JP2000342891A - 洗濯機のダンパー装置 - Google Patents
洗濯機のダンパー装置Info
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- D06F37/20—Mountings, e.g. resilient mountings, for the rotary receptacle, motor, tub or casing; Preventing or damping vibrations
- D06F37/24—Mountings, e.g. resilient mountings, for the rotary receptacle, motor, tub or casing; Preventing or damping vibrations in machines with a receptacle rotating or oscillating about a vertical axis
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- D06F37/26—Casings; Tubs
- D06F37/267—Tubs specially adapted for mounting thereto components or devices not provided for in preceding subgroups
- D06F37/268—Tubs specially adapted for mounting thereto components or devices not provided for in preceding subgroups for suspension devices
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F15/00—Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
- F16F15/02—Suppression of vibrations of non-rotating, e.g. reciprocating systems; Suppression of vibrations of rotating systems by use of members not moving with the rotating systems
- F16F15/04—Suppression of vibrations of non-rotating, e.g. reciprocating systems; Suppression of vibrations of rotating systems by use of members not moving with the rotating systems using elastic means
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F7/00—Vibration-dampers; Shock-absorbers
- F16F7/08—Vibration-dampers; Shock-absorbers with friction surfaces rectilinearly movable along each other
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F2222/00—Special physical effects, e.g. nature of damping effects
- F16F2222/04—Friction
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、洗濯槽から発生する荷重の偏りの
変化に応じてダンピング力可変手段のダンピング力が変
化して、洗濯時に発生する洗濯機の振動及び騒音を最小
化することができる洗濯機のダンパー装置を実現するこ
とを目的とする。 【解決手段】 洗濯機ケース５１の内部に洗濯槽５４が
吊り下げられた状態で支持されるように、上側部が洗濯
機ケース５１に連結され、下側部が洗濯槽５４に連結さ
れる吊棒６０と、前記吊棒６０の下端部に設けられるダ
ンパーベース７１と、前記ダンパーベース７１の上側に
位置し、前記吊棒６０に上下移動可能に嵌合され、荷重
変化に応じて圧縮されダンピング力を変化させるダンピ
ング力可変手段７０と、前記ダンピング力可変手段７０
と前記ダンパーベース７１との間に設けられ、緩衝作用
をするとともに前記ダンピング力可変手段７０に圧縮力
を提供する弾性手段とから構成される。
変化に応じてダンピング力可変手段のダンピング力が変
化して、洗濯時に発生する洗濯機の振動及び騒音を最小
化することができる洗濯機のダンパー装置を実現するこ
とを目的とする。 【解決手段】 洗濯機ケース５１の内部に洗濯槽５４が
吊り下げられた状態で支持されるように、上側部が洗濯
機ケース５１に連結され、下側部が洗濯槽５４に連結さ
れる吊棒６０と、前記吊棒６０の下端部に設けられるダ
ンパーベース７１と、前記ダンパーベース７１の上側に
位置し、前記吊棒６０に上下移動可能に嵌合され、荷重
変化に応じて圧縮されダンピング力を変化させるダンピ
ング力可変手段７０と、前記ダンピング力可変手段７０
と前記ダンパーベース７１との間に設けられ、緩衝作用
をするとともに前記ダンピング力可変手段７０に圧縮力
を提供する弾性手段とから構成される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は衣類などの洗濯物を
洗浄する洗濯機に関するもので、特に洗濯機ケース内に
洗濯槽が吊り下げられた状態となるように支持し、洗濯
機の作動時に発生する振動及び騒音を最小化し得るよう
にした洗濯機のダンパー装置に関するものである。
洗浄する洗濯機に関するもので、特に洗濯機ケース内に
洗濯槽が吊り下げられた状態となるように支持し、洗濯
機の作動時に発生する振動及び騒音を最小化し得るよう
にした洗濯機のダンパー装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、全自動洗濯機は水流を攪拌して
洗濯を行う装置であって、駆動方式又は攪拌方式によっ
て種々の洗濯機に区分することができる。図６は従来の
モーター直結式洗濯機を示す内部構成図であり、図７は
パルセーターを備える従来のクラッチ式洗濯機を示す内
部構成図である。
洗濯を行う装置であって、駆動方式又は攪拌方式によっ
て種々の洗濯機に区分することができる。図６は従来の
モーター直結式洗濯機を示す内部構成図であり、図７は
パルセーターを備える従来のクラッチ式洗濯機を示す内
部構成図である。
【０００３】図６に示すモーター直結式洗濯機は、内槽
１２が駆動軸１４に直接連結されモーター１５の作動に
より回転駆動される方式の洗濯機で、洗濯機ケース１１
内に４本の吊棒１６により、外槽１３と内槽１２とから
なる洗濯槽が吊り下げられた状態で支持されている。
１２が駆動軸１４に直接連結されモーター１５の作動に
より回転駆動される方式の洗濯機で、洗濯機ケース１１
内に４本の吊棒１６により、外槽１３と内槽１２とから
なる洗濯槽が吊り下げられた状態で支持されている。
【０００４】図７に示すクラッチ式洗濯機は、内槽２２
の底面に取り付けられたパルセーター２９がモーター２
５に連結された駆動軸２４により回転するようになって
いるとともに、駆動軸２４には回転動力を断続し得るよ
うにクラッチ装置２８が設けられ、外槽２３は、前記モ
ーター直結式洗濯機と同様、４本の吊棒２６により洗濯
機ケース２１に吊り下げられている。
の底面に取り付けられたパルセーター２９がモーター２
５に連結された駆動軸２４により回転するようになって
いるとともに、駆動軸２４には回転動力を断続し得るよ
うにクラッチ装置２８が設けられ、外槽２３は、前記モ
ーター直結式洗濯機と同様、４本の吊棒２６により洗濯
機ケース２１に吊り下げられている。
【０００５】このように、前記モーター直結式洗濯機又
はクラッチ式洗濯機は洗濯作動を行う内槽及び外槽が図
８に示すような吊棒１６、２６により洗濯機ケース内に
吊り下げられている。前記吊棒１６、２６は、図６及び
図８に示すように、上端部に係止部１６ａが装着され、
洗濯機ケースに固定されたブラケット１１ａに挿合さ
れ、下端部にはダンパー手段１７が取り付けられて、外
槽に固定されたブラケット１３ａを支持し、洗濯機の作
動時にダンパー機能をすることになる。
はクラッチ式洗濯機は洗濯作動を行う内槽及び外槽が図
８に示すような吊棒１６、２６により洗濯機ケース内に
吊り下げられている。前記吊棒１６、２６は、図６及び
図８に示すように、上端部に係止部１６ａが装着され、
洗濯機ケースに固定されたブラケット１１ａに挿合さ
れ、下端部にはダンパー手段１７が取り付けられて、外
槽に固定されたブラケット１３ａを支持し、洗濯機の作
動時にダンパー機能をすることになる。
【０００６】特に、前記ダンパー手段１７は、図８に示
すように、吊棒１６の端部にフランジ形になったダンパ
ーベース１７ａが設けられ、このダンパーベース１７ａ
の上側にはダンパースプリング１７ｂが位置し、このダ
ンパースプリング１７ｂには、外槽１３に固定されたブ
ラケット１３ａを支持するダンパーキャップ１７ｃが被
せられている。
すように、吊棒１６の端部にフランジ形になったダンパ
ーベース１７ａが設けられ、このダンパーベース１７ａ
の上側にはダンパースプリング１７ｂが位置し、このダ
ンパースプリング１７ｂには、外槽１３に固定されたブ
ラケット１３ａを支持するダンパーキャップ１７ｃが被
せられている。
【０００７】したがって、内槽及び外槽から伝達される
荷重はダンパーキャップ１７ｃを通じてダンパースプリ
ング１７ｂに伝達され、ダンパースプリング１７ｂは緩
衝作用をすることになる。このように、ダンパー手段１
７が備えられた２種の洗濯機は、脱水行程の初期には、
洗濯物の分布が回転軸に対して非対称をなしているた
め、荷重の偏りが発生し、これにより、振動及び騒音が
激しく発生する。
荷重はダンパーキャップ１７ｃを通じてダンパースプリ
ング１７ｂに伝達され、ダンパースプリング１７ｂは緩
衝作用をすることになる。このように、ダンパー手段１
７が備えられた２種の洗濯機は、脱水行程の初期には、
洗濯物の分布が回転軸に対して非対称をなしているた
め、荷重の偏りが発生し、これにより、振動及び騒音が
激しく発生する。
【０００８】このような振動を緩衝させるダンピング力
を提供することが前記ダンパー手段１７の重要な役割で
ある。すなわち、ダンピング力は運動エネルギーを熱エ
ネルギーなどに変換して振動を減少させる。前記ダンパ
ー手段１７では、ダンパーベース１７ａとダンパーキャ
ップ１７ｃで発生する乾式摩擦力と、ダンパーキャップ
１７ｃの内部に空気が流入されるか排出されることによ
りダンピング力が生成する。
を提供することが前記ダンパー手段１７の重要な役割で
ある。すなわち、ダンピング力は運動エネルギーを熱エ
ネルギーなどに変換して振動を減少させる。前記ダンパ
ー手段１７では、ダンパーベース１７ａとダンパーキャ
ップ１７ｃで発生する乾式摩擦力と、ダンパーキャップ
１７ｃの内部に空気が流入されるか排出されることによ
りダンピング力が生成する。
【０００９】しかし、このような従来技術のダンパー装
置は、脱水初期の荷重の偏りによる振動を防ぐためにダ
ンピング力を高くすると、正常運転時に騒音が大きくな
る欠点があり、正常運転時、騒音を減らすためにダンピ
ング力を低くすると、脱水初期の振動が大きくなって、
洗濯機のウォーキング現象が発生するという問題があ
る。
置は、脱水初期の荷重の偏りによる振動を防ぐためにダ
ンピング力を高くすると、正常運転時に騒音が大きくな
る欠点があり、正常運転時、騒音を減らすためにダンピ
ング力を低くすると、脱水初期の振動が大きくなって、
洗濯機のウォーキング現象が発生するという問題があ
る。
【００１０】結局、前記ダンパー手段１７が、脱水行程
初期作動時と正常洗濯行程時の特性を全て満足するダン
ピング力を形成しないと、内槽１２及び外槽１３から発
生した振動力が吊棒１６を通じて洗濯機ケース１１に大
部分伝達され、この振動力のうち、洗濯機ケース１１の
共振周波数に近い成分により洗濯機ケース１１の振動を
より大きくするとともに吊棒１６及び外槽１３に振動を
加えることにより、洗濯機の作動時、振動及び騒音の発
生がより高くなるという問題が発生する。
初期作動時と正常洗濯行程時の特性を全て満足するダン
ピング力を形成しないと、内槽１２及び外槽１３から発
生した振動力が吊棒１６を通じて洗濯機ケース１１に大
部分伝達され、この振動力のうち、洗濯機ケース１１の
共振周波数に近い成分により洗濯機ケース１１の振動を
より大きくするとともに吊棒１６及び外槽１３に振動を
加えることにより、洗濯機の作動時、振動及び騒音の発
生がより高くなるという問題が発生する。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記問題点を
解決するために案出されたもので、洗濯機の作動時に発
生する荷重の偏りの変化によりダンピング力が変化され
るように、ダンパー手段の構造を変更して、振動及び騒
音の発生を最小化し得る洗濯機のダンパー装置を提供す
ることを目的とする。
解決するために案出されたもので、洗濯機の作動時に発
生する荷重の偏りの変化によりダンピング力が変化され
るように、ダンパー手段の構造を変更して、振動及び騒
音の発生を最小化し得る洗濯機のダンパー装置を提供す
ることを目的とする。
【００１２】
【課題を解決するための手段】前記課題を実現するため
の本発明による洗濯機のダンパー装置は、洗濯機ケース
の内部に洗濯槽が吊り下げられた状態で支持されるよう
に、上側部が洗濯機ケースに連結され、下側部が洗濯槽
に連結される吊棒と、前記吊棒の下端部に設けられるダ
ンパーベースと、前記ダンパーベースの上側に位置し、
前記吊棒に上下移動可能に嵌合され、荷重変化に応じて
圧縮されダンピング力を変化させるダンピング力可変手
段と、前記ダンピング力可変手段と前記ダンパーベース
との間に設けられ、緩衝作用をするとともに前記ダンピ
ング力可変手段に圧縮力を提供する弾性手段とを含むこ
とを特徴とする。
の本発明による洗濯機のダンパー装置は、洗濯機ケース
の内部に洗濯槽が吊り下げられた状態で支持されるよう
に、上側部が洗濯機ケースに連結され、下側部が洗濯槽
に連結される吊棒と、前記吊棒の下端部に設けられるダ
ンパーベースと、前記ダンパーベースの上側に位置し、
前記吊棒に上下移動可能に嵌合され、荷重変化に応じて
圧縮されダンピング力を変化させるダンピング力可変手
段と、前記ダンピング力可変手段と前記ダンパーベース
との間に設けられ、緩衝作用をするとともに前記ダンピ
ング力可変手段に圧縮力を提供する弾性手段とを含むこ
とを特徴とする。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の実施の形態を説明する。図１は本発明によるダンパー
装置が設けられたモーター直結式洗濯機の内部構成図
で、洗濯機ケース５１内に内槽５２と外槽５３とからな
る洗濯槽５４が４本の吊棒６０により吊り下げられた状
態で支持される。そして、前記外槽５３の下部にはモー
ター５５が設けられ、このモーター５５の駆動軸５６は
外槽５３を貫通して内槽５２に連結されることにより、
内槽５２を回転させることになる。
の実施の形態を説明する。図１は本発明によるダンパー
装置が設けられたモーター直結式洗濯機の内部構成図
で、洗濯機ケース５１内に内槽５２と外槽５３とからな
る洗濯槽５４が４本の吊棒６０により吊り下げられた状
態で支持される。そして、前記外槽５３の下部にはモー
ター５５が設けられ、このモーター５５の駆動軸５６は
外槽５３を貫通して内槽５２に連結されることにより、
内槽５２を回転させることになる。
【００１４】前記吊棒６０は長棒形に形成され、その上
端部は洗濯機ケース５１に固定されたブラケット５１ａ
に連結され、下端部は外槽５３に固定された固定ブラケ
ット５３ａに連結される。また、前記吊棒６０の下端部
にはダンピング力可変手段７０が設けられることによ
り、洗濯機の作動時、荷重変化によりダンピング力が変
化しながら洗濯槽５４に緩衝作用を付与することにな
る。
端部は洗濯機ケース５１に固定されたブラケット５１ａ
に連結され、下端部は外槽５３に固定された固定ブラケ
ット５３ａに連結される。また、前記吊棒６０の下端部
にはダンピング力可変手段７０が設けられることによ
り、洗濯機の作動時、荷重変化によりダンピング力が変
化しながら洗濯槽５４に緩衝作用を付与することにな
る。
【００１５】図２は前記吊棒６０及びダンピング力可変
手段７０を示す詳細図で、前記吊棒６０の上端部には係
止部６５が嵌合され、前記係止部６５は前記ブラケット
５１ａに形成された孔５１ｂに挿合され、吊棒６０の下
側部には前記ダンピング力可変手段７０が設けられ、こ
れは外槽５３に固定されたブラケット５３ａに結合され
る。
手段７０を示す詳細図で、前記吊棒６０の上端部には係
止部６５が嵌合され、前記係止部６５は前記ブラケット
５１ａに形成された孔５１ｂに挿合され、吊棒６０の下
側部には前記ダンピング力可変手段７０が設けられ、こ
れは外槽５３に固定されたブラケット５３ａに結合され
る。
【００１６】前記吊棒６０の端部６１にはワッシャ形状
のダンパーベース７１が設けられ、前記吊棒６０の端部
６１は、前記ダンパーベース７１離脱しないように、外
方に膨出されている。前記ダンパーベース７１の上側に
は、吊棒６０に嵌合された弾性手段であるダンパースプ
リング７３が位置し、このダンパースプリング７３上に
は支持部材８０が配置される。
のダンパーベース７１が設けられ、前記吊棒６０の端部
６１は、前記ダンパーベース７１離脱しないように、外
方に膨出されている。前記ダンパーベース７１の上側に
は、吊棒６０に嵌合された弾性手段であるダンパースプ
リング７３が位置し、このダンパースプリング７３上に
は支持部材８０が配置される。
【００１７】前記支持部材８０は、その中央部にホール
８１が形成され、前記吊棒６０に上下移動可能に嵌合さ
れ、前記外槽５３のブラケット５３ａとダンパースプリ
ング７３との間に位置して前記ブラケット５３ａを支持
することで洗濯槽５４を支持することになる。前記支持
部材８０の円筒形溝８６には、前記吊棒６０に接触しな
がら摩擦力を発生する摩擦部材９０が挿合される。
８１が形成され、前記吊棒６０に上下移動可能に嵌合さ
れ、前記外槽５３のブラケット５３ａとダンパースプリ
ング７３との間に位置して前記ブラケット５３ａを支持
することで洗濯槽５４を支持することになる。前記支持
部材８０の円筒形溝８６には、前記吊棒６０に接触しな
がら摩擦力を発生する摩擦部材９０が挿合される。
【００１８】ダンピング力可変手段７０を構成する前記
支持部材８０と摩擦部材９０は、洗濯機の作動時、外槽
５３とダンパースプリング７３との間で発生する上下方
向の荷重変化に応じて、前記吊棒６０と接触する摩擦力
が変化するように設置される。
支持部材８０と摩擦部材９０は、洗濯機の作動時、外槽
５３とダンパースプリング７３との間で発生する上下方
向の荷重変化に応じて、前記吊棒６０と接触する摩擦力
が変化するように設置される。
【００１９】図３は前記支持部材８０を示す詳細図で、
（ａ）は平面図、（ｂ）は正面図、（ｃ）は底面図であ
る。前記支持部材８０は、上側からブラケット挿入部８
２、本体部８４、弾性部材挿入部８３が一体型に形成さ
れる。前記ブラケット挿入部８２と弾性部材挿入部８３
は前記本体部８４の上側と下側にそれぞれ円筒形に突設
され、それぞれ前記外槽５３のブラケット５３ａと前記
ダンパースプリング７３に挿入される。
（ａ）は平面図、（ｂ）は正面図、（ｃ）は底面図であ
る。前記支持部材８０は、上側からブラケット挿入部８
２、本体部８４、弾性部材挿入部８３が一体型に形成さ
れる。前記ブラケット挿入部８２と弾性部材挿入部８３
は前記本体部８４の上側と下側にそれぞれ円筒形に突設
され、それぞれ前記外槽５３のブラケット５３ａと前記
ダンパースプリング７３に挿入される。
【００２０】一方、前記支持部材８０は、前記弾性部材
挿入部８３の下端から前記ブラケット挿入部８４の一定
高さまで切開部８５が形成され、前記本体部８４と弾性
部材挿入部８３には、図２に示すように、内部に前記摩
擦部材９０が挿合される円筒形溝８６が形成される。
挿入部８３の下端から前記ブラケット挿入部８４の一定
高さまで切開部８５が形成され、前記本体部８４と弾性
部材挿入部８３には、図２に示すように、内部に前記摩
擦部材９０が挿合される円筒形溝８６が形成される。
【００２１】前記本体部８４は前記ブラケット挿入部８
２と弾性部材挿入部８３との間に外方に膨出され、上下
側面が傾斜面に形成されて、前記外槽５３とダンパース
プリング７３との間の垂直圧縮力を水平圧縮力に転換さ
せる役割を果たす。
２と弾性部材挿入部８３との間に外方に膨出され、上下
側面が傾斜面に形成されて、前記外槽５３とダンパース
プリング７３との間の垂直圧縮力を水平圧縮力に転換さ
せる役割を果たす。
【００２２】このような本体部８４は、その上下側面が
中央に行くほどに厚くなる傾斜曲面に形成されるので、
前記外槽５３から荷重が、ダンパースプリング７３から
圧縮力が提供される場合、前記切開部８５により内方に
締められるように形成される。
中央に行くほどに厚くなる傾斜曲面に形成されるので、
前記外槽５３から荷重が、ダンパースプリング７３から
圧縮力が提供される場合、前記切開部８５により内方に
締められるように形成される。
【００２３】図４は前記のような支持部材８０の内側に
挿入される摩擦部材９０を示す詳細図で、（ａ）は平面
図、（ｂ）は（ａ）図のＡ−Ａ線における断面図であ
る。前記摩擦部材９０は、前記吊棒６０と支持部材８０
との間に介在されるように、円筒形に形成され、素材は
圧縮変形及び摩擦力形成の容易なゴム材からなることが
好ましい。
挿入される摩擦部材９０を示す詳細図で、（ａ）は平面
図、（ｂ）は（ａ）図のＡ−Ａ線における断面図であ
る。前記摩擦部材９０は、前記吊棒６０と支持部材８０
との間に介在されるように、円筒形に形成され、素材は
圧縮変形及び摩擦力形成の容易なゴム材からなることが
好ましい。
【００２４】そして、前記摩擦部材９０の内側には潤滑
材が注入されることが好ましい。これは、潤滑材を注入
しなかった場合、摩擦部材９０と吊棒６０との間で発生
し得る過度な乾式摩擦力により、荷重の増減に応じてダ
ンピング力を効果的に変化させることが難しいため、摩
擦部材９０の内側に所定の潤滑材、つまりグリースなど
を注入して適切な摩擦力を付与するためのものである。
材が注入されることが好ましい。これは、潤滑材を注入
しなかった場合、摩擦部材９０と吊棒６０との間で発生
し得る過度な乾式摩擦力により、荷重の増減に応じてダ
ンピング力を効果的に変化させることが難しいため、摩
擦部材９０の内側に所定の潤滑材、つまりグリースなど
を注入して適切な摩擦力を付与するためのものである。
【００２５】このような摩擦部材９０は、内部に形成さ
れたホール９１に前記潤滑材を円滑に供給あるいは注入
し得るように、上下方に多数の長溝９２が形成される。
もちろん、前記長溝９２は、吊棒６０と接触するとき、
均衡的な摩擦力を形成し得るように、左右対称に形成さ
れることが好ましい。
れたホール９１に前記潤滑材を円滑に供給あるいは注入
し得るように、上下方に多数の長溝９２が形成される。
もちろん、前記長溝９２は、吊棒６０と接触するとき、
均衡的な摩擦力を形成し得るように、左右対称に形成さ
れることが好ましい。
【００２６】前記ホール９１の下側には、内部に注入さ
れた潤滑材が受容されるように、凹溝部９３が形成さ
れ、この凹溝部９３の下側には、潤滑材が漏出されない
ように、相対的に内径が小さく形成されたＯ−リング部
９４が形成される。
れた潤滑材が受容されるように、凹溝部９３が形成さ
れ、この凹溝部９３の下側には、潤滑材が漏出されない
ように、相対的に内径が小さく形成されたＯ−リング部
９４が形成される。
【００２７】前記摩擦部材９０は、前記吊棒６０に接触
し摺動するにつれて次第に磨耗されるとしても、前記支
持部材８０が外槽５３のブラケット５３ａとダンパース
プリング７３により内方に圧縮される場合、続けて吊棒
６０と接触して摩擦力を発生することになる。
し摺動するにつれて次第に磨耗されるとしても、前記支
持部材８０が外槽５３のブラケット５３ａとダンパース
プリング７３により内方に圧縮される場合、続けて吊棒
６０と接触して摩擦力を発生することになる。
【００２８】一方、摩擦部材９０は、支持部材８０の内
部に容易に設置されるため、図３及び図４に示すよう
に、摩擦部材９０の外面両側に突出部９５がそれぞれ形
成され、前記支持部材８０には、前記突出部９５と係合
される係合孔８７が形成される。
部に容易に設置されるため、図３及び図４に示すよう
に、摩擦部材９０の外面両側に突出部９５がそれぞれ形
成され、前記支持部材８０には、前記突出部９５と係合
される係合孔８７が形成される。
【００２９】一方、図５は前記摩擦部材の他の実施の形
態を示す平面図で、摩擦部材９０’は、前記支持部材８
０を通じて内方に圧縮力が加わる場合、変形が容易に進
行されながら摩擦力を形成するように、内側のガイド溝
９２’と同一半径方向の外側面に、上下方に溝９６’が
形成される。したがって、前記摩擦部材９０’は、前記
溝９６’が形成されていない突出面９７’に集中的に洗
濯槽５４の荷重が作用するので、摩擦部材９０’の変形
がより円滑に進行しながら前記吊棒６０との間で摩擦力
を形成することになる。
態を示す平面図で、摩擦部材９０’は、前記支持部材８
０を通じて内方に圧縮力が加わる場合、変形が容易に進
行されながら摩擦力を形成するように、内側のガイド溝
９２’と同一半径方向の外側面に、上下方に溝９６’が
形成される。したがって、前記摩擦部材９０’は、前記
溝９６’が形成されていない突出面９７’に集中的に洗
濯槽５４の荷重が作用するので、摩擦部材９０’の変形
がより円滑に進行しながら前記吊棒６０との間で摩擦力
を形成することになる。
【００３０】このように構成される本発明による洗濯機
のダンパー装置の作用を説明するとつぎのようである。
図１に示す洗濯機において、洗濯機が作動すると、内槽
５２内の水流発生により洗濯物が攪拌されながら洗濯行
程が進行され、洗濯行程及び濯ぎ行程が終わると、内槽
５２が高速に回転して脱水行程を行う。このように、洗
濯機が洗濯行程又は脱水行程を行う場合、内部の洗濯物
と洗濯水の流動により荷重変化が発生し、特に脱水行程
初期には大きな荷重の偏りが発生することになる。
のダンパー装置の作用を説明するとつぎのようである。
図１に示す洗濯機において、洗濯機が作動すると、内槽
５２内の水流発生により洗濯物が攪拌されながら洗濯行
程が進行され、洗濯行程及び濯ぎ行程が終わると、内槽
５２が高速に回転して脱水行程を行う。このように、洗
濯機が洗濯行程又は脱水行程を行う場合、内部の洗濯物
と洗濯水の流動により荷重変化が発生し、特に脱水行程
初期には大きな荷重の偏りが発生することになる。
【００３１】このように、瞬間的に大きな荷重の偏りが
発生すると、この荷重変化は外槽５３及び支持部材８０
を通じてダンパースプリング７３に伝達され、この際
に、支持部材８０は外槽のブラケット５３ａとダンパー
スプリング７３との間で圧縮力を受けるので、切開部８
５が狭くなり、内部に挿入された摩擦部材９０が圧縮さ
れる。したがって、前記外槽５３を支持する４本の吊棒
６０のうち、荷重が増加するほうの摩擦部材９０と吊棒
６０との摩擦力はほかの吊棒６０の摩擦部材と吊棒との
摩擦力より増大するので、荷重の偏りにより外槽５３が
平衡を失って回転することを防止して、大きい振動の発
生を最小化することができる。
発生すると、この荷重変化は外槽５３及び支持部材８０
を通じてダンパースプリング７３に伝達され、この際
に、支持部材８０は外槽のブラケット５３ａとダンパー
スプリング７３との間で圧縮力を受けるので、切開部８
５が狭くなり、内部に挿入された摩擦部材９０が圧縮さ
れる。したがって、前記外槽５３を支持する４本の吊棒
６０のうち、荷重が増加するほうの摩擦部材９０と吊棒
６０との摩擦力はほかの吊棒６０の摩擦部材と吊棒との
摩擦力より増大するので、荷重の偏りにより外槽５３が
平衡を失って回転することを防止して、大きい振動の発
生を最小化することができる。
【００３２】このように、本発明のダンパー手段は、荷
重の増減に応じてダンピング力が変化するので、洗濯槽
の荷重が大きく作用する場合には、それに相応するダン
ピング力を増加させることにより、洗濯機の作動時に発
生する瞬間的な荷重変化にも効果的に対応して、振動及
び騒音の発生を減らし得ることになる。本発明のダンパ
ー装置は、モーター直結式洗濯機のみならず、そのほか
のどの種の洗濯機にも幅広く適用できる。
重の増減に応じてダンピング力が変化するので、洗濯槽
の荷重が大きく作用する場合には、それに相応するダン
ピング力を増加させることにより、洗濯機の作動時に発
生する瞬間的な荷重変化にも効果的に対応して、振動及
び騒音の発生を減らし得ることになる。本発明のダンパ
ー装置は、モーター直結式洗濯機のみならず、そのほか
のどの種の洗濯機にも幅広く適用できる。
【００３３】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の洗濯機の
ダンパー装置は、脱水行程の初期作動のように、荷重の
偏りが発生するとき、ダンピング力を変化させて振動発
生を最小化することはもちろん、正常作動時にも、吊棒
を通じて洗濯機ケースに伝達される荷重を効率的に緩衝
して騒音発生を減らし得る効果を提供する。また、本発
明のダンパー装置は、長時間の使用により、摩擦部材と
吊棒との間の摩擦面が磨耗されても、支持部材により摩
擦部材が圧縮されるので、ダンピング力が低下すること
を防止して、優秀なダンピング性能を長時間維持する効
果も提供する。
ダンパー装置は、脱水行程の初期作動のように、荷重の
偏りが発生するとき、ダンピング力を変化させて振動発
生を最小化することはもちろん、正常作動時にも、吊棒
を通じて洗濯機ケースに伝達される荷重を効率的に緩衝
して騒音発生を減らし得る効果を提供する。また、本発
明のダンパー装置は、長時間の使用により、摩擦部材と
吊棒との間の摩擦面が磨耗されても、支持部材により摩
擦部材が圧縮されるので、ダンピング力が低下すること
を防止して、優秀なダンピング性能を長時間維持する効
果も提供する。
【図１】本発明によるダンパー装置を備える洗濯機の内
部構成図である。
部構成図である。
【図２】本発明によるダンパー装置を示す断面図であ
る。
る。
【図３】本発明の要部である支持部材を示す図で、
（ａ）は平面図、（ｂ）は正面図、（ｃ）は底面図であ
る。
（ａ）は平面図、（ｂ）は正面図、（ｃ）は底面図であ
る。
【図４】本発明の要部である摩擦部材を示す図で、
（ａ）は平面図、（ｂ）は（ａ）図のＡ−Ａ線について
の断面図である。
（ａ）は平面図、（ｂ）は（ａ）図のＡ−Ａ線について
の断面図である。
【図５】本発明の摩擦部材の他の実施例を示す平面図で
ある。
ある。
【図６】従来技術のダンパー装置を備えるモーター直結
式洗濯機の内部構成図である。
式洗濯機の内部構成図である。
【図７】従来技術のダンパー装置を備えるクラッチ式洗
濯機の内部構成図である。
濯機の内部構成図である。
【図８】従来技術のダンパー装置を示す断面図である。
５１…洗濯機ケース ５１ａ…ブラケット ５２…内槽 ５３…外槽 ５３ａ…ブラケット ６０…吊棒 ７０…ダンピング力可変手段 ７１…ダンパーベース ７３…ダンパースプリング ８０…支持部材 ８１…ホール ８２…ブラケット挿入部 ８３…弾性部材挿入部 ８４…本体部 ８５…切開部 ８６…円筒形溝 ８７…係合孔 ９０…摩擦部材 ９１…ホール ９２…長溝 ９３…凹溝部 ９４…Ｏ−リング部 ９５…突出部
Claims (10)
- 【請求項１】 洗濯機ケースの内部に洗濯槽が吊り下げ
られた状態で支持されるように、上側部が洗濯機ケース
に連結され、下側部が洗濯槽に連結される吊棒と、 前記吊棒の下端部に設けられるダンパーベースと、 前記ダンパーベースの上側に位置し、前記吊棒に上下移
動可能に嵌合され、荷重変化に応じて圧縮されダンピン
グ力を変化させるダンピング力可変手段と、 前記ダンピング力可変手段と前記ダンパーベースとの間
に設けられ、緩衝作用をするとともに前記ダンピング力
可変手段に圧縮力を提供する弾性手段とから構成される
ことを特徴とする洗濯機のダンパー装置。 - 【請求項２】 前記ダンピング力可変手段は、洗濯槽に
固定されたブラケットを支持し、前記弾性手段から提供
される圧縮力と洗濯槽の荷重に応じて内外方に変形され
る支持部材と、前記支持部材の内部に設けられ、前記支
持部材の変形に応じて、前記吊棒との接触時に発生する
摩擦力を変化させる摩擦部材とから構成されることを特
徴とする請求項１記載の洗濯機のダンパー装置。 - 【請求項３】 前記ダンピング力可変手段は、前記摩擦
部材の内側面に潤滑材注入通路が形成されることを特徴
とする請求項２記載の洗濯機のダンパー装置。 - 【請求項４】 前記支持部材は、前記洗濯槽のブラケッ
トと弾性手段との間に位置し、上下方向への圧縮力が作
用すると、内外方に変形されるように、前記洗濯槽のブ
ラケット及び弾性手段とそれぞれ接触する上下側面が中
央部から外方に行くほどに薄くなるように傾斜面に膨出
され、下端部から一定高さまで上下方に切開部が形成さ
れる本体部を含むことを特徴とする請求項２記載の洗濯
機のダンパー装置。 - 【請求項５】 前記支持部材は、前記本体部の上部側に
円筒形に突出され洗濯槽のブラケットに挿入されるブラ
ケット挿入部と、前記本体部の下部側に円筒形に突出さ
れ前記弾性手段の上端に挿入される弾性部材挿入部とか
ら一体に形成されることを特徴とする請求項４記載の洗
濯機のダンパー装置。 - 【請求項６】 前記支持部材は、前記本体部と前記弾性
部材挿入部の内部に前記摩擦部材が挿入される円筒形溝
が形成されることを特徴とする請求項５記載の洗濯機の
ダンパー装置。 - 【請求項７】 前記摩擦部材は、円筒形ゴム材から形成
され、中央部のホールには上下方に長溝が形成され、前
記ホールの下部側には潤滑材が受容される凹溝部が形成
されることを特徴とする請求項２記載の洗濯機のダンパ
ー装置。 - 【請求項８】 前記摩擦部材は、前記凹溝部の下側に、
潤滑材が漏出されないように、前記ホールより内径の小
さいＯ−リング部が形成されることを特徴とする請求項
７記載の洗濯機のダンパー装置。 - 【請求項９】 前記摩擦部材は、その外側面に複数の突
出部が形成されることを特徴とする請求項２又は７記載
の洗濯機のダンパー装置。 - 【請求項１０】 前記摩擦部材は、その外側面に上下方
に複数の溝が形成されることを特徴とする請求項２又は
７記載の洗濯機のダンパー装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| KR10-1999-0019967A KR100437062B1 (ko) | 1999-06-01 | 1999-06-01 | 세탁기의 댐퍼 장치 |
| KR19967/1999 | 1999-06-01 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000342891A true JP2000342891A (ja) | 2000-12-12 |
Family
ID=19589074
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000017975A Pending JP2000342891A (ja) | 1999-06-01 | 2000-01-25 | 洗濯機のダンパー装置 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6397643B1 (ja) |
| JP (1) | JP2000342891A (ja) |
| KR (1) | KR100437062B1 (ja) |
| CN (1) | CN1217053C (ja) |
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081104 |
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| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090414 |