JP2000343041A - 自走式廃棄物選別処理機 - Google Patents

自走式廃棄物選別処理機

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JP2000343041A
JP2000343041A JP11155699A JP15569999A JP2000343041A JP 2000343041 A JP2000343041 A JP 2000343041A JP 11155699 A JP11155699 A JP 11155699A JP 15569999 A JP15569999 A JP 15569999A JP 2000343041 A JP2000343041 A JP 2000343041A
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waste
sieve
sorting machine
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heavy
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JP11155699A
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Hidekazu Muramoto
英一 村本
Toshio Kitani
利夫 木谷
Tadaaki Yokoyama
忠明 横山
Yasuhiro Arimoto
康宏 有本
Yoshimi Yamamoto
義実 山本
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 本発明の課題は、精度の高い廃棄物の選別を実施するこ
との可能な自走式廃棄物選別処理機の提供を目的とする
ものである。本発明の自走式廃棄物選別処理機1は、主
動力部4を搭載するとともに履帯2によって走行移動す
る車体3に、混合廃棄物の投入される廃棄物ホッパ10
と、この廃棄物ホッパ10からの混合廃棄物を小廃棄物
と大廃棄物とに分離する篩付き振動フィーダ20と、こ
の篩付き振動フィーダ20からの小廃棄物を軽量廃棄物
と重量廃棄物とに選別する第1風力選別機30と、篩付
き振動フィーダ20からの大廃棄物を軽量廃棄物と重量
廃棄物とに選別する第2風力選別機40とを搭載してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建設廃材等の混合
廃棄物を小廃棄物と大廃棄物、さらに軽量廃棄物と重量
廃棄物とに選別する自走式廃棄物選別処理機に関する。
【0002】
【従来の技術】家屋の解体に伴って発生する建設廃材
は、石、コンガラ、土砂、木材片、ビニール片、紙片等
から成る混合廃棄物であり、この混合廃棄物を管理型処
分場へ持ち込んだ場合、例えば1.5万円/ton もの処
理費用が必要となる。
【0003】そこで、混合廃棄物を不燃物と可燃物とに
選別して、可燃物を焼却するとともに、不燃物のみを処
分場に持ち込むことで処理コストの低減を図っている。
【0004】図25は、特開平5−96243号公報に
開示された混合廃棄物(建築廃材)を不燃物と可燃物と
に選別する廃棄物選別処理機の一例を示している。
【0005】この廃棄物選別処理機Aは、振動コンベア
Bと風選機Cとを具備しており、震動コンベアBにおけ
る密閉性のケーシングBaは、篩Bbによって上下に区
画されている。
【0006】また、ケーシングBbの内部では、図示し
ていない送風機によって、矢印aの如く篩Bbの下方か
ら上方へ向けてエアーが噴出されている。
【0007】破砕機(図示せず)に掛けられたのち、矢
印hの如くケーシングBaに投入された混合廃棄物のう
ち、石、コンガラ、土砂等、比重の大きな不燃物は、篩
Bbを通過したのち、矢印i,iで示す如くケーシング
Baの内部を搬送され、矢印jで示す如く投棄される。
【0008】一方、ケーシングBaに投入された混合廃
棄物のうち、木材片、ビニール片、紙片等、比重の小さ
な可燃物は、篩Bbの下方から噴出するエアーにより舞
い上げられ、矢印kで示す如くケーシングBaの内部を
搬送される。
【0009】さらに、振動コンベアBから矢印lの如く
風選機Cに送り込まれた可燃物は、矢印aの如くハウジ
ングCa内に噴出するエアーによって、比重の大きな可
燃物と比重の小さな可燃物とに選別され、それぞれ矢印
mおよび矢印nで示す如く投棄される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した廃棄物選別処
理機によれば、混合廃棄物を木材片、ビニール片、紙片
等、比重の小さな可燃物と、石、コンガラ、土砂等、比
重の大きな不燃物とに選別することが可能である。
【0011】しかし、上述した従来の廃棄物選別処理機
は廃棄物の選別精度が低く、特に不燃物は石、コンガ
ラ、土砂等が混在しているために再利用することができ
ず、受け入れ単価の高い管理型廃棄物としてし処分せざ
るを得ず、もって処理費用を大幅に削減することが困難
であった。
【0012】本発明は上記実状に鑑みて、精度の高い廃
棄物の選別を実施することの可能な自走式廃棄物選別処
理機の提供を目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段および効果】請求項1に記
載の自走式廃棄物選別処理機は、主動力部を搭載すると
ともに走行部によって走行移動する車体に、混合廃棄物
の投入される廃棄物ホッパと、この廃棄物ホッパからの
混合廃棄物を小廃棄物と大廃棄物とに分離する篩付き振
動フィーダと、この篩付き振動フィーダからの小廃棄物
を軽量廃棄物と重量廃棄物とに選別する第1風力選別機
と、上記篩付き振動フィーダからの大廃棄物を軽量廃棄
物と重量廃棄物とに選別する第2風力選別機とを搭載し
ている。この構成によれば、篩付き振動フィーダと、第
1風力選別機と、第2風力選別機とを設けたことで、精
度の高い廃棄物の選別を実施することが可能となる。
【0014】請求項2に記載の自走式廃棄物選別処理機
は、請求項1に記載の自走式廃棄物選別処理機におい
て、第1風力選別機は小廃棄物における重量廃棄物のみ
を通過させて分離する篩と、小廃棄物から軽量廃棄物を
浮遊させて分離するエアブロワーと、重量廃棄物排出口
および軽量廃棄物排出口を有するケースとを具備して成
り、また第2風力選別機は大廃棄物における軽量廃棄物
を浮遊させて重量廃棄物と軽量廃棄物とを分離するエア
ブロワーと、重量廃棄物排出口および軽量廃棄物排出口
を有するケースとを具備している。この構成よれば、第
1風力選別機に篩を設けたことで、更なる選別能力の向
上が可能となる。
【0015】請求項3に記載の自走式廃棄物選別処理機
は、請求項2に記載の自走式廃棄物選別処理機におい
て、第1風力選別機はエアブロワーからのエアーを所定
箇所へ案内するエアー整流板を具備し、また第2風力選
別機はエアブロワーからのエアーを所定箇所へ案内する
エアー整流板を具備している。この構成によれば、第1
風力選別機および第2風力選別機に、それぞれエアー整
流板を設けたことで、更なる選別能力の向上が可能とな
る。
【0016】請求項4に記載の自走式廃棄物選別処理機
は、端部に主動力部を搭載するとともに走行部によって
走行移動する車体と、この車体における主動力部の設け
られた端部と反対側に設けられて混合廃棄物の投入され
る廃棄物ホッパと、この廃棄物ホッパからの混合廃棄物
を小廃棄物と大廃棄物とに分離する篩付き振動フィーダ
と、この篩付き振動フィーダからの大廃棄物を軽量廃棄
物と重量廃棄物とに選別する風力選別機とを具備してい
る。この構成によれば、篩付き振動フィーダと風力選別
機との組み合わせにより混合廃棄物を効果的に選別で
き、併せて廃棄物ホッパを主動力部と反対側に設けたこ
とで、廃棄物ホッパへの混合廃棄物の投入が容易となる
とともに、廃棄物ホッパから零れた混合廃棄物による機
器の破損および火災の発生を未然に防止することが可能
となる。
【0017】請求項5に記載の自走式廃棄物選別処理機
は、請求項4に記載の自走式廃棄物選別処理機におい
て、廃棄物ホッパの投入口に篩を設けている。この構成
によれば、廃棄物ホッパの投入口に設けた篩により、自
走式廃棄物選別処理機において選別し得ない大型の廃棄
物を排除でき、もって自走式廃棄物選別処理機の稼働効
率を向上させることが可能となる。
【0018】請求項6に記載の自走式廃棄物選別処理機
は、請求項4に記載の自走式廃棄物選別処理機におい
て、車体に操縦部材を備えた搭乗床を設けている。この
構成によれば、車体に搭乗床を設けたことで、自走式廃
棄物選別処理機の操縦・点検が容易になり、さらに車体
の側方に搭乗床を設ければ自走式廃棄物選別処理機の全
長を短縮でき、もって自走式廃棄物選別処理機の旋回性
能および搬送性を向上させることが可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、実施例を示す図面に基づい
て、本発明を詳細に説明する。図1から図4に示す如
く、本発明に関わる自走式廃棄物選別処理機1は、履帯
(走行部)2により走行移動する車体3に、後述する廃棄
物ホッパ10、篩付き振動フィーダ20、第1風力選別
機30、第2風力選別機40等を搭載することにより構
成されている。
【0020】車体3は、足回りを支持するベースフレー
ム3Aと、廃棄物ホッパ10等を支持する支持フレーム
3Bとから成り、車体3(ベースフレーム3A)の端部
(後端部)には主動力部4が設けられている。
【0021】なお、車体3(ベースフレーム3A)の端部
(後端部)には、主動力部4とともに、上述した篩付き
震動フィーダ20等を駆動するための、例えば油圧ジェ
ネレータ等から成る補助動力部(図示せず)が搭載されて
いる。
【0022】車体3(支持フレーム3B)における、上記
主動力部4が設けられた端部と反対側の端部(前端部)に
は、車輌の重量バランスを考慮して混合廃棄物の投入さ
れる廃棄物ホッパ10が設けられており、この廃棄物ホ
ッパ10は履帯(走行部)2の前方部よりも外方(前方)に
位置している。
【0023】また、車体3(ベースフレーム3A)には、
後述する第2風力選別機40と主動力部4との間に、排
気用ブロワー51とサイクロン式集塵機52とから成る
集塵装置50が設置されている。
【0024】さらに、車体3(ベースフレーム3A)に
は、第1風力選別機30からの廃棄物を外部に搬送する
第1排出コンベア61と、第2風力選別機40からの廃
棄物を外部に搬送する第2排出コンベア62および第3
排出コンベア63とが設置されている。
【0025】上記第1排出コンベア61は車体3の前方
へ向けて延びている。また第2排出コンベア62は車体
3の側方(右方)へ向けて延びており、第3排出コンベア
63は車体3の側方(左方)へ向けて延びている。なお、
支持フレーム3Bには第1排出コンベア61に臨んで磁
力選別機5が設置されている。
【0026】車体3(支持フレーム3B)の側方(左方)に
は、操作レバー(操縦部材)71を備えた搭乗床70が設
けられており、この搭乗床70には昇降用のラダー(梯
子)72が取り付けられている。
【0027】上記廃棄物ホッパ10には、投入口を覆う
態様で篩80が設けられており、この篩80は多数の櫛
歯81,81…と、側方側ガイド82および前方側ガイ
ド83とを有している。なお、多数の櫛歯81,81…
に換えて、金網、あるいは多数の孔を形成したプレート
を採用して篩80を構成することも可能である。
【0028】上記篩80は、廃棄物ホッパ10における
搭乗床70と反対側(左方)の縁部に、図3中に実線およ
び鎖線で示す如く揺動自在に支承されており、支持ロッ
ド84によって傾動した状態に保持される。なお、支持
ロッド84に換えて油圧シリンダを採用し、この油圧シ
リンダによって篩80を揺動させるよう構成することも
可能である。
【0029】また、篩80における側方側ガイド82の
側縁部は、図3に示す如く履帯2の外方縁部と略同一の
位置にあり、前方側ガイド83の前縁部は、第1排出コ
ンベア61の前端縁部と略同一の位置にある。
【0030】図5〜図7に示す如く、廃棄物ホッパ10
の下方域には、混合廃棄物を土砂等の小廃棄物と、土砂
等を除いた大廃棄物とに選別するための篩付き震動フィ
ーダ20が設置されている。
【0031】この篩付き震動フィーダ20は、バネ2
1,21…を介して車体3の支持フレーム3Bに遊動支
持されており、起震機22によって振動することによ
り、廃棄物を所定の方向に搬送するよう構成されてい
る。
【0032】また、篩付き震動フィーダ20は、図8お
よび図9に示すように、左右の側板23,23の間に、
上流側搬送プレート24と下流側搬送プレート25とを
設けている。
【0033】さらに、上流側搬送プレート24と下流側
搬送プレート25との間には、混合廃棄物を土砂等の小
廃棄物と、土砂等を除いた大廃棄物とに選別するための
2段の篩26,26が設けられている。
【0034】図8〜図10に示す如く、上記篩26は併
設した多数本の櫛歯26a,26a…によって構成され
ており、隣り合う櫛歯26aの間隔は15〜20mmに設
定されている。
【0035】なお、上記篩26を、図11(a)に示すよ
うに金網、あるいは図11(b)に示すように多数の丸穴
(あるいは長穴)が形成されたパンチングメタルから構成
することも可能である。
【0036】図8および図9に示す如く、篩付き震動フ
ィーダ20における篩26,26の下方には、傾斜した
ガイドプレート27,28が設けられており、これらガ
イドプレート27,28の下方には篩31が設けられ、
さらに篩31の下方には導風板32とガイド板33とが
設けられている。
【0037】さらに、上記篩付き振動フィーダ20の下
方域にはケース34が設置されており、上述した篩3
1、導風板32、ガイド板33、およびケース34等に
よって、篩付き振動フィーダ20からの小廃棄物を、木
材片やビニール片等の軽量廃棄物(可燃物)と、土砂等の
重量廃棄物(不燃物)とに選別するための第1風力選別機
30が構成されている。
【0038】上記第1風力選別機30における篩31
は、小廃棄物における重量廃棄物(不燃物)のみを通過
させて分離するもので、図12に示す如く多数の丸穴
(あるいは長穴)が形成されたパンチングメタルから構
成されている。
【0039】また、篩31を構成するパンチングメタル
における丸孔の直径は、上述した篩付き振動フィーダ2
0の篩26における櫛歯26aの間隔よりも小さく、1
0〜15mmに設定されている。
【0040】なお、上記篩31を、図13(a)に示すよ
うに並設した多数本の櫛歯から成る篩、あるいは図13
(b)に示すように金網から構成することも可能である。
【0041】図8に示すように、第1風力選別機30に
おけるケース34には、小廃棄物から軽量廃棄物(可燃
物)を浮遊させて分離するためのエアブロワー35が、
ダクト36を介して設けられており、さらに篩31への
風量および風向を調整するためのエアー整流機37が設
けられている。
【0042】図14に示す如く、エアー整流機37は、
四角い扁平なガイドダクト37Aの内部に、エアー整流
板37Bが上下方向へ揺動自在に支承されており、ガイ
ドダクト37Aに螺合している調整ネジ37Cにより、
エアー整流板37Bの傾斜、すなわち篩31への風量お
よび風向を調整することができる。
【0043】図8および図12に示す如く、篩31の下
方に設けられた導風板32は、上述したエアブロワー3
6からエアー整流機37を介して吹き出されたエアー
を、篩31の下方へ案内するためのもので、篩31の下
方から上方へ通過するエアーにより軽量廃棄物(可燃物)
が吹き上げられることで、小廃棄物から軽量廃棄物が分
離される。
【0044】また、篩31の下方に設けられたガイド板
33は、篩31の下流縁部から落下した重量廃棄物(不
燃物)を受け止めて、後述するケース34の重量廃棄物
排出ダクト34Aへ案内するためのものである。
【0045】ここで、上記ガイド板33は、その前後位
置を調整することが可能である。また、導風板32に関
しても、その傾斜の態様を調整可能に構成し得ることは
言うまでもない。
【0046】図5および図7,8に示す如く上記ケース
34の下部には、重量廃棄物排出口34Aaを備えた重
量廃棄物排出ダクト34Aと、軽量廃棄物排出口34B
aを備えた軽量廃棄物排出ダクト34Bとが設けられて
おり、重量廃棄物排出ダクト34Aの下方には第1排出
コンベア61(図1〜図4参照)が配設されている。
【0047】また、重量廃棄物排出ダクト34Aと軽量
廃棄物排出ダクト34Bとの間には、重量廃棄物(不燃
物)と軽量廃棄物(可燃物)との選別性を向上させる目的
で障害突出部34Cが設けられている。
【0048】ケース34の後部には排気口34oが形成
されており、この排気口34oの前方には隔壁34bが
設けられている。また、上記ケース34の排気口34o
は、図7に示す如く排気ダクト35を介して排気用ブロ
ワー51の吸気ダクト51aに接続されている。
【0049】さらに、図5に示す如くケース34の側面
には、内部の様子を監視するためのアクリル樹脂製の透
明の窓34Wが設けられており、この窓34Wはケース
の内部に対する作業を可能とするべく開閉自在に構成さ
れている。
【0050】図5および図7に示す如く、篩付き振動フ
ィーダ20および第1風力選別機30の後方には、篩付
き振動フィーダ20からの大廃棄物を、材木片やビニー
ル片等の軽量廃棄物(可燃物)と、石塊等の重量廃棄物
(不燃物)とに選別するための第2風力選別機40が設置
されている。
【0051】図15および図16に示す如く、第2風力
選別機40は、フィーダ41と該フィーダ41を収容す
るケース42とを備えており、上記フィーダ41は左右
の側板41a,41aの間に、各々搬送方向に傾斜した
上部搬送プレート41Aと下部搬送プレート41Bとを
設けている。
【0052】また、上記フィーダ41は、バネ43,4
3…を介してケース42に遊動自在に吊り下げられてお
り、起震機44によって振動することにより、廃棄物を
所定の方向に搬送するよう構成されている。
【0053】ここで、上記フィーダ41における上部搬
送プレート41Aは、その一部が篩付き振動フィーダ2
0とラップしており、篩付き振動フィーダ20からフィ
ーダ41への廃棄物の確実な移送を可能とするととも
に、篩付き振動フィーダ20と第2風力選別機40との
近接配置を可能としている。
【0054】また、上記フィーダ41の上部搬送プレー
ト41Aと下部搬送プレート41Bとは、互いの半分程
度がラップするように傾斜配設されているため、廃棄物
の搬送される距離を長く保ちつつフィーダ41の全長を
短いものとすることができ、もって第2風力選別機40
のコンパクト化が達成されることとなる。
【0055】第2風力選別機40のケース42には、大
廃棄物から軽量廃棄物(可燃物)を浮遊させて分離するた
めのエアブロワー45が設けられており、さらにフィー
ダ41への風量および風向を調整するためのエアー整流
機46が設けられている。
【0056】図17に示す如く、エアー整流機46は、
四角い扁平なガイドダクト46Aの内部に、エアー整流
板46Bが上下方向へ揺動自在に支承されており、ガイ
ドダクト46Aに螺合している調整ネジ46Cにより、
エアー整流板46Bの傾斜、すなわちフィーダ41への
風量および風向を調整することができる。
【0057】また、上記ケース42の下部には、重量廃
棄物排出口42Aaを備えた重量廃棄物排出ダクト42
Aと、軽量廃棄物排出口42Baを備えた軽量廃棄物排
出ダクト42Bとが設けられている。
【0058】上記重量廃棄物排出ダクト42Aの下方に
は第2排出コンベア62(図1〜図4参照)が設置されて
いるとともに、軽量廃棄物排出ダクト42Bの下方には
第3排出コンベア63(図1〜図4参照)が設置されてい
る。
【0059】また、重量廃棄物排出ダクト42Aと軽量
廃棄物排出ダクト42Bとの間には、重量廃棄物(不燃
物)と軽量廃棄物(可燃物)との選別性を向上させる目的
で障害突出部42Cが設けられている。
【0060】ケース42の後部には排気口42oが形成
されており、この排気口42oは排気用ブロワー51の
吸気ダクト51aに臨んでいる。また、排気口42oの
前方には隔壁42bが設けられ、排気口42oに臨む流
路にはフィルターとしての金網42fが設けられてい
る。
【0061】さらに、図5に示す如くケース42の側面
には、内部の様子を監視するためのアクリル樹脂製の透
明の窓42W,42Wが設けられており、これらの窓4
2Wはケースの内部に対して作業を実施し得るよう開閉
自在に設けられている。
【0062】上記窓42Wを開けた状態におけるケース
42の開口部は、作業員の出入りが可能な大きさに設定
されており、また上記ケース42には窓42Wの開閉状
態を検出する安全スイッチ(図示せず)が設けられ、窓4
2Wが開いている状態では廃棄物選別処理機が作動しな
いよう構成されている。
【0063】上述した構成の自走式廃棄物選別処理機1
によって、建設廃材等の混合廃棄物を選別するには、先
ず自走式廃棄物選別処理機1の廃棄物ホッパ10に混合
廃棄物を投入する。
【0064】このとき、混合廃棄物の一部が廃棄物ホッ
パ10から零れ落ちることが間々あるが、上述した如く
廃棄物ホッパ10は、車体3の主動力部4が設けられた
端部と反対側の端部(前端部)に設けられているため、廃
棄物ホッパ10からビニール片等の可燃物が落下して
も、火災の発生は未然に防止されることとなる。
【0065】また、廃棄物ホッパ10は履帯2の前方部
よりも外方(前方)に設けられているため、廃棄物ホッパ
10から石塊等の重量物が落下した場合でも、自走式廃
棄物選別処理機1の損傷を未然に防止することが可能で
ある。
【0066】廃棄物ホッパ10に混合廃棄物を投入する
際、廃棄物ホッパ10に設けられた篩80を図3に鎖線
で示す使用位置とすることで、自走式廃棄物選別処理機
1において選別し得ない大型の廃棄物を排除することが
できる。
【0067】ここで、篩80によって排除された大型の
廃棄物は、傾斜した篩80から落下することとなるが、
篩80における側方側ガイド82の側縁部は履帯2の外
方縁部と略同一の位置または外方にあるため、篩80か
ら落下した廃棄物が自走式廃棄物選別処理機1に損傷を
及ぼすことはない。
【0068】また、万一、篩80の前方側から廃棄物が
落下した場合でも、篩80における前方側ガイド83の
前縁部は第1排出コンベア61の前端縁部と略同一の位
置または外方にあるため、篩80から落下した廃棄物が
自走式廃棄物選別処理機1に損傷を及ぼすことはない。
【0069】さらに、篩80は廃棄物ホッパ10の搭乗
床70とは反対側(左方)の縁部に揺動支持され、使用位
置における篩80は搭乗床70と反対側に向けて傾斜す
るため、篩80によって排除された廃棄物が搭乗床70
の側に落下することはなく、もって搭乗床70に搭乗し
た作業員の安全が確保され、また操作レバー71等も十
分に保護されることとなる。
【0070】図18に示すように、上述した廃棄物ホッ
パ10を介して篩付き震動フィーダ20に投入された混
合廃棄物Mは、上流側搬送プレート24上を図中の右方
へ搬送されつつ解されて行き、篩26において土砂等の
小廃棄物Sと、土砂等を除いた大廃棄物Lとに選別され
る。
【0071】すなわち、混合廃棄物Mが篩26に達する
と、小廃棄物Sは篩26を通過して下方へ落下する一
方、残された大廃棄物Lは篩26から下流側搬送プレー
ト25上を図中の右方へ搬送されて行く。
【0072】篩26を通過して落下した小廃棄物Sは、
ガイドプレート27,28に案内されて、第1風力選別
機30における篩31に到達し、この篩31上を図中の
右方へ搬送されつつ、土砂等の重量廃棄物(不燃物)Sa
と、木材片やビニール片等の軽量廃棄物(可燃物)Sbと
に選別される。
【0073】すなわち、小廃棄物Sが篩31に達する
と、土砂等の重量廃棄物Saは篩31を通過して下方へ
落下し、ケース34の重量廃棄物排出ダクト34Aを通
過して、重量廃棄物排出口34Aaから第1排出コンベ
ア61(図1〜図4参照)に投棄される。
【0074】一方、ビニール片等の軽量廃棄物Sbは、
エアブロワー35から噴出して篩31を下方から上方へ
通過するエアー(矢印A)により吹き上げられて、重量廃
棄物Saと分離されることとなる。
【0075】篩31から吹き上げられた軽量廃棄物Sb
は、隔壁34bに衝突する等したのち、ケース34の軽
量廃棄物排出ダクト34B内を落下して、軽量廃棄物排
出口34Baから地上に投棄される。
【0076】また、篩31を通過することなく下流縁部
にまで到達した重量廃棄物Saは、上記篩31の下流縁
部から落下(矢印a)したのち、ガイド板33に案内され
てケース34の重量廃棄物排出ダクト34Aに投入され
る。
【0077】ここで、ケース34における障害突出部3
4Cが、ガイド板33に近接して屹立していることによ
り、小廃棄物Sが効率よく重量廃棄物Saと軽量廃棄物
Sbとに選別されることとなる。
【0078】一方、図19に示す如く、篩付き震動フィ
ーダ20から第2風力選別機40のフィーダ41に投入
された大廃棄物Lは、上部搬送プレート41A上を図中
の右方へ搬送されて行き、該上部搬送プレート41Aか
ら下部搬送プレート41Bへ落下する。
【0079】このとき、石塊等の重量廃棄物(不燃物)L
aは、下部搬送プレート41Bに落下したのち、該下部
搬送プレート41B上を図中の左方へ搬送されて行き、
ケース42の重量廃棄物排出ダクト42A内を落下し
て、重量廃棄物排出口42Aaから第2排出コンベア6
2(図1〜図4参照)に投棄される。
【0080】また、上部搬送プレート41Aから落下す
る際、ビニール片や紙片等の軽量廃棄物(可燃物)Lb
は、エアブロワー45から噴出して上部搬送プレート4
1Aと下部搬送プレート41Bとの間を通過するエアー
(矢印A)により吹き上げられて重量廃棄物Laと分離さ
れることとなる。
【0081】フィーダ41から吹き上げられた軽量廃棄
物Lbは、隔壁42bに衝突する等したのち、ケース4
2の軽量廃棄物排出ダクト42B内を落下して、軽量廃
棄物排出口34Baから第3排出コンベア63(図1〜
図4参照)に投棄される。
【0082】ここで、ケース42における障害突出部4
2Cが、フィーダ41に近接して屹立していることによ
り、大廃棄物Lが効率よく重量廃棄物Laと軽量廃棄物
Lbとに選別されることとなる。
【0083】上述した如く、自走式廃棄物選別処理機1
によれば、廃棄物ホッパ10に投入された混合廃棄物M
が、篩付き振動フィーダ20で小廃棄物Sと大廃棄物L
とに選別され、さらに小廃棄物Sは第1風力選別機30
によって重量廃棄物Saと軽量廃棄物Sbとに選別さ
れ、大廃棄物Lは第2風力選別機40によって重量廃棄
物Laと軽量廃棄物Lbとに選別されるので、精度の高
い廃棄物の選別を実施することができる。
【0084】特に、第1風力選別機30においては、小
廃棄物Sを重量廃棄物Saと軽量廃棄物Sbとに選別し
ているため、重量廃棄物Saにおける土砂成分を95%
以上とすることが可能である。
【0085】土砂成分が95%以上の廃棄物は、通常の
土砂として処分することが可能なので処理費用を大幅に
削減することができ、また再生土として有効に再利用す
ることができる。
【0086】ところで、上述した混合廃棄物の選別処理
に伴って、第1風力選別機30のケース34内に生した
土埃は、図7に示すケース34の排気口34oから吸気
ダクト51aを介して排気用ブロワー51によって吸引
されたのち、サイクロン式集塵機52において処理され
る。
【0087】同じく、第2風力選別機40のケース42
内に生した土埃は、ケース42の排気口42oから排気
用ブロワー51によって吸引されたのち、サイクロン式
集塵機52において処理される。
【0088】ここで、上述した実施例では、第1風力選
別機30のエアブロワー35、および第2風力選別機4
0のエアブロワー45の排気量は共に 3000 立方m/h
であるのに対して、排気用ブロワー51の排気量は 960
0 立方m/hである。
【0089】このため、排気用ブロワー51によって、
ケース34およびケース42の内部の土埃を確実に吸気
してサイクロン式集塵機52に送り込めるので、第1風
力選別機30および第2風力選別機40から土埃が漏れ
出ることを防止でき、もって作業環境の汚染を未然に防
止することが可能となる。
【0090】なお、サイクロン式集塵機52に溜まった
塵埃は、作業員によって適宜な時期に取り出され、混合
廃棄物から選別された紙片等の軽量廃棄物(可燃物)と共
に焼却処分される。
【0091】また、上述した如き自走式廃棄物選別処理
機1による混合廃棄物の選別処理を室内で実施する場合
には、更なる作業環境の浄化を達成するべく、図20に
示す如く自走式廃棄物選別処理機1の集塵装置50(サ
イクロン式集塵機52)に、別設置された集塵装置90
を接部ダクト91を介して接続することが好ましい。
【0092】図21および図22に示す自走式廃棄物選
別処理機1′は、車体3(ベースフレーム3A)に、第
1風力選別機30からの廃棄物を外部に搬送する第1排
出コンベア60Aおよび第2排出コンベア60Bと、第
2風力選別機40からの廃棄物を外部に搬送する第3排
出コンベア60Cおよび第4排出コンベア60Dとが設
置されている。
【0093】上記第1排出コンベア60Aは、第1風力
選別機30における重量廃棄物排出口34Aaの下方に
位置し、車体3の前方へ向けて延びている。上記第2排
出コンベア60Bは、第1風力選別機30における軽量
廃棄物排出口34Baの下方に位置し、車体3の側方
(右方)へ向けて延びている。上記第3排出コンベア60
Cは、第2風力選別機40における重量廃棄物排出口4
2Aaの下方に位置し、車体3の側方(左方)へ向けて延
びている。
【0094】上記第4排出コンベア60Dは、第2風力
選別機40における軽量廃棄物排出口42Baの下方に
位置し、車体3の後方へ向けて延びており、この第4排
出コンベア60Dに近接した主動力部4の一部は、第4
排出コンベア60Dとの干渉を回避するべく面取部4a
が形成されている。
【0095】ここで、自走式廃棄物選別処理機1′の構
成は、第1風力選別機30におけるケース34の形状、
排出コンベア60A〜60Dの設置態様、および主動力
部4の形状以外、先に説明した自走式廃棄物選別処理機
1と基本的に同一なので、自走式廃棄物選別処理機1と
同一の作用を成す構成要素には、図21および図22に
おいて自走式廃棄物選別処理機1と同一の符号を附すこ
とで詳細な説明は省略する。
【0096】上記構成の自走式廃棄物選別処理機1′に
よれば、先に説明した自走式廃棄物選別処理機1と同様
の作用効果と併せて、第1風力選別機30からの軽量廃
棄物(小廃棄物)と重量廃棄物(小廃棄物)、および第
2風力選別機30からの軽量廃棄物(大廃棄物)と重量
廃棄物(大廃棄物)とを、それぞれ異なる排出コンベア
60A〜60Dによって車輌の外方へ搬出することで、
各種廃棄物の仕分け性が極めて良好なものとなる。
【0097】図23および図24に示す自走式廃棄物選
別処理機100は、履帯(走行部)2により走行移動する
車体3に、廃棄物ホッパ10、篩付き振動フィーダ2
0、および風力選別機40等を搭載することにより構成
されている。
【0098】また、篩付き振動フィーダ20の下方には
排出用ホッパ29が設けられており、この排出用ホッパ
29の下部には排出口29aが形成され、後部には排気
口29oが形成されており、この排気口29oは排気ダ
クト53を介して排気用ブロワー51の吸気ダクト51
aに接続されている。
【0099】さらに、車体3には篩付き振動フィーダ2
0からの廃棄物を外部に搬送する第1排出コンベア61
と、風力選別機40からの廃棄物を外部に搬送する第2
排出コンベア62および第3排出コンベア63とが設置
されている。
【0100】すなわち、自走式廃棄物選別処理機100
は、図1〜図20に示した自走式廃棄物選別処理機1か
ら、第1風力選別機30を取り除いたと同等の構成なの
で、自走式廃棄物選別処理機1と同一の作用を成す構成
要素に、図23および図24において自走式廃棄物選別
処理機1と同一の符号を附すことで詳細な説明は省略す
る。
【0101】上記構成の自走式廃棄物選別処理機100
によれば、廃棄物ホッパ10に投入された混合廃棄物
は、篩付き震動フィーダ20において土砂等の小廃棄物
と、土砂等を除いた大廃棄物とに選別され、篩付き震動
フィーダ20において選別された小廃棄物は、排出用ホ
ッパ29を介して第1排出コンベア61に投棄される。
【0102】また、篩付き震動フィーダ20において選
別された大廃棄物は風力選別機40に投入され、該風力
選別機40において石塊等の重量廃棄物(不燃物)と、ビ
ニール片等の軽量廃棄物(可燃物)とに選別され、重量廃
棄物は重量廃棄物排出ダクト42Aを介して第2排出コ
ンベア62に投棄され、軽量廃棄物は軽量廃棄物排出ダ
クト42Bを介して第3排出コンベア63に投棄され
る。
【0103】上述した如く、上記構成の自走式廃棄物選
別処理機100によれば、篩付き振動フィーダ20と風
力選別機40との組み合わせによって、混合廃棄物を小
廃棄物と大廃棄物、さらに大廃棄物を重量廃棄物と軽量
廃棄物とに効果的に選別するることが可能である。
【0104】なお、上述した各実施例の自走式廃棄物選
別処理機(1,1′,100)においては走行部として履
帯を採用しているが、走行部として車輪を採用すること
によっても本発明に関わる自走式廃棄物選別処理機を有
効に構成し得ることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関わる自走式廃棄物選別処理機を示す
外観側面図。
【図2】本発明に関わる自走式廃棄物選別処理機を示す
外観平面図。
【図3】本発明に関わる自走式廃棄物選別処理機を示す
外観前面図。
【図4】本発明に関わる自走式廃棄物選別処理機を示す
外観背面図。
【図5】本発明に関わる自走式廃棄物選別処理機の主要
構成要素を示す外観側面図。
【図6】図5中のVI−VI線断面図。
【図7】本発明に関わる自走式廃棄物選別処理機を示す
要部断面側面図。
【図8】篩付き振動フィーダおよび第1風力選別機を示
す断面側面図。
【図9】図8中のIX−IX線断面図。
【図10】篩付き振動フィーダの篩を示す要部平面図。
【図11】(a)および(b)は篩付き振動フィーダの篩を
示す要部平面図。
【図12】(a)および(b)は第1風力選別機を示す要部
断面図。
【図13】(a)および(b)は第1風力選別機の篩を示す
要部断面平面図。
【図14】(a)および(b)はのエアー整流機を示す断面
【図15】第2風力選別機を示す断面側面図。
【図16】図15中のXVI−XVI線断面図。
【図17】(a)および(b)は第2風力選別機のエアー整
流機を示す断面図
【図18】篩付き震動フィーダおよび第1風力選別機に
おける廃棄物の選別態様を示す概念図。
【図19】第2風力選別機における廃棄物の選別態様を
示す概念図。
【図20】本発明に関わる自走式廃棄物選別処理機に集
塵機を接続した状態を示す外観側面図。
【図21】本発明に関わる自走式廃棄物選別処理機を示
す外観側面図。
【図22】本発明に関わる自走式廃棄物選別処理機を示
す要部断面側面図。
【図23】本発明に関わる自走式廃棄物選別処理機を示
す外観側面図。
【図24】本発明に関わる自走式廃棄物選別処理機を示
す要部断面側面図。
【図25】従来の廃棄物選別処理機を示す概念図。
【符号の説明】
1,1′,100…自走式廃棄物選別処理機、 2…履帯(走行部)、 3…車体、 4…主動力部、 10…廃棄物ホッパ、 20…篩付き振動フィーダ、 26…篩、 30…第1風力選別機、 31…篩、 34…ケース、 34Aa…重量廃棄物排出口、 34Ba…軽量廃棄物排出口、 35…エアーブロワー、 37B…エアー整流板、 40…第2風力選別機、 41…フィーダ、 42…ケース、 42Aa…重量廃棄物排出口、 42Ba…軽量廃棄物排出口、 45…エアーブロワー、 46B…エアー整流板、 50…集塵装置、 61…第1排出コンベア、 62…第2排出コンベア、 63…第3排出コンベア、 70…搭乗床、 71…操縦部材、 80…篩。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横山 忠明 東京都港区赤坂2−3−6 株式会社小松 製作所環境・システム事業本部環境事業部 内 (72)発明者 有本 康宏 東京都港区赤坂2−3−6 株式会社小松 製作所環境・システム事業本部環境事業部 内 (72)発明者 山本 義実 東京都港区赤坂2−3−6 株式会社小松 製作所環境・システム事業本部環境事業部 内 Fターム(参考) 4D021 AB01 AB02 AB04 AC01 CB09 CB14 DA03 FA09 FA30 GA02 GA08 GA17 GA18 GA23 GA29 GA30 GB01 GB03 HA10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 混合廃棄物の投入される廃棄物ホッパ
    (10)と、 上記廃棄物ホッパ(10)からの混合廃棄物を、小廃棄物と
    大廃棄物とに分離する篩付き振動フィーダ(20)と、 上記篩付き振動フィーダ(20)からの小廃棄物を、軽量廃
    棄物と重量廃棄物とに選別する第1風力選別機(30)と、 上記篩付き振動フィーダ(20)からの大廃棄物を、軽量廃
    棄物と重量廃棄物とに選別する第2風力選別機(40)と、 上記廃棄物ホッパ(10)、上記篩付き振動フィーダ(20)、
    上記第1風力選別機(30)、および上記第2風力選別機(4
    0)を搭載し、かつ主動力部(4)を搭載するとともに走行
    部(2)によって走行移動する車体(3)と、 を具備して成ることを特徴とする自走式廃棄物選別処理
    機(1)。
  2. 【請求項2】 上記第1風力選別機(30)は、小廃棄物
    における重量廃棄物のみを通過させて分離する篩(31)
    と、小廃棄物から軽量廃棄物を浮遊させて分離するエア
    ブロワー(35)と、重量廃棄物排出口(34Aa)および軽量廃
    棄物排出口(34Ba)を有するケース(34)とを具備して成る
    とともに、 上記第2風力選別機(40)は、大廃棄物における軽量廃棄
    物を浮遊させて重量廃棄物と軽量廃棄物とを分離するエ
    アブロワー(45)と、重量廃棄物排出口(42Aa)および軽量
    廃棄物排出口(42Ba)を有するケース(42)とを具備して成
    ることを特徴とする請求項1記載の自走式廃棄物選別処
    理機(1)。
  3. 【請求項3】 上記第1風力選別機(30)は、エアブロ
    ワー(35)からのエアーを所定箇所へ案内するエアー整流
    板(37B)を具備して成るとともに、 上記第2風力選別機(40)は、エアブロワー(45)からのエ
    アーを所定箇所へ案内するエアー整流板(46B)を具備し
    て成ることを特徴とする請求項2記載の自走式廃棄物選
    別処理機(1)。
  4. 【請求項4】 端部に主動力部(4)を搭載するととも
    に走行部(2)によって走行移動する車体(3)と、 上記車体(3)における主動力部(4)の設けられた端部と
    反対側に設けられ、かつ混合廃棄物の投入される廃棄物
    ホッパ(10)と、 上記廃棄物ホッパ(10)からの混合廃棄物を、小廃棄物と
    大廃棄物とに分離する篩付き振動フィーダ(20)と、 上記篩付き振動フィーダ(20)からの大廃棄物を、軽量廃
    棄物と重量廃棄物とに選別する風力選別機(40)と、 を具備して成ることを特徴とする自走式廃棄物選別処理
    機(100)。
  5. 【請求項5】 上記廃棄物ホッパ(10)の投入口に篩(8
    0)を設けて成ることを特徴とする請求項4記載の自走式
    廃棄物選別処理機(100)。
  6. 【請求項6】 上記車体(3)に操縦部材(71)を備えた
    搭乗床(70)を設けて成ることを特徴とする請求項4記載
    の自走式廃棄物選別処理機(100)。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002293658A (ja) * 2001-03-29 2002-10-09 Ig Tech Res Inc アスベスト含有建材廃棄物と下水汚泥焼却灰とを用いた多孔質セラミックの製造方法
KR101053468B1 (ko) * 2009-12-22 2011-08-03 서흥인테크(주) 풍력을 이용한 재활용 플라스틱류 선별장치
CN105562345A (zh) * 2016-03-21 2016-05-11 江苏大学 一种等直径滚筒式茶鲜叶分级装置及方法

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