JP2000340093A - 回路遮断器の過電流引外し装置 - Google Patents

回路遮断器の過電流引外し装置

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JP2000340093A
JP2000340093A JP11144436A JP14443699A JP2000340093A JP 2000340093 A JP2000340093 A JP 2000340093A JP 11144436 A JP11144436 A JP 11144436A JP 14443699 A JP14443699 A JP 14443699A JP 2000340093 A JP2000340093 A JP 2000340093A
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Katsunori Kuboyama
勝典 久保山
Naoji Uchida
直司 内田
Isamu Nagahiro
永廣  勇
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    • H01H71/2409Electromagnetic mechanisms combined with an electromagnetic current limiting mechanism
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H73/00Protective overload circuit-breaking switches in which excess current opens the contacts by automatic release of mechanical energy stored by previous operation of a hand reset mechanism
    • H01H73/02Details
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Abstract

(57)【要約】 【課題】大電流通流時に開閉機構の引外し動作に先立
ち、電磁石により可動接触子を開離駆動する回路遮断器
の過電流引外し装置において、可動接触子の開離動作時
間の短縮を図る。 【解決手段】可動接触子4を保持する可動接触子ホルダ
6を直線移動自在に貫通して可動接触子4と接する押し
棒27を設け、過電流引外し装置12の電磁石18を押
し棒27の上方に、かつその可動鉄心21を押し棒27
の移動方向に直線的に吸引するように配置する。通電路
に短絡電流のような大電流が流れた際には可動鉄心21
が吸引され、この可動鉄心21は押し棒21を介して可
動接触子4を押動して急速開離させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、短絡電流を検出
して開閉機構を引外し動作させる過電流引外し装置を備
えるとともに、この過電流引外し装置は前記開閉機構の
引外し動作による可動接触子の開離に先立って可動接触
子を開離させる回路遮断器に関する。
【0002】
【従来の技術】図7はこの種の従来の回路遮断器を示す
ON状態の縦断面図である。図7において、モールドケ
ース1内に、互いに対向する前後一対の固定接触子2及
び3と、これらの間を橋絡する可動接触子4とからなる
各相通電路が構成され、固定接触子2の端部には、電源
側端子5が一体形成されている。可動接触子4は絶縁物
の可動接触子ホルダ6に、図7の上下方向に直線移動自
在に保持され、また可動接触子ホルダ6は同じく直線移
動自在にモールドケース1に案内されている。そして、
可動接触子4はモールドケース底部との間に挿入された
圧縮コイルばねからなる接触スプリング7により固定接
触子2,3に押圧され、可動・固定接点を介して固定接
触子2,3に接触している。
【0003】固定接触子2の図7の上方には開閉機構8
が設置され、回転軸9を支点に回動する開閉レバー10
の先端が可動接触子ホルダ6の上面に対向している。図
示ON状態から開閉機構8の開閉ハンドル11を操作す
ると、開閉レバー10が図7の時計方向に回動し、可動
接触子ホルダ6を接触スプリング7に抗して押し下げ
る。これにより、可動接触子4は固定接触子2,3から
開離し、通電路が開かれる。
【0004】一方、固定接触子3の上方には、図示しな
いバイメタルと電磁石とからなる熱動・電磁式の過電流
引外し装置12が設置されている。過電流引外し装置1
2は一端が固定接触子3に接続され、他端には負荷側端
子13に接続されていて、通電路を流れる電流が過負荷
状態になるとバイメタルの湾曲により、また通電路を短
絡電流のような大電流が流れた場合は電磁石の可動鉄心
を瞬時に吸引して開閉機構8の鎖錠を引き外し、図示し
ない開閉スプリングの蓄勢力により開閉レバー10を回
動させて可動接触子4を開離させる。
【0005】その際、特に大電流が流れた場合には、開
閉機構8の引外し動作を待たずに前記可動鉄心により可
動接触子ホルダ6を下向きに駆動して可動接触子4を開
離させる。電流が遮断されて可動鉄心に対する吸引力が
消滅すると、可動接触子4は接触スプリング7の力を受
けて上昇しようとするが、その時点では開閉レバー10
の回動が完了しており、可動接触子4は開離位置に保持
される。なお、大電流遮断時には可動・固定接点間にア
ークが発生する。このアークは固定接触子2及び3の下
方にそれぞれ設置された消弧室14及び15に導かれて
消弧されるが、その際に電流を可動接触子4から転流さ
せるために、消弧室14,15間に跨がるように転流板
16が設置されている。
【0006】ところで、上記した過電流引外し装置12
として、特開平6−52782号公報に記載されたもの
がある。図8はこれを改めて示したものである。図8に
おいて、過電流引外し装置12はバイメタル17と電磁
石18とからなり、バイメタル17にはヒータ19が巻
かれ、電磁石18は電磁コイル20の内側に可動鉄心2
1を備えている。ヒータ19の一端は図示しない固定接
触子に接続され、他端はバイメタル17の上端部17a
に接続されている。一方、バイメタル17は下端部にお
いてバイメタル支え22に支持されるとともに、これに
電気的に接続されている。
【0007】また、図8では見えないが、バイメタル支
え22は電磁コイル20の下端部に接続され、電磁コイ
ル20の上端部20aは端子23に接続されている。電
磁コイル20はコイル支持体24に支持されているが、
コイル支持体24には先端部25aがバイメタル22の
幅方向に伸長するレバー25が軸26を支点に回動自在
に取り付けられ、レバー25の図8では見えない他端部
は可動鉄心21の下端部に連結されている。図示しない
が、端子23の可動鉄心21の上端面との対向面には固
定鉄心が接合されるとともに、可動鉄心21は固定鉄心
との間に挿入された復帰ばねにより下向きに付勢されて
いる。
【0008】この過電流引外し装置12における通電経
路は、ヒータ19→バイメタル17→バイメタル支え2
2→電磁コイル20→端子23の順となるが、この通電
経路を短絡電流のような大電流が流れると、可動鉄心2
1は固定鉄心に向かって上向きに吸引され、同時にレバ
ー25を矢印方向に回動させる。これに伴い、図示しな
い開閉機構が引き外されて可動接触子の開離が行われる
が、それに先立ってレバー25は図示しない可動接触子
ホルダを押し下げ、可動接触子を開離させる。この可動
接触子は電流遮断により可動鉄心に対する吸引力が失わ
れた後は引外し動作を行った開閉機構により引続き開離
状態に保持される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した従
来の過電流引外し装置12には次のような問題がある。 (1)可動鉄心21の吸引によりレバー25を回動させ
て可動接触子ホルダを押し下げ、可動接触子を開離させ
るようにしているが、可動鉄心21とレバー25との連
結部やレバー25の回動支点部分は機械的な弛みが避け
られないため、可動鉄心21の直線運動とレバー25の
回転運動との間に時間遅れが生じ、その分、動作時間が
長くなる。 (2)レバー25の先端部25aがバイメタル17に隣
接しているため、ヒータ19の定格を拡大するための厚
みの増大に制限が生じる。 (3)レバー25により可動接触子ホルダを押し下げて
可動接触子を開離させているが、可動接触子ホルダの質
量が大きく、可動接触子の開離速度を十分に上げること
が困難である。そこで、この発明の課題は、上記問題を
解消し、回路遮断器の遮断性能の向上を図るとともに、
定格の拡大を容易にすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明の過電流引外し装置は、互いに対向する前
後一対の固定接触子と、直線移動自在にケースに案内さ
れた絶縁物のホルダと、このホルダに直線移動自在に保
持され、接触スプリングに押圧されて前記固定接触子間
を橋絡する可動接触子と、この可動接触子を開閉動作さ
せる開閉機構と、前記固定・可動接触子からなる通電路
を流れる過電流をバイメタル及び電磁石によりそれぞれ
検出し、前記開閉機構を引外し動作させて前記可動接触
子を開離させる過電流引外し装置とを備えるとともに、
前記過電流引外し装置は前記通電路に短絡電流が流れた
際に吸引する前記電磁石の可動鉄心により、前記開閉機
構の引外し動作に先立って前記可動接触子を開離方向に
駆動する回路遮断器において、前記ホルダを直線移動自
在に貫通して前記可動接触子と接する押し棒を設けると
ともに、前記過電流引外し装置の電磁石を前記押し棒の
上方に、かつその可動鉄心を前記押し棒の移動方向に直
線的に吸引するように配置し、前記通電路に短絡電流が
流れた際には吸引される前記可動鉄心により前記押し棒
を介して前記可動接触子を開離方向に駆動するようにす
るものである(請求項1)。
【0011】このような請求項1に係る発明によれば、
可動鉄心の直線的な動きを運動方向を変えることなく押
し棒を介して可動接触子に伝えるので、運動変換に伴う
時間遅れが発生せず、また可動接触子ホルダを貫通する
押し棒により可動接触子ホルダを介することなく可動接
触子を駆動するので、可動鉄心の吸引後、早期にかつ高
速で可動接触子を開離させることができる。一方、過電
流引外し装置の電磁石は可動接触子ホルダを貫通する押
し棒の上方に配置されるため、バイメタルとの間に距離
を置くことができ、従ってバイメタルに巻かれるヒータ
の厚みに制約を与えることがない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図6に基づいて、こ
の発明の実施の形態を説明する。なお、従来例と対応す
る部分には同一の符号を用い、また従来例と実質的に同
一構成部分については説明を省略するものとする。ま
ず、図1は3極回路遮断器のON状態を示す縦断面図
で、図1において、モールドケース1の中段には、3極
平行に前後一対の固定接触子2及び3が固定され、その
下面にはそれらの間を橋絡する可動接触子4が圧縮コイ
ルばねからなる接触ばね7により押圧されている。固定
接触子2,3と可動接触子4の互いの接触部には固定接
点及び可動接点がそれぞれ接合されている。
【0013】モールドケース1の図の右端には負荷側端
子13が設けられ、この端子13は後述するように過電
流引外し装置12を介して固定接触子3と接続されてい
る。また、左端には電源側端子5が固定接触子2と一体
に設けられている。可動接触子4は、3極一体に形成さ
れた絶縁物(樹脂)からなる可動接触子ホルダ6に上下
に直線移動自在に案内保持され、可動接触子ホルダ6を
上下に直線移動自在に貫通するように設けられた押し棒
27の先端が可動接触子4の上面に突き当たっている。
【0014】図4に可動接触子部の分解斜視図を示す。
各極の可動接触子部は左右一対の脚部6aを有する門形
の可動接触子ホルダ6、可動接触子4及び接触スプリン
グ7からなり、樹脂成形された各極の可動接触子ホルダ
6は互いに連結されて3極一体に形成され、極間にはバ
リア34が設けられている。ホルダ脚部6aの互いに対
向する内側面には、前後縁に低い立ち上げ部を有する溝
6bが形成されている。一方、可動接触子4の中央部の
両側には突部4aが形成され、可動接触子ホルダ6の両
脚部6a間に挿入された可動接触子4は突部4aが溝6
bに緩く嵌合して前後方向に抜け止めされ、可動接触子
ホルダ6に対して上下に直線移動自在に保持される。バ
リア34の上部には肉厚の大きい操作部34aが形成さ
れ、可動接触子ホルダ6はバリア34の操作部34aを
介して、中央極部分に位置する二股状の開閉レバー10
(図1)により押動操作される。
【0015】再び図1において、過負荷電流検出装置1
2は、下端部が導電板からなるバイメタル支え22によ
り直立に片持ち支持された短冊形のバイメタル17を備
え、その周囲にらせん状に巻かれた帯材からなるヒータ
19の下端部は固定接触子3に接合され、上端部はバイ
メタル17に接合されている。また、過電流引外し装置
12は押し棒27の上方に配置された電磁石18を備
え、そのコ字状のヨーク28の内側に、中空円筒状のボ
ビン29に巻かれた電磁コイル20が収容され、ヨーク
28に一体形成(図5参照)あるいは接合された(図6
参照)固定鉄心30と対向して、ボビン29内に段付円
柱状の可動鉄心21が摺動自在に挿入されるとともに、
固定鉄心30と可動鉄心21との間には圧縮コイルばね
からなる復帰ばね31が介装されている。また、押し棒
27はヨーク28及び固定鉄心30を貫通して、可動鉄
心21に対向している。可動鉄心21は電磁コイル20
が励磁されると、固定鉄心30に向かって押し棒27の
移動方向に吸引される。
【0016】可動接触子4の前後には、複数枚の磁性板
32が間隔を介して積層配置された消弧室14及び15
がそれぞれ配置され、かつモールドケース1の底部に
は、消弧室14,15に渡るように、導電性の帯材から
なる転流板16が設置されている。可動接触子4は開閉
機構8の開閉動作及び引外し動作により、開閉駆動及び
開離駆動される。開閉機構8の内部構成は示していない
が、開閉ハンドル11の開閉操作により、回転軸9を中
心に回動する開閉レバー10を有し、この開閉レバー1
0は過電流引外し装置12の作動により図示しないリン
ク機構を介して開閉機構8の鎖錠が外されると、図示し
ない主スプリングに蓄勢されたエネルギの放出により時
計方向に回転駆動される。
【0017】このような回路遮断器において、図1のO
N状態で可動接触子4は位置4Aにあり、電流は電源側
端子5→固定接触子2→可動接触子4→固定接触子3→
ヒータ19→バイメタル17→バイメタル支え22→電
磁コイル20→負荷側端子13の経路で流れる。いま、
短絡電流(例えば数百A)が流れると、図7に示すよう
に電磁石18の可動鉄心21が吸引される一方、その動
きを図示しないリンク機構により伝達された開閉機構8
は鎖錠が外れて引外し動作を開始する。可動鉄心21が
吸引されると、それと同時に可動接触子4は押し棒27
により突かれ、開閉機構8の引外し動作による開離に先
立って図2の4Bの位置まで開離駆動される。その際、
固定・可動接点間にはアーク33が発生し、この時点で
はこのアーク33を介して流れる電流により電磁コイル
20は励磁された状態にあり、可動鉄心21に押された
可動接触子4は4Bの位置に留まっている。
【0018】次いで、開閉機構8の引外し動作により、
開閉レバー10は時計方向に回動し、可動接触子4を図
2の位置4Bから図3の位置4Cまで押し下げる。この
段階で、固定・可動接点間にあったアーク33は、固定
接点側の足がそれぞれ固定接触子2及び3と一体のアー
クランナ2a及び3aに移動する一方、可動接点側の足
は転流板16上に移動し、短絡電流は可動接触子4から
転流板16に転流する。その間、アーク33は伸長され
るとともに電磁力により消弧室14,15に引き込ま
れ、ここで分断・冷却されて急速に消弧される。これに
より、電流遮断が完了し、電磁コイル20を流れる電流
は消滅して、可動鉄心21は復帰ばね31の作用で図3
に示すように待機位置に復帰する。なお、定格電流の例
えば8倍程度までの過負荷電流が流れた場合は、ヒータ
19が生じる熱でバイメタル17が湾曲し、その動きを
図示しないリンク機構を介して伝達された開閉機構8が
引外し動作を開始して、可動接触子4は位置4Cまで開
離駆動される。
【0019】上述した実施の形態において、可動鉄心2
1は直線的な動きを運動方向を変えることなく押し棒2
7を介して可動接触子4に伝えるので、直線運動を回転
運動に変換することに伴う時間遅れが発生しない。ま
た、可動鉄心21は可動接触子ホルダ6を貫通する押し
棒27により、質量の大きい可動接触子ホルダ6を介す
ることなく可動接触子4を直に駆動するので、可動鉄心
21の吸引後、早期にかつ高速で可動接触子21を開離
させることができる。一方、過電流引外し装置12の電
磁石18は可動接触子ホルダ6を貫通する押し棒27の
上方に配置されるため、バイメタル17との間に距離を
置くことができ、従ってバイメタル17に巻かれるヒー
タ19の厚みに制約を与えることがない。なお、過電流
引外し装置12において、電流経路を固定接触子3→電
磁コイル20→ヒータ19→バイメタル17→バイメタ
ル支え22→負荷側端子13の経路で流れるようにして
もよい。
【0020】
【発明の効果】以上の通り、この発明によれば、可動鉄
心の直線的な動きを運動方向を変えることなく可動接触
子に伝えるので、運動変換に伴う時間遅れが発生せず、
また可動接触子ホルダを貫通する押し棒により可動接触
子ホルダを介することなく可動接触子を駆動するので運
動質量が低減し、可動鉄心の吸引後、早期にかつ高速で
可動接触子を開離させて遮断性能を向上させることがで
きる。更に、過電流引外し装置の電磁石は可動接触子ホ
ルダを貫通する押し棒の上方に配置されるため、バイメ
タルとの間に距離を置くことができ、バイメタルに巻か
れるヒータの厚みが電磁石により制約されることがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示す回路遮断器のON
状態の縦断面図である。
【図2】図1における過電流引外し装置の電磁石が動作
した状態を示す図である。
【図3】図2における開閉機構が引外し動作した状態を
示す図である。
【図4】図1における可動接触子ホルダ部分の分解斜視
図である。
【図5】図1における電磁石のヨーク部分を示す一部分
を断面にした側面図である。
【図6】図1における電磁石のヨーク部分の異なる実施
の形態を示す一部分を断面にした側面図である。
【図7】従来例を示す回路遮断器の縦断面図である。
【図8】従来の過電流引外し装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 モールドケース 2 固定接触子 3 固定接触子 4 可動接触子 5 負荷側端子 6 可動接触子ホルダ 7 接触スプリング 8 開閉機構 9 回転軸 10 開閉レバー 11 開閉ハンドル 12 過電流引外し装置 13 電源側端子 14 消弧室 15 消弧室 16 転流板 17 バイメタル 18 電磁石 19 ヒータ 20 電磁コイル 21 可動鉄心 22 バイメタル支え
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永廣 勇 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 Fターム(参考) 5G030 AA09 BA02 BA05 DA02 FA02 FA13 FB03 FC02 FC08 FC17 XX00

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに対向する前後一対の固定接触子と、
    直線移動自在にケースに案内された絶縁物のホルダと、
    このホルダに直線移動自在に保持され、接触スプリング
    に押圧されて前記固定接触子間を橋絡する可動接触子
    と、この可動接触子を開閉動作させる開閉機構と、前記
    固定・可動接触子からなる通電路を流れる過電流をバイ
    メタル及び電磁石によりそれぞれ検出し、前記開閉機構
    を引外し動作させて前記可動接触子を開離させる過電流
    引外し装置とを備えるとともに、前記過電流引外し装置
    は前記通電路に短絡電流が流れた際に吸引する前記電磁
    石の可動鉄心により、前記開閉機構の引外し動作に先立
    って前記可動接触子を開離方向に駆動する回路遮断器に
    おいて、 前記ホルダを直線移動自在に貫通して前記可動接触子と
    接する押し棒を設けるとともに、前記過電流引外し装置
    の電磁石を前記押し棒の上方に、かつその可動鉄心を前
    記押し棒の移動方向に直線的に吸引するように配置し、
    前記通電路に短絡電流が流れた際には吸引される前記可
    動鉄心により前記押し棒を介して前記可動接触子を開離
    方向に駆動するようにしたことを特徴とする回路遮断器
    の過電流引外し装置。
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KR101750187B1 (ko) * 2013-03-14 2017-06-22 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 회로 차단기

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