JP2016220877A - スライドレールのブレーキ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
アウターメンバーと、ボールリテーナと、複数個のボールと、インナーメンバーからなるスライドレールにおいて、インナーメンバーの摺動方向で、アウターメンバーの少なくとも一方側の端部基板に、ボールリテーナの基板方向に所定寸法突出するブレーキ用突部が形成され、ボールリテーナの基板の摺動側端部に、ボールリテーナに所定の弾性を付与する合成樹脂製のブレーキ用押し上げ部材を着脱自在に設け、摺動側端部がブレーキ用突部に接触してボールリテーナの摺動側端部を押し上げることで、摺動側端部のボールをアウターメンバーのボール摺動面に押し付けるようにしたものである。
【選択図】 図3
Description
すなわち、ブレーキ部材は、アウターメンバーに連結される取付基部(ストッパー当接部)と、取付基部の幅方向両端部に連設された、摺動方向に突出する上下ブレーキ脚部より略コ字形に合成樹脂材にて一体に形成され、ブレーキ脚部は、互いの内面間寸法がインナーメンバーの両屈折縁間寸法より小さな弾性変形突部と、弾性変形突部のアウターメンバーの両屈折縁側に位置する弾性変形空間と、前記弾性変形突部に連設され、内面側が前方に向かってアウターメンバーの両屈折縁に順次接近し、先端のみがアウターメンバーとインナーメンバーのボール案内溝によって形成される間隙よりやや小さめとした傾斜面部を有し、傾斜面部は弾性変形突部とストッパー当接部間の寸法より長く形成されているものである。(特許文献1参照)
このため、従来のブレーキ装置は、スライドレールの基本構成部材(アウターメンバー、インナーメンバー、ボール、ボールリテーナ)とは別にブレーキ部材を必要とするだけでなく、それが外部に露呈し、見栄えがよくなく、又、形状も複雑でコストアップにつながる要因となっていた。
又、ボールを回転自在に保持するボールリテーナのボール保持孔もボールがインナーメンバー側に抜け落ちないようインナーメンバー側をボールの径より小さく、アウターメンバー側をボールが回転しやすいようボールの径よりやや大き目に形成し、ボールとボール保持孔間にはボール回転用クリアランスが設けられていた。
さらに、ブレーキ用突部の摺動方向側に突出したボールリテーナを、ボールを介してインナーメンバーでブレーキ用突部の突出方向とは逆方向に弾性変形させることで、より一層のブレーキ効果を高め、車走行時の2段ブレーキの如き体感を得ることが出来る。又、ブレーキ用押し上げ部材を着脱自在としたので、ボールリテーナからブレーキ用押し上げ部材を取外すことで、ブレーキ機能を有しないスライドレールに簡単に転用することが出来る。
図1から図3において、符号100は、スライドレールを示し、スライドレール100は、アウターメンバー1と、ボールリテーナ2に回転自在に保持された複数個のボール4・・・を介して、アウターメンバー1に摺動自在に装着されたインナーメンバー3より構成されている。
そして、アウターメンバー1の摺動方向の両端部に、基板11の一部を上向きに突出させて、インナーメンバー前端ストッパー13、インナーメンバー後端ストッパー14が形成されている。
符号16・・・は、アウターメンバー1を固定側(図示せず。)と連結する為の連結孔を示している。
符号5、5は、インナーメンバー前端ストッパー13、インナーメンバー後端ストッパー14の所定寸法内側に対向して形成されたブレーキ用突部を示している。
ブレーキ用突部5は、アウターメンバー1の基板11の一部を、ボールリテーナ2方向に突出せしめた、案内傾斜面51と、接触面52より形成されている。
符号221・・・は、ボールリテーナの軽量化とブレーキ時のボールリテーナ2の撓みを許容するための切れ込み部を示している。
したがって、嵌合孔211・・・にすべての嵌合突起62・・・が嵌合した状態で、ボールリテーナ2とブレーキ用押し上げ部材6間にかかる負荷の方向によって、例えば第1弾性変形溝621が縮小しても、第2弾性変形溝622は直交する方向に形成されているので、影響されることがない。
よって、ブレーキ用押し上げ部材6は負荷の方向に関わらず、確実にボールリテーナ2に連結された状態を維持する。
符号35・・・は、インナーメンバー3に連結される移動体(図示せず。)との連結孔を示している。
インナーメンバー3とアウターメンバー1が、図1の右上方向で上下に重なった収納状態で、インナーメンバー3の後端(図1で右側端部)がアウターメンバー1の後端(図1で右側端部)のインナーメンバー後端ストッパー14が当接した状態となっている(ボールリテーナ2が第2ブレーキ姿勢となって、インナーメンバー3の不測な摺動が阻止されている状態。)。
11 基板
12、12 左右の折曲縁
121、121 ボール摺動面
13 インナーメンバー前端ストッパー
14 インナーメンバー前端ストッパー
100 スライドレール
2 ボールリテーナ
21 基板
211 嵌合孔
22、22 左右ボール保持突片22、22
3 インナーメンバー
31 基板
32、32 左右の折曲縁
321、321 ボール摺動面
4 ボール
5 ブレーキ用突部
6 ブレーキ用押し上げ部材
61 接触基部
62 嵌合突起
621 第1弾性変形溝
622 第2弾性変形溝
Claims (6)
- 少なくとも一つのアウターメンバーと、金属製のボールリテーナに回転自在に保持された複数個のボールを介してアウターメンバーに摺動自在としたインナーメンバーからなるスライドレールにおいて、インナーメンバーの摺動方向で、アウターメンバーの基板に、ボールリテーナの基板方向に所定寸法突出するブレーキ用突部が形成され、ブレーキ用突部の形成位置に対応して、ボールリテーナの基板に所定の弾性を付与する合成樹脂製のブレーキ用押し上げ部材を着脱自在に設け、ブレーキ用押し上げ部材の摺動側端部がブレーキ用突部に接触してボールリテーナの一部を押し上げることで、押し上げられた一部のボールリテーナに保持されたボールをアウターメンバーのボール摺動面に押し付けるようにしたことを特徴とするスライドレールのブレーキ装置。
- 少なくとも一つのアウターメンバーと、金属製のボールリテーナに回転自在に保持された複数個のボールを介してアウターメンバーに摺動自在としたインナーメンバーからなるスライドレールにおいて、インナーメンバーの摺動方向で、アウターメンバーの少なくとも一方側の端部基板に、ボールリテーナの基板方向に所定寸法突出するブレーキ用突部が形成され、ボールリテーナの基板の摺動側端部に、ボールリテーナに所定の弾性を付与する合成樹脂製のブレーキ用押し上げ部材を着脱自在に設け、摺動側端部がブレーキ用突部に接触してボールリテーナの摺動側端部を押し上げることで、摺動側端部のボールをアウターメンバーのボール摺動面に押し付けるようにしたことを特徴とするスライドレールのブレーキ装置。
- 少なくとも一つのアウターメンバーと、金属製のボールリテーナに回転自在に保持された複数個のボールを介してアウターメンバーに摺動自在としたインナーメンバーからなるスライドレールにおいて、インナーメンバーの摺動方向で、アウターメンバーの基板に、ボールリテーナの基板方向に所定寸法突出するブレーキ用突部が形成され、ブレーキ用突部の形成位置に対応して、ボールリテーナの基板に所定の弾性を付与する合成樹脂製のブレーキ用押し上げ部材を着脱自在に設け、ブレーキ用押し上げ部材の摺動側端部がブレーキ用突部に接触してボールリテーナの一部を押し上げることで、押し上げられた一部のボールリテーナに保持されたボールをアウターメンバーのボール摺動面に押し付ける第1ブレーキ姿勢と、ブレーキ用突部よりインナーメンバーの最終停止位置の方向に位置する部分が、ボールを介してインナーメンバーにより通常位置に押し下げられて、ブレーキ用押し上げ部材がブレーキ用突部に圧接する第2ブレーキ姿勢に変位することを特徴とするスライドレールのブレーキ装置。
- 少なくとも一つのアウターメンバーと、金属製のボールリテーナに回転自在に保持された複数個のボールを介してアウターメンバーに摺動自在としたインナーメンバーからなるスライドレールにおいて、インナーメンバーの摺動方向で、アウターメンバーの少なくとも一方側の端部基板に、ボールリテーナの基板方向に所定寸法突出するブレーキ用突部が形成され、ボールリテーナの基板の摺動側端部に、ボールリテーナに所定の弾性を付与する合成樹脂製のブレーキ用押し上げ部材を着脱自在に設け、摺動側端部がブレーキ用突部に接触してボールリテーナの摺動側端部を押し上げることで、摺動側端部のボールをアウターメンバーのボール摺動面に押し付ける第1ブレーキ姿勢と、ブレーキ用突部よりインナーメンバーの最終停止位置の方向に位置する部分が、ボールを介してインナーメンバーにより通常位置に押し下げられて、ブレーキ用押し上げ部材がブレーキ用突部に圧接する第2ブレーキ姿勢に変位することを特徴とするスライドレールのブレーキ装置。
- ブレーキ用押し上げ部材には複数個の嵌合突起が形成され、ボールリテーナの基板には嵌合突起が嵌合する複数個の嵌合孔が形成されていることを特徴とする請求項1、又は、請求項2、又は、請求項3、又は、請求項4に記載のスライドレールのブレーキ装置。
- 複数個の嵌合突起のうち少なくとも一つには、他の嵌合突起に形成された第1弾性変形溝の形成方向と直交する方向の第2弾性変形溝が形成されていることを特徴とする請求項5に記載のスライドレールのブレーキ装置。
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TWI640274B (zh) * | 2017-06-20 | 2018-11-11 | 川湖科技股份有限公司 | 滑軌總成 |
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- 2015-05-29 JP JP2015109414A patent/JP6571390B2/ja active Active
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