JP2000343954A - ドア・ウェザストリップ - Google Patents

ドア・ウェザストリップ

Info

Publication number
JP2000343954A
JP2000343954A JP11161245A JP16124599A JP2000343954A JP 2000343954 A JP2000343954 A JP 2000343954A JP 11161245 A JP11161245 A JP 11161245A JP 16124599 A JP16124599 A JP 16124599A JP 2000343954 A JP2000343954 A JP 2000343954A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
center
extruded
seal
seal lip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11161245A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3574353B2 (ja
Inventor
Yoji Orimoto
洋治 折本
Akiyo Kawaguchi
明世 河口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nishikawa Rubber Co Ltd
Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Nishikawa Rubber Co Ltd
Toyota Auto Body Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nishikawa Rubber Co Ltd, Toyota Auto Body Co Ltd filed Critical Nishikawa Rubber Co Ltd
Priority to JP16124599A priority Critical patent/JP3574353B2/ja
Publication of JP2000343954A publication Critical patent/JP2000343954A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3574353B2 publication Critical patent/JP3574353B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】コンパクトな構成でドア密封性及びドア閉止操
作性を良好に維持しながら廉価なドア・ウェザストリッ
プを提供する。 【解決手段】 本発明のドア・ウェザストリップは押出
成形部と型成形部から成り、該型成形部がU字状躯体部
と、U字状躯体部の下方部分から左開き戸の下面に沿っ
て押出成形部に向かって広幅から狭幅に徐々に変化しな
がら展延するシールリップ部と、狭幅化されたシールリ
ップ部から徐々に変形して成る中空状シール部と、シー
ルリップ部の上方端縁から立ち上げられた止水壁部と、
右開き戸のドアパネル側面との固定を可能にするクリッ
プ挿入穴を設けたフランジ部と、右開き戸寄りに雨水の
流れを偏倚させるように延在させた集水壁部を具備して
成るので、集水壁部によりシールリップ部上面から左開
き戸のドアパネル側面に沿って流下する雨水の一部が潜
り水となって浸入することを阻止し、車内への漏水阻止
を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車、特に商用
車、RV車、ワンボックスカー等の後尾部に配設された
観音開きドアとボディパネルとの間隙を密封するための
ドア・ウェザストリップに関し、更に詳しくは、前記観
音開きドアのセンタ見切り部における上下端部に装着さ
れる型成形ドア・ウェザストリップの構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】前記商用車、RV車、ワンボックスカー
等の後尾部に配設された従来の観音開きドアの周辺に
は、図5に示したように右開き戸RDのセンタ・フラン
ジ部(図示せず)に取り付けられて、左開き戸LDと重
なり合う領域のセンタ見切り部を密封する合成ゴム材の
成形体から成るドア・ウェザストリップDWSと、前記
右開き戸RD及び前記左開き戸LDのための開口部を画
成するボディパネルの周縁フランジ部に取り付けられ
て、前記右開き戸RD及び前記左開き戸LDの内周縁と
の間隙を密封する合成ゴム材の成形体から成るボディ・
ウェザストリップBWSとを具備して成るウェザストリ
ップ全体WSが装着されていた。
【0003】なお、前記観音開きドアのセンタ見切り部
に装着される前記ドア・ウェザストリップDWSは、該
センタ見切り部において丸印で囲んだ領域内の上下端部
に、図5に示したように比較的短尺の型成形部10と、
丸印で囲んだ領域外の直線部に比較的長尺の押出成形部
20とを、図6に示したように接続部Jで一体的に接続
して成っていた。一方、前記ボディ・ウェザストリップ
BWSは、前記センタ見切り部において丸印で囲んだ領
域内の前記上下端部で、開蓋時に図5及び図6に示した
ように前記型成形部10の下面を支持するように重なり
合うように構成されていた。
【0004】従来のドア・ウェザストリップDWS1
前記押出成形部20は、U字状溝内側面に対設した複数
対のリップ部22を介して前記右開き戸RDの前記セン
タ・フランジ部CF(図7〜図9)に取り付けられるU
字状躯体部21と、該U字状躯体部21から前記左開き
戸LDの下面に向けて突出する中空状シール部23とを
一体的に成形して成っていた。
【0005】一方、前記ドア・ウェザストリップDWS
1 の前記型成形部10は、前記押出成形部20と接続す
るまでの断面形状を変化させていた。例えば、前記観音
開きドアの上端部に配設される前記型成形部10の場
合、図7〜図9の各横断面図から明らかなように、前記
型成形部10は、前記右開き戸RDの前記センタ・フラ
ンジ部CFに取り付けられるU字状躯体部15と、該U
字状躯体部15の下方部分から前記左開き戸LDの下面
に沿って前記押出成形部20に向かって広幅から狭幅に
徐々に変化しながら展延するシールリップ部11と、狭
幅化された前記シールリップ部11から前記押出成形部
20の前記中空状シール部23形状に合わせて徐々に
変形して成る中空状シール部16と、前記シールリップ
部11の上方端縁から立ち上げられた止水壁部13と、
該止水壁部13の一方端部から前記右開き戸RDの側面
に沿って前記接続部Jの近傍まで伸延し且つ前記右開き
戸RDの側面との固定を可能にするクリップ挿入穴14
を設けたフランジ部12とを一体的に成形して成ってい
た。
【0006】また、前記ボディ・ウェザストリップBW
Sは、前記押出成形部20と同等の形態を以て押出成形
され、即ちU字状溝内側面に対設した複数対のリップ部
2を介して前記観音開きドアの開口周縁ボディ・フラン
ジ部(図示せず)に取り付けられるU字状躯体部1と、
前記U字状躯体部1から前記型成形部10の下面及び前
記観音開きドアの上下方の内面に向けて突出する中空状
シール部3とを一体的に成形して成っていた。
【0007】上述したように構成される前記ドア・ウェ
ザストリップDWS1 は、特に前記型成形部10におけ
る前記止水壁部13及びその近傍の前記シールリップ部
11及び前記フランジ部12が、図6及び図8に示した
ように、閉蓋時に前記ボディ・ウェザストリップBWS
との重なり領域まで若干湾曲するような状態に弾性変形
して前記観音開きドアのセンタ見切り部の密封を図って
いた。なお、図7〜図9に示したように、前記観音開き
ドアのセンタ見切り部における前記右開き戸RDと前記
左開き戸LDは若干の間隙を設けて閉蓋されているの
で、特に図7に示したように、前記ドア・ウェザストリ
ップDWS1 において前記止水壁部13及びその近傍の
前記シールリップ部11と前記フランジ部12の一部が
露出する前記右開き戸RDと前記左開き戸LDとの前記
間隙G1 を経て雨水RWが、若干湾曲するような状態に
弾性変形した前記シールリップ部11の上面に浸入した
後、大部分の雨水RWは前記シールリップ部11の上面
に沿って流下し、やがて前記接続部Jの近傍で前記右開
き戸RDのドアパネル側面に沿って流下、排出されてい
た。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来のドア・ウェザストリップDWS1 は、図8に示
したように、前記ボディ・ウェザストリップBWSとの
重なり領域の一部において前記左開き戸LDのドアパネ
ル下面と前記ボディ・ウェザストリップBWSの前記中
空状シール部3の上面との間に前記シールリップ部11
の先端上下面が挟まれて略三角形状に形成される微小な
間隙G2 の中に、前記左開き戸LDのドアパネル側面に
沿って流下する前記雨水RWの一部が潜り水となって浸
入して、車内に漏出し易くなると言う欠点があった。
【0009】この欠点を解消するために、前記ボディ・
ウェザストリップBWSの前記中空状シール部3を改造
して面圧あるいは圧接幅を増加させたり、前記ドア・ウ
ェザストリップDWS1 の前記シールリップ部11の先
端部を一層薄肉化して前記略三角形状に形成される微小
な間隙G2 の発生を抑制する対策が講じられたが、その
対策はドア閉止操作性の低下、製造コストの増加等が新
たな問題点として挙げられるに至った。
【0010】本発明は、前述した従来のドア・ウェザス
トリップのかかる問題点を解消し、且つコンパクトな構
成でドア密封性及びドア閉止操作性を良好に維持しなが
ら廉価なドア・ウェザストリップを提供することを目的
とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のかかる目的は、
自動車の後尾部に配設された観音開きドアのセンタ見切
り部における上下端部に装着される型成形部と、センタ
見切り部における中間部に装着される押出成形部とを一
体的に接続して成るドア・ウェザストリップにおいて、
前記押出成形部が、U字状溝内側面に対設した複数対の
リップ部を介して右開き戸のセンタ・フランジ部に取り
付けられるU字状躯体部と、該U字状躯体部から左開き
戸の下面に向けて突出する中空状シール部とを一体的に
成形して成り、前記型成形部が、前記右開き戸の前記セ
ンタ・フランジ部に取り付けられるU字状躯体部と、該
U字状躯体部の下方部分から前記左開き戸の下面に沿っ
て前記押出成形部に向かって広幅から狭幅に徐々に変化
しながら展延するシールリップ部と、狭幅化された前記
シールリップ部から前記押出成形部の前記中空状シール
形状に合わせて徐々に変形して成る中空状シール部
と、前記シールリップ部の上方端縁から立ち上げられた
止水壁部と、該止水壁部の一方端部から前記右開き戸の
側面に沿って前記型成形部と前記押出成形部との接続部
の近傍まで伸延し且つ前記右開き戸のドアパネル側面と
の固定を可能にするクリップ挿入穴を設けたフランジ部
とを一体的に成形して成り、更に、前記観音開きドアの
センタ見切り部における少なくとも上端部に装着される
前記型成形部が、前記止水壁部の近傍の前記シールリッ
プ部の上面から前記接続部の近傍まで伸延した前記フラ
ンジ部の端部近傍の前記シールリップ部の上面まで、前
記右開き戸寄りに雨水の流れを偏倚させるように延在さ
せた集水壁部を一体的に成形して成ることを特徴とする
ドア・ウェザストリップによって達成される。
【0012】
【作用】本発明のドア・ウェザストリップは、自動車の
後尾部に配設された前記観音開きドアのセンタ見切り部
における上下端部に装着される前記型成形部と、前記セ
ンタ見切り部における中間部に装着される前記押出成形
部とを一体的に接続して成る前記ドア・ウェザストリッ
プにおいて、前記押出成形部が、U字状溝内側面に対設
した前記複数対のリップ部を介して前記右開き戸のセン
タ・フランジ部に取り付けられる前記U字状躯体部と、
該U字状躯体部から前記左開き戸の下面に向けて突出す
る中空状シール部とを一体的に成形して成り、前記型成
形部が、前記右開き戸の前記センタ・フランジ部に取り
付けられる前記U字状躯体部と、該U字状躯体部の下方
部分から前記左開き戸の下面に沿って前記押出成形部に
向かって広幅から狭幅に徐々に変化しながら展延する前
記シールリップ部と、狭幅化された前記シールリップ部
から前記押出成形部の前記中空状シール部の形状に合わ
せて徐々に変形して成る前記中空状シール部と、前記シ
ールリップ部の上方端縁から立ち上げられた前記止水壁
部と、該止水壁部の一方端部から前記右開き戸の側面に
沿って前記型成形部と前記押出成形部との接続部の近傍
まで伸延し且つ前記右開き戸のドアパネル側面との固定
を可能にする前記クリップ挿入穴を設けた前記フランジ
部とを一体的に成形して成り、更に、前記観音開きドア
のセンタ見切り部における少なくとも上端部に装着され
る前記型成形部が、前記止水壁部の近傍の前記シールリ
ップ部の上面から前記接続部の近傍まで伸延した前記フ
ランジ部の端部近傍の前記シールリップ部の上面まで、
前記右開き戸寄りに雨水の流れを偏倚させるように延在
させた集水壁部を一体的に成形して成るので、前記集水
壁部により前記ボディ・ウェザストリップとの重なり領
域の一部において前記左開き戸のドアパネル下面と前記
ボディ・ウェザストリップの前記中空状シール部の上面
との間に前記シールリップ部の先端上下面が挟まれて略
三角形状に形成される微小な間隙の中に、前記左開き戸
のドアパネル側面に沿って流下する前記雨水の一部が潜
り水となって浸入することを阻止し、車内への漏水が回
避される。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明のドア・ウェザストリップ
の一実施態様について、添付した図面に基づき以下に詳
述する。図1は観音開きドアのセンタ見切り部の上端部
に装着されたドア・ウェザストリップDWS2 とボディ
・ウェザストリップBWSを示す斜視図、図2は図1の
A−A線に沿って切断して示した横断面図、図3は図1
のB−B線に沿って切断して示した横断面図、及び図4
は図1のC−C線に沿って切断して示した横断面図であ
る。図1〜図4に示した本発明のドア・ウェザストリッ
プDWS2 は、後述する集水壁部17を除き他の部材が
前述した従来のドア・ウェザストリップDWS1 におけ
る各部材と同等の構成を採るので、同一の符号を付して
説明する。
【0014】本発明のドア・ウェザストリップDWS2
は、図5に示したように、前記観音開きドアのセンタ見
切り部において丸印で囲んだ領域内の上下端部に、比較
的短尺の型成形部10と、丸印で囲んだ領域外の直線部
に比較的長尺の押出成形部20とを、図1に示したよう
に接続部Jで一体的に接続して成る。一方、前記ボディ
・ウェザストリップDWSは、前記センタ見切り部にお
いて丸印で囲んだ領域内の前記上下端部で、開蓋時に図
1及び図3に示したように前記型成形部10の下面を支
持するように重なり合うように構成されている。
【0015】前記ドア・ウェザストリップDWS2 の前
記押出成形部20は、U字状溝内側面に対設した複数対
のリップ部22を介して前記右開き戸RDの前記センタ
・フランジ部CF(図2〜図4)に取り付けられるU字
状躯体部21と、該U字状躯体部21から前記左開き戸
LDの下面に向けて突出する中空状シール部23とを、
例えばエチレンプロピレンゴム材等の合成ソリッドゴム
材及び合成スポンジゴム材によって一体的に成形して成
る。
【0016】一方、前記ドア・ウェザストリップDWS
2 の前記型成形部10は、前記押出成形部20と接続す
るまでの断面形状を変化させている。例えば、前記観音
開きドアの上端部に配設される前記型成形ウェザストリ
ップ10の場合、図2〜図4の各横断面図から明らかな
ように、前記型成形部10は、前記右開き戸RDの前記
センタ・フランジ部CFに取り付けられるU字状躯体部
15と、該U字状躯体部15の下方部分から前記左開き
戸LDの下面に沿って前記押出成形部20に向かって広
幅から狭幅に徐々に変化しながら展延するシールリップ
部11と、狭幅化された前記シールリップ部11から前
記押出成形部20の前記中空状シール部23と形状に合
わせて徐々に変形して成る中空状シール部16と、前記
シールリップ部11の上方端縁から立ち上げられた止水
壁部13と、該止水壁部13の一方端部から前記右開き
戸RDの側面に沿って前記接続部Jの近傍まで伸延し且
つ前記右開き戸RDの側面との固定を可能にするクリッ
プ挿入穴14を設けたフランジ部12と、更に前記止水
壁部13の近傍の前記シールリップ部11の上面から前
記接続部Jの近傍まで伸延した前記フランジ部12の端
部近傍の前記シールリップ部11の上面まで、前記右開
き戸RD寄りに雨水RWの流れを偏倚させるように延在
させた集水壁部17とを、例えばエチレンプロピレンゴ
ム材等の合成ソリッドゴム材及び合成スポンジゴム材に
よって一体的に成形して成る。
【0017】また、前記ボディ・ウェザストリップBW
Sは、前記押出成形部20と同等の形態を以て押出成形
され、即ちU字状溝内側面に対設した複数対のリップ部
2を介して前記観音開きドアの開口周縁ボディ・フラン
ジ部(図示せず)に取り付けられるU字状躯体部1と、
前記U字状躯体部1から前記型成形部10の下面及び前
記観音開きドアの上下方の内面に向けて突出する中空状
シール部3とを、例えばエチレンプロピレンゴム材等の
合成ソリッドゴム材及び合成スポンジゴム材によって一
体的に成形して成る。
【0018】上述したように構成される前記ドア・ウェ
ザストリップDWS2 は、特に前記型成形部10におけ
る前記止水壁部13及びその近傍の前記シールリップ部
11及び前記フランジ部12が、図1及び図3に示した
ように、閉蓋時に前記ボディ・ウェザストリップBWS
との重なり領域まで若干湾曲するような状態に弾性変形
して前記観音開きドアのセンタ見切り部の密封を図る。
なお、図2〜図4に示したように、前記観音開きドアの
センタ見切り部における前記右開き戸RDと前記左開き
戸LDは若干の間隙を設けて閉蓋されているので、特に
図2に示したように、前記ドア・ウェザストリップDW
2 において前記止水壁部13及びその近傍の前記シー
ルリップ部11と前記フランジ部12の一部が露出する
前記右開き戸RDと前記左開き戸LDとの前記間隙G1
を経て雨水RWが、若干湾曲するような状態に弾性変形
した前記シールリップ部11の上面に浸入しても、前記
集水壁部17により前記雨水RWの流れは前記右開き戸
RD寄りに偏倚して流下し、その全てが前記接続部Jの
近傍で前記右開き戸RDのドアパネル側面に沿って流下
して車外に排出される。
【0019】従って、前記ボディ・ウェザストリップB
WSとの重なり領域の一部において前記左開き戸LDの
ドアパネル下面と前記ボディ・ウェザストリップBWS
の前記中空状シール部3の上面との間に前記シールリッ
プ部11の先端上下面が挟まれて略三角形状に形成され
る微小な間隙G2 の中に、前記左開き戸LDのドアパネ
ル側面に沿って流下する前記雨水RWの一部が潜り水と
なって浸入することが完全に阻止され、車内への漏水が
回避される。
【0020】
【発明の効果】以上記述した本発明のドア・ウェザスト
リップは、次に記すような新規な効果を奏するものであ
る。即ち、本発明のドア・ウェザストリップは、自動車
の後尾部に配設された前記観音開きドアのセンタ見切り
部における上下端部に装着される前記型成形部と、前記
センタ見切り部における中間部に装着される前記押出成
形部とを一体的に接続して成る前記ドア・ウェザストリ
ップにおいて、前記押出成形部が、U字状溝内側面に対
設した前記複数対のリップ部を介して前記右開き戸のセ
ンタ・フランジ部に取り付けられる前記U字状躯体部
と、該U字状躯体部から前記左開き戸の下面に向けて突
出する中空状シール部とを一体的に成形して成り、前記
型成形部が、前記右開き戸の前記センタ・フランジ部に
取り付けられる前記U字状躯体部と、該U字状躯体部の
下方部分から前記左開き戸の下面に沿って前記押出成形
部に向かって広幅から狭幅に徐々に変化しながら展延す
る前記シールリップ部と、狭幅化された前記シールリッ
プ部から前記押出成形部の前記中空状シール部形状に
合わせて徐々に変形して成る前記中空状シール部と、前
記シールリップ部の上方端縁から立ち上げられた前記止
水壁部と、該止水壁部の一方端部から前記右開き戸の側
面に沿って前記型成形部と前記押出成形部との接続部の
近傍まで伸延し且つ前記右開き戸のドアパネル側面との
固定を可能にする前記クリップ挿入穴を設けた前記フラ
ンジ部とを一体的に成形して成り、更に、前記観音開き
ドアのセンタ見切り部における少なくとも上端部に装着
される前記型成形部が、前記止水壁部の近傍の前記シー
ルリップ部の上面から前記接続部の近傍まで伸延した前
記フランジ部の端部近傍の前記シールリップ部の上面ま
で、前記右開き戸寄りに雨水の流れを偏倚させるように
延在させた集水壁部を一体的に成形して成るので、前記
集水壁部により前記ボディ・ウェザストリップとの重な
り領域の一部において前記左開き戸のドアパネル下面と
前記ボディ・ウェザストリップの前記中空状シール部の
上面との間に前記シールリップ部の先端上下面が挟まれ
て略三角形状に形成される微小な間隙の中に、前記左開
き戸のドアパネル側面に沿って流下する前記雨水の一部
が潜り水となって浸入することを阻止し、車内への漏水
を回避することが可能になった。
【0021】更に、本発明のドア・ウェザストリップ
は、コンパクトに構成された前記集水壁部によって、ド
ア密封性とドア閉止操作性を良好に維持しながら廉価な
ドア・ウェザストリップを提供することが可能になっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】観音開きドアのセンタ見切り部の上端部に装着
された本発明のドア・ウェザストリップDWS2 とボデ
ィ・ウェザストリップBWSを示す斜視図である。
【図2】図1のA−A線に沿って切断して示した横断面
図である。
【図3】図1のB−B線に沿って切断して示した横断面
図ある。
【図4】図1のC−C線に沿って切断して示した横断面
図である。
【図5】自動車の後尾部に配設された観音開きドアの周
縁の斜視図である。
【図6】観音開きドアのセンタ見切り部の上端部に装着
された従来のドア・ウェザストリップDWSとボディ・
ウェザストリップBWSを示す斜視図である。
【図7】図6のA−A線に沿って切断して示した横断面
図である。
【図8】図6のB−B線に沿って切断して示した横断面
図ある。
【図9】図6のC−C線に沿って切断して示した横断面
図である。
【符号の説明】
RD 右開き戸 LD 左開き戸 CF センタ・フランジ部 WS ウェザストリップ全体 BWS ボディ・ウェザストリップ 1 U字状躯体部 2 リップ部 3 中空状シール部 DWS1 従来のドア・ウェザストリップ DWS2 本発明のドア・ウェザストリップ 10 型成形部 11 シールリップ部 12 フランジ部 13 止水壁部 14 クリップ挿入穴 15 U字状躯体部 16 中空状シール部 17 集水壁部 20 押出成形部 21 U字状躯体部 22 リップ部 23 中空状シール部 J 接続部 RW 雨水 G1 間隙 G2 間隙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河口 明世 愛知県刈谷市一里山町金山100番地 トヨ タ車体株式会社内 Fターム(参考) 3D024 AA13 AB06 AB18 AB21 AB41

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の後尾部に配設された観音開きド
    アのセンタ見切り部における上下端部に装着される型成
    形部(10)と、センタ見切り部における中間部に装着
    される押出成形部(20)とを一体的に接続して成るド
    ア・ウェザストリップ(DWS)において、 前記押出成形部(20)が、U字状溝内側面に対設した
    複数対のリップ部(22)を介して右開き戸(RD)の
    センタ・フランジ部(CF)に取り付けられるU字状躯
    体部(21)と、該U字状躯体部(21)から左開き戸
    (LD)の下面に向けて突出する中空状シール部(2
    3)とを一体的に成形して成り、 前記型成形部(10)が、前記右開き戸(RD)の前記
    センタ・フランジ部(CF)に取り付けられるU字状躯
    体部(15)と、該U字状躯体部(15)の下方部分か
    ら前記左開き戸(LD)の下面に沿って前記押出成形部
    (20)に向かって広幅から狭幅に徐々に変化しながら
    展延するシールリップ部(11)と、狭幅化された前記
    シールリップ部(11)から前記押出成形部(20)の
    前記中空状シール部(23)形状に合わせて徐々に変
    形して成る中空状シール部(16)と、前記シールリッ
    プ部(11)の上方端縁から立ち上げられた止水壁部
    (13)と、該止水壁部(13)の一方端部から前記右
    開き戸(RD)の側面に沿って前記型成形部(10)と
    前記押出成形部(20)との接続部(J)の近傍まで伸
    延し且つ前記右開き戸(RD)のドアパネル側面との固
    定を可能にするクリップ挿入穴(14)を設けたフラン
    ジ部(12)とを一体的に成形して成り、 更に、前記観音開きドアのセンタ見切り部における少な
    くとも上端部に装着される前記型成形部(10)が、前
    記止水壁部(13)の近傍の前記シールリップ部(1
    1)の上面から前記接続部(J)の近傍まで伸延した前
    記フランジ部(12)の端部近傍の前記シールリップ部
    (11)の上面まで、前記右開き戸(RD)寄りに雨水
    (RW)の流れを偏倚させるように延在させた集水壁部
    (17)を一体的に成形して成ることを特徴とするドア
    ・ウェザストリップ。
JP16124599A 1999-06-08 1999-06-08 ドア・ウェザストリップ Expired - Fee Related JP3574353B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16124599A JP3574353B2 (ja) 1999-06-08 1999-06-08 ドア・ウェザストリップ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16124599A JP3574353B2 (ja) 1999-06-08 1999-06-08 ドア・ウェザストリップ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000343954A true JP2000343954A (ja) 2000-12-12
JP3574353B2 JP3574353B2 (ja) 2004-10-06

Family

ID=15731420

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16124599A Expired - Fee Related JP3574353B2 (ja) 1999-06-08 1999-06-08 ドア・ウェザストリップ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3574353B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2361021A (en) * 2000-02-24 2001-10-10 Nishikawa Rubber Co Ltd Weather strip for vehicle double doors
JP2002274189A (ja) * 2001-03-15 2002-09-25 Toyota Industries Corp 車両用ドア装置
KR100984418B1 (ko) 2003-02-20 2010-09-30 니시카와고무고교가부시키가이샤 자물쇠부착도어 웨더스트립
JP2011126441A (ja) * 2009-12-18 2011-06-30 Mitsubishi Motors Corp 車両の充電口構造
JP2016000565A (ja) * 2014-06-11 2016-01-07 西川ゴム工業株式会社 自動車用ウェザストリップ
CN113137471A (zh) * 2020-01-20 2021-07-20 青岛海尔洗衣机有限公司 一种洗衣机盘座的密封结构及具有该密封结构的洗衣机

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2361021A (en) * 2000-02-24 2001-10-10 Nishikawa Rubber Co Ltd Weather strip for vehicle double doors
US6536161B2 (en) 2000-02-24 2003-03-25 Nishikawa Rubber Co., Ltd. Weather strip for hinged double doors
JP2002274189A (ja) * 2001-03-15 2002-09-25 Toyota Industries Corp 車両用ドア装置
KR100984418B1 (ko) 2003-02-20 2010-09-30 니시카와고무고교가부시키가이샤 자물쇠부착도어 웨더스트립
JP2011126441A (ja) * 2009-12-18 2011-06-30 Mitsubishi Motors Corp 車両の充電口構造
JP2016000565A (ja) * 2014-06-11 2016-01-07 西川ゴム工業株式会社 自動車用ウェザストリップ
CN113137471A (zh) * 2020-01-20 2021-07-20 青岛海尔洗衣机有限公司 一种洗衣机盘座的密封结构及具有该密封结构的洗衣机
CN113137471B (zh) * 2020-01-20 2024-01-12 青岛海尔洗衣机有限公司 一种洗衣机盘座的密封结构及具有该密封结构的洗衣机

Also Published As

Publication number Publication date
JP3574353B2 (ja) 2004-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8176681B2 (en) Roof side weather strip for automobile
US10654349B2 (en) Sealing structure for automobile door
JPH0249133Y2 (ja)
JP2005029121A (ja) ドアウエザストリップ
JP2000318461A (ja) 水抜き構造を有するサンルーフ
US6814393B2 (en) Sealing strip and vehicle panel assembly
JP2000343954A (ja) ドア・ウェザストリップ
JP4648689B2 (ja) サッシュドア用の型成形ウエザーストリップ
JP5337444B2 (ja) 車両の排水構造
JP4719014B2 (ja) ドアシール構造
JP2002103985A (ja) シールリップ付ドアウエザーストリップ
JP3867139B2 (ja) 自動車用リヤドアウエザストリップ
JP7405661B2 (ja) 自動車ドア用シール材
JP4948259B2 (ja) 自動車用ディビジョンバー
JP2002240565A (ja) 自動車用ドア
US9126472B2 (en) Door weatherstrip
JP5476154B2 (ja) ドアウェザーストリップ
JP3420053B2 (ja) 自動車のドアシール構造
JPS6112245Y2 (ja)
JP3365932B2 (ja) ウェザストリップ
JP2004149008A (ja) ウエザストリップ
JP3661524B2 (ja) 自動車用ウエザストリップの取付構造
JP4062530B2 (ja) 自動車用スライドウインドガラスラン
JPH0678041U (ja) バックウインドー用ウェザストリップ
JP2000351326A (ja) 車両用ウェザストリップ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040615

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040623

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040701

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110709

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110709

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120709

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120709

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130709

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130709

Year of fee payment: 9

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130709

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees