JP2718308B2 - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

Info

Publication number
JP2718308B2
JP2718308B2 JP3333402A JP33340291A JP2718308B2 JP 2718308 B2 JP2718308 B2 JP 2718308B2 JP 3333402 A JP3333402 A JP 3333402A JP 33340291 A JP33340291 A JP 33340291A JP 2718308 B2 JP2718308 B2 JP 2718308B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat source
valve
source unit
heat
heat exchanger
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3333402A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05172434A (ja
Inventor
徳明 林田
秀一 谷
節 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP3333402A priority Critical patent/JP2718308B2/ja
Publication of JPH05172434A publication Critical patent/JPH05172434A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2718308B2 publication Critical patent/JP2718308B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2313/00Compression machines, plants or systems with reversible cycle not otherwise provided for
    • F25B2313/023Compression machines, plants or systems with reversible cycle not otherwise provided for using multiple indoor units
    • F25B2313/0231Compression machines, plants or systems with reversible cycle not otherwise provided for using multiple indoor units with simultaneous cooling and heating

Landscapes

  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、熱源機1台に対して
複数台の室内機を接続する多室型ヒートポンプ空気調和
装置で、各室内機毎に冷暖房を選択的に、かつ一方の室
内機では冷房、他方の室内機では暖房を同時に行うこと
ができる空気調和装置の、熱源機側熱交換器の熱交換容
量制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、この発明の従来技術について説明
する。図9は、従来の空気調和装置の冷媒系を中心とす
る全体構成図である。又、図10乃至図12は図9の示
す空気調和装置における冷暖房運転時の動作状態を示し
たもので、図10は冷房又は暖房のみの運転状態図、図
11及び図12は冷暖房同時運転の動作を示すもので、
図11は暖房主体運転(暖房運転容量が冷房運転容量よ
り大きい場合)を、図12は冷房主体運転(冷房運転容
量が暖房運転容量より大きい場合)を示す運転動作状態
図である。
【0003】図9において、Aは熱源機、B、C、Dは
後述するように互に並列接続された室内機でそれぞれ同
じ構成となっている。Eは後述するように、第1の分岐
部10、第2の流量制御装置13、第2の分岐部11、
第1の気液分離装置12、熱交換部16a、16b、1
6c、16d、19、第3の流量制御装置15、第4の
流量制御装置17を内蔵した中継機である。又、1は圧
縮機、2は熱源機の冷媒流通方向を切り換える四方切換
弁、3は熱源機側熱交換器、4はアキュムレータで、上
記四方切換弁2を介して圧縮機1と接続されている。こ
れらによって熱源機Aが構成される。又、5は3台の室
内機B、C、Dに設けられた室内側熱交換器、6は熱源
機Aの四方切換弁2と中継機Eを後述する第4の逆止弁
33を介して接続する太い第1の接続配管、6b、6
c、6dはそれぞれ室内機B、C、Dの室内側熱交換器
5と中継器Eを接続し、第1の接続配管6に対応する室
内機側の第1の接続配管、7は熱源機Aの熱源機側熱交
換器3と中継機Eを後述する第3の逆止弁32を介して
接続する上記第1の接続配管より細い第2の接続配管で
ある。
【0004】又、7b、7c、7dはそれぞれ室内機
B、C、Dの室内側熱交換器5と中継機Eを第1の流量
制御装置9を介して接続し、第2の接続配管7に対応す
る室内機側の第2の接続配管である。21は室内機側の
第1の接続配管6b、6c、6dと、第1の接続配管6
を連通させる第1の開閉弁、22は室内機側の第1の接
続配管6b、6c、6dと、第2の接続配管7を連通さ
せる第2の開閉弁、23は第1の開閉弁21の出入口を
バイパスする第3の開閉弁である。9は室内側熱交換器
5に近接して接続され、冷房時は室内側熱交換器5の出
口側のスーパーヒート量、暖房時はサブクール量により
制御される第1の流量制御装置で、室内機側の第2の接
続配管7b、7c、7dに接続される。
【0005】10は室内機側の第1の接続配管6b、6
c、6dを、第1の接続配管6又は、第2の接続配管7
に切換え可能に接続する第1の開閉弁21と第2の開閉
弁22、更に第1の開閉弁21の出入口をバイパスする
第3の開閉弁23を備えた第1の分岐部である。11は
室内機側の第2の接続配管7b、7c、7dと、第2の
接続配管7よりなる第2の分岐部である。12は第2の
接続配管7の途中に設けられた第1の気液分離装置で、
その気相部は第1の分岐部の第2の開閉弁22に接続さ
れ、その液相部は第2の分岐部11に接続されている。
13は第1の気液分離装置12と第2の分岐部11との
間に接続する開閉自在な第2の流量制御装置(ここでは
電気式膨張弁)である。
【0006】14は第2の分岐部11と上記第1の接続
配管6とを結ぶバイパス配管、15はバイパス配管14
の途中に設けられた第3の流量制御装置(ここでは電気
式膨張弁)、16aはバイパス配管14の途中に設けら
れた第3の流量制御装置15の下流に設けられ、第2の
分岐部11における各室内機側の第2の接続配管7b、
7c、7dの会合部との間でそれぞれ熱交換を行う第2
の熱交換部である。16b,16c、16dはそれぞれ
バイパス配管14の途中に設けられた第3の流量制御装
置15の下流に設けられ、第2の分岐部11における各
室内機側の第2の接続配管7b、7c、7dとの間でそ
れぞれ熱交換を行う第3の熱交換部である。19はバイ
パス配管14の上記第3の流量制御装置15の下流およ
び第2の熱交換部16aの下流に設けられ、第1の気液
分離装置12と第2の流量制御装置13とを接続する配
管との間で熱交換を行う第1の熱交換部、17は第2の
分岐部11と上記第1の接続配管6との間に接続する開
閉自在な第4の流量制御装置(ここでは電気式膨張弁)
である。
【0007】一方、32は上記熱源機側熱交換器3と上
記第2の接続配管7との間に設けられた第3の逆止弁で
あり、上記熱源機側熱交換器3から上記第2の接続配管
7へのみ冷媒流通を許容する。33は上記熱源機Aの四
方切換弁2と上記第1の接続配管6との間に設けられた
第4の逆止弁であり、上記第1の接続配管6から上記四
方切換弁2へのみ冷媒流通を許容する。34は上記熱源
機Aの四方切換弁2と上記第2の接続配管7との間設け
られた第5の逆止弁であり、上記四方切換弁2から上記
第2の接続配管7へのみ冷媒流通を許容する。35は上
記熱源機側熱交換器3と上記第1の接続配管6との間に
設けられた第6の逆止弁であり、上記第1の接続配管6
から上記熱源機側熱交換器3へのみ冷媒流通を許容す
る。上記第3、第4、第5、第6の逆止弁32、33、
34、35で流路切換弁装置40を構成する。25は上
記第1の分岐部10と第2の流量制御装置13との間に
設けられた第3の圧力検出手段、26は上記第2の流量
制御装置13と第4の流量制御装置17との間に設けら
れた第4の圧力検出手段である。
【0008】次に動作について説明する。まず、図10
を用いて冷房運転のみの場合について説明する。同図に
実線矢印で示すように圧縮機1より吐出された高温高圧
冷媒ガスは四方切換弁2を通り、熱源機側熱交換器3で
熱源水と熱交換して凝縮された後、第3の逆止弁32、
第2の接続配管7、第1の気液分離装置12、第2の流
量制御装置13の順に通り、更に第2の分岐部11、室
内機側の第2の接続配管7b、7c、7dを通り、各室
内機B、C、Dに流入する。各室内機B、C、Dに流入
した冷媒は、各室内側熱交換器5の出口のスーパーヒー
ト量により制御される第1の流量制御装置9により低圧
まで減圧されて室内側熱交換器5で室内空気と熱交換し
て蒸発しガス化され室内を冷房する。
【0009】このガス状態となった冷媒は、室内機側の
第1の接続配管6b、6c、6d、第1の開閉弁21、
第3の開閉弁23、第1の接続配管6、第4の逆止弁3
3、熱源機Aの四方切換弁2、アキュムレータ4を経て
圧縮機1に吸入される循環サイクルを構成し、冷房運転
を行う。この時、第1の開閉弁21、第3の開閉弁23
は開路、第2の開閉弁22は閉路されている。又、冷媒
はこの時、第1の接続配管6が低圧、第2の接続配管7
が高圧のため必然的に第3の逆止弁32、第4の逆止弁
33へ流通する。
【0010】又、このサイクルの時、第2の流量制御装
置13を通過した冷媒の一部がバイパス配管14へ入り
第3の流量制御装置15で低圧まで減圧されて第3の熱
交換部16b、16c、16dで第2の分岐部11の室
内機側の第2の接続配管7b、7c、7dとの間で、
又、第2の熱交換部16aで第2の分岐部11の各室内
機側の第2の接続配管7b、7c、7dの会合部との間
で、更に第1の熱交換部19で第2の流量制御装置13
に流入する冷媒との間で、熱交換を行い蒸発した冷媒
は、第1の接続配管6、第4の逆止弁33へ入り、熱源
機Aの四方切換弁2、アキュムレータ4を経て圧縮機1
に吸入される。一方、第1、第2、第3の熱交換部1
9、16a、16b、16c、16dで熱交換し冷却さ
れ、サブクールを充分につけられた上記第2の分岐部1
1の冷媒は冷房しようとしている室内機B、C、Dへ流
入する。
【0011】次に、図10を用いて暖房運転のみの場合
について説明する。すなわち、同図に点線矢印で示すよ
うに、圧縮機1より吐出された高温高圧冷媒ガスは、四
方切換弁2を通り、第5の逆止弁34、第2の接続配管
7、第1の気液分離装置12を通り、第2の開閉弁2
2、室内機側の第1の接続配管6b、6c、6dの順に
通り、各室内機B、C、Dに流入し、室内空気と熱交換
して凝縮液化し、室内を暖房する。この液状態となった
冷媒は、各室内側熱交換器5の出口のサブクール量によ
り制御されてほぼ全開状態の第1の流量制御装置9を通
り、室内機側の第2の接続配管7b、7c、7dから第
2の分岐部11に流入して合流し、更に第4の流量制御
装置17を通る。
【0012】ここで、第1の流量制御装置9又は第3、
第4の流量制御装置15、17のどちらか一方で低圧の
気液二相状態まで減圧される。低圧まで減圧された冷媒
は、第1の接続配管6を経て熱源機Aの第6の逆止弁3
5、熱源機側熱交換器3に流入し、熱源水と熱交換して
蒸発しガス状態となり、熱源機Aの四方切換弁2、アキ
ュムレータ4を経て圧縮機1に吸入される循環サイクル
を構成し、暖房運転を行う。この時、第2の開閉弁22
は開路、第1の開閉弁21、第3の開閉弁23は閉路さ
れている。又、冷媒はこの時、第1の接続配管6が低
圧、第2の接続配管7が高圧のため必然的に第5の逆止
弁34、第6の逆止弁35へ流通する。なお、この時第
2の流量制御装置13は、通常所定最小開度状態となっ
ている。
【0013】次に冷暖同時運転における暖房主体運転の
場合について図11を用いて説明する。同図に点線矢印
で示すように圧縮機1より吐出された高温高圧冷媒ガス
は、四方切換弁2を経て第5の逆止弁34、第2の接続
配管7を通して中継機Eへ送られ、第1の気液分離装置
12を通り、第2の開閉弁22、室内機側の第1の接続
配管6b、6cの順に通り、暖房しようとしている各室
内機B、Cに流入し、室内側熱交換器5で室内空気と熱
交換して凝縮液化され、室内を暖房する。この凝縮液化
した冷媒は、各室内側熱交換器5の出口のサブクール量
により制御されほぼ全開状態の第1の流量制御装置9を
通り、少し減圧されて第2の分岐部11に流入する。
【0014】この冷媒の一部は、室内機側の第2の接続
配管7dを通り、冷房しようとする室内機Dに入り、室
内側熱交換器5の出口のスーパーヒート量により制御さ
れる第1の流量制御装置9に入り、減圧された後に、室
内側熱交換器5に入って熱交換して蒸発しガス状態とな
って室内を冷房し、第1の接続配管6dを経て第1の開
閉弁21、第3の開閉弁23を介して第1の接続配管6
に流入する。一方、他の冷媒は第3の圧力検出手段25
の検出圧力、第4の圧力検出手段26の検出圧力の圧力
差が所定範囲となるように制御される第4の流量制御装
置17を通って、冷房しようとする室内機Dを通った冷
媒と合流して太い第1の接続配管6を経て、熱源機Aの
第6の逆止弁35、熱源機側熱交換器3に流入し、熱源
水と熱交換して蒸発しガス状態となる。
【0015】この冷媒は、熱源機Aの四方切換弁2、ア
キュムレータ4を経て圧縮機1に吸入される循環サイク
ルを構成し、暖房主体運転を行う。この時、冷房する室
内機Dの室内側熱交換器5の蒸発圧力と熱源機側熱交換
器3の圧力差が、太い第1の接続配管6に切り換えるた
めに小さくなる。又、この時、室内機B、Cに接続され
た第2の開閉弁22は開路、第1の開閉弁21、第3の
開閉弁23は閉路されている。室内機Dに接続された第
1の開閉弁21、第3の開閉弁23は開路、第2の開閉
弁22は閉路されている。又、冷媒はこの時、第1の接
続配管6が低圧、第2の接続配管7が高圧のため必然的
に第5の逆止弁34、第6の逆止弁35へ流通する。
【0016】このサイクルの時、一部の液冷媒は第2の
分岐部11の各室内機側の第2の接続配管7b、7c、
7dの会合部からバイパス配管14へ入り、第3の流量
制御装置15で低圧まで減圧されて、第3の熱交換部1
6b、16c、16dで第2の分岐部11の各室内機側
の第2の接続配管7b、7c、7dとの間で、又、第2
の熱交換部16aで第2の分岐部11の各室内機側の第
2の接続配管7b、7c、7dの会合部との間で熱交換
を行い、蒸発した冷媒は、第1の接続配管6、第6の逆
止弁35を経由し、熱源機側熱交換器3へ入り、熱源水
と熱交換して蒸発気化した後、熱源機Aの四方切換弁
2、アキュムレータ4を経て圧縮機1に吸入される。一
方、第2、第3の熱交換部、16a、16b、16c、
16dで熱交換し、冷却され、サブクールを充分につけ
られた上記第2の分岐部11の冷媒は冷房しようとして
いる室内機Dへ流入する。なお、この時第2の流量制御
装置13は、通常所定最小開度状態となっている。
【0017】次に、冷暖房同時運転における冷房主体の
場合について図12を用いて説明する。同図に実線矢印
で示すように、圧縮機1より吐出された高温高圧冷媒ガ
スは、四方切換弁2を経て熱源機側熱交換器3に流入
し、熱源水と熱交換して気液二相の高温高圧状態とな
る。その後、この二相の高温高圧状態の冷媒は第3の逆
止弁32、第2の接続配管7を経て、中継機Eの第1の
気液分離装置12へ送られる。ここで、ガス状冷媒と液
状冷媒に分離され、分離されたガス状冷媒は第2の開閉
弁22、室内機側の第1の接続配管6dの順に通り、暖
房しようとする室内機Dに流入し、室内側熱交換器5で
室内空気と熱交換して凝縮液化し、室内を暖房する。更
に、室内側熱交換器5の出口のサブクール量により制御
され、ほぼ全開状態の第1の流量制御装置9を通り、少
し減圧されて、第2の分岐部11に流入する。
【0018】一方、残りの液状冷媒は第3の圧力検出手
段25の検出圧力、第4の圧力検出手段26の検出圧力
によって制御される第2の流量制御装置13を通って、
第2の分岐部11に流入し、暖房しようとしている室内
機Dを通った冷媒と合流する。第2の分岐部11、室内
機側の第2の接続配管7b、7cを順に通り、各室内機
B、Cに流入する。各室内機B、Cに流入した冷媒は、
室内機側熱交換器5の出口のスーパーヒート量により制
御される第1の流量制御装置9により低圧まで減圧され
た後に、室内側熱交換器5に流入し、室内空気と熱交換
して蒸発しガス化され、室内を冷房する。
【0019】更に、このガス状態となった冷媒は、室内
機側の第1の接続配管6b、6c、第1の開閉弁21、
第3の開閉弁23、第1の接続配管6、第4の逆止弁3
3、熱源機Aの四方切換弁2、アキュムレータ4を経て
圧縮機1に吸入される循環サイクルを構成し、冷房主体
運転を行う。又、この時、室内機B、Cに接続された第
1の開閉弁21、第3の開閉弁23は開路、第2の開閉
弁22は閉路されている。室内機Dに接続された第2の
開閉弁22は開路、第1の開閉弁21、第3の開閉弁2
3は閉路されている。冷媒はこの時、第1の接続配管6
が低圧、第2の接続配管7が高圧のため、必然的に第3
の逆止弁32、第4の逆止弁33へ流通する。
【0020】このサイクルの時、一部の液冷媒は第2の
分岐部11の各室内機側の第2の接続配管7b、7c、
7dの会合部からバイパス配管14へ入り、第3の流量
制御装置15で低圧まで減圧されて、第3の熱交換部1
6b、16c、16dで第2の分岐部11の各室内機側
の第2の接続配管7b、7c、7dとの間で、又、第2
の熱交換部16aで第2の分岐部11の各室内機側の第
2の接続配管7b、7c、7dの会合部との間で、更に
第1の熱交換部19で第2の流量制御装置13に流入す
る冷媒との間で熱交換を行い、蒸発した冷媒は第1の接
続配管6、第4の逆止弁33へ入り、熱源機Aの四方切
換弁2、アキュムレータ4を経て圧縮機1に吸入され
る。一方、第1、第2、第3の熱交換部19、16a、
16b、16c、16dで熱交換し冷却されサブクール
を充分につけられた上記第2の分岐部11の冷媒は冷房
しようとしている室内機B、Cへ流入する。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】従来の多室型ヒートポ
ンプ式空気調和装置は以上のように構成されているの
で、冷暖房同時運転における冷房主体運転の場合、凝縮
器となる熱源機側熱交換器に高圧のガス冷媒が流れ圧力
損失が大きくなると上記熱源機側熱交換器より下流に位
置する暖房室内機の室内機側熱交換器に於ける凝縮圧力
は低くなり暖房能力が出ないという問題があった。又、
冷暖房同時運転における暖房主体運転の場合、蒸発器と
なる熱源機側熱交換器に低圧の2相冷媒が流れるため圧
力損失が大きく上記熱源機側熱交換器より上流に位置す
る冷房室内機の室内機側熱交換器に於ける蒸発圧力が高
くなり冷房能力が出ないという問題があった。又、同じ
く暖房主体運転で冷房室内機容量と暖房室内機容量の差
が小さい場合、熱源機側熱交換器の蒸発能力が過大とな
り蒸発圧力が高くなり冷房能力が出ないという問題があ
った。更に、同じく暖房主体運転で冷房室内機容量と暖
房室内機容量の差が小さく運転室内機の合計容量が熱源
機の容量より小さくなる場合、暖房室内機の凝縮能力も
減少するため凝縮圧力が上昇し高圧圧力異常で停止する
という問題があった。なお、近似技術として、特開平
−118372号公報がある。
【0022】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、熱源機1台に対して複数台の
室内機を接続し、各室内機毎に冷暖房を選択的に、かつ
一方の室内機では冷房、他方の室内機では暖房を同時に
行うことができる多室型ヒートポンプ式空気調和装置に
おいて冷暖房同時運転における冷房主体運転の場合に熱
源機側熱交換器の圧力損失を抑制し、適正な凝縮能力に
調整することにより暖房室内機の室内機側熱交換器に於
ける凝縮圧力を高くして暖房能力を損なうことが無く、
冷暖房同時運転における暖房主体運転の場合に熱源機側
熱交換器の圧力損失を抑制し、適正な蒸発能力に調整す
ることにより冷房室内機の室内機側熱交換器に於ける蒸
発圧力を低くして冷房能力を損なうことが無く、更に異
常停止することも無い空気調和装置を得ることを目的と
する。
【0023】
【課題を解決するための手段】この発明に係る空気調和
装置は、圧縮機、切換弁、熱源機側熱交換器等よりなる
1台の熱源機と、それぞれ室内側熱交換器を有する複数
台の室内機とを第1、第2の接続配管を介して接続した
ものにおいて、上記複数台の室内機の室内側熱交換器の
一方を上記第1の接続配管、または第1の気液分離装置
を介して第2の接続配管に切換可能に接続する第1の分
岐部と、上記複数台の室内機の室内側熱交換器の他方を
第1の流量制御装置を介して上記第2の接続配管に接続
してなる第2の分岐部と、上記第2の接続配管に設けら
れ、上記気液分離装置と上記第2の分岐部とを連通させ
る第2の流量制御装置と、上記熱源機側熱交換器の両端
部に設けられ、冷媒流量を制御する開閉弁と、上記熱源
機側熱交換器と並列に設けられ、途中に開閉弁を備えた
第1の熱源機側バイパス回路と、上記熱源機側熱交換器
と並列に設けられ、途中に第5の流量制御装置を備えた
第2の熱源機側バイパス回路と、上記圧縮機の吐出側圧
力を検出する第1の圧力検出手段と、上記圧縮機の吸入
側圧力を検出する第2の圧力検出手段と、冷房主体運転
時には上記第1の圧力検出手段の検出信号を入力とし
、暖房主体運転時には上記第2の圧力検出手段の検出
信号を入力として上記熱源機側熱交換器両端部の開閉
を開、上記第1の熱源機側バイパス回路の開閉弁を閉
として、上記第2の熱源機側バイパス回路の第5の流量
制御装置の開度を制御する第1の段階で、上記熱源機側
熱交換器両端部の開閉弁を開、上記第1の熱源機側バイ
パス回路の開閉弁を開として、上記第2の熱源機側バイ
パス回路の第5の流量制御装置の開度を制御する第2の
段階で、そして、上記熱源機側熱交換器両端部の開閉弁
を閉、上記第1の熱源機側バイパス回路の開閉弁を開、
上記第2の熱源機側バイパス回路の第5の流量制御装置
を全開とする第3の段階で上記熱源機側熱交換器の容量
を調整する熱源機側熱交換容量制御手段とを備えたもの
である。
【0024】また、第1の熱源機側バイパス回路は、熱
源機側熱交換器をバイパスする必要最大流量の0〜50
%の範囲内にあるα%の流量容量を備え、第2の熱源機
側バイパス回路は、熱源機側熱交換器をバイパスする必
要最大流量の0〜(100−α)%の流量に調節し得るも
のである。また、開閉弁を介して、上記切換弁と上記熱
源機側熱交換器の一端側とを接続する配管に連通させる
ガス側配管と、熱源機側熱交換器の他端側に連通させる
液側配管とを有し、上記第2の接続配管に連通してなる
気液分離装置を備えたものである。
【0025】
【作用】この発明における空気調和装置は、冷房主体運
転時には第1の圧力検出手段の検出信号、暖房主体運転
時には第2の圧力検出手段の検出信号を入力として、熱
源機側熱交換容量制御手段が熱源機側熱交換器の両端の
開閉弁、第1の熱源機側バイパス回路の開閉弁及び第2
の熱源機側バイパス回路の第5の流量制御装置の開度
、上記第1または第2の圧力検出手段の検出信号に応
じて、第1、第2及び第3の段階で制御し、圧縮機の吸
入側圧力及び吐出側圧力をそれぞれ所定の目標圧力に収
束させる。また、開閉弁を介して切換弁と熱源機側熱交
換器の一端側とを接続する配管に連通するガス側配管
と、熱源機側熱交換器の他端側に連通する液側配管とを
有し、第2の接続配管に連通してなる第2の気液分離装
置を備えたことにより、蒸発能力の大小に寄与する液状
冷媒のみを熱源機側熱交換器に供給できる。
【0026】
【実施例】実施例1. 以下、この発明の実施例について説明する。図1はこの
発明の一実施例による空気調和装置の冷媒系を中心とす
る全体構成図である。又、図乃至図は図1の一実施
例における冷暖房運転時の動作状態を示したもので、図
は冷房又は暖房のみの運転状態図、図及び図は冷
暖房同時運転の動作を示すもので、図は暖房主体運転
(暖房運転容量が冷房運転容量より大きい場合)を、図
は冷房主体運転(冷房運転容量が暖房運転容量より大
きい場合)を示す運転動作状態図である。なお、この実
施例では熱源機1台に室内機3台を接続した場合につい
て説明するが、2台以上の室内機を接続した場合も同様
である。
【0027】図1において、Aは熱源機、B、C、Dは
後述するように互に並列接続された室内機でそれぞれ同
じ構成となっている。Eは後述するように、第1の分岐
部10、第2の流量制御装置13、第2の分岐部11、
第1の気液分離装置12、熱交換部16a、16b、1
6c、16d、19、第3の流量制御装置15、第4の
流量制御装置17を内蔵した中継機である。
【0028】又、1は圧縮機、2は熱源機の冷媒流通方
向を切り換える切換弁、3は互に並列に接続され、両端
に第4の開閉弁70、第5の開閉弁71を備えた第1の
熱源機側熱交換器3aと、両端に第6の開閉弁72、第
7の開閉弁73を備えた第2の熱源機側熱交換器3bと
により構成された熱源機側熱交換器、75は上記第1、
第2の熱源機側熱交換器3a、3bに並列に接続され、
途中に第8の開閉弁74を備えた第1の熱源機側バイパ
ス回路77は上記第1、第2の熱源機側熱交換器3a、
3bに並列に接続され、途中に第5の流量制御装置76
を備えた第2の熱源機側バイパス回路、4はアキュムレ
ータで、上記切換弁2を介して圧縮機1と接続されてい
る。79は上記切換弁2と上記アキュムレータ4の間に
設けられた第2の圧力検出手段である。78は上記切換
弁2と上記圧縮機1の間に設けられた第1の圧力検出手
段である。これらによって熱源機Aが構成される。
【0029】又、5は3台の室内機B、C、Dに設けら
れた室内側熱交換器、6は熱源機Aの切換弁2と中継機
Eを後述する第4の逆止弁33を介して接続する太い第
1の接続配管、6b、6c、6dはそれぞれ室内機B、
C、Dの室内側熱交換器5と中継機Eを接続し、第1の
接続配管6に対応する室内機側の第1の接続配管、7は
熱源機Aの熱源機側熱交換器3と中継機Eを後述する第
3の逆止弁32を介して接続する上記第1の接続配管6
より細い第2の接続配管である。
【0030】又、7b、7c、7dはそれぞれ室内機
B、C、Dの室内側熱交換機5と中継機Eを第1の流量
制御装置9を介して接続し、第2の接続配管7に対応す
る室内機側の第2の接続配管である。21は室内機側の
第1の接続配管6b、6c、6dと、第1の接続配管6
を連通させる第1の開閉弁、22は室内機側の第1の接
続配管6b、6c、6dと、第2の接続配管7を連通さ
せる第2の開閉弁、23は第1の開閉弁21の出入口を
バイパスする第3の開閉弁である。9は、室内側熱交換
器5に近接して接続され、冷房時は室内側熱交換器5の
出口側のスーパーヒート量、暖房時はサブクール量によ
り制御される第1の流量制御装置で、室内機側の第2の
接続配管7b、7c、7dに接続される。
【0031】10は室内機側の第1の接続配管6b、6
c、6dを、第1の接続配管6又は、第2の接続配管7
に切換え可能に接続する第1の開閉弁21と第2の開閉
弁22、更に第1の開閉弁21の出入口をバイパスする
第3の開閉弁23を備えた第1の分岐部である。11は
室内機側の第2の接続配管7b、7c、7dと、第2の
接続配管7よりなる第2の分岐部である。12は第2の
接続配管7の途中に設けられた第の気液分離装置で、
その気相部は第1の分岐部の第2の開閉弁22に接続さ
れ、その液相部は第2の分岐部11に接続されている。
13は第1の気液分離装置12と第2の分岐部11との
間に接続する開閉自在な第2の流量制御装置(ここでは
電気式膨張弁)である。
【0032】14は第2の分岐部11と上記第1の接続
配管6とを結ぶバイパス配管、15はバイパス配管14
の途中に設けられた第3の流量制御装置(ここでは電気
式膨張弁)、16aはバイパス配管14の途中に設けら
れた第3の流量制御装置15の下流に設けられ、第2の
分岐部11における各室内気側の第2の接続配管7b、
7c、7dの会合部との間でそれぞれ熱交換を行う第2
の熱交換部である。16b、16c、16dはそれぞれ
バイパス配管14の途中に設けられた第3の流量制御装
置15の下流に設けられ、第2の分岐部11における各
室内機側の第2の接続配管7b、7c、7dとの間でそ
れぞれ熱交換を行う第3の熱交換部である。19はバイ
パス配管14の上記第3の流量制御装置15の下流およ
び第2の熱交換部16aの下流に設けられ、第1の気液
分離装置12と第2の流量制御装置13とを接続する配
管との間で熱交換を行う第1の熱交換部、17は第2の
分岐部11と上記第1の接続配管6との間に接続する開
閉自在な第4の流量制御装置(ここでは電気式膨張弁)
である。
【0033】一方、32は上記熱源機側熱交換器3と上
記第2の接続配管7との間に設けられた第3の逆止弁で
あり、上記熱源機側熱交換器3から上記第2の接続配管
7へのみ冷媒流通を許容する。33は上記熱源機Aの切
換弁2と上記第1の接続配管6との間に設けられた第4
の逆止弁であり、上記第1の接続配管6から上記弁切換
弁2へのみ冷媒流通を許容する。34は上記熱源機Aの
切換弁2と上記第2の接続配管7との間に設けられた第
5の逆止弁であり、上記切換弁2から上記第2の接続配
管7へのみ冷媒流通を許容する。35は上記熱源機側熱
交換器3と上記第1の接続配管6との間に設けられた第
6の逆止弁であり、上記第1の接続配管6から上記熱源
機側熱交換器3へのみ冷媒流通を許容する。上記第3、
第4、第5、第6の逆止弁32、33、34、35で流
路切換弁装置40を構成する
【0034】0は上記流路切換弁装置40と上記熱源
機側熱交換器3の間に設けられた第2の気液分離装置で
ある。91は上記第2の気液分離装置の気相部と上記切
換弁2の間に設けられた開閉弁である。90aは開閉弁
91を介して上記第2の気液分離装置90の上部と、上
記切換弁2と上記熱源機側熱交換器3a、3bの一端側
とを接続する配管とを連通するガス側配管、90bは、
上記第2の気液分離装置の下部と上記熱源機側熱交換器
3a、3bの他端側とを連通する液側配管、90cは、
流路切換弁装置40を介して第1の接続配管6からの冷
媒の流入、或は第2の接続配管7への冷媒の流出を可能
とする接続配管である。25は上記第1の分岐部10と
第2の流量制御装置13との間に設けられた第3の圧力
検出手段、26は上記第2の流量制御装置13と第4の
流量制御装置17との間に設けられた第4の圧力検出手
段である。
【0035】次に動作について説明する。まず、図
用いて冷房運転のみの場合について説明する。同図に実
線矢印で示すように圧縮機1より吐出された高温高圧冷
媒ガスは切換弁2を通り、熱源機側熱交換器3で熱源水
と熱交換して凝縮された後、第3の逆止弁32、第2の
接続配管7、第1の気液分離装置12、第2の流量制御
装置13の順に通り、更に第2の分岐部11、室内機側
の第2の接続配管7b、7c、7dを通り、各室内機
B、C、Dに流入する。各室内機B、C、Dに流入した
冷媒は、各室内側熱交換器5の出口のスーパーヒート量
により制御される第1の流量制御装置9により低圧まで
減圧されて室内側熱交換器5で室内空気と熱交換して蒸
発しガス化され室内を冷房する。
【0036】このガス状態となった冷媒は、室内機側の
第1の接続配管6b、6c、6d、第1の開閉弁21、
第3の開閉弁23、第1の接続配管6、第4の逆止弁3
3、熱源機Aの切換弁2、アキュムレータ4を経て圧縮
機1に吸入される循環サイクルを構成し、冷房運転を行
う。この時、第1の開閉弁21、第3の開閉弁23は開
路、第2の開閉弁22は閉路されている。又、冷媒はこ
の時、第1の接続配管6が低圧、第2の接続配管7が高
圧のため必然的に第3の逆止弁32、第4の逆止弁33
へ流通する。
【0037】又、このサイクルの時、第2の流量制御装
置13を通過した冷媒の一部がバイパス配管14へ入り
第3の流量制御装置15で低圧まで減圧されて第3の熱
交換部16b、16c、16dで第2の分岐部11の各
室内機側の第2の接続配管7b、7c、7dとの間で、
又、第2の熱交換部16aで第2の分岐部11の各室内
機側の第2の接続配管7b、7c、7dの会合部との間
で、更に第1の熱交換部19で第2の流量制御装置13
に流入する冷媒との間で、熱交換を行い蒸発した冷媒
は、第1の接続配管6、第4の逆止弁33へ入り、熱源
機Aの切換弁2、アキュムレータ4を経て圧縮機1に吸
入される。一方、第1、第2、第3の熱交換部19、1
6a、16b、16c、16dで熱交換し冷却され、サ
ブクールを充分につけられた上記第2の分岐部11の冷
媒は冷房しようとしている室内機B、C、Dへ流入す
る。
【0038】次に、図を用いて暖房運転のみの場合に
ついて説明する。すなわち、同図に点線矢印で示すよう
に、圧縮機1より吐出された高温高圧冷媒ガスは、切換
弁2を通り、第5の逆止弁34、第2の接続配管7、第
1の気液分離装置12を通り、第2の開閉弁22、室内
機側の第1の接続配管6b、6c、6dの順に通り、各
室内機B、C、Dに流入し、室内空気と熱交換して凝縮
液化し、室内を暖房する。この液状態となった冷媒は、
各室内側熱交換器5の出口のサブクール量により制御さ
れてほぼ全開状態の第1の流量制御装置9を通り、室内
機側の第2の接続配管7b、7c、7dから第2の分岐
部11に流入して合流し、更に第4の流量制御装置17
を通る。
【0039】ここで、第1の流量制御装置9又は第3、
第4の流量制御装置15、17のどちらか一方で低圧の
気液二相状態まで減圧される。低圧まで減圧された冷媒
は、第1の接続配管6を経て熱源機Aの第6の逆止弁3
5、熱源機側熱交換器3に流入し、熱源水と熱交換して
蒸発しガス状態となり、熱源機Aの切換弁2、アキュム
レータ4を経て圧縮機1に吸入される循環サイクルを構
成し、暖房運転を行う。この時、第2の開閉弁22は開
路、第1の開閉弁21、第3の開閉弁23は閉路されて
いる。又、冷媒はこの時、第1の接続配管6が低圧、第
2の接続配管7が高圧のため必然的に第5の逆止弁3
4、第6の逆止弁35へ流通する。なお、この時第2の
流量制御装置13は、通常所定最小開度状態となってい
る。
【0040】次に冷暖同時運転における暖房主体運転の
場合について図を用いて説明する。同図に点線矢印で
示すように圧縮機1より吐出された高温高圧冷媒ガス
は、切換弁2を経て第5の逆止弁34、第2の接続配管
7を通して中継機Eへ送られ、第1の気液分離装置12
を通り、第2の開閉弁22、室内機側の第1の接続配管
6b、6cの順に通り、暖房しようとしている各室内機
B、Cに流入し、室内側熱交換器5で室内空気と熱交換
して凝縮液化し、室内を暖房する。この凝縮液化した冷
媒は、各室内側熱交換器5の出口のサブクール量により
制御されほぼ全開状態の第1の流量制御装置9を通り、
少し減圧されて第2の分岐部11に流入する。
【0041】この冷媒の一部は、室内機側の第2の接続
配管7dを通り、冷房しようとする室内機Dに入り、室
内側熱交換器5の出口のスーパーヒート量により制御さ
れる第1の流量制御装置9に入り、減圧された後に、室
内側熱交換器5に入って熱交換して蒸発しガス状態とな
って室内を冷房し、室内機側の第1の接続配管6dを経
て第1の開閉弁21、第3の開閉弁23を介して第1の
接続配管6に流入する。一方、他の冷媒は第3の圧力検
出手段25の検出圧力、第4の圧力検出手段26の検出
圧力の圧力差が所定範囲となるように制御される第4の
流量制御装置17を通って、冷房しようとする室内機D
を通った冷媒と合流して太い第1の接続配管6を経て、
熱源機Aの第6の逆止弁35、気液分離装置(この実施
例における第2の気液分離装置90)に流入し、液状冷
媒は熱源機側熱交換器3に分流され熱源水と熱交換して
蒸発しガス状態となる。
【0042】一方第2の気液分離装置90で分流された
ガス状冷媒は切換弁2、アキュムレータ4を経て圧縮機
1に吸入される。ここで、第2の気液分離装置90に流
入し、熱源機側熱交換器3に分流された液状冷媒は第1
の熱源機側熱交換器3aの両端にある第4の開閉弁7
0、第5の開閉弁71と第2の熱源機側熱交換器3bの
両端にある第6の開閉弁72、第7の開閉弁73、及び
上記第1、第2の熱源機側熱交換器3a、3bと並列に
接続された第1の熱源機側バイパス回路75の第8の開
閉弁74の開閉及び、更に上記第1、第2の熱源機側熱
交換器3a、3bと並列に接続された第2の熱源機側バ
イパス回路77の第5の流量制御装置76の開度を調節
することにより流量が調節され、熱源機側熱交換器3に
流入する未蒸発の液状冷媒が、第1、第2の熱源機側熱
交換器3a,3bに流入する場合、熱源水と完全に熱交
換するため最大の蒸発能力が得られ、蒸発温度・蒸発圧
力が上昇し圧縮機1の吸入圧力は上昇する。
【0043】逆に、熱源機側熱交換器3に流入する未蒸
発の液状冷媒の一部が第1の熱源機側バイパス回路75
及び第2の熱源機側バイパス回路77でバイパスされ、
切換弁2、アキュムレータ4を経て圧縮機1に吸入され
ると、熱源機側熱交換器3に流入する未蒸発の液状冷媒
の量は減量し、熱源水と熱交換する蒸発能力が減少する
ため、圧縮機1の吸入圧力は低下する。以上のように熱
源機側熱交換器3に流入する未蒸発の液状冷媒量を増減
すれば、それに伴い、蒸発能力が増減し、圧縮機1の吸
入圧力も上昇、低下するため、第2の圧力検出手段79
の検出圧力が予め定められた目標圧力の範囲内になるよ
う調整できる。
【0044】この冷媒は、熱源機Aの切換弁2、アキュ
ムレータ4を経て圧縮機1に吸入される循環サイクルを
構成し、暖房主体運転を行う。この時、冷房する室内機
Dの室内側熱交換器5の蒸発圧力と熱源機側熱交換器3
の圧力差が、太い第1の接続配管6に切り換えるために
小さくなる。又、この時、室内機B、Cに接続された第
2の開閉弁22は開路、第1の開閉弁21、第3の開閉
弁23は閉路されている。室内機Dに接続された第1の
開閉弁21、第3の開閉弁23は開路、第2の開閉弁2
2は閉路されている。又、冷媒はこの時、第1の接続配
管6が低圧、第2の接続配管7が高圧のため必然的に第
5の逆止弁34、第6の逆止弁35へ流通する。
【0045】このサイクルの時、一部の液冷媒は第2の
分岐部11の各室内機側の第2の接続配管7b、7c、
7dの会合部からバイパス配管14へ入り、第3の流量
制御装置15で低圧まで減圧されて、第3の熱交換部1
6b、16c、16dで第2の分岐部11の各室内機側
の第2の接続配管7b、7c、7dとの間で、又、第2
の熱交換部16aで第2の分岐部11の各室内機側の第
2の接続配管7b、7c、7dの会合部との間で熱交換
を行い、蒸発した冷媒は、第1の接続配管6、第6の逆
止弁35を経由し、熱源機側熱交換器3へ入り、熱源水
と熱交換して蒸発気化した後、熱源機Aの切換弁2、ア
キュムレータ4を経て圧縮機1に吸入される。一方、第
2、第3の熱交換部、16a、16b、16c、16d
で熱交換し、冷却され、サブクールを充分につけられた
上記第2の分岐部11の冷媒は冷房しようとしている室
内機Dへ流入する。なお、この時第2の流量制御装置1
3は、通常所定最小開度状態となっている。
【0046】次に、冷暖房同時運転における冷房主体の
場合について図を用いて説明する。同図に実線矢印で
示すように、圧縮機1より吐出された高温高圧冷媒ガス
は、切換弁2を経て熱源機側熱交換器3に流入し、熱源
水と熱交換して気液二相の高温高圧状態となる。ここ
で、第1の熱源機側熱交換器3aの両端にある第4の開
閉弁70、第5の開閉弁71と第2の熱源機側熱交換器
3bの両端にある第6の開閉弁72、第7の開閉弁7
3、及び上記第1、第2の熱源機側熱交換器3a、3b
と並列に接続された第1の熱源機側バイパス回路75の
第8の開閉弁74、上記第2の気液分離装置の気相部と
上記切換弁2の間に設けられた開閉弁91を開閉し、更
に上記第1、第2の熱源機側熱交換器3a、3bと並列
に接続された第2の熱源機側バイパス回路77の第5の
流量制御装置76の開度が調節され、熱源機側熱交換器
3に流入する高温高圧冷媒ガスが、第1、第2の熱源機
側熱交換器3a,3bに流入する場合、熱源水と完全に
熱交換するため最大の凝縮能力が得られ、凝縮温度・凝
縮圧力が低下し圧縮機1の吐出圧力は低下する。
【0047】逆に、熱源機側熱交換器3に流入する高温
高圧の冷媒ガスの一部が、第1の熱源機側バイパス回路
75及び第2の熱源機側バイパス回路77でバイパスさ
れ、第2の接続配管7へ流出すると、熱源機側熱交換器
3に流入する高温高圧冷媒ガスの量は減量し、熱源水と
熱交換する凝縮能力が減少するため、凝縮温度・凝縮圧
力が上昇し圧縮機1の吐出圧力は上昇する。以上のよう
に、熱源機側熱交換器3に流入する高温高圧冷媒ガスの
量を増減し、凝縮能力を増減させることにより、圧縮機
1の吐出圧力も上昇、低下するため、第1の圧力検出手
段78の検出圧力が定められた目標となる。
【0048】その後、この気液二相の高温高圧状態の冷
媒は第3の逆止弁32、第2の接続配管7を経て、中継
機Eの第1の気液分離装置12へ送られる。ここで、ガ
ス状冷媒と液状冷媒に分離され、分離されたガス状冷媒
は第2の開閉弁22、室内機側の第1の接続配管6dの
順に通り、暖房しようとする室内機Dに流入し、室内側
熱交換器5で室内空気と熱交換して凝縮液化し、室内を
暖房する。更に、室内側熱交換器5の出口のサブクール
量により制御され、ほぼ全開状態の第1の流量制御装置
9を通り、少し減圧されて、第2の分岐部11に流入す
る。
【0049】一方、残りの液状冷媒は第3の圧力検出手
段25の検出圧力、第4の圧力検出手段26の検出圧力
によって制御される第2の流量制御装置13を通って、
第2の分岐部11に流入し、暖房しようとする室内機D
を通った冷媒と合流する。そして合流した冷媒は、第2
の分岐部11、室内機側の第2の接続配管7b、7cの
順に通り、各室内機B、Cに流入する。各室内機B、C
に流入した冷媒は、室内側熱交換器5の出口のスーパー
ヒート量により制御される第1の流量制御装置9により
低圧まで減圧された後に、室内側熱交換器5に流入し、
室内空気と熱交換して蒸発しガス化され、室内を冷房す
る。
【0050】更に、このガス状態となった冷媒は、室内
機側の第1の接続配管6b、6c、第1の開閉弁21、
第3の開閉弁23、第1の接続配管6、第4の逆止弁3
3、熱源機Aの切換弁2、アキュムレータ4を経て圧縮
機1に吸入される循環サイクルを構成し、冷房主体運転
を行う。又、この時、室内機B、Cに接続された第1の
開閉弁21、第3の開閉弁23は開路、第2の開閉弁2
2は閉路されている。室内機Dに接続された第2の開閉
弁22は開路、第1の開閉弁21、第3の開閉弁23は
閉路されている。冷媒はこの時、第1の接続配管6が低
圧、第2の接続配管7が高圧のため、必然的に逆止弁3
2、第4の逆止弁33へ流通する。
【0051】このサイクルの時、一部の液冷媒は第2の
分岐部11の各室内機側の第2の接続配管7b、7c、
7dの会合部からバイパス配管14へ入り、第3の流量
制御装置15で低圧まで減圧されて、第3の熱交換部1
6b、16c、16dで第2の分岐部11の各室内機側
の第2の接続配管7b、7c、7dとの間で、又、第2
の熱交換器部16aで第2の分岐部11の各室内機側の
第2の接続配管7b、7c、7dの会合部との間で、更
に第1の熱交換部19で第2の流量制御装置13へ流入
する冷媒との間で熱交換を行い、蒸発した冷媒は第1の
接続配管6、第4の逆止弁33へ入り、熱源機Aの切換
弁2、アキュムレータ4を経て圧縮機1に吸入される。
一方、第1、第2、第3の熱交換部19、16a、16
b、16c、16dで熱交換し冷却されサブクールを充
分につけられた上記第2の分岐部11の冷媒は冷房しよ
うとしている室内機B、Cへ流入する。
【0052】次に冷暖房同時運転の暖房主体運転及び冷
房主体運転の場合の第4の開閉弁70、第5の開閉弁7
1、第6の開閉弁72、第7の開閉弁73、第8の開閉
弁74、第5の流量制御装置76の制御について説明す
る。図は第4の開閉弁70、第5の開閉弁71、第6
の開閉弁72、第7の開閉弁73、第8の開閉弁74、
第5の流量制御装置76の制御機構を示し、50は第2
の圧力検出手段79及び第1の圧力検出手段78の検出
圧力に応じて、第4の開閉弁70、第5の開閉弁71、
第6の開閉弁72、第7の開閉弁73、第8の開閉弁7
4の開閉と第5の流量制御装置76の開度を制御する熱
源機側熱交換容量制御手段である。図は冷暖同時運転
における暖房主体運転の場合の熱源機側熱交換容量制御
手段50の制御内容を示すフローチャートである。
【0053】まず、熱源機側熱交換容量制御手段50に
よる熱源機側熱交換容量の制御方法を説明する。本実施
例では、熱源機側熱交換容量を次に示す3段階で調整す
る。第1段階は最も大きな熱源機側熱交換容量を必要と
する場合に対応し、上記第4の開閉弁70、上記第5の
開閉弁71、上記第6の開閉弁72、第7の開閉弁73
を開弁し、上記第5の流量制御装置76の開度を制御す
ることにより上記第1及び第2の熱源機側熱交換器3
a、3bの両方に冷媒を流通させかつ上記第5の流量制
御装置76の開度ではバイパス冷媒量を全開から第1の
所定開度までの間で調整する。この場合に、上記第2の
熱源機側バイパス回路77の上記第5の流量制御装置7
6を全閉にすると上記第1及び第2の熱源機側熱交換器
3a、3bに空気調和装置を循環している全冷媒が流入
し圧力損失が増し、冷房室内機での蒸発圧力が高くなり
冷房能力が出なくなるため上記第5の流量制御装置76
には全閉より少し開いた第1の所定開度を設ける。
【0054】第2段階は次に大きな熱源機側熱交換容量
を必要とする場合に対応し、上記第4の開閉弁70、上
記第5の開閉弁71、上記第6の開閉弁72、上記第7
の開閉弁73、第8の開閉弁74を開弁し、上記第5の
流量制御装置76の開度を制御することにより上記第1
及び第2の熱源機側熱交換器3a、3bの両方、及び上
記第1のバイパス回路75に冷媒を流通させかつ上記第
5の流量制御装置76の開度ではバイパス冷媒量を全開
から全閉までの間で調整する。この場合、上記第5の流
量制御装置76を全開にした時の上記第2の熱源機側バ
イパス回路77の冷媒流量と途中に上記第8の開閉弁7
4を備えた上記第1の熱源機側バイパス回路75の冷媒
流量が等しくなるよう上記第1の熱源機側バイパス回路
75の圧力損失は設定されている。
【0055】これにより、第2段階でのバイパス流量は
第1段階でのバイパス流量から連続的に調節可能とな
る。これは一実施例であり、一般的には第1の熱源機側
バイパス回路75は、熱源機側熱交換器3をバイパスす
る必要最大冷媒流量の0〜50%の範囲内にあるα%の
流量容量を備え、第2の熱源機側バイパス回路77は熱
源機側熱交換器3をバイパスする必要最大冷媒流量の0
〜(100−α)%に調節し得るようにそれぞれ第8の
開閉弁74および第5の流量制御装置76の容量を設定
することにより連続的に調節可能とすることができるも
のであり、上記実施例はα=50%とした場合を示すも
のである。
【0056】第3段階は最も小さい熱源機側熱交換量を
必要とする場合に対応し、上記第4の開閉弁70、上記
第5の開閉弁71、上記第6の開閉弁72、上記第7の
開閉弁73を閉弁し上記第8の開閉弁74を開弁し、上
記第5の流量制御装置76の開度を全開にすることによ
り上記第1及び第2の熱源機側熱交換器3a、3bの熱
交換量を皆無にする。このように、熱源機側熱交換容量
を3段階で調整することによって、連続的な熱源機側熱
交換容量が得られ、高圧が過昇することなく、低圧がひ
きこむことなく、冷暖同時運転における暖房主体運転の
場合の冷房能力及び暖房能力が十分得られる。
【0057】次に、図のフローチャートに添って冷暖
同時運転における暖房主体運転の場合の熱源機側熱交換
容量制御手段50の制御内容を説明する。ステップ51
で第2の圧力検出手段79の検出圧力と予め定められた
第1の設定圧力とを比較し検出圧力が第1の設定圧力よ
り低い場合にはステップ52へ進む。ステップ52で
は、上記第4の開閉弁70、上記第5の開閉弁71、上
記第6の開閉弁72、上記第7の開閉弁73の開閉を判
定し、閉弁の場合はステップ53で開弁し、ステップ5
1に戻る。これにより、未蒸発の液状冷媒は、第1、第
2の熱源機側熱交換器3a、3bに流入するため、熱源
水と熱交換し十分な蒸発能力が得られ、蒸発温度・蒸発
圧力が上昇し圧縮機1の吸入圧力は上昇する。
【0058】開弁の場合はステップ54に進み、上記第
8の開閉弁74の開閉を判定し、開弁の場合は、ステッ
プ55に進み閉弁し、ステップ51に戻る。これによ
り、未蒸発の液状冷媒はステップ53より多く第1、第
2の熱源機側熱交換器3a、3bに流入するため、更に
大きな蒸発能力が得られ、圧縮機1の吸入圧力は上昇す
る。閉弁の場合は、ステップ56に進み上記第5の流量
制御装置76の開度を判定し、全閉よりわずかに開いた
第1の所定開度より開いている場合はステップ57で開
度を絞りステップ51に戻る。これにより、未蒸発の液
状冷媒は、ステップ53、ステップ55より多く第1、
第2の熱源機側熱交換器3a、3bに流入するため、更
に大きな蒸発能力が得られ、圧縮機1の吸入圧力は上昇
する。又、第1の所定開度の場合もステップ51に戻
る。
【0059】一方、ステップ51で検出圧力が第1の設
定圧力以上と判定されると、ステップ58に進む。ステ
ップ58で第2の圧力検出手段79の検出圧力と上記第
1の目標圧力より予め高く定められた第2の設定圧力と
を比較し検出圧力が第2の設定圧力より高い場合にはス
テップ59へ進み、検出圧力が第2の設定圧力以下であ
ればステップ51に戻る。ステップ59で上記第5の流
量制御装置76の開度を判定し、全開していない場合
は、ステップ60に進み開度を増やしステップ51に戻
る。これにより、未蒸発の液状冷媒は、第2の熱源機側
バイパス回路77をバイパスする量が増え、第1、第2
の熱源機側熱交換器3a、3bに流入する量が減るた
め、蒸発能力の減少により蒸発温度・蒸発圧力も低下
し、圧縮機1の吸入圧力も低下する。
【0060】全開の場合はステップ61に進み第8の開
閉弁74の開閉を判定し、閉弁であればステップ62で
開弁し、ステップ51に戻る。これにより、未蒸発の液
状冷媒は、第1の熱源機側バイパス回路75もバイパス
するため、ステップ60より更に第1、第2の熱源機側
熱交換器3a、3bに流入する量が減り、蒸発能力減少
で、圧縮機1の吸入圧力も低下する。開弁の場合は、ス
テップ63に進み、上記第4の開閉弁70、上記第5の
開閉弁71、上記第6の開閉弁72、上記第7の開閉弁
73の開閉を判定し、開弁の場合はステップ64に進み
閉弁しステップ51に戻る。これにより、未蒸発の液状
冷媒は、第1の熱源機側バイパス回路75、第2の熱源
機側バイパス回路77にバイパスされ、第1、第2の熱
源機側熱交換器3a、3bには全く流入しないため、蒸
発能力は皆無となり、圧縮機1の吸入圧力はステップ6
2、64より更に低下する。又、閉弁の場合もステップ
51に戻る。このようにして、第2の圧力検出手段79
の検出圧力を第1の設定圧力と第2の設定圧力の間の値
とすることができる。
【0061】図は冷暖同時運転における冷房主体運転
の場合の熱源機側熱交換容量制御手段50の制御内容を
示すフローチャートである。まず、熱源機側熱交換容量
制御手段50による熱源機側熱交換容量の制御方法を説
明する。本実施例では、熱源機側熱交換容量を次に示す
3段階で調整する。第1段階は最も大きな熱源機側熱交
換容量を必要とする場合に対応し、上記第4の開閉弁7
0、上記第5の開閉弁71、上記第6の開閉弁72、上
記第7の開閉弁73を開弁し、上記第5の流量制御装置
76の開度を制御することにより上記第1及び第2の熱
源機側熱交換器3a、3bの両方に冷媒を流通させかつ
上記第5の流量制御装置76の開度ではバイパス冷媒量
を全開から第1の設定開度までの間で調整する。この場
合に、上記第2の熱源機側バイパス回路77の上記第5
の流量制御装置76を全閉にすると上記第1及び第2の
熱源機側熱交換器3a、3bに空気調和装置を循環して
いる全冷媒が流入し圧力損失が増し、暖房室内機での凝
縮圧力が低くなり暖房能力が出なくなるため上記第5の
流量制御装置76には全閉より少し開いた第1の所定開
度を設ける。
【0062】第2段階は次に大きな熱源機側熱交換容量
を必要とする場合に対応し、上記第4の開閉弁70、上
記第5の開閉弁71、上記第6の開閉弁72、上記第7
の開閉弁73、第8の開閉弁74を開弁し、上記第5の
流量制御装置76の開度を制御することにより上記第1
及び第2の熱源機側熱交換器3a、3bの両方、及び上
記第1のバイパス回路75に冷媒を流通させかつ上記第
5の流量制御装置76の開度ではバイパス冷媒量を全開
から全閉までの間で調整する。この場合、上記第5の流
量制御装置76を全開にした時の上記第2の熱源機側バ
イパス回路77の冷媒流量と途中に上記第8の開閉弁7
4を備えた上記第1の熱源機側バイパス回路75の冷媒
流量が等しくなるよう上記第1の熱源機側バイパス回路
75の圧力損失は設定されている。これにより、第2段
階でのバイパス流量は第1段階でのバイパス流量から連
続的に調節可能となる。
【0063】第3段階は最も小さい熱源機側熱交換量を
必要とする場合に対応し、上記第4の開閉弁70、上記
第5の開閉弁71、上記第6の開閉弁72、上記第7の
開閉弁73を閉弁し上記第8の開閉弁74を開弁し、上
記第5の流量制御装置76の開度を全開にすることによ
り上記第1及び第2の熱源機側熱交換器3a、3bの熱
交換量を皆無にする。このように、熱源機側熱交換容量
を3段階に制御することによって、高圧が過昇すること
なく、低圧がひきこむことなく、冷暖同時運転における
冷房主体運転の場合の冷房能力及び暖房能力が十分得ら
れる。
【0064】次に、図のフローチャートに添って冷暖
同時運転における冷房主体運転の場合の熱源機側熱交換
容量制御手段50の制御内容を説明する。ステップ10
1で第1の圧力検出手段78の検出圧力と予め定められ
た第3の設定圧力とを比較し検出圧力が第3の設定圧力
より高い場合には、ステップ102へ進む。ステップ1
02で上記第4の開閉弁70、上記第5の開閉弁71、
上記第6の開閉弁72、上記第7の開閉弁73の開閉を
判定し、閉弁の場合はステップ103で開弁し、ステッ
プ101に戻る。これにより、高温高圧冷媒ガスは、第
1、第2の熱源機側熱交換器3a、3bに流入するた
め、熱源水と熱交換し十分な凝縮能力が得られ、凝縮温
度・凝縮圧力が低下し、圧縮機1の吐出圧力は低下す
る。
【0065】開弁の場合はステップ104に進み、上記
第8の開閉弁74の開閉を判定し、開弁の場合は、ステ
ップ105に進み閉弁し、ステップ101に戻る。これ
により、高温高圧冷媒ガスは、ステップ103より多く
第1、第2の熱源機側熱交換器3a、3bに流入するた
め、更に大きな凝縮能力が得られ、凝縮温度・凝縮圧力
が低下し、圧縮機1の吐出圧力は低下する。閉弁の場合
は、ステップ106に進み上記第5の流量制御装置76
の開度を判定し、全閉よりわずかに開いた第1の所定開
度より開いている場合はステップ107で開度を絞りス
テップ101に戻る。これにより、高温高圧冷媒ガス
は、ステップ105、107より多く第1、第2の熱源
機側熱交換器3a、3bに流入するため、更に大きな凝
縮能力が得られ、圧縮機1の吐出圧力は低下する。又、
第1の所定開度の場合もステップ101に戻る。
【0066】一方、ステップ101で第1の圧力検出手
段78の検出圧力が第3の設定圧力以下と判定される
と、ステップ108に進む。ステップ108で第1の圧
力検出手段78の検出圧力と上記第3の設定圧力より予
め低く定められた第4の設定圧力とを比較し、検出圧力
が第4の設定圧力より低い場合にはステップ109へ進
み、検出圧力が第4の設定圧力以上であればステップ1
01に戻る。ステップ109で上記第5の流量制御装置
76の開度を判定し、全開していない場合は、ステップ
110に進み開度を増やしステップ101に戻る。これ
により、高温高圧冷媒ガスは、第2の熱源機側バイパス
回路77をバイパスする量が増え、第1、第2の熱源機
側熱交換器3a、3bに流入する量が減るため、凝縮能
力の減少により凝縮温度・凝縮圧力も上昇し、圧縮機1
の吐出圧力は上昇する。
【0067】全開の場合はステップ111に進み、第8
の開閉弁74の開閉を判定し、閉弁の場合はステップ1
12で開弁し、ステップ101に戻る。これにより、高
温高圧冷媒ガスは、第1の熱源機側バイパス回路75も
バイパスするため、ステップ110より更に第1、第2
の熱源機側熱交換器3a、3bに流入する量が減り、凝
縮能力が減少し、圧縮機1の吐出圧力も上昇する。開弁
の場合は、ステップ113に進み、上記第4の開閉弁7
0、上記第5の開閉弁71、上記第6の開閉弁72、上
記第7の開閉弁73の開閉を判定し、開弁の場合はステ
ップ114に進み閉弁しステップ101に戻る。これに
より、高温高圧冷媒ガスは、第1の熱源機側バイパス回
路75、第2の熱源機側バイパス回路77にバイパスさ
れ、第1、第2の熱源機側熱交換器3a、3bには全く
流入しないため、凝縮能力は皆無となり、圧縮機1の吐
出圧力はステップ110、112より更に上昇する。
又、閉弁の場合もステップ101に戻る。このようにし
て、第1の圧力検出手段78の検出圧力を第3の設定圧
力と第4の設定圧力の間の値とすることができる。
【0068】実施例2. 図8は、この発明の他の実施例である実施例2による空
気調和装置の冷媒系を中心とする全体構成図である。実
施例1と比較すると第2の気液分離装置90を有してい
ないが、熱源機熱交換容量調整手段50により、第1の
圧力検出手段78の検出圧力及び第2の圧力検出手段7
9の検出圧力に応じて、第4の開閉弁70、第5の開閉
弁71、第6の開閉弁72、第7の開閉弁73、第8の
開閉弁74の開閉と第5の流量制御装置76の開度を制
御することにより、前記実施例1と同様の作用、効果が
得られる。
【0069】
【発明の効果】以上のようにこの発明による空気調和装
置においては、冷房主体運転時には、第1の圧力検出手
段の検出信号、暖房主体運転時には第2の圧力検出手段
の検出信号を入力とし、熱源機側熱交換器容量制御手段
がそれぞれ、複数の熱源機側熱交換器の両端の開閉弁
、第1の熱源機側バイパス回路の開閉弁を閉として
第2の熱源機側バイパス回路の第5の流量制御装置の開
度を制御する第1の段階で、上記熱源機側熱交換器両端
部の開閉弁を開、上記第1の熱源機側バイパス回路の開
閉弁を開として、上記第2の熱源機側バイパス回路の第
5の流量制御装置の開度を制御する第2の段階で、そし
て、上記熱源機側熱交換器両端部の開閉弁を閉、上記第
1の熱源機側バイパス回路の開閉弁を開、上記第2の熱
源機側バイパス回路の第5の流量制御装置を全開とする
第3の段階で熱源機側熱交換器の容量を調整し、暖房主
体運転時には圧縮機の吸入側圧力を第1の設定圧力と第
2の設定圧力との間に、また冷房主体運転時には圧縮機
の吐出側圧力を第3の設定圧力と第4の設定圧力との間
に収束させる構成としたことにより、負荷の変動に応じ
て熱源機側熱交換器の容量が連続的に大幅に調整され、
暖房主体運転の場合に冷房室内機の室内機側熱交換器に
於ける蒸発圧力の過上昇を抑制でき、冷房能力を損なう
ことが無い。更に、冷房主体運転の場合に暖房室内機の
室内機側熱交換器に於ける凝縮圧力の低下を抑制し、暖
房能力を損なうことが無い。又、同じく暖房主体運転で
冷房室内機容量と暖房室内機容量の差が小さい場合に
も、熱源機側熱交換器の蒸発能力を適正に制御するため
蒸発圧力の過上昇を抑制でき、冷房能力を損なうこと無
く、高圧圧力異常で停止することの無い安定した運転を
行う効果を奏する。
【0070】また、第1の熱源機側バイパス回路は、熱
源機側熱交換器をバイパスする必要最大流量の0〜50
%の範囲内にあるα%の流量容量を備え、第2の熱源機
側バイパス回路は、熱源機側熱交換器をバイパスする必
要最大流量の0〜(100−α)%の流量に調節し得る
ことにより、第1の熱源機側バイパス回路の開閉弁及び
第2の熱源機側バイパス回路の流量制御装置を必要最小
限の容量で、高い制御性が得られる。
【0071】更に、開閉弁を介して切換弁と熱源機側熱
交換機の一端側とを接続する配管に連通するガス側配管
と、熱源機側熱交換器の他端側に連通する液側配管、及
び第2の接続配管に連通してなる気液分離装置を備えた
ことにより、蒸発能力の大小に寄与する液状冷媒のみを
熱源機側熱交換器に供給でき、特に第2の熱源機側バイ
パス回路の第5の流量制御装置での正確な流量制御を行
い蒸発能力の制御性を高める効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1による空気調和装置の冷
媒系を中心とする全体構成図である。
【図2】 図1に示す空気調和装置の冷房、又は暖房の
みの運転状態を説明するための冷媒回路図である。
【図3】 図1に示す空気調和装置の、暖房主体運転
運転状態を説明するための冷媒回路図である。
【図4】 図に示す空気調和装置の、房主体運転の
運転状態を説明するための冷媒回路図である。
【図5】 図に示す空気調和装置の、熱源機側熱交換
容量制御手段系の構成を示すブロック図である。
【図6】 この発明の実施例による空気調和装置の、暖
房主体運転の熱源機側熱交換容量調整手段系のフローチ
ャートである。
【図7】 この発明の実施例による空気調和装置の、
房主体運転の熱源機側熱交換容量制御手段系のフローチ
ャートである。
【図8】 この発明の実施例による空気調和装置の
媒系を中心とする全体構成図である。
【図9】 従来の空気調和装置の冷媒系を中心とする全
体構成図である。
【図10】 図9に示す空気調和装置の冷房、又は暖房
のみの運転状態を説明するための冷媒回路図である。
【図11】 図9に示す空気調和装置の、暖房主体運転
の運転状態を説明するための冷媒回路図である。
【図12】 図9に示す空気調和装置の、冷房主体運転
の運転状態を説明するための冷媒回路図である。
【符号の説明】
1 圧縮機、2 切換弁、3 熱源機側熱交換器、3a
第1の熱源機側熱交換器、3b 第2の熱源機側熱交
換器、4 アキュムレータ、5 室内側熱交換器、9
第1の流量制御装置、10 第1の分岐部、11 第2
の分岐部、13第2の流量制御装置、14 バイパス配
管、15 第3の流量制御装置、16a,16b,16
c,16d,19 熱交換部、17 第4の流量制御装
置、21 第1の開閉弁、22 第2の開閉弁、23
第3の開閉弁、40 流路切換弁装置、70 第4の開
閉弁、71 第5の開閉弁、72 第6の開閉弁、73
第7の開閉弁、74 第8の開閉弁、75 第1の熱源
機側バイパス回路、76 第5の流量制御装置、77
第2の熱源機側バイパス回路、78 第1の圧力検出手
段、79 第2の圧力検出手段、90 気液分離装置、
91 開閉弁、A 熱源機、B,C,D 室内機、E
中継機。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、切換弁、熱源機側熱交換器等よ
    りなる1台の熱源機と、それぞれ室内側熱交換器を有す
    る複数台の室内機とを、第1、第2の接続配管を介して
    接続したものにおいて、上記複数台の室内機の室内側熱
    交換器の一方を上記第1の接続配管、または第1の気液
    分離装置を介して第2の接続配管に切換可能に接続する
    第1の分岐部と、上記複数台の室内機の室内側熱交換器
    の他方を、第1の流量制御装置を介して上記第2の接続
    配管に接続してなる第2の分岐部と、上記第2の接続配
    管に設けられ、上記第1の気液分離装置と上記第2の分
    岐部とを連通させる第2の流量制御装置と、上記熱源機
    側熱交換器の両端部に設けられ、冷媒流量を制御する開
    閉弁と、上記熱源機側熱交換器と並列に設けられ、途中
    に開閉弁を備えた第1の熱源機側バイパス回路と、上記
    熱源機側熱交換器と並列に設けられ、途中に第5の流量
    制御装置を備えた第2の熱源機側バイパス回路と、上記
    圧縮機の吐出側圧力を検出する第1の圧力検出手段と、
    上記圧縮機の吸入側圧力を検出する第2の圧力検出手段
    と、冷房主体運転時には上記第1の圧力検出手段の検出
    信号を入力として、暖房主体運転時には上記第2の圧力
    検出手段の検出信号を入力として、上記熱源機側熱交換
    器両端部の開閉弁を開、上記第1の熱源機側バイパス回
    路の開閉弁を閉として、上記第2の熱源機側バイパス回
    路の第5の流量制御装置の開度を制御する第1の段階
    で、上記熱源機側熱交換器両端部の開閉弁を開、上記第
    1の熱源機側バイパス回路の開閉弁を開として、上記第
    2の熱源機側バイパス回路の第5の流量制御装置の開度
    を制御する第2の段階で、そして、上記熱源機側熱交換
    器両端部の開閉弁を閉、上記第1の熱源機側バイパス回
    路の開閉弁を開、上記第2の熱源機側バイパス回路の第
    5の流量制御装置を全開とする第3の段階で上記熱源機
    側熱交換器の容量を調整する熱源機側熱交換容量制御手
    段とを備えたことを特徴とする空気調和装置。
  2. 【請求項2】 第1の熱源機側バイパス回路は、熱源機
    側熱交換器をバイパスする必要最大流量の0〜50%の
    範囲内にあるα%の流量容量を備え、第2の熱源機側バ
    イパス回路は、熱源機側熱交換器をバイパスする必要最
    大流量の0〜(100−α)%の流量に調節し得ることを
    特徴とする請求項第1項記載の空気調和装置。
  3. 【請求項3】閉弁を介して、上記切換弁と上記熱源
    機側熱交換器の一端側とを接続する配管に連通させるガ
    ス側配管と、熱源機側熱交換器の他端側に連通させる液
    側配管とを有し、上記第2の接続配管に連通してなる
    2の気液分離装置を備えたことを特徴とする請求項第1
    項記載の空気調和装置。
JP3333402A 1991-12-17 1991-12-17 空気調和装置 Expired - Fee Related JP2718308B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3333402A JP2718308B2 (ja) 1991-12-17 1991-12-17 空気調和装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3333402A JP2718308B2 (ja) 1991-12-17 1991-12-17 空気調和装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05172434A JPH05172434A (ja) 1993-07-09
JP2718308B2 true JP2718308B2 (ja) 1998-02-25

Family

ID=18265716

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3333402A Expired - Fee Related JP2718308B2 (ja) 1991-12-17 1991-12-17 空気調和装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2718308B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100499506B1 (ko) * 2003-01-13 2005-07-05 엘지전자 주식회사 멀티공기조화기용 이물질 차단장치
JP5132354B2 (ja) * 2008-02-21 2013-01-30 三菱電機株式会社 空気調和装置
JP6391832B2 (ja) * 2015-06-24 2018-09-19 三菱電機株式会社 空気調和装置及び熱源機
WO2017138059A1 (ja) * 2016-02-08 2017-08-17 三菱電機株式会社 空気調和装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0743187B2 (ja) * 1988-10-28 1995-05-15 三菱電機株式会社 空気調和装置
JPH03230059A (ja) * 1990-02-06 1991-10-14 Matsushita Refrig Co Ltd 多室型空気調和機

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05172434A (ja) 1993-07-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2017138108A1 (ja) 空気調和装置
JP2875507B2 (ja) 空気調和装置
JP3829340B2 (ja) 空気調和装置
JP2004317091A (ja) 空気調和装置、空気調和装置の冷媒回路及び空気調和装置における冷媒回路の制御方法
JP2944507B2 (ja) 空気調和装置
JP2718308B2 (ja) 空気調和装置
JP2598550B2 (ja) 空気調和機
JPH046372A (ja) 空気調和装置
JP2765970B2 (ja) 空気調和装置
JP2718286B2 (ja) 空気調和装置
JP2727733B2 (ja) 空気調和機
JP2601052B2 (ja) 空気調和装置
JPH0752044B2 (ja) 空気調和装置
JPH05187739A (ja) 空気調和装置
JPH05322348A (ja) 空気調和装置
JP3092212B2 (ja) 空気調和装置
JPH0765825B2 (ja) 空気調和装置
JPH05231749A (ja) 空気調和装置
JP2718287B2 (ja) 空気調和装置
JPH04359767A (ja) 空気調和装置
JP2723380B2 (ja) 空気調和装置
JP2800472B2 (ja) 空気調和装置
JP3092214B2 (ja) 空気調和装置
JPH04110573A (ja) 空気調和装置
JP2508311B2 (ja) 空気調和装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees