JP2000341357A - 通信制御装置、計測制御システム、及び記録媒体 - Google Patents

通信制御装置、計測制御システム、及び記録媒体

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JP2000341357A
JP2000341357A JP11148918A JP14891899A JP2000341357A JP 2000341357 A JP2000341357 A JP 2000341357A JP 11148918 A JP11148918 A JP 11148918A JP 14891899 A JP14891899 A JP 14891899A JP 2000341357 A JP2000341357 A JP 2000341357A
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Taku Egami
卓 江上
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一台の通信制御装置で通信規約が異なる複数
の制御ネットワークに接続し、異なる種類のプログラマ
ブルロジックコントローラ(PLC)を監視及び操作す
る。 【解決手段】 PLC30を監視及び操作する処理をす
べくアプリケーションソフトウエア103の実行により
発生する一種類の引き数で設定された通信要求を、変換
テーブル201を用いて、異なる種類のPLC30の通
信規約に基づく制御信号に変換し、さらにいずれの種類
のPLC30に対する通信要求かを識別して、該当する
PLC30と通信を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プロセス計測制御
をすべくプログラマブルロジックコントローラを監視及
び操作する通信制御装置、その通信制御装置及びプログ
ラマブルロジックコントローラを制御ネットワークによ
り接続してなる計測制御システム、並びにその通信制御
装置を実現するためのプログラムを記録してある記録媒
体に関し、特に異なる通信規約に基づく複数の制御ネッ
トワークに接続する通信制御装置、計測制御システム、
及び記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】通信制御装置とプログラマブルロジック
コントローラ(以下PLCという)とを制御ネットワー
クにより接続し、PLCが行う各種のプロセス制御を通
信制御装置を用いて監視及び操作を行う計測制御システ
ムがある。
【0003】図9は従来の計測制御システム及び通信制
御装置の構成を示すブロック図である。図中10は通信
制御装置であり、通信制御装置10は各種の処理を行う
CPU11を備え、CPU11には、制御ネットワーク
20に接続する通信部12と、CPU11により実行さ
れる各種のプログラム及びデータを記憶するRAM13
とが接続されている。
【0004】RAM13上でCPU11により実行され
るプログラムには、通信部12を制御する通信制御ドラ
イバソフトウエア(以下通信制御ドライバという)10
1、及び制御ネットワーク20上での通信規約に基づき
データの通信形態を制御する通信プロトコルソフトウエ
ア(以下通信プロトコルという)102があり、これら
の通信制御ドライバ101及び通信プロトコル102を
実行し、通信部12を介して、制御ネットワーク20に
接続することで、制御ネットワークに接続されているP
LC30,30,…と制御信号及び計測データ等の各種
データを送受信することができる。
【0005】さらにRAM13上で、PLC30,3
0,…の監視及び操作等の処理を行うアプリケーション
ソフトウエア(以下アプリケーションという)103
を、CPU11により実行することにより、通信制御装
置10は制御ネットワーク20に接続されたPLC3
0,30,…と各種データを送受信し、通信制御装置1
0の利用者がPLC30,30,…を監視及び操作する
ことができる。
【0006】PLC30,30,…では、入力手段、出
力手段、及び計時手段等のデバイスをX0〜1FFF、Y0〜1F
FF、及びT0〜7FF 等のメモリ上のアドレスに割り当てて
管理しており、これらに基づいて生成された制御信号及
び計測データ等の各種データを通信制御装置10及びP
LC30,30,…の間で送受信する。
【0007】このように構成された従来の計測制御シス
テムでは、アプリケーション103の実行により、通信
の要求が発生した場合、該要求から通信プロトコル10
2により制御ネットワーク20上での通信規約に基づく
通信データを生成し、該通信データを通信制御ドライバ
101により制御される通信部12から制御ネットワー
ク20上へ送信する。そしてPLC30,30,…で
は、制御ネットワーク20を介して送信される通信デー
タを受信し、該通信データに基づき動作する。
【0008】なおプロセス制御を行うPLC30,3
0,…は、様々な種類に特化した専用の装置が開発され
ており、異なる種類のPLCでは内部のデバイス構造も
異なる。このため制御ネットワーク20及び通信部12
等のハードウエア、並びに通信制御ドライバ101、通
信プロトコル102、アプリケーション103等のソフ
トウエアもPLC30,30,…に対応する専用のもの
が必要となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の計
測制御システムでは、PLCの種類毎に、夫々のPLC
に対応するハードウエア及びソフトウエアが必要である
ため、種類が異なるPLCを用いるには、夫々の計測制
御システムを構築する必要がある。
【0010】図10は従来の計測制御システムにおいて
複数種類のPLCを用いた場合のシステム構成を示すブ
ロック図である。図10に示すように第1制御ネットワ
ーク20aに接続される第1種類のPLC30a,30
a,…と、第2制御ネットワーク20bに接続される第
2種類のPLC30b,30b…とを用いるにために
は、2台の通信制御装置10a及び10bが必要であ
る。
【0011】また通信制御装置10a及び通信制御装置
10bには夫々の制御ネットワーク20a及び20bに
接続するため、夫々異なる通信部等のハードウエア、並
びに通信制御ドライバ及び通信プロトコル等の通信に用
いるソフトウエアが必要となる。さらに夫々の計測制御
システムにて、同様の処理を行うアプリケーションを実
行する場合でも、夫々の種類のPLCにおけるデバイス
構造に基づいて複数種類のアプリケーションを開発する
必要がある。
【0012】図11(a)及び(b)は異なる種類のP
LCでのデバイス構成例を示すラダー図である。図11
(a)及び(b)ではデバイスの番号及び名称と、メモ
リ上に割り当てられたアドレスとを対応させた一覧表と
して示している。図11(a)では入力手段、出力手
段、及び内部リレー等のデバイス名称に、X0〜1FFF、Y0
〜1FFF、及びM0〜1FFF等のアドレスが夫々対応付けられ
ており、図11(b)ではループタグデータ、ステータ
スタグデータ、及びメッセージアラーム等のデバイス名
称に、700000〜77FFFF、780000〜7BFFFF、及び7C0000〜
7C7FFFF 等のアドレスが夫々対応付けられている。この
ように異なる種類のPLCではデバイス構造が大きく異
なるため、一種類のアプリケーションを用いて制御する
ことは非常に困難である。
【0013】以上のように従来の計測制御システムで
は、複数種類の制御ネットワーク上で複数種類のPLC
を用いる場合、夫々に対応する通信制御装置が必要であ
るという設備費用の問題、また夫々に対応するアプリケ
ーションを開発する必要があるという効率性及び開発費
用の問題がある。
【0014】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、アプリケーションの実行により発生する通信要
求を、対応する種類のPLCの通信規約に基づくコード
に変換する変換テーブルを用いて変換し、さらにいずれ
の種類のPLCに対する通信要求かを判別することによ
り、一台の通信制御装置で通信規約が異なる複数の制御
ネットワークに接続し、異なる種類のPLCを監視及び
操作することができるので設備費用を削減し、夫々に対
応するアプリケーションを開発する必要がないため効率
的に開発を進めることができ、またそれに伴う開発費用
を削減する通信制御装置、計測制御システム、及び記録
媒体の提供を主たる目的とする。
【0015】さらにアプリケーションからの特定の通信
要求に対しては、所定の値をアプリケーションに返す形
態にすることにより、PLCが接続されていない環境に
おいても、各種の試験を容易に行うことができるので、
効率的に開発を進めることができ、またそれに伴う開発
費用を削減する通信制御装置、計測制御システム、及び
記録媒体の提供を他の目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る通信制御
装置は、異なる通信規約に基づく複数の通信手段と、複
数のプログラマブルロジックコントローラの動作の状態
を示すデータを入出力する位置を示すコードに固有の名
称情報が割り当てられた変換テーブルと、該変換テーブ
ルに基づいて前記名称情報を通信すべきプログラマブル
ロジックコントローラの種類を表す情報及び前記コード
へ変換する手段と、該手段による変換結果からプログラ
マブルロジックコントローラとの通信に使用する通信手
段を識別する手段と、変換した前記コードを前記通信手
段が必要とする様式のデータにして出力する手段とを備
えることを特徴とする。
【0017】第2発明に係る通信制御装置は、第1発明
において、前記変換テーブルの名称情報は、前記情報及
びコードに対応付けられたレコード番号であることを特
徴とする。
【0018】第3発明に係る通信制御装置は、第1発明
又は第2発明において、特定の名称情報に対応付けられ
た所定の値を記録している所定値テーブルと、前記情報
及びコードに変換すべき名称情報が特定の名称情報であ
る場合に、所定値テーブルに基づいて名称情報を所定の
値に変換する手段と、変換された所定の値をプログラマ
ブルロジックコントローラから入力された値として認識
する手段とを備えることを特徴とする。
【0019】第4発明に係る計測制御システムは、第1
発明乃至第3発明のいずれかに記載の制御装置と、該制
御装置と通信する複数種類のプログラマブルロジックコ
ントローラとを備え、前記制御装置及び夫々の種類のプ
ログラマブルロジックコントローラを夫々の種類に対応
する通信規約に基づく複数の制御ネットワークにより接
続してなることを特徴とする。
【0020】第5発明に係るコンピュータでの読み取り
が可能な記録媒体は、コンピュータに、複数のプログラ
マブルロジックコントローラの動作の状態を示すデータ
を入出力する位置を示すコードに固有の名称情報が割り
当てられた変換テーブルに基づいて、前記名称情報を通
信すべきプログラマブルロジックコントローラの種類を
表す情報及び前記コードへ変換させるプログラムコード
手段と、コンピュータに、変換したコードを出力すべ
く、変換した情報及びコードからプログラマブルロジッ
クコントローラとの通信に使用する通信手段を識別させ
るプログラムコード手段とを含むコンピュータプログラ
ムを記録してあることを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下本発明をその
実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。図1は本発
明の実施の形態1における計測制御システム及び通信制
御装置の構成を示すブロック図である。図中10は本発
明の通信制御装置として用いるサーバコンピュータであ
り、サーバコンピュータ10は、本発明の通信用ソフト
ウエア及びアプリケーション等のプログラム並びにデー
タ等の情報を記録したCD−ROM等の記録媒体40か
ら情報を読み取るCD−ROMドライブ等の補助記憶手
段14を備え、補助記憶手段14により読み取られた情
報は、各種の情報を記録するハードディスク15に記録
される。またハードディスク15には、本発明の計測制
御システムにおける通信に必要なデータの変換処理に用
いる変換テーブル201が記録されている。
【0022】そしてプログラム及びデータ等の情報をハ
ードディスク15から読み取り、情報を記憶するRAM
13に記憶させて、CPU11により実行することで、
サーバコンピュータ10は本発明の通信制御装置10と
して動作する。
【0023】また通信制御装置10は、第1制御ネット
ワーク20aに接続する接続用コネクタ及び通信制御回
路等の第1通信部12a、第2制御ネットワーク20b
に接続する第2通信部12b、及び第3制御ネットワー
ク20cに接続する第3通信部12cを備え、さらにマ
ウス及びキーボード等の入力手段16、並びにモニタ及
びプリンタ等の出力手段17を備えている。第1制御ネ
ットワーク20aには第1PLC30a,30a,…が
接続され、第2制御ネットワーク20bには第2PLC
30b,30b,…が接続され、そして第3制御ネット
ワーク20cには第3PLC30c,30c,…が接続
されている。
【0024】図2は本発明の実施の形態1における通信
制御装置10で実行される通信用のソフトウエアと通信
に用いられるハードウエアとの関係を示す概念図であ
る。RAM13上でCPU11により実行される通信用
ソフトウエアには、第1通信部12aを制御する第1通
信制御ドライバ101a、第2通信制御部12bを制御
する第2通信制御ドライバ101b、及び第3通信制御
部12cを制御する第3通信制御ドライバ101c、並
びに第1制御ネットワーク20a上での通信規約に基づ
きデータの通信形態を制御する第1通信プロトコル10
2a、第2制御ネットワーク20b上での通信規約に基
づき制御する第2通信プロトコル102b、及び第3制
御ネットワーク20c上での通信規約に基づき制御する
第3通信プロトコル102c等のプログラムがある。
【0025】そして第1、第2、及び第3通信制御ドラ
イバ101a、101b、及び101c、並びに第1、
第2、及び第3通信プロトコル102a、102b、及
び102cを実行し、夫々第1、第2、及び第3通信部
12a、12b、及び12cを介して第1、第2、及び
第3制御ネットワーク20a、20b、及び20cに接
続されている第1、第2、及び第3PLC30a、30
b、及び30cと制御信号及び計測データ等の各種デー
タを送受信することができる。
【0026】なお各通信制御ドライバ、通信プロトコ
ル、通信部、制御ネットワーク、及びPLCは夫々異な
る通信規約に基づいており、例えば第1通信部12aを
第2制御ネットワーク20bに接続して第3PLC30
cへ制御信号を送るというように異なる通信規約に基づ
くハードウエア及び/又はソフトウエア間で処理をする
ことは不可能である。
【0027】またRAM13上でCPU11により実行
されるプログラムとして、第1、第2、及び第3PLC
30a、30b、及び30cの監視及び操作等の処理を
行うアプリケーション103があり、さらに監視及び操
作等の処理をすべくアプリケーション103を実行し
て、例えば第1PLC30aに対する通信要求が発生し
た場合、該通信要求を第1通信プロトコル102aが処
理することができるコードに変換するための通信管理ソ
フトウエア104がある。なおアプリケーション103
から通信管理ソフトウエア104への通信インターフェ
ースは、通信プロトコルの種類に関係なく同一であり、
通信要求には論理アドレス(名称情報)が引き数として
設定される。
【0028】図3は変換テーブル201の記録内容を示
す概念図である。変換テーブル201では、論理アドレ
ス、デバイス名称、及びデバイスのデータが割り付けら
れたアドレスを示すデバイスコードを夫々対応付けたレ
コードとして記録している。図3の例に示すように第1
PLC30a、第2PLC30b、及び第3PLC30
cのデバイスには夫々異なる範囲の論理アドレスが割り
当てられており、このようにデバイスコードを論理アド
レスに割り当てる範囲をPLC毎にユニークに設定する
ことにより、論理アドレスの範囲からPLCの種類を識
別することが可能となる。
【0029】次に本発明の実施の形態1における通信制
御装置10のCPU11の処理を図4に示すフローチャ
ートを用いて説明する。なお以下の説明では第1PLC
30aに対して通信を行う例を示すが、第2PLC30
b又は第3PLC30cに対して通信を行う場合も同様
である。
【0030】アプリケーション103の実行により、第
1PLC30aに各種の操作をさせるべく論理アドレス
(名称情報)を引き数として設定された第1PLC30
aに対する通信要求が発生する(S101)。
【0031】そして通信管理ソフトウエア104は、発
生した通信要求を受け付け(S102)、該論理アドレ
スを変換テーブル201に基づいてPLCの種類を示す
種類コード及びデバイスコードに変換し(S103)、
変換結果から通信すべき制御ネットワークがいずれかを
識別して(S104)、識別した制御ネットワーク、即
ち第1制御ネットワーク20aに対応する第1通信プロ
トコル102aにデバイスコードを渡す(S105)。
【0032】第1通信プロトコル102aでは、デバイ
スコードを受け付け(S106)、第1制御ネットワー
ク20a上の通信規約に基づく通信形態の通信データを
生成し(S107)、生成した通信データを第1通信ド
ライバ101aに渡す(S108)。
【0033】第1通信ドライバ101aでは、通信デー
タを受け付け(S109)、第1通信部12aを制御し
て第1制御ネットワーク20a上の第1PLC30aへ
送信する(S110)。
【0034】なお第1PLC30aから送信される返答
の受信は、上記の処理を逆にしたものであり、第1PL
C30aから通信データの返答として入力された値を第
1通信部12aにより受信し、通信制御ドライバ101
a、第1通信プロトコル102a、及び通信制御プログ
ラム104の順で処理を行い、その結果をアプリケーシ
ョン103に渡すことによりなされる。
【0035】前記実施の形態では内蔵するハードディス
クに変換テーブルを記録する形態を示したが、本発明は
これに限らず、通信ネットワークを介して接続される外
部のデータベースでもよく、また内蔵するRAMにテー
ブルを読み込み処理速度を速めるようにしてもよい。
【0036】このように変換テーブルにより、アプリケ
ーションからの通信要求を示す論理アドレスを夫々のP
LCに対応する通信コードに変換することにより、異な
る種類のPLCとの通信を可能にし、また新たな制御ネ
ットワークを構築する場合でも、変換テーブルを修正す
るだけでよい。
【0037】実施の形態2.図5は本発明の実施の形態
2における通信制御装置で実行される通信用のソフトウ
エアと通信に用いられるハードウエアとの関係を示す概
念図である。実施の形態2は、実施の形態1において、
通信に関連するPLCの種類、デバイス名称、及びデバ
イスコード等の情報を記録したデータベースとしてデバ
イス情報変換テーブル202をハードディスク15内の
領域に確保し、通信要求に設定される引き数を、論理ア
ドレスではなくレコード番号とした構成である。
【0038】このような構成により、アプリケーション
103はレコード番号(名称情報)を引き数に設定した
通信要求を通信管理ソフトウエア104に渡し、通信管
理ソフトウエア104では、デバイス情報変換テーブル
202に基づいて、レコード番号を種類コード及びデバ
イスコードに変換する。これによりアプリケーション1
03はレコード番号だけで、各PLCに監視及び操作等
の処理を行わせることができる。
【0039】またハードディスク15のデバイス情報変
換テーブル202へのアクセスが処理時間の遅延を招く
場合には、デバイス情報変換テーブル202をRAM1
3に記憶させてもよい。ただしこの場合、RAM13に
記憶させたデバイス情報変換テーブル202に書き換え
が発生した場合には、都度ハードディスク15に記録さ
れているデバイス情報変換テーブル202も書き換えな
ければならない。なお実施の形態1に対応する構成要素
については同一番号を付し、その説明を省略する。
【0040】実施の形態3.図6は本発明の実施の形態
3における通信制御装置で実行される通信用のソフトウ
エアと通信に用いられるハードウエアとの関係を示す概
念図である。実施の形態3では、実施の形態2において
ハードディスク15内に、特定の引き数を各PLCから
の通信結果を示す所定の値に対応させた所定値テーブル
203を記録し、該所定値テーブル203により通信制
御装置の動作テストを行えるようにした構成である。
【0041】図7は所定値テーブル203の記録内容を
示す概念図である。所定値テーブル203には、アプリ
ケーション103の実行により発生するレコード番号に
対応させて、所定値の有無及び所定値がレコード番号単
位のレコードとして記録されている。なお実施の形態1
に対応する構成要素については、同一番号を付し、その
説明を省略する。
【0042】次に本発明の実施の形態3における通信制
御装置10のCPU11の処理を図8に示すフローチャ
ートを用いて説明する。アプリケーション103の実行
によりレコード番号を引き数とする通信要求が発生する
(S301)。
【0043】そして通信管理ソフトウエア104は、発
生した通信要求を受け付け(S302)、所定値テーブ
ル203を参照し、通信要求が示すレコード番号に対応
するレコードにおいて所定値の有無の項目が”有”であ
るか否かを判別し(S303)、”有”であると判別し
た場合(S303:Y)、レコード番号を対応する所定
値に変換する(S304)。
【0044】変換した所定値を、通信要求に対する返答
としてPLCから出力された値として認識する処理を行
い(S305)、アプリケーション103に渡す(S3
06)。
【0045】なおステップS303において、”有”で
ないと判別した場合は、図4に示すステップS103以
降の処理と同様であるので、説明を省略する。
【0046】このように実施の形態3は特定の通信要求
に対しては、実際に通信を行わずに、仮の値をアプリケ
ーションに渡すことにより、実際にPLCを接続してい
ない場合でも、PLCが存在するかのように通信制御装
置に処理をさせることができるので、例えば新たな種類
のPLCを増設する場合の各種の試験を、容易に行うこ
とができる。
【0047】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明に係る通信制御
装置、計測制御システム、及び記録媒体においては、ア
プリケーションプログラムから一種類の名称情報で設定
された通信要求を、異なる種類のプログラマブルロジッ
クコントローラ(PLC)のアドレスに基づく制御信号
に変換する変換テーブルを用いて変換し、さらにいずれ
の種類のPLCに対応するかを識別することにより、一
台の通信制御装置で、通信規約が異なる複数の制御ネッ
トワークに接続された異なる種類のPLCとの通信をす
ることができるので、設備費用を削減することが可能で
あり、またPLCの監視及び操作等の処理を行うアプリ
ケーションプログラムは、いずれの種類のPLCに対し
ても一種類の名称情報で設定された命令で処理を行うこ
とができるので、夫々の種類のPLCに対応させて開発
する必要がないため効率的に開発を進めることが可能で
あり、またそれに伴い開発費用を削減することが可能で
ある等、優れた効果を奏する。
【0048】さらに本発明の通信制御装置では、特定の
名称情報を所定の値に変換してPLCから入力された値
として認識することにより、PLCが接続されていない
環境においても、各種の試験を容易に行うことができる
ので、効率的に開発を進めることが可能であり、またそ
れに伴い開発費用を削減することが可能である等、優れ
た効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に実施の形態1における計測制御シス
テム及び通信制御装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の実施の形態1における通信制御装置
で実行される通信用のソフトウエアと通信に用いられる
ハードウエアとの関係を示す概念図である。
【図3】 変換テーブルの記録内容を示す概念図であ
る。
【図4】 本発明の実施の形態1における通信制御装置
のCPUの処理を示すフローチャートである。
【図5】 本発明の実施の形態2における通信制御装置
で実行される通信用のソフトウエアと通信に用いられる
ハードウエアとの関係を示す概念図である。
【図6】 本発明の実施の形態3における通信制御装置
で実行される通信用のソフトウエアと通信に用いられる
ハードウエアとの関係を示す概念図である。
【図7】 所定値テーブルの記録内容を示す概念図であ
る。
【図8】 本発明の実施の形態3における通信制御装置
のCPUの処理を示すフローチャートである。
【図9】 従来の計測制御システム及び通信制御装置の
構成を示すブロック図である。
【図10】 従来の計測制御システムにおいて複数種類
のプログラマブルロジックコントローラを用いた場合の
システム構成を示すブロック図である。
【図11】 プログラマブルロジックコントローラの構
成例を示すラダー図である。
【符号の説明】
10 通信制御装置(サーバコンピュータ)、11 C
PU、12,12a,12b,12c 通信部、13
RAM、14 補助記憶手段、15 ハードディスク、
16 入力手段、17 出力手段、20,20a,20
b,20c 制御ネットワーク、30,30a,30
b,30c プログラマブルロジックコントローラ、4
0 記録媒体、101,101a,101b,101c
通信制御ドライバソフトウエア、102,102a,
102b,102c 通信プロトコルソフトウエア、1
03 アプリケーションソフトウエア、104 通信管
理ソフトウエア、201 変換テーブル、202 デバ
イス情報変換テーブル、203 所定値テーブル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H220 BB05 CC09 CX09 EE10 HH04 JJ17 JJ29 JJ59 5K033 AA04 BA08 CB02 CB14 DA01 DB12 DB14 DB16 EC04 5K034 AA10 CC01 CC06 DD02 FF01 FF04 GG04 HH04 HH06 HH61 HH63 KK21 NN04 9A001 BB04 CC02 CC06 JJ12 KK56

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる通信規約に基づく複数の通信手段
    と、複数のプログラマブルロジックコントローラの動作
    の状態を示すデータを入出力する位置を示すコードに固
    有の名称情報が割り当てられた変換テーブルと、該変換
    テーブルに基づいて前記名称情報を通信すべきプログラ
    マブルロジックコントローラの種類を表す情報及び前記
    コードへ変換する手段と、該手段による変換結果からプ
    ログラマブルロジックコントローラとの通信に使用する
    通信手段を識別する手段と、変換した前記コードを前記
    通信手段が必要とする様式のデータにして出力する手段
    とを備えることを特徴とする通信制御装置。
  2. 【請求項2】 前記変換テーブルの名称情報は、前記情
    報及びコードに対応付けられたレコード番号であること
    を特徴とする請求項1記載の通信制御装置。
  3. 【請求項3】 特定の名称情報に対応付けられた所定の
    値を記録している所定値テーブルと、前記情報及びコー
    ドに変換すべき名称情報が特定の名称情報である場合
    に、所定値テーブルに基づいて名称情報を所定の値に変
    換する手段と、変換された所定の値をプログラマブルロ
    ジックコントローラから入力された値として認識する手
    段とを備えることを特徴とする請求項1又は請求項2記
    載の通信制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    の制御装置と、該制御装置と通信する複数種類のプログ
    ラマブルロジックコントローラとを備え、前記制御装置
    及び夫々の種類のプログラマブルロジックコントローラ
    を夫々の種類に対応する通信規約に基づく複数の制御ネ
    ットワークにより接続してなることを特徴とする計測制
    御システム。
  5. 【請求項5】 コンピュータに、複数のプログラマブル
    ロジックコントローラの動作の状態を示すデータを入出
    力する位置を示すコードに固有の名称情報が割り当てら
    れた変換テーブルに基づいて、前記名称情報を通信すべ
    きプログラマブルロジックコントローラの種類を表す情
    報及び前記コードへ変換させるプログラムコード手段
    と、コンピュータに、変換したコードを出力すべく、変
    換した情報及びコードからプログラマブルロジックコン
    トローラとの通信に使用する通信手段を識別させるプロ
    グラムコード手段とを含むコンピュータプログラムを記
    録してあることを特徴とするコンピュータでの読み取り
    が可能な記録媒体。
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