JP2003004325A - マルチ型ガスヒートポンプ式空気調和装置 - Google Patents

マルチ型ガスヒートポンプ式空気調和装置

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JP2003004325A JP2001193188A JP2001193188A JP2003004325A JP 2003004325 A JP2003004325 A JP 2003004325A JP 2001193188 A JP2001193188 A JP 2001193188A JP 2001193188 A JP2001193188 A JP 2001193188A JP 2003004325 A JP2003004325 A JP 2003004325A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マルチ型ガスヒートポンプ式空気調和装置の
運転状況に応じて、室外熱交換器の凝縮能力及び気化能
力を容易に能力変化させることができる安価なシステム
を提供する。 【解決手段】 複数の室内機ユニットと、圧縮機及び室
外熱交換器を備えている室外機ユニットと、室内機ユニ
ットのそれぞれについて冷媒の流れ方向を制御し冷暖房
運転の選択切換を行う分流コントロールユニットとを具
備してなるマルチ型ガスヒートポンプ式空気調和装置
で、4分割した室外熱交換器32A〜Dを並列に接続す
ると共に、各室外熱交換器32A〜D毎に冷媒の流れを
制御する冷媒供給切換手段となる四方弁38A〜C、電
磁弁39及び逆止弁40を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷媒の圧縮機をガ
スエンジンによって駆動するとともに、暖房運転時に
は、当該ガスエンジンの排気ガスを液冷媒の加熱源とし
て利用するガスヒートポンプ式空気調和装置に係り、特
に、複数の室内ユニットを備えて全数冷房運転、全数暖
房運転及び冷暖房同時運転から選択切換可能なマルチ型
ガスヒートポンプ式空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ヒートポンプを利用して冷暖房等の空調
運転を行う空気調和装置は、室内熱交換器、圧縮機、室
外熱交換器、絞り機構等の要素を含む冷媒回路を備えて
いる。室内の冷暖房は、冷媒がこの回路を巡る途中で、
室内熱交換器及び室外熱交換器において室内の空気(以
下「室内気」と呼ぶ)及び外気とそれぞれ熱の交換を行
うことによって実現される。また、この冷媒回路には、
室外熱交換器による冷媒の熱の受取り(暖房運転時)の
みに頼るのではなく、冷媒そのものを直接的に加熱する
ための冷媒加熱器が設置されることもある。
【0003】ところで、近年、上述した冷媒回路中に設
けられる圧縮機の動力源として、通常使用されている電
動機に代わり、ガスエンジンを利用するものが開発され
ている。このガスエンジンを利用した空気調和装置は、
一般にガスヒートポンプ式空気調和装置(以下「GH
P」と略す)と呼ばれている。このGHPによれば、比
較的安価である都市ガス等を燃料として利用できるた
め、電動機を利用した圧縮機を備えている空気調和装置
(以下「EHP」と略す)のように、ランニングコスト
がかさむということがなく、消費者にとってコストダウ
ンが可能となる。
【0004】また、GHPにおいては、たとえば暖房運
転時に、ガスエンジンから排出される高温の排気ガスや
エンジン冷却水の熱(いわゆる廃熱)を冷媒の加熱源と
して利用すれば、優れた暖房効果を得ることが可能にな
るとともに、EHPに比してエネルギの利用効率を高め
ることができる。ちなみに、この場合において、GHP
のエネルギ利用効率は、EHPと比較して1.2〜1.
5倍ほど高くなる。また、このような仕組みを導入すれ
ば、冷媒回路中において、上述したような冷媒加熱器等
の機器を特別に設置する必要がなくなる。
【0005】その他、GHPでは、暖房運転時に必要な
室外熱交換器の霜除去動作、いわゆるデフロスト動作に
ついてもガスエンジンの廃熱を利用して実施することが
できる。一般に、EHPにおけるデフロスト動作は、暖
房運転を停止して一時的に冷房運転を行って室外熱交換
器の霜除去を行うようになされている。この場合、室内
に対しては冷風が吹き出すことになるから、室内環境の
快適性を損なうこととなる。GHPでは、上記したよう
な事情から連続暖房運転が可能となり、EHPで懸念さ
れるような問題の発生がない。
【0006】一方、EHPの室内ユニット側において
は、複数の空調対象区画毎に独立した室内ユニットを設
置し、全区画(室内ユニットの全数)または一部区画の
冷房運転、全区画(室内ユニットの全数)または一部区
画の暖房運転及び空調対象区画または室内ユニット毎に
冷房/暖房/休止の同時運転を行うことができるマルチ
型と呼ばれるシステムが開発されており、たとえば特開
平1−247967号公報、特開平7−43042号公
報、特開平9−60994号公報などに開示されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに多くの利点を有するGHPの室内ユニットについて
も、EHPと同様にマルチ型システムの適用が望まれ
る。しかしながら、GHPにマルチ型システムを適用す
る場合には、室外ユニット側に設けられている室外熱交
換器の凝縮能力や蒸発能力について、各室内ユニットの
運転状況に応じた広範囲の要求能力に対応する必要があ
る。すなわち、主として冷房運転を行う場合には、冷房
運転を行っている室内機ユニット数や暖房運転を行って
いる室内機ユニット数の組み合わせに応じて、コンデン
サとして機能する室外熱交換器に求められる凝縮能力が
広範囲にわたって変化するため、要求に応じた凝縮能力
を容易に提供できる安価なシステムが望まれる。
【0008】図11は、空気調和装置の冷凍サイクルを
示すモリエル線図である。冷房運転の場合には、図中の
i1−i2間が室内熱交換器の冷房(蒸発)能力とな
る。この冷房能力を得るためには、室外熱交換器側から
i3−i1間の凝縮能力を得る必要がある。しかしなが
ら、複数の室内ユニットにおいてそれぞれ冷房及び暖房
の混合運転がなされる場合、暖房運転をしている少数の
室内熱交換器からi4−i1間の暖房(凝縮)能力が得
られるため、室外熱交換器ではi3−i4間に相当する
凝縮能力を負担すればよい。すなわち、i1−i2間の
冷房能力及びi4−i1間の暖房能力は使用者が選択す
る運転状況に応じて変化する値であるため、室外熱交換
器に要求される凝縮能力もこれに応じて広範囲にわたっ
て変化する。
【0009】また、主として暖房運転を行う場合には、
使用者の設定に応じて、冷房運転を行う少数の室内熱交
換器で得られる蒸発能力と暖房運転を行う多数の室内熱
交換器で得られる凝縮能力とが変化するので、エバポレ
ータとして機能する室外熱交換器に要求される蒸発能力
もこれに応じて広範囲に変化する。なお、暖房運転時に
おいては、たとえばガスエンジンから水熱交換器にエン
ジン冷却水を導入してガスエンジンの廃熱を利用すれ
ば、エバポレータとして機能する室外熱交換器の蒸発能
力を補うことも可能である。
【0010】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、複数の室内機ユニットを
備え冷暖房混合運転も可能なマルチ型システムの運転状
況に応じて、室外熱交換器に対する凝縮能力及び気化能
力の要求変動に容易に能力変化させることができる安価
なシステムを備えたマルチ型ガスヒートポンプ式空気調
和装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するため、以下の手段を採用した。請求項1に記載
のマルチ型ガスヒートポンプ式空気調和装置は、それぞ
れに室内熱交換器を備え室内の空気と冷媒との間で熱交
換を行う複数の室内機ユニットと、ガスエンジンで駆動
する圧縮機及び外気と冷媒との間で熱交換を行う室外熱
交換器を備えている室外機ユニットと、前記室内機ユニ
ットのそれぞれについて冷媒の流れ方向を制御し冷暖房
運転の選択切換を行う分流コントロールユニットとを具
備してなるマルチ型ガスヒートポンプ式空気調和装置で
あって、前記室外熱交換器を複数に分割して並列に接続
すると共に、同室外熱交換器の各分割部分毎に冷媒の流
れを制御する冷媒供給切換手段を設けたことを特徴とす
るものである。
【0012】このようなマルチ型ガスヒートポンプ式空
気調和装置によれば、複数に分割した室外熱交換器に対
し、各分割部毎に冷媒の流れを制御することができるの
で、室外熱交換器の凝縮能力または蒸発能力を分割数に
応じて段階的に変化させることができる。
【0013】請求項1に記載のマルチ型ガスヒートポン
プ式空気調和装置においては、前記室外熱交換器に隣接
して前記ガスエンジンのラジエータを設置し、該ラジエ
ータを複数に分割して並列に接続すると共に、同ラジエ
ータの各分割部毎にエンジン冷却水の導入を選択する切
換手段を設けることが好ましく、これにより、ラジエー
タに導入するエンジン冷却水から得られるエンジン廃熱
を、ラジエータの分割数に応じて段階的に有効利用する
ことができる。
【0014】請求項1または2に記載のマルチ型ガスヒ
ートポンプ式空気調和装置においては、前記室外熱交換
器の室外機ファンで外気導入の風量制御を行うことが好
ましく、これにより、風量制御により室外熱交換器の凝
縮能力または蒸発能力を調整することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下では、本発明に係るマルチ型
ガスヒートポンプ式空気調和装置の一実施形態につい
て、図1から図3を参照して説明する。図1に示すマル
チ型ガスヒートポンプ式空気調和装置(以下「MGH
P」と略す)1は、大きくは複数の室内機ユニット10
と、各室内機ユニット10毎に冷媒の流れ方向を制御し
て冷暖房運転の選択切換を行う分流コントロールユニッ
ト20と、後述するガスエンジン駆動の圧縮機や室外熱
交換器を備えた室外機ユニット30とを具備して構成さ
れている。このMGHP1では、各室内ユニット10、
分流コントロールユニット20及び室外機ユニット30
の間が冷媒配管2をもって接続されている。
【0016】室内機ユニット10には、図2に示すよう
に、冷房運転時に低温低圧の液冷媒を蒸発気化させて室
内の空気(室内気)から熱を奪うエバポレータとして機
能し、暖房運転時に高温高圧のガス冷媒を凝縮液化させ
て室内気を暖めるコンデンサとして機能する、室内熱交
換器11が具備されている。なお、図中の符号12は冷
房運転用の絞り機構として設けた電子膨張弁、13は暖
房運転用の絞り機構として機能するキャピラリチュー
ブ、14は逆止弁である。図示の例では、上述した室内
機ユニット10が4台(10A〜10D)並列に設けら
れており、それぞれが独立した空調対象区画に設置され
て、後述する分流コントロールユニット20の切換操作
により、全数冷房運転、全数暖房運転、または各室内機
ユニット毎に冷房運転/暖房運転/休止(以下「冷暖房
同時運転」と呼ぶ)を選択できるようになっている。
【0017】分流コントロールユニット20は、室内機
ユニット10と室外機ユニット30との間を接続する冷
媒の管路と、冷媒が流れる管路及びその流れ方向を選択
切り換えする電磁弁等の開閉弁とにより構成されてい
る。図示の例では、各室内機ユニット10毎に4個の電
磁弁21,22,23,24が設けられ、それぞれの室
内機ユニット10の運転に応じて各電磁弁21〜24を
開閉することで、すなわち冷房運転、暖房運転及び休止
のいずれかが選択される運転状況に応じて各電磁弁21
〜24の開閉状態を切り換えることで、後述する室外機
ユニット30と接続されて冷媒が流れる管路や冷媒の流
れ方向を選択切換できるようになっている。なお、分流
コントロールユニット20は、一つの室内機ユニット1
0毎にそれぞれ設けられた2本の室内機ユニット接続用
の冷媒配管2と、後述する室外機ユニット30と接続す
るために設けた3本の室外機接続用の冷媒配管2とを備
えている。
【0018】室外機ユニット30は、その内部におい
て、二つの大きな構成部分に分割される。第1の構成部
分は、圧縮機や室外熱交換器などの機器を中心として室
内機ユニット10と共に冷媒回路を形成する部分であ
り、以後冷媒回路部と呼ぶことにする。第2の構成部分
は、圧縮機駆動用のガスエンジンを中心として、これに
付随する機器を備えた部分であり、以後ガスエンジン部
と呼ぶことにする。
【0019】冷媒回路部内には、圧縮機31、室外熱交
換器32、水熱交換器33、アキュムレータ34、レシ
ーバ35、オイルセパレータ36、絞り機構37、四方
弁38、電磁弁39及び逆止弁40などが具備されてい
る。また、冷媒回路部は、分流コントロールユニット2
0に設けられた3本の冷媒配管2と接続するため、それ
ぞれに第1操作弁41,第2操作弁42,第3操作弁4
3を設けた分流コントロールユニット接続用の3本の冷
媒配管2を備えている。圧縮機31は、後述するガスエ
ンジンGEを駆動源として運転され、室内熱交換器11
または室外熱交換器32のいずれかより吸入される低温
低圧のガス冷媒を圧縮し、高温高圧のガス冷媒として吐
出する。これにより冷房運転時には、外気温が高い場合
でも、冷媒は室外熱交換器32を通して外気に放熱する
ことが可能となる。また、暖房運転時には、室内熱交換
器11を通して室内気に熱を与えることが可能となる。
【0020】室外熱交換器32は、冷房運転時に高温高
圧のガス冷媒を凝縮液化させて外気に放熱するコンデン
サとして機能し、逆に暖房運転時には低温低圧の液冷媒
を蒸発気化させて外気から熱を奪うエバポレータとして
機能する。つまり、冷暖房それぞれの運転時において、
室外熱交換器32は、先の室内熱交換器11とは逆の働
きを行うことになる。
【0021】この実施形態における室外熱交換器32
は、熱交換部分を複数に分割して並列に接続した構成と
してある。図示の例では、室外熱交換器32が4分割さ
れており、それぞれに符号32A,32B,32C,3
2Dを付す。また、室外熱交換器32は、後述するガス
エンジGEのラジエータ53と隣接して設置されてい
る。ラジエータ53は、ガスエンジンGEのエンジン冷
却水を外気と熱交換して冷却する熱交換器である。従っ
て、たとえば低外気温時に暖房運転を行うような場合に
は、室外機ファン44の回転方向を選択切換することに
より、エバポレータとして機能する室外熱交換器32が
ラジエータ53を通過して温度上昇した外気と熱交換で
きるようになるため、その蒸発能力を高めることができ
る。
【0022】水熱交換器33は、後述するガスエンジン
GEのエンジン冷却水から冷媒が熱を回収するために設
けられている。すなわち、暖房運転時において、冷媒は
室外熱交換器32における熱交換のみに頼るのではな
く、ガスエンジンGEのエンジン冷却水からも廃熱を回
収することができるようになるため、暖房運転の効果を
より高めることが可能となる。
【0023】アキュムレータ34は、圧縮機31に流入
するガス冷媒に含まれる液状成分を貯留するために設け
られている。レシーバ35は、コンデンサとして機能す
る熱交換器で液化した冷媒を気液分離し、冷凍サイクル
中の余剰冷媒を液として蓄えるために設けられている。
オイルセパレータ36は、冷媒中に含まれる油分を分離
して圧縮機31に戻すために設けられたものである。
【0024】絞り機構37は、凝縮された高温高圧の液
冷媒を減圧、膨張させて低温低圧の液冷媒とするための
ものである。図示の例では、絞り機構37として、電子
膨張弁、膨張弁及びキャピラリーチューブが目的に応じ
て使い分けられている。
【0025】四方弁38は、冷媒配管2に設けられて冷
媒の流路や流れ方向を選択切り換えするものであり、電
磁弁39や逆止弁40と共に、複数に分割した室外熱交
換器32への冷媒供給切換手段を構成している。この四
方弁38には4つのポートD,C,S,Eが設けられて
おり、ポートDは圧縮機31の吐出側と、ポートCは室
外熱交換器32と、ポートSは圧縮機31の吸入側とそ
れぞれ冷媒配管2で接続され、さらにポートEは、ポー
トCと室外熱交換器32とを接続する冷媒配管2の途中
に接続されている。図示の構成例では、4分割した室外
熱交換器32に対応して3個の四方弁38が3個設けら
れており、それぞれに符号38A,38B,38Cを付
す。
【0026】第1の四方弁38Aは、符号32Aを付し
た室外熱交換器(熱交換部)に接続されている。この室
外熱交換器32Aは単独使用が可能であり、しかも、こ
の冷媒配管には絞り機構37として電子膨張弁を備えて
いるため、熱交換能力の可変制御が可能である。第2の
四方弁38Bは、符号32B,32Cを付した二つの室
外熱交換器(熱交換部)に接続されている。この場合、
室外熱交換器32B,32Cは、常に両方が同時使用さ
れ、しかもその用途は同じになる。第3の四方弁38C
は、符号32Dを付した室外熱交換器(熱交換部)に接
続されている。この室外熱交換器32Dは、単独での使
用が可能である。
【0027】従って、室外熱交換器32A〜Dを均等に
分割すれば、その熱交換能力は、室外熱交換器32Aを
単独で使用する25%能力、室外熱交換器32B,32
Cを同時使用する50%能力、室外熱交換器32B〜D
の3分割を使用する75%能力、そして、室外熱交換器
32A〜Dを全て使用する100%能力から、使用状況
に応じて適宜選択することができる。また、四方弁38
A〜Dや電磁弁39を開閉切換操作することにより、冷
媒の流れ方向についても切り換えることができるので、
室外熱交換器32A及び32Dをそれぞれ単独で、そし
て、室外熱交換器32B,32Cを一体的に、エバポレ
ータまたはコンデンサとして使い分けることができる。
【0028】一方、ガスエンジン部には、ガスエンジン
GEを中心として、冷却水系50や燃料吸入系60の
他、図示省略の排気ガス系及びエンジンオイル系が具備
されている。ガスエンジンGEは、冷媒回路部内に設置
されている圧縮機31とシャフトまたはベルト等により
接続されており、ガスエンジンGEから圧縮機31に駆
動力が伝達されるようになっている。
【0029】冷却水系50は、水ポンプ51、リザーバ
タンク52、ラジエータ53などを備え、これらを配管
により接続して構成される回路(破線で表示)を巡るエ
ンジン冷却水によって、ガスエンジンGEを冷却するた
めの系である。水ポンプ51は、ガスエンジンGEの冷
却水を回路に循環させるために設けられている。リザー
バタンク52は、この回路を流れる冷却水において、そ
の余剰分を一時貯蔵しておく、あるいは冷却水が回路に
不足した場合にそれを供給するためのものである。ラジ
エータ53は、室外熱交換器32と一体的に構成された
ものであって、エンジン冷却水がガスエンジンGEから
奪った熱を外気に放出するために設けられている。図示
の例では、室外熱交換器32と同様に、ラジエータ53
も4分割されて並列に接続されており、それぞれに符号
53A,53B,53C,53Dを付してある。また、
電磁弁39を設けて、ラジエータ53A,53Dの単独
使用、ラジエータ53B,53Cの同時使用を選択でき
るようにしてある。
【0030】冷却水系50には、上記した構成の他に排
気ガス熱交換器54が設けられている。これは、ガスエ
ンジンGEより排出される排気ガスの熱を、エンジン冷
却水に回収するために設けられているものである。ま
た、冷却水系50には先に説明した水熱交換器33が備
えられ、冷媒回路部及び冷却水系50の両系に跨るよう
に配置されている。これらのことから、暖房運転時に
は、エンジン冷却水はガスエンジンGEから熱を奪うだ
けでなく排気ガスからも熱を回収し、かつその回収され
た熱が、エンジン冷却水より水熱交換器33を通して冷
媒に与えられる仕組みになっている。なお、冷却水系5
0におけるエンジン冷却水の流量制御は、2箇所に設け
られた流量制御弁55により行われる。
【0031】燃料吸入系60は、ガスレギュレータ6
1、ガス電磁弁62、ガス接続口63などを備え、ガス
エンジンGEに液化天然ガス(LNG)等の都市ガスを
ガス燃料として供給するための系である。ガスレギュレ
ータ61は、ガス電磁弁62及びガス接続口63を介し
て外部から供給されるガス燃料の送出圧力を調整するた
めに設けられている。このガスレギュレータ61で圧力
調整されたガス燃料は、図示省略の吸気口から吸入され
た空気と混合された後、ガスエンジンGEの燃焼室に供
給される。
【0032】以下では、上記の構成となるMGHP1に
おいて、室内を冷暖房するそれぞれの運転時について、
その作用を説明する。まず最初に、室内ユニット10A
〜Dの全数を冷房運転する場合について、図1ないし3
を参照して説明する。なお、各弁類の開閉状態は黒塗り
で図示した弁類が閉であり、冷媒の流れ方向が矢印で示
されている。この場合、冷媒回路部30の四方弁38A
〜Cは、いずれもポートD/C間が連通され、圧縮機3
1の吐出側と室外熱交換器32とが接続されている。こ
の状態では、圧縮機31より吐出された高温高圧のガス
冷媒は、四方弁38を通ってコンデンサとして機能する
室外熱交換器32に送られる。
【0033】高温高圧のガス冷媒は室外熱交換器32で
凝縮液化され、外気に放熱して高温高圧の液冷媒とな
る。この液冷媒は、図3に示すように、逆止弁40を通
過してレシーバ35に導かれる。レシーバ35で気液分
離された液冷媒は、第3操作弁43を通って分流コント
ロールユニット20へ流れ込む。分流コントロールユニ
ット20に流れ込んだ高温高圧の液冷媒は、電磁弁24
を経て電子膨張弁12に導かれ、同電子膨張弁12を通
過する過程で減圧されて低温低圧の液冷媒となり、エバ
ポレータとして機能する室内熱交換器11に送られる。
【0034】室内熱交換器11に送られた低温低圧の液
冷媒は、室内気から熱を奪って蒸発気化する。この過程
で室内気を冷却して低温低圧のガス冷媒となり、再度分
流コントロールユニット20に戻され、さらに、第1操
作弁41を通って室外機ユニット30の冷媒回路部に送
られる。冷媒回路部に送られた低温低圧のガス冷媒はア
キュムレータ34に流入し、液状成分が分離されたのち
圧縮機31に吸入される。圧縮機31に吸入されたガス
冷媒は、圧縮機31の作動により圧縮され、高温高圧の
ガス冷媒となって再び室外熱交換器32に送られるの
で、冷媒が状態変化を繰り返す冷凍サイクルを形成する
ことができる。
【0035】次に、室内ユニット10A〜Dの全数を暖
房運転する場合について、図4ないし6を参照して説明
する。この場合、冷媒回路部の四方弁38A〜Cは、い
ずれもポートC/S間が連通され、圧縮機31の吐出側
と室内熱交換器11とが接続されている。この状態で
は、圧縮機31より吐出された高温高圧のガス冷媒は、
第2操作弁42を通って分流コントロールユニット20
に送られる。分流コントロールユニット20内に導かれ
た冷媒は、電磁弁22を通って各室内ユニット10A〜
Dのコンデンサとして機能する室内熱交換器11に送ら
れる。
【0036】高温高圧のガス冷媒は、室内熱交換器11
で室内気と熱交換して凝縮液化される。この過程におい
て、ガス冷媒は放熱して室内気を暖めたのち、高温高圧
の液冷媒となる。この液冷媒は、キャピラリーチューブ
13を通ることで減圧されて低温低圧の液冷媒となり、
逆止弁14を経て分流コントロールユニット20へ戻さ
れる。分流コントロールユニット20に流れ込んだ低温
低圧の液冷媒は、電磁弁24及び第3操作弁43を通っ
て室外機ユニット30の冷媒回路部に送られる。
【0037】冷媒回路部30に送られた液冷媒は、レシ
ーバ35を経て気液分離がなされ、液冷媒のみがエバポ
レータとして機能する室外熱交換器32へ送られる。こ
の液冷媒は、室外熱交換器32へ入る前に、絞り機構3
7として設けられているキャピラリーチューブを通過し
て再度減圧される。室外熱交換器32においては、低温
低圧の液冷媒は外気から熱を奪い、蒸発気化して低温低
圧のガス冷媒となる。この時、ラジエータ53に高温の
エンジン冷却水を流すと、エンジン廃熱を利用して液冷
媒を効率よく蒸発気化させることができる。
【0038】こうして低温低圧のガスとなった冷媒は、
四方弁38のポートCからポートSを経てアキュムレー
タ34へ導かれ、液状成分が分離されたのち圧縮機31
に吸入される。圧縮機31に吸入されたガス冷媒は、圧
縮機31の作動により圧縮され、高温高圧のガス冷媒と
なって再び室内熱交換器11に送られるので、冷媒が状
態変化を繰り返す冷凍サイクルを形成することができ
る。
【0039】最後に、室内ユニット10A〜Dを冷暖房
同時運転する場合について、図7ないし9を参照して説
明する。なお、ここでの冷暖房同時運転は、暖房主体運
転に冷房運転を混在させた場合、具体的には3セットの
室内機ユニット10A〜Cを暖房運転とし、残る1セッ
トの室内機ユニット10Dを冷房運転する場合を例にし
て説明する。この場合、冷媒回路部の四方弁38A,C
は、いずれもポートC/S間が連通され、圧縮機31の
吐出側と室内ユニット10A〜Cの室内熱交換器11と
が接続されている。
【0040】この状態では、圧縮機31より吐出された
高温高圧のガス冷媒は、第2操作弁42を通って分流コ
ントロールユニット20に送られる。分流コントロール
ユニット20内に導かれた冷媒は、室内機ユニット10
A〜Cに対応するそれぞれの電磁弁22を通って、各室
内ユニット10A〜Cにおいてコンデンサとして機能す
る室内熱交換器11A〜Cに送られる。
【0041】高温高圧のガス冷媒は、室内熱交換器11
A〜Cで室内気と熱交換して凝縮液化される。この過程
において、ガス冷媒は放熱して室内気を暖めたのち、高
温高圧の液冷媒となる。この液冷媒は、キャピラリーチ
ューブ13を通ることで減圧されて低温低圧の液冷媒と
なり、逆止弁14を経て分流コントロールユニット20
へ戻される。分流コントロールユニット20に流れ込ん
だ低温低圧の液冷媒は、電磁弁24及び第3操作弁43
を通って室外機ユニット30の冷媒回路部に送られる。
【0042】一方、冷房運転されている室内機ユニット
10Dは、分流コントロールユニット20内において、
対応する電磁弁21,24が開となる。このため、室内
機ユニット10A〜Cから室外機ユニット30へ送られ
る低温低圧の液冷媒は、その一部が第3操作弁43の上
流側で分流し、電磁弁24及び電子膨張弁12を通って
エバポレータとして機能する室内熱交換器11Dに送ら
れる。室内熱交換器11Dに送られた低温低圧の液冷媒
は、室内気から熱を奪って蒸発気化し、室内気を冷却す
る。この過程で室内気を冷却して低温低圧のガス冷媒と
なり、分流コントロールユニット20に戻される。分流
コントロールユニット20内では電磁弁21を通り、第
1操作弁41から室外機ユニット30の冷媒回路部に送
られる。
【0043】室内機ユニット10Dへ分流させた残りの
液冷媒は、第3操作弁43から冷媒回路部30に送られ
る。この液冷媒は、レシーバ35を経て気液分離がなさ
れ、液冷媒のみがエバポレータとして機能する室外熱交
換器32へ送られる。この液冷媒は、室外熱交換器32
へ入る前に、絞り機構37として設けられているキャピ
ラリーチューブを通過して再度減圧される。
【0044】ところで、室外熱交換器32に要求される
蒸発能力は、全数暖房運転時と比較して少なくてすむ。
すなわち、4セット設けてある室内機ユニット10A〜
Dのうち、3セットが暖房運転され、残る1セットが冷
房運転されていることから、4分割された室外熱交換器
32A〜Dの約50%と、冷房運転している室内熱交換
器11Dとを合計した蒸発能力があればよい。このた
め、ここでは室外熱交換器32A及び32Dを使用し、
残る50%の室外熱交換器32B,32Cは休止させて
いる。従って、低温低圧の液冷媒は、室外熱交換器32
A,32Dを通過して流れる過程において外気から熱を
奪い、蒸発気化して低温低圧のガス冷媒となる。この
時、ラジエータ53に高温のエンジン冷却水を流すと、
エンジン廃熱を利用して液冷媒を効率よく蒸発気化させ
ることができる。
【0045】こうして低温低圧のガスとなった冷媒は、
四方弁38A,CのポートCからポートSを経てアキュ
ムレータ34へ導かれる。また、室内熱交換器11Dで
蒸発気化した低温低圧のガス冷媒は、第1操作弁41の
後流側で四方弁38A,Cからアキュムレータ34へ導
かれるガス冷媒と合流し、同様にしてアキュムレータ3
4へ導かれる。アキュムレータ34に導入された低温低
圧のガス冷媒は、液状成分が分離されたのち圧縮機31
に吸入される。圧縮機31に吸入されたガス冷媒は、圧
縮機31の作動により圧縮され、高温高圧のガス冷媒と
なって再び室内熱交換器11に送られるので、冷媒が状
態変化を繰り返す冷凍サイクルを形成することができ
る。
【0046】このように、冷暖房同時運転を行う場合に
は、室内機ユニット10A〜Dの運転状況に応じて、4
分割された室外熱交換器32A〜Dの運転形態を、コン
デンサ、エバポレータまたは休止の中から、四方弁38
及び電磁弁39の操作によりそれぞれ選択切り換えする
ことができる。すなわち、4分割された室外熱交換器3
2A〜Dは、コンデンサとして使用する場合、その使用
数に応じて、図10に実線で示すように、段階的に変化
する凝縮能力の特性を有している。この特性では、要求
能力がa%から25%までの間は凝縮能力も比例して増
加している。これは、絞り機構37として調整機能を有
する電子膨張弁が採用されている室外熱交換器32Aを
単独で使用するためである。なお、凝縮能力の最低値
は、電子膨張弁の調整範囲により定まる。
【0047】要求能力が25%以上になると、室外熱交
換器を2台同時使用することで50%の凝縮能力が得ら
れるようにしてある。この場合、室外熱交換器32B,
32Cを常に同時使用することで、選択切換に必要とな
る電磁弁39の数を減らしている。なお、この場合の絞
り機構37には、低コスト化を狙って調整機能がない膨
張弁を採用しているため、凝縮能力を比例制御すること
はできない。要求能力が50%以上になると、室外熱交
換器を3台使用して75%の凝縮能力が得られるように
してある。この場合、上述した50%の凝縮能力が得ら
れる室外熱交換器32B,32Cに加えて、室外熱交換
器32Dを追加使用する。そして、要求能力が75%以
上になると、4分割した室外熱交換器32A〜Dを全数
使用し、100%の凝縮能力が得られるようにしてあ
る。なお、上述した凝縮能力は、エバポレータとして使
用する場合には蒸発能力と読み替えることができる。
【0048】ところで、室外熱交換器32の分割数は4
分割に限定されるものではなく、室内ユニット10の数
や冷暖房同時運転の要求などに応じて適宜変更可能であ
る。また、調整機能を有する電子膨張弁を絞り機構37
の全てに採用すれば、ほぼ全域にわたって比例制御する
ことができる。従って、絞り機構37についても、全て
に調整機能を有する電子膨張弁を採用してもよいし、反
対に全てに調整機能をもたない膨張弁を採用することも
可能である。
【0049】このように、全数冷房運転の場合には、冷
房運転することでエバポレータとして機能する室外熱交
換器11A〜Dの数と、コンデンサとして機能する室外
熱交換器32A〜Dの数を一致させ、全数暖房運転の場
合には、暖房運転することでコンデンサとして機能する
室内熱交換器11A〜Dの数とエバポレータとして機能
する室外熱交換器32A〜Dの数とを一致させればよ
い。また、冷暖房同時運転の場合には、エバポレータと
して機能する室内熱交換器11及び室外熱交換器32の
蒸発能力と、コンデンサとして機能する室内熱交換器1
1及び室外熱交換器32の凝縮能力とがバランスするよ
うに、分割された室外熱交換器32の使用数や組合せな
どを決めればよい。なお、たとえば室内熱交換器11が
4セット設置され、冷房運転及び暖房運転が共に2セッ
トと同数の場合には、室内熱交換器11どうしで能力が
バランスするので、室外熱交換器32を全数休止させる
ことも可能である。
【0050】さて、上述した実施形態では、ラジエータ
53を室外熱交換器32と同様の4分割としてある。こ
のため、電磁弁39の開閉操作により、特に、室外熱交
換器32をエバポレータとして使用する分割部に対応し
てエンジン冷却水を導入することが可能になり、ラジエ
ータの分割数に応じてエンジン廃熱を段階的に有効利用
することができる。また、上述した室外熱交換器32の
熱交換能力については、室外機ファン44の運転速度を
制御することにより外気導入の風量が変化するので、使
用する分割部の数を切り換える段階的な調整に加え、風
量に応じた調整も可能である。なお、本発明の構成は上
述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要
旨を逸脱しない範囲内において適宜変更することができ
る。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のマルチ型
ガスヒートポンプ式空気調和装置によれば、室外熱交換
器を複数に分割して並列に接続し、冷媒供給切換手段に
より各分割部毎の冷媒の流れを制御できるようにしたの
で、全数冷房運転、全数暖房運転及び冷暖房同時運転か
ら適宜選択される室内機ユニットの運転状況に応じて大
きく変動する蒸発能力または凝縮能力を、安価なシステ
ムで容易に得ることができるといった顕著な効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るマルチ型ガスヒートポンプ式空
気調和装置の一実施形態を示す図で、全数冷房運転時の
状態を示す全体構成図である。
【図2】 図1における分流コントロールユニット及び
室内機ユニットの内部構成を示す図である。
【図3】 図1における室外熱交換器周辺の構成例を示
す図である。
【図4】 本発明に係るマルチ型ガスヒートポンプ式空
気調和装置の一実施形態を示す図で、全数暖房運転時の
状態を示す全体構成図である。
【図5】 図4における分流コントロールユニット及び
室内機ユニットの内部構成を示す図である。
【図6】 図4における室外熱交換器周辺の構成例を示
す図である。
【図7】 本発明に係るマルチ型ガスヒートポンプ式空
気調和装置の一実施形態を示す図で、冷暖房同時運転時
の状態を示す全体構成図である。
【図8】 図7における分流コントロールユニット及び
室内機ユニットの内部構成を示す図である。
【図9】 図8における室外熱交換器周辺の構成例を示
す図である。
【図10】 本発明の実施形態に示した室外熱交換器に
ついて、凝縮能力の特性を示す図である。
【図11】 マルチ型ガスヒートポンプ式空気調和機に
おいて、冷暖房同時運転を実施した場合の問題点を説明
するために示したモリエル線図である。
【符号の説明】
1 マルチ型ガスヒートポンプ式空気調和装置(MGH
P) 10 室内機ユニット 11 室内熱交換器 20 分流コントロールユニット 30 室外機ユニット 31 圧縮機 32 室外熱交換器 37 絞り機構 38 四方弁 39 電磁弁 40 逆止弁 41 第1操作弁 42 第2操作弁 43 第3操作弁 GE ガスエンジン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F25B 27/02 F25B 27/02 C F (72)発明者 笠木 司 愛知県西春日井郡西枇杷島町旭町3丁目1 番地 三菱重工業株式会社冷熱事業本部内 (72)発明者 加藤 忠広 愛知県西春日井郡西枇杷島町旭町3丁目1 番地 三菱重工業株式会社冷熱事業本部内 Fターム(参考) 3L092 GA01 GA02 HA01 HA13 LA02 LA03 LA06 MA04 NA12 PA11

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれに室内熱交換器を備え室内の空
    気と冷媒との間で熱交換を行う複数の室内機ユニット
    と、ガスエンジンで駆動する圧縮機及び外気と冷媒との
    間で熱交換を行う室外熱交換器を備えている室外機ユニ
    ットと、前記室内機ユニットのそれぞれについて冷媒の
    流れ方向を制御し冷暖房運転の選択切換を行う分流コン
    トロールユニットとを具備してなるマルチ型ガスヒート
    ポンプ式空気調和装置であって、 前記室外熱交換器を複数に分割して並列に接続すると共
    に、同室外熱交換器の各分割部分毎に冷媒の流れを制御
    する冷媒供給切換手段を設けたことを特徴とするマルチ
    型ガスヒートポンプ式空気調和装置。
  2. 【請求項2】 前記室外熱交換器に隣接して前記ガスエ
    ンジンのラジエータを設置し、該ラジエータを複数に分
    割して並列に接続すると共に、同ラジエータの各分割部
    毎にエンジン冷却水の導入を選択する切換手段を設けた
    ことを特徴とする請求項1に記載のマルチ型ガスヒート
    ポンプ式空気調和装置。
  3. 【請求項3】 前記室外熱交換器の室外機ファンで外気
    導入の風量制御を行うことを特徴とする請求項1または
    2に記載のマルチ型ガスヒートポンプ式空気調和装置。
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