JP3477101B2 - 廃棄物選別装置 - Google Patents

廃棄物選別装置

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JP3477101B2
JP3477101B2 JP02203799A JP2203799A JP3477101B2 JP 3477101 B2 JP3477101 B2 JP 3477101B2 JP 02203799 A JP02203799 A JP 02203799A JP 2203799 A JP2203799 A JP 2203799A JP 3477101 B2 JP3477101 B2 JP 3477101B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、一般系廃棄物お
よび建設廃棄物処理施設などに使用する廃棄物選別装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この選別装置として、例えば特開
平5−57249号公報を挙げることができる。これ
は、密閉性のケーシング内に所定の網目大を有するスク
リーンを張架させ該スクリーンの下方より上方へ空気を
噴出させながら、前記ケーシングを振動させて、前記ス
クリーン上のごみを流動状態にし搬送しながら、ふるい
下とふるい上とに分離する振動ふるい装置であり、前記
スクリーンの下方に該スクリーンより圧損の大きい空気
透過板材を設け、該空気透過材の下方空間に前記空気を
噴出させるようにしたものである。上記の構成におい
て、建築廃材を不燃物と可燃物とに分離するに当り、前
記下方空間に空気が噴出導入される。この噴出空気は、
この下方空間において上方のスクリーンに対し一様に上
方速度としてスクリーンの下方のふるい下空間に導かれ
る。これは空気透過板材の圧損がスクリーンより大きい
ために一様化されるのであるが、これによりスクリーン
の全領域に亘って上方に吹き抜ける空気の速度が均一化
される。これにより振動によりスクリーン上を流動化さ
れながら移送されるふるい分け材料は全域に亘って、均
一に流動化され、かつ比重の小さい材料は確実にスクリ
ーンから上方に大きく離れて流動化され、ふるい上とし
て下流側に移送され、比重が比較的大きく、スクリーン
に近接し、この網目より小さいふるい下を、この下方の
ふるい下空間に落下させる。また、この作用はスクリー
ンの全域に亘って均一に受けるので、ふるい下とふるい
上を所望のふるい下とふるい上に分離することができ、
例えば建設廃材であるならば不燃物と可燃物とに精選度
よく分離することができる利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記装
置はスクリーンを通過したふるい下のものは空気透過板
材上に落下し、振動作用によりその上を移動しながら排
出口側に移動するようになっているため、ふるい下物の
付着、堆積による吹き抜ける空気の速度が均一化が損な
われるとともに付着、堆積物の除去に時間を要するとい
う問題がある。
【0004】この発明は、前記問題を解決するためにな
したものであり、長期にわたり選別精度を維持すると共
に、付着、堆積物の取り除き作業が不要となる廃棄物選
別装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明の廃棄物選別装置は、一端側に供給口と他
端側に排出口を有する横長な箱形本体を振動機構により
振動可能に支持し、前記箱形本体内に高さ方向中間位置
に前記供給口からの廃棄物を排出口側へ搬送する多孔板
をほぼ水平に設けて上部室と下部室とに分け、前記多孔
板を無孔部と篩孔の組合わせにより形成し、前記下部室
を前記無孔部と前記篩孔の境界に設けた整流板により空
気室と篩下室とに区画し、かつ前記空気室に空気供給口
を設け、前記篩下室に篩下物排出口を設け、前記箱形本
体の上部室の上部に排気口を有する吸引フードを設けた
ことである。これにより、多孔板の振動と篩孔から流入
する空気流との相乗作用によって、破砕不燃物を砂状物
や小石状物の不燃物と、可燃物や非金属有価物とに確実
に篩分けることができ、このため、砂状物や小石状物の
不燃物は、可燃物や非金属有価物をほとんど含まない極
めて純度の高いものとなる。また、空気室に供給された
空気を整流板で予め整流するようにしたので、各篩孔か
ら流出する空気は部分的な吹き抜けを起こすことなく、
多孔板の全面から均等に流出し、したがって破砕不燃物
の選別精度に大幅に向上することができる。
【0006】また、一端側に供給口と他端側に排出口を
有する横長な箱形本体を振動機構により振動可能に支持
し、前記箱形本体内に高さ方向中間位置に前記供給口か
らの廃棄物を排出口側へ搬送する多孔板をほぼ水平に設
けて上部室と下部室とに分け、前記多孔板は廃棄物の搬
送方向に連続する無孔部と篩孔の組合わせを少なくとも
2組以上形成し、前記下部室を前記各組の境界に設けた
仕切壁によって2室以上の篩室に区画し、該篩室をそれ
ぞれ前記無孔部と前記篩孔の境界に設けた整流板により
空気室と篩下室とに区画し、前記各篩下室の篩下物を排
出する篩下物排出口を設けるとともに、前記各空気室に
空気供給口を設け、前記箱形本体の上部室の上部に排気
口を有する吸引フードを設けたことである。これによ
り、さらに篩分け、選別効率を高めることができる。
【0007】また、一端側に供給口と他端側に排出口を
有する横長な箱形本体を振動機構により振動可能に支持
し、この箱形本体内に高さ方向中間位置に前記供給口か
らの廃棄物を排出口側へ搬送する多孔板をほぼ水平に設
けて上部室と下部室とに分け、多孔板は無孔部と篩孔の
組合わせからなり、さらに該多孔板の排出口側に無孔部
を形成し、前記排出口側の無孔部の下部に吹出用空気室
を設けたことである。これにより、不燃物と、可燃物
と、非金属有価物との3種選別が可能となると共に選別
精度も高めることができる。さらに、箱形本体の排出口
側の端部を囲んで、上部に吸引フードを設け下部に少な
くとも2個の出口を有する排出シュートを配設したこと
である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態を
図面を参照して説明する。図1において、1は風力併用
形の振動篩で、この振動篩は一端上部に供給口3aを他
端下部に排出口3bを有するほぼ水平で横長な箱形本体
2と、この箱形本体2を上部室5と下部室6とに2分す
るように設けたほぼ水平の多孔板(搬送板)4と、箱形
本体2を図の矢印方向に斜めに振動させる公知の振動機
構とからなっている。箱形本体2の上部の開口3cにダ
ストの排気口8aを有する吸引フード8が伸縮継手7を
介して接続される。箱形本体2は振動機構、すなわちベ
ース9上にばね10を介して載置した機台11a、11
b上に、機台11aから立設したブラケット12に支持
されて前記両間に斜めに設けた揺動レバー13と、揺動
レバー13と直角方向に設けたスプリング14とにより
支持され、機台11aに設けたモータ16とベルト16
aおよび振動手段15により駆動される。振動手段15
は機台11aに設けた偏心機構の一端を箱形本体2に連
結したものであり、モータ16の回転運動をベルト16
aを介して偏心機構に伝達し、偏心機構により直線運動
に変え、箱形本体2を斜め方向(図の矢印方向)に振動
させるようになっている。この振動機構はあくまでも一
例であって他の同様な機構に置き換えてもよいことは言
うまでもない。
【0009】多孔板4は、供給口3a側から排出口3b
側に向って順次供給口3a直下の傾斜した無孔部4a、
無孔部4b、篩孔4c、無孔部4d、篩孔4eおよび無
孔部4fとからなっている。なお、多孔板4に無孔部4
b、篩孔4c、無孔部4d、篩孔4eの順に形成した
が、篩孔を先にし無孔部を後に形成したもよい。17,
18,19は下部室6のそれぞれ無孔部4aと無孔部4
bの境界に設けた仕切壁、篩孔4cと無孔部4dの境界
に設けた仕切壁および篩孔4eと無孔部4fの境界に設
けた仕切壁である。仕切壁17,19とその中間に設け
た仕切壁18により前部篩室20と後部篩室21とに区
画する。なお、仕切壁18の下端と箱形本体2の底壁と
の間に隙間18aを形成する。前部篩室20は多孔板4
の無孔部4bと篩孔4cの境界に設けた多孔の整流板2
2により空気室23と篩下室24とに区画する。同様に
後部篩室21も多孔板4の無孔部4dと篩孔4eの境界
に設けた多孔の整流板25により空気室27と篩下室2
8とに区画する。整流板22,25は図示の様にほぼ垂
直に配置することで、この整流板に篩下物が付着、堆積
することによる空気の整流作用が低下することがない。
空気室27は仕切壁18と仕切壁18の下端から水平に
延びる中間底壁26と整流板25により形成され、篩下
室24と篩下室28とは隙間18aを介して連通するよ
うになっている。29は篩下物排出口である。
【0010】30は多孔板4の無孔部4fの下部に形成
した吹出用空気室で、中間に設けた垂直壁31とこれに
続く傾斜壁32と空気供給室33と誘導通路34と整流
室35とからなる。36は整流室35の端部の上方に設
けた空気吹出口、37は多孔の整流板である。前部、後
部空気室および空気室23,27,33にはそれぞれ空
気供給口40,41,42が設けられ、空気供給口4
0,41,42には送風機43が配管44,46,48
を介して接続され、送風機43からの空気を調節用バル
ブ45,47,49を経て各空気室に供給できるように
なっている。そして、前部、後部空気室23,27内の
空気は整流板22,25で整流されて篩下室24,28
に入り、篩孔4c,4eから上方に流出するようになっ
ている。また空気室33内の空気は誘導通路34を通り
整流板37により整流されて整流室35に入り、空気吹
出口36から全幅にわたり均等に吹出すようになってい
る。
【0011】50は箱形中空本体2の排出口3b側端部
を囲み、可撓手段55を介して配設した排出シュート
で、下端は出口51と出口52の二股となっており、前
記二股の境界部には下端を支点として傾き自在に可変仕
切53が設けられ、上部はダストの排気口54aを有す
る吸引フード54が設けられる。ダストの排気口8aお
よび54aには図示省略したが、導管が接続され該導管
を介してサイクロンなどの捕集機および排風機を接続さ
れ、箱形本体2内や排出シュート50から発生するダス
トが捕集される。
【0012】なお、篩孔4cおよび篩孔4eは、その孔
径を約10〜40m/mに設定し、この孔径の範囲内で
篩孔4cを小径とし、篩孔4eを大径にすることもでき
る。また、篩孔4cおよび篩孔4eの開口率は10〜3
0%にし、空気の吹き上げ速度は5〜15m/sに設定
する。なお、篩孔は金網に代替することもできる。ま
た、多孔板4は前部篩室20と後部篩室21との間に段
差を設けたが段差のないものとすることもできる。ま
た、前記実施の形態では、篩室を前部篩室と後部篩室の
2室にしたが1室でもよく、さらに3室以上とすること
もでき、篩下物排出口29を篩下室24と篩下室28を
隙間18aを設けて連通して1個としたが、隙間18a
をなくし篩下室24にも篩下物排出口を設けてそれぞれ
の篩下室24,28から排出するようにしてもよい。整
流板22,25は所定の圧損を発生させるものであれ
ば、板に丸孔を多数あけた構造のものに限定されるもの
ではなく、また図1の上下方向の下半部の位置のみに整
流孔を設けて空気室23,27の上部側の空気が整流板
22,25を経て篩孔4cおよび篩孔4eにショートパ
スしないようにすることもできる。整流板37も前記と
同様である。
【0013】次に発明の実施の形態の作用を説明する。
一般廃棄物又は建設廃棄物を図示省略した破砕機によっ
て破砕し、場合によっては可燃物を粗除去した後、磁選
機によって金属類を除去することによって主として土砂
や小石など破砕不燃物が得られる。しかし、前記破砕不
燃物には樹脂、木片などの可燃物やステンレスのフォー
クやナイフなどの非金属有価物が含まれ、このままでは
再生利用できず、埋立処分をせざるを得ない。そこで、
この破砕不燃物を振動篩1の供給口3aから投入する。
投入された破砕不燃物は多孔板4の無孔部4aに載り、
振動機構すなわちモータ16の起動による振動手段15
の発振により、振動しながらの振動作用によって篩幅方
向に広がり層を均一にして、順次無孔部4b、篩孔4
c、無孔部4d、篩孔4eおよび無孔部4fを経て排出
口側3bへ移動する。一方、送風機43からの空気を配
管44,46を経て空気供給口40,41から空気室2
3,27内に供給する。空気室23,27内の空気は整
流板22,25を通過する際に整流されて篩下室24,
28に入り、整流された空気は多孔板4の篩孔4c,4
eの全面から均等に上方へ流出する。また、送風機43
からの空気を配管48を経て空気供給口42から空気室
33内に供給する。空気室33内の空気は誘導通路34
を通過する時および整流板37を通過する際に整流され
て整流室35に入り、整流された空気は空気吹出口36
の全幅から均一に斜め上方に吹出す。
【0014】上記の状態で、まず破砕不燃物のうち比較
的重い砂や小石などの不燃物は前部篩室20の篩孔4c
を通過して篩下室24に落下する。次いで、篩孔4cを
通過しなかった篩上物は後部篩室21へ移動し、ここで
再び比較的重い小石などの不燃物は篩孔4eを通過して
篩下室28に落下する。篩下室20,21の不燃物は篩
下物排出口29から回収される。上記のように風力を併
用した篩分けの過程で空気は、空気室23,27、整流
板22,25、篩下室24,28を経て整流されて多孔
板4の篩孔4c,4eを通って上方に流出するので、該
空気は部分的に吹き抜けを起こすことなく多孔板4の篩
孔4c,4eの全面から均一に流出し、これによって多
孔板4上の破砕不燃物は多孔板4の全面から均等な吹き
上げ力を受け、この中で粉塵および可燃物のみ浮上し、
効果的に篩分けられる。しかも、整流壁は22,25は
ほぼ垂直であるから、篩下物の付着、堆積に伴う空気の
整流作用の低下もない。
【0015】一方、破砕不燃物中に混在する木片やビニ
ール、紙類などのシート状物の比較的軽い可燃物は各篩
孔4c,4eから上方に流出する空気流により分離浮上
しながら排出口3bへ移動し、また非金属有価物も振動
により移動する。前記の様に篩孔4c,4eに空気を通
過させることで、ビニール、紙類などのシート状物が篩
孔4c,4eに引掛かって目詰りを起こすことが無く、
このため篩分けを円滑に継続することができる。篩孔4
c,4eを通過しなかった大きな石、可燃物および非金
属有価物は排出口3bから落下するが、この過程で空気
吹出し口36から斜め上向きに吹出す空気により、軽い
可燃物は遠方に飛ばされ排出シュート50の出口52か
ら回収され、大きい石や非金属有価物は空気の影響をほ
とんど受けること無く落下し、出口51から回収され
る。この場合も空気は空気吹出口36の全幅から均一に
吹出すので、篩下の不燃物と、可燃物および非金属有価
物との選別が確実に行われる。なお、吸引フード8の排
気口8aから吸引排出される。また、箱形本体2内や排
出シュート50内で発生するダストは、吸引フード8の
排気口8aおよび吸引フード54の排気口54aから吸
引排出される。
【0016】なお、前部篩室20の篩孔4cの径と後部
篩室21を篩孔4eの径を変える場合は、隙間18aを
設けないで仕切壁18によって連通不可にすることが望
ましい。これにより前記両室における供給空気の圧力バ
ランスが崩れることがないので、流出速度が変化すると
いうこともなく、均一な流出効果を常に維持することが
できる。
【0017】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成したか
ら、次に述べるような効果を奏する。一端側に供給口と
他端側に排出口を有する横長な箱形本体を振動機構によ
り振動可能に支持し、前記箱形本体内に前記供給口から
の廃棄物を排出口側へ搬送する多孔板をほぼ水平に設け
て上部室と下部室とに分け、前記多孔板を無孔部と篩孔
の組合わせにより形成し、前記下部室を前記無孔部と前
記篩孔の境界に設けた整流板により空気室と篩下室とに
区画し、かつ前記空気室に空気供給口を設け、前記篩下
室に篩下物排出口を設け、前記箱形本体の上部室の上部
に排気口を有する吸引フードを設けたので、多孔板の振
動と篩孔から流入する空気流との相乗作用によって、破
砕不燃物を砂状物や小石状物の不燃物と、可燃物や非金
属有価物とに確実に篩分けることができ、このため砂状
物や小石状物の不燃物は、可燃物や非金属有価物をほと
んど含まない極めて純度の高いものとなり、従来の様な
管理型処分から安定型埋立処分ができ、処分場の延命が
計られるとともに、処理コストも低下する。なお、砂状
物や小石状物は路床材や土地造成材などの埋め戻し用と
して有効利用することができる。
【0018】また、前部及び後部篩室を整流板により空
気室と篩下室とに分け、空気室に供給された空気を整流
板で予め整流するようにしたので、各篩孔から流出する
空気は部分的な吹き抜けを起こすことなく、多孔板の全
面から均等に流出し、したがって破砕不燃物の選別精度
に大幅に向上することができる。しかも、整流板に篩下
物の付着、堆積することがないので、空気の整流作用の
低下もなく、付着、堆積物の取り除き作業が不要とな
る。
【0019】また、多孔板は無孔部と篩孔の組合わせを
少なくとも2組以上形成し、前記下部室を仕切壁によっ
て前後部篩室の2室以上とし、該前後部篩室をそれぞれ
前記無孔部と前記篩孔の境界に設けた整流板により空気
室と篩下室とに区画し、かつ前記各篩下室が連通可能ま
たは連通不可となるようにし、前記各空気室に空気供給
口を設け、前記篩下室に篩下物排出口を設けたので、さ
らに篩分け選別効率を高めることができる。
【0020】また、多孔板は無孔部と篩孔の組合わせか
らなり、さらに該多孔板の排出口側に無孔部を形成し、
前記排出口側の無孔部の下部に吹出用空気室を設けたの
で、不燃物と、可燃物と、非金属有価物との3種選別が
可能となると共に選別精度も大幅向上する。また、箱形
本体の排出口側の端部を囲んで、上部に吸引フードを設
け下部に少なくとも2個の出口を有する排出シュートを
配設したので、該排出シュート内で発生するダストを回
収することで環境汚染を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る廃棄物選別装置を
示す縦断面図。
【符号の説明】
1 風力併用形の振動篩 2 箱形本体 3a 供給口 3b 排出口 4 多孔板 4a,4d,4f 無孔部 4c,4e 篩孔 5 上部室 6 下部室 8 吸引フード 19 仕切壁 20 前部篩室 21 後部篩室 22 整流板 23 空気室 24 篩下室 25 整流板 27 空気室 28 篩下室 29 篩下物排出口 30 吹出用空気室 33 空気供給室 34 誘導通路 35 整流室 36 空気吹出口 37 整流板 40,41,42 空気供給口 50 排出シュート 51,52 排出口 53 可変仕切 54 吸引フード

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端側に供給口と他端側に排出口を有す
    る横長な箱形本体を振動機構により振動可能に支持し、
    前記箱形本体内に前記供給口からの廃棄物を排出口側へ
    搬送する多孔板をほぼ水平に設けて上部室と下部室とに
    分け、前記多孔板を無孔部と篩孔の組合わせにより形成
    し、前記下部室を前記無孔部と前記篩孔の境界に設けた
    整流板により空気室と篩下室とに区画し、かつ前記空気
    室に空気供給口を設け、前記篩下室に篩下物排出口を設
    け、前記箱形本体の上部室の上部に排気口を有する吸引
    フードを設けたことを特徴とする廃棄物選別装置。
  2. 【請求項2】 一端側に供給口と他端側に排出口を有す
    る横長な箱形本体を振動機構により振動可能に支持し、
    前記箱形本体内に高さ方向中間位置に前記供給口からの
    廃棄物を排出口側へ搬送する多孔板をほぼ水平に設けて
    上部室と下部室とに分け、前記多孔板は廃棄物の搬送方
    向に連続する無孔部と篩孔の組合わせを少なくとも2組
    以上形成し、前記下部室を前記各組の境界に設けた仕切
    壁によって2室以上の篩室に区画し、該篩室をそれぞれ
    前記無孔部と前記篩孔の境界に設けた整流板により空気
    室と篩下室とに区画し、前記各篩下室の篩下物を排出す
    る篩下物排出口を設けるとともに、前記各空気室に空気
    供給口を設け、前記箱形本体の上部室の上部に排気口を
    有する吸引フードを設けたことを特徴とする廃棄物選別
    装置。
  3. 【請求項3】 一端側に供給口と他端側に排出口を有す
    る横長な箱形本体を振動機構により振動可能に支持し、
    この箱形本体内に高さ方向中間位置に前記供給口からの
    廃棄物を排出口側へ搬送する多孔板をほぼ水平に設けて
    上部室と下部室とに分け、前記多孔板は無孔部と篩孔の
    組合わせからなり、さらに該多孔板の排出口側に無孔部
    を形成し、前記排出口側の無孔部の下部に吹出用空気室
    を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の廃
    棄物選別装置。
  4. 【請求項4】 箱形本体の排出口側の端部を囲んで、上
    部に吸引フードを設け下部に少なくとも2個の出口を有
    する排出シュートを配設したことを特徴とする請求項1
    ないし3のいずれかに記載の廃棄物選別装置。
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