JP2000341363A - データ通信システム - Google Patents

データ通信システム

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JP2000341363A
JP2000341363A JP11147466A JP14746699A JP2000341363A JP 2000341363 A JP2000341363 A JP 2000341363A JP 11147466 A JP11147466 A JP 11147466A JP 14746699 A JP14746699 A JP 14746699A JP 2000341363 A JP2000341363 A JP 2000341363A
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JP
Japan
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data communication
failure
transmission line
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JP11147466A
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Atsuyuki Mori
敬幸 毛利
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NEC Engineering Ltd
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NEC Engineering Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の端末装置とのデータ通信及びデータ通
信装置の保守管理を実施する集中管理装置に掛かる負荷
を軽減する。 【解決手段】 伝送路及びデータ通信装置2−1〜2−
n内の伝送路インタフェース部の状態を表示する機能を
設け、データ通信装置にて伝送路及び伝送路インタフェ
ース部の状態を取得する。定期的に発生する割込処理に
より伝送路及び伝送路インタフェース部の状態を定期的
に取得する。データ通信装置内で取得した状態より、障
害の発生を検出する。障害状態に応じた適切な障害復旧
制御対象をデータベース化し、データ通信装置内のメモ
リにデータベースを格納することにより、障害を検出し
た場合に、検出結果に応じた適切な障害復旧制御対象を
取得する。障害復旧制御を実施するための障害復旧制御
部を設け、データ通信装置内にて障害復旧制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータ通信システム
に関し、特に集中管理装置と複数のデータ通信装置及び
複数の端末装置で構成され、集中管理装置と複数の端末
装置がデータ通信装置を介してデータ通信を行うシステ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種のシステムは、図1に示
されているように、集中管理装置と複数のデータ通信装
置及び複数の端末装置で構成され、集中管理装置と複数
の端末装置がデータ通信装置を介してデータ通信を行う
ために用いられている。さらに、複数の集中管理装置同
士が接続されることにより、ある集中管理装置に接続さ
れている端末装置と他の集中管理装置に接続されている
端末装置との間でデータ通信を行うことができる。
【0003】同図を参照し、従来のデータ通信システム
について説明する。同図を参照すると、従来のデータ通
信システムは、集中管理装置1と、データ通信装置2−
1〜2−n(nは1以上の整数)と、端末装置5−1−
1〜5−n−m(mは1以上の整数)とを含んで構成さ
れており、集中管理装置1と端末装置5−1−1〜5−
n−mとの間でデータ通信をするためのシステムであ
る。同図中の集中管理装置1とデータ通信装置2−1〜
2−nとの間の下り伝送路3−1〜3−n及び上り伝送
路4−1〜4−nには、集中管理装置1と端末装置5−
1−1〜5−n−m間で送受信されるデータが多重され
ているものとする。
【0004】ここで、端末装置は、ユーザがデータ通信
を行う際に使用する装置である。データ通信に必要な同
期信号は、各端末装置が接続されているデータ通信装置
から供給される。
【0005】データ通信装置は、端末装置がデータ通信
を行う際にしようする同期信号を集中管理装置からの下
り伝送路の信号から抽出する機能を有している。集中管
理装置とデータ通信装置との間の信号は、データ通信装
置と各端末装置との間の信号を多重したものであり、デ
ータ通信装置はそれらの信号を多重分離して集中管理装
置と端末装置との間の信号を中継する。また、データ通
信装置は、自装置内の各ユニットの状態を監視し、集中
管理装置に通知する機能を有する。
【0006】端末装置Aと端末装置Bとの間でデータ通
信を行う際のデータの流れは、以下の通りである。すな
わち、同一の集中管理装置に接続される端末装置間でデ
ータ通信を行う場合、端末装置A←→データ通信装置←
→集中管理装置←→データ通信装置←→端末装置Bの流
れとなる。また、別々の集中管理装置に接続される端末
装置間でデータ通信を行う場合、端末装置A←→データ
通信装置←→集中管理装置←→集中管理装置←→データ
通信装置←→端末装置Bの流れとなる。
【0007】集中管理装置は、端末装置間でデータ通信
を行うために、各端末装置間の通信路を確保する機能を
有している。また、集中管理装置は、自装置に接続され
るデータ通信装置の状態を集中管理し、各端末装置間で
データ通信を行う際にデータ通信先の端末装置とデータ
通信可能であるかを判断する機能をも有している。
【0008】ここで、図23に、集中管理装置1とデー
タ通信装置2−1〜2−nとの間の信号、端末装置5−
1−1〜5−n−mとデータ通信装置2−1〜2−nと
の間の信号、同期信号88のタイミングが示されてい
る。同図に示されているように、データ通信装置2−1
〜2−nは、それぞれに接続されている端末装置5−1
−1〜5−n−mに送信すべきデータを下り伝送路3−
1〜3−nより抽出して下り信号6−1−1〜6−n−
mを介して端末装置5−1−1〜5−n−mに送信する
機能と、端末装置5−1−1〜5−n−mより送信され
たデータを多重して上り伝送路4−1〜4−nを介して
集中管理装置1に送信する機能を有している。また、デ
ータ通信装置2−1〜2−nは、データ通信装置内で障
害が発生した場合、その障害情報を上り伝送路4−1〜
4−nを介して集中管理装置1に通知する機能を有して
いる。
【0009】この従来のシステムにおいては、状態変化
検出処理は行われていたが、障害復旧処理は行われてい
なかった。従来の状態変化検出処理について図24を参
照して説明する。
【0010】同図において、状態取得割込が発生すると
(ステップ230)、下り伝送路及び伝送路インタフェ
ース部の状態を取得する(ステップ231)。取得した
状態が異常状態であれば、処理は終了となる。一方、取
得した状態が正常状態であると判定した場合(ステップ
232)、今回取得した状態と認識状態とが不一致であ
るか判定する(ステップ233)。一致する場合には、
処理はそのまま終了となる。
【0011】不一致である場合、状態取得割込をマスク
する(ステップ234)。その後、今回取得した状態が
一定時間変化しないことを確認する(ステップ23
5)。状態が安定している場合は、集中管理装置1に対
して通知するための状態変化通知信号を作成する(ステ
ップ236)。状態が安定していない場合は、状態変化
通知信号を作成しない。
【0012】その後、送信すべき状態変化通知信号が存
在することを示す状態変化通知フラグをONにする(ス
テップ237)。その後、状態取得割込マスクを解除し
(ステップ238)、状態変化検出処理を終了する。
【0013】以上のようなシステムにおいて、下り伝送
路に障害が発生した場合、集中管理装置から障害が発生
している伝送路の障害復旧処置を行うために、集中管理
装置は障害が発生している伝送路を特定しなければなら
ない。しかし、集中管理装置から出力される下り伝送路
の障害を、集中管理装置自身が検出することは困難であ
り障害検出するまでに多くの時間を要する。その結果、
障害復旧するまでに多くの時間を必要としていた。
【0014】このように従来のシステムは、集中管理装
置が速やかに障害発生中の下り伝送路を特定可能にする
ことを目的とし、その手段として下り伝送路より信号を
受信しているデータ通信装置が下り伝送路の障害発生を
速やかに検出し、障害状態及びデータ通信装置固有の番
号などを含む障害情報信号を作成し、さらに障害情報信
号を上り伝送路を介して集中管理装置に送信しているの
である。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のシステ
ムでは、集中管理装置が下り伝送路の障害復旧制御を行
っている。この場合、集中管理装置から下り伝送路にそ
れぞれ出力される複数の信号は同一の発生源から出力さ
れることが多い。このため、下り伝送路に障害が発生す
る場合、複数の下り伝送路に接続されているデータ通信
装置から同時に集中管理装置に対して一斉に障害情報が
通知される。すると、集中管理装置は短期間に多量の障
害復旧処理を行わなければならなくなり、1台の集中管
理装置に接続されるデータ通信装置の数によっては集中
管理装置にとって多大な負荷となり、障害復旧処理しき
れない状況に陥る可能性があるという欠点がある。
【0016】これを解決するために、データ通信装置が
自律的に下り伝送路の障害復旧制御を全て行う構成も考
えられる。しかしながら、この場合でも、データ通信装
置による自律の障害復旧制御と集中管理装置による障害
復旧制御とを共存させていないため、データ通信装置で
下り伝送路の障害復旧処理を実施したが正常状態に復旧
しない可能性や、データ通信装置内のトラブルにより障
害復旧処理を実施できない可能性がある。
【0017】また、従来のシステムでは、障害情報が集
中管理装置に通知されないため、集中管理装置が下り伝
送路の障害が発生していることを認識できない。このた
め、集中管理装置による下り伝送路の障害復旧制御とデ
ータ通信装置による下り伝送路の障害復旧制御とを共存
させた場合でも、データ通信装置内の伝送路インタフェ
ース部の障害により、集中管理装置からの下り伝送路の
障害復旧制御が行われない可能性があるという欠点があ
る。
【0018】本発明は上述した従来技術の欠点を解決す
るためになされたものであり、その目的は伝送路の障害
発生における多量の障害復旧処理による集中管理装置の
負荷を分散することのできるデータ通信システムを提供
することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明によるデータ通信
システムは、複数のデータ通信装置と、これら複数のデ
ータ通信装置の保守管理を行う集中管理装置とを含むデ
ータ通信システムであって、前記データ通信装置は、前
記集中管理装置への伝送路及びその伝送路インタフェー
スの障害を検出する障害検出手段と、この検出した障害
の内容に応じて該障害の復旧を行う障害復旧手段とを含
むことを特徴とする。前記障害復旧手段は、前記障害検
出手段により検出した障害に対応する障害復旧対象を判
定し、この判定結果に従って障害復旧を行うことを特徴
とする。
【0020】本発明による他のデータ通信システムは、
前記検出した障害の内容を前記集中管理装置に通知する
通知手段を更に含むことを特徴とする。前記通知手段
は、前記データ通信装置内のCPUに対して周期的に割
込信号を発生させ、その割込に応答して前記CPUが前
記障害の内容を前記集中管理装置に通知することを特徴
とする。前記集中管理装置に通知すべき通知信号は、前
記CPUが作成する。また、前記通知手段は、前記集中
管理装置に通知すべきことを示すフラグがオン状態であ
るときに前記集中管理装置に通知する。前記フラグは、
前記通知信号の作成時にオン状態になることを特徴とす
る。前記フラグは、前記通知に対する前記集中管理装置
からの応答信号に応答してオフ状態になることを特徴と
する。
【0021】なお、前記障害検出手段は、前記伝送路及
びその伝送路インタフェースの状態を示す状態情報を取
得する状態取得部を含み、この取得した状態情報の内容
に基づいて障害を検出するようにしたことを特徴とす
る。前記状態取得部は、前記データ通信装置内のCPU
が前記伝送路インタフェースから前記状態情報を取得す
ることを特徴とする。前記状態取得部は、前記データ通
信装置内のCPUに対して周期的に割込信号を発生さ
せ、その割込に応答して前記CPUが前記状態情報を取
得することを特徴とする。前記状態取得部は、前記状態
が一定時間変化しない場合にのみ前記データ通信装置内
のCPUが前記伝送路インタフェースから前記状態情報
を取得することを特徴とする。前記状態取得部は、前記
データ通信装置内のCPUが新たに取得した状態情報と
その直前に認識していた状態情報とが異なる場合に、前
記CPUが認識する状態を更新するようにしたことを特
徴とする。
【0022】さらに、前記障害検出手段は、前記状態取
得部が取得した状態に何らかの障害がある場合に障害検
出有りと判定することを特徴とする。前記障害復旧手段
は、前記障害に関する障害情報とこの障害情報に対応す
る障害復旧対象を示すデータとを対応付けて記憶保持す
るデータベースを含み、このデータベースを参照して障
害復旧方法を判定することを特徴とする。前記障害情報
は、現在の障害に関する情報及び過去の障害に関する情
報を含むことを特徴とする。
【0023】そして、前記伝送路インタフェースを現用
系及び予備系の2系統含み、その一方を運用状態とし他
方を待機状態とする。前記障害検出手段は、前記状態取
得部が取得した状態について、複数レベルの障害検出結
果を出力し、この検出結果が一定レベル以上である場合
に運用可能であると判定する。2系統の前記伝送路イン
タフェースについての前記検出結果同士を比較し、より
レベルの高い系の伝送路インタフェースを運用状態にす
る。前記伝送路インタフェースは、運用状態にあるもの
に障害が発生したとき待機状態にあったものを運用状態
に切替える。前記データベースの障害復旧方法は、現用
系及び予備系のうち障害復旧制御が行われるべき障害復
旧対象である系を示す。
【0024】さらに、前記障害復旧手段が行う障害復旧
を所定期間禁止する禁止手段を更に含んでも良い。前記
禁止手段は、前記所定期間を計時するタイマを含むこと
を特徴とする。
【0025】なお、前記データベースは、前記状態情報
を複数にグループ化し、この各グループ毎に前記障害復
旧対象を示すようにしたことを特徴とする。そして、前
記伝送路インタフェースの有する機能のうち正常に動作
する機能の種類によってグループ化する。
【0026】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の一形態につ
いて図面を参照して説明する。なお、以下の説明におい
て参照する各図においては、他の図と同等部分には同一
符号が付されている。
【0027】図1は本発明によるデータ通信システムの
実施の一形態を示すブロック図である。同図において、
本システムにおいても、集中管理装置と複数のデータ通
信装置及び複数の端末装置で構成され、集中管理装置と
複数の端末装置がデータ通信装置を介してデータ通信を
行うために用いられている。さらに、複数の集中管理装
置同士が接続されることにより、ある集中管理装置に接
続されている端末装置と他の集中管理装置に接続されて
いる端末装置との間でデータ通信を行うことができる。
【0028】そして、本システムも、従来のシステムと
同様に、集中管理装置1と、データ通信装置2−1〜2
−n(nは1以上の整数)と、端末装置5−1−1〜5
−n−m(mは1以上の整数)とを含んで構成されてお
り、集中管理装置1と端末装置5−1−1〜5−n−m
との間でデータ通信を行う。同図中の集中管理装置1と
データ通信装置2−1〜2−nとの間の下り伝送路3−
1〜3−n及び上り伝送路4−1〜4−nには、集中管
理装置1と端末装置5−1−1〜5−n−m間で送受信
されるデータが多重されているものとする。
【0029】本システムが従来のシステムと異なる点
は、データ通信装置の内部構成である。この内部構成に
ついて図2を参照して説明する。同図において、データ
通信装置の内部と外部間の接続を明確にするために、図
1における符号を用いてデータ通信装置2−1の内部構
成を示すが、データ通信装置2−1〜2−nの内部構成
は同一である。図2におけるデータ通信装置2−1は、
伝送路インタフェース部(現用系)71と伝送路インタ
フェース部(予備系)72と通信制御部73と端末イン
タフェース部74で構成される。伝送路インタフェース
部71〜72は、現用系/予備系の冗長構成をしてお
り、どちらか片系が運用状態、他系が待機状態となる。
また、運用している伝送路インタフェース部に障害が発
生した場合、待機状態であった他系が即座に運用状態に
切り替わる。
【0030】次に図2を参照し、集中管理装置1と端末
装置5−1−1〜5−1−m間でデータ通信する際のデ
ータ通信装置2−1〜2−nにおけるデータの流れにつ
いて説明する。尚、説明に際して、集中管理装置1が送
信して端末装置5−1−1〜5−1−mが受信するもの
を下りのデータ、端末装置5−1−1〜5−1−mが送
信して集中管理装置1が受信するものを上りのデータと
呼ぶことにする。
【0031】下りのデータは、集中管理装置1から送信
され、下り伝送路3−i(i=1〜n)を介して伝送路
インタフェース部(現用系)71及び伝送路インタフェ
ース部(予備系)72に入力される。さらに下りのデー
タは、伝送路インタフェース部(現用系)71又は伝送
路インタフェース部(予備系)72のうち運用状態の伝
送路インタフェース部によって、端末装置5−1−1〜
5−1−mに送信すべきデータのみ抽出され、下りデー
タ89−1を介して端末インタフェース部74に送信さ
れる。
【0032】さらに下りのデータは、端末インタフェー
ス部74によって端末装置5−1−1〜5−1−mのい
ずれに送信すべきデータであるか判断され、下り信号6
−1−1〜6−1−mを介してそれぞれの端末装置5−
1−1〜5−1−mに送信される。端末インタフェース
部74が端末装置5−1−1〜5−1−mに対して下り
のデータを送信するタイミングは、上述した図23に示
されている通り同期信号(タイミング信号及びクロック
信号)に同期している。上述した図23に示されている
同期信号は、運用系の伝送路インタフェース部から出力
される同期信号88である。
【0033】上りのデータは、端末装置5−1−1〜5
−1−mから送信され、上り信号7−1−1〜7−1−
mを介して端末インタフェース部74に入力される。端
末装置5−1−1〜5−1−mが端末インタフェース部
74に対して送信する上りのデータのタイミングは、上
述した図23に示されている通り、下り信号に同期して
いる。端末装置5−1−1〜5−1−mは、下り信号6
−1−1〜6−1−mより受信した信号から、上り信号
のタイミングを検出している。さらに上りのデータは、
端末インタフェース部74より上りデータ90−1を介
して伝送路インタフェース部(現用系)71及び伝送路
インタフェース部(予備系)72に送信される。さらに
上りのデータは、伝送路インタフェース部(現用系)7
1又は伝送路インタフェース部(予備系)72のうち運
用状態の伝送路インタフェース部によって、上り伝送路
4−iに多重され集中管理装置1に送信される。なお、
図中の信号84、85は系切替信号、信号86、87は
状態レベル信号である。
【0034】次に、図3を参照し、データ通信装置2−
1を構成する伝送路インタフェース部(現用系)71及
び伝送路インタフェース部(予備系)72の内部構成に
ついて詳細に説明する。
【0035】同図を参照すると、伝送路インタフェース
部(現用系)71は、受信部110と、送信部111
と、切替制御部112と、状態取得部113と、障害復
旧制御部114とから構成されている。伝送路インタフ
ェース部(予備系)72は、受信部115と送信部11
6と切替制御部117と状態取得部118と障害復旧制
御部119で構成される。受信部110及び受信部11
5は、下り伝送路3−1から受信した信号より必要なデ
ータを抽出する。運用状態の受信部110又は受信部1
15は、下り伝送路3−1から受信した信号より抽出し
たデータを、端末インタフェース部74に送信する機能
を有する。
【0036】受信部110及び受信部115は、下り伝
送路3−1から受信した信号より同期信号を生成する機
能を有する。運用状態の受信部110又は受信部115
は、生成した同期信号を同期信号88より出力する。運
用状態の送信部111又は送信部116は、端末インタ
フェース部74より受信した上りのデータを多重して、
上り伝送路4−1に送信する機能を有する。運用状態の
送信部111又は送信部116は、上りのデータを多重
するタイミングを、運用系の受信部110又は受信部1
15から入力される同期信号88より取得する。
【0037】状態取得部113及び状態取得部118
は、下り伝送路の状態とそれぞれを有する伝送路インタ
フェース部の状態が格納され、格納された状態は通信制
御装置73より読出すことができる。状態取得部113
及び状態取得部118は、格納された状態に応じた状態
レベル信号86、87を生成する機能を有する。
【0038】切替制御部112及び切替制御部117
は、両系の伝送路インタフェース部の状態レベル信号8
6、87を監視し、どちらの伝送路インタフェース部を
運用状態にするか判断する機能を有する。切替制御部1
12及び切替制御部117は、運用状態にする伝送路イ
ンタフェース部を系切替信号84、85を使用して切替
制御を実施する機能を有する。
【0039】障害復旧制御部114及び障害復旧制御部
119は、通信制御部73から制御データが書込まれる
ことにより、各障害復旧制御部を有する伝送路インタフ
ェース部に対するリセット信号を出力する機能を有す
る。
【0040】次に、図4を参照し、データ通信装置2−
1を構成する通信制御部73の内部構成を説明する。同
図中の通信制御部73は、受信バッファ120と、送信
バッファ121と、メモリ122と、CPU123と、
割込信号生成部124とから構成されている。
【0041】受信バッファ120は、運用状態の伝送路
インタフェース部より下りデータ89−2を介して、集
中管理装置1と通信制御部73との間で通信する下りの
データを受信する機能を有し、受信した下りのデータは
CPU123より読出すことができる。
【0042】送信バッファ121は、運用状態の伝送路
インタフェース部に上りデータ90−2を介して、集中
管理装置1と通信制御部73との間で通信する上りのデ
ータを送信する機能を有し、CPU123より上りのデ
ータを書込まれることにより送信される。
【0043】メモリ122には、伝送路インタフェース
部(現用系)71及び伝送路インタフェース部(予備
系)72の状態取得部113及び状態取得部118より
取得した状態に対して、最適な障害復旧制御を実施する
ためのデータベース化された情報が格納されており、C
PU123より読出すことができる。
【0044】割込信号生成部124は、周期的に状態取
得割込125及び状態変化通知割込126をCPU12
3に対して出力する。
【0045】次に、図5を参照し、データ通信装置2−
1を構成する端末インタフェース部74の内部構成を説
明する。同図中の端末インタフェース部74は、受信バ
ッファ130と、送信バッファ131と、CPU132
と、送信部133と、受信部134と、障害復旧制御部
135と、障害検出部136とから構成されている。
【0046】受信バッファ130には、運用状態の伝送
路インタフェース部より下りデータ89−1を介して、
下りのデータが書込まれる。受信バッファ130に書込
まれた下りのデータは、CPU132よりアドレスバス
/データバス138を介して読出すことができる。
【0047】送信バッファ131には、CPU132よ
り上りのデータを書込むことができる。送信バッファ1
31に書込まれた上りのデータは、運用状態の伝送路イ
ンタフェース部に対して上りデータ90−1として出力
される。
【0048】送信部133は、CPU132より書込ま
れた下りのデータを、端末装置5−1−1〜5−1−m
へ送信する機能を有する。送信部133は、端末装置へ
下りのデータを送信するタイミングを、同期信号88よ
り取得する。
【0049】受信部134は、端末装置5−1−1〜5
−1−mから上りのデータを受信する機能を有する。受
信部134は、端末装置5−1−1〜5−1−mから上
りのデータを受信するタイミングを、同期信号88より
取得する。受信部134が端末装置5−1−1〜5−1
−mより受信した上りのデータは、CPU132より読
出すことができる。
【0050】障害検出部136は、同期信号88の切断
及びタイミング不良を障害として検出する機能を有す
る。
【0051】障害復旧制御部135は、通信制御部73
よりアクセスすることができる。障害復旧制御部135
は、通信制御部73からのアクセスにより端末インタフ
ェース部の障害復旧信号を発生させることができる。
【0052】次に、図6を参照し、伝送路インタフェー
ス部(現用系)71を構成する受信部110の内部構成
を説明する。同図中の受信部110は、下り伝送路障害
検出部141と、同期信号生成部142と、下りデータ
抽出部143と、OR回路144とから構成されてい
る。
【0053】下り伝送路障害検出部141は、下り伝送
路3−1における障害を検出し、下り伝送路障害信号1
49を出力する機能を有する。
【0054】同期信号生成部142は、下り伝送路3−
1から同期信号88を生成する機能を有する。同期信号
生成部142は、運用状態である場合のみ同期信号88
を出力でき、同期信号88の出力制御は系切替信号84
により行われる。同期信号生成部142は、同期信号生
成部142自身の障害を検出し、同期信号生成部障害信
号を出力する機能を有する。
【0055】下りデータ抽出部143は、下り伝送路3
−1から必要な下りのデータを抽出し、下りデータ89
−1(端末インタフェース部74用)〜89−2(通信
制御部73用)を介して、それぞれ端末インタフェース
部74及び通信制御部73に出力する機能を有する。下
りデータ抽出部143は、運用状態である場合のみ下り
データ89−1〜89−2を出力することができる。下
りデータ抽出部143は、下り伝送路3−1から必要な
データを抽出するタイミングを同期信号88より取得す
る。下りデータ抽出部143は、下りデータ抽出部14
3自身の障害を検出し、下りデータ抽出部障害信号14
7を出力する機能を有する。
【0056】下り伝送路障害検出部141及び同期信号
生成部142及び下りデータ抽出部143は、リセット
信号145によりリセットされる。
【0057】OR回路144は、同期信号生成部障害信
号146及び下りデータ抽出部障害信号147の論理和
を取り、その結果を受信部障害信号148として出力す
る機能を有する。
【0058】次に、図7を参照し、伝送路インタフェー
ス部(現用系)71を構成する送信部111の内部構成
を説明する。同図中の送信部111は、上りデータ挿入
部152を含んで構成されている。
【0059】上りデータ挿入部152は、端末インタフ
ェース部74より受信した上りのデータを上り伝送路4
−1の信号に多重し、上り伝送路4−1から出力する機
能を有する。上りデータ挿入部152は、通信制御部7
3及び端末インタフェース部74より、受信した上りの
データを上りの信号に挿入するタイミングを、同期信号
88より取得する。
【0060】上りデータ挿入部152は、運用状態のと
きのみ上り出力82を出力でき、上り出力82の出力制
御は系切替信号84により行われる。上りデータ挿入部
152は、上りデータ挿入部152自身の障害を検出
し、送信部障害信号を出力する機能を有する。上りデー
タ挿入部152は、リセット信号145によりリセット
される。
【0061】次に、図8を参照し、伝送路インタフェー
ス部(現用系)71及び伝送路インタフェース部(予備
系)72を構成する切替制御部112及び切替制御部1
17の内部構成を説明する。同図中の切替制御部112
は、レベル比較部160を含んで構成されている。ま
た、切替制御部117は、レベル比較部161を含んで
構成されている。
【0062】レベル比較部160、161は、状態取得
部113及び状態取得部118より出力される両系の伝
送路インタフェース部の状態レベル信号86、87を比
較し、状態レベルの高い系(より運用に適した系)を運
用状態に切り替える機能を有する。この切替は、レベル
比較部160、161から出力される系切替信号84、
85により制御される。
【0063】次に、図9を参照し、伝送路インタフェー
ス部(現用系)71を構成する状態取得部113の内部
構成を説明する。同図中の状態取得部113は、状態レ
ジスタA170と、状態レジスタB171と、OR回路
172と、アドレスデコーダ173と、状態レベル生成
部174と、ラッチ175〜177と、閉塞制御部17
9と、運用状態表示部180とから構成されている。
【0064】状態レジスタA170及び状態レジスタB
171には、受信部障害信号148と、リセット信号1
45と、送信部障害信号156と、下り伝送路障害信号
149と、閉塞信号181と、運用信号182とが、受
信部110、送信部111、障害復旧制御部114、閉
塞制御部179、運用状態表示部180より入力され
る。
【0065】さらに、状態レジスタA170及び状態レ
ジスタB171には、受信部障害信号148と、送信部
障害信号156と、下り伝送路障害信号149とをラッ
チ175〜177により保持した信号が入力される。
【0066】閉塞制御部179は、通信制御部73より
アドレスバス/データバス91を介して制御され、制御
された状態取得部を有する伝送路インタフェース部を閉
塞状態又は閉塞解除状態にするものである。閉塞制御部
179が閉塞状態に制御された場合、閉塞解除状態に制
御されるまで運用不可能な状態レベルとなる。閉塞制御
部179は、リセット信号145により初期状態(閉塞
解除状態)となる。
【0067】運用状態表示部180は、伝送路インタフ
ェース部の運用状態を示す運用信号182を出力する機
能を有する。
【0068】状態レジスタA170及び状態レジスタB
171に入力される各種信号の状態は、通信制御部73
よりアドレスバス/データバス91を介して読出すこと
ができる。状態レジスタA170及び状態レジスタB1
71が示す状態は、受信部障害発生中、受信部障害保
持、リセット中、送信部障害発生中、送信部障害保持、
閉塞中、運用中、下り伝送路障害発生中、下り伝送路障
害保持の9種類である(図11参照)。
【0069】これらの状態のうち、受信部障害発生中、
受信部障害保持、送信部障害発生中、送信部障害保持、
下り伝送路障害発生中、下り伝送路障害保持の6種類の
状態を伝送路インタフェース部の障害発生状態とする。
【0070】状態レベル生成部174は、状態レジスタ
A170及び状態レジスタB171に入力される9種類
の信号の状態組合せにより状態レベル信号86を生成
し、出力する機能を有する。OR回路172には、受信
部障害信号148とリセット信号145と送信部障害信
号156と閉塞信号181とが入力され、その論理和演
算結果を伝送路切替信号92として出力する。
【0071】ラッチ175〜177でラッチされた状態
は、リセット信号145によりリセットされる。リセッ
ト信号145は、障害復旧制御部114より入力され
る。
【0072】次に、図10を参照し、伝送路インタフェ
ース部(現用系)71を構成する障害復旧制御部114
の内部構成を説明する。同図中の障害復旧制御部114
は、復旧制御レジスタ190と、パルス生成部191
と、アドレスデコーダ192とから構成されている。
【0073】障害復旧レジスタ190は、通信制御部7
3よりアドレスバス/データバス91を介して書込みを
実施することが可能であり、書込まれた8ビットのデー
タを保持して出力する機能を有する。
【0074】パルス生成部191には、復旧制御レジス
タ190より出力された保持出力が入力される。パルス
生成部191は、入力された信号の“0”から“1”の
変化によりリセット信号145のパルスを出力すること
ができる(図11参照)。パルス生成部191は、パル
ス出力完了時に復旧制御レジスタ190に対してリセッ
ト信号を出力し、復旧制御レジスタ190が保持してい
る出力はリセットされる。
【0075】次に、図11を参照し、状態取得部及び障
害復旧制御部のレジスタの内容について説明する。同図
中の状態レジスタA及びBは、データ通信装置内の伝送
路インタフェース部の状態を示すレジスタである。ま
た、現用系及び予備系の伝送路インタフェース部は、そ
れぞれ同じ内容のレジスタを有しているものとする。
【0076】同図中の状態レジスタAの「D0=1」
は、受信部に障害が発生している状態を示している。こ
の状態は、後述する図12中の「受信部障害発生中」の
状態に対応している。
【0077】同図中の状態レジスタAの「D1=1」
は、現在は障害状態から自然復旧しているが、障害復旧
制御が実施されていない状態を示している。この状態
は、後述する図12中の「受信部障害保持」の状態に対
応している。
【0078】同図中の状態レジスタAの「D2=1」
は、伝送路インタフェース部がリセット中であることを
示している。この状態は、後述する図12中の「リセッ
ト中」の状態に対応している。
【0079】同図中の状態レジスタAの「D3=1」
は、送信部に障害が発生している状態であることを示し
ている。この状態は、後述する図12中の「送信部障害
発生中」の状態に対応している。
【0080】同図中の状態レジスタAの「D4=1」
は、現在は障害状態から自然復旧しているが、障害復旧
制御が実施されていない状態を示している。この状態
は、後述する図12中の「送信部障害保持」の状態に対
応している。
【0081】同図中の状態レジスタAの「D5=1」
は、障害状態ではないが、受信部及び送信部が閉塞中で
あり、データ通信が不可能な状態であることを示してい
る。この状態は、後述する図12中の「閉塞中」の状態
に対応している。
【0082】同図中の状態レジスタAの「D6=1」
は、伝送路インタフェース部が運用状態であることを示
している。この状態は、後述する図12中の「運用中」
の状態に対応している。なお、同図中の状態レジスタA
の「D7=0」は、本ビットが未使用であり、「0」に
固定してあることを示している。
【0083】同図中の状態レジスタBの「D0=1」
は、集中管理装置から入力される下り伝送路の信号に異
常があることを示している。例えば、同期信号を抽出で
きないような信号を受信した状態である。この状態は、
後述する図12中の「下り伝送路障害発生中」の状態に
対応している。
【0084】同図中の状態レジスタBの「D1=1」
は、現在は障害状態から自然復旧しているが、障害復旧
制御が実施されていない状態を示している。この状態
は、後述する図12中の下り伝送路障害保持の状態に対
応している。なお、同図中の状態レジスタBのD2〜D
7=0は、これらのビットが未使用であり、「0」に固
定してあることを示している。
【0085】同図中の復旧制御レジスタの「D0=1」
は、本レジスタのD0に「1」を書込むことにより、障
害復旧制御(ここでは、伝送路インタフェース部にリセ
ットをかける制御)を実施できることを示している。な
お、同図中の復旧制御レジスタのD1〜D7は、未使用
である。
【0086】次に、図12を参照し、伝送路インタフェ
ース部の状態取得部が示す、伝送路インタフェース部の
各種状態について説明する。
【0087】同図中の「受信部障害発生中」は、伝送路
インタフェース部の受信部の同期信号生成部又は下りデ
ータ抽出部の少なくとも片方に障害が発生中であること
を示している。この「受信部障害発生中」の状態におい
ては、同期信号は出力不可、運用状態への遷移不可、デ
ータ通信は不可である。
【0088】同図中の「受信部障害保持」は、伝送路イ
ンタフェース部の受信部の同期信号生成部又は下りデー
タ抽出部の少なくとも片方に障害が発生したことを示し
ている。これは、過去に障害が発生したことを明確にす
るために使用される。この「受信部障害保持」の状態に
おいては、同期信号は出力可、運用状態への遷移可、デ
ータ通信は可である。
【0089】同図中の「リセット中」は、伝送路インタ
フェース部全体がリセット中であることを示している。
障害復旧制御直後も伝送路インタフェース部の状態はリ
セット中を示している。この「リセット中」の状態にお
いては、同期信号は出力不可、運用状態への遷移不可、
データ通信は不可である。
【0090】同図中の「送信部障害発生中」は、上りデ
ータ挿入部に何らかの障害が発生したことを示してい
る。この「送信部障害発生中」の状態においては、同期
信号は出力不可、運用状態への遷移不可、データ通信は
不可である。
【0091】同図中の「送信部障害保持」は、上りデー
タ抽出部に障害が発生したことを示している。これは、
過去に障害が発生したことを明確にするために使用され
る。この「送信部障害保持」の状態においては、同期信
号出力可、運用状態への遷移可、データ通信は可であ
る。
【0092】同図中の「閉塞中」は、伝送路インタフェ
ース部が外部へ出力する全信号が出力不可にするための
状態であることを示している。この「閉塞中」の状態に
おいては、同期信号出力不可、運用状態への遷移不可、
データ通信は不可である。
【0093】同図中の「運用中」は、伝送路インタフェ
ース部が運用状態であることを示している。この「運用
中」の状態においては、同期信号出力可、運用状態への
遷移可、データ通信は可である。
【0094】同図中の「下り伝送路障害発生中」は、下
り伝送路に異常な信号(入力信号の周波数が規格外、未
入力など)が入力されている状態を示している。この
「下り伝送路障害発生中」の状態においては、同期信号
自走可、運用状態への遷移不可、データ通信は不可であ
る。この状態は、伝送路インタフェース部の障害ではな
いが、下り伝送路からは正常な同期信号を生成できない
ため、データ通信装置内で作成した同期信号を自走出力
する。データ通信しないのに同期信号を自走する理由
は、一定時間同期信号の入力が無い場合に端末インタフ
ェース部が障害状態と判断し、端末インタフェース部に
対して障害復旧制御を実施する必要があるからである。
また、下り伝送路を接続しないでデータ通信装置を起動
したときに必ず端末インタフェース部が障害発生状態と
なるのを防止するためである。
【0095】同図中の「下り伝送路障害保持」は、下り
伝送路障害発生中から回復し(入力信号が正常)、過去
に下り伝送路障害発生したことを下り伝送路に障害が発
生したことを明確にするために使用されている。この
「下り伝送路障害保持」の状態においては、同期信号出
力可、運用状態への遷移可、データ通信は可である。集
中管理装置を停止状態から起動した場合などにデータ通
信装置では、この現象が発生する。また工事などで伝送
路の接続を変更した場合などにも発生する。
【0096】次に、本発明の実施例の動作について図面
を参照して詳細に説明する。下り伝送路3−1(図1参
照)及び伝送路インタフェース部71〜72(図2参
照)の障害検出及び障害復旧制御は、データ通信装置2
−1(図1、図2参照)における通信制御部73(図
2、図4参照)内のCPU123(図4参照)によって
実施される。
【0097】次に、下り伝送路3−1(図1参照)及び
伝送路インタフェース部71〜72(図2参照)が、過
去に障害復旧処理を実施しておらず、正常状態から何ら
かの障害発生状態(図12参照)に変化し、その障害発
生状態が一定時間変化しない場合の、CPU123の障
害復旧処理について図13を参照して詳細に説明する。
なお、この場合の障害復旧処理をケース1とする。
【0098】同図において、割込信号生成部124(図
4参照)より状態取得割込125(図4参照)が発生す
ると(ステップ200)、CPU123は状態取得部1
13(図3及び図9参照)及び状態取得部118(図3
参照)から下り伝送路3−1び伝送路インタフェース部
71〜72の状態を取得する(ステップ201)。
【0099】その後、CPU123は取得した状態が障
害発生状態であると判定し(ステップ202)、CPU
123は状態取得割込125をマスクする(ステップ2
10)。ここで、状態取得割込125をマスクする理由
は、状態取得割込125は周期的に発生するため、障害
復旧処理中に状態取得割込が発生することにより、新た
に障害復旧処理又は状態変化検出処理を実行するのを防
止するためである。
【0100】その後、CPU123は今回取得した状態
が一定時間変化しないことを確認する(ステップ21
1)。ここで取得した状態が一定時間変化しないことを
確認するのは、取得した状態に応じた適切な障害復旧制
御を可能にするためである。
【0101】その後、CPU123は今回取得した状態
と現在までに認識している状態(以降、現在までに認識
している状態を認識状態という)が不一致であると判定
し(ステップ212)、CPU123は認識状態を今回
取得した状態に更新する(ステップ213)。その後、
CPU123は更新した認識状態を、集中管理装置1に
対して通知するための状態変化通知信号を作成する(ス
テップ214)。
【0102】その後、CPU123は送信すべき状態変
化通知信号が存在することを示す状態変化通知フラグを
ONにする(ステップ215)。状態変化通知フラグを
用いて状態変化通知送信処理については、後に図14を
参照して説明する。その後、CPU123は障害復旧待
ちタイマが動作していないことを確認し(ステップ21
6)、CPU123は取得した障害状態における適切な
障害復旧制御対象をメモリ122より取得する(ステッ
プ217)。
【0103】ここでいう「障害復旧待ちタイマ」とは、
障害復旧制御を実施された伝送路インタフェース部が、
正常動作可能になるまでに最低限必要な時間を確保する
ために設けられるものである。例えば、両系の伝送路イ
ンタフェース部に障害が発生した場合に障害復旧待ちタ
イマなしに障害復旧制御を実施すると、ほぼ連続で両系
の伝送路インタフェース部に障害復旧制御を実施してし
まうため、両系の伝送路インタフェース部が起動できず
に運用不可能な状態となり、システムダウンしてしま
う。
【0104】その後、CPU123は障害復旧待ちタイ
マを起動する。ただし、障害復旧制御対象を取得した結
果、対象なしの場合はを障害復旧待ちタイマ起動しな
い。(ステップ218)。その後、CPU123は取得
した障害復旧制御対象に対して障害復旧制御を実施す
る。ただし、障害復旧制御対象を取得した結果、対象な
しの場合は障害復旧制御を実施しない(ステップ21
9)。
【0105】具体的な伝送路インタフェース部70〜7
1の状態組合せにおける障害復旧制御対象については、
後に図18及び図19を参照して説明する。その後、C
PU123は状態取得割込マスクを解除し(ステップ2
20)、障害復旧処理を終了する。
【0106】次に、下り伝送路3−1(図1参照)伝送
路インタフェース部71〜72(図2参照)が、ケース
1の直後に一度も正常状態になることなく、ケース1に
おける障害復旧制御を実施する直前の障害発生状態(図
12参照)に変化し、その障害発生状態が一定時間変化
しない場合の、CPU123の障害復旧処理を図14を
参照して詳細に説明する。なお、この場合の障害復旧処
理をケース2とする。
【0107】同図において、割込信号生成部124(図
4参照)より状態取得割込125(図4参照)が発生す
ると(ステップ200)、CPU123は状態取得部1
13(図3及び図9参照)及び状態取得部118(図3
参照)から下り伝送路30及び上り伝送路41及び伝送
路インタフェース部71〜72の状態を取得する(ステ
ップ201)。その後、CPU123は取得した状態が
障害発生状態であると判定し(ステップ202)、CP
U123は状態取得割込125をマスクする(ステップ
210)。その後、CPU123は今回取得した状態が
一定時間変化しないことを確認する(ステップ21
1)。その後、CPU123は今回取得した状態と認識
状態が一致すると判定する(ステップ212)。ここで
は、取得状態と認識状態が変化しないので、状態変化通
知信号は作成されない。
【0108】その後、CPU123は障害復旧待ちタイ
マが動作中であることを確認し(ステップ216)、C
PU123は状態取得割込マスクを解除し(ステップ2
20)、障害復旧処理を終了する。ここでは、障害復旧
待ちタイマが動作中(=障害復旧制御禁止期間)なの
で、障害復旧制御を実施しない。
【0109】次に、下り伝送路30(図1参照)及び上
り伝送路41(図1参照)及び伝送路インタフェース部
71〜72(図2参照)が、ケース1の直後に一度も正
常状態になることなく、ケース1における障害復旧制御
を実施する直前の障害発生状態(図12参照)に変化
し、その障害発生状態が障害復旧待ちタイマ停止後も変
化しない場合の、CPU123の障害復旧処理を図13
を参照して詳細に説明する。なお、この場合の障害復旧
処理をケース3とする。
【0110】同図において、割込信号生成部124(図
4参照)より状態取得割込125(図4参照)が発生す
ると(ステップ200)、CPU123は状態取得部1
13(図3及び図9参照)及び状態取得部118(図3
参照)から下り伝送路3−1及び伝送路インタフェース
部71〜72の状態を取得する(ステップ201)。そ
の後、CPU123は取得した状態が障害発生状態であ
ると判定し(ステップ202)、CPU123は状態取
得割込125をマスクする(ステップ210)。
【0111】その後、CPU123は今回取得した状態
が一定時間変化しないことを確認する(ステップ21
1)。その後、CPU123は今回取得した状態と認識
状態が一致すると判定する(ステップ212)。ここで
は、取得状態と認識状態が変化しないので、状態変化通
知信号は作成されない。
【0112】その後、CPU123は障害復旧待ちタイ
マが動作していないことを確認し(ステップ216)、
CPU123は取得した障害状態における適切な障害復
旧対象をメモリ122より取得する(ステップ21
7)。その後、CPU123は障害復旧待ちタイマを起
動する。ただし、障害復旧制御対象を取得した結果、対
象なしの場合は障害復旧待ちタイマを起動しない(ステ
ップ218)。その後、CPU123は取得した障害復
旧対象に対して障害復旧制御を実施する。ただし、障害
復旧制御対象を取得した結果、対象なしの場合は障害復
旧制御を実施しない(ステップ219)。
【0113】ここでは、ケース2の状態から障害復旧待
ちタイマがタイムアウトした状態(=障害復旧制御可能
時間)なので、障害復旧制御を実施する。その後、CP
U123は状態取得割込マスクを解除し(ステップ22
0)、障害復旧処理を終了する。
【0114】次に、下り伝送路30(図1参照)及び上
り伝送路41(図1参照)及び伝送路インタフェース部
71〜72(図2参照)が、ケース3の直後に正常状態
になり、その状態が変化しない場合の、CPU123の
障害復旧処理について図13を参照して詳細に説明す
る。なお、この場合の状態変化検出処理をケース4とす
る。
【0115】同図において、割込信号生成部124(図
4参照)より状態取得割込125(図4参照)が発生す
ると(ステップ200)、CPU123は状態取得部1
13(図3及び図9参照)及び状態取得部118(図3
参照)から下り伝送路3−1及び伝送路インタフェース
部71、72の状態を取得する(ステップ201)。そ
の後、CPU123は取得した状態が正常状態であると
判定する(ステップ202)。その後、CPU123は
今回取得した状態と認識状態が不一致であると判定する
(ステップ203)。その後、CPU123は状態取得
割込125をマスクする(ステップ204)。
【0116】ここで、状態取得割込125をマスクする
理由は、状態取得割込125は周期的に発生するため、
状態変化検出処理中に状態取得割込が発生することによ
り、新たに状態変化検出処理又は障害復旧処理を実行す
るのを防止するためである。その後、CPU123は今
回取得した状態が一定時間変化しないことを確認する
(ステップ205)。ここで取得した状態が一定時間変
化しないことを確認するのは、規定した時間状態が保持
されない場合、正常に状態取得されていないと判断する
ためである。
【0117】その後、CPU123は認識状態を今回取
得した状態に更新する(ステップ206)。その後、C
PU123は更新した認識状態を、集中管理装置1に対
して通知するための状態変化通知信号を作成する(ステ
ップ207)。その後、CPU123は送信すべき状態
変化通知信号が存在することを示す状態変化通知フラグ
をONにする(ステップ208)。その後、CPU12
3は状態取得割込マスクを解除し(ステップ209)、
障害復旧処理を終了する。
【0118】次に、下り伝送路30(図1参照)及び上
り伝送路41(図1参照)及び伝送路インタフェース部
71〜72(図2参照)の認識状態が変化せず、集中管
理装置1(図1参照)に通知する状態変化通知信号が存
在しない場合の状態変化通知送信処理を図14を参照し
て詳細に説明する。なお、この場合の状態変化通知処理
をケース5とする。
【0119】同図において、割込信号生成部124(図
4参照)より状態変化通知割込126(図4参照)が発
生すると(ステップ250)、CPU123は状態変化
通知割込をマスクする(ステップ251)。ここで、状
態変化通知割込126をマスクする理由は、状態変化通
知割込126は周期的に発生するため、状態変化通知信
号送信処理中に状態変化通知割込が発生することによ
り、新たに状態変化通知信号送信処理を実行するのを防
止するためである。その後、CPU123は状態変化通
知フラグがOFFであることを確認する(ステップ25
2)。
【0120】状態変化通知フラグをONにすることが可
能なのは、図13を参照して説明した状態変化検出処理
及び障害復旧処理のみである。その後、CPU123は
状態変化通知割込126のマスクを解除し(ステップ2
55)、状態変化通知送信処理を終了する。ここで、状
態変化通知信号を送信しないのは、送信すべき状態変化
通知信号が存在しない(=状態変化通知フラグ=OF
F)からである。
【0121】次に、下り伝送路3−1(図1参照)及び
伝送路インタフェース部71〜72(図2参照)の認識
状態が変化し、集中管理装置1(図1参照)に通知する
状態変化通知信号が存在する場合の状態変化通知送信処
理を図14を参照して詳細に説明する。この場合の状態
変化通知送信処理をケース6とする。
【0122】割込信号生成部124(図4参照)より状
態変化通知割込126(図4参照)が発生すると(ステ
ップ250)、CPU123は状態変化通知割込をマス
クする(ステップ251)。その後、CPU123は状
態変化通知フラグがONであることを確認し(ステップ
252)、CPU123は状態変化通知確認待ちタイマ
を起動する(ステップ253)。状態変化通知確認待ち
タイマとは、集中管理装置1に対して状態変化通知信号
を送信したことによる、集中管理装置1からの応答(状
態変化通知確認信号)を受信した場合に、その状態変化
通知確認を応答として有効とする期間を示すタイマであ
る。状態変化通知確認信号の受信処理に関しては、後に
図14を参照して説明する。
【0123】その後、CPU123は状態変化通知信号
をアドレスバス/データバス91(図4参照)を介して
通信制御部73(図4参照)の送信バッファ121(図
4参照)に転送することにより、上り伝送路4−1(図
1参照)を介して集中管理装置1(図1参照)に送信す
る(ステップ254)。
【0124】その後、CPU123は状態変化通知割込
126のマスクを解除し(ステップ255)、状態変化
通知信号送信処理を終了する。
【0125】次に、CPU123が状態変化通知信号を
集中管理装置1に送信後、状態変化通知確認待ちタイマ
動作中に状態変化通知確認信号を集中管理装置1より受
信した場合の状態変化通知確認受信処理を図14を参照
して詳細に説明する。この場合の状態変化通知確認受信
処理をケース7とする。
【0126】CPU123は、受信バッファ120(図
4参照)を定期的に監視することにより、集中管理装置
1から状態変化通知確認信号の受信したことを認識する
(ステップ256)。その後、CPU123は状態変化
通知確認待ちタイマが動作していることを確認する(ス
テップ257)。その後、CPU123は状態変化通知
確認待ちタイマを停止する(ステップ258)。ここ
で、状態変化通知確認待ちタイマの停止するのは、集中
管理装置1から受信した状態変化通知確認信号を、状態
変化通知確認待ちタイマの示す期間以内に受信したこと
により、状態変化通知信号の送信は正常終了したと認識
したためである。
【0127】その後、CPU123は状態変化通知信号
の送信は正常終了したと認識したため、状態変化通知フ
ラグをOFFにし(ステップ259)、送信すべき状態
変化通知信号より消去し(ステップ260)、状態変化
通知確認受信処理を終了する。
【0128】次に、CPU123が状態変化通知信号を
集中管理装置1に送信後、状態変化通知確認待ちタイマ
が停止するまで、集中管理装置1から状態変化通知確認
信号を受信できず、状態変化通知確認待ちタイマが停止
後に状態変化通知確認信号を受信した場合の状態変化通
知確認受信処理を図14を参照して詳細に説明する。こ
の場合の状態変化通知確認受信処理をケース8とする。
【0129】CPU123は、受信バッファ120(図
4参照)を定期的に監視することにより、集中管理装置
1から状態変化通知確認信号の受信したことを認識する
(ステップ256)。その後、CPU123は状態変化
通知確認待ちタイマが動作していないことを確認し(ス
テップ257)、状態変化通知確認受信処理を終了す
る。ここで、状態変化通知フラグのOFF及び状態変化
通知信号の消去を実施しないのは、送信すべき状態変化
通知信号の送信が未完了であると判断し、周期的に発生
する状態変化通知送信処理にて状態変化通知信号を再送
信するためである。
【0130】次に、図12を参照して、伝送路インタフ
ェース部71〜72の状態取得部より、通信制御部73
のCPU123が取得する状態の種類について説明す
る。伝送路インタフェース部71〜72が有する状態レ
ジスタA及び状態レジスタBは、伝送路及び伝送路イン
タフェース部の状態を示し、その種類は状態レジスタA
のD0〜D6ビットが示す7種類と状態レジスタBのD
0〜D1ビットが示す2種類の合計9種類である。これ
ら全ての状態を示すビットの組合せが、伝送路インタフ
ェース部単体が示す状態で、図15に示されている通り
512通り存在する。さらに、伝送路インタフェース
(現用系)71と伝送路インタフェース部(予備系)7
2の状態の組合せを考えると、図16に示されている通
り1048576通り存在する。ただし、104857
6通りの中には伝送路インタフェース部の設計構造上あ
り得ない状態の組合せも含む。
【0131】本システムでは、1048576通りの状
態組合せのうち障害発生状態であるもの全てに対して、
最適な障害復旧制御を実施することを目的とする。しか
し、これらの状態について個別の障害復旧制御方法を記
憶するための膨大な容量のメモリを通信制御部73に搭
載することは不可能に近い。また仮に膨大な容量のメモ
リを搭載できるとしても、1048576通り全ての状
態と実際に取得した両系の伝送路インタフェース部の状
態を比較するには多大な時間を要するため、そのまま実
用化することはできない。そこで、本システムでは伝送
路インタフェース部単体の状態組合せを漏れの無いよう
にグループ化し、両系の伝送路インタフェース部の状態
組合せはグループ化したもの同士の組合せで管理できる
ようにした。
【0132】次に、図17を参照し、伝送路インタフェ
ース部単体の状態組合せグループ化の方法を説明する。
伝送路インタフェース部単体の状態組合せは、両系の伝
送路インタフェース部の切替制御にも使用されている状
態レベル0〜3で全て分類することができる。通信制御
部73のCPU123から伝送路インタフェース部の状
態取得部が出力する状態レベル信号を直接読出すことは
不可能であるが、図17に示されている通り状態取得部
の状態レジスタAと状態レジスタBから取得した状態の
内、最大6ビットを比較することにより全ての状態組合
せを状態レベル0〜3に分類することが可能である。
【0133】次に、図17を参照し、状態レベル0〜3
の状態について説明する。
【0134】状態レベル0は、伝送路インタフェース部
の「受信部障害発生中」又は「リセット中」又は「送信
部障害発生中」又は「閉塞中」のいずれかの状態を示
す。状態レベル0においては、端末インタフェース部7
4が端末装置間でデータ通信を行う際に使用する同期信
号88の出力が不可能である。また、状態レベル0にお
いては、他系の伝送路インタフェース部に障害が発生し
た場合、運用状態に切り替わることは不可能である。さ
らに状態レベル0においては、集中管理装置1とのデー
タ通信は不可能である。
【0135】状態レベル1は、集中管理装置1からデー
タ通信装置2−1〜2−nに入力される下り伝送路3−
1〜3−nに障害が発生している状態であることを示
す。状態レベル1においては、同期信号を下り伝送路か
ら抽出することはできないが、伝送路インタフェース部
より自走で同期信号を出力することは可能である。
【0136】状態レベル1は下り伝送路の障害発生中な
ので、同時に両系の伝送路インタフェース部が状態レベ
ル1に遷移することが多い。この場合、状態レベル1に
遷移する直前に運用状態であった伝送路インタフェース
部が、自走の同期信号を出力する。また、状態レベル1
においては、他系の伝送路インタフェース部に障害が発
生し場合、運用状態に切り替わることは不可能である。
尚、下り伝送路に障害が発生した場合、両系の伝送路イ
ンタフェース部が状態レベル1より高いレベルになるこ
とはない。さらに状態レベル1においては、下り伝送路
に障害が発生しているため、集中管理装置1とのデータ
通信は不可能である。
【0137】状態レベル2は、「全ての障害が発生して
いない状態」又は「受信部障害発生中から復旧し、受信
部障害を保持している状態」又は「送信部障害発生中か
ら復旧し、送信部障害を保持している状態」又は「下り
伝送路障害発生中から復旧し、下り伝送路障害を保持し
ている状態」のいずれかで、さらに他系の伝送路インタ
フェース部が運用状態であることを示す。
【0138】状態レベル2においては、他系の伝送路イ
ンタフェース部に障害が発生し場合、運用状態に切り替
わることが可能であり、その際には下り伝送路から抽出
した同期信号を出力することが可能である。さらに状態
レベル2においては、運用状態に切り替われば集中管理
装置1とのデータ通信が可能である。
【0139】状態レベル3は、「全ての障害が発生して
いない状態」又は「受信部障害発生中から復旧し、受信
部障害を保持してる状態」又は「送信部障害発生中から
復旧し、送信部障害を保持してる状態」又は「下り伝送
路障害発生中から復旧し、下り伝送路障害を保持してい
る状態」のいずれかで、さらに自系の伝送路インタフェ
ース部が運用状態であることを示す。
【0140】状態レベル3においては、下り伝送路から
同期信号を抽出し、端末インタフェース部に出力してい
る状態であり、集中管理装置1とのデータ通信も可能な
状態である。
【0141】次に、図18及び図19を参照し、両系の
伝送路インタフェース部の状態レベル組合せによる個別
の障害復旧制御対象について説明する。障害復旧制御実
施の対象は、図18(a)及び(b)並びに図19
(a)及び(b)に示されている伝送路インタフェース
部の現用系及び予備系の状態レベル0〜3の組合せと、
障害の有無と、障害復旧待ちタイマの動作状態により判
定する。
【0142】これらの図中における障害復旧制御の現用
系/予備系の欄に記載された○印が、現用系又は予備系
に対して実施する障害復旧制御の対象であることを示し
ている。
【0143】復旧制御後の状態遷移として、障害復旧制
御を実施した直後に遷移する状態レベル組合せ番号を示
す。なお、状態組合せ番号は図18及び図19中の一番
左の欄に示されている。これら図18及び図19中に示
されている以外の状態レベル組合せを検出した場合は、
通常ありえない状態であるため、障害復旧制御を行わな
い。
【0144】図18及び図19中に示されている障害復
旧制御実施の対象は、通信制御部73のメモリ122に
格納されており、図14を参照して説明した障害復旧処
理の障害復旧対象取得処理(ステップ217)におい
て、通信制御部73のCPU123がメモリ122より
取得する。
【0145】次に図20〜図22を参照し、下り伝送路
及び伝送路インタフェース部に障害が発生した時の障害
復旧制御(伝送路インタフェース部のリセット制御)の
動作例を説明する。図20〜図22中に示されている状
態レベル組合せ番号は、図18及び図19中の状態レベ
ル組合せ番号を示すものである。図20〜図22に示さ
れている現用系、予備系は、それぞれ現用系の伝送路イ
ンタフェース部の状態取得部、予備系の伝送路インタフ
ェース部の状態取得部のことである。
【0146】図20〜図22に示されている伝送路障
害、障害、運用、閉塞、リセットは、伝送路インタフェ
ース部の状態取得部が表示する状態を示している。図2
0〜図22に示されている同期信号は、データ通信装置
内の通信制御部及び端末インタフェース部に供給される
同期信号の状態を示している。図20〜図22に示され
ている端末インタフェース部は、端末インタフェース部
の障害状態を示している。
【0147】図20には障害復旧制御を正しく実施した
例が示されている。
【0148】通信制御部73のCPU123は両系伝送
路インタフェース部71、72の状態取得部113及び
状態取得部118より状態を取得する。その後、CPU
123は取得した状態より障害を検出する。その後、C
PU123は取得した状態より状態レベル組合せ番号を
判定する。その後、CPU123は判定した状態レベル
組合せ番号「49」に対する障害復旧対象を取得する。
なお、状態レベル組合せ番号「49」は、両系の状態取
得部が下り伝送路障害発生中の表示をしていること及
び、両系の障害復旧待ちタイマが停止していることを示
している。
【0149】その後、CPU123は障害復旧対象無し
と判定する。ここで、障害復旧制御対象無しにしたの
は、どちらの伝送路インタフェース部にリセットを掛け
ても、下り伝送路障害発生中なので、リセット解除後に
同一の障害状態になるためである。
【0150】その後、CPU123が両系伝送路インタ
フェース部71〜72の状態取得部113及び状態取得
部118より状態を取得する。その後、CPU123は
取得した状態より障害を検出する。その後、CPU12
3は取得した状態より状態レベル組合せ番号を判定す
る。その後、CPU123は判定した状態レベル組合せ
番号「97」に対する障害復旧対象を取得する。なお、
状態レベル組合せ番号「97」は、両系の状態取得部が
何らかの障害保持、現用系の伝送路インタフェース部が
運用中の表示をしていること及び、両系の障害復旧待ち
タイマが停止していることを示している。
【0151】その後、CPU123は伝送路インタフェ
ース部(予備系)72を障害復旧制御対象と判定する。
その後、CPU123は伝送路インタフェース部(予備
系)72の障害復旧タイマを起動し、伝送路インタフェ
ース部(予備系)72に対してリセット制御を実施す
る。
【0152】その後、状態レベル組合せ番号は「78」
から「94」へと変化するが、図20はCPU123が
状態レベル組合せ番号「94」を検出する直前までの動
作を示している。図20の動作において、データ通信装
置はデータ通信不可能な状態に遷移することはない。
【0153】図21は本システムにおいて、障害復旧制
御を禁止する状態レベル番号組合せ時に、障害復旧制御
を実施した第1の動作例である。本動作例の初期状態
は、状態レベル組合せ番号「29」である。具体的に
は、伝送路インタフェース部(現用系)71は常に閉塞
中であり、系切替による運用状態への遷移不可能、かつ
同期信号出力不可能な状態である。また送路インタフェ
ース部(予備系)72は何らかの障害保持、かつ運用状
態、かつ同期信号出力可能な状態である。
【0154】状態レベル組合せ番号「29」の状態にお
いて、CPU123が伝送路インタフェース部(予備
系)72にリセットを掛けると、状態レベル組合せ番号
「2」となる。具体的には、伝送路インタフェース部
(予備系)72のリセット中は、両系の伝送路インタフ
ェース部が運用状態に遷移できず同期信号の出力不可能
な状態になる。また、同期信号の出力が停止することに
より、端末インタフェース部74が障害発生中となる。
端末インタフェース部74の障害状態は、通信制御部7
3からの障害復旧制御を実施するまで回復しない。
【0155】図21の動作において、データ通信装置は
データ通信可能な状態から不可能な状態に遷移する。従
って、本システムでは状態レベル組合せ番号「29」に
おける障害復旧制御対象は無しとしている。なお、その
他の状態レベル組合せ番号における障害復旧制御対象
は、図18及び図19に示されている通りである。
【0156】図22は本システムにおいて障害復旧制御
を禁止する状態レベル番号組合せ時に、障害復旧制御を
実施した第2の動作例である。本動作例の初期状態は、
状態レベル組合せ番号「97」である。具体的には、伝
送路インタフェース部(現用系)71は運用状態、かつ
何らかの障害保持、かつ同期信号出力可能な状態であ
る。また伝送路インタフェース部(予備系)72は何ら
か障害保持かつ、運用状態に遷移可能、かつ同期信号出
力可能な状態である。
【0157】状態レベル組合せ番号「97」の状態にお
いて、CPU123が伝送路インタフェース部(予備
系)72にリセットを掛けると、状態レベル組合せ番号
「78」に遷移する。状態レベル組合せ番号「78」
は、伝送路インタフェース部(現用系)71は運用状
態、かつ何らかの障害保持、かつ同期信号出力可能、か
つ障害復旧タイマ停止の状態である。また伝送路インタ
フェース部(予備系)72は運用状態への遷移不可能、
かつ同期信号出力不可能、かつ障害復旧タイマ動作中の
状態であることを示す。
【0158】状態レベル組合せ番号「78」の状態にお
いて、CPU123が伝送路インタフェース部(運用
系)71にリセットを掛けると、状態レベル組合せ番号
「4」に遷移する。状態レベル組合せ番号「4」は、両
系の伝送路インタフェース部71、72は運用状態への
遷移不可能、かつ同期信号出力不可能、かつ障害復旧タ
イマ動作中の状態を示す。つまり、同期信号は出力され
ず、端末インタフェース部74は障害状態となり、両系
の伝送路インタフェース部71〜72のリセット中から
回復し、端末インタフェース部74の障害復旧制御を実
施するまで、データ通信装置はデータ通信不可能な状態
になる。
【0159】図22の動作において、データ通信装置は
データ通信可能な状態から不可能な状態に遷移する。従
って、本システムでは状態レベル組合せ番号「78」に
おける障害復旧制御対象は無しとしている。なお、その
他の状態レベル組合せ番号における障害復旧制御対象
は、図18及び図19に示されている通りである。
【0160】以上のように本システムでは、下り伝送路
の障害発生における多量の障害復旧処理による集中管理
装置の負荷を分散するために、データ通信装置内で下り
伝送路の障害を検出し、さらにデータ通信装置内におい
て自律で障害復旧処理を行っているのである。
【0161】しかし、データ通信装置で下り伝送路の障
害復旧処理を実施したが、正常状態に復旧しない場合
や、データ通信装置内のトラブルにより障害復旧処理を
実施できない場合も考えられる。この場合は、従来通り
集中管理装置による障害復旧制御に頼らざるを得ない。
そこで、本システムでは、集中管理装置による障害復旧
制御も可能にするために、データ通信装置で検出した障
害情報を集中管理装置に通知しているのである。
【0162】さらに、データ通信装置内の伝送路インタ
フェース部の障害により、集中管理装置に対して障害情
報を通知できない場合も考えられる。この場合、障害情
報が集中管理装置に通知されないため、集中管理装置か
らの障害復旧処理は不可能である。従って、下り伝送路
の障害及び、伝送路インタフェース部の障害が発生した
場合には、それらの障害に対する障害復旧制御をデータ
通信装置内において実施する必要がある。しかし、下り
伝送路の障害や伝送路インタフェース部の障害が発生し
た場合に、どちらの障害であるか判断し適切な障害復旧
制御を実施する必要がある。そこで、本システムでは、
下り伝送路や伝送路インタフェース部の状態から、適切
な障害復旧制御を選択及び実行するために、下り伝送路
及び伝送路インタフェース部の全ての状態の組合せに対
して適切な障害復旧処理の方法を示す情報をデータベー
スとして持ち、障害発生時にはこのデータベースから障
害復旧処理の方法を取得しているのである。
【0163】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、障害復旧
処理を実施する装置を、集中管理装置からデータ通信装
置に移行することにより、データ通信制御及びデータ通
信装置の保守監視を行う集中管理装置の負荷を軽減でき
るという効果がある。また、データ通信の可/不可を含
む全ての状態情報から、障害復旧制御を実施することに
よりデータ通信可能な状態から不可能な状態に遷移する
場合は、障害復旧制御を実施しないことにより、データ
通信装置内の伝送路インタフェース部に障害が発生し、
その障害状態がデータ通信可能な状態である場合、デー
タ通信装置として一瞬でもデータ通信不可能な状態に遷
移せずに、障害復旧制御を行うことができるという効果
がある。さらにまた、伝送路及び伝送路インタフェース
部の各状態における適切な障害復旧方法をデータベース
化し、容易に適切な障害復旧対象を取得できるようにす
ることにより、複数存在する伝送路及び伝送路インタフ
ェース部の障害状態毎に適切な障害復旧制御を行うこと
ができるという効果がある。そして、伝送路及び伝送路
インタフェース部の膨大な種類の状態の組合せを、伝送
路インタフェース部及びデータ通信装置としての動作を
考慮してグループ分けし、伝送路及び伝送路インタフェ
ース部の状態より必要最低限の情報を取得することによ
り、伝送路及び伝送路インタフェース部の状態が属する
グループの判定を可能にし、そのグループ毎に適切な障
害復旧対象を示すデータベースを採用することにより、
伝送路及び伝送路インタフェース部の示す状態が膨大な
組合せになる場合でも、障害状態毎に適切な障害復旧制
御を行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すデータ通信システムのブ
ロック図である。
【図2】データ通信システムにおけるデータ通信装置の
ブロック図である。
【図3】データ通信装置における伝送路インタフェース
部のブロック図である。
【図4】データ通信装置における通信制御部のブロック
図である。
【図5】データ通信装置における端末インタフェース部
のブロック図である。
【図6】伝送路インタフェース部における受信部のブロ
ック図である。
【図7】伝送路インタフェース部における送信部のブロ
ック図である。
【図8】伝送路インタフェース部における切替制御部の
ブロック図である。
【図9】伝送路インタフェース部における状態取得部の
ブロック図である。
【図10】伝送路インタフェース部における障害復旧制
御部のブロック図である。
【図11】状態取得部及び障害復旧制御部のレジスタ一
覧表である。
【図12】状態取得部が示す状態の内容を説明する表で
ある。
【図13】本発明の状態変化検出処理及び障害復旧処理
のフローチャートである。
【図14】状態変化通知送信処理及び状態変化通知確認
受信処理のフローチャートである。
【図15】伝送路インタフェース部の状態を示す表であ
る。
【図16】伝送路インタフェース部の現用系と予備系の
状態組合せを示す表である。
【図17】伝送路インタフェース部の状態レベルを示す
表である。
【図18】状態組合せによる障害復旧制御実施の有無を
示す表である。
【図19】状態組合せによる障害復旧制御実施の有無を
示す表である。
【図20】本発明における障害復旧制御の実施例を示す
タイミングチャートである。
【図21】本発明において障害復旧制御を禁止している
障害復旧制御の実施例1を示すタイミングチャートであ
る。
【図22】本発明において障害復旧制御を禁止している
障害復旧制御の実施例2を示すタイミングチャートであ
る。
【図23】装置間の信号及び同期信号のタイミング図で
ある。
【図24】従来の状態変化検出処理のフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 集中管理装置 2−1〜2−n データ通信装置 5−1−1〜5−n−m 端末装置 3−1〜3−n 下り伝送路 4−1〜4−n 上り伝送路 6−1−1〜6−n−m 下り信号 7−1−1〜7−n−m 上り信号 71 伝送路インタフェース部(現用系) 72 伝送路インタフェース部(予備系) 73 通信制御部 74 端末インタフェース部 84〜85 系切替信号 86〜87 状態レベル信号 88 同期信号 89−1〜2 下りデータ 90−1〜2 上りデータ 91 アドレスバス/データバス 112、117 切替制御部 113、118 状態取得部 114、119 障害復旧制御部 122 メモリ 123 CPU 124 割込信号生成部 125 状態取得割込 126 状態変化通知割込 141 下り伝送路障害検出部 142 同期信号生成部 145 リセット信号 146 同期信号生成部障害信号 147 下りデータ抽出部障害信号 148 受信部障害信号 149 下り伝送路障害信号 156 送信部障害信号 170 状態レジスタA 171 状態レジスタB 174 状態レベル生成部 179 閉塞制御部 180 運用状態表示部 181 閉塞信号 182 運用信号 190 復旧制御レジスタ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年7月13日(2000.7.1
3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】同図において、状態取得割込が発生すると
(ステップ230)、下り伝送路及び伝送路インタフェ
ース部の状態を取得する(ステップ231)。今回取得
した状態と認識状態とが不一致であるか判定する(ステ
ップ233)。一致する場合には、処理はそのまま終了
となる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図24
【補正方法】変更
【補正内容】
【図24】

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のデータ通信装置と、これら複数の
    データ通信装置の保守管理を行う集中管理装置とを含む
    データ通信システムであって、前記データ通信装置は、
    前記集中管理装置への伝送路及びその伝送路インタフェ
    ースの障害を検出する障害検出手段と、この検出した障
    害の内容に応じて該障害の復旧を行う障害復旧手段とを
    含むことを特徴とするデータ通信システム。
  2. 【請求項2】 前記障害復旧手段は、前記障害検出手段
    により検出した障害に対応する障害復旧対象を判定し、
    この判定結果に従って障害復旧を行うことを特徴とする
    請求項1記載のデータ通信システム。
  3. 【請求項3】 前記検出した障害の内容を前記集中管理
    装置に通知する通知手段を更に含むことを特徴とする請
    求項1又は2記載のデータ通信システム。
  4. 【請求項4】 前記通知手段は、前記データ通信装置内
    のCPUに対して周期的に割込信号を発生させ、その割
    込に応答して前記CPUが前記障害の内容を前記集中管
    理装置に通知することを特徴とする請求項3記載のデー
    タ通信システム。
  5. 【請求項5】 前記集中管理装置に通知すべき通知信号
    は、前記CPUが作成することを特徴とする請求項4記
    載のデータ通信システム。
  6. 【請求項6】 前記通知手段は、前記集中管理装置に通
    知すべきことを示すフラグがオン状態であるときに前記
    集中管理装置に通知することを特徴とする請求項4記載
    のデータ通信システム。
  7. 【請求項7】 前記フラグは、前記通知信号の作成時に
    オン状態になることを特徴とする請求項6記載のデータ
    通信システム。
  8. 【請求項8】 前記フラグは、前記通知に対する前記集
    中管理装置からの応答信号に応答してオフ状態になるこ
    とを特徴とする請求項6記載のデータ通信システム。
  9. 【請求項9】 前記障害検出手段は、前記伝送路及びそ
    の伝送路インタフェースの状態を示す状態情報を取得す
    る状態取得部を含み、この取得した状態情報の内容に基
    づいて障害を検出するようにしたことを特徴とする請求
    項1〜8のいずれかに記載のデータ通信システム。
  10. 【請求項10】 前記状態取得部は、前記データ通信装
    置内のCPUが前記伝送路インタフェースから前記状態
    情報を取得することを特徴とする請求項1〜9のいずれ
    かに記載のデータ通信システム。
  11. 【請求項11】 前記状態取得部は、前記データ通信装
    置内のCPUに対して周期的に割込信号を発生させ、そ
    の割込に応答して前記CPUが前記状態情報を取得する
    ことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のデー
    タ通信システム。
  12. 【請求項12】 前記状態取得部は、前記状態が一定時
    間変化しない場合にのみ前記データ通信装置内のCPU
    が前記伝送路インタフェースから前記状態情報を取得す
    ることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のデ
    ータ通信システム。
  13. 【請求項13】 前記状態取得部は、前記データ通信装
    置内のCPUが新たに取得した状態情報とその直前に認
    識していた状態情報とが異なる場合に、前記CPUが認
    識する状態を更新するようにしたことを特徴とする請求
    項1〜9のいずれかに記載のデータ通信システム。
  14. 【請求項14】 前記障害検出手段は、前記状態取得部
    が取得した状態に何らかの障害がある場合に障害検出有
    りと判定することを特徴とする請求項1〜13のいずれ
    かに記載のデータ通信システム。
  15. 【請求項15】 前記障害復旧手段は、前記障害に関す
    る障害情報とこの障害情報に対応する障害復旧対象を示
    すデータとを対応付けて記憶保持するデータベースを含
    み、このデータベースを参照して障害復旧方法を判定す
    ることを特徴とする請求項2〜14のいずれかに記載の
    データ通信システム。
  16. 【請求項16】 前記障害情報は、現在の障害に関する
    情報及び過去の障害に関する情報を含むことを特徴とす
    る請求項15記載のデータ通信システム。
  17. 【請求項17】 前記伝送路インタフェースを現用系及
    び予備系の2系統含み、その一方を運用状態とし他方を
    待機状態とするようにしたことを特徴とする請求項1〜
    16のいずれかに記載のデータ通信システム。
  18. 【請求項18】 前記障害検出手段は、前記状態取得部
    が取得した状態について、複数レベルの障害検出結果を
    出力し、この検出結果が一定レベル以上である場合に運
    用可能であると判定することを特徴とする請求項16記
    載のデータ通信システム。
  19. 【請求項19】 2系統の前記伝送路インタフェースに
    ついての前記検出結果同士を比較し、よりレベルの高い
    系の伝送路インタフェースを運用状態にすることを特徴
    とする請求項18記載のデータ通信システム。
  20. 【請求項20】 前記伝送路インタフェースは、運用状
    態にあるものに障害が発生したとき待機状態にあったも
    のを運用状態に切替えることを特徴とする請求項17〜
    19のいずれかに記載のデータ通信システム。
  21. 【請求項21】 前記データベースの障害復旧方法は、
    現用系及び予備系のうち障害復旧制御が行われるべき障
    害復旧対象である系を示すことを特徴とする請求項17
    記載のデータ通信システム。
  22. 【請求項22】 前記障害復旧手段が行う障害復旧を所
    定期間禁止する禁止手段を更に含むことを特徴とする請
    求項2〜21のいずれかに記載のデータ通信システム。
  23. 【請求項23】 前記禁止手段は、前記所定期間を計時
    するタイマを含むことを特徴とする請求項22記載のデ
    ータ通信システム。
  24. 【請求項24】 前記データベースは、前記状態情報を
    複数にグループ化し、この各グループ毎に前記障害復旧
    対象を示すようにしたことを特徴とする請求項17記載
    のデータ通信システム。
  25. 【請求項25】 前記伝送路インタフェースの有する機
    能のうち正常に動作する機能の種類によってグループ化
    するようにしたことを特徴とする請求項24記載のデー
    タ通信システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010200016A (ja) * 2009-02-25 2010-09-09 Hitachi Ltd 回線切替装置及びプラント制御システム
JP2014007675A (ja) * 2012-06-27 2014-01-16 Nec Access Technica Ltd 通信装置、通信方法、及び、プログラム

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