JP2000341657A - ワイヤレステレビ電話、電子ショッピングシステム、および取引処理実行方法 - Google Patents

ワイヤレステレビ電話、電子ショッピングシステム、および取引処理実行方法

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JP2000341657A
JP2000341657A JP2000089293A JP2000089293A JP2000341657A JP 2000341657 A JP2000341657 A JP 2000341657A JP 2000089293 A JP2000089293 A JP 2000089293A JP 2000089293 A JP2000089293 A JP 2000089293A JP 2000341657 A JP2000341657 A JP 2000341657A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、電子ショッピングシステムおよびワ
イヤレステレビ電話に関する発明であり、利用者がいる
場所によらず電子ショッピングを行うことができる電子
ショッピングシステムやワイヤレステレビ電話を実現す
ることを目的とする。 【構成】店舗サーバ10あるいはリモートサーバ26と
通信可能なワイヤレステレビ電話を利用する。ワイヤレ
ステレビ電話18には、外付けのバーコードスキャナ2
0あるいは一体型のデジタルカメラ25などの画像入力
のための装置が取り付けられ、ワイヤレステレビ電話1
8からサーバ10、26に復調済/未復調のバーコード
データが転送される。サーバ10、26は、ワイヤレス
テレビ電話18からのデータに基づいて、商品情報や価
格などのデータを検索して、ワイヤレステレビ電話に返
送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子的なショッピ
ングシステムに関する。特に、プログラムのダウンロー
ドが可能な無線テレビ電話(wireless video phone)を
用いた電子的ショッピングシステムに関する。無線テレ
ビ電話は、客が画像を入力し、入力された画像をデコー
ドすることを可能とする、用途特定の端末として機能す
る。
【0002】
【従来の技術】客が店を訪れることなく商品を購入する
ことができる電子的なショッピングシステム(electron
ic shopping system, 以下ショッピングシステムと称す
る)が知られている。このようなショッピングシステム
の一例として、ケーブルテレビのショッピングチャンネ
ルが知られている。このショッピングチャンネルでは、
商品の広告・宣伝がテレビで行われる。利用者は単にテ
レビを見ているだけでよく、希望の商品がテレビで紹介
されたら、客は販売業者に電話をかけて所望の商品を注
文する。通常は、商品の支払のためにクレジットカード
の番号が業者に伝えられる。この後、商品は業者から客
に直接配送される。
【0003】ケーブルテレビのショッピングシステムの
他の例として、インタラクティブ/双方向のケーブルシ
ステムを利用することにより、客がテレビの画面から直
接品物を選択することができるものがある。このシステ
ムでは、テレビのリモコンにより制御されるメニューシ
ステムが利用されている。この方法では、客は業者に電
話をかける必要がなくなる。また、このようなショッピ
ングシステムでは、テレビ上の宣伝に対する客の反応を
増すことが期待される。
【0004】ケーブルテレビショッピングと同様に、イ
ンターネットを利用して自宅にいながら商品を購入する
ことも行われている。多くの企業が自分たちの製品をイ
ンターネット上で販売しており、その数はすごい勢いで
増大している。インターネットショッピングでは、所望
の商品を販売している企業のウェブページを参照して購
入しようとする商品を選択し、商品が配達されるべき住
所を入力するとともに支払のためにクレジットカード番
号を入力することで、ピザや書籍、自動車といった数々
の商品を自宅にいながら購入できる。
【0005】しかし、このようなショッピングシステム
では、ケーブルテレビやインターネットサービスに加入
しなければならず、これらのサービスを受けるためには
加入料を支払うというデメリットがある。更に、従来の
ショッピングシステムでは利用者のテレビあるいはコン
ピュータを利用して商品の注文を行うが、これらの装置
は通常自宅にあり、簡単には動かすことができない。従
って、利用者は自宅で買物をすることを強要される。
【0006】近年のモバイルの要望が高いこともあり、
電子ショッピングを自宅から離れた場所でも行えること
が望まれている。例えば、利用者は職場で、レストラン
で食事をしながら、旅行中に、あるいはその他の自宅の
テレビやコンピュータを利用できない状況下でも、商品
を注文できるようにしたいと考えている。
【0007】また、利用者が店内に設置された、バーコ
ードスキャナが備えられた携帯端末を利用するパーソナ
ルショッピングシステム(PPS)も知られている。商
品に付されたバーコードは、ハンドヘルドスキャナによ
り走査される。スキャナ付き携帯端末のディスプレイに
は、商品の単価と走査済商品の合計金額とが表示され
る。読取が行われた商品の支払は、精算カウンタで従来
通りの方法でおこなわれる。
【0008】しかし、従来のパーソナルショッピングシ
ステムは、小型ディスプレイ、数値キー、作り付けのバ
ーコードスキャナを備えた専用のパーソナルショッピン
グシステム端末を必要とする。このような専用の携帯端
末を揃えるために、小売業者は多額の投資を必要とす
る。
【0009】セルラー電話などの無線電話は広く利用さ
れている。無線電話機の価格と通話料とが下がり続けて
いることもあり、多くの人々が無線電話を購入し、利用
している。
【0010】ここで、「無線電話(wireless telephon
e)」という語句は移動電話(mobiletelephone)、セルラ
ー電話(cellular telephone)、衛星電話(satellitetele
phone)その他の結線を必要としない電話を含むものであ
り、通話範囲が狭く自宅周辺で使用しなければならない
コードレス電話も含むものとする。
【0011】無線電話が低価格化しており、また多くの
無線電話が利用されているため、利用者が品物を選択す
るために、あるいは商品の支払をするために、利用者が
所有する無線電話を利用した電子ショッピングシステム
を構築することが望ましい。電子ショッピングに利用者
が所有する無線電話を利用することにより、専用の端末
装置を利用するよりも、特に小売店による投資の額を減
らすことが可能となる。
【0012】小型のカラーあるいは白黒LCDのような
グラフィックディスプレイや、CCDデジタルカメラな
どの画像入力装置を携帯電話に設けて、無線テレビ電話
(wireless videophone) を構成することで、装置の能力
を更に向上させることができる。無線テレビ電話を利用
することにより、コードを読み取るための専用端末を不
要とすることができ、このような専用端末のための業者
による投資額を減らすことも可能となる。利用者は、電
子ショッピングを始めとする多くの機能を実行する、た
だ一つの自身の装置を所持すればよいため、無線テレビ
電話をショッピングシステムで利用することは利用者の
負担を最小限に抑えることができるなど、最も経済的な
方法であると言える。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した従来
技術による問題点に着目し、これを解決するものであ
る。更に本発明は、プログラムのダウンロード機能、ダ
ウンロードされたプログラムを実行する機能、一体化さ
れたデジタルカメラやディスプレイ画面を備えたワイヤ
レステレビ電話を介して、商品の取引処理を実行する電
子ショッピングシステムを構成するものである。ワイヤ
レステレビ電話に追加されるべき機能は少ないため、安
価な製品として製造することが化気宇である。
【0014】電子ショッピングシステムは、サーバと、
サーバと通信するための少なくとも一つのワイヤレステ
レビ電話を有する。本発明の好ましい実施形態では、店
を訪れた際に、客が店のパーソナルショッピングシステ
ムサービスの番号をダイヤルするだけでよい。これに対
応して、パーソナルショッピングシステムアプリケーシ
ョンプログラムが、自動的に顧客のテレビ電話にダウン
ロードされる。ダウンロードされたプログラムは自動的
に実行され、パーソナルショッピングシステムに必要な
機能が提供される。一体型のデジタルカメラは購入しよ
うとする商品のバーコードの走査に利用され、テレビ電
話あるいはサーバ内に存在するパターン認識ソフトウェ
アがバーコードの画像データを文字あるいは数値の商品
識別情報に変換する。本発明では従って、販売業者が必
要とする投資額を最低限に抑えた上で、パーソナルショ
ッピングシステムを実現することができる。
【0015】本発明ではさらに、店にダウンロード可能
な取引処理プログラム(purchasetransaction program)
を格納したサーバを設置し、顧客が自分のワイヤレステ
レビ電話を用いて店のサーバを呼び出した場合に、取引
処理プログラムが顧客のワイヤレステレビ電話にダウン
ロードされる。サーバからワイヤレステレビ電話に取引
処理プログラムがダウンロードされた後、サーバはワイ
ヤレステレビ電話と通信し、購入しようとする商品の選
択と支払いを行うためにダウンロードされた取引処理プ
ログラムが使用される。
【0016】ワイヤレステレビ電話に固定的に取引処理
プログラムを記憶させるよりは、必要に応じてワイヤレ
ステレビ電話に取引処理プログラムをダウンロードする
ようにした方が好ましい。プログラムをダウンロードさ
せることで、個々の販売業者が、単一の全ての業者に共
通なプログラムではなく、自分たち専用のプログラムを
利用できるようになるからである。個別の販売業者は、
自分用の取引処理プログラムに、他店とは異なるメッセ
ージや広告、メニュー画面などを加えるとともに、販売
されている特定の商品向けに取引処理プログラムを修正
することを望むことが予想される。
【0017】異なる種類のワイヤレステレビ電話には、
異なるディスプレイ、キーパッド、カメラなどが備えら
れているため、それぞれのワイヤレステレビ電話のタイ
プに適した取引処理プログラムをダウンロードすること
が望ましく、個々のワイヤレステレビ電話の機能を有効
に利用することができるようになる。
【0018】サーバからワイヤレステレビ電話に送信さ
れた取引処理プログラムは、ワイヤレステレビ電話のプ
ログラムローダを介してプログラムメモリにロードされ
る。プログラムローダは、取引処理プログラムがサーバ
からワイヤレステレビ電話に送信されると、取引処理プ
ログラムのプログラムメモリへのローディングを行う。
ダウンロードされた取引処理プログラムには、ワイヤレ
ステレビ電話からの商品の選択と支払いを行うための指
示情報が備えられる。従って、取引処理プログラムは、
ワイヤレステレビ電話を購入時点(point of urchase)電
子ショッピング端末に変換する。
【0019】本発明による電子ショッピングシステムは
商品の購入に使用されるものとして説明されるが、技術
に精通する者であれば電子ショッピングシステムをサー
ビスの購入あるいはその他の望ましい分野に適用できる
ことを認識するであろう。従って「商品(product) 」と
いう語句は単に実例を示すだけであり、その意味を限定
するために用いられているのではない。また「店舗・店
(store) 」という語句は商品やサービスを提供する業
者、たとえば小売店、卸売店、その他のあらゆる業者を
含むものである。
【0020】
【発明の実施の形態】下記の詳細な説明は、添付した図
面とともに本発明の好ましい実施形態を説明するものを
意図しており、本発明を構成あるいは実現するための唯
一の形態を説明することを意図するものではない。下記
の詳細な説明は本発明の一実施形態の構成と機能を説明
するとともに、図面とともに発明の実施形態による処理
のステップのシーケンスを説明するものでもある。同一
あるいは均等の機能は、発明の思想に包含されうるこの
他の実施形態によっても実現可能であることは、理解で
きるであろう。
【0021】図1には、本発明の一実施形態によるスト
アサーバ10が図示されており、商用の電話回線網14
(commercial telephone network, 以下公衆回線網など
と称する)と、特にケーブル12により通信を行う。ス
トアサーバ10は、公衆回線網14とこの他の好ましい
手段、たとえば光ファイバや無線信号などにより通信す
るようにしてもよい。このような公衆回線網14は、短
距離あるいは長距離で音声やデータを伝送するために一
般的に利用されているものである。このような公衆回線
網14の例としてはPacific Bell, General Telephone,
AT&T,MCI あるいはSprintなどがあげられる。
【0022】公衆回線網は14、ストアサーバ10と無
線電話18とを、従来との公衆回線網14と通信を行う
セルラー回線網17(cellular telephone network)によ
り、ケーブル16を介して接続するものである。このよ
うなセルラー回線網17にはL.A.CellularやPacific Be
llが含まれる。前記と同様に、ケーブル16は光ファイ
バーや無線その他の手段により置き換えることができ
る。
【0023】セルラー回線網17は、広く知られている
無線通信の手段により、無線電話18との間の通信を行
うものである。
【0024】また、ストアサーバ10の代わりにリモー
トサーバ2626が、好ましくはケーブル28を介し
て、有線の電話回線網14と通信するようにしてもよ
い。ケーブル28は、光ファイバーや無線その他の手段
により置き換えることができる。
【0025】さらに、ストアサーバ10は拡張PBX2
4(extension PBX) とケーブル11を介して通信を行う
ことができる。拡張PBX24は、ワイヤレス電話18
と無線を通じて通信を行う。
【0026】外付けバーコードスキャナ20は、ケーブ
ル19を介してワイヤレス電話18との間で通信を行
う。また、バーコードスキャナ20は赤外線、レーザ、
無線あるいはその他の好ましい手段によりワイヤレス電
話18との間で通信を行うこともできる。
【0027】さらにまた、作り付けのバーコードスキャ
ナ25あるいはICカードリーダライタ27をワイヤレス
電話18と一体的に取り付けてもよい。店内では、購入
しようとする商品33に付されたバーコードが、ワイヤ
レス電話18に取り付けられたバーコードスキャナ20
を用いて読み取られる。
【0028】カタログ21には、購入することができる
商品の説明13や写真15とともに、商品毎のバーコー
ド22が付されている。このようなカタログ21などを
利用することで、購入者が商品の販売されている店にい
ない場合であっても、本発明のによる電子ショッピング
システムを介して商品を購入することができる。また、
これらの商品33にもバーコード21が付されている。
【0029】ストアサーバ10あるいはリモートサーバ
2626には、ワイヤレス電話18にダウンロードされ
る取引処理プログラム(purchase transaction program)
が格納されており、ワイヤレス電話18からストアサー
バ10あるいはリモートサーバ2626に電話がかけら
れることによってプログラムがダウンロードされる。ス
トアサーバ10やリモートサーバ2626はさらに、ワ
イヤレス電話18にダウンロードされた取引処理プログ
ラムとともに取引処理を実行するサーバパーソナルショ
ッピングアプリケーション(図2参照)が格納されてい
る。実行される取引処理の例としては、購入しようとす
る商品の選択・登録や支払いなどをあげることができ、
詳細は以下に説明する。
【0030】ワイヤレス電話18が、ストアサーバ10
が設置された店内あるいは店の近くで利用された場合、
オプションの拡張PBX24によりストアサーバ10と
ワイヤレス電話18との間の通信が行われる。これによ
って、セルラー電話回線網17を利用する必要がなくな
る。拡張PBX24を利用することによって、ストアサ
ーバ10とワイヤレス電話18との間の通信の信頼性を
向上させることができ、セルラー電話回線網17を利用
することによるコストを抑えることも可能である。この
技術に属する者であれば、この他の室内無線通信手段
を、ストアサーバ10−ワイヤレス電話18間の通信に
利用できることを認識できるであろう。
【0031】客は、ワイヤレス電話18を用いて単にス
トアサーバ10あるいはリモートサーバ26の電話番号
をダイヤルするだけでよい。ワイヤレス電話18がスト
アサーバ10あるいはリモートサーバ26に接続される
と、取引処理プログラムがストアサーバ10/リモート
サーバ26からワイヤレス電話18に、図2に図示され
るプログラムローダ32の指示に基づいてダウンロード
される。
【0032】さらに、ストアサーバ10/リモートサー
バ26の電話インタフェースは、顧客からの電話の呼び
出しを受け付け、最適な取引処理プログラムのワイヤレ
ス電話18へのダウンロードを実行する。サーバパーソ
ナルショッピングアプリケーションは、顧客のワイヤレ
ス電話18とストアサーバ10/リモートサーバ26と
の間の情報の送受信をに介在する。顧客のワイヤレス電
話18からストアサーバ10/リモートサーバ26が呼
び出された場合、電話インタフェースは顧客の電話番号
を取得し、顧客電話番号、ダウンロードプログラムI
D、顧客IDや顧客名といった情報を取得するために、
ストアサーバ10/リモートサーバ26に設けられた顧
客情報データベースを検索する。これらの情報は、好ま
しくは顧客がパーソナルショッピングアプリケーション
に登録された際に、ストアサーバ10やリモートサーバ
26に登録される。このような方法により、顧客の電話
番号を顧客の認証に利用され、サーバがその顧客が取引
を許可された者であることを判別する。
【0033】ダウンロードプログラムIDに基づいて、
ストアサーバ10/リモートサーバ26からワイヤレス
電話18に専用のプログラムがダウンロードされる。ス
トアサーバ10/リモートサーバ26からワイヤレス電
話18にダウンロードされる、ユニークなID情報を持
つ取引処理プログラムは、電話の形式や、言語・顧客の
興味などの個人的な好みなどに基づいて選択される。
【0034】ストアサーバ10あるいはリモートサーバ
26のパーソナルショッピングアプリサーションは、取
引の処理を実行する。ワイヤレス電話18からのメッセ
ージは、顧客の電話番号や顧客ID、その他のユニーク
な識別情報とともに転送される。ストアサーバ10ある
いはリモートサーバ26が顧客のワイヤレス電話18か
らバーコードデータを受信した場合には、ストアサーバ
10/リモートサーバ26はデータベースを参照し、読
取された商品の情報や価格を取得する。商品情報や価格
情報は顧客のワイヤレス電話18に転送され、電話に設
けられたディスプレイ42上に表示される。顧客が購入
しないと決めた返品商品に関する情報を含む、顧客ワイ
ヤレス電話18から受信した情報は、支払いの処理を実
行するために全てストアサーバ10/リモートサーバ2
6に保存される。
【0035】また、ストアサーバ10/リモートサーバ
26は顧客のワイヤレス電話18にこの他の情報を送信
する。送信される情報の例としては、宣伝・広告の情
報、値引き情報や個人情報などがあげられる。
【0036】ワイヤレス電話18にダウンロードされた
後、取引処理プログラムは利用者にパスワードの入力を
求める。このようなパスワードを利用することによっ
て、顧客の更なる認証を行うことができる。そして、こ
のようなパスワード入力は、盗まれたワイヤレス電話を
用いた不正な取引処理を防止するのに特に効果的であ
る。取引処理プログラムは、キーパッドからのパスワー
ド入力のために、顧客に対する文字による案内および/
または音声による案内を行う。パスワードの入力には、
音声認識を用いることができる。好ましくは、ダウンロ
ードされたプログラム、サーバあるいは店員が、以下の
に説明するようにパスワード入力の案内をする。取引処
理プログラムは、自信でパスワードを認証するか、ある
いは認証のためにサーバにパスワードを送信する。もし
パスワードが有効であると判断された場合には、顧客は
購入しようとする商品のバーコード読み取りを行うこと
ができる。パスワードが有効ではないと判断された場合
には、利用者にパスワードの再入力が求められる。
【0037】パスワードが認証された後、取引処理プロ
グラムは商品の選択登録と支払いとにワイヤレス電話1
8を利用可能とする。商品は、ワイヤレス電話18に接
続されたバーコードスキャナ18あるいは作り付けバー
コードスキャナ25を用いて、商品に付されたバーコー
ド31、32を読み取ることによって、選択される。ま
た、購入される商品は、UPCコード(Universal Prod
uct Code)などのストックナンバーを、電話のキーパッ
ドを用いて入力することでも選択できる。
【0038】所望の商品が選択された後、支払いの処理
が、好ましくは作り付けのICカードリーダライタ27
を用いて実行される。
【0039】ワイヤレス電話18が、商品購入のために
店内で利用された場合、所望の購入商品を選択するため
に、商品あるいは商品が置かれている商品棚に付された
バーコードや、カタログ内のバーコードが読み取られ
る。ワイヤレス電話18が、店から離れた場所で利用さ
れている場合には、カタログ21やその他のバーコード
が付された媒体を利用することができる。
【0040】それぞれのバーコードが読み取られるごと
に、取引処理プログラムはSKUコード(Stock Keepin
g Unit)やUPCコードなどを示すバーコードデータを
サーバに転送し、サーバはこれに対応して商品情報や価
格をワイヤレス電話18に返送する。これらの情報は、
好ましくは電話のディスプレイ42上に表示される。ま
た、選択された購入商品の合計金額も、ディスプレイ上
に表示される。
【0041】図2には、ワイヤレス電話18とストア/
リモートサーバ10、26との構成が詳細に図示されて
いる。基本的には、ストアサーバ10とリモートサーバ
26とは同一の構成である。リモートサーバ26は、店
から離れた場所に設置される。
【0042】ワイヤレス電話18は、ワイヤレス電話機
能回路部40(wireless telephonefunction electronic
s) 、ディスプレイ42、キーパッド44、入出力(I
/O)ポート36、ICカードリーダライタ27と通信
を行うマイクロプロセッサ38を備える。マイクロプロ
セッサ38、無線電話の回路部40、ディスプレイ4
2、キーパッド44、I/Oポート36、ICカードリ
ーダライタ27は、全て従来のワイヤレス電話18に備
えられた一般的な構成である。
【0043】このような従来のワイヤレス電話18に、
本発明の処理を実行する電子ショッピング部29(elect
roni shopping section)が付加される。電子ショッピン
グ部29には、プログラムローダ32とプログラムメモ
リ34が備えられ、いずれもマイクロプロセッサ38に
接続されている。
【0044】I/Oポート36は、マイクロプロセッサ
38とバーコードスキャナ20との間の電子的な通信
を、RS232C、USB、IEEE1394、irD
Aあるいはこの他の好ましいインタフェースを介して行
う。
【0045】マイクロプロセッサ38は、これまでのワ
イヤレス電話に利用される従来から存在するマイクロプ
ロセッサあるいはデジタルシグナルプロセッサでよい。
ワイヤレス電話回路部40は、電話番号記憶、ダイアリ
ング、接続・切断の回路、デジタルエンコード、無線変
調・復調、信号増幅など、従来のワイヤレス電話の機能
を実行する回路を備えている。ディスプレイ42は好ま
しくはLCDであり、ダイヤルされた電話番号ととも
に、電池の充電レベル、信号強度、個別ならびに累積の
通話時間などのその他の情報が表示される。キーパッド
44は、数値、付加的にはアルファベットの文字情報入
力に利用される。ICカードリーダライタ27は、利用
者のアカウント情報を格納したICカードの読み取り/
書き込みを行うものであり、所望の利用者に対する料金
の請求をするために異なる形式のワイヤレス電話で利用
可能となっている。そのため、他人のワイヤレス電話で
自分のICカードを利用すれば、通話料金が自身に請求
されることになる。
【0046】電子ショッピング部29は、本発明が従来
のワイヤレス電話に付加した要素を備えており、本発明
による電子ショッピングを実行するものである。さら
に、プログラムローダ32は、サーバ10、26からの
取引処理プログラムのダウンロードのための指示を格納
するファームウェアメモリを備える。プログラムローダ
32のファームウェアメモリに格納された指示情報は、
詳細を下記に述べるようにワイヤレス電話18からサー
バ10、26への通話が開始された後に、マイクロプロ
セッサ38により実行される。
【0047】プログラムローダ32は、好ましくはさら
に取引処理プログラムのダウンロードを実行あるいは向
上させる好ましい回路を備えることができる。プログラ
ムローダは、メモリの代わりに単一の能動回路により構
成されていてもよい。このような能動回路は、ワイヤレ
ス電話18からサーバ10、26への接続に応じて、メ
モリから読み出される指示情報を要することなく、自動
的にダウンロードを実行する。
【0048】また、プログラムローダ32は、商品選択
や支払い処理の機能の実行や向上を実現する指示情報、
ドライバや回路部を備える。多度カバ、プログラムロー
ダはスキャナ20やICカードリーダライタ27用のド
ライバを有する。
【0049】プログラムメモリ34には、ダウンロード
された後の取引処理プログラムが格納される。この取引
処理プログラムは、客が商品の選択と、購入した商品に
対する支払いを行う際に利用される。
【0050】その内部に記憶された指示情報はあまり変
更されないため、プログラムローダ32のファームウェ
アメモリは不揮発性メモリにより構成される。これに対
し、取引処理プログラムは利用の度にダウンロードされ
るものであるため、プログラムメモリ34は揮発性メモ
リにより構成されることが好ましい。
【0051】オプションのI/Oポート36は、オプシ
ョンのバーコードスキャナ20との間で通信を行うもの
であり、図1に図示されるUPCコード22、31等を
走査することによって、顧客による商品選択が行われ
る。バーコードはカタログや店内の商品棚から、商品自
体から、あるいはその他の場所から読み取られる。
【0052】オプションのICカードリーダライタ27
は、ICカードその他を介した購入商品の支払いに利用
される。
【0053】サーバ10、26は、顧客情報データベー
ス50、少なくとも一つのダウンロードプログラムメモ
リ52、サーバパーソナルショッピングアプリケーショ
ン54のそれぞれとの通信を行う電話インタフェース(t
elephone interface) 48を備える。
【0054】サーバ10、26の電話インタフェース4
8は、サーバと電話回線網との間の通信を行うものであ
り、好ましくは一般的なモデムにより構成される。ま
た、電話インタフェース48はケーブルモデム、ネット
ワークカード、その他の公衆回線網との間で通信を行う
手段としてもよい。
【0055】顧客情報データベース50は、電子ショッ
ピングを行うための、それぞれの顧客を認証する情報を
格納する。
【0056】顧客情報データベースは、図9に図示され
るように、電話番号、電話の形式、パスワード、顧客I
D、あるいはこの他の所望の顧客プロフィール情報を格
納するものである。顧客プロフィール情報はさらに、ク
レジット情報、送り先住所、顧客が興味を持つ商品およ
び/または過去の購入履歴情報を含むようにしてもよ
い。
【0057】サーバ10、26は、顧客情報データベー
ス50から顧客の電話番号を検索して、顧客の電話に対
応したダウンロードプログラムメモリ52のダウンロー
ドプログラムIDを判別する。
【0058】サーバ10、26のダウンロードプログラ
ムメモリ52から購入者のワイヤレス電話18にダウン
ロードされた取引処理プログラムは、購入商品の選択と
支払いとを行うための指示情報を有する。取引処理プロ
グラムは、全ての顧客に対して同一でもよいが、必要で
あれば、顧客個人毎にあるいは顧客の資格に応じてプロ
グラムを異なるものとしてもよい。
【0059】異なる顧客に対して異なる取引処理利用さ
れる場合には、ダウンロードプログラムIDは個々の顧
客に対応して、図9に図示される顧客情報データベース
に設定され、顧客毎に所望のプログラムを対応づけるこ
とができる。
【0060】異なる顧客毎に、異なる取引処理プログラ
ムを準備することは望ましいことである。たとえば、そ
れぞれ異なる取引処理プログラムは、異なる言語、メニ
ュー、オプション情報、商品を選択するための方法、支
払いの方法などが設定される。さらに、異なる取引処理
プログラムに、特定の顧客が興味を持つようなメッセー
ジや宣伝を付加してもよい。たとえば、スポーツに興味
を持っている顧客は、スポーツに関連するニュースや宣
伝を受け取ることができるようになる。
【0061】取引処理プログラムは、JavaやHTM
L、C++などの望ましいプログラム言語により記述さ
れる。
【0062】全ての顧客が、バーコートリーダ20およ
びICカードリーダライタ27を所有している必要はな
いため、それぞれの顧客が所持する特定のワイヤレス電
話18や、バーコードスキャナ20、ICカードリーダ
ライタ27などのその他の電子ショッピング用装置に対
応した特別な取引処理プログラムを、それぞれの顧客毎
に提供してもよい。特定の顧客がICカードリーダライ
タ27を所持していないのであれば、取引処理プログラ
ムのうちICカードリーダライタ27の動作に関連する
部分を削除することができる。また、顧客がICカード
リーダライタ27を所持しておらず、キーパッド44か
らクレジット番号や有効期限などのクレジットカード情
報を入力する必要がある場合には、取引処理プログラム
に、支払いにキーパッド44を利用するための機能を追
加してもよい。このように、取引処理プログラムは個別
にの顧客に応じて手直しされ、特定の顧客が利用しない
プログラムの部分を取り除くことにより、取引処理プロ
グラムのサイズを最小化することができる。
【0063】一方、取引処理プログラムが、ワイヤレス
電話18、あるいはバーコードスキャナ20・ICカー
ドリーダライタ27などの補助的な装置の全ての動作モ
ードに対応した指示情報を備えるようにしてもよい。こ
れによれば、単一、且つ同一の取引処理プログラムが、
全ての客に対して常にダウンロードされることとなり、
サーバ10、26のダウンロードにの処理を単純化する
ことができる。当然、このような方法では、より大きな
取引処理プログラムをワイヤレス電話18にダウンロー
ドしなければならず、ワイヤレス電話18のメモリ容量
も大きなものが必要となるというデメリットもある。ま
た、このような包括的な取引処理プログラムのダウンロ
ードにも、より長い時間を必要とする。
【0064】サーバパーソナルショッピングアプリケー
ション54はサーバ10、26に格納されるプログラム
であり、サーバ10、26による電子ショッピングの処
理を実行する。サーバパーソナルショッピングアプリケ
ーション54は、これまでに述べた通り、ワイヤレス電
話18からサーバ10、26にダイヤルされ、これらが
接続された際の、取引処理プログラムのワイヤレス電話
18へのダウンロードを実行する。サーバパーソナルシ
ョッピングアプリケーション54はさらに、クレジット
カード番号や有効期限などの支払い情報を受信し、保存
する。サーバパーソナルショッピングアプリケーション
54はさらにまた、ICカードリーダライタ27を介し
ての顧客のICカードに記録された情報の読み取りと更
新を実行する。
【0065】また、サーバパーソナルショッピングアプ
リケーション54は、クレジットカード会社による顧客
への支払い請求を行うために、クレジットカード会社と
の間で必要となる通信ならびに処理などの、支払いの処
理を実行する。
【0066】図3を参照する。ワイヤレス電話18のレ
シーバー110は、アンテナ114とデュプレクサ11
2とを介して取引処理プログラムを受信し、プログラム
ローダ32(図2参照)のプログラムロード機能108
に基づいて取引処理プログラムをプログラムメモリ34
に供給する。プログラムメモリ34には。マイクロプロ
セッサで実行させるために、ローディングされた取引処
理プログラム106が格納される(図2および図4参
照)。ダウンロードが完了すると、プログラムローディ
ング機能部108はローディングされた取引処理プログ
ラム106に制御を手渡す。ローディングされた取引処
理プログラム106が実行される間、レシーバ110は
サーバ10、26(図1、2参照)から商品情報や価格
などのデータを受信し、トランスミッタ104がサーバ
10、26に対しUPCコードやそれぞれの注文された
商品個数といった情報を送信する。
【0067】さらに、ワイヤレス電話18のマイクロフ
ォン100やスピーカ102を、人物あるいはサーバ1
0、26(音声認識合成により)との間の通信を行うた
めに利用することができ、利用者が取引処理を行いなが
ら口頭での照会を行うことができる。したがって、ワイ
ヤレス電話処理機能回路部40は、ワイヤレス電話18
がサーバ10、26との間で通信を行っている際に、取
引処理中に音声とデータとを混合できるように構成され
ることが好ましい。このような方法により、サーバ1
0、26からワイヤレス電話18へ、店の宣伝・広告や
メッセージを音声でも伝送することができる。
【0068】図4を参照する。ワイヤレス電話18は、
従来のワイヤレス電話と同様に動作する、呼処理プログ
ラム126(call processing software)、RFシンセサ
イザ132、ミキサ134、固定発振器136(fixed o
scillator)、デュプレクサ112およびアンテナ114
を備える。トランスミッタ104は、よく知られた手段
により動作する、アナログ−デジタル変換部120、ス
ピーチコーダ122、チャネルコーダ124、変調部1
28および無線帯域増幅器130(radio frequency amp
lifier) を備える。さらに、レシーバ110は、同様に
よく知られた手段により動作する、デジタル−アナログ
変換部140、スピーチデコーダ142、チャネルデコ
ーダ144、等化器146、復調部148および無線帯
域レシーバ/増幅器150を備える。
【0069】従来のワイヤレス電話に付加される電子シ
ョッピング部(図2の29)は、プログラムローダ3
2、ローディングされたプログラム106(図2のプロ
グラムメモリ34に内に格納される)、および最適には
外部I/Oポート36を介してワイヤレス電話18に接
続されるバーコードスキャナ20を備える。付加された
構成およびデータパスは、図4にて太線で図示される。
【0070】チャネルデコーダ144からマイクロプロ
セッサ38へのデータパスは、取引処理プログラムのダ
ウンロードや取引処理プログラムが実行される間の、サ
ーバ10、26からワイヤレス電話18のマイクロプロ
セッサ38へのデータ通信に利用される。マイクロプロ
セッサ38からチャネルコーダ124へのデータパス
は、取引処理プログラム106が実行される間のマイク
ロプロセッサ38からサーバ10、26へのデータ通信
に利用される。
【0071】アナログ−デジタル変換部120からマイ
クロプロセッサ38までのデータパスは、音声コマン
ド、音声にるメニュー選択あるいは音声による購入商品
選択などのために、ワイヤレス電話18のマイクロフォ
ン100からローディングされたプログラムへの音声デ
ータの通信に利用される。ダウンロードされた取引処理
プログラムには音声認識機能が付加されており、キーボ
ード44あるいはバーコードスキャナ20からのデータ
入力と並行して、取引処理プログラムにより音声データ
が認識される。マイクロプロセッサ38からデジタル−
アナログ変換部140へのデータチャネルは、ローディ
ングされたプログラム106からスピーカ102への音
声ガイダンスや音声によるエラーメッセージなどの音声
データの通信に用いられる。ダウンロードされた取引処
理プログラムは、ワイヤレス電話18のディスプレイへ
のメッセージ表示と並行して、顧客への音声メッセージ
をワイヤレス電話のスピーカから発する。また、非音声
データの転送・ダウンロードされた取引処理プログラム
の実行に並行して、ワイヤレス電話とサーバとの間の音
声データの送受信がマイクロフォン/トランスミッタと
レシーバ/スピーカにより行われる。
【0072】従来のデジタルワイヤレス電話を利用した
通信では、それぞれのメッセージスロットが制御信号と
データとからなる。制御信号は、送信・受信の制御に用
いられる。従来の技術によれば、上記のデータとは人物
がワイヤレス電話で話をしたデジタル化された音声メッ
セージである。本発明の技術によれば、このようなデー
タには音声データだけではなく、商品の選択を示すデー
タ、価格、選択された個数などのデジタルデータが含ま
れる。
【0073】本発明の実施形態によれば、取引処理プロ
グラムが含まれる無線帯域信号をアンテナ114が受信
する。無線帯域レシーバ/増幅器150は無線帯域信号
を受信するためにアンテナ114に接続されており、信
号を増幅する。復調部148は、増幅された無線帯域信
号を受信するために無線帯域レシーバ/増幅器150に
接続され、この信号を復調する。等化器146は復調部
148に接続され、復調信号を受信して、これを周知の
方法により等化してひずみを低減する。チャネルデコー
ダ144は、等化器146からの等化された信号を受信
し、等化信号から非音声データを分離する。これによ
り、チャネルデコーダ144は等化信号から取引処理プ
ログラムを分離し、この取引処理信号をプログラムロー
ダ32の指示に基づいてプログラムメモリ34に転送す
る。
【0074】図5〜8を参照して、本発明の一実施形態
による電子ショッピングシステムの動作の詳細を説明す
る。
【0075】図5に示されるように、本実施形態による
電子ショッピングシステムでは、ワイヤレス電話18に
よるサーバの呼び出しが行われ、ワイヤレス電話18と
サーバ10、26との間の通信が開始される。
【0076】このような呼を行うにあたり、客は商品を
購入しようとしている企業のサーバ10、26の電話番
号をダイヤルするだけでよい。客は、呼び出しをしてい
るのがストアサーバ10か、あるいはリモートサーバ2
6であるのか、といったことを特に意識する必要はな
い。ストアサーバ10/リモートサーバ26のいずれを
呼び出しても、客による操作は同一である。
【0077】ワイヤレス電話とサーバとが接続された
後、サーバからワイヤレス電話18へ取引処理プログラ
ムがダウンロード53される。好ましくは、パスワード
はダウンロードされた取引処理プログラムにより認証さ
れる。その後、取引処理プログラムは所望の取引処理を
実行するために使用される55。
【0078】図6に図示されるように、ワイヤレス電話
18からサーバを呼び出す処理ステップ51は、ワイヤ
レス電話18からサーバ10、26をダイヤルするステ
ップ51aと、サーバ10、26が応答して電話インタ
フェースを用いてワイヤレス電話18と通信するステッ
プ51bと、電話インタフェースがワイヤレス電話18
番号を取得するステップ51cと、顧客の電話の形式、
顧客ID、顧客名などを取得するために顧客情報データ
ベースを検索するステップ51dとを有する。顧客I
D、顧客名は、電話インタフェースからサーバパーソナ
ルショッピングアプリケーションに供給される51e。
【0079】電話のディスプレイ42上に、あるいは音
声により、キーパッド44から認証番号やパスワードな
どを入力するための客へのガイダンスを行ってもよい。
このガイダンスは、ローディングされた取引処理プログ
ラム106により行われる。また、このようなガイダン
スはサーバ10、26、あるいは音声照会・キーボード
からの入力に対応する店員により行われてもよい。パス
ワードの長さは、どのような長さでもよい。
【0080】本発明の実施形態によれば、客が許可され
た客であるかどうかを判別するために、サーバ10、2
6によって二種類のチェックが行われる。第一に、ワイ
ヤレス電話18の電話番号がチェックされ、その電話番
号が顧客情報データベースに記憶されているかどうか、
またワイヤレス電話18の所有者が取引を行う許可を受
けた者であるかどうかが確認される。好ましくは、顧客
の電話番号はあらかじめ登録されており、もし客が許可
された者であれば、電話番号が顧客データベースに存在
しているはずである。このような客の電話番号の確認に
より、自分の物とは違うワイヤレス電話を使っている者
など、許可されていない者による不正な取引が行われる
ことを防止することができる。
【0081】付加的に、ワイヤレス電話18に取引処理
プログラムがダウンロードされた後、前記したように認
証番号やパスワードの入力が客に求められる。取引処理
が許可される前に、客により入力された電話番号とパス
ワードとの両方が有効であると判別されなければならな
い。このような認証番号やパスワードの入力を要求する
ことにより、盗まれたワイヤレス電話を利用した許可さ
れていない者による不正な取引が行われることを、効果
的に防止することができる。
【0082】本発明の好ましい実施形態によれば、パス
ワードの認証はダウンロードされた取引処理プログラム
により実行される。また、パスワードの認証は、ICカ
ードあるいはサーバ10、26により行われてもよい。
パスワードの認証にダウンロードされた取引処理プログ
ラムを利用することによって、サーバ10、26によ
り、あるいはダウンロードされたプログラムを利用しな
いワイヤレス電話18により認証が行われた場合と比較
して、より好ましい柔軟性と効率性を実現することがで
きる。たとえば、ダウンロードされた取引処理プログラ
ムに、パスワード入力のための指示などの手助けをする
ための機能を加えることができる。
【0083】呼び出しは、通常の電話の場合と同様に、
サーバの電話番号をダイヤルする(51a)ことによっ
て行われる。サーバの電話番号をダイヤルするのに先立
って、ワイヤレス電話18の特定のボタンを押したり、
キーパッド44からあらかじめ決められたコードを入力
することによって、ワイヤレス電話18をプログラムダ
ウンロードモードに切り換えておいてもよい。また、ワ
イヤレス電話18がサーバ10、26に接続されること
によって自動的に取引処理プログラムのローディングを
行うようにしてもよい。このような自動ダウンロード
は、ワイヤレス電話18のチャネルデコーダ144やマ
イクロプロセッサ38により認識される、サーバから供給
された制御信号、コードおよび/またはヘッダに基づい
て実行され、これによりプログラムローダ32のファー
ムウェアメモリに格納された指示情報に基づいて、ワイ
ヤレス電話18がダウンロードされた取引処理プログラ
ムを受信し格納する。
【0084】プログラムのローディングが開始される
と、プログラムメモリに格納されている以前の取引処理
プログラムが、新たに受信したプログラムメモリ34に
より上書きされる。
【0085】プログラムのローディングが完了すると、
プログラムローダはローディングされた取引処理プログ
ラム(図3の106)に制御を手渡す。ロードされた取
引処理プログラム106の処理が開始されると、I/O
ポート36、キーボード44、マイクロフォン100お
よび/またはバーコードスキャナ20やICカードリー
ダライタ27などの外部に装着された装置の制御を引き
受ける。取引処理プログラム106はまた、ワイヤレス
電話18の全ての送受信の機能の制御も行う。好ましい
発明の実施形態によれば、プログラムデータと音声デー
タとは重畳されており、取引処理プログラムを実行しな
がら音声による照会を行うことが可能となる。
【0086】図7を参照する。サーバからワイヤレス電
話18へのプログラムのダウンロードの処理53は、利
用者の電話番号に基づいて選択された所望の取引処理プ
ログラムを、サーバ10、26からワイヤレス電話18
に送信するステップ53aを有する。ワイヤレス電話1
8のマイクロプロセッサは、プログラムローダのファー
ムウェアメモリに格納された指示に基づいて、取引処理
プログラムのダウンロードを実行する(53b)。ダウ
ンロードされた取引処理プログラムは、プログラムメモ
リに格納される(53c)。そして、ダウンロードされ
た取引処理プログラムは、ワイヤレス電話18からのパ
スワード入力を要求する(53d)。ダウンロードされ
た取引処理プログラムは、好ましくはパスワード入力の
ガイダンスを行うとともに、認証を行う。また、ワイヤ
レス電話18がパスワードをサーバ10、26に転送し
(53e)、サーバ10、26がパスワードを認証する
ようにしてもよい(53f)。
【0087】図8を参照する。取引処理プログラムがワ
イヤレス電話18のプログラムメモリ34にダウンロー
ドされ格納されると、客は購入しようとする商品を選択
・登録できるようになる(68)。好ましい発明の実施
形態によれば、このような商品の選択(68)は、バー
コードスキャナ20によりUPCバーコードなどを走査
することで実行される。この技術に精通しているもので
あれば、商品を選択するために、この他のコードや記
号、テキストなどをさまざまな走査装置により走査する
ことができることを認識するであろう。さらに、技術に
精通したものであれば、商品の選択のために、電子的、
時期的あるいは光学的技術など、UPCバーコードの走
査とは異なる他のさまざまな走査の技術を適用できるこ
とを認識するであろう。一例として、磁気タグや電子的
なトランスポンダを商品や商品棚、あるいはカタログな
どに付し、商品を選択するために同様に走査すればよ
い。
【0088】また、商品の選択のためにUPCコード、
ストックコードあるいはその他の情報を、ワイヤレス電
話18に設けられたキーパッド44から手動で入力する
ようにしてもよい。
【0089】好ましい発明の実施形態によれば、それぞ
れの商品が選択された後、商品の説明や単価などがワイ
ヤレス電話18のディスプレイ42上に表示される。こ
のような情報は取引処理プログラムの一部に含まれてい
てもよく、またサーバ10、26から受信するようにし
てもよい。
【0090】発明の実施形態によれば、客は商品を選択
した後に、商品購入の確認と、購入品リストからの商品
の削除とを行うことができる。客はさらに、支払いを行
う前に、全ての商品が選択された後、それぞれの商品ご
とに確認あるいは取り消しを行うことができる。
【0091】また、発明の実施形態によれば、客はキー
パッド44のあらかじめ決められたキーを押すことによ
り、全ての必要な品物の購入ができたかどうかを確認す
ることができる。ワイヤレス電話18はこれに応じて、
全ての購入商品の合計金額を表示するとともに、好まし
くは上記で述べた通りリストから商品を削除する機会も
与えられる。
【0092】全ての購入しようとする商品が選択された
後(68)、顧客はICカード、クレジットカード、チ
ェックカードあるいはこれらに類する手段により、商品
の支払いを行う(70)。また、客はワイヤレス電話1
8のキーパッド44から、手動でクレジットカード番号
や有効期限を入力することもできる。
【0093】さらに、客はあらかじめ販売業者に自身の
クレジットカードを登録しておくこともでき、これによ
って取引は自動的にクレジットカードの口座から行わ
れ、購入した商品の支払いを行う際のクレジットカード
情報の入力やICカードの利用を省くことができる。
【0094】店内での買い物が終了したら、上記したよ
うにワイヤレス電話18を用いて、あるいは店の清算カ
ウンタにて、支払いが行われる。店の清算カウンタで支
払いが行われる場合には、ワイヤレス電話18あるいは
サーバ10、26に格納された取引に関する情報が利用
され、これによって支払い時の店員によるそれぞれの購
入商品の情報入力を省略することもできる。
【0095】一方、ワイヤレス電話が店内で利用される
際には、客が清算カウンタでバーコードを走査するよう
にしてもよい。走査されたバーコードにより、サーバ1
0、26に対して客がいる清算カウンタを知らせること
ができる。この後、購入商品とその価格のリストがサー
バから客がいる清算カウンタに送信され、客は現金、小
切手、クレジットカード、ICカードなどを用いて、店
員に代金を支払う。
【0096】リモートサーバ26を用いて店内での買い
物が行われている場合には、客は買い物をしている店を
示すバーコードを走査して、これをリモートサーバ26
に知らせることができる。このようなバーコードは、た
とえばショッピングカート上に表示されている。店の所
在地を示す情報は、商品が購入された店での、購入商品
の在庫管理に利用される。
【0097】ICカードリーダライタ27が利用されて
いる場合には、必要に応じて購入された商品が記録され
た電子レシートをICカードに記憶させてもよい。IC
カードに格納された電子レシートは、後日必要な記録を
保存するために、客の自宅のコンピュータに個人の買い
物情報を送信するために利用される。必要であれば、客
の購入履歴情報をICカードに保存してもよい。技術に
精通している者であれば、このようなICカードを、客
の認証とサーバの認証とを行うような、双方向の認証に
利用できることを認識するであろう。
【0098】必要に応じて、ICカードに、サーバ1
0、26によりアクセス可能となるように、客の個人情
報を記憶させてもよい。
【0099】本発明の実施形態による電子ショッピング
システムは、さまざまな商品やサービスを提供するため
に利用される。このシステムは、卸売にも小売りにも適
用できる。本発明の実施形態はさらに、商品の購入取引
以外の、さまざまな種類の処理に利用することができ
る。
【0100】図9には、顧客情報テーブルが図示されて
いる。顧客情報テーブルは、データベースとしてサーバ
に格納されており、電話インタフェース部48およびサ
ーバパーソナルショッピングアプリケーション54によ
りアクセスされる。本発明の好ましい実施形態では、顧
客情報テーブルには電話番号、電話のタイプ、ダウンロ
ードプログラム識別情報、パスワード、顧客識別情報、
顧客名あるいはこの他の必要な顧客のプロフィール情報
が格納される。
【0101】第二の実施形態では、第一の実施形態での
ワイヤレス電話18とバーコードスキャナとの組み合わ
せに代わって、ワイヤレステレビ電話が利用された電子
ショッピングシステムが実現される。ワイヤレステレビ
電話は、ワイヤレス電話18に関連して説明された機能
の全てをサポートするものであり、前述したシステムで
は認識され得ない付加的な機能も実現することができ
る。端的には、ワイヤレステレビ電話は特定用途向けの
装置を利用することなく、通信用の装置として、また一
体型の電子ショッピング端末として利用するのに最適な
製品であるといえる。
【0102】図10には、図2に図示された第一の実施
形態と同様に、ワイヤレステレビ電話218(wireless
videophone) とストア/リモートサーバ210とが組み
合わされたショッピングシステムが図示されている。第
一の実施形態の場合と同様に図10には、図2に図示さ
れた第一の実施形態と同様に、ワイヤレステレビ電話2
18(wirelessvideophone) とストア/リモートサーバ
210とが組み合わされたショッピングシステムが図示
されている。第一の実施形態の場合と同様に、サーバ2
10は基本的にはストアサーバ10に対応しているが、
これをリモートサーバ、プラットフォームコンピューダ
その他と読み替えてもよく、店内あるいは店の外に設置
することができる。
【0103】ワイヤレステレビ電話218は、ワイヤレ
ステレビ電話機能回路部240(wireless videophone f
unction electronics)、グラフィックディスプレイ24
2、キーパッド244、ICカードリーダライタ227
や、CCDカメラシステムのようなデジタル画像入力装
置236との間で通信を行うマイクロプロセッサ238
を備えている。マイクロプロセッサ238、ディスプレ
イ242、キーパッド244およびICカードリーダラ
イタ227は、これまで考えられているワイヤレステレ
ビ電話に備えられる構成である。さらに、ワイヤレステ
レビ電話を通信機器として作動させるために、ワイヤレ
ステレビ電話機能回路部240はワイヤレス電話機能回
路部(図2の40)を備える。また、デジタルカメラ2
36はカメラのレンズによりとらえられた画像イメージ
を、機能回路部240により送信される、JPEG符号
化やgif符号化されたマイクロプロセッサ238で処
理するのに適したデジタル信号に変換する回路を備えて
いる。
【0104】図2などを用いて上記で説明したのと同様
に、本発明の原理を実行するために電子ショッピング部
229がこれまでに考えられていたワイヤレステレビ電
話に付加される。電子ショッピング部229は、好まし
くはプログラムローダ232とプログラムメモリ234
を備えており、これらはそれぞれマイクロプロセッサ2
38との間で通信を行う。マイクロプロセッサ238
は、ワイヤレス電話やワイヤレステレビ電話での利用に
適した、これまでに存在する数々のマイクロプロセッサ
あるいはデジタルシグナルプロセッサのいずれを用いて
もよい。ワイヤレステレビ電話機能回路部240は、一
般的なワイヤレス電話の機能、たとえば電話番号メモ
リ、ダイアリング、接続・切断回路、デジタルエンコー
ド、信号増幅などの機能を実行する電子回路を備えてい
る。さらに、ワイヤレステレビ電話機能回路部は、ビデ
オ映像データとともに音声データの送受信に適した、デ
ジタルル広帯域RF変調/復調回路を備えている。
【0105】図14を参照すればわかる通り、ワイヤレ
ステレビ電話218は一般的なワイヤレス電話と同様な
外観をしている。テレビ電話218は、好ましくはマイ
クロフォン200、スピーカ202、キーパッド244
(キーボードと置き換え可能な用語である)、グラフィ
ックディスプレイ242、アンテナ214およびテレビ
電話の前面端部に回転自在に取り付けられたデジタルカ
メラ236を備えている。
【0106】グラフィックディスプレイ242として
は、たとえば320×240pelの解像度を有する、
カラーあるいは白黒LCDディスプレイを利用すること
ができる。グラフィックディスプレイ242には、ダイ
ヤルされた電話番号などの従来のワイヤレス電話で表示
されていた情報とともに、一体的型のデジタルカメラ2
36から入力された画像が表示される。
【0107】これまでのところ、最も実用的なデジタル
カメラとしては、白黒あるいはカラーのデジタルスティ
ルカメラがあげられる。ここで、帯域の幅により、シス
テムにより送受信される画像データのデータ量が決ま
る。簡単で且つ安価なシステムの一つとして、従来のデ
ジタルカメラと同様の方法により、ユーザの指示に基づ
いて、フレーム毎に画像を入力するシステムを利用でき
る。もし必要であれば、カメラおよび関連する回路部
を、フレームレートを減らした、動画入力可能なビデオ
カメラとしてもよく、JPEGやgifの代わりにMP
EGやNPEG2などの符号・複合システムを適合させ
てもよいことは理解されよう。
【0108】どのように構成されたとしても、カメラ2
36はテレビ電話の携帯ユニットの前面端部に、回動可
能に取付られ、これにより画像を入力できる範囲をほぼ
180度の範囲とすることができる。このような構成に
よって、ハンドユニットを持つのに不自由することな
く、カメラのレンズを画像が入力しやすい位置に置くこ
とができる。
【0109】図10に戻り、ICカードリーダライタ2
27は、ユーザの口座情報などを格納するとともに代金
の請求にも利用可能なICカードからの情報読み取り
と、ICカードへの情報の書き込みを行う。キーパッド
244は数値、さらには文字情報をマイクロプロセッサ
238に入力するために用いられる。
【0110】電子ショッピングシステム229は、電子
ショッピングを行うための更なる構成を備えている。プ
ログラムローダ部232は、取引処理プログラムのシス
テムサーバ210などからのダウンロードを指示する情
報を記憶するファームウェアメモリを有する。プログラ
ムローダ232のファームウェアメモリに格納される指
示情報は、詳細を後述するように、ワイヤレステレビ電
話218からサーバ210へ通話が行われた際に、マイ
クロプロセッサ238により実行される。
【0111】プログラムローダ232には更に、取引処
理プログラムのダウンロードの機能を改良あるいは向上
させるための付加的な回路を追加するようにしてもよ
い。第一の実施形態の場合と同様に、プログラムローダ
は、必要であればメモリではなく単一の能動回路により
構成されてもよい。このような能動回路は、ワイヤレス
電話18がサーバ210に接続されたことに対応して、
メモリから読み出された指示を要することなく、取引処
理プログラムの自動ダウンロードを実行する。
【0112】サーバ210は、顧客情報データベース2
50、少なくとも一つのダウンロードプログラムメモリ
252およびサーバパーソナルショッピングアプリケー
ション254ゆそれぞれとの間でやりとりをする電話イ
ンタフェース248を備える。サーバ1210の電話イ
ンタフェース248は、サーバと電話回線網との通信に
介在し、デジタルの広帯域モデム、ケーブルモデム、ネ
ットワークインタフェースカード(NIC)あるいはこ
の他の商用広帯域電話システムとの通信を行う装置を利
用することができる。
【0113】前述の実施形態の場合と同様に、顧客情報
データベース250には、顧客が特定の電子ショッピン
グシステムを利用する際のそれぞれの顧客を認証するた
めの情報が格納されており、図9に図示されるように、
顧客の電話番号、電話やテレビ電話といった通信機器の
種類、ダウンロードプログラムID、パスワード、顧客
ID、顧客名あるいはこの他の望ましい顧客のプロフィ
ール情報が格納される。顧客のプロフィール情報には更
に、クレジット情報、商品の発送先住所、顧客が興味を
持っている商品や、過去の取引履歴情報が含まれる。
【0114】動作時に、顧客からのアクセス要求を受信
すると、サーバシステム210は顧客情報データベース
250から呼び出しをした顧客のプロフィール情報を検
索し、電話やテレビ電話などの顧客の通信機器に対応す
るように作成された、ダウンロードプログラムメモリ2
52に格納されているプログラムに対応するダウンロー
ドプログラムを判別する。サーバのダウンロードプログ
ラムメモリ252から顧客のテレビ電話218にダウン
ロードされた取引処理プログラムには、購入される商品
の選択と支払いの方法を示す特定の指示情報が設定され
ている。取引処理プログラムはそれぞれの顧客に対して
同一なものであってもよいが、必要に応じて個々の顧客
あるいは顧客のグループ毎に異ならせるようにしてもよ
い。異なる顧客に対して異なる取引処理プログラムが適
用される場合には、顧客情報データベースに記憶されて
いるダウンロードプログラムIDを個々の顧客毎に対応
づけることができ、これによって個々の顧客に必要な取
引処理プログラムを対応づけることができる。たとえ
ば、それぞれの異なるダウンロードプログラムは、情報
を異なる言語で表示し、顧客毎に対応した商品を選択す
るためのメニューオプションあるいは方法が設定され、
あるいは異なる支払い方法が設定される。更に、個々の
取引処理プログラムに、特定の顧客への特定商品に対応
したメッセージや広告を設定してもよく、このような特
定商品に対するメッセージや広告は顧客のテレビ電話に
送信され、一体型のデジタルディスプレイに表示され
る。
【0115】本実施形態によるワイヤレステレビ電話を
所持する顧客に対して、機器の機能を向上させる、顧客
に対応した取引処理プログラムが供給される。特に、ワ
イヤレステレビ電話にはバーコードスキャナの代わりに
デジタルカメラ236が取り付けられているため、この
取引処理プログラムに文字認識あるいはパターン認識の
機能を追加することができ、またこれまで説明したワイ
ヤレス電話18とバーコードスキャナとを組み合わせた
実施形態の例と同様に、ワイヤレステレビ電話がバーコ
ードを復調できるように機能するソフトウェアを追加し
てもよい。
【0116】システムにこのような機能をもたせるため
に、文字認識、パターン認識あるいはバーコードの復調
の機能を実行するルーチンは、ワイヤレステレビ電話に
設けられたプログラムローダのファームウェアメモリか
ら直接ダウンロードされる必要がないことは理解できる
であろう。
【0117】ワイヤレステレビ電話はバーコードパター
ンやグラフィックイメージパターンのようなデジタル画
像情報を入力し、回路部を介してこれらの情報をストア
サーバ10に直接送信する機能を備えている。このよう
な情報がサーバにより受信されると、文字認識あるいは
パターン認識のアプリケーションルーチンがサーバ内で
実行され、デジタルビデオカメラにより入力されたバー
コードの画像情報の復調あるいはアイコンのようなパタ
ーンのパターン認識が行われる。
【0118】サーバパーソナルショッピングアプリケー
ション254は、サーバシステム210にも存在し、電
子ショッピングを実行するためにサーバを動作させるプ
ログラムとして特徴づけられる。サーバパーソナルショ
ッピングアプリケーション254は、上記したように、
ワイヤレステレビ電話218がサーバに接続された後
に、取引処理プログラムや専用の文字/パターン認識ル
ーチンをワイヤレステレビ電話にダウンロードする機能
を有する。サーバパーソナルショッピングアプリケーシ
ョンは更に、オプションの文字/パターン認識ソフトウ
ェアルーチンによる、バーコードや文字/パターン情報
の受信と復調を行う。サーバパーソナルショッピングア
プリケーション254はまた、クレジットカード番号、
有効期限などの支払い情報の受信と記憶を行うととも
に、ICカードリーダライタが使用されている場合には
ICカードリーダライタ227を介して、顧客のICカ
ードに記憶された情報の読み出しと更新も行う。
【0119】図11を参照する。ワイヤレステレビ電話
218のレシーバ310は取引処理プログラムととも
に、オプションとしてパターンあるいは文字認識ルーチ
ンを、アンテナアセンブリ214を介して受信し、受信
したダウンロードプログラムをプログラム機能回路部2
40と処理回路部308とを介してプログラムローダの
プログラムに供給する。プログラムメモリに供給される
と、ローディングされた取引処理プログラムがプログラ
ムメモリに供給され、マイクロプロセッサ238により
取引処理プログラムが実行可能となる。プログラムロー
ド機能回路部308は、ダウンロードが完了するとその
制御をローディングされた取引処理プログラム306に
引き渡す。次に、レシーバ回路310が商品情報、価格
その他の情報を受信し、またトランスミッタ回路部30
4からサーバへ情報が供給される際に、ローディングさ
れた取引処理プログラム306の処理が行われる。トラ
ンスミッタからサーバに供給された情報には、キーパッ
ド244により入力された情報とともに、バーコードデ
ータやアイコン様の商品を特定するパターン、その他の
情報のようなシステムのデジタルカメラ236から入力
された画像情報が含まれている。
【0120】また、取引処理の実行と同時に、音声によ
る照会などの店員あるいはサーバ(音声認識/合成によ
り)との通信を、ワイヤレステレビ電話のマイクロフォ
ン200ととスピーカ202を用いた従来の通話と同様
な方法で行ってもよい。音声および/または文字などの
双方向情報通信に加えて、ワイヤレステレビ電話は顧客
と店外あるいは店舗との間の双方向画像通信にも適して
いる。ワイヤレステレビ電話の処理機能部240は、ワ
イヤレステレビ電話とサーバとの間の通信中に、音声情
報、画像情報やデータを取引処理の最中に重畳する機能
を実行するように構成される。この方法により、音声・
画像のいずれの手段によっても、店の広告やアナウンス
をサーバからワイヤレス電話18に送信することができ
る。
【0121】図12を参照する。ワイヤレステレビ電話
は、呼制御ソフトウェア326、RFシンセサイザ33
2、ミキサ334、固定発振器336、デュプレクサ3
12とアンテナシステム314を含むアンテナアセンブ
リといった、これまでのワイヤレス電話システムの機能
を実行する構成を有する。トランスミッタ304は、ア
ナログ−デジタル変換部回路320、スピーチコーダ3
22、チャネルエンコーダ324、広帯域デジタル変調
器328やRF増幅器330といった、これまで広く知
られている手法で動作する構成を備えている。また、レ
シーバ回路310は、デジタル−アナログ変換回路34
0、スピーチデコーダ342、チャネルデコーダ34
4、デジタル等化器346、デジタル復調器348やR
Fレシーバ/増幅器350といった、これも広く知られ
ている広帯域放送受信器の特徴を備えた構成を備える。
【0122】ビデオイメージデータはシステムに設けら
れたデジタルカメラ236から入力され、入力された画
像データはマイクロプロセッサ238に供給される。マ
イクロプロセッサ238は、ワイヤレステレビ電話に前
もってダウンロードされ、格納されているアプリケーシ
ョンプログラム306により、入力された画像データを
処理する。マイクロプロセッサでの処理に続いて、画像
データは復調のためにチャネルエンコーダ324により
エンコードされ、ストアサーバに転送される。システム
に文字/パターン認識ソフトウェアがダウンロードされ
ていない場合には、画像データはマイクロプロセッサ2
38に入力した後、システムにより復調・送信されるた
めにチャネルエンコーダ回路324に直接手渡される。
【0123】イメージデータを受信する際に、デジタル
ビデオデータが復調部348と等化器346とによって
復調・等化された後、ビデオ画像情報はチャネルデコー
ダ回路344によってデコードされ、グラフィックディ
スプレイスクリーン242上に表示するためにマイクロ
プロセッサ238に供給される。また、トランスミッタ
回路304のアナログ−デジタル変換部320を、レシ
ーバ部310のデジタル−アナログ変換部340ととも
に直接マイクロプロセッサ238に接続し、ストアサー
バ10からダウンロードされた音声認識/合成の機能を
実行させるようにしてもよい。マイクロプロセッサ23
8からデジタル−アナログ変換部340へのデータチャ
ネルは、スピーカ302へ音声データあるいは合成され
た音声データを伝える。同様に、マイクロプロセッサ2
38からアナログ−デジタル変換部320へのデータチ
ャネルは、マイクロフォン300から入力された音声信
号の認識に利用される。更に,ワイヤレステレビ電話と
ストアサーバとの間で通信される音声データは、文字/
画像情報の双方向通信あるいはダウンロードされたプロ
グラムの実行と並行して、マイクロフォン/トランスミ
ッタとレシーバ/スピーカとにより転送されるようにし
てもよい。
【0124】図13は、ダウンロードされたバーコード
イメージ入力プログラムに対応して、一体型のデジタル
カメラからイメージデータを入力する機器として利用さ
れるワイヤレス電話18の動作を説明した、フローチャ
ートである。顧客は、システムを構成するワイヤレス電
話18部を用いてストアサーバ10とやり取りし、サー
バに自身を認識させて、顧客の補遺やレステレビ電話の
画像入力機能に対応した取引処理プログラムをダウンロ
ードする。
【0125】プログラムのロードか完了した後、新たに
受信した取引処理プログラムによりシステムのプログラ
ムメモリに記憶されていた以前受信したプログラムが上
書きされる。プログラムローダはローディングされた取
引処理プログラムに制御を手渡し、キーボード244や
マイクロフォン300、ICカードリーダライタ22
7、ビデオグラフィックディスプレイ242、デジタル
ビデオカメラ236などの、システムの周辺入出力機器
の制御が行われる。取引処理プログラムは更に、ワイヤ
レステレビ電話の全ての送受信機能を制御する。
【0126】図13を参照する。取引処理プログラムが
ダウンロードされると、顧客はワイヤレステレビ電話、
特にデジタルカメラを用いて、顧客が購入しようとして
いる商品の選択・登録を行う。このような商品の選択
は、デジタルカメラの画像入力範囲内に存在する商品の
UPCバーコードデータ、その他の画像を入力すること
で行われる。消費者がでデジタルカメラを用いて特定の
バーコードを走査すると、カメラによってとらえられた
画像がシステムのグラフィックディスプレイ上に表示さ
れ、顧客が画像全体が入力されたかどうかを視認するこ
とができる。プログラムの一部として文字/パターン認
識ソフトウェアがダウンロードされた場合には、顧客は
単にシステムのキーボード上にある、あらかじめ決めら
れたキーを押すことで、システムに対して画像を処理で
きる状態になったことを知らせることができる。技術に
精通したものであれば、この他のコード、マーク、テキ
スト、アイコンあるいは同様なものも走査し、これらを
文字/パターン認識ルーチンにより認識させられること
を認識できるであろう。このように、商品の選択には必
ずしもUPCコードを用いる必要はなく、特定の商品や
提供されるサービスを示す特定のアイコンなどを用いて
商品を選択することもできる。たとえば、食料品を購入
する際に、パンやミルクのパック、ブロッコリの外観を
示した商品を特定するためのアイコンを利用することが
でき、顧客がバーコードを読み取ることができたかどう
かの確認に煩わされることなく、素早く、効率的に購入
商品を選択することができるようになる。
【0127】デジタルビデオカメラにより入力されたマ
ークの形態を問わず、システムは個々のマークに対して
同一の方法で、アプリケーションに対応した文字やパタ
ーンの認識を行うようにコード化されたダウンロードプ
ログラムの動作のみに基づいて、処理を行う。以下で
は、ビデオカメラにより入力された画像データはその種
類を問わず、一般用語である「バーコード」画像データ
に包含される。
【0128】図13を参照する。プログラムは通常の状
態では、顧客がし素手ねのキーボードに設けられたバー
コード読取キーなどの、特定のファンクションキーを操
作することによって出力されるファンクションコマンド
を待つアイドルモードとなっている。特定のファンクシ
ョンキーが押されると、ダウンロードされたプログラム
が動作を開始する。図13の例では、バーコード読取キ
ーが操作されると、プログラムはデジタルカメラによっ
て捉えられたバーコード画像を入力する。バーコード画
像が入力されると、プログラムはパターン認識ソフトウ
ェアを用いて、バーコード画像データを数値バーコード
データに復調する。バーコードが数値データに復調され
ると、バーコードデータがシステムのワイヤレス通信部
によって店舗のサーバに転送される。
【0129】サーバでは、数値バーコードデータが、P
LU (Price Look Up)テーブルあるいはファイルから検
索できる個々の商品と対応づけられている。そして、
「商品選択完了」の応答がサーバから発行され、顧客の
ワイヤレステレビ電話によりその通信機能を用いて受信
される。受信されたレスポンスは、システムに設けられ
た一体型グラフィックディスプレイ画面上に、顧客向け
に表示される。このレスポンスには、選択された商品の
数値バーコードデータや、商品名、商品単価などの情報
が含まれ、この情報により顧客がその商品が自分の選択
した商品かどうかを確認することができる。
【0130】本発明の実施形態では、商品が選択された
後に、客は選択した商品の確認と、商品リストからの特
定商品の削除とを行うことができる。顧客は更に、全て
の購入しようとする商品が選択されて支払いを行う前
に、各々の商品の確認と削除とを行うことができる。客
は、全ての商品が登録されたことを示すために、キーパ
ッドに設けられたあらかじめ決められたキーを操作す
る。ワイヤレステレビ電話はこれに応答して、登録され
た商品の合計金額を表示し、上記したように商品の一部
あるいは全部をリストから削除するための機会を客に与
える。全ての購入しようとする商品が選択された後、客
はシステムのICカードリーダライタユニットを用い
て、ICカード、クレジットカード、チェックカードそ
の他により支払いを行うことができる。また、客はクレ
ジットカード番号や有効期限その他の情報を、キーパッ
ドを用いてワイヤレステレビ電話に入力することもでき
る。
【0131】シンプルで効果的な電子ショッピングシス
テムへの適用だけではなく、本発明のワイヤレステレビ
電話は、小売り取引処理のみに限定されるものではな
い。そのプログラムをダウンロードする機能は適用され
るアプリケーション特有のものではなく、本発明のワイ
ヤレス電話18により、適当なサイズのいかなるアプリ
ケーションプログラムのダウンロードおよび実行が可能
であることは、理解されることであろう。プログラムロ
ーダの機能と、システムのデジタルカメラ、グラフィッ
クディスプレイとの組み合わせにより、システムをカタ
ログショッピングに適したものとすることができ、購入
のために商品を選択する際には、単にカタログのページ
に掲載された商品の近くに印刷されたバーコードを走査
するだけでよい。
【0132】また、本発明によるシステムを、バーコー
ドの電話帳を利用した自動電話だイヤリングに適用する
ことも可能である。更に、本発明によるシステムは、バ
ーコード情報がLCDやコンピュータのCRTなどのデ
ィスプレイ画面上に表示されるような電子的選択システ
ムに特に有用である。このようなバーコード情報が表示
されている場合、従来のバーコードスキャナシステムで
は画面上からバーコード情報を読み取ることが困難であ
る。これまでのスキャナシステムではレーザ光をバーコ
ード画像に照射するが、この種のディスプレイの表面で
発生する光線の散乱が、上記のバーコード読取に干渉し
てしまうためである。
【0133】本発明では、システムのデジタルカメラの
撮像範囲内にバーコードデータをおさめればよいため、
このようなバーコード画像の入力はより容易となる。本
発明のシステムによれば、画像を入力するために、バー
コードをいかなる種類の電磁波を用いて照射・走査する
必要がない。このような特徴により、特に商品が量り売
りで販売されているような場合に、コンピュータのディ
スプレイ上に表示されるバーコード画像を容易に読み取
らせることができる特に、多くの食料品店で、小型のL
CDパネルを備え、顧客がその上に商品を乗せた際にバ
ーコードの形式で商品の重量をLCDパネル上に表示す
る秤が使用されるようになるであろう。本発明の装置を
利用することによって、顧客は棚のラベルなどから、商
品そのものに関するバーコードを読み取ることができ、
また購入しようとする商品の重量を示す画面上に表示さ
れたバーコードデータを入力することができるのであ
る。
【0134】このような情報入力の手法は、キーパッド
や商品選択の項目を区分する圧力検知領域(タッチパネ
ル)を備えたディスプレイ画面などの商品選択の機能を
備えた秤に対しても、適用可能である。客が商品を秤の
上に乗せると、商品選択装置により商品の種類が特定さ
れる。秤のディスプレイ画面は、UPCコードなどの商
品コードとともに、その商品の重量を、バーコードの形
式で表示する。商品コードと重量とは、それぞれ別個の
バーコードとして表示されてもよく、また双方の情報が
組み合わされた単一のバーコードとして表示されてもよ
い。
【0135】また、発明の機能を果たすためであれば、
商品の情報はバーコードの形式で表示される必要はない
ことも理解されるであろう。商品情報は、商品名などの
文字情報や数値コードなどの形式で表示されてもよい。
いずれの場合にも、文字認識ソフトウェアがワイヤレス
テレビ電話に商品を認識する機能を実現させる。文字認
識ソフトウェアは、数値あるいは文字コードに基づいて
商品を認識するのに対し、パターン認識ソフトウェアは
バーコードデータに基づいて商品の特徴を判別する。
【0136】上記した通り、パターン/文字認識はワイ
ヤレステレビ電話にダウンロードされたソフトウェアに
より実現することができるが、また数値/文字あるいは
バーコードの画像情報をサーバに送信し、認識処理を実
行させるようにしてもよい。その後、認識結果はワイヤ
レステレビ電話に返信され客に向けて表示される。
【0137】本発明のシステムは、システムのデジタル
カメラの撮像範囲内に画像を位置させることによって、
あらゆる種類のディスプレイ装置上に表示されたバーコ
ードや数値情報を入力できることが理解されるであろ
う。システムにダウンロードされたプログラムがパター
ン/文字認識ルーチンを備えている場合には、認識デー
タ処理はテレビ電話内部で実行される。ダウンロードさ
れたプログラムが認識ソフトウエアを含んでいないので
あれば、プログラムは画像情報をサーバに転送し、サー
バ内の認識処理ソフトウエアがデータを処理し、認識さ
れた商品情報が返返送されてテレビ電話のグラフィック
ディスプレイ上に表示される。最も簡単な例では、ダウ
ンロードされたプログラムがストアサーバ10に画像情
報データを送信することができ、これに基づいて店員に
対して情報が表示される。店員はバーコードあるいは数
値データなどの送信されたデータに対応する商品を自身
で判断して、判別さされた商品情報を顧客のテレビ電話
上のグラフィックディスプレイに返送する。
【0138】より高度なパターン認識ソフトウェアを用
いることで、バーコードあるいは装置情報が付されたレ
ベルによって認識されない商品の情報を入力する機能を
提供することができ、本発明のワイヤレステレビ電話の
機能をより向上させることができる。より高度なパター
ン認識ソフトウェアでは、顧客により入力されたリンゴ
などの品物の画像から、この商品がリンゴであると認識
する。このような機能は、区別/識別可能な形状や、こ
の他の視覚的に認識可能な特徴を備えた時いう品に対し
て特に有用である。このような場ターン認識はワイヤレ
ステレビ電話の内部で、ダウンロードされたソフトウェ
アにより実行される。また、商品の画像情報が、必要な
商品を認識するパターン認識プログラムが格納されたサ
ーバに転送される。更に、システムによって商品の画像
情報をサーバに転送し、ディスプレイに画像を表示して
店員がこれを認識するようにしてもよい。
【0139】ここで説明され、関連する図面に図示され
た電子ショッピングシステムは、単に本発明の一実施形
態を示すものにすぎない。本発明の思想と範囲からはず
れることなく、この他の改良や追加をこれらの実施形態
に適用できる。たとえば、技術に精通するものであれ
ば、従来のセルラー電話とは異なるタイプのさまざまな
ワイヤレス電話18が本発明の実現に適しており、また
上記したワイヤレステレビ電話の通信に利用可能である
ことを認識するであろう。また、顧客装置とサーバとの
間の通信に、セルラー電話システム以外のさまざまな無
線通信手段を適用することができる。特に、システムは
広帯域RFマイクロ波通信技術、あるいはこの他の技術
を用いて通信を行うことができるであろう。
【0140】更にまた、ダウンロードされるプログラム
は取引処理プログラムには限定されない。この他のいか
なるアプリケーションプログラムを、プログラムローダ
により無線テレビ電話にダウンロードすることができ
る。したがって,いかなるアプリケーションプログラム
も、無線システムで利用することができる。たとえば、
本発明によるワイヤレステレビ電話は、チケットの予
約、座席の予約、食品の注文、テキスト/音声/ビデオ
ガイダンスプログラム、情報照会その他に利用すること
ができる。
【0141】上記した、あるいはこのほかの改良と追加
は技術に精通したものには自明な事項であり、さまざま
な異なる用途に本発明を適用することを思いつくであろ
う。このように、本発明は上記に説明した実施形態に限
定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範
囲とその思想とによってのみ限定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による電子ショッピングシ
ステムの概要を説明ずく図面。
【図2】ワイヤレス電話18とサーバの詳細を説明した
ブロックダイアグラム。
【図3】本発明の一実施形態によるワイヤレス電話18
の機能ブロックダイアグラム。
【図4】従来のワイヤレス電話18の構成と、本発明の
一実施形態による構成(太字/太線で図示)との関係を
図示した、一実施形態によるワイヤレス電話18のブロ
ックダイアグラム。
【図5】本発明の一実施形態による電子ショッピングシ
ステムによる処理を示したフローチャート。
【図6】図5に図示されたワイヤレス電話18からのサ
ーバの呼び出しステップを更に詳細に説明したフローチ
ャート。
【図7】図5に図示されたサーバからワイヤレス電話1
8へのプログラムのダウンロードステップを詳細に説明
したフローチャート。
【図8】図5に図示された取引処理プログラムの実行を
詳細に説明したフローチャート。
【図9】顧客情報テーブルを示す図。
【図10】本発明の一実施形態によるワイヤレステレビ
電話のブロックダイアグラム。
【図11】一実施形態によるワイヤレステレビ電話の機
能ブロックダイアグラム。
【図12】従来のワイヤレステレビ電話の構成と、本発
明による構成(太字/太線により図示)との内部的な関
係を示したワイヤレステレビ電話のブロックダイアグラ
ム。
【図13】バーコード情報の入力とデコードを行うダウ
ンロードされたプログラムの処理ステップを説明するフ
ローチャート。
【図14】本発明の適用されるワイヤレステレビ電話の
外観を示す図。

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ダウンロードされた処理プログラムが格納
    されるプログラムメモリと、 サーバからプログラムメモリへの処理プログラムのダウ
    ンロードを指示する情報を格納するファームウェアメモ
    リを備えたプログラムローダと、 プログラムローダのファームウェアメモリに格納された
    指示を実行するとともに、プログラムメモリに格納され
    たダウンロード処理プログラムを実行するマイクロプロ
    セッサと、 を備えたことを特徴とする、プログラムダウンロードの
    機能を有するワイヤレステレビ電話。
  2. 【請求項2】前記ワイヤレステレビ電話が、 無線信号を受信するアンテナと、 受信した無線信号から、音声および/または画像データ
    と、非音声/非画像データとを分離するチャネルデコー
    ダと、 を備えたことを特徴とする、請求項1記載のワイヤレス
    テレビ電話。
  3. 【請求項3】前記ワイヤレステレビ電話において、 前記チャネルデコーダにより分離された非音声/非画像
    データから処理プログラムを抽出し、抽出された処理プ
    ログラムをプログラムメモリにダウンロードするプログ
    ラムローダを備えたことを特徴とする、請求項2記載の
    ワイヤレステレビ電話。
  4. 【請求項4】電子的な処理を実行する処理プログラムを
    格納するサーバと、 サーバとの間で通信を行うワイヤレステレビ電話とを備
    え、 前記ワイヤレステレビ電話が、 ダウンロードされる処理プログラムが格納されるプログ
    ラムメモリと、 サーバからプログラムメモリへの処理プログラムのダウ
    ンロードを指示する情報を格納するファームウェアメモ
    リを備えたプログラムローダと、 プログラムローダのファームウェアメモリに格納された
    指示を実行するとともに、プログラムメモリに格納され
    たダウンロード処理プログラムを実行するマイクロプロ
    セッサと、 を備えたことを特徴とする、電子処理システム。
  5. 【請求項5】取引・商品購入の処理を実行する、ダウン
    ロード機能を有するワイヤレステレビ電話であって、 ダウンロードされる処理プログラムが格納されるプログ
    ラムメモリと、 サーバからプログラムメモリへの処理プログラムのダウ
    ンロードを指示する情報を格納するファームウェアメモ
    リを備えたプログラムローダと、 プログラムローダのファームウェアメモリに格納された
    指示を実行するとともに、プログラムメモリに格納され
    たダウンロード処理プログラムを実行するマイクロプロ
    セッサと、 購入しようとする商品を示す情報の画像を入力するデジ
    タルカメラと、 購入した商品の支払いのために利用されるICカードリ
    ーダライタとを備えたことを特徴とする、ワイヤレステ
    レビ電話。
  6. 【請求項6】ワイヤレステレビ電話を用いた商品購入処
    理を行う電子ショッピングシステムであって、 電子的な購入処理に利用される取引処理プログラムを格
    納するサーバと、 サーバとの間で通信を行うワイヤレステレビ電話と、を
    備え、 前記ワイヤレステレビ電話が、取引処理プログラムが含
    まれる無線信号を受信するアンテナと、 アンテナから受信した無線信号を増幅する無線帯域レシ
    ーバ/増幅器と、 増幅された無線信号を受信して復調を行う復調部と、 復調された信号から、取引処理プログラムが含まれる非
    音声/非画像データを分離しするチャネルデコーダと、 サーバからダウンロードされた取引処理プログムをプロ
    グラムメモリにダウンロードするプログラムローダと、
    を備えることを特徴とする、電子ショッピングシステ
    ム。
  7. 【請求項7】前記電子ショッピングシステムは更に、サ
    ーバとワイヤレステレビ電話との間の通信に介在する拡
    張PBXを備えていることを特徴とする、請求項6記載
    の電子ショッピングシステム。
  8. 【請求項8】前記電子ショッピングシステムにおいて、
    前記プログラムローダはファームウェアメモリを有し、 前記ファームウェアメモリには、前記ワイヤレステレビ
    電話により受信された取引処理プログラムのプログラム
    メモリへの格納時に実行される指示情報が格納されてい
    ることを特徴とする、請求項6記載の電子ショッピング
    システム。
  9. 【請求項9】前記電子ショッピングシステムにおいて、 前記ワイヤレステレビ電話は更に、プログラムローダと
    前記プログラムメモリとに接続されるマイクロプロセッ
    サを有し、前記マイクロプロセッサは前記プログラムロ
    ーダのファームウェアメモリに格納されている指示情報
    および前記プログラムメモリに格納されている取引処理
    プログラムを実行するものであることを特徴とする、請
    求項8記載の電子ショッピングシステム。
  10. 【請求項10】前記電子ショッピングシステムにおい
    て、前記ワイヤレステレビ電話は、マイクロプロセッサ
    に接続されたデジタルカメラと、グラフィックディスプ
    レイとを備えたことを特徴とする、請求項6記載の電子
    ショッピングシステム。
  11. 【請求項11】前記電子ショッピングシステムにおい
    て、 前記ワイヤレステレビ電話にはパターン認識プログラム
    が備えられ、前記パターン認識プログラムは前記デジタ
    ルカメラから入力された画像情報のパターン認識を行
    い、前記画像情報を対応する商品情報に変換することを
    特徴とする、請求項10記載の電子ショッピングシステ
    ム。
  12. 【請求項12】前記電子ショッピングシステムにおい
    て、 前記画像情報はバーコードであり、前記パターン認識プ
    ログラムはバーコードデータを商品を識別する情報に変
    換することを特徴とする、請求項11記載の電子ショッ
    ピングシステム。
  13. 【請求項13】前記電子ショッピングシステムにおい
    て、 前記画像情報は商品に特有なパターンの形状であり、パ
    ターン認識プログラムは前記パターン形状を商品を識別
    する数値/文字情報に変換することを特徴とする、請求
    項11記載の電子ショッピングシステム。
  14. 【請求項14】前記電子ショッピングシステムにおい
    て、 前記サーバにはパターン認識プログラムが備えられ、 前記パターン認識プログラムは、前記テレビ電話のデジ
    タルカメラから入力され送信された画像情報を認識し、
    この情報を商品を識別する情報に変換することを特徴と
    する、請求項6記載の電子ショッピングシステム。
  15. 【請求項15】双方向通信を行う、プログラムダウンロ
    ードの機能を有するワイヤレステレビ電話であって、 ハウジングと、 ハウジングの前面に設けられたデジタルカメラと、 ハウジングの側面に設けられたディスプレイ画面と、 双方向通信回路とを備え、 前記双方向通信回路は、 アンテナと、 サーバとテレビ電話との間の無線信号の送受信を行う送
    受信回路と、 サーバから受信した無線信号を復調する復調回路と、 復調回路からの復調信号を受信し、音声部、画像部とデ
    ータ部とに受信した復調信号を分離するチャネルデコー
    ダと、 前記分離されたデータ部に含まれる、サーバから受信し
    た実行可能な指示情報をダウンロードするプログラムロ
    ーダと、 プログラムローダによりダウンロードされた実行可能な
    指示情報が格納されるプログラムメモリと、 ダウンロードされた指示情報を実行するマイクロプロセ
    ッサとを有することを特徴とする、ワイヤレステレビ電
    話。
  16. 【請求項16】前記ワイヤレステレビ電話において、 前記デジタルカメラは回動可能取り付けられていること
    を特徴とする、請求項15記載のワイヤレステレビ電
    話。
  17. 【請求項17】前記ワイヤレステレビ電話は電子ショッ
    ピングシステムに利用されるものであり、 前記実行可能な指示情報は、電子ショッピングシステム
    を利用した商品購入取引に利用される取引処理プログラ
    ムであることを特徴とする、請求項15記載のワイヤレ
    ステレビ電話。
  18. 【請求項18】前記ワイヤレステレビ電話において、 前記プログラムローダ回路はファームウェアメモリを備
    え、 前記ファームウェアメモリには取引処理プログラムのダ
    ウンロード時およびプログラムメモリへのプログラムの
    格納時に、マイクロプロセッサにより実行さこれる指示
    情報が格納されていることを特徴とする、請求項15記
    載のワイヤレステレビ電話。
  19. 【請求項19】前記ワイヤレステレビ電話において、 前記デジタルカメラは、所望の品物に対応する特定のパ
    ターン画像を入力するものであり、 前記入力されたパターン画像は、パターン認識プログラ
    ムにより認識され品物に対応する数値/文字情報に変換
    されることを特徴とする、請求項15記載のワイヤレス
    テレビ電話。
  20. 【請求項20】前記ワイヤレステレビ電話は、入力され
    たパターン画像をサーバに転送し、サーバに備えられた
    パターン認識プログラムにより変換された商品に対応す
    る情報を受信し、これをディスプレイ上に表示すること
    を特徴とする、請求項15記載のワイヤレステレビ電
    話。
  21. 【請求項21】ワイヤレステレビ電話による取引処理を
    実行する方法であって、 ワイヤレステレビ電話からサーバを呼び出し、 サーバから取引処理プログラムが含まれた無線信号をワ
    イヤレステレビ電話に送信し、 ワイヤレステレビ電話のアンテナから受信された無線信
    号を増幅し、 増幅された無線信号を復調し、 復調された無線信号から取引処理プログラムを分離し、 分離された取引処理プログラムを用いて取引処理を実行
    することを特徴とする、取引処理実行方法。
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