JP2001328120A - 混合廃プラスチック処理装置及びその処理方法 - Google Patents

混合廃プラスチック処理装置及びその処理方法

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JP2001328120A
JP2001328120A JP2000152787A JP2000152787A JP2001328120A JP 2001328120 A JP2001328120 A JP 2001328120A JP 2000152787 A JP2000152787 A JP 2000152787A JP 2000152787 A JP2000152787 A JP 2000152787A JP 2001328120 A JP2001328120 A JP 2001328120A
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mixed waste
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mixed
waste plastic
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Fumio Takeda
文夫 武田
Motomu Toki
求 十亀
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    • Y02W30/62Plastics recycling; Rubber recycling

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  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
  • Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】混合廃プラスチック処理装置及びその処理方法
において、小型、省スペースであり、塩素を含むポリ塩
化ビニルやポリ塩化ビニリデン等のプラスチックを精度
良く分離して有用プラスチックを効率よく回収するこ
と。 【解決手段】混合廃プラスチックを所定大きさ以下に破
砕する破砕工程7と、破砕された混合廃プラスチックを
その嵩比重により選別する風力選別工程11と、混合廃
プラスチックをその粒径により選別する篩選別工程12
と、風力選別及び篩選別された混合廃プラスチックをそ
の比重差により塩素系プラスチック及びその他のプラス
チックに選別する乾式比重選別工程13とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、混合廃プラスチッ
ク処理装置及びその処理方法に係わり、特に任意形状及
び寸法プラスチックが複数種類混ざった混合廃プラスチ
ックから塩素を含むポリ塩化ビニルやポリ塩化ビニリデ
ン等を除去してポリ塩化ビニルやポリ塩化ビニリデン等
の混入率を低い有用プラスチックを回収する混合廃プラ
スチック処理装置及びその処理方法に好適なものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の廃プラスチック処理装置として
は、特開平5−147040号公報の図2及びそれに関
連する説明に示されているように、冷却装置、破砕機、
篩い選別機及び湿式の比重選別機を備えたプラスチック
分別装置を有し、まず冷却装置でプラスチック系の廃棄
物を0〜−60℃程度の低温に冷却後、破砕機により衝
撃破砕を行い、ここではプラスチックの材質の違いによ
る脆化点の相違を利用してプラスチック系の廃棄物を選
択的に破砕するもので、塩化ビニール系のプラスチック
を他のものと比較してより細かく破砕し、破砕機で破砕
された廃棄物を篩い選別機に通すことにより、大部分が
塩化ビニール系のプラスチックからなる細かい廃棄物
と、塩化ビニール系が非常に少ないプラスチックからな
る比較的大きめの廃棄物とに分別し、後者を再利用容易
なプラスチックとして回収し、さらに、前者を湿式比重
選別機に通して、比重が1.2〜1.6と比較的大きい
塩化ビニール系のプラスチックを沈降させ、浮上したも
のを再利用可能プラスチックとして回収するものがある
(従来技術1)。
【0003】また、従来の廃棄プラスチックの比重分離
方法としては、特開平9−216226号公報に示され
ているように、廃棄プラスチック混合物を所定の大きさ
に破砕する破砕工程と、破砕工程で破砕された廃棄プラ
スチックを、フィルム状およびシート状廃棄プラスチッ
クとチップ状および塊状廃棄プラスチックとに風力選別
する風力選別工程と、風力選別工程にて選別されたフィ
ルム状およびシート状廃棄プラスチックとチップ状およ
び塊状廃棄プラスチックとを、それぞれ、複数個の小孔
を有する傾斜テーブル上に載せ、当該傾斜テーブルの下
方から小孔を通じて送風しながら当該傾斜テーブルを傾
斜にそった方向に振動させて比重差によって重比重プラ
スチックと軽比重プラスチックとに分離する振動選別工
程を有するがある(従来技術2)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術1では、プラスチック系の廃棄物を破砕する前にその
廃棄物全体を冷却する大きな冷却装置を必要とするため
に、装置が大型化すると共に、プラスチック系の廃棄物
を多量に連続的に0℃以下に冷却することが難しいもの
であった。また、破砕機と篩で選別されたプラスチック
系の廃棄物を湿式比重選別機を用いて選別しているため
に、水の循環及び浄化設備が必要なことや、選別したプ
ラスチックの乾燥設備が必要なことから、この点からも
装置が大型化すると共に、保守及び管理が面倒であっ
た。
【0005】また、従来技術2では、振動選別工程の前
に、廃プラスチックを破砕する破砕工程と、フィルム状
およびシート状廃棄プラスチックとチップ状および塊状
廃棄プラスチックとに選別する風力選別工程のみである
ため、塩素を含むポリ塩化ビニル及びポリ塩化ビニリデ
ン等(比重が1.2〜1.6)と塩素を含まない他のプ
ラスチック(比重が1.1以下)のように比重差が小さい
プラスチックを乾式の振動選別工程で精度良く選別する
ことが難しいものであった。
【0006】本発明の目的は、小型、省スペースであ
り、塩素を含むポリ塩化ビニルやポリ塩化ビニリデン等
のプラスチックを精度良く分離して有用プラスチックを
効率よく回収することが可能な混合廃プラスチック処理
装置及びその処理方法を得ることに有る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の第1の特徴は、任意形状及び寸法のプラスチ
ックが混ざった混合廃プラスチックを所定大きさ以下に
破砕する破砕機と、破砕機で破砕された混合廃プラスチ
ックをその嵩比重により選別する風力選別機と、破砕機
で破砕された混合廃プラスチックをその粒径により選別
する篩と、風力選別機及び篩で選別された混合廃プラス
チックをその比重差により塩素系プラスチック及びその
他のプラスチックに選別する乾式比重選別機とを備えた
ことにある。
【0008】本発明の第2の特徴は、さらに、風力選別
機で選別された混合廃プラスチックをその粒径により選
別する篩としたことにある。
【0009】本発明の第3の特徴は、さらに、破砕機で
破砕された混合廃プラスチックをその嵩比重により選別
する複数の風力選別機とし、風力選別機及び篩で選別さ
れた混合廃プラスチックをその比重差により塩素系プラ
スチック及びその他のプラスチックに選別する乾式比重
選別機としたことにある。
【0010】本発明の第4の特徴は、さらに、破砕機で
破砕された混合廃プラスチックをその嵩比重により選別
する複数の風力選別機とし、風力選別機で選別された混
合廃プラスチックをその粒径により選別するものであっ
て、かつ複数の風力選別機のそれぞれに対応して複数設
けられる篩とし、篩で選別された混合廃プラスチックを
その比重差により塩素系プラスチック及びその他のプラ
スチックに選別するものであって、かつ複数の篩のそれ
ぞれに対応して複数設けられる乾式比重選別機としたこ
とにある。
【0011】本発明の第5の特徴は、任意形状及び寸法
のプラスチックが混ざった混合廃プラスチックを破砕機
で破砕する工程と、前記破砕機で破砕された混合廃プラ
スチックをその嵩比重により風力選別機で選別する工程
と、前記破砕機で破砕された混合廃プラスチックをその
粒径により篩で選別する工程と、前記風力選別機及び前
記篩で選別された混合廃プラスチックをその比重差によ
り塩素系プラスチック及びその他のプラスチックに乾式
比重選別機で選別する工程と有することにある。
【0012】本発明の第6の特徴は、さらに、破砕機で
破砕された混合廃プラスチックをその嵩比重により風力
選別機で複数次にわたって選別する工程とし、複数の風
力選別機で選別された混合廃プラスチックをそれぞれに
対応した複数の篩でそれぞれの粒径により選別する工程
とし、複数の篩で選別された混合廃プラスチックをそれ
ぞれに対応した複数の乾式比重選別機でそれぞれの比重
差により塩素系プラスチック及びその他のプラスチック
に選別する工程としたことにある。
【0013】本発明の第7の特徴は、任意形状及び寸法
のプラスチックが混ざった混合廃プラスチックを破砕機
で破砕する工程と、前記破砕機で破砕された混合廃プラ
スチックをその嵩比重により最初の風力選別機でフィル
ム状プラスチックや発泡スチロール等の嵩比重の小さい
混合廃プラスチックとそれ以外の嵩比重の大きい混合廃
プラスチックとに選別する工程と、前記最初の風力選別
機で選別された嵩比重の小さい混合廃プラスチックを第
1の乾式比重選別機で比重差により塩素系プラスチック
及びその他のプラスチックに選別する工程と、前記最初
の風力選別機で選別された嵩比重の大きい混合廃プラス
チックをその嵩比重により複数のの風力選別機で複数の
板厚の混合廃プラスチックに選別する工程と、前記複数
の風力選別機で選別された複数の板厚の混合廃プラスチ
ックをそれぞれの板厚に対応した複数の篩でそれぞれの
粒径により選別する工程と、前記複数の篩で選別された
混合廃プラスチックをそれぞれの板厚に対応した複数の
乾式比重選別機でそれぞれの比重差により塩素系プラス
チック及びその他のプラスチックに選別する工程とを有
することにある。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施例を図を用
いて説明する。なお、第2実施例以降の実施例において
は第1実施例と共通する構成の一部を省略すると共に、
重複する説明を省略する。各実施例の図における同一符
号は同一物又は相当物を示す。
【0015】まず、本発明の第1実施例を図1から図8
を用いて説明する。
【0016】最初に、第1実施例の全体動作を図1を用
いて説明する。図1は本発明の第1実施例の混合廃プラ
スチック処理装置のフローチャート図である。
【0017】図1のステップ1において、複数種類で任
意形状及び寸法の廃棄プラスチック等が混ざった混合廃
プラスチック25aを図2に示す1次破砕機30のホッ
パ31内に投入する。この投入された混合廃プラスチッ
ク25aを1次破砕機30で選別可能な所定の大きさに
1次破砕する(ステップ2)。この1次破砕された混合
廃プラスチック25bの大きさは50mm以下に破砕す
るのが適している。
【0018】この1次破砕された混合廃プラスチック2
5bは、次に図3に示す1次磁力選別機40に搬送さ
れ、雑物として含まれることの多い鉄系の比較的大きな
破砕片25cが1次磁力選別機40で選別されて回収さ
れる(ステップ3)。鉄系の比較的大きな破砕片25c
が取り除かれた混合廃プラスチック25は、次にドラム
状の永久磁石を回転させた構造の2次磁力選別機(図示
せず)に搬送され、小さな鉄片がこの2次磁力選別機で
選別されて回収される(ステップ4)。小さな鉄片が取
り除かれた混合廃プラスチック25bは、次に図4に示
す非鉄金属選別機50に搬送され、アルミや銅の非鉄金
属の破砕片25dが非鉄金属選別機(渦電流選別機)5
0で選別されて回収される(ステップ5)。非鉄金属の
破砕片25dが取り除かれた混合廃プラスチック25b
は、次に最重量物を選別する1次風力選別機(図示せ
ず)に搬送され、土砂やガラスのような非金属の重量物
が1次風力選別機で選別されて回収される(ステップ
6)。
【0019】このようにして前処理された後に、プラス
チックの塩素を含むポリ塩化ビニールやポリ塩化ビニリ
デン等を選別し、これらの塩素を含むプラスチックの混
入率を低減して所定値以内として他のリサイクルを目的
とした有用プラスチックを回収する。その具体的動作を
次に説明する。
【0020】上述したように前処理された混合廃プラス
チック25bは、まず、図5に示す2次破砕機60に搬
送され、2次破砕機60により粒度を例えば10mm以
下、特に好ましくは5mm以下に2次破砕される(ステ
ップ7)。この2次破砕された混合廃プラスチック25
eは、2次風力選別機(図示せず)に搬送され、フイル
ム状プラスチックや発泡スチロール等の嵩比重の小さい
混合廃プラスチックがその軽量物側に選別され、それ以
外の嵩比重の大きい混合廃プラスチックがその重量物側
に選別される(ステップ8)。
【0021】ステップ8で選別された嵩比重の小さい混
合廃プラスチックは、第1乾式比重選別機(図示せず)
に搬送され、この第1乾式比重選別機により、塩素を含
むポリ塩化ビニールやポリ塩化ビニリデン等を含む混合
廃プラスチックと、他のフィルム状プラスチックや発泡
スチロール等の有用プラスチックを含む混合廃プラスチ
ックとに選別されて分離され、それぞれが回収される
(ステップ9)。即ち、塩素を含むポリ塩化ビニールや
ポリ塩化ビニリデン等の塩素系プラスチックの比重は
1.2〜1.6と大きく、塩素を含まない他のプラスチ
ックの比重は1.1以下と小さいために、その比重差に
より、混合廃プラスチック25jは塩素系プラスチック
を多く含む高塩素濃度プラスチックとなり、混合廃プラ
スチック25kは塩素系プラスチックの混入率が低い、
換言すれば塩素系プラスチックの混入率が所定値以下と
することができる。このようにして、フィルム状プラス
チックや発泡スチロール等の有用なプラスチックを含む
混合廃プラスチックは、ポリ塩化ビニールや塩化ビニリ
デン等の混入率を低減して所定値以内として回収するこ
とができるので、有効にリサイクルする(ステップ1
0)ことができる。このリサイクルとしては、具体的に
は、再生材として再生するマテリアルリサイクルや、油
化等へのケミカルリサイクルや、燃料等へのエネルギー
リサイクルや、高炉吹き込みによるコークスの代替原料
へのリサイクル等が行われる。
【0022】また、上述したステップ8で選別された嵩
比重の大きい混合廃プラスチック25eは、図6に示す
3次風力選別機70に搬送され、この3次風力選別機7
0により、薄板状のプラスチック等の嵩比重の小さい混
合廃プラスチック25fが軽量物側に選別されると共
に、それ以外の嵩比重の大きい混合廃プラスチック25
が重量物側に選別される(ステップ11)。なお、2次
及び4次風力選別機は、図6に示す3次風力選別機70
と同様の構造であるが、その選別する基準、具体的には
選別する嵩比重の値が相違するもので、そのために例え
ばブロアの風速を相違させるようにしている。
【0023】このステップ11で軽量物側に選別された
薄板状のプラスチック等の混合廃プラスチック25f
は、図7に示す第1篩80に搬送され、この第1篩80
により、複数の粒度(この実施例では2つの粒度)に分
級され、粒度が揃えられた複数の混合廃プラスチック2
5h、25iに選別される(ステップ12)。
【0024】ステップ12で粒度の細かい混合廃プラス
チック25hが除かれた後の混合廃プラスチック25i
は、図8に示す第2乾式比重選別機90に搬送され、塩
素を含むポリ塩化ビニールやポリ塩化ビニリデン等を含
む混合廃プラスチック25jと、他の薄板状等の有用プ
ラスチックを含む混合廃プラスチック25kとが選別さ
れて分離され、それぞれが回収される(ステップ1
3)。このようにして、薄板状等の有用なプラスチック
を含む混合廃プラスチック25kは、ポリ塩化ビニール
やポリ塩化ビニリデン等の混入率を低減して所定値以内
として回収することができるので、有効にリサイクルす
る(ステップ10)ことができる。なお、第1、第3及
び第4乾式比重選別機は、図8に示す第2乾式比重選別
機90と同様な構造であるが、その選別する基準、具体
的には選別する比重差が相違するものであり、そのため
に振動網92の傾斜や振動の強さ等を相違させている。
【0025】また、上述したステップ11で重量物側に
選別された混合廃プラスチックは、4次風力選別機(図
示せず)に搬送され、この4次風力選別機により、中厚
板状のプラスチック等の嵩比重の小さい混合廃プラスチ
ックが軽量物側に選別されると共に、それ以外の嵩比重
の大きい混合廃プラスチックが重量物側に選別される
(ステップ14)。
【0026】このステップ14で軽量物側に選別された
混合廃プラスチックは、第2篩に搬送され、この第2篩
により、複数の粒度(この実施例では2つの粒度)に分
級され、粒度が揃えられた複数の混合廃プラスチックに
選別される(ステップ15)。
【0027】このステップ15で粒度の細かいプラスチ
ックが除かれた後の混合廃プラスチックは、第3乾式比
重選別機に搬送され、塩素を含むポリ塩化ビニールやポ
リ塩化ビニリデンや等を含む混合廃プラスチックと、他
の中厚板状等の有用プラスチックを含む混合廃プラスチ
ックとに選別されて分離され、それぞれが回収される
(ステップ16)。このようにして、中厚板状等の有用
なプラスチックを含む混合廃プラスチックは、ポリ塩化
ビニールやポリ塩化ビニリデン等の混入率を低減して所
定値以内として回収することができるので、有効にリサ
イクルする(ステップ10)ことができる。
【0028】また、上述したステップ14で重量物側に
選別された混合廃プラスチックは、第3篩に搬送され、
この第3篩により、複数の粒度(この実施例では2つの
粒度)に分級され、粒度が揃えられた複数の混合廃プラ
スチックに選別される(ステップ17)。
【0029】このステップ17で粒度の細かいプラスチ
ックが除かれた後の混合廃プラスチックは、第4乾式比
重選別機に搬送され、塩素を含むポリ塩化ビニールやポ
リ塩化ビニリデンや等を含む混合廃プラスチックと、他
の厚板状プラスチックや粒状プラスチック等の有用プラ
スチックを含む混合廃プラスチックとに選別されて分離
され、それぞれが回収される(ステップ18)。このよ
うにして、厚板状プラスチックや粒状プラスチック等の
有用なプラスチックを含む混合廃プラスチックは、ポリ
塩化ビニールやポリ塩化ビニリデン等の混入率を低減し
て所定値以内として回収することができるので、有効に
リサイクルする(ステップ10)ことができる。
【0030】次に各破砕機及び選別機の詳細について図
2から図8を用いて説明する。
【0031】1次破砕機30を図2を用いて説明する。
図2は図1の混合廃プラスチック処理装置に用いる1次
破砕機の断面概略図である。
【0032】1次破砕機30はホッパ31、回転刃32
及び搬送装置33を備えている。回転刃32は、ホッパ
31内の下部に回転自在に配置され、一軸のロータ32
aの外周から外側に軸方向に分布して突出する破砕刃3
2bが形成されている。ホッパ31の下面には網目状の
隙間を有するスクリーン部31aが形成されている。搬
送装置33は、搬送ベルトを有し、ホッパ31の下方か
ら次行程の1次磁力選別機40の搬送装置に延びるよう
に配置されている。
【0033】混合廃プラスチック25aは、矢印34の
ようにホッパ31に投入され、回転刃32の破砕刃32
bと網目状の隙間を有するスクリーン部31aとの間で
破砕される。混合廃プラスチック25aは、破砕刃32
bとスクリーン部31aとの間でその網目の大きさより
小さくなるまで循環されて破砕され、スクリーン部31
aの網目の大きさより小さくなった混合廃プラスチック
25bがスクリーン部31aの網目の外に排出され、下
方に設けられた搬送装置33により次の工程へ搬送され
る。スクリーン部31aの網目の大きさは50mm以下
が適している。
【0034】1次磁力選別機40を図3を用いて説明す
る。図3は図1の混合廃プラスチック処理装置に用いる
1次磁力選別機の断面概略図である。
【0035】1次磁力選別機40は、無端ベルト41、
ローラー42、永久磁石43及び搬送装置44を備えて
いる。無端ベルト41は4つのローラー42の外側に巻
設され、搬送装置44と交差する方向に回動されて循環
可能になっている。無端ベルト41は内部に配置した永
久磁石43の下面に沿って循環するようになっている。
永久磁石43は、搬送装置44の上方に無端ベルト41
を介して所定間隔を有して配置され、搬送装置44の幅
より広い幅を有している。搬送装置44は永久磁石43
の下方から次の行程の2次磁力選別機の搬送装置まで延
びるように配置されている。
【0036】1次破砕されて搬送装置44により搬送さ
れる混合廃プラスチック25cは、永久磁石43の下方
に搬送されると、その中に混入している鉄系破砕片25
cが永久磁石43の磁力により無端ベルト41を介して
永久磁石43に吸着され、この無端ベルト41の回動に
より無端ベルト41と一緒に搬送装置44の外側からさ
らに永久磁石43の外側に移送され、永久磁石43によ
る吸着力が解除されると、無端ベルト41から矢印45
のように落下して回収される。
【0037】非鉄金属選別機50を図4を用いて説明す
る。図4は図1の混合廃プラスチック処理装置に用いる
非鉄金属選別機の断面概略図である。
【0038】非鉄金属選別機50は、供給装置51、ベ
ルトコンベア52、回転ドラム53、非鉄金属回収部5
4及び混合廃プラスチック回収部55を備えている。供
給装置51は2次磁力選別機の搬送装置から搬送された
混合廃プラスチック25bをベルトコンベア52上に供
給するものである。ベルトコンベア52は、一側が回転
ドラム53に巻設されて回動可能に設けられている。回
転ドラム53は、N、S両極の永久磁石が交互に外周部
に配置されたロータを有し、その回転するロータの外周
に配設されたベルトコンベア52を一緒に回転させるよ
うになっている。
【0039】2次磁力選別機から供給装置51に搬送さ
れた混合廃プラスチック25bは、供給装置51を通し
てベルトコンベア52上に供給され、ベルトコンベア5
2の回動により回転ドラム53の部分に移送される。そ
の中のアルミ、銅等の非鉄金属25dは、磁石を配置し
た回転ドラム53により発生する回転磁界を通過する為
に渦電流が発生し、この渦電流により発生する磁界によ
り回転ドラム53で形成される回転磁界から反発力を受
け、回転ドラム53から接戦方向に放物線状に飛翔す
る。又、この非鉄金属25d以外の混合廃プラスチック
25bは、回転ドラム53の回転磁界中を通過しても渦
電流が発生しないため、反発力は受けず回転ドラム53
に対してベルトコンベア52から下方に落下する。そこ
で、非鉄金属25dの放物線状の軌跡の部分に非鉄金属
回収部54を設けると共に、混合廃プラスチック25b
が落下する部分に混合廃プラスチック回収部55を設け
ることにより、非鉄金属25dとそれ以外の混合廃プラ
スチック25bを容易に選別可能である。
【0040】2次破砕機60を図5を用いて説明する。
図5は図1の混合廃プラスチック処理装置に用いる2次
破砕機の断面概略図である。
【0041】2次破砕機60は、ホッパ61、回転刃6
2及び排出部63を備えている。回転刃62は、ホッパ
61内の下部に回転自在に配置され、一軸のロータ62
aの外周から軸方向に分布して突出する破砕刃62bが
形成されている。ホッパ61の下面には網目状の隙間を
有するスクリーン部61aが形成されている。排出部6
3は、スクリーン部61aを覆うと共に、その下方から
横方向に延びて次の行程に混合廃プラスチック25eを
排出ように設けられている。
【0042】1次風力選別機から搬送された混合廃プラ
スチック25bは、矢印64のようにホッパ61に投入
され、回転刃62の破砕刃62bと網目状の隙間を有す
るスクリーン部61aとの間で破砕される。混合廃プラ
スチック25bは、破砕刃62bとスクリーン部61a
との間でその網目の大きさより小さくなるまで循環され
て破砕され、スクリーン部61aの網目の大きさより小
さくなった混合廃プラスチック25eがスクリーン部6
1aの網目の外に排出され、排出部63から矢印65の
ように次の工程へ排出される。スクリーン部61aの網
目の大きさは10mm以下が適している。但し、図2に
示す1次破砕機30で10mm以下に破砕可能な場合
は、図5に示す2次破砕機60は除くことが可能であ
る。
【0043】3次風力選別機70を図6を用いて説明す
る。図6は図1の混合廃プラスチック処理装置に用いる
3次風力選別機の断面概略図である。
【0044】3次風力選別機70は、供給部71、選別
部72、気流流入部73、サイクロン部74、排出部7
5及び搬送装置76を備えている。選別部72は、立設
して形成され、その高さ方向の中央部に供給部71が接
続され、下部に気流流入部73が接続され、上部にサイ
クロン部74が接続されている。排出部75は選別部7
2の下面に位置し、更にその下のロータリバルブ(図示
せず)を設けている。搬送装置76は、ロータリバルブ
を含む排出部75の下方から次の行程の4次風力選別機
側に延びるように配置されている。
【0045】供給部71から選別部72内に供給された
混合廃プラスチック25eは、気流流入部73から矢印
77のように供給される気流により、フイルム状プラス
チックや発泡スチロール等の嵩比重の小さい混合廃プラ
スチック25fが軽量物側(この実施例では上方側)に
選別され、それ以外の嵩比重の大きい混合廃プラスチッ
ク25gが重量物側(この実施例では下方側)に選別さ
れる。即ち、気流流入部73から供給される気流の流速
は、フイルム状プラスチックや発泡スチロール等の嵩比
重の小さい混合廃プラスチック25fが上方に吹き上げ
られるように設定されている。この軽量側に気流で上方
に飛ばされた混合廃プラスチック25fは、選別部72
の後に設けたサイクロン部74の下部からロータリバル
ブを通過して回収され、第1篩80に搬送される。な
お、気流はサイクロン部74から矢印78のように吹き
出される。一方、嵩比重の大きい混合廃プラスチック2
5gは、その自重により落下して排出部75を通ってロ
ータリバルブを通過して搬送装置76上に落ち、搬送装
置76により4次風力選別機に搬送される。
【0046】第1篩80を図7を用いて説明する。図7
は図1の混合廃プラスチック処理装置に用いる第1篩の
断面概略図である。
【0047】第1篩80は、ホッパ81、選別ケース8
2、振動網83、弾性装置84、加振装置85、第1排
出口86、第2排出口87を備えている。ホッパ81は
その下面が選別ケース82の上面に開口して取付けられ
ている。選別ケース82は弾性装置84により弾性的に
支持されている。振動網83は、選別ケース82内の中
段に配置され、選別ケース82内を上下に区画してい
る。また、振動網83は、所定大きさの網目を有し、加
振装置85により傾斜方向88に振動可能になってい
る。第1排出口86は選別ケース82の下段空間と連通
している。第2排出口87は選別ケース82の上段空間
と連通している。
【0048】ホッパ81を通して選別ケース82内に投
入された混合廃プラスチック25gは、振動網83が弾
性装置84で加振されて傾斜方向88に振動することに
より、振動網83上を第2排出口87方向に振動されて
搬送され、その間に振動網83の網目より小さい混合廃
プラスチック25hが振動網83から下方に落下して第
1排出口86から排出されると共に、振動網83の網目
より大きい混合廃プラスチック25iが第2排出口87
から排出される。
【0049】第2乾式比重選別機90を図8用いて説明
する。図8は図1の混合廃プラスチック処理装置に用い
る第2乾式比重選別機の断面概略図である。
【0050】第2乾式比重選別機90は、ホッパ91、
振動網92、ベースフレーム93、リンク機構94、シ
ート部95及びブロワ96を備えている。ホッパ91の
先端供給口は振動網92の中央部上方に位置している。
多数の穴の空いた振動網92は、傾斜して配置され、リ
ンク機構94を介してベースフレーム93に振動可能に
支持されている。全周が蛇腹構造で伸縮自在のシート部
95は、ブロワ96の吐き出し側のベースフレーム93
と振動網92との間に気流通路を形成するように設けら
れている。
【0051】3次風力選別機70及び第1篩80を経て
嵩比重及び粒度がある程度揃えられた混合廃プラスチッ
ク25iは、ホッパ91から矢印99のように振動網9
2の中央部上に落下し堆積される。選別動作時には、振
動網92が矢印97のように傾斜方向に振動され、かつ
ブロワ96から矢印98のように気流が振動網92の内
方から外方に吹き出されているために、振動網92上に
堆積された混合廃プラスチック25iの中の比重の大き
い混合廃プラスチック25jは振動網92の傾斜面上に
沿って上方に運ばれて振動網92の上端側から回収され
ると共に、振動網92上に堆積された混合廃プラスチッ
ク25iの中の比重の小さい混合廃プラスチック25k
は、気流によって振動網92から浮き上がる挙動を示
し、その結果比重の大きい混合廃プラスチック25j上
を滑り落ちるように挙動し、振動網92の下端側から回
収される。即ち、塩素を含むポリ塩化ビニールやポリ塩
化ビニリデン等の塩素系プラスチックの比重は1.2〜
1.6と大きく、塩素を含まない他のプラスチックの比
重は1.1以下と小さいために、その比重差により、混
合廃プラスチック25jは塩素系プラスチックを多く含
む高塩素濃度プラスチックとなり、混合廃プラスチック
25kは塩素系プラスチックの混入率が低い、換言すれ
ば塩素系プラスチックの混入率が所定値以下とすること
ができる。
【0052】次に、本発明の第2実施例を図9を用いて
説明する。図9は本発明の第2実施例の第2破砕動作以
降の動作を示すフローチャート図である。
【0053】この第2実施例では、第1実施例のステッ
プ8とステップ11との間にステップ12を行ない、ス
テップ13をステップ11の後に続いて直ぐに行ない、
ステップ16及びステップ18をステップ14の後に続
いて直ぐに行なうようにしたものである。
【0054】この第2実施例のステップ13では、第1
実施例のステップ13とほぼ同じように、塩素を含むポ
リ塩化ビニールやポリ塩化ビニリデン等を含む混合廃プ
ラスチックと、他の薄板状等の有用プラスチックを含む
混合廃プラスチックとが選別されて分離され、薄板状等
の有用なプラスチックを含む混合廃プラスチックにおけ
るポリ塩化ビニールやポリ塩化ビニリデン等の混入率を
低減して所定値以内として回収することができる。ま
た、第2実施例のステップ16では、第1実施例のステ
ップ15がない分だけ選別精度が低下するものの、第1
実施例と同様に塩素を含むポリ塩化ビニールやポリ塩化
ビニリデンや等を含む混合廃プラスチックと、他の中厚
板状等の有用プラスチックを含む混合廃プラスチックと
に選別されて分離され、中厚板状等の有用なプラスチッ
クを含む混合廃プラスチックにおけるポリ塩化ビニール
やポリ塩化ビニリデン等の混入率を低減して所定値以内
として回収することができる。さらには、第2実施例の
ステップ18では、第1実施例のステップ17がない分
だけ選別精度は低くなるが、塩素を含むポリ塩化ビニー
ルやポリ塩化ビニリデンや等を含む混合廃プラスチック
と、他の厚板状プラスチックや粒状プラスチック等の有
用プラスチックを含む混合廃プラスチックとに選別され
て分離され、厚板状プラスチックや粒状プラスチック等
の有用なプラスチックを含む混合廃プラスチックにおけ
るポリ塩化ビニールやポリ塩化ビニリデン等の混入率を
低減して所定値以内として回収することができる。そし
て、第2実施例によれば、篩の数が少ないので、安価な
システム構成にすることができる。
【0055】次に、本発明の第3実施例を図10を用い
て説明する。図10は本発明の第3実施例の2次風力選
別動作以降の動作を示すフローチャート図である。
【0056】この第3実施例では、第1実施例のステッ
プ7とステップ8とを逆にすると共に、ステップ9をス
テップ8の後に続いて直ぐに行なうようにしたものであ
る。
【0057】この第3実施例のステップ9では、第1実
施例のステップ7がない分だけ選別精度が低下するもの
の、第1実施例と同様に、塩素を含むポリ塩化ビニール
やポリ塩化ビニリデン等を含む混合廃プラスチックと、
他のフィルム状プラスチックや発泡スチロール等の有用
プラスチックを含む混合廃プラスチックとを選別して分
離し、フィルム状プラスチックや発泡スチロール等の有
用なプラスチックを含む混合廃プラスチックにおけるポ
リ塩化ビニールや塩化ビニリデン等の混入率を低減して
所定値以内として回収することができる。また、第3実
施例のステップ13、ステップ16及びステップ18で
は、第1実施例の対応する各ステップとほぼ同じ動作を
することができる。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、小型、省スペースであ
り、塩素を含むポリ塩化ビニルやポリ塩化ビニリデン等
のプラスチックを精度良く分離して有用プラスチックを
効率よく回収することが可能な混合廃プラスチック処理
装置及びその処理方法を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の混合廃プラスチック処理
装置の動作を示すフローチャート図である。
【図2】図1の混合廃プラスチック処理装置に用いる1
次破砕機の断面概略図である。
【図3】図1の混合廃プラスチック処理装置に用いる1
次磁力選別機の断面概略図である。
【図4】図1の混合廃プラスチック処理装置に用いる非
鉄金属選別機の断面概略図である。
【図5】図1の混合廃プラスチック処理装置に用いる2
次破砕機の断面概略図である。
【図6】図1の混合廃プラスチック処理装置に用いる3
次風力選別機の断面概略図である。
【図7】図1の混合廃プラスチック処理装置に用いる第
1篩の断面概略図である。
【図8】図1の混合廃プラスチック処理装置に用いる第
2乾式比重選別機の断面概略図である。
【図9】本発明の第2実施例の第2破砕動作以降の動作
を示すフローチャート図である。
【図10】本発明の第3実施例の2次風力選別動作以降
の動作を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
25a、25b、25e、25g、25h、25i、2
5k、25l…混合廃プラスチック、25c…鉄系破砕
片、25d…非鉄金属の破砕片、30…1次破砕機、3
1…ホッパ、31a…スクリーン部、32…回転刃、3
2a…ロータ、32b…破砕刃、33…搬送装置、40
…1次磁力選別機、41…無端ベルト、42…ローラ
ー、43…永久磁石、44…搬送装置、50…非鉄金属
選別機、51…供給装置、52…ベルトコンベア、53
…回転ドラム、54…非鉄金属回収部、55…混合廃プ
ラスチック回収部、60…2次破砕機、61…ホッパ、
61a…スクリーン部、62…回転刃、62a…ロー
タ、62b…破砕刃、63…排出部、70…3次風力選
別機、71…供給部、72…選別部、73…気流流入
部、74…サイクロン部、75…排出部、76…搬送装
置、80…第1篩、81…ホッパ、82…選別ケース、
83…振動網、84…弾性装置、85…加振装置、86
…第1排出口、87…第2排出口、90…第2乾式比重
選別機、91…ホッパ、92…振動網、93…ベースフ
レーム、94…リンク機構、95…シート部、96…ブ
ロワ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B07B 9/00 B07B 9/00 A 13/11 13/11 E B29B 17/00 ZAB B29B 17/00 ZAB // B29K 101:00 B29K 101:00 (72)発明者 十亀 求 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地株 式会社日立製作所環境システム推進本部内 Fターム(参考) 4D021 AA01 AB02 CA05 CB11 DA02 EA10 FA02 FA09 FA12 FA30 GA07 GA08 GA13 GA23 GB01 GB03 HA01 HA10 JA09 4D067 EE11 GA16 4F301 AA15 AA17 AC02 AC07 BA01 BA02 BA13 BA15 BA17 BA21 BF09 BF12 BF26 BF31

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】任意形状及び寸法のプラスチックが混ざっ
    た混合廃プラスチックを所定の大きさ以下に破砕する破
    砕機と、前記破砕機で破砕された混合廃プラスチックを
    その嵩比重により選別する風力選別機と、前記破砕機で
    破砕された混合廃プラスチックをその粒径により選別す
    る篩と、前記風力選別機及び前記篩で選別された混合廃
    プラスチックをその比重差により塩素系プラスチック及
    びその他のプラスチックに選別する乾式比重選別機とを
    備えたことを特徴とする混合廃プラスチック処理装置。
  2. 【請求項2】任意形状及び寸法のプラスチックが混ざっ
    た混合廃プラスチックを所定大きさ以下に破砕する破砕
    機と、前記破砕機で破砕された混合廃プラスチックをそ
    の嵩比重により選別する風力選別機と、前記風力選別機
    で選別された混合廃プラスチックをその粒径により選別
    する篩と、前記篩で選別された混合廃プラスチックをそ
    の比重差により塩素系プラスチック及びその他のプラス
    チックに選別する乾式比重選別機とを備えたことを特徴
    とする混合廃プラスチック処理装置。
  3. 【請求項3】任意形状及び寸法のプラスチックが混ざっ
    た混合廃プラスチックを所定大きさ以下に破砕する破砕
    機と、前記破砕機で破砕された混合廃プラスチックをそ
    の嵩比重により選別する複数の風力選別機と、前記破砕
    機で破砕された混合廃プラスチックをその粒径により選
    別する篩と、前記風力選別機及び前記篩で選別された混
    合廃プラスチックをその比重差により塩素系プラスチッ
    ク及びその他のプラスチックに選別する乾式比重選別機
    とを備えたことを特徴とする混合廃プラスチック処理装
    置。
  4. 【請求項4】任意形状及び寸法のプラスチックが混ざっ
    た混合廃プラスチックを所定大きさ以下に破砕する破砕
    機と、前記破砕機で破砕された混合廃プラスチックをそ
    の嵩比重により選別する複数の風力選別機と、前記風力
    選別機で選別された混合廃プラスチックをその粒径によ
    り選別するものであって、かつ前記複数の風力選別機の
    それぞれに対応して複数設けられる篩と、前記篩で選別
    された混合廃プラスチックをその比重差により塩素系プ
    ラスチック及びその他のプラスチックに選別するもので
    あって、かつ前記複数の篩のそれぞれに対応して複数設
    けられる乾式比重選別機とを備えたことを特徴とする混
    合廃プラスチック処理装置。
  5. 【請求項5】任意形状及び寸法のプラスチックが混ざっ
    た混合廃プラスチックを破砕機で所定大きさ以下に破砕
    する工程と、前記破砕機で破砕された混合廃プラスチッ
    クをその嵩比重により風力選別機で選別する工程と、前
    記破砕機で破砕された混合廃プラスチックをその粒径に
    より篩で選別する工程と、前記風力選別機及び前記篩で
    選別された混合廃プラスチックをその比重差により塩素
    系プラスチック及びその他のプラスチックに乾式比重選
    別機で選別する工程と有することを特徴とする混合廃プ
    ラスチック処理方法。
  6. 【請求項6】任意形状及び寸法のプラスチックが混ざっ
    た混合廃プラスチックを破砕機で所定大きさ以下に破砕
    する工程と、前記破砕機で破砕された混合廃プラスチッ
    クをその嵩比重により風力選別機で複数次にわたって選
    別する工程と、前記複数の風力選別機で選別された混合
    廃プラスチックをそれぞれに対応した複数の篩でそれぞ
    れの粒径により選別する工程と、前記複数の篩で選別さ
    れた混合廃プラスチックをそれぞれに対応した複数の乾
    式比重選別機でそれぞれの比重差により塩素系プラスチ
    ック及びその他のプラスチックに選別する工程とを有す
    ることを特徴とする混合廃プラスチック処理方法。
  7. 【請求項7】任意形状及び寸法のプラスチックが混ざっ
    た混合廃プラスチックを破砕機で所定大きさ以下に破砕
    する工程と、前記破砕機で破砕された混合廃プラスチッ
    クをその嵩比重により最初の風力選別機でフィルム状プ
    ラスチックや発泡スチロール等の嵩比重の小さい混合廃
    プラスチックとそれ以外の嵩比重の大きい混合廃プラス
    チックとに選別する工程と、前記最初の風力選別機で選
    別された嵩比重の小さい混合廃プラスチックを第1の乾
    式比重選別機で比重差により塩素系プラスチック及びそ
    の他のプラスチックに選別する工程と、前記最初の風力
    選別機で選別された嵩比重の大きい混合廃プラスチック
    をその嵩比重により複数のの風力選別機で複数の板厚の
    混合廃プラスチックに選別する工程と、前記複数の風力
    選別機で選別された複数の板厚の混合廃プラスチックを
    それぞれの板厚に対応した複数の篩でそれぞれの粒径に
    より選別する工程と、前記複数の篩で選別された混合廃
    プラスチックをそれぞれの板厚に対応した複数の乾式比
    重選別機でそれぞれの比重差により塩素系プラスチック
    及びその他のプラスチックに選別する工程とを有するこ
    とを特徴とする混合廃プラスチック処理方法。
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