JP2000346488A - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JP2000346488A
JP2000346488A JP11151807A JP15180799A JP2000346488A JP 2000346488 A JP2000346488 A JP 2000346488A JP 11151807 A JP11151807 A JP 11151807A JP 15180799 A JP15180799 A JP 15180799A JP 2000346488 A JP2000346488 A JP 2000346488A
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Daisuke Shimamoto
大祐 嶋本
Tomohiko Kasai
智彦 河西
Katsuhiko Hayashida
勝彦 林田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷房運転しようとする室内機に流入させる冷
媒と暖房運転している室内機から流入してくる冷媒とが
独立した流路を流れるように第2の分岐部を構成し、第
2の分岐部の各分岐毎に設けられていた熱交換部を省略
して、冷媒回路の簡略化を実現する空気調和装置を得
る。 【解決手段】 第2の接続配管7側から複数に分岐し、
それぞれ第1の逆止弁50b〜50dを介してそれぞれ
の第1の流量制御装置9に接続され、該第1の逆止弁に
より第2の接続配管7側から第1の流量制御装置9側へ
のみ冷媒の流通を許容する第1の冷媒流路と、第2の接
続配管7側から複数に分岐し、それぞれ第2の逆止弁5
2b〜52dを介してそれぞれの第1の流量制御装置9
に接続され、該第2の逆止弁により第1の流量制御装置
9側から第2の接続配管7側へのみ冷媒の流通を許容す
る第2の冷媒流路とを構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷房と暖房が同時
運転可能な空気調和装置の冷媒回路および構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図11は例えば特公平7−92296号
公報等に記載された従来の冷暖房同時運転可能な空気調
和装置の冷媒系を中心とする全体構成図である。図11
において、Aは熱源機、B、C、Dは後述するように互
いに並列接続された室内機で、それぞれ同じ構成となっ
ている。Eは後述するように第1の分岐部、第2の流量
制御装置、第2の分岐部、気液分離装置、熱交換部、第
3の流量制御装置および第4の流量制御装置を内蔵した
中継機である。
【0003】1は容量可変な圧縮機、2は熱源機の冷媒
流通方向を切換える四方切換弁、3は熱源機側熱交換
器、4は四方切換弁2を介して圧縮機1に接続されてい
るアキュムレータ、20は上記熱源機側熱交換器3に空
気を送風する送風量可変の熱源機側送風機、40は冷媒
流通方向を制限する切換弁で、これらによって熱源機A
が構成されている。5は3台の室内機B、C、Dのそれ
ぞれに設けられた室内側熱交換機、6は熱源機Aの四方
切換弁2と中継機Eとを接続する太い第1の接続配管、
6b、6c、6dはそれぞれ室内機B、C、Dの室内側
熱交換器5と中継機Eとを接続し、第1の接続管6に対
応する室内機側の第1の接続配管、7は熱源機Aの熱源
機側熱交換器3と中継機Eとを接続する上記第1の接続
配管6より細い第2の接続配管、7b、7c、7dはそ
れぞれ室内機B、C、Dの室内側熱交換器5と中継機E
とを第1の接続配管6を介して接続し、第2の接続配管
7に対応する室内機側の第2の接続配管、8は室内機側
の第1の接続配管6b、6c、6dと、第1の接続配管
6または第2の接続配管7側に切換可能に接続する三方
切換弁、9は室内機側の第2の接続配管7b、7c、7
dに室内側熱交換器5に近接して接続され、冷房時は室
内側熱交換器5の出口側のスーパーヒート量により、暖
房時は室内側熱交換器5の出口側のサブクール量により
制御される第1の流量制御装置である。
【0004】10は室内機側の第1の接続配管6b、6
c、6dと、第1の接続配管6または、第2の接続配管
7に切換可能に接続する三方切換弁8よりなる第1の分
岐部、11は室内機側の第2の接続配管7b、7c、7
dと第2の接続配管7よりなる第2の分岐部、12は第
2の接続配管7の途中に設けられた気液分離装置で、そ
の気相部は三方切換弁8の第1口8aに接続され、その
液相部は第2の分岐部11に接続されている。13は気
液分離装置12と第2の分岐部11との間に接続する開
閉自在な第2の流量制御装置(ここでは電気式膨張
弁)、14は第2の分岐部11と上記第1の接続配管6
とを結ぶバイパス配管、15は第1のバイパス配管14
の途中に設けられた第3の流量制御装置(ここでは電気
式膨張弁)、16aは第1のバイパス配管14の途中に
設けられた第3の流量制御装置15の下流に設けられ、
第2の分岐部11における各室内機側の第2の接続配管
7b、7c、7dの合流部との間でそれぞれ熱交換を行
う第2の熱交換部、16b、16c、16dはそれぞれ
第1のバイパス配管14の途中に設けられた第3の流量
制御装置15の下流に設けられ、第2の分岐部11にお
ける各室内機側の第2の接続配管7b、7c、7dとの
間でそれぞれ熱交換を行う第3の熱交換部、19は第1
のバイパス配管14の上記第3の流量制御装置15の下
流かつ第2の熱交換部16aの下流に設けられ、気液分
離装置12と第2の流量制御装置13とを接続する配管
との間で熱交換を行う第1の熱交換部、17は第2の分
岐部11と上記第1の接続配管6との間に接続する開閉
自在な第4の流量制御装置(ここでは電気式膨張弁)で
ある。
【0005】32は上記熱源機側熱交換器3と上記第2
の接続配管7との間に設けられた第3の逆止弁であり、
上記熱源機側熱交換器3から上記第2の接続配管7への
み冷媒流通を許容する。33は上記熱源機Aの四方切換
弁2と上記第1の接続配管6との間に設けられた第4の
逆止弁であり、上記第1の接続配管6から上記四方切換
弁2へのみ冷媒流通を許容する。34は上記熱源機Aの
四方切換弁2と上記第2の接続配管7との間に設けられ
た第5の逆止弁であり、上記四方切換弁2から上記第2
の接続配管7へのみ冷媒流通を許容する。35は上記熱
源機側熱交換器3と上記第1の接続配管6との間に設け
られた第6の逆止弁であり、上記第1の接続配管6から
上記熱源機側熱交換器3へのみ冷媒流通を許容する。上
記第3、第4、第5、第6の逆止弁32、33、34、
35で切換弁40を構成している。
【0006】25は上記第1の分岐部10と第2の流量
制御装置13との間に設けられた第1の圧力検出手段、
26は上記第2の流量制御装置13と第4の流量制御装
置17との間に設けられた第2の圧力検出手段である。
また、上記熱源機側熱交換器3は、同じ伝熱面積を有し
互いに並列に接続された第1の熱源機側熱交換器41お
よび第2の熱源機側熱交換器42、第1および第2の熱
源機側熱交換器41、42に並列に接続された熱源機側
バイパス路43、第1の熱源機側熱交換器41の上記四
方切換弁2と接続する側の一端に設けられた第1の電磁
開閉弁44、上記第1の熱源機側熱交換器41の他端に
設けられた第2の電磁開閉弁45、上記第2の熱源機側
熱交換器42の上記四方切換弁2と接続する側の一端に
設けられた第3の電磁開閉弁46、上記第2の熱源機側
熱交換器42の他端に設けられた第4の電磁開閉弁4
7、熱源機側バイパス路43の途中に設けられた第5の
電磁開閉弁48によって構成されている。18は上記四
方切換弁2と上記熱源機側熱交換器3とを接続する配管
途中に設けられた第4の圧力検出手段である。
【0007】ここで、従来の空気調和装置の冷暖房同時
運転における冷房主体運転の場合について説明する。圧
縮機1より吐出された冷媒ガスは、四方切換弁2を経て
熱源機側熱交換器3に流入し、ここで送風量可変の熱源
機側送風機20によって送風される空気と熱交換して二
相の高温高圧状態となる。その後、この二相の高温高圧
状態の冷媒は第3の逆止弁32、第2の接続配管7を経
て、中継機Eの気液分離装置12へ送られ、ガス状態冷
媒と液状態冷媒とに分離される。そして、気液分離装置
12で分離されたガス状冷媒が第1の分岐部10、三方
切換弁8、室内機側の第1の接続配管6dの順に通り、
暖房運転しようとする室内機Dに流入し、室内側熱交換
器5で室内空気と熱交換して凝縮液化し、室内を暖房す
る。更に、室内機Dの室内側熱交換器5の出口サブクー
ル量により制御された第1の流量制御装置9を通り少し
減圧されて第2の分岐部11に流入する。
【0008】一方、気液分離装置12で分離された液状
冷媒は、第2の流量制御装置13を通って第2の分岐部
11に流入し、暖房運転しようとする室内機Dを通った
冷媒と合流し、室内機側の第2の接続配管7b、7cを
通って冷房運転しようとする各室内機B、Cに流入す
る。各室内機B、Cに流入する冷媒は、室内側熱交換器
5の出口スーパーヒート量により制御される第1の流量
制御装置9により低圧まで減圧されて室内側熱交換器5
に流入し、そこで室内空気と熱交換して蒸発し、ガス化
され、室内を冷房する。そして、このガス状態となった
冷媒は、室内機側の第1の接続配管6b、6c、三方切
換弁8、第1の分岐部10を通り、第1の接続配管6、
第4の逆止弁33、四方切換弁2、アキュムレータ4を
経て圧縮機1に吸入される循環サイクルを構成し、冷房
主体運転を行う。
【0009】この時、室内機B、Cに接続された三方切
換弁8の第1口8aは閉路、第2口8bおよび第3口8
cは開路されており、室内機Dに接続された三方切換弁
8の第2口8bは閉路、第1口8aおよび第3口8cは
開路されている。また、冷媒はこの時、第1の接続配管
6が低圧、第2の接続配管7が高圧のため、冷媒は必然
的に第3の逆止弁32、第4の逆止弁33へ流入する。
【0010】このサイクルの時、一部の液冷媒は、第2
の分岐部11の各室内機側の第2の接続配管7b、7
c、7dの会合部から第1のバイパス配管14に入り、
第3の流量制御装置15で低圧まで減圧されて、まず第
3の熱交換部16b、16c、16dで第2の分岐部1
1の各室内機側の第2の接続配管7b、7c、7dとの
間で熱交換を行い、ついで第2の熱交換部16aで第2
の分岐部11の各室内機側の第2の接続配管7b、7c
の会合部との間で熱交換を行い、さらに第1の熱交換部
19で第2の流量制御装置13に流入する冷媒との間で
熱交換を行って蒸発する。この蒸発したガス状の冷媒は
第1の接続配管6、第4の逆止弁33へ入り、熱源機の
四方切換弁2、アキュムレータ4を経て、圧縮機1に吸
入される。一方、第1、第2、第3の熱交換部19、1
6a、16b、16c、16dで熱交換して冷却され、
サブクールを十分付けられた第2の分岐部11の冷媒は
冷房運転しようとする室内機B、Cへ流入する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の空気調和装置に
おいては、第2の分岐部11は、冷房運転しようとする
室内機に流入させる冷媒と暖房運転している室内機から
流入してくる冷媒とが同一の流路を流れるように構成さ
れているので、暖房運転している室内機から第2の分岐
部11に流入してきた冷媒がサブクールが十分つかない
状態で冷房運転する室内機に流れ込むことを防止するた
めに、室内機側の第2の接続配管7b、7c、7dのそ
れぞれと第1のバイパス配管14との間、さらには室内
機側の第2の接続配管7b、7c、7dの会合部と第1
のバイパス配管との間で熱交換するようにしていた。そ
こで、熱交換部が多くなり、中継器Eの回路が複雑にな
ってしまっていた。そして、中継器Eの回路が複雑であ
るために中継器Eのサイズが大きくなってしまい、特に
サイズの中でも高さが高くなり、メンテナンスが困難と
なるという課題があった。さらに、中継器Eの分岐数に
よって、追加接続できる室内機の台数が限定されてしま
うという課題もあった。
【0012】この発明は、上記課題を解決するためにな
されたもので、冷房運転しようとする室内機に流入させ
る冷媒と暖房運転している室内機から流入してくる冷媒
とが独立した流路を流れるように第2の分岐部を構成
し、第2の分岐部の各分岐毎に設けられていた熱交換部
を省略して、冷媒回路の簡略化を実現する空気調和装置
を得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に係る空気調和
装置は、圧縮機、切換弁および熱源機側熱交換器を有す
る熱源機と、それぞれ室内側熱交換器および第1の流量
制御装置を有する複数台の室内機とを第1および第2の
接続配管を介して接続し、上記熱源機から上記複数台の
室内機に冷媒を供給して冷暖房運転する空気調和装置に
おいて、上記複数台の室内機のそれぞれの室内側熱交換
器の一方を上記第1の接続配管または上記第2の接続配
管に切り換え接続する弁装置を有する第1の分岐部と、
一側が上記第2の接続配管に接続され、他側が複数に分
岐して上記複数台の室内機のそれぞれの室内側熱交換器
の他方に上記第1の流量制御装置を介して接続された第
2の分岐部と、上記第2の分岐部と上記第1の接続配管
とを接続する第1のバイパス配管とを備え、上記第2の
分岐部には、上記第2の接続配管側から複数に分岐し、
それぞれ第1の逆止弁を介してそれぞれの上記第1の流
量制御装置に接続され、該第1の逆止弁により上記第2
の接続配管側から上記第1の流量制御装置側へのみ冷媒
の流通を許容する第1の冷媒流路と、上記第2の接続配
管側から複数に分岐し、それぞれ第2の逆止弁を介して
それぞれの上記第1の流量制御装置に接続され、該第2
の逆止弁により上記第1の流量制御装置側から上記第2
の接続配管側へのみ冷媒の流通を許容する第2の冷媒流
路とが構成され、上記第2の接続配管から冷房運転する
室内機に上記第1の冷媒流路を介して冷媒を流入させ、
かつ、暖房運転する室内機から上記第2の接続配管に上
記第2の冷媒流路を介して冷媒を流入させるようにした
ものである。
【0014】また、上記第2の分岐部と上記第2の接続
配管との間に冷媒冷却装置を備え、1台以上の室内機が
冷房運転している場合に、上記第2の接続配管から上記
第2の分岐部に流入する冷媒と、暖房運転している室内
機から上記第2の冷媒流路を介して上記第2の接続配管
に流入する冷媒との少なくとも一方の冷媒を上記冷媒冷
却装置で冷却した後、上記第1の冷媒流路を介して冷房
運転している室内機に流入させるようにしたものであ
る。
【0015】また、上記第1の分岐部と上記第2の分岐
部とを一体にしてブロック化したものである。
【0016】また、上記第1の分岐部および上記第2の
分岐部と上記熱源機および上記室内機との接続部を一方
向または直角をなす二方向に集約した構造を採るもので
ある。
【0017】また、上記第1の分岐部および上記第2の
分岐部のうちメンテナンスが必要な部分を一方向または
直角をなす二方向に集約した構造を採るものである。
【0018】また、上記第1の分岐部および上記第2の
分岐部が板金で囲まれた一つの箱体内に収められ、メン
テナンスが必要な部分が集約された直角をなす二方向に
相対する該箱体の面にメンテナンス口が設けられている
ものである。
【0019】また、上記第2の接続配管の途中に配置さ
れて、気相が上記第1の分岐部に、液相が上記冷媒冷却
装置および上記第2の接続部に分けられる気液分離装置
を備え、上記第1の分岐部、上記第2の分岐部、上記冷
媒冷却装置、上記気液分離装置が平面方向に設置して一
つの箱体内に収められているものである。
【0020】また、上記第1の分岐部および上記第2の
分岐部が分岐数増加パースを接続可能に構成されている
ものである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面に基づいて説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1に係る空
気調和装置の冷媒系を中心とする全体構成図である。ま
た、図2、図3および図4は図1の実施の形態1におけ
る冷暖房運転時の動作状態を示したもので、図2は冷房
または暖房のみの運転動作状態図、図3および図4は冷
暖房同時運転の動作を示すもので、3図は暖房主体(暖
房運転容量が冷房運転容量より大きい場合)を、図4は
冷房主体(冷房運転容量が暖房運転容量より大きい場
合)を示す運転動作状態図である。なお、この実施の形
態1では、熱源機1台に室内機3台を接続した場合につ
いて説明するが、2台以上の室内機を接続した場合も同
様である。
【0022】図1において、Aは熱源機、B、C、Dは
後述するように互いに並列接続された室内機で、それぞ
れ同じ構成となっている。Eは後述するように第1の分
岐部、第2の流量制御装置、第2の分岐部、気液分離装
置、熱交換部、第3の流量制御装置を内蔵した中継機で
ある。1は容量可変な圧縮機、2は熱源機Aの冷媒流通
方向を切換える四方切換弁、3は熱源機側熱交換器、4
は四方切換弁2を介して圧縮機1に接続されているアキ
ュムレータ、20は熱源機側熱交換器3に空気を送風す
る送風量可変の熱源機側送風機、40は冷媒流通方向を
制限する熱源機側切換弁で、これらによって熱源機Aは
構成される。
【0023】5は3台の室内機B、C、Dに設けられた
室内側熱交換機、6は熱源機Aの四方切換弁2と中継機
Eとを接続する太い第1の接続配管、6b、6c、6d
はそれぞれ室内機B、C、Dの室内側熱交換器5と中継
機Eとを接続し、第1の接続管6に対応する室内機側の
第1の接続配管、7は熱源機Aの熱源機側熱交換器3と
中継機Eとを接続し、第1の接続配管6より細い第2の
接続配管、7b、7c、7dはそれぞれ室内機B、C、
Dの室内側熱交換器5と中継機Eとを第1の接続配管6
を介して接続し、第2の接続配管7に対応する室内機側
の第2の接続配管、8は室内機側の第1の接続配管6
b、6c、6dと、第1の接続配管6または第2の接続
配管7側に切換可能に接続する三方切換弁、9は室内機
側の第2の接続配管7b、7c、7dに室内側熱交換器
5に近接して接続され、冷房時は室内側熱交換器5の出
口側のスーパーヒート量により、暖房時は室内側熱交換
器5の出口側のサブクール量により制御される第1の流
量制御装置である。
【0024】10は室内機側の第1の接続配管6b、6
c、6dと、第1の接続配管6または第2の接続配管7
側に切換可能に接続する弁装置としての三方切換弁8よ
りなる第1の分岐部、11は室内機側の第2の接続配管
7b、7c、7dと第2の接続配管7よりなる第2の分
岐部、12は第2の接続配管7の途中に設けられた気液
分離装置で、その気相部は三方切換弁8の第1口8aに
接続され、その液相部は第2の分岐部11に接続されて
いる。13は第2の接続配管7の気液分離装置12と第
2の分岐部11との間に設けられた開閉自在な第2の流
量制御装置(ここでは電気式膨張弁)、14は第2の分
岐部11と上記第1の接続配管6とを結ぶ第1のバイパ
ス配管である。
【0025】15は第1のバイパス配管14の途中に設
けられた第3の流量制御装置(ここでは電気式膨張
弁)、16は第1のバイパス配管14の第3の流量制御
装置15の下流に設けられ、第2の接続配管7の第2の
流量制御装置13より下流の部分との間でそれぞれ熱交
換を行う第2の熱交換部、19は第1のバイパス配管1
4の第2の熱交換部16の下流に設けられ、第2の接続
配管7の第2の流量制御装置13より上流の部分との間
でそれぞれ熱交換を行う第1の熱交換部である。なお、
第1および第2の熱交換部19、16が冷媒冷却装置に
相当する。
【0026】50b、50c、50dはそれぞれ第2の
分岐部11の室内機側の第2の接続配管7b、7c、7
dの途中に設けられた第1の逆止弁であり、第2の接続
配管7から室内機側の第2の接続配管7b、7c、7d
へのみ冷媒流通を許容する。51は室内機側の第2の接
続配管7b、7c、7dの第1の逆止弁50b、50
c、50dの下流部と第2の接続配管7の第2の流量制
御装置13の下流、かつ、第2の熱交換部16の上流の
配管部とを接続する第2のバイパス配管で、第2のバイ
パス配管51中の室内機側の第2の接続配管7b、7
c、7dに接続する配管と第2のバイパス配管51中の
第2の接続配管7に接続する配管が途中で合流する。5
2b、52c、52dは第2のバイパス配管51の途中
の室内機側第2の接続配管7b、7c、7dに接続する
配管が第2のバイパス配管51中の第2の接続配管7に
接続する配管と合流する部分より上流部に設けられた第
2の逆止弁で、室内機側の第2の接続配管7b、7c、
7dから第2の接続配管7へのみ冷媒流通を許容する。
なお、第2の接続配管7から第1の逆止弁50b、50
c、50dが設けられた室内機側の第2の接続配管7
b、7c、7dを介して第1の流量制御装置9に至る流
路が第1の冷媒流路を構成し、第1の流量制御装置9か
ら室内機側の第2の接続配管7b、7c、7dおよび第
2の逆止弁52b、52c、52dが設けられた第2の
バイパス配管51を介して第2の接続配管7に至る流路
が第2の冷媒流路を構成している。
【0027】32は熱源機側熱交換器3と第2の接続配
管7とを連結する配管の途中に設けられた第3の逆止弁
であり、熱源機側熱交換器3から第2の接続配管7への
み冷媒流通を許容する。33は熱源機Aの四方切換弁2
と第1の接続配管6とを連結する配管の途中に設けられ
た第4の逆止弁であり、第1の接続配管6から四方切換
弁2へのみ冷媒流通を許容する。34は熱源機Aの四方
切換弁2と第2の接続配管7とを連結する配管の途中に
設けられた第5の逆止弁であり、四方切換弁2から第2
の接続配管7へのみ冷媒流通を許容する。35は熱源機
側熱交換器3と第1の接続配管6とを連結する配管の途
中に設けられた第6の逆止弁であり、第1の接続配管6
から熱源機側熱交換器3へのみ冷媒流通を許容する。上
記第3、第4、第5、第6の逆止弁32、33、34、
35で切換弁40を構成している。
【0028】25は第2の接続配管7の第1の分岐部1
0と第2の流量制御装置13との間に設けられた第1の
圧力検出手段、26は第2の流量制御装置13と第1の
流量制御装置9との間に設けられた第2の圧力検出手段
である。53、54は室内側熱交換器5の両端に設けら
れた第1の温度検出手段および第2の温度検出手段で、
第1の流量制御装置9側に接続されるものが第2の温度
検出手段54、他端に接続されるものが第1の温度検出
手段53である。
【0029】また、上記熱源機側熱交換器3は、同じ伝
熱面積を有し互いに並列に接続された第1および第2の
熱源機側熱交換器41、42、第1および第2の熱源機
側熱交換器41、42に並列に接続された熱源機側バイ
パス路43、第1の熱源機側熱交換器41の四方切換弁
2と接続する側の一端に設けられた第1の電磁開閉弁4
4、第1の熱源機側熱交換器41の他端に設けられた第
2の電磁開閉弁45、第2の熱源機側熱交換器42の四
方切換弁2と接続する側の一端に設けられた第3の電磁
開閉弁46、第2の熱源機側熱交換器42の他端に設け
られた第4の電磁開閉弁47、熱源機側バイパス路43
の途中に設けられた第5の電磁開閉弁48によって構成
されている。また、18は四方切換弁2と圧縮機1の吐
出部とを接続する配管途中に設けられた第4の圧力検出
手段である。また、20は熱源機側熱交換器の熱交換容
量を制御する熱源機側送風機である。
【0030】ここで、この空気調和装置内に充填される
冷媒には、HCFCのR22、またはHFCのR32/
R125/R134aが23/25/52wt%の比率
で混合されている非共沸混合冷媒であるR407Cが用
いられる。
【0031】つぎに、このように構成された空気調和装
置の動作について説明する。まず、図2を参照しつつ冷
房運転のみの場合について説明する。圧縮機1より吐出
された高温高圧冷媒ガスは、図2中実線矢印で示される
ように、四方切換弁2を通り、熱源機側熱交換器3で送
風量可変の熱源機側送風機20によって送風される空気
と熱交換して凝縮液化された後、第3の逆止弁32、第
2の接続配管7、気液分離装置12、第2の流量制御装
置13の順に通り、更に第2の分岐部11、室内機側の
第2の接続配管7b、7c、7dを通り、各室内機B、
C、Dに流入する。そして、各室内機B、C、Dに流入
した冷媒は、各室内側熱交換器5の出口のスーパーヒー
ト量により制御される第1の流量制御装置9により低圧
まで減圧されて室内側熱交換器5に流入し、室内側熱交
換器5で室内空気と熱交換して蒸発しガス化され室内を
冷房する。そして、このガス状態となった冷媒は、室内
機側の第1の接続配管6b、6c、6d、三方切換弁
8、第1の分岐部10、第1の接続配管6、第4の逆止
弁33、熱源機の四方切換弁2、アキュムレータ4を経
て圧縮機1に吸入される循環サイクルを構成し、冷房運
転を行う。この時、三方切換弁8の第1口8aは閉路、
第2口8bおよび第3口8cは開路されている。そし
て、第1の接続配管6が低圧、第2の接続配管7が高圧
のため、冷媒は必然的に第3の逆止弁32、第4の逆止
弁33へ流通する。
【0032】また、この循環サイクルにおいて、第2の
流量制御装置13を通過した冷媒の一部が第1のバイパ
ス配管14へ入り、第3の流量制御装置15で低圧まで
減圧された後、第2の熱交換部16において第2の流量
制御装置13を通過した冷媒(第1のバイパス配管14
に分岐する前の冷媒)との間で、更に第1の熱交換部1
9において第2の流量制御装置13に流入する前の冷媒
との間で、それぞれ熱交換を行って蒸発する。この蒸発
した冷媒は、第1の接続配管6、第4の逆止弁33へ入
り熱源機の四方切換弁2、アキュムレータ4を経て圧縮
機1に吸入される。一方、第1および第2の熱交換部1
9、16において第1のバイパス配管14へ入って第3
の流量制御装置15で低圧まで減圧された冷媒との間で
熱交換を行って冷却され、サブクールを充分につけられ
た冷媒は、第2の分岐部11の第1の逆止弁50b、5
0c、50dを通って、冷房しようとしている室内機
B、C、Dへ流入する。ここで、室内機の蒸発温度およ
び熱源機側熱交換器3の凝縮温度が予め定められた目標
温度になるように容量可変な圧縮機1の容量および熱源
機側送風機20の送風量を調節し、各室内機では目標と
する冷房能力を得ることができる。なお、熱源機側熱交
換器3の凝縮温度は、第4の圧力検出手段で検出される
圧力の飽和温度として求められる。
【0033】ついで、図2を参照しつつ暖房運転のみの
場合について説明する。圧縮機1より吐出された高温高
圧冷媒ガスは、図2中点線矢印で示されるように、四方
切換弁2を通り、第5の逆止弁34、第2の接続配管
7、気液分離装置12を通り、第1の分岐部10、三方
切換弁8、室内機側の第1の接続配管6b、6c、6d
の順に通り、各室内機B、C、Dに流入し、室内空気と
熱交換して凝縮液化し、室内を暖房する。そして、この
状態となった冷媒は、各室内側熱交換器5出口サブクー
ル量により制御されて第1の流量制御装置9を通り、室
内機側の第2の接続配管7b、7c、7dから第2の分
岐部11に流入し、第2の逆止弁52b、52c、52
dを通った後合流し、更に第2の接続配管7途中の第2
の流量制御装置13と第2の熱交換部16の間に入り、
第3の流量制御装置15を通る。また、ここで冷媒は、
第1の流量制御装置9または、第3の流量制御装置15
で低圧の気液二相まで減圧される。そして、低圧まで減
圧された冷媒は第1の接続配管6を経て熱源機Aの第6
の逆止弁35、熱源機側熱交換器3に流入し、ここで送
風量可変の熱源機側送風機20によって送風される空気
と熱交換して蒸発する。この蒸発してガス状態となった
冷媒は、四方切換弁2、アキュムレータ4を経て圧縮機
1に吸入される循環サイクルを構成し、暖房運転を行
う。この時、三方切換弁8は、第2口8bは閉路、第1
口8aおよび第3口8cは開路されている。
【0034】また、この循環サイクルにおいては、第1
の接続配管6が低圧、第2の接続配管7が高圧であるた
めに、冷媒は必然的に第5の逆止弁34、第6の逆止弁
35へ流通する。また、第1の逆止弁50b、50c、
50dは室内機側の第2の配管7b、7c、7dが第2
の接続配管7よりも高圧であるために、閉の状態とな
る。ここで、室内機の凝縮温度および熱源機側熱交換器
3の蒸発温度が予め定められた目標温度になるように容
量可変な圧縮機1の容量および熱源機側送風機20の送
風量を調節し、各室内機では目標とする暖房能力を得る
ことができる。
【0035】ついで、図3を参照しつつ冷暖房同時運転
における暖房主体の場合について説明する。圧縮機1よ
り吐出された高温高圧冷媒ガスは、図3中点線矢印で示
されるように、四方切換弁2、第5の逆止弁34、第2
の接続配管7を通って中継機Eへ送られ、気液分離装置
12を通り、そして第1の分岐部10、三方切換弁8、
室内機側の第1の接続配管6b、6cの順に通り、暖房
しようとする各室内機B、Cに流入し、室内側熱交換器
5で室内空気と熱交換して凝縮液化され室内を暖房す
る。そして、この凝縮液化した冷媒は、室内機C、Dの
各室内側熱交換器5の出口サブクール量により制御され
て第1の流量制御装置9を通り少し減圧されて第2の分
岐部11に流入する。そして、第2の分岐部11に流入
した冷媒は、第2の逆止弁52b、52cを含む第2の
バイパス配管を通って第2の接続配管7に合流し、第2
の熱交換部16で冷却される。この第2の熱交換部16
で冷却された冷媒の一部は、第1の逆止弁50d、室内
機側の第2の接続配管7dを通り冷房しようとする室内
機Dに入る。そして、室内機Dに入った冷媒は、室内側
熱交換器5の出口スーパーヒート量により制御される第
1の流量制御装置9に入り減圧された後に、室内側熱交
換器5に入って熱交換して蒸発しガス状態となって室内
を冷房し、三方切換弁8を介して第1の接続配管6に流
入する。一方、第2の熱交換部16で冷却された冷媒の
残部は、第1の圧力検出手段25の検出圧力と第2の圧
力検出手段26の検出圧力との圧力差が所定範囲となる
ように制御される第3の流量制御装置15を通った後、
第2の熱交換部16で暖房室内機から出てきた冷媒と熱
交換して蒸発し、冷房しようとする室内機Dを通った冷
媒と合流して太い第1の接続配管6を経て熱源機Aの第
6の逆止弁35、熱源機側熱交換器3に流入し、ここで
送風量可変の熱源機側送風機20によって送風される空
気と熱交換して蒸発しガス状態となる。
【0036】ここで、冷房室内機の蒸発温度および暖房
室内機の凝縮温度が予め定められた目標温度になるよう
に容量可変な圧縮機1の容量および熱源機側送風機20
の送風量を調節し、かつ、第1および第2の熱源機側熱
交換器41、42の両端の第1、第2、第3、第4の電
磁弁44、45、46、47を開閉して伝熱面積を調整
し、かつ、熱源機側バイパス路43の電磁開閉弁48を
開閉して第1および第2の熱源機側熱交換器41、42
を流通する冷媒流量を調整することにより熱源機側熱交
換器3で任意量の熱交換量が得られ、また、各室内機で
は目標とする暖房能力または冷房能力を得ることができ
る。そして、冷媒は、熱源機の四方切換弁2、アキュム
レータ4を経て圧縮機1に吸入される循環サイクルを構
成し、暖房主体運転を行う。
【0037】この時、室内機B、Cに接続された三方切
換弁8の第2口8bは閉路、第1口8aおよび第3口8
cは開路されており、室内機Dに接続された三方切換弁
8の第1口8aは閉路、第2口8bおよび第3口8cは
開路されている。また、冷媒は、第1の接続配管6が低
圧、第2の接続配管7が高圧のため、必然的に第5の逆
止弁34、第6の逆止弁35へ流通する。この時、第2
の流量制御装置13は閉じている。また、室内機側の第
2の接続配管7b、7cは第2の接続配管7よりも圧力
が高いため、第1の逆止弁50b、50cは閉となる。
また、室内機側の第2の接続配管7dは第2の接続配管
7よりも圧力が低いため、第2の逆止弁52dは閉とな
る。この第1、第2の逆止弁50、52によって、暖房
室内機B、Cを通った冷媒が第2の熱交換部16を通ら
ずにサブクールが充分につかない状態で冷房室内機Dへ
流れ込むことを防止している。
【0038】さらに、図4を参照しつつ冷暖房同時運転
における冷房主体運転の場合について説明する。圧縮機
1より吐出された冷媒ガスは、図4中実線矢印で示され
るように、四方切換弁2を経て熱源機側熱交換器3に流
入し、ここで送風量可変の熱源機側送風機20によって
送風される空気と熱交換して二相の高温高圧状態とな
る。ここで、室内機の蒸発温度および凝縮温度が予め定
められた目標温度になるように容量可変な圧縮機1の容
量および熱源機側送風機20の送風量を調節し、かつ、
第1および第2の熱源機側熱交換器41、42の両端の
第1、第2、第3、第4の電磁開閉弁44、45、4
6、47を開閉して伝熱面積を調整し、かつ、熱源機側
バイパス路43の電磁開閉弁48を開閉して第1および
第2の熱源機側熱交換器41、42を流通する冷媒流量
を調整することにより、熱源機側熱交換器3で任意量の
熱交換量が得られ、また、各室内機では目標とする暖房
能力または冷房能力を得ることができる。その後、この
二相の高温高圧状態の冷媒は第3の逆止弁32、第2の
接続配管7を経て、中継機Eの気液分離装置12へ送ら
れ、ガス状態冷媒と液状態冷媒とに分離される。そし
て、気液分離装置12で分離されたガス状冷媒が第1の
分岐部10、三方切換弁8、室内機側の第1の接続配管
6dの順に通り、暖房しようとする室内機Dに流入し、
室内側熱交換器5で室内空気と熱交換して凝縮液化し、
室内を暖房する。更に、室内機Dの室内側熱交換器5の
出口サブクール量により制御された第1の流量制御装置
9を通り少し減圧されて第2の分岐部11に流入し、第
2の逆止弁52dを含む第2のバイパス配管51を通っ
て、第2の接続配管7の第2の流量制御装置13の下流
部に流入する。一方、気液分離装置12で分離された液
状冷媒は、第1の圧力検出手段25の検出圧力と第2の
圧力検出手段26の検出圧力とによって制御される第2
の流量制御装置13を通って暖房しようとする室内機D
を通った冷媒と合流し、第2の熱交換部16で冷却され
る。
【0039】そして、この第2の熱交換部16で冷却さ
れた冷媒の一部は、第1の逆止弁50b、50c、室内
機側の第2の接続配管7b、7cを通り冷房しようとす
る室内機B、Cに入り、室内機B、Cの各室内側熱交換
器5の出口のスーパーヒート量により制御される第1の
流量制御装置9に入り減圧された後に、室内側熱交換器
5に入って熱交換して蒸発しガス状態となって室内を冷
房し、三方切換弁8を介して第1の接続配管6に流入す
る。一方、この第2の熱交換部16で冷却された冷媒の
残部は、第1の圧力検出手段25の検出圧力と第2の圧
力検出手段26の検出圧力の圧力差が所定範囲となるよ
うに制御される第3の流量制御装置15を通り、第2の
熱交換部16および第1の熱交換部19で熱交換して蒸
発した後、太い第1の接続配管6に流入して冷房しよう
とする室内機B、Cを通った冷媒と合流し、熱源機Aの
第4の逆止弁33、四方切換弁2、アキュムレータ4を
経て圧縮機1に吸入される。こうした循環サイクルを構
成し、冷房主体運転を行う。
【0040】この時、室内機B、Cに接続された三方切
換弁8の第1口8aは閉路、第2口8bおよび第3口8
cは開路されており、室内機Dに接続された三方切換弁
8の第2口8bは閉路、第1口8aおよび第3口8cは
開路されている。また、冷媒はこの時、第1の接続配管
6が低圧、第2の接続配管7が高圧のため、冷媒は必然
的に第3の逆止弁32、第4の逆止弁33へ流入する。
また、室内機側の第2の接続配管7b、7cは第2の接
続配管7よりも圧力が低いため、第2の逆止弁52b、
52cは閉となる。また、室内機側の第2の接続配管7
dは第2の接続配管7よりも圧力が高いため、第1の逆
止弁50cは閉となる。この第1、第2の逆止弁50、
52によって、暖房室内機Dを通った冷媒が第2の熱交
換部16を通らずにサブクールが充分につかない状態で
冷房室内機B、Cへ流れ込むことを防止している。
【0041】このように、この実施の形態1によれば、
第2の接続配管7から第1の逆止弁50b、50c、5
0dが設けられた室内機側の第2の接続配管7b、7
c、7dを介して第1の流量制御装置9に至る流路(第
1の冷媒流路)と、第1の流量制御装置9から室内機側
の第2の接続配管7b、7c、7dおよび第2の逆止弁
52b、52c、52dが設けられた第2のバイパス配
管51を介して第2の接続配管7に至る流路(第2の冷
媒流路)とが第2の分岐部11に構成されており、冷媒
は、第2の接続配管7から第1の冷媒流路を介して冷房
運転する室内機に流入され、暖房運転する室内機から第
2の冷媒流路を介して第2の接続配管7に流入するよう
になる。そこで、第2の分岐部11の各分岐毎に熱交換
部を設けることなく、冷房運転する室内機に流入する冷
媒にサブクールを付けることができ、冷媒回路の簡略化
が図られ、中継器Eのサイズの小型化を実現できる。ま
た、第1のバイパス配管14と第2の接続配管7の第2
のバイパス配管51との連結部の下流側との間で熱交換
を行う第2の熱交換部16が設けられているので、第2
の接続配管7から第2の分岐部11に流入する冷媒と暖
房する室内機から第2のバイパス配管51を介して第2
の接続配管7に流入する冷媒とに1つの熱交換部(第2
の熱交換部16)でサブクールを付けることができ、冷
媒回路の簡略化が一層図られ、中継器Eのサイズのさら
なる小型化を実現できる。
【0042】実施の形態2.図5はこの発明の実施の形
態2に係る空気調和装置に適用される中継器を示す上面
図、図6はこの発明の実施の形態2に係る空気調和装置
に適用される中継器の箱体を示す図であり、図6の
(a)はその正面図、図6の(b)はその一側の側面
図、図6の(c)はその他側の側面図である。図7はこ
の発明の実施の形態2に係る空気調和装置に適用される
中継器を構成する第1の組立パーツを示す模式構成図、
図8はこの発明の実施の形態2に係る空気調和装置に適
用される中継器を構成する第2の組立パーツを示す模式
構成図、図9はこの発明の実施の形態2に係る空気調和
装置に適用される中継器を構成する第3の組立パーツを
示す模式構成図である。図5において、中継器Eは、冷
媒回路を構成する第1、第2および第3の組立パーツ6
0、70、80が箱体55内に奥行き方向に並んで収容
されて構成されている。箱体55は、図6に示されるよ
うに、メンテナンス口55a、55bが正面および一側
の側面に開口され、接続口55cが他側の側面に開口さ
れている。そして、メンテナンス蓋56、57がメンテ
ナンス口55a、55bを塞口するようにネジ58によ
り締着されている。また、メンテナンス蓋56には、後
述する第2の組立パーツ70の配管71が挿通される出
口穴56aおよび第3の組立パール80の配管82が挿
通される出口穴56bが穿設されている。さらに、メン
テナンス蓋57には、後述する第3の組立パーツ80の
配管87a〜87c、88a〜88cが挿通される出口
穴57a〜57fが穿設されている。さらにまた、天板
59により上部開口が塞口されている。
【0043】第1の組立パーツ60は、図7に示される
ように、第2および第3の流量制御装置13、15、第
1および第2の熱交換部19、16が配管により一体に
構成されている。そして、配管の各端部が、接続部60
a〜60dを構成している。さらに、メンテナンスが必
要な電気部品である第2および第3の流量制御装置1
3、15が第1の組立パーツ60の一側に配置されてい
る。
【0044】第2の組立パーツ70は、図8に示される
ように、気液分離装置12と周辺の配管71〜73から
構成されている。そして、配管71〜73の各端部が、
接続部70a〜70cを構成している。この気液分離装
置12はマフラ型の銅配管で、冷暖房同時運転の冷房主
体運転時に接続部70aから配管71を介して流入する
冷媒を気相と液相とに分離し、分離された気相の冷媒を
気液分離装置12の気相部に接続された配管73を介し
て接続部70cから流出させ、分離された液相の冷媒を
気液分離装置12の液相部に接続された配管72を介し
て接続部70bから流出させる。
【0045】第3の組立パーツ80は、分岐部81と周
辺の配管82〜86から構成されている。そして、配管
82〜86の端部が接続部80a〜80eを構成してい
る。また、配管82〜85の他端部が予備接続部80f
〜80iを構成し、通常は塞口されている。さらに、配
管87a〜87cおよび配管88a〜88cが分岐部8
1から分岐部81の一側に延出している。この分岐部8
1は、図示していないが、第1の分岐部10と第2の分
岐部とが一体にブロック化されたものである。つまり、
配管82から分岐した3本に配管がそれぞれ三方切換弁
8の第1口8aに接続され、配管83から分岐した3本
の配管がそれぞれ三方切換弁8の第2口8bに接続さ
れ、かつ、配管87a〜87cがそれぞれ三方切換弁8
の第3口8cに接続されて、第1の分岐部10を構成し
ている。また、配管84から分岐した3本の配管がそれ
ぞれ第1の逆止弁50b〜50dを介して配管87a〜
87cに接続され、かつ、配管85から分岐した3本の
配管がそれぞれ第2の逆止弁52b〜52dを介して配
管88a〜88cに接続されて、第2の分岐部11を構
成している。
【0046】つぎに、中継器Eの組み立てについて説明
する。まず、第1、第2および第3の組立パーツ60、
70、80は、図5のように、奥行き方向に3つ並べら
れて、箱体55内に配置される。この時、第1の組立パ
ーツ60は、第2および第3の流量制御装置13、15
が箱体55内の一方の側面側に位置するように配置され
る。また、第2の組立パーツ70は、接続部70aが箱
体55の一方の側面のメンテナンス口55aから延出す
るように配置される。また、第3の組立パーツ80は、
接続部80b〜80eが箱体55内の一方の側面側に位
置し、予備接続部80f〜80iが箱体55内の他方の
側面側に位置し、分岐部81が箱体55内の正面側に位
置し、かつ、接続部80aが箱体55の一方の側面のメ
ンテナンス口55aから延出するように配置される。な
お、配管87a〜87cおよび配管88a〜88cは箱
体55の正面側のメンテナンス口55bから延出してい
る。ついで、第2の組立パーツ70の接続部70b、7
0cがそれぞれ第1の組立パーツ60の接続部60aと
第3の組立パーツ80の接続部80bとに接続され、第
1の組立パーツ60の接続部60b、60c、60dが
それぞれ第3の組立パーツ80の接続部80e、80
c、80dに接続される。その後、メンテナンス蓋5
6、57をネジ58で箱体55に締着して、メンテナン
ス口55a、55bを塞口し、さらに天板59をネジ止
めして、中継器Eが組み立てられる。この中継器Eにお
いては、配管71、82がそれぞれ出口穴56a、56
bから延出し、配管87a〜87cがそれぞれ出口穴5
7a〜57cから延出し、配管88a〜88cがそれぞ
れ出口穴57d〜57fから延出し、予備接続部80f
〜80iが接続口55cに臨んでいる。
【0047】このようにして組み立てられた中継器E
は、図1に示される中継器を具体的に構成したもので、
接続部70aが熱源機A側の第2の接続配管7に接続さ
れ、接続部80aが熱源機A側の第1の接続配管6に接
続され、配管87a〜87cがそれぞれ室内機側の第1
の接続配管6b〜6dに接続され、さらに配管88a〜
88cがそれぞれ室内機側の第2の接続配管7b〜7d
に接続されて、図1に示される空気調和装置を構成す
る。
【0048】このように、この実施の形態2によれば、
第3の組立パーツ80において、第1および第2の分岐
部10、11を一体にブロック化しているので、中継器
Eの小型化を図ることができる。また、第1、第2およ
び第3の組立パーツ60、70、80が箱体55内に収
納されているので、各組立パーツを構成する各部品が箱
体55により保護され、組立パーツの損傷の発生を抑え
ることができる。また、第1、第2および第3の組立パ
ーツ60、70、80が箱体55内に奥行き方向に並ん
で配置されているでの、即ち第1および第2の分岐部1
0、11を構成する分岐部81、気液分離装置12およ
び冷却装置としての第1および第2の熱交換部19、1
6が平面的に配置されているので、中継器Eの高さを低
く抑えることができる。また、メンテナンスが必要な電
気部品である第2および第3の流量制御装置13、15
が箱体55内の一方の側面側に位置し、かつ、メンテナ
ンスが必要な電気部品である分岐部81が箱体55内の
正面側に位置しているので、メンテナンス口55a、5
5bが一方の側面と正面との2カ所ですみ、箱体55全
体を分解することなく2つのメンテナンス蓋56、57
を取り外すだけでメンテナンスでき、メンテナンス性を
向上させることができる。さらに、配管71、82がそ
れぞれ出口穴56a、56bから延出し、配管87a〜
87cがそれぞれ出口穴57a〜57cから延出し、か
つ、配管88a〜88cがそれぞれ出口穴57d〜57
fから延出しているので、室外機側の接続部が箱体55
の一方の側面に集中し、かつ、室内機側の接続部が箱体
55の正面側に集中している。そこで、中継器Eと室外
機(熱源機A)および室内機B、C、Dとの接続が容易
となり、空気調和装置の組立性が向上される。
【0049】また、この第3の組立パーツ80においけ
る配管82〜85の他端側である予備接続部80f〜8
0iが接続口55cに臨んでいるので、分岐数増加パー
ツが接続可能に構成されており、室内機の増設に速やか
に対応することができる。以下、室内機の増設について
図10を参照しつつ説明する。増設中継器90は、第3
の組立パーツ80Aが箱体55A内に収納されて構成さ
れている。この第3の組立パーツ80Aは、配管86が
除去されている点を除いて第3の組立パーツ80と同様
に構成されている。また、箱体55Aは、接続口が両側
面に穿設され、メンテナンス口が正面に穿設されてい
る。そして、メンテナンス蓋57がメンテナンス口を塞
口するように箱体55Aの正面に取り付けられている。
さらに、配管82〜85(図示せず)の一端側の接続部
80a〜80dが一側の接続穴に臨み、配管82〜85
の他端側の予備接続部80f〜80iが他側の接続穴に
臨み、配管87a〜87c、88a〜88c(図示せ
ず)がそれぞれメンテナンス蓋57に穿設された出口穴
57a〜57f(図示せず)から延出している。
【0050】そこで、中継器Eと増設中継器90とが、
接続配管91a〜91dを用いて、中継器E側の予備接
続部80f〜80iと増設中継器90側の接続部80a
〜80dとを接続により連結一体化される。その後、増
設中継器90の配管87a〜87c、88a〜88cと
増設室内機側の第1および第2の接続配管6b〜6d、
7b〜7dとを接続することにより、室内機の増設が可
能となる。同様にして、増設中継器90をさらに追加す
ることにより、さらなる室内機の増設にも対応すること
ができる。
【0051】尚、上記実施の形態2では、熱源機Aおよ
び室内機B、C、Dに対する中継器Eの接続部70a、
80a、87a〜87c、88a〜88cが箱体55の
一方の側面および正面の二方向に集約するものとしてい
るが、それらの接続部を箱体55の1つの面に、即ち一
方向に全て集約するようにしてもよい。また、上記実施
の形態2では、メンテナンスが必要な電気部品である第
2および第3の流量制御装置13、15および分岐部8
1が箱体55内の一方の側面側および正面側の二方向に
集約するものとしているが、それらの電機部品を箱体5
5内の一方向に全て集約するようにしてもよい。
【0052】
【発明の効果】この発明によれば、圧縮機、切換弁およ
び熱源機側熱交換器を有する熱源機と、それぞれ室内側
熱交換器および第1の流量制御装置を有する複数台の室
内機とを第1および第2の接続配管を介して接続し、上
記熱源機から上記複数台の室内機に冷媒を供給して冷暖
房運転する空気調和装置において、上記複数台の室内機
のそれぞれの室内側熱交換器の一方を上記第1の接続配
管または上記第2の接続配管に切り換え接続する弁装置
を有する第1の分岐部と、一側が上記第2の接続配管に
接続され、他側が複数に分岐して上記複数台の室内機の
それぞれの室内側熱交換器の他方に上記第1の流量制御
装置を介して接続された第2の分岐部と、上記第2の分
岐部と上記第1の接続配管とを接続する第1のバイパス
配管とを備え、上記第2の分岐部には、上記第2の接続
配管側から複数に分岐し、それぞれ第1の逆止弁を介し
てそれぞれの上記第1の流量制御装置に接続され、該第
1の逆止弁により上記第2の接続配管側から上記第1の
流量制御装置側へのみ冷媒の流通を許容する第1の冷媒
流路と、上記第2の接続配管側から複数に分岐し、それ
ぞれ第2の逆止弁を介してそれぞれの上記第1の流量制
御装置に接続され、該第2の逆止弁により上記第1の流
量制御装置側から上記第2の接続配管側へのみ冷媒の流
通を許容する第2の冷媒流路とが構成され、上記第2の
接続配管から冷房運転する室内機に上記第1の冷媒流路
を介して冷媒を流入させ、かつ、暖房運転する室内機か
ら上記第2の接続配管に上記第2の冷媒流路を介して冷
媒を流入させるようにしたので、第2の分岐部において
各分岐毎に熱交換部を持たなくても冷房室内機へ流入す
る冷媒のサブクールを付けることができ、冷媒回路が簡
略化された空気調和装置が得られる。
【0053】また、上記第2の分岐部と上記第2の接続
配管との間に冷媒冷却装置を備え、1台以上の室内機が
冷房運転している場合に、上記第2の接続配管から上記
第2の分岐部に流入する冷媒と、暖房運転している室内
機から上記第2の冷媒流路を介して上記第2の接続配管
に流入する冷媒との少なくとも一方の冷媒を上記冷媒冷
却装置で冷却した後、上記第1の冷媒流路を介して冷房
運転している室内機に流入させるようにしたので、第2
の接続配管から流入する冷媒と暖房運転している室内機
から流入する冷媒を一つの冷却装置でサブクールを付け
ることができ、冷媒回路がさらに簡略化される。
【0054】また、上記第1の分岐部と上記第2の分岐
部とを一体にしてブロック化したので、中継器のサイズ
を小さくすることができる。
【0055】また、上記第1の分岐部および上記第2の
分岐部と上記熱源機および上記室内機との接続部を一方
向または直角をなす二方向に集約した構造を採るので、
配管部の接続およびメンテナンスが上記一方向または直
角をなす二方向の接続部に接触可能な一方向から可能と
なり、組立性およびメンテナンス性を向上できる。
【0056】また、上記第1の分岐部および上記第2の
分岐部のうちメンテナンスが必要な部分を一方向または
直角をなす二方向に集約した構造を採るので、上記一方
向または直角をなす二方向からメンテナンスが必要な部
分に接触可能となり、メンテナンス性を向上できる。
【0057】また、上記第1の分岐部および上記第2の
分岐部が板金で囲まれた一つの箱体内に収められ、メン
テナンスが必要な部分が集約された直角をなす二方向に
相対する該箱体の面にメンテナンス口が設けられている
ので、第1および第2の分岐部を構成する配管が箱体で
保護されるとともに、メンテナンス口からメンテナンス
が必要な部分に接触可能となり、メンテナンス性を向上
できる。
【0058】また、上記第2の接続配管の途中に配置さ
れて、気相が上記第1の分岐部に、液相が上記冷媒冷却
装置および上記第2の接続部に分けられる気液分離装置
を備え、上記第1の分岐部、上記第2の分岐部、上記冷
媒冷却装置、上記気液分離装置が平面方向に設置して一
つの箱体内に収められているので、中継器の高さを低く
することが可能となった。
【0059】また、上記第1の分岐部および上記第2の
分岐部が分岐数増加パースを接続可能に構成されている
ので、室内機の増設に容易に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る空気調和装置
の冷媒系を中心とする全体構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係る空気調和装置
における暖房運転のみの動作状態図である。
【図3】 この発明の実施の形態1に係る空気調和装置
における暖房主体運転の動作状態図である。
【図4】 この発明の実施の形態1に係る空気調和装置
における冷房主体運転の動作状態図である。
【図5】 この発明の実施の形態2に係る空気調和装置
に適用される中継器を示す上面図である。
【図6】 この発明の実施の形態2に係る空気調和装置
に適用される中継器の箱体を示す図である。
【図7】 この発明の実施の形態2に係る空気調和装置
に適用される中継器を構成する第1の組立パーツを示す
模式構成図である。
【図8】 この発明の実施の形態2に係る空気調和装置
に適用される中継器を構成する第2の組立パーツを示す
模式構成図である。
【図9】 この発明の実施の形態2に係る空気調和装置
に適用される中継器を構成する第3の組立パーツを示す
模式構成図である。
【図10】 この発明の実施の形態2に係る空気調和装
置に適用される中継器に増設中継器を接続した状態を示
す上面図である。
【図11】 従来の空気調和装置の冷媒系を中心とする
全体構成図である。
【符号の説明】
1 圧縮機、2 四方切換弁、3 熱源機側熱交換器、
5 室内側熱交換器、6 第1の接続配管、7 第2の
接続配管、8 三方切換弁(弁装置)、9 第1の流量
制御装置、10 第1の分岐部、11 第2の分岐部、
12 気液分離装置、14 第1のバイパス配管、16
第2の熱交換部(冷媒冷却装置)、50b、50c、
50d 第1の逆止弁、52b、52c、52d 第2
の逆止弁、55 箱体、90 増設中継器、A 熱源
機、B、C、D 室内機、E 中継器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林田 勝彦 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 三 菱電機エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 3L092 GA08 HA01 HA04 HA10

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、切換弁および熱源機側熱交換器
    を有する熱源機と、それぞれ室内側熱交換器および第1
    の流量制御装置を有する複数台の室内機とを第1および
    第2の接続配管を介して接続し、上記熱源機から上記複
    数台の室内機に冷媒を供給して冷暖房運転する空気調和
    装置において、 上記複数台の室内機のそれぞれの室内側熱交換器の一方
    を上記第1の接続配管または上記第2の接続配管に切り
    換え接続する弁装置を有する第1の分岐部と、 一側が上記第2の接続配管に接続され、他側が複数に分
    岐して上記複数台の室内機のそれぞれの室内側熱交換器
    の他方に上記第1の流量制御装置を介して接続された第
    2の分岐部と、 上記第2の分岐部と上記第1の接続配管とを接続する第
    1のバイパス配管とを備え、 上記第2の分岐部には、上記第2の接続配管側から複数
    に分岐し、それぞれ第1の逆止弁を介してそれぞれの上
    記第1の流量制御装置に接続され、該第1の逆止弁によ
    り上記第2の接続配管側から上記第1の流量制御装置側
    へのみ冷媒の流通を許容する第1の冷媒流路と、上記第
    2の接続配管側から複数に分岐し、それぞれ第2の逆止
    弁を介してそれぞれの上記第1の流量制御装置に接続さ
    れ、該第2の逆止弁により上記第1の流量制御装置側か
    ら上記第2の接続配管側へのみ冷媒の流通を許容する第
    2の冷媒流路とが構成され、 上記第2の接続配管から冷房運転する室内機に上記第1
    の冷媒流路を介して冷媒を流入させ、かつ、暖房運転す
    る室内機から上記第2の接続配管に上記第2の冷媒流路
    を介して冷媒を流入させるようにしたことを特徴とする
    空気調和装置。
  2. 【請求項2】 上記第2の分岐部と上記第2の接続配管
    との間に冷媒冷却装置を備え、1台以上の室内機が冷房
    運転している場合に、上記第2の接続配管から上記第2
    の分岐部に流入する冷媒と、暖房運転している室内機か
    ら上記第2の冷媒流路を介して上記第2の接続配管に流
    入する冷媒との少なくとも一方の冷媒を上記冷媒冷却装
    置で冷却した後、上記第1の冷媒流路を介して冷房運転
    している室内機に流入させるようにしたことを特徴とす
    る請求項1記載の空気調和装置。
  3. 【請求項3】 上記第1の分岐部と上記第2の分岐部と
    を一体にしてブロック化したことを特徴とする請求項1
    又は請求項2記載の空気調和装置。
  4. 【請求項4】 上記第1の分岐部および上記第2の分岐
    部と上記熱源機および上記室内機との接続部を一方向ま
    たは直角をなす二方向に集約した構造を採ることを特徴
    とする特徴とする請求項1又は請求項2記載の空気調和
    装置。
  5. 【請求項5】 上記第1の分岐部および上記第2の分岐
    部のうちメンテナンスが必要な部分を一方向または直角
    をなす二方向に集約した構造を採ることを特徴とする請
    求項1又は請求項2記載の空気調和装置。
  6. 【請求項6】 上記第1の分岐部および上記第2の分岐
    部が板金で囲まれた一つの箱体内に収められ、メンテナ
    ンスが必要な部分が集約された直角をなす二方向に相対
    する該箱体の面にメンテナンス口が設けられていること
    を特徴とする請求項5記載の空気調和装置。
  7. 【請求項7】 上記第2の接続配管の途中に配置され
    て、気相が上記第1の分岐部に、液相が上記冷媒冷却装
    置および上記第2の接続部に分けられる気液分離装置を
    備え、上記第1の分岐部、上記第2の分岐部、上記冷媒
    冷却装置、上記気液分離装置が平面方向に設置して一つ
    の箱体内に収められていることを特徴とする請求項2記
    載の空気調和装置。
  8. 【請求項8】 上記第1の分岐部および上記第2の分岐
    部が分岐数増加パースを接続可能に構成されていること
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載の空気調和装
    置。
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