JP2000342053A - コンバインのアンローダ - Google Patents
コンバインのアンローダInfo
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- JP2000342053A JP2000342053A JP11153729A JP15372999A JP2000342053A JP 2000342053 A JP2000342053 A JP 2000342053A JP 11153729 A JP11153729 A JP 11153729A JP 15372999 A JP15372999 A JP 15372999A JP 2000342053 A JP2000342053 A JP 2000342053A
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Abstract
する縦オーガと、この縦オーガの上端部に起伏揺動可能
に連結された横オーガとで構成され、この横オーガを縦
オーガの縦向き軸心を中心として旋回可能に構成したコ
ンバインのアンローダにおいて、横オーガを無制限に旋
回させないようにして、横オーガ側に備えられたアクチ
ュエータへの配線や油圧ホースを保護できるものであり
ながら、横オーガを全方向に移動させて所望の方向への
穀粒搬出を行うことができるようにする。 【解決手段】 縦向き軸心X周りに所定の小角度範囲で
正逆に回動変位可能な可動ストッパ25を備えるととも
に、この可動ストッパ25に周方向の正逆方向から接当
する接当部27を旋回部位側に設けてある。
Description
ローダに係り、詳しくは、穀粒タンクの底部から搬出さ
れる穀粒を揚送する縦オーガと、この縦オーガの上端部
に上下揺動可能に連結された横オーガとで構成され、こ
の横オーガを縦オーガの縦軸心を旋回軸心として旋回可
能に構成するとともに、その旋回範囲を接当規制するよ
う構成したコンバインのアンローダに関する。
ーガを起伏揺動させる電気式あるいは油圧式のアクチュ
エータを、旋回する横オーガ側に装備する関係から、こ
れらアクチュエータへの配線や油圧ホースを保護するた
めに、横オーガを無制限に旋回させないようにする必要
があり、そのために旋回範囲を接当規制するようにして
おり、従来の旋回範囲規制手段としては、図6に示すよ
うに、旋回部位側に設けた接当部31を固定ストッパ3
2に周方向の正逆方向から接当させる構造が採用されて
おり、これによって横オーガの旋回範囲は360度より
小さい範囲に制限されていた。
のストッパ構造によると、横オーガの旋回に死角できる
ことになり、希望する穀粒搬出方向がこの死角領域に入
っていると、機体向きを変更せざるを得ず、穀粒搬出作
業におけるアンローダの向き設定に手間取るものとな
る。
たものであって、横オーガを無制限に旋回させないよう
にして、横オーガ側に備えられたアクチュエータへの配
線や油圧ホースを保護できるものでありながら、横オー
ガを全方向に移動させて所望の方向への穀粒搬出を行う
ことができるようにすることを目的とする。
構成、作用および効果〕
ンクの底部から搬出される穀粒を揚送する縦オーガと、
この縦オーガの上端部に起伏揺動可能に連結された横オ
ーガとで構成され、この横オーガを縦オーガの縦向き軸
心を中心として旋回可能に構成するとともに、その旋回
範囲を接当規制するよう構成してあるコンバインのアン
ローダにおいて、前記縦向き軸心周りに所定の小角度範
囲で正逆に回動変位可能な可動ストッパを備えるととも
に、この可動ストッパに周方向の正逆方向から接当する
接当部を旋回部位側に設けてあることを特徴とする。
パと接当部とにより規制される旋回可能角度と、可動ス
トッパ自体が許容される回動角度との和が横オーガの旋
回可能角度となり、可動ストッパ自体が許容される回動
角度を、可動ストッパと接当部とによる旋回の死角より
大きく設定することで、横オーガの旋回可能角度を36
0度より大きくすることができ、横オーガを縦向き軸心
周りの全方向へ移動させることができる。
と、機体をどのような向きに停止しても、横オーガを所
望の向きに旋回移動させることができ、横オーガの向き
設定に手間取るようなことなく穀粒搬出作業を能率よく
行える。
効果〕
1に係る発明において、前記可動ストッパを、前記縦向
き軸心を中心として回動可能なリング状に構成してあ
る。
ストッパを縦オーガに外嵌装着するだけで回動可能に支
持することができ、可動ストッパの装着構造が簡単容易
となる。
効果〕
2に係る発明において、リング状の前記可動ストッパを
固定部位と旋回部位との間に配備するとともに、この可
動ストッパに、固定部位と旋回部位とで上下から挟持さ
れる鋼球群を保持させてある。
グ状の可動ストッパを鋼球群のリテナーとしたスラスト
ベアリング構造を構成することができ、高価なベリング
を組み込むことなく、抵抗の少ない円滑な横オーガ旋回
作動を行わせることが可能となる。
をタンク回収できるよう構成されたコンバインが例示さ
れている。このコンバインは、クローラ走行装置1で走
行する機体2の前部に刈取り前処理部3が昇降可能に連
結されるとともに、機体上の左側には、刈取り前処理部
3から搬送されてきた刈取り穀稈を脱穀処理して穀粒を
選別回収する脱穀装置4が搭載され、また、エンジン5
を収容した搭乗操縦部6が機体の右側前部に配備される
とともに、その後方には、脱穀装置4で選別回収されて
スクリュウコンベア7で揚送された穀粒を収集する穀粒
タンク8が配備された構造となっている。
粒を後方に搬出する底スクリュウ9が内装されるととも
に、穀粒タンク8の後方には、底スクリュウ9で搬出さ
れてきた穀粒を揚送した後、任意の方向に横送りして排
出するスクリュウ式のアンローダ10が配備されてい
る。
部後端に連結された接続ケース11上に立設された縦オ
ーガ12と、その上端に上部接続ケース13を介して連
通接続された屈伸可能な横オーガ14とから構成されて
おり、縦オーガ12に内装された縦スクリュウ12aと
前記底スクリュウ9とが接続ケース11内でギヤ連動さ
れるとともに、縦スクリュウ12aと横オーガ14に内
装された横スクリュウ14aとが上部接続ケース13内
でギヤ連動され、底スクリュウ9の前端に入力された動
力によって縦スクリュウ12aおよび横スクリュウ14
aが一連に駆動され、もって、穀粒タンク8の下部から
底スクリュウ9で搬出された穀粒が、一旦、縦オーガ1
2によって揚送された後、横オーガ14で横送りされ
て、その先端の吐出口14bから排出されるようになっ
ている。
向き軸心Pを中心にして起伏揺動可能に支持されるとと
もに、前記縦オーガ12は、そのスクリュウ軸心である
縦向き軸心Xを中心にして旋回可能に支持されており、
横オーガ14の前記縦向き軸心Xを中心にしての旋回
と、前記横向き軸心Pを中心にしての起伏によって、吐
出口14bを所望の位置に移動させて穀粒排出を行わせ
ることができるよう構成されている。
動モータ15aとネジ送り機構15bとを組合わせてな
る伸縮装置15が架設されており、スイッチ操作によっ
て電動モータ15aを正逆回転駆動することで横オーガ
14を起伏揺動することができるようになっている。
オーガ14を斜め左前方に向かう所定の旋回位置に移動
させて、機体上に立設された支持部16の上に下降載置
することで、アンローダ10を安定的に格納保持できる
ようになっている。
12の下部外周にはリングギヤ17が固設されるととも
に、このリングギヤ17が咬合するウオームギヤ18が
接続ケース11に支持され、ウオームギヤ18を電動モ
ータ19で正逆回転駆動することで縦オーガ12を正逆
に旋回させることができるよう構成されている。
電動モータ19とは、搭乗操縦部6の後部に配備された
十字操作式のスイッチレバー20の操作、あるいは、横
オーガ先端の吐出口14bの上部に脱着自在に装着され
たリモコン操作器21での操作によって作動されるよう
になっている。
用の電動モータ19、および、リモコン操作器21への
配線を縦オーガ12に巻き付けて損傷しないために、前
記横オーガ14の旋回範囲を規制するためのストッパ構
造が備えられており、以下その構成について説明する。
旋回する縦オーガ12の下端は接続ケース11に旋回可
能に内嵌され、この縦オーガ12外周に設けたフランジ
部22が受け金具23で上方から受け止め支持されるこ
とで、縦オーガ12の浮き上がりが阻止されている。そ
して、前記受け金具23は接続ケース11に連結された
固定ストッパ24の上端に設けられている。
22との間にはリング状の可動ストッパ25が前記縦向
き軸心Xを中心に回動可能に装着されるとともに、周方
向の複数箇所において、可動ストッパ25の厚さより若
干大きい径の鋼球26群が遊転可能に保持されている。
このように、可動ストッパ25を鋼球26群のリテナー
に利用したスラストベアリング構造が構成され、縦オー
ガ12および横オーガ14の旋回抵抗が軽減されてい
る。
当部27が突設されるとともに、前記可動ストッパ25
の外周部には、前記固定ストッパ24に周方向に正逆両
方向から接当可能に第1接当部28aと第2接当部28
bが突設されている。ここで、固定ストッパ24はフラ
ンジ部22の接当部27には干渉しない半径位置に設け
られるとともに、第1接当部28aが第2接当部28b
より高く構成され、フランジ部22の接当部27は、第
1接当部28aとは干渉するが第2接当部28bとは干
渉しないようになっている。
に旋回されて限界位置に到達した状態を示し、この時、
旋回部位側であるフランジ部22の接当部26が可動ス
トッパ25の第2接当部28bに反時計方向から干渉接
当するとともに、可動ストッパ25の第2接当部28b
が固定ストッパ24に反時計方向から接当することで、
可動ストッパ25がそれ以上の反時計方向へ旋回するの
が阻止された状態となっている。
回開始すると、図5(b)に示すように、可動ストッパ
25を残したままでフランジ部22の接当部27のみが
が時計方向に移動し、接当部27は固定ストッパ24を
時計方向に通過してゆく。なお、図中のR位置は、横オ
ーガ14がが支持部16に受け止め支持される格納位置
を示している。
ると、フランジ部22の接当部27が可動ストッパ25
の第1接当部28aに時計方向から接当して、横オーガ
14と共に可動ストッパ25も時計方向に回動されてゆ
く。そして、図5(c)に示すように、横オーガ14と
共に回動する可動ストッパ25の第1接当部28aが固
定ストッパ24に時計方向から接当してそれ以上の時計
方向への旋回が阻止される。
動ストッパ25の第1接当部28aに周方向の正逆方向
から接当する回動角度をα、可動ストッパ25が固定ス
トッパ24に対して回動許容される回動角度をβとする
と、横オーガ14が許容される旋回角度θは(α+β)
となる。図示の場合、αが約315°、βが約65°で
あるので、横オーガ14が許容される旋回角度θは約3
80°となる。
に配備されている関係で、横オーガ14と一体に縦オー
ガ12も旋回する構造となっているが、旋回駆動部が縦
オーガ12の上端近くに配備される仕様のアンローダで
は、横オーガ14と上部接続ケース13が旋回しない固
定の縦オーガ部分に対して旋回作動する構造となる。
でのみ回動可能とする手段は上記実施形態に限られるも
のではなく、例えば、リング状の可動ストッパ25に円
弧状長孔を形成し、この円弧状長孔に接続ケース11の
上端面に植設したピン状の固定ストッパ24を係入する
ことで、円弧状長孔の範囲で可動ストッパ25を回動可
能に支持することも可能である。
側面図
平面図
Claims (3)
- 【請求項1】 穀粒タンクの底部から搬出される穀粒を
揚送する縦オーガと、この縦オーガの上端部に起伏揺動
可能に連結された横オーガとで構成され、この横オーガ
を縦オーガの縦向き軸心を中心として旋回可能に構成す
るとともに、その旋回範囲を接当規制するよう構成して
あるコンバインのアンローダにおいて、 前記縦向き軸心周りに所定の小角度範囲で正逆に回動変
位可能な可動ストッパを備えるとともに、この可動スト
ッパに周方向の正逆方向から接当する接当部を旋回部位
側に設けてあることを特徴とするコンバインのアンロー
ダ。 - 【請求項2】 前記可動ストッパを、前記縦向き軸心を
中心として回動可能なリング状に構成してある請求項1
記載のコンバインのアンローダ。 - 【請求項3】 リング状の前記可動ストッパを固定部位
と旋回部位との間に配備するとともに、この可動ストッ
パに、固定部位と旋回部位とで上下から挟持される鋼球
群を保持させてある請求項2記載のコンバインのアンロ
ーダ。
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---|---|---|---|
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008011716A (ja) * | 2006-07-03 | 2008-01-24 | Kubota Corp | コンバインのアンローダ |
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-
1999
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