JPH0596243A - ごみ分離装置 - Google Patents

ごみ分離装置

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JPH0596243A
JPH0596243A JP3286983A JP28698391A JPH0596243A JP H0596243 A JPH0596243 A JP H0596243A JP 3286983 A JP3286983 A JP 3286983A JP 28698391 A JP28698391 A JP 28698391A JP H0596243 A JPH0596243 A JP H0596243A
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waste
dust
sieve
air
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Takeyoshi Nonaka
丈義 野中
Masao Fujiwara
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 建築廃材のようなごみを精選度よく、不燃物
ごみと可燃物ごみとに分離し得るごみ分離装置を提供す
ること。 [構成] 密閉性のケーシングK内にスクリーン83を
張架させ、この上流側スクリーン部83aの網目が、比
較的小なるようにし、かつ、この下流側スクリーン部8
3bの網目を比較的大なるようにし、スクリーン83の
下方空間102においてスクリーン部83aの下方領域
には比較的圧縮力の低い空気を導入し、又下流側スクリ
ーン部83bの下方空間102には比較的圧縮力の高い
空気を導入する。スクリーン83のふるい上を風選機2
02に供給する。ここで比較的比重の小さいごみと、大
きいごみとに分離する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はごみ分離装置に関し、特
に建築廃材を不燃物と可燃物とに分離するための装置に
関する。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】昨今、都市ごみの処理は
大きな社会問題となっているが、この中で建築廃材をク
ラッシュした後に不燃物と可燃物とに分ける処理につい
ても種々の問題を提起している。
【0003】図7及び図8は特公平3−37992号公
報に開示されている「建築廃材の分離処理設備」を示す
ものであるが、図7はその全体を示すフローチャートで
あり、1次選別スクリーン12を備えた建築廃材投入ホ
ッパ11内に矢印で示すように建築廃材が投入され、こ
こで一次選別スクリーン12のふるい上は矢印で示すよ
うに、大塊のごみaとして集積され、またふるい下はホ
ッパ11から振動フィーダ13により第1ベルトコンベ
ヤユニット(1) に切り出され、ここを移送される途中に
おいて、一対のローラ56に巻装されるベルト57及び
この下方走行部に接近して配設された電磁石58でなる
磁性物分離装置がこの第1ベルトコンベヤユニット(1)
に近接して設けられており、この下を通るときに鉄筋や
継手金具等の磁性物のみが吸着されて、矢印で示すよう
に磁性物eとして回収される。その他の廃材は矢印で示
すように二次選別スクリーン21を設けた振動ふるい1
9に供給され、ここでふるい上は矢印で示すようにシュ
ート27を通り沈降水槽28に供給される。この沈降水
槽28は図8に明示されるが、二次選別スクリーン21
のふるい下は第2ベルトコンベヤユニット(2) により矢
印で示すように排出され小塊廃材bとして集積される。
【0004】図8において沈降水槽28は断面がほぼ三
角形状を呈しているがこれには水が収容されており、ベ
ルトコンベヤ30がその低域側で斜めに配設されてい
る。シュート27を通って二次選別スクリーン21のふ
るい上がこの沈降水槽28の水槽内に投入されるのであ
るがこのうち重いごみdはベルトコンベヤ30上方走行
部上に沈降してこれにより上方へと移送され、第5ベル
トコンベヤユニット(5)により図7において矢印で示す
ように、重量物dとして集積される。他方、水の上に浮
かんでいる軽量物廃材cは、噴射ノズル32、33の作
用により矢印で示すように水切り用振動ふるい38に供
給され、ここでふるい上となり、第4ベルトコンベヤユ
ニット(4) により矢印で示すように軽量物廃材cとして
集積される。他方、水受ホッパ40内の水は帰水管路3
7を通り補給水槽35に供給され、ここで循環ポンプ3
4に駆動されて送水管路36を通り再び沈降水槽28内
に戻されるようになっている。そしてこの公報では、中
塊の軽量物cは燃料として再利用でき、同じく重量物d
は埋め立て用として利用できるとしているのであるが沈
降水槽28を用いているためにいわば湿式のごみ処理で
あり、またこのためにこの沈降水槽28での水切りを行
なうために送水管路36、帰水管路37、水切り用振動
ふるい38、循環ポンプ34等を必要とし、装置全体が
大がかりになる。また更には、それのみならず可燃物と
しての建築廃材cは水で濡れているので、これを燃焼さ
せるために、前処理としてこれを乾燥させなければなら
ない。
【0005】従来、この建築廃材を不燃物と可燃物とに
分離する乾式の装置としては振動スクリーンが用いられ
ており、これはそのケーシングのなかに所定大の網目を
有するスクリーンを張架させており、このケーシングを
例えば一対の振動電動機により振動させることにより上
記スクリーン上を搬送させながら、この途上でふるい下
とふるい上とに分離し、このふるい下として不燃物、例
えば金属屑や瓦礫、小石等を分離して回収し、ふるい上
は例えば紙、プラスチックシート、木屑等は可燃物とし
て回収するようにしている。すなわち、不燃物としての
金属屑や瓦礫、小石等は一般に粒径が小さく、木屑、
紙、プラスチックシート等は比較的かさばり、その粒径
が大きいのでふるい上として分離されている。然るに可
燃物の中にもふるい下となるほど粒径の小さいものがあ
り、例えば上記スクリーンの網目より小さい木屑や紙屑
等は不燃物の方に分離して収容されることが多かった。
【0006】
【発明が解決しようとする問題点】本発明は上述の問題
に鑑みてなされ、特公平3−37992号公報に記載さ
れているような建築廃材のごみ処理装置とは異なり、乾
式であり、例えば建築廃材を可燃物と不燃物とに高い精
選度で分離することのできるごみ分離装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【問題点を解決するための手段】以上の目的は、上流側
に第1の所定の比較的小なる網目大を有する第1スクリ
ーン部と、該第1スクリーン部に連接し、下流側に第2
の所定の比較的大なる網目大を有する第2スクリーン部
とから成るスクリーンを密閉性のケーシング内に張架さ
せ、該ケーシングを振動させ、前記第1スクリーン部の
下方から上方へは比較的流量の小なる空気を噴出させ、
前記第2スクリーン部の下方から上方へは比較的流量の
大なる空気を噴出させるようにしたごみ分離振動コンベ
ヤと風選機とからなり前記ごみ分離振動コンベヤのふる
い下としてのごみを不燃物として回収し、ふるい上とし
てのごみを前記風選機に供給し、該風選機により前記ふ
るい上を比較的比重の小なるごみと大なるごみとに分離
し、前記比較的比重の小なるごみは可燃物として回収
し、前記比較的比重の大なるごみは不燃物として回収す
るようにしたことを特徴とするごみ分離装置、によって
達成される。
【0008】
【作用】今、ごみが建築廃材であるとすると、これは公
知のようにクラッシャ(破砕機)にかけられており、種
々の紙屑や木屑やプラスチック屑、石、瓦礫等のごみが
あるが、これらが密閉性のケーシング内に供給され、こ
のケーシングの振動によりスクリーン上を移送されるの
であるが、この移送途上、第1スクリーン部の下方から
空気が噴出されるので流動状態におかれ、比較的比重の
大きいものは第1スクリーン部に近接して移送され、比
較的、比重の小さいごみはごみ層の上層部を占めながら
移送される。以上によりこの第1スクリーン部の網目大
より小さい不燃物、例えば瓦礫、石等は、このふるい下
として第1スクリーン部の下方に落下し、またこの第1
スクリーン部の網目大より大きいごみの大部分は木屑、
紙、プラスチックシート等からなり、これらはふるい上
として、この振動する第1スクリーン部から連接する第
2のスクリーン部へと搬送される。比較的比重の小さい
ごみで、第1スクリーン部の網目よりも小さい可燃物の
ごみであっても、これらはスクリーンの下方から噴出す
る空気により、いわば舞い上がった状態となり、第1ス
クリーン部より上方に遠く離れた状態を保持しながら搬
送されるので、ふるい下とならず、ふるい上となって第
2スクリーン部に供給される。また、第1スクリーン部
の網目よりも大きい不燃物、例えば石、瓦礫等はふるい
上として第2スクリーン部に供給される。
【0009】第2スクリーン部は、上流側の第1スクリ
ーン部より比較的大きな網目を有するのであるが、この
上に供給された第1スクリーン部上のふるい上のごみは
第1スクリーン部を張架させているケーシングと同じケ
ーシングに張架されており、従って同一の振動を受け
て、この上を搬送されるのであるが、この第2スクリー
ン部では第1スクリーン部より比較的大きな網目を有
し、またこの下方から第1スクリーン部より高い圧縮力
の空気を下方から上方へと噴出させることにより、この
第2スクリーン部上のごみは第1スクリーン部より大き
な流動化作用を受ける。従って比較的比重の小なるごみ
は第2スクリーン部上で流動化しているごみ中で確実に
上方部を占め、比較的比重の大きいごみである、石、瓦
礫(不燃物)等は第2スクリーン部上の流動化状態にあ
るごみ中で下方部を占め、すなわち第2スクリーン部に
近接して搬送される。従って、この搬送中において、ふ
るい下として下方に落下する。なお不燃物としての石、
瓦礫等は通常はクラッシャにかけられているので、この
第2スクリーン部の網目よりは小さい。従って、ここで
ほぼ完全に不燃物はふるい下としてふるい分けられ、こ
の第2スクリーン部のふるい上は比較的比重の小さいご
みで、この第2スクリーン部の比較的大きな網目より小
さいごみも、大きいごみもすべてこの上で流動化状態に
あるごみ中の上方部分を占めて振動により、この上を搬
送される。流動化するごみの下方部を占めており、比較
的大きな網目大より大きい不燃物である石等は僅かであ
るが、このふるい上としてなお下流側へと移送される。
よって、この振動スクリーンからふるい上として排出さ
れるものは、大部分は可燃物のごみであり、またふるい
下として排出されるものは殆ど不燃物のごみである。な
お第1スクリーン部では比較的小さい網目で、また比較
的低い圧縮力の空気を下方から上方へ噴出してあらかじ
め不燃物と可燃物を分離したが、これにより第2スクリ
ーン部には負荷の小さい状態でごみが供給され従って上
述の作用を確実に行なう。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例による建築廃材の処理
装置に関して図1乃至図6を参照して説明する。
【0011】図1は本発明の実施例による建築廃材の分
離装置の全体を示すものであるが、図において建築廃材
ピット60にはダンプカー61より建築現場から運んで
きた建築廃材が投入され、このピット60の底部に設け
られた第1の上昇ベルトコンベヤ62の下端部に供給さ
れる。これには駆動ローラ63、従動ローラ64及び図
示しない各ガイド部材により図示するように斜め上方に
建築廃材を搬送するようにベルトが巻装されており、こ
の上端部から建築廃材が破砕機65に供給される。破砕
機65内には一対の破砕ローラ66a、66bが設けら
れており、これにより建築廃材が細かく破砕されて、ホ
ッパ67に供給される。このホッパ67の排出開口には
第2の上昇ベルトコンベヤ68の下端部が臨んでおり、
これも第1のベルトコンベヤ62と同様に駆動ローラ6
9及び従動ローラ70とからなっており、これらにベル
トが巻装されているのであるが、従動ローラ70と同軸
に回転磁石71が設けられており、これにより廃材中の
磁性物、例えば鉄屑等はベルト上に吸引されながら矢印
xで示すように磁性物回収装置へと分離排出される。ま
たその他のごみはホッパ72内に供給される。この排出
開口直下には公知の非磁性金属分離装置73が設けられ
ている。これも駆動ローラ及び従動ローラからなり、こ
れにベルトが巻装されているのであるが、この排出端側
のローラ内にも回転磁石が設けられており、これはこの
従動ローラとは同軸であるが、回転軸は独立しており、
より高速で回転する。これによりこの排出端のベルト上
にきた非磁性金属、例えばアルミニウムや銅等には回転
磁石体にN極、S極、N極、S極・・・と交互に磁性を
変えて永久磁石が取り付けられているので、これからの
磁束の方向変換により、渦電流が生じ、これとの相互作
用により矢印yで示すように大きく跳躍し、非磁性金属
回収位置へと排出される。その他のごみは矢印zで示す
ようにホッパ80に適宜ベルトコンベヤ等を介して供給
されるものとする。
【0012】このホッパ80からは電磁振動フィーダ8
1により図2にその詳細が説明される振動ごみ分離コン
ベヤ82に供給され、ここでふるい下は不燃物として回
収され、またふるい上は図3にその詳細が示される風選
機83に供給され、ここで比較的比重の小さいごみがけ
軽量可燃物として回収され、また比較的比重の大きいご
みは例えば石状のごみであるが、これは不燃物として回
収されることになる。
【0013】次に図2を参照して振動ごみ分離コンベヤ
82の詳細について説明する。
【0014】図2において、ほぼ直方形状の密閉ケーシ
ングKにはパンチメタルでなるスクリーン83が張架さ
れている。本実施例によれば、このスクリーン83の上
流側の第1スクリーン部83aでは網目、すなわち開口
aの径は比較的小さく、また下流側の第2スクリーン部
83bでは、その網目大すなわち開口bの径は比較的大
きいものとされている。また密閉ケーシングKの上壁部
には、それぞれ弱風排出用のダクト84a及び強風排出
用のダクト84bが設けられている。また密閉ケーシン
グKの右端部にはふるい上を排出するための排出口部8
5、ふるい下を排出するための排出口部86が一体的に
形成されている。密閉ケーシングKの左端部近傍には供
給口87が形成されてこの上に振動フィーダ81が配設
されており、これには多量の本ごみ分離振動コンベヤ8
2により分離されるべき建築廃材用ごみが供給される。
なおホッパ80は実際には更に大きな寸法を有するが、
図をわかり易くするために縮小して示しており、図示し
ない架台に設置されている。
【0015】密閉ケーシングKの下方にはカウンター・
ウエイト88が防振ばね92に支持されて配設されてお
り、これは上方の密閉ケーシングKとレンカー90及び
コイルばね89により結合されている。また、レンカー
90の上端部及び下端部はそれぞれゴムブッシュにより
密閉ケーシングK及びカウンター・ウエイト88に枢着
されており、またレンカー90の中央部はカウンター・
ウエイト88に固定された支柱91に、やはりゴムブッ
シュにより枢着されている。レンカー90とコイルばね
89とは互いに直角になるように配設されており、レン
カー90の長手方向に対し、ほぼ垂直方向に密閉ケーシ
ングKを矢印Vで示すような方向に振動させる。カウン
ター・ウエイト88にはモータ93が固定されており、
これは同じくカウンター・ウエイト88の上に配設され
るクランク駆動部94のプーリ95にベルト96を介し
てその回転駆動力を伝達するように構成されており、ク
ランク駆動部94により回転運動を直線運動に変換させ
るのである。この直線運動を伝達する駆動ロッド97の
上端部はショックアブソーバ98を介して密閉ケーシン
グKに固定されている。
【0016】密閉ケーシングKには上述したようにスク
リーン83が張架されているのであるが、これにより密
閉ケーシングK内は上方空間101と下方空間102と
に画成され、この下方空間102の上流側空間、すなわ
ちスクリーン83の比較的網目の小なる第1スクリーン
部83aの領域には密閉ケーシングKの側壁部に固定さ
れた空気導出管99を配して、比較的圧縮力の小さい空
気流Pが導入され、これは下方空間102からスクリー
ン83の第1スクリーン部83aを通って上方空間10
1及びダクト84aを通って排出空気流P’として外部
に導出される。また下方空間102は隔壁部材105に
よりスクリーン83の第1スクリーン部83aと第2ス
クリーン部83bの下方空間を画成するために設けられ
ているが、下方空間102側に落下したふるい下の振動
による移送を妨げないものとする。密閉ケーシングKの
右端壁部近くの側壁部には比較的圧縮力の高い空気流Q
を導入するための導入管100が固定されている。ここ
を通って比較的高い圧縮力の空気流Qは下方空間102
で隔壁部材105の右方領域に導入され、これは隔壁部
材105によりスクリーン83の第1スクリーン部83
aの下方空間102側へと流入することを極力防止して
いる。更に下方空間102の右端部近くにも隔壁部材1
03がスクリーン83の下面に固定され、導入管100
からの空気流Qが排出口86から極力抜出ないようにし
ている。
【0017】従って第1スクリーン部83bの上方のダ
クト84bを通ってほぼその空気流Qのすべてが排出空
気Q’として排出される。またこの比較的高い圧縮力の
空気流Qが上方空間101の下流側に極力導出されるこ
とを避けるために隔壁部材104が密閉ケーシングKの
上壁部に固定されている。これはふるい上が排出口85
へと導かれるのを妨げない。
【0018】次に上述したようなごみ分離振動コンベヤ
82に対する送風系、排風系につき特に図2、図4及び
図5を参照して説明する。
【0019】上述したように図2における下方空間10
2には比較的強い空気流Qと比較的弱い空気流Pとが導
入されるのであるが、このために密閉ケーシングKの側
壁部は図2に示すように、円穴H1 及びH2 が開けられ
ており、これに図5に示すようにパイプ99、100が
一体的に固定されている。そしてこれらのフランジ部に
は、蛇腹状のフレキシブルな接続部材130a、130
bが接続されており、この他端部には接合パイプ131
a、131bが接続されており、これらは共通の送風パ
イプ133に接続されている。接続パイプ131a、1
31b内には、公知のダンパ132a、132bが揺動
自在に取り付けられており、その中心軸のまわりに回動
可能であるが、これは自動車のスロットルバルブのよう
な機能を有し、図示せずとも外部からその回動角を調節
することにより、送風パイプ133に接続されていて送
風機134からの空気流の量を調節することができる。
【0020】次に図4を参照して排風系について説明す
ると、図2におけるダクト84a、84bのフランジ部
は蛇腹状でフレキシブルな接続部材111a、111b
が接続され、この他端部には接続パイプ114a、11
4bが接続されており、この内部に上述と同様な構造の
ダンパ112a、112bが取り付けられている。接続
パイプ114a、114bは共通のパイプ115に接続
されており、この他端部にはサイクロン116が接合さ
れており、この排出口にはロータリーバルブ117が取
り付けられている。そしてこのロータリーバルブ117
はパイプ115aを介して更に質量の小さいごみを分離
するためのバグフィルタ集塵機119に接続されてお
り、またこれには排風用ブロワー121が接続されてい
る。バグフィルタ集塵機119の排出用開口にはロータ
リーバルブ120が設けられている。
【0021】風選機202は図3に示すように圧縮空気
導入口233、空気排出口234が形成されているので
あるが、このうち圧縮空気導入口233はフレキシブル
な接続部材を介して送風機300へと接続しているパイ
プ301に接続されている。またこの送風機300の空
気取り入れ口には、ダンパ303が設けられている。一
方空気排出口234にもフレキシブルな接続部材を介し
てパイプ304が接続され、これは上述の排風用のパイ
プ115に接続されるが、その途上においてダンパ30
5が設けられている。
【0022】次に、図3を参照して風選機202の詳細
について説明する。これは公知の構造を有するが、密閉
ケーシング230内の底壁側には三角形状の分離板23
2が設けられており、この中央部が稜線232aとして
形成されており、これを境に比較的比重の小さいごみn
と比較的比重の大きいごみmとに分離されるようになっ
ており、比較的比重の大きいごみmを排出するための排
出口236及び比較的比重の小さいごみnを排出するた
めの排出口235が設けられ、これに対向して密閉ケー
シング230の右端部には空気排出口234が設けられ
ている。上記排出口235、236はそれぞれ不燃物回
収容器及び可燃物回収容器側に導かれるようになってい
る。
【0023】本発明の実施例による建築廃材ごみ分離装
置は以上のように構成されるが、次にその作用について
説明する。
【0024】モータ93を駆動する公知のクランク駆動
部94の駆動により、駆動ロッド97は直線振動を行な
い、これがショックアブソーバ98を介して密閉ケーシ
ングKに伝達される。すなわちモータ93の起動時には
大きな衝撃力が駆動ロッド97に加えられるがショック
アブソーバ98(公知のように2枚の板ゴム部材からな
り、ゴムにより衝撃力が吸収される。)により密閉ケー
シングKには、この駆動時の衝撃力が伝わることがな
く、なめらかに運転を開始する。すなわちレンカー90
は支柱91に枢着されている中央ブッシュの周りに揺動
運動を行ない、かつ垂直方向に配設されるコイルばね8
9の伸縮により密閉ケーシングKは矢印Vで示す方向に
直線運動を行なう。
【0025】他方、ホッパ80内には多量の建築廃材ご
みが貯蔵されているのであるが、それが振動フィーダ8
1及び密閉ケーシングKの振動と共に順次スクリーン8
3上に切り出されてこの振動により図において右方に移
送される。この途上において比較的低い圧縮力の空気流
がPが下方空間102に導入される。これは第1スクリ
ーン部83aを通って上方空間101及びダクト84a
を通り外部に排出空気流P’として排出されるのである
が、スクリーン部83a上のごみはこの下方から上方に
噴出する空気により流動化される。従ってこの流動状態
において、第1スクリーン83a側の下層側は比較的比
重の大きいごみ、例えば石ころ、瓦礫等が優先的に存在
し、これらは比較的小なる網目を通り下方空間102側
に落下する。すなわちふるい下として密閉ケーシングK
の底壁部上を振動により右方へと移送される。他方、比
較的比重が小さくて粒径の小さいごみは、下方からの圧
縮空気によりスクリーン部83a上のごみ層で上方部分
を優先的に占め、下方のスクリーン部83aと接するチ
ャンスが少なく、従ってその下方側のごみ層により振動
を伝達されて、図において右方へと移送される。これに
より網目aを通ることなく第2スクリーン部83bへと
移送される。また網目aより大なるごみ、紙、プラスチ
ック、木片等はごみ層の下方部を占めるにせよ、上方部
を占めるにせよスクリーン部83aの網目を通ることな
く、振動により右方へと移送され、第1スクリーン部8
3bに至る。
【0026】図6に示すようにこの領域では下方空間1
02には比較的高い圧縮力の空気が導入されており、こ
れにより第2スクリーン部83b上のごみは第1スクリ
ーン部83a上よりも大きな流動化作用を受け、比較的
比重の小さいごみ、例えば粉塵状のごみや小さな紙、綿
屑等のごみSは図示するように殆ど飛翔した状態でごみ
の上層部を占めながらダクト84bを通って、サイクロ
ン116、バグフィルタ集塵機119へと導かれる。、
また比較的比重の大きいごみである小石、瓦礫などは第
2スクリーン部83bに近接した状態で振動により移送
されるので第1スクリーン部83aではその径が第1ス
クリーン部83aの網目の開口aの大きさより大なるご
みh1 で落下しなくてもこの第2スクリーン部83bで
は網目の開口bを通って下方空間102へと落下する。
他方、第2スクリーン部83bの網目より更に大きいご
みh2 はすべてふるい上として第2スクリーン部83b
を移送され、排出口部85を通って風選機202に供給
される。
【0027】またスクリーン83の第1スクリーン部8
3aのふるい下としてのごみh1 及び第2スクリーン部
83bのふるい下となったごみh1 は、すべて排出口部
86を通って外部に排出される。以上ようにして排出口
部86から排出されたごみh1 は不燃物として回収され
る。
【0028】以上のように風選機202には可燃物も不
燃物も混在した状態でごみ分離振動コンベヤ82よりご
みh2 が供給されるのであるが、図3において、供給2
31から建築ごみh2 が投入されると、これが自由落下
でケーシング230内に落下する途上で、左端壁部の空
気噴出口233から空気噴出流Aを受け、比較的比重の
大きいごみ、例えば瓦礫、石は排出口235を通り、不
燃物回収容器側に回収されることになる。また、比較的
比重の小さいごみ、紙屑や木屑hは分離板232の稜線
232aを越えて、図3において右側のごみの排出口2
36から可燃物回収容器側に排出される。
【0029】以上のようにして、ごみh2 は可燃物と不
燃物とに分離されるのであるが、上流側のごみ分離振動
コンベヤ82で、網目大により不燃物と可燃物とに分離
し風選機202に供給するようにしているので、この風
選機202の負荷を小として、従って精選度を高く維持
して供給され、ここで比較的比重の大きいごみと比較的
比重の小さいごみとが分離され、後者が可燃物、前者が
不燃物として分離されるのであるが、ごみ分離振動コン
ベヤ82においては、網目より小さいごみであっても、
特に比重の小さい粉塵のような可燃物ごみが上層部とし
て移送され、ほぼ確実に風選機202に供給されるの
で、ここで比較的比重の小さいごみとして可燃物側に供
給されることになる。よって不燃物としての瓦礫、石等
は確実に不燃物として回収されることができる。またご
み分離振動コンベヤ82では2段のスクリーン83a、
83bでふるい下が分離されているので、粒度を揃えて
風選機202に供給されるので特にその風選機の風選選
別度は高い。
【0030】建築廃材のうち特に細かいごみ、例えば砂
塵や細かいプラスチック屑、綿屑等はダクト84a、8
4bに吸込まれて、図4における排風用のパイプ115
を通り、サイクロン116に導入される。このうち比較
的比重の大きい細かいごみは、ここで公知のサイクロン
作用を受けて下方にたまり、ロータリーバルブ117を
回動させることにより下方のベルトコンベヤ118に排
出され所定の位置へと搬送される。また比較的比重の小
さい細かいごみは、バグフィルタ集塵機119側に導か
れ、ここで内蔵するフィルタによりこれら細かいごみは
吸着され、空気のみが排風機用ブロワー121により外
部に導出される。
【0031】以上のような作用においては、各ダンパに
よりその送風量及び排風量が調節されるのであるが、図
5に示すダンパ132a、132bの場合は、それらの
回動角の調節により、図2における下方空間102に導
入される空気流P、Qの量が調節される。すなわち、ダ
ンパ132a、132bの回動角を大きくすることによ
って、より強い空気流P、Qを得るようにしている。ま
た図4に示すような排風系におけるダンパ112a、1
12bの場合は、それらの回動角を調節することによ
り、それぞれのダクト84a、84bから吸引される細
かいごみの吸引量を調節し、またこれらは排風用ブロワ
ー121の能力に応じて、サイクロン116及びバグフ
ィルタ集塵機119への細かいごみの分離量及び吸着量
を調節している。
【0032】更に風選機202に接続されている送風機
300の空気取り入れ口に設けられいるダンパ303の
場合には、この回動角の調節により、図3に示す風選機
202内の一方の壁部から他方の壁部へ向って噴出され
る空気噴出流Aの量を調節し、更にこの空気噴出流Aが
ごみ分離振動コンベヤ82の排出口85とフレキシブル
な接続部材Jを介して接続される供給口231から落下
投入されるごみh2 をそれらの比重の大小により分離し
ている。また、この空気噴出流Aはごみh2 の投入量と
その折々のごみh2 の種類に応じてその量が調節されて
いる。
【0033】
【発明の効果】以上述べたように本発明のごみ分離装置
によればごみ、例えば建築廃材ごみを精選度よく、不燃
物と可燃物とに分離回収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による建築廃材の分離装置の全
体を示す概略側面図である。
【図2】同装置における不燃物と可燃物とに分離するた
めの装置部分における要部の部分破断側面である。
【図3】図1における同装置部分の他要部の拡大断面図
である。
【図4】図1における不燃物と可燃物とに分離する装置
部分の特に排風系を示すための概略側面図である。
【図5】図2に示す要部に対する送風系を示すための同
平面図である。
【図6】図2の作用を示すための一部の拡大断面図であ
る。
【図7】従来例の建築廃材の分離装置の全体を示すフロ
ーチャートである。
【図8】図7における要部の側面図である。
【符号の説明】
82 ごみ分離振動コンベヤ 83 スクリーン 83a 第1スクリーン部 83b 第2スクリーン部 134 送風機 202 風選機 300 送風機 K 密閉ケーシング

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上流側に第1の所定の比較的小なる網目
    大を有する第1スクリーン部と、該第1スクリーン部に
    連接し、下流側に第2の所定の比較的大なる網目大を有
    する第2スクリーン部とから成るスクリーンを密閉性の
    ケーシング内に張架させ、該ケーシングを振動させ、前
    記第1スクリーン部の下方から上方へは比較的流量の小
    なる空気を噴出させ、前記第2スクリーン部の下方から
    上方へは比較的流量の大なる空気を噴出させるようにし
    たごみ分離振動コンベヤと風選機とからなり前記ごみ分
    離振動コンベヤのふるい下としてのごみを不燃物として
    回収し、ふるい上としてのごみを前記風選機に供給し、
    該風選機により前記ふるい上を比較的比重の小なるごみ
    と大なるごみとに分離し、前記比較的比重の小なるごみ
    は可燃物として回収し、前記比較的比重の大なるごみは
    不燃物として回収するようにしたことを特徴とするごみ
    分離装置。
  2. 【請求項2】 前記ケーシングの前記第1スクリーン部
    と前記第2スクリーン部との境界部と前記第2スクリー
    ン部の端部に前記スクリーンから各々下方に垂下する仕
    切壁を前記ケーシングの底壁面との間にふるい下が通過
    し得るように間隙をおいて設けた請求項1に記載のごみ
    分離装置。
  3. 【請求項3】 前記ケーシングの前記第1、第2スクリ
    ーン部の各上方の壁部に空気排出口を形成し、これらを
    集塵機に接続させた請求項2に記載のごみ分離装置。
  4. 【請求項4】 前記風選機のごみ分離用空気の排出口に
    集塵機を接続させた請求項1に記載のごみ分離装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996007727A1 (de) * 1994-09-02 1996-03-14 Werner Kemmelmeyer Vorrichtung zu sterilem trennen von biologischem material
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