JP2000342365A - スライドレール - Google Patents

スライドレール

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JP2000342365A
JP2000342365A JP11160394A JP16039499A JP2000342365A JP 2000342365 A JP2000342365 A JP 2000342365A JP 11160394 A JP11160394 A JP 11160394A JP 16039499 A JP16039499 A JP 16039499A JP 2000342365 A JP2000342365 A JP 2000342365A
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Tadashi Yamada
田 忠 志 山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、特に両方向に引き出し可能なスラ
イドレールに関するものであり、移動側アウターメンバ
の移動にインナーメンバが確実に対応して移動し、移動
側アウターメンバーの端部と固定側アウターメンバーの
端部より、インナーメンバーの端部が突出するのを確実
に防止するスライドレールを提供する事を目的とする。 【構成】 固定側アウターメンバーと、該固定側アウタ
ーメンバーに対向して設けられた移動側アウターメンバ
ーと、上記両メンバー間に嵌挿されたインナーメンバー
等からなり、インナーメンバーと移動側アウターメンバ
ーの前後端部が、固定側アウターメンバーの前後端部よ
り突出可能としたスライドレールにおいて、移動側アウ
ターメンバーの端部と固定側アウターメンバーの端部よ
り、インナーメンバーの端部が突出するのを防止する突
出防止ストッパーを設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、スライドレール
に関するものであり、特に固定側アウターメンバーの前
後方向に、インナーメンバーと移動側アウターメンバー
の端部が突出可能なスライドレール、いわゆる両方向に
引き出し可能なスライドレールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】 従来、固定側アウターメンバーと、該
固定側アウターメンバーに対向して設けられた移動側ア
ウターメンバーと、上記両メンバー間に嵌挿されたイン
ナーメンバー等からなり、インナーメンバーと移動側ア
ウターメンバーの前後端部が、固定側アウターメンバー
の前後端部より突出可能としたスライドレールにおい
て、移動側アウターメンバーに取り付けられる引き出
し、あるいは物品の重量、スライドスピード、各メンバ
ーの加工精度等によって、各メンバーが順序よくスライ
ドする事はなく、移動側アウターメンバーだけがスライ
ドし、インナーメンバーが固定側アウターメンバーと移
動側アウターメンバーの外側に飛び出した状態で残留す
ることがあった。この為、スライドーレールの強度が低
下し、この状態が繰り返し発生すると、各メンバーが変
形し故障の原因となったり、あるいは突出したインナー
メンバーの端部が、引き出しの表面板裏面に衝突した
り、さらに、物品が所定位置まで移動した状態でインナ
メンバーが物品外に突出したりする問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 本発明は、移動側ア
ウターメンバの移動にインナーメンバが確実に対応して
移動し、移動側アウターメンバーの端部と固定側アウタ
ーメンバーの端部より、インナーメンバーの端部が突出
するのを(インナーメンバーが残留したり、飛び出した
りするのを)確実に防止するスライドレールを提供する
事を課題とする。
【0004】
【課題を解決する為の手段】 そこで、上記課題を解決
する為、本発明が第1の手段として構成したところは、
固定側アウターメンバーと、該固定側アウターメンバー
に対向して設けられた移動側アウターメンバーと、上記
両メンバー間に嵌挿されたインナーメンバー等からな
り、インナーメンバーと移動側アウターメンバーの前後
端部が、固定側アウターメンバーの前後端部より突出可
能としたスライドレールにおいて、移動側アウターメン
バーの端部と固定側アウターメンバーの端部より、イン
ナーメンバーの端部が突出するのを防止する突出防止ス
トッパーを設けたものである。
【0005】又、本発明が第2の手段として構成したと
ころは、固定側アウターメンバーと、該固定側アウター
メンバーに対向して設けられた移動側アウターメンバー
と、上記両メンバー間に嵌挿されたインナーメンバー等
からなり、インナーメンバーと移動側アウターメンバー
の前後端部が、固定側アウターメンバーの前後端部より
突出可能としたスライドレールにおいて、移動側アウタ
ーメンバーの端部と固定側アウターメンバーの端部よ
り、インナーメンバーの端部が突出するのを防止する突
出防止ストッパーが、インナーメンバーの前後両端部に
設けたものである。
【0006】又、本発明が第3の手段として構成したと
ころは固定側アウターメンバーと、該固定側アウターメ
ンバーに対向して設けられた移動側アウターメンバー
と、上記両メンバー間に嵌挿されたインナーメンバー等
からなり、インナーメンバーと移動側アウターメンバー
の前後端部が、固定側アウターメンバー前後端部より突
出可能としたスライドレールにおいて、インナーメンバ
ーの単独での移動を防止する第1姿勢と、固定側アウタ
ーメンバーよりインナメンバーが突出し、インナーメン
バーより移動側アウターメンバーが突出した状態で、移
動側アウターメンバーが突出方向とは反対方向に移動し
た時、移動側アウターメンバーの移動方向側に係止し、
インナーメンバーが移動側アウターメンバーの移動方向
と反対側で、移動側アウターメンバーから突出するのを
防止する第2姿勢とに変移する突出防止ストッパーを、
インナーメンバーの前後両端部に設けたものである。
【0007】又、本発明が第4の手段として構成したと
ころは固定側アウターメンバーと、該固定側アウターメ
ンバーに対向して設けられた移動側アウターメンバー
と、上記両メンバー間に嵌挿されたインナーメンバー等
からなり、インナーメンバーと移動側アウターメンバー
の前後端部が、固定側アウターメンバー前後端部より突
出可能としたスライドレールにおいて、インナーメンバ
ーの単独での移動を防止する第1姿勢と、固定側アウタ
ーメンバーよりインナメンバーが突出し、インナーメン
バーより移動側アウターメンバーが突出した状態で、移
動側アウターメンバーが突出方向とは反対方向に移動し
た時、移動側アウターメンバーの移動方向側に係止し、
インナーメンバーが移動側アウターメンバーの移動方向
と反対側で、移動側アウターメンバーから突出するのを
防止する第2姿勢とに変移する突出防止ストッパーを、
常に第1姿勢となるよう付勢したものである。
【0008】又本発明が、第5の手段として構成したと
ころは、断面略C字形の固定側アウターメンバーと、該
固定側アウターメンバーに対向して設けられた断面略C
字形の移動側アウターメンバーと、上記両メンバー間に
嵌挿された断面略I字形のインナーメンバー等からな
り、インナーメンバーの前後端部と、移動側アウターメ
ンバーの前後端部が、固定側アウターメンバーの前後端
部から突出してスライド可能としたスライドレールにお
いて、固定側アウターメンバーより突出したインナメン
バーに対し移動側アウターメンバーが突出した状態で、
インナーメンバーの突出方向とは反対側のインナーメン
バーの端部に、移動側アウターメンバーの高さ方向の外
方に突出する上係止突部と、固定側アウターメンバーの
高さ方向の内面に接触する下係止突部を有して第2姿勢
に維持された第1突出防止ストッパーが回動自在に構成
される一方、前記状態で、インナーメンバーの突出方向
の端部に、固定側アウターメンバーの高さ方向の外方に
突出する上係止突部と、移動側アウターメンバーの高さ
方向の内面に接触する下係止突部を有して第2姿勢に維
持された第2突出防止ストッパーが回動自在に構成さ
れ、移動側アウターメンバーの移動方向側が、第1突出
防止ストッパーの上係止突部に係止した時、第2突出防
止ストッパーの下係止突部が移動側アウターメンバーの
内面との接触状態が解除され、固定側アウターメンバー
と移動側アウターメンバーの両方に仮係止可能な状態と
なる第1姿勢に変移し、第2突出防止ストッパーが第2
姿勢の状態で、インナーメンバーと移動側アウターメン
バーと共に移動して、固定側アウターメンバーに仮係止
した時、第1突出防止ストッパーが第2 突出防止ストッ
パーと同様に第1姿勢に変移し、移動側アウターメンバ
ーの端部と固定側アウターメンバーの端部より、インナ
ーメンバーの端部が突出するのを防止したものである。
【0009】又、本発明が第6の手段として構成したと
ころは、固定側アウターメンバーと、該固定側アウター
メンバーに対向して設けられた移動側アウターメンバー
と、上記両メンバー間に嵌挿されたインナーメンバーが
ほぼ同等の長さに形成され、インナーメンバーの前後半
部と移動側アウターメンバーの全長が、固定側アウター
メンバーの前後方向に突出してスライド可能としたスラ
イドレールにおいて、移動側アウターメンバーの端部と
固定側アウターメンバーの端部より、インナーメンバー
の端部が突出するのを防止する第1、第2突出防止スト
ッパーがインナーメンバーの前後端部に対向して設けら
れ、インナーメンバーと移動側アウターメンバーが固定
側アウターメンバーに対しその全長が重合した状態で、
第1、第2突出防止ストッパーは、固定側アウターメン
バーと移動側アウターメンバーに仮係止して、インナー
メンバーが単独で前後方向に移動するのを防止する第1
姿勢と、移動側アウターメンバーが移動すると、移動方
向側の突出防止ストッパーは、インナーメンバーと共に
移動するか、あるいは移動側アウターメンバーとの仮係
止状態が解除されて固定側アウターメンバーにのみ係止
する第2姿勢に変移し、同時に、移動方向と反対側の突
出防止ストッパーは、固定側アウターメンバーとの仮係
止状態が解除されて、移動側アウターメンバーにのみ係
止する第2姿勢に変移するか、あるいは、移動側アウタ
ーメンバーの移動側と反対側の端部が移動して、インナ
ーメンバーが移動可能な状態となるものである。
【0010】
【実施例】 以下、本発明を添付図面に基づいて説明す
る。尚、説明の便宜上、図3において左右方向を前後方
向、上下方向を高さ方向として説明する。図2におい
て、符号10は、本発明のスライドレールを示し、スラ
イドレール100は、固定側アウターメンバー1と、固
定側アウターメンバー1に対向して設けられた移動側ア
ウターメンバー2と、固定側アウターメンバー1と移動
側アウターメンバー2間に嵌挿自在に設けられたインナ
ーメンバー3と、固定側アウターメンバー1とインナー
メンバー3間にに設けられた内側リテーナー4と、イン
ナーメンバー3と移動側アウターメンバー2間設けられ
た外側リテーナ5と、固定側アウターメンバー1とイン
ナーメンバー3間で内側リテーナー4に回転自在に保持
されたボール40・・・と、インナーメンバー3と移動
側アウターメンバー2間で、外側リテーナ5に回転自在
に保持されたボール50・・・と、インナーメンバー3
の前後端部に設けられた第1、第2突出防止ストッパー
6、7より構成されている。
【0011】固定側アウターメンバー1は、帯状金属板
の上下端部を内向き円弧状あるいはV字状に彎曲せしめ
て形成した内面前後方向に上下ボール案内溝11、11
を有する上下折曲縁12、12と基板10より断面略C
字形に構成され、基板10の前後端部には、インナーメ
ンバー3側に突出せしめた内側リテーナー4の前後端部
が当接する内側リテーナー前後端スットパー13、13
が形成されている。符号14・・・は固定部材への取り
付け孔を示している。
【0012】移動側アウターメンバー2は、固定側アウ
ターメンバー1とほぼ同長で、内面前後方向に上下ボー
ル案内溝21、21を有する上下折曲縁22、22と、
基板20より、断面略C字形に構成され、固定側アウタ
ーメンバー1に対向してもうけられ、基板20の前後端
部には、インナーメンバー3側に突出して、外側リテー
ナー5の前後端部が当接する外側リテーナー前後端スッ
トパー23、23が形成されている。符号24・・・は
移動部材への取り付け孔を示している。
【0013】インナーメンバー3は、上記両アウターメ
ンバー1、2間に嵌挿可能な大きさで、ほぼ同長に形成
されている。詳しくは、 2つの帯状金属板の上下端部を
外向き円弧状あるいはV字状に彎曲せしめて形成された
外面前後方向にボール案内溝31、31を有する上下折
曲縁32、32と、基板30より断面略C字形の2つの
部材の基板30、30同士を固着して断面ほぼ略I字形
に形成され、固定側アウターメンバー1側に上下ボール
案内溝33、33と、移動側アウターメンバー2側に上
下ボール案内溝31、31を有している。符号311・
・・は上下ボール案内溝31、31の前後端部に上下方
向に突出して形成され、ボール50に当接して、外側リ
テーナ5の移動を停止させる外側リテーナ前後ストッパ
ーを示し、符号331・・・は上下ボール案内溝33、
33に上下方向に突出して形成され、ボール40に当接
して、内側リテーナー4の移動を停止させる内側リテー
ナー前後ストッパーを示している。
【0014】内側リテーナー4は基板41と、基板41
にの上下端部を移動側アウターメンバー2側に折り曲げ
て形成された上下突出縁42、42より断面略コ字形
で、インナーメンバー3の約半分弱の長さに形成にさ
れ、上下突出縁42、42の前後方向に所定間隔を有し
て、複数個のボール40・・・を回転自在に保持してい
る。外側リテーナー5は、内側リテーナー4に対向した
同形で、基板51上下突出縁52、52より断面略コ字
形に形成され、上下突出縁52、52の前後方向に所定
間隔を有して、複数個のボール50・・・を回転自在に
保持している。
【0015】固定側アウターメンバー1と、移動側アウ
ターメンバー2と、インナーメンバー3と、内側リテー
ナー4と、外側リテーナー5は、上記の如く構成されて
おり、固定側アウター1とインナーメンバー3と移動側
アウターメンバー2の全長が重合した状態で、移動側ア
ウターメンバー2を前方に移動させると、それに伴って
外側リテーナー5がボール50・・・と共に、移動側ア
ウターメンバー2の移動距離の2分の1移動し、移動側
アウターメンバー2の後端部に形成された外側リテーナ
ー後端スットパー23が、外側リテーナー5の後端面に
当接すると同時に、最前端のボール50・・・が、イン
ナーメンバー3の外側リテーナ前ストッパー311、3
11に当接して、インナーメンバー3に対する移動側ア
ウターメンバー2の移動は停止する。一方、固定側アウ
ターメンバー1に対しインナーメンバー3が前方に移動
すると、内側リテーナー4は、ボール40・・・と共に
インナーメンバー3の移動距離の 2分の1移動し、イン
ナーメンバー3の内側リテーナー後ストッパー331
が、内側リテーナー4の最後端のボール40に当接する
と同時に、内側リテーナー4の前端面が固定側アウター
メンバー1の内側リテーナー前端ストッパー13に当接
し、固定側アウターメンバー1に対するインナーメンバ
ーの移動は停止し、スライドレール100は前方に最も
突出した状態となる。
【0016】この状態から、移動側アウターメンバー2
を後方に移動させると、前述した事とは逆に、移動側ア
ウターメンバー2の前端部に形成された外側リテーナー
前端スットパー23が、外側リテーナー5の前端面に当
接すると同時に、最後端のボール50・・・が、インナ
ーメンバー3の外側リテーナ後ストッパー311、31
1に当接して、インナーメンバー3に対する移動側アウ
ターメンバー2の移動は停止する。一方、インナーメン
バー3の内側リテーナー前ストッパー331が内側リテ
ーナー4の最前端のボール40に当接すると同時に、内
側リテーナー4の後端面が固定側アウターメンバー1の
内側リテーナー後端ストッパー13に当接し、固定側ア
ウターメンバー1に対するインナーメンバー3の後方へ
の移動は停止し、スライドレール100は後方に最も突
出した状態となる。
【0017】そして、移動側アウターメンバー2とイン
ナーメンバー3は固定側アウターメンバー1に対し前後
方向に突出する移動を繰り返すが、この時、インナーメ
ンバー3の前後端部に第1、第2突出防止ストッパー
6、7が設けられていないと、移動側アウターメンバー
2に取り付けられた引き出し、あるいは物品の重量、移
動側アウターメンバー2のスライドスピード、各メンバ
ーの加工精度等によって、各メンバーが順序よくスライ
ドする事はない。すなわち、移動側アウターメンバー
2、及びインナーメンバー3が、固定側アウターメンバ
ー1に対し、最も前後方向に突出し、インナーメンバー
3が停止した状態で、移動側アウターメンバー2だけが
前後方向にスライドする場合、インナーメンバー3の一
部が、移動側アウターメンバー2のスライド方向の反対
側で、固定側アウターメンバー1と移動側アウターメン
バー2の外方に飛び出した状態で残留することがある。
すると、固定側アウターメンバー1に荷重が不均等に負
荷され、スライドーレール100の強度が低下し、この
状態が繰り返し発生すると、各メンバー1、2、3が変
形し故障の原因となったり、あるいは突出したインナー
メンバー3の端部が、引き出しの表面板裏面に衝突した
り、さらに、物品が所定位置まで移動させた状態でもイ
ンナメンバー3が物品外に突出した状態で残る等の問題
があった。
【0018】この問題を解決するため、前記第1、第2
突出防止ストッパー6、7が設けられている。尚、第
1、第2突出防止ストッパー6、7の説明の便宜上、図
2において固定側アウターメンバー1側を裏面側、移動
側アウターメンバー2側を表面側とする。第1突出防止
ストッパー6は、固定側アウターメンバー1の高さ方向
の下方に突出する下係止突部63を裏側に有し、移動側
アウターメンバー1の高さ方向の上方に突出する上係止
突部62を表側に有し、インナーメンバー3の基板30
の前端部に回動自在に設けられている。
【0019】すなわち、固定側アウターメンバー1と移
動側アウターメンバー2とインナーメンンバー3の全長
が表裏側に重合した状態(図3の状態)で、上係止突部
62移動側アウターメンバー2の端に、下係止突部63
が固定側アウターメンバー1の端面に仮係止し、インナ
ーメンバー3が単独で後方に移動するのを防止してい
る。符号61、61は、上下係止突部62、63に回転
自在に設けられた回転子を示し、符号8は、第1突出防
止ストッパー6が、上記両アウターメンバー1、2に常
に仮係止する第1姿勢となるよう付勢する第1付勢体を
示している。第1付勢体8はインナーメンバー3の基板
30の前端面に当接する上下弾性脚部81、81と、上
下弾性脚部81、81と一体に合成樹脂材より形成され
た連結部80より構成されている。
【0020】そして、第1突出防止ストッパー6を構成
する表裏側脚部材64、65は、第1付勢体8の連結部
80にて、その前端部が連結され、表裏側脚部材64、
65が一体化されて第1突出防止ストッパー6が構成さ
れている。第2突出防止ストッパー7は、固定側アウタ
ーメンバー1の高さ方向の上方に突出する上係止突部7
2を裏側に有し、移動側アウターメンバー1の高さ方向
の下方に突出する下係止突部73を表側に有し、インナ
ーメンバー3の基板30の後端部に回動自在に設けられ
ている。
【0021】すなわち、固定側アウターメンバー1と移
動側アウターメンバー2とインナーメンンバー3の全長
が表裏側に重合した状態(図3の状態)で、上係止突部
72は固定側アウターメンバー1の後端面に、下係止突
部73が移動側アウターメンバー2の後端面に仮係止
し、インナーメンバー3が単独で前方に移動するのを防
止している。符号71、71は、上下係止突部72、7
3に回転自在に設けられた回転子を示し、符号9は、第
2突出防止ストッパー7が、上記両アウターメンバー
1、2に常に仮係止する第1姿勢となるよう付勢する第
2付勢体を示している。第2付勢体9はインナーメンバ
ー3の基板30の後端面に当接する上下弾性脚部91、
91と、上下弾性脚部91、91と一体に合成樹脂材よ
り形成された連結部90より構成されている。
【0022】そして、第2突出防止ストッパー7を構成
する表裏側脚部材74、75は、第2付勢体9の連結部
90にて、その後端部が連結され、表裏側脚部材74、
75が一体化され、て第2突出防止ストッパー7を構成
している。第1突出防止ストッパー6及び第2突出防止
ストッパー7は、上記の如く構成され、図3に示す状態
(固定側アウターメンバー1と移動側アウターメンバー
2とインナーメンンバー3の全長が表裏側に重合した状
態)で、第1突出防止ストッパー6の上係止突部62は
移動側アウターメンバー2の上折曲縁22の前端面に、
第1突出防止ストッパー6の下係止突部63は固定側ア
ウターメンバー1の下折曲縁12の前端面に仮係止し、
第2突出防止ストッパー7の上係止突部72は固定側ア
ウターメンバー1の上折曲縁12の後端面に、第2突出
防止ストッパー7の下係止突部73は移動側アウターメ
ンバー2の下折曲縁22の後端面に仮係止し、インナー
メンバー3が単独で前後方向に移動するのを防止する第
1姿勢となっている。この状態で、第1付勢体8及び第
2付勢体9の上下弾性脚部81、81、91、91の後
端はインナーメンバー3の基板30、30の前後端面に
同形状で当接し、第1突出防止ストッパー6及び第2突
出防止ストッパー7に回動力を付与していない。
【0023】次に、移動側アウターメンバー2を前方に
移動させると、固定側アウターメンバー1とインナメン
バー3のスライド力が重く移動側アウターメンバー2だ
けが移動する場合と、インナーメンバ3も共に移動する
場合がある。まず、移動側アウターメンバー2だけが移
動する場合について説明すると、移動側アウターメンバ
ー2の上折曲縁22の前端面が、第1突出防止ストッパ
ー6の上係止突部62を前方に押しやり、第1突出防止
ストッパー6を図3で反時計廻りの方向に回動させて、
上係止突部62を移動側アウターメンバー2の上ボール
案内溝21の内面に接触させると同時に、下係止突部6
3を固定側アウターメンバー1の下折曲12の下方に突
出せしめ、固定側アウターメンバー1の前端に完全に係
止する第2姿勢に変移させた状態を維持しながら前方に
移動する。そして、前述したように、移動側アウターメ
ンバー2の外側リテーナー後端ストッパー23が、外側
リテーナ5の後端面に当接すると同時に、外側リテーナ
ー5の最前端のボール50・・がインナーメンバー3外
側リテーナー前ストッパー311、311に当接して、
インナーメンバー3に対する移動側アウターメンバー2
の移動は停止する。
【0024】この時、上係止突部62に設けられた回転
子61によって、移動側アウターメンバー2の上折り曲
げ縁22の前端面の上係止突部62の乗り越えが容易に
なるとともに、回転子61、61の回転によって、上係
止突部62と上ボール案内溝21の内面との接触移動も
円滑に行われる。そして、第1付勢体8の下弾性脚部8
1はインナーメンバー3の基板30の前端面に押しつけ
られて弾性変形し、第1突出防止ストッパー6が常に第
1姿勢となるよう付勢している。
【0025】次に、図○に示す状態から、インナーメン
バー3が、固定側アウターメンバー1に対し移動側アウ
ターメンバー2と共に移動するか、あるいは前述したよ
うに、インナーメンバー3に対し移動側アウターメンバ
ー2が前方に突出した状態からインナーメンバ3が、固
定側アウターメンバー1に対し前方に移動すると、イン
ナーメンバー3の後端部に設けられた第2突出防止スト
ッパー7は、インナーメンバー3と共に前方に移動し、
第2突出防止ストッパー7の上係止突部72は、固定側
アウターメンバー1の上折曲縁12の後端面に仮係止し
ているので、第2突出防止ストッパー7は前方に移動し
ながら、図3で時計廻りの方向に回動し、上係止突部7
2は上折曲縁12の上ボール案内溝11の内面に接触し
ながら前方に移動する。同時に、下係止突部73も移動
側アウターメンバー2の下折曲縁22の下方に突出し、
移動側アウターメンバー2の後端面に完全に係止する第
2姿勢に変移した状態を維持しながら前方に移動する。
【0026】そして、前述したように、インナーメンバ
ー3の内側リテーナー後ストッパー331・・・が、内
側リテーナ4の最後端のボール40に当接すると同時
に、内側リテーナー4の前端面が固定側アウターメンバ
ー1の内側リテーナー前端ストッパーに当接し、固定側
アウターメンバー1に対するインナーメンバー3の移動
は停止しスライドレール100は最も前方に突出した状
態となる。
【0027】この時、上係止突部72に設けられた回転
子71によって、上係止突部72が固定側アウターメン
バー1の上折曲縁12の内面側に移動するのが容易にな
ると共に、回転子71、71の回転によって、上係止突
部72と上ボール案内溝11との内面の接触移動も円滑
に行われる。そして、第2付勢体9の下弾性脚部91
は、インナーメンバー3の基板30の後前端面に押しつ
けられて弾性変形し、第2突出防止ストッパー7が常に
第1姿勢となるよう付勢している。
【0028】次に、固定側アウターメンバー1に対し、
移動側アウターメンバー2、インナーメンバー3が、最
も前方に突出した状態から、移動側アウターメンバー2
だけが後方に移動した場合、やがて、移動側アウターメ
ンバー2の下折曲縁22の後端面が、第2突出防止スト
ッパー7の下係止突部が73に当接する。この時、上係
止突部72が固定側アウターメンバー1の上ボール案内
溝11に接触しているので、第2突出防止ストッパー7
は反時計廻りの方向に回動する事が出来ず、移動側アウ
ターメンバー2は、第2突出防止ストッパー7と共に、
インナーメンバー3を後方に強制的に移動させる。(固
定側アウターメンバー1に対し、移動側アウターメンバ
ー2、インナーメンバー3が、最も後方に突出した状態
から、移動側アウターメンバー2を前方に移動させた場
合は、第1突出防止ストッパー6の上係止突部62に上
折曲縁22の前端面が当接して、第1突出防止ストッパ
ー6と共に、インナーメンバー3を前方に強制的に移動
せしめる。)
【0029】従って、移動側アウターメンバー2の前後
端面が、固定側アウターメンバー1の前後端面より前後
方向に突出している場合、インナーメンバー3の前後端
面が移動側アウターメンバー2の前後端面より前後方向
に突出する事がない。又、移動側アウターメンバー2の
全長が、固定側アウターメンバー1に重合した状態で
は、第1突出防止ストッパー6の上下係止突部62、6
3は、移動側アウターメンバー2の上折り曲げ縁22
と、固定側アウターメンバー1の下折り曲げ縁12の前
端面に、、第2突出防止ストッパー7の上下係止突部7
2、73は、固定側アウターメンバー1の上折り曲げ縁
12と、移動側アウターメンバー2の下折り曲げ縁22
の前端面に、同時に仮係止しているので、インナーメン
バー3だけが前後方向に移動することがない。よって、
移動側アウターメンバー2の移動方向で、インナーメン
バー3が先行して移動し、移動側アウターメンバー2の
移動方向の前方に突出することも、移動側アウターメン
バー2の移動方向と反対側で、インナーメンバー3が残
留して移動側アウターメンバー2の移動方向と反対側で
飛び出すこともない。
【0030】尚、実施例では、第1、第2突出防止スト
ッパー6、7は、固定側アウターメンバー1、移動側ア
ウターメンバ2の前後端面より前後方向に突出して構成
されているが、固定側アウターメンバー1及び移動側ア
ウターメンバー2のそれぞれの上下折曲縁12、12、
22、22の前後方向の長さを基板10、20より短く
(上下折曲縁12、12、22、22の前後端面が基板
10、20の前後端面より前後方向で窪んで)形成すれ
ば、第1、第2突出防止ストッパー6、7は、固定側ア
ウターメンバー1及び移動側アウターメンバー2内に納
まった状態に構成することも可能である。
【0031】又、固定側アウターメンバー1、移動側ア
ウターメンバー2、インナーメンバー3をほぼ同じ長さ
に形成しているが、第1、第2突出防止ストッパー6、
7の位置(インナーメンバー3の長さ)に対応して、固
定側アウターメンバー1、移動側アウターメンバー2の
上下折曲縁12、12、22、22に、上下係止突部6
2、63、72、73が通過可能な細溝を形成し、上下
係止突部62、63、72、73が固定側アウターメン
バー1、移動側アウターメンバー2に仮係止あるいは当
接する位置を設定するようにすればよい。この場合、細
溝によって、固定側アウターメンバー1、移動側アウタ
ーメンバー2の上下折曲縁12、12、22、22の強
度が低下するので、スライドレール100の使用場所に
よっては、固定側アウターメンバー1、移動側アウター
メンバー2の構成を図7、図8に示す構成とする事も可
能である。
【0032】すなわち、固定側アウターメンバー1及び
移動側アウターメンバー2の上下折り曲げ縁12、1
2、22、22に、対向するアウターメンバー1、2側
に延出して、インナーメンバー3の長さに対応する上下
案内突縁121、121、221、221を一体に形成
し、該上下案内突縁121、121、221、221の
下面に第1、第2突出防止ストッパー6、7の上下係止
突部62、63、72、73を接触、あるいは仮係止又
は係止するようにしてよい。又、第1、第2付勢体8、
9の構成も、例えば、第1、第2突出防止ストッパー
6、7の回動中心に巻きバネを設けて常に第1姿勢とな
るよう付勢するなど、適宜変更可能である。
【0033】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、固定側
アウターメンバーの端部と移動側アウターメンバーの端
部よりインナーメンバーの端部が突出しないので、スラ
イドレールの強度が低下したり、各メンバーが変形した
り、あるいは、インナーメンバーの端部が引き出し等の
表面板裏面に衝突して傷付けたりすることがない。
【0034】請求項2に記載の発明によれば、上記効果
に加え、突出防止部材をインナーメンバーの両端部に形
成しているので、スライドレールから突出する事がな
く、レール全体をコンパクトに構成する事ができる。
【0035】請求項3に記載の発明によれば、上記効果
に加え、突出防止ストッパーが、インナーメンバーの単
独での移動を防止する第1姿勢と、インナーメンバーが
移動側アウターメンバーの移動方向の反対側で移動側ア
ウターメンバーの端部から突出するのを防止する第2姿
勢に変移するので、 1つの部材で 2つの機能を発揮する
事が出来、全体構造が簡素化され、コンパクトで安価に
制作出来る。
【0036】請求項4に記載の発明によれば、上記効果
に加え、突出防止ストッパーが常に第1姿勢となるよう
付勢されているので、第2姿勢から第1姿勢への変移が
確実におこなわれ、機能低下を招く事もない。
【0037】請求項5の記載によれば、上記効果に加
え、第1突出防止ストッパーと第2突出防止ストッパー
を上下に反転させて配設する事ができるので、部材点数
が削減出来、在庫管理も容易で安価に制作できる。
【0038】請求項6に記載の発明によれば、上記効果
に加え、各メンバーをほぼ同長とし、第1、第2突出防
止ストッパーを上下に反転させて使用しているので、両
アウターメンバーは、固定側、移動側、前後側、左右側
が限定されないので、使用物品に対する取り付け作業に
不要な手間がかからず、在庫も異種類ですみ、出荷ミス
が発生する可能性もほとんどない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の要部分解斜視図
【図2】 本発明の分解斜視図
【図3】 各メンバーの全長が重合した状態の側面図
【図4】 移動側アウターメンバーとインナーメンバ
ーの移動途中の側面図
【図5】 図4の上面図
【図6】 図4の正面図
【図7】 他の実施例の分解斜視図
【図8】 図7の正面図
【符号の説明】
1 移動側アウターメンバー 2 移動側アウターメンバー 3 インナーメンバー 4 内側側ボールリテーナー 5 外側ボールリテーナー 6 第1突出防止ストッパー 7 第2突出防止ストッパー 8 第1付勢体 9 第2付勢体 10 基板 11、11 上下ボール案内溝 12、12 上下折曲縁 20 基板 21、21 上下ボール案内溝 22、22 上下折曲縁 62 上係止突部 63 下係止突部 72 上係止突部 73 下係止突部 100 スライドレール

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定側アウターメンバーと、該固定側アウ
    ターメンバーに対向して設けられた移動側アウターメン
    バーと、上記両メンバー間に嵌挿されたインナーメンバ
    ー等からなり、インナーメンバーと移動側アウターメン
    バーの前後端部が、固定側アウターメンバーの前後端部
    より突出可能としたスライドレールにおいて、移動側ア
    ウターメンバーの端部と固定側アウターメンバーの端部
    より、インナーメンバーの端部が突出するのを防止する
    突出防止ストッパーが構成されている事を特徴とするス
    ライドレール。
  2. 【請求項2】固定側アウターメンバーと、該固定側アウ
    ターメンバーに対向して設けられた移動側アウターメン
    バーと、上記両メンバー間に嵌挿されたインナーメンバ
    ー等からなり、インナーメンバーと移動側アウターメン
    バーの前後端部が、固定側アウターメンバーの前後端部
    より突出可能としたスライドレールにおいて、移動側ア
    ウターメンバーの端部と固定側アウターメンバーの端部
    より、インナーメンバーの端部が突出するのを防止する
    突出防止ストッパーが、インナーメンバーの前後両端部
    に構成されている事を特徴とするスライドレール。
  3. 【請求項3】固定側アウターメンバーと、該固定側アウ
    ターメンバーに対向して設けられた移動側アウターメン
    バーと、上記両メンバー間に嵌挿されたインナーメンバ
    ー等からなり、インナーメンバーと移動側アウターメン
    バーの前後端部が、固定側アウターメンバーの前後端部
    より突出可能としたスライドレールにおいて、インナー
    メンバーの単独での移動を防止する第1姿勢と、固定側
    アウターメンバーよりインナメンバーが突出し、インナ
    ーメンバーより移動側アウターメンバーが突出した状態
    で、移動側アウターメンバーが突出方向とは反対方向に
    移動した時、移動側アウターメンバーの移動方向側に係
    止し、インナーメンバーが移動側アウターメンバーの移
    動方向と反対側で、移動側アウターメンバーから突出す
    るのを防止する第2姿勢とに変移する突出防止ストッパ
    ーが、インナーメンバーの前後両端部に構成されている
    事を特徴とするスライドレール。
  4. 【請求項4】固定側アウターメンバーと、該固定側アウ
    ターメンバーに対向して設けられた移動側アウターメン
    バーと、上記両メンバー間に嵌挿されたインナーメンバ
    ー等からなり、インナーメンバーと移動側アウターメン
    バーの前後端部が、固定側アウターメンバーの前後端部
    より突出可能としたスライドレールにおいて、インナー
    メンバーの単独での移動を防止する第1姿勢と、固定側
    アウターメンバーよりインナメンバーが突出し、インナ
    ーメンバーより移動側アウターメンバーが突出した状態
    で、移動側アウターメンバーが突出方向とは反対方向に
    移動した時、移動側アウターメンバーの移動方向側に係
    止し、インナーメンバーが移動側アウターメンバーの移
    動方向と反対側で、移動側アウターメンバーから突出す
    るのを防止する第2姿勢とに変移する突出防止ストッパ
    ーが、常に第1姿勢となるよう付勢されている事を特徴
    とするするスライドレール。
  5. 【請求項5】断面略C字形の固定側アウターメンバー
    と、該固定側アウターメンバーに対向して設けられた断
    面略C字形の移動側アウターメンバーと、上記両メンバ
    ー間に嵌挿された断面略I字形のインナーメンバー等か
    らなり、インナーメンバーの前後端部と、移動側アウタ
    ーメンバーの前後端部が、固定側アウターメンバーの前
    後端部から突出してスライド可能としたスライドレール
    において、固定側アウターメンバーより突出したインナ
    メンバーに対し移動側アウターメンバーが突出した状態
    で、インナーメンバーの突出方向とは反対側のインナー
    メンバーの端部に、移動側アウターメンバーの高さ方向
    の外方に突出する下係止突部と、固定側アウターメンバ
    ーの高さ方向の内面に接触する上係止突部を有して第2
    姿勢に維持された第2突出防止ストッパーが回動自在に
    構成される一方、前記状態で、インナーメンバーの突出
    方向の端部に、固定側アウターメンバーの高さ方向の外
    方に突出する上係止突部と、移動側アウターメンバーの
    高さ方向の内面に接触する下係止突部を有して第2姿勢
    に維持された第2突出防止ストッパーが回動自在に構成
    され、移動側アウターメンバーの移動方向側が、第1突
    出防止ストッパーの上係止突部に係止した時、第2 突出
    防止ストッパーの下係止突部が移動側アウターメンバー
    の内面との接触状態が解除され、固定側アウターメンバ
    ーと移動側アウターメンバーの両方に仮係止可能な状態
    となる第1姿勢に変移し、第2突出防ストッパーが第2
    姿勢の状態で、インナーメンバーと移動側アウターメン
    バーと共に移動して、固定側アウターメンバーに仮係止
    した時、第1突出防止ストッパーが第2 突出防止ストッ
    パーと同様に第1姿勢に変移し、移動側アウターメンバ
    ーの端部と固定側アウターメンバーの端部より、インナ
    ーメンバーの端部が突出するのを防止する事を特徴とす
    るスライドレール。
  6. 【請求項6】 固定側アウターメンバーと、該固定側ア
    ウターメンバーに対向して設けられた移動側アウターメ
    ンバーと、上記両メンバー間に嵌挿されたインナーメン
    バーがほぼ同等の長さに形成され、インナーメンバーの
    前後半部と移動側アウターメンバーの全長が、固定側ア
    ウターメンバーの前後方向に突出してスライド可能とし
    たスライドレールにおいて、移動側アウターメンバーの
    端部と固定側アウターメンバーの端部より、インナーメ
    ンバーの端部が突出するのを防止する第1、第2突出防
    止ストッパーがインナーメンバーの前後端部に対向して
    設けられ、インナーメンバーと移動側アウターメンバー
    が固定側アウターメンバーに対しその全長が重合した状
    態で、第1、第2突出防止ストッパーは、固定側アウタ
    ーメンバーと移動側アウターメンバーに仮係止して、イ
    ンナーメンバーが単独で前後方向に移動するのを防止す
    る第1姿勢と、移動側アウターメンバーが移動すると、
    移動方向側の突出防止ストッパーは、インナーメンバー
    と共に移動するか、あるいは移動側アウターメンバーと
    の仮係止状態が解除されて固定側アウターメンバーにの
    み係止する第2姿勢に変移し、同時に、移動方向と反対
    側の突出防止ストッパーは、固定側アウターメンバーと
    の仮係止状態が解除されて、移動側アウターメンバーに
    のみ係止する第2姿勢に変移するか、あるいは、移動側
    アウターメンバーの移動側と反対側の端部が移動して、
    インナーメンバーが移動可能な状態となる事を特徴とす
    るスライドレール。
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