JP2000346657A - 車載用ナビゲーション装置 - Google Patents

車載用ナビゲーション装置

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JP2000346657A
JP2000346657A JP15800099A JP15800099A JP2000346657A JP 2000346657 A JP2000346657 A JP 2000346657A JP 15800099 A JP15800099 A JP 15800099A JP 15800099 A JP15800099 A JP 15800099A JP 2000346657 A JP2000346657 A JP 2000346657A
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enlarged view
pedestrian
vehicle
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JP15800099A
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Atsushi Ukai
敦 鵜飼
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既存システムに大きな変更を加えず、ドライ
バに対し交差点における歩行者の存在及び概略位置を通
知して、ドライバが歩行者を見落としてしまうことを防
止する効果を、十分に発揮できる車載用ナビゲーション
装置を提供する。 【解決手段】 自車が交差点に接近したことを検知する
と、その交差点の形状を拡大して表す交差点拡大図をデ
ィスプレイに表示させる、交差点拡大図表示機能を有し
た車載用ナビゲーション装置は、ディスプレイに表示さ
せる交差点拡大図を4つの部分領域24a〜24dに分
割すると共に、その各部分領域24a〜24dのうち
で、現実に歩行者が存在している部分領域を特定し、更
に、ディスプレイに表示される交差点拡大図上におい
て、歩行者が存在すると特定した部分領域の所定位置
に、歩行者マーク26を重ね合わせて表示させる。この
ため、最小限の処理追加で、十分な歩行者見落とし防止
効果が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示装置に交差点
拡大図を表示する機能を有した車載用ナビゲーション装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車載用ナビゲーション装置と
して、自車(即ち、当該装置が搭載された車両)が交差
点に接近したことを検知すると、その接近中の交差点の
形状を拡大して表す交差点拡大図をディスプレイに表示
させる、交差点拡大図表示機能を有したものがある。そ
して、こうした交差点拡大図表示では、10メートル前
後の縮尺で、交差点付近の中央分離帯や細街路等まで表
示可能となっている。
【0003】一方、近年、自車付近における歩行者及び
その位置を検出可能な歩行者検知センサの実用化研究が
進んでおり、また、AHS(Advanced Cruise-Assist H
ighway System )と呼ばれる走行支援道路システムにお
いて、路側から車両側へ路車間通信を介して歩行者の位
置を通知するサービスが、平成14年度から開始される
予定である。このため、車両側で横断歩道上の歩行者の
存在を検出できる様になってきた。
【0004】例えば、特開平9−326096号公報に
は、車両前方を赤外線で撮影した赤外線映像を画像処理
することにより、歩行者を検出する技術が開示されてい
る。また、特開平7−105477号公報には、ドライ
バ(車両運転者)が歩行者を見逃してしまうことを防止
するために、交差点の横断歩道毎に設けられた路側の歩
行者検出装置から送信される歩行者検知信号を受信し
て、車両内部に設置された表示装置に歩行者情報を表示
させる装置が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここで、上記特開平7
−105477号公報に記載の技術を実用化する場合、
歩行者情報を表示させるための専用の表示装置(ディス
プレイ)を、車室内に新規に設けようとすると、その設
置場所の確保が難しく、また、コストの大幅な増加を招
いてしまう。
【0006】そこで、本発明者は、前述したように既存
の車載用ナビゲーション装置が交差点拡大図表示機能を
有していることに着目して、その交差点拡大図上に、歩
行者の存在位置を表示することを考えた。そして、この
ようにすれば、新規の表示装置を追加することなく、ド
ライバに対して交差点における歩行者の存在位置を知ら
せることができ、延いては、ドライバが歩行者を見落と
してしまうことによる交通事故を防止することができ
る。
【0007】しかしながら、この構成を実用化する場
合、以下の問題がある。まず、現行の主な車載用ナビゲ
ーション装置において、表示装置に表示される交差点拡
大図は、ドライバに対して交差点の地理的形状を直感的
に把握させるという観点から、直線や多角形等の描画デ
ータで構成された固定画像となっている。
【0008】このため、自車に設けられた歩行者検知セ
ンサからの信号や、交差点に設けられた歩行者検出装置
からの送信信号によって、交差点に存在する歩行者の位
置情報を得ても、その位置を交差点拡大図上で正確に示
すことは容易でない。そして、交差点拡大図上に歩行者
の位置を正確にマッピングして表示させようとすると、
交差点拡大図の描画データ及び交差点拡大図を表示させ
るための処理を、根本的に変更する必要が生じてしま
う。
【0009】また、ドライバが歩行者を見落としてしま
うことを防止するためには、例えば自車の直進方向や右
折方向に歩行者がいる、といった歩行者の概略位置をド
ライバに知らせてやれば十分であり、仮に、既存のナビ
ゲーション装置における処理内容やデータ構成を大幅に
変更して、交差点拡大図上に歩行者の位置を正確に表示
するように構成したとしても、そのような大規模な変更
に見合った効果は得られない。
【0010】つまり、一般に歩行者は移動しており、ま
た、この種の報知は、例えば自車が直進すれば危険なの
か、右折すれば危険なのか、といったドライバの判断材
料になれば良いからである。そこで、本発明は、既存の
システムに大きな変更を加えることなく、ドライバに対
して交差点における歩行者の存在及びその概略位置を通
知することにより、ドライバが歩行者を見落としてしま
うことを防止する効果を、十分に発揮することができる
車載用ナビゲーション装置を提供することを目的として
いる。
【0011】
【課題を解決するための手段、及び発明の効果】上記目
的を達成するためになされた請求項1に記載の本発明の
車載用ナビゲーション装置では、交差点拡大図表示制御
手段が、自車(当該ナビゲーション装置が搭載された車
両)が交差点に接近したことを検知すると、その接近中
の交差点の形状を拡大して表す交差点拡大図を、表示装
置に表示させる。
【0012】ここで特に、本発明の車載用ナビゲーショ
ン装置において、交差点拡大図表示制御手段により交差
点への接近が検知されると、領域特定手段が、交差点拡
大図表示制御手段により表示される交差点拡大図を複数
の部分領域に分割すると共に、自車の付近に存在する歩
行者の位置情報を取得して、その位置情報に基づき、前
記分割した各部分領域のうちで、それに対応する現実の
領域に歩行者が存在している部分領域を特定する。尚、
領域特定手段は、自車に設けられた歩行者検知センサ
(赤外線カメラや高周波を用いたレーダ等)からの信号
や、交差点に設けられた歩行者検出装置からの送信信号
に基づいて、歩行者の位置情報を取得するように構成す
ることができる。
【0013】そして、重畳表示制御手段が、交差点拡大
図表示制御手段により交差点拡大図が表示される表示装
置の表示領域において、前記領域特定手段により特定さ
れた部分領域に対応する領域内の所定位置に、歩行者の
存在を示す画像を、前記交差点拡大図と重ね合わせて表
示させる。
【0014】つまり、本発明の車載用ナビゲーション装
置では、表示装置に表示される交差点拡大図を複数の部
分領域に分割して、その各部分領域のうち、現実に歩行
者が存在している部分領域を特定し、更に、表示装置に
表示される交差点拡大図上にて、歩行者が存在すると特
定した部分領域の所定位置に、所謂スーパーインポーズ
の手法によって、歩行者の存在を示す画像を重ね合わせ
て表示(重畳表示)させるようにしている。
【0015】このような本発明の車載用ナビゲーション
装置によれば、以下の優れた効果が得られる。 (1)新規の表示装置を追加することなく、ドライバに
対して交差点における歩行者の存在及び歩行者の概略位
置を知らせることができ、ドライバが歩行者を見落とし
てしまうことを防止することができる。
【0016】(2)交差点拡大図を表示するため描画デ
ータ及び交差点拡大図を表示装置に表示させるための処
理(交差点拡大図表示制御手段の処理)を変更すること
なく、上記(1)の効果を得ることができる。 (3)交差点拡大図の各部分領域のうち、歩行者が存在
すると特定した部分領域の所定位置に、歩行者の存在を
示す画像を、交差点拡大図と重ね合わせて表示するよう
にしているため、歩行者の位置を非常に高い精度で検出
する必要が無く、ドライバに対しては、歩行者の見落と
しを防ぐのに必要十分な情報を与えることができる。
【0017】このように、本発明の車載用ナビゲーショ
ン装置によれば、既存のシステムに大きな変更を加える
ことなく、ドライバに対して交差点における歩行者の存
在及びその概略位置を通知して、ドライバが歩行者を見
落としてしまうことを防止する効果を十分に発揮するこ
とができる。
【0018】ところで、領域特定手段は、表示装置に表
示される交差点拡大図を、その交差点拡大図にある各分
岐路を夫々含む部分領域毎に分割するように構成すれ
ば、ドライバに対して、現在接近中の交差点で何れの分
岐路に進むと歩行者が存在するのか、という情報を詳し
く与えることができるようになる。
【0019】但し、このように構成すると、歩行者の存
在を示す画像を交差点拡大図上に重畳表示させるための
処理(領域特定手段及び重畳表示制御手段の処理)が、
複雑化するというデメリットもある。そこで、請求項2
に記載の車載用ナビゲーション装置では、請求項1の車
載用ナビゲーション装置において、領域特定手段は、前
記交差点拡大図を、該交差点拡大図の中心位置で交差す
る2本の線により分割される4つの部分領域であって、
自車の直進方向直前の部分領域と、自車の直進方向前方
の部分領域と、自車の左折方向の部分領域と、自車の右
折方向の部分領域とに分割するようにしている。
【0020】つまり、請求項2の車載用ナビゲーション
装置では、表示装置に表示される交差点拡大図の内容
(延いては、実際に接近している交差点の形状及び分岐
路数等)に拘わらず、その交差点拡大図を、自車の直進
方向直前の領域と、自車の直進方向前方の領域と、自車
の左折方向の領域と、自車の右折方向の領域との、4つ
の部分領域に分割するようにしいる。
【0021】これは、前述したように、ドライバに対し
ては、歩行者の概略位置を知らせてやれば十分であると
いう観点からであり、請求項2に記載の如く構成すれ
ば、より最小限の処理で、十分な歩行者見落とし防止効
果を得ることができる。一方更に、請求項1,2に記載
の車載用ナビゲーション装置において、重畳表示制御手
段が表示させる画像としては、基本的には、どの様な形
状の画像でも良いが、請求項3に記載の如く、人を表す
画像(即ち、人の形状をした画像)であることが望まし
い。
【0022】つまり、表示装置に人を表す画像が表示さ
れれば、ドライバは、歩行者を一層強く意識すると予想
され、ドライバの歩行者に対する注意力をより高めるこ
とができるからである。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明が適用された実施形
態の車載用ナビゲーション装置について、図面を用いて
説明する。まず、図1は、実施形態の車載用ナビゲーシ
ョン装置1のシステム構成を表すブロック図である。
【0024】図1に示すように、本実施形態の車載用ナ
ビゲーション装置1は、道路上の主要な交差点に設けら
れた歩行者検出装置3との間で無線による通信(路車間
通信)を行う路車間通信機5と、自車前方の所定角度範
囲に存在する歩行者及びその位置を検出する歩行者検知
センサ(以下、歩行者センサという)7とを備えてい
る。
【0025】ここで、歩行者検出装置3は、図2(A)
に示すように、交差点でつながる各分岐路に夫々設けら
れた検出部3aと送信部3bとからなる。尚、図2は、
4差路の交差点の場合を例示しており、図2(A)で
は、検出部3aと送信部3bとを1組だけ図示してい
る。
【0026】そして、各検出部3aは、自己が設けられ
た分岐路の横断歩道上に歩行者が存在しているか否かを
検出して、その検出結果である歩行者有無情報を各送信
部3bへ出力する。また、各送信部3bは、交差点にお
ける各分岐路の番号(以下、「分岐No」という)を、
自己が設けられた分岐路を“1”として、以下時計回り
に“2”,“3”,“4”,…といった具合に設定す
る。そして、各送信部3bは、上記の如く設定した分岐
Noと、その分岐Noに該当する検出部3aからの歩行
者有無情報とを、図2(B)の如く対応させた歩行者位
置情報を、自己が設けられた分岐路を走行して交差点に
進入してくる車両Cへ送信する。
【0027】このため、歩行者検出装置3の送信部3b
から送信される歩行者位置情報を受信した車両側では、
その歩行者位置情報に含まれている分岐Noと歩行者有
無情報から、交差点のどの位置に歩行者が存在するのか
を判別することができる。一方、歩行者センサ7は、自
車前方の所定角度範囲を撮影する赤外線カメラを主要部
としており、該赤外線カメラで撮影された映像に基づ
き、自車前方の所定角度範囲に存在する歩行者及びその
位置を検出して、その検出結果を出力するものである。
尚、歩行者センサ7は、赤外線カメラによるものに限ら
ず、例えば高周波を用いたレーダ等を主要部としたもの
でも良い。
【0028】そして更に、図1に示す如く、本実施形態
の車載用ナビゲーション装置1は、地図データを記憶し
た記憶装置9と、道路地図等の画像を表示するためのデ
ィスプレイ(表示装置)11,ドライバに音声による経
路案内を行うためのスピーカ,及び各種入力スイッチ等
からなる入出力装置(HMI:Human Machine Interfac
e )13と、当該ナビゲーション装置1の機能を司る電
子制御装置(以下、ナビゲーションECUという)15
とを備えている。そして、上記路車間通信機5,歩行者
センサ7,記憶装置9,入出力装置13,及びナビゲー
ションECU15は、車両内に配設されたLAN(ロー
カルエリアネットワーク)17によって互いに接続され
ている。
【0029】以上のように構成された本実施形態の車載
用ナビゲーション装置1では、ナビゲーションECU1
5が、GPS(Global Positioning System )用の人工
衛星から常時送信されているGPS信号を受信して現在
の自車位置を検出し、その検出結果と記憶装置9に記憶
された地図データとに基づいて、ディスプレイ11に自
車位置を道路地図と共に表示することにより、ドライバ
に対して現在位置を教示したり、目的地へ至るまでの走
行経路を案内する。また、動作モードによっては、スピ
ーカから経路案内用の音声を出力させる場合もある。
【0030】そして更に、ナビゲーションECU15
は、後述する交差点拡大図表示処理を実行することによ
り、自車が交差点に接近したことを検知すると、その接
近中の交差点の形状を拡大して表す交差点拡大図を、デ
ィスプレイ11に表示させるが、この時、接近中の交差
点に歩行者が存在するか否かを検出して、歩行者が存在
する場合には、交差点拡大図上に、歩行者の存在を示す
歩行者マークを表示させる。そして、この歩行者マーク
の表示により、ドライバが歩行者を見落としてしまうこ
とを防止するようにしている。
【0031】そこで次に、ナビゲーションECU15で
実行される交差点拡大図表示処理について、図3のフロ
ーチャートに従い説明する。尚、図3の処理は、一定時
間毎に繰り返し実行されている。図3に示すように、交
差点拡大図表示処理の実行が開始されると、まずステッ
プ(以下、単に「S」と記す)110にて、自車が交差
点に接近した否かを判定する。尚、この判定では、現在
検出している自車位置と記憶装置9に記憶された地図デ
ータとに基づいて、自車の進行方向に存在する交差点と
自車位置との距離が所定距離未満になったことを検出す
ると、交差点に接近したと判定する。
【0032】そして、自車が交差点に接近していないと
判定した場合には(S110:NO)、そのまま当該交
差点拡大図表示処理を終了するが、自車が交差点に接近
したと判定した場合には(S110:YES)、次のS
120に進んで、ディスプレイ11に今回表示させる交
差点拡大図を準備する。つまり、現在接近中の交差点の
形状(例えば3差路であるか4差路であるかといった形
状)を、記憶装置9に記憶された地図データから特定
し、その形状を直線や多角形等の予め用意された描画デ
ータで表現することにより、現在接近中の交差点の形状
を拡大して表す交差点拡大図を作成する。
【0033】例えば、現在接近中の交差点が4差路の交
差点であれば、図4における一点鎖線内に示すような交
差点拡大図が準備される。尚、図4における一点鎖線
は、上記S120で準備された交差点拡大図の表示枠2
0であり、その交差点拡大図が表示されるディスプレイ
11の表示領域の外周を示している。
【0034】そして、続くS130にて、路車間通信機
5により、前述した歩行者検出装置3(送信部3b)か
らの歩行者位置情報が受信されている場合(即ち、現在
接近中の交差点に歩行者検出装置3が設けられていた場
合)には、その歩行者検出装置3からの歩行者位置情報
に基づき、また、路車間通信機5により歩行者位置情報
が受信されていない場合には、歩行者センサ7の検出結
果に基づいて、現在接近中の交差点に歩行者が存在する
か否かを判定する。
【0035】ここで、歩行者が存在しないと判定した場
合には(S130:NO)、そのままS160に移行し
て、上記S120で準備した交差点拡大図をディスプレ
イ11に表示させ、その後、当該交差点拡大図表示処理
を終了する。これに対し、上記S130で歩行者が存在
すると判定した場合には(S130:YES)、S14
0に進んで、以下の〜の処理を行う。
【0036】まず、上記S120で準備した交差点拡
大図を、図4に例示する如く、その交差点拡大図の中心
位置で交差する2本の境界線22a,22bにより分割
される4つの部分領域であって、自車の直進方向直前の
部分領域24aと、自車の直進方向前方の部分領域24
bと、自車の左折方向の部分領域24cと、自車の右折
方向の部分領域24dとに分割する。
【0037】そして、路車間通信機5によって受信し
た歩行者位置情報、或いは、歩行者センサ7の検出結果
に基づいて、上記分割した各部分領域24a〜24dの
うちで、それに対応する現実の領域に歩行者が存在して
いる部分領域を特定する。 上記の処理で、歩行者が存在している部分領域を特
定できなければ、そのままS160に移行して、上記S
120で準備した交差点拡大図をディスプレイ11に表
示させ、その後、当該交差点拡大図表示処理を終了す
る。また、上記の処理で、歩行者が存在している部分
領域を特定できたならば、次のS150へ進む。
【0038】そして、S150では、交差点拡大図が表
示されるディスプレイ11の表示領域において、上記S
140のの処理で特定された部分領域に対応する領域
内の所定位置に、歩行者の存在を示す歩行者マーク(本
実施形態では、人の形状をした画像)を、交差点拡大図
の上に重なるように表示させ、続くS160にて、上記
S120で準備した交差点拡大図をディスプレイ11に
表示させる。そして、その後、当該交差点拡大図表示処
理を終了する。
【0039】このため、例えば、上記S140のの処
理にて、自車の直進方向前方の部分領域24bと自車の
右折方向の部分領域24dとが、歩行者の存在する領域
であると特定された場合には、上記S150及びS16
0の処理により、図4に例示する如く、ディスプレイ1
1に表示される交差点拡大図上の上記各部分領域24
b,24d内に、人を表す画像としての歩行者マーク2
6が1つずつ表示されることとなる。尚、図4におい
て、符号28を付したマークは、自車位置を示す自車位
置マークであるが、交差点拡大図を、常に自車の進行方
向を上にして表示する場合には、こうした自車位置マー
ク28を必ずしも表示する必要はない。
【0040】一方、上記S150,S160で表示した
内容は、自車が交差点を通過した後、自動的にディスプ
レイ11から消去される。また、本実施形態では、S1
10,S120,及びS160の処理が、交差点拡大図
表示制御手段に相当している。そして、S140の処理
が、領域特定手段に相当し、S150の処理が、重畳表
示制御手段に相当している。また、路車間通信機5によ
って受信される歩行者検出装置3からの歩行者位置情報
と、歩行者センサ7の検出結果とが、自車の付近に存在
する歩行者の位置情報に相当している。
【0041】以上詳述したように、本実施形態の車載用
ナビゲーション装置1では、ディスプレイ11に表示さ
れる交差点拡大図を4つの部分領域24a〜24dに分
割して、その各部分領域24a〜24dのうち、現実に
歩行者が存在している部分領域を特定し、更に、ディス
プレイ11に表示される交差点拡大図上において、歩行
者が存在すると特定した部分領域の所定位置に、歩行者
マークを重ね合わせて表示させるようにしている。
【0042】よって、本実施形態の車載用ナビゲーショ
ン装置1によれば、新規の表示装置を追加することな
く、ドライバに対して交差点における歩行者の存在及び
歩行者の概略位置を知らせることができ、ドライバが歩
行者を見落としてしまうことを防止することができる。
【0043】しかも、交差点拡大図を表示するため描画
データ及び交差点拡大図をディスプレイ11に表示させ
るための既存の処理(S110,S120,及びS16
0)を、全く変更することなく、S130〜S150の
処理を追加するだけで、上記効果を得ることができる。
【0044】そして更に、本実施形態の車載用ナビゲー
ション装置1では、ディスプレイ11に表示される交差
点拡大図の内容(即ち、実際に接近している交差点の形
状)に拘わらず、その交差点拡大図を、自車の直進方向
直前の領域24aと、自車の直進方向前方の領域24b
と、自車の左折方向の領域24cと、自車の右折方向の
領域24dとの4つの部分領域に分割している。
【0045】これは、ドライバに対しては、歩行者の概
略位置を知らせてやれば十分であるという観点からであ
り、このような本実施形態の車載用ナビゲーション装置
1によれば、歩行者の位置を非常に高い精度で検出する
必要が無く、ドライバに対しては、歩行者の見落としを
防ぐのに必要十分な情報を与えることができる。つま
り、より最小限の処理で、十分な歩行者見落とし防止効
果を得ることができる。
【0046】以上のように、本実施形態の車載用ナビゲ
ーション装置1によれば、既存のシステムに大きな変更
を加えることなく、しかも最小限の追加処理で、ドライ
バに対して交差点における歩行者の存在及びその概略位
置を通知することができ、ドライバが歩行者を見落とし
てしまうことを防止する効果を十分に発揮することがで
きる。
【0047】また、本実施形態の車載用ナビゲーション
装置1では、ディスプレイ11に、人を表す歩行者マー
ク(人の形状をした画像)26を表示させるようにして
いるため、ドライバに歩行者の存在を強く意識させて、
ドライバの歩行者に対する注意力を一層高めることがで
きる。また更に、本実施形態の車載用ナビゲーション装
置1では、各部分領域24a〜24dについて、歩行者
マーク26を1つのみ表示するようにしているため、ド
ライバを混乱させる虞も無い。
【0048】以上、本発明の一実施形態について説明し
たが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではな
く、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。例え
ば、上記S140のの処理で、歩行者が存在している
部分領域を特定できなかった場合に、全ての部分領域2
4a〜24dに歩行者マーク26を表示さて、ドライバ
に注意を促すようにしても良い。
【0049】また、上記S140のの処理では、交差
点拡大図を、その交差点拡大図にある各分岐路を夫々含
む部分領域毎に分割するようにしても良い。そして、こ
のように構成すれば、処理の内容が複雑になるものの、
現在接近中の交差点の形状に応じて、その交差点の何れ
の分岐路に歩行者が存在するのかという情報を、ドライ
バに詳しく与えることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の車載用ナビゲーション装置のシス
テム構成を表すブロック図である。
【図2】 交差点に設けられた歩行者検出装置を説明す
る説明図である。
【図3】 ナビゲーションECUで実行される交差点拡
大図表示処理を表すフローチャートである。
【図4】 交差点拡大図表示処理の作用を説明する説明
図である。
【符号の説明】
1…車載用ナビゲーション装置 3…歩行者検出装置
3a…検出部 3b…送信部 5…路車間通信機 7…歩行者セン
サ 9…記憶装置 11…ディスプレイ 13…入出力装置(HMI) 15…ナビゲーションECU 20…表示枠 22
a,22b…境界線 24a〜24d…部分領域 26…歩行者マーク
28…自車位置マーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09B 29/10 G09B 29/10 A

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自車が交差点に接近したことを検知する
    と、該接近中の交差点の形状を拡大して表す交差点拡大
    図を、表示装置に表示させる交差点拡大図表示制御手段
    を備えた車載用ナビゲーション装置において、 前記交差点拡大図表示制御手段により交差点への接近が
    検知されると、該交差点拡大図表示制御手段により表示
    される前記交差点拡大図を複数の部分領域に分割すると
    共に、自車の付近に存在する歩行者の位置情報を取得し
    て、その位置情報に基づき、前記分割した各部分領域の
    うちで、それに対応する現実の領域に歩行者が存在して
    いる部分領域を特定する領域特定手段と、 前記交差点拡大図表示制御手段により前記交差点拡大図
    が表示される前記表示装置の表示領域において、前記領
    域特定手段により特定された部分領域に対応する領域内
    の所定位置に、歩行者の存在を示す画像を、前記交差点
    拡大図と重ね合わせて表示させる重畳表示制御手段と、 を備えたことを特徴とする車載用ナビゲーション装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車載用ナビゲーション
    装置において、 前記領域特定手段は、 前記交差点拡大図を、該交差点拡大図の中心位置で交差
    する2本の線により分割される4つの部分領域であっ
    て、自車の直進方向直前の部分領域と、自車の直進方向
    前方の部分領域と、自車の左折方向の部分領域と、自車
    の右折方向の部分領域とに分割すること、 を特徴とする車載用ナビゲーション装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の車載用ナ
    ビゲーション装置において、 前記重畳表示制御手段が表示させる画像は、人を表す画
    像であること、 を特徴とする車載用ナビゲーション装置。
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