たな方位を取得する。
【0019】ステップS1で、振動ジャイロセンサ11
の出力を取得する。振動ジャイロセンサ11の出力はア
ナログ電圧であるが、制御回路2の不図示のA/Dコン
バータによりデジタル値に変換される。ステップS2
で、後述する中点値更新ルーチンを実行して必要に応じ
て振動ジャイロセンサ11の中点値を更新する。ステッ
プS3で、後述する回転角速度検出ルーチンを実行して
車両の回転角速度AV(°/sec)を取得する。ステ
ップS4で、検出された回転角速度AVに基づき車両の
方位を演算する。例えば、真東の方角を0°として決め
られる車両方位をX°とし、X=X−AV/10を演算
する。図4の処理は100ms毎に実行されるので、回
転角速度AVを1/10かつ−1を掛けた値を加算す
る。−1を掛けるのは、回転角速度AVは右回りで正の
値が出力されるが、車両方位X°は左回りを正の値とし
ているためである。従って、車両方位+90°あるいは
−270°は北の方位を示し、±180°は西の方位を
示し、−90°あるいは+270°は南の方位を示す。
得られた車両方位Xが負の値の場合は、適宜正の値(0
°〜359.9°)に換算してその後の制御に使用す
る。なお、車両方位の初期値は、ユーザがマニュアルで
設定するかGPS信号のGPS方位情報により設定され
る。また、その後の誤差の補正はGPS方位情報か道路
方位あるいはその両方に基づいてなされる。
【0020】図5は、図4のステップS2の中点値更新
ルーチンを示すフローチャートである。ステップS11
で、車両が停止中であるかどうかを判断する。車両が停
止中であるとは、車速センサ12から3秒以上パルスが
来ていないことを言う。ステップS11で車両が停止中
であると判断すると、ステップS12に進む。ステップ
S12では、1.5秒前に実行された図4のステップS
1で取得された振動ジャイロセンサ11の出力値をDR
AM4に格納する。1.5秒前に取得されたデータを格
納する理由は、ステップS12では、3秒間パルスが来
ていないことが判断された直後であり、パルスは来てい
ないが車両が動き始めたことも想定できる。この場合
に、直前のステップS4で取得された値は採用できない
からである。3秒の真ん中である1.5秒前に取得され
た振動ジャイロセンサ11の出力値であると、車両が確
実に停止しているときの振動ジャイロセンサ11の出力
値である。
【0021】DRAM4には、電源オン後中点値が一度
も更新されていない場合、初期値として特定の値(例え
ば16進数FFFF)が格納されている。このDRAM
4は、ステップS12の実行により最新の中点値に更新
される。従って、後述するように、DRAM4の値が上
記の特定の値であれば、イグニッションキーのオン後
(電源のオン後)一度も車両の停止を検出していないと
して判断できる。
【0022】次にステップS13に進み、振動ジャイロ
センサ11の出力値を不揮発メモリ14にも格納する。
不揮発メモリ14は合計10個のデータを格納すること
が可能なリングバッファーであり、10個のデータを格
納するまでは順次データを格納し、10個を超えると1
個のデータが格納されるごとに最も古いデータが削除さ
れる。この不揮発メモリ14には、初期状態、例えば工
場出荷時に振動ジャイロセンサ11のカタログに記載さ
れた中点の値、すなわち理論値が10個すべて格納され
ている。不揮発メモリ14のデータは、イグニッション
キーがオフされ電源がオフされても消滅せず、後述する
ように、次にイグニッションキーをオンしたときに必要
に応じて使用される。以上により、中点値更新ルーチン
の処理を終了して図4の処理に戻る。
【0023】図6は、回転角速度検出ルーチンの制御を
示すフローチャートである。ステップS21で、イグニ
ッションキーのオン後、車両が一度でも停止状態が検出
されているかどうかを判断する。具体的には、DRAM
4の内容が特定の値(例えば16進数FFFF)か、更
新された値になっているかどうかを判断する。例えば、
イグニッションキーをオンして発進した後、信号待ちな
どで車両の停止が3秒以上あったことが判断されると、
そのときの振動ジャイロセンサ11の出力の値がDRA
M4に格納される。その場合は特定の値が書き換えられ
ているため、車両が一度でも停止状態であったことがあ
ると判断する。また、イグニッションキーをオンしてそ
のまま少なくとも3秒経過するまでに発進しない場合も
同様である。このようにして、停止状態として判定され
そのときの振動ジャイロセンサ11の出力値が中点値と
してDRAM4に格納される。
【0024】ステップS21で、車両が一度も停止状態
がなかったと判断するとステップS22に進む。ステッ
プS22では、不揮発メモリ14に格納されているデー
タの平均値を計算し、これを基準中点値としてステップ
S23に進む。一方、ステップS21で車両が一度でも
停止状態があったと判断すると、ステップS25に進
む。ステップS25で、DRAM4の内容を基準中点値
としてステップS23に進む。
【0025】ステップS23では、上記ステップS22
あるいはステップS25で基準中点値とされた値と取得
した振動ジャイロセンサ11の出力値の差を求める。ス
テップS24で、求められた差に一定の係数を掛け回転
角速度AV(°/sec)を求める。振動ジャイロセン
サ11の出力値は電圧値であるため、振動ジャイロセン
サ11の仕様で決められた一定の係数を掛けることによ
り回転角速度に換算できる。取得した振動ジャイロセン
サ11の出力値が基準中点値よりも大きい場合は正の値
が求まり右回りの回転であると判断する。一方、取得し
た振動ジャイロセンサ11の出力値が基準中点値よりも
小さい場合は負の値が求まり左回りの回転であると判断
する。以上により、回転角速度検出ルーチンが終了し図
4の処理に戻る。
【0026】以上の第1の実施の形態の内容を簡単にま
とめる。振動ジャイロセンサ11の中点値は温度によっ
て変動するため、イグニッションキーのオン後でかつ発
進せず3秒経過した時に、振動ジャイロセンサ11の出
力を取得して中点値を更新する。また、走行中には信号
待ちなどの3秒以上の停止時に振動ジャイロセンサ11
の出力を取得して中点値を常に更新する。これにより、
正確な中点値を取得し精度の高い回転角速度を得ること
ができる。その結果、正確な車両の方位を検出すること
が可能である。また、この中点値は不揮発メモリ14に
も格納される。
【0027】イグニッションキーオン後1秒以内にすぐ
に発進するような場合、過去に取得され不揮発メモリ1
4に格納された振動ジャイロセンサ11の中点値を使用
する。このような状況であっても、過去の直近のデータ
を使用するため、精度の高い回転角速度が取得できる。
すなわち、停止状態が一度も判断されず中点値が更新さ
れていない場合に、中点値としてカタログ仕様値を使用
したり、工場出荷時の出荷テストにより設定された値を
使用することに比べ、精度が高くまた季節の変化などの
環境の変化にも対応した正確な中点値が得られる。
【0028】なお、第1の実施の形態でも、過去に取得
された中点値の初期値としてはカタログ仕様値が格納さ
れているが、一度でも中点値が更新されるとこのデータ
は使用されることはない。例えば、カーナビゲーション
装置を車両に設置後一度でもテスト走行をすれば中点値
は更新されるため、その後はカタログ値が使用されるこ
とはない。
【0029】−第2の実施の形態− 第1の実施の形態では、イグニッションキーのオン後す
ぐに発進するような場合に、過去の中点値として直近に
格納された10個のデータの平均値を基準中点値として
使用するようにした。通常、イグニッションキーのオン
後すぐに発進するような場合は、振動ジャイロセンサ1
1などは暖まっていない状態である。しかし、過去の直
近に格納されたときは、振動ジャイロセンサ11などは
逆に十分に暖まった状態でデータが取得されている場合
が多い。従って、データ取得時の条件とそのデータ使用
時の条件とが一致しないため、誤差が生じるおそれがあ
る。第2の実施の形態は、この問題を改善するものであ
る。
【0030】第2の実施の形態におけるカーナビゲーシ
ョン装置は、第1の実施の形態の図5の中点値更新ルー
チンを除き共通する。従って、共通する部分の説明は省
略し、以下にこの異なる中点値更新ルーチンについて説
明をする。
【0031】図7は、第2の実施の形態における中点値
更新ルーチンのフローチャートを示す。図7のフローチ
ャートは、第1の実施の形態の図5のフローチャートと
はステップS31が挿入されているのみ異なる。第1の
実施の形態と同様に、ステップS11で車両が停止中で
あると判断し、ステップS12でDRAM4の中点値が
更新された後、次にステップS31に進む。ステップS
31では、イグニッションキーがオンされた後10分以
内かどうかを判断する。10分以内までは、イグニッシ
ョンキーのオン直後と温度上昇などの条件が同等である
とみなせるからである。10分以内であると判断する
と、ステップS13に進み、第1の実施の形態と同様に
不揮発メモリ14の内容を更新する。
【0032】以上のようにして、第2の実施の形態で
は、不揮発メモリ14に格納する振動ジャイロセンサ1
1の中点値は、イグニッションキーオン後10分以内に
取得されたもののみである。従って、イグニッションキ
ーオン直後に発進した場合に使用する過去の振動ジャイ
ロセンサ11の中点値は、温度上昇など使用時と同じよ
うな条件で取得されたものである。すなわち、イグニッ
ションキーオン後3秒以内に発進した場合に使用する中
点値は、過去においてあまり暖まっていないときに取得
された中点値を使用する。この結果、第1の実施の形態
よりも、より精度の高い回転角速度が検出できる。
【0033】−第3の実施の形態− 第2の実施の形態では、イグニッションキーのオン直後
は振動ジャイロセンサ11自体十分に暖まっていないこ
とを前提にしたものである。しかし、イグニッションキ
ーのオン後十分に時間が経過した後にイグニッションキ
ーをオフし、その後すぐにイグニッションキーをオンし
てかつすぐに発進したときは、振動ジャイロセンサ11
は逆に十分に暖まった状態である。このような場合に
は、第2の実施の形態では問題が生じる。第3の実施の
形態は、この問題を改善するものである。
【0034】第3の実施の形態におけるカーナビゲーシ
ョン装置は、第1の実施の形態の図5の中点値更新ルー
チンおよび図6の回転角速度検出ルーチンを除き共通す
る。従って、共通する部分の説明は省略し、以下異なる
これらのルーチンについて説明をする。
【0035】図8は、第3の実施の形態における中点値
更新ルーチンのフローチャートを示す。図8のフローチ
ャートは、第1の実施の形態の図5のフローチャートと
ステップS11、S12が共通し、ステップS41〜S
45が異なる。第1の実施の形態と同様に、ステップS
11で車両が停止中であると判断し、ステップS12で
DRAM4の中点値を更新した後、次にステップS41
に進む。ステップS41では、DRAM4に格納された
中点値を不揮発メモリ14の領域Aにも格納する。この
不揮発メモリ14の領域Aはデータ1個分のみである。
【0036】次にステップS42に進み、前回のイグニ
ッションキーのオンからオフまでの時間が15分以上か
どうかを判断する。イグニッションキーのオンからオフ
までの時間が15分以上であるということは、振動ジャ
イロセンサ11が十分長い時間動作し十分に暖まった状
態で電源がオフされたことを意味する。ステップS42
で、前回のイグニッションキーのオンからオフまでの時
間が15分以上であると判断するとステップS43に進
む。ステップS43では、前回のイグニッションキーの
オフから今回のイグニッションキーのオンまでの時間が
30分以上かどうかを判断する。前回のイグニッション
キーのオフから今回のイグニッションキーのオンまでの
時間が30分以上ということは、ステップS42で十分
に暖まった状態であると判断しても、振動ジャイロセン
サ11の電源オフの時間が長く、振動ジャイロセンサ1
1は十分に冷えていること意味する。ステップS43で
30分以上と判断すると、次にステップS44に進む。
【0037】一方、ステップS42で、前回のイグニッ
ションキーのオンからオフまでの時間が15分未満であ
ると判断すると、ステップS44に進む。すなわち、こ
の場合は振動ジャイロセンサ11は暖まっていないと判
断できるからである。
【0038】ステップS44では、イグニッションキー
がオンされた後10分以内かどうかを判断する。10分
以内までは、イグニッションキーのオン直後と温度上昇
などがほぼ同等の条件であるとみなせるからである。1
0分以内であると判断するとステップS45に進み、不
揮発メモリ14の領域Bの内容を更新する。ステップS
45で格納される不揮発メモリ14の領域Bは第1の実
施の形態の図7のステップS13で格納される不揮発メ
モリ14と同様の構成である。
【0039】ステップS44で、10分を越している判
断すると、ステップS45に進まず本ルーチンを終了す
る。また、ステップS43で、前回のイグニッションキ
ーのオフから今回のイグニッションキーのオンまでの時
間が30分未満であると判断すると、振動ジャイロセン
サ11は十分に冷えていないと判断して、本ルーチンを
終了する。
【0040】以上により、不揮発メモリ14の領域Aに
は、イグニッションキーオフの直前のデータが格納さ
れ、不揮発メモリ14の領域Bには、振動ジャイロセン
サ11が冷えた状態でイグニッションキーがオンされた
後10分以内のデータが格納される。
【0041】図9は、第3の実施の形態の回転角速度検
出ルーチンの制御を示すフローチャートである。図6の
第1の実施の形態のフローチャートとは、ステップS2
1〜S25と共通するが、新たにステップS51〜S5
3が追加されている点が異なる。ステップS21で、車
両が一度も停止状態がなかったと判断するとステップS
51に進む。ステップS51では、前回のイグニッショ
ンキーのオンからオフまでの時間が15分以上かどうか
を判断する。イグニッションキーのオンからオフまでの
時間が15分以上であるということは、振動ジャイロセ
ンサ11が十分長い時間動作し十分に暖まった状態で電
源がオフされたことを意味する。
【0042】ステップS51で、前回のイグニッション
キーのオンからオフまでの時間が15分以上であると判
断するとステップS52に進む。ステップS52では、
前回のイグニッションキーのオフから今回のイグニッシ
ョンキーのオンまでの時間が30分以上かどうかを判断
する。前回のイグニッションキーのオフから今回のイグ
ニッションキーのオンまでの時間が30分未満というこ
とは、振動ジャイロセンサ11の電源オフの時間が長く
なく、振動ジャイロセンサ11自体あまり冷えていない
ことを意味する。
【0043】ステップS52で、前回のイグニッション
キーのオフから今回のイグニッションキーのオンまでの
時間が30分未満であると判断するとステップS53に
進む。ステップS53では、不揮発メモリ14の領域A
に格納された中点値を基準中点値とし、ステップS23
に進む。すなわち、振動ジャイロセンサ11が十分に冷
めていないときは、前回のイグニッションキーのオフ直
前に格納された中点値を使用する。
【0044】一方、ステップS51で、前回のイグニッ
ションキーのオンからオフまでの時間が15分未満であ
ると判断するとステップS22に進む。また、ステップ
S52で、前回のイグニッションキーのオフから今回の
イグニッションキーのオンまでの時間が30分以上であ
ると判断すると同様にステップS22に進む。すなわ
ち、これらの場合は振動ジャイロセンサ11は十分に暖
まっておらず冷えていると判断した場合である。従っ
て、ステップS22で、イグニッションキーのオン後1
0分以内に格納されたデータが使用される。すなわち、
不揮発メモリ14の領域Bに格納されているデータの平
均値を計算し、これを基準中点値としステップS23に
進む。
【0045】一方、第1の実施の形態の図6と同様に、
ステップS21で車両が一度でも停止状態があったと判
断すると、ステップS25に進む。ステップS25で、
DRAM4の内容を基準中点値としてステップS23に
進む。ステップS23およびS24の処理は、第1の実
施の形態の図6と同様であるので説明を省略する。
【0046】なお、第3の実施の形態では、イグニッシ
ョンキーがオンされて30秒以内にイグニッションキー
がオフされた場合は、このイグニッションキーのオンは
ノイズと判断し無視する。すなわち、ステップS52に
おいて、イグニッションキーのオフからオンが30分以
上かどうかの判断では、30分以内に上記の30秒以内
のオンオフがあっても無視をしてオフである時間のカウ
ントを継続する。
【0047】また、第3の実施の形態では、時間のカウ
ントを行うには年月日および時刻(カレンダー)をバッ
テリバックアップされたタイマー15から取得して行う
例で説明をした。しかし、GPS衛星からの時刻情報を
使用することもできる。あるいは、GPS衛星からの時
刻情報とタイマー15を併用することも可能である。
【0048】以上のようにして、第3の実施の形態で
は、振動ジャイロセンサ11が十分に冷えていると判断
した場合のイグニッションキーオン後10分以内の中点
値と、イグニッションキーオフ直前の中点値を両方格納
するようにしている。これにより、十分に暖まった状態
でイグニッションキーがオフされ、すぐにオンされた場
合は上記の直前の中点値を使用するようにして、精度の
高い回転角速度が検出できる。振動ジャイロセンサ11
が十分に冷えている状態でイグニッションキーがオンさ
れて車両をすぐに発進する場合は、十分に冷えた状態で
イグニッションキーオン後10分以内に取得されたデー
タが使用される。これにより、中点値の取得時と使用時
の条件が、第2の実施の形態に比べてより一層近づくた
め、より精度の高い回転角速度検出ができる。また、温
度条件を近づけさせるために温度センサを設けて温度を
検出する必要もなく、ソフトウェアの処理のみで対応で
きる。
【0049】なお、ステップS51の判定時間15分お
よびステップS52の判定時間30分の値は、これらの
値に限定する必要はない。最も適した値を実験や経験則
により決定すればよい。
【0050】−第4の実施形態− 第1〜3の実施の形態では、不揮発メモリ14に10個
のリングバッファーを持たせ、イグニッションキーオン
直後に使用する中点値をそこに格納して基準中点値とし
て使用している。特に、第2の実施の形態や第3の実施
の形態では、十分に冷えた状態の振動ジャイロセンサ1
1に対して、電源が供給されて10分以内に取得された
ものをこの10個のデータ領域のリングバッファーに格
納するようにしている。しかし、振動ジャイロセンサ1
1が十分に冷えた状態とは、周りの環境温度に影響され
る。すなわち、夜間と日中では振動ジャイロセンサ11
の雰囲気温度に差が生じ、振動ジャイロセンサ11の電
源オン後の10分以内の中点値に誤差が生じる。そこ
で、第4の実施の形態は、この中点値格納方法に改善を
加えたものである。
【0051】中点値の格納方法以外は、第2の実施の形
態と同じであるのでその説明を省略する。図10は、第
2の実施の形態の図7のステップS13において、振動
ジャイロセンサ11の出力値を不揮発メモリ14に格納
するときの、不揮発メモリ14内のテーブル101を示
す図である。テーブル101は、0時〜23時の24の
時間帯に分類され、各時間帯には4個までデータが格納
できるようになっている。初期値としては、振動ジャイ
ロセンサ11の中点値のカタログ値がすべて書き込まれ
ている。そして、図7のステップS13で、イグニッシ
ョンキーオン後10分以内の振動ジャイロセンサ11の
出力値を格納するとき、1回目は、NO.1の列のすべ
ての時間帯に同じデータを書き込む。次に取得された場
合は、NO.2の列のすべての時間帯に同じデータを書
き込む。これを4回まで繰り返す。5回目以降は、デー
タ取得時の時間帯に対応した領域に、最も古いデータを
削除しながら更新をしていく。
【0052】第2の実施の形態で処理される図6のステ
ップS22でこのテーブル101に格納されたデータを
使用する。このとき、処理時の時刻を取得しその時刻に
対応した時間帯のデータを使用する。第2の実施の形態
では、10個の平均値を計算しているが、第4の実施の
形態では、テーブル101に示す通り4個のデータの平
均値を計算して使用する。
【0053】このようにして、第4の実施の形態では、
振動ジャイロセンサ11の中点値の取得時の時間帯とそ
のデータの使用時の時間帯を合わせるようにしたので、
時間帯によって変化する環境の影響を削減することがで
き、正確な回転角速度の検出ができる。なお、この内容
は、回転角速度を検出するときのみならず、所定の条件
で取得した信号が環境温度によって影響を受ける場合
に、その信号を基準値として所定の演算に使用するすべ
ての装置において適用できる。
【0054】−第5の実施の形態− 第5の実施の形態におけるカーナビゲーション装置は、
以下に説明する図11の処理が追加されることを除き、
第1の実施の形態と共通する。従って、共通する部分の
説明は省略し、以下追加するルーチンについて説明をす
る。
【0055】第1の実施の形態では、図5の中点値更新
ルーチンのステップS12で、車両の停止が判断された
ときに取得された振動ジャイロセンサ11の出力値を中
点値としてDRAM4に格納する。しかし、第5の実施
の形態では、図11の直進判定ルーチンで車両が直進し
ていると判断した場合もDRAM4の内容を更新するよ
うにしたものである。
【0056】図11は、直進判定ルーチンである。この
ルーチンは、図4のステップS2とS3の間に挿入され
て実行される。従って、100ms毎に実行される。ま
ずステップS61では、図4のステップS1で取得され
た振動ジャイロセンサ11の出力をDRAM4の領域C
に格納する。この場合、DRAM4の領域Cには、10
個のデータ領域が確保され順次格納され、10個を越す
と最も古いデータを削除して格納される。すなわち、最
新の10個の振動ジャイロセンサ11の出力値が格納さ
れる。
【0057】次にステップS62に進み、領域Cに格納
されたデータ(振動ジャイロセンサ11の出力値)が1
0個になったかどうかを判断する。本ルーチンでは、1
00ms毎に格納された10個のデータに変化がない場
合を直進と判断するため、データが10個取得されてい
ない場合は、まだ直進判断をしないで本ルーチンを終了
する。ステップS62でデータが10個取得されている
と判断すると、ステップS63に進む。ステップS63
では、それぞれのデータの差が所定値以下かどうか判断
する。差を見る場合いろいろな組み合わせが考えられる
が、本実施の形態では、最も古いデータを基準に残りの
9個のデータとの差をそれぞれ求め所定値以下か判断す
る。この所定値は、車両が直進と見なし得る値を実験等
で予め決定しておく。
【0058】ステップS63で、すべての差が所定値以
下であると判断するとステップS64に進む。ステップ
S64では、10個のデータの平均値を中点値としてD
RAM4の領域Dに格納し、本ルーチンを終了する。第
5の実施の形態における中点値更新ルーチンは第1の実
施の形態の図5と同じであるので説明を省略するが、D
RAM4の領域Dは、この第1の実施の形態の図5のス
テップS12におけるDRAM4の領域と同じデータ領
域である。すなわち、第5の実施の形態では、DRAM
4の領域Dは、車速センサ12により車両が停止してい
ると判断した場合(図5、ステップS12)および車両
が上記により直進していると判断した場合(図11、ス
テップS64)の両方において、振動ジャイロセンサ1
1の中点値としてのデータが更新される。
【0059】以上のようにして、第5の実施の形態で
は、車両の停止状態のみならず、車両が直進していると
判断した場合も、そのときの振動ジャイロセンサ11の
出力値を中点値として格納する。これにより、高速道路
などを走行していて停止するようなことがない場合も最
新の中点値に更新でき、精度の高い回転角速度を検出す
ることができる。また、イグニッションキーオン後すぐ
に発進した場合も、直進が判断されて中点値が更新され
ると、過去の中点値のデータを使用する必要がなく、精
度の高い回転角速度を検出することができる。
【0060】なお、この車両の直進状態と判断した内容
には、1秒間の車両の停止状態も含まれる。しかし、1
秒間の車両停止状態を判断してDRAM4の中点値を更
新しても何ら支障はない。また、一定回転角速度で回転
し続ける場合も本実施の形態では直進と判断されるが、
そのように一定回転角速度回転し続けることは実際上あ
まりあり得ないという前提で本発明は適用される。
【0061】−第6の実施の形態−第6の実施の形態に
おけるカーナビゲーション装置は、以下に説明する図1
2の処理が追加されることを除き、第1の実施の形態と
共通する。従って、共通する部分の説明は省略し、以下
追加するルーチンについて説明をする。
【0062】第1の実施の形態では、図5の中点値更新
ルーチンのステップS12で、車両の停止が判断された
ときに取得された振動ジャイロセンサ11の出力値を中
点値としてDRAM4に格納する。しかし、第6の実施
の形態では、図12の直進判定ルーチンで車両が直進し
ていると判断した場合もDRAM4の内容を更新するよ
うにしたものである。
【0063】図12は、GPS信号を使用した直進判定
ルーチンである。このルーチンは、図4のステップS2
とS3の間に挿入されて実行される。図4のルーチンは
100ms毎に実行されるので、本ルーチンも100m
s毎に実行される。まずステップS71では、図4のス
テップS1で取得された振動ジャイロセンサ11の出力
をDRAM4の領域Eに格納する。この場合、DRAM
4の領域Eには、60個のデータ領域が確保され順次格
納され、60個を越すと最も古いデータを削除して格納
される。すなわち、過去6秒間の最新の60個の振動ジ
ャイロセンサ11の出力値が格納される。
【0064】次にステップS72に進み、GPS信号か
ら方位情報を取得しDRAM4の領域Fに格納する。G
PS信号はGPS衛星から送信され、それをGPSセン
サ15が受信し制御回路2に送信する。制御回路2はそ
の中から方位情報を抽出する。GPS信号は約1秒ごと
に受信される。領域Fには6個のデータ領域が確保さ
れ、1秒ごとのGPS信号の方位情報が格納される。す
なわち、過去6秒間の最新のGPS方位情報が格納され
る。
【0065】次に、ステップS73で、過去6秒間のG
PS方位情報が第1の直進基準値以下かどうかを判断す
る。GPS方位情報は、真東の方位を0°として反時計
方向すなわち左回りの回転方向を正の値とした角度で示
されている。DRAM4の領域F内の最も古いデータを
基準に残りの5個のデータとの差をそれぞれ求め第1の
直進基準値以下か判断する。この基準値は、車両が実質
的に直進と見なし得る最適な値を実験等で予め決定して
おく。例えば3°とする。もちろん、この値より小さい
値にしてもよい。これにより、GPS方位情報により車
両が直進しているかどうかを判断する。
【0066】ステップS73で、差が第1の直進基準値
以下、すなわち車両がGPS方位情報により直進してい
ると判断するとステップS74に進む。ステップS74
では、DRAM4の領域Eに格納された過去6秒間の振
動ジャイロセンサ11の出力値の時間的に隣り合って取
得されたそれぞれの出力値の差、およびその差の累積値
が第2の直進基準値以下かどうかを判断する。第2の直
進基準値は、隣り合う出力値の差分用の基準値と累積値
用の基準値の2種類の基準値を含む。ステップS74
で、振動ジャイロセンサ11の過去6秒間の出力値が第
2の基準値を超えていると判断するとステップS75に
進む。ステップS75で、電源オン後すなわちイグニッ
ションキーオン後30分以内かどうかを判断する。
【0067】なお、ステップS73およびS74におい
て、格納されたデータに基づきその差分等が直進基準値
以下かどうかを判断し、車両が直進しているかどうかを
検出しているが、その判断の方法は種々の内容が考えら
れる。最も効率のよい方法を実験等で決定すればよい。
【0068】次に、ステップS75において電源オン後
30分以内かどうかを判断する理由を説明する。振動ジ
ャイロセンサ11の中点値は温度によって変化すること
は第1の実施の形態でも説明した通りである。従って、
車両が実際に直進していて振動ジャイロセンサ11に回
転による加速度が加わっていない場合であっても、電源
オン後しばらくの間は中点値が変化する。その変化もリ
ニアに変化せず、特に、電源オン後あるポイントで急激
に変化する場合もある。しかし、30分も経過すると振
動ジャイロセンサ11は安定し、その中点値は環境が変
化しない限りあまり変化しない。従って、GPS方位情
報で直進であると判断しかつ電源オン後30分以内の場
合は、振動ジャイロセンサ11の出力が変化していて
も、それは上記に説明した内容の中点値の変化であると
みなして後述のステップS76以降の処理をする。
【0069】ステップS75で、電源オン後30分以内
であると判断するとステップS76に進む。ステップS
76では、振動ジャイロセンサ11の過去6秒間の出力
値の平均値を計算し、ステップS77に進む。ステップ
S77では、計算した平均値とすでに格納されている現
在のDRAM4の領域Gの内容との差を求め、その差が
所定値以上かどうか判断する。第6の実施の形態におけ
る中点値更新ルーチンは第1の実施の形態の図5の内容
と同じであるので説明を省略するが、DRAM4の領域
Gは、この第1の実施の形態の図5のステップS12に
おけるDRAM4の領域と同じデータ領域である。ステ
ップS77で所定値以上であると判断するとステップS
78に進み、計算した平均値の値でDRAM4の領域G
の内容を更新する。
【0070】なお、ステップS77で所定値以上かどう
か判断する理由は、例えば、路面のでこぼこや、車線変
更程度などの原因による中点値の小さな変動を無視する
ためである。もし、微妙な変動が振動ジャイロセンサ1
1の微妙な温度変化によるものであれば、いずれ所定値
を越すことが考えられるので問題はない。路面のでこぼ
こや車線変更などは、単発的な原因により振動ジャイロ
センサ11の出力値に影響を与えるものであり、変動が
累積していかないものである。所定値は、GPS方位情
報で直進と判断された状態で、路面のでこぼこや車線変
更などによって生じる程度の変動値が無視できるための
値とし、例えば0.1Vとする。
【0071】以上のようにして、DRAM4の領域Gで
は、車速センサ12により車両が停止していると判断し
た場合(図5、ステップS12)および車両が上記によ
り直進していると判断した場合(図12、ステップS7
6)の両方において、振動ジャイロセンサ11の中点値
としてのデータが更新される。
【0072】一方、ステップS74で、過去6秒間の振
動ジャイロセンサ11の出力値のそれぞれの差および累
積値が第2の直進基準値以下であると判断した場合もス
テップS76に進む。これにより、GPS方位情報によ
り直進していると判断し、かつ振動ジャイロセンサ11
の出力も6秒間変化していないと判断すると、そのとき
に得られた振動ジャイロセンサ11の平均値を中点値と
する。なお、第2の直進基準値は、車両を直進と判断す
る基準において、第1の直進基準値よりも厳しく設定さ
れる。また、ステップS76において、
【0073】ステップS73で、過去6秒間のGPS方
位情報が第1の直進基準値を超えていると判断する場合
は車両が直進していないと判断し処理を終了する。ま
た、ステップS73でGPS方位情報により直進である
と判断しても、ステップS74で振動ジャイロセンサ1
1の出力が変化していると判断し、かつステップS75
で電源オン後30分を超えて経過していると判断する場
合は、振動ジャイロセンサ11の出力値を中点値として
採用することは適切ではないと判断し、処理を終了す
る。
【0074】以上のようにして、第6の実施の形態で
は、GPS方位情報により直進と判断した場合であっ
て、かつ電源オン後30分以内の場合は、振動ジャイロ
センサ11の出力値が変化していても、それを中点値と
みなしてDRAM−C4に格納する。これにより、電源
オン後の変化途上の中点値を正確に取得し、その時点に
おける精度の高い回転角速度検出が可能となる。また、
イグニッションキーオン後すぐに発進し、その後車両の
停止状態が一度も検出されない場合でも、GPS方位情
報で直進と判断したときに中点値を取得し、精度の高い
回転角速度の検出が可能となる。また、高速道路などを
走行していて停止するようなことがない場合でも、最新
の中点値に更新でき、精度の高い回転角速度を検出する
ことができる。
【0075】上記第1〜6の実施の形態では、回転角速
度を検出するセンサとして振動ジャイロセンサを使用す
る例で説明をしたが、本発明はこの内容に限定する必要
はない。例えば、光ファイバジャイロセンサなどにも適
用できる。すなわち、基準信号を基準として、取得信号
と基準信号との差をもって回転角速度を検出するような
すべての回転角速度検出装置に適用できる。
【0076】また、上記第1〜6の実施の形態では、回
転角速度検出装置をカーナビゲーション装置に使用する
例で説明をしたが、本発明はこの内容に限定する必要は
ない。例えば、カメラなどに搭載してカメラの手振れ検
出などに使用する回転角速度検出装置などにも適用でき
る。すなわち、回転角速度を検出するすべての応用に適
用できる。
【0077】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成して
いるので、次のような効果を奏する。請求項1記載の回
転角速度検出装置によれば、電源をオンした後一度も停
止状態検出装置により停止状態が検出されないときであ
っても、電源がオフされても信号を消滅させない第2の
基準信号格納装置に格納された第2の基準信号を使用す
る。これにより、イグニッションキーをオンしてすぐに
発進するような状況でも、過去の電源オン時の直近に取
得された信号を使用することができ、精度の高い回転角
速度が取得できる。請求項2〜5記載の回転角速度検出
装置によれば、より使用時に近い条件の過去のデータの
みを使用するようにしているため、より精度の高い回転
角速度が取得できる。請求項6記載の回転角速度検出装
置によれば、基準信号の取得時の時間帯と基準信号の使
用時の時間帯を合わせるようにしているので、1日の時
間帯によって変化する温度変化などに対応でき、より精
度の高い回転角速度が取得できる。請求項7の基準値格
納・使用方法によれば、請求項5記載の回転角速度検出
装置と同様の効果を奏する。すなわち、所定の条件で取
得した信号が環境温度によって影響を受ける場合に、そ
の信号を基準値として所定の演算に使用するすべての装
置において、1日の時間帯によって変化する温度変化な
どに対応して精度の高い演算が可能となる。請求項8記
載の回転角速度検出装置によれば、被測定物の停止状態
を検出する代わりに、非回転状態を判定する非回転状態
検出装置を備えるようにしている。これにより、例えば
車両の停止状態が検出されなくても、振動ジャイロセン
サの中点値が最新に更新でき、精度の高い回転角速度を
検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の回転角速度検出装置を使用
したカーナビゲーション装置のブロック図である。
【図2】図1のカーナビゲーション装置から回転角速度
検出装置の部分を抜き出したブロック図である。
【図3】振動ジャイロセンサの特性を表した図である。
【図4】振動ジャイロセンサを使用して回転角速度を検
出し、検出した回転角速度に基づき車両の方位を検出す
る制御フローチャートである。
【図5】中点値更新ルーチンのフローチャートである。
【図6】回転角速度検出ルーチンのフローチャートであ
る。
【図7】第2の実施の形態における中点値更新ルーチン
のフローチャートである。
【図8】第3の実施の形態における中点値更新ルーチン
のフローチャートである。
【図9】第3の実施の形態における回転角速度検出ルー
チンのフローチャートである。
【図10】第4の実施の形態における不揮発メモリ内の
テーブルを示す図である。
【図11】第5の実施の形態における直進判定ルーチン
のフローチャートである。
【図12】第6の実施の形態における直進判定ルーチン
のフローチャートである。
【符号の説明】
1 現在地検出装置 2 制御回路 3 入力装置 4 DRAM 5 画像メモリ 6 表示装置 7 SRAM 8 地図データベース装置 11 振動ジャイロセンサ 12 車速センサ 13 GPSセンサ 14 不揮発メモリ 15 タイマー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01P 13/00 G01P 13/00 B G08G 1/0969 G08G 1/0969 Fターム(参考) 2F029 AA02 AB01 AB07 AB09 AC01 AC02 AC04 2F034 AA16 BA10 2F105 AA02 BB01 BB09 BB20 5H180 AA01 BB13 BB15 FF04 FF05 FF22 FF27 FF32 9A001 BB06 BZ03 JJ77 JZ01 JZ11 JZ78 KK14

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被測定物に取り付けられ、被測定物が回転
    しているとき回転角速度に応じた信号を出力する回転角
    速度計と、 被測定物の停止状態を検出する停止状態検出装置と、 前記停止状態検出装置により被測定物が停止状態である
    と検出されたときに前記回転角速度計より出力された信
    号を第1の基準信号として格納する第1の基準信号格納
    装置と、 前記第1の基準信号格納装置に前記第1の基準信号とし
    て格納される信号を第2の基準信号として格納し、電源
    をオフしても格納した信号を消滅させない第2の基準信
    号格納装置と、 前記電源をオンした後一度でも前記停止状態検出装置に
    より停止状態が検出されたときは、前記回転角速度計か
    ら出力される前記信号と前記第1の基準信号格納装置に
    格納された前記第1の基準信号との差を演算して前記被
    対象物の回転角速度を演算し、前記電源をオンした後一
    度も前記停止状態検出装置により停止状態が検出されな
    いときは、前記回転角速度計から出力される前記信号と
    前記第2の基準信号格納装置に格納された前記第2の基
    準信号との差を演算して前記被対象物の回転角速度を演
    算する演算装置とを備えることを特徴とする回転角速度
    検出装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の回転角速度検出装置におい
    て、 前記第2の基準信号格納装置は、前記第2の基準信号を
    複数格納し、 前記演算装置は、前記電源をオンした後一度も前記停止
    状態検出装置により停止状態が検出されないときは、前
    記回転角速度計から出力される前記信号と前記複数の第
    2の基準信号の平均値との差を演算して前記被対象物の
    回転角速度を演算することを特徴とする回転角速度検出
    装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の回転角速度検出装
    置において、 前記第2の基準信号格納装置は、前記電源がオンされた
    後第1の所定時間内に前記第1の基準信号として格納さ
    れた信号のみを、前記第2の基準信号として格納するこ
    とを特徴とする回転角速度検出装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の回転角速度検出装置におい
    て、 前記第2の基準信号格納装置は、前記電源がオフされ第
    2の所定時間経過した後に前記電源がオンされたときの
    み、前記第2の基準信号を格納することを特徴とする回
    転角速度検出装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載の回転角速度検出装置におい
    て、 前記演算装置は、前記電源がオンされ第1の所定時間経
    過した後に前記電源がオフされ、前記電源がオフされた
    後第2の所定時間内に前記電源がオンされたときは、前
    記第1の所定時間経過後でかつ前記電源がオフされる直
    前に格納された前記第2の基準信号を使用することを特
    徴とする回転角速度検出装置。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれか1項に記載の回転
    角速度検出装置において、 前記第2の基準信号格納装置は、前記第2の基準信号の
    取得時の時間帯に基づき所定の複数の時間帯に分類して
    格納し、 前記演算装置は、演算をしようとする時間帯に対応した
    時間帯に格納された前記第2の基準信号を使用すること
    を特徴とする回転角速度検出装置。
  7. 【請求項7】所定の条件で取得した環境温度によって影
    響を受ける信号を基準値として所定の演算に使用する装
    置における基準値格納・使用方法は、 1日の所定時間を所定の複数の時間帯に分類し、 前記複数の時間帯に対応した複数の基準値格納領域を設
    け、 該基準値として格納すべき信号を時間帯情報とともに取
    得し、 取得した信号を取得時の時間帯に対応する基準値格納領
    域に格納し、 前記所定の演算に該基準値を使用するとき、使用時の時
    間帯に対応した前記基準値格納領域に格納された信号を
    使用することを特徴とする。
JP15563899A 1999-06-02 1999-06-02 回転角速度検出装置 Expired - Fee Related JP4503113B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15563899A JP4503113B2 (ja) 1999-06-02 1999-06-02 回転角速度検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15563899A JP4503113B2 (ja) 1999-06-02 1999-06-02 回転角速度検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000346870A true JP2000346870A (ja) 2000-12-15
JP4503113B2 JP4503113B2 (ja) 2010-07-14

Family

ID=15610359

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15563899A Expired - Fee Related JP4503113B2 (ja) 1999-06-02 1999-06-02 回転角速度検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4503113B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002365063A (ja) * 2001-06-05 2002-12-18 Denso Corp ナビゲーション装置
JP2005181254A (ja) * 2003-12-24 2005-07-07 Advics:Kk 車両の角速度検出装置
JP2005283386A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Navitime Japan Co Ltd 携帯型ナビゲーション装置
JP2007086012A (ja) * 2005-09-26 2007-04-05 Clarion Co Ltd ナビゲーション装置
JP2007278982A (ja) * 2006-04-11 2007-10-25 Toyota Motor Corp 車両挙動制御装置
JP2009258130A (ja) * 2009-08-05 2009-11-05 Navitime Japan Co Ltd 携帯型ナビゲーション装置
JP2010175286A (ja) * 2009-01-27 2010-08-12 Epson Toyocom Corp 物理量検出装置、物理量検出システム及び物理量検出装置の0点電圧調整方法
JP2010260430A (ja) * 2009-05-01 2010-11-18 Honda Motor Co Ltd センサの基準点補正方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08285621A (ja) * 1995-04-14 1996-11-01 Omron Corp ナビゲーション装置
JPH09318384A (ja) * 1996-05-29 1997-12-12 Fujitsu Ten Ltd 移動検出センサの誤差補正方法
JPH1019585A (ja) * 1996-07-01 1998-01-23 Mitsubishi Electric Corp ロケータ装置
JPH10206453A (ja) * 1997-01-27 1998-08-07 Toyota Motor Corp ヨー角速度検出装置
JPH10307032A (ja) * 1997-05-02 1998-11-17 Pioneer Electron Corp ナビゲーション装置
JPH1194874A (ja) * 1997-09-19 1999-04-09 Honda Motor Co Ltd ヨーレートセンサの較正方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08285621A (ja) * 1995-04-14 1996-11-01 Omron Corp ナビゲーション装置
JPH09318384A (ja) * 1996-05-29 1997-12-12 Fujitsu Ten Ltd 移動検出センサの誤差補正方法
JPH1019585A (ja) * 1996-07-01 1998-01-23 Mitsubishi Electric Corp ロケータ装置
JPH10206453A (ja) * 1997-01-27 1998-08-07 Toyota Motor Corp ヨー角速度検出装置
JPH10307032A (ja) * 1997-05-02 1998-11-17 Pioneer Electron Corp ナビゲーション装置
JPH1194874A (ja) * 1997-09-19 1999-04-09 Honda Motor Co Ltd ヨーレートセンサの較正方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002365063A (ja) * 2001-06-05 2002-12-18 Denso Corp ナビゲーション装置
JP2005181254A (ja) * 2003-12-24 2005-07-07 Advics:Kk 車両の角速度検出装置
JP2005283386A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Navitime Japan Co Ltd 携帯型ナビゲーション装置
JP2007086012A (ja) * 2005-09-26 2007-04-05 Clarion Co Ltd ナビゲーション装置
JP2007278982A (ja) * 2006-04-11 2007-10-25 Toyota Motor Corp 車両挙動制御装置
JP2010175286A (ja) * 2009-01-27 2010-08-12 Epson Toyocom Corp 物理量検出装置、物理量検出システム及び物理量検出装置の0点電圧調整方法
JP2010260430A (ja) * 2009-05-01 2010-11-18 Honda Motor Co Ltd センサの基準点補正方法
JP2009258130A (ja) * 2009-08-05 2009-11-05 Navitime Japan Co Ltd 携帯型ナビゲーション装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4503113B2 (ja) 2010-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6658353B2 (en) Vehicle navigation apparatus providing rapid correction for excessive error in dead reckoning estimates of vehicle travel direction by direct application of position and direction information derived from gps position measurement data
US5898390A (en) Method and apparatus for calibration of a distance sensor in a vehicle navigation system
JP3578512B2 (ja) 現在位置算出装置およびその距離係数補正方法
US5922042A (en) Automatic resumption of route guidance in vehicle navigation system
US6147626A (en) Determination of zero-angular-velocity output level for angular velocity sensor
JPH05157572A (ja) ナビゲーション装置
EP0566391A1 (en) Apparatus for detecting the position of a vehicle
US20070198177A1 (en) Map evaluation system and map evaluation method
JP2008070348A (ja) 車両の精確な測位システム
JP2000346870A (ja) 回転角速度検出装置
JPH10307036A (ja) ナビゲーション装置
JP2000346871A (ja) 回転角速度検出装置
JPH0755480A (ja) ナビゲーション装置
JP4822938B2 (ja) ナビゲーション装置
US20170074900A1 (en) Angular speed sensor correction device and angular speed sensor correction method for correcting outputs from angular speed sensor
JP2003254768A (ja) ナビゲーション装置及びナビゲーション方法
JP3545798B2 (ja) 現在位置算出装置
JPH06147908A (ja) ナビゲーション装置
JPH05187879A (ja) ナビゲーション装置
JP2009115742A (ja) 車両方向検出装置及び方法
JP2002372424A (ja) 位置表示装置及び位置算出方法
JP2007156890A (ja) 無人車輌の初期方位角設定方法
JP5183050B2 (ja) 車載用ナビゲーション装置及びナビゲーション方法
JP3599420B2 (ja) 現在位置算出装置
JPH05187880A (ja) ナビゲーション装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060530

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090602

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090731

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091110

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100107

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20100212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100330

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100421

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4503113

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130430

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140430

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees