JP2000346062A - スラスト玉軸受けおよび開放型のスクロール型圧縮機 - Google Patents

スラスト玉軸受けおよび開放型のスクロール型圧縮機

Info

Publication number
JP2000346062A
JP2000346062A JP11161693A JP16169399A JP2000346062A JP 2000346062 A JP2000346062 A JP 2000346062A JP 11161693 A JP11161693 A JP 11161693A JP 16169399 A JP16169399 A JP 16169399A JP 2000346062 A JP2000346062 A JP 2000346062A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball
thrust plate
thrust
holding hole
ball bearing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11161693A
Other languages
English (en)
Inventor
Masamitsu Takeuchi
真実 竹内
Shigeki Miura
茂樹 三浦
Tetsuzo Ukai
徹三 鵜飼
Kazuhide Watanabe
和英 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP11161693A priority Critical patent/JP2000346062A/ja
Priority to KR10-2000-0029926A priority patent/KR100381093B1/ko
Priority to US09/588,715 priority patent/US6312235B1/en
Priority to NO20002913A priority patent/NO20002913L/no
Priority to EP00111859A priority patent/EP1059452A1/en
Priority to CN00118123A priority patent/CN1276485A/zh
Publication of JP2000346062A publication Critical patent/JP2000346062A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C18/00Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
    • F04C18/02Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01CROTARY-PISTON OR OSCILLATING-PISTON MACHINES OR ENGINES
    • F01C17/00Arrangements for drive of co-operating members, e.g. for rotary piston and casing
    • F01C17/06Arrangements for drive of co-operating members, e.g. for rotary piston and casing using cranks, universal joints or similar elements
    • F01C17/063Arrangements for drive of co-operating members, e.g. for rotary piston and casing using cranks, universal joints or similar elements with only rolling movement
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2360/00Engines or pumps
    • F16C2360/42Pumps with cylinders or pistons

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Rotary Pumps (AREA)
  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
  • Rolling Contact Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 磨耗を防止すると共に、軸受けの負荷荷重を
大きくすることのできるスラスト玉軸受けおよび開放型
のスクロール型圧縮機を提供すること。 【解決手段】 公転旋回運動を行うスラストプレート9
aと、該スラストプレートに対向するスラストプレート
4aと、ボール41が保持される保持孔42が設けら
れ、前記スラストプレート9a、4aとの間に位置する
保持器40と、前記保持孔42内に保持されたボール4
1とを有し、前記スラストプレート9aの旋回半径を
ρ、前記ボールの直径をd、前記保持孔の開口直径をD
とおくと、D≧d+ρの関係が成り立っていることを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開放型のスクロー
ル型圧縮機に関し、特に二酸化炭素(CO2)等の超臨
界域で冷媒を使用する蒸気圧縮冷凍サイクルに適した開
放型のスクロール型圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、環境保護の観点から、蒸気圧縮式
冷凍サイクルにおいて、冷媒の脱フロン対策の1つとし
て、作動ガス(冷媒ガス)として二酸化炭素(CO2
を使用した冷凍サイクル(以下、CO2サイクル)が提
案されている(例えば、特公平7−18602号公
報)。このCO2サイクルの作動は、フロンを使用した
従来の蒸気圧縮式冷凍サイクルと同様である。すなわ
ち、図7(CO2モリエル線図)のA−B−C−D−A
で示されるように、圧縮機で気相状態のCO2を圧縮し
(A−B)、この高温圧縮の気相状態のCO2を放熱器
(ガスクーラ)にて冷却する(B−C)。そして、減圧
器により減圧して(C−D)、気液相状態となったCO
2を蒸発させて(D−A)、蒸発潜熱を空気等の外部流
体から奪って外部流体を冷却する。
【0003】ところで、CO2の臨界温度は約31℃と
従来の冷媒であるフロンの臨界点温度と比べて低いの
で、夏場等外気温の高いときには、放熱器側でのCO2
の温度がCO2の臨界点温度よりも高くなってしまう。
つまり、放熱器出口側においてCO2は凝縮しない(線
分BCが飽和液線SLと交差しない)。また、放熱器出
口側(C点)の状態は、圧縮機の吐出圧力と放熱器出口
側でのCO2温度によって決定され、放熱器出口側での
CO2温度は放熱器の放熱能力と外気温度(制御不可)
とによって決定するので、放熱器出口での温度は、実質
的には制御することができない。したがって、放熱器出
口側(C点)の状態は、圧縮機の吐出圧力(放熱器出口
側圧力)を制御することによって制御可能となる。つま
り、夏場等外気温の高いときには、十分な冷却能力(エ
ンタルピ差)を確保するためには、E−F−G−H−E
で示されるように、放熱器出口側圧力を高くする必要が
ある。そのために、圧縮機の運転圧力を従来のフロンを
用いた冷凍サイクルに比べて高くする必要がある。
【0004】例えば、車両用空調装置では、前記圧縮機
の運転圧力は従来のR134(フロン)では3kg/c
2程度であるのに対してCO2では40kg/cm2
度と高く、また運転停止圧力はR134(フロン)では
15kg/cm2程度であるのに対してCO2では100
kg/cm2程度と高くなる。したがって、圧縮機もこ
のような高圧に耐えられる構成でなければならない。
【0005】ここで、従来の車両用空調装置に用いられ
る圧縮機の一例を図8に示す。図に示すようにハウジン
グ51内に旋回スクロール52が設けられ、旋回スクロ
ール52上方には旋回スクロール52と噛み合う固定ス
クロール53が設けられている。旋回スクロール52の
端板52aの外面(図では下方)中央部に形成された円
筒状のボス54の内部には偏心軸55が、ラジアル軸受
を兼ねる旋回軸受56によって回動自在に支持されてい
る。偏心軸55は不図示の偏心機構によって旋回半径ρ
で偏心回転するようになっている。また、端板52aの
外面の外周縁とハウジング51に固定された固定フレー
ム57との間には、旋回スクロール52を支持するため
のスラスト玉軸受け58が配置されている。
【0006】このスラスト玉軸受け58は、固定フレー
ム57および旋回スクロール52に装着された一対のリ
ング状軌道部材59と、これら軌道部材59の間に介在
させたボール60とを備えている。一対の軌道部材59
の対向面には、ボール60を転動させる環状の軌道溝6
1が周方向複数箇所に環状配置されている。これら軌道
溝61は、溝断面がボール60よりわずかに大きな曲率
半径の円弧状断面に形成されている。
【0007】上記構成の動作を説明する。旋回スクロー
ル52は偏心軸55によって旋回半径ρで公転旋回運動
する。このとき固定フレーム57と旋回スクロール52
とは、軌道部材59間に介在したボール60を介して係
合しており、ボール60の転動範囲が軌道溝61によっ
て規制されるため、旋回スクロール52の自転が阻止さ
れる。また、旋回スクロール52部材には圧縮ガス圧に
よって大きな軸方向荷重が作用するが、この軸方向荷重
はボール60及び軌道部材59によって支持される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記スラスト玉軸受け
58においては、スラスト方向の荷重を支持するととも
に旋回スクロール52の自転をも阻止する作用を有す
る。つまり固定フレーム57と旋回スクロール52とが
ボール60を介して係合しているため、固定フレーム側
軌道部材59の軌道溝61とボール60、及び、旋回ス
クロール側軌道部材59の軌道溝61とボール60とが
互いに摺動する。具体的には、図9に示すように、ボー
ル60には圧縮ガス圧によって生じる軸方向の荷重Ft
が作用しているとともに、旋回スクロール52が自転し
ようとする際に作用する左右方向の押圧力Fhが作用し
ている。ボール60がこの押圧力Fhに対抗しているこ
とにより、旋回スクロール52の自転が阻止されてい
る。しかし、ボール60は軌道溝61上を転動している
ので、左右方向の押圧力F hが作用することによって軌
道溝61とボール60とが摺動し、摩擦が働く。このた
め、ボール60と軌道溝61との接触面に供給されてい
る潤滑油膜が失われて機械損失が増大し、また、摩擦に
よってボール60、軌道溝61が磨耗し、軸受けの短寿
命化を引き起こす。
【0009】この磨耗は軸受けへの負荷荷重が大きいほ
ど顕著に生じる。特に作動ガスとしてCO2を用いた場
合、上記のように圧縮ガスの圧力がフロンに比べて高い
ことから、軸受けの寿命が非常に短くなるという欠点を
有している。
【0010】そこで、本発明は、磨耗を防止すると共
に、軸受けの負荷荷重を大きくすることのできるスラス
ト玉軸受けおよび開放型のスクロール型圧縮機を提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のスラスト
玉軸受は、公転旋回運動を行う第1のスラストプレート
と、該第1のスラストプレートに対向する第2のスラス
トプレートと、ボールが保持される保持孔が設けられ、
前記第1のスラストプレートと第2のスラストプレート
との間に位置する保持器と、前記保持孔内に保持された
ボールとを有し、前記第1のスラストプレートの旋回半
径をρ、前記ボールの直径をd、前記保持孔の開口直径
をDとおくと、D≧d+ρの関係が成り立っていること
を特徴とする。
【0012】このスラスト玉軸受けにおいては、保持孔
の直径はD≧d+ρの関係を有しているので、ボールの
公転旋回運動を妨げない。つまり、例えば図3に示すよ
うに、スラスト玉軸受けのボール41は、第1及び第2
のスラストプレート4a、9aによって押圧されてお
り、旋回スクロール(公転旋回体)9と同位相で公転旋
回する。図3(a)の状態では、ボール41は最も上方に
位置し、保持孔内壁の保持器40内周側に当接してい
る。旋回スクロール9の公転旋回運動が進行し、図3
(a)と180°異なる位相の状態が図3(b)である。図3
(b)においては、ボール41は最も下方に位置し、保持
孔内壁の保持器40外周側に当接している。旋回スクロ
ール9は旋回半径ρで公転旋回運動を行っているので、
旋回スクロール9に当接しつつ転動するボール41は旋
回半径ρ/2で公転旋回運動する。図3(b)に示したよう
に、ボール41の移動軌跡の直径はd/2+ρ+d/2=d
+ρである。保持孔42の直径Dは上記のようにD≧d
+ρの関係を満たしているので、保持器はボール41の
公転旋回運動を妨げない。したがって、保持孔内壁また
はスラストプレートとボールとの間で摩擦が発生するこ
とがなく、保持孔内壁、スラストプレート、ボールの磨
耗を防止することができる。
【0013】請求項2記載のスラスト玉軸受けは、請求
項1記載のスラスト玉軸受けにおいて、前記保持器の少
なくとも保持孔内壁に防音材が設けられていることを特
徴とする。
【0014】スラスト玉軸受けのボールは、旋回スクロ
ールの旋回開始時に任意の静止位置から運転位置に移動
する。このとき、ボールが保持孔内壁に衝突するが、少
なくとも保持孔内壁に防音材が形成されているので、ボ
ールが内壁に衝突する際の騒音を低減することができ
る。防音材としては、具体的には弾性率が低く衝突によ
り発生する衝撃音を抑制する効果のある、樹脂、合成ゴ
ム、制振合金等を採用する。ゴムや樹脂の場合は保持器
全体を同一材質で製作してもコスト的に実用性があり、
制振合金の場合は高価であるので部分的に保持孔内壁に
設けるのが実用的である。
【0015】さらに、請求項3のように上記スラスト玉
軸受けを備えた開放型のスクロール型圧縮機とすれば、
上記のように保持孔内壁、スラストプレート、ボールの
磨耗を防止することができる。
【0016】また、請求項4の開放型のスクロール型圧
縮機においては、スラスト玉軸受けのボールが保持孔内
壁に衝突した際に発生する騒音を抑制することができ
る。
【0017】そして、本発明は、請求項5のように、作
動ガスとして二酸化炭素を使用した冷凍サイクルに使用
される、運転圧力が高く負荷荷重の大きいスラスト玉軸
受けに適用することが効果的である。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係わる開放型のス
クロール型圧縮機の実施形態について図面を参照して説
明する。先ず、本発明の開放型のスクロール型圧縮機を
備えたCO2サイクルについて、図6を参照して説明す
る。このCO2サイクルSは例えば車両用空調装置に適
用したものであり、1は気相状態のCO2を圧縮する開
放型のスクロール型圧縮機である。開放型のスクロール
型圧縮機1は図示しない駆動源(例えばエンジン等)か
ら駆動力を得て駆動する。1aは、スクロール型圧縮機
1で圧縮されたCO2を外気等との間で熱交換して冷却
する放熱器(ガスクーラ)であり、1cは放熱器1a出
口側でのCO2温度に応じて放熱器1a出口側圧力を制
御する圧力制御弁である。CO2は、この圧力制御弁1
bおよび絞り1cにより減圧されて低温低圧の気液2相
状態のCO2となる。1dは、車室内の空気冷却手段を
なす蒸発器(吸熱器)で、気液2相状態のCO2は蒸発
器1d内で気化(蒸発)する際に、車室内空気から蒸発
潜熱を奪って車室内空気を冷却する。1eは、気相状態
のCO2を一時的に蓄えるアキュムレータである。そし
て、スクロール型圧縮機1、放熱器1a、圧力制御弁1
b、絞り1c、蒸発器1dおよびアキュムレータ1e
は、それぞれ配管1fによって接続されて閉回路を形成
している。
【0019】次に、スクロール型圧縮機1の一実施形態
について、図1乃至図4を参照して説明する。スクロー
ル型圧縮機1のハウジング1A(圧縮機本体)は、カッ
プ状のケース本体2と、これにボルト3により締結され
たフロントケース4とから構成されている。クランクシ
ャフト5はフロントケース4を貫通し、メイン軸受6お
よびサブ軸受7を介してフロントケース4に回転自在に
支持されている。クランクシャフト5には、図示しない
車両エンジンの回転が公知の電磁クラッチ32を介して
伝動されるようになっている。なお、符号32a,32
bはそれぞれ電磁クラッチ32のコイルおよびプーリを
示している。
【0020】ハウジング1Aの内部には固定スクロール
8および旋回スクロール(公転旋回体)9が配設されて
いる。固定スクロール8は端板10とその内面に立設さ
れた渦巻状突起11とを備え、この端板10の背面には
背圧ブロック13がボルト12により分解可能に固定さ
れている。背圧ブロック13の内周面および外周面には
Oリング14a,14bがぞれぞれ埋設されており、こ
れらOリング14a,14bは、ケース本体2の内周面
に密接し、ケース本体2内の低圧室15より後述する高
圧室16が隔離されている。この高圧室16は、背圧ブ
ロック13の内空間13aと、固定スクロール8の端板
10の背面に形成された凹部10aとから構成されてい
る。旋回スクロール9は端板17とその内面に立設され
た渦巻状突起18とを備え、この渦巻状突起18は上記
固定スクロール8の渦巻状突起11と実質的に同一の形
状を有している。
【0021】固定スクロール8とフロントケース4との
間にはリング状の板ばね20aが配置されており、この
板ばね20aは複数のボルト20bを介して、周方向に
交互に固定スクロール8およびフロントケース4に締結
されている。これにより、固定スクロール8はその軸方
向においてのみ板ばね20aの最大撓み量だけ、移動を
許容されている(フロート構造)。なお、リング状の板
ばね20aおよびボルト20bにより固定スクロール支
持装置20が構成されている。前記背圧ブロック13の
背面突出部とハウジング1Aとの間には隙間cが設けら
れていることにより、この背圧ブロック13は固定スク
ロール8とともに前記軸方向に可動となっている。
【0022】固定スクロール8と旋回スクロール9と
は、相互に公転旋回半径だけ偏心し、かつ、180°だ
け位相をずらせて図示のように噛み合わされ、渦巻状突
起11の先端に埋設されたチップシール(不図示)は端
板17の内面に密接し、渦巻状突起18の先端に埋設さ
れたチップシール(不図示)は端板10の内面に密接
し、また、各渦巻状突起11,18の側面に互いに複数
箇所で密接する。これにより、渦巻状の中心に対してほ
ぼ点対称をなす複数の密閉空間21a,21bが限界さ
れる。固定スクロール8と旋回スクロール9との間に
は、旋回スクロール9の自転を阻止して公転を許容する
自転防止リング27が設けられている。
【0023】端板17の外面中央部に形成された円筒状
のボス22の内部にはドライブブッシュ23が、ラジア
ル軸受を兼ねる旋回軸受24を介して回動自在に収容さ
れ、このドライブブッシュ23に穿設された貫通孔25
内にはクランクシャフト5の内端に突設された偏心軸2
6が回動自在に嵌合されている。クランクシャフト5の
外周には公知のメカニカルシール28が配置されてお
り、このメカニカルシール28はメイン軸受6の外側に
設けられている。
【0024】また、端板17の外面の外周縁とフロント
ケース4との間には、旋回スクロール9の支持するため
のスラスト玉軸受け19が配置されている。以下、この
スラスト玉軸受けについて詳細に説明する。フロントケ
ース4側および旋回スクロール9側には偏心軸26周り
に環状のスラストプレート4a、9aが設けられてい
る。フロントケース4にはスラストプレート4aがボル
ト4bによって締結され、旋回スクロール9の端板17
背面にはスラストプレート9aがボルト9bによって締
結されている。旋回スクロール9側のスラストプレート
9aは平板である。対向するスラストプレート4aに
は、保持器40が締着されている。この保持器40は前
記ボルト4bによって、スラストプレート4aと一体に
なってフロントケース4に締結されている。
【0025】保持器40は図2に示すように環状であ
り、防音材としての樹脂により形成されている。その材
質としては、ナイロン、テフロン、エポキシ樹脂が用い
られる。また、転動体としてのボール41を一つづつ保
持する複数の保持孔42が環状配置されており、図3
(a)に示すように、この保持孔の開口直径Dは、旋回ス
クロール9の旋回半径をρ、ボール41の直径をdとお
くと、D=d+ρの関係を満たしている。また、保持器
40の厚さはボール直径dより小さく構成されているの
で、保持器40によって保持されたボール41は、保持
器40側面から突出し、スラストプレート4a、9aの
双方に当接する。
【0026】次に、スクロール型圧縮機1の動作につい
て説明する。電磁クラッチのコイルに通電して、車両エ
ンジンの回転をクランクシャフト5に伝動させると、ク
ランクシャフト5の回転は、偏心軸26、貫通孔25、
ドライブブッシュ23、旋回軸受24、ボス22からな
る旋回駆動機構を介して旋回スクロール9が駆動され、
旋回スクロール9は自転防止リング27によってその自
転を阻止されながら公転旋回半径ρを半径とする円軌道
上を公転旋回運動する。
【0027】旋回スクロール9が公転旋回運動すると、
双方の渦巻状突起11,18の線接触部が次第にうず巻
の中心方向に移動し、この結果、密閉空間21a,21
bが容積を減少しながら、うず巻の中心方向へ移動す
る。これに伴って吸入口(不図示)を通って低圧室15
へ流入した作動ガス(矢印A参照)が、双方の渦巻状突
起11,18との外終端開口部から密閉空間21a内に
取り込まれ、圧縮されながら中心部21cに至り、ここ
から固定スクロール8の端板10に穿設された吐出ポー
ト34を通り、吐出弁35を押開いて高圧室16へ吐出
され、さらに吐出口38から流出される。このように、
旋回スクロール9の旋回により、低圧室15より導入し
た流体を前記密閉空間21a,21b内で圧縮し、この
圧縮ガスを吐出する。また、この圧縮ガスによる押圧力
により、旋回スクロール9は軸方向に押圧力を受ける
が、スラスト玉軸受け19がこれを支持している。
【0028】以下、このスラスト玉軸受け19の作用に
ついて説明する。図1で示した旋回スクロール9が最も
上方に位置しているときのスラスト玉軸受け19の拡大
図を図3(a)に示した。スラスト玉軸受け19のボール
41は、スラストプレート4a(第2のスラストプレー
ト)、9a(第1のスラストプレート)によって押圧さ
れており、旋回スクロール9と同位相で公転旋回する。
図の状態では、ボール41は最も上方に位置し、保持孔
内壁の保持器40内周側に当接している。旋回スクロー
ル9の公転旋回運動が進行し、図3(a)と180°異な
る位相の状態を図3(b)に示した。図3(b)においては、
ボール41は最も下方に位置し、保持孔内壁の保持器4
0外周側に当接している。前記のように旋回スクロール
9は旋回半径ρで公転旋回運動を行っているので、旋回
スクロール9に当接しつつ転動するボール41は旋回半
径ρ/2で公転旋回運動する。図3(b)に示したように、
ボール41の移動軌跡の直径はd/2+ρ+d/2=d+ρ
である。保持孔42の直径Dは上記のようにD=d+ρ
の関係を有しているので、ボール41は常に保持孔42
内壁に当接しつつ旋回運動することとなる。
【0029】このスラスト玉軸受け19においては、ス
ラストプレート9aが平板であるためボール41と係合
しない。また、保持孔42の直径はD=d+ρの関係を
有しているので、ボール41の公転旋回運動を妨げな
い。したがって、保持孔42内壁とボール41との間で
摩擦が発生することがなく、圧縮機の効率を向上させる
ことができる。また、保持孔42、ボール41、スラス
トプレート4a、9aの磨耗を防止することができるの
で、軸受けの負荷荷重を大きくすることができる。さら
に、保持器自体を樹脂で構成していることにより、以下
の効果を有する。圧縮機駆動中は上記のようにボールが
保持孔内で公転旋回運動する。このとき、旋回スクロー
ル9の公転位相とボール41の公転位相とが一致してい
るので、図4(a)に示すようにボール41の転動方向a
は常時ボール41と保持孔42との接線方向lであり、
ボール41は保持孔42内壁と衝突することなく運動す
る。
【0030】しかし、圧縮機駆動開始時にはボール41
が保持孔42内壁と衝突する場合がある。例えば、図4
(a)と図4(b)に示した場合について説明する。両者にお
いて旋回スクロール9の公転位相は同じものとする。こ
の位相においては、圧縮機駆動中は常にボール41は図
4(a)の位置にあるため、上記のようにボール41は保
持孔42内壁と衝突することはない。しかし、圧縮機駆
動開始時にはボール41の位置は不定であるため、例え
ば図4(b)の位置にある場合、ボール41の転動方向a
と、ボール41と保持孔42との接線方向lとが異な
る。このため、ボール41と保持孔42内壁とが衝突す
る。その後、ボール41の転動方向aと、ボール41と
保持孔42との接線方向lとが一致(すなわち、旋回ス
クロール9とボール41との公転位相が一致)した後、
上記図4(a)のようにボールは所定の公転旋回運動を開
始する。このように、圧縮機駆動開始時にボール41と
保持孔42内壁とが衝突するが、保持器40が樹脂製で
あるので、この時の騒音を軽減することができる。
【0031】なお、上記実施形態において、保持器40
に設けられた保持孔42について、その直径DをD=d
+ρとしたが、この直径はボール41の公転旋回運動を
妨げない範囲で定めればよいので、D≧d+ρを満たせ
ばよい。D=d+ρの条件下ではボール41が保持孔4
2内壁に当接しつつ公転旋回運動し、D>d+ρの条件
下ではボール41は保持孔42内壁に当接せずに公転旋
回運動する。また、保持孔42内壁の形状を円筒状では
なく以下のように構成しても良い。すなわち、図5に示
すように、ボール41の曲面に対応するように、保持孔
42内壁に凹面を形成する。保持孔42の直径Dは最も
大きい径の値とする。この場合ボール41と保持孔42
内壁の凹面とが面接触状態となり、接触面の増加により
面圧を低下させることができる。
【0032】さらに上記実施形態においては保持器40
はスラストプレート4aとともにフロントケース4に締
結されているとしたが、保持器40の設置場所はこれに
限定されるものではなく、旋回スクロール9またはスラ
ストプレート9aに締結されているとしてもよい。また
保持器40自体の材質を樹脂としたが、保持孔42内壁
が樹脂であればよく、例えば樹脂製の環状部材を非樹脂
製の保持器40に設けられた孔に組み合わせて構成して
もよい。さらにまた、樹脂のかわりに騒音を抑制する他
の材質、例えばゴムや制振合金を用いても良い。また、
上記実施形態では、開放型のスクロール型圧縮機を、C
2を作動ガスとするCO2サイクルに適用したが、これ
に限らず、通常のフロン等を作動ガスとする蒸気圧縮式
冷凍サイクルに適用してもよい。
【0033】
【発明の効果】本発明は、以上説明したとおりに構成さ
れているので、以下に記載するような効果を奏する。請
求項1記載の発明においては、保持器の保持孔直径がD
≧d+ρの関係を有している。したがって、保持孔内壁
とボールとの間で摩擦が発生することがないので機械損
失を低減することができる。さらに、保持孔内壁、スラ
ストプレート、ボールの磨耗を防止することができるの
で、軸受けを長寿命化することができ、また、軸受けの
負荷荷重を大きくすることができる。
【0034】請求項2記載の発明においては、保持器の
少なくとも保持孔内壁に防音材が設けられていることに
より、圧縮機駆動開始時にボールと保持孔内壁とが衝突
する騒音を軽減することができる。
【0035】請求項3記載の発明においては、そのスラ
スト玉軸受けの保持孔、スラストプレート、ボールの磨
耗を防止することができるので、軸受けの負荷荷重を大
きくすることができる。
【0036】請求項4記載の発明においては、スラスト
玉軸受けのボールが保持孔内壁に衝突した際に発生する
騒音を軽減することができる。
【0037】そして、本発明は、請求項5のように、作
動ガスとして二酸化炭素を使用した冷凍サイクルに使用
される、運転圧力が高く負荷荷重の大きいスラスト玉軸
受けに適用することが効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る開放型のスクロール型圧縮機の
一実施形態の縦断面図である。
【図2】 同開放型のスクロール型圧縮機のスラスト玉
軸受の保持器平面図である。
【図3】 図1に示したスラスト玉軸受け近傍の拡大図
である。
【図4】 該スラスト玉軸受けが備えるボールの転動方
向を示す図である。
【図5】 本発明の他の実施形態に係るスラスト玉軸受
の保持器縦断面図である。
【図6】 蒸気圧縮式冷凍サイクルを示す模式図であ
る。
【図7】 CO2のモエリエ線図である。
【図8】 従来のスラスト玉軸受けを示す断面図であ
る。
【図9】 同スラスト玉軸受けのボール近傍を示す拡大
図である。
【符号の説明】
S CO2サイクル 1 開放型のスクロール型圧縮機 1A ハウジング(圧縮機本体) 2 ケース本体 4 フロントケース 4a スラストプレート(第2のスラストプレート) 8 固定スクロール 9 旋回スクロール(公転旋回体) 9a スラストプレート(第1のスラストプレート) 13 背圧ブロック 27 自転防止リング 40 保持器 41 ボール 42 保持孔 ρ 旋回半径 D 保持孔直径 d ボール直径
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鵜飼 徹三 愛知県西春日井郡西枇杷島町旭町3丁目1 番地 三菱重工業株式会社エアコン製作所 内 (72)発明者 渡辺 和英 愛知県西春日井郡西枇杷島町旭町3丁目1 番地 三菱重工業株式会社エアコン製作所 内 Fターム(参考) 3H029 AA02 AA17 AB03 BB21 BB44 CC05 CC17 3H039 AA02 AA12 BB02 BB04 CC02 CC23 3J101 AA03 AA32 AA42 AA54 AA62 AA90 BA35 FA31 FA41 GA29

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 公転旋回運動を行う第1のスラストプレ
    ートと、 該第1のスラストプレートに対向する第2のスラストプ
    レートと、 ボールが保持される保持孔が設けられ、前記第1のスラ
    ストプレートと第2のスラストプレートとの間に位置す
    る保持器と、 前記保持孔内に保持されたボールとを有し、 前記第1のスラストプレートの旋回半径をρ、前記ボー
    ルの直径をd、前記保持孔の開口直径をDとおくと、D
    ≧d+ρの関係が成り立っていることを特徴とするスラ
    スト玉軸受け。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のスラスト玉軸受けにおい
    て、 前記保持器の少なくとも保持孔内壁に防音材が設けられ
    ていることを特徴とするスラスト玉軸受け。
  3. 【請求項3】 圧縮機本体内に設けられた旋回スクロー
    ルと、該旋回スクロールを公転旋回自在に支持するスラ
    スト玉軸受けとを備え、前記旋回スクロールを公転旋回
    運動させることにより、導入した作動ガスを圧縮し、所
    定の高圧にしてから吐出する開放型のスクロール型圧縮
    機において、 前記旋回スクロールに設けられた第1のスラストプレー
    トと、 前記第1のスラストプレートに対向して設けられた第2
    のスラストプレートと、 ボールが保持される保持孔が設けられ、前記第1のスラ
    ストプレートと第2のスラストプレートとの間に位置す
    る保持器と、 前記保持孔内に保持されたボールとを有し、 前記第1のスラストプレートの旋回半径をρ、前記ボー
    ルの直径をd、前記保持孔の開口直径をDとおくと、D
    ≧d+ρの関係が成り立っていることを特徴とする開放
    型のスクロール型圧縮機。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の開放型のスクロール型圧
    縮機において、 前記保持器の少なくとも保持孔内壁に防音材が設けられ
    ていることを特徴とする開放型のスクロール型圧縮機。
  5. 【請求項5】 請求項3または4に記載の開放型のスク
    ロール型圧縮機において、 前記作動ガスは二酸化炭素であることを特徴とする開放
    型のスクロール型圧縮機。
JP11161693A 1999-06-08 1999-06-08 スラスト玉軸受けおよび開放型のスクロール型圧縮機 Withdrawn JP2000346062A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11161693A JP2000346062A (ja) 1999-06-08 1999-06-08 スラスト玉軸受けおよび開放型のスクロール型圧縮機
KR10-2000-0029926A KR100381093B1 (ko) 1999-06-08 2000-06-01 스러스트 볼 베어링 및 개방형의 스크롤형 압축기
US09/588,715 US6312235B1 (en) 1999-06-08 2000-06-07 Thrust ball bearing and open-type scroll compressor
NO20002913A NO20002913L (no) 1999-06-08 2000-06-07 Aksialkulelager og spiral-kompressor av åpen type
EP00111859A EP1059452A1 (en) 1999-06-08 2000-06-08 Thrust ball bearing and open-type scroll compressor
CN00118123A CN1276485A (zh) 1999-06-08 2000-06-08 推力球轴承及开放型的涡旋式压缩机

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11161693A JP2000346062A (ja) 1999-06-08 1999-06-08 スラスト玉軸受けおよび開放型のスクロール型圧縮機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000346062A true JP2000346062A (ja) 2000-12-12

Family

ID=15740077

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11161693A Withdrawn JP2000346062A (ja) 1999-06-08 1999-06-08 スラスト玉軸受けおよび開放型のスクロール型圧縮機

Country Status (6)

Country Link
US (1) US6312235B1 (ja)
EP (1) EP1059452A1 (ja)
JP (1) JP2000346062A (ja)
KR (1) KR100381093B1 (ja)
CN (1) CN1276485A (ja)
NO (1) NO20002913L (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6979182B2 (en) 2001-07-31 2005-12-27 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Vibration damping mechanism for piston type compressor
JP5594196B2 (ja) * 2011-03-14 2014-09-24 株式会社豊田自動織機 車両用スクロール型圧縮機
JP6442171B2 (ja) * 2014-06-27 2018-12-19 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 スクロール圧縮機
KR102008940B1 (ko) * 2014-08-29 2019-08-08 한온시스템 주식회사 스크롤 압축기
CN212775208U (zh) * 2020-07-14 2021-03-23 艾默生环境优化技术(苏州)有限公司 轴承组件和压缩机

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4035043A (en) * 1976-04-08 1977-07-12 Markley Christian D Side race ball bearing
JPS56141087A (en) 1980-04-05 1981-11-04 Sanden Corp Scroll type compressor
US4533263A (en) * 1983-09-26 1985-08-06 The Torrington Company Radial bearing and bi-directional thrust bearing arrangement
JPS6115276A (ja) 1984-06-30 1986-01-23 Toshiba Corp 文書フアイル装置
JPS61192883A (ja) * 1985-02-20 1986-08-27 Matsushita Refrig Co スクロ−ル型圧縮機
JPS61241479A (ja) 1985-04-16 1986-10-27 Matsushita Refrig Co スクロ−ル型圧縮機
JPH0758070B2 (ja) * 1986-12-17 1995-06-21 松下冷機株式会社 スクロ−ル型圧縮機
JPS63179186A (ja) * 1987-01-20 1988-07-23 Matsushita Refrig Co スクロ−ル型圧縮機
JPH0726622B2 (ja) 1987-01-21 1995-03-29 松下冷機株式会社 スクロ−ル型圧縮機
JPS63201384A (ja) * 1987-02-18 1988-08-19 Matsushita Refrig Co スクロ−ル型圧縮機
JPS63280882A (ja) * 1987-05-11 1988-11-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd スクロ−ル型圧縮機
JPH0772565B2 (ja) * 1987-06-10 1995-08-02 日本電装株式会社 車両用交流発電機
JPS646406A (en) 1987-06-29 1989-01-11 Chisso Corp Draining material
US5112146A (en) * 1991-07-17 1992-05-12 Rockwell International Corporation Functionally gradated rolling element bearing races
JP3012063B2 (ja) 1991-07-26 2000-02-21 エヌティエヌ株式会社 スラスト玉軸受
JPH0718602A (ja) 1993-06-29 1995-01-20 Sekisui Chem Co Ltd 埋込栓
KR950014594A (ko) * 1993-11-25 1995-06-16 양재신 스크롤압축기의 축방향 스러스트 지지구조
JPH11241691A (ja) * 1998-02-25 1999-09-07 Denso Corp Co2用スクロール型電動圧縮機

Also Published As

Publication number Publication date
KR100381093B1 (ko) 2003-04-18
US6312235B1 (en) 2001-11-06
NO20002913L (no) 2000-12-11
EP1059452A1 (en) 2000-12-13
CN1276485A (zh) 2000-12-13
NO20002913D0 (no) 2000-06-07
KR20010007167A (ko) 2001-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1792084B1 (en) System and method of refrigeration
KR100350750B1 (ko) 스크롤 압축기
US11002276B2 (en) Compressor having bushing
US6514059B1 (en) Scroll compressor
US6264448B1 (en) Open type compressor
KR100349480B1 (ko) 스크롤 압축기
JP2000346062A (ja) スラスト玉軸受けおよび開放型のスクロール型圧縮機
KR100349479B1 (ko) 스크롤 압축기
KR100349478B1 (ko) 스크롤 압축기
JP2002242858A (ja) スクロール圧縮機
JP4664490B2 (ja) スクロール圧縮機
JP2002235679A (ja) スクロール圧縮機
JP4995290B2 (ja) スクロール圧縮機の設計方法
JP2002235683A (ja) スクロール圧縮機
US20230193901A1 (en) Scroll compressor and home appliance including the same
JP2007146860A (ja) スクロール圧縮機、蒸気圧縮式冷凍サイクル、および車両用空調装置
JP2002242859A (ja) スクロール圧縮機
JP2000045965A (ja) スクロール型圧縮機

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060905