JP2944507B2 - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JP2944507B2
JP2944507B2 JP8086784A JP8678496A JP2944507B2 JP 2944507 B2 JP2944507 B2 JP 2944507B2 JP 8086784 A JP8086784 A JP 8086784A JP 8678496 A JP8678496 A JP 8678496A JP 2944507 B2 JP2944507 B2 JP 2944507B2
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節 中村
秀一 谷
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智彦 河西
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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2313/00Compression machines, plants or systems with reversible cycle not otherwise provided for
    • F25B2313/023Compression machines, plants or systems with reversible cycle not otherwise provided for using multiple indoor units
    • F25B2313/0231Compression machines, plants or systems with reversible cycle not otherwise provided for using multiple indoor units with simultaneous cooling and heating

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、熱源機1台に対
して複数台の室内機を接続する多室型ヒートポンプ式空
気調和装置で各室内機毎に冷暖房を選択的に、かつ一方
の室内機では冷房、他方の室内機では暖房を同時に行う
ことができる空気調和装置、とくに冷媒流量制御装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は従来のヒートポンプ式空気調和装
置の一例を示す全体構成図であり、図において1は圧縮
機、2は4方弁、3は熱源機側熱交換器、4はアキュム
レータ、5は室内側熱交換器、6は第1の接続配管、7
は第2の接続配管、9は第1の流量制御装置である。
【0003】つぎに、従来の空気調和装置の動作につい
て説明する。まず、冷房運転をする場合には、圧縮機1
より吐出された高温高圧冷媒ガスは、4方弁2を通り熱
源機側熱交換器3で空気と熱交換して凝縮液化された
後、第2の接続配管7を通り室内機へ流入し、第1の流
量制御装置9により低圧まで減圧されて室内側熱交換器
5で室内空気と熱交換して蒸発しガス化され、室内を冷
房する。このガス状態となった冷媒は、第1の接続配管
6から4方弁2、アキュムレータ4を経て圧縮機1に吸
入される循環サイクルを構成し、冷房運転を行う。
【0004】また、暖房運転をする場合には、圧縮機1
より吐出された高温高圧冷媒ガスは、4方弁2、第1の
接続配管6を通り室内機に流入し、室内側熱交換器5で
室内空気と熱交換して凝縮液化し、室内を暖房する。こ
の液状態となった冷媒は、第1の流量制御装置9で低圧
の気液二相状態まで減圧され、第2の接続配管7を通り
熱源機側熱交換器3に流入し、空気と熱交換して蒸発し
ガス状態となり、4方弁2、アキュムレータ4を経て圧
縮機1に吸入される循環サイクルを構成し、暖房運転を
行う。
【0005】図10は従来のヒートポンプ式空気調和装
置の他の例を示す全体構成図であり、図において24は
低圧飽和温度検出手段である。従来の空気調和装置で
は、冷房運転をする場合に、低圧飽和温度検出手段24
の検出温度が所定値に一致するように圧縮機1を容量制
御していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の空気調和装置は
以上のように構成されているので、すべての室内機が冷
房または暖房にしか運転できないため、冷房が必要な場
所で暖房が行われたり、逆に暖房が必要な場所で冷房が
行われる等の不具合があった。特に、大規模なビルに据
え付けた場合、インテリア部とペリメータ部、または一
般事務室とコンピュータルーム等のOA(オフィス・オ
ートメーション)化された部屋とでは、空調の負荷が著
しく異なるため、特に問題となっていた。また、冷房運
転負荷や暖房運転負荷が変動すると、冷媒サイクルの圧
力に変化が生じて冷媒サイクルの乱れが発生してしま
い、安定した運転が一時的に継続できなくなるという不
具合もあった。
【0007】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、各室内機毎に冷暖房を選択的
に、かつ一方の室内機では冷房、他方の室内機では暖房
が同時に安定して行うことができる冷暖房同時運転可能
な空気調和装置を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の発明に
係る空気調和装置は、圧縮機、4方弁および熱源機側熱
交換器を有する1台の熱源機と、室内側熱交換器と第1
の流量制御装置とを有する複数台の室内機とを第1およ
び第2の接続配管を介して接続し、熱源機から複数台の
室内機に冷媒を供給して冷暖房運転する空気調和装置に
おいて、複数台の室内機の室内側熱交換器の一方を第1
の接続配管または第2の接続配管に切換可能に接続する
弁装置を備えた第1の分岐部と、複数台の室内機の室内
側熱交換器の他方に第1の流量制御装置を介して接続さ
れ、かつ、第2の流量制御装置を介して第2の接続配管
に接続してなる第2の分岐部と、熱源機側熱交換器が凝
縮器となる運転時には、凝縮器の冷媒出口側から第2の
接続配管にのみ冷媒を流通させるとともに第1の接続配
管から4方弁側にのみ冷媒を流通させ、かつ、熱源機側
熱交換器が蒸発器となる運転時には、第1の接続配管か
ら蒸発器の冷媒流入側にのみ冷媒を流通させるとともに
4方弁から第2の接続配管にのみ冷媒を流通させる流路
切換装置とを備え、第1の接続配管と第2の接続配管と
を接続し、除霜運転時に開路するバイパス回路を設けた
ものである。
【0009】この発明の第2の発明に係る空気調和装置
は、上記第1の発明において、第2の分岐部と第1の接
続配管とを接続し、第3の流量制御装置が設けられたバ
イパス配管を備え、除霜運転時に、バイパス配管に設け
られた第3の流量制御装置を開路するものである。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面に基づき説明する。 実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1に係る
空気調和装置の冷媒系を中心とする全体構成図である。
また、図2乃至図4は図1の実施の形態1における冷暖
房運転時の動作状態を示したものであり、図2は冷房ま
たは暖房のみの運転動作状態図、図3および図4は冷暖
房同時運転の動作を示すもので、図3は暖房主体(暖房
運転容量が冷房運転容量より大きい場合)を、図4は冷
房主体(冷房運転容量が暖房運転容量より大きい場合)
を示す運転動作状態図である。なお、この実施の形態1
では、熱源機1台に室内機3台を接続した場合について
説明するが、2台以上の室内機を接続した場合も同様で
ある。
【0015】図1において、Aは熱源機、B,C,Dは
後述するように互いに並列接続された室内機でそれぞれ
同じ構成となっている。Eは後述するように、第1の分
岐部、第2の流量制御装置、第2の分岐部、気液分離装
置、熱交換部、第3の流量制御装置、第4の流量制御装
置を内蔵した中継機である。また、1は圧縮機、2は熱
源機の冷媒流通方向を切り換える4方弁、3は熱源機側
熱交換器、4は4方弁2を介して圧縮機1と接続されて
いるアキュムレータで、圧縮機1、4方弁2、熱源機側
熱交換器3およびアキュムレータ4によって熱源機Aを
構成している。また、5は3台の室内機B,C,Dに設
けられた室内側熱交換器、6は熱源機Aの4方弁2と中
継機Eを接続する太い第1の接続配管、6b,6c,6
dはそれぞれ室内機B,C,Dの室内側熱交換器5と中
継機Eを接続し、第1の接続配管6に対応する室内機側
の第1の接続配管、7は熱源機Aの熱源機側熱交換器3
と中継機Eを接続する第1の接続配管6より細い第2の
接続配管である。また、7b,7c,7dはそれぞれ室
内機B,C,Dの室内側熱交換器5と中継機Eを第1の
接続配管6を介して接続し、第2の接続配管7に対応す
る室内機側の第2の接続配管である。8は室内機側の第
1の接続配管6b,6c,6dと、第1の接続配管6ま
たは第2の接続配管7側に切り換え可能に接続し、かつ
室内機側の第1の接続配管6b,6c,6dと第1の接
続配管6、第2の接続配管7のいずれとも流通を閉止す
ることの可能な弁装置としての三方切換弁である。
【0016】9は室内側熱交換器5に近接して接続さ
れ、冷房時は室内側熱交換器5の出口側のスーパーヒー
ト量により(本実施の形態では後述する第1の弁開度制
御手段52により)、暖房時は室内側熱交換器5の出口
側サブクール量により制御される第1の流量制御装置
で、室内機側の第2の接続配管7b,7c,7dに接続
される。10は室内機側の第1の接続配管6b,6c,
6dと、第1の接続配管6または、第2の接続配管7に
切り換え可能に接続する三方切換弁8よりなる第1の分
岐部である。11は室内機側の第2の接続配管7b,7
c,7dと第2の接続配管7よりなる第2の分岐部であ
る。12は第2の接続配管7の途中に設けられた気液分
離装置で、その気相部は三方切換弁8の第1口8aに接
続され、その液相部は第2の分岐部11に接続されてい
る。13は気液分離装置12と第2の分岐部11との間
に接続する開閉自在な第2の流量制御装置(ここでは電
気式膨張弁)である。
【0017】14は第2の分岐部11と第1の接続配管
6とを結ぶバイパス配管、15はバイパス配管14の途
中に設けられた第3の流量制御装置(ここでは電気式膨
張弁)、16aはバイパス配管14の途中に設けられた
第3の流量制御装置15の下流に設けられ、第2の分岐
部11における各室内機側の第2の接続配管7b,7
c,7dの会合部との間でそれぞれ熱交換を行う第2の
熱交換部である。16b,16c,16dはそれぞれバ
イパス配管14の途中に設けられた第3の流量制御装置
15の下流に設けられ、第2の分岐部11における各室
内機側の第2の接続配管7b,7c,7dとの間でそれ
ぞれ熱交換を行う第3の熱交換部である。
【0018】19はバイパス配管14の第3の流量制御
装置15の下流および第2の熱交換部16aの下流に設
けられ、気液分離装置12と第2の流量制御装置13と
を接続する配管との間で熱交換を行う第1の熱交換部、
17は第2の分岐部11と第1の接続配管6との間に接
続する開閉自在な第4の流量制御装置(ここでは電気式
膨張弁)である。一方、32は熱源機側熱交換器3と第
2の接続配管7との間に設けられた第3の逆止弁であ
り、熱源機側熱交換器3から第2の接続配管7へのみ冷
媒流通を許容する。33は熱源機Aの4方弁2と第1の
接続配管6との間に設けられた第4の逆止弁であり、第
1の接続配管6から4方弁2へのみ冷媒流通を許容す
る。
【0019】34は熱源機Aの4方弁2と第2の接続配
管7との間に設けられた第5の逆止弁であり、4方弁2
から第2の接続配管7へのみ冷媒流通を許容する。35
は熱源機側熱交換器3と第1の接続配管6との間に設け
られた第6の逆止弁であり、第1の接続配管6から熱源
機側熱交換器3へのみ冷媒流通を許容する。第3、第
4、第5、第6の逆止弁32,33,34,35で流路
切換装置40を構成する。25は第1の分岐部10と第
2の流量制御装置13の間に設けられた第1の圧力検出
手段、26は第2の流量制御装置13と第4の流量制御
装置17との間に設けられた第2の圧力検出手段であ
る。
【0020】49は第1の接続配管6と第2の接続配管
7との間を接続するバイパス回路、48はバイパス回路
49の配管途中に設けられ、バイパス回路49の開閉を
制御する第6の電磁開閉弁である。
【0021】つぎに、この実施の形態1の動作について
説明する。まず、図2を用いて冷房運転のみの場合につ
いて説明する。バイパス回路49は第6の電磁開閉弁4
8により閉状態となっている。そして、同図に実線矢印
で示すように圧縮機1より吐出された高温高圧冷媒ガス
は4方弁2を通り、熱源機側熱交換器3で室外空気と熱
交換して凝縮液化された後、第3の逆止弁32、第2の
接続配管7、気液分離装置12、第2の流量制御装置1
3の順に通り、さらに第2の分岐部11、室内機側の第
2の接続配管7b,7c,7dを通り、各室内機B,
C,Dに流入する。各室内機B,C,Dに流入した冷媒
は、後述する流量制御手段52により制御される第1の
流量制御装置9により低圧まで減圧されて室内側熱交換
器5で室内空気と熱交換して蒸発しガス化され室内を冷
房する。
【0022】このガス状態となった冷媒は、室内機側の
第1の接続配管6b,6c,6d、三方切換弁8、第1
の分岐部10、第1の接続配管6、第4の逆止弁33、
熱源機の4方弁2、アキュムレータ4を経て圧縮機1に
吸入される循環サイクルを構成し、冷房運転を行う。こ
の時、三方切換弁8の第1口8aは閉路、第2口8bと
第3口8cは開路されている。この時、第1の接続配管
6が低圧、第2の接続配管7が高圧のため必然的に第3
の逆止弁32、第4の逆止弁33へ流通する。
【0023】また、このサイクルの時、第2の流量制御
装置13を通過した冷媒の一部がバイパス配管14へ入
り第3の流量制御装置15で低圧まで減圧されて第3の
熱交換部16b,16c,16dで第2の分岐部11の
各室内機側の第2の接続配管7b,7c,7dとの間で
熱交換を行い、第2の熱交換部16aで第2の分岐部1
1の各室内機側の第2の接続配管7b,7c,7dの会
合部との間で熱交換を行い、さらに第1の熱交換部19
で第2の流量制御装置13に流入する冷媒との間で熱交
換を行い、蒸発した冷媒は、第1の接続配管6、第4の
逆止弁33へ入り、熱源機の4方弁2、アキュムレータ
4を経て圧縮機1に吸入される。一方、第1、第2、第
3の熱交換部19,16a,16b,16c,16dで
熱交換し冷却され、サブクールを充分につけられた第2
の分岐部11の冷媒は冷房しようとしている室内機B,
C,Dへ流入する。
【0024】次に、図2を用いて暖房運転のみの場合に
ついて説明する。バイパス回路49は第6の電磁開閉弁
48により閉状態となっている。そして、同図に点線矢
印で示すように、圧縮機1より吐出された高温高圧冷媒
ガスは、4方弁2を通り、第5の逆止弁34、第の接
続配管7、気液分離装置12を通り、第1の分岐部1
0、三方切換弁8、室内機側の第1の接続配管6b,6
c,6dの順に通り、各室内機B,C,Dに流入し、室
内空気と熱交換して凝縮液化し、室内を暖房する。
【0025】この液状態となった冷媒は、各室内側熱交
換器5の出口のサブクール量により制御されてほぼ全開
状態の第1の流量制御装置9を通り、室内機側の第2の
接続配管7b,7c,7dから第2の分岐部11に流入
して合流し、さらに第4の流量制御装置17を通る。こ
こで、第1の流量制御装置9または第3、第4の流量制
御装置15,17のどちらか一方で低圧の気液二相状態
まで減圧される。低圧まで減圧された冷媒は、第1の接
続配管6を経て熱源機Aの第6の逆止弁35、熱源機側
熱交換部3に流入し、ここで室外空気と熱交換して蒸発
しガス状態となった冷媒は熱源機の4方弁2、アキュム
レータ4を経て圧縮機1に吸入される循環サイクルを構
成し、暖房運転を行う。この時、三方切換弁8は第2口
8bは閉路、第1口8aと第3口8cは開路されてい
る。また、冷媒はこの時、第1の接続配管6が低圧側、
第2の接続配管7が高圧側となるが、それぞれ第6の逆
止弁35、および第5の逆止弁34を介して圧縮機1の
吸入側、および圧縮機1の吐出側に連通するため必然的
に第5の逆止弁34、第6の逆止弁35へ流通する。
【0026】次に冷暖房同時運転における暖房主体の場
合について図3を用いて説明する。ここでは、室内機
B,Cの2台が暖房、室内機D1台が冷房しようとして
いる場合について説明する。バイパス回路49は第6の
電磁開閉弁48により閉状態となっている。そして、同
図に点線矢印で示すように圧縮機1より吐出された高温
高圧冷媒ガスは、4方弁2を経て第5の逆止弁34、第
2の接続配管7を通して中継機Eへ送られ、気液分離装
置12を通り、第1の分岐部10、三方切換弁8、室内
機側の第1の接続配管6b,6cの順に通り、暖房しよ
うとする各室内機B,Cに流入し、室内側熱交換器5で
室内空気と熱交換して凝縮液化され室内を暖房する。
【0027】この凝縮液化した冷媒は、室内機B、Cの
各室内側熱交換器5の出口のサブクール量により制御さ
れ、ほぼ全開状態の第1の流量制御装置9を通り少し減
圧されて第2の分岐部11に流入する。この冷媒の一部
は、室内機側の第2の接続配管7dを通り、冷房しよう
とする室内機Dに入り、後述する第1の弁開度制御手段
52により制御される第1の流量制御装置9に入り、減
圧された後に、室内側熱交換器5に入って熱交換して蒸
発しガス状態となって室内を冷房し、第1の接続配管6
dを経て三方切換弁8を介して第1の接続配管6に流入
する。
【0028】一方、他の冷媒は第1の圧力検出手段25
の検出圧力、第2の圧力検出手段26の検出圧力の圧力
差が所定範囲となるように制御される第4の流量制御装
置17を通って、冷房しようとする室内機Dを通った冷
媒と合流して太い第1の接続配管6を経て、熱源機Aの
第6の逆止弁35、熱源機側熱交換器3に流入し、ここ
で室外空気と熱交換して蒸発しガス状態となる。
【0029】この冷媒は熱源機の4方弁2、アキュムレ
ータ4を経て圧縮機1に吸入される循環サイクルを構成
し、暖房主体運転を行う。この時、冷房する室内機Dの
室内側熱交換器5の蒸発圧力と熱源機側熱交換器3の圧
力差が、太い第1の接続配管6に切り換えるために小さ
くなる。また、この時、室内機B,Cに接続された三方
切換弁8の第2口8bは閉路、第1口8aと第3口8c
は開路されており、室内機Dの第1口8aは閉路、第2
口8b、第3口8cは開路されている。また、冷媒はこ
の時、第1の接続配管6が低圧、第2の接続配管7が高
圧のため必然的に第5の逆止弁34、第6の逆止弁35
へ流通する。
【0030】このサイクルの時、一部の液冷媒は第2の
分岐部11の各室内機側の第2の接続配管7b,7c,
7dの会合部からバイパス配管14へ入り、第3の流量
制御装置15で低圧まで減圧されて、第3の熱交換部1
6b,16c,16dで第2の分岐部11の各室内機側
の第2の接続配管7b,7c,7dとの間で、第2の熱
交換部16aで第2の分岐部11の各室内機側の第2の
接続配管7b,7c,7dの会合部との間で熱交換し、
さらに第1の熱交換部19で第2の流量制御装置13に
流入する冷媒との間で熱交換を行い、蒸発した冷媒は、
第1の接続配管6、第6の逆止弁35へ入り、熱源機の
4方弁2、アキュムレータ4を経て、圧縮機1に吸入さ
れる。一方、第2、第3の熱交換部16a,16b,1
6c,16dで熱交換し、冷却され、サブクールを充分
つけられた第2の分岐部11の冷媒は冷房しようとして
いる室内機Dへ流入する。
【0031】次に、冷暖房同時運転における冷房主体の
場合について図4を用いて説明する。ここでは、室内機
B,Cの2台が冷房、室内機D1台が暖房しようとして
いる場合について説明する。バイパス回路49は第6の
電磁開閉弁48により閉状態となっている。そして、同
図に実線矢印で示すように、圧縮機1より吐出された冷
媒ガスは、4方弁2を経て熱源機側熱交換器3に流入
し、ここで室外空気と熱交換して、二相の高温高圧状態
となる。その後、この二相の高温高圧状態の冷媒は第3
の逆止弁32、第2の接続配管7を経て、中継機Eの気
液分離装置12へ送られる。ここで、ガス状冷媒と液状
冷媒に分離され、分離されたガス状冷媒は第1の分岐部
10、三方切換弁8、室内機側の第1の接続配管6dの
順に通り、暖房しようとする室内機Dに流入し、室内側
熱交換器5で室内空気と熱交換して凝縮液化し、室内を
暖房する。さらに、室内側熱交換器5の出口のサブクー
ル量により制御され、ほぼ全開状態の第1の流量制御装
置9を通り、少し減圧されて、高圧と低圧の中間の圧力
(中間圧)となり、第2の分岐部11に流入する。
【0032】一方、残りの液状冷媒は第1の圧力検出手
段25の検出圧力、第2の圧力検出手段26の検出圧力
によって高圧と中間圧との差を一定とするように制御さ
れる第2の流量制御装置13を通って、第2の分岐部1
1に流入し、暖房しようとする室内機Dを通った冷媒と
合流し、室内機側の第2の接続配管7b,7cの順に通
り、各室内機B,Cに流入する。各室内機B,Cに流入
した冷媒は、後述する第1の弁開度制御手段52で制御
される第1の流量制御装置9により、低圧まで減圧され
て、室内空気と熱交換して蒸発し、ガス化され、室内を
冷房する。さらに、このガス状態となった冷媒は室内機
側の第1の接続配管6b,6c、三方切換弁8、第1の
接続配管10を通り、第1の接続配管6、第4の逆止弁
33、熱源機の4方弁2、アキュムレータ4を経て圧縮
機1に吸入される循環サイクルを構成し、冷房主体運転
を行う。
【0033】また、この時、室内機B,Cに接続された
三方切換弁8の第1口8aは閉路、第2口8bと第3口
8cは開路されており、室内機Dの第2口8bは閉路、
第1口8a、第3口8cは開路されている。冷媒はこの
時、第1の接続配管6が低圧、第2の接続配管7が高圧
のため必然的に第3の逆止弁32、第4の逆止弁33へ
流通する。このサイクルの時、一部の液冷媒は第2の分
岐部11の各室内機側の第2の接続配管7b,7c,7
dの会合部からバイパス配管14へ入り、第3の流量制
御装置15で低圧まで減圧されて、第3の熱交換部16
b,16c,16dで第2の分岐部11の各室内機側の
第2の接続配管7b,7c,7dとの間で熱交換を行
い、第2の熱交換部16aで第2の分岐部11の各室内
機側の第2の接続配管7b,7c,7dの会合部との間
で熱交換を行い、さらに第1の熱交換部19で第2の流
量制御装置13に流入する冷媒との間で熱交換を行い、
蒸発した冷媒は第1の接続配管6、第4の逆止弁33へ
入り熱源機の4方弁2、アキュムレータ4を経て、圧縮
機1に吸入される。一方、第1、2、3の熱交換部1
9,16a,16b,16c,16dで熱交換し冷却さ
れサブクールを充分につけられた第2の分岐部11の冷
媒は冷房しようとしている室内機B,Cへ流入する。
【0034】ここで、図5に基づいて除霜運転の場合に
ついて説明する。除霜運転を開始すると、第2の接続配
管7と第1の接続配管6とを接続するバイパス回路49
途中に設けられた第6の電磁開閉弁48、第2、第3の
流量制御装置13、15が開となっているので、除霜運
転開始直後は同図に破線矢印で示すように第2の接続配
管7を満たしていた高温高圧のガス冷媒は大部分がバイ
パス回路49を通って低圧側に流れ、第4の逆止弁3
3、4方弁2をへてアキュムレータ4に流入し、わずか
な残りが気液分離装置12、第2、第3の流量制御装置
13、15を通って低圧に減圧され、第1の接続配管
6、第4の逆止弁33、4方弁2を経てアキュムレータ
4に流入する。また、第2の接続配管7のガス冷媒が低
圧側に抜けた後には実線矢印で示すように圧縮機1より
吐出された高温高圧冷媒ガスは4方弁2を通り、熱源機
側熱交換器3で霜と熱交換して凝縮液化された後、第3
の逆止弁32を通って大部分はバイパス回路49を経て
低圧まで減圧され、わずかな残りの冷媒は第2の接続配
管7、気液分離装置12の順に通り、第2の流量制御装
置13または第3の流量制御装置15で低圧まで減圧さ
れ第1の接続配管6を経て熱源機に流入する。バイパス
回路49を経た冷媒と中継機Eを経た冷媒は第4の逆止
弁33の入口部で合流後、第4の逆止弁33、4方弁
2、アキュムレータ4を通過して圧縮機1に流入する。
【0035】このように循環サイクルを形成するので、
除霜運転開始前に第2の接続配管7を満たしていた冷媒
の熱量、第2の接続配管7の熱量、中継機Eの熱量を採
熱して早く、確実に熱源機側熱交換器3に着霜した霜を
とかす事ができる。また、除霜運転開始直後には第2の
接続配管7を満たしていた高温高圧のガス冷媒は大部分
がバイパス回路49を通って低圧側に流れ、第2、第3
の流量制御装置13、15を通る冷媒は少ないので高温
高圧のガス冷媒が第2、第3の流量制御装置13、15
を通って抜ける音は小さい。しかし中継機Eの熱量は充
分に回収することができる。また熱源機側熱交換器3で
霜と熱交換して凝縮液化された冷媒は大部分がバイパス
回路49を経て低圧まで減圧されるので第2の流量制御
装置13または第3の流量制御装置15で低圧まで減圧
される冷媒は少なく、かつ第2、第3の流量制御装置1
3、15に流入する冷媒は第1、第2の熱交換部19,
16aで充分冷却されて液冷媒となっているので、第
2、第3の流量制御装置13、15を通過する冷媒音は
小さい。
【0036】また除霜運転時、熱源機側熱交換器3で凝
縮液化した冷媒は、大部分がバイパス回路49を通過す
るが、残りの冷媒は、第3の流量制御装置15が開路し
ているため、この第3の流量制御装置15が接続された
バイパス配管14を通り、中継機Eの熱回収を行うこと
ができ除霜性能の向上を図ることができる。
【0037】このように実施の形態1によれば、1台の
熱源機に対して複数台の室内機を接続し、各室内機毎に
冷暖房を選択的に、かつ、一方の室内機では冷房、他方
の室内機では暖房を同時に行うことができる空気調和装
置が得られる。また、第1の接続配管6と第2の接続配
管7とを接続し、除霜運転時に開路するバイパス回路4
9を設けているので、除霜運転開始直前に第2の接続配
管7を満たしていた冷媒の熱量、第2の接続配管7の熱
量を採熱して、早く、確実に熱源機側熱交換器3に着霜
していた霜をとかすことができる。
【0038】また、除霜運転開始直後には、第2の接続
配管7を満たしていた高温高圧のガス冷媒は、バイパス
回路49を通って低圧側に流れ、中継機Eでは高温高圧
のガス冷媒が低圧側に抜ける音は皆無で、熱源機側熱交
換器3で霜と熱交換して凝縮液化された冷媒は、バイパ
ス回路49を経て低圧まで減圧されるので、中継機Eで
は冷媒の流動音は皆無であり、除霜運転中の中継機Eの
低騒音化が図れる。
【0039】さらに、一端が第2の分岐部11に接続さ
れ、他端が第3の流量制御装置15を介して第1の接続
配管6に接続されたバイパス配管14を設け、除霜運転
時に、第3の流量制御装置15を開路とする構成とした
ので、中継機Eの熱回収を行うことができ、除霜性能を
向上できる。
【0040】実施の形態2.上記実施の形態1では、三
方切換弁8を設けて室内機側の第1の接続配管6b,6
c,6dと、第1の接続配管6または、第2の接続配管
7に切り換え可能に接続するものとしているが、この実
施の形態2では、図6に示すように、2つの電磁弁3
0,31の開閉弁を設けて上述したように切り換え可能
に接続するものとし、同様な効果を奏す。
【0041】実施の形態3.図7はこの発明の実施の形
態3に係る空気調和装置の冷媒系を中心とする全体構成
図である。図において、53は室内機の暖房運転負荷が
増加した時、第2の流量制御装置13の弁開度を暖房運
転負荷の増加量に応じた所定量小さくし、また、暖房運
転負荷が減少した時、第2の流量制御装置13の弁開度
を、暖房運転負荷の減少量に応じた所定量大きくする第
2の弁開度制御手段である。
【0042】ここで、実施の形態3における冷房または
暖房のみの運転動作、暖房主体(暖房運転容量が冷房運
転容量より大きい場合)の運転動作および冷房主体(冷
房運転容量が暖房運転容量より大きい場合)の運転動作
は、上記実施の形態1と同様に動作する。
【0043】つぎに、暖房容量が冷房容量より大きい場
合の、冷房暖房同時運転(暖房主体)における暖房室内
機の台数変化時の、第2の弁開度制御手段53による第
2の流量制御装置13の流量制御について説明する。例
えば、室内機B,Cが暖房運転、室内機Dが冷房運転し
ている状態では暖房運転部分の流路としては、室内機
B,Cおよび第2の流量制御装置13の3流路が並列に
存在している。ここで、室内機Bが運転を停止した場合
には、室内機Bの第1の流量制御装置9が全閉となるた
め、流路は室内機Cと第2の流量制御装置13の2流路
となる。従って、流路が減少するので冷媒の圧力変化が
生じ、冷媒サイクルが乱れることになる。そこで室内機
Bが運転を停止した時に、第2の流量制御装置13の弁
開度を大きくし、流れる流量を大きくして室内機Bに流
れていた冷媒を第2の流量制御装置13に流れるように
し、第1の熱交換部19にて、凝縮させる。
【0044】次に室内機Bは停止、室内機Cは暖房運
転、室内機Dが冷房運転している状態では暖房運転部分
の流路としては、室内機Cおよび第2の流量制御装置1
3の2流路が並列に存在している。ここで、室内機B
が、運転を開始した場合には、室内機Bの第1の流量制
御装置9が開くため、流路は、室内機B,Cと第2の流
量制御装置13の3流路となる。従って、流路が増加す
るので冷媒の圧力変化が生じ、冷媒サイクルが乱れるこ
とになる。そこで、室内機Bが運転を開始した時に、第
2の流量制御装置13の弁開度を小さくして流れる流量
を小さくし第2の流量制御装置13に流れていた冷媒の
1部を室内機Bに流れるようにする。
【0045】このようにして、暖房室内機台数の変化に
対応して第2の弁開度制御手段53により第2の流量制
御装置13の流量制御を行う。ここでは、暖房主体の場
合で説明したが、暖房運転、冷房主体運転でも同様の作
用効果が得られる。
【0046】このように、この実施の形態3によれば、
室内機の暖房運転負荷が増加した時に、第2の流量制御
装置13の弁開度を暖房運転負荷の増加量に応じた所定
量小さく、かつ、暖房運転負荷が減少した時に、第2の
流量制御装置13の弁開度を暖房運転負荷の減少量に応
じた所定量大きくする第2の弁開度制御手段53を設け
ているので、暖房負荷が増減しても、冷媒の急激な圧力
変化を抑え、冷媒サイクルの乱れを防止して安定して運
転を継続できる。さらに、室内機の暖房運転負荷減少時
の圧力上昇による圧縮機1の損傷の危険性がなくなる。
【0047】実施の形態4.図8 はこの発明の実施の形態4に係る空気調和装置の冷
媒系を中心とする全体構成図である。図において、54
は、室内機の冷房運転負荷が増加した時、第3の流量制
御装置15の弁開度を冷房運転負荷の増加量に応じた所
定量小さくし、また、冷房運転負荷が減少した時、第3
の流量制御装置15の弁開度を冷房運転負荷の減少量に
応じた所定量大きくする第3の弁開度制御手段である。
【0048】ここで、実施の形態4における冷房または
暖房のみの運転動作、暖房主体の運転動作および冷房主
体の運転動作は、上記実施の形態1と同様に動作する。
【0049】つぎに、冷房暖房同時運転の冷房主体にお
ける冷房室内機の台数変化時の、第3の弁開度制御手段
54による流量制御装置15の流量制御について説明す
る。例えば、室内機Dが暖房運転、室内機B,Cが冷房
運転をしている状態では冷房運転部分の流路としては、
室内機B,Cおよび第3の流量制御装置15の3流路が
並列に存在している。ここで、室内機Bが、運転を停止
した場合には、室内機Bの第1の流量制御装置9が全閉
となるため、流路は室内機Cと第3の流量制御装置1
5、の2流路となる。従って、流路が減少するので冷媒
の圧力変化が生じ、低圧が低下し冷媒サイクルが乱れる
ことになる。そこで、室内機Bが運転を停止した時に、
第3の流量制御装置15の弁開度を大きくして、流れる
流量を大きくし室内機Bに流れていた冷媒を第3の流量
制御装置15に流れるようにし、第1、第2、第3の熱
交換部16a〜16d,19にて蒸発させる。
【0050】つぎに、室内機Dは暖房運転、室内機Bは
停止、室内機Cは冷房運転している状態では冷房運転部
分の流路としては、室内機Cおよび第3の流量制御装置
15の2流路が並列に存在している。ここで、室内機B
が、冷房運転を開始した場合には室内機Bの第1の流量
制御装置9が開くため、流路は、室内機B,Cと第3の
流量制御装置15の3流路となる。従って、流路が増加
するので、冷媒の圧力変化が生じ、低圧が上昇し冷媒サ
イクルが乱れることになる。そこで、室内機Bが運転を
開始した時に、第3の流量制御装置15の弁開度を小さ
くして、流れる流量を小さくし第3の流量制御装置15
に流れていた冷媒の1部を室内機Bに流れるようにす
る。
【0051】
【0052】このようにして、冷房室内機台数の変化に
対応して第3の弁開度制御手段54により第3の流量制
御装置15の流量制御を行う。ここでは、冷房主体の場
合で説明したが、冷房運転、暖房主体運転でも同様の作
用効果が得られる。
【0053】このように、実施の形態4によれば、室内
機の冷房運転負荷が増加した時に、第3の流量制御装置
15の弁開度を冷房運転負荷の増加量に応じた所定量小
さく、かつ、冷房運転負荷が減少した時に、第3の流量
制御装置15の弁開度を冷房運転負荷の減少量に応じた
所定量大きくする第3の弁開度制御手段54を設けてい
るので、冷房負荷が増減しても、冷媒の急激な圧力変化
を抑え、冷媒サイクルの乱れを防止して安定して運転を
継続できる。さらに、室内機の冷房運転負荷減少時の圧
力低下によって吐出温度が上昇することによる圧縮機1
の損傷の危険性がなくなる。
【0054】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0055】この発明の第1の発明によれば、圧縮機、
4方弁および熱源機側熱交換器を有する1台の熱源機
と、室内側熱交換器と第1の流量制御装置とを有する複
数台の室内機とを第1および第2の接続配管を介して接
続し、熱源機から複数台の室内機に冷媒を供給して冷暖
房運転する空気調和装置において、複数台の室内機の
内側熱交換器の一方を第1の接続配管または第2の接続
配管に切換可能に接続する弁装置を備えた第1の分岐部
と、複数台の室内機の室内側熱交換器の他方に第1の流
量制御装置を介して接続され、かつ、第2の流量制御装
置を介して第2の接続配管に接続してなる第2の分岐部
と、熱源機側熱交換器が凝縮器となる運転時には、凝縮
器の冷媒出口側から第2の接続配管にのみ冷媒を流通さ
せるとともに第1の接続配管から4方弁側にのみ冷媒を
流通させ、かつ、熱源機側熱交換器が蒸発器となる運転
時には、第1の接続配管から蒸発器の冷媒流入側にのみ
冷媒を流通させるとともに4方弁から第2の接続配管に
のみ冷媒を流通させる流路切換装置とを備え、第1の接
続配管と第2の接続配管とを接続し、除霜運転時に開路
するバイパス回路を設けたので、1台の熱源機に対して
複数台の室内機を接続し、各室内機毎に冷暖房を選択的
に、かつ、一方の室内機では冷房、他方の室内機では暖
房を同時に安定して行うことができる空気調和装置が得
られる。また、除霜運転開始直前に第2の接続配管を満
たしていた冷媒の熱量、第2の接続配管の熱量を採熱し
て、早く、確実に熱源機側熱交換器に着霜していた霜を
溶かすことができる。さらに、除霜運転開始直後には、
第2の接続配管を満たしていた高温高圧のガス冷媒は、
バイパス回路を通って低圧側に流れ、熱源機側熱交換器
で霜と熱交換して凝縮液化された冷媒は、バイパス回路
をへて低圧まで減圧されるので、除霜運転中の低騒音化
が図られる。
【0056】この発明の第2の発明によれば、上記第1
の発明において、第2の分岐部と第1の接続配管とを接
続し、第3の流量制御装置が設けられたバイパス配管を
備え、除霜運転時に、バイパス配管に設けられた第3の
流量制御装置を開路するようにしたので、除霜運転時、
熱源機側熱交換器で凝縮液化した冷媒は、大部分がバイ
パス回路を通過するが、残りの冷媒がバイパス配管を通
り熱回収を行い、除霜性能の向上を図ることができる。
【0057】
【0058】
【0059】
【0060】
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る空気調和装置
の冷媒系を中心とする全体構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係る空気調和装置
における冷房または暖房のみの運転動作状態を説明する
ための冷媒回路図である。
【図3】 この発明の実施の形態1に係る空気調和装置
における暖房主体の運転動作状態を説明するための冷媒
回路図である。
【図4】 この発明の実施の形態1に係る空気調和装置
における冷房主体の運転動作状態を説明するための冷媒
回路図である。
【図5】 この発明の実施の形態1に係る空気調和装置
における徐霜運転動作状態を説明するための冷媒回路図
である。
【図6】 この発明の実施の形態2に係る空気調和装置
の冷媒系を中心とする全体構成図である。
【図7】 この発明の実施の形態3に係る空気調和装置
の冷媒系を中心とする全体構成図である。
【図8】 この発明の実施の形態4に係る空気調和装置
の冷媒系を中心とする全体構成図である。
【図9】 従来の空気調和装置の一例を示す全体構成図
である。
【図10】 従来の空気調和装置の他の例を示す全体構
成図である。
フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平3−10415 (32)優先日 平3(1991)1月31日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平3−10710 (32)優先日 平3(1991)1月31日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平3−10711 (32)優先日 平3(1991)1月31日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平3−14031 (32)優先日 平3(1991)2月5日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平3−14162 (32)優先日 平3(1991)2月5日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平3−14200 (32)優先日 平3(1991)2月5日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平3−26000 (32)優先日 平3(1991)2月20日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平3−26001 (32)優先日 平3(1991)2月20日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平3−64631 (32)優先日 平3(1991)3月28日 (33)優先権主張国 日本(JP) 前置審査 (72)発明者 河西 智彦 和歌山市手平6丁目5番66号 三菱電機 株式会社 和歌山製作所内 (72)発明者 高田 茂生 和歌山市手平6丁目5番66号 三菱電機 株式会社 和歌山製作所内 (72)発明者 亀山 純一 和歌山市手平6丁目5番66号 三菱電機 株式会社 和歌山製作所内 (56)参考文献 実公 昭56−5727(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F25B 29/00 361 F25B 13/00 104 F25B 29/00 351

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、4方弁および熱源機側熱交換器
    を有する1台の熱源機と、室内側熱交換器と第1の流量
    制御装置とを有する複数台の室内機とを第1および第2
    の接続配管を介して接続し、前記熱源機から前記複数台
    の室内機に冷媒を供給して冷暖房運転する空気調和装置
    において、 前記複数台の室内機の室内側熱交換器の一方を前記第1
    の接続配管または第2の接続配管に切換可能に接続する
    弁装置を備えた第1の分岐部と、前記複数台の室内機の
    室内側熱交換器の他方に第1の流量制御装置を介して接
    続され、かつ、第2の流量制御装置を介して前記第2の
    接続配管に接続してなる第2の分岐部と、 前記熱源機側熱交換器が凝縮器となる運転時には、前記
    凝縮器の冷媒出口側から前記第2の接続配管にのみ冷媒
    を流通させるとともに前記第1の接続配管から4方弁側
    にのみ冷媒を流通させ、かつ、前記熱源機側熱交換器が
    蒸発器となる運転時には、前記第1の接続配管から前記
    蒸発器の冷媒流入側にのみ冷媒を流通させるとともに前
    記4方弁から前記第2の接続配管にのみ冷媒を流通させ
    る流路切換装置とを備え、 前記第1の接続配管と前記第2の接続配管とを接続し、
    除霜運転時に開路するバイパス回路を設けたことを特徴
    とする空気調和装置。
  2. 【請求項2】 第2の分岐部と第1の接続配管とを接続
    し、第3の流量制御装置が設けられたバイパス配管を備
    え、 除霜運転時に、前記バイパス配管に設けられた前記第3
    の流量制御装置を開路することを特徴とする請求項1記
    載の空気調和装置。
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